JP6042837B2 - プレス仕上げ用鏝の製造方法 - Google Patents

プレス仕上げ用鏝の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6042837B2
JP6042837B2 JP2014042300A JP2014042300A JP6042837B2 JP 6042837 B2 JP6042837 B2 JP 6042837B2 JP 2014042300 A JP2014042300 A JP 2014042300A JP 2014042300 A JP2014042300 A JP 2014042300A JP 6042837 B2 JP6042837 B2 JP 6042837B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
steam
flow path
path forming
forming plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014042300A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015167607A (ja
Inventor
紀昭 宮下
紀昭 宮下
Original Assignee
ワイエイシイ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ワイエイシイ株式会社 filed Critical ワイエイシイ株式会社
Priority to JP2014042300A priority Critical patent/JP6042837B2/ja
Publication of JP2015167607A publication Critical patent/JP2015167607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6042837B2 publication Critical patent/JP6042837B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Description

本発明は、衣類をプレス仕上げするプレス仕上げ用鏝に関する。
プレス仕上げ用鏝として、例えば特許文献1及び2が挙げられる。
特許文献1は、スチームを通す金属管を鏝板の裏面に接触させ、鏝板を加熱するようにしている。
特許文献2は、内部が中空状に形成され、この内部に外部からスチームを供給するプレス仕上げ用鏝である。プレス仕上げ用鏝の内部の中空部には、多数(実施の形態は8個)の流路形成部材が縦方向に延ばされて上下端が開放され、且つ左右方向に間隔をあけて設けられ、また左右の最も端の流路形成部材と、この流路形成部材と対向する内部の左右の内壁との間のスペースに、スチームの供給口が臨まれて設けられている。スペースの下部には、スチームの供給口から流入するスチームが下方へ流れるのを防止する遮蔽板が設けられている。
プレス仕上げ用鏝には、鏝板を加熱するのみの構造(以下、鏝加熱のみ構造という)と、鏝板を加熱すると共に、鏝板からスチームを衣類に吹き付ける構造(以下、鏝加熱とスチーム噴出構造という)とがある。鏝加熱のみ構造は、一般的にシャツの仕上げに使用され、鏝加熱とスチーム噴出構造は、一般的にウールの衣類の仕上げに使用されている。特許文献1及び2は鏝加熱のみ構造であり、この構造を鏝加熱とスチーム噴出構造にするには、次ぎのような構造を付加する必要がある。鏝には、衣類にスチームを吹き付けるスチーム噴出孔を設け、且つスチームを前記スチーム噴出孔に供給するためにスチームが供給されるスチームチャンバーを設ける。
特開2000−176200号公報 特開2012−139374号公報
特許文献1は、金属管に流れるスチームの熱で金属管を加熱し、その熱が鏝板に伝達されるので熱伝達効率が悪い。また金属管であるので鏝板との接触面積が少なくこの点からも熱伝達効率が悪い。また金属管を用いるので厚くなるという問題があった。
