JP6031631B1 - 容器 - Google Patents

容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6031631B1
JP6031631B1 JP2016122449A JP2016122449A JP6031631B1 JP 6031631 B1 JP6031631 B1 JP 6031631B1 JP 2016122449 A JP2016122449 A JP 2016122449A JP 2016122449 A JP2016122449 A JP 2016122449A JP 6031631 B1 JP6031631 B1 JP 6031631B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
main body
container
lid
insertion hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016122449A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017225540A (ja
Inventor
昭次 黒田
昭次 黒田
Original Assignee
近畿用品製造株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 近畿用品製造株式会社 filed Critical 近畿用品製造株式会社
Priority to JP2016122449A priority Critical patent/JP6031631B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6031631B1 publication Critical patent/JP6031631B1/ja
Publication of JP2017225540A publication Critical patent/JP2017225540A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】周囲を汚れにくくすることができる容器を提供することを課題とする。【解決手段】作業対象物を収容する収容空間Qが形成された容器本体2と、前記容器本体2に対して着脱可能な作業部3と、を備え、前記作業部3は、一端と、該一端とは反対側に位置する他端と、を有し、前記一端に、前記作業部3が前記容器本体2に取り付けられた状態で前記収容空間Q内に位置して該収容空間Qに収容された前記作業対象物に対して作業を行う作業本体31と、前記他端に、前記作業本体31を操作するための操作部32と、を有し、前記操作部32は、前記操作部32が下向きで、且つ前記作業本体31が上向きとなるように、前記作業部3を起立させるための起立部320を備えることを特徴とする容器1。【選択図】図5

Description

本発明は、収容された作業対象物に対して所定の作業を行うための容器に関する。
例えば、蓋が閉じられた状態で外から操作されることで、収容された洗浄剤と湯水とを混合して泡を立てることができる洗浄剤用の泡だて器が公知である(特許文献1)。
この泡だて器は、上方に開口が形成され、洗浄剤と湯水とを収容する収容空間が形成された容器本体と、中央部に挿通穴が形成され、該容器本体の前記開口を開閉可能な蓋体と、前記挿通穴に挿通され、上端に使用者が把持するための昇降操作部が形成された昇降操作棒と、該昇降操作棒の下端に接続され、多数の貫通孔が形成された昇降板と、を備える。
この泡だて器を使用する際には、使用者は、容器本体に洗浄剤と湯水とを入れて、昇降板が容器本体の収容空間内に位置するように、蓋体で容器本体を閉塞する。そして、使用者は、昇降操作部を把持して昇降操作棒を上下動させることで、洗浄剤と湯水との混合物内で昇降板の上下動を繰り返して容器本体内に泡を立てることができる。使用者は、泡立て後、蓋体、昇降操作棒及び昇降板を容器本体から取り外し、容器本体内の泡を取り出して使用する。
特開2015−139545号公報
上記従来の泡だて器では、使用者が、泡の使用時に蓋体、昇降操作棒及び昇降板を容器本体の周囲に横向きに倒して仮置きすると、蓋体、昇降操作棒及び昇降板に付着した泡や洗浄剤と湯水との混合物が作業台に付着して(落ちて)汚れてしまう。
なお、このような問題は、洗浄剤と湯水とを用いて泡を立てる泡だて器に限られず、牛乳を泡立てる場合や、液体と固体(ゲル状物質又はゼリー状物質)との混合物、液体と液体との混合物をミキシングする場合等、容器本体に収容された作業対象物に対して作業を行う場合全般に起こり得る。
そこで、本発明は、かかる実情に鑑み、周囲を汚れにくくすることができる容器を提供することを課題とする。
