JP6040208B2 - 発展型hspaシステムでデータをリオーダリングする方法および装置 - Google Patents

発展型hspaシステムでデータをリオーダリングする方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信に関する。
発展型HSPA(evolved high speed packet access)システムが、現在、3GPPリリース7のフレームワーク内で開発されつつある。3GPPリリース7の1つの特徴は、ユーザ機器(UE)がCell_DCH状態だけではなくCell_FACH状態、URA_PCH状態、Cell_PCH状態でもHS−DSCH(high-speed downlink shared channel)を介してユーザデータおよび/または制御データを受信する可能性である。
HSDPA(High speed downlink packet access)では、UEは、HARQ(hybrid automatic repeat request)技法を実施するNode−Bからパケット(すなわち、MAC−hsプロトコルデータユニット(PDU)またはMAC−ehs PDU)を受信する。Cell_DCH状態では、UEは、UEがパケットを成功裏に受信したか否かを示すために、各HARQ送信の後に肯定のアクノリッジメント(ACK)または否定のアクノリッジメント(NACK)をNode−Bに送信する。
このフィードバックを復号し、その後に送信するためにUEによって要求される遅延のゆえに、Node−Bは、パケットを送信した後だがパケットの連続送信に関する対応するフィードバックを受信する前に、異なるパケットを送信(または再送信)する。UEでの成功の復号に必要な送信の回数は、パケットごとに変化するので、UE内のHARQエンティティが、Node−Bからのそれぞれの最初の送信と同一の順序でパケットを送らない可能性がある。この問題を軽減するために、UEの媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、より上位のレイヤに受信パケットを送る前に、リオーダリング(reordering)を実行する。このリオーダリングは、MAC−hsヘッダ内の送信シーケンス番号(TSN)に基づく。
Cell_DCH状態である間には、UEは、HS−SCCH(high-speed shared control channel)の巡回冗長検査(CRC)をその一意の(すなわち、UE固有の)H−RNTI(HS-DSCH radio network temporary identifier:HS−DSCH無線ネットワーク一時識別子)でマスクすることによって、Node−BからのHS−DSCH送信がUE宛であるかどうかを判定する。しかし、Cell_PCH状態、URA_PCH状態、またはCell_FACH状態である間には、UEは、必ずしもUE固有のH−RNTIを有しない。例えば、セル再選択時に、UEは、UEがセル更新確認メッセージを受信する時にターゲットセル内で使用すべきUE固有のH−RNTIを必ずしも知らない。この問題を解決するために、ネットワークは、すべてのWTRUが復号できる共通H−RNTIを使用し、UEを識別するのに帯域内信号方式(in-band signaling)を使用することができる。さらに、共通H−RNTIは、ネットワークが所与のセル上にキャンプしているすべてのWTRUにメッセージ(例えば、BCCH(broadcast control channel)メッセージ)をブロードキャストすることを可能にするために必要になる場合がある。
共通H−RNTIを利用してHS−DSCHを介してデータを受信するUEに関してリオーダリング機能性を実施することを試みる時に、いくつかの問題が生じる。第1の問題は、リオーダリング機能がUE宛でないパケットの到着を待つので、UEが、より上位のレイヤへのデータの配信を潜在的に遅延させることである。
もう1つの問題は、UEがMAC−hsリセットまたはMAC−ehsリセットを実行する時(例えば、セル再選択時)に生じる。セル再選択を実行した後に、UEは、MAC−ehsリセット中にリオーダリングに関連するいくつかの変数(例えば、next_expected_TSNおよびRcvWindow_UpperEdge)を初期化する。しかし、共通H−RNTIを利用する時に、ターゲットセルは、そのターゲットセル内でこの共通H−RNTIを既に利用しているすべての他のWTRUに影響せずにTSN値を再初期化することができない。したがって、ターゲットセルに加わるUEは、後続のリオーダリングを実行するためにTSNの再初期化に頼ることができない。その結果、望ましくない影響が生じる場合がある。例えば、MAC−ehsリセット後に最初に受信されるパケットのシーケンス番号(SN)が、たまたま初期受信ウィンドウ内でnext_expected_TSNの初期値未満である場合には、このパケットは、破棄される。
従来技術は、Cell_FACH状態でHS−DSCHを利用するときにセル更新手順を実行する際に過度の遅延をもたらす可能性がある。UEアイデンティティの知識なしで(すなわち、共通H−RNTIを使用して)行われる高速チャネルを介するNode−B送信は、リオーダリングのサポートに関する問題を提示する。所期の受信器のアイデンティティがUEのMAC−ehsエンティティで既知ではないので、Node−Bは、UE固有のTSNを使用することができない。したがって、そのような送信をリスンし始めるUEは、シーケンス内送信について期待すべき次のTSNの知識を有しない。
HS−DSCH送信を受信する方法および装置を開示する。無線送受信ユニット(WTRU)内のMAC−ehsエンティティは、Cell_FACH状態、Cell_PCH状態、およびURA_PCH状態のうちの1つにある間にHS−DSCHを介してMAC−ehs PDUを受信する。MAC−ehs PDUに含まれるリオーダリングPDUを、リオーダリングPDUのリオーダリングを実行せずに次の処理エンティティに送ることができる。
単一のHARQプロセスを、MAC−ehs PDUを受信するのに使用することができ、MAC−ehs PDUのすべての再送信を、後続MAC−ehs PDUの送信を開始する前に完了することができる。代替案では、HARQ再送信を、MAC−ehs PDUについて実行しないものとすることができ、すべてのMAC−ehs PDUを、1回だけ送信することができる。代替案では、HARQエンティティは、受信されたMAC−ehs PDUを保持し、受信されたMAC−ehs PDUの最後のHARQ送信の完了の後に限って、受信されたMAC−ehs PDUを送ることができる。代替案では、HARQエンティティは、成功裏に復号されたMAC−ehs PDUを次の処理エンティティに即座に送り、成功裏に復号されたMAC−ehs PDUの最後のHARQ送信が発生した時の表示(indication)を送信することができる。DAR(duplicate avoidance and reordering)機能を、RLC(radio link control:無線リンク制御)レイヤですべての論理チャネルまたはAM(acknowledged mode)データに適用することができる。
ある種のリオーダリングキューは、トリガするイベントの発生時にサスペンド状態に入ることができ、サスペンド状態のリオーダリングキューに分配されたMAC−ehs PDUは、リオーダリングPDUのリオーダリングを実行せずに次の処理エンティティに転送され得る。MAC−ehsリセット手順は、ターゲットセル内でMAC−ehs PDUを受信した後にMAC−ehsリセットが実行されるように、ある種の送信について拡張され得る。MAC−ehsリセットを実行する時には、変数next_expected_TSNおよびRcvWindow_UpperEdgeが、値「Pending(保留中)」にセットされる。
共通H−RNTI(HS-DSCH radio network temporary identity)を使用してMAC−ehs PDUを送信するのにセル内で使用される送信シーケンス番号(TSN)を、WTRUに供給することができ、MAC−ehsエンティティを、そのTSNを用いて構成することができる。共通H−RNTIを使用してHS−DSCHを介して送信されるRRC(radio resource control:無線リソース制御)メッセージを、単一のMAC−ehs PDUにおさまるのに十分に小さくなるように制御することができる。
リオーダリング保留中状態では、リオーダリング変数を、最初のMAC−ehs PDUのTSNに基づいて送信することができる。受信されたMAC−ehs PDUを、リオーダリングバッファに格納し、HARQ情報に基づいてより上位のエンティティに送ることができる。TSN番号が制限されるときには、xを法とする剰余(モジュロx)を、リオーダリングエンティティのすべての算術演算に使用することができ、ここで、xは、制限される最小のTSN番号である。TSNを、各WTRUに独立に割り当てることができる。
より詳細な理解は、例として添付図面と共に与えられる以下の説明から得られる。
一例のWTRUを示すブロック図である。 MAC−ehsエンティティを示すブロック図である。 ある種の優先順位キューから受け取られるデータについてリオーダリングを用いないWTRU MAC−ehsエンティティを示すブロック図である。 ある種の優先順位キューから受け取られるデータについてリオーダリングおよびリアセンブリを用いないWTRU MAC−ehsエンティティを示すブロック図である。
以下で言及される時に、用語「無線送受信ユニット(WTRU)」は、ユーザ機器、移動局、固定式または可動式の加入者ユニット、ページャー、セルラー電話機、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ、または無線環境で動作できるすべての他のタイプのユーザデバイスを含むが、これらに限定はされない。また、用語「Node−B」は、基地局、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、または無線環境で動作できるすべての他のタイプのインターフェース装置を含むが、これらに限定はされない。以下では、例としてCell_FACH状態を参照して諸実施形態を説明する。諸実施形態が、Cell_PCH状態またはURA_PCH状態に適用可能であることに留意されたい。
図1は、WTRU 100の一例のブロック図である。WTRU 100は、物理レイヤ110、MACレイヤ120、RLCレイヤ130、RRCレイヤ140、より上位のレイヤ(1つまたは複数)150などを含む。MACレイヤ120は、MAC−ehsエンティティを含む。MAC−ehsエンティティは、MAC−hsエンティティまたは他の名前で呼ばれる場合があることに留意されたい。以下では、用語「MAC−ehs」のみを使用する。
図2は、MAC−ehsエンティティ200のブロック図である。MAC−ehsエンティティ200は、HARQエンティティ202、ディスアセンブリエンティティ204、リオーダリングキュー分配エンティティ206、複数のリオーダリングキュー208、多重分離エンティティ210、およびリアセンブリエンティティ212を含む。HARQエンティティ202を介して受信されたMAC−ehs PDUは、ディスアセンブリエンティティ204によってリオーダリングPDUにディスアセンブルされる。リオーダリングPDUは、受信された論理チャネル識別子に基づいて、リオーダリングキュー分配エンティティ206によってリオーダリングキュー208に分配される。リオーダリングPDUは、送信シーケンス番号(TSN)に従って再編成される。連続的なTSNを有するリオーダリングPDUは、受信時により上位のレイヤに送られる。タイマ機構が、より上位のレイヤへの不連続データブロックの配信を決定する。優先順位キューごとに1つのリオーダリングエンティティ208がある。多重分離エンティティ210は、論理チャネル識別子に基づいて、リオーダリングされたリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティ212にルーティングする。リアセンブリエンティティ212は、セグメント化されたMAC−ehs SDUをオリジナルMAC−ehs SDUにリアセンブルし、そのMAC−ehs SDUをより上位のレイヤに転送する。
第1の実施形態によれば、MAC−ehs PDUは、HARQエンティティからシーケンス通りに送られ、MAC−ehsレイヤは、パケットがWTRUで必ず順序通りに受信されることを保証することによって、そのリオーダリング義務から解放され得る。MAC−ehsレイヤが、リオーダリングを実行する必要がない場合に、MAC−ehsリセット機能性は、WTRUがWTRU固有のH−RNTIを割り当てられないときに単純化され得る。この第1の実施形態を実施する4つのオプションを、以下で開示する。
第1の実施形態の第1のオプションでは、単一のHARQプロセスが、ある種の送信に使用される。この送信は、ある種の優先順位キューから、ある種の論理チャネルから、または宛先WTRUのアイデンティティがMAC−ehsエンティティに未知である(すなわち、MAC−ehs PDUが共通H−RNTIを使用して送信されるとき)とすることができる。Cell_FACH状態では、Node−B内のMAC−ehsエンティティは、WTRUからのフィードバックを受信せずに、事前に構成された回数だけ繰り返してMAC−ehs PDUを送信する。これを、反復HARQ送信方式と呼ぶ。Node−Bは、順序通りの配信が必須である、ある種の送信に関して、後続MAC−ehs PDUの送信を開始する前に、MAC−ehs PDUのすべての再送信を完了する。
第1のオプションに関して、現在の3GPP仕様で定義された同一HARQプロセスでの連続するHARQ送信の間の最小インターバルによって強要される大きい遅延が、問題になる場合がある。現在の3GPP仕様の下では、WTRUは、HARQプロセスのために意図されたすべてのMAC−ehs PDUを、それが同一HARQプロセスのために意図されたデータの最後の受信から5サブフレーム以内に受信される場合に、破棄することができる。そのような制限は、Cell_DCH状態でHS−DSCHを利用するときに正当化できる。なぜなら、ある種の最小ラウンドトリップ時間が、WTRUからのHARQフィードバックによって強要されるからである。しかし、Cell_FACH状態でHS−DSCHを利用するときには、WTRUは、Node−BにACK/NACKフィードバックを送信してはおらず、したがって、より短いインターバルが実現可能である。
この遅延問題は、WTRUがCell_FACH状態である間にMAC−ehsエンティティを異なって構成することによって解決することができる。例えば、Cell_FACH状態では、WTRUのMAC−ehsエンティティを、同一HARQプロセスのために意図されたパケットの最後の受信から5サブフレーム以内に受信されるパケットを破棄しないように構成することができ、Cell−DCH状態でのみその破棄を行うことができる。
代替案では、Cell_FACH状態で、WTRU MAC−ehsエンティティを、同一HARQプロセスのために意図されたパケットの最後の受信からnサブフレーム以内に受信される場合に、HARQプロセスのために意図されたパケットを破棄するように構成することができる。数nは、仕様で、固定または事前定義とすることができる。n=0の場合には、WTRUがCell_FACH状態であるときに最小値が指定されないと理解される。数nは、WTRU依存とすることができる。サブフレームの最小個数nは、WTRUの機能として、より上位のレイヤによってシグナリングされ得る。例えば、WTRUは、その機能情報を(より上位のレイヤプロトコルのすべての情報要素の一部として)無線ネットワーク制御装置(RNC)に前もってシグナリングすることができる。RNCは、ある種のデータに適用可能なサブフレームの最小個数nをシグナリングすることができる。代替案では、RNCは、論理チャネルごと、優先順位キューごと、またはH−RNTIごとの使用すべき最小個数nをNode−Bにシグナリングすることができる。
上記の2つの代替案を組み合わせることができ、その結果、Cell_FACH状態のHS_DSCHを利用する任意のWTRUに適用可能なサブフレームの固定された事前定義の最小個数mを、WTRUの機能としてより上位のレイヤによってより小さいWTRU依存値n(<m)と共に供給できるようになる。これは、共通制御チャネル(CCCH)またはBCCHなど、特定のWTRU専用ではないある種の論理チャネルでの送信に有用である。この場合に、Node−Bは、特定のWTRU専用ではない論理チャネルにmの最小値を使用し、特定のWTRU宛のデータにより小さいWTRU依存最小値を使用することができる。
単一のHARQプロセスが共通H−RNTIのみと共に使用される時には、HS−SCCHフォーマットを変更することができ、その結果、従来の3ビット「ハイブリッドARQプロセス情報(Hybrid-ARQ process information)」フィールドを除去できるようになる。これは、HS−SCCHに符号化すべきより少数の情報ビットをもたらし、より低い送信電力要件をもたらすはずである。WTRUは、送信が共通H−RNTIによってマスクされたか否かに頼ることによって、どの方式が適用されたかを判定することができる。
Node−Bには、HS−DSCHリソースの構成または再構成に使用される従来のNBAP(Node-B application part)メッセージのうちの1つを使用することによって、単一のHARQプロセスを使用するように明示的に知らせることができる。MAC−ehsエンティティによって使用されるHARQプロセスの個数を示す新しい情報要素(IE)を追加することができる。
代替案では、HS−DSCHリソースの構成に使用されるNBAPメッセージ内の従来のIEを、この目的のために拡張することができる。例えば、HARQメモリアロケーションIEを拡張して、使用されるHARQプロセスの個数を示す新しいフィールド、またはどのHARQプロセスをある種の論理チャネルもしくはある種の共通H−RNTIに使用できるかを示すためにすべてのHARQプロセスについてビットストリングをセットする新しいフィールドを含めることができる。
代替案では、Node−Bに、別のIEによって暗黙のうちに知らせることができる。例えば、タイマT1が0にセットされる時に、これは、1つのHARQプロセスだけが使用されていることを暗黙のうちに意味することができる。代替案では、リオーダリングまたはセグメンテーションがないことを示す新しいIEを使用して、単一のHARQプロセスを暗黙のうちにシグナリングすることができる。
代替案では、Node−B内のMAC−ehsエンティティに、TSNを含めないように、またはTSNを含めるがそのTSNを増分しないように指示することができ、これは、単一のHARQプロセスが使用されることを暗黙のうちに示すことができ、逆も同様である。
代替案では、Node−Bに、Iubフレームプロトコルを介して知らせることができる。特定のメッセージを単一のHARQプロセスまたは複数のHARQプロセスのどちらを使用して送信しなければならないのかを示す新しいフィールドを、Iubフレームプロトコルに追加することができる。
上記で開示した代替案の任意の組合せを使用することができる。
