JP6052697B1 - 単語学習システムおよび単語学習プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】外国語の単語およびその訳語を学習するための単語学習システムおよび単語学習プログラムにおいて、学習結果を適切にフィードバックすることで確実に習得度が低い順に学習できるようにする。【解決手段】学習すべき外国語の複数の単語およびその訳語を記憶する記憶部2と、外国語の単語または訳語を表示する表示部3と、外国語の単語またはその訳語に対する回答をユーザーが入力するための入力手段4と、システム全体を制御する制御部5とを備え、制御部5は、ある単語またはその訳語について、過去から現在までの誤答率、過去直近の回答時から現在までの学習間隔、今回の回答時間の内の何れか二つ以上を用いて評価値を算出し、その評価値の大きさに基づいて出題順を決定する。【選択図】図2

Description

本発明は、外国語の単語およびその訳語を学習するための単語学習システムおよび単語学習プログラムに係り、特に、学習結果を適切にフィードバックすることで確実に習得度が低い順に学習できるようにした単語学習システムおよび単語学習プログラムに関する。
外国語の単語(英単語)およびその訳語(日本語訳)を学習するための単語学習システムとして、種々の発明が提案されている。
例えば、特許文献1には、複数の英単語をランダムに繰り返してテストし、テストの結果、2回連続して正解した英単語を出題リストから外すようにした英単語学習装置が開示されている。この英単語学習装置によれば、学習者が2回連続した英単語は記憶した英単語であると考えられるため以降出題されず、最初だけ正解で次回は不正解の英単語および最初から不正解の英単語のみが、記憶していない英単語であるとして、以降もランダムに出題されるので、学習すべき複数の英単語の中から覚えていない英単語のみを効率よく学習できる。
また、特許文献2には、ディスプレイに順々に表示される問題を学習者が解答し、その正誤に基づいて、問題を習得状態にある問題と未習得状態にある問題とに分け、未習得状態の問題について、複数の未習得レベルに分けてそのレベルに応じた出題周期でディスプレイに表示するようにし、ある問題に対して連続して正解したとき未習得レベルのレベルを一つだけ上げるようにした学習装置が開示されている。この学習装置においても、未習得状態の問題について、その未習得レベルに応じた出題周期で学習できるので、効率よく学習できる。
特開平8−179683号公報 特開2004−272280号公報
ところで、上述した従来の英単語学習装置(特許文献1)或いは学習装置(特許文献2)においては、正解が2回連続したことによって、英単語を記憶した或いは問題に対する習得度がアップしたと判断している。しかし乍ら、記憶や習得度を判断するためのパラメータとして、連続正解のみを用いたシステムには、以下の如き改善の余地が残されている。
例えば、ある英単語について、2回連続して正解したとしても、その後、長期間経過した後(例えば30日後)に再び学習する場合、忘れている可能性がある。このため、過去に2回連続して正解した英単語を出題リストから外してしまうと、2回目の正解の時刻から長期間経過した英単語について学習する機会が失われてしまい、忘れている可能性のある英単語を学習できない。また、過去に2回連続して正解した問題の未習得レベルを一つ上げて出題周期を長くすると、2回目の正解の時刻から長期間経過した後に再び学習する場合、忘れてしまった可能性のある問題について出題周期が長くなってしまい、効率よく学習できない。従って、学習間隔を考慮して、出題の順番を定めるシステムが望まれる。
また、ある英単語(問題)が出題された場合、短時間で回答した場合と回答に時間が掛かった場合とでは、双方とも結果として正解であっても、習得度に差があると判断することが妥当である。すなわち、学習者にとって、習得度が高い英単語が出題された場合、短時間で回答できるが、習得度が低いうろ覚えの英単語が出題された場合、迷いながらの回答となるので回答時間が長くなる。従って、各英単語について、回答時間を考慮して習得度を判断し、出題の順番を定めるシステムが望まれる。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、複数の外国語の単語およびその訳語を学習するための単語学習システムおよび単語学習プログラムにおいて、学習結果を適切にフィードバックすることで確実に習得度が低い順に学習できるようにした単語学習システムおよび単語学習プログラムを提供することにある。
上記目的を達成すべく創案された本発明によれば、学習すべき外国語の複数の単語および各単語の訳語を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された外国語の単語またはその訳語を表示する表示部と、表示部に表示された外国語の単語またはその訳語に対する回答をユーザーが入力するための入力手段と、システム全体を制御する制御部とを備えた単語学習システムであって、制御部は、入力手段により或る単語またはその訳語に対する回答が入力されたとき、その単語または訳語の過去から現在までの誤答率、その単語または訳語の過去直近の回答時から現在までの学習間隔、その単語または訳語の今回の回答時の回答時間、の内の何れか二つ以上を算出し、算出された誤答率、学習間隔、回答時間の内の何れか二つ以上について、夫々の単語または訳語ごとに大きさの順に順位付けし、その順位の数に、誤答率、学習間隔、回答時間ごとに夫々異なった或いは同じ重み係数を乗じてそれらを加算した数値をその単語または訳語の評価値とし、評価値の小さい順に学習すべき単語または訳語を並べ替え、その順番で単語または訳語を表示部に表示する機能を有する、ことを特徴とする単語学習システムが提供される。
