JP6033523B1 - 撮像装置及び電子内視鏡システム - Google Patents

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Abstract

撮像装置は、撮像素子10を有するヘッド部4aと、ヘッド部4aとケーブル4bを介して一体的に接続されたコネクタ部4cとを有する。ヘッド部4aは、コネクタ部4cから送信された制御データのうち撮像素子10を制御するための設定値を格納する電子シャッタレジスタ40と、コネクタ部4cから送信された制御データのうち撮像素子10を制御するための設定値を撮像素子10に設けられたレジスタ51に送信するか否かを示す情報を格納する制御可否レジスタ45と、制御可否レジスタ45に格納された情報に基づいて、電子シャッタレジスタ40に格納された設定値を、撮像素子10に設けられたレジスタ51に送信するか否かの制御を行う通信回路49と、を有する。

Description

本発明は、ケーブルを介して制御する撮像素子のレジスタ、及び信号処理回路のレジスタへの意図しない値の書き込みを防止する撮像装置及び電子内視鏡システムに関するものである。
従来、体腔内等へ細長の内視鏡を挿入して被検部位の観察や各種処置を行う内視鏡を備えた内視鏡システムが広く用いられている。このような内視鏡システムとして、例えば、日本国特開2011−206337号公報には、固体撮像素子を備える電子内視鏡と、電子内視鏡に接続され、固体撮像素子からの撮像信号に各種信号処理を施して画像データに変換するプロセッサ装置と、を有する内視鏡システムが開示されている。そして、プロセッサ装置により変換された画像データは、プロセッサ装置にケーブル接続されたモニタに表示される。
このような電子内視鏡に搭載される固体撮像素子としては、従来、CCD型固体撮像素子が一般的に用いられているが、近年、CMOS型固体撮像素子も用いられるようになってきている。CMOS型固体撮像素子は、駆動や読み出し動作等の設定値(制御データ)を格納するためのレジスタを備え、このレジスタに設定された制御データに基づいて、駆動や読み出し動作が行われる。この制御データは、プロセッサ装置から電子内視鏡に伝送され、CMOS型固体撮像素子のレジスタに設定される。
ところで、内視鏡システムは、内視鏡観察中に電気メス等の手術用器具も使用することがあり、制御データを伝送中、あるいは、レジスタに制御データが格納された後に、電気メス等からの外乱ノイズにより、制御データが意図しない値に書き換えられることがある。このように、外乱ノイズ等により制御データの書き換えが発生した場合、CMOS型固体撮像素子の駆動や読み出し動作に異常が生じることがある。
そのため、日本国特開2011−206337号公報の内視鏡システムでは、CMOS型固体撮像素子から出力される撮像信号にレジスタに格納された制御データを重畳してプロセッサ装置に送信する。そして、内視鏡システムは、プロセッサ装置において、撮像信号に重畳された制御データとレジスタに設定した制御データとを比較し、レジスタに格納されている制御データの書き換えが発生していないかを検出している。
内視鏡システムは、設定値の書き換えが発生したことを検出した場合、プロセッサ装置から電子内視鏡のCMOS型固体撮像素子に制御データを再送信する。すなわち、レジスタに格納されている制御データの異常を検知した場合、CMOS固体撮像素子のレジスタに正常な制御データを送信して、レジスタの制御データの再設定を行い、CMOS型固体撮像素子の駆動や読み出し動作を正常に戻すようにしている。
このように、外乱ノイズ等の影響により、CMOS型固体撮像素子のレジスタに設定された制御データが異常な値に書き換えられた場合、レジスタに正常な制御データを設定し直すことで、CMOS型固体撮像素子の駆動や読み出し動作を正常に戻すことができる。
しかしながら、従来の内視鏡システムは、撮像素子のレジスタに異常な値が書き込まれることを防ぐことができず、例えば、外乱ノイズがレジスタの設定を行うための通信ケーブルに印加されると、撮像素子のレジスタに意図しない値が書き込まれることになる。
従来の内視鏡システムは、撮像素子のレジスタに設定された制御データが異常な値に書き換えられた場合に、レジスタに正常な制御データを再設定することができるが、レジスタに正常な制御データを再設定するまでは撮像素子から異常なデータが出力され続けることになる。
このように、従来の内視鏡システムは、撮像素子のレジスタへの意図しない制御データの書き込みを防ぐことができないという問題があった。
そこで、本発明は、撮像素子のレジスタへの意図しない制御データの書き込みを防止することができる撮像装置及び電子内視鏡システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様の撮像装置は、撮像素子を有する撮像部と、前記撮像部とケーブルを介して一体的に接続された制御部とを有する撮像装置であって、前記撮像部は、前記制御部から送信された制御データのうち前記撮像素子を制御するための設定値を格納する第1のレジスタと、前記制御部から送信された制御データのうち前記撮像素子を制御するための設定値を前記撮像素子に設けられたレジスタに送信するか否かを示す情報に基づいて、前記第1のレジスタに格納された前記設定値を、前記撮像素子に設けられたレジスタに送信するか否かの制御を行う第1の通信回路と、を有する。