第1の実施形態の第2のオプションでは、HARQ再送信は、ある種の送信について実行されない。Node−Bは、ある種の優先順位キューからの、ある種の論理チャネルからの、または宛先WTRUのアイデンティティがMAC−ehsエンティティで未知である(すなわち、共通H−RNTIが使用される)PDUについてHARQ再送信を一切送信せず、これらのデータのMAC−ehs PDUは、1回だけ無線で送信される。これらのMAC−ehs PDUは、順序通りに受信され、WTRUは、特定の送信についてリオーダリングを実行する必要がない。WTRU内のMAC−ehsエンティティは、成功裏に復号されたPDUをより上位のエンティティに直接転送し、リオーダリング機能を完全にバイパスする。
WTRUは、特定の優先順位キューまたは論理チャネルあるいは特定の送信について、L3構成情報(例えば、BCCH/BCH)内で明示的に、単一HARQ送信がPDUごとに行われることを知らされ得る。代替案では、新しいL1シグナリング(例えば、HS−SCCH内の新しいフィールド)を使用して、HARQ再送信が行われないことを示すことができる。代替案では、HS−SCCH内のフィールドを変更して、HARQ再送信が特定のパケットについて行われないことを示すことができる。代替案では、MAC−ehsヘッダ内に新しいフィールドを追加して、パケットの単一HARQ送信を示すことができる。
第1の実施形態の第3のオプションでは、反復HARQ送信方式が使用され、復号されたパケットの配信は、WTRUのHARQエンティティで遅延される。このオプションを用いると、Node−Bは、単一より多数のHARQプロセスを使用することができる(例えば、よりよい時間ダイバーシティを実現するために)。しかし、連続するMAC−ehs PDUの最後のHARQ送信がNode−Bで順序通りに送信されるように、制約が強要される。言い換えると、MAC−ehs PDU #n−1の最後のHARQ送信は、必ずMAC−ehs PDU #nの最後のHARQ送信の前に送信される。そのような制約は、例えば(これに限定はされない)HARQ再送信が固定インターバルで発生するとき(同期HARQ)に、満足され得る。
WTRUのHARQエンティティは、成功裏に復号されたパケットのすべての送信(すなわち、事前に構成された回数の反復)が送信され終わるまで、このパケットを送らない。あるパケットのすべての送信が行われたかどうかを判定するために、WTRU HARQエンティティは、復号されたパケットを送るための新しいPDUを示すNDI(new data indicator)フラグを有するHS−SCCH送信の受信を待つことができる。代替案では、WTRUは、(例えば、HS−SCCH送信に基づいて)MAC−ehs PDUの送信の回数をカウントし、成功裏に復号されたMAC−ehs PDUに関して事前に構成された送信の最大回数に達した後に限って、このMAC−ehs PDUを送ることができる。この最大回数は、より上位のレイヤを介してWTRUにシグナリングされる。
第1の実施形態の第4のオプションでは、WTRUのHARQエンティティは、成功裏に復号されたパケットをMAC−ehsエンティティ内の上記エンティティ(すなわち、リオーダリングエンティティ)に即座に送り、リオーダリングエンティティは、最後のHARQ送信が行われたことの表示をHARQエンティティから受け取るまで、送られたMAC−ehs PDUを保持する。この表示を受け取った後に、リオーダリングエンティティは、MAC−ehs PDUを上記のエンティティ/サブレイヤに送る。HARQエンティティは、第3のオプションで説明した方法のうちの1つに基づいてこの判定を行うことができる。
このオプションを用いると、リオーダリングエンティティは、PDUをより上位のエンティティに送るべき時を判定するのにMAC−ehs PDUのTSNフィールド(存在する場合に)を使用しなくてもよく、表示がHARQエンティティから受け取られていないMAC−ehs PDUを送るのにリリースタイマ(T1など)を使用することができる。ある種のリオーダリングキューは、PDUをより上位のエンティティに送るべき時を判定するのにHARQエンティティによって供給される表示に頼ることができるが、他のリオーダリングキューは、従来のリオーダリング機構を使用することができる。
第2の実施形態によれば、MAC機能性(すなわち、MAC−ehs機能性)を、ある種の優先順位キューについて単純化して、Cell−FACH状態でのリオーダリングに関連する問題を回避することができる。MAC機能性の単純化は、第1の実施形態に関連して実施することができ、これは、より上位のレイヤへのMAC−ehs PDUの順序外れ配信を最小にする(あるいは除去する)はずである。
第2の実施形態の第1のオプションでは、リオーダリングは、ある種の優先順位キューから送信されるデータについて回避される。WTRUのMAC−ehs機能性は、ある種の優先順位キューから受信されるデータがリオーダリングを実行せずにリアセンブリエンティティに直接に送られるようにするために、変更される。リアセンブリエンティティは、MAC−ehsサービスデータユニット(SDU)のセグメントからMAC−ehs SDUをリアセンブルする。
図3は、このオプションによるMAC−ehsエンティティ300を示す。多重分離機能およびリアセンブリ機能の正確な順序が、図3と異なってもよいことに留意されたい。HARQエンティティ302を介して受け取られたMAC−ehs PDUは、ディスアセンブリエンティティ304に転送される。ディスアセンブリエンティティ304は、MAC−ehs PDUをリオーダリングPDUにディスアセンブルする。リオーダリングPDUは、リオーダリングキュー分配エンティティ306を介してリオーダリングキュー308に置くことができる。このオプションによれば、ある種の優先順位キューについて、リオーダリングが回避され、リオーダリングPDUは、多重分離エンティティ310aに直接に転送される。多重分離エンティティ310aは、論理チャネルアイデンティティに基づいて、リオーダリングPDUを正しいリアセンブリエンティティ312aにルーティングする。リアセンブリエンティティ312aは、セグメント化されたMAC−ehs SDUを完全なMAC−ehs SDUにリアセンブルする。
異なる判断基準を使用して、データを、リオーダリングのためにリオーダリングエンティティに、またはリオーダリングなしでリアセンブリエンティティに、のどちらに分配すべきかを判定することができる。MAC−ehs PDU内のデータが宛てられるWTRUのアイデンティティが、MAC−ehsエンティティに未知である場合(すなわち、そのMAC−ehs PDUが共通H−RNTIを使用して送信されるとき)には、そのMAC−ehs PDUを、リオーダリングを実行せずにリアセンブリエンティティに送ることができる。MAC−ehsエンティティは、MAC−ehs PDUが専用H−RNTIを使用して受信された場合、またはWTRUアイデンティティがMAC−ehs PDUに含まれる場合に、WTRUのアイデンティティを知る。Node−Bは、リオーダリングをサポートしない優先順位キューからのすべてのデータについて、必ず共通H−RNTIを使用することができる。
データをリオーダリングのためにリオーダリングエンティティに、またはリオーダリングなしでリアセンブリエンティティに、のどちらに分配すべきかは、データが共通H−RNTIまたは専用H−RNTIのどちらを使用して受信されたかに関わりなく、受信されたデータの論理チャネルアイデンティティに依存するものとすることができる。これは、リオーダリングをサポートする優先順位キューからのデータを、リオーダリングをサポートしない優先順位キューからのデータと多重化することを可能にする。これは、専用H−RNTIが使用されるときであってもリオーダリング機能を利用しないことをも可能にする。
リオーダリングをサポートする論理チャネルは、論理チャネルのタイプ(例えば、CCCH、BCCH、PCCH(paging control channel)、DCCH、など)および/または論理チャネルアイデンティティに基づいて事前に決定することができる。
代替案では、WTRUに、より上位のレイヤによって、どの論理チャネルがリオーダリングをサポートするかについて知らせることができる(例えば、RRCシグナリング)。例えば、「RBマッピング情報(RB mapping info)」IEは、ダウンリンクRLC論理チャネルに関する情報を含む。リオーダリングが各論理チャネルのMAC−ehsで実行されるかどうかを示すために、IEを追加することができる。代替案では、「RBマッピング情報」IE内で、L2拡張をサポートするために追加できる「リオーダリングキューID(Reordering queue ID)」IEが、リオーダリングをサポートしないキューを示す特殊な値をとることができる。代替案では、キューのパラメータを示すIE(例えば、「追加されたまたは再構成されたMAC−dフロー(Added or reconfigured MAC-d flow)」、システム情報内でブロードキャストされる共通MACフロー、など)を変更するか拡張して、キューがリオーダリングをサポートするか否かを示すことができる。そのような表示は、リオーダリングがサポートされるかどうかを示す新しいIEを追加することによって与えることができ、あるいはその代わりに、従来のIEの一部が、リオーダリングがサポートされないことを示す新しい可能な値をとることができる。例えば、「T1」IEは、その可能な値のうちの1つとして、リオーダリングがこのキューでサポートされないことを示す値(例えば、「0」)をとることができる。「MAC−hsウィンドウサイズ(MAC-hs window size)」IEも、その可能な値のうちの1つとして、同じことを示す値(例えば、「0」)をとることができる。
代替案では、MAC−ehs PDUヘッダ内の他の表示を使用して、どの論理チャネルがリオーダリングをサポートし、どの論理チャネルがリオーダリングをサポートしないかを示すことができる。例えば、リオーダリングを適用すべきか否かを示す特殊なフィールドを含めることができる。もう1つの例は、TSNフィールドの特殊な値(例えば、「111111」)の利用である。
上記の代替案の任意の組合せを使用して、どの論理チャネルがリオーダリングをサポートし、どの論理チャネルがリオーダリングをサポートしないかを示すことができる。例えば、WTRU IDと組み合わされた論理チャネルアイデンティティを使用して、MAC−ehs PDUをリオーダリングのためにリオーダリングキューに、またはリオーダリングを実行せずにリアセンブリエンティティに、のどちらに送るべきかを示すことができる。SRB(signaling radio bearer)#1メッセージは、共通H−RNTIを使用してDCCH上で送信されるが、他のメッセージは、専用H−RNTIを使用してDCCH上で送信することができる。共通H−RNTIを用いるDCCHメッセージは、リオーダリングを実行せずにリアセンブリエンティティに送られ得るが、専用H−RNTIを用いるDCCHメッセージは、リオーダリングのためにリオーダリングキューに送られ得る。
リオーダリングは実行されないが、TSNフィールドを、MAC−ehs PDUを作成する時にNode−B内のMAC−ehsエンティティによって使用することができ、TSNフィールドを、WTRUでのリアセンブリ動作を容易にするのに使用することができる。例えば、リアセンブリエンティティは、不連続なTSNが受信される場合に、リアセンブリバッファ内に存在するすべてのセグメントを削除することができる。
代替案では、TSNをMAC−ehsヘッダから除去することができる。この場合に、WTRUは、PDUが欠けている場合に不良リアセンブリの可能性がありはするが、パケットをリアセンブルするのにセグメント化表示を使用することができる。TSNフィールドが使用されない場合に、WTRUは、論理チャネルとリオーダリングをサポートしないキューとの間のマッピングの知識に基づいて、この論理チャネルのMAC−ehsヘッダ内でTSNフィールドを期待すべきかどうかを知るはずである。
TSNフィールドがMAC−ehsヘッダ内に保たれるが、リオーダリングが実行されない場合の、セグメント化されたMAC−ehs SDUをリアセンブルするプロセスを、以下で説明する。MAC−ehs PDUを受信した後に、WTRUは、そのMAC−ehs PDUのペイロードがフルMAC−hs SDUまたはセグメントのどちらであるかを判定し、セグメントである場合には、それが最初のセグメント、中間セグメント、または最後のセグメントのどれであるかを判定する。ペイロードがフルMAC−ehs SDUである場合には、そのMAC−ehs SDUは、より上位のレイヤまたはリアセンブリエンティティに続くエンティティに転送される。
ペイロードがMAC−ehs SDUの最初のセグメントであり、WTRUが受信されたPDUより大きい連続するシーケンス番号を有する格納された中間セグメントを有する場合には、その最初のセグメントは、連続するセグメントと組み合わされる。WTRUが、受信されたPDUより大きい連続するシーケンス番号を有する最後のセグメントを格納済みである場合には、それらが組み合わされ、フルMAC−ehs SDUが、より上位のレイヤに送られる。そうでない場合には、ペイロードは、リアセンブリエンティティに格納される。
ペイロードが、MAC−ehs SDUの最後のセグメントであり、リアセンブリエンティティが、受信されたパケットより小さいTSNを有する連続するセグメントを格納済みである場合には、これらが組み合わされる。フルMAC−ehs SDUが形成される場合には、これが、より上位のレイヤに送られる。そうでない場合には、最後のセグメントは、リアセンブリバッファに格納される。
ペイロードが、MAC−ehs SDUの中間セグメントであり、リアセンブリエンティティが、受信されたパケットより大きいまたはこれより小さいTSNを有する連続するセグメントを格納済みである場合には、これらが組み合わされる。フルSDUが作成される場合には、これが、より上位のレイヤに転送される。そうでない場合には、これは、リアセンブリバッファに格納される。
リアセンブリエンティティからセグメントを破棄するために、タイマベースの破棄機構を使用することができる。オプションで、バッファが満杯であるか、または格納を許容されるセグメントの最大量に達した場合に、パケットを破棄することができる。最も古いTSN番号を有するセグメントを破棄することができる。さらに、従来のリオーダリングパラメータRcvWindow_UpperEdge、next_expected_TSN、T1_TSNおよびTSN_Flushは、維持され、処理される必要がない。
タイマベースの破棄機構は、次のやり方のうちの1つまたは組合せで実施することができる。各セグメントは、構成された時間期間の間にリアセンブリバッファ内で維持される(すなわち、MAC−ehs SDUに対応するセグメントが受信されるたびに、そのセグメント用のタイマが開始される)。タイマが満了する時に、そのMAC−ehs SDUに対応するすべてのセグメントが破棄される。タイマは、next_expected_TSNより大きいTSNを有するリオーダリングPDUに対応するセグメントが受信される時に限って開始される。変数Tseg_TSNが、このTSNにセットされる。タイマが満了する時に、次のアクションを実行することができる。
a.Tseg_TSNのセグメントインジケータ(SI)が「01」である場合には、
i.TSN≦Tseg_TSNを有するすべてのペイロードユニットを破棄し、
ii.next_expected_TSNを次の未受信セグメントTSNにセットする
b.T1_TSNのSIが「10」である場合には、
i.TSN<Tseg_TSNを有するすべてのペイロードユニットを破棄し、
ii.next_expected_TSNを次の未受信セグメントTSNにセットする
c.Tseg_TSNのSIが「11」である場合には、
i.そのTSNに対応する最初のペイロードユニットおよびTSN<T1_TSNを有するすべてのペイロードユニットを破棄する。このステップは、そのTSNに対応する最後のペイロードユニットが破棄されないことを保証しなければならない。なぜなら、そのペイロードユニットが、最初のペイロードユニットに対応するからである。
第2の実施形態の第2のオプションを用いると、セグメント化、リオーダリングおよびリアセンブリが、ある種の優先順位キューから送信されるデータについて回避される。ある種の優先順位キューから送信されるすべてのデータは、セグメント化、リアセンブリまたはリオーダリングを受けない。図4は、このオプションによるWTRU内のMAC−ehsエンティティを示す。第2の実施形態の第1のオプションと同様に、異なる判断基準を使用して、データをリオーダリングのためにリオーダリングキューに分配すべきか否かを判定することができる。
このオプションを用いると、対応するキューについてMAC−ehs PDUにTSNフィールドおよびSIフィールドを追加する必要はない。代替案では、TSNフィールドおよびSIフィールドを追加することができるが、SIフィールドは、必ずある値(例えば、「00」)にセットすることができ、TSNは、定数値にセットすることができ、あるいは、オプションで、TSNを、増分されるがリオーダリングまたはリアセンブリの目的に全く使用されないものとすることができる。さらに、WTRUでキューをセットアップする時には、変数TSN number、RcvWindow_UpperEdge、next_expected_TSN、T1_TSNおよびTSN_Flushを維持し、処理する必要はない。
MAC−ehs PDUを受信する時に、WTRUは、リオーダリングおよびセグメント化/リアセンブリをサポートしない所与のキューへのある論理チャネルのマッピングの知識、またはこのチャネルをトランスポートする時の共通H−RNTIの使用のいずれかに基づいて、TSNフィールドおよびSIフィールドがこの論理チャネルについて存在しないことを知る。その場合に、MAC−ehs SDUは、論理チャネルに従って即座にディスアセンブルされ、多重分離され、より上位のレイヤに送られる。
第2の実施形態に関して、MAC−ehsリセット手順を変更することができる。従来のMAC−ehsリセット手順によれば、MAC−ehsリセットがより上位のレイヤによって要求される場合に、WTRUは、より上位のレイヤによって示されるアクティブ化の時に、
a)すべての構成されたHARQプロセス用のソフトバッファをフラッシュしなければならず、
b)すべてのアクティブなリオーダリングリリースタイマ(T1)を停止し、すべてのタイマT1をその初期値にセットしなければならず、
c)すべての構成されたHARQプロセスで次の送信について値「0」を用いてTSNを開始しなければならず、
d)変数RcvWindow_UpperEdgeおよびnext_expected_TSNをその初期値に初期化しなければならず、
e)リオーダリングバッファ内のすべてのMAC−ehs PDUをディスアセンブルし、すべてのMAC−d PDUをMAC−dエンティティに送らなければならず、
f)リオーダリングバッファをフラッシュしなければならず、
