JP6037755B2 - 吸気マニフォールド内の燃焼気体質量分率の予測から燃焼エンジンを制御する方法 - Google Patents

吸気マニフォールド内の燃焼気体質量分率の予測から燃焼エンジンを制御する方法 Download PDF

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Description

本発明は、エンジン制御の分野に関し、特にEGR回路が備わっているガソリンエンジンの燃焼気体再循環率の予測に関する。
小型化したガソリンエンジンは、ガソリンの消費を減少させる好ましい選択対象として現在出現している。実際、この技術によってエンジンの動作点をより効率の高い区間にシフトし、したがって内燃エンジンの動作に固有のポンピングロスを限定することができる。それから、この種類のエンジンでは排気ラインに配置されているタービンによって駆動される圧縮器の存在が必要である。そのような装置は、シリンダの空気の充填を改善し、従来の排気量のエンジンのトルクと同等のトルクを実現するために使用される。したがって、消費を大幅に減少させながら同じ性能を有することができる。
しかし、そのような技術の使用は、エンジンノックの出現の危険性を大幅に増加させる。エンジンが全負荷状態で動作している時に、燃焼室内の熱動力学条件は、混合気の安定性に対して有害な可能性があって、混合気の自己着火を発生させることもある。この現象は、結局は燃焼室を大幅に劣化させる可能性がある。
この問題を解決するために、点火進角を通常遅らせる。この選択肢によって、燃焼サイクルの最後で、したがって排気ライン全体で気体温度が上昇する。それゆえ、この現象に対応するために、吸気の位置で混合気がリッチにされる。
そのような方法には2つの欠点がある。まず、この方法はエンジン消費を増加させ、さらに、排気マニフォールドの下流に配置されており、混合気が理論空燃比にあるときに燃焼に起因する汚染物質の最適な変換をもたらす触媒の効率を悪化させる。
この状態において、排気部分から吸気部分への燃焼気体再循環(EGR)は有望な選択肢である。実際に、燃焼中に反応していない燃焼気体をエンジンのシリンダに供給することによって、全体の燃焼温度を低下させ、エンジンノックの発生を限定することができる。そのため、効率と消費に関して小型化の利点が維持される。さらに、燃焼気体の導入によって、排気気体の温度を低下させ、そのため、触媒やタービンに対するその影響を限定することもできる。
しかし、そのような方法は、エンジンの動作条件全体に大きな影響がある。たとえば、シリンダ内にとらわれている空気質量はEGR構成ではより少なくなる。それは燃焼気体がシリンダ内の新鮮な空気に置き換わるからである。理論空燃比で動作させるには、燃料ループを空気ループに対して調整し、したがって、シリンダ内の気体の組成の正確な予測を得ることが必要である。そのような論法は、可変弁アクチュエータ(VVT)を制御する方法や点火進角方法にも当てはまる。それ以外に、この予測はトルク遷移管理、特に燃焼気体の割合が高すぎると燃焼が消えてしまう可能性のある低負荷でのトルク遷移管理に対して不可欠である。
そのため、吸気マニフォールド内の気体組成予測器の存在は、適切な燃焼制御(たとえば、点火進角制御、気体組成制御)、特に遷移状態での燃焼制御の実現に必要である。
本発明は、一般に、少なくとも1つのシリンダと、吸気マニフォールドを有する吸気回路と、EGR弁を有する燃焼気体再循環回路とを有する燃焼エンジンの燃焼を制御する方法に関する。
本方法は、
新鮮な空気と燃焼気体が混合する混合空間の上流で気体、新鮮な空気、または燃焼気体の流量に対する計測を実施するステップと、
計測値と混合空間内の混合動力学のモデルとから混合空間内に存在している燃焼気体の質量分率を予測するステップと、
混合空間から吸気マニフォールドまでの搬送遅延を予測するステップと、
混合空間内に存在している燃焼気体の質量分率の予測値と搬送遅延の予測値から吸気マニフォールド内の燃焼気体質量分率を実時間で予測するステップと、
吸気マニフォールド内の燃焼気体質量分率から燃焼を制御するステップと、を含む。
