JP6044333B2 - 移動体、無線通信確立方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は移動体、無線通信確立方法及びプログラムに関し、特に狭帯域ビームを用いて通信を行う移動体、無線通信確立方法及びプログラムに関する。
近年、複数の移動体が相互に無線通信を行うことによりアドホックネットワークを構成する通信方法が知られている。例えば、それぞれの移動体は、オムニアンテナを用いて他の移動体と無線通信を行う。さらに、移動体間の無線通信には、時分割多元アクセス通信方式(TDMA)が用いられ、それぞれの移動体には送信可能なタイムスロットが割り当てられてもよい。
特許文献1には、複数の移動体を有するアドホックネットワークにおいて、それぞれの移動体の位置情報を共有する移動体情報共有システムが開示されている。具体的には、移動体情報共有システムは、複数の移動体及び大型移動体を含む。大型移動体は、それぞれの移動体における位置情報の演算処理負担を軽減させるために、それぞれの移動体から送信された機体情報等の情報に基づいてそれぞれの移動体の位置情報を生成する。大型移動体は、オムニアンテナを用いてそれぞれの移動体に対して生成した位置情報を送信する。それぞれの移動体は、大型移動体からオムニアンテナを用いて送信された送信データを受信し、無線ネットワーク内の複数の移動体の位置情報を共有する。
特開2008−241429号公報
狭帯域ビームを用いて構成されるアドホックネットワークにおいては、通信する移動体の位置が分からなければ、通信する移動体の方向に対して指向性アンテナを指向することができず無線通信を確立することができない。しかし、特許文献1に開示された移動体情報共有システムは、オムニアンテナを用いて大型移動体から送信されたそれぞれの移動体の位置情報を共有している。そのため、狭帯域な通信リンクを形成する狭帯域ビームを用いて構成されるアドホックネットワークにおいては、特許文献1に開示された移動体情報共有システムを用いることはできない。
本発明はこのような問題を解決するために、狭帯域ビームを用いて構成されるアドホックネットワークを構成するために通信相手の位置情報を取得することができる移動体、無線通信確立方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる移動体は、光学センサを用いて周辺に存在する移動体の方位を推定する方位推定部と、推定された前記周辺に存在する移動体の方位に対して第1のビームを送信するビーム送信部と、前記第1のビームを受信した移動体の位置情報を取得する位置情報取得部と、を備え、前記ビーム送信部は、前記位置情報において特定される位置に存在する移動体に対して、前記第1のビームよりもビーム幅が狭い第2のビームを送信するものである。
本発明の第2の態様にかかる無線通信確立方法は、光学センサを用いて周辺に存在する移動体の方位を推定し、推定された前記周辺に存在する移動体の方位に対して第1のビームを送信し、前記第1のビームを受信した移動体の位置情報を取得し、前記位置情報において特定される位置に存在する移動体に対して、前記第1のビームよりもビーム幅が狭い第2のビームを送信するものである。
本発明の第3の態様にかかるプログラムは、光学センサを用いて推定した周辺に存在する移動体の方位に対して第1のビームを送信し、前記第1のビームを受信した移動体の位置情報において特定される位置に存在する移動体に対して、前記第1のビームよりもビーム幅が狭い第2のビームを送信するステップをコンピュータに実行させるものである。
本発明により、狭帯域ビームを用いて構成されるアドホックネットワークを構成するために通信相手の位置情報を取得することができる移動体、無線通信確立方法及びプログラムを提供することができる。
実施の形態1にかかる移動体の構成図である。 実施の形態1にかかるビーム送信部の構成図である。 実施の形態1にかかる狭帯域ビームを説明する図である。 実施の形態1にかかる広帯域ビームを説明する図である。 実施の形態1にかかる移動体がアドホックネットワークに接続する際の処理の流れを説明する図である。 実施の形態2にかかる移動体に割り当てられるタイムスロットを説明する図である。 実施の形態2にかかるアドホックネットワークの構成図である。 実施の形態3にかかるアドホックネットワークの構成図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1を用いて本発明の実施の形態1にかかる移動体の構成例について説明する。
