JP6035109B2 - 被処理水の処理装置および被処理水の処理方法 - Google Patents
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Description
特許文献2には、粒状活性炭充填塔として前段塔及び後段塔の少なくとも二塔を設置し、上記水溶液を下降流で前段塔及び後段塔の順に直列に通液し、前段塔の処理水過酸化水素濃度が1mg/L前後となった時点で、前段塔を逆洗することにより、粒状活性炭層内の気泡を除去し、その後に再び前段塔及び後段塔の順に直列に通水する過酸化水素の除去方法が開示されている。
特許文献3には、H2O2含有水を活性炭充填塔に通水した後、銀担持活性炭充填塔に通水する過酸化水素の分解方法が開示されている。
即ち、本発明の目的は、被処理水の処理速度をより速くすることができるとともに、過酸化物が分解されることで発生する気体成分により被処理水の処理を阻害することが生じにくい被処理水の処理装置等を提供することである。
また処理水の処理を中断し、気体成分排出部から空気を導入して空気の泡により活性炭を撹拌するバブリング処理をさらに行なうことが好ましい。
さらに気体成分排出部には、気体成分排出部から被処理水の排出を制限する制限手段が接続されることが好ましい。
また被処理水は、有機物をさらに含んでいてもよい。
またさらに被処理水は、清涼飲料水の調合液を充填する容器を殺菌洗浄する際に排出される洗浄排水であることが好ましい。
図1は、本実施の形態の水処理システム1について説明した図である。
図示するように水処理システム1は、過酸化物を含む被処理水を処理するための水処理装置10と、被処理水を貯留する原水槽20と、水処理装置10により処理された後の被処理水である処理水を貯留する処理水槽30と、水処理装置10、原水槽20、および処理水槽30を相互に接続する配管40と、配管40に設けられるバルブ50と、被処理水や処理水を移送するためのポンプ60a、60bと、水処理装置10へ空気を吹き込むためのブロワ70と、処理水を加熱する熱交換器80とを備える。このうちバルブ50は、バルブ501〜バルブ512の12個からなる。またポンプ60aは、被処理水を原水槽20から水処理装置10へ移送し、ポンプ60bは、被処理水を処理水槽30から水処理装置10へ移送する。
図2は、本実施の形態の水処理装置10について説明した図である。
図2に示す水処理装置10は、本実施の形態の被処理水の処理装置の一形態である。そして水処理装置10は、活性炭を充填するための空間を内部に有する外殻部11と、外殻部11の内部の空間を上下に仕切ることで活性炭を外殻部11の上下にそれぞれ充填するための仕切り部12と、外殻部11の仕切り部12が設けられる箇所より上部に設けられ、過酸化物を含むpHが3.5〜9である被処理水を加圧導入するための導入部13と、外殻部11の仕切り部12が設けられる箇所より下部に設けられ、過酸化物が活性炭により分解されることにより発生する気体成分の大部分を外殻部11の外部に排出するための気体成分排出部14と、外殻部11の気体成分排出部14が設けられる箇所より下部に設けられ、活性炭により処理された被処理水を処理水として排出するための排出部15とを備える。
また図2では、図1に示したバルブ501〜507、512についても図示している。さらに図1で説明した配管40の一部として配管401〜410についても図示している。
図示するようにストレーナ16は、仕切り部12の上部側に設けられる頭部16aと、仕切り部12の下部側に設けられる頭部16bと、頭部16aと頭部16bとを連結する連結部16cとを備える。連結部16cは、仕切り部12に設けられた穴部12aにはめ込まれている。
そしてストレーナ16の頭部16a、16b、および連結部16cは、内部に中空部を有し、この中空部は、互いにつながっている。即ち、頭部16aのスリット161aを通過した被処理水は、頭部16aの内部の中空部に侵入し、それから連結部16c内部および頭部16b内部の中空部を順に通過して頭部16bに設けられたスリット161bから排出される。これにより被処理水および気体成分は、仕切り部12の上部から下部へ通過することができ、被処理水および気体成分を活性炭から分離して通過させる処理を連続的に行なうことができる。
本実施の形態の被処理水は、例えば、食品や飲料の製造工場で発生する排水である。食品や飲料の製造工場においては、容器を殺菌洗浄するために過酸化水素を用いることがある。この場合、洗浄後の排水に過酸化水素が含まれることになる。本実施の形態で処理を行なう被処理水は、例えば、このような場合に排出される排水であり、清涼飲料水の調合液を充填する容器を殺菌洗浄する際に排出される洗浄排水である。この洗浄排水の過酸化水素の濃度は、例えば10ppm〜1000ppmである。さらにこの洗浄排水のpHは、3.5〜9である。またこのとき排水には、飲料などが含まれることがあり、この場合、排水に油脂等の有機物が含まれることになる。
本実施の形態で使用する活性炭としては、過酸化物を分解できる機能を有するものであれば、特に限定されることはない。ただし本実施の形態では、仕切り部12の上部に配される第1の活性炭K1により被処理水中に含まれる過酸化物を分解し、次に被処理水中に残存する過酸化物を、仕切り部12の下部に配される第2の活性炭K2により分解する。これにより排出部15から排出された被処理水に含まれる過酸化物は、非常に微量となる。
以上のような条件を満たす第1の活性炭K1としては、例えば、カルゴンカーボンジャパン株式会社製のダイアソーブ(DIASORB)(登録商標)等が挙げられる。
以上のような条件を満たす第2の活性炭K2としては、例えば、カルゴンカーボンジャパン株式会社製のセンタウ(CENTAUR)等が挙げられる。
図4は、本実施の形態における被処理水を処理する手順について説明したフローチャートである。
以下、図1、図2、図4を使用して被処理水を処理する手順について説明を行なう。
まず外殻部11の内部を上下に仕切る仕切り部12の下部に第2の活性炭K2を充填する(ステップ101)。さらに仕切り部12の上部に第1の活性炭K1を充填する(ステップ102)。
なお被処理水の処理が終了した後、第1の活性炭K1や第2の活性炭K2を交換してもよい。このとき例えば、バルブ505を「閉」から「開」として、配管410を通して外殻部11内部の被処理水を抜いてから作業を行なう。
次にステップ110で行なう逆洗処理について説明を行なう。
ステップ106において説明したように第2の活性炭K2により処理される過酸化物は、第1の活性炭K1に比べ少量であり、そのため過酸化物の分解により生ずる気体成分は、より少量となる。ただし長時間被処理水を処理すると、気体成分が第2の活性炭K2層中に溜まり、そのため過酸化物の分解性能が低下することがある。
よって本実施の形態では、予め定められた時間毎に被処理水の処理を中断し、第2の活性炭K2層中に溜まった気体成分を抜く作業を行なうことが好ましい。具体的には、被処理水の処理を行なう場合とは逆に、外殻部11の下部から被処理水を導入し、この被処理水を上向流通水することで、気体成分を外殻部11の上部から排出するいわゆる逆洗処理を行なう。これにより第2の活性炭K2層中から気体成分を抜くことができる。
またこのとき第2の活性炭K2層中に溜まった気体成分は、処理水とともに上向きに移動する。そして処理水と同様に仕切り部12に設けられたストレーナ16を通過した後、外殻部11の導入部13から排出される。
またなお逆洗処理として、ポンプ60bおよび熱交換器80を作動させ、バルブ510、511を「閉」として、処理水を熱水として水処理装置10に送り込んでもよい。これにより外殻部11内部の殺菌を行なうことができる。これにより外殻部11内部に細菌が繁殖することにより生ずるスライムの発生を抑制することができる。
被処理水に有機物が含まれる場合、この有機物は、主に第1の活性炭K1に吸着する。そしてこの場合、有機物が第1の活性炭K1を覆うことになり、被処理水との接触面積が減少する。そのため特に有機物が被処理水に含まれる場合、長時間被処理水を処理すると、過酸化物の分解性能が低下することがある。これは主に第1の活性炭K1で生じる現象である。そのため本実施の形態では、予め定められた時間毎に被処理水の処理を中断し、第1の活性炭K1表面に吸着した有機物等を除去する処理を行なうことが好ましい。具体的には、気体成分排出部14から空気を導入してこの空気の泡により活性炭を撹拌するバブリング処理を行なう。そしてこのバブリング処理により第1の活性炭K1同士がこすれ合うことで、第1の活性炭K1表面の有機物を除去することができる。
以上説明したように本実施の形態の水処理装置10では、被処理水を外殻部11の上部から導入して下部から排出する。即ち、被処理水は、下向流通水される。
一方、被処理水中に含まれる過酸化物を活性炭で分解処理する水処理装置においては、被処理水を外殻部の下部から導入して上部から排出する上向流通水で行なう場合が、より一般的である。これは、過酸化物が分解される際に発生する酸素等の気体成分を排気するために都合がよい方法である。つまり下向流通水の場合、気体成分の排気が、より困難となり、外殻部内部に滞留しやすい。そのため気体成分が、予め定められた量以上滞留した場合には、被処理水の処理を止め、この気体成分を外殻部の内部から抜く作業が必要となる。具体的には、被処理水の処理を行なう場合とは逆に、外殻部の下部から上部に通水するいわゆる逆洗処理を行なうことで気体成分を上部から抜くことができる。対して上向流通水の場合は、気体成分は、被処理水の通水方向に従いともに上昇し、被処理水とともに外殻部の上部から排出される。
そしてこのような構成を採ることで、以下のような効果が生ずる。
