JP6042248B2 - 射撃訓練装置 - Google Patents

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Description

本発明は、実弾を使用せず射撃シミュレーションにより射撃訓練を行うための射撃訓練装置に関するものである。
従来の射撃訓練システムでは、例えば、火器を模擬したレーザ光を発射し受光する射撃訓練装置(以下、単に訓練装置ともいう。)と、レーザ光を発射した訓練装置からの発射データやレーザ光を受光した訓練装置からの受光データを受信し、該受信したデータの管理を行うホスト局とを備える。訓練装置は、例えば、車両や人員に装着される。
訓練装置から発射されるレーザ光には、発射位置情報や、発射時刻情報や、レーザ光を発射した火器がどの火器であるかを特定するための器材情報などが含まれている。火器としては、例えば小銃などが模擬される。
訓練装置は、レーザ光を発射した後、発射した弾の数(発射数)や弾種や残弾数や発射者を特定する発射者情報などを、ホスト局へ無線送信する。
また、訓練装置は、レーザ光を受光すると、レーザ光に含まれる情報を解析し、発射者情報や、発射した火器を示す器材情報や、弾種情報や、被弾位置を示す損耗部位情報や、損耗度を示す損耗区分情報などを、ホスト局へ無線送信する。
ホスト局は、訓練装置から無線受信した情報に基づき、射撃精度の管理や、訓練参加者の参加状況、損害範囲や損害程度の判断などの射撃訓練全体の管理を行う。
このようなレーザ光を用いた従来の訓練装置では、レーザデータに含まれる器材情報や弾種情報やレーザ受光した部位情報等により、損耗部位や損耗区分を判定している。例えば、損耗部位は、頭部、胴部、右腕部、左腕部、右脚部、左脚部の6部位であり、それぞれの部位が、軽傷、重傷等の損耗区分に判定される。損耗が生じた場合は、当該訓練装置の現示部に通知し音を発する等により、レーザ受光した訓練参加者(被弾者)は、どの部位がどの程度損耗したかを把握することができる。
しかし、損耗状態の表示は、音などの現示による通知だけで実際に痛みがないことから、時間の経過とともに被弾者の意識から損耗状態の意識が薄れることがある。このような理由により、例えば本来であれば重傷のため走るなどの動作が困難である場合においても、自由に動き回ることが発生していた。
下記の特許文献1には、レーザ光を用いて疑似的に射撃を行う射撃訓練装置において、レーザ光を照射された車両の乗員に、車両及び乗員の損耗状況を、光や音を用いて知らせる技術が記載されている。特許文献2には、レーザ光が照射された場合に、レーザ光を照射された隊員に、光と音を用いて知らせるだけでなく、音声を用いて知らせる技術が記載されている。特許文献3には、レーザ光が照射された場合に、レーザ光を照射された隊員の損耗程度と火器の破損程度を判定し表示する技術が記載されている。
特開平9‐243296号公報 特開2008‐70011号公報 特開2012‐159268号公報
本発明は、上記のような従来の課題を解決するために為されたもので、訓練参加者(被弾者)が、実際の損耗状態では実現できない動作を行った場合、その被弾者に対して音などの現示により警告を行って、本来の損耗状態に応じた動作をするよう促す。これにより、実際の損耗状態に応じた動作を実現し、より実戦に近い訓練環境を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための、本願発明の射撃訓練装置の代表的な構成は、次のとおりである。すなわち、
模擬弾を使用して射撃訓練を行うための射撃訓練装置であって、
模擬弾として使用される第1の無線信号を受信する受信部と、
当該射撃訓練装置の損耗度を現示する現示部と、
当該射撃訓練装置の位置を測定し位置情報を出力する位置測定部と、
当該射撃訓練装置の損耗度を示す第1の損耗区分と、当該射撃訓練装置の移動距離の閾値を示す第1の閾値とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記受信部で前記第1の無線信号を受信すると当該射撃訓練装置の損耗度を判定し、損耗度が前記第1の損耗区分である場合に、当該射撃訓練装置が前記第1の損耗区分の状態にあることを前記現示部に現示させる第1の損耗区分現示処理を行い、その後、前記位置測定部で測定した位置情報と前記記憶部に記憶した前記第1の閾値とに基づき、当該射撃訓練装置が第1の期間内に移動した距離Lが前記第1の閾値以上であるか否かを判定する移動距離判定処理を行い、前記距離Lが前記第1の閾値以上である場合に、当該射撃訓練装置の損耗度を、前記第1の損耗区分よりも損耗度の高い第2の損耗区分に変更する損耗区分変更処理と、該射撃訓練装置が前記第2の損耗区分の状態にあることを前記現示部に現示させる第2の損耗区分現示処理とを行う制御部と、
を備えることを特徴とする射撃訓練装置。
上記構成によれば、実際の損耗状態に応じた動作を実現することができる。