移動体10は、方位推定部11、ビーム送信部12及び位置情報取得部13を有している。移動体とは、例えば携帯端末(携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ノートパソコン等)、自動車、航空機、船舶、鉄道もしくは歩行者等であってもよい。
方位推定部11は、光学センサを用いて周辺に存在する移動体の方位を推定する。光学センサは、例えば、可視光センサ、赤外線センサもしくはX線センサ等であってもよい。例えば光学センサを有するシステムとして、DAS(Distributed Aperture System)がある。光学センサを有するDASは、移動体10の周囲全体を検知領域とすることができる。これにより、移動体10の周辺に存在する移動体の方位を推定することができる。移動体の方位とは、移動体10の周辺に存在する移動体の方角と称してもよく、移動体の詳細な位置情報を意図するものではない。方位推定部11は、推定した周辺に存在する移動体の方位に関する情報をビーム送信部12へ出力する。
ビーム送信部12は、方位推定部11において推定された周辺に存在する移動体の方位に対して広帯域ビームを送信する。広帯域ビームとは、後に説明する狭帯域ビームと比較してビーム幅の広いビームである。狭帯域ビームは、ペンシルビームと称されてもよい。例えば、広帯域ビームは、移動体が存在する可能性のある領域を広く含むようにビーム幅が広げられたビームである。方位推定部11において推定された周辺に存在する移動体の方位は、移動体が存在する場所を正確に示す情報ではない。そのため、ある程度ビーム幅を広くすることによって、周辺に存在する移動体が、ビーム送信部12から送信されるビームを受信することができる可能性を高くする必要がある。ここで、ビームとは、光、マイクロ波、ミリ波、X線等の電磁波ビームであってもよく、超音波ビームもしくは粒子ビームであってもよい。
位置情報取得部13は、ビーム送信部12から送信された広帯域ビームを受信した周辺の移動体から位置情報を取得し、取得した位置情報を記憶する。例えば、ビーム送信部12は、広帯域ビームを送信する際に移動体10の位置情報をあわせて送信してもよい。この場合、広帯域ビームを受信した周辺の移動体は、移動体10の位置を把握することができる。そのため、広帯域ビームを受信した周辺の移動体は、移動体10に対して自装置の位置情報を設定してビームを送信することができる。位置情報取得部13は、このようにして周辺の移動体から送信されたビームを受信し、周辺の移動体の位置情報を取得してもよい。位置情報取得部13は、周辺の移動体の位置情報をビーム送信部12へ出力する。周辺の移動体の位置情報の取得方法はこれに制限されず、例えば移動体10及び周辺の移動体の位置情報を管理している中継装置等から位置情報を取得するようにしてもよい。
ここで、ビーム送信部12は、周辺の移動体の位置情報から把握することができる位置へ、広帯域ビームよりもビーム幅が狭い狭帯域ビームを送信する。例えば、狭帯域ビームは、周辺の移動体の正確な位置が特定されている場合に、周辺の移動体に対して直接照射するために用いられるビームである。広帯域ビームは、広い領域のどこかに存在する周辺の移動体に対して受信されることを目的としたビームであり、狭帯域ビームとは照射される範囲が異なる。ビーム送信部12は、位置情報取得部13から出力される位置情報に基づいて、周辺の移動体の位置を正確に特定することができる。位置情報取得部13から出力される位置情報は、方位推定部11において推定される移動体の方位よりも正確に移動体の位置を示す情報である。そのため、ビーム送信部12は、推定された移動体の方位に基づいて送信する広帯域ビームよりもビーム幅の狭い狭帯域ビームを周辺の移動体に対して送信することができる。
以上説明したように、移動体10は、光学センサを用いて周辺に存在する移動体の方位を把握した後に、広帯域ビームを用いて周辺に存在する移動体の位置を正確に特定することができる。これにより、移動体10は、正確に特定した位置情報に基づいて、周辺に存在する移動体と狭帯域ビームを介した通信を行うことができる。
