JP6044104B2 - シート状貼付用物品 - Google Patents
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Description
(2)被貼付物が生体又は生体材料である、(1)のシート状貼付用物品。
(3)少なくとも1つの開口が形成された支持枠を更に備え、前記ヒドロゲル薄膜又は前記乾燥ゲル薄膜が、前記支持枠に、前記開口を塞ぐように固定されている、(1)又は(2)のシート状貼付用物品。
(4)前記支持枠が、少なくとも1つの開口が形成された可撓性のフィルム状部材である、(3)のシート状貼付用物品。
(5)前記ヒドロゲル薄膜又は前記乾燥ゲル薄膜が、被貼付物に供給されるべき成分を含む、(1)〜(4)のいずれかのシート状貼付用物品。
(6)前記ヒドロゲル薄膜又は前記乾燥ゲル薄膜が、他の層と積層されていない、(1)〜(5)のいずれかのシート状貼付用物品。
(7)前記ヒドロゲル薄膜又は前記乾燥ゲル薄膜上に積層された1以上の他の層を更に備える、(1)〜(5)のいずれかのシート状貼付用物品。
(8)(1)〜(7)のいずれかのシート状貼付用物品と、
前記シート状貼付用物品の前記ヒドロゲル薄膜又は前記乾燥ゲル薄膜の表面を覆う流動体と、
前記流動体を前記表面上に保持する包装用部材と
を備える、包装されたシート状貼付用物品。
(9)ゲル形成可能な界面活性化合物を含む水溶液の泡膜、又は、ゲル形成可能な化合物及び界面活性剤を含む水溶液の泡膜をゲル化して調製されたヒドロゲル薄膜、又は、前記ヒドロゲル薄膜を乾燥させて調製された乾燥ゲル薄膜の、シート状貼付用物品における被貼付物に貼付される表面としての使用。
本発明に用いられるヒドロゲル薄膜は、ゲル形成可能な界面活性化合物を含む水溶液の泡膜、又は、ゲル形成可能な化合物及び界面活性剤を含む水溶液の泡膜をゲル化して調製される。
図1aに示すように、少なくとも1つの開口11が形成された枠10を用意する。枠10を、泡膜形成用水溶液20に浸し(図2b)、引き揚げて、開口11を塞ぐように張られた前記水溶液20の泡膜21を形成する(図2c)。泡膜21をゲル化することにより、ヒドロゲル薄膜22を形成することができる(図2d)。本発明に用いられるヒドロゲル薄膜及び乾燥ゲル薄膜は、泡膜形成に使われた枠10が除かれたものであってもよいし、枠10に張られ支持された状態のものであってもよい。ヒドロゲル薄膜及び乾燥ゲル薄膜は、後述するように、泡膜形成に使われた枠10を取り外した後に、他の支持枠に固定された状態で使用することもできる。
ヒドロゲル形成のための化合物は、所定の条件においてゾル状態からゲル状態に変化可能な化合物であれば特に限定されない。
泡膜形成のために使用する水溶液には適宜他の成分が含まれていてもよい。具体的には、該水溶液には、泡膜を安定化させる目的で界面活性剤、乳化補助剤、湿潤剤等が含まれることができる。界面活性剤としてはショ糖脂肪酸エステル等の生体に対する安全性の高い界面活性剤が好ましい。界面活性剤の濃度は特に限定されないが、典型的には水溶液中に0.01〜1重量%であることができる。乳化補助剤としてはメチルセルロース、グリセリン、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、スクロース、ポリグリセリン等の生体に対する安全性の高い乳化補助剤が好ましい。乳化補助剤の濃度は特に限定されないが、典型的には水溶液中に0.01〜10重量%であることができる。ゲル化前の泡膜からの水の揮発は泡膜破裂の原因となる。乳化補助剤は、泡膜からの水の揮発を抑制する作用、すなわち、泡膜の湿潤剤としての作用を有するため、泡膜破裂を抑制することを目的として添加することができる。
