JP6043030B2 - 管腔通過確認剤 - Google Patents

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Description

本発明は、被検者の体内に導入されるカプセル型医療装置の管腔通過性を確認する管腔通過確認装置に関する。
近年、内視鏡の分野において、撮像機能と無線通信機能とを備えたカプセル型内視鏡が登場している。カプセル型内視鏡は、臓器内部を観察(検査)するために患者等の被検者の口から飲込まれた後、この被検者から自然排出されるまでの間、胃や小腸等の臓器の内部を蠕動運動等によって移動しつつ、この被検者の臓器内部の画像(以下、体内画像という場合がある)を例えば0.5秒間隔で順次撮像する。カプセル型内視鏡は、このように撮像した体内画像をこの被検者が携帯する受信装置に対して順次無線送信する。
カプセル型内視鏡によって無線送信された体内画像は、受信装置によって順次受信され、この受信装置の記憶媒体内に順次蓄積される。画像表示装置は、受信装置の記憶媒体を媒介して被検者の体内画像群を取得し、被検者の体内画像群をディスプレイ上に表示する。医師または看護師等は、かかる画像表示装置に表示させた体内画像を観察して、この被検者の診断を行う。
ところで、カプセル型内視鏡は、被検者の臓器内部(管腔内部)にカプセル型内視鏡が通過できない程度に管腔が狭くなった部分が存在する場合、この管腔が狭くなった部分を通過できないおそれがある。このため、医師または看護師等は、被検者に対してカプセル型内視鏡検査を行う前に、この被検者に摂取させるカプセル型内視鏡の管腔通過性を確認する必要がある。従来、注腸X線検査等でカプセル型内視鏡が通過できる管腔があるか検査しているが確認が難しいという問題があった。そこで、管腔通過性を確認したいカプセル型内視鏡とほぼ同等の外径を有する管腔通過確認装置を被検者に摂取させ、管腔通過確認装置が体外に排出されたか否か、あるいは、所望の臓器に到達したか否かをもとに、検査で用いるカプセル型内視鏡が管腔を通過可能であるか否かを判断する。例えば、この管腔通過確認装置として、生体内で容易に溶解する材料で構成されたカプセル型の本体部表面を、被検者の体内で一定の耐久性を有するように低溶解性材料でほぼ一様にコーティングした管腔通過確認装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の管腔通過確認装置は、本体部内部にX線不透過物質を内包しており、医師等は、X線装置を用いて体内画像を取得することによって、この管腔通過確認装置が体内のいずれの場所に位置するかを確認している。
特開2004−248956号公報
体内画像は、X線装置を用いるほか、磁気共鳴画像(MRI)検査装置、超音波検査装置などを用いて取得することも可能である。このうち、超音波検査装置は、比較的容易な構成で検査を行うことができるため、検査装置として使用しやすいものの一つである。しかしながら、超音波検査装置を用いて管腔通過性を容易に確認することができる管腔通過確認装置は、これまで提案されていなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、超音波検査装置を用いて容易に管腔通過性を確認することができる管腔通過確認装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる管腔通過確認装置は、被検者の消化管内に導入されるカプセル型医療装置が通過確認対象の臓器を通過できるか否かを確認する管腔通過確認装置であって、前記消化管内に存在する物質によって溶解する材料から成る本体部と、前記本体部の表面を被覆し、前記カプセル型医療装置の短手方向の外径と略同等の外径を有し、前記消化管内に存在する物質によって溶解する材料から成る溶解層と、を備え、当該管腔通過確認装置のいずれか一つの界面の少なくとも一部に、超音波が散乱可能な凹凸が設けられていることを特徴とする。
また、本発明にかかる管腔通過確認装置は、前記凹凸の間隔および振幅は、当該管腔通過確認装置に照射される超音波の波長よりも小さいことを特徴とする。
また、本発明にかかる管腔通過確認装置は、前記凹凸の間隔および振幅は、1μm以上0.4mm以下であることを特徴とする。
また、本発明にかかる管腔通過確認装置は、前記凹凸は、前記溶解層の表面の少なくとも一部に設けられていることを特徴とする。
