JP6049078B2 - 移動通信システムにおける端末の使用可能電力情報を送信する方法及び装置 - Google Patents

移動通信システムにおける端末の使用可能電力情報を送信する方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信システムにおける端末に送信リソースを割り当てるために必要な情報を送信する方法及び装置に関し、特に、移動通信システムにおける端末の使用可能電力情報を送信する方法及び装置に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunication Service)システムは、ヨーロッパ式移動通信システムであるGSM(Global System for Mobile Communications)及びGPRS(General Packet Radio Services)に基づいて広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access:以下、“WCDMA”と称する。)を使用する第3世代の非同期移動通信システムである。
UMTS標準化を担当している3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、UMTSシステムのロングタームエボルーション(Long Term Evolution:LTE)についての議論が進んでいる。LTEは、最大100Mbps程度の高速パケット基盤通信を実現するための技術であって、2010年ごろに商用化することを目標にしている。このために、様々な方法が論議されている。例えば、ネットワーク構成を簡素化することにより、通信経路上のノードの数を減少させる方法や無線プロトコルを無線チャネルに最大に近接させる方法などがある。
図1は、次世代(Evolved)移動通信システムの構成の一例を示すものであって、UMTSシステムに基づくシステムの構成を示す。
図1を参照すると、次世代無線アクセスネットワーク(Evolved Radio Access Network:以下、“E-RAN”と称する。)110及び112は、ENB(Evolved Node B)120、122、124、126、及び128と、EGGSN(Evolved Gateway GPRS Serving Node)130及び132との2ノード構造に簡素化される。ユーザ端末(User Equipment:以下、“UE”と称する。)101は、E-RAN110及び112を介してインターネットプロトコル(Internet Protocol:IP)ネットワーク114に接続する。
ENB120、122、124、126、及び128は、UMTSシステムの既存のノードBに対応し、UE101と無線チャネルにより連結される。既存のノードBとは異なり、ENB120、122、124、126、及び128は、その役割がより複雑である。
次世代移動通信システム(以下、“LTE”と称する。)では、インターネットプロトコルを介したVoIP(Voice over IP)のようなリアルタイムサービスを始とした全てのユーザトラフィックが共用チャネル(shared channel)を介してサービスされるので、UEの状況情報を集めてスケジューリングする装置が必要である。ENB120、122、124、126、及び128は、そのスケジューリングを担当する。
最大100Mbpsの送信速度を実現するために、LTEは、20MHz帯域幅で直交周波数分割多重方式(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:以下、“OFDM”と称する。)を無線接続技術として使用する。また、端末のチャネル状態に応じて変調方式(modulation scheme)及びチャネル符号化率を決定する適応変調符号化(Adaptive Modulation & Coding:以下、“AMC”と称する。)方式を適用する。
ENB(以下、“ENB”及び“基地局”を共通使用する。)は、送信リソースを端末に割り当てる動作、すなわち、スケジューリングを実行するために様々な情報を端末から受信する。このような情報の例として、端末が格納しているデータの量及び種類に関する情報(Buffer Status Report:以下、“BSR”と称する。)と、端末の使用可能電力に関する情報とを挙げることができる。
BSRは、端末が格納しているデータの量を優先順位別に示す情報であって、特定の条件を満足すると端末により生成され、基地局に送信される。このような特定の条件とは、例えば、データを格納していない端末に新たなデータが発生したか、又はBSRを送信した後に所定の時間が経過した状況などを意味する。
この使用可能電力情報は、端末の現在のチャネル状況を考慮した際に、端末がアップリンクデータの送信に使用することができる最大使用可能電力を示す情報である。
その際に、使用可能電力情報のサイズは数バイトにすぎないが、OFDM通信システムの特性上、使用可能電力情報を送信するためには、最小送信リソース単位である1つのリソースブロック(Resource Block:RB)を使用すべきである。したがって、合計で25個のRBが5MHz帯域幅のシステムに存在することを考慮すると、必要な場合のみに使用可能電力情報の生成/送信を行うことにより、使用可能電力情報の送信頻度を減らす必要がある。
