JP6046539B2 - 光伝送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光通信分野において、光伝送装置で構成された光ネットワークにおけるプロテクションに関する。
近年、光ネットワークにおいては、ネットワークの信頼性を向上させるための技術として、光ネットワークプロテクション技術が広く利用されている。このようなプロテクション技術では、一般に、光ネットワークが正常な状態である場合には、プロテクションリンクとして使用されるリンクの帯域が使用されない状態が維持されるため、光ネットワークの帯域利用効率が低下する。
プロテクション技術を適用した光ネットワークにおける帯域利用効率を向上させる技術の1つとして、共有光プロテクション技術(非特許文献1)がある。共有光プロテクション技術では、プロテクションされる複数のリンクを、1つのプロテクションリンクで共有する。このため、同時に複数のリンク上で障害が発生した場合には、それら障害が発生した全てのリンクを1つのプロテクションリンクを用いてプロテクションすることはできないという課題がある。
また、光ネットワークにおける帯域利用効率を向上させる技術の1つとして、近年、信号光の多値度を制御することで、伝送容量(伝送速度)を可変とする伝送技術が提案されている(非特許文献2及び3)。
Wayne D. Grover,"Mesh-Based Survivable Networks Options and Strategies for Optical, MPLS, SONET, and ATM Networking,"Prentice Hall PTR Pearson Education, Inc. 2004. H. Y. Choi, T. Tsuritani, I. Morita,"Multi-format and multi-rate transmitter for flexible and elastic optical networks,"OECC2012, 6B4-3. Hidehiko Takara, Takashi Goh, Kohki Shibahara, Kazushige Yonenaga, Shingo Kawai, Masahiko Jinno,"EXPERIMENTAL DEMONSTRATION OF 400 GB/S MULTI-FLOW, MULTI-RATE, MULTI-REACH OPTICAL TRANSMITTER FOR EFFICIENT ELASTIC SPECTRAL ROUTING,"ECOC2011, Tu.5.A.4.
共有光プロテクション技術が有する上述の課題に対処するため、プロテクションリンクに対して、信号光の多値度を制御する伝送技術を適用することによって、プロテクションリンクの伝送容量を拡大することが考えられる。これにより、1つのプロテクションリンクで、複数のリンクのプロテクションを実現できる可能性がある。しかし、運用中のリンクで障害が発生し、使用リンクをプロテクションリンクに切り替える場合には、リンクの切り替えだけでなく、プロテクションリンクの伝送速度を適切に制御する必要がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、ライン側I/Fの伝送速度を制御可能な光伝送装置において、対象となるリンクをプロテクション可能にするとともに、リンクの利用効率を向上させる技術を提供することを目的としている。
本発明は、例えば光伝送装置として実現できる。本発明の一態様の係る光伝送装置は、第1のライン側インタフェース(I/F)に接続された第1のリンクと、前記第1のリンクと並列に設けられ、第2のライン側I/Fに接続された第2のリンクとを介して、ライン側の対向装置と通信可能な光伝送装置であって、クライアント側I/Fを介して送受信される少なくとも1つのクライアント信号を収容したライン信号を前記対向装置との間で送受信するために、前記第1のリンクを使用している間に、前記第1のリンクにおける障害の発生を検出する検出手段と、前記検出手段によって前記第1のリンクにおける障害の発生が検出されると、前記第1のリンクで送受信するライン信号に収容していたクライアント信号が、前記第2のリンクで送受信するライン信号に収容可能となるよう、前記第2のライン側I/Fの伝送速度を制御するとともに、前記第2のライン側I/Fで送受信するライン信号に前記クライアント信号が収容されるよう、前記第1のライン側I/Fから前記第2のライン側I/Fへ、前記クライアント信号を処理するライン側I/Fの切り替えを行う制御手段と、を備え、前記第1のリンクは、前記対向装置への送信用のリンクと、前記送信用のリンクと対をなす、前記対向装置からの受信用のリンクとを含み、前記検出手段は、前記受信用のリンクにおける障害の発生を検出すると、前記第1のリンクにおいて障害が発生したと判定するとともに、前記第1のリンクにおいて障害の発生を検出したことを示す障害検出情報を、前記受信用のリンクと対をなす前記送信用のリンクを介して前記対向装置に送信することを特徴とする。