また、本発明にかかる管腔通過確認装置は、前記凹凸は、前記溶解層の表面の全面に設けられていることを特徴とする。
また、本発明にかかる管腔通過確認装置は、前記凹凸は、前記本体部と前記溶解層との界面の少なくとも一部に設けられていることを特徴とする。
また、本発明にかかる管腔通過確認装置は、前記凹凸は、前記本体部と前記溶解層との界面の全面に設けられていることを特徴とする。
また、本発明にかかる管腔通過確認装置は、被検者の消化管内に導入されるカプセル型医療装置が通過確認対象の臓器を通過できるか否かを確認する管腔通過確認装置であって、前記消化管内に存在する物質によって溶解する材料から成る粒子を有する本体部と、前記本体部の表面を被覆し、前記カプセル型医療装置の短手方向の外径と略同等の外径を有し、前記消化管内に存在する物質によって溶解する材料から成る溶解層と、を備え、前記本体部は、少なくとも超音波が散乱可能である粒径の粒子を含む粒径が異なる複数種類の粒子を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる管腔通過確認装置は、前記本体部は、第1の粒径を有する第1の粒子と、前記第1の粒径よりも粒径が大きい第2の粒径を有する第2の粒子と、を有し、前記第2の粒径は、当該管腔通過確認装置に照射される超音波の波長よりも小さいことを特徴とする。
また、本発明にかかる管腔通過確認装置は、前記第2の粒径は、1μm以上0.4mm以下であることを特徴とする。
また、本発明にかかる管腔通過確認装置は、被検者の消化管内に導入されるカプセル型医療装置が通過確認対象の臓器を通過できるか否かを確認する管腔通過確認装置であって、前記消化管内に存在する物質によって溶解する材料から成る本体部と、前記本体部を内包し、前記カプセル型医療装置の短手方向の外径と略同等の外径を有し、前記消化管内に存在する物質によって溶解する材料から成る溶解層と、前記本体部と前記溶解層との間に設けられた超音波散乱体を含む超音波散乱層と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる管腔通過確認装置は、前記超音波散乱体は、当該管腔通過確認装置に照射される超音波の波長よりも小さいことを特徴とする。
また、本発明にかかる管腔通過確認装置は、前記超音波散乱体は、1μm以上0.4mm以下の大きさを有することを特徴とする。
また、本発明にかかる管腔通過確認装置は、前記溶解層は、複数の層によって形成され、前記超音波散乱層は、前記本体部と前記複数の溶解層のいずれか一つの層との間に設けられることを特徴とする。
また、本発明にかかる管腔通過確認装置は、前記超音波散乱体は、生体適合性を有する材料から成ることを特徴とする。
また、本発明にかかる管腔通過確認装置は、前記超音波散乱体は、多孔質の硫酸バリウム粒子であることを特徴とする。
また、本発明にかかる管腔通過確認装置は、前記超音波散乱体は、チタン粒子であることを特徴とする。
また、本発明にかかる管腔通過確認装置は、前記本体部の溶解速度は、前記溶解層の溶解速度よりも速いことを特徴とする。
本発明にかかる管腔通過確認装置によれば、消化管に存在する物質によって溶解する材料から成る本体部と、本体部の表面を被覆し、カプセル型医療装置の短手方向の外径と略同等の外径を有し、消化管に存在する物質によって溶解する材料から成る溶解層と、を備え、管腔通過確認装置の少なくとも一部に超音波が散乱可能な部分が設けられていることによって、当該管腔通過確認装置の形状を認識できる程度に照射された超音波が戻るようにしているため、超音波検査装置を用いて容易に管腔通過性を確認することができる。
図1は、実施の形態1にかかる管腔通過確認装置を、管腔通過確認装置の長軸を含み長軸に平行な平面で切断した場合の断面図である。 図2は、図1に示す管腔通過確認装置の要部の拡大図である。 図3は、図1に示す管腔通過確認装置を経口摂取した状態を示す模式図である。 図4は、従来の管腔通過確認装置が被検者内に導入された場合の管腔通過確認装置の位置検出を超音波検査装置で行った場合について説明する図である。 図5は、従来の管腔通過確認装置が導入された被検者に対する超音波画像の表示された画面の一例を示す図である。 図6は、図1に示す管腔通過確認装置が被検者内に導入された場合の管腔通過確認装置の位置検出を超音波検査装置で行った場合について説明する図である。 図7は、図1に示す管腔通過確認装置が導入された被検者に対する超音波画像の表示された画面の一例を示す図である。 