また、本発明によれば、学習すべき外国語の複数の単語および各単語の訳語を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された外国語の単語またはその訳語を表示する表示部と、表示部に表示された外国語の単語またはその訳語に対する回答をユーザーが入力するための入力手段と、システム全体を制御する制御部とを備えた単語学習システムであって、制御部は、入力手段により或る単語またはその訳語に対する回答が入力されたとき、その単語または訳語の過去から現在までの誤答率、その単語または訳語の過去直近の回答時から現在までの学習間隔、その単語または訳語の今回の回答時の回答時間、の内の何れか二つ以上を算出し、算出された誤答率、学習間隔、回答時間の内の何れか二つ以上について、夫々の単語または訳語ごとに全体に対する割合を求め、その割合に、誤答率、学習間隔、回答時間ごとに夫々異なった或いは同じ重み係数を乗じてそれらを加算した数値をその単語または訳語の評価値とし、評価値の大きい順に学習すべき単語または訳語を並べ替え、その順番で単語または訳語を表示部に表示する機能を有する、ことを特徴とする単語学習システムが提供される。
本発明に係る単語学習システムにおいては、誤答率の重み係数が学習間隔の重み係数より大きく、学習間隔の重み係数が回答時間の重み係数より大きく設定されていてもよい。
本発明に係る単語学習システムにおいては、重み係数の数値を変更する手段を備えていてもよい。
また、本発明によれば、学習すべき外国語の複数の単語および各単語の訳語を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された外国語の単語またはその訳語を表示する表示部と、表示部に表示された外国語の単語またはその訳語に対する回答をユーザーが入力するための入力手段と、システム全体を制御する制御部と、を備えたコンピュータを用いて単語を学習する単語学習プログラムであって、制御部に、入力手段により或る単語または訳語に対する回答が入力されたとき、その単語または訳語の過去から現在までの誤答率、その単語または訳語の過去直近の回答時から現在までの学習間隔、その単語または訳語の今回の回答時の回答時間、の内の何れか二つ以上を算出するステップと、算出された誤答率、学習間隔、回答時間の内の何れか二つ以上について、夫々の単語または訳語ごとに大きさの順に順位付けし、その順位の数に、誤答率、学習間隔、回答時間ごとに夫々異なった或いは同じ重み係数を乗じてそれらを加算した数値をその単語または訳語の評価値とし、評価値の小さい順に学習すべき単語または訳語を並べ替え、その順番で単語または訳語を表示部に表示するステップとを実行させる、ことを特徴とするコンピュータに読み込み可能な単語学習プログラムが提供される。
また、本発明によれば、学習すべき外国語の複数の単語および各単語の訳語を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された外国語の単語またはその訳語を表示する表示部と、表示部に表示された外国語の単語またはその訳語に対する回答をユーザーが入力するための入力手段と、システム全体を制御する制御部と、を備えたコンピュータを用いて単語を学習する単語学習プログラムであって、制御部に、入力手段により或る単語または訳語に対する回答が入力されたとき、その単語または訳語の過去から現在までの誤答率、その単語または訳語の過去直近の回答時から現在までの学習間隔、その単語または訳語の今回の回答時の回答時間、の内の何れか二つ以上を算出するステップと、算出された誤答率、学習間隔、回答時間の内の何れか二つ以上について、夫々の単語または訳語ごとに全体に対する割合を求め、その割合に、誤答率、学習間隔、回答時間ごとに夫々異なった或いは同じ重み係数を乗じてそれらを加算した数値をその単語または訳語の評価値とし、評価値の大きい順に学習すべき単語または訳語を並べ替え、その順番で単語または訳語を表示部に表示するステップとを実行させる、ことを特徴とするコンピュータに読み込み可能な単語学習プログラムが提供される。
本発明に係る単語学習プログラムにおいては、誤答率の重み係数が学習間隔の重み係数より大きく、学習間隔の重み係数が回答時間の重み係数より大きく設定されていてもよい。
本発明に係る単語学習プログラムにおいては、制御部に、重み係数の数値を変更するステップを実行させる機能を有していてもよい。
本発明に係る単語学習システムおよび単語学習プログラムによれば、ある単語またはその訳語について、過去から現在までの誤答率、過去直近の回答時から現在までの学習間隔、今回の回答時間の内の何れか二つ以上を用いて評価値を算出し、その評価値の大きさに基づいて出題順を決定しているので、確実に習得度が低い順に学習できる。
本発明の一実施形態に係る「単語学習システム」の構成図である。 上記「単語学習システム」を用いた学習の流れを示す説明図である。 上記「単語学習システム」の出題順を定めるパラメータの説明図であり、(a)は「誤答率」、(b)は「学習間隔」、(c)は「回答時間」の説明図である。 上記「単語学習システム」を用いて学習した結果、評価値に基づいて単語の並替順位が変動する様子を示す説明図である。 本発明の変形例に係る「単語学習システム」の説明図であり、(a)は「割合」に「重み係数」を乗じる点を表した説明図、(b)は「割合」の内容を示す説明図である。 変形例に係る「単語学習システム」を用いて学習した結果、評価値に基づいて単語の並替順位が変動する様子を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。係る実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(単語学習システム1の概要)
図1に、本発明の一実施形態に係る単語学習システム1の構成を示す。本実施形態に係る単語学習システム1は、学習すべき外国語の複数の単語および各単語の訳語を記憶する記憶部(メモリ)2と、記憶部2に記憶された外国語の単語またはその訳語を表示する表示部(モニタ)3と、表示部3に表示された外国語の単語またはその訳語に対する回答をユーザー(学習者)が入力するための入力手段(キーボード)4と、システム全体を制御する制御部(CPU)5とを備えている。記憶部2、表示部3、入力手段4、制御部5は、所謂コンピュータから構成されていてもよいし、これらが一体的に構成されたハンディタイプの単語学習専用機(電子辞書や電子手帳の如きもの)であっても構わない。
制御部5は、入力手段4により或る単語またはその訳語に対する回答が入力されたとき、その単語または訳語の過去から現在までの誤答率、その単語または訳語の過去直近の回答時から現在までの学習間隔、その単語または訳語の今回の回答時の回答時間を算出し、算出された誤答率、学習間隔、回答時間について、夫々の単語または訳語ごとに大きさの順に順位付けし、その順位の数に、誤答率、学習間隔、回答時間ごとに夫々異なった重み係数を乗じてそれらを加算した数値をその単語または訳語の評価値とし、評価値の小さい順に学習すべき単語または訳語を並べ替え、その順番で単語または訳語を表示部に表示する機能を有する。