本発明によれば、ライン側I/Fの伝送速度を制御可能な光伝送装置において、対象となるリンクをプロテクション可能にするとともに、リンクの利用効率を向上させることが可能である。
本発明の実施形態に係る光伝送装置を適用した光通信システムの概略的な構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る光伝送装置における、リンクの障害発生時のプロテクション動作の手順を示すフローチャート。 実施例1及び2に係る、リンクの障害発生時のプロテクション動作の具体例を示す図。 実施例3に係る、リンクの障害発生時のプロテクション動作の具体例を示す図。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
<光伝送装置の構成>
まず、図1及び図2を参照して、本発明の実施形態に係る基本概念について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る光伝送装置を適用した光通信システムの概略的な構成を示すブロック図である。図1に示す光通信システムでは、光伝送装置100と光伝送装置200とが、対向して光伝送路を介して接続されている。本実施形態では、光伝送装置100及び光伝送装置200は、同様の構成及び機能を備えるものとする。
光伝送装置100と光伝送装置200との間の光伝送路は、リンク151(リンク1)と、リンク152(リンク2)とで構成される。リンク1,2は、それぞれ双方向の線路を有し、光伝送装置100と光伝送装置200との間で並列に設けられている。図1に示すように、リンク1は、リンク151a,151bを双方向の線路(リンク対)として有し、リンク2は、リンク152a,152bを双方向の線路(リンク対)として有する。なお、リンク1及び2は、それぞれ第1及び第2のリンクの一例であり、光伝送装置100,200は、第1のリンクと、第1のリンクと並列に設けられた第2のリンクとを介して、ライン側の対向装置と通信可能な光伝送装置の一例である。
光伝送装置100は、クライアント側インタフェース(I/F)101,102と、ライン側インタフェース(I/F) 111,112と、それらを制御する制御部(図示せず)とを備える。なお、光伝送装置200は、光伝送装置100と同様、クライアント側インタフェースI/F 201,202と、ライン側I/F 211,212と、それらを制御する制御部(図示せず)とを備える。クライアント側I/F 101,102は、それぞれ、クライアント側の対応する対向装置(クライアント装置)と接続され、当該対向装置との間でクライアント信号を送受信する。ライン側I/F 111,112は、それぞれ、ライン側の対応する対向装置(光伝送装置200)との間で、光伝送路を介してライン信号を送受信する。
光伝送装置100は、クライアント側I/F 101,102で受信したクライアント信号をライン信号に収容し、当該ライン信号をライン側I/F 111,112から送信する。ライン信号は、光伝送路を介して伝送され、光伝送装置200によって受信される。一方、光伝送装置100は、光伝送装置200から光伝送路を介してライン側I/F 111,112でライン信号を受信すると、当該ライン信号をクライアント信号に変換し、変換後のクライアント信号をクライアント側I/F 101,102からクライアント側へ送信する。
光伝送装置100の内部では、クライアント側I/F 101,102のそれぞれが、ライン側I/F 111またはライン側I/F 112に、切り替え(スイッチング)可能な状態で接続されている。ライン側I/F 111,112は、複数のクライアント信号を多重してライン信号に収容する機能を有する。ライン側I/F 111,112は、光伝送装置100の内部で接続されるクライアント側I/Fを介して送受信されるクライアント信号(複数のクライアント側I/Fが接続されていれば複数のクライアント信号)を収容したライン信号を、光伝送装置200との間で送受信する。
光伝送装置100(光伝送装置200も同様。)の制御部は、ライン側I/F 111,112の伝送速度を制御可能である。例えば、制御部は、ライン側I/F 111,112で送受信するライン信号に収容されるクライアント信号の量に応じて、ライン側I/F 111,112の伝送速度を制御する。ライン信号の伝送速度の制御は、ライン信号の多値度(変調多値数)を制御することによって実現できる。
本実施形態では、リンク1,2は、いずれも運用されているリンクであるものとする。また、クライアント側I/F 101はライン側I/F 111に、クライアント側I/F 102はライン側I/F 112に、それぞれ接続されているものとする。この場合、リンク1,2で伝送されるライン信号には、それぞれ、クライアント側I/F 101,102に対応するクライアント信号が収容される。なお、リンク1,2のいずれかがプロテクションリンク専用であってもよい。例えば、リンク2がプロテクションリンク専用である場合、光伝送路上で障害が発生していない状態では、クライアント側I/F 101,102の両方ともライン側I/F 111に接続される。
本実施形態では、光伝送装置100は、リンク1,2のいずれか一方で障害が発生した場合、他方のリンクをプロテクションリンクとして使用する。例えば、リンク1で障害が発生した場合、光伝送装置100は、リンク1に対するプロテクションリンクとしてリンク2を使用する。なお、プロテクションリンクとして使用可能なリンクをいずれかのリンクに予め定めてもよい。
このように、使用リンクでの障害の発生に応じて、光伝送装置100が使用リンクをプロテクションリンクに(例えばリンク1からリンク2に)切り替える場合、上述のように、プロテクションリンクの伝送速度を適切に制御する必要がある。具体的には、リンク1で障害が発生した場合、ライン側I/F 111に対するクライアント側I/F 101からの接続を、切り替え先のライン側I/F 112で収容できるように、ライン側I/F 112の伝送速度を制御する必要がある。
そこで、本実施形態では、光伝送装置100(光伝送装置200も同様。)の制御部は、例えば、リンク1における障害の発生を検出すると、リンク1で送受信するライン信号に収容していたクライアント信号が、リンク2で送受信するライン信号に収容可能となるよう、ライン側I/F 112の伝送速度を制御する。更に、制御部は、当該クライアント信号が、ライン側I/F 112で送受信するライン信号に収容されるよう、当該クライアント信号を処理するライン側I/Fを、ライン側I/F 111からライン側I/F 112へ切り替える。
また、本実施形態では、光伝送装置100(光伝送装置200も同様。)は、リンク1,2における受信用のリンク151b,152bにおいて発生する障害を、受信信号光によって検出しうる。一方で、光伝送装置100は、リンク1,2における送信用のリンク151a,152aにおいて発生する障害を、自発的に検出することはできない。この場合、リンク151a,152aにおける受信側となる光伝送装置200が障害の発生を検出し、障害の発生を検出したことを光伝送装置100に通知すればよい。
このため、光伝送装置200(光伝送装置100も同様。)は、受信用のリンク151a,152aにおいて受信信号光によって障害の発生を検出した場合、当該リンクにおいて障害の発生を検出したことを示す障害検出情報を、送信用のリンク151b,152bを介して、対向する光伝送装置100に送信する。これにより、光伝送装置100は、対向する光伝送装置200から受信した障害検出情報に基づいて、リンク1,2における障害の発生を判定し、障害が発生したリンクを特定する。
なお、送信用及び受信用のリンクの両方で同時に障害が発生した場合には、光伝送装置100,200は、それぞれ受信用のリンクにおいて受信信号光によってその障害の発生を検出できる。
<光伝送装置における動作手順>
次に、図2を参照して、本発明の実施形態に係る光伝送装置100,200における、リンクの障害発生時にプロテクションを行うための動作(プロテクション動作)について説明する。なお、以下では光伝送装置100について説明するが、光伝送装置200についても同様である。
光伝送装置100の制御部は、光伝送装置100が起動して動作を開始すると、S201に処理を進める。S201で、制御部は、リンク1,2における障害の発生を検出したか否かを判定する。具体的には、制御部は、リンク1,2に接続されたライン側I/F 111,112が、受信用のリンク151b,152bで伝送される受信信号光に基づいて障害の発生を検出したか否かを判定する。制御部は、障害の発生を検出したと判定した場合にはS203へ、検出していないと判定した場合にはS202へ処理を進める。
S202で、制御部は、ライン側I/F 111,112によって、対向装置(光伝送装置200)から障害検出情報を受信したか否かを判定する。制御部は、受信していないと判定した場合にはS201へ処理を進め、受信したと判定した場合にはS203へ処理を進める。
S203で、制御部は、S201及びS202における判定結果に基づいて、障害が発生したリンク(障害発生リンク)を特定する。なお、以下ではリンク1において障害が発生した場合を想定する。具体的には、S201においてライン側I/F 111によって障害の発生を検出した場合、制御部は、ライン側I/F 111に接続された受信用のリンク151bを、障害が発生したリンクとして特定する(受信側障害)。一方、S202においてライン側I/F 111によって障害検出情報を受信した場合、制御部は、障害検出情報を受信した受信用のリンク151bと対をなす送信用のリンク151aを、障害が発生したリンクとして特定する(送信側障害)。なお、送信側障害及び受信側障害のいずれの場合にも、制御部は、リンク151a及びリンク151bを含む、リンク1で障害が発生したと判定し、リンク1を障害が発生したリンクと特定する。