特許文献2は、鏝板と背板で形成する中空部に設けられた流路形成部材間によってスチームの流路が形成されている。このため、スチームが直接鏝板に接触するので熱伝達効率がよい。また中空部に流路形成部材を設けた構造であるので特許文献1に比べて薄くできる。しかし、多数(実施の形態は8個)の流路形成部材及び2個の遮蔽板を設け、背板は取付け部材を介して支持部材に取付けられる。また多数の流路形成部材,遮蔽板、取付け部材及び支持部材等はネジ又は溶接によって固定される。このように多くの部材を設け、これらはネジ又は溶接によって個々に固定するので加工工数が非常にかかり高価となる。
本発明の課題は、部品点数が少なく、また加工工数が少なくて低廉化が図れるプレス仕上げ用鏝を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明に係るプレス仕上げ用鏝の製造方法は、平板状の流路形成板と、この流路形成板の一方側に配設された平板状の鏝板と、前記流路形成板の他方側に配設された平板状の背板とからなり、前記流路形成板、前記鏝板、前記背板は、一体になるように外周側が固定され、前記流路形成板には、前記鏝板の全面を均等に加熱するように流路が貫通して形成され、前記流路形成板の流路にスチームを供給するスチーム供給パイプと、このスチーム供給パイプより供給されたスチームを排出するスチーム排出パイプとが設けられ、前記背板側には、スチームが供給されるスチームチャンバー室を形成するようにスチームチャンバー枠板が固定され、前記流路形成板の前記流路間の仕切り部に対応して前記背板、前記流路形成板、前記鏝板には、前記スチームチャンバー室から外部に連通するスチーム噴出孔が形成されているプレス仕上げ用鏝を製造するためのプレス仕上げ用鏝の製造方法において、前記流路形成板、前記鏝板及び前記背板の外周側はレーザ溶接によって固定され、さらに前記流路形成板の前記仕切り部に対応した前記鏝板、前記流路形成板、前記背板は、前記流路に沿ってレーザ溶接によって一体的に固定されることを特徴とする。
鏝加熱構造は、流路形成板、鏝板、背板の3個の部材を一体的に固定した構造よりなっている。このように非常に少ない部材よりなり、またこの3個の部材を一体的に固定する非常に少ない加工工数で製作されるので、製品の低廉化が図れる。また流路形成板の表面及び裏面に鏝板及び背板を重ね合せて一体的に固定した構造であるので、厚さが非常に薄くなる。また流路形成板の流路に流れるスチームにより鏝板を直接加熱する構造であるので熱伝達効率がよい。
本発明のプレス仕上げ用鏝の一実施の形態を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面拡大図である。 流路形成板のR曲げ前の平状態を示し、(a)は平面図、(b)は右側面図である。 鏝板のR曲げ前の平状態を示し、(a)は平面図、(b)は右側面図である。 背板のR曲げ前の平状態を示し、(a)は平面図、(b)は右側面図である。
本発明のプレス仕上げ用鏝の一実施の形態を図により説明する。本実施の形態は、鏝加熱とスチーム噴出構造に適応した例を示す。従って、図1に示すように、鏝加熱構造1とスチーム噴出構造2とを備えている。
[ 鏝加熱構造1]
鏝加熱構造1は図2の流路形成板10と、この流路形成板10の表面に配設された図3の鏝板20と、流路形成板10の背面に配設された図4の背板30とからなっている。
図2の流路形成板10には、流路11が打ち抜き又は切削等によって貫通して形成されている。流路11は、鏝板20の全面を均等に加熱するように蛇行した形状に形成されている。また流路11間及び流路11の外側の仕切り部12には、多数の孔13が形成されている。流路11の右上方部11a 及び右下方部11b は後記するスチーム供給パイプ43及びスチーム排出パイプ取付け穴44に連通する部分となっている。
図3の鏝板20及び図4の背板30には、流路形成板10の多数の孔13に対応した位置に、多数の孔21及び31が形成されている。図4の背板30には、図2の流路形成板10の流路11の右上方部11a 及び右下方部11b に対応した位置にスチーム供給パイプ取付け穴32及びスチーム排出パイプ取付け穴33が形成されている。