g)MAC−ehsリセットが、より上位のレイヤによるIE「MAC−hsリセットインジケータ(MAC-hs reset indicator)」の受信に起因して開始された場合には、HS−DSCH上でマッピングされたすべてのAM(acknowledged mode)RLCエンティティに、状況レポートを生成するように指示しなければならない。
第2の実施形態の第1のオプションが実施される場合には、この手順は、ステップ(d)がリオーダリングをサポートするキューについてのみ実行されるようにするために変更される。第1のオプションがリアセンブリ機能性を伴って実施される場合には、リセット手順は、最後のMAC−ehs PDUが処理された後にリアセンブリバッファがフラッシュされることを保証しなければならない。
第2の実施形態の第2のオプションが実施される場合には、この手順は、ステップ(b)〜(f)がリオーダリングをサポートするキューについてのみ実行されるようにするために変更されなければならない。さらに、成功裏にリアセンブルできないリアセンブリバッファ内のセグメントを破棄しなければならない。
これらのステップの一部を、L2改善など、発展型HSPAの他のやがて現れる特徴をサポートするために変更しなければならない可能性があることに留意されたい。
上記で説明したMAC−ehsエンティティ機能性の単純化は、RLCエンティティへのMAC SDUの順序外れ配信をもたらす場合がある。これは、特にMAC−ehs SDUがRRCシグナリングを搬送するときに、問題を引き起こす可能性がある。この問題は、RLCエンティティがリオーダリングを実行する場合には回避することができる。従来、DAR(duplicate avoidance and reordering)機能が、RLCのUM(unacknowledged mode)について定義されている。しかし、DAR機能は、現在、マルチメディア放送/マルチキャスト型サービス(MBMS:multimedia broadcast/multicast service)のトラフィックチャネル(MTCH)にのみ適用可能である。
第3の実施形態によれば、DAR機能は、DCCHまたはDTCHなど、MTCH以外の論理チャネルに適用される。RLC UM DAR機能性のそのような拡張は、RLC UMと共に定義されるSRB#1の場合に特に有用であるはずである。
他の論理チャネルに対するDAR機能性の使用を可能にする、複数の方法が可能である。WTRUに、より上位のレイヤによってDAR機能に使用すべきパラメータについて知らせることができ、あるいは、これらのパラメータを事前に決定することができる。例えば、UM RLCモードが選択される場合に、「DL重複回避およびリオーダリング情報(DL Duplication Avoidance and Reordering Info)」が「RLC情報MBMS(RLC info MBMS)」IE内のみではなく「RLC情報(RLC info)」IE内にもオプションで存在することができるようにするために、RRCシグナリングを変更することができる。デフォルトラジオ構成のパラメータ値を、SRB#1および他のRBの新しいパラメータを用いて更新することもできる。
同様に、DARまたは類似する機能を、動作のRLC AM(acknowledge mode)に導入することができ、ここで、AM RLCがSDUをシーケンス通りにより上位のレイヤに送ることを構成することができる。従来のAM RLCは、受信側でリオーダリングを全く実行しない。
リオーダリング機能性を変更して、HS−DSCHがCell_FACH状態で利用される時のセル更新手順中の過度な遅延を防ぐことができる。この方式は、ある種の優先順位キューについてリオーダリング機能性を保つことが望まれる場合に使用することができる。この方式は、HARQエンティティのビヘイビア(behavior)に対する変更を全く仮定しないが、そのような変更が実施されるか否かに関わりなく有効であるはずである。
以下で説明する実施形態が、セル更新手順(セル再選択)に適用可能であるだけではなく、enhanced CELL_FACH状態に入る時またはCELL_FACH状態、CELL_PCH状態、もしくはURA_PCH状態でHS−DSCH受信を開始する時のMAC−ehsエンティティの初期構成およびセットアップにも適用可能であることに留意されたい。
第4の実施形態によれば、リオーダリングキューは、ある種のトリガするイベントが発生する時に、サスペンドリオーダリング状態に入ることができる。通常状態である間には、従来のリオーダリング手順が実行される。リオーダリングキューがサスペンドリオーダリング状態である間には、サスペンド状態リオーダリングキューに向かう受信データは、そのデータに関連するTSNを考慮せずに、次の処理エンティティ(例えば、MAC−ehsアーキテクチャに依存する、リアセンブリエンティティ、ディスアセンブリエンティティ、多重分離エンティティ、またはMAC−ehsエンティティより上のレイヤ)に直接に転送される。
サスペンドリオーダリング状態に入るためのトリガするイベントは、例えば、MAC−ehsリセット手順の実行(おそらくは、RRCエンティティからのコマンドの後の)またはサスペンドリオーダリング状態に入る、RRCエンティティからの明示的コマンドとすることができる。RRCエンティティは、セル再選択の原因と共に、例えば、セル更新手順を開始する時にこのコマンドを発行することができる。明示的コマンドが発行される場合には、RRCエンティティは、オプションで、リオーダリングバッファをフラッシュすると判断することができる。
リオーダリングのサスペンドの対象になる1つまたは複数のリオーダリングキューは、適用可能な場合にRRCコマンドと一緒に(またはその一部として)より上位のレイヤによってシグナリングされ得る。より上位のレイヤのシグナリングは、上記にリストしたオプションのうちの1つを使用して実行することができる。代替案では、より上位のレイヤのシグナリングを、キューにマッピングされた論理チャネルをセットアップする際に事前にシグナリングすることができ、あるいは、キューにマッピングされた論理チャネルのタイプに依存して事前に定義することができる(例えば、CCCH論理チャネルにマッピングされるすべてのキューがMAC−ehsリセット時にリオーダリングのサスペンドを受けるように、事前に定義することができる)。
リオーダリングキューは、ある遷移イベントが発生する時に通常状態に戻る。遷移イベントは、例えば、サスペンド状態に入った後の、キューにマッピングされた論理チャネルのパケットの受信とすることができる。そのパケットを受信した後に、WTRUは、次のアクションを実行する。
(a)next_expected_TSN=TSN−xをセットし、ここで、例えば−1≦x<6であり(x>0の値は、最初のパケットが順序外れで受信される場合に、より小さいTSNを有する次パケットを破棄しないことを保証するためである)、TSNは、受信パケットの送信シーケンス番号であり、xの値は、より上位のレイヤによって事前に決定され、または事前にシグナリングされるものとすることができ、
(b)xが0または−1と等しくはない場合には、T1_TSN=このパケットのTSN、をセットし、T1タイマを開始し、
(c)RcvWindow_UpperEdge=TSN+yをセットし、ここで、yは、より上位のレイヤによって事前に決定されまたは事前にシグナリングされるものとすることができ、
(d)通常のリオーダリング状態に戻る。
上記のイベントについて、新しい状態の定義が、形式的には不要であることに留意されたい。なぜなら、WTRUが、サスペンデッドリオーダリング状態である間に関係するキューのデータを全く受信しないからである。これは、関係するキューのMAC−ehsリセット手順が、これらのキューに関するデータの受信の後にのみ完了すると言うのと同等であるはずである。
遷移イベントは、通常のリオーダリング状態に戻る、RRCエンティティからの明示的コマンドとすることができる。この場合に、RRCエンティティは、MAC−ehsエンティティが通常のリオーダリング状態に戻らなければならない時に、MAC−ehsエンティティに通知する。そのようなコマンド自体は、RRCエンティティがピアエンティティからセル更新確認メッセージを受信することによって、またはRRC手順に関係する任意の他のイベントによってトリガされ得る。通常のリオーダリング状態に戻るコマンドを受け取る前に(すなわち、サスペンドリオーダリング状態である間に)、WTRUは、次のやり方で、各関係するキューのnext_expected_TSN変数およびRcvWindow_UpperEdge変数を維持しなければならない。
(a)MAC−ehsリセットの後にパケットがそのキューについて初めて受信される時に、
(i)next_expected_TSNをこのパケットのTSN+1にセットする
(ii)RcvWindow_UpperEdgeをTSN+yにセットする。ここで、yは、より上位のレイヤによって事前に決定され、または事前にシグナリングされうる
(iii)オプションで、変数「TSN_init」を、受信されたパケットのTSNにセットすることができる
(b)送信シーケンス番号=TSNを有する同一キューの後続パケットについて、
(i)TSN≧next_expected_TSNの場合には、next_expected_TSNをTSN+1にセットする
(ii)TSN+y>RcvWindow_UpperEdgeの場合には、RcvWindow_UpperEdgeをTSN+yにセットする。ここで、yは、より上位のレイヤによって事前に決定され、または事前にシグナリングされうる。
通常状態に戻る遷移イベントは、保留中状態への遷移の際に開始されたタイマ(T_init)の満了とすることができる。このタイマは、従来のT1タイマと同一とすることができる。これが同一ではない場合には、T_initタイマの値は、より上位のレイヤによって指定されるか(例えば、この新しいT_initタイマの値に関する追加の情報要素を伴う、T1タイマの値を含む同一のRRCシグナリングメッセージを使用して)、あるいは事前に定義されるかのいずれかとすることができる。この値は、過度な遅延を防ぐためにT1タイマ以下とすることができる。
サスペンドリオーダリング状態へのトリガするイベントが発生する時(例えば、MAC−ehsリセットが発生する時)には、リオーダリングキューは、サスペンドリオーダリング状態に入り、T_initタイマの持続時間(加えて、最初の正しいMAC−ehs PDUの受信時にT_initタイマを開始することが選択される場合には、おそらくは、MAC−ehsリセットとこのPDUの受信との間の時間期間)の間、その状態に留まる。オプションで、「next_expected_TSN」および「RcvWindow_UpperEdge」の値を、以下で詳述するように、従来の手順のようにその初期値にセットするのではなく、MAC_ehsリセットの実行時に特殊な値(「pending」)にセットすることができる。
代替案では、遷移イベントを、連続するTSNを有するN個のPDUの成功裏の受信、またはM個の連続するTSN内のM個のうちのN個の成功のPDUの成功裏の受信とすることができる。
セル更新確認がより上位のレイヤによって受信された後にMAC−ehsリセットが実行される場合には、これらのキューの変数および内容を、MAC−ehsリセット指示の際にリセットしてはならないことに留意されたい。この場合には、キューがサスペンドリオーダリング状態である場合に、MAC−ehsリセットは、セル更新確認がより上位のレイヤによって受信されたことの表示であり、キューは、通常状態に戻ることができる。
第5の実施形態によれば、MAC−ehsリセット手順は、ある種のリオーダリングキューについて、リセット手順がターゲットセル内でのデータの受信まで延長されるように、変更される。変数next_expected_TSNおよびRcvWindow_UpperEdgeは、関係するリオーダリングキューについて即座にではなく、ターゲットセルでのこれらのキューに関するデータの受信時にのみ、初期値にリセットされる。
MAC−ehsエンティティのリセットが、より上位のレイヤによって要求される場合に、WTRUは、より上位のレイヤによって示されるアクティブ化の時に、
(1)すべての構成されたHARQプロセスのソフトバッファをフラッシュしなければならず、
(2)すべてのアクティブなリオーダリングリリースタイマ(T1)を停止し、すべてのタイマT1をその初期値にセットしなければならず、
(3)リオーダリングバッファ内のすべてのMAC−ehs PDUをディスアセンブルし、すべてのMAC−d PDUをMAC−dエンティティに送らなければならず(このステップは、将来のリリースでのMAC−ehs手順に対する無関係な変更に起因して変更される可能性がある)、
(4)リオーダリングバッファをフラッシュしなければならず、
(5)MAC−hsリセットが、より上位のレイヤによるIE「MAC-hs reset indicator」の受信に起因して開始された場合には、HS−DSCH上でマッピングされたすべてのAM RLCエンティティに、状況レポートを生成するように指示しなければならない。
延長されたMAC−ehs手順が適用されるリオーダリングキューについて、
(1)データ(リオーダリングPDU)がこのリオーダリングキューに関して受信される時に、next_expected_TSN=TSN−xをセットし、ここで、例えば0≦x<6であり、TSNは、受信されたリオーダリングPDUの送信番号であり、xの値は、より上位のレイヤによって事前に決定され、または事前にシグナリングされるものとすることができ、
(2)オプションで、xが0と等しくはない場合には、T1_TSN=このパケットのTSNをセットし、T1タイマを開始し、
(3)RcvWindow_UpperEdge=TSN+yをセットし、ここで、yは、より上位のレイヤによって事前に決定され、または事前にシグナリングされるものとすることができ、
(4)このリオーダリングキューについてMAC−ehsリセット手順を終了する。
他のすべてのリオーダリングキューについて、
(1)すべての構成されたHARQプロセス上の次の送信について0の値を用いてTSNを開始し、
(2)変数RcvWindow_UpperEdgeおよびnext_expected_TSNをその初期値に初期化する。
延長されたMAC−ehs手順が適用される1つまたは複数のキューは、適用可能な場合にMAC−ehsリセットをトリガするRRCコマンドと一緒に(またはその一部として)より上位のレイヤによってシグナリングされ得る。代替案では、そのキューは、そのキューにマッピングされた論理チャネルをセットアップする際に事前にシグナリングされてもよく、あるいは、そのキューにマッピングされた論理チャネルのタイプに依存して事前に定義されてもよい(例えば、CCCH論理チャネルにマッピングされたすべてのキューが延長されたMAC−ehsリセット手順を受けることを事前に定義することができる)。シグナリングは、上記にリストしたオプションのうちの1つを使用して実行することができる。
第6の実施形態によれば、追加の特殊な値が、リオーダリング変数next_expected_TSNおよびRcvWindow_UpperEdgeのために定義される。この特殊な値は、例えば、Pending、Undefined(未定義)、またはWaiting(待機)のうちの1つによってラベル付けされ得る(ラベル「Pending」が、以下で使用される)。
ある種のリオーダリングキューについて、MAC−ehsリセットまたは新規MAC−ehs構成手順は、変数「next_expected_TSN」および「RcvWindow_UpperEdge」が、従来の手順で指定される初期値にセットされるのではなく値「Pending」にセットされるようにするために変更される。さらに、リオーダリング機能性も、TSN=SNを有するMAC−ehs PDUが受信される時に、「next_expected_TSN」の値が「Pending」にセットされているならば、次のアクションが実行されるようにするために変更される。
(1)T1タイマは開始されず、
(2)next_expected_TSNをTSN+1にセットし(または代替として、TSN+xにセットし、ここで、xは、より上位のレイヤによって事前に定義されるかセットされ)、
(3)RcvWindow_UpperEdgeをTSN+yにセットし、ここで、yは、より上位のレイヤによって事前に決定され、または事前にシグナリングされるものとすることができる。
変更されたMAC−ehs手順が適用される1つまたは複数のリオーダリングキューは、適用可能な場合にMAC−ehsリセットをトリガするRRCコマンドと一緒に(またはその一部として)より上位のレイヤによってシグナリングされ得る。代替案では、そのキューは、そのキューにマッピングされた論理チャネルをセットアップする際に事前にシグナリングされ得、あるいは、そのキューにマッピングされた論理チャネルのタイプに依存して事前に定義され得る(例えば、CCCH論理チャネルにマッピングされたすべてのキューが延長されたMAC−ehsリセット手順を受けることを事前に定義することができる)。シグナリングは、上記にリストしたオプションのうちの1つを使用して実行することができる。
受信器動作に関する変更されたリオーダリング機能性は、次のとおりである。
TSN=SNを有するMAC−hs PDUが受信される時に、
next_expected_TSNが「Pending」にセットされていない場合に、
− SNが受信器ウィンドウ内である場合に、
− SN<next_expected_TSNである場合またはこのMAC−hs PDUが以前に受信済みである場合に、
− MAC−hs PDUを破棄しなければならず、
− そうでない場合に、
− MAC−hs PDUを、リオーダリングバッファ内のTSNによって示される場所に置かなければならない。
− SNが受信器ウィンドウの外にある場合に、
− 受信されたMAC−hs PDUは、リオーダリングバッファ内で最大の受信されたTSNの上の、SNによって示される位置に置かれなければならず、
− RcvWindow_UpperEdgeは、SNにセットされ、受信器ウィンドウを進めなければならず、
− TSN≦RcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZEを有するMAC−hs PDU、すなわちその位置が更新された後の受信器ウィンドウの外にあるすべてのMAC−hs PDUは、リオーダリングバッファから除去され、ディスアセンブリエンティティに送られなければならず、
− next_expected_TSNが更新された受信器ウィンドウの下にある場合に、
− next_expected_TSNを、RcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZE+1にセットしなければならず、
− TSN=next_expected_TSNを有するMAC−hs PDUがリオーダリングバッファに格納されている場合に、
− next_expected_TSNから(これを含めて)最初の未受信MAC−hs PDUまでの連続するTSNを有するすべての受信されたMAC−hs PDUを、ディスアセンブリエンティティに送らなければならず、
− next_expected_TSNを、この最初の未受信MAC−hs PDUのTSNまで進めなければならない。
WTRUが、受信されたMAC−ehs PDUを処理するのに不十分なメモリを有する場合には、WTRUは、次の動作を実行する。