図8は、実施の形態2にかかる管腔通過確認装置を管腔通過確認装置の長軸を含み長軸に平行な平面で切断した場合の断面図である。 図9は、図8に示す管腔通過確認装置の要部の拡大図である。 図10は、実施の形態2にかかる他の管腔通過確認装置を管腔通過確認装置の長軸との鉛直面で切断した場合の断面図である。 図11は、実施の形態3にかかる管腔通過確認装置を管腔通過確認装置の長軸を含み長軸に平行な平面で切断した場合の断面図である。 図12は、図11に示す管腔通過確認装置の要部の拡大図である。 図13は、実施の形態4にかかる管腔通過確認装置を管腔通過確認装置の長軸を含み長軸に平行な平面で切断した場合の断面図である。 図14は、実施の形態4にかかる他の管腔通過確認装置を管腔通過確認装置の長軸を含み長軸に平行な平面で切断した場合の断面図である。 図15は、実施の形態5にかかる管腔通過確認装置を管腔通過確認装置の長軸を含み長軸に平行な平面で切断した場合の断面図である。
以下、図面を参照して、本発明にかかる管腔通過確認装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下では、本発明にかかる管腔通過確認装置の一例としてカプセル形状の装置について説明する。また、この実施の形態により、この発明が限定されるものではない。さらに、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる管腔通過確認装置を、管腔通過確認装置の長軸を含み長軸に平行な平面で切断した場合の断面図である。実施の形態1にかかる管腔通過確認装置1は、超音波検査装置から照射された超音波のうち管腔通過確認装置1の形状を認識できる程度の超音波が超音波検査装置に戻るように、管腔通過確認装置1のいずれかの部分で超音波の散乱が十分に生じるような構成を採用している。
図1に示すように、管腔通過確認装置1は、被検者の消化管に導入されるカプセル型医療装置が通過確認対象の臓器を通過できるか否かを確認する装置である。このため、管腔通過確認装置1は、被検者の消化管に導入できるように、被検者の消化管に導入されるカプセル型医療装置と同様のカプセル型に外形を形成され、導入対象のカプセル型医療装置の短手方向の外径と略同等の外径寸法を有する。管腔通過確認装置1は、臓器の蠕動運動によって外圧が加えられた場合であっても、導入対象のカプセル型医療装置と略同等の外径寸法、さらにはカプセル型医療装置と同様の外形を維持する。
管腔通過確認装置1は、カプセル形状を成す本体部2と、本体部2の外表面をコーティング(被覆)するコーティング層(溶解層)3とによって構成される。
本体部2は、カプセル型医療装置の通過確認対象の臓器である消化管内に存在する物質によって溶解する材料で形成され、後述するコーティング層3よりも容易に溶解する材料から成り、本体部2の溶解速度は、コーティング層3の溶解速度よりも速い。小腸の腸管を通過可能であるかを検査する場合には、管腔通過確認装置1の到達目的の臓器は大腸となり、本体部2は、小腸および大腸の腸管に存在する液体(腸液または消化液)によって短時間で溶解する腸溶性材料から成る。本体部2は、ラクトース等の腸液や消化液によって容易に溶解、崩壊する物質で形成される。
コーティング層3は、導入対象のカプセル型医療装置の短手方向の外径と略同等の外径を有し、通過確認対象の消化管に存在する物質によって溶解する材料から成る。コーティング層3は、円柱形の本体部2を内包する。コーティング層3は、少なくともカプセル型医療装置の通過確認対象の消化管内に存在する液体(腸液または消化液)によって溶解する材料から成る。小腸の腸管を通過可能であるかを検査する場合には管腔通過確認装置1の到達目的の臓器は大腸となり、コーティング層3は、小腸および大腸の腸管に存在する液体によって時間とともに溶解していく腸溶性材料から成る。例えば、コーティング層3は、小腸内および大腸内のいずれにおいても徐々に溶解するゼラチンやメタクリル酸コポリマーS等の一般的な腸溶性部材を含んだ物質によって形成される。なお、腸溶性材料は、腸内にある消化液等によって溶解する。また、コーティング層3は、例えば、腸溶性部材などを本体部2に吹き付けあるいは蒸着することによって形成される。コーティング層3は、消化管内に導入された際に、一定時間をかけて溶解する。
