JP6038464B2 - 自動分析装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、自動分析装置に関する。
自動分析装置は、測定項目の測定のために測光部により測光を行っている。測光部は、測光位置を通過する反応管を通過タイミングに合わせて測光している。測光は、単一の高さで行われている。反応管は、縦長の構造を有している。この構造上の制約のため、反応液が縦方向には混ぜにくいが、横方向には混ぜやすい。従って、液体の性質によっては反応管内の反応液の化学反応にむらが生じる場合があり、同一条件で測光を行っていても測定結果にばらつきが生じてしまう。
特開2007−198739号公報
目的は、測定結果の信頼性を向上可能な自動分析装置を提供することにある。
本実施形態に係る自動分析装置は、サンプル及び試薬が吐出される複数の反応管を保持し、所定量のサンプル及び試薬が吐出された複数の反応管各々を測光位置に位置させる反応ディスクと、前記反応管各々に吐出するサンプル及び試薬の各々の量、解析結果として用いる測定値を得る測光高さを測定項目毎に設定するための画面を表示する表示部と、前記測光位置に位置する各反応管における異なる複数の高さ各々に光を集光し、前記反応管を通過した光の強度に応じた電気信号を生成する測光部と、前記電気信号に基づいて前記解析結果として用いる測定値を前記測定項目毎に計算する計算部と、を具備する。

本実施形態に係る自動分析装置の機能ブロックを示す図。 図1の自動分析装置の構成を示す図。 図1の測光部における反応管と測光位置との位置関係を示す図。 図2の反応管内において反応液の高さ方向に濃度むらが発生している例を示す図。 図2の反応管内において反応液上部に泡が発生している例を示す図。 図2の反応管内において液量不足が発生している例を示す図。 図2の測光部の構成を示す図。 図1の表示部により表示される分析条件設定画面を示す図。 図7の測光部の具体例を示す図。 図7の測光部の他の具体例を示す図。 本実施形態の変形例1に係る測光部の構成を模式的に示す図。 本実施形態の変形例2に係る測光部の構成を模式的に示す図。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わる自動分析装置を説明する。
図1は、本実施形態に係る自動分析装置の機能ブロックを示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る自動分析装置は、システム制御部1を中枢として、分析機構2、分析機構制御部3、測定値計算部4、判定部5、設定部6、表示部7、操作部8、及び記憶部9を備える。
図2は、分析機構の概略的な構造を示す図である。図2に示すように、分析機構2は、自動分析装置の筐体に設けられている。分析機構2は、例えば、図1に示すように、反応ディスク11、サンプルディスク13、第1試薬庫15、第2試薬庫17、サンプルアーム19―1、第1試薬アーム19―2、第2試薬アーム19―3、サンプルプローブ21―1、第1試薬プローブ21―2、第2試薬プローブ21―3、撹拌部23、測光部25、及び洗浄部27を搭載する。
反応ディスク11は、円周上に配列された複数の反応管31を保持する。反応ディスク11は、既定の時間間隔で回動と停止とを交互に繰り返す。サンプルディスク13は、反応ディスク11の近傍に配置されている。サンプルディスク13は、サンプルが収容されたサンプル容器33を保持する。サンプルディスク13は、分注対象のサンプルが収容されたサンプル容器33がサンプル吸入位置に配置されるように回動する。第1試薬庫15は、サンプルの検査項目に選択的に反応する第1試薬が収容された複数の第1試薬容器35を保持する。第1試薬庫15は、分注対象の第1試薬が収容された第1試薬容器35が第1試薬吸入位置に配置されるように回動する。第2試薬庫17は、反応ディスク11の近傍に配置される。第2試薬庫17は、第1試薬に対応する第2試薬が収容された複数の第2試薬容器37を保持する。第2試薬庫17は、分注対象の第2試薬が収容された第2試薬容器37が第2試薬吸入位置に配置されるように回動する。
反応ディスク11とサンプルディスク13との間にはサンプルアーム19―1が配置される。サンプルアーム19―1の先端には、サンプルプローブ21―1が取り付けられている。サンプルアーム19―1は、サンプルプローブ21―1を上下動可能に支持している。また、サンプルアーム19―1は、円弧状の回動軌跡に沿って回動可能にサンプルプローブ21―1を支持している。サンプルプローブ21―1の回動軌跡は、サンプルディスク13上のサンプル吸入位置や反応ディスク11上のサンプル吐出位置を通過する。サンプルプローブ21―1は、サンプルディスク19―1上のサンプル吸入位置に配置されているサンプル容器33からサンプルを吸入し、反応ディスク11上のサンプル吐出位置に配置されている反応管31にサンプルを吐出する。
反応ディスク11の外周近傍には第1試薬アーム19―2が配置される。第1試薬アーム19―2の先端には第1試薬プローブ21―2が取り付けられている。第1試薬アーム19―2は、第1試薬プローブ21―2を上下動可能に支持する。また、第1試薬アーム19―2は、円弧状の回動軌跡に沿って回動可能に第1試薬プローブ21―2を支持している。第1試薬プローブ21―2の回動軌跡は、第1試薬庫15上の第1試薬吸入位置と反応ディスク11上の第1試薬吐出位置とを通る。第1試薬プローブ21―2は、第1試薬庫15上の第1試薬吸入位置に配置されている第1試薬容器35から第1試薬を吸入し、反応ディスク11上の第1試薬吐出位置に配置されている反応管31に第1試薬を吐出する。
反応ディスク11と第2試薬庫17との間には第2試薬アーム19―3が配置される。第2試薬アーム19―3の先端には第2試薬プローブ21―3が取り付けられている。第2試薬アーム19―3は、第2試薬プローブ21―3を上下動可能に支持する。また、第2試薬アーム19―3は、円弧状の回動軌跡に沿って回動可能に第2試薬プローブ21―3を支持している。第2試薬プローブ21―3の回動軌跡は、第2試薬庫17上の第2試薬吸入位置と反応ディスク11上の第2試薬吐出位置とを通る。第2試薬プローブ21―3は、第2試薬庫17上の第2試薬吸入位置に配置されている第2試薬容器37から第2試薬を吸入し、反応ディスク11上の第2試薬吐出位置に配置されている反応管31に第2試薬を吐出する。
反応ディスク11の外周近傍には撹拌部23が配置される。撹拌部23の先端には撹拌子25が取り付けられている。撹拌部23は、反応ディスク11上の撹拌位置に配置された反応管31内のサンプルと第1試薬との混合液、または、サンプルと第1試薬と第2試薬との混合液を攪拌子で攪拌する。以下、これら反応液と呼ぶことにする。
図2に示すように、反応ディスク11の近傍には、測光部25が設けられている。測光部25は、分析機構制御部3による制御に従って作動する。具体的には、測光部25は、測光位置に位置する反応管31について複数の高さで測光を行う。測光部25の出力は、図1に示すように、測定値計算部4に供給される。
反応ディスク11の外周には、洗浄部27が設けられている。洗浄部27は、分析機構制御部3による制御に従って作動する。具体的には、洗浄部27は、洗浄ノズルと乾燥ノズルとが取り付けられている。洗浄部27は、反応ディスク11の洗浄位置にある反応管31を洗浄ノズルで洗浄し、乾燥ノズルで乾燥する。
分析機構制御部3は、システム制御部1による制御に従って分析機構2の各装置や機構を作動する。分析機構制御部3による制御に従って分析機構2は作動する。測定値計算部4は、測光部25の出力に基づいて反応液の吸光度や濁度等の測光による測定値を計算する。測定値は、測光の高さ毎に計算される。判定部5は、高さ間の測光結果のばらつきの有無を判定する。設定部5は、操作部7を介して入力された指示に従って分析条件を設定する。表示部6は、例えばCRTディスプレイや、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等の表示デバイスを有する。表示部6は、判定部による判定結果を表示する。また、表示部6、分析条件を設定するための画面(以下、分析条件設定画面と呼ぶ)を表示する。操作部7は、オペレータからの入力機器を介した各種指令や情報入力を受け付ける。入力機器としては、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイス、スイッチボタン等の選択デバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスが適宜利用可能である。記憶部8は、自動分析装置1の動作プログラム等を記憶している。システム制御部9は、自動分析装置1の中枢として機能する。システム制御部9は、記憶部8から動作プログラムを読み出し、動作プログラムに従って各部を制御する。
以下、本実施形態に係る自動分析装置1について詳細に説明する。
まずは、図3を参照しながら、反応管31と測光位置P1との位置関係を説明する。図3に示すように、反応ディスク11により複数の反応管31が配列されている。複数の反応管31は、反応ディスク11の移動に伴い移動する。測光位置P1は、反応管31の回転軌道上の所定位置に設けられている。反応管31は、長軸が鉛直軸に沿うように反応ディスク11に配置されている。ここで、反応管31の長軸に沿う方向を高さ方向と呼ぶことにする。本実施形態においては、測光位置P1において、複数の高さに測光点PPが設定されている。複数の測光点PPは、離散的に設定されている。測光部25の光源からの光は、複数の測光点PPで集光される。なお、測光に利用される光は、図3の紙面手前側から奥側、または、奥側から手前側に進行する。複数の測光点PPは、測光高さに依存した測光異常を検出するために設定される。すなわち、測光点PPは、比較的正常に測光しやすい高さ位置と比較的正常に測光しにくい高さ位置とに設定されるとよい。
次に、測光異常について説明する。図4及び図5は、測光異常を説明するための図である。図4は、反応液の高さ方向に濃度むらが発生している例を示す図であり、図5は、反応液上部に泡が発生している例を示す図である。図4及び図5に示すように、反応管31は縦長の構造を有している。従って、反応管31内の反応液は横方向(水平方向)には混ざりやすいが、高さ方向(鉛直方向)には混ざりにくい。従って、反応液内において高さ方向に濃度のむらが発生しやすい。液体の粘性などの原因により、高さに応じて反応液の濃度が異なる場合がある。この場合、複数の高さにある光路上の濃度に応じてそれぞれ測定値が異なる。また、攪拌時やサンプル分注時、試薬分注時に反応液が泡立つ場合がある。泡立ちによっても反応液内の濃度にむらが発生する。光路に泡が存在する場合の測定値と泡が存在しない場合の測定値とは値が異なる。例えば、図4及び図5に示すように、上から高さA、高さB、及び高さCで測光を行ったとする。この場合、高さAを通る光線に由来する測定値と高さCを通る光線に由来する測定値とは値が異なる。
図6は、測光異常の他の例を説明するための図であり、液量不足が発生している例を示す図である。図6に示すように、サンプルや試薬の分注機構の故障等により、反応管31内の反応液が不足する場合がある。この場合にも高さに応じて測定値が異なる。例えば、高さA及びBのように反応液を通らない光線に由来する測定値と高さCのように反応液を通る光線に由来する測定値とは値が異なる。
すなわち、反応液の液面側は、比較的正常に測光しにくく、反応液の底側は、比較的正常に測光しやすいといえる。従って、少なくとも反応液の上部と反応液の下部とに測光点が設定されるとよい。なお、測光点の数は、2以上であれば幾つでも良い。例えば、測光点は、反応液の上部と反応液の下部とに加え、反応液の高さ方向の中間に設定されてもよい。
図3に示すように、反応ディスク11は、測光位置P1を通過するように反応管31を移動する。反応管31内の反応液は、測光位置P1を通過する毎に、測光部25により複数の測光点PPを対象として測光される。なお、後述するように、測光点PPは、離散的ではなく、連続的に配置されていてもよい。
次に図7を参照しながら、測光部25の構成の詳細について説明する。図7に示すように、測光部25は、光源51、検出器53、分光器55、信号処理部57、及び光伝送系統59を有している。図7に示すように、光源51と検出器53とは、測光位置P1を挟むように配置される。光源51は、光を発生する。光源51から照射される光は、反応液の濁度あるいは吸光度を計測可能な波長帯域を含むものであることが好ましい。光源51としては、ハロゲンランプやLED(light-emitting diode)などを用いることができる。測光位置P1と検出器53との間には、分光器55が設けられている。分光器55は、光源51からの光を分光する。分光器55としては、例えば、回折格子が採用される。回折格子は、例えば、鏡面に等間隔に形成された複数の溝(格子線)が形成された凹面鏡により構成される。回折格子に照射された光は、回折格子上の格子線により波長毎に分散される。検出器53は、分光器55からの光を検出し、検出された光に応じた強度を有する電気信号を発生する。
図7に示すように、光源51と分光器55との間には、光伝送系統59が設けられている。光伝送系統59は、複数の高さの測光を行うために、光源51から発生された光が測光位置において複数の高さの測光点PPで集光するように設けられている。ここで、光伝送系統59により集光された光を光線と呼ぶことにする。光源51からの光は、測光点PPにおいて、反応管31外を通過せずに、反応管31内のみを通過するように光伝送系統59により幅が制限される。具体的には、光伝送系統59は、光源51からの光を複数の光線に分配可能な複数の光伝送路からなる。例えば、光伝送路としては、光の伝送損失が少ない光ファイバーが用いられると良い。
図7に示すように、光伝送系統59は、第1の光伝送系統59―1と第2の光伝送系統59―2とからなる。第1の光伝送系統59―1は、光源51と測光位置P1との間に設けられている。第1の光伝送系統59―1は、光源51から発生された光を集光し、複数の測光点PPに導くように設けられている。第2の光伝送系統59―2は、測光位置P1と分光器55との間に設けられている。第2の光伝送系統59―2は、複数の測光点PPからの複数の光線を、分光器55まで導くように設けられている。
分光器55からの光は、検出器53により検出される。検出器53は、検出された光線の強度に応じた電気信号を測光点PP毎に生成する。発生された電気信号は、信号処理部57に供給される。信号処理部57は、検出器53からの電気信号に信号増幅処理やA/D変換処理等の信号処理を施し、デジタルデータを出力する。デジタルデータは、測定値計算部4により繰り返し供給される。
デジタルデータが供給されると測定値計算部4は、デジタルデータに基づいて吸光度や濁度等の測光による測定値を計算する。上述のように測光は、複数の時点において繰り返し行われる。測定値は、測光高さ毎に各測光時点において計算される。測定値は、時間経過に伴う化学反応の進行度合いに応じて変化する。時間経過に伴う測定値の変化曲線は、反応曲線と呼ばれている。反応曲線は、測光高さ毎に計算される。反応曲線のデータ、すなわち、測定値のデータは、判定部5に供給される。また、測定値は、測定項目の解析結果として表示部8により所定のレイアウトで表示される。
次に、判定部5による判定処理について説明する。判定部5は、複数の測光高さに関する測定値を比較し、測定値間にばらつきがあるか否かを判定する。判定部5は、特定時点の測定値同士を比較しても良いし、反応曲線同士を比較しても良い。また、判定部5は、反応曲線を構成する複数の測定値の統計値同士を比較しても良い。以下、説明を具体的に行うため比較対象を単に測定値と呼ぶことにする。
具体的には、判定部5は、異なる測光高さの測定値間の差分が既定の閾値範囲内にあるか否かを判定する。閾値範囲は予め設定される。判定部5は、差分が既定の閾値範囲内にある場合、ばらつきが無いと判定し、差分が既定の閾値範囲外にある場合、ばらつきがあると判定する。例えば、反応液の液面に泡が発生している場合を考える。この場合、光路に泡が存在する光線と光路に泡が存在しない光線とが検出器53により検出され、光路に泡が存在する光線に由来する測定値と光路に泡が存在しない光線に由来する測定値とが測定値計算部3により検出される。光路に泡が存在する光線に由来する測定値と光路に泡が存在しない光線に由来する測定値とは、異なる値を有する。この場合、これら測定値間の差分は、閾値範囲外にあると判定され、ばらつきがあると判定される。すなわち、複数の高さの測定値間にばらつきが生じている場合、測光に関して異常が発生していると推定できる。このために判定部5は、複数の測光高さの測定値間のばらつきの有無を判定する。判定部5による判定結果は、表示部8に表示される。例えば、ばらつきがあると判定された場合、表示部8は、「反応に異常が検出されました」等のメッセージを表示する。
なお、濃度むらや泡立ちは、測定項目に応じて発生頻度が異なる。従って設定部6は、分析条件の設定時において、測光高さを測定項目に応じて設定することができる。
