JP6031953B2 - 充電システム - Google Patents

充電システム Download PDF

Info

Publication number
JP6031953B2
JP6031953B2 JP2012249387A JP2012249387A JP6031953B2 JP 6031953 B2 JP6031953 B2 JP 6031953B2 JP 2012249387 A JP2012249387 A JP 2012249387A JP 2012249387 A JP2012249387 A JP 2012249387A JP 6031953 B2 JP6031953 B2 JP 6031953B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
charging
amount
storage battery
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012249387A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014099958A (ja
Inventor
佐藤 大介
大介 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2012249387A priority Critical patent/JP6031953B2/ja
Publication of JP2014099958A publication Critical patent/JP2014099958A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6031953B2 publication Critical patent/JP6031953B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Description

本発明は、電気車両の車載電池を充電する充電システムに関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの電気車両の車載電池を充電する充電システムは、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1の充電システムでは、車載電池を充電する充電電力の供給源として、電力系統と、自然エネルギーを利用して発電する発電機(太陽電池モジュール)と、発電機の電力を蓄電する蓄電池と、を備えている。そして、特許文献1の充電システムでは、充電電力を供給する供給源を選択し、その選択した供給源から充電電力を車載電池に供給している。
特開2012−90382号公報
ところで、電力系統から供給可能な電力量は、需給契約によって定められている。このため、充電システムにおいて電力の供給源を複数設ける場合であっても、電力系統から供給される電力量は、需給契約によって定める最大量を超えないように制御する必要がある。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、電力系統が供給可能な最大の電力量を超えないように充電を行い得る充電システムを提供することにある。
上記課題を解決する充電システムは、車載電池を充電する充電システムにおいて、前記車載電池に電力を供給する充電部と、充電用の電力を蓄電する蓄電池と、前記充電部が充電電力として供給する供給電力量を制御する充電制御部と、前記蓄電池の放電を制御する放電制御部と、を備え、前記放電制御部は、前記蓄電池が放電を行っている場合に、前記蓄電池が予め定めた下限電圧又は予め定めた蓄電量に達したことを検出したときには前記蓄電池の放電電力量を徐々に減少させ、前記充電制御部は、電力系統が供給可能な系統供給電力量と前記蓄電池の徐々に減少する放電電力量から算出されるピーク電力量を超えないように前記充電部の供給電力量を制御して充電を行う
この構成によれば、蓄電池を放電させている場合に、蓄電池が予め定めた下限電圧又は予め定めた蓄電量に達すると、蓄電池の放電電力量を減少させるとともに、充電制御部がピーク電力量を超えないように制御する。これにより、蓄電池からの放電がなくなった場合でも、蓄電池の放電していた電力分を電力系統で充足させない。したがって、電力系統が供給可能な最大の電力量を超えないように充電を行うことができる。
上記充電システムにおいて、前記放電制御部は、前記蓄電池を定電圧で放電させることによって前記蓄電池の放電電力量を徐々に減少させる。この構成によれば、蓄電池を定電圧で放電させることにより、蓄電池の容量分の電力を使い切ることができる。したがって、蓄電池の使用効率を向上させることができる。
上記充電システムにおいて、前記放電制御部は、前記蓄電池を多段定電流で放電させることによって前記蓄電池の放電電力量を徐々に減少させる。このように放電させた場合でも、蓄電池の放電電力量は徐々に減少する。
上記充電システムにおいて、前記充電部を複数有し、前記充電制御部は、各充電部の供給電力量の合算量が前記ピーク電力量を超えないように前記各充電部に供給電力量を分配する。この構成によれば、充電部を複数有する場合でも、電力系統が供給可能な最大の電力量を超えないように充電を行うことができる。