本発明によれば、混合空間内の混合動力学のモデルは、大気圧力と、EGR弁の上流の温度と、空間と、EGR弁を通して供給される燃焼気体の質量流量と、吸気回路の入口での新鮮な空気の質量流量との関数である。
本発明によれば、層流の法則を各吸気回路区間内の熱動力学状態が均一になるように定められている吸気回路区間にわたって反復して解くことによって純粋な遅延τが計算される。そのため、熱動力学条件が大気条件に相当している第1の区間、気体の搬送中に圧力と温度が上昇する第2の区間、および温度が低下しており回路の残りの区間からなる第3の区間の3つの区間を定めることができる。
一実施態様によれば、計測値は、吸気ライン入口での新鮮な空気の質量流量の計測値である。他の実施態様によれば、計測値はEGR弁の位置の圧力差ΔPの計測値であって、空間内の燃焼気体質量分率は、圧力差とEGR弁の位置で適用される正確な圧力低下の関係式とから予測される。
一実施態様によれば、燃焼の制御は、比例項を吸気マニフォールド内の燃焼気体質量分率に加算することによる点火進角の制御によって達成される。
他の実施態様によれば、燃焼制御は、燃焼気体質量分率と吸気マニフォールド内の燃焼気体分率設定値との差を最小にするようにEGR弁を制御することによってシリンダ内に含まれている空気質量を制御することによって達成される。
本発明は、少なくとも1つのシリンダと、吸気マニフォールドと、EGR弁を有している燃焼気体再循環回路とを有する燃焼エンジンにも関し、燃焼エンジンにはEGR弁の位置に圧力検出器が備わっているか、または吸気ラインの開始位置にエアフローメータが備わっている。エンジンは、本発明の制御方法を適用するのに適している制御手段を有している。
吸気部分での混合気の組成は必須のデータである。本発明の方法によって、そのような組成、特に吸気マニフォールド内の混合気内に存在している燃焼気体質量分率を実時間で予測し、点火進角の制御またはEGR弁6によるこの分率の制御によって燃焼を制御することができる。
EGR回路を有している過給ガソリンエンジンの図である。 本発明の方法を使用した吸気マニフォールドの位置の混合気内に存在している燃焼気体質量分率の予測の結果を示している図である。 本発明の方法の過程の流れ図である。
本発明の方法のその他の特徴と利点とは、添付の図面を参照して、非限定的な実施形態の以降の説明を読むことで明らかになろう。
図1は、EGR燃焼気体再循環回路が備わっているガソリンエンジン1を示している。燃焼エンジン1の少なくとも1つのシリンダ2には吸気マニフォールド3から空気と燃焼気体とが供給される。吸気回路にはクーラー4とターボチャージャー7の圧縮器とが備わっている。排気ラインは、排気マニフォールド14、ターボチャージャー7のタービン、燃焼気体の一部を吸気回路に噴射するバイパスラインからなる。回路のこの部分には、クーラー4’と、EGR弁6と呼ばれ、吸気回路に噴射される燃焼気体の量を制御する制御弁とが特に設けられている。このエンジンには、EGR弁の位置の圧力差検出器5または吸気ラインの始点の位置のエアフローメータ5’が特に装備されている。図1に示しているようなエンジン1には、直噴装置と可変弁タイミング装置も備わっており、これらの要素は小型化されたエンジン(減少しているエンジン排気量)に通常存在しているが、その存在を本発明の方法においては考慮しない。
対象となる燃焼気体再循環回路は、ターボチャージャー7のタービンと触媒11の下流のエンジン排気部分の位置で燃焼気体を引き込み、ターボチャージャー7の圧縮器の上流のシリンダ2の吸気部分に再噴射する。吸気ラインに再噴射される燃焼気体の量は、EGR燃焼気体再循環回路の下流に配置されており制御されているEGR弁6によって制御される。
ガソリンエンジンは、空気/ガソリン混合気の割合が、空気が過剰ではなく、燃料を完全に燃焼させることができるときに最適な条件で動作するので、排気気体は燃焼気体だけからなると概ね考えられる。したがって、EGR燃焼気体再循環回路は燃焼気体だけで占められている。
[標記]
説明において、上流と下流という用語は空気ループ10内の流れの方向に対して定められている。さらに、使用される主な表記は以下のとおりである。