本発明の実施形態に係る射撃訓練システムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る訓練装置の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る動作制限テーブルの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る移動距離判定処理と累積時間判定処理とを説明するための図である。 本発明の実施形態に係る訓練装置の動作例を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る射撃訓練システムの構成例を示す図である。
図1に示す本実施形態の射撃訓練システムは、ホスト局1と、模擬弾であるレーザ光を発射する訓練装置2Sと、レーザ光を受光する訓練装置2Rとを備える。訓練装置2Sと訓練装置2Rは、人員が装着する訓練装置である。さらに、レーザ光を発射する訓練装置3Sと、レーザ光を受光する訓練装置3Rとを備えることもある。訓練装置3Sと訓練装置3Rは、戦車等の車両が装着する訓練装置である
発射側の訓練装置2Sや、受光側の訓練装置2Rは、それぞれ1つでも複数の構成であってもよい。また、発射側の訓練装置3Sや、受光側の訓練装置3Rも、それぞれ1つでも複数の構成であってもよい。本実施形態では、訓練装置2Sと訓練装置2Rは互いに同じ構成であり、それぞれ、発射側と受光側の両者の機能を備えるので、訓練装置2と総称することがある。訓練装置3Sと訓練装置3Rも、互いに同じ構成であり、それぞれ、発射側と受光側の両者の機能を備えるので、訓練装置3と総称することがある。
訓練装置2Sは、例えば小銃等の火器を模擬したもので、訓練装置2Rに対してレーザ光2Lを発射する。レーザ光2Lには、発射時点における訓練装置2Sの位置を示す発射位置情報や、レーザ光2Lを発射した火器がどの火器であるかを示す器材情報や、弾の種類を示す弾種情報や、発射者を特定する発射者情報などが含まれている。
訓練装置2Sは、レーザ光2Lを発射した後、発射した弾の数(発射数)や弾種や残弾数や発射者情報などを、発射情報2SWとしてホスト局1へ無線送信するとともに、自身の備える現示部に表示する。
訓練装置2Rは、レーザ光2Lを受光すると、レーザ光2Lに含まれる情報を解析し、発射者情報や、発射した火器を示す器材情報や、弾種情報や、被弾位置を示す損耗部位情報や、損耗度を示す損耗区分情報などを、被弾情報2RWとしてホスト局1へ無線送信する。また、これらの情報、例えば損耗部位情報や損耗区分情報などを、自身の備える現示部に表示し、例えば訓練装置2Rから発光させる。
このように、複数の訓練装置2が、模擬弾としての無線信号であるレーザ光2Lを互いに送受信する。
訓練装置3Sは、例えば戦車等の車両を模擬したもので、訓練装置3Rに対してレーザ光3Lを発射する。レーザ光3Lには、発射時点における訓練装置3Sの位置を示す発射位置情報や、レーザ光3Lを発射した火器がどの火器であるかを示す器材情報や、弾の種類を示す弾種情報や、発射車両を特定する発射車両情報などが含まれている。
訓練装置3Sは、レーザ光3Lを発射した後、発射した弾の数(発射数)や弾種や残弾数や発射車両情報などを、ホスト局1へ無線信号3SWにより送信するとともに、自身の備える現示部に表示する。
訓練装置3Rは、レーザ光3Lを受光すると、レーザ光3Lに含まれる情報を解析し、発射車両情報や、発射した火器を示す器材情報や、弾種情報や、損耗部位情報や、損耗区分情報などを、ホスト局1へ無線信号3RWにより送信する。また、これらの情報、例えば損耗部位情報や損耗区分情報などを、自身の備える現示部に表示し、例えば訓練装置3Rから発煙させる。
このように、複数の訓練装置3が、模擬弾としての無線信号であるレーザ光3Lを互いに送受信する。
ホスト局1は、訓練装置2Sと訓練装置2R、あるいは訓練装置3Sと訓練装置3Rから無線受信した情報に基づき、訓練参加者(人員又は車両)の参加状況、損害範囲や損害程度の判断などの射撃訓練全体の管理を行うデータ管理センタである。例えば、ホスト局1は、訓練装置3Sに対し、訓練装置3Sから発射されたレーザ光3Lが命中して訓練装置3Rが破壊された状態にあることを無線送信する。こうすると、訓練装置3Sは射撃結果を直ぐに知ることができる。このように、ホスト局1は、訓練装置2Sや訓練装置2R、あるいは訓練装置3Sや訓練装置3Rとの間で、適宜、無線通信を行う。
本発明の実施形態に係る訓練装置2の構成例を、図2を用いて説明する。図2は、本発明の実施形態に係る訓練装置2の構成例を示す図である。訓練装置3の構成は訓練装置2の構成と同様なので、説明を省略する。
図2に示すように、訓練装置2は、訓練装置2の各構成部及び全体を制御する制御部11と、記憶部12と、受光部21と、発光部22と、電池部23と、現示部24と、位置測定部25と、火器無線部26と、データ入力部27と、通信部28とを備える。制御部11と記憶部12とで制御装置10を構成する場合もある。
