JP6030996B2 - 情報管理装置及び情報管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報管理装置及び情報管理方法に関する。
建設機器等の保守サービスとして、機器に多数のセンサを取り付け、そのセンサが計測した機器の稼動情報をリアルタイムで監視することで機器の異常、もしくは異常の予兆を検出し、部品交換などの対策を迅速に実施することが提案されている。さらに、機器から収集して蓄積した稼動情報を、機器の異常発生の傾向や異常発生時の原因究明、もしくは異常は発生していないものの、定常状態とは逸脱した値を計測した場合にその後引き起こされる異常の推定、などへ活用することが提案されている。ただし、保守の対象となる機器が多い場合、蓄積する稼働情報は大量になり、それに伴う管理コストも増大する。
このような問題に対し、情報の業務的価値が時間的に変化することに着目したILM(Information Lifecycle Management)と呼ばれる情報ライフサイクル管理の適用が提案されている。ILMでは、予め指定されたポリシーに従ってその時々の業務的価値に応じた情報管理方法を適用することで、情報の管理コストを削減することが可能となる。例えば特許文献1に記載されている技術では、法定文書の保管・保存に要する運用コストを押さえるため、法定要件(公訴期限・保存年限など)、情報ライフサイクルマネジメント要件(データの重要度、アクセス頻度など)の両方の要件に基づき、適切な情報管理方法の適用を支援する構成が提案されている。
特開2007−193408号公報
前記の建設機器等の保守サービスでは、サービスの提供者(保守サービス提供者)と被提供者(機器の使用者)との間で締結した契約に規定されているサービスレベルを満たすサービスを提供する必要がある。サービスレベルは個々の契約ごとに異なるため、サービスを提供するために必要な情報のライフサイクル管理方式もそのサービスレベルに応じて個々に適切な方式を選択する必要がある。また、このサービスレベルは契約の更新の際に変更となる可能性があり、情報ライフサイクル方式もその変更に対応する必要がある。特許文献1に記載の技術では法定要件を想定しているため、前記の保守サービスのように同種の情報でも契約内容の違いによって異なるポリシーを適用する必要があることを考慮していない。また、サービス提供者と被提供者の間の契約に基づいたポリシーの定義に特許文献1の技術を適用した場合、運用者が個々の契約ごとにそれぞれポリシーを設定する必要がある。また、契約の内容が変更となった場合にも、運用者は変更内容に合せて該当するポリシーを検索して修正する必要がある。
そこで、本発明の一の目的は、情報サービスに関する契約内容に基づいて、その契約に規定されている内容に合致したデータ管理に関するポリシーを自動生成することができる情報管理装置及び情報管理方法を提供することにある。
また、特許文献1に記載の技術では、機器の異常やその予兆に該当する稼動情報を重要度の高いデータとして定義した場合、異常・予兆に該当するセンサ値の稼動情報のみが高速・高信頼な管理方式で扱われるが、定常状態の稼動情報であってもその異常や予兆の原因と考えられる稼動情報や、異常・予兆に該当する期間の他のセンサの稼動情報は重要度が低いデータとして低速・低信頼な管理方式で扱われる可能性がある。この場合、保守サービス提供者は異常の原因究明を行う際に稼動情報の検索で時間がかかり、異常に対する迅速な対策が行えず、契約で約束したサービスレベルを満たせなくなる可能性がある。
そこで、本発明の他の目的は、情報サービス利用者の業務遂行に役立つ情報を幅広く収集して利用可能とする情報管理装置及び情報管理方法を提供することにある。なお、本発明の更なる目的は、後述する実施形態の記載から明らかになるであろう。