− next_expected_TSN<TSN_Flush≦RcvWindow_UpperEdge+1になるようにTSN_Flushを選択し、
− TSN<TSN_Flushを有するすべての正しく受信されたMAC−hs PDUをディスアセンブリエンティティに送り、
− TSN=TSN_Flushを有するMAC−hs PDUが以前に受信済みである場合に、
− TSN_Flushから(これを含めて)最初の未受信MAC−hs PDUまでの連続するTSNを有するすべての受信されたMAC−hs PDUをディスアセンブリエンティティに送り、
− next_expected_TSNをこの最初の未受信MAC−hs PDUのTSNまで進める。
− そうでない場合には、
− next_expected_TSNをTSN_Flushにセットする。
ENDIF [next_expected_TSNが「Pending」にセットされていない]
Else (例えば、next_expected_TSNが「Pending」にセットされている場合)
− T1タイマは開始されず、
− next_expected_TSNをSN+1にセットし(または代替として、SN+xにセットし、ここで、xは、より上位のレイヤによって事前に定義されるかセットされ)、
− RcvWindow_UpperEdgeをTSN+yにセットし、ここで、yは、より上位のレイヤによって事前に決定されまたは事前にシグナリングされるものとすることができる
END
リオーダリング機能性を、2つの異なるタイマ(T_initおよびT1)を使用できるように変更することができる。リオーダリングキューが「pending」状態である時には、従来の手順で使用されるT1タイマを開始することはできない。したがって、従来の手順を、次のやり方で変更する必要がある。
タイマT1がアクティブではない場合に、
− タイマT1は、TSN>next_expected_TSNを有するリオーダリングPDUが正しく受信される時に、next_expected_TSNがpendingにセットされていないならば(または、「reordering_state」がpendingにセットされていないならば)、開始されなければならず、
− T1_TSNを、このMAC−hs PDUのTSNにセットしなければならない。
第2の変更は、リオーダリングキューが「pending」状態である時に、変数「next_expected_TSN」が更新されず、またはセットされず、値「pending」にセットされたままになるということである。さらに、従来の手順で変数「next_expected_TSN」に対して行われるすべての比較は、リオーダリングキューが「pending」状態である時には結果「False(偽)」を有しなければならない。MAC−ehsリセット手順が変数RcvWindow_UpperEdgeを「pending」にセットする場合には、この変数は、最初のリオーダリングPDUの受信時に初期化される必要がある。これらの変更は、例えば、従来の手順を変更することによって実施することができる。手順に対する他の定式化も可能であることを理解されたい。
受信器動作
TSN=SNを有するMAC−hs PDUが受信される時に、
− (オプションで、MAC−ehsリセット中に「RcvWindow_UpperEdge」が「pending」にセットされる場合に)受信器ウィンドウが「pending」である(RcvWindow_UpperEdgeが「pending」にセットされている)場合に、
− RcvWindow_UpperEdgeをSNにセットしなければならず、
− SNが受信器ウィンドウ内である場合に、
− next_expected_TSNが「pending」にセットされておらず、SN<next_expected_TSNである場合、またはこのMAC−hs PDUが以前に受信済みである場合に、
− そのMAC−hs PDUを破棄しなければならず、
− そうでない場合に、
− そのMAC−hs PDUを、リオーダリングバッファ内でTSNによって示される場所に置かなければならない。
− SNが受信器ウィンドウの外にある場合に、
− 受信されたMAC−hs PDUを、リオーダリングバッファ内で最大の受信されたTSNの上の、SNによって示される位置に置かなければならず、
− RcvWindow_UpperEdgeをSNにセットし、受信器ウィンドウを進めなければならず、
− TSN≦RcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZEを有するMAC−hs PDU、すなわちその位置が更新された後の受信器ウィンドウの外にあるすべてのMAC−hs PDUを、リオーダリングバッファから除去し、ディスアセンブリエンティティに送らなければならず、
− next_expected_TSNが「pending」にセットされておらず、next_expected_TSNが更新された受信器ウィンドウの下にある場合に、
− next_expected_TSNをRcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZE+1にセットしなければならず、
− next_expected_TSNが「pending」にセットされておらず、TSN=next_expected_TSNを有するMAC−hs PDUがリオーダリングバッファに格納されている場合に、
− next_expected_TSNから(これを含めて)最初の未受信MAC−hs PDUまでの連続するTSNを有するすべての受信されたMAC−hs PDUをディスアセンブリエンティティに送らなければならず、
− next_expected_TSNをこの最初の未受信MAC−hs PDUのTSNまで進めなければならない。
WTRUが、受信されたリオーダリングPDUを処理するのに不十分なメモリを有する場合には、WTRUは、次の動作を実行する。
− next_expected_TSN<TSN_Flush≦RcvWindow_UpperEdge+1(または、next_expected_TSNが「pending」である場合には任意の値)になるようにTSN_Flushを選択し、
− TSN<TSN_Flushを有するすべての正しく受信されたMAC−hs PDUをディスアセンブリエンティティに送り、
− TSN=TSN_Flushを有するMAC−hs PDUが以前に受信済みである場合に、
− TSN_Flushから(これを含めて)最初の未受信MAC−hs PDUまでの連続するTSNを有するすべての受信されたMAC−hs PDUをディスアセンブリエンティティに送り、
− next_expected_TSNが「pending」にセットされていない場合に、next_expected_TSNをこの最初の未受信MAC−hs PDUのTSNまで進める。
− そうではなく、next_expected_TSNが「pending」にセットされていない場合に、
− next_expected_TSNをTSN_Flushにセットする。
第3の変更は、リオーダリングキューが「pending」状態である間(例えば、このトリガが選択済みである場合に、T_initタイマがアクティブである間)に行われることを指定する。次を、従来のリオーダリング手順に追加する必要がある(変数Tinit_TSNを、意味を変更せずにT1_TSNに置換できることを理解されたい)。
next_expected_TSNが「pending」にセットされ(またはreordering_stateが「pending」にセットされ)ており、TSN=SNを有する、所与のキューのリオーダリングPDUが受信される場合に、
(1)(オプション、T_initがMAC−ehsリセット手順の際に即座には開始されない場合に適用可能)タイマT_initがアクティブでない場合に、
(a)T_initタイマを開始し、
(b)Tinit_TSNをSNにセットする
(2)(オプション、T_initがMAC−ehsリセット手順の際に即座に開始される場合に適用可能)Tinit_TSNが「pending」にセットされている場合に、
(a)Tinit_TSNをSNにセットする
T_initタイマが満了する時(または、理由が何であれ、reordering_stateが「normal(通常)」にリセットされる時)に、
(1)オプション、T_initがMAC−ehsリセット手順の際に即座に開始される場合に適用可能。Tinit_TSNが「pending」にセットされている場合に、
(a)T_initタイマを再開始する
(2)Tinit_TSNが「pending」にセットされていない場合に、
(a)Tinit_TSN−1(またはオプションでTinit_TSN)まででこれを含むすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リオーダリングの上のエンティティ(すなわち、LCH−IDデマルチプレクサエンティティ、ディスアセンブリ、またはリアセンブリエンティティとすることができる)に送る
(b)Tinit_TSNより大きいTSNを有する次の未受信リオーダリングPDUまでのすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リオーダリングの上のエンティティに送らなければならない
(c)next_expected_TSNを、オプションでT1_TSNより大きいTSNを有する、次の未受信リオーダリングPDUのTSNにセットし、(適用可能な場合に)reordering_state変数を「normal」にセットする。代替案では、タイマが満了する時に、next_expected_TSNを、必ず、T1_TSNより大きいTSNを有する次の未受信MAC−ehs PDUにセットすることができる。
(d)オプションで、より上位のレイヤに送ることができない、いくつかの受信されたリオーダリングPDUがまだ存在する場合に、
(i)タイマT1を開始する
(ii)T1_TSNを、送ることができないMAC−ehs SDUのセットの中で最大のTSNにセットする。
代替案では、reordering_state変数がリオーダリング手順に使用される(オプション)場合に、TSN=SNを有するリオーダリングPDUが受信される時に、next_expected_TSNをRcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZE+1にセットすることができる。
代替案では、単一のタイマ(T1)を使用することができる。単一のタイマが使用される(すなわち、T1タイマ)場合には、リオーダリング機能は、次のように記述される。
タイマT1がアクティブではなく、next_expected_TSNが「Pending」にセットされていない場合には、
(a)タイマT1は、TSN>next_expected_TSNを有するリオーダリングPDUが正しく受信される時に開始されなければならない
(b)T1_TSNは、このリオーダリングPDUのTSNにセットされなければならない
タイマT1がアクティブではなく、next_expected_TSNが「Pending」にセットされている場合には、
(c)タイマT1は、リオーダリングPDUが正しく受信される時に開始されなければならない
(d)T1_TSNは、このリオーダリングPDUのTSNにセットされる
タイマT1が既にアクティブである場合には、
(e)追加のタイマを開始してはならない、すなわち、所与の時では1つのタイマT1しかアクティブになれない
タイマT1は、
(f)TSN=T1_TSNを有するリオーダリングPDUを、タイマが満了する前にリアセンブリエンティティに送ることができ、next_expected_TSNが「Pending」にセットされていない
場合に停止されなければならない
タイマT1が満了し、next_expected_TSNが「Pending」にセットされておらず、T1_TSN>next_expected_TSNであるときには、
(g)T1_TSN−1まででこれを含むTSN>next_expected_TSNを有するすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
(h)次の未受信リオーダリングPDUまでのすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
(i)next_expected_TSNを、次の未受信リオーダリングPDUのTSNにセットしなければならない
タイマT1が満了し、next_expected_TSNが「Pending」にセットされているときには、
(j)T1_TSN−1まででこれを含むすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送り、
(k)T1_TSNより大きいTSNを有する次の未受信リオーダリングPDUまでのすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
(l)next_expected_TSNを、オプションでT1_TSNより大きいTSNを有する、次の未受信リオーダリングPDUのTSNにセットする
タイマT1が停止されるか満了し、より上位のレイヤに送ることができないいくつかの受信されたリオーダリングPDUがまだ存在するときには、
(m)タイマT1を開始し、
(n)T1_TSNを、送ることができないMAC−ehs SDUのセットの中で最大のTSNにセットする。
代替案では、次を実行することができる。
タイマT1が満了し、T1_TSN>next_expected_TSNであるかnext_expected_TSNが「Pending」にセットされているときに、
(a)T1_TSN−1まででこれを含むTSN>next_expected_TSNを有するすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
(b)次の未受信リオーダリングPDUまでのすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
(c)next_expected_TSNを、次の未受信リオーダリングPDUのTSNにセットしなければならない。
リオーダリングに関する受信器動作は、次のように記述される。
TSN=SNを有するリオーダリングPDUが受信されるときに、
(a)RcvWindow_UpperEdgeが「Pending」にセットされている場合には、
(i)RcvWindow_UpperEdgeをSNにセットしなければならない
(b)SNが受信器ウィンドウ内にある場合には、
(i)next_expected_TSNが「Pending」にセットされておらず、SN<next_expected_TSNであるかこのリオーダリングPDUが以前に受信済みである場合に、
(ii)リオーダリングPDUを破棄しなければならず
(c)そうでない場合に、
(i)リオーダリングPDUを、リオーダリングバッファ内でTSNによって示される場所に置かなければならない
(d)SNが受信器ウィンドウの外にある場合には、
(i)受信されたリオーダリングPDUを、リオーダリングバッファ内で最大の受信されたTSNの上の、SNによって示される位置に置かなければならず、
(ii)RcvWindow_UpperEdgeをSNにセットし、受信器ウィンドウを進めなければならず、
(iii)TSN≦RcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZEを有するリオーダリングPDU、すなわち位置を更新された後の受信器ウィンドウの外にあるすべてのリオーダリングPDUを、リオーダリングバッファから除去し、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
(iv)next_expected_TSNが「pending」にセットされておらず、next_expected_TSNが更新された受信器ウィンドウの下にある場合には、
a.next_expected_TSNをRcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZE+1にセットしなければならず、
(e)next_expected_TSNが「pending」にセットされておらず、TSN=next_expected_TSNを有するリオーダリングPDUがリオーダリングバッファに格納されている場合には、
(i)next_expected_TSNから(これを含めて)最初の未受信リオーダリングPDUまでの連続するTSNを有するすべての受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
(ii)next_expected_TSNを、この最初の未受信リオーダリングPDUのTSNまで進めなければならない。
WTRUが、受信されたリオーダリングPDUを処理するのに不十分なメモリを有する場合には、WTRUは、次の動作を実行する。
(a)next_expected_TSN<TSN_Flush≦RcvWindow_UpperEdge+1(または、next_expected_TSNが「Pending」にセットされている場合には任意の値)になるようにTSN_Flushを選択し、
(b)TSN<TSN_Flushを有するすべての正しく受信されたリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送り、
(c)TSN=TSN_Flushを有するリオーダリングPDUが以前に受信済みである場合には、
(i)TSN_Flushから(これを含めて)最初の未受信リオーダリングPDUまでの連続するTSNを有するすべての受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送り、
(ii)next_expected_TSNをこの最初の未受信リオーダリングPDUのTSNまで進める。
(d)そうでない場合には、
(i)next_expected_TSNをTSN_Flushにセットする。
第7の実施形態によれば、Node−Bは、共通H−RNTIを使用してWTRUのために送信される次のMAC−ehs SDUのTSNをブロードキャストすることができる。この情報を、そのNode−Bで発するSIB(system information block:システム情報ブロック)のうちの1つでブロードキャストすることができる。WTRUが、MAC−ehsリセットを実行し、新しいセルを選択する時に、そのWTRUは、TSN番号を含むSIBを読み取る。このTSNを獲得した時に、WTRUは、次のステップを実行することができる。
(1)next_expected_TSN=SIBから獲得されたTSN+1をセットし、
(2)RcvWindow_UpperEdge=TSNをセットする
これは、WTRUが、共通H−RNTIを使用して次に受信されるMAC−ehs PDUを正しく処理し、リオーダリングを実行することを可能にする。
代替案では、Node−Bは、HS−SCCH上でTSNを供給することができる。このTSNは、次の形のうちの1つまたは組合せで供給され得る。
(1)共通H−RNTI上でのすべての送信について、
(2)WTRUが新しいセルに加わった直後の最初のx個(構成可能な時間の量)の送信だけについて。