上記充電システムにおいて、前記充電制御部は、前記電力系統から予め定めた系統供給電力量以下の電力量を供給させるように制御し、前記放電制御部は、前記車載電池を充電するために必要な電力量から前記系統供給電力量以下の電力量を減算した分を放電させるように制御する。この構成によれば、電力系統からの電力では足りない場合に蓄電池を放電させるので、充電システムからの主の電力供給源は電力系統となり、蓄電池による電力供給は補助的な扱いとすることができる。このため、蓄電池が満充電に近い状態で充放電が頻繁に繰り返されることなく、蓄電池の放電を適切な時期に行わせることができる。
本発明によれば、電力系統から供給可能な最大の電力量を超えないように充電を行うことができる。
充電システムの構成を示すブロック図。 充電制御処理を示すフローチャート。 (a),(b)は蓄電池の放電量及び充電電力量の変遷を説明する説明図。 別例を説明する説明図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
図1に示すように、EVやPHVなどの電気車両K1,K2,K3には、当該電気車両K1〜K3の原動機となる図示しない電動機(モータ)への供給電力を蓄える車載電池10が搭載されている。また、電気車両K1〜K3には、車載電池10への充電を制御する制御部11が搭載されている。また、電気車両K1〜K3には、電力変換器12が搭載されている。また、電気車両K1〜K3には、情報の受信部、及び情報の送信部となる通信部13が搭載されている。そして、車載電池10は、車両用の充電システムKから供給される電力が電力変換器12で充電に適した形態に変換され、その変換後の電力によって充電される。なお、図1では、各電気車両K1〜K3の構成が同一構成であるため、電気車両K1のみに具体的な構成を図示している。
以下、充電システムKの具体的な構成を図1にしたがって説明する。
本実施形態の充電システムKは、電気車両K1〜K3への充電を制御する充電制御ユニット14と、蓄電ユニット15と、充電時に充電プラグPを介して電気車両K1〜K3に接続される充電スタンドA,B,Cから構成されている。本実施形態の充電システムKには、システム内に1つの蓄電ユニット15が設けられている。充電スタンドA〜Cは、電気車両K1〜K3の車載電池10を充電する充電電力を電気車両K1〜K3に対して直接的に供給する充電部となる。なお、図1には、3台の充電スタンドA〜Cを有する充電システムKを図示している。
充電システムKは、送電線L1を介して電力系統16と接続されている。そして、充電システムK内には、送電線L1により、電力系統16からの電力を各充電スタンドA〜Cや蓄電ユニット15に送電する送電路や、蓄電ユニット15から充電スタンドA〜Cに送電する送電路が構築されている。このように充電システムK内に構築した送電路により、電力系統16、及び蓄電ユニット15のそれぞれが各充電スタンドA〜Cから供給する充電電力の供給源となる。なお、電力系統とは、電力を送電するための送電システムであって、電力会社が保有する。
また、充電システムKには、電力系統16から需用可能な電力を超えた場合に電源回路を遮断する主幹ブレーカとなる電力遮断部17が設けられている。電力系統16から需用可能な電力は、充電システムKの設置者と電力会社との間の需給契約によって定められる。
充電制御ユニット14は、各充電スタンドA〜Cに分配する供給電力量を制御する制御部18を有する。また、蓄電ユニット15は、電力系統16から送電された電力を蓄電池19の充電に適した形態に変換する電力変換器20と、蓄電ユニット15から供給される電力量を検出する電力計21を有する。また、各充電スタンドA〜Cは、電気車両K1〜K3の充電を制御する制御部22と、情報の受信部、及び情報の送信部となる通信部23を有する。なお、図1では、各充電スタンドA〜Cの構成が同一構成であるため、充電スタンドAのみに具体的な構成を図示している。
各充電スタンドA〜Cの制御部22は、充電プラグPに内蔵される信号線を介して電気車両K1〜K3側から送信される情報に基づき、充電対象とする車両が存在するか否か、すなわち充電プラグPが車両に接続されているか否かを検出する。この検出に際して本実施形態の充電システムKは、CPLT(コントロールパイロット)機能を用いて、電気車両K1〜K3側との接続などを確認する。各電気車両K1〜K3の制御部11は、信号電圧が初期電圧に立ち上がることで起動し、起動後に信号電圧を初期電圧から所定電圧に下げる。各充電スタンドA〜Cの制御部22は、初期電圧からの信号電圧の変動を確認すると、充電プラグPが車両に接続されていることを検出する。そして、各充電スタンドA〜Cの制御部22は、接続を検出すると、車両接続信号を充電制御ユニット14の制御部18に送信する。本実施形態において充電制御ユニット14の制御部18は、車両接続信号を受信することにより、充電スタンドA〜Cが電気車両K1〜K3に対して充電可能な状態であるか否かを判定する。そして、信号電圧を所定電圧に下げた電気車両K1〜K3の制御部11は充電の準備を開始し、準備後に信号電圧をさらに下げる。そして、この信号電圧の変化をさらに検出すると、充電制御ユニット14の制御部18及び充電スタンドA〜Cの制御部22は、充電を開始させる。