−t:時間。
−x:吸気回路内の点。
エンジンパラメータ
−Patm、Tatm:大気の圧力と温度。それらは一定と見なすことができる。
−Tam:EGR弁の入口の位置での上流の温度。この温度は、燃焼気体再循環回路内に配置されている交換器(クーラー)4’を通過することによってもたらされる。
−Vbp:新鮮な空気と燃焼気体との混合空間であり、EGR弁の下流。新鮮な空気の送達ラインと燃焼気体の送達ラインとの交差部分のラインによって占められる容積であって、この空間はターボチャージャー7の圧縮器まで延びている。この空間は、図1のハッチングされた区間12に該当している。
−Vadm:吸気マニフォールドの容積。
−Padm、Tadm:吸気マニフォールド内の圧力と温度。従来、吸気温度は一定であると見なされる。実際、マニフォールドの上流に配置されている交換器はそのような調整を行うように寸法が設定されている。
−Φadm、Φech:吸気弁8と排気弁9の弁アクチュエータの位置。これらの変数は基準位置に対する位相差を定量化している。
−N:エンジンの回転数。
空気ループモデルの変数
−BGR:吸気マニフォールド3の位置の空気混合気(新鮮な空気と燃焼気体)内の燃焼気体質量分率。吸気弁8が閉じたときにシリンダ内に存在している燃焼気体の質量を条件付ける。
−BGRbp:EGR弁から下流の容積12の位置の空気混合気(新鮮な空気と燃焼気体)内の燃焼気体質量分率。
−Dgb(t):EGR弁6を通して供給される燃焼気体の質量流量。
−Dair(t):吸気ライン入口の新鮮な空気の質量流量。この量は、計装に依存して、エアフローメータ5’によって計測される。
−Dasp:空気混合気(新鮮な空気と燃焼気体)で充填されるシリンダの質量流量。
−Dthr:ターボチャージャー7の圧縮器の上流の空気混合気(新鮮な空気と燃焼気体)の質量流量。
−τ:新鮮な空気と燃焼気体との混合の時間と吸気マニフォールド3内への送達との間の気体搬送遅延。
−S:EGR弁の有効表面積。この量は、EGR弁を通して流れることができる流体の表面積を特徴付けており、対象のEGR弁の特徴マップを介してEGR弁の開口に関連している。
−Pam:EGR弁の入口の位置での上流の圧力。
−Pav:EGR弁の出口の位置での下流の圧力。
−ΔP:EGR弁の上流と下流との間の圧力差:ΔP=Pam−Pav。この量は、計装に依存して、EGR弁の計装5を使用して計測できる。
−P、T:現在の、つまり点xで時間tでの圧力と温度。
−ν:吸気回路内の空気混合気(新鮮な空気と燃焼気体)の正確な速度。
−Lcana:対象としている吸気回路ラインの長さ。
−A:対象としている吸気回路ラインの有効断面積。
−ρ:気体混合気の密度。
空気ループモデルの定数
−r:本明細書に関連するすべての気体については同じ値で288J/kg/Kである比気体定数(排気気体と空気)。
−γ:気体の比熱比。気体は理想的だと仮定され、この比は、関連する全ての気体について同一の定数であって値が1.4である。
これらの表記に添え字spが付いていれば、考慮している量に関連付けられている設定点の値を表している。
本発明の方法によれば、吸気マニフォールド3の位置の混合気内に存在する燃焼気体質量分率を予測し、それから排気気体再循環回路のEGR弁6を制御することによってこの分率を制御することができる。これは、EGR弁の位置の圧力差検出器または吸気ラインの開始位置のフローメータのいずれかの使用に基づいている。図3は、以下のステップを有している本発明の方法の過程のフロー図である。
1.吸気回路内の混合区間の上流での気体質量流量に対する計測値の取得。
2.吸気マニフォールドの位置の混合気内に存在している燃焼気体質量分率の実時間での予測:
i.気体混合空間内に存在している燃焼気体質量分率の予測。
ii.この空間から吸気マニフォールドへの搬送遅延の予測。
3.予測されたBGRからの燃焼制御。
1−吸気回路内の気体質量流量に対する計測値の取得
第1のステップは、吸気回路内の(新鮮な空気と燃焼気体の)混合区間の上流での気体質量流量(新鮮な空気または燃焼気体)に対する計測の実施することからなる。混合空間は、EGR弁の下流の容積に該当している。これは新鮮な空気の送達ラインと燃焼気体の送達ラインとの交差部分のラインの容積であって、この容積はターボチャージャー7の圧縮器まで延びている。この容積は、図1のハッチングされた区間12に該当している。
これは、燃焼気体の流量に相対的な値、または吸気ライン入口での新鮮な空気の質量流量に相対的な値とすることができる。
一実施形態によれば、吸気ライン入口の新鮮な空気の質量流量は、吸気ラインの開始部分に配置されているエアフローメータ5’を使用して計測される。
他の実施形態(図3参照)によれば、EGR弁の下流の圧力とEGR弁6の上流の圧力との間の差は、EGR弁の位置の圧力差検出器5を使用して計測される。
この値は、EGR弁の位置で、特に新鮮な空気と燃焼気体との混合が発生する混合空間の位置で発生する現象に関連付けられている。
吸気マニフォールドの位置での燃焼気体質量分率の予測値を得るために、この圧力差の計測値またはエアフローメータで得られる計測値から混合空間の位置での燃焼気体質量分率が予測され、それから混合空間から吸気マニフォールドまで移動する距離による遅延が適用される。
2−吸気マニフォールドの位置の混合気内に存在している燃焼気体質量分率の実時間での予測
燃焼気体再循環回路(EGR回路)は、タービンの下流の排気部分の位置で燃焼気体を引き込んで圧縮器の上流の吸気部分内に再噴射する。吸気ライン内に再噴射される燃焼気体の量は、吸気ラインとEGR再循環回路との結合部分の位置で、したがってEGR回路の下流に配置されている弁によって制御される。このアクチュエータ(EGR弁)は吸気マニフォールドから空間的に遠く、以降の変化する搬送遅延は、EGR弁の下流の混合空間の位置での燃焼気体質量分率と吸気マニフォールドの位置での燃焼気体質量分率との間の吸気ライン上で発生する。この混合空間は、新鮮な空気の送達ラインと燃焼気体の送達ラインとの交差部分のラインの容積であって、この容積はターボチャージャー7の圧縮器まで延びている。この容積は、図1のハッチングされた区間12に該当している。
ガソリンエンジンは、空気/ガソリン混合気の割合が、空気が過剰ではなく、燃料を完全に燃焼させることができるときに最適な条件で動作するので、排気気体は燃焼気体だけからなると概ね考えられる。したがって、EGR回路は、燃焼気体によってのみ満たされている。それから再噴射された燃焼気体の動力学を2段階でモデル化することができる。
−混合空間内の混合動力学
Figure 0006037755
−時間の経過による搬送によって表されるこの空間から吸気マニフォールドへの搬送の動力学
Figure 0006037755
したがって、本発明によれば、吸気マニフォールドの位置での混合気内の燃焼気体質量分率BGR(t)の実時間予測は、混合空間内の燃焼気体質量分率の予測によって達成される。それから、この空間から吸気マニフォールドへの搬送遅延が熱動力学条件によって吸気ラインを区分することによって予測される。
i.気体混合空間内に存在している燃焼気体質量分率の予測
吸気マニフォールド内の燃焼気体の組成の予測を提供するために、混合空間内の燃焼気体の組成をまず予測する。そのため方程式E1を解きたい。
Figure 0006037755
これを達成するために、以下のパラメータがわかっている。
−r:本明細書に関連する全ての気体については同じで値が288J/kg/Kである比気体定数(排気気体と空気)。
−Tam:EGR弁6入口の位置での上流の温度。この温度は、燃焼気体再循環回路内に配置されている交換器(クーラー)4’を通過することによってもたらされる。
−Patm:大気圧力。これは、1次の定数と見なすことができる。
−Vbp:混合空間。これは製造者のデータ。
そして、方程式(E1)を解くためには、以下のパラメータを予測しなければならない。
−Dair(t):吸気ライン入口の新鮮な空気の質量流量。
−Dgb(t):EGR弁を通して供給される燃焼気体の質量流量。
gb+Dair、つまり混合空間を離れる気体(新鮮な空気と燃焼気体)の総質量流量を予測するために、Dthr、つまりターボチャージャー7の圧縮器の上流の気体(新鮮な空気と燃焼気体)の質量流量を導入し、Dthr=Dgb+Dair=実際の総流量と書くことができる。この流量Dthrは、静的なシリンダ充填モデルに新鮮な空気のバタフライ弁(図1の13)の位置での正確な圧力低下の動的なモデルを組み合わせることによって構成されたモデルによって予測することができる。たとえば次式のようになる:
Figure 0006037755
ここでPadm、Tadm、およびVadmは既知であって、Daspは気体(新鮮な空気と燃焼気体)で充填されるシリンダの質量流量である。エンジン回転数、吸気マニフォールド内の温度と圧力、および複数のアクチュエータの位置の関数としてシリンダ内の燃焼気体質量を予測する静的な充填モデルを考える。
Figure 0006037755
ここで、
−式A:シリンダ内の燃焼気体の質量。
−式B:シリンダの排気部分での燃焼気体の質量。
Figure 0006037755
Figure 0006037755
−α、α、α:既知のマップであり、PadmとNの関数(テストベンチで実験的に求められる)。
−Vivc:吸気弁8閉じるとき(ivc)のシリンダの容積。この容積は吸気弁アクチュエータの位置Φadmとエンジンの寸法との関数である。
−Vevc:排気弁9が閉じるとき(evc)シリンダの容積。この容積は排気弁アクチュエータの位置Φechとエンジンの寸法との関数である。
−OF:オーバーラップ因子。これは、吸気と排気の弁アクチュエータの両位置Φadm、Φechの関数である。これは以下の関係式によって求められる。
Figure 0006037755
ここで、
−AadmおよびAech:吸気と排気の弁の両開口面積であり、エンジンパラメータ。
−θ:クランク角度。
−θivo:吸気弁が開いたとき(ivo)のクランク角度。この角度は吸気弁アクチュエータの位置Φadmの関数である。
−θevc:排気弁が閉じたとき(evc)のクランク角度。この角度は排気弁アクチュエータの位置Φechの関数である。
−θiv=θev:両方の弁が同じ開口面積を有しているときのクランク角度。
この方程式の系(E3)から、シリンダ内の燃焼気体の質量をエンジンパラメータPadm、N、Φadm、およびΦechとオーバーラップ因子OFから表すことができる。
方程式の系(E3)を組み合わせることによって、燃焼気体の質量の関数gを3つのパラメータPadm、Φadm、およびΦechの関数として定めることができる。
Figure 0006037755
それから関係式(E4)によって空気で充填されるシリンダの質量流量を求めることができる。
Figure 0006037755
それから方程式(E3’)と(E4)とを組み合わせるが、明確にするために、エンジン回転数と吸気温度を式では考慮しない。したがって、シリンダを充填する質量流量と3つのパラメータPadm、Φadm、およびΦechとの間の関数fを定義することができる(E5)。
Figure 0006037755
ターボチャージャー7の圧縮器の上流の空気混合気(新鮮な空気と燃焼気体)の質量流量は、以下のような種類の関係式を使用してそれから導くことができる。
Figure 0006037755
gb(t)を予測するには、エンジンが専用の検出器を備えている場合、EGR弁を通して導入される燃焼気体質量流量、EGR弁の下流の圧力とEGR弁の上流の圧力との差の計測値(段階1)を使用することができる。
Figure 0006037755
EGR弁6の位置での正確な負荷の関係、たとえばバレー−サン・ヴナンの関係式を適用し、EGR弁6を通して供給される燃焼気体の質量流量Dgb、EGR弁6の有効表面積S、弁の上流の温度Tam、およびEGR弁6の位置での圧力差の間の関係(E11)を書くことができる。
Figure 0006037755
この関係式は、バレー−サン・ヴナンの関係式を点1(上流)から点x(下流)に流れる流体に適用して得られ、それによって点xでの流体の速度Vを求めることができる。
Figure 0006037755
は点1の圧力。
それから、速度は以下の式によって質量流量に関連付けられる。
Figure 0006037755
それから以下のような方程式が方程式E11を得るために適用される。
Figure 0006037755
EGR弁の下流の圧力は、大気圧と見なされ、以下の関係は、量ΔP=Pam−PavとPatmとによってのみ表現することが可能である。本発明の有利な実施形態において、このモデルはΔPの小さい値については(たとえば、ΔP<10%Patmについては)線形化することができる。
その代わりに、EGR弁を通して導入される燃焼気体の質量流量であるDgb(t)を予測するために、吸気ライン入口で新鮮な空気の質量流量(Dair)を計測するエアフローメータ5’を使用し、それから、燃焼気体流量を予測するために、Dgb=Dthr−Dairによって、((E3)−(E6))で与えられる流量モデルを使用することができる。
thr=Dgb+Dair=実際の総流量の代わりに混合の動力学(E1)におけるモデル((E6)と(E5))を使用して、混合空間内に存在している燃焼気体の量の予測値をエンジンの計装に依存する[数18]または[数19]によって構成することができる。
Figure 0006037755

Figure 0006037755

したがって、気体混合空間内に存在している燃焼気体質量分率BGRbpを予測する。Dthrの予測は、既知の複数のパラメータから行われ、Dgb(t)の予測は、EGR弁の下流の圧力とEGR弁の上流の圧力との間の圧力の差の計測(段階1)とEGR弁の位置での正確な負荷の関係、たとえばバレー−サン・ヴナンの関係式の適用とによって、または、エアフローメータ5’によって実施される計測(段階1)及びDthrの予測を使用した物質収支とによって行われる。
この方法によって得られた予測値は、EGR弁が閉じたときに初期化(または較正)することが可能で、弁の下流の燃焼気体の割合はゼロである。
ii.この空間から吸気マニフォールドへの搬送遅延の予測
混合空間の位置の燃焼気体質量分率から吸気マニフォールドの位置での燃焼気体質量分率の予測値を求めるために、混合空間から吸気マニフォールドへ移動する距離による純粋な遅延がBGRbpの予測値に適用される。
新鮮な空気と燃焼気体との混合の時間と吸気マニフォールド内への送達との間のこの気体搬送遅延はτで表される。この遅延は移動する距離と空気混合気の速度との関数である。対象としているラインの長さは、Lcanaによって表され、空気混合気の正確な速度はνによって表される。混合気が循環する、対象としているラインの有効断面はAで表される。最後に、Dは現在の質量流量を表す。
純粋な遅延τは、層流の法則から暗示的に定義できる。
Figure 0006037755

Figure 0006037755
熱動力学条件(圧力Pと温度T)が速度と質量流量との間の関係(E8)に関わっており、sは積分変数(mute変数)である。
方程式E7とE8からこの純粋な遅延を予測するために、吸気ラインは支配的な熱動力学的条件に従って分割される。目標は、各区間内の熱動力学的な条件が安定している(一定であるか、線形に変化している)ことである。そのため、この分割はエンジンの構造に依存している。
したがって、一実施形態によれば、熱力学的条件に対する区間の定義は以下の区分化につながる。
−第1の区間はEGR弁とターボチャージャー7の圧縮器との間に位置している。この区間の熱動力学的条件は大気条件に相当している。
−第2の区間はターボチャージャー7の圧縮器からインタークーラー4まで延びている。この区間の圧力と温度とは一様であると見なされる。圧力と温度は、専用の検出器によって計測される。
−対象としている最後の区間は、インタークーラー4と空気バタフライ13との間に位置している。インタークーラーは、大幅に温度を低下させるように寸法が設定されており、温度は一様であってマニフォールド内で計測された温度と等しいと見なされる。圧力も一様であって、インタークーラーの上流の第2の区間の圧力と等しいと見なされる。
これらの区画の各々において、(E7)−(E8)の形式の流れの関係式は、吸気ラインの開始位置(EGR弁)からの反復によって解くことができる。この解法は、積分の離散化と直接の数値計算とによって実施することができる。この関係式は、直接計測によってまたはエンジン検出器の技術的な定義によるモデルを介して得られた熱動力学データを使用する。さらに、質量流量Dの値はモデル(E3)によって近似される。