代替案では、Node−BおよびWTRUは、特定のキューのTSNをデフォルト値にリセットすることができる。これは、パケットがセル内の新しいWTRUに送信される時にいつでも実行することができる。デフォルト値は、より上位のレイヤを介してシグナリングされ、あるいは事前に定義され得る。Node−Bは、TSNのリセットを、H−RNTIを監視するすべての他のWTRUにシグナリングすることができる。Node−Bは、次の方法のいずれかを使用してTSNリセットをシグナリングすることができる。
(1)新規のまたは従来のレイヤ3シグナリング(例えば、BCCHまたは別の他のRRCメッセージ)を使用して、
(2)新規のまたは従来のレイヤ2シグナリングを使用して(例えば、MAC−ehsヘッダを変更して、TSNリセット情報を含めることができる)、
(3)新規のまたは従来のPHYレイヤシグナリングを使用して(例えば、変更されたHS−SCCHフォーマットを使用して、TSNリセットを示すことができる)。
第8の実施形態によれば、ネットワークは、共通H−RNTIを介して送信されるRRCメッセージの内容を最小化することによって、そのメッセージが単一のMAC−ehs PDUにおさまるのに十分に小さいことを必ず保証する。RRCメッセージを、より小さいRRCメッセージに「セグメント化する」ことができる。例えば、初期メッセージは、セルRNTI(C−RNTI)および/またはH−RNTIを含むことができ、構成の残りは、別のRRCメッセージを使用することによってシグナリングされ得る。WTRUが、その専用H−RNTIを得た後に、後続RRCメッセージは、任意のサイズを有することができる。なぜなら、MAC−ehsでのリオーダリング機能性が、専用H−RNTIを用いて正しく働くからである。
しかし、ネットワークは、WTRUが、専用H−RNTIを使用して後続メッセージ(構成)を送信する前に、初期RRCメッセージ(例えば、C−RNTIおよび/またはH−RNTIだけを含む)を成功裏に受信したことを保証する必要がある。これは、RRCエンティティが、HARQ再送信の回数およびWTRUでのRRC遅延要件を考慮に入れることによって十分に保守的に待つ場合に、保証することができる。実施態様に応じて、RRCエンティティは、メッセージを送信するためにより下位のレイヤによって要求される遅延に「ブラインド」とすることができる。そうである場合には、RRCは、送信が完了したことを確実にするために長時間待つ必要がある。
さらに、RRCメッセージをセグメント化する時に、RNCは、生成されたMAC−ehs SDUのサイズが、セグメント化がMAC−ehsエンティティで要求されなくなる値以内であることを保証しなければならない。使用可能な最小のトランスポートブロックサイズを、MAC−ehs PDUサイズの基準として使用することができる。その代わりにまたは組み合わせて、Node−Bによって使用されようとしているトランスポートブロックサイズを、「送信出力レベル(Transmit Power Level)」フィールドに含まれるRACH(random access channel)上で受信された測定結果の値から推論することができる。
RRCメッセージのセグメント化が発生する場合には、受信器側は、単一のRRCメッセージが送信されたかのように(すなわち、RRCメッセージの他の部分またはセグメントを待たずに)受信されたメッセージのIEに作用するように変更される必要がある場合がある。
第9の実施形態によれば、最初に受信されたパケットは、即座には送られない。最初に受信されたMAC_ehs PDUは、必ずリオーダリングバッファ内に置かれ、そのSNは、リオーダリング変数(next_expected_TSN、RcvWindow_UpperEdge、T1_TSN)の一部またはすべての値を判定するのに使用される。例えば、受信器ウィンドウの上側エッジ(RcvWindow_UpperEdge)および/またはT1_TSNを、受信されたMAC−ehs PDUのSNにセットすることができ、next_expected_TSNを、このSN−RECEIVE_WINDOW_SIZE+1にセットすることができる。これは、より小さいTSNを有するすべてのその後に受信されるPDUが、破棄されるのではなく、リオーダリングバッファに正しく格納されることを保証する。代替案では、next_expected_TSNを、RcvWindow_UpperEdge−xなど(xは、ある事前に定義される定数である)、異なる値にセットすることができる。タイマ(T1タイマまたはある他のタイマT1_initのいずれか)が、この最初のMAC−ehs PDUの受信時に開始される。このタイマの満了までは、すべてのその後に受信されるMAC−ehs PDUは、そのTSNに従ってリオーダリングバッファに置かれる。これらのPDUは、従来の手順に従ってリオーダリングバッファから除去されなければならなくなるまで、リアセンブリエンティティには送られない。
このタイマが満了する時に、リオーダリングバッファ内に存在するPDUの一部またはすべてを、リアセンブリエンティティに送ることができる。例えば、T1_TSN−1まででこれを含むTSNを有するすべてのPDUを送ることができ、その後、次の未受信PDUまでのすべてのPDUを送ることができる。変数next_expected_TSNを、この次の未受信PDUのTSNにセットする(またはリセットする)ことができる。さらに、送ることができないPDUがまだある場合には、この時点でT1タイマを再開始することができる。この場合に、変数T1_TSNを、送ることができないMAC−ehs PDUのうちで最大のTSNにセットすることができる。通常のリオーダリング動作が、その時点から進行する。
変数next_expected_TSNおよびRcvWindow_UpperEdgeのうちの少なくとも1つは、その初期値を、WTRUがこの手順の始めに正しい動作を実行するようにするための特殊な値(「Pending」)にセットされる。代替案では、新しいブール変数(例えば、「Reordering_InitialState」)を定義して、この手順がその初期状態にあるか否かを示すことができる。この変数の値が「True(真)」にセットされているときには、WTRUは、上で述べた手順を実行し、この変数は、初期タイマの満了時に「False」にリセットされる。
第9の実施形態の1つのオプションによれば、変数RcvWindow_UpperEdgeだけが、変更された手順の対象である、ある種のリオーダリングキューについてその初期値を「Pending」にセットされる。T1タイマは、RcvWindow_UpperEdgeの値が「Pending」であり、それが初期状態であることを示すときに、最初のPDUの受信時に開始される。詳細な手順は、次のとおりである。
タイマT1がアクティブではない場合には、
− タイマT1は、TSN>next_expected_TSNを有するリオーダリングPDUが正しく受信される時、またはリオーダリングPDUが正しく受信され、RcvWindow_UpperEdgeが「Pending」にセットされている時に、開始されなければならない。
− T1_TSNは、このリオーダリングPDUのTSNにセットされなければならない
タイマT1が既にアクティブである場合には、
− 追加のタイマを開始してはならない、すなわち、所与の時点では1つのタイマT1しかアクティブになれない
タイマT1は、
− そのタイマが満了する前にTSN=T1_TSNを有するリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送ることができる
場合に、停止されなければならない。
タイマT1が満了し、T1_TSN>next_expected_TSNであるときには、
− T1_TSN−1まででこれを含む、TSN>next_expected_TSNを有するすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
− 次の未受信リオーダリングPDUまでのすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
− next_expected_TSNを、次の未受信リオーダリングPDUのTSNにセットしなければならない。
タイマT1が停止されるか満了し、より上位のレイヤに送ることができないいくつかの受信されたリオーダリングPDUがまだあるときには、
− タイマT1を開始し
− T1_TSNを、送ることができないMAC−ehs SDUのセットのうちで最大のTSNにセットする。
送信器動作
送信器がTSN=SNを有するリオーダリングPDUを送信した後に、TSN≦SN−TRANSMIT_WINDOW_SIZEを有するすべてのリオーダリングPDUは、受信器でのシーケンス番号の曖昧さを防ぐために、再送信されてはならない。
受信器動作
TSN=SNを有するリオーダリングPDUが受信されるときには、
− RcvWindow_UpperEdgeが「Pending」にセットされている場合には、
− RcvWindow_UpperEdgeをSNにセットしなければならず、
− next_expected_TSNをRcvWindow_UpperEdge−WINDOW_SIZE+1にセットしなければならない。
− SNが受信器ウィンドウ内にある場合に、
− SN<next_expected_TSNまたはこのリオーダリングPDUが以前に受信済みである場合には、
− リオーダリングPDUを破棄しなければならず、
− そうでない場合には、
− リオーダリングPDUを、リオーダリングバッファ内でTSNによって示される場所に置かなければならない。
− SNが受信器ウィンドウの外にある場合には、
− 受信されたリオーダリングPDUを、リオーダリングバッファ内で最大の受信されたTSNの上の、SNによって示される位置に置かなければならず、
− RcvWindow_UpperEdgeをSNにセットし、受信器ウィンドウを進めなければならず、
− TSN≦RcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZEを有するリオーダリングPDU、すなわちその位置が更新された後の受信器ウィンドウの外にあるすべてのリオーダリングPDUを、リオーダリングバッファから除去し、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
− next_expected_TSNが更新された受信器ウィンドウの下にある場合には、
− next_expected_TSNをRcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZE+1にセットしなければならず、
− TSN=next_expected_TSNを有するリオーダリングPDUがリオーダリングバッファに格納されている場合には、
− next_expected_TSNから(これを含めて)最初の未受信リオーダリングPDUまでの連続するTSNを有するすべての受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
− next_expected_TSNを、この最初の未受信リオーダリングPDUのTSNまで進めなければならない。
WTRUが、受信されたリオーダリングPDUを処理するのに不十分なメモリを有する場合には、WTRUは、次の動作のセットを実行しなければならない。
− next_expected_TSN<TSN_Flush≦RcvWindow_UpperEdge+1になるようにTSN_Flushを選択し、
− TSN<TSN_Flushを有するすべての正しく受信されたリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送り、
− TSN=TSN_Flushを有するリオーダリングPDUが以前に受信済みである場合には、
− TSN_Flushから(これを含めて)最初の未受信リオーダリングPDUまでの連続するTSNを有するすべての受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送り、
− next_expected_TSNを、この最初の未受信リオーダリングPDUのTSNまで進める
− そうでない場合には、
− next_expected_TSNをTSN_Flushにセットする。
第9の実施形態の第2のオプションによれば、変数next_expected_TSNとRcvWindow_UpperEdgeとの両方が、変更された手順の対象になるある種のリオーダリングキューについてその初期値を「Pending」にセットされる。最初のPDUの受信時に変数RcvWindow_UpperEdgeおよびT1_TSNがこのPDUのSNにセットされるが、next_expected_TSNは値「Pending」にセットされたままになる。さらに、タイマT1が開始される。受信されたPDUのSNとnext_expected_TSNとの間の比較は、next_expected_TSNが「Pending」にセットされているときにはスキップされる。タイマT1が満了するか停止された後に(後者は、T1_TSNと等しいSNを有するPDUを、前進する受信器ウィンドウに起因して送ることができる場合に発生する可能性がある)、T1_TSN−1までのSNを有し、次の未受信PDUまでのSNを有するすべてのPDUが、リアセンブリエンティティに送られる。next_expected_TSNの値は、次の未受信PDUのSNにセットされ、通常のリオーダリング動作が、この時点から進行することができる。詳細な手順は、次のとおりである。
タイマT1がアクティブではなく、next_expected_TSNが「Pending」にセットされていない場合には、
− タイマT1は、TSN>next_expected_TSNを有するリオーダリングPDUが正しく受信される時に開始されなければならない。
− T1_TSNは、このリオーダリングPDUのTSNにセットされなければならない。
タイマT1がアクティブではなく、next_expected_TSNが「Pending」にセットされている場合には、
− タイマT1は、リオーダリングPDUが正しく受信される時に開始されなければならず、
− T1_TSNは、このリオーダリングPDUのTSNにセットされる。
タイマT1が既にアクティブである場合には、
− 追加のタイマを開始してはならない、すなわち、所与の時点では1つのタイマT1しかアクティブになれない。
タイマT1は、
− このタイマが満了する前にTSN=T1_TSNを有するリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送ることができる
場合に停止されなければならない。
タイマT1が満了し、next_expected_TSNが「Pending」にセットされておらず、T1_TSN>next_expected_TSNであるときには、
− T1_TSN−1まででこれを含む、TSN>next_expected_TSNを有するすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
− 次の未受信リオーダリングPDUまでのすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
− next_expected_TSNを、次の未受信リオーダリングPDUのTSNにセットしなければならない。
タイマT1が停止されるか満了し、next_expected_TSNが「Pending」にセットされているときには、
− T1_TSN−1まででこれを含むすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送る。
− T1_TSNより大きいTSNを有する、次の未受信リオーダリングPDUまでのすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送らなければならない。
− next_expected_TSNを、T1_TSNより大きいTSNを有する次の未受信リオーダリングPDUのTSNにセットする。
タイマT1が停止されるか満了し、より上位のレイヤに送ることができないいくつかの受信されたリオーダリングPDUがまだあるときには、
− タイマT1を開始し、
− T1_TSNを、送ることができないMAC−ehs SDUのセットの中で最大のTSNにセットする。
送信器動作
送信器がTSN=SNを有するリオーダリングPDUを送信した後に、TSN≦SN−TRANSMIT_WINDOW_SIZEを有するすべてのリオーダリングPDUは、受信器でのシーケンス番号の曖昧さを防ぐために、再送信されてはならない。
受信器動作
TSN=SNを有するリオーダリングPDUが受信されるときには、
− RcvWindow_UpperEdgeが「Pending」にセットされている場合には、
− RcvWindow_UpperEdgeをSNにセットしなければならない。
− SNが受信器ウィンドウ内にある場合には、
− next_expected_TSNが「Pending」にセットされておらず、SN<next_expected_TSNである、またはこのリオーダリングPDUが以前に受信済みである場合には、
− リオーダリングPDUを破棄しなければならず、
− そうでない場合には、
− リオーダリングPDUを、リオーダリングバッファ内でTSNによって示される場所に置かなければならない。
− SNが受信器ウィンドウの外にある場合には、
− 受信されたリオーダリングPDUを、リオーダリングバッファ内で最大の受信されたTSNの上の、SNによって示される位置に置かなければならず、
− RcvWindow_UpperEdgeをSNにセットし、受信器ウィンドウを進めなければならず、
− TSN≦RcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZEを有するリオーダリングPDU、すなわちその位置が更新された後の受信器ウィンドウの外にあるすべてのリオーダリングPDUを、リオーダリングバッファから除去し、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
− next_expected_TSNが「Pending」にセットされておらず、next_expected_TSNが更新された受信器ウィンドウの下にある場合には、
− next_expected_TSNをRcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZE+1にセットしなければならず、
− next_expected_TSNが「Pending」にセットされておらず、TSN=next_expected_TSNを有するリオーダリングPDUがリオーダリングバッファに格納されている場合には、
− next_expected_TSNから(これを含めて)最初の未受信リオーダリングPDUまでの連続するTSNを有するすべての受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
− next_expected_TSNを、この最初の未受信リオーダリングPDUのTSNまで進めなければならない。
WTRUが、受信されたリオーダリングPDUを処理するのに不十分なメモリを有する場合には、WTRUは、次の動作のセットを実行しなければならない。
