JP6034126B2 - 複数ヒータ点検システム - Google Patents

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Description

本発明は、半導体製造装置、化学処理装置およびその他の製造装置に使用される多数のヒータ装置に対し、全てのヒータ装置が正常に動作しているか否かを点検できる複数ヒータ点検システムに関する。より詳しくは、各ヒータ装置の表面温度に基づいて、全てのヒータ装置が正常に動作しているか否かを点検できる複数ヒータ点検システムに関する。
従来、半導体製造装置、化学処理装置およびその他の製造装置においては、ヒータ装置が多用されている。例えば、これらの装置へ処理前の気体または液体および処理後の気体または液体を移送する多数の配管にも多くのヒータ装置が装着され、当該配管の内壁に気体または液体が固化もしくは堆積することを防止している。特許文献1および2には、発熱体を埋設した保温部材を配管に巻き付けることにより、配管を加熱するヒータ装置が提案されている。
図8は、配管群PGを構成する配管Pを、ヒータ装置群HGを構成するヒータ装置Hで加熱している状態を示している。そして、このようなヒータ装置Hは、局所的な過熱やその他の理由により、発熱体自体の破損や配線の断線する可能性がある。したがって、作業者は、図8に示すような、各ヒータ装置Hの電源ケーブルの通電状態に基づいて、正常灯(本図において細線でハッチングされた丸印で示す)または異常灯(本図において黒色で塗りつぶした丸印で示す)のいずれかを点灯する検出装置100を当該電源ケーブルのそれぞれに装着し、各ヒータ装置Hが正常に作動しているか否かを点検している。
特開2002−295783号公報 特開2002−352941号公報
しかしながら、上記のような検出装置100は、加熱温度を制御するために発熱体への給電をオンオフさせた場合、断線と誤判断して異常灯を点灯してしまう虞がある。また、作業者は、全ての検出装置100について、正常灯が点灯しているのか、異常灯が点灯しているのかを個別に点検しない限り、全てのヒータ装置Hが正常に作動しているか否かを確認することができず、作業者の点検作業の負担が増大する虞がある。
本発明の目的は、上記事情に鑑み、複数のヒータ装置が全て正常に作動しているか否かを正確且つ容易に点検できる複数ヒータ点検システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の複数ヒータ点検システムは、複数のヒータ装置のそれぞれに装着され、装着された各ヒータ装置の表面温度に基づいて表面温度が所定温度以上の場合に正常表示し、表面温度が所定温度未満である場合に異常表示をする複数のヒータ状態検出器と、複数のヒータ状態検出器に接続された1つの全体監視器であって、複数のヒータ状態検出器の少なくとも1つが異常表示をしているときに、警告表示をする全体監視器とを備えたことを特徴とする。
ここで、本発明の複数ヒータ点検システムにおける「正常表示」とは、ヒータ装置が正常に作動していることを作業者に視認させる意味であり、インジケータ、ランプ、LED等の点灯や点滅、正常である旨の文字情報の表示を含む意味である。また、上記「異常表示」とは、装着されたヒータ装置になんらか理由で異常が発生していることを作業者に視認させる意味であり、インジケータ、ランプ、LED等の点灯や点滅、異常である旨の文字情報の表示を含む意味である。また、上記「警告表示」とは、少なくとも1つのヒータ装置になんらかの理由で異常が発生していることを作業者に視認させる意味であり、インジケータ、ランプ、LED等の点灯や点滅、警報である旨の文字情報の表示を含む意味である。
