JP6050663B2 - 排ガス燃焼装置 - Google Patents

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Description

本発明は、有機成分を含んだ排ガスを燃焼させて焼却処理を行うための排ガス燃焼装置に関する。
有機溶剤ガス等の有機成分を含んだ排ガスは、そのままでは大気に放出することはできないため、通常、燃焼させることで有機成分を除去する処理が行われる。
有機成分を含んだ排ガスを燃焼させる処理に用いられる排ガス燃焼装置は、その燃焼室内に排ガスとともに、燃焼促進用の空気を導入し、排ガスを燃焼させ、排ガスに含まれる有機成分を熱分解によって除去する(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−189411号公報
近年、CO発生の抑制や、省エネルギー等、環境負荷の低減や資源保護に対する要請が高まっており、上記排ガス燃焼装置のような加熱装置は、燃焼ガスや電気を熱源として燃焼室を高温に加熱するため、環境や資源に対する配慮が特に重要であり、よりエネルギー効率を高めるための技術が要求されている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、よりエネルギー効率を高めることができる排ガス燃焼装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、有機成分を含んだ排ガスを燃焼させる排ガス燃焼装置であって、一端側に前記排ガスが導入される導入口を有するとともに、他端側に前記排ガスが加熱燃焼されることで生じる燃焼排気ガスを排気するための排気口を有する燃焼室と、前記排気口に設けられ、前記燃焼排気ガスから排熱を回収することで、外部から供給される燃焼促進用空気を加熱する熱交換器と、前記熱交換器により加熱された前記燃焼促進用空気を、前記熱交換器から前記燃焼室の前記導入口側に導いて前記燃焼室内に導入する導入路と、を備え、前記導入路が、前記燃焼室の他端側から一端側に向けて前記燃焼室内を通過して設けられ、前記熱交換器は、前記排気口内に配置されているとともに、前記燃焼促進用空気を通過させて加熱するための加熱経路が螺旋状に形成された螺旋状部を備え、前記排気口は、前記燃焼室の内外に連通する筒状空間を有し、前記熱交換器の螺旋状部は、円筒状に形成され、前記燃焼室の外側から前記筒状空間に挿入されていることを特徴としている。
上記のように構成された排ガス燃焼装置によれば、燃焼排気ガスから排熱を回収することで、外部から供給されて排ガスに混合される燃焼促進用空気を加熱する熱交換器を備えているので、加熱された燃焼促進用空気を排ガスに混合して燃焼室に導入することができる。
この結果、燃焼促進用空気を常温で燃焼室に導入する場合と比較して、燃焼促進用空気を導入することにより生じる燃焼室内の温度の低下を抑制し、効率よく短時間で排ガスを燃焼させることができる。さらに、熱交換器により加熱された燃焼促進用空気を燃焼室の導入口側に導いて燃焼室内に導入する導入路が燃焼室内を通過して設けられているので、熱交換器により加熱された燃焼促進用空気の温度を低下させることなく、導入口側に導くことができる。この結果、燃焼室内の温度の低下をより抑制することができ、より効率よく短時間で排ガスを燃焼させることができる。
以上のように、本発明によれば、排熱を回収して効率よく排ガスを燃焼させることができるので、よりエネルギー効率を高めることができる。
また、前記熱交換器が、前記排気口内に配置されているとともに、前記燃焼促進用空気を通過させて加熱するための加熱経路が螺旋状に形成された螺旋状部を備えているので、熱交換器は、螺旋状部を備えることで、燃焼排気ガスと接触する表面積を増やすことができ、効率的に排熱の回収を行うことができる。
また、前記排気口が、前記燃焼室の内外に連通する筒状空間を有し、前記熱交換器の螺旋状部が、円筒状に形成され、前記燃焼室の外側から前記筒状空間に挿入されているので、螺旋状部を筒状空間に挿入することで、熱交換器を容易に排気口に設けることができる。
上記排ガス燃焼装置において、前記導入路には、前記燃焼室内の熱を収集して前記燃焼促進用空気をさらに加熱する集熱手段が設けられていてもよく、この場合、導入路を通過する燃焼促進用空気の温度を効果的に維持することができる。
本発明の排ガス燃焼装置によれば、よりエネルギー効率を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る排ガス燃焼装置の断面図である。 熱交換器の外観図である。 (a)は、熱交換器の他の例を示す外観図であり、図3(b)は、(a)中、B−B線矢視断面図である。 集熱手段を設けた空気導入管の一部分を示した外観図である。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る排ガス燃焼装置の断面図である。
図1において、排ガス燃焼装置1は、焼結部品等の脱バインダ処理等の熱処理によって生じる、有機溶剤ガス等の有機成分を含んだ排ガスを処理するための装置である。排ガス燃焼装置1は、このような有機成分を含んだ排ガスを燃焼させて、排ガスに含まれる有機成分を分解する。これによって、できるだけ前記排ガスが無害となるように処理する。
排ガス燃焼装置1は、加熱炉部2と、架台3とを備えている。架台3は、加熱炉部2を支持しており、内部には、後述するバインダ回収箱13や、加熱炉部2に有機成分を含んだ排ガスを供給するための供給管14等が収容されている。
加熱炉部2は、円筒状のマッフル4と、マッフル4の外側を覆うケース5とを備えている。
ケース5は、鋼板等を用いて形成された箱体であり、ケース5内側の上下面及び内側面には、耐火レンガやセラミックファイバ等の断熱材で形成された炉壁6(上面壁6a、下面壁6b、側面壁6c)が設けられている。側面壁6cは、断熱材と、この断熱材に一体に組み込まれた加熱用ヒータコイルとを含んで構成されている。この加熱用ヒータコイルは、マッフル4及びその内部を加熱するための熱源である。加熱用ヒータコイルは、図示しない制御部によって、マッフル4等が所定の設定温度となるように制御される。
マッフル4は、内部に燃焼室8が設けられた中空の部材であり、SUS310S等の耐熱合金を用いて形成されている。円筒状のマッフル4は、その軸方向が鉛直方向に沿うようにケース5内に設置されている。
マッフル4の燃焼室8内は、前記加熱用ヒータコイルによって、800〜900度に昇温される。昇温された燃焼室8内には、上述の排ガスに加え、燃焼促進用空気が導入される。
燃焼室8内に導入された排ガスは、燃焼促進用空気と混合されて加熱されることで燃焼し、当該排ガスに含まれる有機成分が分解される。
マッフル4は、排ガスを燃焼室8内に導入するための導入管10と、排ガスが加熱燃焼されることで生じる燃焼排気ガスを排気するための排気管11とをさらに備えている。
導入管10は、円筒状の部材であり、マッフル4の軸方向一端側の下側端面4aからマッフル4の軸心に沿って下方向に突設されている。
導入管10は、下面壁6b及び架台3の上面を貫通して設けられている貫通孔12に挿通されている。導入管10の先端部には、架台3に収容されているバインダ回収箱13に接続されている。また、導入管10の側面側には、外部から有機成分を含んだ排ガスを供給するための供給管14が接続されている。
導入管10は、マッフル4内部の燃焼室8とバインダ回収箱13との間、及び燃焼室8の一端側と供給管14との間をそれぞれ連通している。
バインダ回収箱13は、燃焼室8内で排ガスが燃焼しきれずに液化したバインダ等の廃液や、残滓を回収するための箱である。これら廃液や残滓は下方向に落下する。バインダ回収箱13は、下方向に落下する廃液や残滓を、導入管10を通じて受け止め回収する。
供給管14は、一端が前記導入管10に接続されるとともに、他端が排ガスを供給するための排ガス供給手段等に接続されている。排ガス供給手段は、所定の流量又は圧力によって排ガスを供給する。
排ガス供給手段が供給する排ガスは、供給管14を通じて導入管10に導入され、さらに導入管10を通じて、マッフル4内部の燃焼室8内に導入される。燃焼室8内に供給される排ガスの流量は、排ガス供給手段、又は燃焼室8までの排ガスの経路に設けられた流量調整器(図示せず)によって設定される。
なお、燃焼促進用空気は、後述する空気導入管30によって燃焼室8内に導入される。
燃焼室8は、複数の仕切板8aによって、マッフル4の軸方向に沿って複数の空間に区画されている。仕切板8aには通気孔8bが設けられており、この通気孔8bを介して互いに隣接する空間同士を連通している。通気孔8bは、隣接する仕切板8a同士の間で異なる位置に形成されており、燃焼室8内の一端側から他端側に至るまでに、各空間を蛇行しながら当該燃焼室8内を通過するような経路を構成している。
燃焼室8は、内部に導入される排ガスが上記各空間を通過しながら燃焼して燃焼室8内で燃焼を終えるように、その経路長や、室内温度等が設定されている。
燃焼室8内で燃焼を終えた排ガスは、燃焼排気ガスとなって、燃焼室8の他端側に到達する。
燃焼室8の他端側には、排気管11が設けられている。排気管11は、マッフル4の軸方向他端側の上側端面4bからマッフル4の軸心に沿って上方向に突設されている。
排気管11は、上面壁6a及びケース5上面を貫通して設けられている貫通孔に挿通されている。排気管11の先端部は、ケース5の上面から突出しており、マッフル4内部の燃焼室8と外部との間を連通している。
よって、燃焼室8内で生じる燃焼排気ガスは、燃焼室8の他端側に到達すると、排気管11から外部に向けて排気される。
排気管11は、マッフル4側の基端部から先端部に亘って、燃焼室8と外部との間を連通している筒状空間15を有している。
筒状空間15には、熱交換器20が配置されている。この熱交換器20は、排気管11から排気される燃焼排気ガスから排熱を回収し、燃焼室8内に供給される燃焼促進用空気を加熱するための機能を有している。
熱交換器20は、燃焼促進用空気が供給される空気供給部21と、筒状空間15に挿入された加熱部22と、加熱された燃焼促進用空気を取り出すための取出部23とを備えている。
図2は、熱交換器20の外観図である。熱交換器20は、内部を燃焼促進用空気が通過する加熱経路としてのステンレス鋼製のパイプ25を用いて形成されており、空気供給部21から、加熱部22、取出部23に亘って連通されている。
加熱部22は、パイプ25を螺旋状に形成することで、外観形状が円筒状となるように形成された螺旋状部26を有している。
螺旋状部26の内側には、空気供給部21を基端として下方向に直線状に延びる直線部27が配置されている。直線部27の下端は、螺旋状部26の下端に繋がっており、空気供給部21を通じて供給される燃焼促進用空気が、螺旋状部26に導かれる。
螺旋状部26を通過した燃焼促進用空気は、螺旋状部26の上端に繋がっている取出部23から取り出される。
熱交換器20は、外観形状が円筒状に形成された加熱部22が排気管11の筒状空間15に挿入されて設置されている。筒状空間15に挿入された加熱部22は、燃焼排気ガスによって加熱され、パイプ25内を通過する燃焼促進用空気を加熱する。
ここで、熱交換器20の加熱部22は、パイプ25が螺旋状に形成された螺旋状部26を備えているので、燃焼排気ガスと接触する表面積を増やすことができる。この結果、効率的に排熱の回収を行うことができる。
また、熱交換器20の加熱部22は、螺旋状部26によって外観形状が円筒状に形成されており、燃焼室8の外側から筒状空間15に挿入することで、熱交換器20を容易に排気管11に設けることができる。
よって、既存の排ガス燃焼装置1等に対しても、大がかりな設計変更や改造を行うことなく、熱交換器20を設置することができる。
図1に戻って、熱交換器20の取出部23は、加熱した燃焼促進用空気を燃焼室8内に導くための空気導入管30に接続されている。
空気導入管30は、ケース5の上面側から下方向に向けて直線状に延ばされ、マッフル4内部の燃焼室8に挿入されている。空気導入管30の先端部30aは開口しており、取出部23と、燃焼室8とを連通する。よって、熱交換器20を通過して加熱された燃焼促進用空気は、空気導入管30を通じて、先端部30aから燃焼室8内に導入される。
空気導入管30は、燃焼室8の他端側から一端側に向けて燃焼室8内を通過している。
空気導入管30の先端部30aは、図に示すように、燃焼室8内の最下方であって一端側に位置する空間に開口している。よって、空気導入管30は、加熱された燃焼促進用空気を、熱交換器20から燃焼室8内の導入管10側に導いて、燃焼室8内に導入する。
燃焼室8内の導入管10側(一端側)では、導入管10から導入される排ガスと、空気導入管30から導入される燃焼促進用空気とが混合され、燃焼に供される。
上記のように構成された排ガス燃焼装置1によれば、燃焼排気ガスから排熱を回収することで、外部から供給されて排ガスに混合される燃焼促進用空気を加熱する熱交換器20を備えているので、加熱された燃焼促進用空気を排ガスに混合して燃焼室8内に導入することができる。
この結果、燃焼促進用空気を常温で燃焼室に導入する場合と比較して、燃焼促進用空気を導入することにより生じる燃焼室内の温度の低下を抑制し、効率よく短時間で排ガスを燃焼させることができる。さらに、熱交換器20により加熱された燃焼促進用空気を燃焼室8の導入管10側に導いて燃焼室8内に導入する空気導入管30が燃焼室8内を通過して設けられているので、熱交換器20により加熱された燃焼促進用空気の温度を低下させることなく、導入管10側に導くことができる。この結果、燃焼室8内の温度の低下をより抑制することができ、より効率よく短時間で排ガスを燃焼させることができる。
以上のように、本実施形態によれば、排熱を回収して効率よく排ガスを燃焼させることができるので、よりエネルギー効率を高めることができる。
また、本実施形態では、エネルギー効率を高めることができるので、従来の排ガス燃焼装置に比べ、加熱ヒータの容量を低減することができ、消費電力を削減することができる。
次に、本実施形態による排ガス燃焼装置1の効果を検証するために本発明者が行った試験の結果について説明する。
検証試験に用いた装置としては、実施例品として、上記実施形態にて示した排ガス燃焼装置1を用いた。また、比較例品として、常温の燃焼促進用空気を排ガスとともに導入管10から導入する従来構成の排ガス燃焼装置(比較例品1)、及び排気管11に上記実施形態にて示した熱交換器20を備え、加熱した燃焼促進用空気を燃焼室8内に導く空気導入管が燃焼室の外側に設けられている構成の排ガス燃焼装置(比較例品2)を用いた。
試験条件としては、炉内温度800度、排ガス導入量100L/minに設定した。この試験条件下で各装置を運転したときの消費電力を測定し、その測定結果をそれぞれ比較した。
上記検証試験の結果、比較例品2では、比較例品1に対して、消費電力が18.2%削減された。
さらに、実施例品では、比較例品1に対して、消費電力が25.6%削減された。
この結果から、熱交換器20によって燃焼促進用空気を加熱し、その後、燃焼室の外側に設けられた空気導入管を通じて燃焼室内に燃焼促進用空気を導入したとしても、燃焼促進用空気を加熱したことによって、消費電力が削減され、エネルギー効率が高められていることが判る。
なお、比較例品2では、燃焼室内に導入される直前の加熱された燃焼促進用空気の温度は、約385度であった。
また、実施例品では、燃焼室内を通過するように設けられた空気導入管による燃焼促進用空気の温度低下の抑制効果によって、さらに消費電力が削減され、さらにエネルギー効率が高められることが確認できた。
なお、実施例品では、熱交換器から取り出された直後であって、空気導入管に導入される前における燃焼促進用空気の温度は、約430度であった。従って、このまま、空気導入管を通過することで、800度に設定された燃焼室内を通過する燃焼促進用空気は、さらに加熱されるため、燃焼室内に導入されるときには、より高温となっていると思われる。つまり、実施例品では、比較例品2と比べて、燃焼促進用空気の温度低下をより抑制できることが確認できる。
以上のように、上記検証試験によれば、本実施形態の排ガス燃焼装置が、常温又は温度の比較的低い燃焼促進用空気を導入する場合と比較して、よりエネルギー効率を高めることができることを確認することができた。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、
熱交換器20の加熱部22が、パイプ25を螺旋状に形成した螺旋状部26を有する構成を例示したが、例えば、集熱フィンを設け、燃焼排気ガスと接触する表面積を増やすように構成してもよい。
図3(a)は、熱交換器の他の例を示す外観図であり、図3(b)は、(a)中、B−B線矢視断面図である。熱交換器20の加熱部22は、例えば図3に示すように、直線状のパイプ25の外周面に、パイプ25の長手方向に沿って延びる複数(図例では6つ)の集熱フィン40を設けてもよい。この場合も燃焼排気ガスと接触する表面積を増やすことができ、効率的に排熱の回収を行うことができる。
また、上記実施形態では、空気導入管30を直線状に延ばした場合を例示したが、燃焼室8内でより積極的に加熱を促進するために、空気導入管30に燃焼室8内の熱を収集して燃焼促進用空気をさらに加熱するための集熱手段を設けてもよい。
上記集熱手段としては、例えば、図4(a)に示すように、空気導入管30の外側面に集熱フィン31を多数設けることができる。この場合、集熱フィン31によって空気導入管30の実質的な表面積を増加させ、燃焼促進用空気の加熱を促進することができる。
また、図4(b)に示すように、燃焼室8内で蛇行させた蛇行部32を設けることもできる。蛇行部32を設けることで、空気導入管30の燃焼室8内における表面積を増加させることができ、燃焼促進用空気の加熱を促進することができる。
1 排ガス燃焼装置 8 燃焼室 10 導入管(導入口)
11 排気管(排気口) 15 筒状空間 20 熱交換器
26 螺旋状部 30 空気導入管(導入路)
31 集熱フィン(集熱手段) 32 蛇行部(集熱手段)

Claims (2)

  1. 有機成分を含んだ排ガスを燃焼させる排ガス燃焼装置であって、
    一端側に前記排ガスが導入される導入口を有するとともに、他端側に前記排ガスが加熱燃焼されることで生じる燃焼排気ガスを排気するための排気口を有する燃焼室と、
    前記排気口に設けられ、前記燃焼排気ガスから排熱を回収することで、外部から供給される燃焼促進用空気を加熱する熱交換器と、
    前記熱交換器により加熱された前記燃焼促進用空気を、前記熱交換器から前記燃焼室の前記導入口側に導いて前記燃焼室内に導入する導入路と、を備え、
    前記導入路が、前記燃焼室の他端側から一端側に向けて前記燃焼室内を通過して設けられ
    前記熱交換器は、前記排気口内に配置されているとともに、前記燃焼促進用空気を通過させて加熱するための加熱経路が螺旋状に形成された螺旋状部を備え、
    前記排気口は、前記燃焼室の内外に連通する筒状空間を有し、
    前記熱交換器の螺旋状部は、円筒状に形成され、前記燃焼室の外側から前記筒状空間に挿入されていることを特徴とする排ガス燃焼装置。
  2. 前記導入路には、前記燃焼室内の熱を収集して前記燃焼促進用空気をさらに加熱する集熱手段が設けられている請求項1に記載の排ガス燃焼装置。
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