そこで、図2の流路形成板10の多数の孔13に対応する図3の鏝板20及び図4の背板30の孔21及び31を合せて流路形成板10、鏝板20及び背板30を重ね合せ、図1(a)に示すように、流路形成板10の周囲をレーザ溶接40して流路形成板10、鏝板20及び背板30を一体的に固定する。また流路11に沿って仕切り部12をレーザ溶接41し、流路形成板10の流路11間の仕切り部12を鏝板20及び背板30に一体的に固定する。本実施の形態は、流路形成板10、鏝板20、背板30をレーザ溶接40、41で一体的に固定したが、流路形成板10と鏝板20をレーザ溶接40、41で一体的に固定した後、流路形成板10と背板30をレーザ溶接40、41で一体的に固定してもよい。これにより、孔13、21及び31は貫通したスチーム噴出孔42となる。レーザ溶接としては、特開2012−252935号公報、特開2012−228715号公報などに示す技術が知られている。これにより、流路形成板10の上下は鏝板20と背板30で覆われ、流路11が形成される。このように、流路形成板10、鏝板20、背板30が一体的となった平状態の鏝加熱構造1を図1に示すようにR曲げ加工する。次に図4の背板30のスチーム供給パイプ取付け穴32及びスチーム排出パイプ取付け穴33を通して図2の流路形成板10のスチーム供給パイプ取付け穴14及びスチーム排出パイプ取付け穴15にそれぞれ図1に示すように、スチーム供給パイプ43及びスチーム排出パイプ44を挿入し、スチーム供給パイプ43及びスチーム排出パイプ44を背板30に溶接固定する。
[スチーム噴出構造2]
図1に示すように、背板30の外側にはスチームチャンバー室50を形成するようにスチームチャンバー枠板51が固定されている。スチームチャンバー枠板51の中央には鏝加熱構造1の長手方向に伸びた長方形状のスチーム噴出枠体52が固定されており、このスチーム噴出枠体52の側面には多数の孔が形成されている。スチーム噴出枠体52に外部よりスチームを供給するようにスチームチャンバー枠板51には鏝ブローパイプ53が固定されている。
次に作用について説明する。図示のプレス仕上げ用鏝を下鏝として使用する場合には、この下鏝の上方には上鏝が上下動可能に設けられている。スチーム供給パイプ43にスチームを供給すると、スチームは流路11を矢印C方向に蛇行して流れ、スチーム排出パイプ44より外部に排出される。この流路11を流れるスチームによって鏝板20は加熱される。また鏝ブローパイプ53にスチームを供給すると、スチームはスチームチャンバー室50に流れ、スチーム噴出孔42を通って外部に排出される。これにより、鏝板20上に置かれた衣類にスチームが吹き付けられると共に、加熱されている鏝板20で加熱される。次に上鏝が下降して衣類を下鏝の鏝板20に押し付けてプレス仕上げする。この場合、上鏝も下鏝と同様の構造とすることにより、衣類には上下よりスチームが吹き付けられると同時に上下が加熱されてプレス仕上げされる。
なお、本実施の形態は、流路11を蛇行した形状に形成したが、渦巻き形状に形成してもよい。この流路11の形状は限定されなく、鏝板20の全面を均一に加熱する形状であればよい。また本実施の形態は鏝加熱とスチーム噴出構造に適用した場合について説明した。本実施の形態を鏝加熱のみ構造に適用する場合には、スチーム噴出孔42(孔13、21及び31)は形成しなくてよく、またスチーム噴出構造2(スチームチャンバー室50、スチームチャンバー枠板51、スチーム噴射板52、鏝ブローパイプ53)は設けなくてよい。
本実施の形態の鏝加熱構造1は、流路形成板10、鏝板20、背板30の3個の部材を一体的に固定した構造よりなっている。このように非常に少ない部材よりなり、またこの3個の部材を一体的に固定する非常に少ない加工工数で製作されるので、製品の低廉化が図れる。また流路形成板10の表面及び裏面に鏝板20及び背板30を重ね合せて一体的に固定した構造であるので、厚さが非常に薄くなる。また流路形成板10の流路11に流れるスチームにより鏝板20を直接加熱する構造であるので熱伝達効率がよい。
1 鏝加熱構造
2 スチーム噴出構造
10 流路形成板
11 流路
12 仕切り部
20 鏝板
30 背板
40、41 レーザ溶接
42 スチーム噴出孔
43 スチーム供給パイプ
44 スチーム排出パイプ
50 スチームチャンバー室
51 スチームチャンバー枠板