上記の、及び他の目的を達成するために、本発明の一態様は、複数の機器の稼動状態を数値データで示す情報である稼働情報を前記機器から収集して保持し、前記稼働情報を活用したサービスを提供する情報利用装置によって参照させる情報管理装置であって、前記機器に関して前記情報利用装置によって提供されるサービスレベルについて規定された契約に関する情報である契約情報を保持する契約情報保持部と、各前記機器について保持されている前記契約情報に記録されている契約種別と、前記契約情報保持部にあらかじめ保持されている、前記契約種別ごとの前記稼働情報の格納場所の数と格納する前記稼動情報の種類とに関する情報である格納場所情報とから、各前記稼働情報について、何カ所の格納場所にどの種類の前記稼動情報を格納するかを規定した情報である管理ポリシー情報を生成する管理ポリシー生成部と、を有し、前記管理ポリシー生成部は、前記記録されている契約種別が、前記稼動情報を複数の前記格納場所に格納する種別であるか、前記稼動情報を前記複数の格納場所のうちの一部に格納すると共に、前記一部の格納場所以外の格納場所には、前記稼動情報のうちその数値データが異常またはその予兆を示す種類の前記稼動情報のみを格納する種別であるか、又は、前記稼動情報を前記複数の格納場所のうちの一部に格納すると共に、前記一部の格納場所以外の格納場所には前記稼動情報を格納しない種別であるか、を判定することを特徴とする。
その他、本願が開示する課題、およびその解決手段は、発明を実施するための形態の欄、および図面により明らかになる。
本発明によれば、複数の機器についての稼働情報を、各機器について規定されている管理内容に従って、効率的に管理可能となる。
本発明の実施形態による情報管理システム1に関する概要図である。 本発明の実施形態による情報管理装置であるサーバ10の全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に関する履歴データベース(以下「DB」)141が保持する履歴テーブル141aの一例である。 本発明の実施形態に関する機器構成マスタ18が保持する属性テーブル18aの一例である。 本発明の実施形態に関する機器構成マスタ18が保持する構成関係テーブル18bの一例である。 本発明の実施形態に関する契約DB19が保持する契約テーブル19aの一例である。 本発明の実施形態に関するポリシー作成処理のフローチャート例である。 本発明の実施形態に関する契約DB19が保持する契約種別マスタ19bの一例である。 本発明の実施形態に関するポリシーDB17が保持する契約ポリシーテーブル17aの一例である。 本発明の実施形態に関するポリシーDB17が保持する異常値ポリシーテーブル17bの一例である。 本発明の実施形態に関するデータ移行処理のフローチャート例である。 本発明の実施形態に関する履歴テーブル141aが保持する異常値ポリシーに該当する履歴の一例である。 本発明の実施形態に関する関連度DB16が保持する関連度テーブル16aの一例である。 本発明の実施形態に関する期間の設定例に関する模式図である。 本発明の実施形態に関する履歴管理処理のフローチャート例である。 本発明の実施形態に関する参照履歴DB15が保持する参照回数テーブル15aの一例である。 本発明の実施形態に関する関連度管理処理のフローチャート例である。 本発明の実施形態に関する関連度DB16が保持する関連度更新マスタ16bの一例である。 本発明の実施形態に関する機器構成管理プログラムの処理のフローチャートである。 本発明の実施形態に関する関連度DB16が保持する関連度定義マスタ16cの一例である。 本発明の実施形態に関する情報管理システム1が適用される機器構成例の模式図である。
次に、本発明の一実施形態に係る情報管理システムについて、添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る情報管理システム1を鉱山などで使用される建設機器やマイニング機器(以下、「機器」と記す)の情報管理に適用した場合の概要図を表す。以下、この図を用いて本発明の実施形態が想定する機器保守業務について説明する。
保守事業者はユーザとの間で機器に関する保守サービス契約を締結しており、多数の機器20からの情報をサーバ10によって管理している。サーバ10は、機器20の管理や保守に必要な情報を保持し、実際に機器20の保守を行う事業者やそのアプリケーション40に対して保持する情報を提供する。機器20の稼動時、機器20を構成する各部品に取り付けられたセンサ22一つ乃至複数から定期的に収集したセンサ値が公衆回線などM2M(Machine to Machine)等の通信ネットワーク50を介してサーバ10に収集される。収集したセンサ値はサーバ10の履歴DB141に蓄積される。ただし、サーバ10側のデータ監視機能は収集されたセンサ値の値をチェックし、予めセンサ22ごとに定義されたセンサ値の閾値や範囲から逸脱しているセンサ値(以下、「逸脱センサ値」と記す)があった場合は、それを検出し機器保守事業者に通知する。例えば、ある機器20のエンジンの出力が定常状態の範囲よりも低下していることを示すセンサ値、などである(図1中の(1))。
機器保守事業者は、(1)のデータ監視機能からの通知を受け、通知された逸脱センサ値をサーバ10の対策レコメンド機能に入力する。対策レコメンド機能は、過去の逸脱センサ値と、その問題に対し実施された対策の組合せのパターン(教師データ)を保持する。入力に類似する“パターン”を保持する場合、そのパターンを一つないし複数、入力した機器保守事業者に提示する。機器保守事業者はパターンが一つ提示されたら、そのパターンに記載されている対策を実行、もしくは現場の作業者に指示する。例えば、(1)のエンジン出力のセンサ値と類似しているパターンの対策としてエンジンオイルの交換が提示される、などがある(図1中の(2))。
(2)にて該当するパターンがないと判定した場合は、(1)の逸脱センサ値と類似したセンサ値が過去になかったか、を機器保守事業者がサーバ10の履歴DB141から検索する。該当するセンサ値があれば、(1)の逸脱した期間と同じ期間の他のセンサ22のセンサ値や逸脱した期間の前後の期間のセンサ値と、該当する過去の他センサ22や前後のセンサ値とを比較することで、(1)の逸脱センサ値が発生した原因の究明や、(1)の逸脱センサ値の原因によってもたらされる異常などの推定を行い、それに伴い必要な対策の検討を行う。これは対策レコメンド機能に追加する新規のパターンの生成もかねる(図中の(3))。
また、(2)にてサーバ10の対策レコメンド機能が複数のパターンを提示した場合、機器保守事業者はその中からどのパターンの対策をとるのが最適かを検討する。そのために、(3)と同様に、履歴DB141から過去のセンサ値を検索して(1)の逸脱した期間と同じ期間の他のセンサ22のセンサ値や逸脱した期間の前後の期間のセンサ値と、該当する過去の他センサ22や前後のセンサ値とを比較し、最も状況が類似するパターンを選択し、その対策を実行する(図1中の(4))。
以上、(1)〜(4)に例示した機器保守業務において、本実施形態の情報管理システム1により提供される履歴DB141のデータライフサイクル管理に適用した場合のブロック図を図2に示す。本図中には、理解を容易にするために、情報管理システム1のデータライフサイクル管理に関する構成のみを記している。
図2中のサーバ10(情報管理装置)は前記のとおり、機器20の管理・保守に必要な情報を保持し、保守用のアプリケーション40にそれらの情報を提供するコンピュータである。サーバ10は、管理対象の機器20に取り付けられたセンサ22からセンサ値を収集する。サーバ10は一つ乃至複数の機器20から定期的に送信されるセンサ値を受信し自身のデータベース(DB)に保持する。また、サーバ10はアプリケーション40に対しDBに保持するセンサ値を提供する。
アプリケーション40とサーバ10も通信ネットワーク50を介して接続され、アプリケーション40は定期的に、もしくは適宜のタイミングでサーバ10に検索条件を含むセンサ値の履歴取得のリクエストを送信する。サーバ10はそのアプリケーション40に該当するセンサ値の履歴をレスポンスとして返す。アプリケーション40は、例えば、サーバ10の機能を利用する保守事業者の事業所等に設置されるコンピュータに実装される。
また、サーバ10は運用アプリケーション30とも接続される。運用アプリケーション30はサーバ10の運用者がサーバ10に保持されているDBのデータ移行などの運用を行うためのアプリケーションである。運用者はデータ移行のコマンドを運用アプリケーション30が提供するインタフェースを通して行い、運用アプリケーション30はその内容をサーバ10に通知することで運用を行う。運用アプリケーション30は、例えば、サーバ10の運用管理者の事業所等に設置されるコンピュータ(情報利用装置)に実装される。
なお、サーバ10は後述するように、演算処理を行う際に用いられる記憶手段としてのメモリ11と、前記演算処理を行う演算処理装置とを少なくとも備えるコンピュータとして構成される。なお、メモリ11は、RAM(Random Access Memory)などにより構成される。演算処理は、CPU(Central Processing Unit)12によって構成される演算処理装置が、メモリ11上のプログラムを実行することで実現される。また、サーバ10を構成するコンピュータは、通信のためのネットワークインタフェースである通信部13を備える。通信ネットワーク50を通じたデータ通信は、適宜の通信プロトコルによって実行させるようにすることができる。
データ収集対象となる機器20には、CPU、メモリ、その他ネットワークインタフェースがコントローラ21として組み込まれている。コントローラ21は、機器20内の各部品に取り付けられたセンサ22から定期的にセンサ値を収集し、収集した情報を定期的にサーバ10に送信する。情報の送信間隔は通信ネットワーク50の利用可能帯域にもよるが、機器20の異常やその予兆をすぐに保守事業者に通知できるよう、少なくとも数分に1回、帯域に余裕があれば数十秒に1回程度を想定する。
次にサーバ10の詳細な構成例について、図1を用いて説明する。サーバ10の通信部13は、機器20がサーバ10へ送信したセンサ値の受信を行う。また、アプリケーション40からのセンサ値の履歴の参照要求の受付と該当するセンサ値の返信を行う。通信部13が送信する情報はCPU12から渡され、通信部13が受信した情報はCPU12に送信される。
CPU12は通信部13から受信した情報をメモリ11に展開し、メモリ11上の各種プログラムを実行して情報の加工やメモリ11内のキャッシュ、DB、ファイルへの登録・更新を行う。また、同様にメモリ11上の各種プログラムを実行してメモリ11内のキャッシュ、DB、ファイルから情報を検索・取得し、メモリ11に展開して必要に応じて加工し、通信部13への送信等を行う。CPU12が実行するプログラムとしては、機器20とそれを構成する部品、取り付けられたセンサ22、およびその機器20の使用者や使用場所の登録・更新・削除・検索を行う機器構成管理プログラム11d、機器20から収集したセンサ値の履歴の登録・検索を行う履歴管理プログラム11b、関連度情報更新部を含み後述する関連度を管理する関連度管理プログラム11c、稼働情報管理部としてセンサ値の履歴のデータ移行を実行するデータ移行プログラム11a、本システム1による情報管理のポリシーを生成するためのポリシー生成プログラム11e(管理ポリシー生成部)などが含まれる。これらのプログラムは通常ファイルとして図示しないハードディスク等のストレージに格納されており、必要に応じてメモリ11上に展開される。各プログラムの動作の詳細については後述する。
次に、サーバ10が保持する情報について説明する。サーバ10が保持する情報は、例えば以下に示すものを含む。
履歴管理庫14は機器20の各センサ22から収集したセンサ値(稼働情報)の履歴を保持する。履歴管理庫14は、稼働情報履歴保持部である履歴DB141とテープ142にて構成される。履歴DB141は履歴テーブル141aを保持する。機器20から送信されたセンサ値はまず履歴DB141に登録される。その後、定期的にもしくはデータ移行のコマンドが運用アプリケーション3から実行されたタイミングで、履歴DB141の一部のセンサ値の履歴についてはそのまま履歴DB141に残されるが、それ以外のセンサ値の履歴もしくは全ての履歴がテープ142に移行されるか、もしくは削除される。テープ142移行の際には必要に応じて履歴のデータ圧縮も行われる。テープ142に保持されるセンサ値の履歴はランダムアクセスができないため、その情報を参照しようとすると読み込み、解凍、メモリ11へのロードが必要になる。また、テープ142に保持する履歴は大量となるため、全ての履歴のメモリ11へのロードは困難である。これらの理由により、アプリケーション40からの参照要求に対するレスポンスには時間がかかるため、瞬時のレスポンスが要求されないデータがテープ142に格納される。
履歴テーブル141aの例を図3に記す。履歴テーブル141aは一つのレコードが一つのセンサ値を表し、センサ22を一意に特定するID141a0、センシングした日時を表すTIMESTAMP141a1、センシングした値をあらわすVALUE141a2、センサ値が履歴テーブル141aに登録された日時を表すADD_DATE141a3、などのデータを保持する。一つのセンサ22で複数の種類の値をセンシングできる場合は、その種類ごとにIDを割り振る。
