JP6037993B2 - 作業用具の管理装置 - Google Patents

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本発明は、データを記録できるRFIDタグを装着したメス、剪刃、鉗子、鑷子等の手術用具、ペンチ、スパナ等の工具等の作業用具の個数及び状態を管理するための作業用具の管理装置に関する。
メス、剪刃、鉗子、鑷子等の手術用具、ペンチ、スパナ等の工具等の作業用具に個体識別ID、メーカー名、型番、製造日、製造番号等のデータを保持させておけば、出荷時、販売時、保管時等において作業用具の個数確認、分別整理等するのに便利である。
又、メス、鉗子、鑷子等の手術用具においては、手術前に指定された種類の用具と個数が正しく用意されていることを確認し、手術後に全ての用具が正しく回収されたこと、洗浄後の組立作業、滅菌作業を確認するために、それぞれの用具に個体識別ID等の認識データを保持させておけば、確認作業等するのに便利である。
そこで、RFIDタグを作業用具に装着して管理を行なう方法が検討されたが、近傍に金属があるとRFIDタグに読み書きを行なう電磁波が届き難く、RFIDタグが機能しないこと、又、通常のRFIDタグは合成樹脂製外装材で被覆されており、外部から衝撃を受けると容易に損傷することから、RFIDタグを装着する作業用具は実用化が困難であった。
さらに、手術用具は消毒することが必要とされており、この消毒作業時には用具は高温や薬液に曝されるのであるが、合成樹脂製外装材で被覆されたRFIDタグは耐熱性、耐薬品性に問題があり、このような用途には使用できなかった。
本発明者等は、このような問題点を解消すべく、運搬時、作業時等にRFIDタグが損傷、脱落することなく、消毒作業時に高温や薬液に曝されてもRFIDタグが損傷することなく、RFIDタグにデータを書き込むのが容易であると共に、データを確実かつ迅速に読み取ることができ、しかも、作業者が感染等の危険に曝されることもない作業用具を提案した(特許文献1参照)。
特開2007−183840号公報
ここで、アンチ・コリジョン機能を有するリーダを使用すれば、RFIDタグを装着した作業用具を複数個同時に読み取ることができ、作業用具の管理を簡易、迅速に行うことができる。
しかし、RFIDタグを装着した作業用具をリーダアンテナ上に複数個載置して同時に読み取った場合、RFIDタグが重なったり、RFIDタグとリーダアンテナの向きが合わない等の理由によって、RFIDタグを読み取ることができない場合が生じ、100%全てのRFIDタグを読み取るのは困難であるという技術的欠点がある。
或いは、RFIDタグに内蔵するRFIDチップが故障して読み取ることができない場合も、管理装置が異常を検出することができなかった。
そのため、現在では、作業者が目視によってRFIDタグを装着した作業用具の個数を計数し、その作業用具の個数とリーダアンテナが読み取ったRFIDタグの個数とを対比して、全てのRFIDタグを読み取ったことを人手によって確認している。
しかし、作業者が目視によって作業用具の個数を計数する作業は面倒かつ繁雑であり、迅速な作業を要求されている作業者に精神的な負担を強いると共に、人的なミスが発生する危険性も高かった。
又、作業用具に装着したRFIDタグを読み取ることによって、その作業用具がリーダアンテナ上に載置されていることは認識できるが、作業用具の一部が破損していること、その部品が欠落していることは、自動的に認識することはできなかった。
そこで、やはり、作業者が目視によって作業用具の破損や部品の欠落を確認する必要があるが、同様に、その確認作業は面倒かつ繁雑であり、作業者に精神的な負担を強いると共に、人的なミスが発生する危険性も高かった。
上記人的ミスを減少するため、現状の管理装置では、作業用具のIDと確認要求メッセージや確認場所の写真を紐付けしておき、管理装置が当該IDを読み取ると、画面に確認要求メッセージと確認場所の写真を表示するようにして、作業者に注意を促している。
