JP2005011130A - 文書管理サーバ装置及び文書転送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】サーバ装置内のあるアプリケーションから他のアプリケーションに文書を転送する際の操作を簡略化することができる文書管理サーバ装置及び文書の転送方法を提供する。
【解決手段】ユーザがファクシミリサーバ３２の文書を指定して、電子掲示板サーバ３５への転送を指示すると、制御部３１は転送する文書に含まれるキー情報（発信元）をキー情報変換部３６へ送信し、キー情報の変換を指示する。キー情報変換部３６には電子掲示板のカテゴリとファクシミリサーバ３２、メールサーバ３３の文書のキー情報との自動変換のルールが設定されているので、キー情報変換部３６がファクシミリ文書のキー情報（発信元）に対応する電子掲示板のカテゴリを決定し、このカテゴリとともにファクシミリサーバからの文書を制御部３１が電子掲示板サーバ３５に転送する。
【選択図】 図３
【解決手段】ユーザがファクシミリサーバ３２の文書を指定して、電子掲示板サーバ３５への転送を指示すると、制御部３１は転送する文書に含まれるキー情報（発信元）をキー情報変換部３６へ送信し、キー情報の変換を指示する。キー情報変換部３６には電子掲示板のカテゴリとファクシミリサーバ３２、メールサーバ３３の文書のキー情報との自動変換のルールが設定されているので、キー情報変換部３６がファクシミリ文書のキー情報（発信元）に対応する電子掲示板のカテゴリを決定し、このカテゴリとともにファクシミリサーバからの文書を制御部３１が電子掲示板サーバ３５に転送する。
【選択図】 図３
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子掲示板機能等の複数のアプリケーションを備えた文書管理サーバ装置及び文書管理サーバ装置内の各アプリケーション間での文書転送方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
多数のユーザが書き込み、読み出しを行う電子掲示板は、企業内の各種の情報伝達のためや企業あるいは自治体などが一般大衆とコミュニケートするために広く利用されている。
例えば、各種イベントの広場であるとか、新製品の紹介といったところに利用される場合が多い。また、企業内で用いる場合には会議の事前資料の配布や各種業務連絡をこの電子掲示板と呼ばれる仕組みで行うことができ、特に、企業内で業務依頼やその結果把握、関連資料の管理及びそれらの状況や資料の公開を行うのに好適である。
【０００３】
このような電子掲示板の機能は、電子掲示板に掲示する情報が格納された文書管理サーバ装置を備えたシステムによって実現されている。
この電子掲示板システムでは、ユーザ端末から登録された新規な電子掲示板情報が通信ネットワークを介してサーバ装置に送信される。サーバ装置によって受信された新規な電子掲示板情報はデータベースに記憶された後、登録済みの電子掲示板情報に追加されて通信ネットワークを介してユーザ端末に送信され、ユーザ端末の画面上に表示される。
【０００４】
一方、電子掲示板システムの中には、コメントの文字情報だけでなく写真等の画像情報も掲載できるようにした電子掲示板がある（例えば、特許文献１参照。）。
特に、公衆交換電話網などの通信回線に接続され、ファクシミリの送受信機能を有するファクシミリサーバ装置と、パーソナルコンピュータ（以下、パソコンという。）などのクライアント装置とがＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）を介して接続されてなるファクシミリシステムに電子掲示板機能を持たせた場合には、ファックス受信した画像やスキャナで読み取った画像を電子掲示板に掲載することが多い。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００１−１０１１１４号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来の文書管理サーバ装置においては、ファックス受信した画像やスキャナで読み取った画像を電子掲示板に掲載することがあるが、ファックス画像やスキャナ画像を電子掲示板サーバに転送する場合には、電子掲示板を表示して、電子掲示板の表示画面で新規登録またはあるコメントを指定しての返信を選択し、さらに、画像ファイルから転送すべき画像を選択した後、コメントの記入やカテゴリの指定を行って転送しなければならず、電子掲示板への画像の転送に手間がかかるという問題があった。
【０００７】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、ファックス画像やスキャナ画像を電子掲示板サーバに転送する場合など、サーバ装置内のあるアプリケーションから他のアプリケーションに文書を転送する際の操作を簡略化することができる文書管理サーバ装置及び文書の転送方法を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
請求項１に係る発明は、文書管理サーバ装置の文書転送方法において、サーバ装置内のあるアプリケーションの文書を他のアプリケーションの文書として転送するとき、転送元のアプリケーションのキー情報を転送先のアプリケーションの任意のキー情報に変換して文書を転送することを特徴とする。
【０００９】
上記の請求項１に係る発明によれば、文書管理サーバ装置内のあるアプリケーションから他のアプリケーションへの文書の転送時に、転送元のアプリケーションのキーが転送先のアプリケーションの任意のキーに変換され、ユーザが転送先のアプリケーションのキーを指定する必要がなくなるので、文書管理サーバ装置内のあるアプリケーションから他のアプリケーションへの文書の転送を簡単に行うことができる。
【００１０】
また、請求項２に係る発明は、画像ファイル及びテキストファイルを掲載文書として扱うことができる電子掲示板機能を備えた文書管理サーバ装置において、機能毎の文書のキー情報を記憶するとともに、各キー情報を相互に変換するキー情報変換手段を備え、受信文書が電子掲示板に転送されるとき、上記キー情報変換手段により、通信情報に基づく受信文書のキー情報を電子掲示板のキー情報に変換することを特徴とする。
【００１１】
上記の請求項２に係る発明によれば、例えばファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送するとき、ファクシミリサーバのキー情報である通信情報が電子掲示板のキー情報のカテゴリに自動的に変換されるので、ユーザが電子掲示板のカテゴリを指定する必要がなく、簡単にファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送することができる。
【００１２】
さらに、請求項３に係る発明は、画像ファイル及びテキストファイルを掲載文書として扱うことができる電子掲示板機能を備えた文書管理サーバ装置において、画像ファイルを格納する画像格納手段と、テキストファイルを格納するコメント格納手段と、電子掲示板のカテゴリに対応する定型のコメントを記憶する定型コメント記憶手段と、上記各部を制御する制御手段とを備え、受信文書が電子掲示板に転送された時、上記制御手段が転送文書のカテゴリに応じた定型コメントを上記定型コメント記憶手段から読み出し、上記コメント格納手段に格納することを特徴とする。
【００１３】
上記の請求項３に係る発明によれば、電子掲示板のカテゴリに対応する定型のコメントを記憶する定型コメント記憶手段を備えており、例えば、ファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送する場合、カテゴリに基づいて自動的にコメントが作成され、ユーザがコメントを記入する必要がなくなるので、画像の転送を指示するだけで、簡単にファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送することができる。
【００１４】
さらに、請求項４に係る発明は、画像ファイル及びテキストファイルを掲載文書として扱うことができる電子掲示板機能を備えた文書管理サーバ装置において、画像ファイルを格納する画像格納手段と、テキストファイルを格納するコメント格納手段と、電子掲示板のカテゴリを記憶するカテゴリ記憶手段と、受信文書を電子掲示板に転送するときに、上記カテゴリ記憶手段に記憶されたカテゴリの一つを指定させるとともに、電子掲示板への新規登録か返信かを選択させる手段とを備えたことを特徴とする。
【００１５】
