JP6045845B2 - Glp−1分泌促進剤 - Google Patents

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本発明は、GLP−1(glucagon-like peptide-1)分泌促進剤に関する。
Glucagon−like peptide−1(GLP−1)は、内分泌ホルモンであるグルカゴンと共通の遺伝子及び前駆体から産生されるホルモンである。グルカゴンが膵島のα細胞で産生されるのに対し、GLP−1は腸の内分泌細胞(L細胞)で産生され、その前駆体からグルカゴンとは異なったプロセシングを経て産生される。GLP−1は糖代謝に重要な役割を果たしているインクレチン(incretin: Intestine Secretion Insulin)作用を備えたホルモンであり、栄養素の摂取によって血中に分泌され、膵β細胞に働きかけインスリン分泌を促進し、血糖値を低下させる。GLP−1はまた、膵臓に働きかけてグルカゴン分泌を抑制することにより、肝からのブドウ糖放出を低下させ、血糖値を低下させる。他のGLP−1の作用としては、膵β細胞の増殖促進、胃排泄や胃酸分泌の抑制、及び食欲と摂食の抑制等が知られている(非特許文献1〜3)。従って、GLP−1の効果を高めることは、肥満、糖尿病等の生活習慣病の改善に有用である。近年では、GLP−1補充療法やGLP−1受容体(GLP−1R)アゴニストを利用した糖尿病治療法の開発も進められている。
GLP−1はまた、中枢神経系に対する作用を有することが知られている。GLP−1の食欲と摂食の抑制効果は、中枢神経系に存在するGLP−1Rを介するものと考えられている(非特許文献1)。また、GLP−1R欠損マウスでは学習能力が低下する一方で、GLP−1Rを過剰発現させたマウスでは記憶学習能力が向上する(非特許文献4)。培養系での実験では、GLP−1の神経突起伸長促進作用や、神経傷害によるアポトーシスからの保護作用が観察されている(非特許文献5)。従って、GLP−1は、神経変性を抑え、認知症等の神経変性疾患や糖尿病に伴う神経障害の改善に有用な物質としても期待されている。
また、GLP−1は、糖尿病患者の血糖値制御に有用であると考えられている。GLP−1により膵臓のグルカゴン分泌が抑制されると、肝からのブドウ糖放出が低下し、血糖が低下する。この作用は低血糖によるグルカゴン分泌と拮抗せず、またインスリン濃度に依存しないことが報告されている。GLP−1投与により1型糖尿病患者及び2型糖尿病患者で共に、血糖を一定にするのに必要なインスリン量が減少したことも報告されている。さらにGLP−1は、中枢神経系へ作用して食欲を抑制することにより、長期的に血糖値制御に効果を発揮し得る。よって、これらの作用を介して、GLP−1により、糖尿病やインスリン抵抗性の患者の症状を改善できる可能性がある。実際にGLP−1アナログ製剤であるExenatideやLiraglutideが糖尿病治療薬として使用されており、インスリン抗性改善効果があることが報告されている(非特許文献6)。
しかし、通常GLP−1は非常に分解され易く、生体内での半減期は非常に短い。そのため、体外からGLP−1を投与しても、その血中濃度を一定に保つのは非常に難しい。従って、生体内でのGLP−1濃度を長時間にわたって高めるためには、外からの投与よりも内因性GLP−1の分泌を促進することが望ましい。
培養系での研究から、GLP−1の分泌を促進する物質として、パルミチン酸、オレイン酸、肉加水分解物(MH)、ガストリン放出ペプチド(GRP)、カルバコール、フォルスコリン、イオノマイシン、酢酸ミリスチン酸ホルボール(PMA)、必須アミノ酸(EAA)、ロイシン、イソロイシン、スキムミルク、カゼイン、レプチン、ムスカリン性受容体M1、M2がこれまでに報告されている(非特許文献7〜11)。