例えば、ゼラチン、アガロース等のように、高温条件でゾル状態であり、低温条件でゲル化する化合物を用いる場合、ゾル状態を呈する温度に維持された水溶液20から泡膜21を形成した後、温度を低下させてヒドロゲル薄膜22を形成する。
乾燥ゲル薄膜は、ヒドロゲル薄膜22を、更に乾燥させることにより調製される(図2e)。
ゲル化工程と乾燥工程とは別々の工程として実施される必要はなく、ゲル化が進行するとともに乾燥が行われる条件において泡膜21を処理して、中間産物としてヒドロゲル薄膜22を取得することなく乾燥ゲル薄膜23を直接得ることもできる。
本発明のシート状貼付用物品は、少なくとも被貼付物に貼付される部分に、前記ヒドロゲル薄膜又は乾燥ゲル薄膜を備えることを特徴とする。
ヒドロゲル薄膜又は乾燥ゲル薄膜は生体又は生体材料の表面を保護する目的で使用することも可能である。
本発明のシート状貼付用物品は、支持枠により形状が保持されたものであることが好ましい。ヒドロゲル薄膜又は乾燥ゲル薄膜は、支持枠の開口を塞ぐように支持枠に張られた状態で固定されていることが好ましい。
本発明のシート状貼付用物品は、前記ヒドロゲル薄膜又は前記乾燥ゲル薄膜の表面が流動体で被覆された状態で包装された、「包装されたシート状貼付用物品」として提供されても良い。
<貼付シートの作成>
A.支持枠の準備
4cm×4cm、厚さ250μmのポリスチレン製フィルム(SUNDIC社製)を、中央に3.2cmφの真円形の開口が形成されるように切り抜き、開口を有する支持枠(図12a)を準備した。
以下の3種類の溶液を準備した。
溶液1
ゼラチン(シグマアルドリッチ社製)を純水に2重量%の濃度となるように溶解して調製した溶液を「溶液1」とした。
溶液2
アガロース(シグマアルドリッチ社製)を純水に1重量%の濃度となるように溶解して調製した溶液を「溶液2」とした。
溶液3
純水に、ポリエチレングリコールジアクリルレイト(シグマアルドリッチ社製)を50重量%、2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオフェノン(シグマアルドリッチ社製)を1重量%、ショ糖脂肪酸エステル(三菱化学フーズ社製)を0.1重量%となるように溶解して調製した溶液を「溶液3」とした。
試料1
溶液1を用いて以下のようにして試料1を作成した。
支持枠を37℃のゾル状態である溶液1に1秒間浸し、その後、支持枠が鉛直方向に平行となるように支持枠を溶液1から、支持枠の開口に溶液1の泡膜が形成されるように引き揚げた。引き揚げ後、速やかに、支持体を4℃の温度条件に曝して、溶液1の泡膜をゲル化させることで、厚さ約10μmのヒドロゲル薄膜(試料1)を作成した(図12b)。
試料2
ゾル状態である50℃の溶液2を用いた点を除き、試料1と同様の手順でヒドロゲル薄膜(試料2)を作成した。
試料3
さらに、溶液3を用いて以下のようにして試料3を作成した。
支持枠を溶液3に1秒間浸し、その後、支持枠が鉛直方向に平行となるように支持枠を溶液3から、支持枠の開口に溶液3の泡膜が形成されるように引き揚げた。引き揚げ後、速やかに泡膜に、波長250−400nmの紫外線を30mJ/cm2(波長350nmで計測)の線量で照射し、ゲル化させることで、厚さ約10μmのヒドロゲル薄膜(試料3)を作成した。
比較試料(厚さ1mmのヒドロゲル膜)
ゾル状態の溶液2をガラス基板上に1mm厚になるようにコートしゲル化させることでヒドロゲル膜を作製し、比較試料とした。比較試料は強度があるためピンセットにより基板から剥離しハンドリングすることが可能である。
上記で作成された開口に試料1〜3のヒドロゲル薄膜が形成された支持枠の、支持枠部分をつかんでヒト皮膚とのヒドロゲル薄膜を接触させると表面張力でヒドロゲル薄膜が皮膚に接着し、支持枠部分を皮膚から遠ざけるとヒドロゲル薄膜が支持枠部分から分離し、ヒドロゲル薄膜だけを皮膚に貼付することができた(図9)。またヒドロゲル薄膜が非常に薄いため曲面部位や屈折部位への貼付も可能で、曲げた状態の指関節に貼付すると曲面形状に追随する様にヒドロゲル薄膜が全て皮膚に密着し、また貼付後の指の屈折の際もヒドロゲル薄膜が皮膚に密着したまま剥がれることがなく、貼付後の見た目もほとんど目立たなかった(図13)。
<貼付シートの作成>
E.パッケージ
実験1と同様にして試料1〜3のヒドロゲル薄膜を作成した。ヒドロゲル薄膜を有する各支持枠を水平に保持した状態で、上面に純水100μLを供給し、次いで、該上面の側を覆うように、厚さ50μmのポリスチレン製フィルム(SUNDIC社製)を保護シートとして支持枠部分に貼合した。上下を反転させて、同様に、ヒドロゲル薄膜の反対側の面を上方として、該面上に純水100μLを供給し、次いで、該面の側を覆うように、厚さ50μmのポリスチレン製フィルム(SUNDIC社製)を保護シートとして支持枠部分に貼合した(図11a)。
<貼付シートの作成>
F.乾燥
実験1と同様にして試料1及び2のヒドロゲル薄膜を作成した。支持体に固定された状態の各ヒドロゲル薄膜を4℃、120分間乾燥処理を行い、厚さ約400nmの乾燥した膜(乾燥ゲル薄膜)を得た(試料1、2のヒドロゲル薄膜が乾燥した乾燥ゲル薄膜を、それぞれ試料4、5と称する)。また膜厚が可視光領域付近であるため光干渉により構造色で膜が色づいていた(図12c)。
上記で作成された開口に試料4、5の乾燥ゲル薄膜が形成された支持枠の、支持枠部分をつかんでヒト皮膚と乾燥ゲル薄膜を接触させると、乾燥ゲル薄膜が非常に薄いので柔軟性があり皮膚の微細形状に追随するように皮膚に密着し、支持枠を皮膚から遠ざけると乾燥ゲル薄膜が支持枠から剥がれ、乾燥ゲル薄膜だけを皮膚に貼付することができた(図10)。また乾燥ゲル薄膜が非常に薄いため曲面部位や屈折部位への貼付も可能で、曲げた状態の指関節に貼付すると曲面形状に追随する様に膜が全て皮膚に密着し、また貼付後の指の屈折の際も試料4、5の乾燥ゲル薄膜は皮膚に密着したまま剥がれることがなく、貼付後の見た目もほとんど目立たなかった(図14、図15)。
アガロース又はコラーゲンを用いたヒドロゲル薄膜及び乾燥ゲル薄膜の調製
<支持枠の準備>
4cm×4cm、厚さ250μmのポリスチレン製フィルム(SUNDIC社製)を、中央に3.2cmφの真円形の開口が形成されるように切り抜き、開口を有する支持枠を準備した。
・溶液4
アガロース(シグマアルドリッチ社製)を純水に2重量%の濃度となるように溶解して調製した溶液を「溶液4」とした。
・溶液5
コラーゲン(新田ゼラチン、Cellmatrix Type I−A)を2重量%(pH=3)の濃度になるように調整した溶液を「溶液5」とした。
支持枠を50℃でゾル状態である溶液4に1秒間浸し、その後、支持枠が鉛直方向に平行となるように支持枠を溶液から、支持枠の開口に溶液の泡膜が形成されるように引き揚げた。引き揚げ後、速やかに、支持体を4℃の温度条件に10分間曝して溶液の泡膜をゲル化させることで、厚さ約10μmのヒドロゲル薄膜(ヒドロゲル薄膜4)を作製した。また、ヒドロゲル薄膜を4℃で120分間乾燥処理を行い、厚さ約400nmの乾燥した膜(乾燥ゲル薄膜4)を得た。一方、溶液4の泡膜をゲル化せずに23℃の温度条件で乾燥処理をすると、泡膜が壊れてしまった。
4℃で溶液5を水酸化ナトリウムでpH=7に調整し、4℃のままゾル状態である溶液に1秒間浸し、その後、支持枠が鉛直方向に平行となるように支持枠を溶液から、支持枠の開口に溶液の泡膜が形成されるように引き揚げた。引き揚げ後、速やかに、支持体を37℃の温度条件に30分間曝して、溶液の泡膜をゲル化させることで、厚さ約10μmのヒドロゲル薄膜(ヒドロゲル薄膜5)を作製した。また、ヒドロゲル薄膜を23℃で120分間乾燥処理を行い、厚さ約400nmの乾燥した膜(乾燥ゲル薄膜5)を得た。一方、同様に4℃で溶液5をpH=7に調整し泡膜を形成して、ゲル化せずに23℃の温度条件で乾燥処理をすると、泡膜が壊れてしまった。
上記で作製されたヒドロゲル薄膜4、5それぞれについてヒドロゲル薄膜が形成された支持枠の、支持枠部分をつかんでヒト皮膚とのヒドロゲル薄膜を接触させると表面張力でヒドロゲル薄膜が皮膚に接着し、支持枠部分を皮膚から遠ざけるとヒドロゲル薄膜が支持枠部分から分離し、ヒドロゲル薄膜だけを皮膚に貼付することができた。またヒドロゲル薄膜が非常に薄いため曲面部位や屈折部位への貼付も可能で、曲げた状態の指関節に貼付すると曲面形状に追随する様にヒドロゲル薄膜が全て皮膚に密着し、また貼付後の指の屈折の際もヒドロゲル薄膜が皮膚に密着したまま剥がれることがなく、貼付後の見た目もほとんど目立たなかった。
上記で作製された乾燥ゲル薄膜4,5それぞれについて乾燥ゲル薄膜が形成された支持枠の、支持枠部分をつかんでヒト皮膚と乾燥ゲル薄膜を接触させると、乾燥ゲル薄膜が非常に薄いので柔軟性があり皮膚の微細形状に追随するように皮膚に密着し、支持枠を皮膚から遠ざけると乾燥ゲル薄膜4,5が支持枠から剥がれ、乾燥ゲル薄膜4,5だけを皮膚に貼付することができた。また乾燥ゲル薄膜4,5が非常に薄いため曲面部位や屈折部位への貼付も可能で、曲げた状態の指関節に貼付すると曲面形状に追随する様に膜が全て皮膚に密着し、また貼付後の指の屈折の際も乾燥ゲル薄膜4,5は皮膚に密着したまま剥がれることがなく、貼付後の見た目もほとんど目立たなかった。
<ポリエチレングリコール添加による膜の柔軟性の影響>
ゼラチンが2重量%でポリエチレングリコールが0重量%、1重量%、2重量%、6重量%含む溶液をそれぞれ1mlずつ、3cm×3cmのスガラス上に、溶液を37℃でゾル状態にしておいて均一にコートし、4℃の温度条件に10分間曝して溶液をゲル化させ、4℃で24時間乾乾燥処理を行うことで、スガラス上に乾燥膜を形成した。その後、乾燥膜の硬さを測定したところ(ピコデンター、HM500、フィッシャー・インストルメンツ)、ポリエチレングリコールの量の増加に伴い膜のマルテンス硬さの値が低くなり柔軟性が高まった(下表参照)。
Claims (15)
- シート状貼付用物品であって、被貼付物に貼付される表面に、ゲル形成可能な界面活性化合物及び水を含む、もしくは、ゲル形成可能な化合物、界面活性剤及び水を含む、厚さ1μm〜200μmのヒドロゲル薄膜、又は、ゲル形成可能な界面活性化合物を含む、もしくは、ゲル形成可能な化合物及び界面活性剤を含む、厚さ100nm〜10μmの乾燥ゲル薄膜を備え、