したがって、本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、移動通信システムにおける端末の使用可能電力情報の送信頻度を減らすことができる使用可能電力情報送信方法及び装置を提供することにある。
また、本発明は、移動通信システムにおける端末の使用可能電力情報の送信頻度を減らすことができるアップリンク送信リソースをより効率的に使用することができる方法及び装置を提供することにある。
上記のような目的を達成するために、本発明の実施形態の一態様によれば、移動通信システムにおける端末の使用可能電力情報を送信する方法を提供する。上記方法は、使用可能電力変化量が所定の基準値以上であり、上記端末のバッファに格納されているデータの総量が所定の基準値以上である場合に、使用可能電力情報の生成及び送信を行うステップを含むことを特徴とする。
本発明の実施形態の他の態様によれば、移動通信システムにおける端末の使用可能電力情報を送信する方法を提供する。上記方法は、使用可能電力変化量を測定するステップと、上記測定された使用可能電力変化量が第1の条件を満足するか否かを判定するステップと、上記端末のバッファに格納されているデータの総量が第2の条件を満足するか否かを判定するステップと、上記第1の条件及び上記第2の条件を満足する場合に、上記使用可能電力情報を生成するステップと、上記生成された使用可能電力情報を含むアップリンクデータを送信するステップとを含むことを特徴とする。
本発明のさらに他の態様によれば、移動通信システムにおいて使用可能電力情報を送信する端末装置を提供する。上記端末装置は、使用可能電力変化量を測定し、上記測定された使用可能電力変化量が所定の基準値以上である場合、及び上記端末のバッファに格納されているデータの総量が所定の基準値以上である場合に、使用可能電力情報を生成する制御部と、上記生成された使用可能電力情報、及びアップリンクデータを多重化する多重化部とを含むことを特徴とする。
本発明のさらなる他の態様によれば、移動通信システムにおける使用可能電力情報を送信する端末装置を提供する。上記端末装置は、使用可能電力変化量を測定する送受信部と、上記測定された使用可能電力変化量と第1の条件とを比較し、バッファに格納されているデータの総量と第2の条件とを比較することにより、上記第1及び第2の条件を満足する場合に上記使用可能電力情報を生成する制御部と、上位レイヤー装置から受信されたアップリンクデータ、及び上記生成された使用可能電力情報を多重化する多重化部とを含むことを特徴とする。
次世代移動通信システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態による、端末において使用可能電力情報の送信のための条件1を満足させるか否かを判定する方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による、端末において使用可能電力情報を送信する方法を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による、端末において使用可能電力情報を送信する方法を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態による、端末において使用可能電力情報を送信する方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態による、使用可能電力情報を送信する端末の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。図面中、同一の構成要素及び部分には、可能な限り同一の符号及び番号を共通使用するものとする。下記の説明において、具体的な特定事項を示しているが、これは、本発明のより全般的な理解を助けるために提供されたものである。なお、本発明を説明するにあたり、関連した公知機能或いは構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要に不明瞭にすると判断された場合は、その詳細な説明を省略する。
後述する本発明の詳細な説明には、上述した技術的課題をなすための本発明において、代表的な実施形態を提示する。また、本発明の説明の便宜のために、非同期移動通信標準である3GPP(3rd Generation Partnership Project)、又は現在論議されているUMTSシステムの次世代移動通信システムであるLTEで定義している個体の名称を同様に使用するが、このような標準及び名称が本発明の範囲を限定するのではなく、類似の技術的背景を有するシステムにも適用することができる。
端末の使用可能電力情報の必要性は、基地局のスケジューラが積極的に送信リソースを端末に割り当てる際に増大する。言い換えれば、基地局が多くの送信リソースを端末に割り当てる場合、端末の使用可能電力情報の効用は増加するが、基地局が少ない送信リソースを端末に割り当てる場合、使用可能電力情報はほとんど必要でない。これをより詳細に説明するために、以下では、使用可能電力の定義、及び端末がアップリンクデータの送信の際にアップリンク送信出力を設定する方式について簡略的に説明する。
端末の使用可能電力(Power Headroom)は、通常、下記の式(1)により算出される。
Power Headroom=10 log10(PMAX)−10 log10(Ptx_lowest_mcs) 式(1)