また、本発明の一態様の電子内視鏡システムは、撮像素子を有する撮像部と、前記撮像部とケーブルを介して一体的に接続された制御部とを有し、前記撮像部は、前記制御部から送信された制御データのうち前記撮像素子を制御するための設定値を格納する第1のレジスタと、前記制御部から送信された制御データのうち前記撮像素子を制御するための設定値を前記撮像素子に設けられたレジスタに送信するか否かを示す情報に基づいて、前記第1のレジスタに格納された前記設定値を、前記撮像素子に設けられたレジスタに送信するか否かの制御を行う第1の通信回路と、を有する。
第1の実施形態に係る内視鏡システムの構成を示す図である。 第1の実施形態に係る内視鏡システムのカメラヘッド及びカメラコントロールユニットの詳細な回路構成を示す図である。 第1の実施形態に係る制御信号受信部の詳細な回路構成を説明するための図である。 第1の実施形態の変形例1に係るカメラヘッドの詳細な回路構成を説明するための図である。 第1の実施形態の変形例1に係る制御信号受信部の詳細な回路構成を説明するための図である。 第1の実施形態の変形例2に係るカメラヘッド及びカメラコントロールユニットの詳細な回路構成を示す図である。 駆動制御回路76の詳細な回路構成を説明するための図である。 第2の実施形態に係る制御信号受信部の詳細な回路構成を説明するための図である。 第2の実施形態の変形例に係る制御信号受信部の詳細な回路構成を説明するための図である。 第3の実施形態に係る電子内視鏡システムの構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る内視鏡システムの構成を示す図であり、図2は、第1の実施形態に係る内視鏡システムのカメラヘッド及びカメラコントロールユニットの詳細な回路構成を示す図である。
図1に示すように、内視鏡システム1は、例えば光学式の内視鏡2と、この内視鏡2の接眼部3に着脱自在に接続されるカメラヘッド4と、カメラヘッド4が着脱自在に接続されるカメラコントロールユニット(以下、CCUという)5と、内視鏡2に照明光を供給する光源装置6と、CCU5の後述する画像処理部で生成された映像信号が入力されて観察画像を表示するモニタ7と、後述するコンペア試験の開始の指示、コンペア試験の結果の表示、及び、コンペア試験の結果の記録等を行うパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)8とを有して構成されている。
パソコン8は、コンペア試験の結果等を表示する表示部8aと、コンペア試験の開始の指示等を行うためのキーボード8b及びマウス8cとを有する。また、パソコン8は、コンペア試験の結果を記録する図示しない記録部を有する。
撮像装置としてのカメラヘッド4は、接眼部3に接続されるヘッド部4aと、ヘッド部4aから延出するケーブル4bと、ケーブル4bの基端部に設けられたコネクタ部4cとを有する。カメラヘッド4は、このコネクタ部4cを介してCCU5に接続される。
なお、内視鏡2には、カメラヘッド4が接続されるものとして説明するが、例えば、拡大率等の仕様が異なる他のカメラヘッドも接続することができる。また、CCU5には、電子内視鏡も接続することができる。
図2に示すように、ヘッド部4aは、CMOSセンサにより構成される撮像素子10と、制御信号受信部11と、テスト信号生成部12と、切替部13と、パラシリ/LVDS送信部14とを有して構成されている。なお、撮像素子10は、CMOSセンサに限定されることなく、CCDセンサ等であってもよい。
また、コネクタ部4cは、シリパラ/LVDS受信部20と、コンペア部21と、テスト信号生成部22と、制御信号送受信部23と、テスト信号生成部24と、切替部25と、パラシリ/LVDS送信部26とを有して構成されている。
また、CCU5は、シリパラ/LVDS受信部30と、コンペア部31と、テスト信号生成部32と、制御信号送受信部33と、画像処理部34と、CCU制御部35とを有して構成されている。
光源装置6からの照明光は、図示しないライトガイドを介して内視鏡2に伝送され、挿入部内の図示しないライトガイドを介して、挿入部の先端面から被写体に照射される。被写体からの戻り光は、ヘッド部4aの撮像素子10により撮像される。撮像素子10により撮像された撮像信号は、切替部13に出力される。
切替部13は、通常の内視鏡観察時には、撮像素子10からの撮像信号を、コネクタ部4cのパラシリ/LVDS送信部14に出力する。なお、切替部13は、後述するコンペア試験を実施する場合、制御信号受信部11からの切替信号に基づいて、テスト信号生成部12により生成されたテスト信号をパラシリ/LVDS送信部14に出力する。
パラシリ/LVDS送信部14は、入力された撮像信号をパラレルからシリアルに変換し、LVDS(低電圧差動信号)としてシリパラ/LVDS受信部20に送信する。シリパラ/LVDS受信部20は、受信した撮像信号をシリアルからパラレルに変換し、切替部25に出力する。
切替部25は、通常の内視鏡観察時には、シリパラ/LVDS受信部20からの撮像信号をパラシリ/LVDS送信部26に出力する。なお、切替部25は、後述するコンペア試験を実施する場合、制御信号送受信部23からの切替信号に基づいて、テスト信号生成部24により生成されたテスト信号をパラシリ/LVDS送信部26に出力する。
パラシリ/LVDS送信部26は、入力された撮像信号をパラレルからシリアルに変換し、LVDSとしてシリパラ/LVDS受信部30に送信する。シリパラ/LVDS受信部30は、受信した撮像信号をシリアルからパラレルに変換し、画像処理部34に出力する。
画像処理部34は、入力された撮像信号に所定の画像処理を施して映像信号を生成し、生成した映像信号をモニタ7に出力することで、モニタ7に観察画像を表示する。
ここで、ヘッド部4aとコネクタ部4cとの間のデータ伝送のコンペア試験の手順の一例について説明する。
