JP6037683B2 - 計測装置、計測装置の作動方法、およびプログラム - Google Patents

計測装置、計測装置の作動方法、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6037683B2
JP6037683B2 JP2012148392A JP2012148392A JP6037683B2 JP 6037683 B2 JP6037683 B2 JP 6037683B2 JP 2012148392 A JP2012148392 A JP 2012148392A JP 2012148392 A JP2012148392 A JP 2012148392A JP 6037683 B2 JP6037683 B2 JP 6037683B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertex
unit
point
polygon
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012148392A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014010098A (ja
Inventor
小川 清富
清富 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2012148392A priority Critical patent/JP6037683B2/ja
Priority to CN201210430057.6A priority patent/CN103528545B/zh
Priority to US13/746,591 priority patent/US8929628B2/en
Publication of JP2014010098A publication Critical patent/JP2014010098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6037683B2 publication Critical patent/JP6037683B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/28Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring areas
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/02Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/28Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring areas
    • G01B11/285Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring areas using photoelectric detection means

Description

本発明は、被写体を撮像して生成した画像データに基づいて画像内の領域の計測を行う計測装置および計測装置の作動方法に関する。また、本発明は、本計測装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムに関する。
画像上の領域の面積を測定する方法としては、面積を計測する領域の形状を多角形で近似し、その多角形を複数の三角形に分割し、分割した各三角形の面積の和として多角形の面積を求める方法が一般的である。特許文献1には、面積を計測する対象となる多角形を指定する方法が開示されている。以下、図26を参照して、特許文献1における多角形の指定方法を説明する。
特許文献1では、多角形の頂点の位置が順に指定され、最後に指定された頂点とその1つ前に指定された頂点とを結ぶ辺が、最初に指定された頂点と2番目に指定された頂点とを結ぶ辺に交差すると、多角形の指定が完了する。例えば、穴の面積の計測においては、図26のように表示装置の画面100上に表示されている穴101の外形線の任意の複数の点(図26では点A〜G)が指定され、順次、各点同士が線分(図中の一点鎖線)で連結され、これらの線分で囲まれていく部分が最後に閉じられた後、線分で囲まれた部分の面積が計算される。
より具体的には、点Aから点Gまでの点が順次指定された後、線分を閉じるために、最後に指定された点Gと、移動可能な点Hとを結ぶ線分が、最初に描かれた線分ABに交差するように点Hが指定される。点Hが指定されると、最後に指定された点Hを点Hに最も近い点(図中では点A)に併合して線分を閉じる処理が行われ、閉じた図形が複数の三角形(△ABC、△ACD、△ADE、△AEF、△AFG)の集合体に置き換えられる。その後、それぞれの三角形の面積が求められ、それらの三角形の面積を合計して穴の面積が求められる。
多角形を複数の三角形に分割して面積を計算する方法は特許文献2に開示されている。また、特許文献3では、多角形を複数の三角形に分割する別の方法が開示されている。
特開2001-275934号公報 特開平6-339454号公報 特開平7-210688号公報
特許文献1で開示されている多角形の指定方法では、多角形を閉じる操作が完了するまで面積の計算を行うことができない。例えば、航空機エンジンのタービンブレードの表面の焦げた領域の面積を計測してそのブレードのOK・NGを判断する場合、大まかな判断を行う段階では簡易に面積を確認できることが望ましいが、多角形を閉じる操作が完了するまで面積等が確認できない。従って、判断に時間がかかるという課題があった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、より簡易に計測を行うことができる計測装置、計測装置の作動方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、被写体を撮像して画像データを生成する撮像部と、前記画像データに基づく画像を表示する表示部と、操作部を介して入力されるユーザの指示により前記画像上で指定される計測点であって、前記操作部を介して入力される移動指示により位置を変更可能な未確定点と、前記操作部を介して入力される前記移動指示によらず位置が固定されている確定点とを含む3点以上の計測点に基づく多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する計測部と、前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させた後、前記操作部を介して前記移動指示が入力された場合、前記未確定点の位置を更新し、更新された前記未確定点を含む前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させる制御部と、を有する計測装置において、前記制御部はさらに、前記操作部を介して挿入指示が入力された場合、新たな前記未確定点を生成し、前記多角形を構成する辺であって2つの前記確定点を含む辺の1つを削除し、削除した辺に含まれる2つの前記確定点のそれぞれと、追加された新たな前記未確定点とを含む2つの辺を、前記多角形を構成する辺に挿入することを特徴とする計測装置である。
また、本発明は、被写体を撮像して画像データを生成する撮像部と、前記画像データに基づく画像を表示する表示部と、操作部を介して入力されるユーザの指示により前記画像上で指定される計測点であって、前記操作部を介して入力される移動指示により位置を変更可能な未確定点と、前記操作部を介して入力される前記移動指示によらず位置が固定されている確定点とを含む3点以上の計測点に基づく多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する計測部と、前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させた後、前記操作部を介して前記移動指示が入力された場合、前記未確定点の位置を更新し、更新された前記未確定点を含む前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させる制御部と、を有する計測装置において、前記制御部はさらに、前記多角形を構成する辺であって、前記未確定点を含む2つの辺の少なくともいずれかの辺が、前記2つの辺以外の前記多角形を構成するいずれかの辺と交差した場合、辺同士が交差しないように、前記多角形を構成する辺を変更することを特徴とする計測装置である
また、本発明の計測装置において、前記制御部はさらに、前記操作部を介して確定指示が入力された場合、新たな前記未確定点を生成することを特徴とする。
また、本発明の計測装置は、被写体を撮像して画像データを生成する撮像部と、前記画像データに基づく画像を表示する表示部と、操作部を介して入力されるユーザの指示により前記画像上で指定される計測点であって、前記操作部を介して入力される移動指示により位置を変更可能な未確定点と、前記操作部を介して入力される前記移動指示によらず位置が固定されている確定点とを含む3点以上の計測点に基づく多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する計測部と、前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させた後、前記操作部を介して前記移動指示が入力された場合、前記未確定点の位置を更新し、更新された前記未確定点を含む前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させる制御部と、を有する計測装置において、前記制御部はさらに、前記操作部を介して確定指示が入力された場合、少なくとも1点の前記未確定点を前記確定点に変更すると共に、新たな前記未確定点を生成することを特徴とする計測装置である
また、本発明の計測装置において、前記制御部は、最後に前記確定点に変更された前記計測点の位置に新たな前記未確定点を生成することを特徴とする。
また、本発明の計測装置において、前記制御部は、前記多角形を構成する辺であって最後に前記確定点に変更された前記計測点を含む辺の中点に新たな前記未確定点を生成することを特徴とする。
また、本発明の計測装置において、前記制御部は、最後に前記確定点に変更された前記計測点から所定の距離だけ離れた位置に新たな前記未確定点を生成することを特徴とする。
また、本発明は、撮像部が被写体を撮像して生成した画像データに基づく画像を表示部が表示する第1のステップと、計測部が、操作部を介して入力されるユーザの指示により前記画像上で指定される計測点であって、前記操作部を介して入力される移動指示により位置を変更可能な未確定点と、前記操作部を介して入力される前記移動指示によらず位置が固定されている確定点とを含む3点以上の計測点に基づく多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する第2のステップと、前記表示部が、前記第2のステップで計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を表示する第3のステップと、前記第3のステップの後、前記操作部を介して前記移動指示が入力された場合、制御部が前記未確定点の位置を更新する第4のステップと、前記計測部が、更新された前記未確定点を含む前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する第5のステップと、前記表示部が、前記第5のステップで計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を表示する第6のステップと、前記操作部を介して挿入指示が入力された場合、前記制御部が、新たな前記未確定点を生成し、前記多角形を構成する辺であって2つの前記確定点を含む辺の1つを削除し、削除した辺に含まれる2つの前記確定点のそれぞれと、追加された新たな前記未確定点とを含む2つの辺を、前記多角形を構成する辺に挿入する第7のステップと、を備えたことを特徴とする計測装置の作動方法である
また、本発明は、撮像部が被写体を撮像して生成した画像データに基づく画像を表示部が表示する第1のステップと、計測部が、操作部を介して入力されるユーザの指示により前記画像上で指定される計測点であって、前記操作部を介して入力される移動指示により位置を変更可能な未確定点と、前記操作部を介して入力される前記移動指示によらず位置が固定されている確定点とを含む3点以上の計測点に基づく多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する第2のステップと、前記表示部が、前記第2のステップで計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を表示する第3のステップと、前記第3のステップの後、前記操作部を介して前記移動指示が入力された場合、制御部が前記未確定点の位置を更新する第4のステップと、前記計測部が、更新された前記未確定点を含む前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する第5のステップと、前記表示部が、前記第5のステップで計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を表示する第6のステップと、前記多角形を構成する辺であって、前記未確定点を含む2つの辺の少なくともいずれかの辺が、前記2つの辺以外の前記多角形を構成するいずれかの辺と交差した場合、前記制御部は、辺同士が交差しないように、前記多角形を構成する辺を変更する第7のステップと、を備えたことを特徴とする計測装置の作動方法である