充電制御ユニット14の制御部18は以下の制御を行う。
この実施形態において以下の制御を行う充電制御ユニット14の制御部18が充電制御部となり、制御部18と各充電スタンドA〜Cの制御部22によって放電制御部が構成される。
図2に示す充電制御処理において制御部18は、充電システムKが充電対象となる電気車両に供給可能なピーク電力量を設定する(ステップS10)。ステップS10におけるピーク電力量は、電力系統16を保有する電力会社と充電システムKの保有者との間の需給契約によって定める系統供給電力量Ppと、蓄電池19から放電可能な電力の最大量である最大放電電力量Pbomaxとを合算した電力量である。最大放電電力量Pbomaxは、電力変換器20の処理能力によって規定される。
次に、制御部18は、充電対象とする電気車両の車載電池10を充電するために必要なスタンド総電力量Pcを検知する(ステップS11)。スタンド総電力量Pcは、各充電スタンドA〜Cが充電対象とする電気車両の充電に必要な電力量の合算量である。そして、制御部18は、蓄電池19から放電させる放電電力量Pboを決定する(ステップS12)。ステップS12において制御部18は、スタンド総電力量Pcが系統供給電力量Pp以下の場合、放電電力量Pboを「零」とする。この場合、蓄電池19から放電は行われない。一方、制御部18は、スタンド総電力量Pcが系統供給電力量Ppを越えている場合、スタンド総電力量Pcから系統供給電力量Ppを減算し、その減算後の電力量を放電電力量Pboに決定する。このとき、制御部18は、減算後の電力量が最大放電電力量Pbomaxよりも大きい場合、放電電力量Pboを最大放電電力量Pbomaxに決定する。一方、制御部18は、減算後の電力量が最大放電電力量Pbomaxよりも小さい場合、放電電力量Pboを減算後の電力量に決定する。
次に、制御部18は、ステップS12で決定した放電電力量Pboを、蓄電池19から放電させる電力量として設定する(ステップS13)。このとき、既に蓄電池19を放電させて充電が行われている場合には、ステップS11で検知したスタンド総電力量Pcの変化に応じて放電電力量Pboが変更設定される場合がある。次に、制御部18は、ステップS11〜S13の処理結果をもとに、充電対象の電気車両が接続されている充電スタンドへ分配する供給電力量を決定する(ステップS14)。そして、制御部18は、ステップS14で決定した供給電力量を充電スタンドへ指示し、ステップS10で設定したピーク電力量を超えないためのピーク電力制御を開始する(ステップS15)。
ステップS15で供給電力量が指示された充電スタンドの制御部22は、供給電力量に相当する充電電流を指示する電流指示値を充電対象とする電気車両に送信する。そして、電気車両は、電流指示値にしたがって充電電流を受電し、車載電池10の充電を行う。
図2の説明に戻り、ステップS15でピーク電力制御を開始した制御部18は、電力計21の計測結果を取得し、蓄電池19の電圧Vbが予め定めた下限電圧Vminに到達したか否かを判定する(ステップS16)。この判定結果が否定の場合、制御部18は、ステップS11に戻り、ステップS11からの処理を繰り返し実行する。一方、ステップS16の判定結果が肯定の場合、制御部18は、蓄電池19の定電圧放電を開始させる(ステップ17)。ステップS17において制御部18は、蓄電ユニット15に定電圧放電の制御を指示する。これにより、蓄電池19の放電電流は、蓄電池19の内部抵抗の変化によって変動し、徐々に減少して行く。
次に、制御部18は、電力計21の計測結果を取得し、蓄電池19の放電電流Ibが0(零)よりも大きいか否かを判定する(ステップS18)。このステップS18では、放電電流Ibの値から、蓄電池19が放電しているか否かを判定する。そして、ステップS18の判定結果が肯定の場合、制御部18は、放電電流Ibの減少に伴って蓄電池19からの放電電力量が減少するので、充電システムKが充電対象となる電気車両に供給可能なピーク電力量の設定を見直す(ステップS19)。ステップS19において制御部18は、蓄電池19から放電可能な電力量に応じてピーク電力量を再設定する。
次に、制御部18は、ステップS11と同様に、充電対象とする電気車両の車載電池10を充電するために必要なスタンド総電力量Pcを検知する(ステップS20)。次に、制御部18は、ステップS19〜S20の処理結果をもとに、充電対象の電気車両が接続されている充電スタンドへ分配する供給電力量を決定する(ステップS21)。そして、制御部18は、ステップS21で決定した供給電力量を充電スタンドへ指示し、ステップS19で設定したピーク電力量を超えないためのピーク電力制御を開始する(ステップS22)。その後、制御部18は、ステップS18に戻り、ステップS18からの処理を繰り返す。そして、制御部18は、ステップS18の判定結果が否定の場合、蓄電池19の放電電力量が零となることにより、蓄電池19の放電を停止させるとともに、蓄電池19を充電可能な状態であれば蓄電池19の充電を開始させる(ステップS23)。蓄電池19を充電可能な状態とは、スタンド総電力量Pcが系統供給電力量Ppよりも小さく、電力系統16からの電力を蓄電池19へ供給できる状態である。