なお、制御部5は、上述した誤答率、学習間隔、回答時間の三つのパラメータに重み係数を乗じる際、少なくとも二つのパラメータに同じ重み係数を乗じて三つを加算したものを評価値とする機能を有していてもよい。また、制御部5は、上述した誤答率、学習間隔、回答時間の全てではなく、それらの内の何れか二つ(誤答率と学習間隔、学習間隔と回答時間、回答時間と誤答率)を算出し、算出された何れか二つについて、夫々の単語または訳語ごとに大きさの順に順位付けし、その順位の数に、誤答率、学習間隔、回答時間ごとに夫々異なった或いは同じ重み係数を乗じてそれらを加算し、その加算した数値をその単語または訳語の評価値とする機能を有するものであってもよい。
本実施形態に係る単語学習システム1を用いて学習すべき外国語の単語としては、一例として英単語が挙げられ、以下、英単語の場合を説明するが、英語以外の外国語の単語(例えば、中国語、ドイツ語、フランス語等)であっても構わない。また、訳語としては、一例として日本語訳が挙げられ、以下、日本語訳の場合を説明するが、日本語訳以外の訳語であっても構わない。例えば、中国語の単語に対する訳語として、英語訳、ドイツ語訳、フランス語訳等も考えられる。上述した記憶部2、表示部3、入力手段4、制御部5を備えたコンピュータまたはハンディタイプの単語学習専用機には、以下に説明する単語学習プログラムがインストールされている。
(単語学習プログラムの概要)
本発明の一実施形態に係る単語学習プログラムは、上述した記憶部2、表示部3、入力手段4、制御部5を備えたコンピュータまたはハンディタイプの単語学習専用機にインストールされ、コンピュータまた単語学習専用機に英単語を学習する機能を発揮させるプログラムである。この単語学習プログラムは、CD−ROMやUSBフラッシュメモリー等の記憶媒体に記録された状態で、或いはインターネット回線を介して、取引(譲渡)される。
本実施形態に係る単語学習プログラムは、制御部5に、入力手段4により或る英単語またはその日本語訳に対する回答が入力されたとき、その英単語または日本語訳の過去から現在までの誤答率、その英単語または日本語訳の過去直近の回答時から現在までの学習間隔、その英単語または日本語訳の今回の回答時の回答時間を算出するステップと、算出された誤答率、学習間隔、回答時間について、夫々の単語または日本語訳ごとに大きさの順に順位付けし、その順位の数に、誤答率、学習間隔、回答時間ごとに夫々異なった重み係数を乗じてそれらを加算した数値をその英単語または日本語訳の評価値とし、評価値の小さい順に学習すべき英単語または日本語訳を並べ替え、その順番で英単語または日本語訳を表示部に表示するステップと、を実行させる機能を有する。
なお、この単語学習プログラムは、上述した誤答率、学習間隔、回答時間の三つのパラメータに重み係数を乗じる際、少なくとも二つのパラメータに同じ重み係数を乗じて三つを加算したものを評価値とするステップを制御部に実行させるものでもよい。また、この単語学習プログラムは、上述した誤答率、学習間隔、回答時間の全てではなく、それらの内の何れか二つ(誤答率と学習間隔、学習間隔と回答時間、回答時間と誤答率)を算出し、算出された何れか二つについて、夫々の英単語または日本語訳ごとに大きさの順に順位付けし、その順位の数に、誤答率、学習間隔、回答時間ごとに夫々異なった或いは同じ重み係数を乗じてそれらを加算し、その加算した数値をその英単語または日本語訳の評価値とするステップを制御部に実行させるものであってもよい。
(学習手順)
以下、図2〜図4に基づき、本実施形態に係る「単語学習システム1」を用いた学習について説明する。図2に、本実施形態に係る単語学習プログラムがインストールされた単語学習システム1を用いた学習の流れを示す。
(入力)
図2に示すように、学習前の準備として、学習者は、先ず、学習すべき英単語およびその日本語訳を、記憶部2に記憶させる作業を行う。具体的には、単語学習プログラムに附属している単語集のデータ或いは別途入手した単語集のデータから学習者が必要な単語を入力手段4の各種ボタンで選択して記憶部2に移行するか、学習者が独自に必要な単語を入力手段4であるキーボードを用いて手動(マニュアル)で入力して記憶部2に記憶する。前者によれば、入力の煩雑さが軽減され、後者によれば、学習者の仕事や勉強や受験等の分野に応じた適切な単語を入力できるので、謂わばオーダーメイドの電子単語帳を構築できる。
(データベース)
上述の入力を行うと、記憶部2には、英単語およびその日本語訳のデータベースが構築される。データベースは、図2の上段に示すように、学習トレーニングのタイプ(和文タイピング、和英フラッシュ、英和フラッシュ)ごとに構築される。和文タイピング、和英フラッシュ、英和フラッシュによる学習について、以下に説明する。
(学習)
学習者は、図2の中段に示す、和文タイピング、和英フラッシュ、英和フラッシュを適宜選択して学習する。なお、これらを自動的に順番に切り換えて続けて学習するモードが設定されていてもよい。和文タイピングによる学習は次の通りである。(1)学習者が入力手段4の開始ボタン(スペースキー)を押す。(2)すると、表示部3に日本語訳が表示される。(3)それを見た学習者が英単語を入力手段(キーボード)4で入力(タイピング)し、入力手段4の回答ボタン(リターンキー)を押す。正誤は制御部5が判定する。
和英フラッシュによる学習は次の通りである。(1)学習者が入力手段4の開始ボタンを押す。(2)すると、表示部3に日本語訳が表示される。(3)それを見た学習者が日本語訳に対応する英単語を思い浮かべた後、入力手段4の回答ボタンを押す。(4)すると、解答として、日本語訳に対応する英単語が表示部3に表示される。正誤は学習者自身が判定する。(5)学習者は、正解なら表示部3の「Win」をクリックまたはタッチし、不正解なら表示部3の「Lose」をクリックまたはタッチする。