遅延τがいったん求められると、関係式(E2)が実時間で吸気マニフォールドの位置での混合気内に存在している燃焼気体質量分率の予測値が得られるように適用される。
Figure 0006037755
図2は、本発明の方法を使用した吸気マニフォールドの位置の混合気内に存在している燃焼気体質量分率の予測の結果を示している。対象とする動作点は広範囲を網羅する。エンジン回転数は1000rpmと3000rpmとの間の範囲であって、増分は500rpmである。各エンジン回転数について、トルク要件は20Nmであってそれから220Nmになる。予測されるBGR値(BGR)を実線で示しており、計測された実際の値(BGR)を点線で示している。縦軸はBGRの値(予測または計測)を示しており、横軸はs(秒)で表した時間tを示している。
3.予測されたBGRからのエンジン制御
それから、吸気マニフォールド内の気体の組成の予測によって燃焼を制御することができる。したがって、点火進角またはシリンダ2内に進入する気体の組成を制御することができる。
i.点火進角制御
燃焼エンジンにおいて、空気/ガソリンの混合気の燃焼は、火花の後に通常始まる。火炎前面が伝搬し、混合気の一部がシリンダの壁とピストンの上端に吹き付けられる。圧力と温度の上昇は、壁に吹き付けられていた燃料が自然着火点に到達して、数カ所で着火するほど高くなる。この現象は「エンジンノック」と呼ばれる。したがって、エンジンノックは火花点火エンジンにおいて、なによりもまず異常な燃焼現象であって、エンジンからの金属性のノイズによって外部からでもわかる。エンジンノックは燃焼室内での衝撃波の出現に起因する。
そのような現象を防止するために、点火は、燃焼が発生しないことを保証するように、エンジン回転数と吸入された空気質量の関数として制御される。したがって、従来は、点火進角制御は以下のように書かれる。
Figure 0006037755
ここで、
−関数fは静的なマップ
−AaAは点火しなければならないクランク角度
−Mairは空気質量(新鮮な空気と燃焼気体)
−Neはエンジン回転数。
低圧力EGRが使用される場合、燃焼気体(したがって中性)の存在によって、燃焼を減速することが可能で、この異常燃焼現象を避けることができる。したがって、燃焼効率を改善するために、点火進角を再度最適化することができる。この再最適化は、吸気マニフォールド内の気体の組成の知識に基づいており、吸気マニフォールド内の燃焼気体質量分率BGR(t)に比例項を追加する。したがって、進角制御は以下のように書き換えることができる。
Figure 0006037755
ここで関数gは静的なマップである。
関数fとgとは専門家には公知のようにテストベンチで求められる。
このエンジン制御方法において、BGR予測方法は燃焼の制御に対して非常に重要である。
ii気体の組成の制御
したがって、これによって、シリンダ内の燃焼気体の組成を制御することができる。そのため、以下のステップが開始される。
−吸気マニフォールド3内の燃焼気体分率設定値BGRspを選択するステップと、
−ステップ1と2に従って、吸気マニフォールドの位置の混合気内に存在している燃焼気体質量分率BGR(t)を予測するステップと、
−BGR(t)とBGRspとの差を最小化できるように、EGR弁6の開口設定値Ospを計算するステップと、
−EGR弁6をEGR弁6の開口設定値の関数として制御するステップと、である。
一実施形態によれば、EGR弁6の開口設定値Ospは、比例積分形式のコントローラを使用して計算される。開口設定値Ospの弁への適用は、手動、油圧、空圧、電気、電子、または機械制御によって行うことができる。
このエンジン制御方法において、BGR予測方法は、燃焼の円滑な進行が保証されるようにする気体の組成の制御に対して極めて重要である。