ここで、PMAXは、端末の最大送信出力を示し、Ptx_lowest_mcsは、端末が最も低い変調符号化方式(Modulation Coding Scheme:以下、“MCS”と称する。)レベルを適用して1つのリソースブロック(RB)でデータを送信する際に要求される送信出力を示す。PMAXは、端末の装置的特性に従って定められてもよく、又は基地局が呼設定過程で端末別に定められてもよい。
任意のMCSレベルを適用し、任意のn個のRBでデータを送信する際の要求送信出力(PREQUIRED)は、下記の式(2)により算出される。
REQUIRED=10 log n+Po+α×PL+delta_mcs+f(delta_i) 式(2)
ここで、Po及びαは、端末に格納されているか、又は呼設定過程で基地局によりシグナリングされる正の実数であり、PLは、端末が測定する経路損失であり、delta_mcsは、MCSレベル別に予め定められた任意の整数値であり、f(delta_i)は、端末が現在の時点まで命令を受けたアップリンク送信出力に対する調整命令を所定の関数f()に入力することにより得られた値である。
端末が実際に使用する送信出力は、PMAXにより限定される。すなわち、端末の実際の送信出力(P)は、下記の式(3)により算出される。
P=min(PMAX、PREQUIRED) 式(3)
任意の時点で任意のMCSレベルを適用することにより、任意の整数個のRBでデータ送信を指示するスケジューリング命令を受けると、端末は、式(2)を用いてPREQUIREDを算出する。そして、端末は、式(3)を用いてこの算出されたPREQUIRED値がPMAXを超過しない場合には、PREQUIREDでデータを送信し、PMAXを超過する場合には、PMAXでデータを送信する。PREQUIREDがPMAXを超過するということは、必要な送信出力を適用することができないことを意味するので、スケジューラは、可能な限りこのような状況が発生しないように送信リソースを端末に割り当て、MCSレベルを指示すべきである。
端末の使用可能電力は、基地局が送信リソースを端末に割り当て、MCSレベルを示すにあたりに、PREQUIREDがPMAXを超過しないようにスケジューリングすることができるように基地局が参照する情報である。
式(1)に示すように、使用可能電力は、Ptx_lowest_mcsにより決定され、Ptx_lowest_mcsは、最も低いMCSレベルを適用し、1つのRBでデータを送信する場合のPREQUIREDであるために、使用可能電力を決定する要素は、Po、α、PL、f(delta_i)である。この中で、Po、αは、常数であり、アップリンク送信出力に対する制御命令を生成する主体は基地局であるため、f(delta_i)も基地局に知られている値である。一方、経路損失は、端末が測定するものであるため基地局に知られていない変数であり、経路損失の急激な変化で端末の使用可能電力が変わると、基地局は、これを認識することができない。
したがって、この経路損失が急激に変わると、変化された使用可能電力を基地局に報告しなければならない必要性が発生する。しかしながら、端末の経路損失が急激に変化しても、又はこれに従って使用可能電力が急激に変化しても、新たな使用可能電力を基地局に常に報告することは非効率的である。
上述したように、多くの送信リソースを端末に割り当て、高いMCSレベルを適用することにより、PREQUIREDがPMAXを超過する可能性が高い場合に端末の使用可能電力情報が必要である。しかしながら、端末に格納されているデータの量が微小であれば、多くの送信リソースが端末に割り当てられ、高いMCSレベルが適用される可能性が低い。
したがって、このような点に着目した本発明の実施形態において、端末は、下記の2つの条件を用いて使用可能電力情報の生成/送信を行う。
<条件1>
経路損失の変化が所定のΔを超過する
<条件2>
端末が格納しているデータの量が所定のYを超過する
この条件1において、経路損失の変化の代わりに使用可能電力の変化、又はチャネル品質指示子(CQI)の変化を使用してもよい。
条件1において、端末は、コードポイントが示す使用可能電力を領域別に分類した後に、領域ごとに他の基準値を適用することにより使用可能電力の変化を判定することができる。端末が上記のような方法を用いる理由は、使用可能電力が大きい場合には、変化が大きくても変化した使用可能電力がやはり大きい値であるため、PREQUIREDがPMAXを超過するようにスケジューリングする可能性は低いが、使用可能電力が小さい場合には、使用可能電力が少し変わっても、PREQUIREDがPMAXを超過するように基地局がスケジューリングする可能性は高いためである。
以下では、使用可能電力情報が8ビットであり、使用可能電力情報の各コードポイントが示す使用可能電力が<表1>のような場合を例を挙げて説明する。
Figure 0006049078
上述した<表1>を参照すると、使用可能電力XからX(N−1)までを、領域1として定義し、XからX(M−1)までは、領域2として定義し、X(M−1)からX255までを、領域3として定義する。
本発明の実施形態による端末は、上述した<表1>に基づいて最近に報告した使用可能電力が領域1に属している場合、現在の使用可能電力がこの最近に報告した使用可能電力とΔ以上の差が出る場合のみに、使用可能電力が所定の基準値以上変わったものと判定する。端末は、この最近に報告した使用可能電力が領域2に属している場合、現在の使用可能電力がこの最近に報告した使用可能電力とΔ以上の差が出る場合のみに、使用可能電力が所定の基準値以上変わったものと判定する。また、端末は、この最近に報告した使用可能電力が領域3に属している場合、現在の使用可能電力がこの最近に報告した使用可能電力とΔ以上の差が出る場合のみに、使用可能電力が所定の基準値以上変わったものと判定する。
すなわち、使用可能電力の変化により上述した条件1を満足するか否かを判定する場合に、端末は、図2のように動作する。
図2は、本発明の実施形態による端末で使用可能電力情報の送信のための条件1を満足させるか否かを判定する方法の一例を示すフローチャートである。
図2を参照すると、端末は、ステップ205で、呼設定過程などを介して使用可能電力情報、使用可能電力領域、及び領域別変化基準値を認識する。ステップ205で、端末が使用可能電力情報を認識するということは、使用可能電力情報のコードポイントと使用可能電力間のマッピング関係を認識することを意味する。ステップ205で、端末がこの使用可能電力領域を認識するということは、使用可能電力が属している領域を認識することを意味し、例えば、使用可能電力情報の最小値にマッピングされる使用可能電力と最大値にマッピングされる使用可能電力間のすべての使用可能電力について、任意の使用可能電力がどの領域に属しているかを認識することを意味する。また、ステップ205で、端末がこの領域別変化基準値を認識するということは、この使用可能電力領域がn個の領域として定義されると、この定義されたn個の使用可能電力領域ごとに定義される変化基準値Δ1、Δ2、...、Δnを認識することを意味する。
端末は、ステップ210で、通常のアップリンクデータ送信過程を実行しつつ使用可能電力情報を生成して送信する。この使用可能電力情報の送信に成功した後に、端末は、ステップ215で、この使用可能電力情報で報告された使用可能電力が属している領域を確認する。この際に、報告された使用可能電力領域をkと定義する。
端末は、ステップ220で、使用可能電力を持続的に測定する。その後に、端末は、ステップ225で、この測定された現在の使用可能電力と報告された使用可能電力との差の値を算出し、差の値が領域kの変化基準値であるΔkより大きいか否かを検査する。この検査の結果、ステップ225で、この測定された現在の使用可能電力と報告された使用可能電力との差が基準値であるΔkより大きい場合に、ステップ230に進み、条件1を満足したものと判定する。ステップ230で、条件1を満足するものと判定した端末は、ステップ220に戻り、使用可能電力情報を生成するなどの必要な動作を継続して実行する、又は状況に従って動作を終了することができる。
一方、この検査の結果、ステップ225で、この測定された現在の使用可能電力と報告された使用可能電力との差が基準値であるΔkより小さい場合に、端末は、ステップ235に進み、条件1を満足しないものと判定する。ステップ225で、条件1を満足しないものと判定した端末は、ステップ235で、さらにステップ220に戻り使用可能電力測定を持続する。また、端末は、ステップ235で、状況に従って動作を終了することができる。
端末が使用可能電力情報を生成するか否かを判定するにあたり、この条件2を使用する理由は、端末が格納しているデータの量が小さい場合、使用可能電力情報の効用も低下するため、格納しているデータの量が一定の基準以下であれば、使用可能電力情報の生成/送信を行わないためである。極端な例で、端末が送信するデータを有していないと、使用可能電力情報の効用価値は存在しない。条件2の基準データ量Yと使用可能電力情報の発生頻度とは反比例する属性を有する。すなわち、Yが高いほど使用可能電力情報の発生頻度は減少し、Yが低いほど使用可能電力情報の発生頻度は高くなる。ネットワークは、端末の特性又はセル状況などに従って差別的なYを設定することができる。例えば、プリミアムユーザが使用する端末にはより多い送信リソースを割り当てる可能性が高いため、基準データ量Yを低く設定することにより使用可能電力情報が頻繁に発生するようにすることができる。他方、セルロードが高い状況では、任意の端末に多くの送信リソースを割り当てる可能性が低いため、基準データ量Yを高く設定することにより使用可能電力情報の発生頻度を低くすることができる。
以下、上述した条件1及び条件2を用いて使用可能電力情報の生成及び送信を行うための本発明の第1乃至第3の実施形態について説明する。
第1の実施形態
図3は、本発明の第1の実施形態による、端末において使用可能電力情報を送信する方法を示すフローチャートである。
図3を参照すると、ステップ305で、端末は、使用可能電力情報の生成条件である条件1及び条件2を認識する。条件1は、上述したように、経路損失が所定の基準値以上変わった際に、使用可能電力が領域別に定義された所定の基準値以上変わった際に、又はCQIの変化が所定の基準値以上変わった際に満足する。
ステップ310で、端末は、所定の手順に従ってアップリンクデータ送信過程を開始する。ステップ315で、端末は、アップリンクデータ送信を実行しつつ使用可能電力を測定する。すなわち、端末は、ダウンリンク制御チャネルを介してアップリンクスケジューリング情報を受信し、これに従ってアップリンクデータを送信しつつ、所定の周期で経路損失、使用可能電力(Power Headroom)、又はダウンリンクチャネル品質を測定する。このアップリンクスケジューリング情報は、割り当てられた送信リソース、及び適用されるMCSレベルを示す情報である。
端末は、ステップ320で、条件1を満足するか否かを判定する。すなわち、端末は、この所定の周期で測定した現在の経路損失と最近に送信に成功した使用可能電力情報の使用可能電力を計算する際に使用した経路損失の差の値が、条件1で示された所定の基準値を超過するか否かを検査する。あるいは、端末は、この所定の周期で測定した現在の使用可能電力と最近に成功裡に報告した使用可能電力との差の値が条件1で示された所定の基準値を超過するか否かを検査することもできる。この際に、この条件1で示された所定の基準値は、領域別に定義されてもよく、図2で説明したように、最近に成功裡に報告した使用可能電力が属している領域に対応する基準値が使用することができる。あるいは、端末は、この所定の周期で測定したダウンリンクチャネル品質を反映するCQIと最近に成功裡に報告した使用可能電力情報の使用可能電力を計算する際に使用したCQIとの差の値が条件1で示された所定の基準値を超過するか否かを検査する。
端末は、ステップ320で、条件1を満足したものと判定されると、ステップ325に進み、条件1を満足しなかったものと判定されると、ステップ315に戻ってアップリンクデータの送信及び使用可能電力の測定を実行する。
端末は、ステップ325で、条件2を満足するか否かを検査する。すなわち、端末は、ステップ325で、現在の時点で格納しているアップリンクデータの総和が条件2で示された所定のYを超過するか否かを検査し、格納されているデータの総和がYを超過すると、ステップ330に進み、格納されているデータの総和がYを超過しないと、ステップ315に進む。この際に、Yは、端末に従って0に設定されてもよい。すなわち、端末のバッファが空いていないと、条件2を満足したものと判定されてもよい。ステップ330で、端末は、使用可能電力情報を生成することにより所定の手順に従って基地局に送信し、ステップ315に戻る、又は端末の状況に従って終了する。
第2の実施形態
本発明の第2の実施形態において、条件1及び条件2を満足するか否かを常に検査せず、端末がアップリンクデータを送信する直前に検査することにより、使用可能電力情報が生成されても個別の送信リソース割り当てを要請せず、送信されるアップリンクデータに使用可能電力情報を収めて送信するようにする。本発明の第2の実施形態を適用すると、使用可能電力情報の送信のために端末が個別の送信リソースを要請しないため、送信リソースをより効率的に使用することができる。
図4は、本発明の第2の実施形態による端末で使用可能電力情報を送信する方法を示すフローチャートである。
図4を参照すると、ステップ405で、端末は、呼設定過程などを介して使用可能電力情報の生成条件である条件1及び条件2を認識する。条件1は、上述したように、経路損失が所定の基準値以上変わった際に、使用可能電力が領域別に定義された所定の基準値以上変わった際に、又はCQIの変化が所定の基準値以上変わった際に満足する。条件2は、上述したように、端末が格納しているデータの量が所定の基準値以上である際に満足する。呼設定過程を完了した端末は、ステップ410で所定の手順に従ってBSRを送信することにより、基地局に送信するデータの量を通知する。BSRを介して送信するデータを有していない端末が送信するデータが新たに発生したという事実を報告すると、端末は、BSR及び使用可能電力情報をともに送信することができる。
端末は、ステップ410で、BSR及び使用可能電力情報の送信に成功した後に、ステップ413に進みダウンリンク制御チャネルを監視する。この際に、端末は、ダウンリンク制御チャネルを監視しつつ、必要であれば、経路損失又はダウンリンクチャネル状態を測定してもよい。端末は、この測定したダウンリンクチャネル状態に基づいて、基地局に周期的に送信するCQI値を決定する。端末は、ステップ413でダウンリンク制御チャネルを監視した後に、ステップ415で、アップリンクスケジューリング情報を受信することにより、アップリンク送信リソースの割り当てを受ける。この後に、ステップ420で、条件1を満足するか否かを判定する。ステップ420での判定過程は、上述した本発明の第1の実施形態でのステップ320と同一であるので、詳細な説明は省略する。
ステップ420で、端末は、条件1を満足したものと判定すると、ステップ425に進み、条件1を満足しなかったものと判定すると、ステップ440に進む。ステップ425で、端末は、条件2を満足するか否かを検査する。すなわち、端末は、ステップ425で、現在の時点で格納しているアップリンクデータの総和が条件2で示された所定のYを超過するか否かを検査し、格納されているデータの総和がYを超過すると、ステップ430に進み、格納されているデータの総和がYを超過しないと、ステップ440に進む。ステップ425で、端末が格納しているアップリンクデータの総和は、現在の時点の総データの量からステップ415で割り当てられた送信リソースを使用することにより送信するデータの量を引いた値である。例えば、ステップ415で、基地局が500バイトのデータを端末に送信するようにし、ステップ425で、端末がすべて1000バイトのデータを格納している場合には、端末は、1000バイトから500バイトを引いた値と所定のYとを比較する。
ステップ430に進んだ端末は、対応する時点の経路損失などを使用して使用可能電力を算出し、この算出された使用可能電力を収めている使用可能電力情報を生成する。端末は、ステップ435で、この使用可能電力情報を含んでいるアップリンクデータを生成した後にステップ445に進む。ステップ415で、アップリンク送信リソースの割り当てを受けたとしても、条件1及び条件2のいずれか1つでも満足しないと、端末は、使用可能電力情報を生成しないのでステップ440に進み、通常の手順に従ってアップリンクデータを生成し、ステップ445に進む。ステップ445で、端末は、ステップ435で生成されたアップリンクデータの割り当てを受けた送信リソースを介して送信する。ステップ413に戻ってダウンリンク制御チャネルを監視するか又は端末の状況に従って終了する。