英和フラッシュによる学習は次の通りである。(1)学習者が入力手段4の開始ボタンを押す。(2)すると表示部3に英単語が表示される。(3)それを見た学習者がその日本語訳を思い浮かべた後、入力手段4の回答ボタンを押す。(4)すると、解答として、英単語に対応する日本語訳が表示部3に表示される。正誤は学習者自身が判定する。(5)学習者は、正解なら表示部3の「Win」をクリックまたはタッチし、不正解なら表示部3の「Lose」をクリックまたはタッチする。
(並び替え)
図2の下段に示すように、各学習トレーニング(和文タイピング、和英フラッシュ、英和フラッシュ)の学習結果は、夫々制御部5に送られる。制御部5は、学習結果をフィードバックすることで、各学習トレーニングのデータベースに配列されている英単語または日本語訳を、習得度が低い順に並び替える。この並び替えについて説明する。
例えば、和文タイピングにおいて、入力手段4により或る日本語訳に対する回答(英単語)が入力されたとき、制御部5は、その英単語の過去から現在までの誤答率(%)、その英単語の過去直近の回答時から現在までの学習間隔(sec)、その英単語の今回の回答時の回答時間(sec)を算出する。
次に、制御部5は、算出された誤答率(%)、学習間隔(sec)、回答時間(sec)について、夫々の英単語ごとに大きさの順に順位付けし、その「順位」の数に、誤答率、学習間隔、回答時間ごとに夫々異なった重み係数を乗じてそれらを加算した数値をその英単語の評価値とし、評価値の大きさに基づいて学習すべき英単語を並べ替え、記憶部2に記憶する。制御部5は、次回の学習時に、その順番で英単語を表示部3に表示する。
以上、和文タイピングにおける並び替えについて説明したが、和英フラッシュ、英和フラッシュについても、制御部5は、同様の並び替えを行う(図2の下段参照)。かかる並び替えのパラメータとなる、誤答率、学習間隔、回答時間について、図3を用いて説明する。
(誤答率)
図3(a)に示すように、本実施形態において、或る英単語に関する誤答率(%)は、(誤答数)/(正答数+誤答数)で定義される。或る英単語について、学習0回目の初期値は、50%であり、正答数1、誤答数1に設定されている。1回目の学習で正答すれば、正答数2、誤答数1で、誤答率は33%となり、同様に、2回目の学習で正答すれば、正答数3、誤答数1で、誤答率は25%となる。この場合、1回目、2回目と連続して正答し、全く誤答していないにも拘わらず誤答率が25%となってしまうが、ここでの誤答率は、その英単語の習得度に相関する数値であれば足りるので、問題ない。
(学習間隔)
図3(b)に示すように、本実施形態において、或る英単語に関する学習間隔(sec)は、その英単語について、過去直近の回答ボタンを押した時刻から今回回答ボタンを押した時刻までの時間(秒)で定義される。すなわち、或る英単語を学習している際、回答ボタンを押したときの時刻が、その英単語と関連付けて記憶部2に記憶される。そして、その英単語について、過去直近に記憶された時刻と今回の時刻とに基づいて、学習間隔(sec)が算出される。学習間隔は、秒(sec)で管理されるので、複数の英単語を同日に学習した場合であっても、夫々異なった数値となる。
(回答時間)
図3(c)に示すように、本実施形態において、或る英単語に関する回答時間(sec)は、その単語について、今回開始ボタンを押した時刻から今回回答ボタンを押した時刻までの時間(秒)で定義される。すなわち、或る英単語を学習している際、開始ボタンを押した時刻と回答ボタンを押したときの時刻とが、その英単語と関連付けて記憶部2に記憶される。そして、その英単語について、今回、開始ボタンを押した時刻と回答ボタンを押した時刻とに基づいて、回答時間(sec)が算出される。
(学習例)
図4に、本実施形態に係る単語学習システム1を用いて学習し、その学習結果に応じて次回学習する英単語の順番が変動する様子を示す。なお、図4においては、和文タイピングによる学習の例を示しているが、和英フラッシュ、英和フラッシュによる学習の場合も同様である。よって、以下、和文タイピングの学習例についてのみを説明し、和英フラッシュおよび英和フラッシュについては説明を省略する。
(入力時)
図4の上段に示すように、この和文タイピングの学習例においては、最初の入力時に、単語A〜単語Eの5つを記憶部2に入力した例を示す。入力する単語は、5つに限られず複数であればよい。誤答率の初期値は記述のように50%とし、学習間隔の初期値は30日分の秒数である2592000秒、回答時間の初期値は10秒とした。一般的な学習者であれば、学習間隔は最大でも30日程度、回答時間は最大でも10秒程度と考えられるからである。但し、これらの数値に限定されることはない。
また、誤答率の重み係数を6、学習間隔の重み係数を3、回答時間の重み係数を1とした。これら重み係数の合計は10であるため、全体に対する各パラメータ(誤答率、学習間隔、回答時間)の寄与率が把握し易い。なお、各重み係数は、これらの数値に限定されない。本実施形態においては、誤答率の重み係数が学習間隔の重み係数より大きく、学習間隔の重み係数が回答時間の重み係数より大きく設定されている。単語の習得度を反映する度合として、誤答率>学習間隔>回答時間、の関係が考えられるからである。但し、この関係に限定されることはない。
入力時においては、全ての単語A〜Eは、同じ初期値なので、誤答率が同順位(1位)、学習間隔が同順位(1位)、回答時間が同順位(1位)である。よって、全ての単語について、誤答率は、順位数1×重み係数6=6、 学習間隔は、順位数1×重み係数3=3、回答時間は、順位数1×重み係数1=1となる。従って、評価値は、全ての単語について、6+3+1=10となる。このように、評価値が同値の場合、次回の学習順序は、単語を入力した順となる。入力を単語A〜Eの順で行った場合には、次回(第1回)の学習時において、単語A〜Eはその順番で表示部に表示される。
(第1回学習時)
図4の中段に、第1回学習時の結果を示す。この学習例においては、第1回学習時は、過去直近の学習時(入力時)から3日経過している例を示す。第1回学習時において、単語A〜Eについて学習した後、単語F、単語G、単語Hを新たに入力した。学習の結果、図4の中段に示すように、単語A〜Eについて、誤答率の値(%)が算出され、誤答率(%)が大きい順に順位付けされる。新たに入力した単語F〜Hについては、上述した初期値50%が適用されて順位付けされる。こうして順位付けされた各単語A〜Hについて、その順位数に誤答率の重み係数(6)を乗じてXが算出される。