まず、ユーザがパソコン8のキーボード8bまたはマウス8cを操作し、パソコン8からCCU制御部35にコンペア試験開始を指示するコマンドを送信する。CCU制御部35は、パソコン8から送信されたコマンドを制御信号送受信部33に送信する。制御信号送受信部33は、CCU制御部35から送信されたコマンドをコネクタ部4cの制御信号送受信部23に送信し、制御信号送受信部23は、制御信号送受信部33から送信されたコマンドをヘッド部4aの制御信号受信部11に送信する。
ヘッド部4aの制御信号受信部11は、コンペア試験開始を指示するコマンドを受信すると、テスト信号生成部12にテスト信号発生開始信号を送信するとともに、切替部13にテスト信号送信モードに切り替えるための切替信号を送信する。テスト信号生成部12は、テスト信号発生開始信号が入力されると、ビットエラーレート試験を行うためのテスト信号を生成し、切替部13に出力する。
切替部13は、制御信号受信部11から切替信号が入力されると、テスト信号生成部12により生成されたテスト信号をパラシリ/LVDS送信部14に出力する。第1の送信部としてのパラシリ/LVDS送信部14は、切替部13から入力されたテスト信号をパラレルからシリアルに変換し、LVDSとしてコネクタ部4cのシリパラ/LVDS受信部20に送信する。
第1の受信部としてのシリパラ/LVDS受信部20は、パラシリ/LVDS送信部14からのテスト信号を受信し、シリアルからパラレルに変換し、コンペア部21に出力する。コンペア部21は、入力されたテスト信号から所定のデータパターンを検出すると、テスト信号生成部22にテスト信号の生成を開始する生成開始信号を出力する。テスト信号生成部22は、生成開始信号が入力されると、テスト信号生成部12で生成されたテスト信号と同じパターン信号であるテスト信号を生成し、生成したテスト信号をコンペア部21に出力する。
コンペア部21は、シリパラ/LVDS受信部20からのテスト信号と、テスト信号生成部22からのテスト信号とを比較し、比較結果を制御信号送受信部23に出力する。比較結果が一致している場合、すなわち、シリパラ/LVDS受信部20からのテスト信号と、テスト信号生成部22からのテスト信号とが一致している場合、ヘッド部4aとコネクタ部4cとの間のデータ伝送にエラーがないと判定される。一方、比較結果が一致していない場合、すなわち、シリパラ/LVDS受信部20からのテスト信号と、テスト信号生成部22からのテスト信号とが一致していない場合、ヘッド部4aとコネクタ部4cとの間のデータ伝送にエラーがあると判定される。
制御信号送受信部23は、コンペア部21からの比較結果をCCU5の制御信号送受信部33を送信する。制御信号送受信部33は、受信した比較結果をCCU制御部35に送信する。パソコン8は、CCU制御部35にアクセスすることで比較結果を取得し、取得した比較結果を表示部8aに表示したり、メモリ等の記録部に記録する。
次に、コネクタ部4cとCCU5との間のデータ伝送のコンペア試験の手順の一例について説明する。
まず、ユーザがパソコン8のキーボード8bまたはマウス8cを操作し、パソコン8からCCU制御部35にコンペア試験開始を指示するコマンドを送信する。CCU制御部35は、パソコン8から送信されたコマンドを制御信号送受信部33に送信し、制御信号送受信部33は、CCU制御部35から送信されたコマンドをコネクタ部4cの制御信号送受信部23に送信する。
コネクタ部4cの制御信号送受信部23は、コンペア試験開始を指示するコマンドを受信すると、テスト信号生成部24にテスト信号発生開始信号を送信するとともに、切替部25にテスト信号送信モードに切り替えるための切替信号を送信する。テスト信号生成部24は、テスト信号発生開始信号が入力されると、ビットエラーレート試験を行うためのテスト信号を生成し、切替部25に出力する。
切替部25は、制御信号送受信部23から切替信号が入力されると、テスト信号生成部24により生成されたテスト信号をパラシリ/LVDS送信部26に出力する。第2の送信部としてのパラシリ/LVDS送信部26は、切替部25から入力されたテスト信号をパラレスからシリアルに変換し、LVDSとしてCCU5のシリパラ/LVDS受信部30に送信する。
第2の受信部としてのシリパラ/LVDS受信部30は、パラシリ/LVDS送信部26からのテスト信号を受信し、シリアルからパラレルに変換し、コンペア部31に出力する。コンペア部31は、入力されたテスト信号から所定のデータパターンを検出すると、テスト信号生成部32にテスト信号の生成を開始する生成開始信号を出力する。テスト信号生成部32は、生成開始信号が入力されると、テスト信号生成部24で生成されたテスト信号と同じパターン信号であるテスト信号を生成し、生成したテスト信号をコンペア部31に出力する。
コンペア部31は、シリパラ/LVDS受信部30からのテスト信号と、テスト信号生成部32からのテスト信号とを比較し、比較結果をCCU制御部35に出力する。判定方法は、上述したヘッド部4aとコネクタ部4cとの間のデータ伝送時と同様であり、比較結果が一致している場合、コネクタ部4cとCCU5との間のデータ伝送にエラーがないと判定され、比較結果が一致していない場合、コネクタ部4cとCCU5との間のデータ伝送にエラーがあると判定される。
パソコン8は、CCU制御部35にアクセスすることで比較結果を取得し、取得した比較結果を表示部8aに表示したり、メモリ等の記憶部に記憶部する。
なお、ヘッド部4aとコネクタ部4cとの間のデータ伝送のコンペア試験を指示するコマンドと、コネクタ部4cとCCU5との間のデータ伝送のコンペア試験を指示する個マントとは、同一のコマンドであってもよいし、それぞれ異なるコマンドであってもよい。すなわち、1つのコマンドにより2つのコンペア試験を行ってもよいし、第1のコマンドによりヘッド部4aとコネクタ部4cとの間のデータ伝送のコンペア試験を行い、第2のコマンドによりコネクタ部4cとCCU5との間のデータ伝送のコンペア試験を行ってもよい。
