JP6034885B2 - データブロック伝送の処理時間依存制御 - Google Patents

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Description

本発明は、データブロックの伝送を制御する方法、及び対応する装置に関するものである。
3GPP(第3世代パートナシップ・プロジェクト)モバイルネットワークのようなモバイルネットワークでは、種々のタイプの端末デバイスが使用されうる。携帯電話、スマートフォン、データモデム、モバイルコンピュータ、または他のタイプのUEのような、従来のタイプの端末デバイスに加えて、例えば、センサデバイス、アラームデバイス、遠隔制御デバイス等のような、マシーンタイプ通信(MTC:Machine Type Communication)端末デバイスが使用されうる。MTC端末デバイスは、通常、少量のビットレート及びまばらな通信によって特徴付けられる。それ故に、MTC端末デバイスには、低性能の通信能力が実装されうる。
例えば3GPP LTE(ロング・ターム・エボリューション)に従ったモバイルネットワークにおけるように、特に、モバイルネットワークが広い帯域幅または高いスループットをサポートするよう設計される場合、少量のデータトラヒック特性を有するMTCデバイスまたは他のデバイスの存在は、モバイルネットワークに影響を与えうる。
LTE仕様のリリース8/9バージョンによれば、サポートされるセル帯域幅は、約1.4〜20MHzの、6及び100個のリソースブロック(RB)の範囲内であり、UEは、標準規格に準拠するために、全ての規定された帯域幅をサポートするように義務付けられる。更に、最低限規定されたリリース8/9のUEカテゴリに属するUEは、少なくとも下りリンクの10Mbit/sのビットレートと上りリンクの5Mbit/sのビットレートとをサポートする必要があり、これは、大部分のMTC端末デバイスの要求を上回る。広帯域幅と、特に帯域幅の柔軟性と、高いスループットとをサポートする能力は、MTC端末デバイスのコスト及び消費電力の両方を上昇させる。したがって、MTC端末デバイスの特性を満たすように、低性能のUEカテゴリを規定するのが望ましい。
低性能のUEカテゴリの導入によって、複雑度及び消費電力の少なくともいずれかが大幅に少ない端末デバイスを製造することができる。特に、各デバイスのコストは、かなりの程度まで、シリコン領域によって上昇する。大幅に減少したスループット要件によって、最も計算複雑度の高い演算を実行するために使用されるハードウェア・アクセラレータのサイズを減少させることが可能であり、あるいは、それら全てをソフトウェア実装に置き換えることさえも可能である。同様に、ソフトウェアベースの実装では、大規模な、場合によっては複数のプロセッサを、より小さいプロセッサ及びより少ないプロセッサの少なくともいずれかに置き換えることが可能である。
端末デバイスにおける消費電力を減少させる可能性は、サポートされるビットレートにも強く依存する。特定のUEの実装が与えらえた場合、サポートされる最大ビットレートにおける動作は、ある程度の消費電力に対応する、ある程度の数のベースバンド処理動作を必要とする。ハードウェアで実装されるかソフトウェアで実装されるかを問わず、最大ビットレートよりもビットレートが低いほど、より少ないベースバンド処理動作を必要とする。それ故に、端末デバイスによるエネルギー消費の低減を可能にするためにも、より低いビットレートのサポートが使用されうる。
スループット要件が低い場合にデバイス複雑度及び消費電力の少なくともいずれかを低下させることが可能であったとしても、一般に、特定のモバイルネットワーク標準規格に適合するために満足する必要がある、何らかのタイミングの制約が依然として存在する。例えば、3GPP LTEでは、そのようなタイミング制約の1つは、物理レイヤ上の再送プロトコルのフィードバックメッセージに関連付けられ、当該フィードバックメッセージは、データ伝送の復号にUEが成功したか否かを報告するために用いられる。このタイミング制約は、実際には、特定の実装をどの程度簡素化して行うことができるか、消費電力をどの程度低減できるか、またはそれらの両方を、制限しうる。例えば、端末デバイスにおける低速な受信処理は、受信されたデータブロックの処理が、次のデータブロックがモバイルネットワークによって当該端末デバイスに伝送される時間までに未だ終わっていないということを生じさせうる。この場合、端末デバイスは、伝送されたデータブロックを廃棄する必要があるかもしれず、それにより、データ伝送の効率が減少する。
したがって、モバイルネットワークと端末デバイスとの間のデータブロックの伝送を効率良く制御することを可能にする技術が必要である。
本発明の一実施形態によれば、モバイルネットワークと少なくとも1つの端末デバイスとの間の複数のデータブロックの伝送を制御する方法が提供される。本方法によれば、モバイルネットワークのノード(例えば、基地局または制御ノード)は、複数のデータブロックのうちの1つのデータブロックの伝送用の信号を処理するために端末デバイスによって必要とされる処理時間を判定する。当該処理時間は、サポートされている複数の処理時間から判定される。ノードは、判定した処理時間に基づいて、データブロックの伝送のスケジューリングを行う。
本発明の他の実施形態によれば、モバイルネットワークと端末デバイスとの間の複数のデータブロックの伝送を制御する方法が提供される。本方法によれば、端末デバイスは、複数のデータブロックのうちの1つのデータブロックの伝送用の信号を処理するために端末デバイスによって必要とされる処理時間を、サポートされている複数の処理時間から判定する。端末デバイスは、判定した処理時間に基づいて、複数のデータブロックの伝送を制御する。
本発明の他の実施形態によれば、モバイルネットワークと少なくとも1つの端末デバイスとの間の複数のデータブロックの伝送を制御するノードが提供される。当該ノードは、例えば、基地局または制御ノードであってもよい。当該ノードは、プロセッサを備える。プロセッサは、複数のデータブロックのうちの1つのデータブロックの伝送用の信号を処理するために端末デバイスによって必要とされる処理時間を、サポートされている複数の処理時間から判定するよう構成される。更に、プロセッサは、データブロックの伝送のスケジューリングを行うよう構成され、当該スケジューリングは、判定した処理時間に基づいて行われる。
本発明の他の実施形態によれば、モバイルネットワークにおいて使用される端末デバイスが提供される。端末デバイスは、当該端末デバイスとモバイルネットワークとの間の複数のデータブロックの伝送のための無線インタフェースを備える。更に、端末デバイスは、プロセッサを備える。プロセッサは、複数のデータブロックのうちの1つのデータブロックの伝送用の信号を処理するために端末デバイスによって必要とされる処理時間を、サポートされている複数の処理時間から判定するよう構成される。更に、プロセッサは、判定した処理時間に基づいて、複数のデータブロックの伝送を制御するよう構成される。
本発明の他の実施形態によれば、例えば、物理的な記憶媒体の形式で、コンピュータプログラムの製品が提供される。コンピュータプログラムは、モバイルネットワークと少なくとも1つの端末デバイスとの間の複数のデータブロックの伝送を制御するための、モバイルネットワークのノードのプロセッサによって実行されるプログラムコードを含む。当該プログラムコードを実行することによって、当該ノードは、複数のデータブロックのうちの1つのデータブロックの伝送用の信号を処理するために端末デバイスによって必要とされる処理時間を、サポートされている複数の処理時間から判定し、判定した処理時間に基づいて、データブロックの伝送のスケジューリングを行うよう構成される。