前記ヒドロゲル薄膜又は前記乾燥ゲル薄膜において、前記界面活性化合物又は前記界面活性剤が、疎水部分を外側、親水部分を内側となるように配置されている、
前記シート状貼付用物品。 - 被貼付物が生体又は生体材料である、請求項1のシート状貼付用物品。
- 少なくとも1つの開口が形成された支持枠を更に備え、前記ヒドロゲル薄膜又は前記乾燥ゲル薄膜が、前記支持枠に、前記開口を塞ぐように固定されている、請求項1又は2のシート状貼付用物品。
- 前記支持枠が、少なくとも1つの開口が形成された可撓性のフィルム状部材である、請求項3のシート状貼付用物品。
- 前記ヒドロゲル薄膜又は前記乾燥ゲル薄膜が、被貼付物に供給されるべき成分を含む、請求項1〜4のいずれか1項のシート状貼付用物品。
- 前記ヒドロゲル薄膜又は前記乾燥ゲル薄膜が、他の層と積層されていない、請求項1〜5のいずれか1項のシート状貼付用物品。
- 前記ヒドロゲル薄膜又は前記乾燥ゲル薄膜上に積層された1以上の他の層を更に備える、請求項1〜5のいずれか1項のシート状貼付用物品。
- 請求項1〜7のいずれかのシート状貼付用物品と、
前記シート状貼付用物品の前記ヒドロゲル薄膜又は前記乾燥ゲル薄膜の表面を覆う流動体と、
前記流動体を前記表面上に保持する包装用部材と
を備える、包装されたシート状貼付用物品。 - 被貼付物に貼付される表面にヒドロゲル薄膜又は乾燥ゲル薄膜を備えるシート状貼付用物品の製造方法であって、
前記シート状貼付用物品が前記ヒドロゲル薄膜を備える場合、
前記ヒドロゲル薄膜を、ゲル形成可能な界面活性化合物を含む水溶液の泡膜、又は、ゲル形成可能な化合物及び界面活性剤を含む水溶液の泡膜をゲル化して調製するヒドロゲル薄膜調製工程を含み、
前記シート状貼付用物品が前記乾燥ゲル薄膜を備える場合、
前記乾燥ゲル薄膜を、前記ヒドロゲル薄膜調製工程により調製された前記ヒドロゲル薄膜を乾燥させて調製する乾燥ゲル薄膜調製工程を含む、
前記方法。 - 前記シート状貼付用物品が、少なくとも1つの開口が形成された支持枠を更に備え、前記ヒドロゲル薄膜又は前記乾燥ゲル薄膜が、前記支持枠に、前記開口を塞ぐように固定されており、
前記泡膜を形成するための枠として前記支持枠を用いる、或いは、調製された前記ヒドロゲル薄膜又は前記乾燥ゲル薄膜を、前記支持枠の前記開口を塞ぐように固定する工程を更に含む
請求項9の方法。 - 前記支持枠が、少なくとも1つの開口が形成された可撓性のフィルム状部材である、請求項10の方法。
- 前記ヒドロゲル薄膜又は前記乾燥ゲル薄膜に、被貼付物に供給されるべき成分を保持させることを含む、請求項9〜11のいずれか1項の方法。
- 前記ヒドロゲル薄膜又は前記乾燥ゲル薄膜を他の層と積層しない、請求項9〜12のいずれか1項の方法。
- 前記ヒドロゲル薄膜又は前記乾燥ゲル薄膜上に、1以上の他の層を積層させることを含む、請求項9〜12のいずれか1項の方法。
- ゲル形成可能な界面活性化合物を含む水溶液の泡膜、又は、ゲル形成可能な化合物及び界面活性剤を含む水溶液の泡膜をゲル化して調製されたヒドロゲル薄膜、又は、前記ヒドロゲル薄膜を乾燥させて調製された乾燥ゲル薄膜の、シート状貼付用物品における被貼付物に貼付される表面としての使用。
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