機器構成マスタ18(機器構成情報保持部)はサーバ10が管理する機器20の情報、および機器20間、機器20とセンサ22間、および機器20の使用者や使用される場所(鉱山など)に関する情報を保持するDBである。機器構成マスタ18は属性テーブル18aと構成関係テーブル18bを保持する。属性テーブル18aは機器20やセンサ22、機器20を構成する部品、使用者、場所それぞれに関する属性情報を保持するテーブルである。構成関係テーブル18bは機器20やセンサ22、機器20を構成する部品、使用者、場所の間の関係に関する情報を保持するテーブルである。
属性テーブル18aの例を図4に記す。属性テーブル18aは一つのレコードが1つの機器20、部品、センサ22、使用者、場所を表し、これらを一意に特定するID18a0とその種類をあらわすID_TYPE18a1、などを保持する。例えばID18a0として「S001O」が割り当てられているセンサ22はモータの出力をセンシングするセンサである。同様に、ID18a0が「P004M」である機器はモータであり、「D003E」は掘削機、「U002」は機器20の使用者、「L001」は機器20が使用される場所をそれぞれ表す。
構成関係テーブル18bの例を図5に記す。構成関係テーブル18bは一つのレコードが機器20、部品、センサ22、使用者、場所の中の1対1の関係を表し、関係間の一つ目のIDを表すID(1)18b0、二つ目のIDを表すID(2)18b1、それらの関係が開始された日時を表すSTART_DATE18b2、関係が終了した日時を表すEND_DATE18b3、などを保持する。END_DATE18b3に値がないレコードはその関係が継続していることを表す。例えば、図中の1番目のレコードは場所L001で使用者U002が作業を行っていることを表す。2番目のレコードは使用者U002が掘削機D003Eを使用していることを表す。3番目のレコードは掘削機D003Eを構成する部品としてモータP004Mがあることを意味する。4番目のレコードはモータP004Mに取り付けられたセンサ22としてモータの出力を計測するセンサS001Oがあることを意味する。また、機器20間の構成だけでなく、例えば同じ部品や同じ掘削機の型式である場合にもこの構成関係テーブル18bにてそれらの間の関係を保持する。例えば、掘削機D003EとD005Eが同じ型式の場合には、それらを構成関係として登録する。構成関係テーブル18bにて保持する構成関係の模式図を図19に示す。この図が示すように、機器20が使用される場所(LOCATION X)−機器20の使用者(個人)(USER Z)−機器20(EXCAVATOR a)−部品(PART 01)−センサ22(SENSOR A)の関係は包含するもの・されるものといった関係や、保守事業者と使用者との間の保守契約に基づいた契約番号(CONTRACT C1)−契約対象の機器20(EXCAVATOR a)といった関係がある。これらの関係は上下関係であるため、包含するものをID(1)18b0に、包含されるものをID(2)18b1に保持する。場所と使用者の関係であれば、場所をID(1)18b0に、使用者をID(2)18b1に保持する。同一型式の場合など、上下関係がない場合はどちらをID(1)18b0/ID(2)18b1に保持しても構わない。これらの情報は、保守事業者がアプリケーション40を通して機器20を製造した際にBOM(Bill of Materials)などの情報に基づいて機器20、部品、センサ22の情報を登録する。また、同様に保守事業者が機器20を販売もしくはレンタル・リースする際に、機器20が使用される場所やそれを使用する使用者の情報として登録、もしくは機器の使用者と保守事業者が保守契約を締結した際に登録する。