受光部21は、他の訓練装置2等から発射されたレーザ光を受光し、該受光したレーザ光に含まれる情報を、制御部11へ伝送する。受光部21は、複数設けられ、当該訓練装置2の装着者の、例えば、頭部、胴部、左右腕部、左右脚部に、それぞれ装着される。どの受光部21がレーザ光を受光したかにより、制御部11は、被弾した部位である損耗部位を知ることができる。なお、レーザ光の代わりにレーザ光以外の無線信号を用いることもでき、受光部21は、レーザ光を含む無線信号を受信する受信部として機能する。
発光部22は、受光部21のそれぞれに対応するように複数設けられ、当該訓練装置2の装着者の、例えば、頭部、胴部、左右腕部、左右脚部に、それぞれ装着される。そして、制御部11からの指示に基づき、レーザ光を受光した部位、つまり被弾した部位の発光部22が発光するように構成される。これにより、訓練装置2の装着者等の参加者は、被弾部位を容易に知ることができる。発光部22は、後述する現示部24の一部として考えてもよい。
電池部23は、制御部11を含む当該訓練装置2の各構成部に対し、電源を供給する電源部である。
通信部28は、ホスト局1と無線通信を行うもので、上述した発射情報2SWや被弾情報2RWを制御部11から受信して変調し、ホスト局1へ無線送信する。また、射撃訓練を開始する旨の訓練開始指示や、射撃訓練システムが射撃訓練準備中であるか否か、射撃訓練中であるか否か等のシステム情報を、ホスト局1から無線受信し復調して制御部11へ送信する。
現示部24は、上述した発射情報2SWや被弾情報2RWやシステム情報、例えば被弾情報2RWである損耗部位情報や損耗区分情報などを、制御部11から受信して、音、文字、絵、発煙等を用いて警告表示する。現示部24は、例えば、装着者の胸部付近に装着される。
例えば、現示部24には、人体の外形と、受光部21の装着位置(例えば、頭部、胴部、左右腕部、左右脚部)つまり損耗部位とを示す図や、損耗区分(例えば、死亡、重傷、軽傷)を示す図が表示されており、被弾情報を受信すると、該当する損耗部位と損耗区分が点灯又は点滅するとともに、損耗区分に応じた音を発するようになっている。また、現示部24には、音を含む警告表示を消すための警告停止ボタンが備えられ、警告停止ボタンを押すたびに、警告表示状態と警告表示消去状態とを切り換えるようになっている。
上述したように、発光部22を、現示部24の一部として考えてもよい。この場合、例えば、各損耗部位に配置された発光部22において、損耗区分に応じた点灯又は点滅等の表示を行うことにより、装着者の胸部付近に装着する現示部24の表示内容を省略することもできる。例えば、発光部22において、死亡時は点滅、重傷時は赤色で発光、軽傷時は橙色で発光する。
位置測定部25は、例えばGPS(Global Positioning System)により当該訓練装置2の現在位置(緯度、経度)を測定し、該測定した位置情報、例えば現在位置の座標データ(例えば1m単位)を、所定の時間間隔で、例えば1秒間隔で制御部11へ出力し送信する。制御部11は、位置測定部25から受信した座標データに基づき、訓練装置2の移動距離を算出する。
なお、位置測定部25を訓練装置2とは別に設け、位置測定部25で測定した位置情報を、例えば通信部28を介して、制御部11が取得するように構成することも可能である。
火器無線部26は、当該訓練装置2を装着した人員(装着者)が携行している装具、例えば模擬火器であるレーザ銃等に対し、制御部11が無線にて模擬弾発射指示や訓練機能停止指示を行うためのものである。
制御部11が、装着者からの指示に基づき、例えばレーザ銃に対し、火器無線部26を介して模擬弾発射指示を行うと、模擬弾発射指示されたレーザ銃は、他の訓練装置2等に対し、弾を模擬したレーザ光を発射する。なお、レーザ光の代わりにレーザ光以外の無線信号を用いることもでき、レーザ銃等の装具は、レーザ光を含む無線信号を送信する送信部として機能する。
また、例えば、訓練装置2の装着者が被弾し死亡と判定された場合、制御部11は、火器無線部26を介して、当該装着者が携行している装具に対し、訓練機能停止を指示する。例えば、レーザ銃に対し、引き金が引けない状態又はレーザ光が発射できない状態にする。あるいは、火器無線部26は、制御部11から訓練機能停止指示を受信すると、自身が機能停止して、レーザ銃等の装具に対し、制御部11からの模擬弾発射指示を伝送しないようにしてもよい。
データ入力部27は、各種データを取り込み、制御部11へ伝送するもので、本実施形態では、赤外線により各種データを取り込む。例えば、データ登録装置30から、赤外線通信により、後述する動作制限テーブル12a等の情報を取り込む。なお、赤外線の代わりに電波、あるいは有線を用いて各種データを取り込むよう構成することも可能である。
記憶部12は、制御部11に内蔵されるCPUが動作するためのプログラムを記憶する。また、記憶部12は、当該訓練装置2を装着している人員を識別する人員個別番号、使用する模擬火器の種類、弾種、弾数を含む訓練情報を記憶する。人員個別番号は、上述した発射者情報として使用される。訓練情報は、データ登録装置30からデータ入力部27を介して入力され、任意の内容に設定、変更可能である。
また、記憶部12は、位置測定部25で測定した当該訓練装置2の位置情報や、上述した発射情報2SW(発射数、弾種、残弾数、発射者情報など)や、被弾情報2RW(発射者情報、器材情報、弾種情報、損耗部位情報、損耗区分情報など)や、システム情報(訓練開始指示、射撃訓練準備中、射撃訓練中など)を、制御部11からの指示に従い記憶する。
また、記憶部12は、被弾したときの火器の種類(この火器の種類は、器材情報と弾種情報の少なくとも一方を含む)と損耗部位に応じて損耗区分(損耗度)を判定する損耗判定テーブル12bを記憶する。損耗判定テーブル12bには、例えば、火器Aにより頭部に被弾した場合は損耗区分が重傷、火器Bにより腕部に被弾した場合は損耗区分が軽傷といったように記憶されている。損耗判定テーブル12bは、確率で示すこともでき、例えば、火器Aにより右腕に被弾した場合の損耗区分は、死亡になる確率が10%、重傷になる確率が20%、軽傷になる確率が40%、無効となる確率が30%とする。制御部11は、指定された確率に応じて被弾時の損耗区分を決定する。損耗判定テーブル12bの内容は、データ登録装置30からデータ入力部27を介して入力され、任意の内容に設定、変更可能である。
また、記憶部12は、被弾したときの損耗部位と損耗区分に応じて、当該訓練装置2の装着者の動作制限内容を指示するための動作制限テーブル12aを記憶する。動作制限テーブル12aには、損耗部位と損耗区分に対応付けて、動作制限の有無、移動距離の閾値Lt、累積時間の閾値Ttが記憶されている。動作制限テーブル12aの内容(損耗部位、損耗区分、動作制限の有無、移動距離の閾値Lt、累積時間の閾値Tt)は、データ登録装置30からデータ入力部27を介して入力され、任意の内容に設定、変更可能である。
図3は、本実施形態に係る動作制限テーブル12aの構成例を示す図である。図3の例では、損耗部位は、頭部、胴部、腕部(右腕又は左腕)、脚部(右脚又は左脚)に区分されている。また、損耗区分は、各損耗部位に対してそれぞれ、軽傷と重傷が設定されている。そして、各損耗部位の損耗区分に対してそれぞれ、動作制限の有無が設定されている。さらに、動作制限有りの場合には、移動距離の閾値Ltと累積時間の閾値Ttが設定されている。例えば、頭部が軽傷の場合は、動作制限がないが、頭部が重傷の場合は、動作制限があり、移動距離の閾値Ltが2m、累積時間の閾値Ttが60秒である。
なお、図3の例では、動作制限テーブル12aの損耗区分は、軽傷と重傷の2つであるが、例えば軽傷と重傷と死亡など3つ以上とすることも可能であり、また、例えば重傷1つとすることも可能である。
また、動作制限テーブル12aには、動作制限有りの場合の損耗部位、損耗区分、閾値Lt、閾値Ttのみを記憶するようにし、動作制限なしの場合は記憶しないように構成することも可能である。
制御部11は、受光部21でレーザ光を受光すると、該受光した受光部21の位置に基づき損耗部位を判定する。そして、損耗部位と火器の種類に基づき、損耗判定テーブル12bを参照して、損耗区分(損耗度)を判定し決定する。そして、損耗部位と損耗区分に基づき、動作制限テーブル12aを参照して、動作制限の有無を判定する。さらに、動作制限有りの場合は、その旨の警告を現示部24に現示させる。そして、動作制限テーブル12aを参照して、訓練装置2が所定期間t1(第1の期間)内に閾値Lt以上に移動したか否かを所定期間t2(第2の期間)毎に判定する移動距離判定処理を行う。そして、第1の期間t1内に閾値Lt以上に移動した場合は、その旨の警告を現示部24に現示させるとともに、閾値Lt以上に移動した複数の第1の期間t1の累積時間T1が累積時間の閾値Tt以上になったか否かを判定する累積時間判定処理を行う。累積時間T1が閾値Tt以上になった場合は、損耗区分のレベルを1段階上げる損耗区分変更処理と、損耗区分のレベルを上げる旨の警告を現示部24に現示させる損耗区分現示処理とを行う。例えば損耗区分が重傷であった場合は、損耗区分を1段階上げ、死亡に変更する。
図4は、移動距離判定処理と累積時間判定処理とを説明するための図である。制御部11は、図4に示すように、第1の期間t1における訓練装置2の移動距離Lを、第2の期間t2毎に判定する。図4の例では、1番目の第1の期間t1(1)と3番目の第1の期間t1(3)において、移動距離Lが閾値Lt以上になったものとし、2番目の第1の期間t1(2)において、移動距離Lが閾値Lt以上にならなかったものとする。さらに、3番目の第1の期間t1(3)においても、累積時間T1が閾値Tt以上にならなかったものとする。
まず、制御部11は、1番目の第1の期間t1(1)における移動距離L1が、閾値Lt以上であったか否かを判定する。図4の例では、移動距離L1が閾値Lt以上であるので、累積時間T1(T1=t1)が閾値Tt以上になったか否かを判定する。図4の例では、累積時間T1が閾値Tt以上にならなかったので、2番目の第1の期間t1(2)における移動距離判定処理に移る。
制御部11は、2番目の第1の期間t1(2)における移動距離L2が閾値Lt以上であったか否かを判定する。図4の例では、移動距離L2が閾値Lt以上ではないので、3番目の第1の期間t1(3)における移動距離判定処理に移る。
制御部11は、3番目の第1の期間t1(3)における移動距離L3が閾値Lt以上であったか否かを判定する。図4の例では、移動距離L3が閾値Lt以上であるので、1番目と3番目の第1の期間t1の累積時間T1(T1=2t1)が閾値Tt以上になったか否かを判定する。図4の例では、累積時間T1が閾値Tt以上にならなかったので、4番目の第1の期間t1(4)における移動距離判定処理に移る。
このように、第1の期間t1における移動距離Lを、第2の期間t2毎に判定し、移動距離Lが閾値Lt以上であった場合は、累積時間T1にt1を加算する。そして、累積時間T1が閾値Tt以上になったか否かを判定し、累積時間T1が閾値Tt以上になった場合は、損耗区分のレベルを1段階上げ、その旨の警告を現示部24に現示させて、次の第1の期間t1における移動距離判定処理と累積時間判定処理を行う。また、累積時間T1が閾値Tt以上にならなかった場合は、損耗区分のレベルを変更することなく、次の第1の期間t1における移動距離判定処理と累積時間判定処理を行う。
例えば、頭部が重傷の場合は、動作制限があるので、その旨の警告を現示部24に現示させる。そして、当該訓練装置2の装着者が所定期間t1(第1の期間、例えば1秒間)内に移動した距離L1が、移動距離の閾値Lt(2m)以上であるか否かを、所定期間t2(第2の期間、例えば1秒間)毎に判定する。移動した距離L1が閾値Lt(2m)以上であった場合は、その旨の警告を現示部24に現示させ、第1の期間t1の累積時間T1が、累積時間の閾値Tt(60秒)になったか否かを判定する。この例の場合は、閾値Lt(2m)以上の移動を行った所定期間t1が、60回以上発生すると、累積時間T1は閾値Tt(60秒)に達する。60秒間連続して閾値Lt(2m)以上の移動を行う場合だけでなく、例えば、30秒間連続して閾値Lt(2m)以上の移動を行い、10秒間静止して、その後、30秒間連続して閾値Lt(2m)以上の移動を行ったような場合も、累積時間T1は閾値Tt(60秒)に達することになる。
このように、移動距離の監視と、所定の距離以上の移動を行った累積時間の監視とを行うことにより、実戦に近い状態を模擬することができる。
なお、上述の第1の期間t1と第2の期間t2は同じ値に設定してもよいし、第2の期間t2を第1の期間t1よりも大きく設定してもよい。例えば、第1の期間t1を1秒間とし、第2の期間t2を2秒間としてもよい。この場合、制御部11は、2秒(t2)毎に、1秒間(t1)に移動した距離Lが閾値Lt以上であるか否かを判定する。なお、第1の期間t1と第2の期間t2を同じ長さの時間とすると、移動距離を間断なく監視できるので好ましい。
また、制御部11は、当該訓練装置2が被弾したとき、つまり受光部21がレーザ光を受光したときに、レーザ光に含まれる情報を解析し、発射者情報や、器材情報や、弾種情報や、損耗部位情報や、損耗区分情報などを、被弾情報として、通信部28を介してホスト局1へ無線送信するとともに、記憶部12に記憶させ、また、現示部24(発光部22を含む。)に現示させる。現示部24に現示させることにより、当該訓練装置2の装着者は、損耗部位や損耗区分を知ることができ、損耗区分に応じた行動を執ることができる。
また、制御部11は、上述したように、動作制限有りと判定した場合と、第1の期間内t1に閾値Lt以上に移動した場合と、第1の期間t1の累積時間T1が閾値Tt以上になった場合は、それぞれ、その旨の情報を、通信部28を介してホスト局1へ無線送信するとともに記憶部12に記憶させ、また、その旨の警告を現示部24に現示させる。なお、動作制限有りと判定した場合は、上述した被弾時の被弾情報の現示と併せて現示させてもよい。
次に、本実施形態に係る訓練装置2の動作例を、図5を用いて説明する。図5は、本実施形態に係る訓練装置2の動作例を説明するための図である。訓練装置2の動作は、制御部11により制御される。この動作例では、第1の期間t1と第2の期間t2は同じ長さである。
本実施形態では、事前準備として、動作制限テーブル12aと、損耗判定テーブル12bと、当該訓練装置2の装着者の個別番号や使用火器種などの訓練情報とを、データ登録装置30からデータ入力部27を介して記憶部12に登録しておく。
射撃訓練が開始されると、受光部21でレーザ光を受信したか否かを監視(ステップS1)する。レーザ光を受信する(ステップS1でYes)と、受信したレーザ光のデータを解析し、損耗部位と損耗区分と動作制限の有無とを判定し、記憶部12に記憶するとともに、ホスト局1へ通知し、現示部24(発光部22を含む。)へ現示する(ステップS2)。詳しくは、レーザ光を受信した受光部21の位置に基づき損耗部位を判定する。また、受信したレーザ光のデータ(火器や弾の種類)と、損耗部位と、損耗判定テーブル12bとに基づき損耗区分を判定する。また、損耗部位と、損耗区分と、動作制限テーブル12aとに基づき動作制限の有無を判定する(ステップS3)。