学習間隔については、学習の結果に基づいて、各単語(単語A〜H)について、学習間隔(sec)が算出され、学習間隔(sec)が大きい順に順位付けされる。単語A〜Eについては、過去直近の学習時(入力時)から3日経過しているので、3日分の秒数である259200秒に実際に出題された各単語ごとに異なった時刻が加算されて学習間隔(sec)が算出され、それに基づいて順位付けされる。新たに入力した単語F〜Hについては、上述した初期値2592000秒が適用されて順位付けされる。こうして順位付けされた各単語A〜Hについて、その順位数に学習間隔の重み係数(3)を乗じてYが算出される。
回答時間については、学習の結果に基づいて、各単語(単語A〜H)について、回答時間(sec)が算出され、回答時間(sec)が大きい順に順位付けされる。単語A〜Eについては、今回、開始ボタンを押した時刻から回答ボタンを押した時刻までの時間(sec)が算出され、その回答時間(sec)に基づいて順位付けされる。新たに入力した単語F〜Hについては、上述した初期値10秒が適用されて順位付けされる。こうして順位付けされた各単語A〜Hについて、その順位数に回答時間の重み係数(1)を乗じてZが算出される。
上述のように、各単語(単語A〜H)について、誤答率の数値X、学習間隔の数値Y、回答時間の数値Zが算出された後、これらが加算(X+Y+Z)され、各単語(単語A〜H)について、評価値(評価値=X+Y+Z)が算出される。そして、評価値の小さい順に学習すべき各単語(単語A〜H)に順位が付けられる。評価値が小さい単語は、各パラメータ(誤答率、学習間隔、回答時間)の順位が上位(誤答率が高く、学習間隔が長く、回答時間が長い)であり、習得度が低い単語と言える。よって、評価値の小さい順に、各単語(単語A〜H)が仮想的に並び替えられ、記憶部2に記憶される。次回(第2回)の学習時において、単語A〜Eは、制御部5によって、並び替えられた評価値の小さい順に、表示部3に表示される。
(第2回学習時)
図4の下段に、第2回学習時の結果を示す。この学習例においては、第2回学習時は、過去直近の学習時(第1回学習時)から2日経過している例を示す。第2回学習時において、単語A〜Hについて学習した。学習の結果、図4の下段に示すように、各単語(単語A〜H)について、誤答率の値(%)が算出され、誤答率(%)が大きい順に順位付けされる。こうして順位付けされた各単語A〜Hについて、その順位数に誤答率の重み係数(6)を乗じてXが算出される。
学習間隔については、学習の結果に基づいて、各単語(単語A〜H)について、学習間隔(sec)が算出され、学習間隔(sec)が大きい順に順位付けされる。各単語(単語A〜H)については、過去直近の学習時(第1回学習時)から2日経過しているので、2日分の秒数である172800秒に実際に出題された各単語ごとに異なった時刻が加算されて学習間隔(sec)が算出され、それに基づいて順位付けされる。こうして順位付けされた各単語A〜Hについて、その順位数に学習間隔の重み係数(3)を乗じてYが算出される。
回答時間については、学習の結果に基づいて、各単語(単語A〜H)について、回答時間(sec)が算出され、回答時間(sec)が大きい順に順位付けされる。単語A〜Eについては、今回、開始ボタンを押した時刻から回答ボタンを押した時刻までの時間(sec)が算出され、その回答時間(sec)に基づいて順位付けされる。こうして順位付けされた各単語A〜Hについて、その順位数に回答時間の重み係数(1)を乗じてZが算出される。
上述のように各単語(単語A〜H)について、誤答率の数値X、学習間隔の数値Y、回答時間の数値Zが算出された後、これらが加算(X+Y+Z)され、各単語(単語A〜H)について、評価値(評価値=X+Y+Z)が算出される。そして、評価値の小さい順に学習すべき各単語(単語A〜H)に順位が付けられ、順位に基づき、各単語(単語A〜H)が仮想的に並び替えられ、記憶部2に記憶される。次回(第3回)の学習時において、単語A〜Eは、制御部5によって、並び替えられた評価値の小さい順に、表示部3に表示される。
(作用・効果)
本実施形態に係る単語学習システムおよび単語学習プログラムによれば、ある英単語またはその日本語訳について、過去から現在までの誤答率、過去直近の回答時から現在までの学習間隔、今回の回答時間の内の何れか二つ以上をフィードバックして評価値を算出し、その評価値の大きさに基づいて次回の出題順を決定しているので、確実に習得度が低い順に学習できる。
出題順を決定する評価値は、誤答率、学習間隔、回答時間の何れか二つ以上を用いて算出されている。すなわち、英単語または日本語訳の習得度を計るパラメータとして、少なくとも、誤答率と学習間隔、学習間隔と回答時間、回答時間と誤答率を用いている。誤答率を用いた場合、習得度がダイレクトに反映された出題順となる。学習間隔を用いた場合、前回の学習時から時間が経過した単語については出題順位が上位となるので、忘れてしまった可能性のある単語を適切に学習できる。回答時間を用いた場合、結果としては正解であっても回答までに時間が掛かった単語については出題順位が上位となるので、うろ覚えの単語を適切に学習できる。従って、誤答率、学習間隔、回答時間の何れか二つ以上のパラメータを重畳的に用いて評価値を算出し、その評価値に基づいて出題順を決定することで、確実に習得度が低い順に学習できる。
また、本実施形態に係る単語学習システムおよび単語学習プログラムにおいては、誤答率、学習間隔、回答時間の「生の値」にダイレクトに重み係数を乗じるのではなく、誤答率、学習間隔、回答時間の「順位の数」に重み係数を乗じているので、重み係数の大小が適切に評価値に反映され、出題順に反映される。
仮に、誤答率、学習間隔、回答時間の「生の値」にダイレクトに重み係数を乗じたとすると、各パラメータ(誤答率、学習間隔、回答時間)の単位が異なり、それらの「生の値」(絶対値)同士を比較しても意味がないため、それらに乗じられる重み係数に「6」、「3」、「1」と差を設定して加算してもその差が出題順に適切に反映されない。すなわち、誤答率の単位である「%」に重み係数「6」を乗じたものと、学習間隔、回答時間の単位である「sec」に重み係数「3」、「1」を夫々乗じたものとは、比較の対象にならず同列には扱えないため、重み係数に「6」、「3」、「1」と差を設定しても意味がない。