そして、制御部18は、蓄電池19の電圧Vbが予め定めた上限電圧Vmaxに到達し、満充電の状態になると、蓄電池19の充電を終了させる。また、制御部18は、蓄電池19が満充電の状態になったことにより、ピーク電力量を系統供給電力量Ppと最大放電電力量Pbomaxとを合算した電力量として図2に示す充電制御処理を実行する。
以下、本実施形態の作用を説明する。
図3(a)に示すように、蓄電池19を放電させると、その電圧Vbは時間の経過とともに下降し、時間Txの到達時に下限電圧Vminに達する。
また、図3(b)に示すように、充電システムKでは、充電の制御が行われる。例えば、電気車両K1,K2を充電対象とし、スタンド総電力量Pcが系統供給電力量Pp以下の場合、充電制御ユニット14の制御部18は、充電スタンドA,Bの供給電力量を電力系統16からの電力で設定し、スタンド総電力量Pcに応じた充電電力を供給する。また、電気車両K1,K2に加えて電気車両K3が充電対象となった時にスタンド総電力量Pcが系統供給電力量Ppを越えた場合、制御部18は、充電スタンドA〜Cの供給電力量を電力系統16の電力と蓄電池19の電力で設定する。これにより、蓄電池19の放電が開始し、系統供給電力量Ppと最大放電電力量Pbomaxを合算した電力量をピーク電力量として充電電力が供給される。
ところで、電力系統16と蓄電池19で電力を供給している状態において、蓄電池19の電圧Vbが下限電圧Vminに達したことによって蓄電池19の放電を停止させてしまうと、スタンド総電力量Pcに対して充電システムKから供給される充電電力が不足する。このため、充電システムKからの電力供給に何ら規制を掛けない場合、充電電力の不足分は、電力系統16で補うことになる。つまり、電力系統16からは、需給契約で定められている系統供給電力量Ppを越える電力量が供給されることになる。また、系統供給電力量Ppを越える電力が供給される場合は、電力遮断部17の動作によって電源回路が遮断してしまい、充電対象の電気車両K1〜K3への電力供給が途絶えてしまう。
このため、この実施形態では、蓄電池19の電圧Vbが下限電圧Vminに達した場合、蓄電池19の放電を定電流放電から定電圧放電に切り換える。これにより、蓄電池19の放電電力量は徐々に減少していく。それとともに、制御部18では、エネルギーマネジメントを実行し、スタンド総電力量Pcがピーク電力量(系統供給電力量Pp+蓄電池19の放電電力分)を越えないように充電スタンドA〜Cの供給電力量を制御する。この制御により、ピーク電力量は、蓄電池19が下限電圧Vminに達した段階で図3(b)に破線で示すように徐々に減少するとともに、そのピーク電力量の減少に応答してスタンド総電力量Pcも減少する。なお、蓄電池19の放電停止後は、ピーク電力量が系統供給電力量Ppとなり、充電が行われる。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)蓄電池19を放電させている場合に、蓄電池19の電圧Vbが下限電圧Vminに達すると、蓄電池19の放電電力量を減少させるとともに、充電制御ユニット14の制御部18がピーク電力量を超えないように制御する。これにより、蓄電池19からの放電がなくなった場合でも、蓄電池19の放電していた電力分を電力系統16で充足させない。したがって、電力系統16が供給可能な系統供給電力量Ppを超えないように充電を行うことができる。
(2)蓄電池19の電圧Vbを監視し、その状態をもとに制御を行うので、制御構成が簡単である。
(3)蓄電池19を定電圧で放電させることにより、蓄電池19の容量分の電力を使い切ることができる。したがって、蓄電池19の使用効率を向上させることができる。
(4)蓄電池19の電圧Vbが下限電圧Vminに達したことを契機に充電制御ユニット14の制御部18がピーク電力量を超えないように制御するので、蓄電池19の放電が停止した際に電力系統16から供給される電力量が急激に増加することを抑制できる。これにより、電力遮断部17の動作によって電源回路が遮断し、充電対象の電気車両に対する電力供給が途絶えてしまうことを抑制できる。したがって、充電システムKの効率低下を抑制できる。
(5)スタンド総電力量Pcが系統供給電力量Ppを越える場合に蓄電池19を放電させるので、充電システムKからの主の電力供給源は電力系統16となり、蓄電池19による電力供給は補助的な扱いとすることができる。このため、蓄電池19が満充電に近い状態で充放電が頻繁に繰り返されることなく、蓄電池19の放電を適切な時期に行わせることができる。
(6)また、蓄電池19を補助的な電力供給源とすることで、蓄電池19の充放電が頻繁に繰り返されることが抑制される。したがって、蓄電池19の寿命延伸を図ることができる。