Claims (1)

  1. 平板状の流路形成板と、
    この流路形成板の一方側に配設された平板状の鏝板と、
    前記流路形成板の他方側に配設された平板状の背板とからなり、
    前記流路形成板、前記鏝板、前記背板は、一体になるように外周側が固定され、
    前記流路形成板には、前記鏝板の全面を均等に加熱するように流路が貫通して形成され、
    前記流路形成板の流路にスチームを供給するスチーム供給パイプと、このスチーム供給パイプより供給されたスチームを排出するスチーム排出パイプとが設けられ、
    前記背板側には、スチームが供給されるスチームチャンバー室を形成するようにスチームチャンバー枠板が固定され、
    前記流路形成板の前記流路間の仕切り部に対応して前記背板、前記流路形成板、前記鏝板には、前記スチームチャンバー室から外部に連通するスチーム噴出孔が形成されている
    プレス仕上げ用鏝を製造するためのプレス仕上げ用鏝の製造方法において、
    前記流路形成板、前記鏝板及び前記背板の外周側はレーザ溶接によって固定され、さらに
    前記流路形成板の前記仕切り部に対応した前記鏝板、前記流路形成板、前記背板は、前記流路に沿ってレーザ溶接によって一体的に固定される
    ことを特徴とするプレス仕上げ用鏝の製造方法
JP2014042300A 2014-03-05 2014-03-05 プレス仕上げ用鏝の製造方法 Expired - Fee Related JP6042837B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014042300A JP6042837B2 (ja) 2014-03-05 2014-03-05 プレス仕上げ用鏝の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014042300A JP6042837B2 (ja) 2014-03-05 2014-03-05 プレス仕上げ用鏝の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015167607A JP2015167607A (ja) 2015-09-28
JP6042837B2 true JP6042837B2 (ja) 2016-12-14

Family

ID=54200920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014042300A Expired - Fee Related JP6042837B2 (ja) 2014-03-05 2014-03-05 プレス仕上げ用鏝の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6042837B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01175798U (ja) * 1988-05-30 1989-12-14
JPH0676872B2 (ja) * 1989-05-19 1994-09-28 日本発条株式会社 ヒートシンク
JPH0341700U (ja) * 1989-08-31 1991-04-19
US5146700A (en) * 1991-10-31 1992-09-15 Coors Technical Ceramics Company Steam iron with bonded ceramic and aluminum components
DE59909329D1 (de) * 1999-02-22 2004-06-03 Braun Gmbh Bügeleisenschuh und elektrisches Dampfbügeleisen
JP2012139374A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Sankosha Engineering:Kk 衣類プレス機のプレス鏝

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015167607A (ja) 2015-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5871167B2 (ja) 燃焼装置
IT201600072581A1 (it) Macchina per la produzione di ghiaccio.
US7348519B2 (en) Multi-zone griddle and grill
KR101462923B1 (ko) 핫 스탬핑 금형용 온도센서유닛
KR102298977B1 (ko) 열원기
EP3505266B1 (en) Hot stamping die apparatus
JP6042837B2 (ja) プレス仕上げ用鏝の製造方法
CN104822979B (zh) 流体控制装置
KR101760280B1 (ko) 성형빔 제작 방법
WO2017208107A1 (en) Burner
JP4150010B2 (ja) 燃焼装置
CN103871771B (zh) 定位机构及其定位件与方法以及具有此定位机构的键盘
KR101938571B1 (ko) 도금강판 용접장치 및 용접방법
JP6357197B2 (ja) 熱間プレス方法
KR20100134852A (ko) 열교환기
JP2016097860A (ja) 車両用インパクトビーム及びその製造方法
JP6408855B2 (ja) 熱交換器
JP7097746B2 (ja) 熱源機
EP3412988B1 (en) Heat exchanger
KR20100005597U (ko) 온수 매트
JP2012139374A (ja) 衣類プレス機のプレス鏝
CN204898002U (zh) 一种管排热处理用固定夹具
EP2725953B1 (en) A contact cooking device of the plancha type
JP2007306996A (ja) シャツ仕上げ機
EP1978146B1 (en) Shirt finishing machine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150803

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161026

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6042837

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees