JP6043080B2 - 耐剥離性と歯切加工性に優れた高周波熱処理用歯車用鋼、および歯車とその製造方法 - Google Patents
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Description
C:0.40〜0.60%(質量%を示す。化学成分について以下同じ)、
Si:0.35超〜0.70%、
Mn:1.20〜2.0%、
P:0.03%以下(0%を含まない)、
S:0.03%以下(0%を含まない)、
Cr:0.01〜0.50%、
Al:0.15〜0.50%、
B:0.0020〜0.0100%、および
N:0.010%以下(0%を含まない)
を満たし、残部が鉄および不可避不純物であり、かつ、
パーライトとフェライトからなる組織であって、
全組織に占めるフェライトが3〜15面積%であり、かつ
パーライト粒の周囲長に対する、該パーライト粒を取り巻くフェライト長さの割合が60%以上であるところに特徴を有する。
(a)Mo:0.80%以下(0%を含まない)や、
(b)Cu:0.80%以下(0%を含まない)、および/または、Ni:0.80%以下(0%を含まない)、
(c)Ca:0.005%以下(0%を含まない)、および/または、Mg:0.005%以下(0%を含まない)
を含んでいてもよい。
Cは、部品として必要な表層硬さや内部硬さ(熱間鍛造後の硬さ)を確保する上で重要な元素であり、0.40%未満では上記硬さが不足し、部品としての強度が不足する。よって本発明では、C量を0.40%以上とする。好ましくは0.45%以上、より好ましくは0.48%以上である。しかしC量が多すぎても、硬さ向上の効果は飽和する。またC量が多すぎると、フェライトを十分に確保できないため、歯切加工性が低下する。よってC量は、0.60%以下に抑える必要がある。好ましくは0.58%以下であり、より好ましくは0.55%以下である。
Siは、上述の通り、マルテンサイトの焼戻しによる組織の回復を遅らせる効果を有することから、添加することで鋼材の焼戻し軟化抵抗を高め、耐剥離性を高めるために必要な元素である。これらの効果を発揮させるため、Si量は0.35%超とする。好ましくは0.40%以上、より好ましくは0.45%以上である。一方、Siが多すぎると、フェライトが固溶強化されて鋼材が硬くなり、フェライト長さを制御したとしても歯切加工性が低下する。このような観点から、Si量は0.70%以下とする。好ましくは0.60%以下、より好ましくは0.55%以下である。
Mnは、焼入性を著しく向上させることから、内部硬さの向上に寄与する元素である。よってMn量は1.20%以上とする。好ましくは1.22%以上、より好ましくは1.25%以上である。しかし、Mnは焼入れ性向上元素であるため、過剰に含まれると硬質のベイナイトが生成されて内部硬さの増加を招き、歯切加工を良好に行うことができない。また、ベイナイトが生成すると内部硬さがバラつき易くなる。更に、MnはMs点を低下させる元素であるため、過剰に含まれると、表層組織における残留γ量が過剰になり、高周波焼入れ後の表層硬さを確保することができない場合がある。よって、Mn量は2.0%以下とする。好ましくは1.50%以下、より好ましくは1.45%以下である。
Pは、鋼材中に不可避的に含まれる元素であり、結晶粒界に偏析して部品(歯車)の衝撃特性を低下させる元素であるため、極力低減する方が好ましい。そのため上限を0.03%とした。P量は、好ましくは0.020%以下、より好ましくは0.015%以下である。
Sも、鋼材中に不可避的に含まれる元素であり、Mnと結合してMnS(介在物)を生成し、部品(歯車)の疲労強度や衝撃強度を低下させるため、極力低減する方が好ましい。そのため上限を0.03%とした。S量は、好ましくは0.025%以下である。
Crは、熱間鍛造後に生成するパーライト組織中のセメンタイトを、母相へ固溶させ難くする元素である。このCrが多く含まれると、高周波焼入れ時にセメンタイトの溶け残りが生じ易い。セメンタイトの溶け残りがあると、所望の硬さが得られないだけでなく、このセメンタイトを起点とする破壊を招く。またCr量が過剰であると、熱間鍛造後の組織(内部組織)としてベイナイトが生じやすくなり歯切加工性が低下する。これらの観点から、Cr量の上限を0.50%とした。Cr量は、好ましくは0.30%以下、より好ましくは0.20%以下である。しかしながらCrは、鋼材の焼入れ性を高める元素であり、内部硬さを確保するには、Cr量を0.01%以上とする必要がある。好ましくは0.05%以上、より好ましくは0.10%以上である。
Nは、鋼材に不可避的に含まれる元素であり、Alと結合した場合、AlNとなり結晶粒界に析出する。上述した通り、AlNが粒界に多く析出すると、熱間での粒界強度が著しく低下し、熱間鍛造性を低下させる。よってN量は、極力低減する必要があり、0.010%以下とする。好ましくは0.008%以下、より好ましくは0.006%以下である。
Moは、焼入性を著しく向上させる効果を有すると共に、靭性の向上に有効な元素である。これらの効果を発揮させるには、0.1%以上含有させることが好ましく、より好ましくは0.15%以上である。しかし、Mo量が過剰になっても効果は飽和し、コストアップを招くだけである。またMoが過剰に含まれていると、熱間鍛造後の組織(内部組織)としてベイナイトが生じやすくなり歯切加工性が低下する。よってMo量は0.80%以下とすることが好ましい。より好ましくは0.65%以下である。
Cu、Niも、焼入性を著しく向上させる効果を有すると共に、靭性の向上に有効な元素である。これらの効果を発揮させるには、Cuを0.1%以上(より好ましくは0.15%以上)含有させることが好ましく、Niを0.1%以上(より好ましくは0.15%以上)含有させることが好ましい。
CaとMgは、酸化物系介在物を形成して歯切加工性を向上させる元素であり、必要に応じて鋼に含有させても良い。上記効果を得るには、Ca、Mgいずれの場合も、好ましくは0.0001%以上、更に好ましくは0.001%以上含有させるのがよい。しかしこれらの元素が過剰に含まれると、大型の介在物が形成されて歯車強度が低下するため、それぞれ0.005%以下とすることが好ましい。より好ましくは、それぞれ0.003%以下である。
本発明の歯車用鋼は、一般的に行われている方法で溶製、鋳造、分塊した後、熱間圧延、更には熱間鍛造を行って、例えば線状や棒状の鍛造品として得ることができるが、鋼組織において、所定のパーライト粒を取り巻くフェライトの割合を実現させるには、製造工程において、熱間鍛造時の加熱温度および熱間鍛造後の冷却速度を制御することが有効である。詳細には下記の通りである。
硬さ測定用試験片として、上記形状がφ30mm×L1000mmの鍛造品を、φ20mm×L100mmに加工したものを用いた。この試験片に対し、高周波焼入れ(温度1050℃、水冷(ポリアルキレングリコール系を含む)、有効硬化層深さ1.4mm)を行い、L/2位置で長さ方向に対して垂直に切断した後、切断面を観察できるように樹脂に埋め込み、表層から50μm位置のビッカース硬さ(表層硬さ)と表層から5mm位置のビッカース硬さ(内部硬さ)を測定した。そして、表層硬さ(初期硬さ)は、一般浸炭品と同等レベル以上であるHV730以上を合格とした。また内部硬さは、一般浸炭品と同等レベル以上であるHV250以上を合格とした。
上記硬さ測定用試験片を300℃で2時間焼き戻したものを用いて、表層から50μm位置のビッカース硬さ(表層300℃焼戻し硬さ)を測定した。
上記硬さ試験片(高周波焼入れ前)にて内部硬さの測定に用いた箇所をナイタルにて腐食し、100倍で光学顕微鏡にて観察して、組織を同定した(下記表4および表5において、Pはパーライト、αはフェライト、Bはベイナイトを示す)。また、3視野当たりのフェライト分率(面積%)を求めた。