本発明は、かかる問題点に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、作業者が目視によって作業用具を確認する作業を必要とすることなく、リーダアンテナ上に載置されている作業用具の個数及び状態を自動的に認識することができる作業用具の管理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の作業用具の管理装置は、RFIDタグを装着した作業用具の個数及び状態を管理するための管理装置であって、リーダのアンテナに撮影装置及び照明装置を付設すると共に、事前に、各作業用具の画像データを個体識別IDに紐付けしてテンプレートとして登録しておき、読み取ったRFIDタグの個体識別IDから該当する前記テンプレートを抽出し、このテンプレートと実際に撮影した作業用具の画像データとを比較して画像認識しつつ、リーダによって読み取ったRFIDタグの個数と前記管理装置によって画像認識した作業用具の個数を比較することによって、自動的に全てのRFIDタグが読み取られたか否かを判定することを特徴とする。
ここで、事前に登録した前記テンプレートと実際に撮影した作業用具の画像データとを比較し、その差異を検出することによって、作業用具の破損、部品の欠落をも自動的に認識することができる。
又、事前に、作業用具の破損し易い部所、欠落し易い部品の画像データを登録しておけば、実際に撮影した作業用具の画像データと登録した画像データとを比較することによって、作業用具が破損し、部品が欠落していることを自動的に認識することができる。
事前に撮影した作業用具の画像データを作業用具に装着したRFIDタグや操作用コンピュータに記録しておき、オフラインでも実際に撮影した作業用具の画像データと照合できるようにしてもよい。
又、本発明の作業用具の管理装置は、RFIDタグを装着した作業用具の個数及び状態を管理するための管理装置であって、リーダのアンテナに重量測定装置を付設すると共に、事前に、各作業用具の重量データを個体識別IDに紐付けして登録しておき、リーダによって読み取ったRFIDタグの個体識別IDを基に各作業用具の重量データを抽出し、これらを合計したものと、前記管理装置によって重量測定した作業用具の総重量データとを比較することによって、自動的に全てのRFIDタグが読み取られたか否かを判定すると共に、事前に登録した作業用具の重量データと実際に測定した作業用具の重量データとを比較し、その差分を検出することによって、作業用具の破損、部品の欠落をも自動的に認識することを特徴とする。
ここで、事前に、欠落する可能性がある部品の重量データを登録しておけば、事前に登録した作業用具の重量データと実際に測定した作業用具の重量データとの差分から、欠落した部品の候補を挙げることができる。
事前に測定した作業用具の重量データを作業用具に装着したRFIDタグや操作用コンピュータに記録しておき、オフラインでも実際に測定した作業用具の重量データと照合できるようにしてもよい。
さらに、画像認識方式を採用した管理装置、重量測定方式を採用した管理装置を組み合わせて使用してもよく、これによれば、さらに確実な確認作業を自動的に実行することができる。
本発明の作業用具の管理装置によれば、作業者が目視によって作業用具を確認する作業を必要とすることなく、リーダアンテナ上に載置されている作業用具の個数及び状態を自動的に認識することができる。
延いては、リーダアンテナの読み取り範囲にあるRFIDタグを全て読み取るという、今まで不可能であった100%の読み取りを保証することが、初めて可能となる。
本発明の作業用具の一実施例の正面図である。 RFIDデータキャリアの(A)は平面図、(B)は側断面図である。 RFIDデータキャリアの構成部材であって、(A)は下側外装材の平面図、(B)は各部材を分離した状態の側断面図、(C)はICチップ装着体の平面図である。 本発明の作業用具の他実施例の正面図である。 作業用具のデータ記録装置の概略構成図である。 本発明の作業用具の管理装置の一実施例の斜視図である。 本発明の作業用具の管理装置の他実施例の斜視図である。 複数の手術用具をアンテナの上面板に置いた状態を示す平面図である。
以下、本発明の作業用具の管理装置の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1に示す作業用具は、手術用具である鉗子1であって、鉗子1は、鋏状部2と把持部3とから構成されている。
又、把持部3の端面にRFIDタグ51をレーザー溶接機を使って溶接してある。
ここで、RFID(Radio Frequency Identification)タグとしては、超小型のICチップと無線通信用のアンテナとを一体化し、セラミック製外装材によって被覆したRFIDタグ51を使用している。