本発明の他の実施形態によれば、例えば、物理的な記憶媒体の形式で、コンピュータプログラムの製品が提供される。コンピュータプログラムは、モバイルネットワークと少なくとも1つの端末デバイスとの間の複数のデータブロックの伝送用に構成される、端末デバイスのプロセッサによって実行されるプログラムコードを含む。当該プログラムコードを実行することによって、当該端末デバイスは、複数のデータブロックのうちの1つのデータブロックの伝送用の信号を処理するために端末デバイスによって必要とされる処理時間を、サポートされている複数の処理時間から判定し、判定した処理時間に基づいて、複数のデータブロックの伝送を制御するよう構成される。
本発明の一実施形態に係る概念を適用可能なモバイルネットワーク環境を図示する概略図。 本発明の一実施形態に係る例示的な手順を概略的に図示するシグナリング図。 本発明の一実施形態に係る他の例示的な手順を概略的に図示するシグナリング図。 本発明の一実施形態に係る他の例示的な手順を概略的に図示するシグナリング図。 本発明の一実施形態に係る基地局を図示する概略図。 本発明の一実施形態に係る制御ノードを図示する概略図。 本発明の一実施形態に係る端末デバイスを図示する概略図。 本発明の一実施形態に係る方法を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る他の方法を示すフローチャート。
以下では、例示的な実施形態及び添付図面を参照することによって、本発明についてより詳しく説明する。説明する実施形態は、モバイルネットワークの基地局と、端末デバイスとの間のデータブロックの伝送を含む概念に関連する。
図1は、モバイルネットワーク環境、即ち、モバイルネットワークのインフラストラクチャを概略的に図示しており、当該モバイルネットワーク環境は、基地局(BS)100、制御ノード300、及びデータベース320と、データの伝送のために(例えば、矢印20,20’によって図示されるようなBS100からのデータの受信及びBS100へのデータの送信の少なくともいずれかのために)モバイルネットワークに接続しうる、第1の端末デバイス200及び第2の端末デバイス200’と、によって表される。データの伝送は、特定のサイズを有する、以下ではトランスポートブロックとも称される、データブロックの形式で生じることものとする。いくつかのシナリオでは、モバイルネットワークは、複数のサイズのデータブロックをサポート可能であり、これは、データブロックのサイズが、1つのデータブロックから他のデータブロックにかけて変化しうることを意味する。
モバイルネットワークが3GPP LTEに従って実現される場合、BS100は、進化型ノードB(eNB:evolved Node B)であってもよく、制御ノード300は、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)であってもよい。データベース320は、例えば、ホーム加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)によって実現されてもよい。モバイルネットワークがユニバーサル移動体通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークとして実現される場合、BS100は、ノードB(NB)であってもよく、制御ノード300は、無線ネットワーク制御装置(RNC:Radio Network Controller)であってもよい。
図示されている例では、第2の端末デバイス200’が、第1の端末デバイス200よりも低い処理能力を有しているものとする。例えば、第1の端末デバイス200は、携帯電話、ポータブルコンピュータ、または他のタイプのユーザ装置(UE)であってよく、一方、第2の端末デバイス200’は、MTC端末デバイス、低コストUE、または低電力モードで動作するUEである。例えば、第2の端末デバイス200’は、第1の端末デバイス200よりも少量の、ソフト復号用のバッファ、または、第1の端末デバイス200よりも低い処理性能を有してもよい。また、第2の端末デバイス200’は、第1の端末デバイス200とは異なる再送プロトコル能力を有してもよい。例えば、第1の端末デバイス200及び第2の端末デバイス200’は、基地局へのデータブロックの伝送または基地局からのデータブロックの伝送のためにハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロトコルを使用してもよく、第2の端末デバイス200’に対して許可される再送回数は、第1の端末デバイス200に対して許可される再送回数よりも少なくてもよい。いくつかのシナリオでは、第2の端末デバイス200’に対しては再送が許可されない、即ち、許可される再送回数がゼロであってもよい。更に、同時に許可されるHARQプロセスの数は、第1の端末デバイス200に対して許可される数よりも第2の端末デバイス200’に対して許可される数の方が少なくてもよい。例えば、第2の端末デバイス200’は、同時には1つのHARQプロセスのみが許可されうる。
種々の処理能力は、特に、端末デバイス200,200’が複数のデータブロックのうちの1つの伝送のために信号を処理する(例えば、モバイルネットワークから端末デバイス200,200’へのデータブロックの伝送のために信号を復号する、または、端末デバイス200,200’からモバイルネットワークへのデータブロックの伝送のために信号を符号化する)のに要する処理時間が異なるという結果をもたらしうる。例えば、このような処理時間は、HARQフィードバック時間(即ち、データブロックの受信と、当該データブロックの受信に成功したか否かを示す、当該データブロックについての確認応答(ACK)または否定確認応答(NACK)の送信との間の時間間隔)の観点で定義されうる。当該処理時間は、また、所与のサイズのデータブロックの伝送に対応する受信信号の復号を端末デバイスが実行するのに必要とされる、受信機の復号時間Dの観点で定義されうる。
本明細書で説明する概念は、例えば第1及び第2の端末デバイス200,200’のような、端末デバイスの種々の処理能力に効率良く対処するために使用されうる。このために、モバイルネットワークは、端末デバイスの種々の処理時間(例えば、種々のHARQフィードバック時間)をサポートする。したがって、異なる処理時間を有する複数の端末デバイスが、モバイルネットワークに接続しうるとともに、モバイルネットワークは、これらの端末デバイスへのデータブロックの伝送またはこれらの端末デバイスからのデータブロックの伝送の際に、これらの異なる処理時間を考慮する。また、同一の端末デバイスの複数のバリエーション(例えば、低電力モードへの端末デバイスの切り替えに起因した複数のバリエーション)が考慮されてもよい。本明細書で説明する概念によれば、モバイルネットワークと端末デバイス200,200’との間のデータブロックの伝送のスケジューリングに関与する、モバイルネットワークのノードは、端末デバイス200,200’の処理時間を判定する。例えば上述のLTEシナリオでは、このノードはBS100であってよい。あるいは、例えば上述のUMTSシナリオでは、このノードは制御ノード300であってよい。更に、当該ノードは、判定した処理時間に基づいて行われるスケジューリングを実行する。具体的には、2つの連続するデータブロックの伝送用の信号についての送信時間間隔が、判定された処理時間よりも長くなるように制御されうる。このようにして、端末デバイスが、1つのデータブロックの信号の処理を、次のデータブロックの伝送前に終えることができるようにする。