歯切加工性評価用試験片として、上記形状がW110mm×L155mm×T30mmの鍛造品を、W100mm×L150mm×T20mmに加工したものを用いた。そして、以下の条件で切削試験を行い、刃先の工具磨耗量を測定した。工具磨耗量は、一般的な高周波用鋼として用いられるS53Cの場合で250μm程度であるため、その1/2以下である125μm以下を合格(歯切加工性に優れている)と評価した。
工具:ハイス製のホブツール
切り込み量:1.0mm
1歯あたり送り速度:0.30mm/歯
切削速度:150m/min
切削雰囲気:乾式
磨耗の判定:歯切工具により1歯あたりに加工した長さが7500mmに到達した時の、歯切工具の歯先の逃げ面磨耗量を測定
これらの結果を表4および表5に示す。
Claims (6)
- C:0.40〜0.60%(質量%を示す。化学成分について以下同じ)、
Si:0.35超〜0.70%、
Mn:1.20〜2.0%、
P:0.03%以下(0%を含まない)、
S:0.03%以下(0%を含まない)、
Cr:0.01〜0.50%、
Al:0.15〜0.50%、
B:0.0020〜0.0100%、および
N:0.010%以下(0%を含まない)
を満たし、TiとZrがそれぞれ0.004%以下に抑えられ、残部が鉄および不可避不純物であり、かつ、
パーライトとフェライトからなる組織であって、
全組織に占めるフェライトが3〜15面積%であり、かつ
下記(1)〜(4)の順に行う方法により求められる、パーライト粒の周囲長に対する、該パーライト粒を取り巻くフェライト長さの割合が60%以上であることを特徴とする耐剥離性と歯切加工性に優れた高周波熱処理用歯車用鋼。
(1)ピクリン酸アルコールで腐食した試験片の観察位置:D(直径)/4において、100倍で10箇所(10視野)を撮影する。
(2)上記100倍で撮影した写真を縦横2倍に拡大し、1視野中における最大パーライト粒を選択する。
(3)上記最大パーライト粒を円相当とし、その中心から360°を18分割(10°ピッチ)した線を引き、フェライトと線が交差する数を求め、この交差する数を36で除してから100を掛けてフェライト長さの割合(%)を求める。但し、測定にあたっては、下記(i)および(ii)を満たすようにする。
(i)開始点の0°は必ずフェライトと交差させる。
(ii)交点を数える際は必ず、2点以上連続していることを条件とする。即ち、フェライトと交差する点であっても、両隣の点がフェライトと交差していない場合、上記フェライトと交差する点は、交点としてカウントしない。
(4)上記10視野において、上記フェライト長さの割合(%)を測定し、その平均値を求める。 - 更に他の元素として、
Mo:0.80%以下(0%を含まない)を含む請求項1に記載の高周波熱処理用歯車用鋼。 - 更に他の元素として、
Cu:0.80%以下(0%を含まない)、および/または、Ni:0.80%以下(0%を含まない)を含む請求項1または2に記載の高周波熱処理用歯車用鋼。 - 更に他の元素として、
Ca:0.005%以下(0%を含まない)、および/または、Mg:0.005%以下(0%を含まない)を含む請求項1〜3のいずれかに記載の高周波熱処理用歯車用鋼。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の成分組成および組織を有し、かつ表層硬さがHV730以上であると共に、内部硬さがHV250以上であることを特徴とする耐剥離性に優れた歯車。
- 請求項5に記載の歯車を製造する方法であって、
請求項1〜4のいずれかに記載の高周波熱処理用歯車用鋼を用い、得られる歯車の表層硬さをHV730以上、かつ内部硬さをHV250以上にできる条件で高周波焼入れを行うことを特徴とする耐剥離性に優れた歯車の製造方法。
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