RFIDタグ51は、図2及び図3に示すように、導電性を有する金属製線材を巻き回して形成したコイルアンテナ53とICチップ54とを接合して一体化したICチップ装着体52と、セラミック製外装材55,56と、セラミック系充填材57とから構成される。
コイルアンテナ53は、銅、アルミニウム、銀等の導電性を有する金属製線材をコイル状に巻き回して形成してある。
これによって、コイルアンテナとICチップとを合成樹脂製シート上に配置したICチップ装着体に比べて投影面積が小さくなり、コイルアンテナ53とICチップ54とのみによって一体化し、形状を保持させておくことができる。
又、コイルアンテナ53を使用したRFIDタグ51は、一般的な合成樹脂シートを使用したRFIDタグに比べて、コイルのインダクタンスの精度が高く、共振周波数が正確であり、コイルの電気抵抗が低いので、アンテナ回路の能率が高く、又、耐熱温度が高いという特徴を有する。
セラミック製外装材55,56は、アルミナ(Al)、ジルコニア(ZrO・SiO)、窒化珪素(Si)等のセラミック材料を焼成したものであり、図2に示すように、上下の外装材55,56は、互いに嵌合するようになっている。
そして、下側の外装材55には、ICチップ装着体52を収納するための陥没部55aを形成してある。
セラミック系充填材57としては、アルミナセメント、ポルトランドセメント等のセラミックセメント材料が使用される。
これによって、セラミック製外装材55,56同士を確実に接着すると共に、コイルアンテナ53とICチップ54とを接合して一体化したICチップ装着体52をセラミック製外装材55,56内に確実に固定することができる。
又、ICチップ装着体52の周りをセラミック系充填材57により包み込むことによって、ICチップ54単体の場合よりも熱容量が大きくなるため、加えられた熱量に対する温度上昇が抑えられ、又、均一となる効果が得られる。これによって、ICチップ装着体52の耐熱性を向上させることができる。
RFIDタグ51は、以上のような構成であり、以下のようにして製造される。
先ず、図3に示すように、金属製線材をコイル状に巻き回したコイルアンテナ53の両端にICチップ54を接合し、コイルアンテナ53とICチップ54とを接合して一体化したICチップ装着体52を構成する。
次に、図2に示すように、コイルアンテナ53とICチップ54とを接合して一体化したICチップ装着体52を下側のセラミック製外装材55の陥没部55aに位置させる。
一方、上側のセラミック製外装材56の下面全体にセラミック系充填材57を十分に塗布させ、付着させておく。
次に、上方からセラミック製外装材56を載置させ、図2に示すように、セラミック製外装材56をセラミック製外装材55に嵌合させ、両者を完全に結合させて、RFIDタグ51を構成する。
図5に示すように、上記RFIDタグ51とRFID装置71との間で無線通信することによって、RFIDタグ51に記録されたデータをRFID装置71で読み取ることができ、又、RFID装置71からデータを送信してRFIDタグ51のメモリに書き込むことができる。
よって、RFIDタグ51を作業用具に装着しておけば、作業用具に個体を識別する個体識別ID、メーカー名、型番、製造日、製造番号等の各種データを併せて保持させておくことができ、それらデータを適宜読み取り、又、書き込むことができる。
RFIDタグ51にデータを書き込んだり、読み取ったりするには、図5に示すようなRFID装置71を使用する。
RFID装置71は、アンテナ72、コントローラ73及びコンピュータ74から構成され、電磁誘導方式により、RFIDタグ51との間でデータ等の通信を行なうようになっている。
コントローラ73は、アンテナ72及びコンピュータ74とケーブルを介して接続されており、コンピュータ74からの指示により、RFIDタグ51に送信するコマンド、例えば、データ書き込みコマンド、データ読み取りコマンド等をアンテナ72に出力する。又、アンテナ72が受信したRFIDタグ51からのデータをコンピュータ74に出力する。
RFID装置71のアンテナ72とRFIDタグ51のコイルアンテナ53との間ではパッシブタグの通信が行なわれる。