モバイルネットワークのノードは、処理時間を判定するために種々の手順を用いることが可能である。例えば、ノードは、他のノードから、または端末デバイス自体から、処理時間を取得してもよい。図1のモバイルネットワーク環境では、BS100は、第1の端末デバイス200及び第2の端末デバイス200’の少なくともいずれかの処理時間を、制御ノード300から取得しうる。上述のLTEシナリオでは、これは、eNBが、MMEから処理時間を取得することを意味するであろう。また、ノードは、処理時間をデータベース(例えば、データベース320)から取得しうる。更に、ノードは、例えば、端末デバイス200,200’がモバイルネットワークへのアタッチを行う際に、モバイルネットワークのコアネットワークのノードから処理時間を取得しうる。処理時間を取得するために、ノードは、モバイルネットワークの他のノードから、または端末デバイス200,200’自体から、制御データを受信しうる。当該制御データは、処理時間を明示的に示しうるか、または、処理時間を判定することを可能にするデータを含みうる。また、ノードは、例えば、デバイスカテゴリに割り当てられた値のような、端末デバイス200,200’のデバイスカテゴリを示すデータから、処理時間を判定しうる。デバイスカテゴリは、例えば、第2の端末デバイスが、低性能UEであることを示しうる。そして、デバイスカテゴリを示すデータは、モバイルネットワークの他のノードから、または端末デバイス200,200’自体から、受信されてもよい。また、ノードは、当該ノードにおいて利用可能な他のデータから(例えば、当該ノードに対してシグナリングされるUE能力情報から)、処理時間を判定しうる。また、ノードは、端末デバイス200,200’に関連するデータをデータベース320から受信して、このデータから処理時間を判定しうる。また、ノードは、例えば、受信データブロックに対する端末デバイス200,200’の応答を評価することで、処理時間の測定を開始してもよい。更に、ノードは、処理時間を設定し、当該設定した処理時間を示す制御データを、端末デバイス200,200’に送信しうる。そして、このような制御データは、例えば、利用可能であれば低電力モードに入ることによって、示された処理時間に適合するよう、端末デバイスにその動作を調整させる。モバイルネットワークが、可変サイズのデータブロックをサポートしている場合には、処理時間は、データブロックのサイズに基づいて判定されてもよい。その結果、データ伝送のスケジューリングは、データ伝送に使用される異なる個別のデータブロックサイズに依存して達成されうる。
いくつかのシナリオでは、処理時間はまた、例えば、それに応じてデータブロックの伝送を制御することによって、端末デバイス自体によって考慮されうる。
以下では、上記概念について、上述のLTEシナリオを想定した場合の、下りリンク伝送(即ち、モバイルネットワークから端末デバイス200または200’への伝送)についての例示的な実施を参照することによって、より詳しく説明する。この場合、処理時間は、所与のサイズのトランスポートブロックの伝送用の信号を端末デバイス200,200’が復号するのに要する時間Dとして定義されうる。図2は、このような実施についての例示的な手順を図示するためのシグナリング図を示す。
図2の手順には、BS100と、端末デバイス(TD)200または200’とが関与する。BS100は、端末デバイス200/200’への複数のトランスポートブロックの伝送のスケジューリングに関与する。
最初に、BS100は、例えば、モバイルネットワークの他のノードからのメッセージ201によって、端末デバイス200/200’からのメッセージ202によって、または、それらの両方によって、制御データを受信しうる。モバイルネットワークの当該他のノードは、データベース320(例えば、サブスクリプション・データベース、またはHSSによって実現されるデバイスデータベース)であってもよい。当該データベースは、例えば、端末デバイス200/200’の加入者識別モジュール(SIM:Subscriber Identity Module)、例えば、国際移動体加入者識別情報(IMSI:International Mobile Subscription Identity)によって提供されるデータを、デバイス識別子、例えば、国際移動体装置識別子(IMEI:International Mobile Equipment Identifier)に対して、または、デバイスタイプ若しくはカテゴリに対して、関連付けうる。いくつかのシナリオでは、メッセージ201は、制御ノード(例えばMME)から受信されてもよい。他のノードは、例えば、(例えばIMEIに基づく)デバイス固有情報を提供する、コアネットワークのノードであってもよい。
ステップ203で、BS100は、処理時間Dを判定する。これは、メッセージ201及びメッセージ202の少なくともいずれかで受信された制御データに基づいて行われうる。例えば、BS100は、処理時間Dを、例えばBS100に設定されているデータに基づく既知の値に設定しうる。また、処理時間Dは、例えばSIMによって識別されるような、端末デバイス200/200’の加入者に関連付けられたパラメータであってもよく、または、例えばIMEI若しくは他のデバイス識別子によって識別されるような、端末デバイス200/200’自体に関連付られたパラメータであってもよく、処理時間Dは、加入者データベースまたはデバイスデータベースに(例えばHSSに)格納されうる。その結果、処理時間Dは、モバイルネットワークへの端末デバイス200,200’のアタッチの間に、コアネットワーク及びRANの少なくともいずれかに対して提供されうる。
また、BS100は、他のパラメータとの関連で処理時間Dを判定してもよく、そのような他のパラメータの例は、無線リンク制御(RLC:Radio Link Control)プロトコル・タイマーのような、プロトコル・タイマーである。
また、処理時間Dは、端末デバイス200/200’のデバイスカテゴリに対して割り当てられた値であってもよい。そして、デバイスカテゴリは、メッセージ201を使用して、即ち、モバイルネットワークの他のノードから(例えばコアネットワークから)、または、メッセージ202を使用して、即ち、端末デバイス200/200’から、BS100に対してシグナリングされうる。
メッセージ201及びメッセージ202の少なくともいずれかは、処理時間Dを明示的に示しうる。例えば、メッセージ202は、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)プロトコルのメッセージであってよい。この場合、処理時間Dは、「UECapabilityInformation」RRCメッセージを使用して、UE能力情報として明示的に示されうる。あるいは、メッセージ202は、MAC制御エレメントとも称される、端末デバイス200/200’とBS100との間で使用される媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)プロトコルの制御エレメントであってもよい。
いくつかのシナリオでは、端末デバイス200/200’は、メッセージ202を使用してBS100へ知らされることになる処理時間Dを判定しうる。例えば、端末デバイス200/200’は、適切な手順を用いて(例えば、トランスポートブロックの伝送用の信号を復号するのに必要とされる時間を測定することによって)処理時間Dを学習しうる。このような手順は、端末デバイス200/200’によって、またはBS100によって、開始されうる。
いくつかのシナリオでは、BS100は、例えば、端末デバイス200/200’から受信される、トランスポートブロックの伝送に対する応答を評価することによって、処理時間Dを学習しうる。このような応答の例は、HARQメッセージ、またはRLCプロトコルのフィードバックメッセージである。例えば、BS100は、端末デバイス200/200’へのトランスポートブロックの送信と、端末デバイス200/200’からの対応する応答の受信との間の時間間隔を測定しうる。
いくつかのシナリオでは、処理時間Dのデフォルト値が、サブスクリプション・データまたはデバイスデータに含められ、メッセージ201を使用してBS100に提供されうる。メッセージ202を使用して端末デバイス200/200’から提供される新たな値によって、このデフォルト値を上書き可能であってもよい。
いくつかのシナリオでは、端末デバイス200/200’からBS100に提供されるような処理時間Dは、変化している状況(例えば、端末デバイス200/200’のバッテリー状態)に対して適応されてもよい。例えば、バッテリーレベルがある閾値以下に減少する場合、端末デバイス200/200’は、処理時間Dについてのより大きな値をBS100に知らせうる。いくつかのシナリオでは、端末デバイス200/200’が、太陽光発電または圧電エネルギー・ハーベスティング(harvesting)のような、エネルギー・ハーベスティング方法を使用する場合、端末デバイス200/200’からBS100に対して知らされる処理時間Dは、このエネルギー・ハーベスティングが所与の期間に提供可能な、推定されるエネルギー量に依存しうる。例えば、太陽光発電型の端末デバイス200/200’は、空が曇っている場合にはよい低いレートでエネルギーを蓄えることが可能であり、ロードベッド(roadbed)に組み込まれる圧電エネルギー・ハーベスタ(harvester)は、交通量が多いラッシュアワーの間に、より多くのエネルギーを蓄積するであろう。このように、エネルギー・ハーベスティングの生産性が高い期間には、端末デバイス200/200’は、例えば通常モードでの動作に対応する、より小さい処理時間Dを知らせうる一方で、エネルギー・ハーベスティングの生産性が低いときには、端末デバイス200/200’は、例えば低電力モードでの動作に対応する、より大きな処理時間Dを知らせうる。
ステップ203における処理時間Dの判定は、処理時間Dについての複数の所定の値(例えば、8ms及びその倍数)からの選択を含みうる。この場合、選択される値は、処理時間Dについての許可される最大値に対応してもよく、即ち、端末デバイス200/200’は、当該選択された値よりも速いかもしれないが遅くはない。
メッセージ204によって、BS100は、ステップ203で判定した処理時間を示す制御データを、端末デバイス200/200’に送信しうる。場合によっては、これは、メッセージ202において端末デバイス200/200’によって提供された処理時間Dの値を確認しうる。別の場合では、これは、端末デバイスに、(例えば低電力モードに入るまたは低電力モードから出ることによって)その動作を結果的に調整させうる。メッセージ204は、例えば、RRCプロトコルのメッセージまたはMAC制御エレメントであってもよい。
ステップ205で、BS100は、端末デバイス200,200’へのトランスポートブロックの伝送206のスケジューリングを行う。ステップ205におけるスケジューリングは、スケジューリング情報の決定、具体的には、トランスポートブロックの伝送用の時間リソース及び周波数リソースの決定を含む。このスケジューリング情報に従って、BS101は、端末デバイス200/200’へのトランスポートブロックの伝送206を実行する。
ステップ207で、BS100は、端末デバイス200/200’への更なるトランスポートブロックについての次の伝送208のスケジューリングを行う。端末デバイス200/200’が複数のHARQプロセスを同時に許可する場合、伝送208は、同じ伝送/受信プロセスの次の伝送である。ステップ207におけるスケジューリングは、ステップ203で判定された処理時間Dを考慮して行われる。具体的には、BS100は、端末デバイス200/200’への2つの連続する伝送206,208についての送信時間間隔が、判定した処理時間Dより長くなるように、2つの連続する伝送206,208のスケジューリングを行いうる。このようにして、端末デバイス200/200’が、第1の伝送206の復号を、第2の伝送208の受信前に終えることができるようになる。
このように、ステップ207におけるスケジューリングは、伝送208用に適した時間リソースの決定を含んでもよい。これは、例えば、第1の伝送の時間と、ステップ203において判定された復号時間Dとに依存して、第2の伝送の時間を決定することによって行われうる。これは、例えば、BS100が第2の伝送の時間を、
T2= T1+D +ε
に従って決定することによって、実行されうる。ここで、T1は、第1の伝送の時間であり、T2は、第2の伝送の時間であり、εは、オプションの安全マージンである。第2の伝送208のスケジューリングの際に第1の伝送206の時間T1を考慮するために、BS100は、以前の伝送についての送信の時間を、その後の伝送のスケジューリングの際にそれらを考慮できるように、保存してもよい。
ステップ207において決定されたスケジューリング情報に従って、BS100は、端末デバイス200/200’へのトランスポートブロックの伝送208を実行する。
ステップ205及び207における伝送206,208のスケジューリングは、更に、端末デバイス200/200’へのスケジューリング情報の送信を含んでもよい。具体的には、端末デバイス200/200’に提供されるスケジューリング情報は、いずれの時間リソース及び周波数リソースが端末デバイス200/200’によってモニタリングされるべきかを示してもよい。スケジューリング情報は、制御チャネル、例えば、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)で伝送されてもよい。
いくつかのシナリオでは、ステップ203で判定された処理時間Dは、伝送されるトランスポートブロックのサイズに依存しうる。この依存性は、代数表現及びルックアップテーブルの少なくともいずれかを使用することによって、BS100において定義されうる。この場合、トランスポートブロックのスケジューリングは、この特定のトランスポートブロックのサイズについて判定された処理時間Dに基づいて行われうる。このために、処理時間Dは、トランスポートブロックの伝送のスケジューリングが行われるごとに判定されうる。
図3は、端末デバイス200/200’で実行されうる他の例示的な手順を図示するためのシグナリング図を示す。これらの手順は、図2に関連して説明したような、処理時間依存スケジューリングとともに実行される。図3の手順には、BS100と、端末デバイス(TD)200または200’とが関与する。BS100は、端末デバイス200/200’への複数のトランスポートブロックの伝送のスケジューリングに関与する。
図3の手順では、BS100は、トランスポートブロックの伝送用のスケジューリング情報301を、端末デバイス200/200’に送信する。上述のように、これは、制御チャネル(例えば、PDCCH)で行われる。端末デバイス200/200’は、スケジューリング情報301を受信する。BS100における処理時間依存スケジューリングを考慮することで、端末デバイス200/200’は、ステップ302によって示されるように、スケジューリング情報301の受信に応じて、制御チャネルのモニタリングを一時的に停止してもよい。これが可能なのは、BS100によって実行される処理時間依存スケジューリングでは、通常、少なくとも処理時間Dに対応する時間間隔の間は、端末デバイス200/200’への更なる伝送のスケジューリングを行わないようにするためである。その後にBS100によって送信される任意のスケジューリング情報303(例えば、BS100によってサービングされる他の端末デバイスに関連するスケジューリング情報)は、端末デバイス200/200’によって受信されることはない。
ステップ304で、処理時間Dに対応する時間間隔の終了後に、端末デバイス200/200’は、制御チャネルのモニタリングを再開し、BS100によって送信されるスケジューリング情報305(BS100から端末デバイス200/200’への更なるトランスポートブロックの伝送に関連するスケジューリング情報)を再び受信できる。このような、処理時間Dに依存した、制御チャネルのモニタリングの一時的停止は、特に、端末デバイス200/200’における省電力化のために使用されうる。
図4は、端末デバイス200/200’で実行されうる他の例示的な手順を図示するためのシグナリング図を示す。これらの手順は、図2に関連して説明したような、処理時間依存スケジューリングとともに実行される。図4の手順は、更に、図3の手順と組み合わせられてもよい。図4の手順には、BS100と、端末デバイス(TD)200または200’とが関与する。BS100は、端末デバイス200/200’への複数のトランスポートブロックの伝送のスケジューリングに関与する。
図4の手順では、端末デバイス200/200’へのトランスポートブロックの伝送401を実行する。更に、BS100は、更なるトランスポートブロックについての次の伝送402を実行する。ここで、次の伝送は、処理時間Dに対応し、かつ、伝送401の受信後に始まる時間間隔の期間内で実行されるものとする。例えば、BS100は、処理時間Dを適切に考慮することなく、例えば、低電力モードへの端末デバイス200/200’の切り替えの際の処理時間Dの変化に起因して、伝送402のスケジューリングを実行した可能性がある。
伝送402の受信に応じて、端末デバイス200/200’は、HARQ NACK403をBS100に送信する。これは、受信された伝送402の復号を試みる前に行われる。このようにして、端末デバイス200/200’は、伝送401の処理が未だ終わっていない間に伝送402を処理することを避けることができる。
BS100は、その後、更なるトランスポートブロックの再送404を実行してもよい。図4のシナリオでは、この再送は、処理時間Dに対応し、かつ、伝送401の受信後に始まる時間間隔の終了後に生じるものとする。それにより、端末デバイス200/200’における受信された再送404の処理が可能になる。更なるトランスポートブロックについてのそれ以前の再送は、伝送402と同様の方法で処理されうる。
いくつかのシナリオでは、ステップ405によって示されるように、端末デバイス200/200’は、伝送402と再送404とのいずれを復号するかを選択してもよい。この選択は、例えば、伝送402及び再送404についての受信信号の信号対干渉雑音比(SINR)から推定されるような、伝送402または再送404の復号に成功する確率に基づきうる。場合によっては、端末デバイス200/200’は、復号に成功する確率を増加させるために、受信した伝送402と受信した再送404とを合成してもよい。
図2から図4の手順は、処理時間D、または処理時間Dの判定を可能にする情報を、端末デバイス200/200’からBS100に、またはBS100から端末デバイス200/200’に、シグナリングすることによって実現されうる。図2のメッセージ202と関連して示されるように、これは、RRCプロトコル、RLCプロトコルまたはMACプロトコルのような、既存のプロトコルを使用することによって行われうる。このために、これらのプロトコルのメッセージ内の新たな情報エレメントが定義されうるか、または、既存の情報エレメントが修正されうる。IHARQ再送が使用される実施では、修正されたPDCCHフォーマット(例えば、HARQプロセス識別子を含まないPDCCHフォーマット、及び物理HARQ通知チャネル(PHICH:Physical HARQ Indicator Channel)の使用を避けるPDCCHフォーマットの少なくともいずれか)が使用されうる。
図5は、BS100が複数のデータブロックの伝送のスケジューリングに関与するものとした場合の、BS100における上述の概念を実現するための例示的な構成を概略的に図示する。
図示された構成では、BS100は、1つ以上の端末デバイス(例えば、端末デバイス200,200’)への伝送を伝送するための、これらの端末デバイスからの伝送を受信するための、またはそれらの両方のための無線インタフェース130を備える。伝送機(TX)機能を実現するために、無線インタフェース130は、1つ以上の伝送機134を備え、受信機(RX)機能を実現するために、無線インタフェース130は、1つ以上の受信機132を備えることが、理解されよう。上述のLTEシナリオでは、無線インタフェース130は、Uuインタフェースに対応しうる。更に、BS100は、モバイルネットワークの他のノード(例えば、図1の制御ノード300)と通信するための制御インタフェース140を備えうる。
更に、BS100は、インタフェース130,140に接続されたプロセッサ150と、プロセッサ150に接続されたメモリ160とを備える。メモリ160は、リード・オンリー・メモリ(ROM)(例えば、フラッシュROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)(例えば、ダイナミックRAM(DRAM)またはスタティックRAM(SRAM))、マスストレージ(例えば、ハードディスクまたはソリッド・ステート・ディスク)等を含みうる。メモリ160は、BS100の上述の機能を実現するように、適切に構成された、プロセッサ150によって実行されるプログラムコードを含む。具体的には、メモリ160は、データブロックの伝送用の信号を処理するために端末デバイスによって必要とされる処理時間についての上述の判定を行うための、処理時間判定モジュール170を含みうる。更に、メモリ160は、端末デバイスへの複数のデータブロックの伝送、または端末デバイスからの複数のデータブロックの伝送のスケジューリングを行うための、スケジューリングモジュール180を含みうる。上述のように、このスケジューリングは、端末デバイスの個別の処理時間を考慮して行われうる。更に、メモリ160は、例えば、受信される伝送の復号、または伝送される伝送の符号化を実行するための、信号処理モジュール190も含みうる。しかし、信号処理は、少なくとも部分的にも、(例えば、1つ以上のシグナルプロセッサの形式の)専用のハードウェアによって行われうることが、理解されよう。
図5に図示するような構成は概要にすぎず、BS100が、実際には、簡略化のために図示されていない他の構成要素(例えば、他のインタフェースまたは追加のプロセッサ)を含みうることが、理解されよう。また、メモリ160が、図示されていない他のタイプのプログラムコード・モジュールを含みうることが、理解されよう。例えば、メモリ160は、BSの典型的な機能を実現するためのプログラムコード・モジュールを含みうる。いくつかの実施形態によれば、本発明の実施形態の概念を実施するために、コンピュータプログラムの製品(例えば、プログラムコードを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、及びメモリ160に格納される他のデータの少なくともいずれか)も提供されうる。
図6は、制御ノード300が複数のデータブロックの伝送のスケジューリングに関与するものとした場合の、制御ノード300における上述の概念を実現するための例示的な構成を概略的に図示する。
図示された構成では、制御ノード300は、モバイルネットワークのBS(例えば、図1のBS100)と通信するためのインタフェース340を備える。上述のUMTSシナリオでは、インタフェース340は、Iubインタフェースによって実現されうる。
更に、制御ノード300は、インタフェース340に接続されたプロセッサ350と、プロセッサ350に接続されたメモリ360とを備える。メモリ360は、ROM(例えば、フラッシュROM)、RAM(例えば、DRAMまたはSRAM)、マスストレージ(例えば、ハードディスクまたはソリッド・ステート・ディスク)等を含みうる。メモリ360は、制御ノード300の上述の機能を実現するように、適切に構成された、プロセッサ350によって実行されるプログラムコードを含む。具体的には、メモリ360は、データブロックの伝送用の信号を処理するために端末デバイスによって必要とされる処理時間についての上述の判定を行うための、処理時間判定モジュール370を含みうる。更に、メモリ360は、端末デバイスへの複数のデータブロックの伝送、または端末デバイスからの複数のデータブロックの伝送のスケジューリングを行うための、スケジューリングモジュール380を含みうる。上述のように、このスケジューリングは、端末デバイスの個別の処理時間を考慮して行われうる。更に、メモリ360は、例えば、プロトコル処理機能を実行する(例えば、メッセージの生成またはメッセージの評価を行う)ための、プロトコル処理モジュール390も含みうる。
図6に図示するような構成は概要にすぎず、制御ノード300が、実際には、簡略化のために図示されていない他の構成要素(例えば、他のインタフェースまたは追加のプロセッサ)を含みうることが、理解されよう。また、メモリ360が、図示されていない他のタイプのプログラムコード・モジュールを含みうることが、理解されよう。例えば、メモリ360は、制御ノードの(例えばUMTSモバイルネットワーク内のRNCの)典型的な機能を実現するためのプログラムコード・モジュールを含みうる。いくつかの実施形態によれば、本発明の実施形態の概念を実施するために、コンピュータプログラムの製品(例えば、プログラムコードを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、及びメモリ360に格納される他のデータの少なくともいずれか)も提供されうる。
図7は、端末デバイス200/200’における上述の概念を実現するための例示的な構成を概略的に図示する。
図示された構成では、端末デバイス200/200’は、モバイルネットワークのBS(例えば、BS100)との間の送受信を実行するための無線インタフェース230を備える。伝送機(TX)機能を実現するために、無線インタフェース230は、1つ以上の伝送機234を備え、受信機(RX)機能を実現するために、無線インタフェース230は、1つ以上の受信機232を備えることが、理解されよう。上述のLTEシナリオでは、無線インタフェース230は、Uuインタフェースに対応しうる。
更に、端末デバイス200/200’は、無線インタフェース230に接続されたプロセッサ250と、プロセッサ250に接続されたメモリ260とを備える。メモリ260は、ROM(例えば、フラッシュROM)、RAM(例えば、DRAMまたはSRAM)、マスストレージ(例えば、ハードディスクまたはソリッド・ステート・ディスク)等を含みうる。メモリ260は、端末デバイス200/200’の上述の機能を実現するように、適切に構成された、プロセッサ250によって実行されるプログラムコードを含む。具体的には、メモリ260は、例えば、受信される伝送の復号、または伝送される伝送の符号化を実行するための、信号処理モジュール270も含みうる。しかし、信号処理は、少なくとも部分的にも、(例えば、1つ以上のシグナルプロセッサの形式の)専用のハードウェアによって行われうることが、理解されよう。更に、メモリ260は、データブロックの伝送用の信号を処理するために端末デバイス200/200’によって必要とされる処理時間についての上述の判定を行うための、処理時間判定モジュール280を含みうる。更に、メモリ260は、例えば図3に関連して説明したように、制御チャネルのモニタリングを一時的に停止することによって、または図4に関連して説明したように、受信された伝送についての処理を控えることによって、判定された処理時間に応じて複数のデータブロックの伝送を制御するための、動作制御モジュール290を含みうる。
図7に図示するような構成は概要にすぎず、端末デバイス200/200’が、実際には、簡略化のために図示されていない他の構成要素(例えば、他のインタフェースまたは追加のプロセッサ)を含みうることが、理解されよう。また、メモリ260が、図示されていない他のタイプのプログラムコード・モジュールを含みうることが、理解されよう。例えば、メモリ260は、端末デバイスの典型的な機能を実現するためのプログラムコード・モジュールを含みうる。いくつかの実施形態によれば、本発明の実施形態の概念を実施するために、コンピュータプログラムの製品(例えば、プログラムコードを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、及びメモリ260に格納される他のデータの少なくともいずれか)も提供されうる。
図8は、端末デバイスへのデータブロックの伝送または端末デバイスからのデータブロックの伝送のスケジューリングに関与する、モバイルネットワークのノードにおける(例えば、BS100または制御ノード300における)上述の概念を実現するために使用されうる方法を、概略的に図示するためのフローチャートを示す。
ステップ810で、ノードは、制御データを受信しうる。例えば、制御データは、端末デバイスから受信されうる。代替的または追加的には、制御データは、モバイルネットワークの他のノードからも受信されうる。例えば、図1のBS100は、制御ノード300から制御データを受信しうる。
ステップ820で、ノードは、データブロックの伝送用の信号を処理するために端末デバイスによって必要とされる処理時間を、サポートされている複数の処理時間から判定する。処理時間は、HARQフィードバック時間の値として判定されうる。処理時間は、例えば、モバイルネットワークから端末デバイスへのデータブロックの伝送用の受信された信号を復号するために、端末デバイスによって必要とされる復号時間に対応しうるか、または当該復号時間を反映しうる。処理時間は、更に、端末デバイスからモバイルネットワークへのデータブロックの伝送用の信号を符号化するために端末デバイスによって必要とされる符号化時間に対応しうるか、または当該符号化時間を反映しうる。
ノードは、ステップ810において受信された制御データに基づいて、処理時間を判定しうる。例えば、制御データは、処理時間を明示的に示しうる。ノードは、更に、端末デバイスのデバイスカテゴリを示すデータに基づいて、処理時間を判定しうる。そして、このようなデータは、ステップ810において受信されるような制御データに含まれうる。処理時間は、例えばルックアップテーブルに、デバイスカテゴリと関連付けて格納される値であってもよい。ノードは、更に、データベース(例えば、図1のデータベース320)から受信される、端末デバイスに関連するデータに基づいて、処理時間を判定しうる。このようなデータも、同様に、ステップ810において受信されるような制御データに含まれてもよい。ノードは、更に、データブロックのサイズに基づいて、処理時間を判定しうる。
ノードは、更に、処理時間を判定するための測定を開始しうる。例えば、ノードは、受信データブロックに対する端末デバイスの応答を評価してもよい。ノードは、更に、処理時間を測定するための要求を、端末デバイスに送信してもよい。
処理時間を判定すると、ノードは、判定した処理時間を示す制御データを端末デバイスに送信しうる。その結果、端末デバイスは、例えば、低電力モードに入るまたは低電力モードから出ることによって、図3に関連して説明したように、制御チャネルのモニタリングを停止することによって、または、図4に関連して説明したように、受信された伝送についての処理を控えることによって、制御データに応じて当該端末デバイスの動作を調整しうる。
ステップ830で、ノードは、ステップ820において判定されたような処理時間に基づいて、データブロックの伝送のスケジューリングを行う。これは、例えば図2に関連して説明したように、2つの連続するデータブロックの伝送用の信号についての送信時間間隔を、判定した処理時間より長くなるように制御することを含みうる。
ステップ840で、ノードは、スケジューリングが行われた伝送を通じてデータブロックを送信または受信しうる。ノードがBSである場合、データブロックは、当該BSの無線インタフェースを使用して送信または受信されうる。ノードが制御ノードである場合、データブロックは、無線ネットワークのBSを介して送信または受信されうる。
図9は、モバイルネットワークへのデータブロックの伝送またはモバイルネットワークからのデータブロックの伝送を実行する端末デバイスにおける(例えば、端末デバイス200または200’における)上述の概念を実現するために使用されうる方法を、概略的に図示するためのフローチャートを示す。