(7)充電システムKに蓄電池19を設け、蓄電池19からも電力を供給させるので、電力系統16から需用可能な電力量の最大量を抑えることができる。このため、契約電力を極端に大きくしなくても、複数の充電スタンドA〜Cで充電を行わせることができる。したがって、契約電力を抑えることで、充電システムKの設置者のコストを抑制することができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 蓄電池19が下限電圧Vminに達した場合、蓄電池19を多段定電流放電させても良い。このように放電させた場合でも、蓄電池19の放電電力量は徐々に減少する。
○ 蓄電池19を定電圧放電に切り換える契機として、蓄電池19の蓄電量(SOC)が予め定めた蓄電量に達したことにしても良い。
○ 蓄電池19の下限電圧Vminは、蓄電池19の蓄電量(SOC)が零となる電圧でも良いし、蓄電量が零相当の電圧でも良い。
○ 充電システムKを構成する充電スタンドA〜Cの数を変更しても良い。例えば、単数の充電スタンドを設けた充電システムKに具体化しても良い。また、充電スタンドを2台や4台以上設けた充電システムKに具体化しても良い。
○ 充電システムK内に設ける蓄電ユニット15の数を変更しても良い。例えば、2つ以上でも良い。複数の蓄電ユニット15(蓄電池19)を設けることで、系統供給電力量Ppに対して上積み可能な電力量を増加させることができる。したがって、電力系統16との契約電力を大きくしなくても、充電システムKから供給可能な電力量を大きくすることができる。また、複数の蓄電ユニット15(蓄電池19)を設けることで、個々の蓄電池19の充電容量を小さくすることができる。したがって、蓄電池19の充電に係る時間を短縮させることができる。したがって、充電システムKにおける充電効率の低下を抑制することができる。
○ 蓄電ユニット15の蓄電池19は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池など、充放電電池であれば、種々の構成を適用することができる。
○ 各充電スタンドA〜Cの制御部18が電気車両に指示する指示値は電力量でも良い。
○ 放電要求の際、蓄電池19の蓄電量に応じて放電する場合と放電しない場合を設けても良い。例えば、蓄電池19の蓄電量が満充電の状態(上限電圧Vmaxに到達している状態)であれば放電し、満充電の状態に達していなければ放電させない。また、上記に代えて、蓄電池19の蓄電量が満充電の状態未満の所定量を超えている場合に放電させても良い。なお、蓄電池19の放電をさせない場合は、スタンド総電力量Pcが系統供給電力量Pp以下となるように制御する。
○ スタンド総電力量Pcが系統供給電力量Ppを超える場合、電力系統16から供給される電力量を系統供給電力量Pp未満とし、残り分の電力を蓄電池19から放電させても良い。つまり、電力系統16から供給される電力量と蓄電池19から放電される電力量を合算した電力量が、スタンド総電力量Pcと一致すれば良い。
○ 電気車両K1〜K3と、充電スタンドA〜Cと、充電制御ユニット14との情報の送受信を無線通信によって行っても良い。
○ 充電制御ユニット14を、複数台の充電スタンドA〜Cの何れかに設けても良い。この場合、充電制御ユニット14を設けた充電スタンドと他の充電スタンドは信号を送受信するように信号線で接続される。そして、充電制御ユニット14は、実施形態と同様に制御を行う。
○ 実施形態は、充電プラグPを電気車両K1〜K3に機械的に接続して充電を行う充電システムKに具体化したが、充電プラグPを使用せずに、電気車両と充電部(地上側設備)を電気的に接続して充電を行う非接触式の充電システムに具体化しても良い。図4に示すように、非接触式の充電システムでは、電気車両34側に取り付けられた受電側コイル35と、充電ステーションの床に埋設された地上側設備36の送電側コイル37と、を整合させるようにして電気車両34を停車させる。このとき、受電側コイル35と送電側コイル37は、離間して非接触の状態とされる。そして、非接触式の充電システムでは、送電側コイル37からの電力を受電側コイル35で受電することにより、電気車両34の車載電池に充電が行われる。このような非接触式の充電システムの方式には、共鳴方式や電磁誘導方式がある。また、非接触式の充電システムでは、電気車両34に搭載される車両側コントローラ38と、地上側設備36に設置される電源側コントローラ39とが、無線にて通信できるようになっている。なお、非接触式の充電システムにおいては、地上側設備36が実施形態において充電部となる充電スタンドA〜Cに相当し、充電制御ユニット14は充電ステーション内に設けられている。
○ 上記別例で記載した非接触式の充電システムにおいて、車両側コントローラ38と電源側コントローラ39の間の信号の送受信を、電力伝送に重畳させて行わせても良い。
○ 充電システムKは、公共施設(教育機関、公民館など)、商業施設(宿泊施設、ショッピング施設、充電ステーションなど)又は家庭用の設備として具体化しても良い。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)放電制御部は、蓄電池を多段定電流で放電させることによって蓄電池の放電電力量を徐々に減少させる。
10…車載電池、14…充電制御ユニット、16…電力系統、18…制御部、19…蓄電池、A〜C…充電スタンド、K…充電システム、Vmin…下限電圧、Pp…系統供給電力量、Pbomax…最大放電電力量、Pbo…放電電力量。