すなわち、RFID装置71からは、RFIDタグ51に供給する電力、書き込み用のデータ、その他のコマンドが送信され、RFIDタグ51からは、読み出したデータ、その他の応答信号が送信される。
以上のようにして、鉗子1に取り付けたRFIDタグ51に個体識別ID、メーカー名、型式、製造日、製造番号等のデータを書き込むことができる。
そして、各工程で鉗子1のRFIDタグ51にRFID装置71のアンテナ72を向けることによって、RFIDタグ51に書き込まれたデータを読み取って、鉗子1の属性を確認することができる。
又、手術後に患者がヤコブ病等に感染していたことが判明した場合には、その患者に使用した用具で手術した患者を速やかに処置することができ、同時に、それら用具をデータベースに使用禁止の登録を行えば、以後それら用具を使用禁止とすることができる。
又、その他にも、廃棄、要修理、要研磨等のステータスをRFIDタグ51に書き込むことで、オフラインでも手術用具の状態を判別することが可能となる。
さらに、必要に応じて、RFIDタグ51に追加データを書き込んだり、一部書き換えたり、消去することもできる。
例えば、手術用具を病院内で管理する場合には、それぞれの用具を特定するための個別のID等の認識データを追加保持させておけば、確認作業等をするのに便利である。
さらに、洗浄、組立、滅菌作業を外部業者に委託する場合は、病院を特定する病院コードをRFIDタグ51に記録しておくと、他の病院の手術用具と混じってしまっても容易に判別可能である。
図4に示す作業用具は、手術用具である鑷子11であって、鑷子11は、挟持部12、及び把持部13から構成されている。
又、把持部13の外側にRFIDタグ51を溶接してある。
この手術用具である鑷子11にあっても、鑷子11に取り付けたRFIDタグ51に個体識別ID、メーカー名、型式、製造日、製造番号等のデータを書き込むことができる。
そして、各工程で鑷子11のRFIDタグ51にRFID装置71のアンテナ72を向けることによって、RFIDタグ51に書き込まれたデータを読み取って、鑷子11の仕様を確認することができる。
さらに、RFIDタグ51に追加データを書き込んだり、一部書き換えたり、消去することもでき、病院内で管理する場合には、それぞれの用具を特定するための個別のID等の認識データを追加保持させておけば、確認作業等をするのに便利である。
本発明の作業用具の管理装置は、上記のような作業用具1,11の個数及び状態を管理するものである。
ここで、図6は、本発明の作業用具の管理装置の一実施例の斜視図、図7は、他実施例の斜視図である。
図6に示す作業用具の管理装置は、画像認識方式を採用した作業用具の管理装置101であって、リーダのアンテナ102に撮影装置103及び照明装置104,105を付設したものである。
管理装置101は、アンテナ102の上方の適宜位置にカメラ等の撮影装置103を配置してあり、この撮影装置103によってアンテナ102の上面に載置した作業用具1,11を撮影し、画像データを取得するものである。
カメラ等の撮影装置103と同じ位置に照明装置104を配設し、作業工具11からの反射したイメージを撮影装置103によって撮影する。
又、アンテナ102の上面の下方に照明装置105を配設し、透過光によって作業用具11を撮影すれば、作業用具11の輪郭をより鮮明に撮影することができ、画像認識率を向上させることができる。
さらに、照明装置104,105を組合せ、反射光と透過光により画像を撮影するようにすれば、さらに読み取り精度を向上することができる。
又、カメラは必要に応じて複数台設置し、異なる角度より画像を撮影してもよい。
そして、リーダによって読み取ったRFIDタグ51の個数と管理装置101によって画像認識した作業用具11の個数を比較すれば、自動的に全てのRFIDタグ51が読み取られたか否かを判定することができる。
ここで、事前に、作業用具1,11の画像データを個別識別IDに紐付けしてコンピュータ74に保存させておけば、読み取ったRFIDタグ51の個別識別IDから該当する画像データを抽出し、撮影装置103によって撮影した作業用具1,11を認識するテンプレートとして使用することができ、画像認識率を向上させることができる。
又、事前に、作業用具1,11の破損し易い部所、欠落し易い部品の画像データを登録しておけば、実際に撮影した作業用具1,11の画像データと登録した画像データとを比較することによって、作業用具1,11が破損し、部品が欠落していることを自動的に認識することができる。