ステップ910で、端末デバイスは、制御データを受信しうる。例えば、制御データは、モバイルネットワークのBSから、またはモバイルネットワークの制御ノードから(例えば、BS100から、または制御ノード300から)受信されうる。
ステップ920で、端末デバイスは、データブロックの伝送用の信号を処理するために端末デバイスによって必要とされる処理時間を、サポートされている複数の処理時間から判定する。処理時間は、HARQフィードバック時間の値として判定されうる。処理時間は、例えば、モバイルネットワークから端末デバイスへのデータブロックの伝送用の受信された信号を復号するために、端末デバイスによって必要とされる復号時間に対応しうるか、または当該復号時間を反映しうる。処理時間は、更に、端末デバイスからモバイルネットワークへのデータブロックの伝送用の信号を符号化するために端末デバイスによって必要とされる符号化時間に対応しうるか、または当該符号化時間を反映しうる。
端末デバイスは、ステップ910において受信された制御データに基づいて、処理時間を判定しうる。例えば、制御データは、処理時間を明示的に示しうる。端末デバイスは、更に、データブロックのサイズに基づいて、処理時間を判定しうる。端末デバイスは、更に、処理時間を判定するための測定を実行しうる。例えば、端末デバイスは、所与のサイズを有するデータブロックの伝送用の受信された信号を処理するために必要とされる時間を測定しうる。したがって、端末デバイスは、複数のデータブロックのうちの1つ以上のデータブロックの伝送用の信号についての処理を評価することによって、処理時間を判定しうる。測定または評価は、モバイルネットワークから受信される、処理時間を測定するための要求に応じて行われうる。
処理時間を判定すると、端末デバイスは、例えば図2のメッセージ202におけるように、判定した処理時間を示す制御データをモバイルネットワークに送信しうる。
ステップ930で、端末デバイスは、例えば、低電力モードに入るまたは低電力モードから出ることによって、図3に関連して説明したように、制御チャネルのモニタリングを停止することによって、または、図4に関連して説明したように、受信された伝送についての処理を控えることによって、判定した処理時間に基づいて複数のデータブロックの伝送を制御しうる。例えば、端末デバイスは、複数のデータブロックのうちの1つのデータブロックの伝送用のスケジューリング情報を、制御チャネル上で受信しうる。その後、処理時間に対応し、かつ、当該スケジューリング情報の受信後に始まる時間間隔の期間において、端末デバイスは、制御チャネルのモニタリングを停止しうる。
ステップ940で、端末デバイスは、データブロックを送信または受信しうるとともに、当該データブロックの受信用の信号を処理しうる。いくつかのシナリオでは、これは、ステップ930で制御されるような、端末デバイスの動作に依存しうる。例えば、端末デバイスは、第1のデータブロックの伝送用の信号を受信しうる。その後、処理時間に対応し、かつ、第1のデータブロックの伝送用の信号の受信後に始まる時間間隔の期間において、端末デバイスは、第2のデータブロックの伝送用の信号を受信しうる。この場合、第2のデータブロックの伝送用の信号の復号を試みる前に、端末デバイスは、第2のデータブロックの伝送用の信号に対して、再送プロトコルの否定確認応答メッセージを送信しうる。更に、端末デバイスは、第2のデータブロックの再送用の信号を受信しうるとともに、その後、第2のデータブロックの伝送用の信号の復号と、第2のデータブロックの再送用の信号の復号と、から選択しうる。このような処理の例は、図4に関連して説明されている。
図8の方法と図9の方法は、モバイルネットワークのノードが図8の方法に従って動作し、端末デバイスが図9の方法に従って動作するシステムにおいて、互いに組み合わせられうる。
以上のように、上述の概念を使用することによって、端末デバイスの種々の処理能力が、モバイルネットワークにおいて効率良くサポートされうる。このように、広い帯域幅及び高いスループットの少なくともいずれかのために設計された、LTEモバイルネットワークのようなモバイルネットワークは、MTC端末デバイスのような、低性能の端末デバイスも収容できる。更に、端末デバイスの低電力モードを、効率的な方法でサポートできる。
上記で説明したような例及び実施形態は、例示にすぎず、種々の変形が許容される。例えば、上記概念は、LTEモバイルネットワークまたはUMTSモバイルネットワークについての上述の例とは異なるタイプのモバイルネットワークにおいて使用可能である。更に、上記概念は、既存のモバイルネットワークのノードまたは端末デバイスにおいてそれに対応して設計されたソフトウェアを使用することによって、または、そのようなモバイルネットワークのノードまたは端末デバイスの、専用のハードウェアを使用することによって実現されうることが、理解されよう。

Claims (21)

  1. モバイルネットワークと少なくとも1つの端末デバイス(200, 200')との間の複数のデータブロックの伝送を制御する方法であって、
    前記モバイルネットワークのノード(100; 300)が、前記モバイルネットワークから前記端末デバイス(200, 200')への前記複数のデータブロックのうちの1つのデータブロックの伝送用の信号の復号と、前記端末デバイス(200, 200')から前記モバイルネットワークへの前記複数のデータブロックのうちの1つのデータブロックの伝送用の信号の符号化との少なくともいずれかのために前記端末デバイス(200, 200')によって必要とされる処理時間を、サポートされている複数の処理時間から判定するステップと、
    前記ノード(100; 300)が、前記判定した処理時間に基づいて、前記データブロックの伝送のスケジューリングを行うステップと、を含み
    前記ノード(100; 300)は、前記端末デバイス(200, 200')のデバイスカテゴリを示すデータに基づいて、前記処理時間を判定する、
    とを特徴とする方法。
  2. 前記ノード(100; 300)が、制御データを受信するステップと、
    前記ノード(100; 300)が、前記受信した制御データに基づいて、前記処理時間を判定するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記ノード(100; 300)は、前記端末デバイス(200, 200')から前記制御データを受信する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記ノード(100)は、前記モバイルネットワークの他のノード(300)から前記制御データを受信する、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の方法。
  5. 前記ノード(100)が、前記端末デバイスに関連するデータをデータベース(320)から受信するステップと、
    前記ノード(100)が、前記データベース(320)から受信した前記データに基づいて、前記処理時間を判定するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記ノード(100)が、受信データブロックに対する前記端末デバイス(200, 200')の応答を評価することによって、前記処理時間を判定するステップ、
    を含むことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記ノード(100; 300)が、前記判定した処理時間を示す制御データを前記端末デバイス(200, 200')に提供するステップ、