また、本発明の複数ヒータ点検システムは、全体監視器が警告表示をしたとき、正常表示をしているヒータ状態検出器が、装着されたヒータ装置の表面温度が所定温度以上であっても、正常表示を停止してもよい。また、本発明の複数ヒータ点検システムは、複数のヒータ状態検出器が直列に並んで複数のヒータ装置のそれぞれに装着され、全体監視器が、直列に並んだ複数のヒータ状検出器と直列に並んで接続してもよい。
また、本発明の複数ヒータ点検システムは、複数のヒータ装置が1つのヒータ装置群を構成し、複数のヒータ装置が被加熱対象を所定領域毎に加熱してもよい。また、本発明の複数ヒータ点検システムにおける被加熱対象が配管群であり、所定領域が配管群を構成する配管の少なくとも1部分であり、複数のヒータ装置が、各ヒータ装置を配管の少なくとも1部分にそれぞれ巻き付けて加熱するものであってもよい。
本発明の複数ヒータ点検システムによれば、複数のヒータ装置のそれぞれに装着された複数のヒータ状態検出器が、装着された各ヒータ装置の表面温度に基づいて表面温度が所定温度以上の場合に正常表示し、表面温度が所定温度未満である場合に異常表示をし、複数のヒータ状態検出器に接続された1つの全体監視器が、複数のヒータ状態検出器の少なくとも1つが異常表示をしているときに警告表示をすることにより、加熱温度の制御により変動が大きい各ヒータ装置への通電状態よりも正確な点検ができるとともに、全てのヒータ状態検出器を個別に点検しなくても、全体監視器のみを点検すれば、全てのヒータ装置が正常状態であるのか、少なくとも1つのヒータ装置が異常状態であるのかを容易に点検することができる。
また、本発明の複数ヒータ点検システムによれば、全体監視器が警告表示をしたとき、正常表示をしているヒータ状態検出器が、装着されたヒータ装置の表面温度が所定温度以上であっても正常表示を停止するため、作業者が、異常状態にあるヒータ装置に装着されたヒータ状態検出器の異常表示を視認しやすくなり、異常状態にあるヒータ装置を容易に特定できる。
また、本発明の複数ヒータ点検システムによれば、複数のヒータ装置が1つのヒータ装置群を構成し、複数のヒータ装置が被加熱対象を所定領域毎に加熱するため、作業者は各全体監視器が警告表示をしているか否かを確認すれば、ヒータ装置群全体が正常状態であるか異常状態であるかを容易に点検できるとともに、異常状態にある領域を容易に特定できる。
複数ヒータ点検システムの第1の実施形態を示す図 ヒータ状態検出器の斜視図 ヒータ装置に装着された状態のヒータ状態検出器の断面図 温度スイッチの作動状態を示す図 第1の実施形態の複数ヒータ点検システムの回路構成図 複数ヒータ点検システムの第2の実施形態を示す図 第2の実施形態の複数ヒータ点検システムの回路構成図 従来の複数ヒータに対する点検を示す図
本発明に係る複数ヒータ点検システムの実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係る複数ヒータ点検システムの第1の実施形態である複数ヒータ点検システム1を示す図である。本実施形態においては、被加熱対象は、図8と同様に、半導体製造装置またはその他の製造装置に使用される配管群PGである。そして、配管Pは配管群PGを構成する1本の配管の少なくとも1部分である。
複数のヒータ装置Hはヒータ装置群HGを構成し、配管群PGがヒータ装置群HGを加熱する。複数のヒータ装置Hは、配管Pの延伸方向に沿って並んだ状態で配管Pを加熱する。なお、配管Pを除く配管群PG対しては、複数のヒータ装置Hと同様な他の複数のヒータ装置が、配管Pと同様な1本の配管の少なくとも1部分を延伸方向に沿って並んだ状態で加熱する。