尚、作業用具1,11が重なって確認部分が隠れている場合には、適時、該当する画像を表示し、作業者に該当する作業用具を一本だけアンテナ102の上に置くように、ソフトウェアで指示を行う。
通常、作業用具の画像データはデータベースに保管されるが、作業用のコンピュータや作業用具に取り付けたRFIDタグ51に記録することにより、データベースにアクセスすることなく、本システムを利用することが可能となる。
図7に示す作業用具の管理装置は、重量測定方式を採用した作業用具の管理装置121であって、リーダのアンテナ122の上面板123に重量測定装置124を付設したものである。
管理装置121は、アンテナ122の上面板123の下方の適宜位置に重量センサ等の重量測定装置124を配設してあり、この重量測定装置124によってアンテナ122の上面板123に載置した作業用具1,11の重量を測定するものである。
通常、作業用具1,11にRFIDタグ51を装着する際には、個体識別ID、品名、GTIN、購入日、管理部門等の作業用具に関する個体情報をコンピュータ74に登録するが、その際同時に、作業用具1,11の重量データを併せて登録しておく。
そして、リーダによって読み取ったRFIDタグ51の個体識別IDを基にデータベースから各作業用具1,11の重量データを抽出し、これらを合計したものと、管理装置121によって重量測定した作業用具1,11の総重量データとを比較すれば、自動的に全てのRFIDタグ51が読み取られたか否かを判定することができる。
作業用具1,11について、測定されたそれらの重量の合計をWtとし、登録されたそれらの重量の合計をWrとすれば、その差Wdは、次式で表される。
Wd=Wt−Wr
ここで、a,bという2つの数値を設定する。
aは、管理装置の測定精度に起因する誤差の最小許容範囲内と想定される値であって、例えば、a=50mgとする。
bは、重量の差異が誤差と見做せる値を超え、何等かの部品や一部の欠落を示すと想定される値であって、最軽量の作業用具の重量よりも小さい値に設定する。例えば、登録された作業用具の最小重量が6gであれば、b=5.9gとする。
先ず、Wd<aの場合には、全てのRFIDタグ51が読み取られたと判断する。
次に、a≦Wd≦bの場合には、何等かの部品の脱落や用具の欠損等が発生していると判断する。
この場合には、管理装置は、作業者に対して、アンテナから全ての作業用具を取り除いた後、1本づつアンテナに載せる作業を指示する。
そして、管理装置は、重量の差分を計算して、a≦Wd≦bであれば、その作業用具に部品の脱落や用具の欠損等があると判断する。
さらに、登録された作業用具の全体画像や要チェック部の部分画像と比較することによって、問題の個所を容易に特定することができる。
次に、b<Wdの場合には、一本以上のRFIDタグ51が読み取られていないと判断する。
この場合には、管理装置は、Wdの値と登録されている作業用具の重量とを比較し、合致する用具を検索し、候補となる用具の名称と画像を表示する。
尚、この場合にあっても、Wdの値と候補となる用具の重量との差は、a未満であることが条件である。Wdの値が大きく、1個の用具では余るようであれば、2個以上の用具の組合せも考慮する。
ここでは、a,bという2つの数値を設定したが、1つの数値又は数値無しでも同様の機能を実現することは可能である。
図8は、6本の手術用具20,21,22,23,24,25をアンテナの上面板123に置いた状態を示す図である。
ここで、手術用具20,21,22,25は鑷子、23,24は鉗子である。これらの手術用具の重量を表1に示す。
Figure 0006037993
図8に示す状態において、1本の手術用具のRFIDタグ51が読み取れなかった場合には、測定された重量の合計は少なくとも20g以上小さくなるので、全てのRFIDタグ51が読み取れなかったと容易に判断することができる。
尚、微小な差異が検出された場合は、複数本載せられていた作業用具をアンテナ上から一旦全て取り除く。次に、1本づつアンテナ上に載せて、差異を詳細に検査するようにソフトウェアがガイドすることで、正確な読み取りが可能となる。
この方式は、画像を用いた方式でも同様に有効である。
