JP6044014B2 - 警報音の周波数出力特性の設定方法 - Google Patents
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Description
警報を喚起するのに効果的なオン時間がある場合に、デューティー比を固定して周波数を変化させると、当該オン時間が変化することで警報音の特性が変化し、認識レベルや音圧が低下する虞がある。
警報音の認識レベルを向上させるためにスイープ音を発信させると、警報にとってあまり効果的ではない周波数のスイープ音を含んだ状態で発信させることがあり、トータルの音圧が低下することがある。
本手段では、スイープ音として周波数を変化させた場合であっても、所望の周波数のパルス幅を全ての周波数で有するように設定する。これにより、全ての周波数で、警報音として好ましい所望のパルス幅を有するスイープ音を発信することができる。そのため、トータルの音圧が低下することなく、音圧を高めた状態で、警報音の認識レベルを高く維持させることができる。
また、周波数の変化割合が異なる複数のスイープ音フレーズを有することで、例えば高音域(3.8〜4.2KHz)を含んだスイープ音フレーズと、低音域から高音域(1.0〜4.2KHz)まで含んだスイープ音フレーズと、を発信させることができる。これにより、高齢者および若年者といった年齢層などにかかわらず、多数の人に認識し易いスイープ音を発信させることができる。
本手段によれば、緊張感を持たせたスイープ音を発信させることができるようになるため、警報音の認識程度がより向上する。
本発明の警報音の周波数出力特性の設定方法は、経時的に周波数が変化するスイープ音フレーズを有する警報音において、異なる周波数のそれぞれのデューティーサイクルにおけるオン時間が一定になるように設定する。
従来の警報音において音圧を変更する場合、例えば変更前のデューティー比(パルス幅/パルス周期)が50%であるとき、このデューティー比を固定して周波数を変更することがあった。具体的には、周波数が1KHzのときに、パルス周期:1000μs、パルス幅:500μsであるとする。このとき、スイープ音を発信させるべく、デューティー比を固定して周波数を変更させると、周波数が2KHzのときパルス周期:500μsおよびパルス幅:250μsとなり、周波数が4KHzのときパルス周期:250μsおよびパルス幅:125μsのように設定できる(図1(b))。
例えば図5では、周波数が1.0〜4.2KHzおよび3.8〜4.2KHzの範囲で変化する、最低周波数を異ならせた二種類のスイープ音フレーズを有するスイープ音のデューティーサイクルを示している。この場合、相対的に、3.8〜4.2KHzの範囲で変化するスイープ音フレーズは高音域のみの発信であるが、1.0〜4.2KHzの範囲で変化するスイープ音フレーズは低音域から高音域まで含んだ発信となる。
このように各スイープ音フレーズの周波数の変化割合を一定にすることで、周波数の変化範囲において、低音域から高音域まで聞き取りやすくなり、より多数の人に認識し易いスイープ音を発信させることができる。
周波数の各サイクルにおいて、警報音のオン時間を種々変更して警報音の音圧を測定した。警報音の音圧は、騒音計(株式会社小野測器製)によって測定した。
周波数を種々変更して警報音の音圧を測定した。測定に用いた警報機は上述したXH−622Gであり、警報音の音圧を、オクターブアナライザ(株式会社小野測器製)によって測定した。
この結果、本発明例の全体の音圧が従来例の全体の音圧を約0.7dB上回ることが判明した。
周波数の変化範囲が異なる複数のスイープ音フレーズを有し、これら複数のスイープ音フレーズを所定順に並べたセットを繰り返す場合について、スイープ音サイクルの例を図5〜7に示した。警報機は上述したXH−622Gを用いた。
図5(実施例3−1)では、二種類のスイープ音フレーズを設定し、第一スイープ音フレーズの周波数を3.8〜4.2KHzにスイープさせ、第二スイープ音フレーズの周波数を1.0〜4.2KHzにスイープさせた。スイープ音サイクルは、オン時間400ms、オフ時間100msに設定した。
これにより、周波数の変化範囲において、低音域から高音域まで聞き取りやすくなり、より多数の人に認識し易いスイープ音を発信させることができる。
これにより、緊張感を持たせたスイープ音を発信させることができるようになるため、警報音の認識程度がより向上する。
上述した実施例3では、二種類のスイープ音フレーズの間に所定のオフ時間を挟んで設定したが、二種類のスイープ音フレーズを、オフ時間を挟まないように設定してもよい(実施例4:図8)。実施例4では、各スイープ音フレーズを500msに設定した。
上述した実施例では、二種類のスイープ音フレーズを設定したが、これに限られるものではなく、三種類以上のスイープ音フレーズを設定してもよい。スイープ音フレーズを増やすことで、バラエティーに富んだ警報音を発信することができるため、警報音の認識程度がより向上する。また、スイープ音フレーズを増やすことで、人に与える危機感を段階的に分類し易くなり、災害の程度を認識させ易くなる。
Claims (4)
- 経時的に周波数が変化するスイープ音フレーズを有する警報音の周波数出力特性の設定方法において、
異なる周波数のそれぞれのデューティーサイクルにおけるオン時間が一定になるように設定し、
周波数の変化範囲が異なる複数のスイープ音フレーズを有し、
高音域である3.8〜4.2KHzの範囲で変化するスイープ音フレーズと、低音域から高音域まで含んだ1.0〜4.2KHzの範囲で変化するスイープ音フレーズを有する警報音の周波数出力特性の設定方法。 - 前記複数のスイープ音フレーズを所定順に並べたセットを繰り返すように設定する請求項1に記載の警報音の周波数出力特性の設定方法。
- 前記スイープ音フレーズにおいて、周波数の変化割合を一定とした請求項1または2に記載の警報音の周波数出力特性の設定方法。
- 異なったスイープ音フレーズを、所定のオフ時間を挟んで設定してある請求項1〜3の何れか一項に記載の警報音の周波数出力特性の設定方法。
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