上記の請求項４に係る発明によれば、例えばファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送するときには、電子掲示板のカテゴリの選択と新規登録か電子掲示板のあるコメントへの返信かを選択することにより画像を転送することができ、転送の度に電子掲示板を表示させる必要がなくなるので、簡単にファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送することができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の文書管理サーバ装置の実施の形態について図面を用いて説明する。図１は本発明に係る文書管理サーバ装置を備えたシステムのネットワーク構成例を示す図、図２はサーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図、図３はサーバ装置を機能で表した機能ブロック図である。
【００１７】
図１に示すネットワーク構成図において、１はサーバ装置、２、３、４、・・・はクライアントのパソコン、５はＬＡＮ、６は公衆交換電話網（ＰＳＴＮ）、７はインターネット網である。
サーバ装置１は電子掲示板サーバ、ファクシミリサーバ、メールサーバなどの機能を備えたものであり、ＰＳＴＮ６に接続されるとともに、通信ネットワークとして、通信ネットワークの一つであるＬＡＮ５に接続されており、このＬＡＮ５には、複数のクライアントパソコン２、３、４、・・・が接続されるとともに、インターネット網７にも接続されている。
【００１８】
このサーバ装置１のハードウェア構成について、図２により説明する。図２に示すように、サーバ装置１は、ＣＰＵ１１、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）１２、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）１３、ハードディスクドライブ（ＨＤＤ）１４、表示部１５、操作部１６、読取部１７、画像メモリ１８、記録部１９、モデム２０、ネットワーク制御ユニット（ＮＣＵ）２１、ＬＡＮインターフェース２２から構成されるとともに、各部がバス２３を介して接続されている。
【００１９】
ＣＰＵ１１は、バス２３を介してサーバ装置１のハードウェア各部を制御するとともに、ＲＯＭ１２に記憶されたプログラムに基づいて各種のプログラムを実行する。ＲＡＭ１３はＳＲＡＭ等で構成され、プログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。なお、このＲＡＭ１３にフラッシュメモリを使用する構成も可能であり、この場合には、停電時やサーバ装置１の電源が遮断された場合にも記憶内容が失われることはない。また、ＨＤＤ１４は電子掲示板サーバに登録されたコメントのテキストファイルや画像ファイル及び電子掲示板情報を記憶するとともに、ファクシミリサーバに転送されたファクシミリ画像を記憶する。
【００２０】
表示部１５は、液晶表示装置（ＬＣＤ）又はＣＲＴディスプレイ等の表示装置であり、サーバ装置１の動作状態を表示したり、種々の機能の操作画面の表示を行い、操作部１６はサーバ装置１を操作するために必要な各種のファンクションキーを備えている。なお、表示部１５をタッチパネル方式とすることによりこの操作部１６の各種キーの一部又は全部を代用することができる。
【００２１】
読取部１７は、ＣＣＤ等を利用したスキャナで原稿を読み取り、白黒２値に変換したドットイメージデータを出力する。画像メモリ１８は、ＤＲＡＭ等を用いて構成され、送信すべきイメージデータまたは受信したイメージデータを記憶する。記録部１９は電子写真方式等のプリンタ装置を備え、受信したデータをハードコピーとしてプリントアウトとする。
【００２２】
モデム２０は、バス２３に接続されており、ファクシミリ通信が可能なファックスモデムとしての機能を有し、このモデム２０は同様にバス２３に接続されたＮＣＵ２１と接続されている。ＮＣＵ２１はアナログ回線の閉結及び開放の動作を行うハードウェアであり、必要に応じてモデム２０をＰＳＴＮ６に接続する。また、ＬＡＮインターフェース２２は、ＬＡＮ５に接続され、ＬＡＮ５からの信号やデータを受信する一方、ＬＡＮ５に対して信号やデータを送信するものであり、信号変換やプロトコル変換などのインターフェース処理を実行する。
【００２３】
一方、図３はこのサーバ装置を機能により表した機能ブロック図であり、制御部３１、ファクシミリサーバ３２、メールサーバ３３、スキャナ部３４、電子掲示板サーバ３５、キー情報変換部３６よりなり、これらの各部は、図２のＣＰＵ１１、ＲＯＭ１２、ＲＡＭ１３及びＨＤＤ１４により構成され、各部の機能はソフトウェアプログラムによって実行される。
ファクシミリサーバ３２はファクシミリ受信した画像データを所定のＵＲＬの格納場所に格納するＦＴＰ（Ｆｉｌｅ Ｔｒａｎｓｆｅｒ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）サーバで構成され、ファクシミリ受信した画像データを、転送先のクライアントパソコンやインターネットに接続された他のファクシミリ装置に対して、それぞれ対応するプロトコルに従って転送することができるとともに、クライアントパソコン２、３、４、・・・から画像データを受信し、クライアントから指定された送信先にファクシミリ送信することもできる。
【００２４】
また、メールサーバ３３は受信したメールを所定のＵＲＬの格納場所に格納するＦＴＰ（Ｆｉｌｅ Ｔｒａｎｓｆｅｒ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）サーバで構成され、受信したメールを転送先のクライアントパソコンやインターネットに接続された他のメールサーバに対して、それぞれ対応するプロトコルに従って転送することができるとともに、クライアントパソコン２、３、４、・・・からメールを受信し、クライアントから指定された送信先に送信することができる。さらに、スキャナ部３４は、図２の読取り部１７で読み取られたスキャナ画像を制御部３１に転送するものである。また、電子掲示板サーバ３５は、ファクシミリ受信した画像やスキャナで読み取った画像、あるいはクライアントパソコン２、３、４、・・・から送信された画像、電子メールを利用したインターネットファクシミリで受信した画像あるいは読取部で読み取った画像を含む文書を管理するとともに、これらの文書を情報として電子掲示板情報を作成する。
【００２５】
一方、キー情報変換部３６は、ファクシミリサーバ３２、メールサーバ３３、電子掲示板サーバ３５における文書管理のそれぞれのキー情報（例えば、キーワードやカテゴリ）及びこれらのキー情報を相互に自動変換するためのルールを記憶しており、各サーバ間での文書の移動の際にそのルールを参照してキー情報を変換することにより、移動先のサーバにおいて適切な管理ができるようにするものである。
文書管理のキー情報の例として、ここでは、ファクシミリサーバ３２、メールサーバ３３では、通信情報に基づいて発信元名を判別し、これを文書を分類するキー情報にし、また、電子掲示板サーバ３５ではカテゴリをキー情報として文書を分類しているものとし、これらのキー情報がキー情報変換部３６に登録されている。
【００２６】
図４（ａ）、（ｂ）は文書の分類の一例で、（ａ）では、大分類として、受信ファクシミリ、受信メール、掲示板が設定され、小分類として、ファクシミリの発信元名、メールのサブアドレス、掲示板のカテゴリ等が設定されている。この分類はキー情報変換部３６に予め登録されているが、登録されていない発信元から受信したファクシミリやメールの転送処理を行う場合には、この分類にその発信元名を追加することができる。
また、図４（ｂ）に示すように、発信元名を大分類とし、受信ファクシミリ、受信メールを小分類とすることも可能である。
【００２７】
一方、電子掲示板のカテゴリとしては、お知らせ、レンタル関係、購入品関係、設計図面、特許情報等が設定されており、この電子掲示板のカテゴリと上記ファクシミリ文書、メール文書のキー情報との自動変換のルールが、
というように設定され、登録されているすべての分類についてのルールがキー情報変換部３６に設定されている。
【００２８】
次に、電子掲示板サーバ３５の詳細について、図５の電子掲示板サーバの機能ブロック図を用いて説明する。
図５に示すように、電子掲示板サーバは、制御部４１、画像格納部４２、コメント格納部４３、リンク情報管理部４４、電子掲示板情報作成部４５及び定型コメント記憶部４６からなり、これらの各部も、同様に、図２のＣＰＵ１１、ＲＯＭ１２、ＲＡＭ１３及びＨＤＤ１４により構成され、各部の機能はソフトウェアプログラムによって実行される。
【００２９】
制御部４１はコメント及び画像が登録されると、登録された画像及びコメントに識別情報を付与し、識別情報が付与された画像を画像格納部４２に、識別情報が付与されたコメントをコメント格納部４３に格納するとともに、画像及びコメントのリンク情報を生成し、画像、コメントの識別情報とともにリンク情報管理部４４に送信する。また、制御部４１は、新たにコメントや画像が登録されたり、コメントの返信があった場合には、電子掲示板情報作成部４５に新たな電子掲示板情報の作成を指示し、電子掲示板情報作成部４５で作成された電子掲示板情報をクライアントパソコンに送信する。さらに、制御部４１は、文書の転送があった場合には、定型コメント記憶部４６からその文書のカテゴリに応じたコメントを読み出し、コメント格納部４３に格納する。