次に、撮像素子10及びテスト信号生成部12に設定される制御データの設定処理について説明する。
撮像素子10及びヘッド部4a内の信号処理を行う信号処理回路としてのテスト信号生成部12に設定される制御データは、CCU5のCCU制御部35から送信される。CCU制御部35は、この制御データを制御信号送受信部33を介して、コネクタ部4cの制御信号送受信部23に送信する。制御信号送受信部23は、この制御データをケーブル4bを介してヘッド部4aの制御信号受信部11に送信する。
制御信号受信部11は、この制御データを撮像素子10及びテスト信号生成部12に送信するか否かを判定する。そして、制御信号受信部11は、送信可能と判定した場合、撮像素子10及びテスト信号生成部12に制御データを送信し、撮像素子10及びテスト信号生成部12の各レジスタに制御データの設定を行う。
このような制御データの設定を行う制御信号受信部11の詳細な回路構成について図3を用いて説明する。図3は、第1の実施形態に係る制御信号受信部の詳細な回路構成を説明するための図である。
図3に示すように、制御信号受信部11は、電子シャッタレジスタ40、アナログアンプレジスタ41、デジタルアンプレジスタ42、フレームレート数レジスタ43、TV方式レジスタ44、制御可否レジスタ45、テストパターン指定信号レジスタ46、及び、制御可否レジスタ47を有するレジスタ部48と、通信回路49及び50とを備えて構成されている。
CCU制御部35から送信された制御データは、レジスタ部48に入力される。電子シャッタレジスタ40には、入力された制御データのうち撮像素子10の電子シャッタの制御を行うための設定値(レジスタ値)が格納される。また、アナログアンプレジスタ41には、入力された制御データのうち撮像素子10のアナログアンプの設定値(レジスタ値)が格納される。また、デジタルアンプレジスタ42には、入力された制御データのうち撮像素子10のデジタルアンプの設定値(レジスタ値)が格納される。また、フレームレート数レジスタ43には、入力された制御データのうち撮像素子10のフレームレート数(例えば、60fps、30fps等)の設定値(レジスタ値)が格納される。また、TV方式レジスタ44には、入力された制御データのうち撮像素子10の読み出し周期(例えば、60Hz、50Hz等)の設定値(レジスタ値)が格納される。これらの電子シャッタレジスタ40、アナログアンプレジスタ41、デジタルアンプレジスタ42、フレームレート数レジスタ43、及び、TV方式レジスタ44が第1のレジスタを構成する。
また、第2のレジスタを構成する制御可否レジスタ45には、入力された制御データのうち電子シャッタレジスタ40、アナログアンプレジスタ41、デジタルアンプレジスタ42、フレームレート数レジスタ43、及び、TV方式レジスタ44の設定値を撮像素子10に送信するか否かを判定するための情報(レジスタ値)が格納される。
また、第3のレジスタを構成するテストパターン指定信号レジスタ46には、入力された制御データのうちテスト信号生成部12で生成するテスト信号のパターンを指定するための設定値(レジスタ値)が格納される。また、第4のレジスタを構成する制御可否レジスタ47には、入力された制御データのうちテストパターン指定信号レジスタ46の設定値をテスト信号生成部12に送信するか否かを判定するための情報(レジスタ値)が格納される。
第1の通信回路を構成する通信回路49は、制御可否レジスタ45の情報(レジスタ値)に応じて、電子シャッタレジスタ40、アナログアンプレジスタ41、デジタルアンプレジスタ42、フレームレート数レジスタ43、及び、TV方式レジスタ44の設定値を撮像素子10のレジスタ51に送信するか否かの制御を行う。
より具体的には、通信回路49は、制御可否レジスタ45のレジスタ値が例えば 12ビットの“A5A”の場合、電子シャッタレジスタ40の設定値を撮像素子10のレジスタ51に送信する制御を行う。一方、通信回路49は、制御可否レジスタ45のレジスタ値が例えば “A5A”以外の場合、電子シャッタレジスタ40の設定値を撮像素子10のレジスタ51に送信しない制御を行う。撮像素子10は、レジスタ51に設定された設定値に応じて電子シャッタの制御を行う。
なお、制御可否レジスタ45は、12ビットの複数のレジスタ値を有する構成であってもよい。例えば、制御可否レジスタ45が3つのレジスタを有し、通信回路49は、制御可否レジスタ45の3つのレジスタ値がそれぞれ“A5A”になった場合、電子シャッタレジスタ40の設定値を撮像素子10のレジスタ51に送信する制御を行う。一方、通信回路49は、制御可否レジスタ45の3つのレジスタ値がそれぞれ“A5A”以外の場合、電子シャッタレジスタ40の設定値を撮像素子10のレジスタ51に送信しない制御を行う。これにより、制御可否レジスタ45自体にエラーが発生する確率を下げる効果を期待することができる。
また、本実施形態では、電子シャッタレジスタ40、アナログアンプレジスタ41、デジタルアンプレジスタ42、フレームレート数レジスタ43、及び、TV方式レジスタ44の設定値を撮像素子10のレジスタ51に送信するか否かの制御を制御可否レジスタ45の情報(レジスタ値)に基づいて行っているが、これに限定されるものではない。例えば、電子シャッタレジスタ40、アナログアンプレジスタ41、デジタルアンプレジスタ42、フレームレート数レジスタ43、及び、TV方式レジスタ44に対して、個別に制御可否レジスタ45を設け、各設定値を撮像素子10のレジスタ51に送信するか否かの制御を個別に行うようにしてもよい。