これに対し、本実施形態に係る単語学習システムおよび単語学習プログラムにおいては、各パラメータ(誤答率、学習間隔、回答時間)の「順位の数」に重み係数「6」、「3」、「1」を乗じており、「順位の数」という単位が揃えられた値に重み係数が乗じられているので、各パラメータ(誤答率、学習間隔、回答時間)の重み係数「6」、「3」、「1」の差が評価値に適切に反映され、出題順に反映される。
単語の習得度を反映する度合として、例えば、誤答率>学習間隔>回答時間、の関係が考えられる。このため、本実施形態においては、誤答率の重み係数「6」を学習間隔の重み係数「3」より大きく、学習間隔の重み係数「3」を回答時間の重み係数「1」より大きく設定している。これにより、単語の習得度を適切な反映した評価値を算出でき、この評価値に基づいて出題順を決定することで、確実に習得度が低い順に出題順できる。
本実施形態においては、各パラメータ(誤答率、学習間隔、回答時間)の重み係数「6」、「3」、「1」の合計を「10」としている。このように各パラメータ(誤答率、学習間隔、回答時間)の重み係数の合計を「10」とすることで、評価値全体に対する各パラメータ(誤答率、学習間隔、回答時間)の寄与率(60%、30%、10%)を容易に把握できる。なお、各パラメータの重み係数の合計を「100」としても同様の効果が得られる。
各パラメータ(誤答率、学習間隔、回答時間)の夫々の重み係数の数値「6」、「3」、「1」を、変更できるようにしてもよい。変更は、入力手段(キーボード)によって行う。これにより、出題順を定める基準となる評価値を算出する際、学習者の要望に応じて、誤答率、学習間隔、回答時間のどれを重視するか、寄与率を含めて調整できる。なお、各重み係数の合計が「10」または「100」となるように各重み係数の数値を設定すれば、各パラメータの寄与率が容易に把握できる。
(変形例)
本発明の変形例を図5、図6を用いて説明する。この変形例に係る単語学習システムおよび単語学習プログラムは、図1〜図4を用いて既述した前実施形態と基本的に同様の構成であり、図2の下段の「並び替え」における「誤答率、学習間隔、回答時間」のテーブルを図5(a)のテーブルに置き換えた点のみが相違する。
すなわち、変形例に係る単語学習システムにおいては、制御部5は、入力手段4により或る単語またはその訳語に対する回答が入力されたとき、その単語または訳語の過去から現在までの誤答率、その単語または訳語の過去直近の回答時から現在までの学習間隔、その単語または訳語の今回の回答時の回答時間、の内の何れか二つ以上を算出した後、算出された誤答率、学習間隔、回答時間の内の何れか二つ以上について、夫々の単語または訳語ごとに全体に対する「割合」を求め、その「割合」に、誤答率、学習間隔、回答時間ごとに夫々異なった或いは同じ重み係数を乗じてそれらを加算した数値をその単語または訳語の評価値とし、評価値の大きい順に学習すべき単語または訳語を並べ替え、その順番で単語または訳語を前記表示部に表示する機能を有する。
また、変形例に係る単語学習プログラムにおいては、制御部5に、入力手段4により或る単語または訳語に対する回答が入力されたとき、その単語または訳語の過去から現在までの誤答率、その単語または訳語の過去直近の回答時から現在までの学習間隔、その単語または訳語の今回の回答時の回答時間、の内の何れか二つ以上を算出するステップと、算出された誤答率、学習間隔、回答時間の内の何れか二つ以上について、夫々の単語または訳語ごとに全体に対する「割合」を求め、その「割合」に、誤答率、学習間隔、回答時間ごとに夫々異なった或いは同じ重み係数を乗じてそれらを加算した数値をその単語または訳語の評価値とし、評価値の大きい順に学習すべき単語または訳語を並べ替え、その順番で単語または訳語を前記表示部に表示するステップとを実行させる機能を有する。
(変形例の特徴)
変形例における「割合」とは、図5(b)に示すように、各パラメータ(誤答率、学習間隔、回答時間)の「個の値」を、夫々のパラメータの「個の値」の「総和」で除したものである。例えば、或る単語の誤答率(%)の「割合」は、その単語の誤答率の数値を、全ての単語の誤答率の数値の総和で除して、算出される。或る単語の学習間隔(sec)の割合は、その単語の学習間隔の数値を、全ての単語の学習間隔の数値の総和で除して、算出される。或る単語の回答時間(sec)の割合は、その単語の回答時間の数値を、全ての単語の回答時間の数値の総和で除して、算出される。
変形例においては、前実施形態のように、誤答率、学習間隔、回答時間の「順位の数」に重み係数を乗じるのではなく、誤答率、学習間隔、回答時間の「割合」に重み係数を乗じている。変形例においても、各パラメータ(誤答率、学習間隔、回答時間)の夫々について、「割合」という単位が揃えられた値に重み係数(例えば「6」、「3」、「1」)が乗じられているので、重み係数の大きさの差が、前実施形態と同様に、評価値に適切に反映され、出題順に反映される。
(学習例)
図6に、変形例に係る単語学習システムを用いて学習し、その学習結果に応じて次回学習する英単語の順番が変動する様子を示す。各パラメータ(誤答率、学習間隔、回答時間)の初期値や重み係数は、前実施形態と同様であるので詳しい説明を省略し、相違点である「割合」について主に説明する。
(入力時)
図6の上段に示すように、入力時に、単語A〜単語Eの5つを入力した例を示す。誤答率の初期値は50%である。よって、単語Aの誤答率の割合は、図5(b)の数式により、50/(50×5)となり、20%である。単語B〜単語Eの誤答率の割合も同様に20%である。学習間隔の初期値は、30日分の秒数である2592000秒である。よって、単語A〜単語Eの学習間隔の割合は、全て、2592000/(2592000×5)となり、20%である。回答時間の初期値は、10秒である。よって、単語A〜単語Eの回答時間の割合は、全て、10/(10×5)となり、20%である。
変形例においては、前実施形態と同様に、誤答率の重み係数は「6」、学習間隔の重み係数は「3」、回答時間の重み係数は「1」としている。よって、全ての単語について、誤答率は、割合20%×重み係数6=120、 学習間隔は、割合20%×重み係数3=60、回答時間は、割合20%×重み係数1=20となる。従って、評価値は、全ての単語について、120+60+20=200となる。このように、評価値が同値の場合、次回の学習順序は、単語を入力した順となる。入力を単語A〜Eの順で行った場合には、次回(第1回)の学習時において、単語A〜Eはその順番で表示部に表示される。