【００３０】
また、画像格納部４２は電子掲示板に登録された画像の画像ファイルを保存し、コメント格納部４３は、新規登録されたコメントや返信コメントのタイトルと本文よりなるテキストファイルを保存する。さらに、リンク情報管理部４４は制御部４１により生成されたコメントのリンク情報に基づいてコメントのリンクを作成して保存する。
【００３１】
電子掲示板情報作成部４５はリンク情報管理部４４からのリンク情報と画像格納部４２、コメント格納部４３からの情報に基づいて、スレッド毎のコメントのタイトル、画像アイコン、現在選択されているコメントのタイトル、本文及びそのコメントに画像が添付されている場合にはその画像の情報を備えるとともに、選択されているスレッド内に含まれるすべての画像のサムネイル一覧表示の情報を備えた電子掲示板情報を作成する。
さらに、定型コメント記憶部４６は、掲載文書のカテゴリ毎の定型文書、例えば、「お知らせ」の場合には、タイトル「お知らせ」、本文「お知らせです。」、「設計図面」の場合には、タイトル「設計図面」、本文「図面の確認、修正をお願いします。」、レンタル関係の場合には、タイトル「レンタル」、本文「処理をお願いします。」等の簡単な文章がそれぞれ記憶されている。
【００３２】
図６は電子掲示板の表示画面の一例であり、図に示すように、電子掲示板の上部には、スレッド順に整理されたスレッド表示のタイトルリストが表示されるとともに、各コメントに新規画像が添付されている場合には、そのコメントのタイトルの横に画像アイコンが表示されている。このスレッド表示は各コメントの親子関係を表現したものであり、あるコメントに対して誰かが返信した場合には、返信コメントは元のコメントから派生した子となる。図に示すように、あるコメントのタイトルに対し、そのコメントへの返信コメントのタイトルは１段下げて表示されており、同様にこれに対する返信のタイトルもそれより更に１段下げて表示されている。一つのコメントからこのような返信等の関係によって派生したコメント群全体がスレッドであり、図６の例では２つのスレッドが表示されている。
【００３３】
また、スレッド表示のタイトルリスト画面の下部には、現在選択されているコメントのタイトル及び本文と、画像が添付されている場合には、その画像が表示される。さらに、電子掲示板画面の右側には選択されているスレッド内に含まれるすべての画像の一覧がサムネイルとして表示されるとともに、表示されているコメントの元になった画像（図示例では、画像３）にフォーカスがあてられている。このサムネイル表示された一覧の中の一つをクリックすることによっても、そのサムネイル表示に該当する画像及びコメントを参照することができる。
【００３４】
次に、ファクシミリサーバ３２から電子掲示板サーバ３５に文書を移動させる場合を例として、サーバ装置１の動作を図２のハードウェア図、図３、図５の機能ブロック図及び図７、図８のフローチャートにより説明する。
ユーザがサーバ装置１の操作部１６からファクシミリサーバ３２の文書を指定して、電子掲示板サーバ３５への転送を指示すると、図７のフローチャートに示すように、制御部３１は電子掲示板への転送要求を判別し（ステップ１０１）、転送する文書に含まれるキー情報（この場合、発信元）をキー情報変換部３６へ送信し、キー情報の変換を指示する（ステップ１０２）。これにより、キー情報変換部３６は設定されたルールを検索し、送信されたキー情報（発信元）に対応する電子掲示板のキー情報（カテゴリ）を決定して制御部３１に送信する。そして、制御部３１がキー情報変換部３６からのカテゴリの受信を判別すると（ステップ１０３）、制御部３１はファクシミリサーバ３２の指定された画像を決定されたカテゴリとともに電子掲示板サーバ３５に送信する（ステップ１０４）。
例えば、ファクシミリサーバ３２から発信元１２３４の画像を電子掲示板サーバ３５へ転送した場合には、上記したルールによりキー情報変換部３６によってカテゴリ「レンタル関係」が決定され、このカテゴリとともに画像が電子掲示板サーバ３５に送信される。
【００３５】
上記のように、サーバ装置１の制御部３１がファクシミリサーバ３２の指定された画像を変換キー（カテゴリ「レンタル関係」）とともに電子掲示板サーバ３５に転送すると、図８のフローチャートに示すように、電子掲示板サーバ３５の制御部４１が画像の転送を判別し（ステップ２０１）、転送された画像のカテゴリにより定型コメント記憶部４６から「レンタル関係」の定型コメント、即ちタイトル「レンタル」、本文「処理をお願いします。」を読み出す（ステップ２０２）。次に、制御部４１はこの定型コメントに識別情報を付与し、識別情報を付与した定型コメントをコメント格納部４３に格納するとともに、転送された画像に識別情報を付与し、識別情報を付与した画像を画像格納部４２に格納する（ステップ２０３）。この後、制御部１は画像及びコメントのリンク情報を新たに生成し、画像、コメントの識別情報とともにリンク情報管理部４４に送信する（ステップ２０４）。
以上のように、ファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像が転送されると、自動的に電子掲示板のキー情報であるカテゴリが決定されるとともに、そのカテゴリの定型文がコメントとして作成されるので、ユーザは転送を指示するだけで簡単に画像をファクシミリサーバから電子掲示板サーバに転送することができる。
【００３６】
上記の実施の形態では、カテゴリ決定、コメント作成を自動的に行ったが、ユーザによるカテゴリ選択、コメント記入、さらには、新規登録か返信かの選択ができるようにすることも可能である。
このように画像転送時にユーザが指示を行う場合の実施の形態について、図９の画像転送指示画面と図１０、図１１のフローチャートにより説明する。
ユーザがサーバ装置１の操作部１６からファクシミリサーバ３２の画像の電子掲示板サーバ３５への転送を指示すると、図１０のフローチャートに示すように、制御部３１が転送指示を判別し（ステップ３０１）、サーバ装置１の表示部１５に図９に示す画像転送指示画面を表示する。
図９に示すように、画像転送指示画面には、コメントのタイトル記入欄、本文記入欄、登録者名記入欄、転送する画像のファイル名を記入する欄及びキー情報変換部３６に記憶されている電子掲示板のカテゴリの一覧が表示されており、さらに、下部には電子掲示板への新規登録を行う「新規」アイコンと電子掲示板への返信を行う「返信」アイコンが表示されている。
【００３７】
ユーザはコメントのタイトルと本文及び登録者名を記入するとともに、画像ファイル欄で「参照」をクリックすることによりファイルの一覧を表示させ、その中からファクシミリサーバの該当する画像ファイルを選択することにより画像を選択する。さらに、カテゴリの一覧から選択したカテゴリの前の□をクリックすることによってカテゴリを指定した後、「新規」アイコンをクリックすると、これらの情報が制御部３１に送信される。
一方、ユーザが「返信」アイコンをクリックすると、制御部３１は電子掲示板サーバ３５からコメント情報を読み出し、図６の上部のコメントタイトルのスレッド表示と同様なタイトルリストを表示部１５に表示し、ユーザがいずれかのコメントを選択することにより、そのコメントに対する返信として、上記の情報が制御部３１に送信される。
【００３８】
そして、このような情報が制御部３１に送信されると、制御部３１は転送情報の受信を判別し（ステップ３０３）、転送情報の中にカテゴリ情報が含まれているか否かを判別する（ステップ３０４）。転送情報の中にカテゴリ情報が含まれている場合には、転送情報とファクシミリサーバ３２の指定された画像を電子掲示板サーバ３５に転送する（ステップ３０７）。一方、転送情報の中にカテゴリ情報が含まれていない場合には、転送する画像に含まれるキー情報（発信元）をキー情報変換部３６へ送信し、キー情報の変換を指示する（ステップ３０５）。これにより、キー情報変換部３６は設定されたルールを検索し、送信されたキー情報（発信元）に対応する電子掲示板のキー情報（カテゴリ）を決定して制御部３１に送信する。そして、制御部３１がキー情報変換部３６からのカテゴリの受信を判別すると（ステップ３０６）、制御部３１はファクシミリサーバ３２の指定された画像を決定されたカテゴリ及びその他の転送情報とともに電子掲示板サーバ３５に転送する（ステップ３０７）。
【００３９】
次に、このような情報が電子掲示板サーバ３５に転送された場合の、電子掲示板サーバの作用を図１１のフローチャートにより説明する。
上記のように、画像及び転送情報が電子掲示板サーバ３５に転送されると、電子掲示板サーバ３５の制御部４１は画像の転送を判別し（ステップ４０１）、まず、「新規登録」か「返信」かを判別する（ステップ４０２）。「新規登録」の場合には、コメントが有るか否かを判別し（ステップ４０３）、コメントがない場合には、上記と同様に転送された画像のカテゴリに基づいて定型コメント記憶部４６からそのカテゴリの定型コメントを読み出す（ステップ４０４）。