各ヒータ装置Hは、図1に示すように、互いに隣接した状態で配管Pに装着されてもよく、所定の間隔を空けて配管Pに装着されてもよい。各ヒータ装置Hは、発熱体を埋設した保温部材を配管Pに巻き付けて加熱する、いわゆるジャケットヒータ、マントルヒータ、面状ヒータ等であってもよい。また、図1において、上図は全ての各ヒータ装置Hの表面温度が所定加熱温度以上となる正常状態、下図は少なくとも1つのヒータ装置Hの表面温度が所定温度未満となる異常状態をそれぞれ示している。
複数ヒータ点検システム1は、図1に示すように、複数のヒータ装置Hのそれぞれに外付けで装着される互いに電気的に接続する複数のヒータ状態検出器2と、直列に並んだ複数のヒータ状態検出器2と電気的に接続される全体監視器3とによって構成される。各ヒータ状態検出器2は、ヒータ装置Hの外表面に外付けで装着され、ヒータ装置Hの表面温度が所定温度以上の場合に正常灯NLを点灯し異常灯ALを消灯して正常表示をし、ヒータ装置Hの表面温度が所定温度未満の場合に正常灯NLを消灯し異常灯ALを点灯して異常表示をするものである。
図1においては、正常灯NLおよび異常灯ALの消灯は破線白抜きの4角形、正常灯NLの点灯は細線ハッチングの4角形、異常灯ALの点灯を黒塗り4角形でそれぞれ表示している。ヒータ状態検出器2は、正常灯NLおよび異常灯ALの両方を備えておらず、例えば、1つの灯の点灯を正常表示、点滅を異常表示、もしくは、その逆を正常表示、異常表示としてもよい。また、正常表示または異常表示は、作業者が視認できれば良く、正常の旨または異常の旨を知らせる文字情報を表示するものであってもよい。
全体監視器3は、図1の上図に示すように、全てのヒータ状態検出器2が正常表示をしている場合に全体監視灯OLを点灯させて安全表示をし、少なくとも1つのヒータ状態検出器2が異常表示をしているときは全体監視灯OLを消灯させて警告表示を行うものである。なお、全体監視器3は、全てのヒータ状態検出器2が正常表示をしている場合に全体監視灯OLを消灯させて安全表示をし、少なくとも1つのヒータ状態検出器2が異常表示をしているときは全体監視灯OLを点灯させて警告表示を行うものであってもよい。
また、安全表示または警告表示も、作業者が視認できれば良く、安全の旨または異常の旨を知らせる文字情報を表示するものであってもよい。また、全体監視器3は、外部電源と接続し、直列に並んだ各ヒータ装置Hのそれぞれに駆動電流を供給するものである。そして、ヒータ装置群HGの各全体監視器3を所定箇所に集めて配置することにより、大規模な配管群PGを加熱するヒータ装置群HGを配管P単位で集中して点検できる。
ヒータ状態検出器2について詳細に説明する。図2はヒータ状態検出器2の斜視図、図3は、配管Pに加熱するヒータ装置Hに装着されたヒータ状態検出器2の断面図をそれぞれ示している。ヒータ状態検出器2は、両端にフランジを有する中空半円柱状のハウジング21、ハウジング21の両側面に付設されたコネクタ22、ハウジング21に内蔵され、正常状態の場合に点灯して表示光を窓211から射出させる正常灯NL、ハウジング21に内蔵され、異常状態の場合に点灯して表示光を窓212から射出させる異常灯AL、ハウジング21の底面に設置され、ヒータ装置Hの表面HSの温度を検出する温度スイッチTSから構成されている。
また、ハウジング21の両フランジには、ヒータ装置Hへの取付孔213がそれぞれ形成されている。なお、ヒータ状態検出器2のヒータ装置Hへの取り付け方法は、ビス、バンド等の公知な方法であってよい。また、各ヒータ状態検出器2は、コネクタ22に嵌合する相手側のコネクタを両端に備えたケーブル23によって隣り合うヒータ状態検出器2と電気的に接続している。
図4は温度スイッチTSの作動状態を示す図である。温度スイッチTSは、図4に示すように、ヒータ装置Hの表面HSの温度を検出するととともに、表面HSの温度が所定温度TS以上の場合は開き、表面の温度が所定温度TS未満の場合は閉じるスイッチである。なお、上記の所定温度TSは、個々の温度スイッチTS毎に可変であり、複数ヒータ点検システム1において、全ての温度スイッチTSの所定温度TSは均一であってもよく、少なくとも1つの温度スイッチTSの所定温度TSが他の温度スイッチTSの所定温度TSと異なるものであってもよい。