    を含むことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記ノード(100; 300)は、2つの連続するデータブロックの伝送用の信号についての送信時間間隔を、前記判定した処理時間よりも長くなるよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記ノード(100; 300)は、前記複数のデータブロックの1つ以上のデータブロックのサイズに基づいて、前記処理時間を判定する、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の方法。
  10. モバイルネットワークと端末デバイス(200, 200')との間の複数のデータブロックの伝送を制御する方法であって、
    前記端末デバイス(200, 200')が、前記モバイルネットワークから前記端末デバイス(200, 200')への前記複数のデータブロックのうちの1つのデータブロックの伝送用の信号の復号と、前記端末デバイス(200, 200')から前記モバイルネットワークへの前記複数のデータブロックのうちの1つのデータブロックの伝送用の信号の符号化との少なくともいずれかのために前記端末デバイス(200, 200')によって必要とされる処理時間を、サポートされている複数の処理時間から判定するステップと、
    前記端末デバイス(200, 200')が、前記判定した処理時間に基づいて、前記複数のデータブロックの伝送を制御するステップと、
    前記端末デバイス(200, 200')が、第1のデータブロックの伝送用の信号(401)を受信するステップと、
    前記処理時間に対応し、かつ、前記第1のデータブロックの伝送用の前記信号(401)の受信後に始まる時間間隔の期間において、前記端末デバイス(200)が、第2のデータブロックの伝送用の信号(402)を受信するステップと、
    前記第2のデータブロックの伝送用の前記信号(402)の復号を試みる前に、前記端末デバイス(200)が、前記第2のデータブロックの伝送用の前記信号(402)に対して、再送プロトコルの否定確認応答メッセージ(403)を送信するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  11. 前記端末デバイス(200, 200')が、前記モバイルネットワークから制御データを受信するステップと、
    前記端末デバイス(200, 200')が、前記受信した制御データに基づいて、前記処理時間を判定するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記端末デバイス(200, 200')は、前記複数のデータブロックのうちの1つ以上のデータブロックの伝送用の信号の処理を評価することによって、前記処理時間を判定する、
    ことを特徴とする請求項10または11に記載の方法。
  13. 前記端末デバイス(200, 200')が、前記判定した処理時間を示す制御データを前記モバイルネットワークに送信するステップ、
    を含むことを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記端末デバイス(200, 200')が、前記複数のデータブロックのうちの1つのデータブロックの伝送用のスケジューリング情報(301)を制御チャネルで受信するステップと、
    前記端末デバイス(200, 200')が、前記処理時間に対応し、かつ、前記スケジューリング情報(301)の受信後に始まる時間間隔の期間において、前記制御チャネルのモニタリングを停止するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項10から13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記端末デバイス(200, 200')が、前記第2のデータブロックの再送用の信号(404)を受信するステップと、
    前記端末デバイス(200, 200')が、前記第2のデータブロックの伝送用の前記信号(402)の復号と、前記第2のデータブロックの再送用の前記信号(404)の復号と、のうちで選択する選択するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項10から14のいずれか1項に記載の方法。
  16. プロセッサ(150; 350)を備え、モバイルネットワークと少なくとも1つの端末デバイス(200, 200')との間の複数のデータブロックの伝送を制御するノード(100; 300)であって、
    前記プロセッサ(150; 350)は、
    前記モバイルネットワークから前記端末デバイス(200, 200')への前記複数のデータブロックのうちの1つのデータブロックの伝送用の信号の復号と、前記端末デバイス(200, 200')から前記モバイルネットワークへの前記複数のデータブロックのうちの1つのデータブロックの伝送用の信号の符号化との少なくともいずれかのために前記端末デバイス(200, 200')によって必要とされる処理時間を、サポートされている複数の処理時間から判定し、
    前記判定した処理時間に基づいて、前記データブロックの伝送のスケジューリングを行
    前記端末デバイス(200, 200')のデバイスカテゴリを示すデータに基づいて、前記処理時間を判定する、
    よう構成されることを特徴とするノード。
  17. 前記ノード(100; 300)は、請求項1からのいずれか1項に記載の方法に従って動作するよう構成される、
    ことを特徴とする請求項16に記載のノード。
  18. モバイルネットワークにおいて使用される端末デバイス(200; 200')であって、
    前記モバイルネットワークに対する複数のデータブロックの伝送のための無線インタフェース(230)と、
    プロセッサ(250)と、を備え、
    前記プロセッサ(250)は、
    前記モバイルネットワークから前記端末デバイス(200, 200')への前記複数のデータブロックのうちの1つのデータブロックの伝送用の信号の復号と、前記端末デバイス(200, 200')から前記モバイルネットワークへの前記複数のデータブロックのうちの1つのデータブロックの伝送用の信号の符号化との少なくともいずれかのために前記端末デバイス(200, 200')によって必要とされる処理時間を、サポートされている複数の処理時間から判定し、
    前記判定した処理時間に基づいて、前記複数のデータブロックの伝送を制御
    第1のデータブロックの伝送用の信号(401)を受信し、
    前記処理時間に対応し、かつ、前記第1のデータブロックの伝送用の前記信号(401)の受信後に始まる時間間隔の期間において、第2のデータブロックの伝送用の信号(402)を受信し、
    前記第2のデータブロックの伝送用の前記信号(402)の復号を試みる前に、前記第2のデータブロックの伝送用の前記信号(402)に対して、再送プロトコルの否定確認応答メッセージ(403)を送信する、
    よう構成されることを特徴とする端末デバイス。
  19. 前記端末デバイス(200; 200')は、請求項10から15のいずれか1項に記載の方法に従って動作するよう構成される、
    ことを特徴とする請求項18に記載の端末デバイス。
  20. モバイルネットワークのノード(100; 300)のプロセッサ(150; 350)によって実行されることで、請求項1からのいずれか1項に記載の方法に従って動作するよう前記ノード(100; 300)を構成するためのプログラムコードを含むコンピュータプログラム。
  21. 端末デバイス(200)のプロセッサ(250)によって実行されることで、請求項10から15のいずれか1項に記載の方法に従って動作するよう前記端末デバイス(200)を構成するためのプログラムコードを含むコンピュータプログラム。
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