また、本発明は、撮像部が被写体を撮像して生成した画像データに基づく画像を表示部が表示する第1のステップと、計測部が、操作部を介して入力されるユーザの指示により前記画像上で指定される計測点であって、前記操作部を介して入力される移動指示により位置を変更可能な未確定点と、前記操作部を介して入力される前記移動指示によらず位置が固定されている確定点とを含む3点以上の計測点に基づく多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する第2のステップと、前記表示部が、前記第2のステップで計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を表示する第3のステップと、前記第3のステップの後、前記操作部を介して前記移動指示が入力された場合、制御部が前記未確定点の位置を更新する第4のステップと、前記計測部が、更新された前記未確定点を含む前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する第5のステップと、前記表示部が、前記第5のステップで計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を表示する第6のステップと、前記操作部を介して確定指示が入力された場合、前記制御部が、少なくとも1点の前記未確定点を前記確定点に変更すると共に、新たな前記未確定点を生成する第7のステップと、を備えたことを特徴とする計測装置の作動方法である
また、本発明は、撮像部が被写体を撮像して生成した画像データに基づく画像を表示する表示部と、操作部を介して入力されるユーザの指示により前記画像上で指定される計測点であって、前記操作部を介して入力される移動指示により位置を変更可能な未確定点と、前記操作部を介して入力される前記移動指示によらず位置が固定されている確定点とを含む3点以上の計測点に基づく多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する計測部と、前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させた後、前記操作部を介して前記移動指示が入力された場合、前記未確定点の位置を更新し、更新された前記未確定点を含む前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させ、さらに、前記操作部を介して挿入指示が入力された場合、新たな前記未確定点を生成し、前記多角形を構成する辺であって2つの前記確定点を含む辺の1つを削除し、削除した辺に含まれる2つの前記確定点のそれぞれと、追加された新たな前記未確定点とを含む2つの辺を、前記多角形を構成する辺に挿入する制御部と、としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
また、本発明は、撮像部が被写体を撮像して生成した画像データに基づく画像を表示する表示部と、操作部を介して入力されるユーザの指示により前記画像上で指定される計測点であって、前記操作部を介して入力される移動指示により位置を変更可能な未確定点と、前記操作部を介して入力される前記移動指示によらず位置が固定されている確定点とを含む3点以上の計測点に基づく多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する計測部と、前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させた後、前記操作部を介して前記移動指示が入力された場合、前記未確定点の位置を更新し、更新された前記未確定点を含む前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させ、さらに、前記多角形を構成する辺であって、前記未確定点を含む2つの辺の少なくともいずれかの辺が、前記2つの辺以外の前記多角形を構成するいずれかの辺と交差した場合、辺同士が交差しないように、前記多角形を構成する辺を変更する制御部と、としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
また、本発明は、撮像部が被写体を撮像して生成した画像データに基づく画像を表示する表示部と、操作部を介して入力されるユーザの指示により前記画像上で指定される計測点であって、前記操作部を介して入力される移動指示により位置を変更可能な未確定点と、前記操作部を介して入力される前記移動指示によらず位置が固定されている確定点とを含む3点以上の計測点に基づく多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する計測部と、前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させた後、前記操作部を介して前記移動指示が入力された場合、前記未確定点の位置を更新し、更新された前記未確定点を含む前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させ、さらに、前記操作部を介して確定指示が入力された場合、少なくとも1点の前記未確定点を前記確定点に変更すると共に、新たな前記未確定点を生成する制御部と、としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、多角形の面積および周長の少なくとも一方が計算され、計算された多角形の面積および周長の少なくとも一方が表示された後、操作部を介して移動指示が入力された場合、未確定点の位置が更新され、多角形の面積および周長の少なくとも一方が計算され、計算された多角形の面積および周長の少なくとも一方が表示される。これによって、多角形を閉じる操作を必要とせずに計測結果が得られるので、より簡易に計測を行うことができる。
本発明の第1の実施形態による内視鏡装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態による内視鏡装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による内視鏡装置の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による内視鏡装置の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による内視鏡装置の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による内視鏡装置の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による内視鏡装置の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による内視鏡装置の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による内視鏡装置が備えるモニタの画面に表示される画像を示す参考図である。 本発明の第1の実施形態による内視鏡装置が備えるモニタの画面に表示される画像を示す参考図である。 本発明の第1の実施形態における頂点テーブルの内容を示す参考図である。 本発明の第1の実施形態による内視鏡装置が備えるモニタの画面に表示される画像を示す参考図である。 本発明の第1の実施形態における頂点テーブルの内容を示す参考図である。 本発明の第1の実施形態による内視鏡装置が備えるモニタの画面に表示される画像を示す参考図である。 本発明の第1の実施形態による内視鏡装置が備えるモニタの画面に表示される画像を示す参考図である。 本発明の第1の実施形態による内視鏡装置が備えるモニタの画面に表示される画像を示す参考図である。 本発明の第1の実施形態における頂点テーブルの内容を示す参考図である。 本発明の第1の実施形態による内視鏡装置の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における多角形変更処理の概要を示す参考図である。 本発明の第1の実施形態による内視鏡装置の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における辺テーブルの内容を示す参考図である。 本発明の第2の実施形態における処理の内容を説明するための参考図である。 本発明の第3の実施形態による内視鏡装置が備えるモニタの画面に表示される画像を示す参考図である。 本発明の第3の実施形態による内視鏡装置が備えるモニタの画面に表示される画像を示す参考図である。 ステレオ計測による計測点の3次元座標の求め方を説明するための参考図である。 従来技術における多角形の指定方法を説明するための参考図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本実施形態による計測装置の一例である内視鏡装置の全体構成を示している。図1に示すように、内視鏡装置1は、内視鏡ユニット2と、この内視鏡ユニット2に接続された装置本体3とを備えている。内視鏡ユニット2は、細長な挿入部20と、挿入部20の基端部が接続されているコネクターユニット8とを備えている。コネクターユニット8はコネクター(図示せず)を備え、このコネクターを経由して装置本体3に接続されており、装置本体3に対して着脱できるように構成されている。装置本体3は、内視鏡ユニット2で撮像された被写体の画像や操作制御内容(例えば処理メニュー)等の表示を行う表示装置であるモニタ4(液晶モニタ)と、内部に制御ユニット10(図2参照)を有する筐体5とを備えている。装置本体3には、装置全体の各種動作制御を実行する際に必要な操作を行うための操作部6が接続されている。
挿入部20は、硬質な先端部21と、例えば上下左右に湾曲可能な湾曲部22と、柔軟性を有する可撓管部23とを先端側から順に連設して構成されている。先端部21には、観察視野を2つ有するステレオ光学アダプタや観察視野が1つの通常観察光学アダプタ等、各種光学アダプタが着脱自在になっている。
図2に示すように筐体5内には、CCU9(カメラコントロールユニット)および制御ユニット10が設けられている。挿入部20の基端部はコネクターユニット8に接続されており、コネクターユニット8はコネクターを経由して装置本体3に接続されている。コネクターユニット8は、先端部21に内蔵されている光源を駆動する光源駆動装置と、挿入部20を構成する湾曲部22を湾曲させる湾曲装置とを備えて構成されている。CCU9は、撮像素子28を駆動する駆動装置を備えて構成されている。
先端部21には撮像素子28とLED29が内蔵されている。撮像素子28は、光学アダプタを介して結像された被写体像を光電変換し、撮像信号を生成する。この撮像信号は、CCU9内で例えばNTSC信号等の映像信号(画像データ)に変換されて、制御ユニット10へ供給される。LED29は、被写体に照射する照明光を発生する。
制御ユニット10内には、映像信号が入力される映像信号処理回路12、ROM13、RAM14、カードI/F15(カードインターフェイス)、USB I/F16(USBインターフェイス)、RS−232C I/F17(RS−232Cインターフェイス)、およびCPU18が設けられている。
RS−232C I/F17には、CCU9およびコネクターユニット8が接続されると共に、これらCCU9やコネクターユニット8等の制御および動作指示を行う操作部6が接続されている。ユーザが操作部6を操作すると、その操作内容に基づいて、CCU9およびコネクターユニット8を動作制御する際に必要な通信が行われる。
USB I/F16は、制御ユニット10とパーソナルコンピュータ31とを電気的に接続するためのインターフェイスである。このUSB I/F16を介して制御ユニット10とパーソナルコンピュータ31とを接続することによって、パーソナルコンピュータ31側で内視鏡画像の表示指示や、計測時における画像処理等の各種の指示に基づく制御を行うことが可能になると共に、制御ユニット10とパーソナルコンピュータ31との間での各種の処理に必要な制御情報やデータ等の入出力を行うことが可能になる。
また、カードI/F15には、メモリカード32を自由に着脱することができるようになっている。メモリカード32をカードI/F15に装着することにより、CPU18による制御に従って、このメモリカード32に記憶されている制御処理情報や画像情報等のデータの制御ユニット10への取り込み、あるいは制御処理情報や画像情報等のデータのメモリカード32への記録を行うことが可能になる。
映像信号処理回路12は、CCU9から供給された映像信号に基づく内視鏡画像と、グラフィックによる操作メニューとを合成した合成画像を表示するため、CPU18により生成される、操作メニューに基づくグラフィック画像信号とCCU9からの映像信号を合成する処理や、モニタ4の画面上に表示するのに必要な処理等を行い、表示信号をモニタ4に供給する。また、この映像信号処理回路12は、単に内視鏡画像、あるいは操作メニュー等の画像を単独で表示するための処理を行うことも可能である。したがって、モニタ4の画面上には、内視鏡画像、操作メニュー画像、内視鏡画像と操作メニュー画像との合成画像等が表示される。
CPU18は、ROM13に格納されているプログラムを実行することによって、目的に応じた処理を行うように各種回路部等を制御して、内視鏡装置1全体の動作制御を行う。RAM14は、CPU18によって、データの一時格納用の作業領域として使用される。
CPU18が実行するプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムを内視鏡装置1以外のコンピュータに読み込ませ、実行させてもよい。例えば、パーソナルコンピュータ31がプログラムを読み込んで実行し、プログラムに従って、内視鏡装置1を制御するための制御情報を内視鏡装置1に送信して内視鏡装置1を制御し、内視鏡装置1から映像信号を取得して、取得した映像信号を用いて計測を行ってもよい。
ここで、「コンピュータ」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM、DVD−ROM、フラッシュメモリ等の可搬媒体、コンピュータに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上述したプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータから、伝送媒体を介して、あるいは伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように、情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上述したプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能を、コンピュータに既に記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