またそのため気体成分が外殻部11の内部に溜まったまま排出されないということが生じにくく、逆洗処理の必要がより生じにくい。なお仕切り部12を設けず、活性炭を充填した2つの水処理装置を前段と後段の2つに分け、下向流通水により被処理水を処理する水処理装置の場合、この2つの水処理装置の間をつなぐ配管から気体成分を選択的に抜き出すことは、困難である。そのため前段の水処理装置に気体成分が溜まると、やはり逆洗処理を行い、気体成分を抜く必要がある。この場合、本実施の形態の水処理装置10に対し、より逆洗処理の頻度が多くなる。そのため被処理水を処理する時間が少なくなり、被処理水を処理する能力が低下する。
なお被処理水のpHが3.5未満であると水処理装置10の耐食性の問題が生じやすくなる。即ち、水処理装置10の耐食性を向上させるためには、水処理装置10の製造費用が上昇しやすくなり、安価に水処理を行なうことが困難になりやすい。一方、pHが9を超えると、被処理水中に含まれるMgやCaの水酸化物が生じやすくなり、被処理水の流通が阻害されるおそれが高くなる。
(実施例1)
図1に示した水処理システム1において、図2に示した水処理装置10を使用した。この水処理装置10は、外殻部11が、φ200mm、高さ2200mmの略円筒形状のものである。そしてこの水処理装置10に第1の活性炭K1として、カルゴンカーボンジャパン株式会社製のダイアソーブを高さ500mmになるように仕切り部12上に充填し、さらに第2の活性炭K2として、カルゴンカーボンジャパン株式会社製のセンタウ(CENTAUR)を高さ1000mmとなるように外殻部11の底面部に充填した。
実施例1で使用した図2に示す水処理装置10に対し、仕切り部12がない水処理装置を用いた。この水処理装置に活性炭として、カルゴンカーボンジャパン株式会社製のセンタウを高さ1500mmになるように充填した。そして実施例1と同様の被処理水を、同様の初期流量で通水した。
実施例1および比較例1の結果を図5に示す。
図5に示すように実施例1の場合、被処理水の流量は通水時間が72hまで、変化がなかった。そして処理後の処理水の過酸化水素の濃度は、約2ppbとなり、この濃度は、同様に72hまで変化しなかった。
一方、比較例1の場合、被処理水の流量は、徐々に落ちていることがわかる。これは、水処理装置中に気体成分として酸素が溜まり、これが被処理水の通水を阻害するためと考えられる。また処理水の過酸化水素の濃度は、約10ppbから上昇し、通水時間が72hにおいて80ppbとなった。これは、水処理装置中に溜まった酸素により被処理水と活性炭との接触が阻害され、これにより十分に過酸化水素が分解されなかったためと考えられる。
Claims (10)
- 過酸化物を含むpHが3.5〜9である被処理水を処理するための被処理水の処理装置であって、
活性炭を充填するための空間を内部に有する外殻部と、
前記過酸化物を含む前記被処理水を、前記外殻部の上部から加圧導入し下向流通水するための導入部と、
前記外殻部の内部の空間を上下方向で複数に仕切り、仕切られた複数の空間のそれぞれに前記活性炭を充填し、充填された当該活性炭により、通水方向上流側の空間では前記過酸化物をより多く分解し当該過酸化物を分解することで発生する気体成分の泡をより多く発生させる粗処理を行ない通水方向下流側の空間では残存した当該過酸化物を分解する精密処理を行なうための仕切り部と、
前記仕切り部のうち最も上部に位置する仕切り部が設けられる箇所より下部に設けられ、前記過酸化物が前記活性炭により分解されることにより発生する気体成分の大部分を前記外殻部の外部に排出するための気体成分排出部と、
前記活性炭により前記過酸化物が分解された後に、前記外殻部の下部から処理水として排出するための排出部と、
前記仕切り部に設けられ、前記被処理水および前記気体成分を前記活性炭から分離して通過させる分離手段と、
を備えることを特徴とする被処理水の処理装置。 - 前記仕切り部により仕切られた空間のうち最も下部に位置する空間は、前記活性炭が前記外殻部内部の底部に接するように充填される空間であることを特徴とする請求項1に記載の被処理水の処理装置。
- 前記被処理水の処理を中断し、前記外殻部の前記排出部から前記被処理水を導入して当該被処理水を上向流通水することで、前記気体成分を当該外殻部の前記導入部から排出する逆洗処理をさらに行なうことを特徴とする請求項1または2に記載の被処理水の処理装置。
- 前記気体成分排出部には、当該気体成分排出部から前記被処理水の排出を制限する制限手段が接続されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の被処理水の処理装置。
- 前記被処理水は、有機物をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の被処理水の処理装置。