図8は、分析条件の設定時において表示部8により表示される分析条件設定画面の一例を示す図である。図8に示すように、分析条件の項目としては、例えば、測定項目名、サンプル量、試薬量、波長、及び測光高さが挙げられる。測定項目名の表示欄には、測定項目を設定する。サンプル量には、サンプル量を設定する。試薬量は、第1試薬の量を設定し、第2試薬の量を設定する。波長は、主波長(第1の波長)と副波長(第2の波長)とを設定する。測光高さは、測光する高さを設定する。例えば、図8に示すように、測光高さAを示すマークMA、測光高さBを示すマークMB、及び測光高さCを示すマークMCが選択可能である。測光高さは、予め指定されている。測光高さは、ユーザにより操作部7を介して任意に設定可能である。
分析条件は、表示部8により表示される。
次に、本実施形態に係る測光部25の具体的な構成を説明する。光伝送系統59を利用した測光部25の構成は大きく分けて2種類に大別される。以下、各構成について説明する。
図9は、光伝送系統59を利用した第1の測光部25―1の構造を模式的に示す図である。図9において測光高さは3つであるとする。なお、測光高さは、2以上であれば幾つでも良い。また、図9において信号処理部57は省略されている。図9に示すように、第1の測光部25―1において、第1の光伝送系統59−1は複数の第1の光ファイバー61−1を有し、第2の光伝送系統59−2は複数の第2の光ファイバー61−2を有している。また、第1の測光部25―1は、複数の分光器55、及び複数の検出器53を有している。第1の光ファイバー61―1、第2の光ファイバー61―2、分光器55、及び検出器53は、測光高さ毎に設けられている。第1の光ファイバー61―1、第2の光ファイバー61―2、分光器55、及び検出器53の一つのセットは、一つの測光系をなす。第1の光ファイバー61―1、第2の光ファイバー61―2、分光器55、及び検出器53は、測光系間で光が互いに干渉しないように配置される。第1の光ファイバー61―1と第2の光ファイバー61―2とは測光高さ毎に一本ずつ設けられても、複数本ずつ設けられてもどちらでもよい。光源の数は一つであっても複数であっても良い。
図9に示すように、第1の光ファイバー61―1と第2の光ファイバー61―2とは、光源51からの光が何れか一つの測光点PPを通り分光器55まで到達するように配置される。より詳細には、第1の光ファイバー61―1は、光源51からの光が測光点PPを通るように配置される。第2の光ファイバー61―2は、測光点PPを通過した光が入射し、分光器55に到達するように配置される。各分光器55は、一つの測光点PPを通過した光線を分光する。各検出器53は、各分光器55により分光された光の光路上に設けられる。検出器53は、一列に配列された複数の受光素子からなる。受光素子としては、例えば、フォトダイオード等の光電変換可能な素子が用いられる。検出器53は、分光器55からの光の分散方向に複数の受光素子が配列されるように配置される。このような配置により、第1の測光部25−1は、複数の測光高さに関する複数の光線を同時に個別に検出することができる。
図10は、光伝送系統59を利用した第2の測光部25―2の模式的な構造を示す図である。なお、図10において測光高さは3つであるとする。図10に示すように、第2の測光部25―2において、第1の光伝送系統59−1は複数の第1の光ファイバー60−1を有し、第2の光伝送路59―2は複数の第2の光ファイバー60−2を有している。また、第2の測光部25―2は、単一の分光器55、単一の検出器53を有している。光源51の数は一つであっても複数であっても良い。第1の光ファイバー61―1と第2の光ファイバー61―2とは、測光高さ毎に設けられている。
図10に示すように、第1の光ファイバー61―1と第2の光ファイバー61―2とは、第1の測光部25―1と同様に、光源51からの光が何れか一つの測光点PPを通るように配置される。複数の第2の光ファイバー61―2の分光器55側の端部EPは、これら複数の第2の光ファイバー61―2からの光線が分光器55に照射されるように一箇所に束ねられる。複数の第2の光ファイバー61―2の端部EPと分光器55との間には、鏡63が設けられている。鏡63は、複数の第2の光ファイバー61―2のうちの何れか一つの第2の光ファイバー61―2からの光線を分光器55に導くために設けられる。鏡63は、分析機構制御部3により作動される図示しない支持機構により、鏡63の反射面の向きを変更に支持されている。鏡63は、所定のタイミング毎に、複数の第2の光ファイバー61―2のうちの何れか一つの第2の光ファイバー61―2からの光線のみが分光器55に到達するように反射面の向きが変更される。例えば、複数の第2の光ファイバー61―2からの光線が測光時点毎に順番に分光器55に到達するように、鏡63の向きが測光時点毎に順番に変更される。鏡63による光線の選択により、第2の光ファイバー61―2からの複数の光線の干渉を防止することができる。分光器55は、鏡63からの光線を分光する。検出器53は、分光器55からの光の光路上に配置される。検出器53は、第1の測光部25―1と同様に、検出器53は、一列に配列された複数の受光素子からなる。検出器53は、分光器55からの光の分散方向に複数の受光素子が配列されるように配置される。このような配置により、第2の測光部25−2は、複数の測光高さに関する複数の光線を、時点をずらして順番に個別に検出することができる。
かくして、本実施形態によれば、測定結果の信頼性を向上可能な自動分析装置を提供することが可能となる。
以下、本実施形態に係る測光部の構成についての種々の変形例について説明する。なお以下の説明において、本実施形態と略同一の機能を有する構成要素については、同一符号を付し、必要な場合にのみ重複説明する。
[変形例1]
変形例1に係る測光部25―3は、複数の測光点PPをカバー可能な幅を有する光線を発生可能な光源を利用する。図11は、変形例1に係る測光部25―3の構成を模式的に示す図である。図11に示すように、光源51´は、複数の測光点PPをカバー可能な幅を有する光線を発生する。光線は、光軸に沿って平行に分光器55´に照射される。なお、光源51´からの光を複数の測光点に集光させるために、光源51´測光位置との間にスリットや集光レンズ等を設けても良い。分光器55´は、光源51´からの光線を分光する。分光器55´は、光線が高さ方向に散乱されないような構造を有しているとよい。検出器53´は、分光器55´からの光を検出する。検出器53´は、2次元状に配列された複数の受光素子からなる。例えば、検出器53´として、2次元状に配列されたフォトダイオードからなるフォトダイオードアレイ(PDA)が用いられると良い。検出器53´は、分光器55´からの光線の光路上に設置される。検出器53´からの電気信号は、信号処理部に供給される。
上記の説明の通り、変形例1に係る検出器53´は、高さ方向に沿って配列された複数の受光素子を有している。光線同士の高さ方向に関する相対的な位置関係は、検出器53´の受光面においても保たれる。高さ方向の異なる受光素子からの電気信号は、異なる測光高さからの光線に由来する。変形例1に係る判定部5は、高さ方向の異なる受光素子に由来する測定値同士を比較することにより、高さ方向の異なる測定値間のばらつきの有無を判定することができる。
かくして、変形例1によれば、測定結果の信頼性を向上可能な自動分析装置を提供することが可能となる。
[変形例2]
変形例2に係る測光部25―4は、複数の測光高さにそれぞれ対応する複数の測光部(以下、サブ測光部と呼ぶ)を有している。以下、図12を参照しながら変形例2に係る測光部25―4の構成について説明する。なお、図12において測光高さは3つであるとする。
図12は、変形例2に係る測光部25―4、すなわち、サブ測光部251、252、及び253を模式的に示す図である。なお、図12においては、測光位置から検出器までの光学系素子の配置は従来と同様なので、分光器と検出器とについては省略している。図12に示すように、変形例2に係る測光部25―4は、3つの測光高さにそれぞれ対応するサブ測光部251、252、及び253を搭載している。例えば、サブ測光部251は測光高さAに対応し、サブ測光部252は測光高さBに対応し、サブ測光部253は測光高さCに対応する。サブ測光部251、252、及び253は、反応ディスク11の近傍の異なる位置に設けられている。各測光高さA、B、Cを通過した光は、従来と同様に、分光器53により分光され、検出器53により検出される。