また、電子シャッタ等の常時使用する設定値が格納される電子シャッタレジスタ40には、制御可否レジスタ45を設けず、動作モードに依存する読み出しフィールド数が格納されたフレームレート数レジスタ43のみに制御可否レジスタ45を設けるようにしてもよい。
さらに、各設定値を撮像素子10のレジスタ51に送信するか否かの制御を制御可否レジスタ45の情報に基づいて行っているが、図3に示すように、H/Lのレベル信号等のリセット信号を通信回路49に入力し、このリセット信号に応じて、各設定値を撮像素子10のレジスタ51に送信するか否かを制御してもよい。
なお、撮像素子10のレジスタ51に設定される設定値は、電子シャッタを制御するための設定値のみに限定されることなく、撮像素子10の各種処理を行うための設定値も含まれる。
また、第2の通信回路を構成する通信回路50は、制御可否レジスタ47の情報(レジスタ値)に応じて、テストパターン指定信号レジスタ46の設定値をテスト信号生成部12のレジスタ52に送信するか否かの制御を行う。
より具体的には、通信回路50は、制御可否レジスタ47のレジスタ値が例えば12ビットの “A5A”の場合、テストパターン指定信号レジスタ46の設定値をテスト信号生成部12のレジスタ52に送信する制御を行う。一方、通信回路50は、制御可否レジスタ47のレジスタ値が例えば “A5A”以外の場合、テストパターン指定信号レジスタ46の設定値をテスト信号生成部12のレジスタ52に送信しない制御を行う。テスト信号生成部12は、レジスタ52に設定された設定値に応じたパターンのテスト信号を生成する。
なお、制御可否レジスタ47は、12ビットの複数のレジスタ値を有する構成であってもよい。例えば、制御可否レジスタ47が3つのレジスタを有し、通信回路50は、制御可否レジスタ47の3つのレジスタ値がそれぞれ“A5A”になった場合、テストパターン指定信号レジスタ46の設定値をテスト信号生成部12のレジスタ52に送信する制御を行う。一方、通信回路50は、制御可否レジスタ47の3つのレジスタ値がそれぞれ“A5A”以外の場合、テストパターン指定信号レジスタ46の設定値をテスト信号生成部12のレジスタ52に送信しない制御を行う。これにより、制御可否レジスタ47自体にエラーが発生する確率を下げる効果を期待することができる。
なお、テスト信号生成部12のレジスタ52に設定される設定値は、テスト信号のパターンを指定するための設定値のみに限定されることなく、テスト信号生成部12の各種処理を行うための設定値も含まれる。
以上のように、内視鏡システム1は、制御可否レジスタ45及び47を設け、制御可否レジスタ45及び47のレジスタ値に応じて、撮像素子10及びテスト信号生成部12に各処理部の制御を行うための設定値を送信するか否かを通信回路49及び50で制御するようにしている。
CCU5からヘッド部4aの制御信号受信部11に制御データが送信された場合、制御可否レジスタ45及び47には、送信可能を示すレジスタ値が設定されるため、電子シャッタレジスタ40及びテストパターン指定信号レジスタ46の設定値がそれぞれ撮像素子10のレジスタ51及びテスト信号生成部12のレジスタ52に設定される。
一方、ケーブル4bに外乱ノイズ等が印加されて、制御信号受信部11に入力された場合、制御可否レジスタ45及び47には、制御可能を示すレジスタ値以外の値が設定されるため、外乱ノイズ等の意図しない値が撮像素子10のレジスタ51及びテスト信号生成部12のレジスタ52に設定されることがない。この結果、内視鏡システム1は、外乱ノイズ等の意図しない値が撮像素子10のレジスタ51及びテスト信号生成部12のレジスタ52に書き込まれることを防ぐことができる。
また、制御信号受信部11は、各レジスタ40〜47に設定されたレジスタ値を切替部13に送信するようにしてもよい。切替部13は、撮像素子10からの撮像信号のブランキング期間に制御信号受信部11からのレジスタ値を重畳し、コネクタ部4cにレジスタ値を送信する構成にしてもよい。コネクタ部4cは、制御信号送受信部23によりヘッド部4aに送信したレジスタ値と、ヘッド部4aから受信したレジスタ値とを比較し、比較結果に応じてレジスタ値を再送信するか否かを判定してもよい。また、コネクタ部4cは、レジスタ値をヘッド部4aに一定期間再送信しても、ヘッド部4aから受信したレジスタ値と一致しない場合、ヘッド部4aにリセット信号を送信してもよい。
よって、本実施形態の内視鏡システムによれば、撮像素子のレジスタへの意図しない制御データの書き込みを防止することができる。
(第1の実施形態の変形例1)
次に、第1の実施形態の変形例1について説明する。
図4は、第1の実施形態の変形例1に係るカメラヘッドの詳細な回路構成を説明するための図である。なお、図4において、図2と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、第1の実施形態の変形例1のヘッド部4aは、図2のヘッド部4aに対して、撮像素子10と切替部13との間に、プログレッシブ/インターレース(以下、PIという)変換回路60が追加されて構成されている。また、ヘッド部4aは、図2のヘッド部4aの制御信号受信部11に代わり、制御信号受信部11aを用いて構成されている。
撮像素子10がプログレッシブスキャン方式の撮像素子であり、モニタ7がNTSC方式あるいはPAL方式のモニタの場合、ヘッド部4a内の信号処理を行う信号処理回路としてのPI変換回路60は、モニタ7のTV方式に合わせるために、撮像素子10から入力されたプログレッシブの撮像信号をインターレースの撮像信号に変換し、切替部13に出力する。具体的には、PI変換回路60は、撮像素子10からの1枚のフレームの垂直方向の2ラインを加算平均し、奇数フィールドと偶数フィールドに変換して切替部13に出力する。すなわち、PI変換回路60は、1枚のフレームの1ライン目と2ライン目を加算平均し、奇数フィールドの1ライン目を生成し、1枚のフレームの2ライン目と3ライン目を加算平均し、偶数フィールドの1ライン目を生成する。
制御信号受信部11aは、PI変換回路60に対してモード設定等の制御を行う。このとき、後述するように、制御可否レジスタの情報に基づいて、設定値をPI変換回路60に送信するか否かを制御する。
図5は、第1の実施形態の変形例1に係る制御信号受信部の詳細な回路構成を説明するための図である。なお、図5において、図3と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。図5に示すように、制御信号受信部11aは、図3の制御信号受信部11に対して、モード設定レジスタ61、制御可否レジスタ62、及び、通信回路63が追加されて構成されている。
第3のレジスタを構成するモード設定レジスタ61には、入力された制御データのうちPI変換回路60のモード設定を行うための設定値(レジスタ値)が格納される。また、第4のレジスタを構成する制御可否レジスタ62には、入力された制御データのうちモード設定レジスタ61の設定値をPI変換回路60に送信するか否かを判定するための情報(レジスタ値)が格納される。
第2の通信回路を構成する通信回路63は、制御可否レジスタ62の情報(レジスタ値)に応じて、モード設定レジスタ61の設定値をPI変換回路60のレジスタ64に送信するか否かの制御を行う。なお、通信回路63は、H/Lのレベル信号等のリセット信号リセット信号に応じて、モード設定レジスタ61の設定値をPI変換回路60のレジスタ64に送信するか否かを制御してもよい。
以上の構成により、第1の実施形態の変形例1の内視鏡システムによれば、ヘッド部4a内の撮像素子10の制御と、ヘッド部4a内の信号処理回路(ここでは、テスト信号生成部12及びPI変換回路60)の制御とを行うことができる。
(第1の実施形態の変形例2)
次に、第1の実施形態の変形例2について説明する。
図6は、第1の実施形態の変形例2に係るカメラヘッド及びカメラコントロールユニットの詳細な回路構成を示す図である。なお、図6において、図2と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、ヘッド部4aは、撮像素子10に加え、撮像素子10からの読み出し信号を監視するとともに、撮像素子10からの読み出し信号に異常があった際に、撮像素子10の初期化を再度行う制御回路70を有して構成されている。
撮像素子10は、素子部71と、素子部71を制御する撮像素子制御部72とを有して構成されている。撮像素子制御部72は、素子部71の制御を行うための設定値を保持するレジスタ73を備えている。
また、制御回路70は、監視部74と、送信部75と、駆動制御回路76とを有して構成されている。駆動制御回路76は、撮像素子制御部72のレジスタ73及び監視部74に設定する設定値を保持するレジスタ部77を備えている。
また、CCU5は、画像処理部34に加え、受信部78と、通信回路79と、操作部80とを有して構成されている。CCU5は、操作部80を介してレジスタ部77に設定される設定値を書き換え(変更)可能となっている。
ユーザは、操作部80を操作して設定値の書き換えを指示すると、通信回路79が駆動制御回路76と通信を行う。そして、通信回路79は、新たに設定された設定値を駆動制御回路76に送信し、レジスタ部77の設定値を書き換える。駆動制御回路76は、第1の実施形態と同様に、レジスタ部77の設定値を制御可否レジスタの情報に応じて撮像素子制御部72及び監視部74に送信するか否かの制御を行う。
また、撮像素子10の素子部71により撮像された撮像信号は、監視部74に出力される。ヘッド部4a内の信号処理を行う信号処理回路としての監視部74は、素子部71からの撮像信号を送信部75に出力するとともに、撮像信号に異常がないかを監視する。また、監視部74は、撮像信号に異常があったことを検出した場合、初期化開始信号を駆動制御回路76に出力する。駆動制御回路76は、監視部74から初期化開始信号が入力されると、撮像素子10の初期化を再度行う。
送信部75は、入力された撮像信号をパラレルからシリアルに変換し、LVDSとしてCCU5の受信部78に送信する。受信部78は、受信した撮像信号をシリアルからパラレルに変換し、画像処理部34に出力する。画像処理部34は、入力された撮像信号に所定の画像処理を施して映像信号を生成し、生成した映像信号をモニタ7に出力することで、モニタ7に観察画像を表示する。
図7は、駆動制御回路76の詳細な回路構成を説明するための図である。なお、図7において、図3と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、駆動制御回路76のレジスタ部77は、電子シャッタレジスタ40、アナログアンプレジスタ41、デジタルアンプレジスタ42、フレームレート数レジスタ43、TV方式レジスタ44、及び、制御可否レジスタ45に加え、異常検出閾値レジスタ81及び制御可否レジスタ82を備えて構成されている。また、駆動制御回路76は、通信回路49に加え、通信回路83を有して構成されている。
第3のレジスタを構成する異常検出閾値レジスタ81には、監視部74で撮像信号の異常を検出するための閾値が格納される。また、第4のレジスタを構成する制御可否レジスタ82には、入力された制御データのうち異常検出閾値レジスタ81の設定値を監視部74に送信するか否かを判定するための情報(レジスタ値)が格納される。
通信回路49は、第1の実施形態と同様に、制御可否レジスタ45の情報(レジスタ値)に応じて、各レジスタ40〜44の設定値を撮像素子制御部72のレジスタ73に送信するか否かの制御を行う。撮像素子制御部72は、レジスタ73に設定された設定値に応じて、撮像素子10の各種処理を実行する。
また、第2の通信回路を構成する通信回路83は、制御可否レジスタ82の情報(レジスタ値)に応じて、異常検出閾値レジスタ81の設定値を監視部74のレジスタ84に送信するか否かの制御を行う。監視部74は、レジスタ84に設定された設定値(閾値)に応じて、撮像信号の異常検出を実行する。
以上の構成により、第1の実施形態の変形例2の内視鏡システムによれば、ヘッド部4a内の撮像素子10の制御と、ヘッド部4a内の信号処理回路(ここでは、監視部74)の制御とを行うことができる。なお、図示を省略しているが、第1の実施形態の変形例2の内視鏡システムは、撮像素子10と、監視部74の制御に加え、他の信号処理回路(上述したテスト信号生成部12及びPI変換回路60)の制御を行うようにしてもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、ケーブル4bに印加される外乱ノイズ等の意図しない信号を撮像素子10のレジスタ51及びテスト信号生成部12のレジスタ52に書き込むことを防止することができる内視鏡システム1について説明した。しかし、撮像素子10のレジスタ51及びテスト信号生成部12のレジスタ52の設定値が外乱ノイズ等により直接書き換えられる場合がある。そこで、第2の実施形態では、撮像素子10のレジスタ51及びテスト信号生成部12のレジスタ52の設定値が意図しない値に書き換えられた場合に、正常な設定値を再設定することができる内視鏡システム1について説明する。
図8は、第2の実施形態に係る制御信号受信部の詳細な回路構成を説明するための図である。なお、図8において、図3と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。図8に示すように、制御信号受信部11bは、図3の制御信号受信部11の通信回路49及び50の代わり、それぞれ通信回路49a及び50aを用いて構成されている。
通信回路49aは、撮像素子10のレジスタ51の設定値を読み出し、電子シャッタレジスタ40、アナログアンプレジスタ41、デジタルアンプレジスタ42、フレームレート数レジスタ43、及び、TV方式レジスタ44の各設定値と比較する。そして、通信回路49aは、撮像素子10のレジスタ51の設定値と、電子シャッタレジスタ40、アナログアンプレジスタ41、デジタルアンプレジスタ42、フレームレート数レジスタ43、及び、TV方式レジスタ44の各設定値とが一致しない場合、電子シャッタレジスタ40、アナログアンプレジスタ41、デジタルアンプレジスタ42、フレームレート数レジスタ43、及び、TV方式レジスタ44の各設定値を撮像素子10のレジスタ51に再度設定する制御を行う。なお、通信回路49aは、撮像素子10のレジスタ51の設定値と一致していない設定値のみを再度設定するようにしてもよい。
なお、制御信号受信部11bは、撮像素子10をリセットするためのリセット回路を有する構成であってもよい。通信回路49aが電子シャッタレジスタ40、アナログアンプレジスタ41、デジタルアンプレジスタ42、フレームレート数レジスタ43、及び、TV方式レジスタ44の各設定値を撮像素子10のレジスタ51に所定の回数再度設定しても、撮像素子10のレジスタ51の設定値と、電子シャッタレジスタ40、アナログアンプレジスタ41、デジタルアンプレジスタ42、フレームレート数レジスタ43、及び、TV方式レジスタ44の各設定値とが一致しない場合に、リセット回路が撮像素子10をリセットする。
また、通信回路50aは、テスト信号生成部12のレジスタ52の設定値を読み出し、テストパターン指定信号レジスタ46の設定値と比較する。そして、通信回路50aは、テスト信号生成部12のレジスタ52の設定値と、テストパターン指定信号レジスタ46の設定値とが一致しない場合、テストパターン指定信号レジスタ46の設定値をテスト信号生成部12のレジスタ52に再度設定する制御を行う。
なお、上述したリセット回路がテスト信号生成部12をリセットするようにしてもよい。すなわち、通信回路50aがテストパターン指定信号レジスタ46の設定値をテスト信号生成部12のレジスタ52に所定の回数再度設定しても、テスト信号生成部12のレジスタ52の設定値と、テストパターン指定信号レジスタ46の設定値とが一致しない場合に、リセット回路がテスト信号生成部12をリセットする。
これにより、第2の実施形態の内視鏡システム1は、電気メス等から発生する外乱ノイズにより撮像素子10のレジスタ51の設定値及びテスト信号生成部12のレジスタ52の設定値が意図しない値に書き換えられた場合でも、電子シャッタレジスタ40及びテストパターン指定信号レジスタ46に格納されている正常な設定値を、撮像素子10のレジスタ51及びテスト信号生成部12のレジスタ52に直ちに再設定することができる。
(第2の実施形態の変形例)
次に、第2の実施形態の変形例について説明する。
図9は、第2の実施形態の変形例に係る制御信号受信部の詳細な回路構成を説明するための図である。なお、図9において、図4と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。図9に示すように、制御信号受信部11cは、図8の制御信号受信部11bの通信回路49a及び50aの代わり、それぞれ通信回路49b及び50bを用いて構成されている。
通信回路49bは、電子シャッタレジスタ40の設定値を撮像素子10のレジスタ51に定期的に書き込む。また、通信回路50bは、テストパターン指定信号レジスタ46の設定値をテスト信号生成部12のレジスタ52に定期的に書き込む。その他の構成は、第2の実施形態と同様である。
これにより、変形例の内視鏡システム1は、第2の実施形態と同様に、電気メス等から発生する外乱ノイズにより撮像素子10のレジスタ51の設定値及びテスト信号生成部12のレジスタ52の設定値が意図しない値に書き換えられた場合でも、正常な設定値を撮像素子10のレジスタ51及びテスト信号生成部12のレジスタ52に直ちに再設定することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
図10は、第3の実施形態に係る電子内視鏡システムの構成を示す図である。図10に示すように、電子内視鏡システム100は、内視鏡101と、内視鏡101に着脱自在に接続されるCCU5と備える。
内視鏡101は、例えば電子内視鏡として構成されていて、被検体内に挿入されるようになされた細径で長尺の挿入部102と、この挿入部102の基端側に連設された操作部103と、この操作部103の基端側から側方へ延設されたケーブル104と、ケーブル104の基端部に設けられたコネクタ部105と、を備えている。内視鏡101は、コネクタ部105を介してCCU5に着脱自在に接続される構成になっている。挿入部102の先端には、先端部106が設けられている。
コネクタ部105は、図2のコネクタ部4cと同様に、制御信号送受信部23等の各回路を備えている。また、先端部106は、図2のヘッド部4aと同様に、撮像素子10、制御信号受信部11及びテスト信号生成部12等の各回路を備えている。
CCU5からの制御データは、コネクタ部105からケーブル104を介して先端部106に送信される。そして、先端部106では、送信された制御データを撮像素子10に設定するか否かを制御可否レジスタのレジスタ値に応じて制御する。この結果、本実施形態の内視鏡システムによれば、第1の実施形態と同様に、撮像素子のレジスタへの意図しない制御データの書き込みを防止することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
本出願は、2015年7月13日に日本国に出願された特願2015−139926号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲に引用されるものとする。

Claims (7)

  1. 撮像素子を有する撮像部と、前記撮像部とケーブルを介して一体的に接続された制御部とを有する撮像装置であって、
    前記撮像部は、
    前記制御部から送信された制御データのうち前記撮像素子を制御するための設定値を格納する第1のレジスタと、
    前記制御部から送信された制御データのうち前記撮像素子を制御するための設定値を前記撮像素子に設けられたレジスタに送信するか否かを示す情報に基づいて、前記第1のレジスタに格納された前記設定値を、前記撮像素子に設けられたレジスタに送信するか否かの制御を行う第1の通信回路と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記情報を格納する第2のレジスタをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像部は、前記撮像部内の信号処理を行う信号処理回路と、
    前記制御部から送信された制御データのうち前記信号処理回路を制御するための設定値を格納する第3のレジスタと、
    前記制御部から送信された制御データのうち前記信号処理回路を制御するための設定値を前記信号処理回路に設けられたレジスタに送信するか否かを示す情報を格納する第4のレジスタと、
    前記第4のレジスタに格納された前記情報に基づいて、前記第3のレジスタに格納された前記設定値を、前記信号処理回路に設けられたレジスタに送信するか否かの制御を行う第2の通信回路と、
    を有することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の通信回路は、前記撮像素子のレジスタに設定された設定値を読み出し、前記第1のレジスタに格納された設定値と比較し、前記撮像素子のレジスタの設定値と、前記第1のレジスタの設定値とが一致していない場合、前記第1のレジスタに格納された設定値を前記撮像素子のレジスタに再設定し、
    前記第2の通信回路は、前記信号処理回路のレジスタに設定された設定値を読み出し、前記第3のレジスタに格納された設定値と比較し、前記信号処理回路のレジスタの設定値と、前記第3のレジスタの設定値とが一致していない場合、前記第3のレジスタに格納された設定値を前記信号処理回路のレジスタに再設定することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の通信回路は、前記第1のレジスタに格納された設定値を前記撮像素子のレジスタに定期的に書き込むことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  6. 前記第2の通信回路は、前記第3のレジスタに格納された設定値を前記信号処理回路のレジスタに定期的に書き込むことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  7. 請求項1に記載の撮像装置を備えることを特徴とする電子内視鏡システム。
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