JP6036651B2 - 組付用回転治具 - Google Patents
組付用回転治具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6036651B2 JP6036651B2 JP2013231937A JP2013231937A JP6036651B2 JP 6036651 B2 JP6036651 B2 JP 6036651B2 JP 2013231937 A JP2013231937 A JP 2013231937A JP 2013231937 A JP2013231937 A JP 2013231937A JP 6036651 B2 JP6036651 B2 JP 6036651B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating
- rotation
- shaft portion
- jig
- fastening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
Description
架台に配設される治具本体部と、
該治具本体部に回転可能に設けられ、上記第1回転体に回転中心を合わせて係合される回転軸部と、
上記治具本体部に設けられ、上記回転軸部の正方向への回転を許容する一方、上記回転軸部の逆方向への回転を阻止する回転規制部と、
上記所定角度の間隔で上記回転軸部の外周に設けられ、作業者が回転操作するための複数のハンドル部と、を備え、
上記回転規制部によって上記回転軸部の逆方向への回転が阻止された状態で、上記ハンドル部を回転操作して上記回転軸部を正方向に回転させ、上記第1回転体及び上記第2回転体における上記複数の締結部位を、上記第1部品又は上記第2部品に形成された締付窓に逐次合わせるよう構成されていることを特徴とする組付用回転治具にある。
それ故、上記組付用回転治具によれば、モータ等の電気制御を行う装置を用いることなく、第1回転体及び第2回転体における各締結部位を締付窓に合わせる作業、及び各締結部位の締結作業を容易にすることができる。
上記組付用回転治具においては、上記回転軸部は、その回転中心位置に、上記第1回転体の軸方向端部の回転中心に設けられた組付ボルト又は組付ナットに係合する多角形溝を先端に有しており、上記回転規制部は、上記回転軸部に連結され周方向に複数の被掛止歯が設けられた回転盤と、上記治具本体部に設けられ、上記複数の被掛止歯のうちのいずれかの被掛止歯に係合して上記回転盤の正方向への回転量を逐次規制する一方、上記いずれかの被掛止歯に係合している状態で上記回転盤を逆方向に回転させようとすると該いずれかの被掛止歯を掛止して上記回転盤の逆方向への回転を阻止する掛止爪と、上記被掛止歯への上記掛止爪の係合状態を保持するためのバネとを有するラチェット機構を備えていてもよい。
この場合には、クランクシャフトのドライブプレートとトルクコンバータの連結プレートとの組付を、組付用回転治具の簡単な構成によって容易に行うことができる。
本例の組付用回転治具1は、図1に示すごとく、第1部品としてのエンジン7に内蔵された第1回転体としてのクランクシャフト72のドライブプレート73と、第2部品としてのトルクコンバータ8に内蔵された第2回転体としての連結プレート82とを、回転中心Oを合わせて、図2に示すごとく、径方向Rの同じ位置において、所定角度θの間隔としての60°の間隔で周方向Cに並ぶ複数の締結部位Aによって組み付ける際に用いる。
図1、図7に示すごとく、組付用回転治具1は、エンジン7とトルクコンバータ8との組付を行う際に用いられる。エンジン7及びトルクコンバータ8は、ドライブプレート73と連結プレート82とが対面する状態で、架台6上に横方向に並んで配置される。エンジン7及びトルクコンバータ8はトレーに載置して運搬することができ、架台6上には、エンジン7及びトルクコンバータ8が載置されたトレーを載置することができる。締付窓711は、エンジン7のシリンダケース71の下方位置において、トルクコンバータ8のケース81に対面する端部に形成されている。
また、図5に示すごとく、回転軸部3は、ラチェット機構付レンチ22のソケット部によって構成されており、複数のハンドル部5は、ソケット部の外周に設けられている。回転軸部3及びハンドル部5は、ラチェット機構付レンチ22の本体部に対して着脱可能である。同図には、回転軸部3及びハンドル部5を、ラチェット機構付レンチ22の本体部から取り外した状態を示す。同図においては、補強部51を省略して示す。
まず、作業者は、ラチェット機構付レンチ22の本体部に対して、ラチェット機構付レンチ2のソケット部としての回転軸部3と、ハンドル部5とを取り付ける。
このとき、組付ボルト75の頭部に六角溝31を係合させるときに、締付窓711にいずれかの挿通穴731が合った状態のクランクシャフト72におけるクランクプーリ74の組付ボルト75の頭部の回転位置と、回転軸部3の先端における六角溝31の回転位置とが合わないときには、組付ボルト75、回転軸部3、ラチェット機構4等の調整を行って、これらの回転位置を合わせることができる。