図2は、図1に示す管腔通過確認装置1の要部(領域S1)の拡大図である。図2では、コーティング層3の表面3aを拡大して示す。図2に示すように、コーティング層3の表面3aは、全面に微細な凹凸、すなわち、一定の表面粗さが設けられている。例えば、本体部2表面に被覆させたコーティング層の平滑な表面を擦って、コーティング層3の表面3aに、微細な凹凸を形成している。この表面3aの凹凸は、当該管腔通過確認装置1に照射される超音波を散乱させる散乱体として機能するように形状が設定されている。
表面3aの凹凸の大きさについて説明する。管腔通過確認装置1に照射される超音波の速度が1550〜1600m/秒であり、超音波の周波数が3.5MHzである場合を例とすると、超音波の波長は0.4mm程度となる。超音波の波長よりも大きな物体は、反射が支配的になるため、散乱体として機能するためには、超音波の波長よりも小さな構造体である必要がある。このため、散乱体の大きさの上限は、0.4mmと考えられ、散乱体として安定して機能するには、散乱体の大きさは、100μm程度までが望ましい。また、超音波の波長に対して極端に小さな構造体は、超音波が構造体に作用せず、超音波が散乱しにくくなる。実際に、構造体の大きさが1μm未満になると超音波の散乱が弱くなることが報告されているため(例えば、http://www.ecei.tohoku.ac.jp/hkanai/pdf-gakunai/suzuki-danwakai.pdf参照)、散乱体の大きさは1μm以上である必要がある。特に散乱体の大きさが10μm以上の場合には、散乱が安定して発生するため、散乱体の大きさは、10μm以上であることが望ましい。そして、散乱効果を十分に発生させるには、散乱体が球形の物体であることが理想的である。
したがって、管腔通過確認装置1に照射された超音波を散乱させるために、コーティング層3の表面3aに形成される凹凸は、表面3aの2次元方向に正弦波形に近い形状で均等に形成されていることが理想的である。そして、コーティング層3の表面3aに形成される凹凸は、間隔L1および振幅A1が、1μm以上0.4mm以下である正弦波形に近い形状であることが適切であり、さらに超音波の散乱を安定化させるためには、凹凸の間隔L1および振幅A1が、10μm以上であって100μm程度までであることが好ましい。ただし、前述したように、実施の形態1では、本体部2表面に被覆させたコーティング層の平滑な表面を擦って表面3aに凹凸を形成している。コーティング層3の積層工程のみでは凹凸が形成できないため、研磨材となる物質を吹き付けるなどの工程により数十μm程度の微細化された凸凹を成形する。具体的には、表面3aの凹凸の間隔L1および振幅A1は、20μmから100μm程度に設定することが現実的である。実際には、工程上のバラツキも含めて、表面3aの凹凸の間隔L1および振幅A1は、10μm〜150μmに設定される。
そして、表面3aの凹凸を均等な正弦波形に近い形状に形成することは難しいため、実際の製造工程では、例えば、表面粗さ測定のJIS規格をもとに、対象部の表面からランダムに抜き取った各部分における算術平均値で凹凸形状を管理してもよい。具体的には、最大高さRy、粗さ曲線要素の平均長さRSmが、いずれも1μm以上0.4mm以下となるように、コーティング層3の表面3aの凹凸を管理すればよい。また、被検体に照射される超音波の周波数は、超音波検査装置によって異なり、例えば、5MHzや6.5MHzの場合もある。このため、管腔通過確認装置1に照射される超音波の速度や周波数によっては、超音波の波長は0.4mmとならない場合もあるため、表面3aの凹凸の間隔L1および振幅A1の上限は、被検体に照射される超音波の波長に応じて、超音波の波長未満となるように適宜設定すればよい。
このような構成を有する管腔通過確認装置1は、例えば図3に示すように、カプセル型医療装置を体内に導入する(具体的には経口摂取する)前の被検者Kに経口摂取される。この被検者Kに経口摂取された管腔通過確認装置1は、被検者Kの管腔内部を蠕動運動等によって進行する。管腔通過確認装置1は、被検者Kの管腔内部に狭窄部がない場合、到達目的の大腸に到達する、あるいは、体外に排出される。
一方、管腔通過確認装置1は、被検者Kの管腔内部にカプセル型内視鏡が通過できない程度に管腔が狭くなった部分がある場合、この管腔が狭くなった部分においてコーティング層3が溶解し、管腔が狭くなった部分の管腔径より細くなるか、コーティング層3が完全に溶解し、管腔通過確認装置1が崩壊するまでの間、留まる。なお、管腔通過確認装置1は、小腸に到達するまでは、コーティング層3によって形状を保持する。管腔通過確認装置1は、小腸のカプセル型医療装置が通過できない程度に管腔が狭くなった部分に留まると、時間とともに溶解する。
ここで、被検者Kの体内に導入された管腔通過確認装置の位置検出について説明する。図4は、従来の管腔通過確認装置が被検者内に導入された場合の管腔通過確認装置の位置検出を超音波検査装置で行った場合について説明する図である。図5は、従来の管腔通過確認装置が導入された被検者Kに対する超音波画像の表示された画面の一例を示す図である。図6は、図1に示す管腔通過確認装置が被検者内に導入された場合の管腔通過確認装置1の位置検出を超音波検査装置で行った場合について説明する図である。図7は、管腔通過確認装置1が導入された被検者Kに対する超音波画像が表示された画面の一例を示す図である。
従来の管腔通過確認装置10は、表面が鏡面に近い形状を有する。このため、図4に示すように、管腔通過確認装置10に超音波検査装置Tから超音波Wiを照射しても、管腔通過確認装置10表面に垂直に入射した超音波Wiの反射波Wbのみが超音波検査装置T側に戻り、それ以外の反射波Wtは、管腔通過確認装置10の表面で入射角に対応する反射角で反射し、超音波検査装置Tとは異なる方向に反射してしまう。したがって、従来の管腔通過確認装置10によれば、超音波検査装置Tに戻る反射波Wbが少ないため、図5の画面Mに示すように、画像Gbのような管腔通過確認装置10のカプセル形状が判別し難い画像しか得られず、管腔通過確認装置10の位置を把握するのは容易ではなかった。
これに対し、管腔通過確認装置1の最外層であるコーティング層3の表面3aには、微細な凹凸が形成されており、表面3aで十分に超音波の散乱が起こるように構成されている。したがって、図6に示すように、管腔通過確認装置1に超音波検査装置Tから超音波Wiを照射すると、いずれの入射角の超音波Wiについても表面3aで散乱が起こる結果、超音波検査装置T側に戻る反射波Wcが従来と比べて非常に多くなる。したがって、管腔通過確認装置1によれば、超音波検査装置Tに戻る反射波Wcが十分に多いため、図7の画面Mに示すように、画像Gcのような管腔通過確認装置1のカプセル形状を容易に判別できる画像が得られ、管腔通過確認装置1の位置を正確に把握することができる。
このように、実施の形態1にかかる管腔通過確認装置1は、最外層であるコーティング層3の表面3aに超音波が散乱可能な微細な凹凸を形成して、管腔通過確認装置1に照射された超音波を表面3aで散乱させ、管腔通過確認装置1の形状を認識できる程度に超音波検査装置に超音波が戻るようにしている。この結果、管腔通過確認装置1を用いることによって、カプセル形状を十分に判別可能な超音波画像を取得できるため、超音波検査装置を用いて容易に管腔通過性を確認することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。図8は、実施の形態2にかかる管腔通過確認装置を管腔通過確認装置の長軸を含み長軸に平行な平面で切断した場合の断面図である。図9は、図8に示す管腔通過確認装置11の要部(領域S2)の拡大図である。
図8に示す管腔通過確認装置11は、本体部2と同材料で形成された本体部12と、コーティング層3と同材料で形成されるとともに本体部12をコーティングするコーティング層13とを備える。図9に示すように、管腔通過確認装置11においては、本体部12とコーティング層13との界面12a全面に微細な凹凸を設けている。この凹凸は、本体部12の平滑な表面を擦って形成されるほか、微細な凹凸が内側に形成されたカプセル形状の型を用いて、本体部12を構成するラクトース等の粉末を固めることによって形成される。
管腔通過確認装置11においても、界面12aに形成される凹凸は、超音波の散乱体として機能するように、実施の形態1にかかる管腔通過確認装置1と同様に、管腔通過確認装置11に照射される超音波よりも小さいことが必要である。実施の形態1と同様に、管腔通過確認装置11に照射される超音波の波長が0.4mm程度である場合には、界面12aに形成される凹凸は、間隔L2および振幅A2が、1μm以上0.4mm以下である均等な正弦波形に近い形状であることが望ましい。さらに超音波の散乱を安定化させるためには、凹凸の間隔L2および振幅A2が、10μm以上100μm程度までであることが理想的である。実際には、工程上のバラツキも含めて、界面12aの凹凸の間隔L2および振幅A2は、10μm〜150μmに設定され、表面粗さ測定のJIS規格をもとに凹凸の大きさを管理すればよい。
この実施の形態2にかかる管腔通過確認装置11のように、本体部12とコーティング層13との界面12aに超音波の散乱体として機能する微細な凹凸を形成する場合も、管腔通過確認装置11に照射された超音波のうちコーティング層13を通った超音波が界面12aで散乱するため、管腔通過確認装置11の形状を認識できる程度に超音波検査装置に超音波を戻すことができる。このため、管腔通過確認装置11を用いた場合もカプセル形状を十分に判別可能な超音波画像を取得できるため、超音波検査装置を用いて容易に管腔通過性を確認することができる。また、最外層のコーティング層13が被検者K内で溶解し始めた場合であっても、超音波が散乱する界面12aは残存するため、管腔通過確認装置11の形状を認識できる程度に超音波検査装置に超音波を戻すことができ、カプセル形状を十分に判別可能な超音波画像の取得を継続できる。また、管腔通過確認装置11は、本体部12とコーティング層13との界面12aに散乱体として機能する微細な凹凸を形成するため、管腔通過確認装置11表面の滑らかさを任意に設定できる。
なお、実施の形態1および実施の形態2では、管腔通過確認装置1,11のいずれか一つの界面の全面に微細な凹凸を設けた場合について説明したが、もちろんこれに限らず、いずれか一つの界面の少なくとも一部に、断続的に微細な凹凸を設ければ、管腔通過確認装置のカプセル形状を十分に判別可能な超音波画像を取得できる。図10は、実施の形態2にかかる他の管腔通過確認装置を管腔通過確認装置の長軸との鉛直面で切断した場合の断面図である。図10に示す管腔通過確認装置21においては、コーティング層23の表面の一部の領域S23a,23b,23cと、本体部22とコーティング層23との界面の一部の領域S22a,22b,22cに、実施の形態1および実施の形態2と同様の間隔および振幅に設定された凹凸が、カプセル形状を把握可能な程度に断続的に形成されている。この場合も、管腔通過確認装置21に照射された超音波が各界面の各領域S22a,22b,22c,23a,23b,23cで散乱し、管腔通過確認装置21の形状を認識できる程度に超音波検査装置に戻り、カプセル形状を十分に判別できる超音波画像を取得できる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。図11は、実施の形態3にかかる管腔通過確認装置を管腔通過確認装置の長軸を含み長軸に平行な平面で切断した場合の断面図である。図12は、図11に示す管腔通過確認装置31の要部(領域S4)の拡大図である。
管腔通過確認装置31は、カプセル型医療装置の通過確認対象の臓器である消化管内に存在する物質によって溶解する材料から成る粒子を有する本体部32と、コーティング層3と同材料で形成されたコーティング層33とを備える。この管腔通過確認装置31においては、本体部32は、少なくとも超音波が散乱可能である粒径の粒子を含む粒径が異なる複数種類の粒子を有する。
図12に示すように、本体部32は、第1の粒径を有する第1の粒子32Aと、第1の粒径よりも粒径が大きい第2の粒径R4を有する第2の粒子32Bとによって構成される。第1の粒子32Aは、ラクトース等の腸液や消化液によって容易に溶解、崩壊する物質で形成され、粒径は数μmである。
第2の粒子32Bは、例えば、ラクトースの粉末と硫酸バリウムの粉末とを造粒したものであり、散乱体として機能するように、第2の粒径R4は、管腔通過確認装置31に照射される超音波よりも小さい値に設定されている。実施の形態1と同様に、管腔通過確認装置31に照射される超音波の波長が0.4mm程度である場合には、第2の粒子32Bの第2の粒径R4は、1μm以上0.4mm以下に設定される。さらに超音波の散乱を安定化させるためには、第2の粒子32Bの第2の粒径R4は、10μm以上であり100μm程度までであることが好ましい。本体部32は、第1の粒子32Aと第2の粒子32Bとを混ぜた後に、カプセル形状の型を用いて固めることによって形成される。