その後、制御部は、S204で、受信側障害が発生している場合には処理をS205に進め、送信側障害が発生している場合には処理をS206に進める。S205で、制御部は、障害が発生したリンクとして特定した受信用のリンク151bと対をなす送信用のリンク151aを介して、障害検出情報を対向装置(光伝送装置200)に送信し、処理をS206に進める。
S206及びS207で、制御部は、プロテクションのためのライン側I/Fの切り替えを実行する。具体的には、リンク1で送受信するライン信号に収容していたクライアント信号に対応するクライアント側I/F101からの接続を、ライン側I/F 111からライン側I/F 112に切り替えることで、当該クライアント信号を処理するライン側I/Fを切り替える処理を実行する。
まず、制御部は、リンク1で送受信するライン信号に収容していた、クライアント側I/F 101に対応するクライアント信号が、リンク2で送受信するライン信号に収容可能となるように、ライン側I/F 112の伝送速度(リンク2の伝送速度)を制御する。例えば、ライン側I/F 112の伝送速度を、プロテクション後にライン側I/F 112の伝送速度が送受信することになる各クライアント信号の伝送速度の総和以上の伝送速度に設定することにより、そのような制御が可能である。
上記の場合、伝送速度の総和は、リンク1における障害の発生の検出時に、リンク2(プロテクションリンク)で送受信するライン信号に収容されていたクライアント信号の伝送速度と、プロテクションによって当該ライン信号に新たに収容することが必要となるクライアント信号の伝送速度との総和として求められる。なお、クライアント信号の伝送速度は、対応するクライアント側I/Fがクライアント側の対向装置との間でクライアント信号を送受信する際の伝送速度に相当する。
ただし、上述の各クライアント信号の伝送速度の総和が、リンク2に対応するライン側I/F 112で設定可能な、予め定められた最大伝送速度を上回る場合には、プロテクションのためのライン側I/Fの切り替えを行うことはできない。このような最大伝送速度は、光伝送装置の工場出荷時に予め初期値として設定される。
このため、制御部は、S206で、プロテクションのためのライン側I/Fの切り替えが可能か否かを判定する。ここで、リンク2(プロテクションリンク)に対応するライン側I/F 112が送受信するライン信号に収容されることになる各クライアント信号の伝送速度(クライアント側I/Fの伝送速度)をIFclient(m)(m:クライアント側I/Fの番号)、ライン側I/F 112の最大伝送速度をIFmaxとする。S206で、制御部は、
IFmax ≧(IFclient(m) の総和) (1)
が満たされる場合、ライン側I/Fの切り替えが可能である判定し、処理をS207に進める。それ以外の場合、制御部は、ライン側I/Fの切り替えが不可能である判定し、処理をS209に進める。S209で、制御部は、ライン側I/F 112の伝送容量が不足していることを示す警報を外部に出力し、処理を終了する。
また、S207で、制御部は、プロテクションのためのライン側I/Fの切り替えを行う。具体的には、ライン側I/F 112で送受信するライン信号にクライアント信号が収容されるよう、ライン側I/F 111からライン側I/F 112へ、クライアント信号を処理するライン側I/Fの切り替えを行う。これにより、ライン信号に収容されてクライアント信号が伝送されるリンクが、S203で障害が発生したリンクとして特定したリンク1からリンク2に切り替わる。なお、制御部は、S207における切り替えを、ライン側I/F111が有する受信I/F及び送信I/F(図示せず)の両方について実行する。その後、制御部は処理をS208に進める。
S208で、制御部は、プロテクションリンク(リンク2)の通信を確立できたか否かを判定する。制御部は、通信を確立できたと判定した場合、処理をS201に戻し、確立できないと判定した場合、処理をS209に進める。S209では、制御部は、プロテクションリンク(リンク2)における通信の確立が不可能であることを示す警報を外部に出力し、処理を終了する。
以下では、上述した実施形態に対する具体的な実施例として、図3及び図4を参照して、実施例1乃至3について説明する。実施例1乃至3では、光伝送路で障害が発生するパターンとして、リンク1における双方向のリンク151a,151bのうち、片方向のリンクで障害が発生する場合(実施例1及び2)、及び両方向のリンクで障害が発生する場合(実施例2)を想定している。なお、図3及び図4に示すステップ番号(S201等)は、図2に示すステップ番号と対応し、図2を用いて説明した処理と同様の処理が実行されることを示している。
[実施例1]
実施例1では、図3を参照しながら、リンク1における、光伝送装置100から光伝送装置200への方向の通信を行う、片方向の光リンク(リンク151a)に障害が発生した場合の、光伝送装置200のプロテクション動作について説明する。本実施例では、図3に示すように、光伝送路上で、リンク151aに障害300が発生している。この場合、光伝送装置200は以下のように動作する。
光伝送装置200の制御部は、リンク1,2を介して光伝送装置100と通信可能な状態において、リンク151aを介した光伝送装置100からの受信信号光に基づいて、リンク1における障害の発生を検出する(S201)。受信信号光に基づいて障害の発生を検出したことに応じて、制御部は、障害が発生したリンクをリンク1と特定する(S203)。この場合、制御部は、障害の発生を検出したリンク151aと対をなすリンク151bを介して、障害検出情報を対向装置(光伝送装置100)に送信する(S204,S205)。
次に、光伝送装置200の制御部は、プロテクションのためのライン側I/Fの切り替えを実行する(S206,S207)。ここでは、式(1)が満たされるものとする。具体的には、制御部は、ライン側I/F 212の伝送速度を、クライアント側I/F 201,202で送受信する各クライアント信号の伝送速度の総和以上で、かつ、ライン側I/F 212の最大伝送速度以下の伝送速度に設定する。更に、制御部は、リンク1で送受信するライン信号に収容していたクライアント信号に対応するクライアント側I/F 201からの接続を、ライン側I/F 211からライン側I/F 212に切り替える。
その後、光伝送装置200の制御部は、リンク2において光伝送装置100との間で通信を確立する(S208)。
[実施例2]
実施例2では、再び図3を参照しながら、リンク1における、光伝送装置100から光伝送装置200への方向の通信を行う、片方向の光リンク(リンク151a)に障害が発生した場合の、光伝送装置100のプロテクション動作について説明する。本実施例では、図3に示すように、光伝送路上で、リンク151aに障害300が発生している。この場合、光伝送装置100は以下のように動作する。
光伝送装置100の制御部は、リンク1,2を介して光伝送装置200と通信可能な状態において、リンク151aにおいて障害300が発生した場合、リンク1における障害の発生を自発的に検出することはできない。しかし、実施例1で説明したように、光伝送装置100の制御部は、光伝送装置200からリンク151bを介して受信された障害検出情報に基づいて、リンク1における障害の発生を検出することが可能である(S202,S203)。
次に、光伝送装置100の制御部は、プロテクションのためのライン側I/Fの切り替えを実行する(S206,S207)。ここでは、式(1)が満たされるものとする。具体的には、制御部は、ライン側I/F 112の伝送速度を、クライアント側I/F 101,102で送受信する各クライアント信号の伝送速度の総和以上で、かつ、ライン側I/F 112の最大伝送速度以下の伝送速度に設定する。更に、制御部は、リンク1で送受信するライン信号に収容していたクライアント信号に対応するクライアント側I/F 101からの接続を、ライン側I/F 111からライン側I/F 112に切り替える。
その後、光伝送装置100の制御部は、リンク2において光伝送装置200との間で通信を確立する(S208)。
[実施例3]
実施例3では、図4を参照しながら、リンク1における、光伝送装置100と光伝送装置200との間の双方向の光リンク(リンク151a,151b)に障害が同時に発生した場合の、光伝送装置100,200のプロテクション動作について説明する。本実施例では、図4に示すように、光伝送路上で、リンク151a,151bに障害400が発生している。この場合、光伝送装置100,200は以下のように動作する。
(光伝送装置200の動作)
実施例1で説明した動作と同様である。
(光伝送装置100の動作)
光伝送装置100の制御部は、リンク1,2を介して光伝送装置100と通信可能な状態において、リンク151bを介した光伝送装置200からの受信信号光に基づいて、リンク1における障害の発生を検出する(S201)。受信信号光に基づいて障害の発生を検出したことに応じて、制御部は、障害が発生したリンクをリンク1と特定する(S203)。この場合、制御部は、障害の発生を検出したリンク151bと対をなすリンク151aを介して、障害検出情報を対向装置(光伝送装置200)に送信する(S204,S205)。ただし、障害400に起因して、光伝送装置100,200の双方から送信された障害検出情報が、対向装置で受信されることはない。
次に、光伝送装置100の制御部は、プロテクションのためのライン側I/Fの切り替えを実行する(S206,S207)。ここでは、式(1)が満たされるものとする。具体的には、制御部は、ライン側I/F 112の伝送速度を、クライアント側I/F 101,102で送受信する各クライアント信号の伝送速度の総和以上で、かつ、ライン側I/F 112の最大伝送速度以下の伝送速度に設定する。更に、制御部は、リンク1で送受信するライン信号に収容していたクライアント信号に対応するクライアント側I/F 101からの接続を、ライン側I/F 111からライン側I/F 112に切り替える。
その後、光伝送装置100の制御部は、リンク2において光伝送装置200との間で通信を確立する(S208)。
以上説明したように、上述の種々の実施形態(実施例)では、光伝送装置において、プロテクションの対象となるリンクで伝送するライン信号に収容されているクライアント信号が、プロテクションリンクとして用いるリンクで伝送するライン信号に収容されるよう、ライン側I/Fの伝送速度を制御する。これにより、プロテクション動作の際にプロテクションリンクに対応するライン側I/Fの伝送速度を適切に制御して、所望のリンクを確実にプロテクションすることが可能になる。更に、光伝送装置が有するいずれかのリンクをプロテクションリンクとして共有可能であるため、リンクの利用効率を向上させることが可能である。
なお、上述の種々の実施形態(実施例)では、光伝送装置100,200の構成として、クライアント側I/F、ライン側I/Fを2個ずつ備える場合について説明している。しかし、本発明は、クライアント側I/F、ライン側I/Fをそれぞれ3個以上備える光伝送装置に対しても、上述の実施形態と同様に適用可能である。

Claims (6)

  1. 第1のライン側インタフェース(I/F)に接続された第1のリンクと、前記第1のリンクと並列に設けられ、第2のライン側I/Fに接続された第2のリンクとを介して、ライン側の対向装置と通信可能な光伝送装置であって、
    クライアント側I/Fを介して送受信される少なくとも1つのクライアント信号を収容したライン信号を前記対向装置との間で送受信するために、前記第1のリンクを使用している間に、前記第1のリンクにおける障害の発生を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって前記第1のリンクにおける障害の発生が検出されると、前記第1のリンクで送受信するライン信号に収容していたクライアント信号が、前記第2のリンクで送受信するライン信号に収容可能となるよう、前記第2のライン側I/Fの伝送速度を制御するとともに、前記第2のライン側I/Fで送受信するライン信号に前記クライアント信号が収容されるよう、前記第1のライン側I/Fから前記第2のライン側I/Fへ、前記クライアント信号を処理するライン側I/Fの切り替えを行う制御手段と、を備え、
    前記第1のリンクは、前記対向装置への送信用のリンクと、前記送信用のリンクと対をなす、前記対向装置からの受信用のリンクとを含み、
    前記検出手段は、前記受信用のリンクにおける障害の発生を検出すると、前記第1のリンクにおいて障害が発生したと判定するとともに、前記第1のリンクにおいて障害の発生を検出したことを示す障害検出情報を、前記受信用のリンクと対をなす前記送信用のリンクを介して前記対向装置に送信する
    ことを特徴とする光伝送装置。
  2. 前記検出手段は、
    前記送信用のリンクにおいて障害が発生したことが前記対向装置によって検出されたことに応じて当該対向装置から前記受信用のリンクを介して前記障害検出情報を受信すると、前記第1のリンクにおいて障害が発生したと判定することを特徴とする請求項に記載の光伝送装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記第2のライン側I/Fの伝送速度を、当該第2のライン側I/Fが送受信するライン信号に収容することになる各クライアント信号の伝送速度の総和以上の伝送速度に設定することを特徴とする請求項1または2に記載の光伝送装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記伝送速度の総和が、前記第2のライン側I/Fに対して予め定められた最大伝送速度を上回る場合には、前記切り替えを行うことなく、前記第2のライン側I/Fの伝送容量が不足していることを示す警報を外部に出力することを特徴とする請求項に記載の光伝送装置。
  5. 前記伝送速度の総和は、
    前記第1のリンクにおける障害の発生が検出された際に前記第2のライン側I/Fが送受信するライン信号に収容されていたクライアント信号の伝送速度と、前記切り替えによって前記ライン信号に新たに収容することが必要となるクライアント信号の伝送速度との総和であることを特徴とする請求項またはに記載の光伝送装置。
  6. 前記伝送速度の総和は、
    前記第2のライン側I/Fが送受信するライン信号に収容することが必要となる各クライアント信号を、対応する各クライアント側I/Fがクライアント側の対向装置との間で送受信する際の伝送速度の総和であることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の光伝送装置。
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