複数ヒータ点検システム1の作用について説明する。図5は複数ヒータ点検システム1の回路構成図である。最初に全体監視器3の回路構成について説明する。全体監視器3は、交流を直流に変換する電源回路31を有している。本実施形態では、電源回路31はAC100VをDC24Vに変換するものであるが、特に限定されるものではない。また、全体監視器3は、駆動電流を給電する電位差を有する2本の電源ラインL1,L2を有している。また、全体監視器3は、詳細は後述するが、電源ラインL2と同電位の電源ラインL3も有している。
これらの3本の電源ラインL1,L2,L3は、コネクタ32およびケーブル23を介して全体監視器3に最も近いヒータ状態検出器2の電源ラインL1,L2,L3とそれぞれ接続している。また、全体監視器3は、一端が電源ラインL1、他端が電源ラインL3に接続する全体監視灯OLを有している。
次にヒータ状態検出器2の回路構成について説明する。各ヒータ状態検出器2も、前述の通り、3本の電源ラインL1,L2,L3を有している。3本の電源ラインL1,L2,L3は、コネクタ22およびケーブル23を介して、隣り合うヒータ状態検出器2の3本の電源ラインL1,L2,L3と互いに接続している。また、3本の電源ラインL1,L3は、全体監視器3と最も離れているヒータ状態検出器2において終端されるため、電源ラインL2と電源ラインL3とは同電位である。
温度スイッチTSは、一端が電源ラインL1、他端が電磁リレーMRに接続している。また、電磁リレーMRは、温度スイッチTSとは反対側の端で電源ラインL2と接続している。また、異常灯ALは、一端が温度スイッチTSと電磁リレーMRとの中間点、他端が電源ラインL2に接続している。
また、電源ラインL2,L3の間には、温度スイッチTS,電磁リレーMRおよび異常灯ALとは並列に、正常灯NLおよび電磁リレーMRの第1リレー接点RS1が接続されている。正常灯NLは、一端が電源ラインL1、他端が第1リレー接点RS1に接続されている。また、第1リレー接点RS1は、正常灯NLとは反対側の端で電源ラインL2と接続している。また、電源ラインL3上には、電磁リレーMRの第2リレー接点RS2が接続されている。第1リレー接点RS1および第2リレー接点RS2は、電磁リレーMRが非駆動時に閉じて駆動時に開く接点である。
複数ヒータ点検システム1の回路動作について説明する。図5において、温度スイッチTS、第1リレー接点RS1および第2リレー接点RS2の接点状態は、正常時を実線、異常時を2点鎖線で示している。電源回路31によって電源ラインL1と電源ラインL2,L3との間には電位差が生じ、電源ラインL2と電源ラインL3との間は同電位となる。
複数ヒータ点検システム1が装着された全てのヒータ装置Hの表面HSの温度が所定温度TS以上である正常時には、前述の通り、温度スイッチTSが開き、全ての電磁リレーMRは非駆動になるとともに、全ての異常灯ALが消灯している。全ての第1リレー接点RS1および全ての第2リレー接点RS1は、前述の通り、閉じているため、正常灯NLおよび全体監視灯OLが点灯する。
複数ヒータ点検システム1が装着されたヒータ装置Hのうち、少なくとも1つのヒータ装置Hにおいて表面HSの温度が所定温度TS未満である異常時においては、所定温度TS未満であるヒータ装置Hに装着されたヒータ状態検出器2の温度スイッチTSが閉じることにより、電磁リレーMRが駆動するとともに、異常灯ALが点灯する。また、電磁リレーMRが駆動することにより、前述の通り、第1リレー接点RS1および第2リレー接点RS2が開いて正常灯NLおよび全体監視灯OLが消灯する。