本発明に係る容器は、作業対象物を収容する収容空間が形成された容器本体と、前記容器本体に対して着脱可能な作業部と、前記容器本体を開閉する蓋部であって、前記作業部と共に前記容器本体に対して着脱され、且つ挿通孔が形成された蓋部と、を備え、前記作業部は、一端と、該一端とは反対側に位置する他端と、を有し、前記一端に、前記作業部が前記容器本体に取り付けられた状態で前記収容空間内に位置して該収容空間に収容された前記作業対象物に対して作業を行う作業本体と、前記他端に、前記作業本体を操作するための操作部と、前記挿通孔の周縁との間に隙間が形成された状態で該挿通孔に挿通された作業軸部であって、前記作業本体と前記操作部とを連結する作業軸部と、を有し、前記操作部は、前記操作部が下向きで、且つ前記作業本体が上向きとなるように、前記作業部を起立させるための起立部を備え、前記蓋部は、前記容器本体を開閉する本体部と、前記本体部の端縁から前記作業本体側に垂下するスカート部とを有し、前記操作部が下向きで、且つ前記作業本体が上向きとなるように前記作業部が起立した状態で、前記作業本体の下方に位置するように構成され、前記本体部は、前記挿通孔を起点に径外方向へ向かうにつれて前記操作部側へ傾斜するように構成されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、容器本体に例えば作業対象物として液体を収容して作業部を取り付けて作業した後に、作業部を容器本体から取り外すことで、作業完了した作業対象物を容器本体から取り出すことができる。ここで、取り外した作業部は、操作部が起立部を備えるため、該起立部を例えば作業台の上面に当接させると、作業部を、操作部が下向きで且つ作業本体が上向きとなるように起立させることができる。よって、かかる構成によれば、作業本体が上を向くように作業部を立てることができるので、作業本体に作業対象物が付着していても、作業対象物が作業台に付着しにくく、作業台が汚れにくい。
また、蓋部は、操作部が下向きで、且つ作業本体が上向きとなるように作業部が起立した状態で、作業本体の下方に位置する。そのため、作業本体に付着した作業対象物が該作業本体から落下しても、蓋部が作業対象物を受けることができるので、作業台が汚れにくい。
また、作業軸部が、蓋部に形成された挿通孔の周縁との間に隙間が形成された状態で該挿通孔に挿通されているので、操作部が下向きで且つ作業本体が上向きとなるように作業部を作業台に起立させることで、蓋部が下方側に移動して操作部の上に乗った状態となる。そのため、作業部は、蓋部が上に乗ることによって重心が下がり、安定して作業台に載置されるので転倒し難くなる。
更に、本体部が受けた作業対象物が、本体部上を端縁側に向かって滑ると共に、スカート部で堰止められるので、作業対象物が、挿通孔から抜けるのを防止しつつ本体部からこぼれ難くなっている。
以上より、本発明によれば、周囲を汚れにくくすることができる容器を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る容器の斜視図である。 図2は、同実施形態に係る容器の分解図である。 図3は、同実施形態に係る容器の断面図である。 図4は、図3におけるA部分の拡大図である。 図5は、同実施形態に係る容器の作業部を、操作部が下向きとなるように起立させた状態の斜視図である。 図6は、図5における蓋部及び操作部の拡大図である。 図7は、把持片の拡大図である。 図8は、同実施形態に係る容器の作業部を、作業本体が下向きとなるように起立させた状態の断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る容器について、図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、泡立てに用いられる容器について説明する。具体的には、作業対象物として、洗顔料と水との混合物である洗顔液を用いる場合について説明する。また、作業として、該洗顔液を泡立てる場合について説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の容器1は、作業対象物を収容する収容空間Qが形成された容器本体2と、容器本体2に対して着脱可能な作業部3と、容器本体2を開閉する蓋部4とを備える。本実施形態の容器1は、半透明の樹脂で形成されている。具体的には、容器1は、ポリプロピレン製である。
容器本体2は、有底筒状に形成されている。即ち、容器本体2は、底部21と、該底部21の端縁から上方に延びる筒状の胴部22とを有する。容器本体2は、上方が開口している。
底部21は、板状に形成されている。本実施形態の底部21は、円形状の薄板である。底部21の中央部には、上方に突出する突起21P(図3参照)が形成されている。
図2に示すように、胴部22は、上方側に位置する上胴部23と、下方側に位置する下胴部24と、上胴部23と下胴部24との間に位置する中胴部25とを備える。胴部22は、薄壁を有する円筒状に形成されている。胴部22は、上方側に位置する上方端201が下方側に位置する下方端202よりも若干拡径するように形成されている。また、胴部22は、上方端201から下方端202にかけてストレートに形成されている。