菊花はキク科キク(Chrysanthemum X morifolium)の花であり、従来、眼精疲労、頭痛、貧血、風邪予防、視力回復等に使用されている。オレンジ色素は、ミカン科のオレンジの果汁から得られた色素であり、オレンジ色素の主成分であるβクリプトキサンチンは血糖低下、インスリン抵抗性改善、がん予防に効果があると言われている。ビートレッドは、アカザ科ビート(Beta vulgaris)の赤い根から得られた色素であり、抗酸化、糖尿病発症抑制作用があることが知られている。パプリカは、ナス科トウガラシ(Capsicum annuum)の果実であり、血管強化・血圧上昇抑制効果などが知られている。バラ科ビワ(Erioobotrya japonica)の葉の抽出物であるビワ茶は、ガン予防、疲労回復、食欲増進、下痢止め、湿疹、ぜんそく、健胃、利尿、夏バテ、食中毒の予防、肩こり改善、腰痛改善、糖尿病改善などの効果があると言われている。また特許文献1には、ビワ茶によりマウス又はラットにおける血中トリグリセリド値、血糖値、内臓脂肪増加や体重増加が抑制されたことが記載されている。高麗人参(Panax ginseng)は食欲不振改善、胃炎・大腸炎改善、神経痛・頭痛改善、集中力・記憶力向上、自律神経失調症改善 、高血糖改善、滋養強壮などの効果があると言われている(例えば、特許文献2及び非特許文献12)。ユッカ(Yucca arborescens又はYucca schidigera)は、脂質低下、体脂肪の蓄積抑制、コレステロール低下・善玉コレステロール増加、腸内細菌の増殖などの効果が知られている。植物ステロールは、コレステロール低下作用などが知られている(特許文献3)。フェルラ酸(trans-4-Hydroxy-3-methoxy-cinnamic acid)やその誘導体には、ガン・老化の予防、アルツハイマー病予防、血圧改善、糖尿病改善などの効果が知られている(例えば、特許文献4〜5)。βカロチンは抗酸化、動脈硬化予防、眼病予防などの効果があると言われている(例えば、非特許文献13〜14)。糖セラミドは、従来、肌荒れ予防・改善剤、皮膚保湿剤として使用されている(例えば、特許文献6)。しかし、上記の素材のGLP−1に対する作用については何ら報告されていない。
国際公開第2007/001080号パンフレット 特開2004−189619号公報 特表2007−504254号公報 特許第4234888号公報 特開2003−261443号公報 特開2006−22007号公報
J Clin Endocrinol Metab, 2002, 87(3):1239-1246 Am J Physiol Endocrinol Metab, 1997, 273:E981-E988 Eur J Pharmacol, 2002, 440(2-3):269-279 Nat Med, 2003, 9:1173-1179 J Pharmacol Exp Ther, 2002, 302(3):881-888 医学のあゆみ, 2009, 231(7):755-758 Endocrinology, 2001, 142(10):4522-4528 Journal of Endocrinology, 2006, 191,159-170 Nutrition, 2009, 25(3):340-349 Endocrinology, 2003, 144(7):3244-3250 Diabetes, 2006, 52(2):252-259 Biological and Pharmaceutical Bulletin, 2010, 33(6):1077-1081 Journal of Mazandaran University of Medical Sciences, 2010, 20(78):58-68 Nutrition Research, 2004, 24(12):1011-1021
本発明は、GLP−1の分泌を促進する物質の提供と、GLP−1分泌促進、胃排泄抑制、食欲抑制、あるいは肥満の予防及び/又は改善等に関連した当該物質の使用に関する。
本発明者らは、GLP−1の分泌を促進できる素材について検討したところ、フェルラ酸、ユッカ又はその抽出物、糖セラミド、βカロチン、植物ステロール、ならびにビート、菊花、パプリカ、オレンジ、高麗人参及びビワ茶から選択される植物又はそれらの抽出物にGLP−1の分泌を促進する作用があることを見出した。
すなわち、本発明は以下を提供する。
(1)フェルラ酸、ユッカ及びその抽出物、糖セラミド、βカロチン、植物ステロール、ならびにビート、菊花、パプリカ、オレンジ、高麗人参、ビワ茶から選択される植物及びそれらの抽出物から選択される少なくとも1種を有効成分とするGLP−1分泌促進剤。
(2)フェルラ酸、ユッカ及びその抽出物、糖セラミド、βカロチン、植物ステロール、ならびにビート、菊花、パプリカ、オレンジ、高麗人参、ビワ茶から選択される植物及びそれらの抽出物から選択される少なくとも1種を有効成分とする胃排泄抑制剤。
(3)フェルラ酸、ユッカ及びその抽出物、糖セラミド、βカロチン、植物ステロール、ならびにビート、菊花、パプリカ、オレンジ、高麗人参、ビワ茶から選択される植物及びそれらの抽出物から選択される少なくとも1種を有効成分とする食欲抑制剤。
(4)菊花又はその抽出物を有効成分とする肥満予防及び/又は改善剤。
(5)フェルラ酸、ユッカ及びその抽出物、糖セラミド、βカロチン、植物ステロール、ならびにビート、菊花、パプリカ、オレンジ、高麗人参、ビワ茶から選択される植物及びそれらの抽出物から選択される少なくとも1種を有効成分として摂取させる、非治療的GLP−1分泌促進方法。
(6)フェルラ酸、ユッカ及びその抽出物、糖セラミド、βカロチン、植物ステロール、ならびにビート、菊花、パプリカ、オレンジ、高麗人参、ビワ茶から選択される植物及びそれらの抽出物から選択される少なくとも1種を有効成分として摂取させる、非治療的胃排泄抑制方法。
(7)フェルラ酸、ユッカ及びその抽出物、糖セラミド、βカロチン、植物ステロール、ならびにビート、菊花、パプリカ、オレンジ、高麗人参、ビワ茶から選択される植物及びそれらの抽出物から選択される少なくとも1種を有効成分として摂取させる、非治療的食欲抑制方法。
(8)菊花又はその抽出物を有効成分として摂取させる、非治療的肥満予防及び/又は改善方法。
本発明のGLP−1の分泌促進剤は、優れたGLP−1分泌促進するとともに、胃排泄抑制のため、食欲抑制のため、あるいは肥満の予防及び/又は改善のために有用である。
各種素材によるNCI−H716細胞におけるGLP−1分泌促進。*:p < 0.05、**:p < 0.01、***:p < 0.001。 フェルラ酸及びユッカによるマウスにおけるGLP−1分泌促進。*:p < 0.05、#:p < 0.1。
本明細書において、「GLP−1分泌促進」とは、食事、特に糖質又は脂質を多く含む食事を摂取することで引き起こされる生体内でのGLP−1分泌を促進することを意味する。あるいは、「GLP−1分泌促進」とは、主として食後に生じる生体内でのGLP−1分泌に伴う血中GLP−1濃度上昇を増強するか、上昇したGLP−1濃度を維持するか、又は上昇したGLP−1濃度の低下を抑制することをいう。
本明細書において、「非治療的」とは、医療行為、すなわち治療による人体への処置行為を含まない概念である。
本明細書において、「改善」とは、疾患、症状又は状態の好転、疾患、症状又は状態の悪化の防止又は遅延、あるいは疾患又は症状の進行の逆転、防止又は遅延をいう。
本明細書において、「予防」とは、個体における疾患若しくは症状の発症の防止又は遅延、あるいは個体の疾患若しくは症状の発症の危険性を低下させることをいう。
本明細書において、「菊花」とは、キク科Chrysanthemum X morifoliumの花を指す。パプリカは、ナス科Capsicum annuumの果実を指す。ビワ茶は、バラ科Erioobotrya japonicaの葉を指す。高麗人参は、ウコギ科Panax ginsengの根茎を指す。ユッカは、ユリ科のYucca arborescens又はYucca schidigeraの全草を指す。オレンジは、ミカン科Citrus sinensisの果実又は果皮を指す。ビートは、アカザ科Beta vulgarisの赤い根を指す。上記植物は、そのまま本発明に使用されてもよく、又は粉砕、切断、搾汁若しくは乾燥された後に使用されてもよい。
上記植物又はその抽出物としては、市販されているものを利用することができる。市販品としては、例えば、丸善製薬株式会社、ヤスマ株式会社、松浦薬業株式会社等から市販されている、菊花エキスパウダー、パプリカパウダー、ビワ葉エキス末、ニンジン抽出液、ユッカ抽出物等が挙げられる。またオレンジの場合は、市販のオレンジ果汁又はその乾燥物(例えばオレンジジュースパウダー)、オレンジ色素等が挙げられる。ビートの場合は、ビートレッド色素(例えばOCI株式会社より販売)が挙げられる。