次に本発明に係る複数ヒータ点検システムの第2の実施形態について説明する。図6は、本発明の第2の実施形態である複数ヒータ点検システム1を示す図である。第2の実施形態は、上図に示すように、正常時は第1の実施形態と同様に、全ての正常灯NLを点灯し全ての異常灯ALを消灯して正常表示するとともに、全体監視灯OLを点灯して安全表示をする。また、異常時においても、下図に示すように、全体監視灯OLを消灯して警告表示を行い、表面HSの温度が所定温度TH未満のヒータ装置Hに装着されたヒータ状態検出器2の正常灯NLを消灯し異常灯ALを点灯して異常表示する。
しかしながら、第2の実施形態では、正常表示をしているヒータ状態検出器2が、他の少なくとも1つのヒータ状態検出器2が異常表示をした場合、装着されたヒータ装置Hの表面HSの温度が所定温度TH以上であっても、当該正常表示を停止する点で第1の実施形態と相違する。第2の実施形態は、異常時に、正常なヒータ装着Hに装着されたヒータ状態検出器2が正常表示を停止することにより、作業者に異常が発生しているヒータ装置Hに装着されたヒータ状態検出器2の異常表示を視認し易くさせるものである。
以下、第2の実施形態について説明するが、第1の実施形態と異なる点のみを説明し、他の点は第1の実施形態と同様なものとして説明を省略する。また、同一の構成については同一の番号を付して詳細な説明を省略する。第2の実施形態の回路構成について説明する。図7は第2の実施形態の回路構成図である。第2の実施形態においては、図7に示すように、ヒータ状態検出器2および全体監視器3において電源ラインL1と並列に同電位の電源ラインL1‘をそれぞれ設けている。そして、この全ての電源ラインL1’もコネクタ22,32およびケーブル23によって複数ヒータ点検システム1亘って互いに接続している。
また、第2の実施形態においては、ヒータ状態検出器2に第1リレー接点RS1を設けていない。そして、正常灯NLは、一端が電源ラインL1’、他端が第2の電源ラインL2に接続している。また、全体監視器3は第2電磁リレーMR2を有している。第2電磁リレーMR2は、一端が電源ラインL1、他端が電源ラインL3に接続している。また、全体監視器3は、第2電磁リレーMR2の駆動時は閉じて非駆動時に開く第3リレー接点RS3を第4電源ラインL1‘上に有している。
第2の実施形態の回路動作について説明する。正常時は全ての温度スイッチTSが開いているため、全ての電磁リレーMRは非駆動となるとともに、全ての異常灯ALは消灯している。そして、全ての第2リレー接点RS2が閉じているため、全体監視灯OLが点灯するとともに、第2電磁リレーMR2が駆動する。第2電磁リレーMR2の駆動により、第3リレー接点RS3が閉じて全ての正常灯NLが点灯する。
また、異常時においては、所定温度TS未満であるヒータ装置Hに装着されたヒータ状態検出器2の温度スイッチTSが閉じて電磁リレーMRが駆動するとともに、異常灯ALが点灯する。また、電磁リレーMRが駆動することにより、第2リレー接点RS2が開いて全体監視灯OLが消灯するとともに、第2電磁リレーMR2が非駆動となる。第2電磁リレーMR2の非駆動により、第3リレー接点RS3が開いて全ての正常灯NLが消灯する。なお、所定温度TS以上であるヒータ装置Hに装着されたヒータ状態検出器2の温度スイッチTSは開いており、異常灯ALは消灯している。
上記の実施形態によれば、ヒータ状態検出器2が、装着されたヒータ装置Hの表面HSの温度が所定温度TH以上の場合には正常灯NLを点灯して正常表示し、表面HSの温度が所定温度TS未満である場合には異常灯ALを点灯して異常表示をするため、使用中の変動が大きい電源ケーブルの通電状態に基づく点検よりも正確な点検が可能となる。