【００４０】
次に、制御部４１はこの定型コメントまたはユーザの記入したコメントに識別情報を付与し、識別情報を付与したコメントをコメント格納部４３に格納するとともに、転送された画像に識別情報を付与し、識別情報を付与した画像を画像格納部４２に格納する（ステップ４０５）。この後、制御部１は画像及びコメントのリンク情報を新たに生成し、画像、コメントの識別情報とともにリンク情報管理部４４に送信する（ステップ３０６）。これにより、リンク情報管理部４４によりリンクが修正されて保存される。
【００４１】
一方、ステップ４０２において、「返信」と判断された場合には、上記と同様に、コメントが有るか否かを判別し（ステップ４０７）、コメントがない場合には、転送された画像のカテゴリに基づいて定型コメント記憶部４６からそのカテゴリの定型コメントを読み出す（ステップ４０８）。次に、制御部４１はこの定型コメントまたはユーザの記入したコメントに識別情報を付与し、識別情報を付与したコメントをコメント格納部４３に格納するとともに、転送された画像に識別情報を付与し、識別情報を付与した画像を画像格納部４２に格納する（ステップ４０９）。この後、制御部４１はそのコメントを元のコメントにリンクさせるリンク情報を生成し、画像、コメントの識別情報とともにリンク情報管理部４４に送信する（ステップ４１０）。
【００４２】
以上のように、ファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送する場合、ユーザが任意のカテゴリを選択することができるとともに、新規登録か返信かの選択も行うことができる。さらに、ユーザがカテゴリを選択しなかった場合には、キー情報変換によりカテゴリが決定されるとともに、ユーザがコメントを付与しなかった場合には、ユーザが選択したカテゴリの定型文がコメントとして作成されるので、これらを省略して画像転送を行うことも可能である。
【００４３】
なお、上記の実施の形態では、本発明の文書転送方法を文書管理サーバ装置内のファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送する場合に適用した例を説明したが、これに限られるものではなく、本発明の文書転送方法は様々なアプリケーション間での文書転送に利用することができる。
また、上記の実施の形態では、ファクシミリ受信機能を有する文書管理サーバ装置に本発明を適用した例を説明したが、ファクシミリ受信機からのファクシミリ画像をファクシミリサーバに転送することにより、ファクシミリ受信機能を持たない文書管理サーバ装置にも本発明を適用することができる。
また、上記の実施の形態では、定型コメント記憶部にタイトル及び本文からなるコメントを記憶したが、タイトルのみでユーザが内容を認識できる場合には、本文は必ずしも記憶しておく必要はない。
さらに、電子掲示板のカテゴリは実施の形態で説明したものに限らず、様々なカテゴリを採用することができるとともに、ファクシミリサーバやメールサーバのキー情報も発信元名に限らず、電話番号やカテゴリを採用することも可能である。
【００４４】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項１に係る発明によれば、文書管理サーバ装置内のあるアプリケーションから他のアプリケーションへの文書の転送時に、転送元のアプリケーションのキー情報が転送先のアプリケーションの任意のキー情報に変換され、ユーザが転送先のアプリケーションのキー情報を指定する必要がなくなるので、文書管理サーバ装置内のあるアプリケーションから他のアプリケーションへの文書の転送を簡単に行うことができる。
【００４５】
また、請求項２に係る発明によれば、例えばファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送するとき、ファクシミリサーバのキー情報である通信情報が電子掲示板のキー情報であるカテゴリに自動的に変換され、ユーザが電子掲示板のカテゴリを指定する必要がなくなるので、簡単にファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送することができる。
【００４６】
また、請求項３に係る発明によれば、電子掲示板のカテゴリに対応する定型のコメントを記憶する定型コメント記憶手段を備えており、例えば、ファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送する場合、自動的にカテゴリに基づいてコメントが作成され、ユーザがコメントを記入する必要がなくなるので、画像の転送を指示するだけで、簡単にファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送することができる。
【００４７】
さらに、請求項４に係る発明によれば、例えばファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送するときには、電子掲示板のカテゴリの選択と新規登録か電子掲示板のあるコメントへの返信かを選択することにより画像を転送することができ、転送の度にユーザが電子掲示板を表示させる必要がなくなるので、簡単にファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る文書管理サーバ装置を用いたシステムのネットワーク構成例を示す図である。
【図２】文書管理サーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図３】文書管理サーバ装置の各種のアプリケーション機能を示す機能ブロック図である。
【図４】文書管理サーバ装置で管理される文書の分類を示す図である。
【図５】文書管理サーバ装置の電子掲示板サーバの機能を示す機能ブロック図である。
【図６】電子掲示板における表示画面の一例を示す図である。
【図７】文書管理サーバ装置の画像転送時の作用を示すフローチャートである。
【図８】電子掲示板サーバの画像転送時の作用を示すフローチャートである。
【図９】画像転送指示画面を示す図である。
【図１０】文書管理サーバ装置の画像転送時の作用を示す他のフローチャートである。
【図１１】電子掲示板サーバの画像転送時の作用を示す他のフローチャートである。
【符号の説明】
１ ファクシミリサーバ
２、３、４ クライアントパソコン
５ ＬＡＮ
６ ＰＳＴＮ
７ インターネット網
１１ ＣＰＵ
１２ ＲＯＭ
１３ ＲＡＭ
１４ ＨＤＤ
１５ 表示部
１６ 操作部
１７ 読取部
１８ 画像メモリ
１９ 記録部
２０ モデム
２１ ネットワーク制御ユニット
２２ ＬＡＮインターフェース
２３ バス
３１ 制御部
３２ ファクシミリサーバ
３３ メールサーバ
３４ スキャナ部
３５ 掲示板サーバ
３６ キー情報変換部
４１ 制御部
４２ 画像格納部
４３ コメント格納部
４４ リンク情報管理部
４５ 電子掲示板情報作成部
４６ 定型コメント記憶部
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子掲示板機能等の複数のアプリケーションを備えた文書管理サーバ装置及び文書管理サーバ装置内の各アプリケーション間での文書転送方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
多数のユーザが書き込み、読み出しを行う電子掲示板は、企業内の各種の情報伝達のためや企業あるいは自治体などが一般大衆とコミュニケートするために広く利用されている。
例えば、各種イベントの広場であるとか、新製品の紹介といったところに利用される場合が多い。また、企業内で用いる場合には会議の事前資料の配布や各種業務連絡をこの電子掲示板と呼ばれる仕組みで行うことができ、特に、企業内で業務依頼やその結果把握、関連資料の管理及びそれらの状況や資料の公開を行うのに好適である。
【０００３】
このような電子掲示板の機能は、電子掲示板に掲示する情報が格納された文書管理サーバ装置を備えたシステムによって実現されている。
この電子掲示板システムでは、ユーザ端末から登録された新規な電子掲示板情報が通信ネットワークを介してサーバ装置に送信される。サーバ装置によって受信された新規な電子掲示板情報はデータベースに記憶された後、登録済みの電子掲示板情報に追加されて通信ネットワークを介してユーザ端末に送信され、ユーザ端末の画面上に表示される。
【０００４】
一方、電子掲示板システムの中には、コメントの文字情報だけでなく写真等の画像情報も掲載できるようにした電子掲示板がある（例えば、特許文献１参照。）。
特に、公衆交換電話網などの通信回線に接続され、ファクシミリの送受信機能を有するファクシミリサーバ装置と、パーソナルコンピュータ（以下、パソコンという。）などのクライアント装置とがＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）を介して接続されてなるファクシミリシステムに電子掲示板機能を持たせた場合には、ファックス受信した画像やスキャナで読み取った画像を電子掲示板に掲載することが多い。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００１−１０１１１４号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来の文書管理サーバ装置においては、ファックス受信した画像やスキャナで読み取った画像を電子掲示板に掲載することがあるが、ファックス画像やスキャナ画像を電子掲示板サーバに転送する場合には、電子掲示板を表示して、電子掲示板の表示画面で新規登録またはあるコメントを指定しての返信を選択し、さらに、画像ファイルから転送すべき画像を選択した後、コメントの記入やカテゴリの指定を行って転送しなければならず、電子掲示板への画像の転送に手間がかかるという問題があった。
【０００７】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、ファックス画像やスキャナ画像を電子掲示板サーバに転送する場合など、サーバ装置内のあるアプリケーションから他のアプリケーションに文書を転送する際の操作を簡略化することができる文書管理サーバ装置及び文書の転送方法を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
請求項１に係る発明は、文書管理サーバ装置の文書転送方法において、サーバ装置内のあるアプリケーションの文書を他のアプリケーションの文書として転送するとき、転送元のアプリケーションのキー情報を転送先のアプリケーションの任意のキー情報に変換して文書を転送することを特徴とする。
【０００９】
上記の請求項１に係る発明によれば、文書管理サーバ装置内のあるアプリケーションから他のアプリケーションへの文書の転送時に、転送元のアプリケーションのキーが転送先のアプリケーションの任意のキーに変換され、ユーザが転送先のアプリケーションのキーを指定する必要がなくなるので、文書管理サーバ装置内のあるアプリケーションから他のアプリケーションへの文書の転送を簡単に行うことができる。
【００１０】
また、請求項２に係る発明は、画像ファイル及びテキストファイルを掲載文書として扱うことができる電子掲示板機能を備えた文書管理サーバ装置において、機能毎の文書のキー情報を記憶するとともに、各キー情報を相互に変換するキー情報変換手段を備え、受信文書が電子掲示板に転送されるとき、上記キー情報変換手段により、通信情報に基づく受信文書のキー情報を電子掲示板のキー情報に変換することを特徴とする。
【００１１】
上記の請求項２に係る発明によれば、例えばファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送するとき、ファクシミリサーバのキー情報である通信情報が電子掲示板のキー情報のカテゴリに自動的に変換されるので、ユーザが電子掲示板のカテゴリを指定する必要がなく、簡単にファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送することができる。
【００１２】
さらに、請求項３に係る発明は、画像ファイル及びテキストファイルを掲載文書として扱うことができる電子掲示板機能を備えた文書管理サーバ装置において、画像ファイルを格納する画像格納手段と、テキストファイルを格納するコメント格納手段と、電子掲示板のカテゴリに対応する定型のコメントを記憶する定型コメント記憶手段と、上記各部を制御する制御手段とを備え、受信文書が電子掲示板に転送された時、上記制御手段が転送文書のカテゴリに応じた定型コメントを上記定型コメント記憶手段から読み出し、上記コメント格納手段に格納することを特徴とする。
【００１３】
上記の請求項３に係る発明によれば、電子掲示板のカテゴリに対応する定型のコメントを記憶する定型コメント記憶手段を備えており、例えば、ファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送する場合、カテゴリに基づいて自動的にコメントが作成され、ユーザがコメントを記入する必要がなくなるので、画像の転送を指示するだけで、簡単にファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送することができる。
【００１４】
さらに、請求項４に係る発明は、画像ファイル及びテキストファイルを掲載文書として扱うことができる電子掲示板機能を備えた文書管理サーバ装置において、画像ファイルを格納する画像格納手段と、テキストファイルを格納するコメント格納手段と、電子掲示板のカテゴリを記憶するカテゴリ記憶手段と、受信文書を電子掲示板に転送するときに、上記カテゴリ記憶手段に記憶されたカテゴリの一つを指定させるとともに、電子掲示板への新規登録か返信かを選択させる手段とを備えたことを特徴とする。
【００１５】
上記の請求項４に係る発明によれば、例えばファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送するときには、電子掲示板のカテゴリの選択と新規登録か電子掲示板のあるコメントへの返信かを選択することにより画像を転送することができ、転送の度に電子掲示板を表示させる必要がなくなるので、簡単にファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送することができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の文書管理サーバ装置の実施の形態について図面を用いて説明する。図１は本発明に係る文書管理サーバ装置を備えたシステムのネットワーク構成例を示す図、図２はサーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図、図３はサーバ装置を機能で表した機能ブロック図である。
【００１７】
図１に示すネットワーク構成図において、１はサーバ装置、２、３、４、・・・はクライアントのパソコン、５はＬＡＮ、６は公衆交換電話網（ＰＳＴＮ）、７はインターネット網である。
サーバ装置１は電子掲示板サーバ、ファクシミリサーバ、メールサーバなどの機能を備えたものであり、ＰＳＴＮ６に接続されるとともに、通信ネットワークとして、通信ネットワークの一つであるＬＡＮ５に接続されており、このＬＡＮ５には、複数のクライアントパソコン２、３、４、・・・が接続されるとともに、インターネット網７にも接続されている。
【００１８】
このサーバ装置１のハードウェア構成について、図２により説明する。図２に示すように、サーバ装置１は、ＣＰＵ１１、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）１２、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）１３、ハードディスクドライブ（ＨＤＤ）１４、表示部１５、操作部１６、読取部１７、画像メモリ１８、記録部１９、モデム２０、ネットワーク制御ユニット（ＮＣＵ）２１、ＬＡＮインターフェース２２から構成されるとともに、各部がバス２３を介して接続されている。
【００１９】
ＣＰＵ１１は、バス２３を介してサーバ装置１のハードウェア各部を制御するとともに、ＲＯＭ１２に記憶されたプログラムに基づいて各種のプログラムを実行する。ＲＡＭ１３はＳＲＡＭ等で構成され、プログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。なお、このＲＡＭ１３にフラッシュメモリを使用する構成も可能であり、この場合には、停電時やサーバ装置１の電源が遮断された場合にも記憶内容が失われることはない。また、ＨＤＤ１４は電子掲示板サーバに登録されたコメントのテキストファイルや画像ファイル及び電子掲示板情報を記憶するとともに、ファクシミリサーバに転送されたファクシミリ画像を記憶する。
【００２０】
表示部１５は、液晶表示装置（ＬＣＤ）又はＣＲＴディスプレイ等の表示装置であり、サーバ装置１の動作状態を表示したり、種々の機能の操作画面の表示を行い、操作部１６はサーバ装置１を操作するために必要な各種のファンクションキーを備えている。なお、表示部１５をタッチパネル方式とすることによりこの操作部１６の各種キーの一部又は全部を代用することができる。
【００２１】
読取部１７は、ＣＣＤ等を利用したスキャナで原稿を読み取り、白黒２値に変換したドットイメージデータを出力する。画像メモリ１８は、ＤＲＡＭ等を用いて構成され、送信すべきイメージデータまたは受信したイメージデータを記憶する。記録部１９は電子写真方式等のプリンタ装置を備え、受信したデータをハードコピーとしてプリントアウトとする。
【００２２】
モデム２０は、バス２３に接続されており、ファクシミリ通信が可能なファックスモデムとしての機能を有し、このモデム２０は同様にバス２３に接続されたＮＣＵ２１と接続されている。ＮＣＵ２１はアナログ回線の閉結及び開放の動作を行うハードウェアであり、必要に応じてモデム２０をＰＳＴＮ６に接続する。また、ＬＡＮインターフェース２２は、ＬＡＮ５に接続され、ＬＡＮ５からの信号やデータを受信する一方、ＬＡＮ５に対して信号やデータを送信するものであり、信号変換やプロトコル変換などのインターフェース処理を実行する。
【００２３】
一方、図３はこのサーバ装置を機能により表した機能ブロック図であり、制御部３１、ファクシミリサーバ３２、メールサーバ３３、スキャナ部３４、電子掲示板サーバ３５、キー情報変換部３６よりなり、これらの各部は、図２のＣＰＵ１１、ＲＯＭ１２、ＲＡＭ１３及びＨＤＤ１４により構成され、各部の機能はソフトウェアプログラムによって実行される。
ファクシミリサーバ３２はファクシミリ受信した画像データを所定のＵＲＬの格納場所に格納するＦＴＰ（Ｆｉｌｅ Ｔｒａｎｓｆｅｒ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）サーバで構成され、ファクシミリ受信した画像データを、転送先のクライアントパソコンやインターネットに接続された他のファクシミリ装置に対して、それぞれ対応するプロトコルに従って転送することができるとともに、クライアントパソコン２、３、４、・・・から画像データを受信し、クライアントから指定された送信先にファクシミリ送信することもできる。
【００２４】
また、メールサーバ３３は受信したメールを所定のＵＲＬの格納場所に格納するＦＴＰ（Ｆｉｌｅ Ｔｒａｎｓｆｅｒ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）サーバで構成され、受信したメールを転送先のクライアントパソコンやインターネットに接続された他のメールサーバに対して、それぞれ対応するプロトコルに従って転送することができるとともに、クライアントパソコン２、３、４、・・・からメールを受信し、クライアントから指定された送信先に送信することができる。さらに、スキャナ部３４は、図２の読取り部１７で読み取られたスキャナ画像を制御部３１に転送するものである。また、電子掲示板サーバ３５は、ファクシミリ受信した画像やスキャナで読み取った画像、あるいはクライアントパソコン２、３、４、・・・から送信された画像、電子メールを利用したインターネットファクシミリで受信した画像あるいは読取部で読み取った画像を含む文書を管理するとともに、これらの文書を情報として電子掲示板情報を作成する。
【００２５】
一方、キー情報変換部３６は、ファクシミリサーバ３２、メールサーバ３３、電子掲示板サーバ３５における文書管理のそれぞれのキー情報（例えば、キーワードやカテゴリ）及びこれらのキー情報を相互に自動変換するためのルールを記憶しており、各サーバ間での文書の移動の際にそのルールを参照してキー情報を変換することにより、移動先のサーバにおいて適切な管理ができるようにするものである。
文書管理のキー情報の例として、ここでは、ファクシミリサーバ３２、メールサーバ３３では、通信情報に基づいて発信元名を判別し、これを文書を分類するキー情報にし、また、電子掲示板サーバ３５ではカテゴリをキー情報として文書を分類しているものとし、これらのキー情報がキー情報変換部３６に登録されている。
【００２６】
図４（ａ）、（ｂ）は文書の分類の一例で、（ａ）では、大分類として、受信ファクシミリ、受信メール、掲示板が設定され、小分類として、ファクシミリの発信元名、メールのサブアドレス、掲示板のカテゴリ等が設定されている。この分類はキー情報変換部３６に予め登録されているが、登録されていない発信元から受信したファクシミリやメールの転送処理を行う場合には、この分類にその発信元名を追加することができる。
また、図４（ｂ）に示すように、発信元名を大分類とし、受信ファクシミリ、受信メールを小分類とすることも可能である。
【００２７】
一方、電子掲示板のカテゴリとしては、お知らせ、レンタル関係、購入品関係、設計図面、特許情報等が設定されており、この電子掲示板のカテゴリと上記ファクシミリ文書、メール文書のキー情報との自動変換のルールが、
【００２８】
次に、電子掲示板サーバ３５の詳細について、図５の電子掲示板サーバの機能ブロック図を用いて説明する。
図５に示すように、電子掲示板サーバは、制御部４１、画像格納部４２、コメント格納部４３、リンク情報管理部４４、電子掲示板情報作成部４５及び定型コメント記憶部４６からなり、これらの各部も、同様に、図２のＣＰＵ１１、ＲＯＭ１２、ＲＡＭ１３及びＨＤＤ１４により構成され、各部の機能はソフトウェアプログラムによって実行される。
【００２９】
制御部４１はコメント及び画像が登録されると、登録された画像及びコメントに識別情報を付与し、識別情報が付与された画像を画像格納部４２に、識別情報が付与されたコメントをコメント格納部４３に格納するとともに、画像及びコメントのリンク情報を生成し、画像、コメントの識別情報とともにリンク情報管理部４４に送信する。また、制御部４１は、新たにコメントや画像が登録されたり、コメントの返信があった場合には、電子掲示板情報作成部４５に新たな電子掲示板情報の作成を指示し、電子掲示板情報作成部４５で作成された電子掲示板情報をクライアントパソコンに送信する。さらに、制御部４１は、文書の転送があった場合には、定型コメント記憶部４６からその文書のカテゴリに応じたコメントを読み出し、コメント格納部４３に格納する。
【００３０】
また、画像格納部４２は電子掲示板に登録された画像の画像ファイルを保存し、コメント格納部４３は、新規登録されたコメントや返信コメントのタイトルと本文よりなるテキストファイルを保存する。さらに、リンク情報管理部４４は制御部４１により生成されたコメントのリンク情報に基づいてコメントのリンクを作成して保存する。
【００３１】
電子掲示板情報作成部４５はリンク情報管理部４４からのリンク情報と画像格納部４２、コメント格納部４３からの情報に基づいて、スレッド毎のコメントのタイトル、画像アイコン、現在選択されているコメントのタイトル、本文及びそのコメントに画像が添付されている場合にはその画像の情報を備えるとともに、選択されているスレッド内に含まれるすべての画像のサムネイル一覧表示の情報を備えた電子掲示板情報を作成する。
さらに、定型コメント記憶部４６は、掲載文書のカテゴリ毎の定型文書、例えば、「お知らせ」の場合には、タイトル「お知らせ」、本文「お知らせです。」、「設計図面」の場合には、タイトル「設計図面」、本文「図面の確認、修正をお願いします。」、レンタル関係の場合には、タイトル「レンタル」、本文「処理をお願いします。」等の簡単な文章がそれぞれ記憶されている。
【００３２】
図６は電子掲示板の表示画面の一例であり、図に示すように、電子掲示板の上部には、スレッド順に整理されたスレッド表示のタイトルリストが表示されるとともに、各コメントに新規画像が添付されている場合には、そのコメントのタイトルの横に画像アイコンが表示されている。このスレッド表示は各コメントの親子関係を表現したものであり、あるコメントに対して誰かが返信した場合には、返信コメントは元のコメントから派生した子となる。図に示すように、あるコメントのタイトルに対し、そのコメントへの返信コメントのタイトルは１段下げて表示されており、同様にこれに対する返信のタイトルもそれより更に１段下げて表示されている。一つのコメントからこのような返信等の関係によって派生したコメント群全体がスレッドであり、図６の例では２つのスレッドが表示されている。
【００３３】
また、スレッド表示のタイトルリスト画面の下部には、現在選択されているコメントのタイトル及び本文と、画像が添付されている場合には、その画像が表示される。さらに、電子掲示板画面の右側には選択されているスレッド内に含まれるすべての画像の一覧がサムネイルとして表示されるとともに、表示されているコメントの元になった画像（図示例では、画像３）にフォーカスがあてられている。このサムネイル表示された一覧の中の一つをクリックすることによっても、そのサムネイル表示に該当する画像及びコメントを参照することができる。
【００３４】
次に、ファクシミリサーバ３２から電子掲示板サーバ３５に文書を移動させる場合を例として、サーバ装置１の動作を図２のハードウェア図、図３、図５の機能ブロック図及び図７、図８のフローチャートにより説明する。
ユーザがサーバ装置１の操作部１６からファクシミリサーバ３２の文書を指定して、電子掲示板サーバ３５への転送を指示すると、図７のフローチャートに示すように、制御部３１は電子掲示板への転送要求を判別し（ステップ１０１）、転送する文書に含まれるキー情報（この場合、発信元）をキー情報変換部３６へ送信し、キー情報の変換を指示する（ステップ１０２）。これにより、キー情報変換部３６は設定されたルールを検索し、送信されたキー情報（発信元）に対応する電子掲示板のキー情報（カテゴリ）を決定して制御部３１に送信する。そして、制御部３１がキー情報変換部３６からのカテゴリの受信を判別すると（ステップ１０３）、制御部３１はファクシミリサーバ３２の指定された画像を決定されたカテゴリとともに電子掲示板サーバ３５に送信する（ステップ１０４）。
例えば、ファクシミリサーバ３２から発信元１２３４の画像を電子掲示板サーバ３５へ転送した場合には、上記したルールによりキー情報変換部３６によってカテゴリ「レンタル関係」が決定され、このカテゴリとともに画像が電子掲示板サーバ３５に送信される。
【００３５】
上記のように、サーバ装置１の制御部３１がファクシミリサーバ３２の指定された画像を変換キー（カテゴリ「レンタル関係」）とともに電子掲示板サーバ３５に転送すると、図８のフローチャートに示すように、電子掲示板サーバ３５の制御部４１が画像の転送を判別し（ステップ２０１）、転送された画像のカテゴリにより定型コメント記憶部４６から「レンタル関係」の定型コメント、即ちタイトル「レンタル」、本文「処理をお願いします。」を読み出す（ステップ２０２）。次に、制御部４１はこの定型コメントに識別情報を付与し、識別情報を付与した定型コメントをコメント格納部４３に格納するとともに、転送された画像に識別情報を付与し、識別情報を付与した画像を画像格納部４２に格納する（ステップ２０３）。この後、制御部１は画像及びコメントのリンク情報を新たに生成し、画像、コメントの識別情報とともにリンク情報管理部４４に送信する（ステップ２０４）。
以上のように、ファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像が転送されると、自動的に電子掲示板のキー情報であるカテゴリが決定されるとともに、そのカテゴリの定型文がコメントとして作成されるので、ユーザは転送を指示するだけで簡単に画像をファクシミリサーバから電子掲示板サーバに転送することができる。
【００３６】
上記の実施の形態では、カテゴリ決定、コメント作成を自動的に行ったが、ユーザによるカテゴリ選択、コメント記入、さらには、新規登録か返信かの選択ができるようにすることも可能である。
このように画像転送時にユーザが指示を行う場合の実施の形態について、図９の画像転送指示画面と図１０、図１１のフローチャートにより説明する。
ユーザがサーバ装置１の操作部１６からファクシミリサーバ３２の画像の電子掲示板サーバ３５への転送を指示すると、図１０のフローチャートに示すように、制御部３１が転送指示を判別し（ステップ３０１）、サーバ装置１の表示部１５に図９に示す画像転送指示画面を表示する。
図９に示すように、画像転送指示画面には、コメントのタイトル記入欄、本文記入欄、登録者名記入欄、転送する画像のファイル名を記入する欄及びキー情報変換部３６に記憶されている電子掲示板のカテゴリの一覧が表示されており、さらに、下部には電子掲示板への新規登録を行う「新規」アイコンと電子掲示板への返信を行う「返信」アイコンが表示されている。
【００３７】
ユーザはコメントのタイトルと本文及び登録者名を記入するとともに、画像ファイル欄で「参照」をクリックすることによりファイルの一覧を表示させ、その中からファクシミリサーバの該当する画像ファイルを選択することにより画像を選択する。さらに、カテゴリの一覧から選択したカテゴリの前の□をクリックすることによってカテゴリを指定した後、「新規」アイコンをクリックすると、これらの情報が制御部３１に送信される。
一方、ユーザが「返信」アイコンをクリックすると、制御部３１は電子掲示板サーバ３５からコメント情報を読み出し、図６の上部のコメントタイトルのスレッド表示と同様なタイトルリストを表示部１５に表示し、ユーザがいずれかのコメントを選択することにより、そのコメントに対する返信として、上記の情報が制御部３１に送信される。
【００３８】
そして、このような情報が制御部３１に送信されると、制御部３１は転送情報の受信を判別し（ステップ３０３）、転送情報の中にカテゴリ情報が含まれているか否かを判別する（ステップ３０４）。転送情報の中にカテゴリ情報が含まれている場合には、転送情報とファクシミリサーバ３２の指定された画像を電子掲示板サーバ３５に転送する（ステップ３０７）。一方、転送情報の中にカテゴリ情報が含まれていない場合には、転送する画像に含まれるキー情報（発信元）をキー情報変換部３６へ送信し、キー情報の変換を指示する（ステップ３０５）。これにより、キー情報変換部３６は設定されたルールを検索し、送信されたキー情報（発信元）に対応する電子掲示板のキー情報（カテゴリ）を決定して制御部３１に送信する。そして、制御部３１がキー情報変換部３６からのカテゴリの受信を判別すると（ステップ３０６）、制御部３１はファクシミリサーバ３２の指定された画像を決定されたカテゴリ及びその他の転送情報とともに電子掲示板サーバ３５に転送する（ステップ３０７）。
【００３９】
次に、このような情報が電子掲示板サーバ３５に転送された場合の、電子掲示板サーバの作用を図１１のフローチャートにより説明する。
上記のように、画像及び転送情報が電子掲示板サーバ３５に転送されると、電子掲示板サーバ３５の制御部４１は画像の転送を判別し（ステップ４０１）、まず、「新規登録」か「返信」かを判別する（ステップ４０２）。「新規登録」の場合には、コメントが有るか否かを判別し（ステップ４０３）、コメントがない場合には、上記と同様に転送された画像のカテゴリに基づいて定型コメント記憶部４６からそのカテゴリの定型コメントを読み出す（ステップ４０４）。
【００４０】
次に、制御部４１はこの定型コメントまたはユーザの記入したコメントに識別情報を付与し、識別情報を付与したコメントをコメント格納部４３に格納するとともに、転送された画像に識別情報を付与し、識別情報を付与した画像を画像格納部４２に格納する（ステップ４０５）。この後、制御部１は画像及びコメントのリンク情報を新たに生成し、画像、コメントの識別情報とともにリンク情報管理部４４に送信する（ステップ３０６）。これにより、リンク情報管理部４４によりリンクが修正されて保存される。
【００４１】
一方、ステップ４０２において、「返信」と判断された場合には、上記と同様に、コメントが有るか否かを判別し（ステップ４０７）、コメントがない場合には、転送された画像のカテゴリに基づいて定型コメント記憶部４６からそのカテゴリの定型コメントを読み出す（ステップ４０８）。次に、制御部４１はこの定型コメントまたはユーザの記入したコメントに識別情報を付与し、識別情報を付与したコメントをコメント格納部４３に格納するとともに、転送された画像に識別情報を付与し、識別情報を付与した画像を画像格納部４２に格納する（ステップ４０９）。この後、制御部４１はそのコメントを元のコメントにリンクさせるリンク情報を生成し、画像、コメントの識別情報とともにリンク情報管理部４４に送信する（ステップ４１０）。
【００４２】
以上のように、ファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送する場合、ユーザが任意のカテゴリを選択することができるとともに、新規登録か返信かの選択も行うことができる。さらに、ユーザがカテゴリを選択しなかった場合には、キー情報変換によりカテゴリが決定されるとともに、ユーザがコメントを付与しなかった場合には、ユーザが選択したカテゴリの定型文がコメントとして作成されるので、これらを省略して画像転送を行うことも可能である。
【００４３】
なお、上記の実施の形態では、本発明の文書転送方法を文書管理サーバ装置内のファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送する場合に適用した例を説明したが、これに限られるものではなく、本発明の文書転送方法は様々なアプリケーション間での文書転送に利用することができる。
また、上記の実施の形態では、ファクシミリ受信機能を有する文書管理サーバ装置に本発明を適用した例を説明したが、ファクシミリ受信機からのファクシミリ画像をファクシミリサーバに転送することにより、ファクシミリ受信機能を持たない文書管理サーバ装置にも本発明を適用することができる。
また、上記の実施の形態では、定型コメント記憶部にタイトル及び本文からなるコメントを記憶したが、タイトルのみでユーザが内容を認識できる場合には、本文は必ずしも記憶しておく必要はない。
さらに、電子掲示板のカテゴリは実施の形態で説明したものに限らず、様々なカテゴリを採用することができるとともに、ファクシミリサーバやメールサーバのキー情報も発信元名に限らず、電話番号やカテゴリを採用することも可能である。
【００４４】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項１に係る発明によれば、文書管理サーバ装置内のあるアプリケーションから他のアプリケーションへの文書の転送時に、転送元のアプリケーションのキー情報が転送先のアプリケーションの任意のキー情報に変換され、ユーザが転送先のアプリケーションのキー情報を指定する必要がなくなるので、文書管理サーバ装置内のあるアプリケーションから他のアプリケーションへの文書の転送を簡単に行うことができる。