− next_expected_TSN<TSN_Flush≦RcvWindow_UpperEdge+1または(next_expected_TSNが「Pending」にセットされている場合に)RcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZE<TSN_Flush≦RcvWindow_UpperEdge+1になるようにTSN_Flushを選択し、
− TSN<TSN_Flushを有するすべての正しく受信されたリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送り、
− TSN=TSN_Flushを有するリオーダリングPDUが以前に受信済みである場合には、
− TSN_Flushから(これを含めて)最初の未受信リオーダリングPDUまでの連続するTSNを有するすべての受信されたリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送り、
− next_expected_TSNをこの最初の未受信リオーダリングPDUのTSNまで進める。
− そうでない場合には、
− next_expected_TSNをTSN_Flushにセットする。
第9の実施形態の第3のオプションによれば、RcvWindow_UpperEdgeおよびnext_expected_TSNは、従来技術と同様にその初期値を保ち、新しい変数「Reordering_InitialState」が、定義され、変更された手順の対象になるリオーダリングキューについて初期値「True」をとる。T1タイマを開始する条件は、Reordering_InitialStateの値が初期状態であることを示す「True」であるときに最初のPDUが受信される時にこのタイマが開始されることを保証するように変更される。WTRUは、受信されたMAC−ehs PDUを処理する前に、まずReordering_InitialStateが「True」にセットされているかどうかをチェックする。そうである場合には、変数RcvWindow_UpperEdgeがPDUのSNにセットされ、変数next_expected_TSNが受信器ウィンドウの下側エッジにセットされ、変数Reordering_InitialStateが、通常状態に戻るために「False」にセットされる。詳細な手順は、次のとおりである。
タイマT1がアクティブではない場合には、
− タイマT1は、TSN>next_expected_TSNを有するリオーダリングPDUが正しく受信される時、またはリオーダリングPDUが正しく受信され、Reordering_InitialStateが「True」にセットされている時に、開始されなければならない。
− T1_TSNを、このリオーダリングPDUのTSNにセットしなければならない。
タイマT1が既にアクティブである場合には、
− 追加のタイマを開始してはならない、すなわち、所与の時点では1つのタイマT1しかアクティブになれない。
タイマT1は、
− このタイマが満了する前にTSN=T1_TSNを有するリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送ることができる
場合には停止されなければならない。
タイマT1が満了し、T1_TSN>next_expected_TSNであるときには、
− T1_TSN−1まででこれを含む、TSN>next_expected_TSNを有するすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
− 次の未受信リオーダリングPDUまでのすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送らなければならない。
− next_expected_TSNを、次の未受信リオーダリングPDUのTSNにセットしなければならない。
タイマT1が停止されるか満了し、より上位のレイヤに送ることができないいくつかの受信されたリオーダリングPDUがまだ存在するときには、
− タイマT1を開始し
− T1_TSNを、送ることができないMAC−ehs SDUのセットの中で最大のTSNにセットする。
送信器動作
送信器がTSN=SNを有するリオーダリングPDUを送信した後に、TSN≦SN−TRANSMIT_WINDOW_SIZEを有するすべてのリオーダリングPDUは、受信器でのシーケンス番号の曖昧さを防ぐために、再送信されてはならない。
受信器動作
TSN=SNを有するリオーダリングPDUが受信されるときには、
− Reordering_InitialStateが「True」にセットされている場合には、
− RcvWindow_UpperEdgeをSNにセットしなければならず、
− Reordering_InitialStateを「False」にセットしなければならず、
− next_expected_TSNをRcvWindow_UpperEdge−WINDOW_SIZE+1にセットしなければならない。
− SNが受信器ウィンドウ内である場合には、
− SN<next_expected_TSNであるか、このリオーダリングPDUが以前に受信済みである場合には、
− リオーダリングPDUを破棄しなければならず、
− そうでない場合には、
− リオーダリングPDUを、リオーダリングバッファ内でTSNによって示される場所に置かなければならない。
− SNが受信器ウィンドウの外にある場合には、
− 受信されたリオーダリングPDUを、リオーダリングバッファ内で最大の受信されたTSNの上の、SNによって示される位置に置かなければならず、
− RcvWindow_UpperEdgeをSNにセットし、受信器ウィンドウを進めなければならず、
− TSN≦RcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZEを有するリオーダリングPDU、すなわちその位置が更新された後の受信器ウィンドウの外にあるすべてのリオーダリングPDUを、リオーダリングバッファから除去し、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
− next_expected_TSNが更新された受信器ウィンドウの下にある場合には、
− next_expected_TSNをRcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZE+1にセットしなければならず、
− TSN=next_expected_TSNを有するリオーダリングPDUがリオーダリングバッファに格納されている場合には、
− next_expected_TSNから(これを含めて)最初の未受信リオーダリングPDUまでの連続するTSNを有するすべての受信されたリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送らなければならず、
− next_expected_TSNをこの最初の未受信リオーダリングPDUのTSNまで進めなければならない。
WTRUが、受信されたリオーダリングPDUを処理するのに不十分なメモリを有する場合には、WTRUは、次の動作のセットを実行しなければならない。
− next_expected_TSN<TSN_Flush≦RcvWindow_UpperEdge+1になるようにTSN_Flushを選択し、
− TSN<TSN_Flushを有するすべての正しく受信されたリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送り、
− TSN=TSN_Flushを有するリオーダリングPDUが以前に受信済みである場合には、
− TSN_Flushから(これを含めて)最初の未受信リオーダリングPDUまでの連続するTSNを有するすべての受信されたリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送り、
− next_expected_TSNをこの最初の未受信リオーダリングPDUのTSNまで進める。
− そうでない場合には、
− next_expected_TSNをTSN_Flushにセットする。
第9の実施形態の第4のオプションによれば、リオーダリング機能性は、64の初期ウィンドウサイズ(すなわち、RECEIVE_WINDOW_SIZE)から開始することができ、この初期ウィンドウサイズは、キューのすべての可能なシーケンス番号にまたがる。これは、初期フェーズ中にリオーダリングPDUが破棄されないことを保証する。最初のリオーダリングPDUの受信時には、SNを0にセットされたリオーダリングPDUが受信されない限り、T1_TSNを、最初に受信されたMAC−ehs PDUのSNにセットされた状態で、T1タイマが開始される。
タイマが満了する時には、リオーダリングバッファ内に存在するPDUのうちのいくつかまたはすべてが、次のルールに従ってリアセンブリエンティティに送られる。
(1)T1_TSN−1まででこれを含むTSNを有するすべてのPDUが、より上位のレイヤに送られなければならず、
(2)次の未受信PDUまでのすべてのPDUが、より上位のレイヤに送られなければならず、
(3)next_expected_TSNを、次の未受信PDUのTSNにセットする(あるいは、これを、T1_TSNより大きいTSNを有する次の未受信PDUにセットするように指定する)ことができ、
(4)RcvWindow_UpperEdgeは、受信されたリオーダリングPDUの最大のシーケンス番号にセットされ、
(5)RECEIVE_WINDOW_SIZE変数は、復元され、構成された通常動作値にセットされる。
さらに、T1タイマは、送ることができないPDUがまだある場合に、この時点で再開始され得る。この場合に、変数T1_TSNは、送ることができないMAC−ehs PDUのうちで最大のTSNにセットされる。通常のリオーダリング動作が、その時点から進行する。
オプション1から4のすべてについて、オプションで、初期フェーズについて別々の新しいタイマを導入できる(すなわち、T1_init)ことにも留意されたい。別々のタイマを利用するために、「タイマT1がアクティブではない場合」かどうかをチェックする、この手順の段落は、次のように変更される。
タイマT1またはT1_initのどれもがアクティブではない場合には、
− RcvWindow_UpperEdge(またはnext_expected_TSN)が「Pending」にセットされていない(または、オプションで、Reordering_InitialStateが「FALSE」にセットされている)場合には、TSN>next_expected_TSNを有するリオーダリングPDUが正しく受信される時にタイマT1を開始しなければならない。
− RcvWindow_UpperEdge(またはnext_expected_TSN)が「Pending」にセットされている(または、オプションで、Reordering_InitialStateが「TRUE」にセットされている)場合には、リオーダリングPDUが正しく受信される時に、タイマT1_initを開始しなければならない。
タイマの停止および満了に関するすべての他のアクションは、T1タイマに関するアクションに似たままである。T1_initタイマが満了する時には、リオーダリングエンティティは、送ることができないPDUがまだある場合にはT1タイマが再開始されることを保証しなければならない。これらの変更を、以下で強調する。
タイマT1またはT1_initが既にアクティブである場合には、
− 追加のタイマを開始してはならない、すなわち、所与の時点では1つのタイマT1(またはT1_init)しかアクティブになれない。
タイマT1またはT1_initは、
− そのタイマが満了する前にTSN=T1_TSNを有するリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送ることができる
場合には、停止されなければならない。
タイマT1またはT1_initが満了し、T1_TSN>next_expected_TSNであるときには、
− T1_TSN−1まででこれを含む、TSN>next_expected_TSNを有するすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
− 次の未受信リオーダリングPDUまでのすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送らなければならない。
− next_expected_TSNを、次の未受信リオーダリングPDUのTSNにセットしなければならない。
タイマT1またはT1_initが停止されるか満了し、より上位のレイヤに送ることができないいくつかの受信されたリオーダリングPDUがまだ存在するときには、
− タイマT1を開始し
− T1_TSNを、送ることができないMAC−ehs SDUのセットの中で最大のTSNにセットする。
第10の実施形態によれば、最初のリオーダリングPDUの受信時の初期T1タイマの明示的系統的セッティングを回避することができる。例えば、最初のリオーダリングPDUを、より上位のレイヤに即座に送ることができ、そのSNの値は、リオーダリング変数の一部の値を決定するのに使用される。これを達成するために、次のオプションのうちの1つまたは組合せを使用することができる。
第1のオプションによれば、手順は、上記で開示した方法のうちの1つを使用して「初期」状態で始まる(例えば、next_expected_TSNおよび/またはRcvWindow_UpperEdgeが「Pending」に初期化され、あるいは、新しい変数が、初期状態について定義される)。最初のリオーダリングPDUが受信される時に、next_expected_TSNをSN+1にセットし、RcvWindow_UpperEdgeをSNにセットする。リオーダリングキューは、すべてのその後に受信されるリオーダリングPDUについて動作の通常モードを継続する。
第1のオプションは、SN<next_expected_TSNを有する、その後に受信されるPDUが破棄されることをもたらす場合がある。PDUの破棄を避けるために、第2のオプションによれば、最初に受信されたPDUのTSN番号を含む新しいinitial_TSN変数が維持される。最初に受信されたPDUは、より上位のレイヤに送られ、Initial_TSNはSNにセットされ、next_expected_TSNはSN+1にセットされ、RcvWindow_UpperEdgeはSNにセットされる。
SN<initial_TSNを有するリオーダリングPDUは、ウィンドウの下側エッジ(すなわち、RcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZE)がinitial_TSNの値を超えて移動し終えるまで、破棄されてはならない。SN<initial_TSNを有するすべてのリオーダリングPDUを、即座にリアセンブリエンティティにまたはLCH−ID多重分離エンティティに直接に(リアセンブリを実行せずに)送ることができる。SN>initial_TSNを有するリオーダリングPDUは、リオーダリング手順によって普通に処理され得る。オプションで、データの重複を避けるために、受信されたPDUのリストを、ウィンドウの下側エッジがinitial_TSNを超えて移動し終えるまで維持することができる。代替案では、SN<initial_TSNを有するリオーダリングPDUは、あるタイマが満了するまで(T1または新しいタイマ)破棄されてはならない(かつ、より上位のレイヤに送られる)。
例の手順を以下で説明する。
タイマT1がアクティブではない場合には、
− タイマT1は、TSN>next_expected_TSNを有するリオーダリングPDUが正しく受信される時に開始されなければならない
− T1_TSNは、このリオーダリングPDUのTSNにセットされなければならない
タイマT1が既にアクティブである場合には、
− 追加のタイマを開始してはならない(すなわち、所与の時点では1つのタイマT1しかアクティブになれない)
タイマT1は、
− このタイマが満了する前にTSN=T1_TSNを有するリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送ることができる
場合に停止されなければならない。
タイマT1が満了し、T1_TSN>next_expected_TSNであるときには、
− T1_TSN−1まででこれを含む、TSN>next_expected_TSNを有するすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
− 次の未受信リオーダリングPDUまでのすべての正しく受信されたリオーダリングPDUを、リアセンブリエンティティに送らなければならない。
− next_expected_TSNを、次の未受信リオーダリングPDUのTSNにセットしなければならない
− reordering_InitStateが「TRUE」にセットされている場合には、reordering_InitStateを「FALSE」にセットしなければならない
タイマT1が停止されるか満了し、より上位のレイヤに送ることができないいくつかの受信されたリオーダリングPDUがまだ存在する場合には、
− タイマT1を開始し
− T1_TSNを、送ることができないMAC−ehs SDUのセットの中で最大のTSNにセットする。
送信器動作
送信器がTSN=SNを有するリオーダリングPDUを送信した後に、TSN≦SN−TRANSMIT_WINDOW_SIZEを有するすべてのリオーダリングPDUは、受信器でのシーケンス番号の曖昧さを防ぐために、再送信されてはならない。
受信器動作
TSN=SNを有するリオーダリングPDUを受信するときには、
− initial_TSNが「Pending」にセットされている場合に、
− RcvWindow_UpperEdgeをSNにセットしなければならず、
− next_expected_TSNをSN+1にセットしなければならず、
− initial_TSNをSNにセットしなければならず、
− リオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送る
− SNが受信器ウィンドウ内にある場合には、
− reordering_InitStateが「TRUE」にセットされ、SN<initial_TSNである場合には、
− リオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送らなければならない(あるいは、オプションで、リアセンブリエンティティをバイパスし、LCH−ID多重分離エンティティに直接に送ることができる)
− そうではなく、reordering_InitStateが「FALSE」にセットされており、SN<next_expected_TSNであるか、このリオーダリングPDUが以前に受信済みである場合には、
− リオーダリングPDUを破棄しなければならず、
− そうでない場合には、
− リオーダリングPDUを、リオーダリングバッファ内でTSNによって示される場所に置かなければならない。
− SNが受信器ウィンドウの外にある場合には、
− 受信されたリオーダリングPDUを、リオーダリングバッファ内で最大の受信されたTSNの上の、SNによって示される位置に置かなければならず、