図3及び図4に示すように、上胴部23は、内周面231と、外周面232と、開口端縁を構成する上端面233と、外周面232と上端面233との境界となる境界端縁234とを有する。図4に示すように、上端面233は、内周面231を起点として上方に向けて突出する突出部233aと、該突出部233aの頂点から径外方向下方に向けて降下する降下面233bであって、外周面232に連続する降下面233bとを有する。
図3に示すように、下胴部24は、下方端202に小径部241と、該小径部241に連続する大径部242とを有する。小径部241と大径部242との境界が段差を構成する段差部243となっており、該段差部243は、使用する洗顔液量の目安となる計量位置となっている。該段差部243は、下胴部24の上下方向における中心近傍に設けられている。
本実施形態の容器本体2は、開口面積が底部21の面積よりも若干大きく形成されている。また、容器本体2は、蓋部4によって開口が閉塞されることで、洗顔液を収容する収容空間Qが形成される。即ち、容器本体2の底部21、胴部22、及び蓋部4によって、収容空間Qが画定される。
作業部3は、収容空間Qに収容された洗顔液を泡立てるためのものである。作業部3は、一端と、該一端と反対側に位置する他端とを有する。作業部3は、一端に、洗顔液を泡立てるための作業本体31と、他端に、該作業本体31を操作する操作部32と、作業本体31と操作部32とを連結する作業軸部33とを備える。即ち、作業部3は、操作部32と作業本体31とが、作業軸部33を介して該作業軸部33の軸線方向で対向するように形成されている。作業部3は、容器本体2に対して着脱可能に構成されている。
図5に示すように、作業部3は、操作部32が下向きで、且つ作業本体31が上向きとなるように、作業台等の設置面に起立可能に構成されている。本実施形態では、作業部3は、平坦に構成された設置面に起立可能に構成されている。具体的には、作業部3は、作業軸部33の軸線が設置面と交差するように設置面に起立する。作業部3は、作業軸部33の軸線と鉛直方向(設置面に対して垂直な方向)とが鋭角を成すか、または作業軸部33の軸線が鉛直方向と一致するように設置面に起立するのが好ましい。本実施形態では、作業部3は、作業軸部33の軸線が鉛直方向と一致するように(設置面と直交するように)設置面に起立する。
図2に示すように、作業本体31は、泡を立てるための泡立て部311と、作業軸部33を接続するための接続部312とを有する。
泡立て部311は、板状に形成されている。具体的には、泡立て部311は、薄い円板状に形成されている。泡立て部311には、上下動に伴って、容器本体2内の洗顔液や泡を通過させる多数の通過孔314が形成されている。また、泡立て部311の中央部には、挿通孔315が形成されている。泡立て部311は、両面が滑らかで、フラットに形成されている。
図3に示すように、接続部312は、泡立て部311の一方の面311aから板厚方向に延出している。本実施形態の接続部312は、泡立て部311に形成された挿通孔315の周縁から板厚方向に延出し、筒状に形成されている。接続部312の内周面には、後述の作業軸部33の雄ネジ部331aと螺合する雌ネジ部312aが形成されている。
作業本体31は、他方の面311bがフラットに形成されているので、作業部3は、他方の面311bが作業台等の平坦な面を向くように載置されると設置面に安定する。
図2及び図6に示すように、操作部32は、操作部32が下向きで、且つ作業本体31が上向きとなるように、作業部3を起立させるための起立部320(図7も参照)を備える。操作部32は、薄板状に形成されている。本実施形態の操作部32は、作業軸部33に連結される中央部321と、該中央部321から放射状に広がる複数の把持片322とを有する。
図6に示すように、中央部321には、一方の面に板厚方向に窪む円形状の中央凹部321aが形成されている。また、中央部321は、他方の面が板厚方向に突出した肩部321bとなっている。肩部321bは、径内方向へ傾斜するように構成されている。即ち、肩部321bは、傾斜面を構成している。肩部321bは、円錐台状となっており、作業軸部33と連続的に接続している。
複数の把持片322は、同形状であるため、1つの把持片322について説明する。図7に示すように、把持片322は、横方向の長さが縦方向の長さよりも長い薄板状に形成されている。本実施形態の把持片322は、一端側に第1片部32aと、他端側に該第1片部32aに対して縮径する第2片部32bとを有する。第1片部32aと第2片部32bとは、横方向に並んでいる。把持片322は、端縁に角部が無く、端縁が滑らかな曲面となっている。