Claims (5)

  1. 車載電池を充電する充電システムにおいて、
    前記車載電池に電力を供給する充電部と、
    充電用の電力を蓄電する蓄電池と、
    前記充電部が充電電力として供給する供給電力量を制御する充電制御部と、
    前記蓄電池の放電を制御する放電制御部と、を備え、
    前記放電制御部は、前記蓄電池が放電を行っている場合に前記蓄電池が予め定めた下限電圧又は予め定めた蓄電量に達したことを検出したときには前記蓄電池の放電電力量を徐々に減少させ、
    前記充電制御部は、電力系統が供給可能な系統供給電力量と前記蓄電池の徐々に減少する放電電力量から算出されるピーク電力量を超えないように前記充電部の供給電力量を制御して充電を行うことを特徴とする充電システム。
  2. 前記放電制御部は、前記蓄電池を定電圧で放電させることによって前記蓄電池の放電電力量を徐々に減少させる請求項1に記載の充電システム。
  3. 前記放電制御部は、前記蓄電池を多段定電流で放電させることによって前記蓄電池の放電電力量を徐々に減少させる請求項1に記載の充電システム。
  4. 前記充電部を複数有し、
    前記充電制御部は、各充電部の供給電力量の合算量が前記ピーク電力量を超えないように前記各充電部に供給電力量を分配する請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の充電システム。
  5. 前記充電制御部は、前記電力系統から予め定めた系統供給電力量以下の電力量を供給させるように制御し、
    前記放電制御部は、前記車載電池を充電するために必要な電力量から前記系統供給電力量以下の電力量を減算した分を放電させるように制御する請求項1〜請求項のうち何れか一項に記載の充電システム。
JP2012249387A 2012-11-13 2012-11-13 充電システム Active JP6031953B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012249387A JP6031953B2 (ja) 2012-11-13 2012-11-13 充電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012249387A JP6031953B2 (ja) 2012-11-13 2012-11-13 充電システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014099958A JP2014099958A (ja) 2014-05-29
JP6031953B2 true JP6031953B2 (ja) 2016-11-24

Family

ID=50941525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012249387A Active JP6031953B2 (ja) 2012-11-13 2012-11-13 充電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6031953B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106300449A (zh) * 2015-03-15 2017-01-04 佛山市南海区欣源电子有限公司 一种基于超级电容器储能的移动电源

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015112752A1 (de) * 2015-08-04 2017-02-09 Wobben Properties Gmbh Elektrofahrzeug-Ladestation und Verfahren zum Steuern einer Elektrofahrzeug-Ladestation
JP6686761B2 (ja) * 2016-07-22 2020-04-22 株式会社豊田自動織機 充電器
DE102017108579A1 (de) 2017-04-21 2018-10-25 Wobben Properties Gmbh Verfahren zum Betreiben einer Ladestation
JP6909816B2 (ja) * 2019-01-17 2021-07-28 本田技研工業株式会社 送受電システム
JP7257311B2 (ja) * 2019-11-05 2023-04-13 株式会社デンソー 車両用充電装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7256516B2 (en) * 2000-06-14 2007-08-14 Aerovironment Inc. Battery charging system and method
JP2002152984A (ja) * 2000-11-08 2002-05-24 Hitachi Ltd 二次電池の充放電装置および充放電方法
WO2011105580A1 (ja) * 2010-02-26 2011-09-01 三洋電機株式会社 充電システム、充放電制御装置および充放電制御方法
WO2011118187A1 (ja) * 2010-03-23 2011-09-29 パナソニック株式会社 充電制御装置、充電システムおよび充電制御方法
JP2012034488A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Sanyo Electric Co Ltd 充電装置
JP2012044822A (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 Sanyo Electric Co Ltd 充電システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106300449A (zh) * 2015-03-15 2017-01-04 佛山市南海区欣源电子有限公司 一种基于超级电容器储能的移动电源
CN106300449B (zh) * 2015-03-15 2019-04-26 佛山市欣源电子股份有限公司 一种基于超级电容器储能的移动电源

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014099958A (ja) 2014-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10464428B2 (en) Battery-backed DC fast charging system
JP6031953B2 (ja) 充電システム
KR101864197B1 (ko) 전기차충전시스템 및 전기차충전시스템을 제어하는 방법
EP3459786A1 (en) Electrically powered vehicle and control method for electrically powered vehicle
CN103580257B (zh) 蓄电池充电装置及其蓄电池充电方法
JP2022093427A (ja) 電気自動車用両方向充電システム
US10150373B2 (en) Compact charging device for electric vehicle
US20130088198A1 (en) Electric charging system and electric charging method
EP2587583B1 (en) AC current control of mobile battery chargers
US20190359198A1 (en) Battery system
US9493081B2 (en) Power supply system, vehicle equipped with the same, and control method for power supply system
CN101741118A (zh) 机动车辆的能量存储系统
JP5990786B2 (ja) 充放電システム
US11400825B2 (en) AC/DC EVSE charging system
JP2014045536A (ja) 充電システム
JP2014033555A (ja) 充電システム
JP5510259B2 (ja) 車両用電力制御装置
CN204845806U (zh) 一种整车控制器的供电系统
US20200139834A1 (en) Battery-backed dc fast charging system
JP2013158146A (ja) 充電システム
JP5817556B2 (ja) 充電システム
KR102576251B1 (ko) 전기자동차용 양방향 충전기의 제어방법 및 장치
JP2013162555A (ja) 車両充電システム
JP2014033554A (ja) 充電システム
JP2018023243A (ja) 電動車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150408

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160927

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161010

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6031953

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151