− RcvWindow_UpperEdgeをSNにセットし、受信器ウィンドウを進めなければならず、
− TSN≦RcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZEを有するリオーダリングPDU、すなわちその位置を更新された後の受信器ウィンドウの外にあるすべてのリオーダリングPDUを、リオーダリングバッファから除去し、リアセンブリエンティティに送らなければならず、
− initial_TSNが更新された受信器ウィンドウの下にある場合には、
− reordering_InitStateを「FALSE」にセットし
− next_expected_TSNが更新された受信器ウィンドウの下にある場合には、
− next_expected_TSNをRcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZE+1にセットしなければならない。
代替案では、最初に受信されるリオーダリングPDUの受信時に、next_expected_TSNをSN−xにセットすることができ、ここで、xは、静的値、より上位のレイヤによって構成可能な数、またはHARQプロセスの個数に基づく所定の値(例えば、4つのHARQプロセスだけが使用される場合には、xを4または場合によってはHARQプロセスの個数−1にセットすることができる)とすることができる。RcvWindow_UpperEdgeは、SNにセットされる。これは、SN<SN−xを有するリオーダリングPDUの一部が、初期手順について破棄されないことを保証する。
代替案では、next_expected_TSNの初期値を、従来技術のように0にセットするのではなく、初期ウィンドウの下側エッジすなわちRcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZE+1にセットすることができる。RcvWindow_UpperEdgeの初期値は、63にセットすることができる。
さらに、リオーダリング手順を、初期ウィンドウサイズを変更することによって変更することができる。例えば、2つの受信器ウィンドウサイズすなわち、小さい初期受信器ウィンドウサイズおよびより上位のレイヤによって構成される通常動作受信器ウィンドウを構成することができる。初期ウィンドウサイズは、初期プロセスを高速化し、長いT1タイマが満了するのを待つのを避けるために、より小さい値にセットすることができる。リオーダリング動作の通常状態に戻るために、WTRUは、n(nは、小さい初期ウィンドウサイズに対応する)個の連続するリオーダリングPDUが受信されるのを、またはウィンドウの下側エッジが当初の受信されたPDUのSNを超えて移動するのを、またはタイマが満了するのを待つことができる。通常動作に入る時には、通常に構成されたWINDOW_SIZEを構成し、復元することができる。
ウィンドウサイズを、0または1の値にセットすることもできる。値が1にセットされた状態では、ウィンドウ内で最初のPDUを受信する確率が、したがってこれを破棄する確率が、大幅に減らされる。受信ウィンドウが当初この小さい値にセットされ、最初のPDUの受信時に、受信ウィンドウサイズが、構成されたRECEIVE_WINDOW_SIZEに戻ってセットされるように、WTRUを構成することができる。
第11の実施形態によれば、リオーダリングエンティティは、通常リオーダリング動作を開始する指示としてHARQプロセス情報を使用することができる。この方法は、単独でまたは本明細書で説明する任意の実施形態と組み合わせて使用することができる。初期動作中に、WTRUは、すべてのHARQプロセスが新しい割当を有する時に、最小の可能なシーケンスを有するリオーダリングPDUがセルから受信されることを保証することができる。すべての受信されたリオーダリングPDUは、すべての新しいHARQプロセスが新しい割当を有するか、またはT1タイマが満了するかのいずれかまで、リオーダリングバッファに格納される。
各HARQプロセスのNDIビットを監視することができる。すべてのアクティブプロセスのNDIビットが「0」から「1」にトグルする(HARQプロセスでの新しい送信を示す)時に、リオーダリングエンティティは、最初に受信されたリオーダリングPDUまででこれを含むすべての格納されたPDUをリアセンブリエンティティに送ることができる。最初に受信されたPDUの上の最初の未受信PDUまでのすべての他のPDUを、より上位のレイヤに送ることもできる。Next_expected_TSNは、最初の未受信PDUのSNにセットすることができ、RcvWindow_UpperEdgeは、最大の受信されたTSNのSNにセットされる。T1タイマが動作中である場合には、T1タイマを停止しなければならない。
代替案では、HARQプロセスと可能なTSN値との間のマッピングを維持することができる。すべてのHARQプロセスからの少なくとも1つのリオーダリングPDUが、成功裏に受信されるか、これを成功裏に受信できなかった時には、WTRUは、受信されたシーケンス番号のどれよりも小さいシーケンス番号を有する他のリオーダリングPDUが送信されないことを保証している。WTRUは、RcvWindow_UpperEdgeを最大の受信されたTSNのSNに、next_expected_TSNを最小の受信されたリオーダリングPDUより大きいSNを有する最初の未受信PDUのTSNにセットすることができる。
もう1つのオプションでは、WTRUが最初のリオーダリングPDUを受信する時に、WTRUは、すべてのアクティブHARQプロセスのすべてのPDUのTSNをチェックすることができる。HARQプロセスで処理されつつあるPDUのシーケンス番号が、受信された最初のPDUより大きい場合には、WTRUは、通常動作を再開することができる。そうでない場合には、WTRUは、HARQプロセス内の最小のシーケンス番号を有するリオーダリングPDUが受信されるまで待つことができる。
ネットワークは、HARQプロセスIDと各HARQプロセスの可能なTSNのセットとの間の関係を定義することもできる。例えば、HARQプロセス#mが、TSN=4n+m(ただし、nは整数)を満足するTSNを有するPDUだけを処理することを構成することができる。この関係を、より上位のレイヤによってWTRUに事前にシグナリングすることができる。WTRUは、この関係を使用して、最小SN PDUが受信された時を推定(deduce)し、したがって、通常動作を再開することができる。
フルTSN番号空間の使用を制限するネットワークベースの解決策を想像することができる(すなわち、ネットワークがTSN 55から63の使用を回避する)。受信ウィンドウサイズが、ネットワークによって使用されないTSN以下である場合には、これによって、受信される最初のPDUを破棄する確率がなくなる。しかし、この解決策は、追加の遅延および順序外れでPDUを送る可能性につながる場合がある。これを避けるために、次のオプションを実施することができる。
第1のオプションによれば、WTRUは、リオーダリングエンティティのすべての算術演算にxを法とする剰余(モジュロx)を使用することができ、ここで、xは、制限される最小のTSN番号である(すなわち、55から63までが制限される場合には、xは55になる)。例えば、next_expected_TSN、RcvWindow_UpperEdge、T1_TSNおよびTSN_Flushに対するリオーダリング手順に含まれるすべての算術演算が、xを法とする剰余によって影響される。
xを法とする剰余は、CCCHまたはDCCH(SRB#1)のリオーダリングに関する演算に常に影響する可能性がある。初期動作について、RcvWindow_UpperEdgeを、63またはxを超える任意の他の値とすることができる。xを法とする剰余は、RcvWindow_UpperEdgeのこの初期値に適用されてはならず、あるいは、この初期値を、未定義の初期値と考えることができる。この値の使用は、RcvWindow_UpperEdgeの値を「Pending」にセットすることと同等と考えることができる。RcvWindow_UpperEdgeが63にセットされている時に、TSN=SNを有する最初のPDUの受信時に、次の動作の1つまたは複数の組合せを実行することができる。
(1)すべての算術演算についてxを法とする剰余(モジュロx)の使用を開始し、
(2)RcvWindow_UpperEdgeをSNにセットしなければならず、
(3)next_expected_TSNをRcvWindow_UpperEdge−WINDOW_SIZE+1にセットしなければならず、
(4)T1タイマまたはT1_initタイマを開始する。
代替案では、2つの異なる剰余演算を、動作の初期状態および通常状態に使用することができる。例えば、動作の初期状態について、通常の64を法とする剰余(モジュロ64)を使用することができる。初期RcvWindow_UpperEdgeは63にセットされ、ウィンドウの下側エッジは、制限されたTSN内にあり、したがって、どのデータも破棄されない。しかし、通常動作状態に入る時(すなわち、最初のPDUの受信時またはT1タイマが満了する時)に、リオーダリング手順が、xを法とする剰余演算に基づいて算術手順を更新することができる。これは、重複T1遅延を回避する。オプションで、RcvWindow_UpperEdgeをセットし、next_expected_TSNをセットし、T1をセットし、xを法とする剰余の使用を開始するという上で説明した4つのステップを実行することもできる。
第2のオプションによれば、64を法とする剰余は、常に使用されるが、手順は、欠けているTSN空間を考慮に入れるように変更される。上で述べた方法の1つを使用して、リオーダリング状態動作(すなわち、初期リオーダリング状態または通常リオーダリング状態のいずれか)を示すことができる。
− 特殊な値「Pending」にセットされたnext_expected_TSNまたはRcvWindow_UpperEdge、および
− 新しい状態変数。
WTRUは、最初のPDUが受信される時またはT1タイマが満了する時のいずれかに、リオーダリング動作の通常状態に入る。動作の初期状態について、算術手順は、変更されないままになる。TSN空間が制限されているので、受信される最初のPDUは、絶対に受信ウィンドウ内にはならず、したがって破棄されない。しかし、通常状態に入る時に、リオーダリング手順は、順序外れ配信および重複T1タイマを避けるために、更新されなければならない。この手順の説明において、次の変数が使用される。
− TSN空間は、xからyまでに制限され、xは、制限される空間の下側値であり、yは、制限される空間の上側値であり(すなわち、63)、
− RcvWindow_lowerEdgeは、RcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZE+1と同等であり、
− Nr_restrictedTSNsは、使用されないよう制限されるTSNの個数すなわちy−xと同等である。
通常状態で動作する時に、リオーダリング手順は次のようになるように変更される。
− x≦RcvWindow_lowerEdge≦yであるときには、定義される受信器ウィンドウは、RcvWindow_lowerEdge−Nr_restrictedTSNsと同等であり、
− そうでない場合には、受信ウィンドウは、(RcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZE+1)として計算され、
− next_expected_TSNは、xとyとの間の値にセットされてはならず、
− next_expected_TSNがx−1である場合には、期待される順序通りの次のMAC−ehs PDUは、y+1であると考えられ、
− リオーダリング手順は、リオーダリングを実行する時およびxからyまでのTSNを待っている時に、xからyまでのすべてのTSN番号を、成功裏に受信されたPDUと考えることができる。
オプションで、最初のPDUの受信時に、変数を次の形でセットすることができる。
(1)RcvWindow_UpperEdgeはSNにセットしなければならず、
(2)next_expected_TSNはRcvWindow_UpperEdge−WINDOW_SIZE+1にセットしなければならず、
(3)T1タイマまたはT1_initタイマを開始する。
第12の実施形態によれば、リオーダリング問題を、受信器側ではなくネットワーク側で解決することができる。Node−Bは、各共通H−RNTI内でWTRUごとに独立に異なるTSN番号を維持することができる。新しいWTRUがセルに追加される時には、Node−Bは、このWTRUのリオーダリングPDUへの0からの番号付けを開始することができる。TSN番号は、WTRUごとに独立に増分される。この解決策は、Node−Bが、共通H−RNTIに加えて、そのNode−Bが送信している一意のWTRU IDを知ることを必要とする。Iubフレームプロトコルは、共通H−RNTIを供給することができる。この実施形態では、ネットワークがこのWTRUのために提供する専用H−RNTIも、提供されなければならない。
代替案では、RNCは、送信されなければならないメッセージが新しいWTRU用であることの表示を提供することができる。Node−Bがこの表示を受信する時に、Node−Bは、次のうちの1つまたは組合せを実行することができる。
・ 共通H−RNTIグループに関連するTSN番号をすぐにリセットする、または、
・ 新しいWTRUのメッセージが0にセットされたinitial_TSNを伴って送信されるように、同一の共通H−RNTIを用いる、以前にバッファリングされたすべてのMAC−ehs PDUが送信済みであることを保証し、その後、TSN番号をリセットする。
同一の共通H−RNTIを用いるセルに関連する他のWTRUが、新しいセルのデータを受信するので、TSN番号がリセットされたことをこれらのWTRUに示すことが好ましい可能性がある。これは、HS−SCCH内のビットによって示すことができる。
実施形態
1.HS−DSCH送信を受信する方法。
2.Cell_FACH状態、Cell_PCH状態、およびURA_PCH状態のうちの1つである間にHS−DSCHを介してMAC−ehs PDUを受信することを含む、実施形態1の方法。
3.MAC−ehs PDUに含まれるリオーダリングPDUのリオーダリングを実行せずに、そのリオーダリングPDUを次の処理エンティティに送ることを含む、実施形態2の方法。
4.単一のHARQプロセスは、MAC−ehs PDUを受信するのに使用される、実施形態2〜3のいずれか1つの方法。
5.すべてのMAC−ehs PDUは、複数回送信され、MAC−ehs PDUのすべての再送信は、後続MAC−ehs PDUの送信を開始する前に完了される、実施形態4の方法。
6.単一のHARQプロセスは、ある種の優先順位キューからの送信、ある種の論理チャネルからの送信、および共通H−RNTIを使用する送信のうちの少なくとも1つに使用される、実施形態4〜5のいずれか1つの方法。
7.HARQプロセスのために意図されたMAC−ehs PDUは、MAC−ehs PDUが同一のHARQプロセスのために意図されたMAC−ehs PDUの最後の受信から5サブフレーム以内に受信される場合であっても破棄されない、実施形態4〜6のいずれか1つの方法。
8.HARQプロセスのために意図されたMAC−ehs PDUは、MAC−ehs PDUが同一のHARQプロセスのために意図されたMAC−ehs PDUの最後の受信からnサブフレーム以内に受信される場合に破棄され、nは整数である、実施形態4〜6のいずれか1つの方法。
9.リオーダリングPDUは、リオーダリングPDU内で搬送されるデータがある種の優先順位キューからである場合に、リオーダリングPDUのリオーダリングを実行せずに次の処理エンティティに送られる、実施形態2〜8のいずれか1つの方法。
10.リオーダリングPDUは、MAC−ehs PDUが共通H−RNTIを使用して受信される場合に、リオーダリングPDUのリオーダリングを実行せずに次の処理エンティティに転送される、実施形態2〜9のいずれか1つの方法。
11.リオーダリングPDUは、リオーダリングPDU内で搬送されるデータがある種の論理チャネルからである場合に、リオーダリングPDUのリオーダリングを実行せずに次の処理エンティティに転送される、実施形態2〜10のいずれか1つの方法。
12.論理チャネルは、BCCHおよびPCCHのうちの1つである、実施形態11の方法。
13.Cell_FACH状態、Cell_PCH状態、およびURA_PCH状態のうちの1つである間にHS−DSCHを介してデータを受信するためにMAC−ehsエンティティを構成することを含む、実施形態1の方法。
14.共通H−RNTIを使用してMAC−ehs PDUを送信するためにセル内で使用されるTSNを獲得することを含む、実施形態13の方法。
15.TSNを使用してMAC−ehsエンティティを構成することを含む、実施形態14の方法。
16.TSNは、MAC−ehs PDUが新しいWTRUに送信される時に必ず特定のキューについてデフォルト値にリセットされる、実施形態14〜15のいずれか1つの方法。
17.Cell_FACH状態、Cell_PCH状態、およびURA_PCH状態のうちの1つである間にHS−DSCHを介してデータを受信するためにMAC−ehsエンティティを構成することを含む、実施形態1の方法。
18.TSN=SNを有するリオーダリングPDUを受信することを含む、実施形態17の方法。
19.RcvWindow_UpperEdgeが「Pending」にセットされている場合に、RcvWindow_UpperEdgeをSNにセットし、next_expected_TSNをRcvWindow_UpperEdge−WINDOW_SIZE+1にセットすることを含む、実施形態18の方法。
20.SNが受信ウィンドウ内にあり、SN<next_expected_TSNであるか、リオーダリングPDUが以前に受信済みである場合に、リオーダリングPDUを破棄し、そうでない場合に、リオーダリングPDUをリオーダリングバッファ内でTSNによって示される場所に置くことをさらに含む、実施形態18〜19のいずれか1つの方法。
21.SNが受信ウィンドウの外にある場合に、リオーダリングPDUをリオーダリングバッファ内で最大の受信されたTSNの上の、SNによって示される位置に置くことをさらに含む、実施形態18〜20のいずれか1つの方法。
22.受信ウィンドウを更新するためにRcvWindow_UpperEdgeをSNにセットすることを含む、実施形態21の方法。
23.TSN≦RcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZEを有するすべてのリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送ることを含む、実施形態22の方法。
24.next_expected_TSNが更新された受信ウィンドウの下にある場合に、next_expected_TSNをRcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZE+1にセットすることをさらに含む、実施形態19〜23のいずれか1つの方法。