図3は、内視鏡装置1のうち、本実施形態の説明の中心となる部分の機能構成を示している。映像信号生成部41はCCU9の機能に対応する。この映像信号生成部41は、撮像素子28から出力された撮像信号に基づいて映像信号を生成する。
操作検出部42、グラフィック画像生成部43、計測部44、制御部45はCPU18の機能に対応する。操作検出部42は、ユーザによる操作部6の操作を検出し、操作内容に応じて、モニタ4の画面上に表示するポインティングカーソルの表示位置を計算する。ユーザは、このポインティングカーソルを用いて、モニタ4の画面に表示される画像上で、被写体上の計測位置を示す計測点を設定する位置を指定する。ユーザは、操作部6に設けられているポインティングデバイスを操作することにより、モニタ4の画面内でポインティングカーソルを移動させることができる。本実施形態のポインティングデバイスは、一例として、8方向を指定可能なジョイスティックと、押下によって操作されるENTERボタンおよびMENUボタンとで構成されている。
グラフィック画像生成部43は、モニタ4の画面上に表示する操作メニューやポインティングカーソル等を含むグラフィック画像信号を生成する。計測部44は、映像信号生成部41によって生成された映像信号に基づいて、計測処理を実行する。計測処理は、ユーザによってポインティングカーソルを用いて設定された計測点の3次元座標を計算し、3点以上の計測点の3次元座標を用いて、それらの計測点で構成される多角形の面積や周長を計算する処理である。制御部45は、操作検出部42、グラフィック画像生成部43、計測部44のそれぞれへの処理の割り当てを制御すると共に、内視鏡装置1全体の動作を制御する。
表示信号生成部46は映像信号処理回路12の機能に対応する。この表示信号生成部46は、映像信号生成部41によって生成された映像信号と、グラフィック画像生成部43によって生成されたグラフィック画像信号とを合成し、表示信号を生成する。モニタ4は、表示信号生成部46によって生成された表示信号に基づいて画像を表示する。
計測処理では、まず計測点の画像面上の2次元座標から、計測点に対応する対応点の画像面上の2次元座標がマッチング処理によって求められる。そして、三角測量の原理を利用したステレオ計測により、計測点と対応点との画像面上での2次元座標から、計測点の3次元座標が計算され、面積や周長の計算に使用される。以下、図25を参照しながら、ステレオ計測による計測点の3次元座標の求め方を説明する。左側および右側の光学系で撮像された画像に対して、三角測量の方法により、左側と右側の光学中心63,64を結ぶ線分の中点を原点Oとして右方向を正にx軸、下方向を正にy軸、光軸と平行に光学系から遠ざかる方向を正にz軸を定義した時の計測点60の3次元座標(X,Y,Z)が以下の(3)式〜(5)式で計算される。ただし、歪み補正が施された左右の画像面上での計測点61,対応点62の2次元座標を、左右それぞれの光学系の光軸と画像面との交点OL、ORを原点として(XL,YL)、(XR,YR)とし、左側と右側の光学中心63,64の距離をDとし、焦点距離をFとし、t=D/(XR−XL)とする。
X=t×XR+D/2 ・・・(3)
Y=−t×YR ・・・(4)
Z=t×F ・・・(5)
上記のように元画像上の画像面上での計測点61、対応点62の座標が決定されると、パラメータDおよびFを用いて計測点60の3次元座標が求まる。いくつかの点の3次元座標を求めることによって、2点間の距離、2点を結ぶ線と1点の距離、面積、深さ、表面形状等の様々な計測が可能である。また、左側の光学中心63または右側の光学中心64から被写体までの距離(物体距離)を求めることも可能となる。物体距離は、先端部21から被写体までの距離であって、例えば撮像素子28または観察光学系から被写体までの距離である。上記のステレオ計測を行うためには、先端部21とステレオ光学アダプタを含む光学系の特性を示す光学データが必要である。なお、マッチング処理および光学データの詳細は、例えば特開2004−49638号公報に記載されているので、その説明を省略する。
本実施形態の計測点は、面積や周長を計算する多角形を構成する頂点である。また、本実施形態の計測点は移動頂点(未確定点)と確定頂点(確定点)のいずれかである。移動頂点は、操作部6に設けられているジョイスティックをユーザが操作して頂点の移動指示を入力することにより、モニタ4の画面に表示される画像上で移動させることが可能な点である。したがって、移動頂点の位置は、ジョイスティックの操作に応じて変化する。確定頂点は、後述する「戻る」、「修正」、「頂点挿入」のいずれかの指示が入力されるまで、頂点の移動指示によらず位置が固定されている点である。操作部6に設けられているENTERボタンをユーザが押下して頂点の確定指示を入力すると、移動頂点は確定頂点に変更される。
次に、計測時の内視鏡装置1の動作を説明する。以下では、3点以上の計測点に基づく多角形の面積を計算する面積計測における内視鏡装置1の動作を説明する。図4〜図8は内視鏡装置1の動作の手順を示している。図9、図10、図12、図14〜図16は、モニタ4の画面に表示される画像を示している。図11、図13、図17は、後述する頂点テーブルの内容の一例を示している。
内視鏡装置1が起動している状態で面積計測が選択されると、内視鏡装置1は、多角形を構成する第1の頂点(1点目の計測点)の位置が確定するのを待つ状態となる。この状態では、まず制御部45は、第1の頂点となる移動頂点の2次元座標を生成する(ステップS100)。2次元座標は、モニタ4の画面に表示される画像上の座標である。本実施形態の例では、第1の頂点となる移動頂点の初期位置の2次元座標は、モニタ4の画面に表示される画像の中央位置の座標である。
ステップS100に続いて、制御部45は、移動頂点の位置に対応する3次元座標を取得する(ステップS105)。より具体的には、ステップS105では以下の処理が行われる。制御部45は、ステップS100で生成した移動頂点の2次元座標を計測部44に通知する。計測部44は、図25を参照して説明した方法により、2次元座標に対応した3次元座標を計算し、その3次元座標を制御部45に通知する。制御部45は、計測部44が計算した3次元座標を移動頂点の3次元座標とする。
移動頂点および確定頂点の情報は頂点テーブルによって管理される。頂点テーブルはRAM14に格納されており、制御部45によって適宜読み出されて参照や更新が行われる。図11(a)は、第1の頂点となる移動頂点が生成されたときの頂点テーブルの内容を示している。頂点テーブルは、頂点番号、2次元座標、3次元座標、種別、および隣接頂点の各情報で構成される。
頂点番号は、頂点を区別するために便宜的に付与される番号であり、移動頂点が生成された順に、各頂点に付与される。種別は移動頂点または確定頂点を示している。隣接頂点は、多角形において隣接する頂点の頂点番号である。各頂点とその隣接頂点は、多角形を構成する辺の両端の点となる。
第1の頂点となる移動頂点が生成されたとき、第1の頂点の頂点番号は1に決定される。前述したように、2次元座標は、モニタ4の画面に表示される画像の中央位置の座標である。3次元座標は、ステップS105で取得された3次元座標である。また、種別は移動頂点であり、隣接頂点は存在しない。
ステップS105に続いて、制御部45は、モニタ4の画面に表示される画像を更新する(ステップS110)。より具体的には、ステップS110では以下の処理が行われる。制御部45は、移動頂点の位置にポインティングカーソルを表示するためのグラフィック画像信号を生成する指示と、ポインティングカーソルの表示位置(移動頂点の2次元座標)とをグラフィック画像生成部43に通知する。グラフィック画像生成部43は、通知された表示位置にポインティングカーソルを表示するためのグラフィック画像信号を生成して表示信号生成部46に出力する。表示信号生成部46は、映像信号生成部41によって生成された映像信号と、グラフィック画像生成部43によって生成されたグラフィック画像信号とを合成することにより表示信号を生成し、モニタ4に出力する。モニタ4は、表示信号に基づいて画像を表示する。このとき、計測精度の目安となる物体距離を画像に表示してもよい。
図9(a)は、第1の頂点となる移動頂点が生成された直後のモニタ4の画面に表示される画像を示している。画面の中央にポインティングカーソル900が表示されると共に、第1の頂点の位置を指定することをユーザに促すメッセージ910が画面の下部に表示される。ポインティングカーソル900およびメッセージ910は、グラフィック画像生成部43が生成したグラフィック画像信号に含まれている。
ステップS110に続いて、制御部45は、多角形を構成する頂点の数を判定し(ステップS115)、その数に応じた処理を行う。頂点の数が3未満(2以下)の場合、処理はステップS130に進み、頂点の数が3以上の場合、処理はステップS120に進む。第1の頂点となる移動頂点が生成された状態では、頂点の数は1であるので、処理はステップS130に進む。
続いて、制御部45は、操作検出部42から通知される操作内容に基づいて、ユーザが行っている操作を判定し(ステップS130)、その操作に応じた処理を行う。ジョイスティックが操作された場合には、頂点の移動指示が入力される。この場合、操作検出部42は、ジョイスティックの操作に応じてポインティングカーソルの表示位置の2次元座標を計算しており、制御部45は、頂点テーブルにおいて、移動頂点である第1の頂点の2次元座標を、操作検出部42によって計算されたポインティングカーソルの表示位置の2次元座標に更新する(ステップS150)。続いて、処理はステップS105に進む。
ステップS105では、ステップS150で更新された2次元座標に対応する3次元座標が計算される。続いて、ステップS110では、図9(b)のように、モニタ4の画面に表示される画像において、ユーザがジョイスティックを操作して指定した位置にポインティングカーソル900が表示される。
ステップS130でENTERボタンが押下された場合には、頂点の確定指示が入力される。この場合、制御部45は、頂点テーブルにおいて第1の頂点の種別を確定頂点に変更する(ステップS145)。第1の頂点の種別が確定頂点に変更された後、内視鏡装置1は、多角形を構成する第2の頂点(2点目の計測点)の位置が確定するのを待つ状態となる。続いて、処理はステップS100に進み、第2の頂点となる移動頂点の2次元座標が生成される。本実施形態の例では、ステップS100で生成された2点目以降の移動頂点の初期位置の2次元座標は、直前に確定頂点に変更された頂点の2次元座標すなわちポインティングカーソルの表示位置の2次元座標である。
続いて、ステップS105では、第2の頂点となる移動頂点の3次元座標が計算され、頂点テーブルが更新される。図11(b)は、第2の頂点となる移動頂点が生成されたときの頂点テーブルの内容を示している。第1の頂点の種別は、ステップS145の処理により移動頂点から確定頂点に変更される。第2の頂点となる移動頂点が生成されたとき、第2の頂点の頂点番号は2に決定される。第2の頂点の種別は移動頂点である。第1の頂点と第2の頂点は互いに隣接しているため、第1の頂点の隣接頂点は第2の頂点であり、第2の頂点の隣接頂点は第1の頂点である。
ステップS105に続いて、ステップS110では、モニタ4の画面に表示される画像が更新される。このとき、制御部45は、移動頂点の位置にポインティングカーソルを表示し、確定頂点の位置に所定のマークを表示するためのグラフィック画像信号を生成する指示と、ポインティングカーソルの表示位置(移動頂点の2次元座標)と、確定頂点の表示位置(確定頂点の2次元座標)とをグラフィック画像生成部43に通知する。グラフィック画像生成部43は、通知された表示位置にポインティングカーソルと所定のマークを表示するためのグラフィック画像信号を生成して表示信号生成部46に出力する。以降は、前述した処理と同様の処理が行われ、モニタ4の画面に表示される画像が更新される。
図9(c)は、第2の頂点となる移動頂点が生成された直後のモニタ4の画面に表示される画像を示している。ENTERボタンが押下されたときのポインティングカーソル900の位置に確定頂点のマーク920が新たに表示される。また、メッセージ910の内容が、第2の頂点の位置を指定することをユーザに促す内容に更新される。
ステップS110に続いて、ステップS115では頂点の数が判定される。第2の頂点となる移動頂点が生成された状態では、頂点の数は2であるため、処理はステップS130に進む。ステップS130では、ユーザが行っている操作が判定される。ジョイスティックが操作された場合には、処理はステップS150に進み、頂点テーブルにおいて、移動頂点である第2の頂点の2次元座標が、操作検出部42によって計算されたポインティングカーソルの表示位置の2次元座標に更新される。
続いて、ステップS105では、ステップS150で更新された2次元座標に対応する3次元座標が計算される。続いて、ステップS110では、図9(d)のように、モニタ4の画面に表示される画像において、ユーザがジョイスティックを操作して指定した位置にポインティングカーソル900が表示される。また、頂点テーブルにおける第1の頂点と第2の頂点の各2次元座標を結ぶ線分930が新たに表示される。本実施形態の例では、移動頂点と確定頂点を結ぶ線分は破線で表示される。線分930は、グラフィック画像生成部43が生成したグラフィック画像信号に含まれている。
ステップS130でENTERボタンが押下された場合には、処理はステップS145に進み、頂点テーブルにおいて第2の頂点の種別が確定頂点に変更される。第2の頂点の種別が確定頂点に変更された後、内視鏡装置1は、多角形を構成する第3の頂点(3点目の計測点)の位置が確定するのを待つ状態となる。続いて、処理はステップS100に進み、第3の頂点となる移動頂点の2次元座標が生成される。
続いて、ステップS105では、第3の頂点となる移動頂点の3次元座標が計算され、頂点テーブルが更新される。図11(c)は、第3の頂点となる移動頂点が生成されたときの頂点テーブルの内容を示している。第2の頂点の種別は、ステップS150の処理により移動頂点から確定頂点に変更される。第3の頂点となる移動頂点が生成されたとき、第3の頂点の頂点番号は3に決定される。第3の頂点の種別は移動頂点である。
3つの頂点が生成されると、それらの頂点で三角形を構成することが可能となる。三角形において、第1の頂点と第2の頂点が互いに隣接しており、第2の頂点と第3の頂点が互いに隣接しており、第3の頂点と第1の頂点が互いに隣接している。したがって、第1の頂点の隣接頂点は第2の頂点と第3の頂点であり、第2の頂点の隣接頂点は第1の頂点と第3の頂点であり、第3の頂点の隣接頂点は第1の頂点と第2の頂点である。
各頂点とその隣接頂点とを結ぶ線分が多角形の辺を構成する。例えば、第1の頂点の隣接頂点は第2の頂点と第3の頂点であり、第1の頂点と第2の頂点とを結ぶ線分、および第1の頂点と第3の頂点とを結ぶ線分が三角形の辺を構成する。
ステップS105に続いて、ステップS110では、モニタ4の画面に表示される画像が更新される。このとき、制御部45は、移動頂点の位置にポインティングカーソルを表示し、確定頂点の位置に所定のマークを表示するためのグラフィック画像信号を生成する指示と、ポインティングカーソルの表示位置(移動頂点の2次元座標)と、確定頂点の表示位置(確定頂点の2次元座標)とをグラフィック画像生成部43に通知する。グラフィック画像生成部43は、通知された表示位置にポインティングカーソルと所定のマークを表示するためのグラフィック画像信号を生成して表示信号生成部46に出力する。以降は、前述した処理と同様の処理が行われ、モニタ4の画面に表示される画像が更新される。
ステップS110に続いて、ステップS115では頂点の数が判定される。第3の頂点となる移動頂点が生成された状態では、頂点の数は3であるため、処理はステップS120に進む。続いて、制御部45は、計測部44に多角形の面積を計算させ、計算結果を取得する面積計算処理を行う(ステップS120)。図5は、面積計算処理の手順を示している。
まず、制御部45は計測部44に多角形の面積の計算指示を通知する。計測部44は、頂点テーブルに基づいて、多角形を構成する各頂点の位置関係を把握し、多角形を複数の三角形に分割する(ステップS120a)。例えば、n個(n≧3)の頂点が生成されている場合、第1の頂点と第k(2≦k<n)の頂点と第k+1の頂点とで三角形が構成されるように多角形が分割される。生成されている頂点の数が3の場合には、多角形は三角形であるので、多角形の分割は行われない。
ステップS120aに続いて、計測部44は、分割した各三角形について面積を計算する(ステップS120b)。より具体的には、ステップS120bでは、計測部44は、各頂点の3次元座標から三角形の各辺の長さa,b,cを計算し、以下の(1)式(ヘロンの公式)と(2)式により、三角形の面積Sを計算する。
Figure 0006037683
全ての三角形について、ステップS120bで面積を計算した後、計測部44は、全ての三角形の面積を合計することにより、多角形の面積を計算し、計算結果を制御部45に通知する(ステップS120c)。生成されている頂点の数が3の場合には、ステップS120bで計算された面積がそのまま多角形(三角形)の面積となる。ステップS120cの処理が終了すると、面積計算処理が終了する。
ステップS120に続いて、制御部45は、多角形の面積をモニタ4の画面に表示する(ステップS125)。より具体的には、ステップS125では以下の処理が行われる。制御部45は、多角形の面積の計算結果を含むメッセージを表示するためのグラフィック画像信号を生成する指示と、ステップS120で計算された多角形の面積の計算結果とをグラフィック画像生成部43に通知する。グラフィック画像生成部43は、通知された計算結果を含むメッセージを表示するためのグラフィック画像信号を生成して表示信号生成部46に出力する。以降は、前述した処理と同様の処理が行われ、モニタ4の画面に表示される画像が更新される。
図10(a)は、第3の頂点となる移動頂点が生成され、多角形の面積が計算された直後のモニタ4の画面に表示される画像を示している。ENTERボタンが押下されたときのポインティングカーソル900の位置に確定頂点のマーク921が新たに表示される。また、メッセージ910の内容が、第3の頂点の位置を指定することをユーザに促す内容に更新される。また、多角形の面積の計算結果を示すメッセージ911が画面の上部に新たに表示される。第3の頂点となる移動頂点が生成された後、ポインティングカーソル900が移動するまで多角形の面積は0である。また、頂点テーブルにおける第1の頂点と第2の頂点の各2次元座標を結ぶ線分930が線分931に更新される。本実施形態の例では、確定頂点同士を結ぶ線分は実線で表示される。マーク921、メッセージ911、および線分931は、グラフィック画像生成部43が生成したグラフィック画像信号に含まれている。
ステップS125の処理が終了すると、処理はステップS130に進む。ステップS130では、ユーザが行っている操作が判定される。ジョイスティックが操作された場合には、処理はステップS150に進み、頂点テーブルにおいて、移動頂点である第3の頂点の2次元座標が、操作検出部42によって計算されたポインティングカーソルの表示位置の2次元座標に更新される。
続いて、ステップS105では、ステップS150で更新された2次元座標に対応する3次元座標が計算され、ステップS110では、モニタ4の画面に表示される画像が更新される。続いて、ステップS115で頂点の数が判定された後、ステップS120で多角形の面積が計算される。続いて、ステップS125では、図10(b)のように、モニタ4の画面に表示される画像において、メッセージ911における多角形の面積の計算結果が更新される。また、頂点テーブルにおける第1の頂点と第3の頂点の各2次元座標を結ぶ線分932と、頂点テーブルにおける第2の頂点と第3の頂点の各2次元座標を結ぶ線分933とが新たに表示される。線分932,933は、グラフィック画像生成部43が生成したグラフィック画像信号に含まれている。
ステップS130でENTERボタンが押下された場合には、処理はステップS145に進み、頂点テーブルにおいて第3の頂点の種別が確定頂点に変更される。第3の頂点の種別が確定頂点に変更された後、内視鏡装置1は、多角形を構成する第4の頂点(4点目の計測点)の位置が確定するのを待つ状態となる。続いて、処理はステップS100に進み、第4の頂点となる移動頂点の2次元座標が生成される。この後、上述した処理と同様の処理が行われる。
図11(d)は、第4の頂点となる移動頂点が生成されたときの頂点テーブルの内容を示している。第3の頂点の種別は、ステップS150の処理により移動頂点から確定頂点に変更される。第4の頂点となる移動頂点が生成されたとき、第4の頂点の頂点番号は4に決定される。第4の頂点の種別は移動頂点である。また、第4の頂点の隣接頂点は第3の頂点と第1の頂点である。
第4の頂点となる移動頂点が生成されたことにより、他の各頂点の隣接頂点が更新される。例えば、第4の頂点となる移動頂点が生成される前、第1の頂点の隣接頂点は第2の頂点と第3の頂点であるが、第4の頂点となる移動頂点が生成されると、第1の頂点の隣接頂点であった第3の頂点が第4の頂点に変更される。また、第4の頂点となる移動頂点が生成される前、第3の頂点の隣接頂点は第2の頂点と第1の頂点であるが、第4の頂点となる移動頂点が生成されると、第3の頂点の隣接頂点であった第1の頂点が第4の頂点に変更される。
図10(c)は、第4の頂点となる移動頂点が生成された直後のモニタ4の画面に表示される画像を示している。ENTERボタンが押下されたときのポインティングカーソル900の位置に確定頂点のマーク922が新たに表示される。また、メッセージ910の内容が、第4の頂点の位置を指定することをユーザに促す内容に変更される。また、頂点テーブルにおける第2の頂点と第3の頂点の各2次元座標を結ぶ線分933が線分934に更新される。マーク922および線分934は、グラフィック画像生成部43が生成したグラフィック画像信号に含まれている。
図10(d)は、第4の頂点となる移動頂点の位置を示すポインティングカーソルが移動し、多角形の面積が計算された直後のモニタ4の画面に表示される画像を示している。ユーザがジョイスティックを操作して指定した位置にポインティングカーソル900が表示されると共に、メッセージ911における多角形の面積の計算結果が更新される。
上記の処理において、移動頂点が、多角形を構成する辺と接触した場合に、その接触した辺を移動頂点が越えないようにポインティングカーソルの移動範囲を制限してもよい。これによって、多角形の辺同士が交差しないようにすることができる。
上記の処理では、ユーザが頂点を確定する操作(ENTERボタンの押下)を行ったときに、確定頂点に変更された頂点の位置(ポインティングカーソルの位置)に新たな移動頂点が生成されるが、移動頂点が生成される位置は他の位置でもよい。例えば、移動頂点が生成される位置は、最後に確定頂点に変更された確定頂点以外の確定頂点の位置でもよいし、最後に確定頂点に変更された確定頂点を含む辺の中点の位置でもよいし、最後に確定頂点に変更された確定頂点の位置から所定距離だけ離れた位置でもよい。
上記のように、移動頂点と確定頂点で構成される多角形の面積の計算結果が表示され、移動頂点の移動に応じて多角形の面積の計算結果が更新される。このため、ユーザが多角形を閉じる操作を行う必要はなく、より簡易に計測を行うことができる。例えば、航空機エンジンのタービンブレードの表面の焦げた領域の面積を計測して、計測結果をある閾値と比較し、計測結果が閾値を超えるか否かによりタービンブレードのOK・NGを判断する検査を行う場合に本実施形態の内視鏡装置は便利である。例えば、ユーザは、少ない数の計測点で、焦げた領域よりも少し小さめの多角形を大雑把に指定し、その時点で得られた面積を閾値と比較する。面積が閾値を超えている場合には、その段階ですぐにタービンブレードがNGであると判断できるようになる。したがって、検査時間を短縮することができる。
ステップS130において、操作部6に設けられているMENUボタンが押下された場合には、メニューの表示指示が入力される。この場合、制御部45は、モニタ4の画面にメニューを表示する(ステップS135)。より具体的には、ステップS135では以下の処理が行われる。制御部45は、メニューを表示するためのグラフィック画像信号を生成する指示をグラフィック画像生成部43に通知する。グラフィック画像生成部43は、メニューを表示するためのグラフィック画像信号を生成して表示信号生成部46に出力する。以降は、前述した処理と同様の処理が行われ、モニタ4の画面に表示される画像が更新され、メニューが新たに表示される。
ステップS135に続いて、制御部45は、操作検出部42から通知されるジョイスティックの操作内容に基づいて、ユーザが行っている操作を判定し(ステップS140)、その操作に応じた処理を行う。メニューから「戻る」が選択された場合には、戻る処理の実行指示が入力される。この場合、制御部45は、後述する戻る処理を行う(ステップS155)。メニューから「修正」が選択された場合には、修正処理の実行指示が入力される。この場合、制御部45は、後述する修正処理を行う(ステップS160)。メニューから「頂点挿入」が選択された場合には、頂点挿入処理の実行指示が入力される。この場合、制御部45は、後述する頂点挿入処理を行う(ステップS165)。
メニューから「形状確定」が選択された場合には、多角形の形状の確定指示が入力される。この場合、制御部45は、多角形を構成する頂点の数を判定し(ステップS170)、その数に応じた処理を行う。頂点の数が3未満(2以下)の場合、処理はステップS130に進み、頂点の数が3以上の場合、処理はステップS175に進む。
頂点の数が3以上の場合、制御部45は、移動頂点を確定頂点に変更し、多角形の面積をモニタ4の画面に表示する(ステップS175)。より具体的には、ステップS175では以下の処理が行われる。制御部45は、多角形の面積の計算結果を含むメッセージを表示し、確定頂点の位置に所定のマークを表示するためのグラフィック画像信号を生成する指示と、ステップS120で計算された多角形の面積の計算結果と、確定頂点の表示位置(確定頂点の2次元座標)とをグラフィック画像生成部43に通知する。グラフィック画像生成部43は、通知された計算結果を含むメッセージを表示し、通知された表示位置に所定のマークを表示するためのグラフィック画像信号を生成して表示信号生成部46に出力する。以降は、前述した処理と同様の処理が行われ、モニタ4の画面に表示される画像が更新される。ステップS175で画像が更新された後、ユーザがジョイスティックの操作によりポインティングカーソルを移動させても、表示される面積は変化しない。
例えば、航空機エンジンのタービンブレードのOK・NGを詳細に判断する検査を行う場合、ユーザは、タービンブレードの表面の焦げた領域を近似できる程度の数の計測点で多角形を指定し、多角形の形状を確定させた後、面積を閾値と比較する。これによって、高精度に検査を行うことができる。
次に、ステップS155で行われる、戻る処理の詳細を説明する。戻る処理は、最後に確定頂点となった頂点を移動頂点に戻す処理である。以下では、第4の頂点となる確定頂点を移動頂点に戻す場合を例として、戻る処理の詳細を説明する。
図12(a)は、第5の頂点となる移動頂点が生成された直後のモニタ4の画面に表示される画像を示している。ENTERボタンが押下されたときのポインティングカーソル900の位置に確定頂点のマーク923が新たに表示される。図12(b)は、MENUボタンが押下されたときにモニタ4の画面に表示される画像を示している。MENUボタンが押下されたときのポインティングカーソル900の位置に、メニュー940が新たに表示される。また、メッセージ910の内容が戻る処理の内容に変更される。
メニュー940は、グラフィック画像生成部43が生成したグラフィック画像信号に含まれている。メニュー940には、「戻る」、「形状確定」、「修正」、「頂点挿入」の各文字が表示される。メニュー940が表示されたとき、「戻る」がハイライト(強調表示)される。ユーザがジョイスティックを操作すると、ポインティングカーソル900が移動し、ハイライトされる文字が変更される。「戻る」がハイライトされているときにユーザがENTERボタンを押下すると、戻る処理が行われる。