このとき、2箇所目以降の締結部位Aにおけるボルト62の締付を行う際に、作業者による締結の力を受けてドライブプレート73及び連結プレート82が回転しようとする力を、ラチェット機構4によって受けることができる。具体的には、ラチェット機構4における回転盤41の被掛止歯411が掛止爪42によって掛止されることにより、上記ドライブプレート73及び連結プレート82が回転しようとする力を受けることができる。これにより、作業者による2箇所目以降の締結部位Aにおけるボルト62の締付作業を容易にすることができる。
そして、回転軸部3を正方向C1に回転させるときには、回転盤41の被掛止歯411が掛止爪42によって掛止されることにより、ハンドル部5を逆方向C2に回転させることができなくなる。これにより、挿通穴731及びネジ穴821の締結部位Aを、締付窓711に容易に合わせることができる。
なお、全ての締結部位Aにおけるボルト62の締付が終わった後には、作業者は、固定ベース21からストッパー211を取り外して、クランクプーリ74及び固定ベース21からラチェット機構付レンチ22を取り外す。
それ故、本例の組付用回転治具1によれば、モータ等の電気制御を行う装置を用いることなく、ドライブプレート73及び連結プレート82の各締結部位Aを締付窓711に逐次合わせる作業、及び各締結部位Aの締結作業を容易にすることができる。
なお、治具本体部2が配設される架台6は、エンジン7が配設される架台であってもよく、エンジン7が配設される架台とは別に設けた架台であってもよい。
2 治具本体部
3 回転軸部
4 ラチェット機構(回転規制部)
41 回転盤
411 被掛止歯
42 掛止爪
5 ハンドル部
6 架台
7 エンジン(第1部品)
711 締付窓
72 クランクシャフト(第1回転体)
73 ドライブプレート
74 クランクプーリ
75 組付ボルト
8 トルクコンバータ(第2部品)
82 連結プレート(第2回転体)
A 締結部位
Claims (3)
- 第1部品に内蔵された第1回転体と、第2部品に内蔵された第2回転体とを、回転中心を合わせて、径方向の同じ位置において所定角度の間隔で周方向に並ぶ複数の締結部位によって組み付ける際に用いる組付用回転治具であって、
架台に配設される治具本体部と、
該治具本体部に回転可能に設けられ、上記第1回転体に回転中心を合わせて係合される回転軸部と、
上記治具本体部に設けられ、上記回転軸部の正方向への回転を許容する一方、上記回転軸部の逆方向への回転を阻止する回転規制部と、
上記所定角度の間隔で上記回転軸部の外周に設けられ、作業者が回転操作するための複数のハンドル部と、を備え、
上記回転規制部によって上記回転軸部の逆方向への回転が阻止された状態で、上記ハンドル部を回転操作して上記回転軸部を正方向に回転させ、上記第1回転体及び上記第2回転体における上記複数の締結部位を、上記第1部品又は上記第2部品に形成された締付窓に逐次合わせるよう構成されていることを特徴とする組付用回転治具。 - 上記回転軸部は、その回転中心位置に、上記第1回転体の軸方向端部の回転中心に設けられた組付ボルト又は組付ナットに係合する多角形溝を先端に有しており、
上記回転規制部は、上記回転軸部に連結され周方向に複数の被掛止歯が設けられた回転盤と、上記治具本体部に設けられ、上記複数の被掛止歯のうちのいずれかの被掛止歯に係合して上記回転盤の正方向への回転量を逐次規制する一方、上記いずれかの被掛止歯に係合している状態で上記回転盤を逆方向に回転させようとすると該いずれかの被掛止歯を掛止して上記回転盤の逆方向への回転を阻止する掛止爪と、上記被掛止歯への上記掛止爪の係合状態を保持するためのバネとを有するラチェット機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載の組付用回転治具。 - 上記第1回転体は、一端にドライブプレートを有するとともに他端にクランクプーリを有する、エンジンのクランクシャフトであり、
上記第2回転体は、上記ドライブプレートに組み付けられる、トルクコンバータの連結プレートであり、
上記回転軸部は、その上記多角形溝を上記クランクプーリの軸方向端部の回転中心に設けられた組付ボルト又は組付ナットに係合させるよう構成されていることを特徴とする請求項2に記載の組付用回転治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013231937A JP6036651B2 (ja) | 2013-11-08 | 2013-11-08 | 組付用回転治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013231937A JP6036651B2 (ja) | 2013-11-08 | 2013-11-08 | 組付用回転治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015093327A JP2015093327A (ja) | 2015-05-18 |
JP6036651B2 true JP6036651B2 (ja) | 2016-11-30 |
Family
ID=53196095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013231937A Active JP6036651B2 (ja) | 2013-11-08 | 2013-11-08 | 組付用回転治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6036651B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107378419B (zh) * | 2016-05-16 | 2019-02-15 | 沈阳新松机器人自动化股份有限公司 | 用于发动机装配的多轴旋转机构 |