- 前記被処理水は、清涼飲料水の調合液を充填する容器を殺菌洗浄する際に排出される洗浄排水であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の被処理水の処理装置。
- 過酸化物を含むpHが3.5〜9である被処理水を処理するための被処理水の処理装置であって、
活性炭を充填するための空間を内部に有する外殻部と、
前記過酸化物を含む前記被処理水を、前記外殻部の上部から加圧導入し下向流通水するための導入部と、
前記外殻部の内部の空間を上下方向で複数に仕切り、仕切られた複数の空間のそれぞれに前記活性炭を充填するための仕切り部と、
前記仕切り部のうち最も上部に位置する仕切り部が設けられる箇所より下部に設けられ、前記過酸化物が前記活性炭により分解されることにより発生する気体成分の大部分を前記外殻部の外部に排出するとともに、前記被処理水の処理を中断し、空気を導入して当該空気の泡により当該活性炭を撹拌するバブリング処理をさらに行なうための気体成分排出部と、
前記活性炭により前記過酸化物が分解された後に、前記外殻部の下部から処理水として排出するための排出部と、
前記仕切り部に設けられ、前記被処理水および前記気体成分を前記活性炭から分離して通過させる分離手段と、
を備えることを特徴とする被処理水の処理装置。 - 活性炭を充填するための空間を内部に有する外殻部と、
前記外殻部の内部の空間を上下に仕切ることで前記活性炭を当該外殻部の上下にそれぞれ充填し、充填された当該活性炭により、通水方向上流側の空間では過酸化物をより多く分解し当該過酸化物を分解することで発生する気体成分の泡をより多く発生させる粗処理を行ない通水方向下流側の空間では残存した当該過酸化物を分解する精密処理を行なうための仕切り部と、
前記外殻部の前記仕切り部が設けられる箇所より上部に設けられ、前記過酸化物を含むpHが3.5〜9である被処理水を加圧導入するための導入部と、
前記外殻部の前記仕切り部が設けられる箇所より下部に設けられ、前記過酸化物が前記活性炭により分解されることにより発生する気体成分の大部分を当該外殻部の外部に排出するための気体成分排出部と、
前記外殻部の前記気体成分排出部が設けられる箇所より下部に設けられ、前記活性炭により処理された被処理水を処理水として排出するための排出部と、
前記仕切り部に設けられ、前記被処理水および前記気体成分を前記活性炭から分離して通過させる分離手段と、
を備えることを特徴とする被処理水の処理装置。 - 外殻部の内部の空間を上下方向に複数に仕切る仕切り部により形成される複数の空間のそれぞれに活性炭を充填し、
前記外殻部の上部に設けられる導入部から過酸化物を含むpHが3.5〜9である被処理水を加圧導入して下向流通水し、
前記仕切り部に設けられ、前記被処理水と前記過酸化物が前記活性炭により分解されることにより発生する気体成分とを当該活性炭から分離する分離手段を用いることで当該仕切り部を通過させつつ、当該被処理水を当該活性炭と順次反応させ、通水方向上流側では前記過酸化物をより多く分解し当該過酸化物を分解することで発生する気体成分の泡をより多く発生させる粗処理を行ない通水方向下流側では残存した当該過酸化物を分解する精密処理を行ない、
前記気体成分の大部分を、前記仕切り部のうち最も上部に位置する仕切り部が設けられる箇所より下部に設けられる気体成分排出部から前記外殻部の外部に排出し、
前記活性炭により処理された被処理水を、前記外殻部の下部に設けられる排出部から処理水として排出する
ことを特徴とする被処理水の処理方法。 - 外殻部の内部を上下に仕切る仕切り部の上部に第1の活性炭を充填し、
前記仕切り部の下部に第2の活性炭を充填し、
前記外殻部の前記仕切り部が設けられる箇所より上部に設けられる導入部から過酸化物を含むpHが3.5〜9である被処理水を加圧導入し、
導入された前記被処理水を前記第1の活性炭と反応させ、前記過酸化物をより多く分解し当該過酸化物を分解することで発生する気体成分の泡をより多く発生させる粗処理を行ない、
前記仕切り部に設けられ、前記第1の活性炭により処理された被処理水と前記過酸化物が当該第1の活性炭により分解されることにより発生する気体成分とを当該第1の活性炭から分離する分離手段を用いることで当該仕切り部を通過させ、
前記分離手段を通過した被処理水を、前記第2の活性炭と反応させ、残存した前記過酸化物を分解する精密処理を行ない、
前記分離手段を通過した前記気体成分の大部分を、前記外殻部の前記仕切り部が設けられる箇所より下部に設けられる気体成分排出部から当該外殻部の外部に排出し、
前記第2の活性炭により処理された被処理水を、前記外殻部の前記気体成分排出部より下部に設けられる排出部から処理水として排出する
ことを特徴とする被処理水の処理方法。
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