JP6032079B2 - 管理装置、及び、管理プログラム - Google Patents

管理装置、及び、管理プログラム Download PDF

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Description

画像処理装置をグループに分けて管理する技術に関する。
従来、各出力装置の節電モード移行時間情報をグループ別に管理するサーバから送信される各節電モード移行命令に基づき、それぞれの出力装置が送信される各節電モード命令に従い、節電モード処理の実行状態を制御する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
より具体的には、特許文献1では、節電モードに移行する時刻がグループ毎に記憶されており、各出力装置はその出力装置が属しているグループに設定されている時刻に達すると節電モード処理を実行する。
特開2003−78672号公報
ところで、節電モードに移行する動作などのなんらかの動作を画像処理装置に実行させる場合に、その動作を実行させる時刻ではなく、動作に応じて決まる計時開始時点から動作を実行させるまでの時間をグループ毎に設定し、計時開始時点からの経過時間が設定時間に達すると動作を実行させる場合もある。
そして、その場合に、経過時間の計時が開始された後に、出力装置の所属グループが変更される場合もある。従来は、このような経過時間の計時が開始された後に所属グループが変更された場合の課題について検討されていなかった。
本明細書では、画像処理装置の所定のカウント値が当該画像処理装置の所属グループに設定されている設定値に達すると画像処理装置に動作を実行させる場合に、カウントが開始された後に所属グループが変更された場合の課題を解決する技術を開示する。
本明細書によって開示される管理装置は、画像処理装置をグループに分けて管理する管理装置であって、前記画像処理装置と通信する通信部と、処理部と、を備え、前記処理部は、前記画像処理装置の所定のカウント値が当該画像処理装置の所属グループに設定されている設定値に達すると当該画像処理装置に予め決められた動作を実行させる場合の前記設定値を前記グループ毎に取得する設定値取得処理と、前記画像処理装置の所属グループを変更する変更指示を受け付ける指示受付処理と、前記指示受付処理によって前記変更指示が受け付けられると、前記変更指示によって所属グループの変更が指示された前記画像処理装置である変更対象装置の所属グループを変更する変更処理と、前記変更処理によって前記変更対象装置の所属グループが変更された時点をカウントの起点とした場合の前記カウント値が前記変更対象装置の変更後の所属グループに設定されている前記設定値に達する前に前記変更対象装置に前記動作を実行させる実行制御処理と、を実行する。
上記管理装置によると、画像処理装置の所定のカウント値が所属グループに設定されている設定値に達すると画像処理装置に動作を実行させる場合に、カウントが開始された後に所属グループが変更された場合の課題を解決することができる。
また、前記処理部は、前記実行制御処理において、前記変更された時点における前記変更対象装置の前記カウント値を変更時点カウント値T3、変更後の所属グループに設定されている前記設定値を変更後設定値T2というとき、式1が満たされているか否かを判断する第1の判断処理を実行し、変更時点カウント値T3≧変更後設定値T2 ・・・ 式1
前記第1の判断処理によって肯定判断された場合は、前記変更対象装置の所属グループが変更されたときに前記変更対象装置に前記動作を実行させ、前記第1の判断処理によって否定判断された場合は、前記変更された時点をカウントの起点とした場合の前記カウント値を変更後カウント値T5というとき、変更後カウント値T5が式2を満たしたときに前記変更対象装置に前記動作を実行させてもよい。
変更後カウント値T5≧変更後設定値T2−変更時点カウント値T3 ・・・ 式2
上記管理装置によると、所属グループが変更された時点でカウント値が変更後の所属グループの設定値に達している場合は所属グループが変更されたときに動作を実行させるので、より早い時点で動作を実行させることができる。また、カウント値が変更後の所属グループの設定値に達していない場合は式2を満たしたときに動作を実行させるので、より早い時点で動作を実行させることができる。
また、前記カウント値は前記動作に応じて決まる計時開始時点からの経過時間であり、前記設定値は前記計時開始時点から前記動作を実行するまでの時間を示す設定時間であってもよい。
上記管理装置によると、変更対象装置の所属グループが変更された時点を計時開始時点とする経過時間が変更対象装置の変更後の所属グループに設定されている設定時間に達する前に変更対象装置に動作を実行させることができる。
また、前記画像処理装置は通常状態と節電状態とに遷移可能であって、前記節電状態にあるときに所定の条件が成立すると前記通常状態に復帰するものであり、前記動作は前記画像処理装置を前記通常状態から前記節電状態に遷移させる動作であり、前記カウント値は、前記節電状態から前記通常状態に復帰したときからの経過時間、又は、前記画像処理装置が前記通常状態に復帰した後にカウントがリセットされた場合はそのリセットされたときからの経過時間であり、前記設定値は前記画像処理装置が最後に前記通常状態に遷移したときから前記画像処理装置を前記節電状態に遷移させるまでの時間を示す設定時間であり、前記処理部は、前記実行制御処理において、前記変更された時点における前記変更対象装置の状態が前記通常状態であるか否かを判断する第2の判断処理と、前記第2の判断処理によって前記変更対象装置の状態が前記通常状態であると判断された場合に、前記変更された時点における前記経過時間を変更時点経過時間T3、変更後の所属グループに設定されている前記設定時間を変更後設定時間T2というとき、式3が満たされているか否かを判断する第3の判断処理と、
変更時点経過時間T3≧変更後設定時間T2 ・・・ 式3
を実行し、前記第3の判断処理によって肯定判断された場合は、前記変更対象装置の所属グループが変更されたときに前記変更対象装置を前記節電状態に遷移させる一方、前記第3の判断処理によって否定判断された場合は、前記変更された時点を計時の起点とした場合の経過時間を変更後経過時間T5というとき、変更後経過時間T5が式4を満たしたときに前記変更対象装置を前記節電状態に遷移させてもよい。
変更後経過時間T5≧変更後設定時間T2−変更時点経過時間T3 ・・・ 式4
上記管理装置によると、画像処理装置を通常状態から節電状態に遷移させる場合に、より早い時点で節電状態に遷移させることができる。
また、前記処理部は、前記実行制御処理において、前記第2の判断処理によって前記変更対象装置の状態が前記節電状態であると判断された場合に、変更前の所属グループに設定されている前記設定時間を変更前設定時間T1というとき、式5が満たされているか否かを判断する第4の判断処理を実行し、
変更前設定時間T1≧変更後設定時間T2 ・・・ 式5
前記第4の判断処理によって肯定判断された場合は前記変更対象装置の状態を前記節電状態に維持する一方、前記第4の判断処理によって否定判断された場合は、前記変更対象装置を前記通常状態に復帰させ、変更後経過時間T5が式6を満たしたときに前記変更対象装置を前記節電状態に遷移させてもよい。
変更後経過時間T5≧変更後設定時間T2−変更前設定値T1 ・・・ 式6
上記管理装置によると、所属グループが変更された時点で節電状態であった場合に、前回の通常状態継続時間が変更後の所属グループに設定されている設定時間未満であった場合は、通常状態を変更後の所属グループに設定されている設定時間維持した後に節電状態に遷移させることができる。
また、前記画像処理装置は認証情報が設定されている印刷ジョブを受信すると当該印刷ジョブを記憶装置に記憶し、前記記憶装置に記憶されている印刷ジョブの印刷が指示されると当該印刷ジョブの印刷を実行するものであり、前記動作は、前記記憶装置に記憶されたときから予め決められた時間内に印刷が実行されなかった前記印刷ジョブを前記記憶装置から削除する動作であり、前記カウント値は前記記憶装置に印刷ジョブが記憶された時点を前記計時開始時点とした経過時間であり、前記設定値は前記記憶装置に印刷ジョブが記憶されたときから当該印刷ジョブを削除するまでの時間を示す設定時間であり、前記処理部は、前記実行制御処理において、前記変更対象装置に印刷ジョブが記憶されているか否かを判断する第5の判断処理と、前記第5の判断処理によって肯定判断された場合に、前記変更された時点における前記経過時間を変更時点経過時間T3、変更後の所属グループに設定されている前記設定時間を変更後設定時間T2というとき、式7が満たされているか否かを判断する第6の判断処理と、
変更時点経過時間T3≧変更後設定時間T2 ・・・ 式7
前記第6の判断処理によって肯定判断された場合に、前記変更対象装置を制御して、前記印刷ジョブを直ちに削除するか否かを前記変更対象装置のユーザに選択させる選択処理を実行させる選択処理実行制御処理と、を実行し、
前記選択処理によって直ちに削除する選択が受け付けられた場合は、直ちには削除しない選択が受け付けられた場合に比べて早い時点で前記変更対象装置に前記印刷ジョブを削除する動作を実行させてもよい。
一般にセキュア印刷ジョブは重要なジョブであり、画像処理装置の所属グループが変更されたときに変更時点経過時間T3が変更後設定時間T2に達していても直ちに削除することは好ましくない。
上記管理装置によると、変更時点経過時間T3が変更後設定時間T2に達している場合はセキュア印刷ジョブを削除するか否かをユーザに選択させるので、セキュア印刷ジョブを直ちに削除するか否かをユーザが選択することができる。
また、前記制御部は、前記第6の判断処理によって否定判断された場合に、変更前の所属グループに設定されている設定時間を変更前設定時間T1というとき、変更前設定時間T1と変更後設定時間T2とが式8を満たすか否かを判断する第7の判断処理を実行し、
変更前設定時間T1≧変更後設定時間T2 ・・・ 式8
前記第7の判断処理によって式8を満たすと判断された場合は、前記変更された時点を計時の起点とした場合の経過時間を変更後経過時間T5というとき、変更後経過時間T5が式9を満たしたときに前記変更対象装置に前記印刷ジョブを削除する動作を実行させる一方、
変更後経過時間T5≧変更後設定時間T2−変更時点経過時間T3 ・・・ 式9
前記第7の判断処理によって式8を満たさないと判断された場合は、変更後経過時間T5が式10を満たしたときに前記変更対象装置に前記印刷ジョブを削除する動作を実行させてもよい。
変更後経過時間T5≧変更前設定時間T1−変更時点経過時間T3 ・・・ 式10
セキュア印刷ジョブを記憶するとその分だけ記憶装置の空き容量が減ってしまう。そのため、セキュア印刷ジョブであっても長時間記憶することは望ましくない。
上記管理装置によると、変更時点経過時間T3が変更後設定時間T2に達していない場合は、変更後設定時間T2から変更時点経過時間T3を減じた時間、及び、変更前設定時間T1から変更時点経過時間T3を減じた時間のうちいずれか短い方の時間に達するとセキュア印刷ジョブを削除するので、セキュア印刷ジョブによって記憶装置の空き容量が減ってしまうことを抑制できる。
また、前記処理部は、前記第6の判断処理によって否定判断された場合に、前記第7の判断処理を実行する前に、前記記憶装置の空き容量が基準空き容量以上であるか否かを判断する第8の判断処理を実行し、前記第8の判断処理によって否定判断された場合は前記第7の判断処理を実行する一方、前記第8の判断処理によって肯定判断された場合は前記第7の判断処理を実行せず、変更後経過時間T5が式11を満たしたときに前記変更対象装置に前記印刷ジョブを削除する動作を実行させてもよい。
変更後経過時間T5≧変更後設定時間T2−変更時点経過時間T3 ・・・ 式11
上記管理装置によると、記憶装置の空き容量が基準空き容量以上である場合は、変更前設定時間T1と変更後設定時間T2との大小によらず、変更後経過時間T5が変更後設定時間T2から変更時点経過時間T3を減じた時間に達するまで画像処理装置にセキュア印刷ジョブを記憶させておくことができる。
また、前記画像処理装置は複数の前記動作を実行するものであり、各前記動作には実行の優先順位が設定されており、前記処理部は、前記取得処理において、各前記グループについて前記動作毎に前記設定値を取得し、前記実行制御処理において、前記第1の判断処理によって2以上の前記動作について肯定判断された場合は、それら2以上の前記動作のうち前記優先順位が高い前記動作から先に前記変更対象装置に実行させてもよい。
上記管理装置によると、所属グループが変更されたときに変更対象装置に複数の動作を実行させる場合に、優先順位の高い動作から先に実行させることができる。
なお、本明細書によって開示される技術は、印刷システム、管理方法、管理プログラム、管理プログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
上記の管理装置によると、画像処理装置の所定のカウント値が当該画像処理装置の所属グループに設定されている設定値に達すると画像処理装置に動作を実行させる場合に、カウントが開始された後に所属グループが変更された場合の課題を解決することができる。
実施形態1に係る印刷システムを示す模式図。 グループ情報テーブル、及び、設定時間テーブルを示す模式図。 動作1〜3を説明するための模式図。 動作4を説明するための模式図。 動作5を説明するための模式図(その1)。 動作5を説明するための模式図(その2)。 実行制御処理の流れを示すフローチャート。 動作1〜3、及び、動作4(通常状態)に応じた実行制御処理の流れを示すフローチャート。 動作4(節電状態)に応じた実行制御処理の流れを示すフローチャート。 動作5に応じた実行制御処理の流れを示すフローチャート。 T3<T2の場合の削除処理の流れを示すフローチャート。 実施形態2に係る動作4を説明するための模式図。 実施形態3に係る動作4を説明するための模式図。
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図11によって説明する。
(1)印刷システムの構成
先ず、図1を参照して、実施形態1に係る印刷システム1について説明する。印刷システム1は複数の画像処理装置3(3a〜3e)とそれらを管理する管理装置2とを備えて構成されている。各画像処理装置3と管理装置2とはLAN(Local Area Network)やインターネットなどの通信ネットワーク4によって通信可能に接続されている。管理装置2はコンピュータの一例である。
複数の画像処理装置3は、パーソナルコンピュータなどの端末装置から受信した印刷ジョブを印刷する印刷機能を備える単機能のプリンタ、原稿を読み取って画像データを生成する画像読取機能を備える単機能のスキャナ、画像をファクシミリ(FAX)送受信するFAX機能を備える単機能のFAX装置、印刷機能や画像読取機能などの複数の機能を備える複合機などである。
ここでは画像処理装置3として少なくとも印刷機能とFAX機能とを備える複合機を例に説明する。
管理装置2は、複数の複合機3をグループに分け、動作に応じて決まる計時開始時点からの経過時間が所属グループに設定されている設定時間に達すると複合機3にその動作を実行させる装置である。経過時間はカウント値の一例であり、設定時間は設定値の一例である。
(2)複合機の動作
次に、上述した動作について説明する。ここでは上述した動作としてFAX再送信、色ずれ補正処理、通信管理レポートの出力、節電状態への遷移、及び、セキュア印刷ジョブの削除を例に説明する。また、ここではこれらの動作に動作番号を付して説明する。以降の説明において動作xのx部分が動作番号である。
(動作1)FAX再送信
FAX再送信は、FAX送信に失敗した場合に、送信に成功するまで再送信を試みる動作である。例えば最初にFAX送信を試みたときに送信に失敗した場合、複合機3は送信に失敗したときを計時開始時点とし、その計時開始時点からの経過時間が設定時間に達するとFAX再送信を試みる。
(動作2)色ずれ補正処理
被記録媒体にカラー画像を印刷する場合、ある色の画像の印刷位置と別の色の画像の印刷位置とがずれてしまうことによって色ずれが生じることがある。色ずれ補正処理はこの色ずれを補正する動作である。
例えば直接転写タンデム方式によってカラー画像を印刷する複合機3は、印刷用紙を搬送する搬送ベルトに色ずれ補正用のパッチを色毎に印刷し、そのパッチを光学センサによって検出することによって色ずれ量を検出する。そして、複合機3は検出した色ずれ量に基づいて各色の画像を印刷するタイミングなどを調整することにより、色ずれを補正する。
複合機3は前回色ずれ補正処理を実行したときを計時開始時点とし、その計時開始時点からの経過時間が設定時間に達すると色ずれ補正処理を実行する。
なお、ここでは補正処理として色ずれ補正処理を例に説明したが、補正処理は色ずれ補正処理に限られない。例えば濃度補正処理であってもよいし、その他の補正処理であってもよい。
(動作3)通信管理レポートの出力
通信管理レポートの出力は、FAX送信した時刻、送信先のFAX番号、FAX送信の成否、FAX受信した時刻、送信元のFAX番号などを通信管理レポートとして出力する動作である。通信管理レポートの出力は印刷によって行ってもよいし、電子メールに添付して送信することによって行ってもよい。
複合機3は前回通信管理レポートを出力したときを計時開始時点とし、その計時開始時点からの経過時間が設定時間に達すると通信管理レポートを出力する。
(動作4)節電状態への遷移
複合機3の状態には、複合機3が備える機能を直ちに実行可能な通常状態と、通常状態よりも消費電力が少ない節電状態とがある。複合機3は、節電状態にあるときに所定の条件が成立すると通常状態に復帰する。例えば節電状態で印刷ジョブを受信すると、複合機3は通常状態に復帰して印刷を実行する。なお、所定の条件は、複合機3の操作部が操作されたことであってもよい。所定の条件は適宜に決定することができる。
複合機3は通常状態に復帰したときを計時開始時点とし、その計時開始時点からの経過時間が設定時間に達すると節電状態に遷移する。
(動作5)セキュア印刷ジョブの削除
複合機3はセキュア印刷を実行可能に構成されている。セキュア印刷とは、パーソナルコンピュータなどの外部装置から複合機3に印刷ジョブを送信したユーザがその印刷結果を受け取るために複合機3まで移動する間に印刷結果を他人に見られてしまわないようにするための印刷方法である。
セキュア印刷を行う場合は、ユーザは外部装置から複合機3に印刷ジョブを送信するとき、印刷ジョブにパスワードなどの認証情報を設定して送信する。以降の説明では認証情報が設定されている印刷ジョブをセキュア印刷ジョブという。
複合機3は、セキュア印刷ジョブを受信した場合は、受信したセキュア印刷ジョブを複合機3が備える記憶装置に記憶し、そのセキュア印刷ジョブに設定されている認証情報と一致する認証情報が入力されるまで実行を保留する。
セキュア印刷ジョブを送信したユーザは、複合機3まで移動し、複合機3の操作部を操作して目的のセキュア印刷ジョブを選択し、そのセキュア印刷ジョブに設定した認証情報を入力する。
複合機3は選択されたセキュア印刷ジョブに設定されている認証情報とユーザが操作部を操作して入力した認証情報とが一致する場合は認証に成功したとして当該印刷ジョブを実行し、実行後にそのセキュア印刷ジョブを削除する。一方、それらが一致しない場合は、複合機3は認証に失敗したとして当該印刷ジョブを実行しない。
複合機3は、セキュア印刷ジョブを記憶したときを計時開始時点とし、その計時開始時点からの経過時間が設定時間に達しても実行されずに記憶装置に記憶されているセキュア印刷ジョブを削除する。
(3)管理装置の電気的構成
次に、図1を参照して、管理装置2の電気的構成について説明する。管理装置2は所謂パーソナルコンピュータであり、CPU21、ROM22、RAM23、操作部24、表示部25、記憶部26、及び、ネットワークインタフェース部(図1ではネットワークI/F部と記す)27を備えている。
CPU21はROM22や記憶部26に記憶されているプログラムを実行することによって管理装置2の各部を制御する。ROM22にはCPU21によって実行されるプログラムや各種のデータなどが記憶されている。RAM23はCPU21が各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。CPU21は処理部の一例である。
操作部24は、マウスやキーボードなどの入力装置51が接続されるハードウェアである。入力装置51は後述の管理プログラム42によって提供されるGUI(Graphical User Interface)をユーザが操作するために用いられる。
表示部25は、液晶ディスプレイなどの表示装置52が接続されるハードウェアやディスプレイ駆動回路などを備えて構成されている。
記憶部26はハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性のメモリを用いて各種のプログラムやデータを記憶する装置である。記憶部26にはオペレーティングシステム(OSと記す)41、管理プログラム42、グループ情報テーブル43、設定時間テーブル44などが記憶される。
ネットワークインタフェース部27は、管理装置2を通信ネットワーク4に通信可能に接続するハードウェアである。ネットワークインタフェース部27は通信部の一例である。
(4)グループ情報テーブル、及び、設定時間テーブル
次に、図2を参照して、グループ情報テーブル43、及び、設定時間テーブル44について説明する。これらのテーブルに登録されている情報はユーザが前述したGUIを操作して設定したものである。
グループ情報テーブル43には、複合機3を識別するための識別情報と、その複合機3の所属グループとが対応付けられて登録される。識別情報は例えば複合機3のIPアドレスであってもよいし、複合機3毎に付与された名称やノード番号であってもよい。
ユーザは前述したGUIを操作することにより、複合機3の所属グループを変更する変更指示を行うことができる。管理装置2は変更指示を受け付けるとその変更指示によって指示された複合機3の所属グループをその変更指示によって指示された所属グループに書き換える。
管理装置2が変更指示を受け付ける処理は指示受付処理の一例である。また、管理装置2が複合機3の所属グループを変更する処理は変更処理の一例である。これらの処理は管理装置2が管理プログラム42を実行することによって実行される処理である。
設定時間テーブル44には、グループ毎、及び、動作毎に設定時間が登録される。
複合機3は電源が投入されたときなどに管理装置2に各動作の設定時間を問い合わせる。管理装置2はその問い合わせが行われると当該複合機3の所属グループに設定されている各動作の設定時間を複合機3に送信する。複合機3は動作毎にその動作に応じて決まる計時開始時点からの経過時間をカウントし、管理装置2から受信した設定時間に達すると動作を実行する。
なお、管理装置2が経過時間をカウントし、設定時間に達すると複合機3に動作の実行を指示する構成であってもよい。
(5)実行制御処理の概略
管理装置2は、複合機3の所属グループを変更した場合は、その後に実行制御処理を実行する。ここではその概略について説明する。
例えば、所属グループを変更した場合に、変更前の経過時間を破棄し、所属グループを変更した時点を計時開始時点としてあらためて経過時間の計時を開始したとする。この場合、所属グループを変更した時点までの経過時間と変更後の所属グループに設定されている設定時間とを合計した経過時間に達するまで動作が実行されないことになり、動作を実行する時間間隔が長くなってしまうという課題がある。
そこで、管理装置2は、所属グループを変更した時点を計時開始時点とする経過時間が変更後の所属グループに設定されている設定時間に達する前に複合機3に動作を実行させる。
以下、動作1〜3、動作4、及び、動作5に分けて説明する。以降の説明では所属グループが変更された複合機3のことを変更対象装置というものとする。
(5−1)動作1〜3(FAX再送信、色ずれ補正処理、通信管理レポートの出力)
先ず、図3を参照して、動作1〜3(FAX再送信、色ずれ補正処理、通信管理レポートの出力)について説明する。
ここでは変更前の所属グループ(図中の第1グループ)に設定されている設定時間を変更前設定時間T1、変更後の所属グループ(図中の第2グループ)に設定されている設定時間を変更後設定時間T2、動作に応じて決まる計時開始時点から所属グループを変更した時点までの経過時間を変更時点経過時間T3、所属グループを変更した時点を計時開始時点とする経過時間を変更後経過時間T5というものとする。
なお、変更時点経過時間T3は変更前設定時間T1より小さい。これは以降の動作4、動作5についても同様である。
前述したように経過時間は各複合機3において動作毎にカウントされている。管理装置2は所属グループを変更した時点における経過時間を変更対象装置から取得し、その経過時間を変更時点経過時間T3として用いるものとする。
(5−1−1)ケースA1
ケースA1は、変更時点経過時間T3が変更後設定時間T2未満であるケースである。例えば次の例を考える。
変更前設定時間T1=10分
変更後設定時間T2=8分
変更時点経過時間T3=5分
この場合、管理装置2は「変更前に最後に動作を実行したとき(図中のP1)からの経過時間が変更後設定時間T2に達したとき(図中のP2)に動作を実行する」よう変更対象装置に指示する。言い換えると、管理装置2は「変更後経過時間T5が変更後設定時間T2から変更時点経過時間T3を減じた時間に達したときに動作を実行する」よう変更対象装置に指示する。
このようにすれば、変更後経過時間T5が変更後設定時間T2に達した時点P3に動作を実行させる場合に比べ、変更時点経過時間T3の分だけ早く動作を実行させることができる。
複合機3は、管理装置2からの指示によって時点P2で動作を実行する。その場合、複合機3は時点P2を計時開始時点とし、その計時開始時点からの経過時間が変更後設定時間T2に達すると次回の動作を実行する。なお、後述の他のケースにおいても、同様に、変更後設定時間T2を用いて次回の動作を実行する。
(5−1−2)ケースA2
ケースA2は、変更時点経過時間T3が変更後設定時間T2以上であるケースである。例えば次の例を考える。
変更前設定時間T1=10分
変更後設定時間T2=5分
変更時点経過時間T3=8分
この場合、管理装置2は所属グループを変更したときに、直ちに動作を実行するよう変更対象装置に指示する。このようにすれば、変更後経過時間T5が変更後設定時間T2に達したとき(図中のP4)に動作を実行させる場合に比べ、変更後設定時間T2の分だけ早く動作を実行させることができる。
(5−2)動作4(節電状態への遷移)
次に、図4を参照して、動作4(節電状態への遷移)について説明する。
(5−2−1)ケースB1
ケースB1は、所属グループを変更した時点における変更対象装置の状態が通常状態であった場合であって、且つ、変更時点経過時間T3が変更後設定時間T2未満であるケースである。
この場合は前述したケースA1と同様に、管理装置2は「変更後経過時間T5が変更後設定時間T2から変更時点経過時間T3を減じた時間に達したときに節電状態に遷移する」よう変更対象装置に指示する。
(5−2−2)ケースB2
ケースB2は、所属グループを変更した時点における変更対象装置の状態が通常状態であった場合であって、且つ、変更時点経過時間T3が変更後設定時間T2以上であるケースである。
この場合は前述したケースA2と同様に、管理装置2は変更対象装置の所属グループを変更したときに、直ちに節電状態に遷移するよう変更対象装置に指示する。
(5−2−3)ケースB3
ケースB3は、所属グループを変更した時点における変更対象装置の状態が節電状態であった場合であって、且つ、変更前設定時間T1が変更後設定時間T2以上であったケースである。
この場合は、管理装置2は、変更対象装置の所属グループを変更後でも、節電状態を維持するよう該変更対象装置に指示する。
(5−2−4)ケースB4
ケースB4は、所属グループを変更した時点における変更対象装置の状態が節電状態であった場合であって、且つ、変更前設定時間T1が変更後設定時間T2未満であるケースである。
この場合は、管理装置2は所属グループを変更したとき、変更対象装置の状態を一旦通常状態に復帰させる。これは、変更対象装置が直前の通常状態である時間を加え、次回の節電モードに遷移するまでの通常状態であった累積の時間を変更後設定時間T2以上確保するためである。
そして、管理装置2は「変更後経過時間T5が変更後設定時間T2から変更後設定時間T1を減じた時間に達したときに節電状態に遷移する」よう変更対象装置に指示する。
(5−3)動作5(セキュア印刷ジョブの削除)
次に、図5及び図6を参照して、動作5(セキュア印刷ジョブの削除)について説明する。
(5−3−1)ケースC1(a)及びC1(b)
ケースC1(a)及びC1(b)は、変更時点経過時間T3が変更後設定時間T2以上であるケースである。
一般にセキュア印刷ジョブは重要なジョブであり、所属グループを変更したときに変更時点経過時間T3が変更後設定時間T2に達していても直ちに削除することは好ましくない。そこで、管理装置2は変更時点経過時間T3が変更後設定時間T2に達している場合は、セキュア印刷ジョブを直ちに削除するか否かをユーザに問い合わせるよう変更対象装置に指示する。
変更対象装置は上述した指示がされると、当該変更対象装置にそのセキュア印刷ジョブを送信した外部装置で実行されているプリンタドライバに、上述した選択を受け付ける選択画面を表示するよう指示する。
プリンタドライバはその指示に従って選択画面を表示させ、ユーザから選択を受け付ける。そして、プリンタドライバはその選択結果を複合機3に送信する。複合機3はプリンタドライバから受信した選択結果を管理装置2に送信する。
管理装置2はその選択結果からユーザの選択を判断し、直ちに削除するという選択である場合は、ケースC1(a)に示すように、直ちにセキュア印刷ジョブを削除するよう変更対象装置に指示する。一方、直ちには削除しないという選択である場合は、管理装置2はケースC1(b)に示すように、「変更後経過時間T5が変更後設定時間T2に達したときにセキュア印刷ジョブを削除する」よう変更対象装置に指示する。
なお、ケースC1(b)の場合は、変更後経過時間T5が変更後設定時間T2に達する前に削除するようにしてもよい。例えば、変更前設定時間T1が変更後設定時間T2より大きい場合、変更後経過時間T5が変更前設定時間T1から変更後設定時間T2を減じた時間に達したときに削除させるようにしてもよい。
(5−3−2)ケースC2
図6に示すケースC2は、変更時点経過時間T3が変更後設定時間T2未満である場合であって、且つ、変更対象装置の記憶装置の空き容量が基準空き容量以上であるケースである。
空き容量が基準空き容量以上である場合は、管理装置2は「変更後経過時間T5が変更後設定時間T2から変更時点経過時間T3を減じた時間に達したときにセキュア印刷ジョブを削除する」よう変更対象装置に指示する。
(5−3−3)ケースC3(a)及びC3(b)
ケースC3(a)及びC3(b)は、変更時点経過時間T3が変更後設定時間T2未満である場合であって、且つ、記憶装置の空き容量が基準空き容量未満であるケースである。
セキュア印刷ジョブを記憶するとその分だけ記憶装置の空き容量が減ってしまうので、空き容量が基準空き容量未満である場合はセキュア印刷ジョブであっても長時間記憶することは望ましくない。
そこで、管理装置2は変更後設定時間T2から変更時点経過時間T3を減じた時間、及び、変更前設定時間T1から変更時点経過時間T3を減じた時間のうちいずれか短い方の時間に達したときに、変更対象装置にセキュア印刷ジョブを削除させる。
ケースC3(a)は変更前設定時間T1が変更後設定時間T2以上であるケースである。この場合は、管理装置2は「変更後経過時間T5が変更後設定時間T2から変更時点経過時間T3を減じた時間に達したときにセキュア印刷ジョブを削除する」よう変更対象装置に指示する。
ケースC3(b)は変更前設定時間T1が変更後設定時間T2未満であるケースである。この場合は、管理装置2は「変更後経過時間T5が変更前設定時間T1から変更時点経過時間T3を減じた時間に達したときにセキュア印刷ジョブを削除する」よう変更対象装置に指示する。
(6)実行制御処理の流れ
次に、図7を参照して、上述した実行制御処理の流れについて説明する。本処理はユーザが複合機3の所属グループを変更すると開始される。
以降の説明では管理プログラム42を実行するCPU21のことを単に管理プログラム42という。
S101では、管理プログラム42は設定時間テーブル44からグループ毎に各動作の設定時間を読み出す。S101は設定値取得処理の一例である。
S102では、管理プログラム42は動作の数を示す変数である動作数Nに5を設定する。
S103では、管理プログラム42は動作番号を示す変数である動作番号Mに初期値として0を設定する。
S104では、管理プログラム42は動作番号Mに1を加算する。
S105では、管理プログラム42は動作番号Mが5であるか否かを判断し、5ではない場合(1〜4の場合)はS106に進み、5である場合はS110に進む。
S106では、管理プログラム42は動作番号Mが4であるか否かを判断し、4である場合はS107に進み、4ではない場合(1〜3の場合)はS108に進む。
S107では、管理プログラム42は変更対象装置の現在の状態が通常状態であるか否かを判断し、通常状態である場合はS108に進み、節電状態である場合はS109に進む。S107は第2の判断処理の一例である。
S108では、管理プログラム42は動作1〜3、及び、動作4(通常状態)に応じた実行制御処理を実行する。動作1〜3、及び、動作4(通常状態)に応じた実行制御処理については後述する。
S109では、管理プログラム42は動作4(節電状態)に応じた実行制御処理を実行する。動作4(節電状態)に応じた実行制御処理については後述する。
S110では、管理プログラム42は動作5に応じた実行制御処理を実行する。動作5に応じた実行制御処理については後述する。
S108、S109及びS110はそれぞれ実行制御処理の一例である。
S111では、管理プログラム42は変更後の所属グループに設定されている動作番号Mの動作の設定時間を変更対象装置に通知する。以後、変更対象装置はその設定時間に従って動作番号Mの動作を実行する。
S112では、管理プログラム42は動作番号Mが動作数Nと等しいか否かを判断し、等しい場合は本処理を終了し、等しくない場合はS104に戻って処理を繰り返す。
(6−1)動作1〜3、及び、動作4(通常状態)に応じた実行制御処理
次に、図8を参照して、S108で実行される動作1〜3、及び、動作4(通常状態)に応じた実行制御処理について説明する。
S201では、管理プログラム42は変更時点経過時間T3が以下の式3を満たすか否かを判断し、満たす場合はS202に進み、満たさない場合はS203に進む。S201は第1の判断処理及び第3の判断処理の一例である。
変更時点経過時間T3≧変更後設定時間T2 ・・・ 式3
S202では、管理プログラム42は直ちに動作番号Mの動作を実行するよう変更対象装置に指示する。
S203では、管理プログラム42は変更後経過時間T5が以下の式4を満たしたときに動作番号Mの動作を実行するよう変更対象装置に指示する。
変更後経過時間T5=変更後設定時間T2−変更時点経過時間T3 ・・・ 式4
(6−2)動作4(節電状態)に応じた実行制御処理
次に、図9を参照して、S109で実行される動作4(節電状態)に応じた実行制御処理について説明する。
S301では、管理プログラム42は変更前設定時間T1が以下の式5を満たすか否かを判断し、満たさない場合はS302に進み、満たす場合は実行制御処理に戻る。S301は第4の判断処理の一例である。
変更前設定時間T1≧変更後設定時間T2 ・・・ 式5
S302では、管理プログラム42は通常状態に復帰するよう変更対象装置に指示する。
S303では、管理プログラム42は変更後経過時間T5が以下の式6を満たしたときに節電状態に遷移するよう変更対象装置に指示する。
変更後経過時間T5=変更後設定時間T2−変更前設定時間T1 ・・・ 式6
(6−3)動作5に応じた実行制御処理
次に、図10を参照して、S110で実行される動作5に応じた実行制御処理について説明する。
ここで、変更対象装置はセキュア印刷ジョブに1から始まるジョブ番号(整数値)を付与して管理しているものとする。例えばジョブ番号3のセキュア印刷ジョブが実行された場合はジョブ番号4以降のジョブ番号が繰り上がる。ただし、理解を容易にするため、本処理の実行中はジョブ番号の繰り上がりはないものとして説明する。
S401では、管理プログラム42はジョブ番号をカウントする変数であるジョブ番号Jに初期値として1を設定する。
S402では、管理プログラム42は変更対象装置にジョブ番号Jのセキュア印刷ジョブが記憶されているか否かを判断し、記憶されている場合はS403に進み、記憶されていない場合は実行制御処理に戻る。S402は第5の判断処理の一例である。
S403では、管理プログラム42はジョブ番号Jのセキュア印刷ジョブが変更対象装置に記憶されたときから所属グループの変更が指示されたときまでの経過時間である変更時点経過時間T3が以下の式7を満たすか否かを判断し、式7を満たす場合はS404に進み、満たさない場合はS408に進む。S403は第6の判断処理の一例である。
変更時点経過時間T3≧変更後設定時間T2 ・・・ 式7
S404では、管理プログラム42はジョブ番号Jのセキュア印刷ジョブを直ちに削除するかをユーザに問い合わせる処理を変更対象装置に実行させる。S404は選択処理実行制御処理の一例である。
S405では、管理プログラム42はユーザが直ちに削除する選択をしたか否かを判断し、直ちに削除する選択をした場合はS406に進み、直ちには削除しない選択をした場合はS407に進む。
S406では、管理プログラム42はジョブ番号Jのセキュア印刷ジョブを直ちに削除するよう変更対象装置に指示する。
S407では、管理プログラム42は変更後経過時間T5が変更後設定時間T2に達したときにジョブ番号Jのセキュア印刷ジョブを削除するよう変更対象装置に指示する。
S408では、管理プログラム42はT3<T2の場合の削除処理を実行する。T3<T2の場合の削除処理については後述する。
S409では、管理プログラム42はジョブ番号Jに1を加算してS402に戻る。
(6−4)T3<T2の場合の削除処理
次に、図11を参照して、S408で実行されるT3<T2の場合の削除処理について説明する。
S501では、管理プログラム42は変更対象装置の記憶装置の空き容量が基準空き容量未満であるか否かを判断し、基準空き容量未満である場合はS502に進み、基準空き容量以上である場合はS505に進む。S501は第8の判断処理の一例である。
S502では、管理プログラム42は変更前設定時間T1と変更後設定時間T2とが以下の式8を満たすか否かを判断し、満たす場合はS503に進み、満たさない場合はS504に進む。S502は第7の判断処理の一例である。
変更前設定時間T1≧変更後設定時間T2 ・・・ 式8
S503では、管理プログラム42は変更後経過時間T5が以下の式9を満たしたときにジョブ番号Jのセキュア印刷ジョブを削除するよう変更対象装置に指示する。
変更後経過時間T5=変更後設定時間T2−変更時点経過時間T3 ・・・ 式9
S504では、管理プログラム42は変更後経過時間T5が以下の式10を満たしたときにジョブ番号Jのセキュア印刷ジョブを削除するよう変更対象装置に指示する。
変更後経過時間T5=変更前設定時間T1−変更時点経過時間T3 ・・・ 式10
S505では、管理プログラム42は変更後経過時間T5が以下の式11を満たしたときにジョブ番号Jのセキュア印刷ジョブを削除するよう変更対象装置に指示する。
変更後経過時間T5=変更後設定時間T2−変更時点経過時間T3 ・・・ 式11
(7)実施形態の効果
以上説明した管理装置2によると、変更対象装置の所属グループが変更された時点を計時開始時点とする経過時間が変更対象装置の変更後の所属グループに設定されている設定時間に達する前に変更対象装置に動作を実行させる。このため、所属グループが変更されたときからの経過時間が変更後の所属グループに設定されている設定時間に達したときに動作を実行させる場合に比べ、動作を実行させる時間間隔を短くすることができる。
よって管理装置2によると、経過時間が所属グループに設定されている設定時間に達すると複合機3に動作を実行させる場合に、計時が開始された後に所属グループが変更された場合の課題を解決することができる。
更に、管理装置2によると、動作4(節電状態への遷移)の場合に、上述した場合に比べ、より早い時点で節電状態に遷移させることができる。
更に、管理装置2によると、所属グループが変更された時点で節電状態であった場合に、変更前設定時間T1が変更後設定時間T2未満であった場合は、通常状態を変更後設定時間T2以上維持した後に節電状態に遷移させることができる。
更に、管理装置2によると、動作5(セキュア印刷ジョブの削除)の場合に、変更時点経過時間T3が変更後設定時間T2に達している場合はセキュア印刷ジョブを直ちに削除するか否かをユーザに選択させるので、セキュア印刷ジョブを直ちに削除するか否かをユーザが選択することができる。
更に、管理装置2によると、変更時点経過時間T3が変更後設定時間T2に達していない場合は、変更後設定時間T2から変更時点経過時間T3を減じた時間、及び、変更前設定時間T1から変更時点経過時間T3を減じた時間のうちいずれか短い方の時間に達するとセキュア印刷ジョブを削除するので、セキュア印刷ジョブによって記憶装置の空き容量が減ってしまうことを抑制できる。
更に、管理装置2によると、記憶装置の空き容量が基準空き容量以上である場合は、変更前設定時間T1と変更後設定時間T2との大小によらず、変更後経過時間T5が変更後設定時間T2から変更時点経過時間T3を減じた時間に達するまで複合機3にセキュア印刷ジョブを記憶させておくことができる。
更に、管理装置2によると、実行制御処理において動作番号1から順に判断するので、所属グループが変更されたときに直ちに変更対象装置に複数の動作を実行させる場合は、動作番号が小さい動作から先に実行される。つまり、動作番号はその動作に設定されている優先順位であり、優先順位の高い動作、言い換えると動作番号が小さい動作から先に実行させることができる。
<実施形態2>
次に、実施形態2を図12によって説明する。
図12を参照して、実施形態2に係る動作4(節電状態への遷移)について説明する。実施形態2に係る複合機3は、通常状態にある間にいずれかの機能を実行すると、あるいは操作が行われると、その時点で経過時間を0にリセットするものとする。
例えば通常状態にあるときに印刷ジョブを受信して印刷を実行した場合は、印刷が終了した時点で経過時間を0にリセットする。すなわち、複合機3は経過時間がリセットされるたびに計時開始時点とし、リセット後の経過時間が設定時間に達すると節電状態に遷移する。したがって、本実施形態の変更時点経過時間T3は、経過時間がリセットされたときから所属グループが変更されたときまでの経過時間となる。
ケースD1は、所属グループを変更した時点における変更対象装置の状態が通常状態であった場合であって、且つ、所属グループを変更する前に少なくとも一回0にリセットされた変更時点経過時間T3が変更後設定時間T2未満であるケースである。この場合は、前述したケースB1と同様に、管理装置2は「変更後経過時間T5が変更後設定時間T2から変更後経過時間T3を減じた時間に達したときに節電状態に遷移する」よう変更対象装置に指示する。
ケースD2〜D4も変更時点経過時間T3の計時開始時点が前述したケースB2〜B4における計時開始時点と異なる点を除いてケースB2〜B4と実質的に同一であるので図のみを示して説明は省略する。
なお、ケースD1及びD4において、所属グループが変更されてから、変更後設定時間T2から変更後経過時間T3を減じた時間に達する前に、いずれかの機能を実行すると、あるいは操作が行われると、その時点で経過時間が0にリセットされる。その後、複合機1は変更後設定時間T2に基づいて節電状態への遷移動作を制御する。
<実施形態3>
次に、実施形態3を図13によって説明する。
図13を参照して、実施形態3に係る動作4(節電状態への遷移)について説明する。実施形態3に係る複合機3は、実施形態2と同様に、通常状態にある間にいずれかの機能を実行すると、あるいは操作が行われると、その時点で経過時間を0にリセットするものとする。
ただし、実施形態3に係る管理装置2は、複合機3の所属グループを変更したとき、実施形態2の変更時点経過時間T3及び変更前設定時間T1に替えて、次に説明する通常状態継続時間T4が変更後設定時間T2以上であったか否かを判断する。
通常状態継続時間T4とは、所属グループを変更する前に変更対象装置が最後に通常状態に復帰して節電モードに遷移するまでの経過時間のことをいう。前述のように、複合機3は通常状態にある間に機能を実行すると、あるいは操作が行われると、経過時間を0にリセットし、リセットした時点からの経過時間が変更前設定時間T1に達したときに節電状態に遷移するので、通常状態継続時間T4は変更前設定時間T1より長くなる。したがって、通常状態継続時間T4はリセットされた経過時間の累積時間と等しく、変更前設定時間T1以上である。
そのため、変更前設定時間T1が変更後設定時間T2以上である場合は、通常状態継続時間T4も変更後設定時間T2以上となる。
また、変更前設定時間T1が変更後設定時間T2未満であっても、経過時間がリセットされることによって通常状態継続時間T4が変更後設定時間T2以上になる場合もある。
ケースE1〜E4は、変更時点経過時間T3及び変更前設定時間T1に替えて通常状態継続時間T4が用いられる点を除いて実施形態2で説明したケースD1〜D4と実質的に同じであるので説明は省略する。
<他の実施形態>
上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、例えば動作1〜3の場合に、変更時点経過時間T3が変更後設定時間T2以上である場合は所属グループを変更したときに直ちに動作を実行するよう変更対象装置に指示する場合を例に説明した。しかしながら、動作を実行させる時点はこれに限られない。動作を実行させる時点は変更後経過時間T5が変更後設定時間T2に達する前であれば任意の時点であってよい。動作4、動作5についても同様である。
(2)上記実施形態では、例えば動作1〜3の場合に、変更時点経過時間T3が変更後設定時間T2未満である場合は変更後経過時間T5が変更後設定時間T2から変更時点経過時間T3を減じた時間に達したときに動作を実行するよう変更対象装置に指示する場合を例に説明した。しかしながら、動作を実行させる時点はこれに限られない。動作を実行させる時点は、変更後経過時間T5が変更後設定時間T2から変更時点経過時間T3を減じた時間に達したときから変更後設定時間T2に達する前までであれば任意の時点であってよい。動作4、動作5についても同様である。
(3)上記実施形態ではカウント値が経過時間であり、設定値が設定時間である場合を例に説明した。しかしながら、カウント値や設定値はこれらに限られない。
例えば印刷枚数が設定枚数に達する毎に色ずれ補正処理を実行する場合を考える。この場合は、カウント値が印刷枚数であり、設定値が設定枚数であってもよい。この場合、変更された時点における印刷枚数を変更時点印刷枚数T3、変更後の所属グループに設定されている設定枚数を変更後設定枚数T2というとき、式1が満たされているか否かを判断する第1の判断処理を実行し、
変更時点印刷枚数T3≧変更後設定枚数T2 ・・・ 式1
第1の判断処理によって肯定判断された場合は、変更対象装置の所属グループが変更されたときに変更対象装置に色ずれ補正処理を実行させ、否定判断された場合は、所属グループが変更された時点をカウントの起点とする印刷枚数を変更後印刷枚数T5というとき、変更後印刷枚数T5が式2を満たしたときに変更対象装置に色ずれ補正処理を実行させてもよい。
変更後印刷枚数T5≧変更後設定枚数T2−変更時点印刷枚数T3 ・・・ 式2
(4)上記実施形態では所属グループを変更した時点で経過時間を0にリセットして変更後経過時間T5のカウントを開始し、変更後経過時間T5が変更後設定時間T2から変更時点経過時間T3を減じた時間に達したときから変更後設定時間T2に達する前までに動作を実行するよう変更対象装置に指示する場合を例に説明した。
しかしながら、所属グループを変更した時点で経過時間をリセットせず、所属グループを変更する前からカウントされている経過時間を継続して用いてもよい。
例えばケースA1の場合、所属グループを変更する前からカウントされている経過時間を、グループを変更しても継続してカウントし、その経過時間が変更後設定時間に達したとき(図4のP2)から、所属グループを変更した時点におけるその経過時間に変更後設定時間を加算した時間(図4のP3)に達する前に動作を実行させてもよい。そして、その動作に応じて決まる計時開始時点で経過時間を0にリセットしてもよい。
(5)上記実施形態では動作として動作1〜5を例に説明した。しかしながら、カウント値が設定値に達すると実行される動作であればこれら以外の動作であってもよい。
(6)上記実施形態では管理装置としてパーソナルコンピュータを例に説明した。これに対し、複数の複合機3のうちいずれか1台が管理装置を兼ねてもよい。
(7)上記実施形態では動作5としてセキュア印刷ジョブの削除を例に説明した。これに対し、本明細書で開示された技術は、所謂ストレージ印刷に適用することもできる。ストレージ印刷とは、印刷ジョブを複合機の記憶装置に記憶させ、ユーザがその印刷ジョブの印刷を指示すると印刷を行うものである。セキュア印刷ジョブとは異なり、ストレージ印刷の場合はパスワードなどの認証情報の入力は不要である。
(8)上記実施形態ではT3<T2の場合の処理においてS501を実行する場合を例に説明した。これに対し、S501は実行しないようにしてもよい。
1・・・印刷システム、2・・・管理装置、3・・・複合機、21・・・CPU、T1・・・変更前設定時間、T2・・・変更後設定時間、T3・・・変更時点経過時間、T4・・・通常状態継続時間、T5・・・変更後経過時間

Claims (10)

  1. 画像処理装置をグループに分けて管理する管理装置であって、
    前記画像処理装置と通信する通信部と、
    処理部と、
    を備え、
    前記処理部は、
    前記画像処理装置の所定のカウント値が当該画像処理装置の所属グループに設定されている設定値に達すると当該画像処理装置に予め決められた動作を実行させる場合の前記設定値を前記グループ毎に取得する設定値取得処理と、
    前記画像処理装置の所属グループを変更する変更指示を受け付ける指示受付処理と、
    前記指示受付処理によって前記変更指示が受け付けられると、前記変更指示によって所属グループの変更が指示された前記画像処理装置である変更対象装置の所属グループを変更する変更処理と、
    前記変更処理によって前記変更対象装置の所属グループが変更された時点をカウントの起点とした場合の前記カウント値が前記変更対象装置の変更後の所属グループに設定されている前記設定値に達する前に前記変更対象装置に前記動作を実行させる実行制御処理と、
    を実行する管理装置。
  2. 請求項1に記載の管理装置であって、
    前記処理部は、前記実行制御処理において、
    前記変更された時点における前記変更対象装置の前記カウント値を変更時点カウント値T3、変更後の所属グループに設定されている前記設定値を変更後設定値T2というとき、式1が満たされているか否かを判断する第1の判断処理を実行し、
    変更時点カウント値T3≧変更後設定値T2 ・・・ 式1
    前記第1の判断処理によって肯定判断された場合は、前記変更対象装置の所属グループが変更されたときに前記変更対象装置に前記動作を実行させ、
    前記第1の判断処理によって否定判断された場合は、前記変更された時点をカウントの起点とした場合の前記カウント値を変更後カウント値T5というとき、変更後カウント値T5が式2を満たしたときに前記変更対象装置に前記動作を実行させる、管理装置。
    変更後カウント値T5≧変更後設定値T2−変更時点カウント値T3 ・・・ 式2
  3. 請求項1に記載の管理装置であって、
    前記カウント値は前記動作に応じて決まる計時開始時点からの経過時間であり、
    前記設定値は前記計時開始時点から前記動作を実行するまでの時間を示す設定時間である、管理装置。
  4. 請求項3に記載の管理装置であって、
    前記画像処理装置は通常状態と節電状態とに遷移可能であって、前記節電状態にあるときに所定の条件が成立すると前記通常状態に復帰するものであり、
    前記動作は前記画像処理装置を前記通常状態から前記節電状態に遷移させる動作であり、
    前記カウント値は、前記節電状態から前記通常状態に復帰したときからの経過時間、又は、前記画像処理装置が前記通常状態に復帰した後にカウントがリセットされた場合はそのリセットされたときからの経過時間であり、
    前記設定値は前記画像処理装置が最後に前記通常状態に遷移したときから前記画像処理装置を前記節電状態に遷移させるまでの時間を示す設定時間であり、
    前記処理部は、前記実行制御処理において、
    前記変更された時点における前記変更対象装置の状態が前記通常状態であるか否かを判断する第2の判断処理と、
    前記第2の判断処理によって前記変更対象装置の状態が前記通常状態であると判断された場合に、前記変更された時点における前記経過時間を変更時点経過時間T3、変更後の所属グループに設定されている前記設定時間を変更後設定時間T2というとき、式3が満たされているか否かを判断する第3の判断処理と、
    変更時点経過時間T3≧変更後設定時間T2 ・・・ 式3
    を実行し、
    前記第3の判断処理によって肯定判断された場合は、前記変更対象装置の所属グループが変更されたときに前記変更対象装置を前記節電状態に遷移させる一方、
    前記第3の判断処理によって否定判断された場合は、前記変更された時点を計時の起点とした場合の経過時間を変更後経過時間T5というとき、変更後経過時間T5が式4を満たしたときに前記変更対象装置を前記節電状態に遷移させる、管理装置。
    変更後経過時間T5≧変更後設定時間T2−変更時点経過時間T3 ・・・ 式4
  5. 請求項4に記載の管理装置であって、
    前記処理部は、前記実行制御処理において、
    前記第2の判断処理によって前記変更対象装置の状態が前記節電状態であると判断された場合に、変更前の所属グループに設定されている前記設定時間を変更前設定時間T1というとき、式5が満たされているか否かを判断する第4の判断処理を実行し、
    変更前設定時間T1≧変更後設定時間T2 ・・・ 式5
    前記第4の判断処理によって肯定判断された場合は前記変更対象装置の状態を前記節電状態に維持する一方、
    前記第4の判断処理によって否定判断された場合は、前記変更対象装置を前記通常状態に復帰させ、変更後経過時間T5が式6を満たしたときに前記変更対象装置を前記節電状態に遷移させる、管理装置。
    変更後経過時間T5≧変更後設定時間T2−変更前設定値T1 ・・・ 式6
  6. 請求項3に記載の管理装置であって、
    前記画像処理装置は認証情報が設定されている印刷ジョブを受信すると当該印刷ジョブを記憶装置に記憶し、前記記憶装置に記憶されている印刷ジョブの印刷が指示されると当該印刷ジョブの印刷を実行するものであり、
    前記動作は、前記記憶装置に記憶されたときから予め決められた時間内に印刷が実行されなかった前記印刷ジョブを前記記憶装置から削除する動作であり、
    前記カウント値は前記記憶装置に印刷ジョブが記憶された時点を前記計時開始時点とした経過時間であり、
    前記設定値は前記記憶装置に印刷ジョブが記憶されたときから当該印刷ジョブを削除するまでの時間を示す設定時間であり、
    前記処理部は、前記実行制御処理において、
    前記変更対象装置に印刷ジョブが記憶されているか否かを判断する第5の判断処理と、
    前記第5の判断処理によって肯定判断された場合に、前記変更された時点における前記経過時間を変更時点経過時間T3、変更後の所属グループに設定されている前記設定時間を変更後設定時間T2というとき、式7が満たされているか否かを判断する第6の判断処理と、
    変更時点経過時間T3≧変更後設定時間T2 ・・・ 式7
    前記第6の判断処理によって肯定判断された場合に、前記変更対象装置を制御して、前記印刷ジョブを直ちに削除するか否かを前記変更対象装置のユーザに選択させる選択処理を実行させる選択処理実行制御処理と、
    を実行し、
    前記選択処理によって直ちに削除する選択が受け付けられた場合は、直ちには削除しない選択が受け付けられた場合に比べて早い時点で前記変更対象装置に前記印刷ジョブを削除する動作を実行させる、管理装置。
  7. 請求項6に記載の管理装置であって、
    前記制御部は、
    前記第6の判断処理によって否定判断された場合に、変更前の所属グループに設定されている設定時間を変更前設定時間T1というとき、変更前設定時間T1と変更後設定時間T2とが式8を満たすか否かを判断する第7の判断処理を実行し、
    変更前設定時間T1≧変更後設定時間T2 ・・・ 式8
    前記第7の判断処理によって式8を満たすと判断された場合は、前記変更された時点を計時の起点とした場合の経過時間を変更後経過時間T5というとき、変更後経過時間T5が式9を満たしたときに前記変更対象装置に前記印刷ジョブを削除する動作を実行させる一方、
    変更後経過時間T5≧変更後設定時間T2−変更時点経過時間T3 ・・・ 式9
    前記第7の判断処理によって式8を満たさないと判断された場合は、変更後経過時間T5が式10を満たしたときに前記変更対象装置に前記印刷ジョブを削除する動作を実行させる、管理装置。
    変更後経過時間T5≧変更前設定時間T1−変更時点経過時間T3 ・・・ 式10
  8. 請求項7に記載の管理装置であって、
    前記処理部は、
    前記第6の判断処理によって否定判断された場合に、前記第7の判断処理を実行する前に、前記記憶装置の空き容量が基準空き容量以上であるか否かを判断する第8の判断処理を実行し、
    前記第8の判断処理によって否定判断された場合は前記第7の判断処理を実行する一方、
    前記第8の判断処理によって肯定判断された場合は前記第7の判断処理を実行せず、変更後経過時間T5が式11を満たしたときに前記変更対象装置に前記印刷ジョブを削除する動作を実行させる、管理装置。
    変更後経過時間T5≧変更後設定時間T2−変更時点経過時間T3 ・・・ 式11
  9. 請求項2に記載の管理装置であって、
    前記画像処理装置は複数の前記動作を実行するものであり、
    各前記動作には実行の優先順位が設定されており、
    前記処理部は、
    前記取得処理において、各前記グループについて前記動作毎に前記設定値を取得し、
    前記実行制御処理において、前記第1の判断処理によって2以上の前記動作について肯定判断された場合は、それら2以上の前記動作のうち前記優先順位が高い前記動作から先に前記変更対象装置に実行させる、管理装置。
  10. 画像処理装置をグループに分けて管理する処理をコンピュータに実行させる管理プログラムであって、
    前記画像処理装置の所定のカウント値が当該画像処理装置の所属グループに設定されている設定値に達すると当該画像処理装置に予め決められた動作を実行させる場合の前記設定値を前記グループ毎に取得する設定値取得処理と、
    前記画像処理装置の所属グループを変更する変更指示を受け付ける指示受付処理と、
    前記指示受付処理によって前記変更指示が受け付けられると、前記変更指示によって所属グループの変更が指示された前記画像処理装置である変更対象装置の所属グループを変更する変更処理と、
    前記変更処理によって前記変更対象装置の所属グループが変更された時点をカウントの起点とした場合の前記カウント値が前記変更対象装置の変更後の所属グループに設定されている前記設定値に達する前に前記変更対象装置に前記動作を実行させる実行制御処理と、
    を前記コンピュータに実行させる管理プログラム。
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