この実施の形態3にかかる管腔通過確認装置31においては、本体部32を構成する粒子の種別に応じて粒径に違いを設け、少なくとも一方の粒子を散乱体として機能する粒径に設定している。この結果、管腔通過確認装置31に照射された超音波は、本体部32の内部全域で散乱し、散乱波が超音波検査装置に戻るため、本体部32全体が写る超音波画像を取得できる。また、管腔通過確認装置31は、散乱体として機能する第2の粒子32Bを本体部32に含ませた構成であるため、管腔通過確認装置31表面の滑らかさを任意に設定できる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4について説明する。実施の形態4では、本体部とコーティング層との間に超音波散乱体を含む超音波散乱層を設けた構成について説明する。図13は、実施の形態4にかかる管腔通過確認装置を管腔通過確認装置の長軸を含み長軸に平行な平面で切断した場合の断面図である。
図13に示す管腔通過確認装置41は、本体部2と、本体部2を内包し、被検者の消化管に導入されるカプセル型医療装置の短手方向の外径と略同等の外径を有し、コーティング層3と同材料で形成されるコーティング層43と、本体部2とコーティング層43との間に設けられた超音波散乱体を含む超音波散乱層44と、を備える。
超音波散乱層44は、コーティング層43を構成する材料に、生体適合性を有する多孔質の硫酸バリウムを混合した材料を用いて形成される。多孔質の硫酸バリウムは、散乱体として機能し、管腔通過確認装置41に照射される超音波よりも小さい大きさを有する。多孔質の硫酸バリウムは、上述したように、管腔通過確認装置41に照射される超音波の波長が0.4mm程度である場合には1μm以上0.4mm以下の大きさに設定され、超音波の散乱の安定化を維持するために、10μm以上であり100μm程度までの大きさであることが好ましい。
この実施の形態4にかかる管腔通過確認装置41のように、本体部2とコーティング層43との間に超音波散乱体を含む超音波散乱層44を設けた場合も、管腔通過確認装置41に照射された超音波が超音波散乱層44内の超音波散乱体によって散乱するため、管腔通過確認装置41の形状を認識できる程度に超音波検査装置に超音波を戻すことができる。この管腔通過確認装置41を用いた場合も、カプセル形状を十分に判別可能な超音波画像を取得できるため、超音波検査装置を用いて容易に管腔通過性を確認することができる。また、管腔通過確認装置41は、本体部2とコーティング層43との間に超音波散乱層44を形成するため、管腔通過確認装置41表面の滑らかさを任意に設定できる。
なお、管腔通過確認装置41は、本体部2を形成した後に、超音波散乱層44を形成する工程とコーティング層43を成形する工程とを繰り返すことによって、本体部2上の層を多層化することが可能である。例えば、図14に示す管腔通過確認装置41Aのように、本体部2上にコーティング層43Aを形成し、その上に超音波散乱層44を形成した後に、さらにコーティング層43Bを形成してもよい。このように、超音波散乱層44は、本体部2と、複数のコーティング層のいずれか一つの層との間に設ければよい。もちろん、図13に示す管腔通過確認装置41のコーティング層43と超音波散乱層44とを逆にした構成の管腔通過確認装置であってもよい。
(実施の形態5)
次に、実施の形態5について説明する。図15は、実施の形態5にかかる管腔通過確認装置を管腔通過確認装置の長軸を含み長軸に平行な平面で切断した場合の断面図である。
図15に示す実施の形態5にかかる管腔通過確認装置51は、管腔通過確認装置41における超音波散乱層44に代えて、超音波散乱層54を備える。超音波散乱層54は、ラクトースまたは糖質を水またはアルコールで溶解し、その中に超音波散乱体を添加することによって生成した溶液を、成形された本体部2に吹き付けることによって形成される。超音波散乱体は、生体適合性を有するチタン粉末やプラスチック粉末などである。超音波散乱体は、上述したように、管腔通過確認装置51に照射される超音波よりも小さい大きさを有し、管腔通過確認装置51に照射される超音波の波長が0.4mm程度である場合には1μm以上0.4mm以下の大きさに設定され、超音波の散乱の安定化を維持するために、10μm以上であり100μm程度までの大きさであることが望ましい。
この実施の形態5の場合も、実施の形態4と同様に、超音波散乱層54によって管腔通過確認装置51の形状を認識できる程度に超音波検査装置に超音波を戻すことができるため、カプセル形状を十分に判別可能な超音波画像を取得できるとともに、管腔通過確認装置51表面の滑らかさを任意に設定できる。さらに、実施の形態5では、超音波散乱層を吹き付ける際に、マスキングした上で吹き付けることによって、断続的に超音波散乱層を形成することもできる。
なお、本発明の実施の形態1〜5および変形例では、カプセル型医療装置の通過確認対象の消化管を小腸とし、管腔通過確認装置の到達目的の臓器を大腸にしていたが、これに限らず、カプセル型医療装置の到達目的の臓器は、通過確認対象の消化管に対応した臓器であれば、食道から大腸に至る消化管内のいずれの臓器であってもよい。この場合には、通過確認対象の消化管および到達目的の臓器に存在する物質によって溶解する材料を用いて各管腔通過確認装置を形成すればよい。
1,10,11,21,31,41,41A,51 管腔通過確認装置
2,12,22,32 本体部
3,13,23,33,43,43A,43B コーティング層
32A 第1の粒子
32B 第2の粒子
44,54 超音波散乱層

Claims (14)

  1. 被検者の消化管内に導入されるカプセル型医療装置が通過確認対象の臓器を通過できるか否かを確認する管腔通過確認剤であって、
    前記消化管内に存在する物質によって溶解する材料から成る本体部と、
    前記本体部の表面を被覆し、前記消化管内に存在する物質によって溶解する材料から成る溶解層と、
    を備え、
    当該管腔通過確認剤の少なくとも一部に、超音波散乱させる凹凸が設けられていることを特徴とする管腔通過確認剤。
  2. 前記凹凸の間隔および振幅は、当該管腔通過確認剤に照射される超音波の波長よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の管腔通過確認剤。
  3. 前記凹凸の間隔および振幅は、1μm以上0.4mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の管腔通過確認剤。
  4. 前記凹凸は、前記溶解層の表面の少なくとも一部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の管腔通過確認剤。
  5. 前記凹凸は、前記本体部と前記溶解層との界面の少なくとも一部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の管腔通過確認剤。
  6. 被検者の消化管内に導入されるカプセル型医療装置が通過確認対象の臓器を通過できるか否かを確認する管腔通過確認剤であって、
    前記消化管内に存在する物質によって溶解する材料から成る本体部と、
    前記本体部の表面を被覆し、前記消化管内に存在する物質によって溶解する材料から成る溶解層と、
    を備え、
    前記本体部は、超音波散乱させることが可能な粒径の粒子を含む、粒径の異なる複数種類の粒子を含むことを特徴とする管腔通過確認剤。
  7. 前記本体部は、
    第1の粒径を有する第1の粒子と、
    前記第1の粒径よりも粒径が大きく、当該管腔通過確認剤に照射される超音波の波長よりも小さい第2の粒径を有する第2の粒子と、
    を有することを特徴とする請求項6に記載の管腔通過確認剤。
  8. 前記第2の粒径は、1μm以上0.4mm以下であることを特徴とする請求項7に記載の管腔通過確認剤。
  9. 被検者の消化管内に導入されるカプセル型医療装置が通過確認対象の臓器を通過できるか否かを確認する管腔通過確認剤であって、
    前記消化管内に存在する物質によって溶解する材料から成る本体部と、
    前記本体部を内包し、前記消化管内に存在する物質によって溶解する材料から成る溶解層と、
    前記本体部と前記溶解層との間に設けられた超音波散乱体を含む超音波散乱層と、
    を備えることを特徴とする管腔通過確認剤。
  10. 前記超音波散乱体は、当該管腔通過確認剤に照射される超音波の波長よりも小さいことを特徴とする請求項9に記載の管腔通過確認剤。
  11. 前記超音波散乱体は、1μm以上0.4mm以下の大きさを有することを特徴とする請求項9に記載の管腔通過確認剤。
  12. 前記溶解層は、複数の層によって形成され、
    前記超音波散乱層は、前記本体部と前記複数の溶解層のいずれか一つの層との間に設けられることを特徴とする請求項9に記載の管腔通過確認剤。
  13. 前記超音波散乱体は、多孔質の硫酸バリウム粒子であることを特徴とする請求項9に記載の管腔通過確認剤。
  14. 前記超音波散乱体は、チタン粒子であることを特徴とする請求項9に記載の管腔通過確認剤。
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