ここで、周辺の移動体は、移動体10の方向に指向性アンテナを指向することにより、移動体10から送信される狭帯域ビームを受信することができる。つまり、周辺の移動体は、移動体10が送信する狭帯域ビームの方向へ指向性アンテナを指向し、狭帯域ビームを受信することができた場合にのみ、移動体10及び周辺の移動体は無線通信を確立することができる。また、移動体10は、周辺の移動体の方向に指向性アンテナを指向することにより周辺の移動体から送信される狭帯域ビームを受信することができる。このように互いに狭帯域ビームを用いて通信を行うことにより、全二重通信を行うことができる。
続いて、図2を用いて図1において説明したビーム送信部12の詳細な構成例について説明する。ビーム送信部12は、送信方向決定部21及びビーム制御部22を有している。
送信方向決定部21は、ビームの送信方向を決定する。ビームの送信方向は、方位推定部11もしくは位置情報取得部13から出力された情報に応じて決定される。送信方向決定部21は、決定したビームの送信方向に関する情報をビーム制御部22へ出力する。さらに、送信方向決定部21は、方位推定部11及び位置情報取得部13のどちらから出力された情報に基づいてビームの送信方向を決定したかに関する情報についてもビーム制御部22へ出力する。
ビーム制御部22は、送信方向決定部21から出力されたビームの送信方向に関する情報に応じてビームの送信方向を設定する。さらに、ビーム制御部22は、方位推定部11及び位置情報取得部13のいずれから出力された情報に基づいてビームの送信方向を決定したかに関する情報に応じて送信するビームのビーム幅を設定する。具体的には、ビーム制御部22は、送信方向決定部21が方位推定部11から出力された情報に基づいてビームの送信方向を決定した場合、広帯域ビームを送信するためにビーム幅を広く設定する。これに対して、ビーム制御部22は、送信方向決定部21が位置情報取得部13から出力された情報に基づいてビームの送信方向を決定した場合、送信対象となる移動体に対して狭帯域ビームを送信するためにビーム幅を狭く設定する。
また、ビーム幅を広く設定して、周辺の移動体と通信を行う動作を加入モードと定義し、ビーム幅を狭くして周辺の移動体と通信を行う動作を通常モードと定義してもよい。ビームを送信する側のビーム制御部22は、ビーム幅を切り替えることにより、移動体10の動作モードを切り替える。またビームを受信する側における動作モードについて説明する。例えば、加入モードにおいて広帯域ビームを受信する側の移動体は、指向性アンテナの指向を広い方向に広げるように設定してもよい。また、通常モードにおいて狭帯域ビームを受信する側の移動体は、指向性アンテナの指向を、狭帯域ビームを送信する移動体の方向に合わせるように狭い方向に設定してもよい。
ここで、図3A及び図3Bを用いてビーム送信部12から送信される狭帯域ビーム及び広帯域ビームについて説明する。図3A及び図3Bともに、移動体10から出力されるビームは、移動体10から離れるほどビーム幅が広がる様子を示している。図3Aは、狭帯域ビームの一例を示している。図3Aには、地点Aにおける狭帯域ビームのビーム幅が100メートルであり、地点Bにおける狭帯域ビームのビーム幅が1キロメートルであり、地点Cにおける狭帯域ビームのビーム幅が5キロメートルであり、地点Dにおける狭帯域ビームのビーム幅が10キロメートルであることを示している。
同様に、図3Bは、広帯域ビームの一例を示している。図3Bには、地点Aにおける広帯域ビームのビーム幅が400メートルであり、地点Bにおける広帯域ビームのビーム幅が4キロメートルであり、地点Cにおける広帯域ビームのビーム幅が20キロメートルであり、地点Dにおける広帯域ビームのビーム幅が40キロメートルであることを示している。
図3A及び図3Bともに、A〜Dは、移動体10からの距離を示す数値が用いられてもよい。地点A〜地点Dにおけるビーム幅は、角度を示すビーム拡がり角に応じて異なる。ビームの拡がり角は、移動体10のビーム制御部22において調整される。
続いて、図4を用いて、図1において説明した移動体10が、アドホックネットワークを構成する複数の移動体のうち一つの移動体と接続するための処理の流れについて説明する。はじめに、方位推定部11は、光学センサを用いて周辺に存在する移動体の方位を推定する(S11)。
次に、ビーム送信部12は、推定された移動体の存在する方位に対して広帯域ビームを送信する(S12)。ビーム送信部12は、方位推定部11において、複数の移動体の存在が検出された場合、複数の移動体をビーム内に含めるようにビーム幅を設定してもよい。