本発明は、少なくとも1つのシリンダ2と、吸気マニフォールド3と、EGR弁6を有している燃焼気体再循環回路とを有する燃焼エンジン1にも関する。燃焼エンジンにはEGR弁6の位置に圧力検出器5が備わっているか、または吸気ラインの開始位置でエアフローメータ5’が備わっている。エンジンは、本発明の制御方法を適用するのに適している制御手段(コントローラ、ソフトウェア)も有している。
1 燃焼エンジン
2 シリンダ
3 吸気マニフォールド
4、4’ クーラー(交換器)
5 圧力検出器
5’ エアフローメータ
6 EGR弁
7 ターボチャージャー
12 混合空間

Claims (8)

  1. 少なくとも1つのシリンダ(2)と、1つのターボチャージャーと、吸気マニフォールド(3)を有する吸気回路と、EGR弁(6)を有する燃焼気体再循環回路と、を有する燃焼エンジン(1)の燃焼を制御する方法であって、
    新鮮な空気と燃焼気体が混合する混合空間Vbpの上流で、気体、新鮮な空気、または燃焼気体の流量に対する計測を実施するステップと、
    前記計測値と前記混合空間内の混合動力学のモデルとから前記混合空間内に存在している燃焼気体の質量分率BGRbpを予測するステップと、
    前記混合空間から前記吸気マニフォールドまでの搬送遅延τを予測するステップと、
    前記混合空間内に存在している前記燃焼気体の質量分率の予測値と前記搬送遅延の予測値とから前記吸気マニフォールド内の燃焼気体質量分率BGR(t)を実時間で予測するステップと、
    前記吸気マニフォールド内の前記燃焼気体質量分率BGR(t)から燃焼を制御するステップと、を含み、
    前記混合空間は、前記EGR弁から前記ターボチャージャーの圧縮器までの容積に対応し、
    前記搬送遅延τは、各吸気回路区間内の熱動力学状態が均一になるように定められている複数の吸気回路区間にわたって層流の法則を反復して解くことによって計算されることを特徴とする方法。
  2. 前記混合空間内の前記混合動力学の前記モデルは、大気圧と、前記EGR弁の上流の温度と、前記空間Vbpと、前記EGR弁を通して供給される燃焼気体の質量流量Dgb(t)と、前記吸気回路の入口での新鮮な空気の質量流量Dair(t)との関数である、請求項1に記載の方法。
  3. 熱動力学条件が大気条件に相当している第1の区間、気体の搬送中に圧力と温度が上昇する第2の区間、および温度が低下しており前記吸気回路の残りの区間からなる第3の区間の3つの区間が定められている、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記計測値は、吸気ライン入口での前記新鮮な空気の質量流量の計測値である、請求項1からのいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記計測値は、前記EGR弁の位置の圧力差ΔPの計測値であって、前記空間内の前記燃焼気体質量分率BGRbpは、前記圧力差ΔPと前記EGR弁の位置で適用される正確な圧力低下の関係とから予測される、請求項1からのいずれか1項に記載の方法。
  6. 燃焼の制御は、比例項を前記吸気マニフォールド内の前記燃焼気体質量分率BGR(t)に加算することによる点火進角制御によって達成される、請求項1からのいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記燃焼の制御は、BGR(t)と前記吸気マニフォールド(3)内の燃焼気体分率の設定値BGRspとの差を最小にするように前記EGR弁の制御によって前記シリンダ内に含まれている空気質量を制御することで達成される、請求項1からのいずれか1項に記載の方法。
  8. 少なくとも1つのシリンダ(2)と、吸気マニフォールド(3)と、EGR弁(6)を有する燃焼気体再循環回路と、を有し、前記EGR弁(6)の位置に圧力検出器(5)が設けられるか、または吸気ラインの開始位置にエアフローメータ(5’)が設けられた燃焼エンジン(1)であって、請求項1からのいずれか1項に記載の制御方法を適用するのに適している制御手段も有することを特徴とする、エンジン。
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