例えば、頭部が軽傷の場合は、頭部が軽傷である旨と、動作制限無しであることを、記憶部12に記憶するとともに、ホスト局1へ通知し、現示部24へ現示する。頭部が重傷の場合は、頭部が重傷である旨と、動作制限有りであることを、記憶部12に記憶するとともに、ホスト局1へ通知し、現示部24へ現示する。
動作制限無しの場合(ステップS3でNo)は、ステップS1へ戻り、レーザ光の受信を監視する。
動作制限有りの場合(ステップS3でYes)は、所定期間t1(第1の期間、例えば1秒間)内における移動距離を、該所定期間単位で測定し(ステップS4)、該所定期間内における移動距離Lが動作制限テーブル12aの移動距離閾値Lt以上であるか否かを判定する(ステップS5)。移動距離Lが閾値Lt以上でない場合(ステップS5でNo)は、ステップS4へ戻り、次の所定期間t1における移動距離Lの測定を行う。
例えば、1番目の所定期間t1(1)内における移動距離L1が閾値Lt以上でない場合は、ステップS4へ戻り、2番目の所定期間t1(2)における移動距離L2の測定を行う。
移動距離Lが移動距離閾値Lt以上である場合(ステップS5でYes)は、移動距離Lが閾値Lt以上となった旨を、記憶部12に記憶するとともに、ホスト局1へ通知し、移動距離Lが閾値Lt以上となった旨の警告を、現示部24へ現示する。そして、第1の期間t1の累積時間T1を算出し(ステップS6)、累積時間T1が動作制限テーブル12aの累積時間閾値Tt(例えば60秒)以上になったか否かを判定する(ステップS7)。累積時間T1が閾値Tt以上になっていない場合(ステップS7でNo)は、ステップS4へ戻り、次の所定期間t1における移動距離Lの測定を行う。
例えば、1番目の所定期間t1(1)内において累積時間T1が閾値Ttになっていない場合は、ステップS4へ戻り、2番目の所定期間t1(2)における移動距離L2の測定を行う。
累積時間T1が閾値Tt以上になった場合(ステップS7でYes)は、損耗区分のレベルを1段階上げ、その旨を、記憶部12に記憶するとともに、ホスト局1へ通知し、その旨の警告を現示部24に現示する(ステップS8)。
例えば、損耗区分が軽傷であった場合は重傷に変更し、損耗区分が重傷であった場合は死亡に変更する。
そして、ステップS8で損耗区分を変更した結果、損耗区分が死亡となったか否かを判定し(ステップS9)、損耗区分が死亡とならなかった場合(ステップS9でNo)は、ステップS4へ戻り、次の所定期間t1における移動距離Lの測定を行う。
例えば、1番目の所定期間t1(1)内において損耗区分を変更した結果、損耗区分が死亡とならなかった場合は、ステップS4へ戻り、2番目の所定期間t1(2)における移動距離L2の測定を行う。
損耗区分が死亡となった場合(ステップS9でYes)は、当該訓練装置2の訓練機能を停止する(ステップS10)。例えば、当該人員が携行している装具、例えば、レーザ銃に対し、訓練機能停止を指示し、引き金が引けない状態又はレーザ光が発射できない状態にする。
なお、上記実施形態では、射撃訓練装置2が第1の期間t1内に移動した距離Lが第1の閾値Lt以上であり、複数の第1の期間t1の累積時間T1が第2の閾値Tt以上であった場合に、当該射撃訓練装置2を損耗度の高い第2の損耗区分に変更したが、射撃訓練装置2が第1の期間t1内に移動した距離Lが第1の閾値Lt以上であった場合に、第1の期間t1の累積時間T1に関わりなく、当該射撃訓練装置2を損耗度の高い第2の損耗区分に変更する構成とすることもできる。このように構成しても、従来よりは実戦に近い訓練状態とすることができる。
また、上記実施形態では、動作制限フラグを設定し、動作制限フラグが有りの場合に、距離Lが第1の閾値Lt以上であるか否かの判定と、複数の第1の期間t1の累積時間T1が第2の閾値Tt以上であるか否かの判定とを行うようにしたが、動作制限フラグを用いず、全ての場合の動作を動作制限フラグが有りの場合の動作と同様にする、つまり、全ての場合に、距離Lが第1の閾値Lt以上であるか否かの判定と、複数の第1の期間t1の累積時間T1が第2の閾値Tt以上であるか否かの判定とを行うように構成することもできる。このように構成しても、従来よりは実戦に近い訓練状態とすることができる。
本実施形態によれば、少なくとも次の効果を奏する。
(1)射撃訓練装置が第1の期間t1内に移動した距離Lが第1の閾値Lt以上であった場合に、当該射撃訓練装置を第1の損耗区分からより損耗度の高い第2の損耗区分に変更するようにしたので、受光した訓練装置が所定の損耗区分を超える動作(例えば、訓練装置の装着者が走行する)を行ったときに、より実戦に近い訓練状態とする(例えば、無理な走行をすると死亡する。)ことができる。
(2)射撃訓練装置が第1の期間t1内に移動した距離Lが第1の閾値Lt以上であることが複数回行われ、該複数回の第1の期間t1の累積時間T1が第2の閾値Tt以上であった場合に、当該射撃訓練装置を第1の損耗区分からより損耗度の高い第2の損耗区分に変更するようにしたので、さらに実戦に近い訓練状態とする(例えば、無理な走行を繰り返すと死亡する。)ことができる。
(3)損耗区分と対応付けて動作制限フラグを記憶しておき、動作制限フラグ有りを示す場合に、第1の期間t1内に移動した距離Lが第1の閾値Lt以上であるか否かや、複数回の第1の期間t1の累積時間T1が第2の閾値Tt以上であるか否かの判定を行うようにしたので、例えば、軽傷の場合は動作制限フラグなし、重傷の場合は動作制限フラグ有りとすることにより、実戦に近い訓練状態とすることができる。
(4)例えば第2の損耗区分が死亡の場合は、第2の損耗区分となった射撃訓練装置からのレーザ光の発射を停止するようにしたので、実戦に近い訓練状態とすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変更が可能であることはいうまでもない。
上記実施形態では、訓練装置は模擬弾となる無線信号としてレーザ光を用いたが、レーザ光以外の無線信号を用いる構成とすることもできる。
また、上記実施形態では、訓練装置は発射側と受光側の両者の機能を備える構成としたが、発射側専用の訓練装置又は受光側専用の訓練装置とすることもできる。
また、上記実施形態では、人員用の訓練装置について説明したが、本発明は、車両用や航空機用等の訓練装置についても適用することができる。
また、本発明は、本発明に係る処理を実行する装置としてだけでなく、システム、方法として、或いは、このような方法やシステムを実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして把握することができる。
また、本発明は、CPUがメモリに格納された制御プログラムを実行することにより制御する構成としてもよく、また、ハードウエア回路として構成してもよい。
本明細書には、本発明に関する少なくとも次の構成が含まれる。
第1の構成は、
模擬弾を使用して射撃訓練を行うための射撃訓練装置であって、
模擬弾として使用される第1の無線信号を受信する受信部と、
当該射撃訓練装置の損耗度を現示する現示部と、
当該射撃訓練装置の位置を測定し位置情報を出力する位置測定部と、
当該射撃訓練装置の損耗度を示す第1の損耗区分と、当該射撃訓練装置の移動距離の閾値を示す第1の閾値とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記受信部で前記第1の無線信号を受信すると当該射撃訓練装置の損耗度を判定し、損耗度が前記第1の損耗区分である場合に、当該射撃訓練装置が前記第1の損耗区分の状態にあることを前記現示部に現示させる第1の損耗区分現示処理を行い、その後、前記位置測定部で測定した位置情報と前記記憶部に記憶した前記第1の閾値とに基づき、当該射撃訓練装置が第1の期間内に移動した距離Lが前記第1の閾値以上であるか否かを判定する移動距離判定処理を行い、前記距離Lが前記第1の閾値以上である場合に、当該射撃訓練装置の損耗度を、前記第1の損耗区分よりも損耗度の高い第2の損耗区分に変更する損耗区分変更処理と、該射撃訓練装置が前記第2の損耗区分の状態にあることを前記現示部に現示させる第2の損耗区分現示処理とを行う制御部と、
を備えることを特徴とする射撃訓練装置。
ここで、第1の無線信号は、レーザ光であってもよいし、レーザ光以外であってもよい。
第2の構成は、第1の構成の射撃訓練装置であって、
前記記憶部は、前記第1の損耗区分と対応付けて、前記第1の期間の累積時間の閾値を示す第2の閾値を記憶し、
前記制御部は、前記第1の損耗区分現示処理を行った後、複数の前記第1の期間において前記移動距離判定処理を行い、前記距離Lが前記第1の閾値以上であると判定された前記第1の期間を累積し、該累積した累積時間が前記第2の閾値以上であるか否かを判定する累積時間判定処理を行い、前記累積時間が前記第2の閾値以上である場合に、前記第2の損耗区分に変更する前記損耗区分変更処理と、前記第2の損耗区分現示処理とを行うことを特徴とする射撃訓練装置。
第3の構成は、第2の構成の射撃訓練装置であって、
前記記憶部は、前記第1の損耗区分と対応付けて動作制限の有無を示す動作制限フラグを記憶し、
前記制御部は、前記動作制限フラグが動作制限有りを示す場合に、前記移動距離判定処理と、前記累積時間判定処理と、前記損耗区分変更処理と、前記第2の損耗区分現示処理とを行い、前記動作制限フラグが動作制限なしを示す場合には、前記移動距離判定処理と、前記累積時間判定処理と、前記損耗区分変更処理と、前記第2の損耗区分現示処理とを行わないことを特徴とする射撃訓練装置。
第4の構成は、第1の構成の射撃訓練装置であって、
前記記憶部は、前記第1の損耗区分と対応付けて動作制限の有無を示す動作制限フラグを記憶し、
前記制御部は、前記動作制限フラグが動作制限有りを示す場合に、前記移動距離判定処理と、前記損耗区分変更処理と、前記第2の損耗区分現示処理とを行い、前記動作制限フラグが動作制限なしを示す場合には、前記移動距離判定処理と、前記損耗区分変更処理と、前記第2の損耗区分現示処理とを行わないことを特徴とする射撃訓練装置。
第5の構成は、第1の構成ないし第4の構成の射撃訓練装置であって、さらに、
模擬弾として使用される第2の無線信号を送信する送信部を備え、
前記制御部は、当該射撃訓練装置の損耗度を前記第2の損耗区分に変更した後、前記送信部からの前記第2の無線信号の送信を停止させることを特徴とする射撃訓練装置。
第6の構成は、
模擬弾として使用される第1の無線信号を受信する受信部と、現示部と、位置を測定し位置情報を出力する位置測定部とを備える射撃訓練装置を制御する制御装置であって、
当該射撃訓練装置の損耗度を示す第1の損耗区分と、当該射撃訓練装置の移動距離の閾値を示す第1の閾値とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記受信部で前記第1の無線信号を受信すると当該射撃訓練装置の損耗度を判定し、損耗度が前記第1の損耗区分である場合に、当該射撃訓練装置が前記第1の損耗区分の状態にあることを前記現示部に現示させる第1の損耗区分現示処理を行い、その後、前記位置測定部で測定した位置情報と前記記憶部に記憶した前記第1の閾値とに基づき、当該射撃訓練装置が第1の期間内に移動した距離Lが前記第1の閾値以上であるか否かを判定する移動距離判定処理を行い、前記距離Lが前記第1の閾値以上である場合に、当該射撃訓練装置の損耗度を、前記第1の損耗区分よりも損耗度の高い第2の損耗区分に変更する損耗区分変更処理と、該射撃訓練装置が前記第2の損耗区分の状態にあることを前記現示部に現示させる第2の損耗区分現示処理とを行う制御部と、
を備えることを特徴とする制御装置。
1…ホスト局(データ管理センタ)、2…訓練装置、2L…レーザ光、2S…発射側訓練装置、2SW…発射情報、2R…受光側訓練装置、2RW…被弾情報、3…訓練装置、3L…レーザ光、3S…発射側訓練装置、3SW…発射情報、3R…受光側訓練装置、3RW…被弾情報、10…制御装置、11…制御部、12…記憶部、12a…動作制限テーブル、12b…損耗判定テーブル、21…受光部(受信部)、22…発光部、23…電池部、24…現示部、25…位置測定部、26…火器無線部、27…データ入力部、28…通信部、30…データ登録装置。

Claims (3)

  1. 模擬弾を使用して射撃訓練を行うための射撃訓練装置であって、
    模擬弾として使用される第1の無線信号を受信する受信部と、
    当該射撃訓練装置の損耗度を現示する現示部と、
    当該射撃訓練装置の位置を測定し位置情報を出力する位置測定部と、
    当該射撃訓練装置の損耗度を示す第1の損耗区分と、当該射撃訓練装置の移動距離の閾値を示す第1の閾値とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記受信部で前記第1の無線信号を受信すると当該射撃訓練装置の損耗度を判定し、損耗度が前記第1の損耗区分である場合に、当該射撃訓練装置が前記第1の損耗区分の状態にあることを前記現示部に現示させる第1の損耗区分現示処理を行い、その後、前記位置測定部で測定した位置情報と前記記憶部に記憶した前記第1の閾値とに基づき、当該射撃訓練装置が第1の期間内に移動した距離Lが前記第1の閾値以上であるか否かを判定する移動距離判定処理を行い、前記距離Lが前記第1の閾値以上である場合に、当該射撃訓練装置の損耗度を、前記第1の損耗区分よりも損耗度の高い第2の損耗区分に変更する損耗区分変更処理と、該射撃訓練装置が前記第2の損耗区分の状態にあることを前記現示部に現示させる第2の損耗区分現示処理とを行う制御部と、
    を備えることを特徴とする射撃訓練装置。
  2. 請求項1に記載された射撃訓練装置であって、
    前記記憶部は、前記第1の損耗区分と対応付けて、前記第1の期間の累積時間の閾値を示す第2の閾値を記憶し、
    前記制御部は、前記第1の損耗区分現示処理を行った後、複数の前記第1の期間において前記移動距離判定処理を行い、前記距離Lが前記第1の閾値以上であると判定された前記第1の期間を累積し、該累積した累積時間が前記第2の閾値以上であるか否かを判定する累積時間判定処理を行い、前記累積時間が前記第2の閾値以上である場合に、前記第2の損耗区分に変更する前記損耗区分変更処理と、前記第2の損耗区分現示処理とを行うことを特徴とする射撃訓練装置。
  3. 請求項2に記載された射撃訓練装置であって、
    前記記憶部は、前記第1の損耗区分と対応付けて動作制限の有無を示す動作制限フラグを記憶し、
    前記制御部は、前記動作制限フラグが動作制限有りを示す場合に、前記移動距離判定処理と、前記累積時間判定処理と、前記損耗区分変更処理と、前記第2の損耗区分現示処理とを行い、前記動作制限フラグが動作制限なしを示す場合には、前記移動距離判定処理と、前記累積時間判定処理と、前記損耗区分変更処理と、前記第2の損耗区分現示処理とを行わないことを特徴とする射撃訓練装置。
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