次に、位置情報取得部13は、広帯域ビームを受信した周辺移動体から位置情報を取得する(S13)。位置情報取得部13が取得する位置情報には、広帯域ビームを受信した周辺移動体の位置情報はもちろん、広帯域ビームを受信した周辺移動体のさらに周辺に存在する移動体の位置情報が含まれてもよい。つまり、位置情報取得部13が取得する位置情報には、広帯域ビームが保持する他の移動体の位置情報が含まれてもよい。
位置情報取得部13において取得した周辺移動体の位置情報は、方位推定部11において推定される移動体の方位よりも周辺移動体の位置を正確に特定する。そのため、ビーム送信部12は、位置情報取得部13において取得した周辺移動体の位置情報に基づいて、周辺移動体に対して狭帯域ビームを送信することができる(S14)。このようにすることにより、移動体10は、位置を正確に特定した周辺移動体と狭帯域ビームを介した通信を行うことができる。また、移動体10は、狭帯域ビームを介して直接通信を行っている周辺移動体のさらに周辺に存在する移動体の位置情報を取得してもよい。
以上説明したように、本発明の実施の形態1にかかる移動体10を用いることにより、周辺移動体の位置を段階的に特定することができる。具体的には、移動体10は、はじめに光学センサを用いて周辺移動体の方位を推定し、その後推定された方位に対して広帯域ビームを送信する。その後、移動体10は、広帯域ビームを受信した周辺移動体から詳細な位置情報を取得することにより、周辺移動体と狭帯域ビームを介した通信を確立することができる。
(実施の形態2)
続いて、本発明の実施の形態2にかかる移動体10が、アドホックネットワークを構成する複数の移動体のうち一つの移動体と接続するための処理の流れについて説明する。具体的には、移動体10が、接続した移動体と通信不可となった後に再度アドホックネットワークを構成する複数の移動体のうち少なくとも一つの移動体と接続するための処理の流れについて説明する。ここでは、実施の形態1においても説明した図4を用いて実施の形態2における処理の流れを説明する。
はじめに、方位推定部11は、周辺に存在する移動体の方位を推定する(S11)。ここで、実施の形態1とは異なる方位推定の方法について説明する。移動体10がアドホックネットワークを構成する複数の移動体のうち一つの移動体と接続した場合、移動体間の無線通信は、TDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元アクセス通信方式)で割り当てられるタイムスロットを用いてペアとなる移動体間で実行される。TDMAで割り当てられるタイムスロットの構成例について、図5を用いて詳細に説明する。
図5には、2秒間にフレーム1〜10が割り当てられる構成が示されている。さらに、それぞれのフレームは、複数のタイムスロットを有する。タイムスロットは、スロット番号として1、2、3等を用いて識別される。例えば、図6に示すようにアドホックネットワークが移動体10、100、110及び120を含む場合、例えばタイムスロット1においては移動体10及び100が通信し、タイムスロット2においては移動体10及び110が通信し、タイムスロット3においては移動体10及び120が通信する。このようにして割り当てられたタイムスロットを用いて、ペアとなる移動体間において全二重通信が行われる。例えば、割り当てられたタイムスロットにおいて、ペアとなる移動体がそれぞれ狭帯域ビームを送信することによって全二重送信が行われる。また、各タイムスロットにおいて、一方の移動体が他方の移動体へ狭帯域ビームを送信することにより、半二重通信が可能となる。
図4に戻り例えば、移動体10が移動体100、110及び120と通信不可となった場合、移動体10は、自装置に割り当てられたタイムスロットにおいてペアとなる通信相手の方位を推定する(S11)。次に、ビーム送信部12は、推定した方位に対して広帯域ビームを送信する(S12)。移動体10は、広帯域ビームを送信することによりペアとなる通信相手と通信を試みる。実施の形態2においては、ペアとなる通信相手の方位は、次のように推定されてもよい。
例えば、移動体10は、移動体100の移動方向及び移動速度を保持しておく。次に、移動体10は、移動体100と通信不可となった場合に、通信不可となった直前の移動体100の移動方向、移動速度及び通信不可となってからの経過時間を用いて移動体100の現在位置を予測する。具体的には、移動体10は、移動体100の移動速度と経過時間とを掛けることにより、通信不可となってからの移動体100の移動距離を特定し、さらに移動体100の移動方向を考慮することにより現在の移動体100の位置を予測することができる。また、移動体10は、カルマンフィルタやパーティクルフィルタ等の状態推定法を用いて、移動体100の現在位置を予測することができる。移動体10は、移動体100の移動速度及び経過時間が不明な場合、移動体100の移動方向に基づいて現在の移動体100の方位を推定してもよい。
移動体10は、移動体100との通信に割り当てられたタイムスロットにおいて移動体100の予測位置を含むようにして広帯域ビームを送信する。移動体10は、移動体100と同様に移動体110及び120の予測位置に対しても移動体110及び120との通信に割り当てられたタイムスロットにおいて広帯域ビームを送信する。ステップS13及びステップS14については、実施の形態1において説明した図4と同様であるため詳細な説明を省略する。
以上説明したように、実施の形態2にかかる移動体10は、一度アドホックネットワーク内の移動体と接続された後に通信不可となった場合においても通信相手となる移動体の現在位置もしくは方位を推定することができる。これにより、移動体10は、推定した方位に対して広帯域ビームを送信し、詳細な位置情報を取得後は狭帯域ビームを介した通信を行うことができる。
(実施の形態3)
続いて、図7を用いて本発明の実施の形態3にかかるアドホックネットワークの構成例について説明する。図7には、アドホックネットワーク30及び40が示されている。アドホックネットワーク30は、移動体31〜34を有している。移動体31〜34は、メッシュ形式に接続されている。移動体31〜34は、図7に示すようにフルメッシュ形式に接続されてもよく、もしくは一部メッシュ形式に接続されてもよい。アドホックネットワーク40は、移動体41〜44を有している。移動体41〜44は、メッシュ形式に接続されている。移動体41〜44は、図7に示すようにフルメッシュ形式に接続されてもよく、もしくはフルメッシュ形式において一部の通信経路が存在しない一部メッシュ形式に接続されてもよい。図7においては、アドホックネットワーク30及び40が連携することを示している。一例として、移動体33及び移動体42の間において狭帯域ビームを介した通信が確立されることにより、アドホックネットワーク30及び40が連携されてもよい。その他の例として、移動体31〜34及び移動体41〜44がフルメッシュ形式に接続されてもよい。また、アドホックネットワーク30及び40に含まれる移動体が所定の距離に近づいた場合に、アドホックネットワーク30及び40のネットワーク構成が変更されてもよい。
例えば、アドホックネットワーク30及び40のネットワーク構成を変更する手順について、実施の形態1において説明した図4を用いて説明する。はじめに、移動体33の方位推定部11は、光学センサを用いて周辺に存在する移動体の方位を推定する(S11)。これにより、移動体33は、アドホックネットワーク40が有する移動体41〜44の方位を推定する。次に、移動体33のビーム送信部12は、移動体41〜44を含むように広帯域ビームを送信する(S12)。
次に、移動体33の位置情報取得部13は、一例として移動体42の位置情報を移動体42から取得する(S13)。次に、移動体33のビーム送信部12は、移動体42に対して狭帯域ビームを送信し、移動体42との間の無線通信を確立する(S14)。ここで、例えば、移動体33は、それぞれの移動体の位置情報を管理する地上局から移動体42の位置情報を取得してもよい。
以上説明したように、移動体33及び移動体42の間において狭帯域ビームを介した無線通信を確立することにより、アドホックネットワーク30及び40を連携させることができる。
ステップS13において移動体33は、移動体41〜44からそれぞれ位置情報を取得した場合、もしくは、移動体42を介して移動体41〜44の位置情報を取得した場合、移動体41〜44に対して狭帯域ビームを送信することができる。これにより、移動体33は、移動体41〜44との間において無線通信を確立することができる。
さらに、移動体33において取得した移動体41〜44の位置情報を、移動体31〜34において共有することにより、移動体31〜34は、移動体41〜44と無線通信を確立することができる。これにより、移動体31〜34及び移動体41〜44を、メッシュ形式に接続することができる。
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、ビーム送信部におけるビーム幅の変更制御を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。)
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
10 移動体
11 方位推定部
12 ビーム送信部
13 位置情報取得部
21 送信方向決定部
22 ビーム制御部
30 アドホックネットワーク
31〜34 移動体
40 アドホックネットワーク
41〜44 移動体

Claims (9)

  1. 光学センサを用いて移動体の方位を推定する方位推定部と、
    前記推定された移動体の方位に対して第1のビームを送信するビーム送信部と、
    前記第1のビームを受信した移動体から、該移動体の位置情報及び該移動体の周辺の移動体の位置情報を取得する位置情報取得部と、を備え、
    前記ビーム送信部は、
    前記位置情報において特定される位置に存在する移動体に対して、前記第1のビームよりもビーム幅が狭い第2のビームを送信する、移動体。
  2. 前記ビーム送信部は、
    周辺に存在する複数の前記移動体によって構成される無線ネットワークへ加入する際に、推定された複数の前記移動体のうち少なくとも1つの移動体を含む方位に対して前記第1のビームを送信し、複数の前記移動体のうち位置を特定した移動体へ前記第2のビームを送信する、請求項1に記載の移動体。
  3. 前記ビーム送信部は、
    時分割多元アクセス通信方式(TDMA)において割り当てられたタイムスロットを用いて複数の前記移動体のうち位置情報を取得した移動体と前記第2のビームを介して対向通信を行う請求項又はに記載の移動体。
  4. 前記ビーム送信部は、
    無線ネットワークを構成する複数の前記移動体のいずれの移動体とも通信を行うことができなくなった場合、前記割り当てられたタイムスロットにおいて前記無線ネットワークを構成する複数の前記移動体に対して前記第1のビームを送信する、請求項に記載の移動体。
  5. 前記方位推定部は、
    無線ネットワークを構成する複数の前記移動体の移動方向、移動速度及び前記無線ネットワークを構成する複数の前記移動体のいずれの移動体とも通信を行うことができなくなってからの経過時間に応じて前記無線ネットワークを構成する複数の前記移動体の方位を推定する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の移動体。
  6. 前記方位推定部において推定された移動体の方位へ送信する第1のビームのビーム幅よりも前記位置情報取得部において取得された位置情報に基づいて特定された位置へ送信する第2のビームのビーム幅を狭めるように制御するビーム制御部をさらに備える、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の移動体。
  7. 光学センサを用いて移動体の方位を推定し、
    前記推定された移動体の方位に対して第1のビームを送信し、
    前記第1のビームを受信した移動体から、該移動体の位置情報及び該移動体の周辺の移動体の位置情報を取得し、
    前記位置情報において特定される位置に存在する移動体に対して、前記第1のビームよりもビーム幅が狭い第2のビームを送信する、無線通信確立方法。
  8. 無線ネットワークを構成する複数の前記移動体のいずれの移動体とも通信を行うことができなくなった場合、割り当てられたタイムスロットにおいて前記無線ネットワークを構成する複数の前記移動体に対して前記第1のビームを送信する、請求項に記載の無線通信確立方法。
  9. 光学センサを用いて移動体の方位を推定し、
    前記推定された移動体の方位に対して第1のビームを送信し、
    前記第1のビームを受信した移動体から、該移動体の位置情報及び該移動体の周辺の移動体の位置情報を取得し、
    前記位置情報において特定される位置に存在する移動体に対して、前記第1のビームよりもビーム幅が狭い第2のビームを送信することをコンピュータに実行させるプログラム。
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