CN110539264B (zh) * | 2019-09-11 | 2020-11-03 | 南京工程学院 | 一种可靠定位的可旋转测试夹具 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5663202A (en) * | 1979-10-29 | 1981-05-29 | Tsudakoma Ind Co Ltd | Indexed angle control mechanism of single functional angle indexing device |
JPH0218293Y2 (ja) * | 1984-09-28 | 1990-05-22 | ||
TW498819U (en) * | 2001-11-05 | 2002-08-11 | Yi-Jr Lin | Ratchet wrench allowing fast feeding |
JP2012030328A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Toyota Motor Corp | ドライブプレート回転装置 |
-
2013
- 2013-11-08 JP JP2013231937A patent/JP6036651B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015093327A (ja) | 2015-05-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101143435B (zh) | 用于紧固或松开连接件的扭转工具及其方法 | |
JP5227545B2 (ja) | 手で操縦されるチェーンソーのスプロケットホイールカバー装置 | |
GB2456674A (en) | Torque intensifying tool having an additional handle | |
US8281690B2 (en) | Indexable offset adaptor | |
JP6036651B2 (ja) | 組付用回転治具 | |
JP7059074B2 (ja) | 回転体の取り外し工具およびその回転体の取り外し方法 | |
JP2002061725A (ja) | 保持装置 | |
US20230294255A1 (en) | Ratcheting tool | |
CN111601682A (zh) | 零距离工具 | |
JP5558966B2 (ja) | サンギア同軸駆動式ファスナー構造 | |
CN104416519A (zh) | 螺纹紧固件拆装装置 | |
EP4000808B1 (en) | Method of installing fasteners and apparatus relating thereto | |
CN107893807B (zh) | 用于凹口螺母的螺母扭转装置 | |
EP1435279A1 (en) | A fastening device with a nut, a bolt and a washer | |
KR20090009257U (ko) | 래칫 렌치 | |
US8245605B1 (en) | Wrench adapter | |
JP2013031931A (ja) | 携帯式作業機 | |
WO2013128223A1 (en) | Tool for tightening and releasing screws | |
KR102462257B1 (ko) | 항공기 랜딩기어 범퍼스토퍼 어셈블리의 분해 및 조립용 치구 | |
EP3469220A1 (en) | Bolt with safety device for a bolt head and a method for releasing the bolt | |
JP2017087365A (ja) | 電動ドライバー用補助工具 | |
JP7228482B2 (ja) | 締付工具 | |
JP2006198706A (ja) | 締結工具及び締結部材の締結方法 | |
KR101220530B1 (ko) | 전동 드라이버용 비트 소켓 | |
CN115716254A (zh) | 一种快速预紧装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160927 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161004 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161017 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6036651 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |