JP6032996B2 - 画像表示装置、画像表示方法、及び、画像表示プログラム - Google Patents

画像表示装置、画像表示方法、及び、画像表示プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像表示装置、並びに、画像表示装置の画像表示方法及び画像表示プログラムに関し、特に、撮像手段を備えた画像表示装置、並びに、撮像手段を備えた画像表示装置の画像表示方法及び画像表示プログラムに関する。
現在、撮影装置としてデジタルカメラが広く普及している。デジタルカメラでは、画像はデジタルデータとして管理されているため、画像取得後直ぐに取得した画像を表示することができる。即ち、デジタルカメラは、画像を取得する撮影装置であるとともに、取得した画像を表示する画像表示装置としても機能している。
このような画像表示装置であるデジタルカメラの分野では、取得した画像群に他人に見せたくない画像や表示すべきでない画像が含まれている場合に備えて、取得した画像に対して閲覧制限を付与する技術が提案されている。
閲覧制限を付与する技術としては、例えば、撮影時の位置情報をデジタル画像に埋め込んで閲覧制限を付与する技術が特許文献1に開示されている。
国際公開第2005/094064号パンフレット
特許文献1に開示される技術によれば、撮影が禁止されている位置で撮影された画像の表示を制限することができる。つまり、表示する画像の撮影時の状況に応じて表示すべき画像を選別することができる。しかしながら、表示すべき画像の選別は、必ずしも撮影時の状況に基づいて判断できるものではなく、閲覧時の状況に基づいて判断されるべき場合も存在する。
また、画像取得後に、閲覧制限を手作業で行なう場合、この作業は、非常に多くの時間を要する手間のかかる作業である。
以上のような実情を踏まえ、本発明は、表示すべき画像を閲覧時の状況に応じて自動的に選別することができる画像表示装置の技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、画像データを記憶する記憶部と、画像を表示する表示部と、前記表示部へ画像を表示させるための表示指示を受け付ける表示指示受付部と、被写体を撮像し、画像データを生成する撮像部と、前記記憶部に記憶されている画像データである記憶画像データから、前記記憶画像データに基づく画像である記憶画像に含まれる第1の特徴を検出する第1の検出部と、前記撮像部で生成された画像データである撮像画像データから、前記撮像画像データに基づく画像である撮像画像に含まれる第2の特徴を検出する第2の検出部と、前記表示指示受付部で前記表示指示が受け付けられると、前記表示指示後に生成された前記撮像画像データから前記第2の検出部により検出された前記第2の特徴と前記記憶画像データから前記第1の検出部により検出された前記第1の特徴とを比較し、比較した結果に基づいて、前記記憶画像を前記表示部に表示させるか否かを制御する表示制御部と、前記撮像部が被写体を撮像して前記撮像画像データを生成するときの環境である撮像環境に関するデータであって、前記撮像部が前記撮像画像データを生成するために被写体を撮像した位置である第1の撮像位置に関するデータを取得する撮像環境取得部と、画像を表示するための表示用データと前記表示用データに付随する付随データとからなる前記記憶画像データから、前記付随データとして前記記憶部に記憶されている撮像環境に関するデータであって、前記記憶画像データに含まれる被写体を撮像した位置である第2の撮像位置に関するデータを検出する第3の検出部と、を含み、前記表示制御部は、前記表示指示受付部で前記表示指示が受け付けられると、前記撮像環境取得部で取得された撮像環境に関するデータである前記第1の撮像位置に関するデータと前記第3の検出部で前記記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータである前記第2の撮像位置に関するデータに基づいて、前記記憶画像を前記表示部に表示させるか否かを制御し、前記表示制御部は、前記撮像環境取得部で取得された撮像環境に関するデータである前記第1の撮像位置に関するデータに含まれる第1の数値に関するデータと前記第3の検出部で前記記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータである前記第2の撮像位置に関するデータに含まれる第2の数値に関するデータとを比較し、前記第1の数値と前記第2の数値の差分が所定範囲内にある、前記記憶画像データに基づく前記記憶画像を前記表示部に表示し、前記第1の数値と前記第2の数値の差分が所定範囲内にない前記記憶画像データに基づく前記記憶画像を前記表示部に表示しないことを特徴とする画像表示装置を提供する。
本発明の別の一態様は、画像データを取得する画像取得部と、画像を表示する表示部と、前記表示部へ画像を表示させるための表示指示を受け付ける表示指示受付部と、被写体を撮像し、画像データを生成する撮像部と、前記画像取得部により取得された画像データである取得画像データから、前記取得画像データに基づく画像である取得画像に含まれる第1の特徴を検出する第1の検出部と、前記撮像部で生成された画像データである撮像画像データから、前記撮像画像データに基づく画像である撮像画像に含まれる第2の特徴を検出する第2の検出部と、前記表示指示受付部で前記表示指示が受け付けられると、前記表示指示後に生成された前記撮像画像データから前記第2の検出部により検出された前記第2の特徴と前記取得画像データから前記第1の検出部により検出された前記第1の特徴とを比較し、比較した結果に基づいて、前記取得画像を前記表示部に表示させるか否かを制御する表示制御部と、前記撮像部が被写体を撮像して前記撮像画像データを生成するときの環境である撮像環境に関するデータであって、前記撮像部が前記撮像画像データを生成するために被写体を撮像した位置である第1の撮像位置に関するデータを取得する撮像環境取得部と、画像を表示するための表示用データと前記表示用データに付随する付随データとからなる前記取得画像データから、前記付随データとして撮像環境に関するデータであって、前記記憶画像データに含まれる被写体を撮像した位置である第2の撮像位置に関するデータを検出する第3の検出部と、を含み、前記表示制御部は、前記表示指示受付部で前記表示指示が受け付けられると、前記撮像環境取得部で取得された撮像環境に関するデータである前記第1の撮像位置に関するデータと前記第3の検出部で前記取得画像データから検出された撮像環境に関するデータである前記第2の撮像位置に関するデータに基づいて、前記取得画像を前記表示部に表示させるか否かを制御し、前記表示制御部は、前記撮像環境取得部で取得された撮像環境に関するデータである前記第1の撮像位置に関するデータに含まれる第1の数値に関するデータと前記第3の検出部で前記取得画像データから検出された撮像環境に関するデータである前記第2の撮像位置に関するデータに含まれる第2の数値に関するデータとを比較し、前記第1の数値と前記第2の数値の差分が所定範囲内にある、前記取得画像データに基づく前記取得画像を前記表示部に表示し、前記第1の数値と前記第2の数値の差分が所定範囲内にない前記取得画像データに基づく前記取得画像を前記表示部に表示しないことを特徴とする画像表示装置を提供する。
本発明のさらに別の一態様は、表示部と撮像部と記憶部と表示制御部とを備えた画像表示装置の画像表示方法であって、前記表示部に画像を表示させるための表示指示を受け付ける表示指示受付工程と、前記撮像部で被写体を撮像し、撮像画像データを生成する撮像工程と、前記撮像部が被写体を撮像して前記撮像画像データを生成するときの環境である撮像環境に関するデータであって、前記撮像部が前記撮像画像データを生成するために被写体を撮像した位置である第1の撮像位置に関するデータを取得する撮像環境取得工程と、画像を表示するための表示用データと前記表示用データに付随する付随データとからな記憶画像データから、前記付随データとして前記記憶部に記憶されている撮像環境に関するデータであって、前記記憶画像データに含まれる被写体を撮像した位置である第2の撮像位置に関するデータを検出する検出工程と、前記表示指示工程後の前記撮像工程で生成された前記撮像画像データに基づく撮像画像の特徴と前記記憶部に記憶されている前記記憶画像データに基づく記憶画像の特徴とを比較して、比較した結果に基づいて、前記記憶画像を前記表示部に表示させるか否かを制御する第1の表示制御工程と、前記表示指示工程後の前記撮像環境取得工程で取得された撮像環境に関するデータである前記第1の撮像位置に関するデータと前記検出工程で前記記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータである前記第2の撮像位置に関するデータに基づいて、前記記憶画像を前記表示部に表示させるか否かを制御する第2の表示制御工程と、を含み、前記第2の表示制御工程は、前記撮像環境取得工程で取得された撮像環境に関するデータである前記第1の撮像位置に関するデータに含まれる第1の数値に関するデータと前記検出工程で前記記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータである前記第2の撮像位置に関するデータに含まれる第2の数値に関するデータとを比較し、前記第1の数値と前記第2の数値の差分が所定範囲内にある、前記記憶画像データに基づく前記記憶画像を表示し、前記第1の数値と前記第2の数値の差分が所定範囲内にない前記記憶画像データに基づく前記記憶画像を表示しないことを特徴とする画像表示方法を提供する。
本発明のさらに別の一態様は、表示部と撮像部と記憶部と表示制御部とを備えた画像表示装置に、前記表示部に画像を表示させるための表示指示を受け付ける表示指示受付工程と、前記撮像部で被写体を撮像し、撮像画像データを生成する撮像工程と、前記撮像部が被写体を撮像して前記撮像画像データを生成するときの環境である撮像環境に関するデータであって、前記撮像部が前記撮像画像データを生成するために被写体を撮像した位置である第1の撮像位置に関するデータを取得する撮像環境取得工程と、画像を表示するための表示用データと前記表示用データに付随する付随データとからな記憶画像データから、前記付随データとして前記記憶部に記憶されている撮像環境に関するデータであって、前記記憶画像データに含まれる被写体を撮像した位置である第2の撮像位置に関するデータを検出する検出工程と、前記表示指示工程後の前記撮像工程で生成された前記撮像画像データに基づく撮像画像の特徴と前記記憶部に記憶されている前記記憶画像データに基づく記憶画像の特徴とを比較して、比較した結果に基づいて、前記記憶画像を前記表示部に表示させるか否かを制御する第1の表示制御工程と、前記表示指示工程後の前記撮像環境取得工程で取得された撮像環境に関するデータである前記第1の撮像位置に関するデータと前記検出工程で前記記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータである前記第2の撮像位置に関するデータを比較し、比較した結果に基づいて、前記記憶画像を前記表示部に表示させるか否かを制御する第2の表示制御工程と、を実行させ、前記第2の表示制御工程は、前記撮像環境取得工程で取得された撮像環境に関するデータである前記第1の撮像位置に関するデータに含まれる第1の数値に関するデータと前記検出工程で前記記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータである前記第2の撮像位置に関するデータに含まれる第2の数値に関するデータとを比較し、前記第1の数値と前記第2の数値の差分が所定範囲内にある、前記記憶画像データに基づく前記記憶画像を表示させ、前記第1の数値と前記第2の数値の差分が所定範囲内にない前記記憶画像データに基づく前記記憶画像を表示させないことを特徴とするプログラムを提供する。

本発明によれば、表示すべき画像を閲覧時の状況に応じて自動的に選別することができる画像表示装置の技術を提供することができる。
本発明の実施例1に係るデジタルカメラの構成を示す図である。 本発明の実施例1に係るデジタルカメラに画像を表示するために行われる撮影の様子を示した図である。 本発明の実施例1に係るデジタルカメラに画像が表示されている様子を示した図である。 本発明の実施例1に係るデジタルカメラの処理全体のフローチャートである。 本発明の実施例1に係るデジタルカメラの表示制御処理部分のフローチャートである。 本発明の実施例1に係るデジタルカメラの画像データの構成を説明するための図である。 本発明の実施例1に係るデジタルカメラの画像データの別の構成を説明するための図である。 本発明の実施例2に係るデジタルカメラに画像が表示されている様子を示した図である。 本発明の実施例2に係るデジタルカメラに画像が表示されている様子を示した別の図である。 本発明の実施例2に係るデジタルカメラの処理全体のフローチャートである。 本発明の実施例2に係るデジタルカメラのライブ撮影処理部分のフローチャートである。 本発明の実施例2に係るデジタルカメラの表示制御処理部分のフローチャートである。 本発明の実施例3に係るデジタルカメラに画像が表示されている様子を示した図である。 本発明の実施例3に係るデジタルカメラのライブ撮影処理部分のフローチャートである。 本発明の実施例4に係るデジタルカメラの表示制御処理部分のフローチャートである。 本発明の実施例5に係るデジタルカメラの表示制御処理部分のフローチャートである。 表情情報と表情分類の関係を示した図である。 脈拍数と脈拍分類の関係を示した図である。 本発明の実施例5に係るデジタルカメラに記憶された記憶画像データに付与された感性タグを例示した図である。 表情分類と感性タグの関係を示した図である。 脈拍分類と感性タグの関係を示した図である。 表情分類と脈拍分類と感性タグの関係を示した図である。 本発明の実施例5に係るデジタルカメラの感性タグ付与処理のフローチャートである。 本発明の実施例6に係るデジタルカメラの構成を示す図である。 本発明の実施例7に係るデジタルカメラの構成を示す図である。 本発明の実施例7に係るデジタルカメラの処理全体のフローチャートである。 本発明の実施例7に係るデジタルカメラの表示制御処理部分のフローチャートである。 本発明の実施例8に係るデジタルカメラの構成を示す図である。 本発明の実施例9に係るデジタルカメラの表示制御処理部分のフローチャートである。 本発明の実施例9に係るデジタルカメラの閲覧制限フラグ付与処理のフローチャートである。 本発明の実施例10に係るデジタルカメラの構成を示す図である。
図1は、本実施例に係るデジタルカメラの構成を示す図である。図1を参照しながら、本実施例に係るデジタルカメラ100の構成について説明する。
デジタルカメラ100は、画像データを記憶する記憶部101と、被写体を撮像し画像データを生成する撮像部102と、第1の検出部103と、第2の検出部104と、画像を表示する表示部107と、表示部107へ画像を表示させるための表示指示を受け付ける表示指示受付部106と、表示部107を制御する表示制御部105と、を備えた画像表示装置である。
記憶部101は、例えば、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの半導体メモリ、HDD(Hard disk drive)などである。記憶部101は、デジタルカメラ100の内部に固定されていてもよく、または、取り外し可能に提供されてもよい。記憶部101に記憶されている画像データ(以降、記憶画像データと記す)は、撮像部102が生成した画像データであってもよく、また、他の撮像手段により生成された画像データであってもよい。また、記憶画像データは、静止画の画像データでも動画の画像データでもよい。記憶部101には、記憶画像データに加えて、デジタルカメラ100を動作させるためのプログラム(例えば、オペレーションシステムやアプリケーションソフトウェアなど)やその他プログラムの実行に必要な各種データも記憶されている。即ち、記憶部101は、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
撮像部102は、例えば、CCDイメージセンサを含み、撮像部102周辺の被写体像を画像データとして得るものである。撮像部102で生成される画像データ(以降、撮像画像データと記す)も、記憶部101に記憶されている記憶画像データと同様に、静止画の画像データに限られず、動画の画像データであってもよい。撮像部102は、さらに、シャッタ手段や光学レンズなどを含んでもよい。
第1の検出部103は、記憶画像データから記憶画像データに基づく画像(以降、記憶画像と記す)に含まれる第1の特徴を検出するように構成されている。第1の検出部103は、検出した第1の特徴を表示制御部105に出力する。
第2の検出部104は、撮像部102で生成された撮像画像データから撮像画像データに基づく画像(以降、撮像画像と記す)に含まれる第2の特徴を検出するように構成されている。第2の検出部104は、検出した第2の特徴を表示制御部105に出力する。
表示制御部105は、例えば、CPU、メモリ、及び、表示部107のドライバ(例えば、LCDドライバ)から構成されている。表示制御部105は、後に詳述するように、主に表示部107の動作を制御する役割を担っている。また、表示制御部105は、デジタルカメラ100のその他の構成要素の動作も制御する。即ち、表示制御部105は、記憶部101に記憶されているプログラムを内部のメモリにロードしてCPUで実行することでデジタルカメラ100全体を制御する、デジタルカメラ100の制御部としても機能する。
表示指示受付部106は、例えば、デジタルカメラ100の筐体に設けられた撮影モードと表示モードとを切り替えるためのモードダイヤルである。ユーザがモードダイヤルを表示モードに設定することで、表示指示受付部106は表示部107へ画像を表示させるための表示指示を受け付ける。なお、表示指示受付部106は、表示部107に重ねて配置されたタッチパネルであってもよく、その場合、ユーザがGUI画面を表示した表示部107を参照しながらタッチ操作により表示モードを切り替えることで、表示指示を受け付けてもよい。
表示部107は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)であり、表示制御部105の制御の下、画像やGUI操作画面などを表示するように構成されている。
図2Aは、本実施例に係るデジタルカメラに画像を表示するために行われる撮影の様子を示した図である。図2Bは、本実施例に係るデジタルカメラに画像が表示されている様子を示した図である。図3は、本実施例に係るデジタルカメラの処理全体のフローチャートである。図4は、本実施例に係るデジタルカメラの表示制御処理部分のフローチャートである。図5A及び図5Bは、本実施例に係るデジタルカメラの画像データの構成を説明するための図である。以降では、デジタルカメラ100の所有者であるユーザAがデジタルカメラ100に記憶されている画像をユーザBに閲覧させる場合を例にして、図2Aから図5Bを参照しながら、本実施例に係るデジタルカメラ100の動作について説明する。
デジタルカメラ100の電源がONになると、表示制御部105が記憶部101に記憶されているプログラムをメモリにロードしてプログラムを実行することにより、図3の処理が開始される。
まず、表示指示受付部106がユーザAからの表示指示を監視する(ステップS1)。ユーザによるモードダイヤルの切替やタッチパネル操作により表示指示受付部106が表示指示を受け付けると、撮像部102がユーザからの撮像指示を監視する(ステップS2)。その後、図2Aに示す状態でユーザAからの撮影指示を検出すると、撮像部102がユーザBを撮影し撮像画像データを生成し(ステップS3)、表示制御部105が図4に示す表示制御処理を開始する(ステップS5)。
表示制御処理では、ステップS3で生成した撮像画像データから、第2の検出部104がその撮像画像の被写体であるユーザBの外観的特徴を第2の特徴として検出し(ステップS11)、表示制御部105へ出力する。
ユーザBの外観的特徴は、例えば、人物検出(顔検出)技術などの既存の技術を用いて撮像画像データを解析し、人物を特定するための特徴量を算出することにより検出することができる。なお、画像データ(撮像画像データ、記憶画像データ)は、図5Aに示されるように、ヘッダ2とボディ3から構成されるファイル1として管理されているのが通常である。ファイル1のボディ3には、画像を表示するための表示用データが記録されているのに対して、ファイル1のヘッダ2には、例えば、ファイル種別や画像サイズなど表示用データに付随する付随データが記憶されている。ステップS11では、第2の検出部104は、撮像画像データの表示用データから特徴量を算出する。
図2Aでは、被写体が人物(ユーザB)である場合を例示したが、被写体は必ずしも人物である必要はない。例えば、被写体の形状、色、模様などといった外観に識別できるような特徴があれば、例えば、犬や猫などのペットが被写体であってもよい。例えば、被写体がペットである場合には、既存のペット検出技術を用いて、ペットを特定するための特徴量を算出することにより、ペットの外観的特徴を検出することができる。
また、表示制御部105へ出力される外観的特徴は、算出された特徴量自体であってもよく、または、外観的特徴を示す特徴量と関連付けて予め記憶部101に記憶されている被写体の識別情報でもあってもよい。被写体の識別情報を表示制御部105へ出力する場合には、第2の検出部104は特徴量を算出後、記憶部101を参照して特徴量から特定される被写体の識別情報を検索し、検索して得られた被写体の識別情報を表示制御部105へ出力する。このような識別情報と特徴量との関係が記録されたデータベースを用いることで、人物やペットなどの生物以外の物品を被写体とした場合にも被写体を特定することが可能となる。
第2の検出部104が第2の特徴を検出すると、第1の検出部103は、記憶部101に記憶画像データが記憶されているか否かを判断する(ステップS13)。記憶画像データがある場合には、第1の検出部103は、記憶画像データを1つ取得し(ステップS15)、取得した記憶画像データからその記憶画像の被写体の外観的特徴を第1の特徴として検出し(ステップS17)、表示制御部105へ出力する。なお、外観的特徴の検出方法は、ステップS11で行われる方法と同様である。
第1の特徴と第2の特徴を受信した表示制御部105は、第1の特徴と第2の特徴を比較して、比較した結果に基づいて、比較に用いられた第1の特徴を含む記憶画像を表示するか否かを判断する(ステップS19、ステップS21)。
記憶画像の被写体と撮像画像の被写体は同一人物であると判断できる場合、つまり、第1の特徴と第2の特徴が一致している場合(特徴量または識別情報が一致している場合)には、表示制御部105は記憶画像を表示可能であると判断し、記憶部101から取得された第1の特徴を含む記憶画像を表示部107に表示させる(ステップS23)。
一方、記憶画像の被写体と撮像画像の被写体は同一人物ではないと判断できる場合、つまり、第1の特徴と第2の特徴が一致していない場合(特徴量または識別情報が一致していない場合)には、表示制御部105は記憶画像を表示不可能であると判断し、記憶部101から取得された第1の特徴を含む記憶画像を表示部107に表示させることなく、記憶部101に記憶されている他の記憶画像データに対して同様の処理を繰り返すためにステップS13に戻る。
表示制御部105は、記憶画像を表示部107に表示させた後、ユーザからの画像切替指示を監視する(ステップS25)。画像切替指示が検出されない場合には、処理を終了する。画像切替指示が検出されると、記憶部101に記憶されている他の記憶画像データに対して同様の処理を繰り返すためにステップS13に戻る。
そして、ステップS13で記憶部101に記憶されている他の記憶画像データがないと判断されると、処理が終了する。
以上のように、本実施例に係るデジタルカメラ100では、表示制御部105は、表示指示後に生成された撮像画像データから検出された第2の特徴と記憶画像データから検出された第1の特徴とを比較して、特徴が一致した記憶画像のみを表示部107に表示させる。つまり、撮像画像の特徴により代表される閲覧時の状況に応じて、表示すべき記憶画像を自動的に選別する。このため、デジタルカメラ100の所有者であるユーザAがデジタルカメラ100に記憶されている画像をユーザBに閲覧させる場合であれば、図2Bに示されるように、記憶部101に記憶されている記憶画像データから撮像画像の被写体であるユーザBが含まれる記憶画像の画像データのみを選別して、ユーザBが含まれる記憶画像のみを表示部107に表示させることができる。
従って、デジタルカメラ100によれば、画像毎に閲覧制限を付与するなどの事前作業を行うことなく、ユーザBに見せたくない、または、見せる必要のない画像(例えば、ユーザBが含まれない画像)が誤って表示される自体を防止することができる。また、ユーザBに真に見せたい画像であるユーザBが含まれる画像のみが表示されるため、大量のデジタル画像データから画像を手動で探して表示する場合に比べて、目的の画像を簡単に閲覧させることができる。
また、このような機能は、図2A及び図2Bに示されるような所有者以外のユーザに画像を閲覧させる場合の他に、所有者自身が画像を閲覧する場合にも非常に便利な機能である。デジタルカメラ100では、被写体を撮像することでその被写体を含む画像が表示されることから、例えば、趣味でコレクションしている物品(例えば、貝殻)の画像を閲覧したい場合には、その物品と同様の特徴を有する物品(ここでは、貝殻)を撮像することで、記憶部101に記憶されている貝殻の画像のみを簡単に閲覧することができる。
なお、以上では、第1の検出部103と第2の検出部104がそれぞれファイル1のボディ3(表示用データ)から被写体の外観的特徴を算出して検出する例を示したが、予め記憶画像データを解析して表示用データから算出した特徴量を付随データに記録することで、第1の検出部103は、画像ファイル1のヘッダ2(付随データ)から被写体の外観的特徴を検出してもよい。また、予め算出された特徴量は、必ずしも同じファイル1に記録する必要はなく、例えば、図5Bに示されるように、表示用データから算出した特徴量を別のファイル4のボディ6に記憶してもよい。その場合、ファイル1のヘッダ2には特徴量が記録されたファイル4の参照情報を記録する。このように、予め特徴量を算出してファイル内に記録することで、第1の検出部103が記録画像データから第1の特徴を検出するまでの時間を短縮することができるため、表示指示から表示部107に記憶画像が表示されるまでの時間も短縮することができる。
図6A及び図6Bは、本実施例に係るデジタルカメラに画像が表示されている様子を示した図である。図7は、本実施例に係るデジタルカメラの処理全体のフローチャートである。図8は、本実施例に係るデジタルカメラのライブ撮影処理部分のフローチャートである。図9は、本実施例に係るデジタルカメラの表示制御処理部分のフローチャートである。図6Aから図9を参照しながら、本実施例に係るデジタルカメラ100aの動作について説明する。
なお、本実施例に係るデジタルカメラ100aの構成は、画像閲覧中のユーザを被写体とするために、図6A及び図6Bに示されるように撮像部102が表示部107と同じ面に設けられている点が、実施例1に係るデジタルカメラ100の構成とは異なっている。
デジタルカメラ100aの電源がONになると、表示制御部105が記憶部101に記憶されているプログラムをメモリにロードしてプログラムを実行することにより、図7の処理が開始される。そして、表示指示受付部106がユーザAからの表示指示を検出すると(ステップS31)、図8に示すライブ撮影処理(ステップS33)と図9に示す表示制御処理(ステップS35)とが開始される。
ライブ撮像処理が開始されると、図8に示されるように、撮像部102が被写体を撮影し撮像画像データを生成する処理(ステップS41)と、第2の検出部104がステップS41で生成された撮像画像データから撮像画像の被写体の外観的特徴を検出する処理(ステップS43)とが、閲覧終了指示が検出されるまで繰り返し実行される(ステップS45)。つまり、第2の検出部104は、撮像部102が繰り返し被写体を撮像している期間、撮像部102で撮像画像データが生成される毎に、被写体の外観的特徴を検出し、第2の特徴として表示制御部105へ出力する。
一方、表示制御処理では、図9に示されるように、まず第1の検出部103が記憶部101に記憶画像データが記憶されているか否かを判断する(ステップS51)。記憶画像データがある場合には、第1の検出部103は、記憶画像データを1つ取得し(ステップS52)、取得した記憶画像データからその記憶画像の被写体の外観的特徴を第1の特徴として検出して(ステップS53)、表示制御部105へ出力する。
第1の特徴と第2の特徴を受信した表示制御部105は、ステップS53で検出された記憶画像の被写体の第1の特徴と、ライブ撮影処理により随時更新される撮像画像の被写体の第2の特徴を比較して、比較した結果に基づいて、比較に用いられた第1の特徴を含む記憶画像を表示するか否かを判断する(ステップS55、ステップS57)。ライブ撮影処理により随時更新される記憶画像の被写体と撮像画像の被写体は同一人物であると判断できる場合には、表示制御部105は記憶画像を表示部107に表示させる(ステップS59)。記憶画像の被写体と撮像画像の被写体は同一人物ではないと判断できる場合には、表示制御部105は記憶部101に記憶されている他の記憶画像データに対して同様の処理を繰り返すためにステップS51に戻る。
表示制御部105は、記憶画像を表示部107に表示させた後、ユーザからの画像切替指示を監視し(ステップS61)、画像切替指示が検出されると、記憶部101に記憶されている他の記憶画像データに対して同様の処理を繰り返すためにステップS51に戻る。画像切替指示が検出されない場合には、閲覧終了指示が検出されない限り(ステップS63)、ステップS55に戻って上記処理を繰り返す。そして、閲覧終了指示が検出されるか、記憶部101に記憶されている他の記憶画像データがなくなると、処理が終了する。
以上のように、本実施例に係るデジタルカメラ100aは、撮像部102が繰り返し被写体を撮像している期間中、撮像部102で撮像画像データが生成される毎に第2の検出部104が第2の特徴を検出する。そして、表示制御部105が第2の検出部104で検出された第2の特徴と第1の検出部103で検出された第1の特徴とを繰り返し比較して特徴が一致した記憶画像のみを表示部107に表示させる。このため、撮像画像の特徴により代表される閲覧時の状況をほぼリアルタイムで更新しながら、表示すべき記憶画像を自動的に選別することができる。
従って、本実施例に係るデジタルカメラ100aによっても、実施例1に係るデジタルカメラ100と同様の効果を得ることができる。さらに、デジタルカメラ100aによれば、図6Bに例示されるように、画像表示中に新たな閲覧者(ユーザD)が登場した場合であっても、ライブ撮影された撮像画像から閲覧時の状況の変化を検出することができるため、変化した閲覧者に応じて表示すべき記憶画像を自動的に選別することができる。
図10は、本実施例に係るデジタルカメラに画像が表示されている様子を示した図である。図11は、本実施例に係るデジタルカメラのライブ撮影処理部分のフローチャートである。図10及び図11を参照しながら、本実施例に係るデジタルカメラ100bの動作について説明する。
なお、本実施例に係るデジタルカメラ100bの構成は、実施例1に係るデジタルカメラ100の構成と同様である。また、デジタルカメラ100bで実行される処理は、図8に例示されるライブ撮影処理の代わりに、図11に例示されるライブ撮影処理が行われる点が、実施例2に係るデジタルカメラ100aで実行される処理と異なっている。その他の処理は、実施例2に係るデジタルカメラ100aで実行される処理と同様であるので、以降では、ライブ撮影処理についてのみ説明する。
デジタルカメラ100bでは、ライブ撮像処理が開始されると、図11に示されるように、撮像部102が被写体を撮影し撮像画像データを生成する処理(ステップS71)と、第2の検出部104が生成された撮像画像データから撮像画像の被写体の外観的特徴を検出する処理(ステップS73)に加えて、表示制御部105が撮像画像を表示部107にライブビュー表示する処理(ステップS75)が、閲覧終了指示が検出されるまで繰り返し実行される(ステップS77)。
従って、本実施例に係るデジタルカメラ100bによっても、実施例2に係るデジタルカメラ100bと同様の効果が得られる。さらに、デジタルカメラ100bによれば、図10に例示されるように、ライブビュー画像LV(撮像画像)とともにライブビュー画像LVに含まれる被写体(ここでは、ユーザB)が含まれる記憶画像MVを表示部107に表示することができる。なお、デジタルカメラ100bでも、実施例2に係るデジタルカメラ100aと同様に、撮像部102が表示部107側に設けられてもよい。
図12は、本実施例に係るデジタルカメラの表示制御処理部分のフローチャートである。以下、図12を参照しながら、本実施例に係るデジタルカメラの動作について説明する。