第3の実施形態
本発明の第2の実施形態では、使用可能電力情報を生成する前に条件2を検査した。本発明の実施形態において、条件2を検査する理由は、使用可能電力情報が含まれているデータを送信した後に端末に残っているデータの量が、一定の基準値以上であるか否かを判定するためのものである。したがって、条件2の検査を使用可能電力情報が含まれているデータを生成した後に実行することがより正確な結果を得ることができる。
従って、本発明の第3の実施形態では、アップリンク送信リソースが割り当てられ、条件1を満足すると、使用可能電力情報が含まれているデータを生成した後に端末に残っている残余データの量とYとを比較することにより、使用可能電力情報が含まれているデータをそのまま送信する、又は使用可能電力情報をユーザデータに置き換えた新たなデータを送信する方法を提案する。
図5は、本発明の第3の実施形態による端末で使用可能電力情報を送信する方法を示すフローチャートである。
図5を参照すると、ステップ505で、端末は、呼設定過程などを介して使用可能電力情報の生成条件である条件1及び条件2を認識する。条件1は、上述したように、経路損失が所定の基準値以上変わった際に満足し、条件2は、上述したように、端末が格納しているデータの量が所定の基準値以上変わった際に満足する。
呼設定過程を完了した端末は、ステップ510で所定の手順に従ってBSRを送信することにより基地局に送信するデータの量を通知する。BSRを介して送信するデータを有していない端末が送信するデータが新たに発生したという事実を報告する場合には、端末は、BSR及び使用可能電力情報をともに送信することができる。
端末は、ステップ510で、BSR及び使用可能電力情報の送信に成功した後に、ステップ513に進みダウンリンク制御チャネルを監視する。この際に、端末は、ダウンリンク制御チャネルを監視しつつ、必要であれば、経路損失又はダウンリンクチャネル状態を測定してもよい。端末は、この測定したダウンリンクチャネル状態に基づいて基地局に周期的に送信するCQI値を決定する。
端末は、ステップ515でダウンリンク制御チャネルを監視した後に、アップリンクスケジューリング情報を受信することにより、アップリンク送信リソースの割り当てを受ける。この後に、端末は、ステップ520で、アップリンクデータの送信のための使用可能電力を測定し、この測定された使用可能電力に基づいて、条件1を満足するか否かを判定する。ステップ520での判定過程は、上述した本発明の第1の実施形態でのステップ320と同一であるので、詳細な説明は省略する。
ステップ520で、端末は、条件1を満足したものと判定すると、ステップ525に進み、条件1を満足しなかったものと判定すると、ステップ540に進む。ステップ525で、端末は、対応する時点の経路損失などを使用して使用可能電力を算出し、この算出された使用可能電力を収めている使用可能電力情報を生成する。その後に、端末は、ステップ530で、この使用可能電力情報を含んでいるアップリンクデータを生成した後に、ステップ535で、端末のバッファに残っている残余データの総和が、所定のY以上であるか否かを検査し、Y以上である場合には、ステップ550に進み、Yより小さい量のデータが残っている場合には、ステップ545に進む。ステップ545に進むということは、残っているデータの量が小さいために使用可能電力情報の効用が低下するので、使用可能電力情報の代わりにユーザデータの送信が効率的であることを意味する。ステップ545で、端末は、使用可能電力情報を除去し、残っている残余データを含んでいるアップリンクデータを新たに構成する。ステップ550で、端末は、前のステップで生成されたアップリンクデータの割り当てを受けた送信リソースを介して送信する。ステップ513に戻ってダウンリンク制御チャネルを監視する、又は端末の状況に従って終了する。ステップ520で、条件1を満足しない場合には、端末は、ステップ540に進み、通常の手順に従ってアップリンクデータを生成し、ステップ550に進む。
図6は、本発明の実施形態による使用可能電力情報を送信する端末の構成を示すブロック図である。
図6を参照すると、本発明による端末は、上位レイヤー装置601、多重化装置605、制御部610、ダウンリンク制御チャネル処理部615、及び送受信部620を含む。
制御部610は、呼設定を担当する上位レイヤー装置601から条件1及び条件2の通知を受ける。制御部610は、アップリンクデータ及び必要な制御情報を測定する過程を実行するように送受信部620を制御する。すなわち、制御部610は、所定の周期で使用可能電力、経路損失、及びダウンリンクチャネル品質の中の少なくとも1つを測定するようにする。また、制御部610は、条件1及び条件2の中の少なくとも1つの条件を満足するか否かを判定し、この少なくとも1つの条件を満足する場合には、使用可能電力情報を生成することにより多重化装置605に送信する。すなわち、本発明の第1の実施形態に従ってアップリンクデータが送信される場合に、制御部610は、アップリンクデータの送信のために測定された使用可能電力に基づいて、条件1及び条件2をすべて満足すると使用可能電力情報を生成する。制御部610は、本発明の第2の実施形態に従ってアップリンク送信リソースが割り当てられる通知を制御チャネル処理部615から受けた場合に、条件1及び条件2をすべて満足すると使用可能電力情報を生成する。また、制御部610は、本発明の第3の実施形態に従って、アップリンク送信リソースが割り当てられる通知を制御チャネル処理部615から受けた場合に、条件1を満足すると使用可能電力情報を生成した後に、さらに条件2を満足するか否かを判定する。
多重化装置605は、上位レイヤーで受信されたアップリンクデータ及び制御部610で生成された使用可能電力情報を多重化する。すなわち、多重化装置605は、制御部610で生成された使用可能電力情報を含むアップリンクデータを生成する。
送受信部620は、無線チャネルを介してアップリンクデータを送受信する、又は制御情報を送受信する。
制御チャネル処理部615は、送受信部620が受信したダウンリンク制御チャネル(例えば、アップリンク送信リソース割り当て情報が提供されるチャネル)を監視し、アップリンク送信リソースが割り当てられる場合には、これを制御部610に通知する。
以上、本発明を具体的な実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく様々な変更が可能であるということは、当業者には明らかであり、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるべきではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で定められるべきである。
205 使用可能電力情報、使用可能電力領域、及び領域別変化基準値を認識するステップ
210 使用可能電力情報を生成して送信するステップ
215 報告された使用可能電力が属している領域を確認するステップ
220 使用可能電力を持続的に測定するステップ
225 現在の使用可能電力と報告された使用可能電力との差の値が領域kの変化基準値より大きいか否かを検査するステップ
230 条件1を満足したものと判定するステップ
235 条件1を満足しないものと判定するステップ

Claims (12)

  1. 移動通信システムにおける端末の使用可能電力情報を送信する方法であって、
    端末がアップリンク送信リソースが割り当てられる通知を受信するステップと、
    前記端末が前記割り当てられたアップリンク送信リソースを有しているとき、経路損失が最後の使用可能電力情報を送信した後から基準値以上変化したかを前記端末によって判断するステップと、
    前記端末によって前記経路損失が前記基準値以上変化したと前記判断された場合に、使用可能電力情報を取得し、前記使用可能電力情報を含むアップリンクパケットを生成し、前記割り当てられたアップリンク送信リソースを使用して前記アップリンクパケットを送信するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記アップリンクパケットは、
    上位レイヤーから提供されたアップリンクデータを前記使用可能電力情報と多重化することにより生成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記使用可能電力情報は、下記の数式のように求められることを特徴とする請求項1に記載の方法。
    PowerHeadroom=101og10(PMAX)−10log10(PREQUIRED
    REQUIRED=10 log n+Po+α×PL+delta_mcs+f(delta_i)
    ここで、PMAXは、前記端末の最大送信出力であり、 REQUIRED は、任意の変調符号化方式(MCS)レベルを適用し、任意のn個のリソースブロック(RB)でデータを送信する際に要求される送信出力であり、Po及びαは、前記端末に格納されているか又は呼設定過程で基地局によりシグナリングされる正の実数であり、PLは、前記端末が測定する前記経路損失であり、delta_mcsは、変調符号化方式(MCS)レベル別に予め定められた任意の整数値であり、f(delta_i)は、前記端末が現在の時点まで命令を受けたアップリンク送信出力に対する調整命令を所定の関数f()に入力することにより得られる値である。
  4. 移動通信システムにおいて使用可能電力情報を送信する端末装置であって、
    端末がアップリンク送信リソースが割り当てられる通知を受信し、前記端末が前記割り当てられたアップリンク送信リソースを有しているとき、経路損失が最後の使用可能電力情報を送信した後から基準値以上変化したかを判断し、前記経路損失が前記基準値以上変化したと判断された場合に、使用可能電力情報を取得する制御部と、
    前記取得された使用可能電力情報を含むアップリンクパケットを生成する多重化部と、
    前記割り当てられたアップリンク送信リソースを使用して前記アップリンクパケットを送信する送受信部とを含むことを特徴とする端末装置。
  5. 前記アップリンクパケットは、
    上位レイヤーから提供されたアップリンクデータを前記使用可能電力情報と多重化することにより生成されることを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
  6. 前記使用可能電力情報は、下記の数式のように求められることを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
    PowerHeadroom=101og10(PMAX)−10log10(PREQUIRED
    REQUIRED=10 log n+Po+α×PL+delta_mcs+f(delta_i)