また、全体監視器3が、全てのヒータ状態検出器2が正常表示をしている場合は全体監視灯OLを点灯して安全表示をするが、少なくとも1つのヒータ状態検出器2が異常表示をしている場合には、全体監視灯OLを消灯して警告表示するため、全てのヒータ状態検出器2を個別に点検することなく、全体監視灯OLを確認するだけで全てのヒータ装置Hが正常状態にあるのか、少なくとも1つのヒータ装置Hが異常状態にあるのかを容易に点検することもできる。
また、上記の実施形態によれば、異常時において、正常なヒータ装置Hに装着されたヒータ状態検出器2も正常灯NLを消灯して正常表示を停止するため、作業者が、異常が発生しているヒータ装置Hに装着されているヒータ状態検出器2の異常表示を視認し易くなり、異常が発生しているヒータ装置Hを容易に特定することもできる。
また、上記の実施形態によれば、直列に並んだヒータ状態検出器2と直列に並んで1つの全体監視器3が接続されているため、作業者は、ヒータ状態検出器2から離れた場所に全体監視器3を配置して複数のヒータ装置Hの点検をすることもできる。
また、上記の実施形態によれば、大規模な配管群PGを多数のヒータ装置群HGで加熱する場合、総数がヒータ状態検出器2よりも少ない全体監視器3の警告表示のみを確認すれば、ヒータ装置群HGを容易に点検できるとともに、異常が発生しているヒータ装置Hを有する複数のヒータ装置Hを容易に特定することができる。また、上記の実施形態によれば、ヒータ状態検出器2は、ヒータ装置Hの外表面に外付けで装着できるため、既存の点検システムとの併用や置き換えを容易に行うことができる。
なお、本発明は外付けが可能であれば、あらゆるヒータ装置への適用が可能である。したがって、本実施形態においては、被加熱対象を配管群PG、所定領域を配管Pとして説明したが、特に限定されるものではない。また、ヒータ装置Hについてもジャケットヒータや面状ヒータに限定されるものではない。
H ヒータ装置
H ヒータ装置群
HS 表面
P 配管
PG 配管群
1 複数ヒータ点検システム
2 ヒータ状態検出器
3 全体監視器

Claims (4)

  1. 複数のヒータ装置のそれぞれに装着され、該装着された各ヒータ装置の表面温度に基づいて該表面温度が所定温度以上の場合に正常表示し、前記表面温度が前記所定温度未満である場合に異常表示をする複数のヒータ状態検出器と、
    該複数のヒータ状態検出器に接続された1つの全体監視器であって、前記複数のヒータ状態検出器の少なくとも1つが異常表示をしているときに、警告表示をする全体監視器とを備え
    前記全体監視器が警告表示をしたとき、前記正常表示をしている前記ヒータ状態検出器が、前記装着されたヒータ装置の前記表面温度が前記所定温度以上であっても、前記正常表示を停止することを特徴とする複数ヒータ点検システム。
  2. 前記複数のヒータ状態検出器が直列に並んで前記複数のヒータ装置のそれぞれに装着されるものであり、
    前記全体監視器が、前記直列に並んだ複数のヒータ状検出器と直列に並んで接続するものであることを特徴とする請求項1記載の複数ヒータ点検システム。
  3. 前記複数のヒータ装置が1つのヒータ装置群を構成し、前記複数のヒータ装置が、被加熱対象を所定領域毎に加熱するものであることを特徴とする請求項1または2記載の複数ヒータ点検システム。
  4. 前記被加熱対象が配管群であり、
    前記所定領域が前記配管群を構成する配管の少なくとも1部分であり、
    前記複数のヒータ装置が、該各ヒータ装置を前記配管の少なくとも1部分にそれぞれ巻き付けて加熱するものであることを特徴とする請求項記載の複数ヒータ点検システム。
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