かくして、変形例2によれば、測定結果の信頼性を向上可能な自動分析装置を提供することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…自動分析装置、2…分析機構、3…分析機構制御部、4…判定部、5…設定部、6…表示部、7…操作部、8…記憶部、9…システム制御部、11…反応ディスク、13…サンプルディスク、15…第1試薬庫、17…第2試薬庫、19―1…サンプルアーム、19―2…第1試薬アーム、19―3…第2試薬アーム、21―1…サンプルプローブ、21―2…第1試薬プローブ、21―3…第2試薬プローブ、23…撹拌部、25…測光部、27…洗浄部、31…検査容器、51…光源、53…検出器、55…分光器、57…信号処理部、59…光伝送系統、59―1…第1の光伝送系統、59―2…第2の光伝送系統、PP…測光点、P1…測光位置

Claims (10)

  1. サンプル及び試薬が吐出される複数の反応管を保持し、所定量のサンプル及び試薬が吐出された複数の反応管各々を測光位置に位置させる反応ディスクと、
    前記反応管各々に吐出するサンプル及び試薬の各々の量、解析結果として用いる測定値を得る測光高さを測定項目毎に設定するための画面を表示する表示部と、
    前記測光位置に位置する各反応管における異なる複数の高さ各々に光を集光し、前記反応管を通過した光の強度に応じた電気信号を生成する測光部と、
    前記電気信号に基づいて前記解析結果として用いる測定値を前記測定項目毎に計算する計算部と、
    を具備する自動分析装置。
  2. 前記複数の高さにそれぞれ対応する複数の測光値のばらつきの有無を判定する判定部、をさらに備える請求項1記載の自動分析装置。
  3. 前記測光部は、
    光を発生する光源と
    前記光源から発生された光が前記測光位置において前記複数の高さを通過するように設けられた光伝送系統と、
    前記光源から発生され前記光伝送系統を伝播した光を検出する検出部と、を備える、
    請求項1記載の自動分析装置。
  4. 前記光伝送系統は、前記光源からの光を前記測光位置において前記複数の高さに導くように前記光源と前記測光位置との間に設けられた複数の第1の光ファイバーを有する、請求項3記載の自動分析装置。
  5. 前記光伝送系統は、前記測光位置における前記複数の高さからの複数の光線を前記検出部まで導くように前記測光位置と前記検出部との間に設けられた複数の第2の光ファイバーを有する、請求項3又は4記載の自動分析装置。
  6. 前記検出部は、前記複数の第2の光ファイバーを伝播した複数の光線をそれぞれ検出するための複数の検出器を有する、請求項5記載の自動分析装置。
  7. 前記検出部は、前記複数の第2の光ファイバーを伝播した複数の光線を検出するための単一の検出器を有し、
    前記複数の第2の光ファイバーは、前記複数の光線を前記単一の検出器まで導くように配置される、
    請求項5記載の自動分析装置。
  8. 前記測光部は、
    前記測光位置における前記複数の高さを通過可能な幅を有する光を発生する光源と、
    前記光源から発生された光を検出する検出器と、を備える、
    請求項1記載の自動分析装置。
  9. 前記測光部は、前記複数の高さにそれぞれ対応する複数の測光部を有し、
    前記複数の測光部の各々は、光を発生する光源と、前記光源から発生された光に対して前記複数の高さのうちの特定の高さに集光させるための光学系素子と、前記測光位置を通過した光を検出する検出器と、を有し、
    前記特定の高さは、前記測光部毎に異なるように設定される、
    請求項1記載の自動分析装置。
  10. 判定部を更に備え、
    前記計算部は、前記測光部からの出力に基づいて前記測定項目毎に前記複数の高さに関する複数の測定値を計算し、
    前記判定部は、前記測定項目毎に前記複数の高さに関する前記複数の測定値のばらつきの有無を判定し、
    前記表示部は、前記判定部による判定結果と前記解析結果として用いる測定値とを表示する、
    請求項1記載の自動分析装置。
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