(第1回学習時)
図6の中段に、第1回学習時の結果を示す。第1回学習時は、過去直近の学習時(入力時)から3日経過している。第1回学習時において、単語A〜Eについて学習した後、単語F、単語G、単語Hを新たに入力した。学習の結果、図6の中段に示すように、単語A〜Eについて、誤答率の値(%)が算出され、新たに入力した単語F〜Hについては、上述した初期値50%が誤答率として適用され、これら誤答率(%)に基づいて割合が算出される。例えば、単語Aの誤答率の割合は、42/(42+70+45+75+35+50+50+50)=0.1であり、10%となる。同様にして、各単語B〜Hの誤答率の割合が算出され、算出した各単語A〜Hの割合に誤答率の重み係数(6)を乗じてXが算出される。
学習間隔については、学習の結果に基づいて、各単語(単語A〜H)について、学習間隔(sec)が算出され、それら学習間隔(sec)に基づいて割合が算出される。単語A〜Eについては、過去直近の学習時(入力時)から3日経過しているので、3日分の秒数である259200秒に実際に出題された各単語ごとに異なった時刻が加算されて学習間隔(sec)が算出され、新たに入力した単語F〜Hについては、上述した初期値2592000秒が学習間隔として適用され、これら学習間隔(sec)に基づいて割合が算出される。例えば、単語Aの学習間隔の割合は、259403/(259403+259350+259340+259308+259301+2592000+2592000+2592000)=0.03あり、3%となる。同様にして、各単語B〜Hの学習間隔の割合が算出され、算出した各単語A〜Hの割合に学習間隔の重み係数(3)を乗じてYが算出される。
回答時間については、学習の結果に基づいて、各単語(単語A〜H)について、回答時間(sec)が算出され、それら回答時間(sec)に基づいて割合が算出される。単語A〜Eについては、今回、開始ボタンを押した時刻から回答ボタンを押した時刻までの時間(sec)が求められ、新たに入力した単語F〜Hについては、上述した初期値10秒が回答時間として適用され、これら回答時間(sec)に基づいて割合が算出される。例えば、単語Aの回答時間の割合は、10/(10+5+4+7+8+10+10+10)=0.16であり、16%となる。同様にして、各単語B〜Hの学習間隔の割合が算出され、算出した各単語A〜Hの割合に回答時間の重み係数(1)を乗じてZが算出される。
上述のように各単語(単語A〜H)について、誤答率の数値X、学習間隔の数値Y、回答時間の数値Zが算出された後、これらが加算(X+Y+Z)され、各単語(単語A〜H)について、評価値(評価値=X+Y+Z)が算出される。そして、評価値の大きい順に学習すべき各単語(単語A〜H)に順位が付けられる。評価値が大きい単語は、全体に対する個の割合が大きく(誤答率が高く、学習間隔が長く、回答時間が長い)、習得度が低い単語と言える。よって、評価値の大きい順に、各単語(単語A〜H)が仮想的に並び替えられ、記憶部2に記憶される。次回(第2回)の学習時において、単語A〜Eは、制御部5によって、並び替えられた評価値の大きい順に、表示部3に表示される。
(第2回学習時)
図6の下段に、第2回学習時の結果を示す。第2回学習時は、過去直近の学習時(第1回学習時)から2日経過している。第2回学習時において、単語A〜Hについて学習した。学習の結果、図6の下段に示すように、各単語(単語A〜H)について、誤答率の値(%)が算出され、誤答率(%)の割合が算出される。こうして算出した各単語A〜Hの割合に、誤答率の重み係数(6)を乗じ、Xが算出される。
学習間隔については、学習の結果に基づいて、各単語(単語A〜H)について、学習間隔(sec)が算出され、学習間隔(sec)の割合が算出される。各単語(単語A〜H)については、過去直近の学習時(第1回学習時)から2日経過しているので、2日分の秒数である172800秒に実際に出題された各単語ごとに異なった時刻が加算されて学習間隔(sec)が算出され、それに基づいて割合が算出される。こうして算出した各単語A〜Hの割合に、学習間隔の重み係数(3)を乗じ、Yが算出される。
回答時間については、学習の結果に基づいて、各単語(単語A〜H)について、回答時間(sec)が算出され、回答時間(sec)の割合が算出される。各単語A〜Hについては、今回、開始ボタンを押した時刻から回答ボタンを押した時刻までの時間(sec)が算出され、その回答時間(sec)に基づいて割合が算出される。こうして算出した各単語A〜Hの割合に、回答時間の重み係数(1)を乗じ、Zが算出される。
上述のように各単語(単語A〜H)について、誤答率の数値X、学習間隔の数値Y、回答時間の数値Zが算出された後、これらが加算(X+Y+Z)され、各単語(単語A〜H)について、評価値(評価値=X+Y+Z)が算出される。そして、評価値の大きい順に学習すべき各単語(単語A〜H)に順位が付けられ、順位に基づき、各単語(単語A〜H)が仮想的に並び替えられ、記憶部2に記憶される。次回(第3回)の学習時において、単語A〜Eは、制御部5によって、並び替えられた評価値の大きい順に、表示部3に表示される。
(変形例の作用・効果)
変形例に関する作用・効果は、前実施形態と基本的に同様であるので、詳細な説明を省略する。なお、図6に示す変形例の第2回学習後の評価値の順位は、図4に示す前実施形態の第2回学習後の評価値の順位と相違する部分がある。これは、前実施形態においては、「順位の数」を用いて評価値を算出しているため、1位と2位の差は1であり2位と3位の差も1であり、実際の数値としては1位と2位との差と2位と3位との差が異なっていても、その差が評価値に反映されないのに対し、変形例においては、「割合」を用いて評価値を算出しているため、1位と2位の割合の差と2位と3位の割合の差が異なっていれば、その差が評価値に反映されるため、生じたものである。
以上、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されないことは勿論であり、特許請求の範囲に記載された範疇における各種の変更例または修正例についても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