本発明の作業用具の管理装置によれば、作業者が目視によって作業用具の個数を計数する作業は不要となるから、作業用具の確認作業は簡易かつ迅速となり、作業者に精神的な負担を強いることはなく、確認ミスが発生する可能性がゼロになる。
又、作業用具の一部が破損していること、その部品が欠落していることも自動的に検出することができるから、同様に、作業用具の確認作業は簡易かつ迅速となり、作業者に精神的な負担を強いることはなく、確認ミスが発生する可能性も大幅に低下する。
尚、画像認識方式を採用した管理装置101、重量測定方式を採用した管理装置121について別個に説明してきたが、これら管理装置を組み合わせて使用すれば、さらに確実な確認作業を自動的に実行することができ、より好ましい。
1 鉗子
3 把持部
11 鑷子
13 把持部
51 RFIDタグ
52 ICチップ装着体
53 コイルアンテナ
54 ICチップ
55,56 セラミック製外装材
71 RFID装置
72 アンテナ
73 コントローラ
74 コンピュータ
101 作業用具の管理装置
102 アンテナ
103 撮影装置
104 照明装置
105 照明装置
121 作業用具の管理装置
122 アンテナ
123 上面板
124 重量測定装置

Claims (8)

  1. RFIDタグを装着した作業用具の個数及び状態を管理するための管理装置であって、
    リーダのアンテナに撮影装置及び照明装置を付設すると共に、事前に、各作業用具の画像データを個体識別IDに紐付けしてテンプレートとして登録しておき、
    読み取ったRFIDタグの個体識別IDから該当する前記テンプレートを抽出し、このテンプレートと実際に撮影した作業用具の画像データとを比較して画像認識しつつ、リーダによって読み取ったRFIDタグの個数と前記管理装置によって画像認識した作業用具の個数を比較することによって、自動的に全てのRFIDタグが読み取られたか否かを判定することを特徴とする作業用具の管理装置。
  2. 事前に登録した前記テンプレートと実際に撮影した作業用具の画像データとを比較し、その差異を検出することによって、作業用具の破損、部品の欠落を自動的に認識することを特徴とする請求項1に記載の作業用具の管理装置。
  3. 事前に、作業用具の破損し易い部所、欠落し易い部品の画像データを登録しておき、実際に撮影した作業用具の画像データと登録した画像データとを比較することによって、作業用具が破損し、部品が欠落していることを自動的に認識することを特徴とする請求項1又は2に記載の作業用具の管理装置。
  4. 事前に撮影した作業用具の画像データを作業用具に装着したRFIDタグや操作用コンピュータに記録しておき、オフラインでも実際に撮影した作業用具の画像データと照合できるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の作業用具の管理装置。
  5. RFIDタグを装着した作業用具の個数及び状態を管理するための管理装置であって、
    リーダのアンテナに重量測定装置を付設すると共に、事前に、各作業用具の重量データを個体識別IDに紐付けして登録しておき、
    リーダによって読み取ったRFIDタグの個体識別IDを基に各作業用具の重量データを抽出し、これらを合計したものと、前記管理装置によって重量測定した作業用具の総重量データとを比較することによって、自動的に全てのRFIDタグが読み取られたか否かを判定すると共に、事前に登録した作業用具の重量データと実際に測定した作業用具の重量データとを比較し、その差分を検出することによって、作業用具の破損、部品の欠落をも自動的に認識することを特徴とする作業用具の管理装置。
  6. 事前に、欠落する可能性がある部品の重量データを登録しておき、事前に登録した作業用具の重量データと実際に測定した作業用具の重量データとの差分から、欠落した部品の候補を挙げることを特徴とする請求項5に記載の作業用具の管理装置。
  7. 事前に測定した作業用具の重量データを作業用具に装着したRFIDタグや操作用コンピュータに記録しておき、オフラインでも実際に測定した作業用具の重量データと照合できるようにしたことを特徴とする請求項5又は6に記載の作業用具の管理装置。
  8. 請求項1に記載の管理装置と請求項5に記載の管理装置とを組み合わせて使用することを特徴とする作業用具の管理装置。
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