なお、本実施例に係るデジタルカメラの構成は、実施例1に係るデジタルカメラ100の構成と同様である。また、本実施例に係るデジタルカメラで実行される処理は、図4に例示される表示制御処理の代わりに、図12に例示される表示制御処理が行われる点が、実施例1に係るデジタルカメラ100で実行される処理と異なっている。その他の処理は、実施例1に係るデジタルカメラ100で実行される処理と同様であるので、以降では、表示制御処理についてのみ説明する。
本実施例に係るデジタルカメラでは、表示制御処理が開始されると、図12に示されるように、第2の検出部104が図3のステップS3で生成した撮像画像データからその撮像画像の被写体の外観的特徴とその撮像画像の撮影シーンとを第2の特徴として検出し(ステップS81、ステップS83)、表示制御部105へ出力する。なお、撮影シーンは、被写体の外観的特徴と同様に、例えば、撮像画像データを解析して撮影シーンを特定するための特徴量を算出することにより検出してもよい。また、第2の検出部104は特徴量を算出後、記憶部101に記憶されているデータベースを参照して特徴量から特定される撮影シーンの識別情報を検索することにより検出してもよい。
第2の検出部104が第2の特徴を検出すると、第1の検出部103は、記憶部101に記憶画像データが記憶されているか否かを判断する(ステップS85)。記憶画像データがある場合には、第1の検出部103は、記憶画像データを1つ取得し(ステップS87)、取得した記憶画像データからその記憶画像の被写体の外観的特徴とその記憶画像の撮影シーンとを第1の特徴として検出し(ステップS89、ステップS91)、表示制御部105へ出力する。なお、外観的特徴及び撮影シーンの検出方法は、ステップS81及びステップS83で行われる方法と同様である。
第1の特徴と第2の特徴を受信した表示制御部105は、第1の特徴と第2の特徴を比較して、比較した結果に基づいて、比較に用いられた第1の特徴を含む記憶画像を表示するか否かを判断する(ステップS93、ステップS95)。
記憶画像の被写体と撮像画像の被写体は同一人物であり、且つ、撮影シーンが同一であると判断できる場合、つまり、第1の特徴と第2の特徴が一致している場合(特徴量または識別情報が一致している場合)には、表示制御部105は記憶部101から取得された第1の特徴を含む記憶画像を表示部107に表示させる(ステップS97)。記憶画像の被写体と撮像画像の被写体は同一人物ではないか撮影シーンが同一でないと判断できる場合、つまり、第1の特徴と第2の特徴が一致していない場合(特徴量または識別情報が一致していない場合)には、表示制御部105は記憶部101から取得された第1の特徴を含む記憶画像を表示部107に表示させることなく、記憶部101に記憶されている他の記憶画像データに対して同様の処理を繰り返すためにステップS85に戻る。
表示制御部105は、記憶画像を表示部107に表示させた後、ユーザからの画像切替指示を監視し(ステップS99)。画像切替指示が検出されない場合には、処理を終了する。画像切替指示が検出されると、記憶部101に記憶されている他の記憶画像データに対して同様の処理を繰り返すためにステップS85に戻る。
そして、ステップS85で記憶部101に記憶されている他の記憶画像データがないと判断されると、処理が終了する。
以上のように、本実施例に係るデジタルカメラでは、表示制御部105は、撮像画像と記憶画像の被写体の外観的特徴に加えて撮影シーンについても比較して、それらの特徴が一致した記憶画像のみを表示部107に表示させる。このため、海で画像を閲覧する場合であれば、海で閲覧者を撮影した画像のみが表示され、運動会で画像を閲覧する場合であれば、運動会で閲覧者を撮影した画像のみが表示される。
従って、本実施例に係るデジタルカメラによっても、実施例1に係るデジタルカメラ100と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施例に係るデジタルカメラによれば、撮影シーンが同じ画像のみが表示されるため、旅行先やイベント会場で画像を閲覧する際に、過去の旅行やイベントの画像を容易に検索することができる。また、この場合、同じ撮影シーンで閲覧しない限りその撮影シーンの画像が表示されないことになるため、画像を閲覧する行為自体の価値の向上を図ることができる。これは、デジタルカメラのユーザはアナログカメラとは異なり撮影した画像をいつでもどこでも見ることが出来るといったメリットを享受している一方で、簡単に画像を閲覧することができるために撮影した画像を閲覧すること自体に喜びや感動を覚えなくなってしまっていることに関連している。本実施例に係るデジタルカメラによれば、敢えて画像を閲覧できる状況を制限することで、閲覧することにメモリアル的な要素を付加して閲覧行為自体の価値を向上させるといった、写真閲覧の新しい楽しみ方が提案することができる。
なお、本実施例では、被写体の外観的特徴に加えて撮影シーンを検出するデジタルカメラの処理を例示したが、外観的特徴を検出することなく、撮影シーンのみ検出して比較するように本実施例に係るデジタルカメラを変形してもよい。または、外観的特徴と撮影シーンの両方を検出して、いずれか一方が一致している場合にのみ記憶画像を表示するように本実施例に係るデジタルカメラを変形してもよい。また、実施例2や実施例3に係るデジタルカメラと同様に、ライブ撮影した撮像画像の特徴を記憶画像の特徴と繰り返し比較して表示制御を行うように本実施例に係るデジタルカメラを変形してもよい。
図13は、本実施例に係るデジタルカメラの表示制御処理部分のフローチャートである。図14は、表情情報と表情分類の関係を示した図であり、図15は、脈拍数と脈拍分類の関係を示した図である。図16は、本実施例に係るデジタルカメラに記憶された記憶画像データに付与された感性タグを例示した図である。図17は、表情分類と感性タグの関係を示した図であり、図18は、脈拍分類と感性タグの関係を示した図であり、図19は、表情分類と脈拍分類と感性タグの関係を示した図である。図20は、本実施例に係るデジタルカメラの感性タグ付与処理のフローチャートである。以下、図13から図20を参照しながら、本実施例に係るデジタルカメラの動作について説明する。
なお、本実施例に係るデジタルカメラの構成は、実施例1に係るデジタルカメラ100の構成と同様である。また、本実施例に係るデジタルカメラで実行される処理は、図4に例示される表示制御処理の代わりに、図13に例示される表示制御処理が行われる点が、実施例1に係るデジタルカメラ100で実行される処理と異なっている。その他の処理は、実施例1に係るデジタルカメラ100で実行される処理と同様であるので、以降では、表示制御処理についてのみ説明する。
本実施例に係るデジタルカメラでは、表示制御処理が開始されると、図13に示されるように、第2の検出部104が図3のステップS3で生成した撮像画像データからその撮像画像の被写体の外観的特徴とその撮像画像の被写体の精神状態とを第2の特徴として検出し(ステップS101、ステップS103)、表示制御部105へ出力する。
被写体の精神状態の検出処理についてより詳細に説明すると、第2の検出部104は、まず、撮像画像データから撮像画像に含まれる被写体の生体情報を検出する。ここで、被写体の生体情報とは、例えば、被写体の脈拍数、呼吸数、または、表情情報であり、第2の検出部104は、被写体の脈拍数、呼吸数、または、表情情報のうちの少なくとも一つを被写体の生体情報として検出する。撮像画像データから脈拍数または呼吸数を検出する場合には、例えば、肉眼では認識できない顔の皮膚の微妙な色の変化から脈拍数をキャッチし判定する技術や胸が上下する動きから呼吸数を判定する技術などの既知の技術が用いられる。また、撮像画像データから表情情報を検出する場合には、例えば、眉、目、口などの表情の特徴を現す顔器官を自動抽出し、そこから算出された特徴量から表情情報を検出する既知の技術が用いられる。生体情報が検出されると、第2の検出部104は、さらに、検出された生体情報に基づいて撮像画像に含まれる被写体の精神状態を示す第2の特徴を検出する。例えば、検出された生体情報が表情情報である場合には、図14に示されるような、表情情報と被写体の精神状態を示す表情分類(例えば、喜、怒、悲、笑など)との関係を規定した記憶部101に記憶されているデータベースを参照することで、被写体の精神状態を検出する。また、検出された生体情報が脈拍数である場合には、図15に示されるような、脈拍数と被写体の精神状態を示すである脈拍分類との関係を規定した記憶部101に記憶されているデータベースを参照することで、被写体の精神状態を検出する。なお、図14及び図15に示す関係は例示であり、分類のパターンの数は任意に変更し得る。
第2の検出部104が第2の特徴を検出すると、第1の検出部103は、記憶部101に記憶画像データが記憶されているか否かを判断する(ステップS105)。記憶画像データがある場合には、第1の検出部103は、記憶画像データを1つ取得し(ステップS107)、取得した記憶画像データからその記憶画像の被写体の外観的特徴とその記憶画像が視覚的に周囲に与える印象とを第1の特徴として検出し(ステップS108、ステップS109)、表示制御部105へ出力する。
なお、周囲に与える印象は、図16に示されるように、予め記憶画像データに付与された感性タグ(例えば、柔らかい、明るい、爽やかなど)を参照することで検出することができる。なお、感性タグは、画像の閲覧を開始する前に、予め図20に示される感性タグの付与処理を実行し、記憶部101に記憶された記憶画像データが順次取得され(ステップS121、ステップS123)、周囲に与える印象に関する特徴量が算出され(ステップS125)、算出した特徴量に対応する感性タグを記憶画像データの付随データとしてファイルのヘッダに記録することで、付与される(ステップS127)。
第1の特徴と第2の特徴を受信した表示制御部105は、第1の特徴と第2の特徴を比較して、比較した結果に基づいて、比較に用いられた第1の特徴を含む記憶画像を表示するか否かを判断する(ステップS111、ステップS113)。なお、第1の特徴と第2の特徴の比較のうちの撮像画像の被写体の精神状態と記憶画像が視覚的に周囲に与える印象との比較は、まず、撮像画像の被写体の精神状態と感性タグとの関係が規定されたデータベースを参照して精神状態に適した感性タグを取得し、その後、取得した感性タグと記憶画像に付与された感性タグとを比較することにより行われる。例えば、撮像画像の被写体の精神状態として表情分類が検出される場合には、図17に示されるような、表情分類と感性タグとの関係を規定した記憶部101に記憶されているデータベースが参照される。撮像画像の被写体の精神状態として脈拍分類が検出される場合には、図18に示されるような、脈拍分類と感性タグとの関係を規定した記憶部101に記憶されているデータベースが参照される。また、撮像画像の被写体の精神状態として表情分類と脈拍分類の両方が検出される場合には、図19に示されるような、表情分類と脈拍分類と感性タグとの関係を規定した記憶部101に記憶されているデータベースが参照されてもよい。
記憶画像の被写体と撮像画像の被写体が同一人物であり、且つ、記憶画像が視覚的に周囲に与える印象が撮像画像の被写体の精神状態に適していると判断できる場合、つまり、第1の特徴と第2の特徴が一致している場合には、表示制御部105は記憶部101から取得された第1の特徴を含む記憶画像を表示部107に表示させる(ステップS115)。記憶画像の被写体と撮像画像の被写体が同一人物ではないか記憶画像が視覚的に周囲に与える印象が撮像画像の被写体の精神状態に適していないと判断できる場合、つまり、第1の特徴と第2の特徴が一致していない場合には、表示制御部105は記憶部101から取得された第1の特徴を含む記憶画像を表示部107に表示させることなく、記憶部101に記憶されている他の記憶画像データに対して同様の処理を繰り返すためにステップS105に戻る。
表示制御部105は、記憶画像を表示部107に表示させた後、ユーザからの画像切替指示を監視し(ステップS117)。画像切替指示が検出されない場合には、処理を終了する。画像切替指示が検出されると、記憶部101に記憶されている他の記憶画像データに対して同様の処理を繰り返すためにステップS105に戻る。
そして、ステップS105で記憶部101に記憶されている他の記憶画像データがないと判断されると、処理が終了する。
以上のように、本実施例に係るデジタルカメラでは、表示制御部105は、撮像画像と記憶画像の被写体の外観的特徴の比較に加えて、撮像画像の被写体の精神状態と記憶画像が周囲に与える印象とを比較して、それらの特徴が一致した記憶画像のみを表示部107に表示させる。
従って、本実施例に係るデジタルカメラによっても、実施例1に係るデジタルカメラ100と同様の効果を得ることができる。さらに、例えば、被写体がイライラしていると判断される場合であれば、被写体がリラックスするような画像を表示するなど、閲覧者である被写体の精神状態に適した印象を与える画像のみを表示することができる。
なお、本実施例では、被写体の外観的特徴に加えて精神状態と与える印象を検出するデジタルカメラの処理を例示したが、外観的特徴を検出することなく、精神状態と与える印象のみ検出して比較するように本実施例に係るデジタルカメラを変形してもよい。または、外観的特徴に加えて精神状態と与える印象を検出して、外観的特徴が一致している場合か、または、与える印象が精神状態に適している場合にのみ記憶画像を表示するように本実施例に係るデジタルカメラを変形してもよい。また、実施例2や実施例3に係るデジタルカメラと同様に、ライブ撮影した撮像画像の特徴を記憶画像の特徴と繰り返し比較して表示制御を行うように本実施例に係るデジタルカメラを変形してもよい。
また、本実施例では、被写体の精神状態を検出するために、第2の検出部104が撮像画像データから被写体の生体情報を算出し、被写体の精神状態を第2の特徴として表示制御部105に出力する例を示したが、算出した被写体の生体報自体を第2の特徴として出力してもよい。この場合、記憶画像データには、図16に例示されるような感性タグの代わりに、生体情報により規定されるその記憶画像の表示条件(例えば、数値範囲など)が付随データとして含まれていることが望ましい。本実施例に係るデジタルカメラをこのように変形しても、同様の効果を得ることができる。
図21は、本実施例に係るデジタルカメラの構成を示す図である。図21を参照しながら、本実施例に係るデジタルカメラ200の構成について説明する。
図21に例示されるデジタルカメラ200は、第2の検出部104で検出された第2の特徴に応じて記憶画像データを加工する画像処理部201を備えている点が、実施例1に係るデジタルカメラ100と異なっている。その他の構成は、実施例1に係るデジタルカメラ100と同様である。
本実施例に係るデジタルカメラ200では、表示制御部105は、予め第2の特徴(被写体の外観的特徴、撮影シーン、生体情報、精神状態など)に応じて決定されている処理パラメータを用いて画像処理部201で記憶画像データを加工してから、その加工された記憶画像データに基づいて記憶画像を表示部107に表示させる。
従って、本実施例に係るデジタルカメラによれば、閲覧時の状況に応じて適切に選別された記憶画像を撮影時の状況に応じて適切に加工して表示することができる。例えば、第2の検出部で検出される第2の特徴が撮像画像に含まれる被写体の精神状態や生体情報である場合であれば、画像処理部201で被写体の精神状態や生体情報に応じて記憶画像の彩度を調整することで、被写体の精神状態により適した記憶画像を表示することができる。また、第2の検出部で検出される第2の特徴が撮影シーンである場合であれば、画像処理部201で撮影画像の写っている天気に応じて記憶画像のトーンを調整することで、表示部107に表示された記憶画像を見やすくすることができる。
なお、実施例2や実施例3に係るデジタルカメラと同様に、ライブ撮影した撮像画像の特徴を記憶画像の特徴と繰り返し比較して表示制御を行うように本実施例に係るデジタルカメラを変形してもよい。
図22は、本実施例に係るデジタルカメラの構成を示す図である。図23は、本実施例に係るデジタルカメラの処理全体のフローチャートである。図24は、本実施例に係るデジタルカメラの表示制御処理部分のフローチャートである。まず、図22を参照しながら、本実施例に係るデジタルカメラ300の構成について説明し、その後、図23及び図24を参照しながら、デジタルカメラ300の動作について説明する。
図22に例示されるデジタルカメラ300は、撮像部102が被写体を撮像して撮像画像データを生成するときの環境(以降、撮像環境と記す)に関するデータを取得する撮像環境取得部として機能するデータ取得部301と、記憶画像データから付随データとして記憶部101に記憶されている撮像環境に関するデータを検出する第3の検出部302を含む点が、実施例1に係るデジタルカメラ100と異なっている。その他の構成は、実施例1に係るデジタルカメラ100と同様である。
デジタルカメラ300の電源がONになると、表示制御部105が記憶部101に記憶されているプログラムをメモリにロードしてプログラムを実行することにより、図23の処理が開始される。そして、表示指示受付部106がユーザからの表示指示を検出すると(ステップS131)、撮像部102がユーザからの撮像指示を監視し(ステップS132)、ユーザからの撮影指示を検出すると、撮像部102が被写体を撮影し撮像画像データを生成する(ステップS133)。
その後、データ取得部301は、ステップS133で撮像部102が撮像画像データを生成するときの撮像環境に関するデータを取得し(ステップS135)、表示制御部105に出力する。取得されるデータは、撮像画像データを生成するときの撮像日時、撮像位置、音声、または、気象のうちの少なくとも1つに関するデータを含んでいる。撮像処理(ステップS133)とデータ取得処理(ステップS135)が終了すると、表示制御部105が図24に示す表示制御処理を開始する(ステップS137)。
表示制御処理では、第2の検出部104がステップS133で生成した撮像画像データから、その撮像画像の被写体の外観的特徴を第2の特徴として検出し(ステップS141)、表示制御部105へ出力する。
第2の検出部104が第2の特徴を検出すると、第1の検出部103は、記憶部101に記憶画像データが記憶されているか否かを判断する(ステップS143)。記憶画像データがある場合には、第1の検出部103は、記憶画像データを1つ取得し(ステップS145)、取得した記憶画像データからその記憶画像の被写体の外観的特徴を第1の特徴として検出し(ステップS147)、表示制御部105へ出力する。第3の検出部302は、記憶画像データから付随データとして記憶部101に記憶されている撮像環境に関するデータを検出し(ステップS149)、表示制御部105へ出力する。
なお、第3の検出部302で記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータは、例えば、従来からカメラに内蔵されている機能で取得されるカメラ環境情報(記憶画像データを生成するときの日時情報、位置情報、音声など)や、外部環境情報(記憶画像データを生成するときの気温、気圧、日照、湿度など)であり、記憶画像データを生成するときの撮像日時、撮像位置、音声、または、気象のうちの少なくとも1つに関するデータであることが望ましい。または、撮像環境により規定される記憶画像の表示条件であってもよい。
第1の特徴、第2の特徴、データ取得部301で取得された撮像環境に関するデータ、及び、第3の検出部302で記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータ(記憶画像の表示条件)を受信した表示制御部105は、記憶画像を表示部107に表示させるか否かを判断する(ステップS151、ステップS153)。より具体的には、まず、第1の特徴と第2の特徴を比較して、第1の特徴と第2の特徴が一致しているか否かを判断する。第1の特徴と第2の特徴が一致している場合には、さらに、データ取得部301で取得された撮像環境に関するデータと第3の検出部302で記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータに基づいて、記憶画像を前記表示部に表示させるか否かを制御する。
例えば、データ取得部301で取得された撮像環境に関するデータが撮像画像データを生成した日時(第1の撮像日時)に関するデータであり、第3の検出部302で記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータが記憶画像データに含まれる被写体を撮像した日時(第2の撮像日時)に関するデータであれば、表示制御部105は、第1の撮像日時と第2の撮像日時を比較して、第1の撮像日時と第2の撮像日時との差分が所定範囲内にある場合に、記憶画像データに基づく記憶画像を表示部107に表示させる(ステップS155)。または、第1の撮像日時と第2の撮像日時とのの月日部分の差分が所定範囲内にある場合に、記憶画像データに基づく記憶画像を表示部107に表示させてもよい。
また、データ取得部301で取得された撮像環境に関するデータが撮像部102が撮像画像データを生成するために被写体を撮像した位置(第1の撮像位置)に関するデータであり、第3の検出部302で記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータが記憶画像データに含まれる被写体を撮像した位置(第2の撮像位置)に関するデータであれば、表示制御部105は、第1の撮像位置と第2の撮像位置を比較して、第1の撮像位置と第2の撮像位置との差分が所定範囲内にある場合には、記憶画像データに基づく記憶画像を表示部107に表示させてもよい(ステップS155)。
さらに、第3の検出部302で記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータが撮像環境により規定される記憶画像の表示条件であれば、表示制御部105は、データ取得部301で取得された撮像環境に関するデータがその表示条件を満たしている場合に、記憶画像データに基づく記憶画像を表示部107に表示させてもよい(ステップS155)。
表示制御部105は、記憶画像を表示部107に表示させた後、ユーザからの画像切替指示を監視し(ステップS157)。画像切替指示が検出されない場合には、処理を終了する。画像切替指示が検出されると、記憶部101に記憶されている他の記憶画像データに対して同様の処理を繰り返すためにステップS143に戻る。なお、表示制御部105がステップS153で表示不可と判断した場合も、記憶部101に記憶されている他の記憶画像データに対して同様の処理を繰り返すためにステップS143に戻る。
そして、ステップS143で記憶部101に記憶されている他の記憶画像データがないと判断されると、処理が終了する。
以上のように、本実施例に係るデジタルカメラ300は、撮像画像データから閲覧時の状況(第2の特徴)を取得することに加えて、データ取得部301から画像データを用いることなく閲覧時の状況(例えば、撮像環境に関するデータ)を取得する。
従って、本実施例に係るデジタルカメラ300によれば、表示制御部105がこれらの情報を表示制御に用いることで、閲覧時の状況に応じてより適切に記憶画像を選別して表示することができる。
なお、本実施例では、データ取得部301が撮像環境に関するデータを取得する撮像環境取得部として機能する例を示したが、データ取得部301は、撮像画像に含まれる被写体の生体情報を取得する生体情報取得部として機能しても良い。生体情報としては、例えば、脈拍数、体温、血圧、発汗等がある。データ取得部301としては、すでに実用化されている輪型やベンダント型などの小型生体センシング装置を採用することが可能であり、例えば、デジタルカメラ300の持ち手部分に埋め込んでもよい。この場合、第3の検出部302は、付随データとして記憶部101に記憶されている、記憶画像に含まれる被写体の生体情報、または、生体情報により規定される記憶画像の表示条件、を検出するように構成され、表示制御部105が実施例5で上述したような判定を行うことで記憶画像の表示を制御してもよい。また、実施例2や実施例3に係るデジタルカメラと同様に、ライブ撮影した撮像画像の特徴を記憶画像の特徴と繰り返し比較して表示制御を行うように本実施例に係るデジタルカメラ300を変形してもよい。
図25は、本実施例に係るデジタルカメラの構成を示す図である。図25を参照しながら、本実施例に係るデジタルカメラ400の構成について説明する。
図25に例示されるデジタルカメラ400は、データ取得部301で取得されたデータ(例えば、撮像環境に関するデータ)に応じて、記憶画像データを加工する画像処理部401を備えている点が、実施例7に係るデジタルカメラ300と異なっている。その他の構成は、実施例7に係るデジタルカメラ300と同様である。
本実施例に係るデジタルカメラ400では、表示制御部105は、画像処理部401で予め撮像環境に関するデータに応じて決定されている処理パラメータを用いて記憶画像データを加工してから、その加工された記憶画像データに基づいて記憶画像を表示部107に表示させる。
従って、本実施例に係るデジタルカメラ400によれば、閲覧時の状況に応じて適切に選別された記憶画像を撮影時の状況に応じて適切に加工して表示することができる。例えば、データ取得部301及び第3の検出部302で取得された撮像環境に関するデータが撮像日時である場合であれば、画像処理部401で古い記憶画像には古さを強調する加工を施すことで、記憶画像の古さを演出することができる。
なお、実施例2や実施例3に係るデジタルカメラと同様に、ライブ撮影した撮像画像の特徴を記憶画像の特徴と繰り返し比較して表示制御を行うように本実施例に係るデジタルカメラ400を変形してもよい。
図26は、本実施例に係るデジタルカメラの表示制御処理部分のフローチャートである。図27は、本実施例に係るデジタルカメラの閲覧制限フラグ付与処理のフローチャートである。図26及び図27を参照しながら、本実施例に係るデジタルカメラの動作について説明する。
なお、本実施例に係るデジタルカメラの構成は、実施例1に係るデジタルカメラ100の構成と同様である。また、本実施例に係るデジタルカメラで実行される処理は、図4に例示される表示制御処理の代わりに、図26に例示される表示制御処理が行われる点が、実施例1に係るデジタルカメラ100で実行される処理と異なっている。その他の処理は、実施例1に係るデジタルカメラ100で実行される処理と同様であるので、以降では、表示制御処理についてのみ説明する。
本実施例に係るデジタルカメラでは、表示制御処理が開始されると、図26に示されるように、第2の検出部104が図3のステップS3で生成した撮像画像データからその撮像画像の被写体の外観的特徴を第2の特徴として検出し(ステップS161)、表示制御部105へ出力する。
第2の検出部104が第2の特徴を検出すると、第1の検出部103は、記憶部101に記憶画像データが記憶されているか否かを判断する(ステップS163)。記憶画像データがある場合には、第1の検出部103は、記憶画像データを1つ取得し(ステップS165)、さらに、取得した記憶画像データが表示制御の対象か否かを判断する(ステップS167)。より詳細には、記憶画像データに表示制御の対象であることを示す閲覧制限フラグが付与されているか否かにより判断する。
なお、記憶画像データは、表示制御部105による表示制御の対象か否かを示す制御情報である閲覧制限フラグを付随データとして含んでいる。閲覧制限フラグの付与は、例えば、図27に示すように、記憶画像を撮影するときに行われてもよい。デジタルカメラに閲覧制限フラグを付与する設定がされている状態で、撮影指示を受けて被写体を撮影した後(ステップS181、ステップS183)であって記憶画像データを記憶部101に記憶させる前に(ステップS187)、閲覧制限フラグを付随データとして付与する(ステップS185)。
閲覧制限フラグが付与されている場合には、表示制御部105は、表示制御の対象であると判断して、ステップS1665で取得した記憶画像データからその記憶画像の被写体の外観的特徴を第1の特徴として検出し(ステップS169)、表示制御部105へ出力する。その後、第1の特徴と第2の特徴を受信した表示制御部105が、第1の特徴と第2の特徴を比較して(ステップS171)、比較した結果に基づいて比較に用いられた第1の特徴を含む記憶画像を表示するか否かを判断し(ステップS173)、表示可能であると判断した場合には、記憶画像を表示部107に表示させる(ステップS175)。
一方、閲覧制限フラグが付与されていない場合には、表示制御の対象外であると判断し、無条件で記憶画像を表示する(S175)。
表示制御部105は、記憶画像を表示部107に表示させた後、ユーザからの画像切替指示を監視し(ステップS177)。画像切替指示が検出されない場合には、処理を終了する。画像切替指示が検出されると、記憶部101に記憶されている他の記憶画像データに対して同様の処理を繰り返すためにステップS163に戻る。なお、表示制御部105がステップS173で表示不可と判断した場合も、記憶部101に記憶されている他の記憶画像データに対して同様の処理を繰り返すためにステップS163に戻る。
そして、ステップS163で記憶部101に記憶されている他の記憶画像データがないと判断されると、処理が終了する。
以上のように、本実施例に係るデジタルカメラでは、予め記憶画像データに閲覧制限フラグを付与しておくことで、閲覧制限フラグが付与された記憶画像データを表示制御部105による表示制御の対象外になる。従って、本実施例に係るデジタルカメラによれば、閲覧制限フラグを用いることで、表示制御対象の記憶画像データを、ユーザが任意に設定することができる。
なお、本実施例では、記憶画像データに付与された制御情報に基づいて表示制御部105による表示制御の対象でないと判断した場合には、無条件でその記憶画像を表示する例を示したが、無条件で非表示にしてもよい。また、図27では、本実施例に係るデジタルカメラでの画像生成直後に閲覧制限フラグを付与する例を示したが、閲覧制限フラグは必ずしも画像生成時に行われる必要はなく、また、本実施例に係るデジタルカメラ以外の装置(例えば、パーソナルコンピュータ)で閲覧制限フラグを付与する処理が行われてもよい。また、実施例2や実施例3に係るデジタルカメラと同様に、ライブ撮影した撮像画像の特徴を記憶画像の特徴と繰り返し比較して表示制御を行うように本実施例に係るデジタルカメラ300を変形してもよい。
図28は、本実施例に係るデジタルカメラの構成を示す図である。図28を参照しながら、本実施例に係るデジタルカメラ500の構成について説明する。
図28に例示されるデジタルカメラ500は、記憶部101の代わりに画像データを取得する画像取得部501を備えている点が、実施例1に係るデジタルカメラ100と異なっている。その他の構成は、実施例1に係るデジタルカメラ100と同様である。
画像取得部501は、例えば、ネットワークを介して外部の機器から画像データを受信する通信インターフェースであってもよく、または、実施例1に係る記憶部101と同様の画像データを記憶する記憶部であってもよい。
本実施例に係るデジタルカメラ500によっても、実施例1に係るデジタルカメラ100と同様の効果を得ることができる。なお、本実施例に係るデジタルカメラ500は、上述した任意の実施例に係るデジタルカメラの記憶部101を画像取得部501に置き換えて構成してもよい。
上述した実施例では、画像表示装置の一例としてデジタルカメラを例示したが、本発明に係る画像表示装置は、デジタルカメラに限られない。撮像部を備えた画像表示装置であればよいため、カメラ機能付きの携帯電話、ノートパソコン、タブレット端末などであってもよい。また、上述した実施例は、発明の理解を容易にするために示したものであり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。本発明に係る画像表示装置は、特許請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
1、4・・・ファイル
2、5・・・ヘッダ
3、6・・・ボディ
100、100a、100b、200、300、400、500・・・デジタルカメラ
101・・・記憶部
102・・・撮像部
103・・・第1の検出部
104・・・第2の検出部
105・・・表示制御部
106・・・表示指示受付部
107・・・表示部
201、401・・・画像処理部
301・・・データ取得部
302・・・第3の検出部
501・・・画像取得部

Claims (34)

  1. 画像データを記憶する記憶部と、
    画像を表示する表示部と、
    前記表示部へ画像を表示させるための表示指示を受け付ける表示指示受付部と、
    被写体を撮像し、画像データを生成する撮像部と、
    前記記憶部に記憶されている画像データである記憶画像データから、前記記憶画像データに基づく画像である記憶画像に含まれる第1の特徴を検出する第1の検出部と、
    前記撮像部で生成された画像データである撮像画像データから、前記撮像画像データに基づく画像である撮像画像に含まれる第2の特徴を検出する第2の検出部と、
    前記表示指示受付部で前記表示指示が受け付けられると、前記表示指示後に生成された前記撮像画像データから前記第2の検出部により検出された前記第2の特徴と前記記憶画像データから前記第1の検出部により検出された前記第1の特徴とを比較し、比較した結果に基づいて、前記記憶画像を前記表示部に表示させるか否かを制御する表示制御部と、
    前記撮像部が被写体を撮像して前記撮像画像データを生成するときの環境である撮像環境に関するデータであって、前記撮像部が前記撮像画像データを生成するために被写体を撮像した位置である第1の撮像位置に関するデータを取得する撮像環境取得部と、
    画像を表示するための表示用データと前記表示用データに付随する付随データとからなる前記記憶画像データから、前記付随データとして前記記憶部に記憶されている撮像環境に関するデータであって、前記記憶画像データに含まれる被写体を撮像した位置である第2の撮像位置に関するデータを検出する第3の検出部と、を含み、
    前記表示制御部は、前記表示指示受付部で前記表示指示が受け付けられると、前記撮像環境取得部で取得された撮像環境に関するデータである前記第1の撮像位置に関するデータと前記第3の検出部で前記記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータである前記第2の撮像位置に関するデータに基づいて、前記記憶画像を前記表示部に表示させるか否かを制御し、
    前記表示制御部は、前記撮像環境取得部で取得された撮像環境に関するデータである前記第1の撮像位置に関するデータに含まれる第1の数値に関するデータと前記第3の検出部で前記記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータである前記第2の撮像位置に関するデータに含まれる第2の数値に関するデータとを比較し、前記第1の数値と前記第2の数値の差分が所定範囲内にある、前記記憶画像データに基づく前記記憶画像を前記表示部に表示し、前記第1の数値と前記第2の数値の差分が所定範囲内にない前記記憶画像データに基づく前記記憶画像を前記表示部に表示しない
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置において、
    前記表示制御部は、前記第2の特徴と一致する前記第1の特徴を含む前記記憶画像データに基づく前記記憶画像のみを前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項2に記載の画像表示装置において、
    前記第2の検出部は、前記撮像部が繰り返し被写体を撮像している期間、前記撮像部で前記撮像画像データが生成される毎に、前記第2の特徴を検出し、
    前記表示制御部は、前記撮像部が繰り返し被写体を撮像している期間、前記第2の検出部で検出された前記第2の特徴と前記第1の検出部で検出された前記第1の特徴とを比較し、比較した結果に基づいて、前記記憶画像を前記表示部に表示させるか否かを制御する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    前記記憶画像データは、画像を表示するための表示用データと、前記表示用データに付随する付随データとからなり、
    前記第1の検出部は、前記記憶画像データの前記表示用データから、前記第1の特徴を検出する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    前記記憶画像データは、画像を表示するための表示用データと、前記表示用データに付随する付随データとからなり、
    前記第1の検出部は、前記記憶画像データの前記付随データから、前記第1の特徴を検
    出する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    前記第2の検出部は、前記撮像画像データから、前記撮像画像に含まれる被写体の外観的な特徴である前記第2の特徴を検出する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  7. 請求項6に記載の画像表示装置において、
    前記第1の検出部は、前記記憶画像データから、前記記憶画像に含まれる被写体の外観的な特徴である前記第1の特徴を検出する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  8. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    前記第2の検出部は、前記撮像画像データから、前記撮像画像の撮影シーンの特徴である前記第2の特徴を検出する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  9. 請求項8に記載の画像表示装置において、
    前記第1の検出部は、前記記憶画像データから、前記記憶画像の撮影シーンの特徴である前記第1の特徴を検出する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  10. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    前記第2の検出部は、前記撮像画像データから、前記撮像画像に含まれる被写体の生体情報と関連付けられた前記第2の特徴を検出する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  11. 請求項10に記載の画像表示装置において、
    前記第2の検出部は、前記撮像画像データから、前記撮像画像に含まれる被写体の生体情報を検出し、検出された前記生体情報に基づいて前記撮像画像に含まれる前記被写体の精神状態を示す前記第2の特徴を検出する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  12. 請求項11に記載の画像表示装置において、さらに、
    前記第2の検出部で検出された前記撮像画像に含まれる被写体の精神状態を示す前記第2の特徴に応じて、前記記憶画像データを加工する画像処理部を備え、
    前記表示部は、前記画像処理部で加工された前記記憶画像データに基づく前記記憶画像を表示する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  13. 請求項10乃至請求項12のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    前記第1の検出部は、前記記憶画像データから、前記記憶画像が周囲に与える印象を示す前記第1の特徴を検出する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  14. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    前記第2の検出部は、前記撮像画像データから、前記撮像画像に含まれる被写体の生体情報である前記第2の特徴を検出する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  15. 請求項14に記載の画像表示装置において、
    前記第1の検出部は、画像を表示するための表示用データと前記表示用データに付随する付随データとからなる前記記憶画像データから、前記付随データとして記憶されている、生体情報により規定される前記記憶画像の表示条件である前記第1の特徴を検出する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  16. 請求項14または請求項15に記載の画像表示装置において、さらに、
    前記第2の検出部で検出された前記撮像画像に含まれる被写体の生体情報に応じて、前記記憶画像データを加工する画像処理部を備え、
    前記表示部は、前記画像処理部で加工された前記記憶画像データに基づく前記記憶画像を表示する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  17. 請求項10乃至請求項16のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    前記第2の検出部で検出された前記被写体の生体情報は、被写体の脈拍数、呼吸数、または、表情情報のうちの少なくとも一つを含む
    ことを特徴とする画像表示装置。
  18. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像表示装置において、さらに、
    前記撮像画像に含まれる被写体の生体情報を取得する生体情報取得部を含み、
    前記第3の検出部は、画像を表示するための表示用データと前記表示用データに付随する付随データとからなる前記記憶画像データから、前記付随データとして前記記憶部に記憶されている前記記憶画像に含まれる被写体の生体情報を検出し、
    前記表示制御部は、前記表示指示受付部で前記表示指示が受け付けられると、前記生体情報取得部で取得された被写体の生体情報と前記第3の検出部で前記記憶画像データから検出された被写体の生体情報に基づいて、前記記憶画像を前記表示部に表示させるか否か
    を制御する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  19. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像表示装置において、さらに、
    前記撮像画像に含まれる被写体の生体情報を取得する生体情報取得部を含み、
    前記第3の検出部は、画像を表示するための表示用データと前記表示用データに付随する付随データとからなる前記記憶画像データから、前記付随データとして記憶されている生体情報により規定される前記記憶画像の表示条件を検出し、
    前記表示制御部は、前記表示指示受付部で前記表示指示が受け付けられると、前記生体情報取得部で取得された被写体の生体情報が満たす前記表示条件が検出された前記記憶画像データに基づく前記記憶画像のみを前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする画像表示装置。
  20. 請求項1に記載の画像表示装置において、
    前記第3の検出部で前記記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータは、撮像環境により規定される前記記憶画像の表示条件であり、
    前記表示制御部は、前記表示指示受付部で前記表示指示が受け付けられると、前記撮像環境取得部で取得された撮像環境に関するデータが満たす前記表示条件が検出された前記記憶画像データに基づく前記記憶画像のみを前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする画像表示装置。
  21. 請求項20に記載の画像表示装置において、
    前記撮像環境取得部で取得された撮像環境に関するデータは、前記撮像部が被写体を撮像して前記撮像画像データを生成するときの撮像日時、撮像位置、音声、または、気象のうちの少なくとも1つに関するデータを含む
    ことを特徴とする画像表示装置。
  22. 請求項1に記載の画像表示装置において、
    前記表示制御部は、前記表示指示受付部で前記表示指示が受け付けられると、前記撮像環境取得部で取得された撮像環境に関するデータと前記第3の検出部で前記記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータを比較し、比較した結果に基づいて、前記記憶画像を前記表示部に表示させるか否かを制御する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  23. 請求項22に記載の画像表示装置において、
    前記撮像環境取得部で取得された撮像環境に関するデータは、前記撮像部が被写体を撮像して前記撮像画像データを生成した日時である第1の撮像日時に関するデータであり、
    前記第3の検出部で前記記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータは、前記記憶画像データに含まれる被写体を撮像した日時である第2の撮像日時に関するデータである
    ことを特徴とする画像表示装置。
  24. 請求項23に記載の画像表示装置において、
    前記表示制御部は、前記第1の撮像日時との差分が所定範囲内にある前記第2の撮像日時に関するデータが検出された前記記憶画像データに基づく前記記憶画像のみを前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする画像表示装置。
  25. 請求項23に記載の画像表示装置において、
    前記表示制御部は、前記第1の撮像日時との月日部分の差分が所定範囲内にある前記第2の撮像日時に関するデータが検出された前記記憶画像データに基づく前記記憶画像のみを前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする画像表示装置。
  26. 請求項22に記載の画像表示装置において、
    前記表示制御部は、前記第1の撮像位置との差分が所定範囲内にある前記第2の撮像位置に関するデータが検出された前記記憶画像データに基づく前記記憶画像のみを前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする画像表示装置。
  27. 請求項21乃至請求項26のいずれか1項に記載の画像表示装置において、さらに、
    前記撮像環境取得部で取得された撮像環境に関するデータに応じて、前記記憶画像データを加工する画像処理部を備え、
    前記表示部は、前記画像処理部で加工された前記記憶画像データに基づく前記記憶画像を表示する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  28. 請求項1乃至請求項27のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    前記記憶画像データは、前記表示制御部による制御対象か否かを示す制御情報を含み、
    前記表示制御部は、前記制御情報に基づいて、前記記憶画像を無条件で前記表示部に表示させる、または、非表示にする
    ことを特徴とする画像表示装置。
  29. 請求項1乃至請求項28のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    前記表示制御部は、前記撮像画像を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする画像表示装置。
  30. 画像データを取得する画像取得部と、
    画像を表示する表示部と、
    前記表示部へ画像を表示させるための表示指示を受け付ける表示指示受付部と、
    被写体を撮像し、画像データを生成する撮像部と、
    前記画像取得部により取得された画像データである取得画像データから、前記取得画像データに基づく画像である取得画像に含まれる第1の特徴を検出する第1の検出部と、
    前記撮像部で生成された画像データである撮像画像データから、前記撮像画像データに基づく画像である撮像画像に含まれる第2の特徴を検出する第2の検出部と、
    前記表示指示受付部で前記表示指示が受け付けられると、前記表示指示後に生成された前記撮像画像データから前記第2の検出部により検出された前記第2の特徴と前記取得画像データから前記第1の検出部により検出された前記第1の特徴とを比較し、比較した結果に基づいて、前記取得画像を前記表示部に表示させるか否かを制御する表示制御部と、
    前記撮像部が被写体を撮像して前記撮像画像データを生成するときの環境である撮像環境に関するデータであって、前記撮像部が前記撮像画像データを生成するために被写体を撮像した位置である第1の撮像位置に関するデータを取得する撮像環境取得部と、
    画像を表示するための表示用データと前記表示用データに付随する付随データとからなる前記取得画像データから、前記付随データとして撮像環境に関するデータであって、前記記憶画像データに含まれる被写体を撮像した位置である第2の撮像位置に関するデータを検出する第3の検出部と、を含み、
    前記表示制御部は、前記表示指示受付部で前記表示指示が受け付けられると、前記撮像環境取得部で取得された撮像環境に関するデータである前記第1の撮像位置に関するデータと前記第3の検出部で前記取得画像データから検出された撮像環境に関するデータである前記第2の撮像位置に関するデータに基づいて、前記取得画像を前記表示部に表示させるか否かを制御し、
    前記表示制御部は、前記撮像環境取得部で取得された撮像環境に関するデータである前記第1の撮像位置に関するデータに含まれる第1の数値に関するデータと前記第3の検出部で前記取得画像データから検出された撮像環境に関するデータである前記第2の撮像位置に関するデータに含まれる第2の数値に関するデータとを比較し、前記第1の数値と前記第2の数値の差分が所定範囲内にある、前記取得画像データに基づく前記取得画像を前記表示部に表示し、前記第1の数値と前記第2の数値の差分が所定範囲内にない前記取得画像データに基づく前記取得画像を前記表示部に表示しない
    ことを特徴とする画像表示装置。
  31. 請求項30に記載の画像表示装置において、
    前記画像取得部は、前記画像表示装置の外部から画像データを取得する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  32. 請求項30に記載の画像表示装置において、
    前記画像取得部は、画像データを記憶する記憶部である
    ことを特徴とする画像表示装置。
  33. 表示部と撮像部と記憶部と表示制御部とを備えた画像表示装置の画像表示方法であって、
    前記表示部に画像を表示させるための表示指示を受け付ける表示指示受付工程と、
    前記撮像部で被写体を撮像し、撮像画像データを生成する撮像工程と、
    前記撮像部が被写体を撮像して前記撮像画像データを生成するときの環境である撮像環境に関するデータであって、前記撮像部が前記撮像画像データを生成するために被写体を撮像した位置である第1の撮像位置に関するデータを取得する撮像環境取得工程と、
    画像を表示するための表示用データと前記表示用データに付随する付随データとからな記憶画像データから、前記付随データとして前記記憶部に記憶されている撮像環境に関するデータであって、前記記憶画像データに含まれる被写体を撮像した位置である第2の撮像位置に関するデータを検出する検出工程と、
    前記表示指示工程後の前記撮像工程で生成された前記撮像画像データに基づく撮像画像の特徴と前記記憶部に記憶されている前記記憶画像データに基づく記憶画像の特徴とを比較して、比較した結果に基づいて、前記記憶画像を前記表示部に表示させるか否かを制御する第1の表示制御工程と、
    前記表示指示工程後の前記撮像環境取得工程で取得された撮像環境に関するデータである前記第1の撮像位置に関するデータと前記検出工程で前記記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータである前記第2の撮像位置に関するデータに基づいて、前記記憶画像を前記表示部に表示させるか否かを制御する第2の表示制御工程と、を含み、
    前記第2の表示制御工程は、前記撮像環境取得工程で取得された撮像環境に関するデータである前記第1の撮像位置に関するデータに含まれる第1の数値に関するデータと前記検出工程で前記記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータである前記第2の撮像位置に関するデータに含まれる第2の数値に関するデータとを比較し、前記第1の数値と前記第2の数値の差分が所定範囲内にある、前記記憶画像データに基づく前記記憶画像を表示し、前記第1の数値と前記第2の数値の差分が所定範囲内にない前記記憶画像データに基づく前記記憶画像を表示しない
    ことを特徴とする画像表示方法。
  34. 表示部と撮像部と記憶部と表示制御部とを備えた画像表示装置に、
    前記表示部に画像を表示させるための表示指示を受け付ける表示指示受付工程と、
    前記撮像部で被写体を撮像し、撮像画像データを生成する撮像工程と、
    前記撮像部が被写体を撮像して前記撮像画像データを生成するときの環境である撮像環境に関するデータであって、前記撮像部が前記撮像画像データを生成するために被写体を撮像した位置である第1の撮像位置に関するデータを取得する撮像環境取得工程と、
    画像を表示するための表示用データと前記表示用データに付随する付随データとからな記憶画像データから、前記付随データとして前記記憶部に記憶されている撮像環境に関するデータであって、前記記憶画像データに含まれる被写体を撮像した位置である第2の撮像位置に関するデータを検出する検出工程と、
    前記表示指示工程後の前記撮像工程で生成された前記撮像画像データに基づく撮像画像の特徴と前記記憶部に記憶されている前記記憶画像データに基づく記憶画像の特徴とを比較して、比較した結果に基づいて、前記記憶画像を前記表示部に表示させるか否かを制御する第1の表示制御工程と、
    前記表示指示工程後の前記撮像環境取得工程で取得された撮像環境に関するデータである前記第1の撮像位置に関するデータと前記検出工程で前記記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータである前記第2の撮像位置に関するデータを比較し、比較した結果に基づいて、前記記憶画像を前記表示部に表示させるか否かを制御する第2の表示制御工程と、を実行させ、
    前記第2の表示制御工程は、前記撮像環境取得工程で取得された撮像環境に関するデータである前記第1の撮像位置に関するデータに含まれる第1の数値に関するデータと前記検出工程で前記記憶画像データから検出された撮像環境に関するデータである前記第2の撮像位置に関するデータに含まれる第2の数値に関するデータとを比較し、前記第1の数値と前記第2の数値の差分が所定範囲内にある、前記記憶画像データに基づく前記記憶画像を表示させ、前記第1の数値と前記第2の数値の差分が所定範囲内にない前記記憶画像データに基づく前記記憶画像を表示させない
    ことを特徴とするプログラム。
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