図6は、戻る処理の手順を示している。まず、制御部45は、頂点テーブルから移動頂点の情報を削除する(ステップS155a)。
図13(a)は、第5の頂点となる移動頂点が生成されたときの頂点テーブルの内容を示している。第4の頂点の種別は移動頂点から確定頂点に変更される。また、第5の頂点に関する情報が追加され、各頂点の隣接頂点が更新される。図13(b)は、ステップS155aの処理が行われたときの頂点テーブルの内容を示している。ステップS155aの処理により、第5の頂点の情報が削除される。
第5の頂点が削除されたことにより、各頂点の隣接頂点が更新される。例えば、第5の頂点が削除される前、第1の頂点の隣接頂点は第5の頂点と第2の頂点であるが、第5の頂点が削除されると、第1の頂点の隣接頂点であった第5の頂点が第4の頂点に変更される。また、第5の頂点が削除される前、第4の頂点の隣接頂点は第3の頂点と第5の頂点であるが、第5の頂点が削除されると、第4の頂点の隣接頂点であった第5の頂点が第1の頂点に変更される。
ステップS155aに続いて、制御部45は、頂点テーブルにおいて、最後に確定頂点となった頂点の種別を移動頂点に変更する(ステップS155b)。ステップS155bの処理により、頂点テーブルは、図11(d)に示した状態となる。最後に確定頂点となった第4の頂点の種別が確定頂点から移動頂点に変更される。
ステップS155bの処理が終了すると、戻る処理が終了する。戻る処理の終了後、処理はステップS105に進む。戻る処理が終了した時点で、内視鏡装置1は、多角形を構成する第4の頂点(4点目の計測点)の位置が確定するのを待つ状態となり、ポインティングカーソルの表示位置は、戻る処理によって確定頂点から移動頂点に変更された第4の頂点の位置に変更される。戻る処理が終了した直後のステップS110では、モニタ4の画面に表示される画像は図10(d)のようになる。
上記のように、戻る処理を行うことによって、最後に確定頂点となった頂点を移動頂点に戻して、頂点の指定を再度行うことができる。
次に、ステップS160で行われる修正処理の詳細を説明する。修正処理は、確定頂点の位置を修正するため、選択された確定頂点を移動頂点に変更する処理である。以下では、第4の頂点となる移動頂点が確定頂点となり、第5の頂点となる移動頂点が生成された後、任意の確定頂点の位置を修正する場合を例として、修正処理の詳細を説明する。
図14(a)は、MENUボタンが押下された後にモニタ4の画面に表示される画像を示している。MENUボタンが押下されてメニュー940が表示された後、ジョイスティックの操作により「修正」がハイライトされると、メッセージ910の内容が修正処理の内容に変更される。「修正」がハイライトされているときにユーザがENTERボタンを押下すると、修正処理が行われる。
図7は修正処理の手順を示している。まず、制御部45は、頂点テーブルから移動頂点の情報を削除する(ステップS160a)。
第5の頂点となる移動頂点が生成されたときの頂点テーブルの内容は、図13(a)に示した通りである。また、ステップS160aの処理が行われたときの頂点テーブルの内容は、図13(b)に示した通りである。
ステップS160aに続いて、制御部45は、頂点テーブルにおいて、最後に確定頂点となった頂点を修正対象として選択する(ステップS160b)。続いて、制御部45は、モニタ4の画面に表示される画像において、修正対象の確定頂点をハイライトする(ステップS160c)。
より具体的には、ステップS160cでは以下の処理が行われる。制御部45は、修正対象として選択した確定頂点をハイライトするためのグラフィック画像信号を生成する指示と、ハイライトする確定頂点の表示位置(確定頂点の2次元座標)とをグラフィック画像生成部43に通知する。グラフィック画像生成部43は、通知された表示位置に所定のマークを表示するためのグラフィック画像信号を生成して表示信号生成部46に出力する。以降は、前述した処理と同様の処理が行われ、モニタ4の画面に表示される画像が更新される。
図14(b)は、メニュー上で「修正」がハイライトされている状態でENTERボタンが押下されたときにモニタ4の画面に表示される画像を示している。最後に確定頂点となった確定頂点の位置に、その確定頂点を他の確定頂点と区別するマーク950が表示される。また、メッセージ910の内容が、修正対象の頂点の選択をユーザに促す内容に変更される。
ステップS160cに続いて、制御部45は、操作検出部42から通知される操作内容に基づいて、ユーザが行っている操作を判定し(ステップS160d)、その操作に応じた処理を行う。ジョイスティックが操作された場合には、修正対象の変更指示が入力される。この場合、制御部45は、最後にハイライトされた頂点と異なる頂点を修正対象として選択する(ステップS160f)。
続いて、処理はステップS160cに進む。ステップS160cでは、修正対象が変更される前に修正対象だった確定頂点の表示形態が元に戻り、修正対象が変更された後に修正対象となった確定頂点がハイライトされる。
図14(c)は、修正対象が変更された後にモニタ4の画面に表示される画像を示している。修正対象が変更される前に修正対象だった確定頂点の位置に、修正対象でない確定頂点と同じマーク923が表示され、新たに修正対象となった確定頂点の位置に、その確定頂点を他の確定頂点と区別するマーク951が表示される。
ステップS160dでENTERボタンが操作された場合には、修正対象の確定指示が入力される。この場合、制御部45は、頂点テーブルにおいて、修正対象の確定頂点の種別を移動頂点に変更する(ステップS160e)。例えば、第4の頂点が修正対象として選択された場合、変更後の頂点テーブルは図11(d)のようになり、第4の頂点の種別が移動頂点に変更される。
ステップS160eの処理が終了すると、修正処理が終了する。修正処理の終了後、処理はステップS105に進む。修正処理が終了した時点で、内視鏡装置1は、多角形を構成する第4の頂点(4点目の計測点)の位置が確定するのを待つ状態となり、ポインティングカーソルの表示位置は、修正処理によって確定頂点から移動頂点に変更された第4の頂点の位置に変更される。修正処理が終了した直後のステップS110では、モニタ4の画面に表示される画像は図10(d)のようになる。
上記のように、修正処理を行うことによって、任意の確定頂点を移動頂点に戻して、頂点の指定を再度行うことができる。
次に、ステップS165で行われる頂点挿入処理の詳細を説明する。頂点挿入処理は、選択された辺に移動頂点を挿入すると共に多角形の辺を変更する処理である。以下では、第4の頂点となる移動頂点が確定頂点となり、第5の頂点となる移動頂点が生成された後、任意の辺に移動頂点を挿入する場合を例として、頂点挿入処理の詳細を説明する。
図15(a)は、MENUボタンが押下された後にモニタ4の画面に表示される画像を示している。MENUボタンが押下されてメニュー940が表示された後、ジョイスティックの操作により「頂点挿入」がハイライトされると、メッセージ910の内容が頂点挿入処理の内容に変更される。「頂点挿入」がハイライトされているときにユーザがENTERボタンを押下すると、頂点挿入処理が行われる。
図8は頂点挿入処理の手順を示している。まず、制御部45は、頂点テーブルから移動頂点の情報を削除する(ステップS165a)。
第5の頂点となる移動頂点が生成されたときの頂点テーブルの内容は、図13(a)に示した通りである。また、ステップS165aの処理が行われたときの頂点テーブルの内容は、図13(b)に示した通りである。
ステップS165aに続いて、制御部45は、頂点テーブルにおいて、ステップS165aで削除した移動頂点の2つの隣接頂点を結ぶ辺を頂点挿入対象として選択する(ステップS165b)。続いて、制御部45は、モニタ4の画面に表示される画像において、頂点挿入対象の辺をハイライトする(ステップS165c)。
より具体的には、ステップS165cでは以下の処理が行われる。制御部45は、頂点挿入対象として選択した辺をハイライトするためのグラフィック画像信号を生成する指示と、ハイライトする辺の表示位置(辺を構成する2つの確定頂点の2次元座標)とをグラフィック画像生成部43に通知する。グラフィック画像生成部43は、通知された表示位置に所定の表示形態で辺を表示するためのグラフィック画像信号を生成して表示信号生成部46に出力する。以降は、前述した処理と同様の処理が行われ、モニタ4の画面に表示される画像が更新される。
図15(b)は、メニュー上で「頂点挿入」がハイライトされている状態でENTERボタンが押下されたときにモニタ4の画面に表示される画像を示している。ステップS165aで頂点テーブルから第5の頂点の情報が削除されるので、第5の頂点の隣接頂点である第1の頂点と第4の頂点を結ぶ辺960がハイライトされる。また、メッセージ910の内容が、頂点挿入対象の辺の選択をユーザに促す内容に変更される。
ステップS165cに続いて、制御部45は、操作検出部42から通知される操作内容に基づいて、ユーザが行っている操作を判定し(ステップS165d)、その操作に応じた処理を行う。ジョイスティックが操作された場合には、頂点挿入対象の変更指示が入力される。この場合、制御部45は、最後にハイライトされた辺と異なる辺を頂点挿入対象として選択する(ステップS165f)。
続いて、処理はステップS165cに進む。ステップS165cでは、頂点挿入対象が変更される前に頂点挿入対象だった辺の表示形態が元に戻り、頂点挿入対象が変更された後に頂点挿入対象となった辺がハイライトされる。
図15(c)は、頂点挿入対象が変更された後にモニタ4の画面に表示される画像を示している。頂点挿入対象が変更される前に頂点挿入対象だった辺960は、頂点挿入対象でない他の辺と同じ種類の線分で表示され、新たに頂点挿入対象となった辺961がハイライトされる。
ステップS165dでENTERボタンが操作された場合には、頂点挿入対象の確定指示が入力される。この場合、制御部45は、頂点テーブルにおいて、頂点挿入対象の辺の中点に移動頂点を追加する(ステップS165e)。
図17は、第3の頂点と第4の頂点を結ぶ辺の中点に、第5の頂点となる移動頂点が追加されたときの頂点テーブルの内容を示している。頂点テーブルに、第5の頂点に関する情報が追加される。第5の頂点の2次元座標は、第3の頂点と第4の頂点を結ぶ辺の中点の2次元座標である。第5の頂点の3次元座標は、頂点挿入処理が終了した後、最初にステップS105の処理が行われたときに計算され、頂点テーブルに値が記録される。第5の頂点の種別は移動頂点であり、隣接頂点は第3の頂点と第4の頂点である。
第5の頂点が追加されたことにより、各頂点の隣接頂点が更新される。例えば、第5の頂点が追加される前、第3の頂点の隣接頂点は第2の頂点と第4の頂点であるが、第5の頂点が追加されると、第3の頂点の隣接頂点であった第4の頂点が第5の頂点に変更される。また、第5の頂点が追加される前、第4の頂点の隣接頂点は第3の頂点と第1の頂点であるが、第5の頂点が追加されると、第4の頂点の隣接頂点であった第3の頂点が第5の頂点に変更される。
ステップS165eの処理が終了すると、頂点挿入処理が終了する。頂点挿入処理の終了後、処理はステップS105に進む。頂点挿入処理が終了した時点で、内視鏡装置1は、多角形を構成する第5の頂点(5点目の計測点)の位置が確定するのを待つ状態となり、ポインティングカーソルの表示位置は、頂点挿入処理によって追加された移動頂点の位置に変更される。
第5の頂点が追加されたことにより、モニタ4に表示される画像において、多角形を構成する辺が変更される。第5の頂点が追加される前に表示されていた、第3の頂点と第4の頂点を含む辺は削除され、第3の頂点と第5の頂点を含む辺、および第4の頂点と第5の頂点を含む辺が表示される。
図16(a)は、第5の頂点となる移動頂点が生成された直後のモニタ4の画面に表示される画像を示している。第3の頂点と第4の頂点を結ぶ辺の中点の位置にポインティングカーソル900が表示される。また、メッセージ910の内容が、第5の頂点の位置を指定することをユーザに促す内容に変更される。また、辺961は削除され、第3の頂点と第5の頂点の各2次元座標を結ぶ線分935と、第4の頂点と第5の頂点の各2次元座標を結ぶ線分936とが表示される。
図16(b)は、第5の頂点となる移動頂点の位置を示すポインティングカーソルが移動し、多角形の面積が計算された直後のモニタ4の画面に表示される画像を示している。ユーザがジョイスティックを操作して指定した位置にポインティングカーソル900が表示されると共に、メッセージ911における多角形の面積の計算結果が更新される。
上記の処理では、頂点挿入対象となった辺の中点に新たな移動頂点が追加されるが、移動頂点が追加される位置は辺上の位置でなくてもよい。例えば、移動頂点が追加される位置は、頂点挿入対象となった辺に含まれる頂点の近傍の位置であって、頂点挿入対象となった辺の上ではない位置でもよい。
上記のように、頂点挿入処理を行うことによって、多角形を構成する任意の辺に移動頂点を追加して、頂点の指定を再度行うことができる。
本実施形態では、多角形の面積を計算しているが、多角形を構成する全ての辺の長さを合計した周長を計算してもよい。周長の計算は図4のステップS120で行えばよい。例えば、制御部45は計測部44に多角形の周長の計算指示を通知する。計測部44は、頂点テーブルに基づいて、多角形を構成する各辺を把握し、各辺を構成する2つの頂点の3次元座標間の距離を計算することで各辺の長さを計算する。続いて、計測部44は、各辺の長さを合計することで周長を計算し、計算結果を制御部45に通知する。本実施形態では、多角形の面積と周長のどちらか一方のみを計算してもよいし、多角形の面積と周長の両方を計算してもよい。
また、本実施形態では、多角形を構成する頂点の3次元座標をステレオ計測によって求めているが、例えば明部と暗部からなる平行縞を用いた縞投影法により3次元座標を求めてもよいし、赤外光を用いたTOF方式を適用した距離画像センサーにより3次元座標を求めてもよい。
また、本実施形態では、移動頂点の2次元座標が更新されたときにその3次元座標を求めているが、画像の取得時や面積計測の開始時等に画像内の全ての点に対応する3次元座標を計算し保持するようにしてもよい。
また、本実施形態のポインティングデバイスは、ジョイスティック、ENTERボタン、およびMENUボタンで構成されているが、マウス、タッチパネル、タブレット等の他の種類のポインティングデバイスであってもよい。マウスを用いた場合、ENTERボタンによる確定操作を例えば左クリックで代用することができる。
上述したように、本実施形態によれば、多角形の面積および周長の少なくとも一方が計算され、計算された多角形の面積および周長の少なくとも一方が表示される。その後、操作部6を介して頂点の移動指示が入力された場合、未確定点である移動頂点の位置が更新され、多角形の面積および周長の少なくとも一方が計算され、計算結果が表示される。これによって、多角形を閉じる操作を必要とせずに計測結果が得られるので、より簡易に計測を行うことができる。
また、本実施形態では、戻る処理、修正処理、頂点挿入処理のいずれかの処理を行うことによって、確定頂点を移動頂点に変更する、あるいは新たな移動頂点を追加することができ、頂点の指定を最初からやり直す必要はない。したがって、例えばユーザが、検査対象のOK・NGの大まかな判断を行うスクリーニングの段階では頂点数の少ない多角形を指定して面積を確認した後、計測精度を上げるため、頂点の位置を変更したり、頂点数を増やしたりして多角形を指定して面積を確認する場合に、効率よく作業を進めることができる。
(変形例)
次に、本実施形態の変形例を説明する。図18は、図4の変形例を示している。図18では、ステップS150,S155,S160,S165の処理の終了後に多角形変更処理(ステップS200)が行われる。移動頂点の移動中に、その移動頂点を含む2つの辺の少なくとも一方が他の辺と交差した場合に、多角形変更処理により多角形の構成が変更される。
図19は多角形変更処理の概要を示している。図19(a)のように、頂点P1,P2,P3がこの順に指定され、各頂点が移動頂点から確定頂点になった後、移動頂点である頂点P4が生成される。頂点P1,P2を含む辺L12、頂点P2,P3を含む辺L23、頂点P3,P4を含む辺L34、頂点P4,P1を含む辺L41はそれぞれ、図19(a)のようになっている。頂点P4は、矢印A1が示す方向に移動している。
図19(b)は、頂点P4が辺L12上に移動した状態を示している。このとき、頂点P4を含む辺L34,L41のうち、辺L34が辺L12と交差する。辺L34と辺L12が交差すると、交差した辺L12と、点P4を含む辺L34,L41は削除され、図19(c)のように、頂点P4の隣接頂点であった頂点P3,P1を含む辺L31と、削除された辺のうち頂点P4を含む辺と交差した辺L12に含まれる頂点P1,P2と頂点P4を含むL14,L42が生成される。頂点P4が、矢印A2が示す方向に移動すると、各頂点および各辺は図19(d)のようになる。
図19に示した多角形変更処理を行った後の多角形の状態は、頂点P1,P3の間にあった移動頂点を削除し、頂点P1,P2の間に新たに移動頂点を生成したときの多角形の状態と同じである。つまり、多角形の状態を、前述した頂点挿入処理を行ったときの多角形の状態と同じ状態に変更することができる。多角形変更処理では、移動頂点の移動により自動的に頂点挿入が行われるので、より簡易に頂点の挿入を行うことができる。図18では、頂点挿入処理(ステップS165)が設けられているが、多角形変更処理を行う代わりに頂点挿入処理を行わないようにしてもよい。
以下では、図19に示した多角形変更処理が行われる場合を例として、頂点挿入処理の詳細を説明する。以下の説明では、一例として、各辺の状態を管理するための辺テーブルが使用される。辺テーブルはRAM14に格納されており、制御部45によって適宜読み出されて参照や更新が行われる。
図20は多角形変更処理の手順を示している。まず、制御部45は、頂点テーブルに基づいて、多角形を構成する各辺を認識し、画像上で、移動頂点を含む辺と他の各辺との位置関係を検出する(ステップS200a)。頂点テーブルに各頂点の隣接頂点の情報が記録されているので、その情報に基づいて、多角形を構成する各辺を認識することが可能である。例えば、図11(d)に示す頂点テーブルでは、移動頂点である第4の頂点の隣接頂点は第3の頂点と第1の頂点であるので、多角形を構成する辺は、第4の頂点と第3の頂点を含む辺と、第4の頂点と第1の頂点とを含む辺とを含む。同様に、他の頂点の隣接頂点の情報から、他の辺を認識することが可能である。
ステップS200aでは、それぞれの辺について直線の式が算出され、移動頂点を含む辺と他の各辺とが交差するか否かの判定が行われる。ステップS200aでは、移動頂点が移動する前の位置と移動した後の位置とを結ぶ線分と、移動頂点を含まない他の各辺とが交差するか否かの判定を行ってもよい。ステップS200aの処理が行われると、移動頂点を含まない各辺について、移動頂点を含む辺と交差するか否かの判定結果が得られる。
ステップS200aに続いて、制御部45は、ステップS200aの処理結果を参照し、移動頂点を含む辺と交差する他の辺があるか否かを判定する(ステップS200b)。移動頂点を含む辺と交差する他の辺がない場合には、多角形変更処理が終了する。多角形変更処理の終了後、処理はステップS105に進む。移動頂点を含む辺と交差する他の辺があった場合には、制御部45は、辺テーブルから、移動頂点が含まれる2つの辺の情報を削除する(ステップS200c)。
図21は辺テーブルの内容の一例を示している。図21(a)は多角形変更処理の開始時の辺テーブルの内容を示している。辺テーブルは、辺番号および包含頂点の各情報で構成される。辺番号は、辺を区別するために便宜的に付与される番号であり、辺が生成された順に、各辺に付与される。図21では、説明を分かりやすくするため、図19における各辺の符号が辺番号となっている。包含頂点は、各辺に含まれる2つの頂点の頂点番号である。例えば、辺番号がL12の辺には、頂点番号が1,2の頂点(第1の頂点、第2の頂点)が含まれる。図19(b)のように、移動頂点である頂点P4を含む辺L34,L41が辺L12と交差した場合、ステップS200cでは、図21(b)のように移動テーブルから辺L34,L41の情報が削除される。
ステップS200cに続いて、制御部45は、移動頂点の隣接頂点であった2つの頂点を結ぶ辺を生成する(ステップS200d)。図19(b)のように、移動頂点である頂点P4を含む辺L34,L41が辺L12と交差した場合、移動頂点である頂点P4の隣接頂点は頂点P3,P1なので、図19(c)の辺L31が生成され、図21(c)のように、頂点P3,P1を結ぶ辺L31の情報が辺テーブルに追加される。
ステップS200dに続いて、制御部45は、移動頂点が含まれる辺と交差した辺を削除する(ステップS200e)。図19(b)のように、移動頂点である頂点P4を含む辺L34,L41が辺L12と交差した場合、図21(d)のように、辺テーブルから辺L12の情報が削除される。
ステップS200eに続いて、制御部45は、ステップS200eで削除された辺に含まれる2つの頂点のそれぞれと移動頂点を結ぶ2つの辺を生成する(ステップS200f)。図19(b)のように、移動頂点である頂点P4を含む辺L34,L41が辺L12と交差した場合、ステップS200eで辺L12が削除されるので、図19(c)のように、削除された辺に含まれる頂点P1,P2のそれぞれと頂点P4を結ぶ辺L14,L42が生成される。また、図21(e)のように、辺テーブルに辺L14,L42の情報が追加される。
多角形変更処理では辺の削除・生成により、各頂点の隣接頂点が変更される場合がある。このため、制御部45は、適宜、頂点テーブルを更新する。例えば、ステップS200fの処理の終了後の辺テーブルから各頂点の隣接頂点を認識することが可能であり、図21(e)では辺L23に第2の頂点と第3の頂点が含まれ、辺L31に第3の頂点と第1の頂点が含まれることから第3の頂点の隣接頂点は第3の頂点と第1の頂点であると分かる。制御部45は、上記のようにして認識した隣接頂点の情報に基づいて頂点テーブルを更新する。
ステップS200fに続いて、制御部45は、ステップS200cで削除された辺を非表示とし、ステップS200fで生成された辺を表示するためのグラフィック画像信号を生成する指示と、各辺の表示位置(各辺を構成する2つの確定頂点の2次元座標)とをグラフィック画像生成部43に通知する。グラフィック画像生成部43は、通知された表示位置に所定の表示形態で辺を表示するためのグラフィック画像信号を生成して表示信号生成部46に出力する。以降は、前述した処理と同様の処理が行われ、モニタ4の画面に表示される画像が更新される。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態では、モニタ4がポインティングデバイスとしてのタッチパネルを備える。内視鏡装置1が、多角形を構成する各頂点の位置が確定するのを待っている状態で、ユーザがタッチパネルをタップした位置に移動頂点およびポインティングカーソルが移動する。第1の実施形態で説明した処理により、移動頂点が移動するたびに多角形の面積(周長でもよい)が計算され、計算結果が表示される。
ユーザがモニタ4の画面上の確定アイコンをタップすると、頂点の確定指示が入力され、移動頂点が確定頂点に変更されると共に新たな移動頂点が生成される。また、ユーザがモニタ4の画面上でダブルタップ(2度押し)またはロングタップ(長押し)を行うと、第1の実施形態で説明した頂点挿入処理または修正処理と同様の処理が行われる。
ダブルタップが行われた位置の2次元座標と、2つの確定頂点を含む辺との距離が例えば10ピクセル以内である場合、第1の実施形態で説明した頂点挿入処理と同様の処理により、その辺の中点に移動頂点が挿入される。さらに別の位置がタップされると、その位置に移動頂点が移動する。ただし、ダブルタップが行われた位置の2次元座標との距離が10ピクセル以内となる辺が複数ある場合には、より距離が小さい辺が頂点挿入の対象となる。ダブルタップが行われた位置の2次元座標との距離が10ピクセル以内で同じ距離となる辺が複数ある場合には、先に生成された辺が頂点挿入の対象となる。ダブルタップが行われた位置の2次元座標と辺との距離の閾値(本実施形態では10ピクセル)は変更可能である。
図22(a)に示すように、多角形を構成する辺L100との距離が10ピクセル以内である領域R100(破線で囲まれた領域)内でダブルタップが行われた場合、辺L100の中点に移動頂点が挿入される。同様に、多角形を構成する辺L101との距離が10ピクセル以内である領域R101(破線で囲まれた領域)内でダブルタップが行われた場合、辺L101の中点に移動頂点が挿入される。また、辺L100と辺L101の両方との距離が10ピクセル以内である領域(領域R100と領域R101が重なった部分の領域)内でダブルタップが行われた場合、辺L100と辺101のうち、ダブルタップが行われた位置の2次元座標により近い辺の中点に移動頂点が挿入される。
また、ロングタップが行われた位置の2次元座標と確定頂点との距離が例えば10ピクセル以内である場合、第1の実施形態で説明した修正処理と同様の処理により、その確定頂点が移動頂点に変更される。さらに別の位置がタップされると、その位置に移動頂点が移動する。ただし、ロングタップが行われた位置の2次元座標との距離が10ピクセル以内となる確定頂点が複数ある場合には、より距離が小さい確定頂点が修正の対象となる。ロングタップが行われた位置の2次元座標との距離が10ピクセル以内で同じ距離となる確定頂点が複数ある場合には、先に生成された確定頂点が修正の対象となる。ロングタップが行われた位置の2次元座標と確定頂点との距離の閾値(本実施形態では10ピクセル)は、例えば図示しない設定メニュー等によって変更可能である。
図22(b)に示すように、多角形を構成する確定頂点P102との距離が10ピクセル以内である領域R102(破線で囲まれた領域)内でロングタップが行われた場合、確定頂点P102が移動頂点に変更される。同様に、多角形を構成する確定頂点P103との距離が10ピクセル以内である領域R103(破線で囲まれた領域)内でロングタップが行われた場合、確定頂点P103が移動頂点に変更される。
上記の説明ではロングタップにより頂点の修正が行われるが、ダブルタップにより頂点の修正が行われるようにしてもよい。例えば、ダブルタップが行われた位置の2次元座標と確定頂点との距離が10ピクセル以内である場合、ダブルタップが行われた位置の2次元座標と辺との距離によらず、頂点の修正が行われる。頂点の挿入と修正に必要な操作を共通にすることで、操作がより簡易になる。
モニタ4の画面上にメニューアイコンを配置してもよく、例えばメニューアイコンがタップされた場合には第1の実施形態と同様にメニューから所定の機能を選択できるようにしてもよい。
本実施形態のポインティングデバイスはタッチパネルであるが、マウス、タッチパッド、ジョイスティック等の他の種類のポインティングデバイスであってもよい。マウスを用いた場合、ダブルタップはダブルクリックに対応し、ロングタップは左ボタンの長押しに対応する。
本実施形態によれば、頂点の挿入や修正に必要な操作をより簡易にすることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。本実施形態では、モニタ4がポインティングデバイスとしてマルチタッチのタッチパネルを備える。以下、本実施形態で多角形を指定する方法を説明する。
図23および図24は、モニタ4の画面に表示される画像を示している。図23(a)は、面積計測が開始されたときにモニタ4の画面に表示される画像を示している。画面の中央には1辺の長さが200ピクセルの正方形970が表示される。正方形970を構成する4つの頂点は移動頂点である。また、正方形970の大きさ等の調整をユーザに促すメッセージ910と、多角形の面積の計算結果を示すメッセージ911と、決定アイコン980とが表示される。決定アイコン980は、4つの移動頂点を確定頂点に変更する操作を行うためのアイコンである。
ユーザがモニタ4の画面上でピンチアウト・ピンチイン操作を行うと、正方形970が拡大・縮小される。図23(b)は、ピンチアウト操作が行われたときにモニタ4の画面に表示される画像を示している。ピンチアウト操作が行われることにより、正方形970が拡大するように移動頂点を移動する指示が入力され、正方形970が拡大される。また、正方形970が拡大されたことにより、メッセージ911における多角形の面積の計算結果が更新される。矢印A3,A4は、正方形970が拡大される方向を示しており、モニタ4の画面には表示されない。
ユーザがモニタ4の画面上で、正方形970に対してドラッグ操作を行うと、正方形970が移動する。図23(c)は、ドラッグ操作が行われたときにモニタ4の画面に表示される画像を示している。ドラッグ操作が行われることにより、正方形970が移動するように移動頂点を移動する指示が入力され、正方形970が移動する。矢印A5は、正方形970が移動する方向(ドラッグ操作の方向)を示しており、モニタ4の画面には表示されない。
ユーザがモニタ4の画面上で回転操作を行うと、正方形970が回転する。回転操作とは、ユーザが2本の指を互いに逆方向にドラッグする操作である。図23(d)は、回転操作が行われたときにモニタ4の画面に表示される画像を示している。回転操作が行われることにより、正方形970が回転するように移動頂点を移動する指示が入力され、正方形970が回転する。矢印A6,A7は、正方形970が回転する方向(2本の指によるドラッグ操作の方向)を示しており、モニタ4の画面には表示されない。
ユーザは、上記のピンチアウト・ピンチイン操作、ドラッグ操作、回転操作を適宜組み合わせて行うことにより、モニタ4の画面に表示された正方形970を、面積の計測を行う領域に合わせることができる。
ユーザが決定アイコン980をタップすると、正方形970を構成する4つの移動頂点が確定頂点に変更される。図24(a)は、決定アイコン980がタップされたときにモニタ4の画面に表示される画像を示している。決定アイコン980がタップされることにより、頂点の確定指示が入力され、4つの移動頂点が確定頂点に変更され、確定頂点の位置にマーク924〜927が表示される。
移動頂点が確定頂点に変更された後、第2の実施形態で説明した処理と同様の処理により、頂点の修正や挿入が行われ、多角形の形状が変更される。図24(b)は、マーク927近傍でロングタップが行われたときにモニタ4の画面に表示される画像を示している。ユーザが確定頂点の近傍の位置でロングタップを行うと、その確定頂点が移動頂点に変更され、その移動頂点の位置にポインティングカーソル900が表示される。また、決定アイコン980の代わりに確定アイコン981が表示される。その後、ユーザがモニタ4の画面上の位置をタップすると、図24(c)のように、タップされた位置にポインティングカーソル900が移動すると共に、メッセージ911における多角形の面積の計算結果が更新される。
ユーザが確定アイコン981をタップすると、多角形の形状が確定する。図24(d)は、確定アイコン981がタップされたときにモニタ4の画面に表示される画像を示している。確定アイコン981がタップされることにより、多角形の形状の確定指示が入力され、移動頂点が確定頂点に変更される。また、メッセージ910の内容が、多角形の形状が確定したことをユーザに通知する内容に変更される。
面積計測の開始時に表示される多角形を、例えば図示しない設定メニュー等によって三角形や五角形等に設定することも可能である。また、多角形の1辺の長さも、例えば図示しない設定メニュー等によって変更することが可能である。
本実施形態によれば、ユーザが多角形の形状の指定を直感的に行うことが可能となるので、操作性が向上する。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1・・・内視鏡装置、2・・・内視鏡ユニット、3・・・装置本体、4・・・モニタ(表示部)、5・・・筐体、6・・・操作部、8・・・コネクターユニット、9・・・CCU(撮像部)、10・・・制御ユニット、12・・・映像信号処理回路、18・・・CPU、28・・・撮像素子(撮像部)、41・・・映像信号生成部、42・・・操作検出部、43・・・グラフィック画像生成部、44・・・計測部、45・・・制御部、46・・・表示信号生成部

Claims (13)

  1. 被写体を撮像して画像データを生成する撮像部と、
    前記画像データに基づく画像を表示する表示部と、
    操作部を介して入力されるユーザの指示により前記画像上で指定される計測点であって、前記操作部を介して入力される移動指示により位置を変更可能な未確定点と、前記操作部を介して入力される前記移動指示によらず位置が固定されている確定点とを含む3点以上の計測点に基づく多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する計測部と、
    前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させた後、前記操作部を介して前記移動指示が入力された場合、前記未確定点の位置を更新し、更新された前記未確定点を含む前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させる制御部と、
    を有する計測装置において、
    前記制御部はさらに、前記操作部を介して挿入指示が入力された場合、新たな前記未確定点を生成し、前記多角形を構成する辺であって2つの前記確定点を含む辺の1つを削除し、削除した辺に含まれる2つの前記確定点のそれぞれと、追加された新たな前記未確定点とを含む2つの辺を、前記多角形を構成する辺に挿入することを特徴とする計測装置。
  2. 被写体を撮像して画像データを生成する撮像部と、
    前記画像データに基づく画像を表示する表示部と、
    操作部を介して入力されるユーザの指示により前記画像上で指定される計測点であって、前記操作部を介して入力される移動指示により位置を変更可能な未確定点と、前記操作部を介して入力される前記移動指示によらず位置が固定されている確定点とを含む3点以上の計測点に基づく多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する計測部と、
    前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させた後、前記操作部を介して前記移動指示が入力された場合、前記未確定点の位置を更新し、更新された前記未確定点を含む前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させる制御部と、
    を有する計測装置において、
    前記制御部はさらに、前記多角形を構成する辺であって、前記未確定点を含む2つの辺の少なくともいずれかの辺が、前記2つの辺以外の前記多角形を構成するいずれかの辺と交差した場合、辺同士が交差しないように、前記多角形を構成する辺を変更することを特徴とする計測装置。
  3. 前記制御部はさらに、前記操作部を介して確定指示が入力された場合、新たな前記未確定点を生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計測装置。
  4. 被写体を撮像して画像データを生成する撮像部と、
    前記画像データに基づく画像を表示する表示部と、
    操作部を介して入力されるユーザの指示により前記画像上で指定される計測点であって、前記操作部を介して入力される移動指示により位置を変更可能な未確定点と、前記操作部を介して入力される前記移動指示によらず位置が固定されている確定点とを含む3点以上の計測点に基づく多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する計測部と、
    前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させた後、前記操作部を介して前記移動指示が入力された場合、前記未確定点の位置を更新し、更新された前記未確定点を含む前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させる制御部と、
    を有する計測装置において、
    前記制御部はさらに、前記操作部を介して確定指示が入力された場合、少なくとも1点の前記未確定点を前記確定点に変更すると共に、新たな前記未確定点を生成することを特徴とする計測装置。
  5. 前記制御部は、最後に前記確定点に変更された前記計測点の位置に新たな前記未確定点を生成することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の計測装置。
  6. 前記制御部は、前記多角形を構成する辺であって最後に前記確定点に変更された前記計測点を含む辺の中点に新たな前記未確定点を生成することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の計測装置。
  7. 前記制御部は、最後に前記確定点に変更された前記計測点から所定の距離だけ離れた位置に新たな前記未確定点を生成することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の計測装置。
  8. 撮像部が被写体を撮像して生成した画像データに基づく画像を表示部が表示する第1のステップと、
    計測部が、操作部を介して入力されるユーザの指示により前記画像上で指定される計測点であって、前記操作部を介して入力される移動指示により位置を変更可能な未確定点と、前記操作部を介して入力される前記移動指示によらず位置が固定されている確定点とを含む3点以上の計測点に基づく多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する第2のステップと、
    前記表示部が、前記第2のステップで計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を表示する第3のステップと、
    前記第3のステップの後、前記操作部を介して前記移動指示が入力された場合、制御部が前記未確定点の位置を更新する第4のステップと、
    前記計測部が、更新された前記未確定点を含む前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する第5のステップと、
    前記表示部が、前記第5のステップで計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を表示する第6のステップと、
    前記操作部を介して挿入指示が入力された場合、前記制御部が、新たな前記未確定点を生成し、前記多角形を構成する辺であって2つの前記確定点を含む辺の1つを削除し、削除した辺に含まれる2つの前記確定点のそれぞれと、追加された新たな前記未確定点とを含む2つの辺を、前記多角形を構成する辺に挿入する第7のステップと、
    を備えたことを特徴とする計測装置の作動方法
  9. 撮像部が被写体を撮像して生成した画像データに基づく画像を表示部が表示する第1のステップと、
    計測部が、操作部を介して入力されるユーザの指示により前記画像上で指定される計測点であって、前記操作部を介して入力される移動指示により位置を変更可能な未確定点と、前記操作部を介して入力される前記移動指示によらず位置が固定されている確定点とを含む3点以上の計測点に基づく多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する第2のステップと、
    前記表示部が、前記第2のステップで計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を表示する第3のステップと、
    前記第3のステップの後、前記操作部を介して前記移動指示が入力された場合、制御部が前記未確定点の位置を更新する第4のステップと、
    前記計測部が、更新された前記未確定点を含む前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する第5のステップと、
    前記表示部が、前記第5のステップで計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を表示する第6のステップと、
    前記多角形を構成する辺であって、前記未確定点を含む2つの辺の少なくともいずれかの辺が、前記2つの辺以外の前記多角形を構成するいずれかの辺と交差した場合、前記制御部は、辺同士が交差しないように、前記多角形を構成する辺を変更する第7のステップと、
    を備えたことを特徴とする計測装置の作動方法
  10. 撮像部が被写体を撮像して生成した画像データに基づく画像を表示部が表示する第1のステップと、
    計測部が、操作部を介して入力されるユーザの指示により前記画像上で指定される計測点であって、前記操作部を介して入力される移動指示により位置を変更可能な未確定点と、前記操作部を介して入力される前記移動指示によらず位置が固定されている確定点とを含む3点以上の計測点に基づく多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する第2のステップと、
    前記表示部が、前記第2のステップで計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を表示する第3のステップと、
    前記第3のステップの後、前記操作部を介して前記移動指示が入力された場合、制御部が前記未確定点の位置を更新する第4のステップと、
    前記計測部が、更新された前記未確定点を含む前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する第5のステップと、
    前記表示部が、前記第5のステップで計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を表示する第6のステップと、
    前記操作部を介して確定指示が入力された場合、前記制御部が、少なくとも1点の前記未確定点を前記確定点に変更すると共に、新たな前記未確定点を生成する第7のステップと、
    を備えたことを特徴とする計測装置の作動方法
  11. 撮像部が被写体を撮像して生成した画像データに基づく画像を表示する表示部と、
    操作部を介して入力されるユーザの指示により前記画像上で指定される計測点であって、前記操作部を介して入力される移動指示により位置を変更可能な未確定点と、前記操作部を介して入力される前記移動指示によらず位置が固定されている確定点とを含む3点以上の計測点に基づく多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する計測部と、
    前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させた後、前記操作部を介して前記移動指示が入力された場合、前記未確定点の位置を更新し、更新された前記未確定点を含む前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させ、さらに、前記操作部を介して挿入指示が入力された場合、新たな前記未確定点を生成し、前記多角形を構成する辺であって2つの前記確定点を含む辺の1つを削除し、削除した辺に含まれる2つの前記確定点のそれぞれと、追加された新たな前記未確定点とを含む2つの辺を、前記多角形を構成する辺に挿入する制御部と、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  12. 撮像部が被写体を撮像して生成した画像データに基づく画像を表示する表示部と、
    操作部を介して入力されるユーザの指示により前記画像上で指定される計測点であって、前記操作部を介して入力される移動指示により位置を変更可能な未確定点と、前記操作部を介して入力される前記移動指示によらず位置が固定されている確定点とを含む3点以上の計測点に基づく多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する計測部と、
    前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させた後、前記操作部を介して前記移動指示が入力された場合、前記未確定点の位置を更新し、更新された前記未確定点を含む前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させ、さらに、前記多角形を構成する辺であって、前記未確定点を含む2つの辺の少なくともいずれかの辺が、前記2つの辺以外の前記多角形を構成するいずれかの辺と交差した場合、辺同士が交差しないように、前記多角形を構成する辺を変更する制御部と、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  13. 撮像部が被写体を撮像して生成した画像データに基づく画像を表示する表示部と、
    操作部を介して入力されるユーザの指示により前記画像上で指定される計測点であって、前記操作部を介して入力される移動指示により位置を変更可能な未確定点と、前記操作部を介して入力される前記移動指示によらず位置が固定されている確定点とを含む3点以上の計測点に基づく多角形の面積および周長の少なくとも一方を計算する計測部と、
    前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させた後、前記操作部を介して前記移動指示が入力された場合、前記未確定点の位置を更新し、更新された前記未確定点を含む前記計測点に基づく前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記計測部に計算させ、計算された前記多角形の面積および周長の少なくとも一方を前記表示部に表示させ、さらに、前記操作部を介して確定指示が入力された場合、少なくとも1点の前記未確定点を前記確定点に変更すると共に、新たな前記未確定点を生成する制御部と、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
JP2012148392A 2012-07-02 2012-07-02 計測装置、計測装置の作動方法、およびプログラム Active JP6037683B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012148392A JP6037683B2 (ja) 2012-07-02 2012-07-02 計測装置、計測装置の作動方法、およびプログラム
CN201210430057.6A CN103528545B (zh) 2012-07-02 2012-10-31 测量装置和测量方法
US13/746,591 US8929628B2 (en) 2012-07-02 2013-01-22 Measuring device and measuring method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012148392A JP6037683B2 (ja) 2012-07-02 2012-07-02 計測装置、計測装置の作動方法、およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014010098A JP2014010098A (ja) 2014-01-20
JP6037683B2 true JP6037683B2 (ja) 2016-12-07

Family

ID=49777588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012148392A Active JP6037683B2 (ja) 2012-07-02 2012-07-02 計測装置、計測装置の作動方法、およびプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8929628B2 (ja)
JP (1) JP6037683B2 (ja)
CN (1) CN103528545B (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6364901B2 (ja) * 2014-04-09 2018-08-01 コニカミノルタ株式会社 超音波画像診断装置
CN105277143B (zh) * 2014-06-13 2019-04-12 中兴通讯股份有限公司 一种测量面积的装置和方法
TWI613582B (zh) * 2014-09-02 2018-02-01 蘋果公司 用於重新組態使用者介面物件之方法、觸敏式電子器件及非暫時性電腦可讀儲存媒體
JP6442210B2 (ja) * 2014-09-29 2018-12-19 株式会社ミツトヨ 画像測定装置及び画像測定装置のガイダンス表示方法
WO2017110071A1 (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 寸法測定装置、宅配ボックス装置、寸法測定方法
WO2018021047A1 (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 オリンパス株式会社 計測内視鏡装置
CN108007395A (zh) * 2017-10-17 2018-05-08 天津飞眼无人机科技有限公司 一种基于无人机的土地面积测量系统
CN109029303B (zh) * 2018-06-11 2020-05-19 广东工业大学 物体底面积参数的测量方法、装置、系统及可读存储介质
JP2020022563A (ja) 2018-08-06 2020-02-13 ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ株式会社 医療用観察装置
JP7055395B2 (ja) * 2019-06-24 2022-04-18 株式会社Clue 情報処理システム
CN111174727B (zh) * 2020-01-03 2021-08-03 北京航天计量测试技术研究所 一种形貌扫描方法及系统
CN113865497A (zh) * 2021-08-26 2021-12-31 荷贝克电源系统(武汉)有限公司 电池鼓胀自动测量装置、方法及系统
WO2023157100A1 (ja) * 2022-02-15 2023-08-24 株式会社Clue 情報処理システム

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06339454A (ja) 1993-06-01 1994-12-13 Olympus Optical Co Ltd 計測用内視鏡装置
JPH07210688A (ja) 1994-01-26 1995-08-11 Fuji Photo Film Co Ltd 多角形面積算出装置
JPH11155881A (ja) * 1997-09-26 1999-06-15 Olympus Optical Co Ltd 手術経路検索装置
JP4468544B2 (ja) 2000-04-03 2010-05-26 オリンパス株式会社 内視鏡装置
JP2004049638A (ja) 2002-07-22 2004-02-19 Olympus Corp 内視鏡装置
EP1523939B1 (en) * 2003-10-14 2012-03-07 Olympus Corporation Ultrasonic diagnostic apparatus
CN100594473C (zh) * 2004-01-19 2010-03-17 皇家飞利浦电子股份有限公司 为医学图像提供灵活测量功能的方法和设备
US9492240B2 (en) * 2009-06-16 2016-11-15 Intuitive Surgical Operations, Inc. Virtual measurement tool for minimally invasive surgery
JP5073564B2 (ja) * 2008-04-15 2012-11-14 オリンパス株式会社 計測用内視鏡装置およびプログラム
JP5361246B2 (ja) * 2008-05-23 2013-12-04 オリンパス株式会社 内視鏡装置およびプログラム
JP5186314B2 (ja) * 2008-05-26 2013-04-17 オリンパス株式会社 内視鏡装置およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN103528545A (zh) 2014-01-22
JP2014010098A (ja) 2014-01-20
US20140002348A1 (en) 2014-01-02
CN103528545B (zh) 2018-04-17
US8929628B2 (en) 2015-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6037683B2 (ja) 計測装置、計測装置の作動方法、およびプログラム
US10019643B2 (en) Measurement apparatus and program
JP5437087B2 (ja) 内視鏡装置およびプログラム
US8558879B2 (en) Endoscope apparatus and measuring method
JP6344530B2 (ja) 入力装置、入力方法、及びプログラム
JP6124570B2 (ja) Xyz直交測定装置
US10964044B2 (en) Method of operating measurement device, measurement device, and recording medium
JP2011182977A (ja) 内視鏡装置およびプログラム
JP6895382B2 (ja) 観視対象の3次元形状を描画する画像と同時に観視対象の2次元画像を表示するための方法および機器
JP2011036600A (ja) 画像処理装置、画像処理プログラムおよび医用診断システム
US20060176321A1 (en) Endoscope apparatus
US8531479B2 (en) Endoscope apparatus and program
JP2018197674A (ja) 計測装置の作動方法、計測装置、計測システム、3次元形状復元装置、およびプログラム
JP2001167272A (ja) 被写体計測表示装置及び被写体計測表示方法
JP5307407B2 (ja) 内視鏡装置およびプログラム
JP2020126208A (ja) 3次元画像表示方法、3次元画像表示装置、およびプログラム
JP7049220B2 (ja) 画像取得装置および画像取得装置の作動方法
US20200053296A1 (en) Measurement device, method of operating measurement device, and recording medium
WO2013114817A1 (en) Image processing apparatus, image processing system, image processing method, and program
US20220357157A1 (en) Image-processing method, image-processing device, and recording medium
US20220020208A1 (en) Measurement method, measurement device, and recording medium
WO2013099305A1 (ja) 内視鏡画像処理装置、内視鏡画像上の位置の指定方法及び記憶媒体
JP5361246B2 (ja) 内視鏡装置およびプログラム
JP7282541B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2014147572A (ja) 内視鏡装置およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161011

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161101

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6037683

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250