    ここで、PMAXは、前記端末の最大送信出力であり、 REQUIRED は、任意の変調符号化方式(MCS)レベルを適用し、任意のn個のリソースブロック(RB)でデータを送信する際に要求される送信出力であり、Po及びαは、前記端末に格納されているか又は呼設定過程で基地局によりシグナリングされる正の実数であり、PLは、前記端末が測定する前記経路損失であり、delta_mcsは、変調符号化方式(MCS)レベル別に予め定められた任意の整数値であり、f(delta_i)は、前記端末が現在の時点まで命令を受けたアップリンク送信出力に対する調整命令を所定の関数f()に入力することにより得られる値である。
  7. 基地局と端末とを有する移動通信システムにおける端末が使用可能電力情報を送信して前記使用可能電力情報を基地局が受信する方法であって、
    端末の使用可能電力情報を基地局が受信するステップと、
    前記使用可能電力情報に基づいて端末へのアップリンク送信リソースの割り当てを基地局が実行するステップとを有し、
    前記使用可能電力情報は、アップリンクパケットに含まれて受信され、
    前記使用可能電力情報は、
    前記端末がアップリンク送信リソースが割り当てられる通知を受信し、前記端末が前記割り当てられたアップリンク送信リソースを有しているとき、経路損失が最後の使用可能電力情報を送信した後から基準値以上変化したかを前記端末が判断し、前記端末によって前記経路損失が前記基準値以上変化したと判断された場合に前記端末が前記使用可能電力情報を取得し前記アップリンクパケットに含められることを特徴とする方法。
  8. 前記アップリンクパケットは、
    上位レイヤーから提供されたアップリンクデータを前記使用可能電力情報と多重化することにより生成されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記使用可能電力情報は、下記の数式のように求められることを特徴とする請求項7に記載の方法。
    PowerHeadroom=101og10(PMAX)−10log10(PREQUIRED
    REQUIRED=10 log n+Po+α×PL+delta_mcs+f(delta_i)
    ここで、PMAXは、前記端末の最大送信出力であり、 REQUIRED は、任意の変調符号化方式(MCS)レベルを適用し、任意のn個のリソースブロック(RB)でデータを送信する際に要求される送信出力であり、Po及びαは、前記端末に格納されているか又は呼設定過程で基地局によりシグナリングされる正の実数であり、PLは、前記端末が測定する前記経路損失であり、delta_mcsは、変調符号化方式(MCS)レベル別に予め定められた任意の整数値であり、f(delta_i)は、前記端末が現在の時点まで命令を受けたアップリンク送信出力に対する調整命令を所定の関数f()に入力することにより得られる値である。
  10. 基地局と端末とを有する移動通信システムであり、かつ、端末が使用可能電力情報を送信して前記使用可能電力情報を基地局が受信する移動通信システムであって、
    前記基地局は、
    端末の使用可能電力情報を受信する受信器と、
    前記使用可能電力情報に基づいて端末へのアップリンク送信リソースの割り当てを実行する制御器とを有し、
    前記使用可能電力情報は、アップリンクパケットに含まれて受信され、
    前記端末は、
    前記端末がアップリンク送信リソースが割り当てられる通知を受信し、前記端末が前記割り当てられたアップリンク送信リソースを有しているとき、経路損失が最後の使用可能電力情報を送信した後から基準値以上変化したかを判断し、前記経路損失が前記基準値以上変化したと判断された場合に、使用可能電力情報を取得する制御部と、
    前記取得された使用可能電力情報を含むアップリンクパケットを生成する多重化部と、
    前記割り当てられたアップリンク送信リソースを使用して前記アップリンクパケットを送信する送受信部とを含む
    ことを特徴とする移動通信システム。
  11. 前記アップリンクパケットは、
    上位レイヤーから提供されたアップリンクデータを前記使用可能電力情報と多重化することにより生成されることを特徴とする請求項10に記載の移動通信システム。
  12. 前記使用可能電力情報は、下記の数式のように求められることを特徴とする請求項10
    に記載の移動通信システム。
    PowerHeadroom=101og10(PMAX)−10log10(PREQUIRED
    REQUIRED=10 log n+Po+α×PL+delta_mcs+f(delta_i)
    ここで、PMAXは、前記端末の最大送信出力であり、 REQUIRED は、任意の変調符号化方式(MCS)レベルを適用し、任意のn個のリソースブロック(RB)でデータを送信する際に要求される送信出力であり、Po及びαは、前記端末に格納されているか又は呼設定過程で基地局によりシグナリングされる正の実数であり、PLは、前記端末が測定する前記経路損失であり、delta_mcsは、変調符号化方式(MCS)レベル別に予め定められた任意の整数値であり、f(delta_i)は、前記端末が現在の時点まで命令を受けたアップリンク送信出力に対する調整命令を所定の関数f()に入力することにより得られる値である。
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