第1片部32aは、円板状に形成されている。第1片部32aの一方の面には、板厚方向に窪む第1凹部32cが形成されている。そのため、第1片部32aには、端縁と第1凹部32cとの間に、該第1凹部32cを囲むように第1縁部32eが形成されている。
第2片部32bは、略矩形状の小片である。第2片部32bの一方の面には、板厚方向に窪む第2凹部32dが形成されている。そのため、第2片部32bには、端縁と第2凹部32dとの間に、該第2凹部32dに沿って第2縁部32fが形成されている。第2凹部32dは、第1片部32aの第1凹部32cよりも浅く形成されている。第2片部32bは、端縁が中央に向かって窪むように湾曲した湾曲辺となっている。
把持片322は、第1片部32aの一方の面と第2片部32bの一方の面とが面方向で一致するように繋がっている。把持片322は、第1片部32aの第1縁部32eと、第2片部32bの第2縁部32fとが連続することで、内側に浅い窪みが形成され、該窪みを囲むように本縁部320が形成されている。把持片322は、他端側で中央部321と繋がっている。把持片322の第1凹部32c及び第2凹部32dは、中央部321の中央凹部321aよりも浅く形成されている。
図2に示すように、操作部32は、中央部321を中心として、該中央部321から複数の把持片322が放射状に延びることで構成されている。複数の把持片322は、隣り合う把持片322同士が等間隔となるように中央部321から延びている。本実施形態では、操作部32は、4つの把持片322を有しており、隣り合う把持片322同士が90度を成すように中央部321から延びている。即ち、本実施形態の操作部32は、クロス状に形成されている。
操作部32は、4つの把持片322における各本縁部320が同一平面上に位置するように形成されている。操作部32は、4つの本縁部320が、作業部3を起立させるための起立部320を構成している。即ち、操作部32は、4つの本縁部320が同一平面上に位置することで、平坦な設置面に対して線接触又は狭い面積で面接触することで起立する。図6に示すように、操作部32において、操作部32を下向きにして作業部3を起立させた際に、設置面に当接する側の面を起立面322aとする。操作部32は、起立面322aとは反対側に位置する非起立面322bを有する。非起立面322bの構成は起立面322aと同様であり、4つの本縁部320が同一平面上に位置することで、平坦な面に対して線接触又は狭い面積で接触する。
図3に示すように、操作部32は、作業軸部33の断面よりも大きく形成されている。また、本実施形態の操作部32は、容器本体2の底部21の底面よりも小さく形成されている。具体的には、操作部32は、径方向の長さのうちの最長となる部分の長さLが、作業軸部33の断面の直径よりも大きく、容器本体2の底面の直径よりも小さくなるように形成されている。
図3に示すように、作業軸部33は、一端331、及び他端332を有する。作業軸部33は、ストレートな棒状部材である。本実施形態の作業軸部33は、円柱状の棒状部材である。作業軸部33は、一端331の外径が他端332の外径よりも大きく形成されている。即ち、作業軸部33は、一端331が他端332よりも太く形成され、一端331から他端332に向かうにつれて細くなるように形成されている。作業軸部33の一端331には、作業本体31の雌ネジ部312aに対して螺合する雄ネジ部331aが形成されている。
作業軸部33の一端331に、一方の面311aが作業軸部33側を向くように作業本体31が接続されている。作業軸部33の他端332に、非起立面322bが作業軸部33側に位置するように操作部32が接続されている。作業軸部33は、作業本体31に対して着脱可能に接続されている。作業軸部33は、操作部32と一体的に形成されている。
作業部3は、作業本体31と操作部32とが平行となるように構成されている。具体的には、作業部3は、作業本体31の面方向と操作部32の面方向とが一致するように構成されている。また、作業部3は、作業軸部33の軸線が、作業本体31及び操作部32の板厚方向と一致するように構成されている。
蓋部4は、容器本体2を開閉する部分である。図1に示すように、蓋部4は、容器本体2を開閉する本体部41と、本体部41の端縁から垂下するスカート部42とを有する。本実施形態の蓋部4は、容器本体2に対して被せるように構成された外嵌め式となっている。
図1に示すように、本体部41は、板状に形成されている。本実施形態の本体部41は、薄い円板状に形成されている。図6に示すように、本体部41には、作業軸部33を挿通するための挿通孔41Pが形成されている。挿通孔41Pは、内周面411が作業軸部33の外径よりも大きくなるように形成されている。本体部41の一方の面41aは、挿通孔41Pを起点に径外方向へ向かうにつれて傾斜している。また、本体部41の他方の面41bは、平坦に形成されている。本実施形態の挿通孔41Pは、本体部41の中央部に形成されている。本実施形態の本体部41は、該挿通孔41Pの周縁を囲むように一方の面41aに延設された堰部412(図5も参照)を有する。
スカート部42は、本体部41の端縁から径外方向に広がるように垂下している。即ち、スカート部42は、垂下方向下方に向けて拡径するように、本体部41の板厚方向に対して径外方向に向かって傾斜している。スカート部42は、本体部41の一方の面41aの端縁から垂下している。本実施形態のスカート部42は、垂下方向における最下端部に、凹部421と凸部422とが交互に現れるように形成されている。各凸部422の頂部42Pは、本体部41から等距離離間している。
スカート部42は、本体部41から離れるに従って、内径が徐々に大きくなるように形成されている。スカート部42は、本体部41側の内径Rが、容器本体2の境界端縁234(図3参照)によって縁取られる部分の径よりも若干小さく形成されている。
蓋部4は、作業部3と共に容器本体2に対して着脱される。具体的には、図3に示すように、蓋部4は、作業軸部33が挿通孔41Pに挿通された状態で作業本体31と操作部32との間に位置し、作業部3から外れないようになっている。作業軸部33は、挿通孔41Pの周縁(内周面411)との間に隙間が形成された状態で挿通孔41Pに挿通されているので、蓋部4は、操作部32と作業本体31との間を移動自在となっている。
蓋部4は、本体部41の一方の面41aが作業本体31側を向いて、他方の面41bが操作部32側を向くように、作業本体31と操作部32との間に位置している。本実施形態の蓋部4は、スカート部42の垂下方向の長さが作業本体31の厚みよりも長くなるように形成されている。また、蓋部4は、スカート部42の内径が作業本体31の外径よりも大きくなるように形成されている。これにより、蓋部4は、作業本体31が収まるように構成されている。
蓋部4は、スカート部42の頂部42Pが本体部41から等距離離間しているので、スカート部42を下にして作業台に載置されると、各頂部42Pが同一平面上に位置し、蓋部4は、作業台上で安定する。
本実施形態に係る容器1の説明は以上である。以下、本実施形態に係る容器1の使用方法について説明する。
使用者は、予め、蓋部4を作業部3の作業軸部33に挿通して、組立てておく。使用者は、適量の洗顔料を作業本体31の他方の面311bに付着させ、液面が段差部243の近傍に位置するように容器本体2に水を加える。使用者は、作業本体31が収容空間Q内に位置するように、蓋部4を容器本体2に被せる。蓋部4を容器本体2に被せると、作業本体31が水に浸かるので、使用者は、操作部32を把持して上下動させる。
操作部32が上下動されることで、作業本体31が洗顔液内を上下動するので、徐々に泡が形成される。使用者は、十分に泡が形成されたら、操作部32を引き上げる。操作部32を引き上げると、作業本体31が蓋部4の一方の面41a(内側面)に引っ掛かるので、使用者は、作業本体31と蓋部4とを一度に持ち上げる。
図5に示すように、使用者は、作業部3を逆さにして、操作部32が下向きで、且つ作業本体31が上向きとなるように、作業部3を作業台に置く。操作部32と作業本体31との間には蓋部4が位置しているので、操作部32を下向きにして作業部3を作業台に置くことで、蓋部4が作業本体31の下方に位置する。使用者は、蓋部4を操作部32の非起立面322bに載せて作業部3を安定させる。
以上のように、上記実施形態に係る容器1においては、容器本体2に例えば作業対象物として液体を収容して作業部3を取り付けて作業した後に、作業部3を容器本体2から取り外すことで、作業完了した作業対象物を容器本体2から取り出すことができる。ここで、取り外した作業部3は、操作部32が起立部320を備えるため、該起立部320を例えば作業台の上面に当接させると、作業部3を、操作部32が下向きで且つ作業本体31が上向きとなるように起立させることができる。よって、かかる構成によれば、作業本体31が上を向くように作業部3を立てることができるので、作業本体31に作業対象物が付着していても、作業対象物が作業台に付着しにくく、作業台が汚れにくい。
上記実施形態の容器1によれば、蓋部4は、操作部32が下向きで、且つ作業本体31が上向きとなるように作業部3が起立した状態で、作業本体31の下方に位置する。そのため、作業本体31に付着した作業対象物が該作業本体31から落下しても、蓋部4が作業対象物を受けることができるので、作業台が汚れにくい。
また、上記実施形態では、作業軸部33が、蓋部4に形成された挿通孔41Pの周縁との間に隙間が形成された状態で該挿通孔41Pに挿通されているので、操作部32が下向きで且つ作業本体31が上向きとなるように作業部3を作業台に起立させることで、蓋部4が下方側に移動して操作部32の上に乗った状態となる。そのため、作業部3は、蓋部4が上に乗ることによって重心が下がり、安定して作業台に載置されるので転倒し難くなる。
上記実施形態の容器1によれば、蓋部4は、容器本体2を開閉する本体部41と、本体部41の端縁から作業本体31側に垂下するスカート部42とを有し、本体部41は、挿通孔41Pを起点に径外方向へ向かうにつれて操作部32側へ傾斜するように構成されている。そのため、本体部41が受けた作業対象物が、本体部41上を端縁側に向かって滑ると共に、スカート部42で堰止められるので、作業対象物が、挿通孔41Pから抜けるのを防止しつつ本体部41からこぼれ難くなっている。
具体的には、作業本体31に多量の泡が付着していたり、長時間放置することにより泡が潰れて洗顔液に戻ったりして、泡や洗顔液が作業本体31に落下した場合には、泡や洗顔液は、図6の矢印の方向へ移動する。泡や洗顔液の移動先には、スカート部42があるため、泡や洗顔液が蓋部4からこぼれにくくなっている。
上記実施形態の容器1は、操作部32の起立面322aが平坦な設置面に対して線接触又は狭い面積で面接触するように構成されており、且つ作業本体31の他方の面311bはフラットに形成されている。そのため、図8に示すように、上記実施形態の容器1は、作業本体31が下向きで、操作部32が上向きとなるように、作業部3を作業台に対して起立させることもできる。これにより、使用者は、使用後の容器1の水切りや乾燥を簡単に行うことができる。
具体的には、使用者は、作業本体31の他方の面311bが作業台の作業面と当接するように作業部3を作業台に対して起立させる。このとき、蓋部4は、各頂部42Pが作業台に当接することで、作業本体31を覆った状態で安定する。使用者は、容器本体2をひっくり返して、操作部32で容器本体2の底部21を支えるように容器本体2を作業部3に被せる。即ち、作業部3は、操作部32の起立面322aを容器本体2の底面に当接させることができるため、容器本体2を安定して支えることができる。
また、この場合、操作部32に形成された中央凹部321aと容器本体2の底部21に形成された突起21Pとを嵌め合わせることで、容器本体2が操作部32に対して位置ずれしにくくなる。このように、上記実施形態の容器1は、容器本体2が偏った位置で支えられるのを防止し、乾燥又は水切りの際にも作業部3が転倒するのを防止することができる。更に、スカート部42には凹部421が形成されているので、蓋部4は、スカート部42が下向きとなるように作業台等に載置されると、スカート部42内の空気が凹部421を介して置換される。そのため、作業部3及び蓋部4は早く乾燥する。
上記実施形態では、スカート部42は、本体部41の端縁から径外方向に広がるように垂下している。そして、スカート部42の本体部41側の内径Rが、容器本体2の境界端縁234によって縁取られる部分の径よりも若干小さく形成されている。そのため、図3及び図4に示すように、蓋部4を容器本体2に被せると、スカート部42は、中途部で容器本体2の開口端縁に係止され、本体部41が容器本体2に対して浮いた状態で容器本体2がスカート部42によってシールされる。具体的には、図4に示すように、蓋部4を容器本体2に被せると、スカート部42の中途部で、スカート部42の内周面と蓋部4の降下面233bとが面接触して密接し、シール部Sが形成される。
上記実施形態のスカート部42は、本体部41から垂下している。そのため、使用者が操作部32を把持し蓋部4が鉛直方向下方に位置して作業本体31に対して重なった状態で、蓋部4を容器本体2被せようとすると、蓋部4が上胴部23によってガイドされつつ係止され、続いて作業本体31が容器本体2の底部21に沈む。この場合、作業本体31が容器本体2に沈むのよりも先に蓋部4が容器本体2に係止されることで、作業本体31が容器本体2の胴部22に沿って底部21に導かれるので、作業部3は、容器本体2に対して位置ずれせずに設置される。また、蓋部4は、スカート部42が垂下方向下側に向けて拡径しているので、蓋部4を容器本体2に被せ易くなっている。
上記実施形態では、操作部32は、作業軸部33の断面よりも大きく形成され、且つ容器本体2の底面よりも小さく形成されている。そのため、操作部32は、下向きで置かれることで作業部3を起立させることができると共に、上向きで置かれることで容器本体2を支持することができる。
上記実施形態では、操作部32は、肩部321bを有しているため、操作部32を設置面に当接させる(接地させる)と、該周縁は、肩部321bよりも外側に位置することとなる。即ち、蓋部4の挿通孔41Pの周縁が作業軸部33側に寄っても、該周縁が肩部321bを滑って元に戻される。これにより、作業軸部33が挿通孔41Pの略中心に位置決めされるので、重心が偏り難く、作業部3は、設置面に対して安定して起立することができる。
上記実施形態では、操作部32は、クロス状に形成されているし、把持片322の端縁が滑らかに形成されているので、使用者は、把持片322と把持片322との間に指を沿わせて操作部32を操作することができる。そのため、上記実施形態に係る容器1は、使用者が操作し易く、使いやすいものとなっている。
上記実施形態では、蓋部4の一方の面41aに、挿通孔41Pを囲むように堰部412が形成されている。そのため、作業本体31から落下した泡や洗顔液は、堰部412で堰止められるので、挿通孔41Pを伝って設置面に漏れ難くなっている。
尚、本発明の容器1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態では、作業対象物が洗顔液である場合について説明したがこれに限定されるものではない。作業対象物は、例えば、洗濯に使用される液状、又は固形状の洗剤であってもよい。固形状の洗剤を使用する場合には、予め細かくしておくことが好ましい。また、作業対象物は、牛乳、卵、ドレッシング等の食品であってもよい。また、作業対象物は、液体であってもよいし、固体であってもよい。
上記実施形態では、作業として、洗顔液を泡立てる場合について説明したがこれに限定されるものではない。作業としては、作業対象物のミキシングでもよいし、作業対象物の加熱や、作業対象物の冷却でもよい。また、例えば、作業としては、作業対象物の押圧でもよい。
上記実施形態では、容器本体2が円筒状に形成される場合について説明したがこれに限定されるものではない。容器本体2の形状は、角筒状であってもよい。容器本体2は、上方端201から下方端202に亘って同一の内径で形成されていてもよい。
上記実施形態では、作業部3は、作業軸部33の軸線が設置面と直交するように設置面に起立する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、作業軸部33は、作業本体31と操作部32とが平行となるように連結する一方で、作業軸部33自身は、設置面に対して傾斜していてもよい。
上記実施形態では、容器1が、蓋部4を備える場合について説明したが、これに限定されるものではない。容器1は、蓋部4を備えていなくてもよい。
上記実施形態では、操作部32がクロス状である場合について説明したが、これに限定されるものではない。操作部32は、該操作部32が下向きで、且つ作業本体31が上向きとなるように、作業部3を起立させるための起立部320を備えていればよい。例えば、操作部32は、起立面322a側が凹凸無い平坦な面で構成されていてもよい。また、操作部32の形状として、円形状、角形状等様々な形状を採用することができる。
上記実施形態では、スカート部42は、垂下方向下方に向けて拡径するように、本体部41の板厚方向に対して径外方向に向かって傾斜している場合について説明したが、これに限定されるものではない。スカート部は、一端から他端にかけて同じ内径で形成されていてもよい。この場合、蓋部4を容器本体2に被せると、容器本体2の上端面233が本体部41の一方の面41aに当接することで、容器本体2がシールされる。
1…容器、2…容器本体、21…底部、21P…突起、22…胴部、23…上胴部、24…下胴部、25…中胴部、201…上方端、202…下方端、231…内周面、232…外周面、233…上端面、233a…突出部、233b…降下面、234…境界端縁、241…小径部、242…大径部、243…段差部、3…作業部、31…作業本体、32…操作部、32a…第1片部、32b…第2片部、32c…第1凹部、32d…第2凹部、32e…第1縁部、32f…第2縁部、33…作業軸部、311…泡立て部、312…接続部、312a…雌ネジ部、314…通過孔、320…本縁部(起立部)、321…中央部、321a…中央凹部、321b…肩部、322…把持片、322a…起立面、322b…非起立面、331…一端、332…他端、331a…雄ネジ部、4…蓋部、41…本体部、42…スカート部、42P…頂部、411…内周面、412…堰部、421…凹部、422…凸部、311a,41a…一方の面、311b,41b…他方の面、315,41P…挿通孔、Q…収容空間、R…内径、S…シール部

Claims (1)

  1. 作業対象物を収容する収容空間が形成された容器本体と、前記容器本体に対して着脱可能な作業部と、前記容器本体を開閉する蓋部であって、前記作業部と共に前記容器本体に対して着脱され、且つ挿通孔が形成された蓋部と、を備え、前記作業部は、一端と、該一端とは反対側に位置する他端と、を有し、前記一端に、前記作業部が前記容器本体に取り付けられた状態で前記収容空間内に位置して該収容空間に収容された前記作業対象物に対して作業を行う作業本体と、前記他端に、前記作業本体を操作するための操作部と、前記挿通孔の周縁との間に隙間が形成された状態で該挿通孔に挿通された作業軸部であって、前記作業本体と前記操作部とを連結する作業軸部と、を有し、前記操作部は、前記操作部が下向きで、且つ前記作業本体が上向きとなるように、前記作業部を起立させるための起立部を備え、前記蓋部は、前記容器本体を開閉する本体部と、前記本体部の端縁から前記作業本体側に垂下するスカート部とを有し、前記操作部が下向きで、且つ前記作業本体が上向きとなるように前記作業部が起立した状態で、前記作業本体の下方に位置するように構成され、前記本体部は、前記挿通孔を起点に径外方向へ向かうにつれて前記操作部側へ傾斜するように構成されていることを特徴とする容器。
JP2016122449A 2016-06-21 2016-06-21 容器 Active JP6031631B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016122449A JP6031631B1 (ja) 2016-06-21 2016-06-21 容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016122449A JP6031631B1 (ja) 2016-06-21 2016-06-21 容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6031631B1 true JP6031631B1 (ja) 2016-11-24
JP2017225540A JP2017225540A (ja) 2017-12-28

Family

ID=57358849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016122449A Active JP6031631B1 (ja) 2016-06-21 2016-06-21 容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6031631B1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4320844Y1 (ja) * 1964-03-31 1968-09-03
JP2015139545A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 株式会社鳥越樹脂工業 洗浄剤用泡だて器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4320844Y1 (ja) * 1964-03-31 1968-09-03
JP2015139545A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 株式会社鳥越樹脂工業 洗浄剤用泡だて器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017225540A (ja) 2017-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8033392B1 (en) Mouth guard holding assembly and method
US2163862A (en) Holder or container for dentures and other articles
US20150329283A1 (en) Cup with an inserted pot
JP6031631B1 (ja) 容器
JP3221710U (ja) コップ蓋の構造
US9198543B1 (en) Soap dispenser
US10912406B2 (en) No-boil over cooking vessel lid
CN210931052U (zh) 一种清洁工具放置架
JP2019050798A5 (ja)
JP3955420B2 (ja) プッシュプルキャップ
KR20120103894A (ko) 자동 마개
KR200406137Y1 (ko) 편리한 가습기의 물통
CN210259172U (zh) 一种薄壁型一次性塑料圆盒
JP2011229800A (ja) 蓋付き鍋
JP6292620B2 (ja) スポイト容器
KR101555503B1 (ko) 휴대용 텀블러
CN206119892U (zh) 一种茶杯
KR20240059901A (ko) 교차 오염을 방지하는 직립형 수저 보관함
KR200480312Y1 (ko) 텀블러
EP3150506B1 (en) Cap for non-refillable containers
JP2001122395A (ja) 漏 斗
JP3191043U (ja) 排水目皿
JP3006413U (ja) 下部ノズル付き液体洗剤用容器
KR20240001516U (ko) 부유물 제거용 국자
KR200445761Y1 (ko) 조리 용기

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161007

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161024

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6031631

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350