25.TSN=next_expected_TSNを有するリオーダリングPDUがリオーダリングバッファに格納されている場合に、next_expected_TSNから最初の未受信リオーダリングPDUまでの連続するTSNを有するすべての受信されたリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送り、next_expected_TSNを最初の未受信リオーダリングPDUのTSNまで進めることを含む、実施形態24の方法。
26.受信されたリオーダリングPDUを処理するのに不十分なメモリがある場合に、next_expected_TSN<TSN_Flush≦RcvWindow_UpperEdge+1になるようにTSN_Flushを選択することをさらに含む、実施形態18〜25のいずれか1つの方法。
27.TSN<TSN_Flushを有するすべての正しく受信されたリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送ることを含む、実施形態26の方法。
28.TSN=TSN_Flushを有するリオーダリングPDUが以前に受信済みである場合に、TSN_Flushから最初の未受信リオーダリングPDUまでの連続するTSNを有するすべての受信されたリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送り、next_expected_TSNを最初の未受信リオーダリングPDUのTSNまで進め、そうでない場合に、next_expected_TSNをTSN_Flushにセットすることを含む、実施形態27の方法。
29.HS−DSCH送信を送信する方法。
30.WTRUはCell_FACH状態、Cell_PCH状態およびURA_PCH状態のうちの1つである間に、HS−DSCHを介してデータを送信するためにMAC−ehsエンティティを構成することを含む、実施形態29の方法。
31.MAC−ehs PDUを送信することであって、各MAC−ehs PDUはTSNを含み、TSNは各WTRUに独立に割り当てられる、送信することを含む、実施形態30の方法。
32.TSNは、セルに追加される新しいWTRUについて0にリセットされる、実施形態31の方法。
33.送信されるメッセージが新しいWTRUに関することの表示を受信することをさらに含む、実施形態30〜32のいずれか1つの方法。
34.共通H−RNTIグループに関連するTSNをリセットすることを含む、実施形態33の方法。
35.TSNは、同一の共通H−RNTIを用いるすべての以前にバッファリングされたMAC−ehs PDUが送信済みになった後にリセットされる、実施形態34の方法。
36.HS−DSCH送信を受信するWTRU。
37.トランシーバを含む、実施形態36のWTRU。
38.Cell_FACH状態、Cell_PCH状態、およびURA_PCH状態のうちの1つである間にHS−DSCHを介してMAC−ehs PDUを受信するMAC−ehsエンティティであって、MAC−ehs PDUに含まれるリオーダリングPDUは、リオーダリングPDUのリオーダリングを実行せずに次の処理エンティティに送られる、MAC−ehsエンティティを含む、実施形態37のWTRU。
39.MAC−ehsエンティティは、MAC−ehs PDUを受信するHARQプロセスを含む、実施形態38のWTRU。
40.すべてのMAC−ehs PDUは、複数回送信され、MAC−ehs PDUのすべての再送信は、後続MAC−ehs PDUの送信を開始する前に完了される、実施形態39のWTRU。
41.単一のHARQプロセスは、データがある種の優先順位キューから、ある種の論理チャネルから、または共通H−RNTIを使用して送信される時に使用される、実施形態39〜40のいずれか1つのWTRU。
42.MAC−ehsエンティティは、HARQプロセスのために意図されたMAC−ehs PDUを、そのMAC−ehs PDUが同一のHARQプロセスのために意図されたMAC−ehs PDUの最後の受信から5サブフレーム以内に受信される場合であっても破棄しないように構成される、実施形態39〜41のいずれか1つのWTRU。
43.MAC−ehsエンティティは、HARQプロセスのために意図されたMAC−ehs PDUを、そのMAC−ehs PDUが同一のHARQプロセスのために意図されたMAC−ehs PDUの最後の受信からnサブフレーム以内に受信される場合に破棄するように構成され、nは整数である、実施形態39〜41のいずれか1つのWTRU。
44.数nは、WTRU依存である、実施形態43のWTRU。
45.数nは、WTRUの機能としてより上位のレイヤによってシグナリングされる、実施形態43〜44のいずれか1つのWTRU。
46.HARQ再送信は、MAC−ehs PDUのために実行されず、すべてのMAC−ehs PDUは、1回だけ送信される、実施形態39〜45のいずれか1つのWTRU。
47.リオーダリングPDUは、リオーダリングPDU内で搬送されるデータがある種の優先順位キューからである場合にリオーダリングPDUのリオーダリングを実行せずに次の処理エンティティに送られる、実施形態38〜46のいずれか1つのWTRU。
48.リオーダリングPDUは、MAC−ehs PDUが共通H−RNTIを使用して受信される場合にリオーダリングPDUのリオーダリングを実行せずに次の処理エンティティに転送される、実施形態38〜47のいずれか1つのWTRU。
49.リオーダリングPDUは、リオーダリングPDU内で搬送されるデータがある種の論理チャネルからである場合にリオーダリングPDUのリオーダリングを実行せずに次の処理エンティティに転送される、実施形態38〜48のいずれか1つのWTRU。
50.論理チャネルは、BCCHおよびPCCHのうちの1つである、実施形態49のWTRU。
51.トランシーバを含む、実施形態36のWTRU。
52.Cell_FACH状態、Cell_PCH状態およびURA_PCH状態のうちの1つである間にHS−DSCHを介してデータを受信し、RcvWindow_UpperEdgeが「Pending」にセットされている場合にRcvWindow_UpperEdgeをSNにセットし、SNは受信されたリオーダリングPDUのTSNであり、next_expected_TSNをRcvWindow_UpperEdge−WINDOW_SIZE+1にセットするように構成されたMAC−ehsエンティティを含む、実施形態51のWTRU。
53.MAC−ehsエンティティは、SNが受信ウィンドウ内にあり、SN<next_expected_TSNであるか、リオーダリングPDUが以前に受信済みである場合に、リオーダリングPDUを破棄し、そうでない場合に、リオーダリングPDUをリオーダリングバッファ内でTSNによって示される場所に置くようにさらに構成される、実施形態52のWTRU。
54.MAC−ehsエンティティは、SNが受信ウィンドウの外にある場合に、リオーダリングPDUをリオーダリングバッファ内で最大の受信されたTSNの上のSNによって示される位置に置き、受信ウィンドウを更新するためにRcvWindow_UpperEdgeをSNにセットし、TSN≦RcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZEを有するすべてのリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送るようにさらに構成される、実施形態52〜53のいずれか1つのWTRU。
55.MAC−ehsエンティティは、next_expected_TSNが更新された受信ウィンドウの下である場合にnext_expected_TSNをRcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZE+1にセットし、TSN=next_expected_TSNを有するリオーダリングPDUがリオーダリングバッファに格納されている場合に、next_expected_TSNから最初の未受信リオーダリングPDUまでの連続するTSNを有するすべての受信されたリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送り、next_expected_TSNを最初の未受信リオーダリングPDUのTSNまで進めるように構成される、実施形態52〜54のいずれか1つのWTRU。
56.MAC−ehsエンティティは、受信されたリオーダリングPDUを処理するのに不十分なメモリがある場合に、next_expected_TSN<TSN_Flush≦RcvWindow_UpperEdge+1になるようにTSN_Flushを選択し、TSN<TSN_Flushを有するすべての正しく受信されたリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送り、TSN=TSN_Flushを有するリオーダリングPDUが以前に受信済みである場合に、TSN_Flushから最初の未受信リオーダリングPDUまでの連続するTSNを有するすべての受信されたリオーダリングPDUをリアセンブリエンティティに送り、next_expected_TSNを最初の未受信リオーダリングPDUのTSNまで進め、そうでない場合に、next_expected_TSNをTSN_Flushにセットするように構成される、実施形態52〜55のいずれか1つのWTRU。
57.Cell_FACH状態、Cell_PCH状態およびURA_PCH状態のうちの1つである間にHS−DSCHを介してデータを受信し、共通H−RNTIを使用してMAC−ehs PDUを送信するためにセル内で使用されるTSNを獲得し、構成にTSNを使用するように構成されたMAC−ehsエンティティを含む、実施形態37のWTRU。
58.TSNは、MAC−ehs PDUが新しいWTRUに送信される時に必ず特定のキューについてデフォルト値にリセットされる、実施形態57のWTRU。
59.Cell_FACH状態、Cell_PCH状態、およびURA_PCH状態のうちの1つである間にHS−DSCHを介してデータを受信し、リオーダリング状態が保留中状態である場合に最初のMAC−ehs PDUをリオーダリングバッファ内に置き、最初のMAC−ehs PDUのTSNに基づいてリオーダリング変数をセットするように構成されたMAC−ehsエンティティを含む、実施形態37のWTRU。
60.RcvWindow_UpperEdgeが最初のMAC−ehs PDUのTSNにセットされ、next_expected_TSNがRcvWindow_UpperEdge−WINDOW_SIZE+1にセットされる、実施形態59のWTRU。
61.Cell_FACH状態、Cell_PCH状態およびURA_PCH状態のうちの1つである間にHS−DSCHを介してデータを受信するように構成されたMAC−ehsエンティティであって、next_expected_TSNの初期値が、受信ウィンドウの下側エッジ(RcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZE+1)にセットされる、MAC−ehsエンティティを含む、実施形態37のWTRU。
62.HS−DSCH送信を送信するNode−B。
63.トランシーバを含む、実施形態62のNode−B。
64.WTRUがCell_FACH状態、Cell_PCH状態およびURA_PCH状態のうちの1つである間にHS−DSCHを介してデータを送信し、MAC−ehs PDUを送るように構成されたMAC−ehsエンティティであって、各MAC−ehs PDUは、TSNを含み、TSNは、各WTRUに独立に割り当てられる、MAC−ehsエンティティを含む、実施形態63のNode−B。
65.TSNは、セルに追加される新しいWTRUについて0にリセットされる、実施形態64のNode−B。
66.MAC−ehsエンティティは、送信されるメッセージが新しいWTRUに関することの表示を受信し、共通H−RNTIグループに関連するTSNをリセットするように構成される、実施形態64〜65のいずれか1つのNode−B。
67.TSNは、同一の共通H−RNTIを用いるすべての以前にバッファリングされたMAC−ehs PDUが送信済みになった後にリセットされる、実施形態66のNode−B。
本発明の特徴および要素を、上記では特定の組合せで説明したが、各特徴または要素を、他の特徴および要素を伴わずに単独でまたは他の特徴および要素を伴うもしくは伴わないさまざまな組合せで使用することができる。本明細書で提供される方法または流れ図は、汎用コンピュータまたはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読記憶媒体に組み込まれるコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実施することができる。コンピュータ可読記憶媒体の例は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含む。
適切なプロセッサは、例えば、汎用プロセッサ、特殊目的プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路網、任意の他のタイプの集積回路(IC)、および/または状態機械を含む。
ソフトウェアに関連するプロセッサを使用して、無線送受信ユニット(WTRU)、ユーザ機器(UE)、端末、基地局、無線ネットワーク制御装置(RNC)または任意のホストコンピュータで使用されるラジオ周波数トランシーバを実施することができる。WTRUは、カメラ、ビデオカメラモジュール、ビデオホン、スピーカホン、振動デバイス、スピーカ、マイクロホン、テレビジョン受像機、ハンズフリーヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニット、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット、デジタル音楽プレイヤ、メディアプレイヤ、ビデオゲームプレイヤモジュール、インターネットブラウザ、および/または任意の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)もしくはウルトラワイドバンド(UWB)モジュールなど、ハードウェアおよび/またはソフトウェアで実施されるモジュールに関連して使用することができる。

Claims (17)

  1. データを処理する無線送受信ユニット(WTRU)のための方法であって、
    前記方法は、
    高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)を介して高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)媒体アクセス制御(MAC−ehs)プロトコルデータユニット(PDU)を受信することと、
    条件が満たされた場合、リオーダリングPDUのリオーダリングを実行せずに次の処理エンティティに前記MAC−ehs PDUに含まれるリオーダリングPDUを送信することと
    を備える方法。
  2. 前記WTRUは、Cell_FACH状態、Cell_PCH状態、またはURA_PCH状態の一つにある、請求項1の方法。
  3. 単一のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスは、前記MAC−ehs PDUを受信するために使用される、請求項の方法。
  4. それぞれのMAC−ehs PDUは、二度以上受信され、およびそれぞれのMAC−ehs PDU再送信は、後続のMAC−ehs PDUの受信を開始する前に完了される、請求項の方法。
  5. 前記HS−DSCH媒体アクセス制御(MAC−ehs)プロトコルデータユニット(PDU)がある優先順位キューからのものである場合、前記条件は満たされる、請求項1の方法。
  6. 前記受信されたMAC−ehs PDUが共通H−RNTI(HS-DSCH radio network temporary identity)に関連付けられる場合、前記条件は満たされる、請求項の方法。
  7. 前記HS−DSCH媒体アクセス制御(MAC−ehs)プロトコルデータユニット(PDU)がある論理チャネルからのものである場合、前記条件は満たされる、請求項1の方法。
  8. 前記ある論理チャネルは、BCCH(broadcast control channel)またはPCCH(paging control channel)の一つである、請求項の方法。
  9. 無線送受信ユニット(WTRU)であって、
    送受信機と、
    高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)媒体アクセス制御(MAC−ehs)プロトコルデータユニット(PDU)をHS−DSCHを介して受信し、
    条件が満たされた場合、リオーダリングPDUのリオーダリングを実行せずに次の処理エンティティに前記MAC−ehs PDUに含まれるリオーダリングPDUを送信する
    ように構成されたプロセッサと
    を備えたWTRU。
  10. 前記WTRUは、Cell_FACH状態、Cell_PCH状態、またはURA_PCH状態の一つにある、請求項のWTRU。
  11. 前記WTRUは、前記MAC−ehs PDUを受信するための単一のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスを含む、請求項のWTRU。
  12. それぞれのMAC−ehs PDUは、二度以上送信され、およびそれぞれのMAC−ehs PDU再送信は、後続のMAC−ehs PDUの送信を開始する前に完了される、請求項11のWTRU。
  13. 前記HS−DSCH媒体アクセス制御(MAC−ehs)プロトコルデータユニット(PDU)がある優先順位キューからのものである場合、前記条件は満たされる、請求項のWTRU。
  14. 前記受信されたMAC−ehs PDUが共通H−RNTI(HS-DSCH radio network temporary identity)に関連付けられる場合、前記条件は満たされる、請求項のWTRU。
  15. 前記HS−DSCH媒体アクセス制御(MAC−ehs)プロトコルデータユニット(PDU)がある論理チャネルからのものである場合、前記条件は満たされる、請求項のWTRU。
  16. 前記ある論理チャネルは、BCCH(broadcast control channel)またはPCCH(paging control channel)の一つである、請求項15のWTRU。
  17. 高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)送信を受信する方法であって、
    前記方法は、
    Cell_FACH状態、Cell_PCH状態およびURA_PCH状態の一つにある間、HS−DSCHを介してデータを受信することと、
    next_expected_TSNの初期値を受信ウィンドウの下側エッジ(RcvWindow_UpperEdge−RECEIVE_WINDOW_SIZE+1)にセットすることと
    を備える方法。
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