あるいは、上記植物の抽出物は、常法により得られる上記植物の各種溶媒抽出物、又はその希釈液、その濃縮液、その乾燥末、ペースト若しくはその活性炭処理したものであってもよい。上記植物は、そのまま抽出工程に付されてもよく、又は粉砕、切断、搾汁若しくは乾燥された後に抽出工程に付されてもよい。一例として、本発明における抽出物は、上記植物又はその絞り汁を、室温(例えば、4〜50℃)若しくは加温(室温〜溶媒沸点)下にて抽出するか、又はソックスレー抽出器等の抽出器具を用いて抽出することにより得ることができる。
抽出のための溶媒には、極性溶媒、非極性溶媒のいずれをも使用することができる。溶媒の具体例としては、例えば、水;メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類;プロピレングリコール、ブチレングリコール等の多価アルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の鎖状及び環状エーテル類;ポリエチレングリコール等のポリエーテル類;スクワラン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル等の炭化水素類;トルエン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;及び超臨界二酸化炭素;ピリジン類;油脂、ワックス等その他オイル類等の有機溶媒;ならびにこれらの混合物が挙げられる。好適には、水、アルコール類及びその水溶液が挙げられ、アルコール類としてはエタノールが好ましい。より好ましい溶媒は、水及びエタノール水溶液である。
抽出のための溶媒としてアルコール水溶液を使用する場合には、アルコール類と水との配合割合(容量比)としては、0.001〜100:99.999〜0が好ましく、5〜95:95〜5がより好ましく、20〜80:80〜20がさらに好ましく、30〜70:70〜30がさらにより好ましく、40〜60:60〜40がなお好ましい。エタノール水溶液の場合、エタノール類濃度が40〜60容量%であることが好ましい。
溶媒の使用量としては、上記植物(乾燥質量換算)1gに対して1〜100mLが好ましく、抽出時間としては、1分間〜100日間が好ましく、1分間〜10日間がより好ましい。このときの抽出温度は、0℃〜溶媒沸点、より好ましくは5〜100℃、さらに好ましくは10〜50℃、さらにより好ましくは10〜35℃である。
上記植物の抽出物を得る抽出手段は、具体的には、固液抽出、液液抽出、浸漬、煎出、浸出、水蒸気蒸留、還流抽出、超音波抽出、マイクロ波抽出、攪拌等の手段を用いることができる。例えば、浸漬の好適な一例として、10〜50℃で、1時間〜14日間の浸漬が挙げられる。また、抽出時間を短縮する場合には、攪拌を伴う固液抽出が望ましい。この固液抽出の好適な条件の一例としては、10〜100℃(好ましくは10〜35℃)下、100〜400rpmで1〜30分間の攪拌が挙げられる。
抽出物の酸化を防止するため、煮沸脱気や窒素ガス等の不活性ガスを通気して溶存酸素を除去しつつ、いわゆる非酸化的雰囲気下で抽出する手段を併用してもよい。
また本明細書において、植物ステロールとは、油糧種子から得られた植物油脂に由来するステロール化合物を指す。油糧種子としては、大豆、菜種、トウモロコシ、コメ、ヒマワリ、ベニバナ、ゴマ等が挙げられる。これらの油糧種子を粉砕し、抽出して得られた植物性油脂を、室温若しくは加温下(30℃〜溶媒沸点)にてメタノール、エタノール、イソプロパノール、酢酸エチル、アセトン、ヘキサン等の溶媒にて抽出することにより、植物ステロールを得ることができる。あるいは市販の植物ステロール、例えば、タマ生化学社等から販売されている、大豆由来の植物ステロール等を使用してもよい。
βカロチンは、例えば、オオヒゲマワリ科デュナリエラ(Dunaliella bardawilDunaliella salina等)の全藻を、加温下(30〜200℃)で菜種油等の油脂により、又は室温若しくは加温下(30〜100℃)でヘキサン若しくは加圧下二酸化炭素により抽出して得ることができる。あるいは市販のβカロチン、例えば、協和発酵社等から販売されている、バイオカロチン30MCT等を使用してもよい。