【００４５】
また、請求項２に係る発明によれば、例えばファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送するとき、ファクシミリサーバのキー情報である通信情報が電子掲示板のキー情報であるカテゴリに自動的に変換され、ユーザが電子掲示板のカテゴリを指定する必要がなくなるので、簡単にファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送することができる。
【００４６】
また、請求項３に係る発明によれば、電子掲示板のカテゴリに対応する定型のコメントを記憶する定型コメント記憶手段を備えており、例えば、ファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送する場合、自動的にカテゴリに基づいてコメントが作成され、ユーザがコメントを記入する必要がなくなるので、画像の転送を指示するだけで、簡単にファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送することができる。
【００４７】
さらに、請求項４に係る発明によれば、例えばファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送するときには、電子掲示板のカテゴリの選択と新規登録か電子掲示板のあるコメントへの返信かを選択することにより画像を転送することができ、転送の度にユーザが電子掲示板を表示させる必要がなくなるので、簡単にファクシミリサーバから電子掲示板サーバに画像を転送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る文書管理サーバ装置を用いたシステムのネットワーク構成例を示す図である。
【図２】文書管理サーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図３】文書管理サーバ装置の各種のアプリケーション機能を示す機能ブロック図である。
【図４】文書管理サーバ装置で管理される文書の分類を示す図である。
【図５】文書管理サーバ装置の電子掲示板サーバの機能を示す機能ブロック図である。
【図６】電子掲示板における表示画面の一例を示す図である。
【図７】文書管理サーバ装置の画像転送時の作用を示すフローチャートである。
【図８】電子掲示板サーバの画像転送時の作用を示すフローチャートである。
【図９】画像転送指示画面を示す図である。
【図１０】文書管理サーバ装置の画像転送時の作用を示す他のフローチャートである。
【図１１】電子掲示板サーバの画像転送時の作用を示す他のフローチャートである。
【符号の説明】
１ ファクシミリサーバ
２、３、４ クライアントパソコン
５ ＬＡＮ
６ ＰＳＴＮ
７ インターネット網
１１ ＣＰＵ
１２ ＲＯＭ
１３ ＲＡＭ
１４ ＨＤＤ
１５ 表示部
１６ 操作部
１７ 読取部
１８ 画像メモリ
１９ 記録部
２０ モデム
２１ ネットワーク制御ユニット
２２ ＬＡＮインターフェース
２３ バス
３１ 制御部
３２ ファクシミリサーバ
３３ メールサーバ
３４ スキャナ部
３５ 掲示板サーバ
３６ キー情報変換部
４１ 制御部
４２ 画像格納部
４３ コメント格納部
４４ リンク情報管理部
４５ 電子掲示板情報作成部
４６ 定型コメント記憶部
Claims (4)
- 文書管理サーバ装置の文書転送方法において、サーバ装置内のあるアプリケーションの文書を他のアプリケーションの文書として転送するとき、転送元のアプリケーションのキー情報を転送先のアプリケーションの任意のキー情報に変換して文書を転送することを特徴とする文書管理サーバ装置の文書転送方法。
- 画像ファイル及びテキストファイルを掲載文書として扱うことができる電子掲示板機能を備えた文書管理サーバ装置において、機能毎の文書のキー情報を記憶するとともに、各キー情報を相互に変換するキー情報変換手段を備え、受信文書が電子掲示板に転送されるとき、上記キー情報変換手段により、通信情報に基づく受信文書のキー情報を電子掲示板のキー情報に変換することを特徴とする電子掲示板機能を備えた文書管理サーバ装置。
- 画像ファイル及びテキストファイルを掲載文書として扱うことができる電子掲示板機能を備えた文書管理サーバ装置において、画像ファイルを格納する画像格納手段と、テキストファイルを格納するコメント格納手段と、電子掲示板のカテゴリに対応する定型のコメントを記憶する定型コメント記憶手段と、上記各部を制御する制御手段とを備え、受信文書が電子掲示板に転送された時、上記制御手段が転送文書のカテゴリに応じた定型コメントを上記定型コメント記憶手段から読み出し、上記コメント格納手段に格納することを特徴とする電子掲示板機能を備えた文書管理サーバ装置。
- 画像ファイル及びテキストファイルを掲載文書として扱うことができる電子掲示板機能を備えた文書管理サーバ装置において、画像ファイルを格納する画像格納手段と、テキストファイルを格納するコメント格納手段と、電子掲示板のカテゴリを記憶するカテゴリ記憶手段と、受信文書を電子掲示板に転送するときに、上記カテゴリ記憶手段に記憶されたカテゴリの一つを指定させるとともに、電子掲示板への新規登録か返信かを選択させる手段とを備えたことを特徴とする電子掲示板機能を備えた文書管理サーバ装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003175713A JP2005011130A (ja) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | 文書管理サーバ装置及び文書転送方法 |
| US10/844,444 US20040246531A1 (en) | 2003-06-03 | 2004-05-13 | Server device having electronic bulletin board function |
| CNA2004100462952A CN1574830A (zh) | 2003-06-03 | 2004-06-03 | 具备电子公告板功能的服务器装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003175713A JP2005011130A (ja) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | 文書管理サーバ装置及び文書転送方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007120459A Division JP2007249993A (ja) | 2007-05-01 | 2007-05-01 | 文書管理サーバ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005011130A true JP2005011130A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34098774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003175713A Pending JP2005011130A (ja) | 2003-06-03 | 2003-06-20 | 文書管理サーバ装置及び文書転送方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005011130A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9538546B2 (en) | 2012-02-21 | 2017-01-03 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Processing-time dependent control of data block transmission |
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2003
- 2003-06-20 JP JP2003175713A patent/JP2005011130A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9538546B2 (en) | 2012-02-21 | 2017-01-03 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Processing-time dependent control of data block transmission |
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