本発明は、複数の単語およびその訳語を学習する際、確実に習得度が低い順に学習できるようにした単語学習システムおよび単語学習プログラムに利用できる。
1 単語学習システム
2 記憶部(メモリ)
3 表示部(モニタ)
4 入力手段(キーボード)
5 制御部(CPU)

Claims (8)

  1. 学習すべき外国語の複数の単語および各単語の訳語を記憶する記憶部と、
    該記憶部に記憶された外国語の単語またはその訳語を表示する表示部と、
    該表示部に表示された外国語の単語またはその訳語に対する回答をユーザーが入力するための入力手段と、
    システム全体を制御する制御部とを備えた単語学習システムであって、
    前記制御部は、
    前記入力手段により或る単語またはその訳語に対する回答が入力されたとき、その単語または訳語の過去から現在までの誤答率、その単語または訳語の過去直近の回答時から現在までの学習間隔、その単語または訳語の今回の回答時の回答時間、の内の何れか二つ以上を算出し、
    算出された誤答率、学習間隔、回答時間の内の何れか二つ以上について、夫々の単語または訳語ごとに大きさの順に順位付けし、その順位の数に、誤答率、学習間隔、回答時間ごとに夫々異なった或いは同じ重み係数を乗じてそれらを加算した数値をその単語または訳語の評価値とし、評価値の小さい順に学習すべき単語または訳語を並べ替え、その順番で単語または訳語を前記表示部に表示する機能を有する、
    ことを特徴とする単語学習システム。
  2. 学習すべき外国語の複数の単語および各単語の訳語を記憶する記憶部と、
    該記憶部に記憶された外国語の単語またはその訳語を表示する表示部と、
    該表示部に表示された外国語の単語またはその訳語に対する回答をユーザーが入力するための入力手段と、
    システム全体を制御する制御部とを備えた単語学習システムであって、
    前記制御部は、
    前記入力手段により或る単語またはその訳語に対する回答が入力されたとき、その単語または訳語の過去から現在までの誤答率、その単語または訳語の過去直近の回答時から現在までの学習間隔、その単語または訳語の今回の回答時の回答時間、の内の何れか二つ以上を算出し、
    算出された誤答率、学習間隔、回答時間の内の何れか二つ以上について、夫々の単語または訳語ごとに全体に対する割合を求め、その割合に、誤答率、学習間隔、回答時間ごとに夫々異なった或いは同じ重み係数を乗じてそれらを加算した数値をその単語または訳語の評価値とし、評価値の大きい順に学習すべき単語または訳語を並べ替え、その順番で単語または訳語を前記表示部に表示する機能を有する、
    ことを特徴とする単語学習システム。
  3. 前記誤答率の重み係数が前記学習間隔の重み係数より大きく、前記学習間隔の重み係数が前記回答時間の重み係数より大きい、ことを特徴とする請求項1または2に記載の単語学習システム。
  4. 前記重み係数の数値を変更する手段を備えた、ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の単語学習システム。
  5. 学習すべき外国語の複数の単語および各単語の訳語を記憶する記憶部と、
    該記憶部に記憶された外国語の単語またはその訳語を表示する表示部と、
    該表示部に表示された外国語の単語またはその訳語に対する回答をユーザーが入力するための入力手段と、
    システム全体を制御する制御部と、を備えたコンピュータを用いて単語を学習する単語学習プログラムであって、
    前記制御部に、
    前記入力手段により或る単語または訳語に対する回答が入力されたとき、その単語または訳語の過去から現在までの誤答率、その単語または訳語の過去直近の回答時から現在までの学習間隔、その単語または訳語の今回の回答時の回答時間、の内の何れか二つ以上を算出するステップと、
    算出された誤答率、学習間隔、回答時間の内の何れか二つ以上について、夫々の単語または訳語ごとに大きさの順に順位付けし、その順位の数に、誤答率、学習間隔、回答時間ごとに夫々異なった或いは同じ重み係数を乗じてそれらを加算した数値をその単語または訳語の評価値とし、評価値の小さい順に学習すべき単語または訳語を並べ替え、その順番で単語または訳語を前記表示部に表示するステップとを実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータに読み込み可能な単語学習プログラム。
  6. 学習すべき外国語の複数の単語および各単語の訳語を記憶する記憶部と、
    該記憶部に記憶された外国語の単語またはその訳語を表示する表示部と、
    該表示部に表示された外国語の単語またはその訳語に対する回答をユーザーが入力するための入力手段と、
    システム全体を制御する制御部と、を備えたコンピュータを用いて単語を学習する単語学習プログラムであって、
    前記制御部に、
    前記入力手段により或る単語または訳語に対する回答が入力されたとき、その単語または訳語の過去から現在までの誤答率、その単語または訳語の過去直近の回答時から現在までの学習間隔、その単語または訳語の今回の回答時の回答時間、の内の何れか二つ以上を算出するステップと、
    算出された誤答率、学習間隔、回答時間の内の何れか二つ以上について、夫々の単語または訳語ごとに全体に対する割合を求め、その割合に、誤答率、学習間隔、回答時間ごとに夫々異なった或いは同じ重み係数を乗じてそれらを加算した数値をその単語または訳語の評価値とし、評価値の大きい順に学習すべき単語または訳語を並べ替え、その順番で単語または訳語を前記表示部に表示するステップとを実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータに読み込み可能な単語学習プログラム。
  7. 前記誤答率の重み係数が前記学習間隔の重み係数より大きく、前記学習間隔の重み係数が前記回答時間の重み係数より大きい、ことを特徴とする請求項5または6に記載の単語学習プログラム。
  8. 前記制御部に、前記重み係数の数値を変更するステップを実行させる機能を有する、ことを特徴とする請求項5から7の何れか1項に記載の単語学習プログラム。
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