本発明に使用される糖セラミドとしては、モノグルコシルセラミド等が挙げられる。糖セラミドは、例えば、イネ科トウモロコシ(Zea mays)の胚芽を、室温若しくは加温下(30℃〜溶媒沸点)で、エタノール、含水エタノール、イソプロピルアルコール、アセトン、ヘキサン又は酢酸エチル等の溶媒により抽出して得ることができる。あるいは市販の植物セラミド、例えば、日本製粉社等から販売されている、ニップンセラミドCP等を使用してもよい。
本発明において、フェルラ酸(trans-4-Hydroxy-3-methoxy-cinnamic acid)は、市販されているもの、例えば、ALDRICH社等から販売されているtrans-4-Hydroxy-3-methoxy-cinnamic acid等を使用すればよい。
後記実施例に示すように、フェルラ酸、ユッカ又はその抽出物、糖セラミド、βカロチン、植物ステロール、ならびにビート、菊花、パプリカ、オレンジ、高麗人参及びビワ茶から選択される植物又はそれらの抽出物は、消化管細胞からのGLP−1分泌を有意に促進する作用を有する。また、GLP−1の作用として、グルカゴン分泌抑制、インスリン分泌促進、及びそれらによる血糖上昇抑制、ならびに胃排泄抑制、及び食欲抑制や、それらに伴う肥満抑制は、従来よく知られている(J Clin Endocrinol Metab, 2002, 87(3):1239-1246, Am J Physiol Endocrinol Metab, 1997, 273:E981-E988, Eur J Pharmacol, 2002, 440(2-3):269-279など)。従って、フェルラ酸、ユッカ又はその抽出物、糖セラミド、βカロチン、植物ステロール、ならびにビート、菊花、パプリカ、オレンジ、高麗人参及びビワ茶から選択される植物又はそれらの抽出物は、GLP−1分泌促進剤として有用であり、且つGLP−1分泌に関わる様々な状態の制御、例えば、胃排泄抑制、食欲抑制、ならびに肥満の予防及び/又は改善のために有用である。
すなわち、フェルラ酸、ユッカ又はその抽出物、糖セラミド、βカロチン、植物ステロール、ならびにビート、菊花、パプリカ、オレンジ、高麗人参及びビワ茶から選択される植物又はそれらの抽出物(以下、本発明の素材とも称する)は、GLP−1分泌促進のため、胃排泄抑制のため、食欲抑制のため、あるいは肥満の予防及び/又は改善のために使用することができる。上記本発明の素材は、単独で使用されてもよく、又は任意の2種以上の組み合わせで使用されてもよい。当該使用は、ヒト若しくは非ヒト動物、又はそれらに由来する検体における使用であり得、また治療的使用であっても非治療的使用であってもよい。
従って、フェルラ酸、ユッカ及びその抽出物、糖セラミド、βカロチン、植物ステロール、ならびにビート、菊花、パプリカ、オレンジ、高麗人参、ビワ茶から選択される植物及びそれらの抽出物から選択される少なくとも1種を有効成分として含有するGLP−1分泌促進剤を提供する。
また本発明は、フェルラ酸、ユッカ及びその抽出物、糖セラミド、βカロチン、植物ステロール、ならびにビート、菊花、パプリカ、オレンジ、高麗人参、ビワ茶から選択される植物及びそれらの抽出物から選択される少なくとも1種を有効成分として含有する胃排泄抑制剤を提供する。
また本発明は、フェルラ酸、ユッカ及びその抽出物、糖セラミド、βカロチン、植物ステロール、ならびにビート、菊花、パプリカ、オレンジ、高麗人参、ビワ茶から選択される植物及びそれらの抽出物から選択される少なくとも1種を有効成分として含有する食欲抑制剤を提供する。
さらに本発明は、菊花又はその抽出物を有効成分として含有する肥満予防及び/又は改善剤を提供する。
上記剤は、フェルラ酸、ユッカ及びその抽出物、糖セラミド、βカロチン、植物ステロール、ならびにビート、菊花、パプリカ、オレンジ、高麗人参、ビワ茶から選択される植物及びそれらの抽出物から選択される少なくとも1種から本質的に構成されていてもよい。
さらに本発明は、フェルラ酸、ユッカ及びその抽出物、糖セラミド、βカロチン、植物ステロール、ならびにビート、菊花、パプリカ、オレンジ、高麗人参、ビワ茶から選択される植物及びそれらの抽出物から選択される少なくとも1種を有効成分として摂取させる、非治療的GLP−1分泌促進方法を提供する。
さらに本発明は、フェルラ酸、ユッカ及びその抽出物、糖セラミド、βカロチン、植物ステロール、ならびにビート、菊花、パプリカ、オレンジ、高麗人参、ビワ茶から選択される植物及びそれらの抽出物から選択される少なくとも1種を有効成分として摂取させる、非治療的胃排泄抑制方法を提供する。
さらに本発明は、フェルラ酸、ユッカ及びその抽出物、糖セラミド、βカロチン、植物ステロール、ならびにビート、菊花、パプリカ、オレンジ、高麗人参、ビワ茶から選択される植物及びそれらの抽出物から選択される少なくとも1種を有効成分として摂取させる、非治療的食欲抑制方法を提供する。
さらに本発明は、菊花又はその抽出物を有効成分として摂取させる、非治療的肥満予防及び/又は改善方法を提供する。
上記本発明の素材は、GLP−1分泌促進のため、グルカゴン分泌抑制のため、胃排泄抑制のため、食欲抑制のため、あるいは肥満の予防及び/又は改善のための組成物、医薬、医薬部外品、飲食品若しくはその原料、又は飼料若しくはその原料に素材として配合することができ、あるいはそれらの製造のために使用することができる。
上記組成物、医薬、医薬部外品、飲食品、飼料、又は飲食品若しくは飼料の原料は、ヒト又は非ヒト動物用として製造され、又は使用され得る。上記本発明の素材は、当該組成物、医薬、医薬部外品、飲食品、飼料、又は飲食品若しくは飼料の原料に素材として配合され、GLP−1分泌促進のため、胃排泄抑制のため、食欲抑制のため、あるいは肥満の疾患の予防及び/又は改善のための有効成分であり得る。
上記医薬又は医薬部外品は、上記本発明の素材を有効成分として含有する。当該医薬又は医薬部外品は、任意の投与形態で投与され得る。投与形態は、経口投与でも非経口投与でもよい。例えば、経口投与形態としては、錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤のような固形投薬形態、ならびにエリキシル、シロップおよび懸濁液のような液体投薬形態が挙げられ、非経口投与形態としては、注射、輸液、経皮、経粘膜、経鼻、経腸、吸入、坐剤、ボーラス、貼布剤等が挙げられる。
上記医薬や医薬部外品は、上記本発明の素材を単独で含有していてもよく、又は薬学的に許容される担体と組み合わせて含有していてもよい。斯かる担体としては、例えば、賦形剤、被膜剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、希釈剤、分散剤、緩衝剤、浸透圧調整剤、pH調整剤、乳化剤、防腐剤、安定剤、酸化防止剤、着色剤、紫外線吸収剤、保湿剤、増粘剤、活性増強剤、抗炎症剤、殺菌剤、矯味剤、矯臭剤等が挙げられる。また、当該医薬や医薬部外品は、上記本発明の素材のGLP−1分泌促進作用が失われない限り、他の有効成分や薬理成分を含有していてもよい。
上記医薬又は医薬部外品は、上記本発明の素材から、あるいは必要に応じて上記担体及び/又は他の有効成分や薬理成分を組みあわせて、常法により製造することができる。当該医薬又は医薬部外品における当該本発明の素材の含有量(植物の場合は抽出物の乾燥物換算)は、通常0.0001〜20質量%であり、0.001〜10質量%とするのが好ましく、0.01〜5質量%とするのがより好ましい。
上記飲食品や飼料は、GLP−1分泌促進、胃排泄抑制、食欲抑制、あるいは肥満の予防及び/又は改善等の機能を有し、当該機能を必要に応じて表示した食品、機能性食品、病者用食品、特定保健用食品、ペットフード等であり得る。
上記飲食品の種類は特に限定されない。飲料としては、例えば、果汁飲料、炭酸飲料、茶系飲料、コーヒー飲料、乳飲料、アルコール飲料、清涼飲料等、あらゆる飲料が挙げられる。食品の形態は、固形、半固形、液状等の任意の形態であってもよく、また錠剤形態、丸剤形態、タブレット、カプセル形態、液剤形態、シロップ形態、粉末形態、顆粒形態等であってもよい。例えば、食品としては、パン類、麺類、パスタ、ゼリー状食品、各種スナック類、ケーキ類、菓子類、アイスクリーム類、スープ類、乳製品、冷凍食品、インスタント食品、その他加工食品、調味料、サプリメント等が挙げられる。上記飼料の種類も特に限定されず、任意の動物のための飼料であってよく、その形態も上記食品の場合と同様に任意の形態であり得る。
上記飲食品若しくは飼料、又はそれらの原料は、上記本発明の素材を単独で含有していてもよく、又は他の食材や、溶剤、軟化剤、油、乳化剤、防腐剤、香科、安定剤、着色剤、酸化防止剤、保湿剤、増粘剤等の添加剤を組み合わせて含有していてもよい。当該飲食品若しくは飼料中の当該本発明の素材の含有量(植物の場合は抽出物の乾燥物換算)は、通常0.0001〜10質量%であり、0.0001〜5質量%とするのが好ましく、0.001〜1質量%とするのがより好ましい。
あるいは、上記本発明の素材は、GLP−1分泌促進のため、胃排泄抑制のため、食欲抑制のため、あるいは肥満の予防及び/又は改善のため、それらを必要とする対象に有効量で投与される。あるいは、上記本発明の素材は、GLP−1分泌促進のため、胃排泄抑制のため、食欲抑制のため、あるいは肥満の予防及び/又は改善のため、それらを必要とする対象に有効量で摂取される。
投与又は摂取する対象としては、肥満状態にある動物又はその危険性の高い動物が挙げられる。あるいは、投与又は摂取対象は、GLP−1分泌促進、胃排泄抑制、又は食欲抑制を必要とする動物であり得る。動物は、好ましくはヒト又は非ヒト哺乳動物であり、より好ましくはヒトである。
好ましい投与量及び摂取量は、対象の種、体重、性別、年齢、状態又はその他の要因に従って変動し得る。投与の用量、経路、間隔、及び摂取の量や間隔は、当業者によって適宜決定され得る。例えば、ヒトに経口投与又は摂取させる場合、投与又は摂取量は、上記本発明の素材の量(植物の場合は抽出物の乾燥物換算)として、成人1人当たり、20μg〜2000mg/日とすることが好ましく、200μg〜1000mg/日がより好ましく、2mg〜500mg/日がさらに好ましく、20mg〜200mg/日がなお好ましい。経口投与又は摂取は、好ましくは毎食時或いは毎食時前に行われ、より好ましくは毎食時の4時間〜5分前に行われる。
あるいは、投与又は摂取する対象は、動物由来の組織、器官、細胞、又はそれらの分画物であり得る。当該組織、器官、細胞、又はそれらの分画物は、好ましくは、GLP−1を分泌する能力を有する天然由来又は生物学的若しくは生物工学的に改変された組織、器官、細胞、又はそれらの分画物である。
以下、実施例を示し、本発明をより具体的に説明する。
実施例1 各種素材の細胞におけるGLP−1分泌促進作用
(1)試験サンプル
ユッカとしては、サラキープALS(丸善製薬:ユッカYucca arborescens又はYucca schidigeraの含水エタノール抽出物)を50%EtOHにより濃度1%(w/v)となるように希釈し、試験サンプルとした。
高麗人参としては、ニンジン抽出液(丸善製薬社製:ウコギ科Panax ginsengの根茎の含水エタノール抽出物)を50%EtOHにより濃度1%(w/v)となるように希釈し、試験サンプルとした。
糖セラミドとしては、ニップンセラミドCP(日本製粉:トウモロコシ由来モノグルコシルセラミド)を99.5%EtOHにより、濃度1%(w/v)となるように溶解し、試験サンプルとした。
βカロチンとしては、バイオカロチン30MCT(協和発酵社製)を99.5%EtOHにより、濃度1%(w/v)となるように溶解し、試験サンプルとした。
フェルラ酸(trans-4-Hydroxy-3-methoxy-cinnamic acid:ALDRICH社製)を99.5%EtOHにより濃度1%(w/v)となるように溶解し、試験サンプルとした。
ビワ茶としては、ビワ葉エキス末(松浦薬業製:バラ科Erioobotrya japonicaの葉の含水エタノール抽出物)を50%EtOHにより濃度1%(w/v)となるように溶解し、試験サンプルとした。
パプリカパウダーCP(ヤスマ社製:パプリカ〔ナス科Capsicum annuumの果実)10gに50%EtOH 100mLを加え、室温・静置条件にて7日間抽出し、ろ過により抽出物を得た。この抽出物を試験サンプルとした。なお、得られた試験サンプルの固形分濃度は、2.84%(w/v%)であった。
植物ステロールとしては、オリザステロール(オリザ油化社製のコメ由来植物ステロール)を99.5%EtOHにより濃度1%(w/v)となるように溶解し、試験サンプルとした。
ビートレッド色素(OCI株式会社製)を20%EtOHにより濃度1%(w/v)となるように希釈し、試験サンプルとした。
オレンジジュースパウダー(ヤスマ社製)を50%EtOHにより濃度1%(w/v)となるように溶解し、試験サンプルとした。
菊花エキスパウダーMF(丸善製薬社製:キク科Chrysanthemum X morifoliumの花の含水EtOH抽出物)を20%EtOH水により濃度1%(w/v)となるように溶解し、試験サンプルとした。
コントロールとしては、50%EtOH、99.5%EtOHを用いた。
(2)GLP−1の測定
NCI−H716細胞(ヒト結腸由来細胞;ATCCより購入、Dr. Herbert K. Oieらにより開発され、Agencies of the United States Public Health Serviceから供給)は37℃、5%CO2存在下で培養した。培養液は、RPMI1640(10%ウシ胎児血清含有、高グルコース;Invitrogen社)を用いた。細胞を、マトリゲル(100μL/well;BD社)をコーティングした24ウエルプレートに1×106cell/well(N=4)となるように播き、DMEM(10%ウシ胎児血清含有、高グルコース;Invitrogen社)培地で培養した。3日後に培地を0.01%(v/v)の濃度で試験サンプルを含むKRB(Krebs-Ringer bicarbonate、Sigma社)・0.2%BSAに交換し、2時間培養した後、培地を回収した。培地はdiprotin−A(DPP4阻害剤、Sigma社)及びPMSF(Phenylmethylsulfonyl fluoride、セリンプロテアーゼ阻害剤、Sigma社)を加えた微量遠心管に回収し、浮遊した細胞を除去した後、GLP−1定量まで−80℃で保存した。培地中のGLP−1は、GLUCAGON-LIKE PEPTIDE-1 (ACTIVE) ELISA KIT(LINCO Research)を用いたELISAにより定量し、コントロールの平均値に対する相対値として求めた。
(3)結果
結果を図1及び表1に示す。ユッカ、高麗人参、糖セラミド、βカロチン、フェルラ酸、ビワ茶、パプリカ、植物ステロール、ビート、オレンジ及び菊花は0.01%の濃度で有意にGLP−1分泌を促進した。
Figure 0006045845
実施例2 フェルラ酸及びユッカのGLP−1分泌促進作用
(1)試験サンプル
フェルラ酸:trans-4-Hydroxy-3-methoxy-cinnamic acid(ALDRICH社製)を濃度0.5%(w/v)となるように蒸留水に溶解し、試験サンプルとした。
ユッカ:サラキープALS(丸善製薬:ユッカYucca arborescens又はYucca schidigeraの含水エタノール抽出物)5.0gを濃縮後凍結乾燥し、得られた凍結乾燥物(0.44g)を濃度0.1%(w/v)となるように蒸留水に溶解し、試験サンプルとした。
(2)GLP−1の測定
マウス(C57BL/6J雄、12週齢)を1群10匹とし、(1)の0.5%(w/v)フェルラ酸溶液、又は0.1%(w/v)ユッカ抽出物溶液を、ゾンデにより1g/50g体重の用量で経口投与した。コントロール群には蒸留水を投与した。投与10分後及び30分後に各個体から深麻酔下にて門脈より採血を行った。血液は直ちにDPPIVインヒビター(Millipore)とアプロチニン(和光純薬)を加えた微量採血管(EDTA入り)に回収し、採血後30分以内に遠心し血漿を得た。血漿は直ちに液体窒素で凍結し、GLP−1定量まで−80℃で保存した。血漿中GLP−1はGLUCAGON-LIKE PEPTIDE-1(ACTIVE) ELISA KIT(Millipore)を用いたELISAにより定量した。
結果を図2及び表2に示す。フェルラ酸又はユッカを摂取したマウスでは、投与後10分及び30分の時点で、それぞれGLP−1分泌が有意に亢進、又は亢進される傾向にあった。
Figure 0006045845

Claims (3)

  1. フェルラ酸を有効成分とするGLP−1分泌促進剤(但し、肥満予防もしくは改善、糖尿病予防もしくは改善、胃酸分泌抑制、又は食欲抑制のために用いる場合を除く)
  2. フェルラ酸を有効成分として摂取させる、非治療的GLP−1分泌促進方法(但し、肥満予防もしくは改善、糖尿病予防もしくは改善、胃酸分泌抑制、又は食欲抑制のための方法を除く)
  3. フェルラ酸を有効成分とするGLP−1分泌促進用食品組成物(但し、肥満予防もしくは改善、糖尿病予防もしくは改善、胃酸分泌抑制、又は食欲抑制のために用いる場合を除く)。
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