契約DB19(契約情報保持部)は、保守事業者と機器使用者との間で締結された保守契約の内容を保持するDBであり、契約テーブル19aを保持する。図6に契約テーブル19aの例を記す。契約テーブル19aは一つのレコードが一つの契約を表し、契約を識別する契約番号C_ID19a0、契約を締結した機器使用者を識別するUSER_ID19a1、契約種別C_TYPE19a2、契約開始日時を表すSTART_DATE19a3、契約終了日時を表すEND_DATE19a4、などを保持する。契約種別とは契約の種類を表す。本実施例では、機器の稼動を保守事業者が保証するか/しないか、また、保証する場合には機器のダウンタイムが発生し連続稼動が達成できなかった場合、違約金を機器使用者に支払う等のペナルティが契約上存在するか/しないか、の計3種類を想定する。契約が延長された場合は、END_DATE19a4を更新するのではなく新規レコードを追加する。関連度DB16、参照履歴DB15、ポリシーDB17および他のテーブルについては後述するサーバ10の各プログラムの動作の説明の中で説明する。
<実施例1>
次に、サーバ10の各プログラムの動作について説明する。最初にポリシー生成プログラム11eの動作について説明する。このプログラムは、サーバ10の運用者が運用アプリケーション30を通して、もしくは保守事業者がアプリケーション40を通して契約テーブル19aにレコードを追加した際に、または構成関係テーブル18bに契約番号がID(1)18b0として指定されたレコードが追加された場合に実行され、その内容に応じたデータ移行に関する「ポリシー」をポリシーDB17に追加する。図7はポリシー生成プログラム11eによる処理のフローチャート例を示したものである。以下、この図に沿って説明する。なお、説明の便宜上、プログラムを動作主体として記述するが、この動作は、実際には該当プログラムを読み込んだCPU12が実行する。
最初に、契約テーブル19aへの新規レコード追加時の処理について説明する。ポリシー生成プログラム11eは、契約テーブル19aを定期的に監視するなどして契約テーブル19aへの新規レコードの追加を検出し、その内容を取得する(S10)。
ポリシー生成プログラム11eは、S10で取得したレコードから、契約種別C_TYPE19a2の値を抽出する(S20)。
ポリシー生成プログラム11eは、S20で抽出した値を基に、契約DB19の契約種別マスタ19bを参照し、該当する契約種別のレコードを取得する。契約種別マスタ19bの例を図8に記す。契約種別マスタ19bは一つのレコードが一つの契約種別とその契約種別に対応するために必要な履歴の保管場所を表しており、契約種別C_TYPE19b0、対象とする履歴とその保管場所を表すDATA_LOCATION19b1、などを保持する。例えば契約種別C_TYPE19b0が「稼働率保証あり・ペナルティあり」の場合、該当する履歴は履歴DB141とテープ142の両方に全履歴(図中では「ALL」と表現)を保持する。これは、機器の異常もしくはその予兆が発生した際に迅速に対応して機器のダウンタイムをできるだけ短くできるようにするために履歴DB141に保持するとともに、機器の稼動状態の証跡としてテープ142に保持しておくためである。契約種別C_TYPE19b0が「稼働率保証あり・ペナルティなし」の場合は、機器20の稼動状態の証跡として全データをテープ142に保持しておくのは前記と同様であるが、機器20のダウンによるペナルティがないため異常やその予兆の履歴である逸脱センサ値のみ(図中では「ABNORMAL」と表現)は履歴DB141に保持しておくことで、ペナルティがある契約対象を優先してその機器20の履歴の検索時間の短縮を図る。契約種別C_TYPE19b0が「稼働率保証なし」の場合は、全ての履歴をテープ142に保持しておき、履歴DB141には履歴を保持しないようにすることで、前記の稼働率保証ありの契約対象を優先してその機器20の履歴の検索時間の短縮を図る(S30)。なお、このような契約種別C_TYPE19b0に対応するデータ保存の態様は一例であり、設定される契約内容に応じて契約種別C_TYPE19b0に対するデータ保存態様を適宜変更することができる。
次に、ポリシー生成プログラム11eは、S01で取得したレコードから契約番号C_ID19a0を取得し、その契約番号C_IDが構成関係テーブル18bのID(1)18b0に一致し、END_DATE18b3がNULL、もしくは処理実行日時がSTART_DATE18b2とEND_DATE18b3の間となるレコードを構成関係テーブル18bから取得する(S40)。S40の処理にて一つでも該当するレコードがある場合はS60の処理へ、該当するレコードがない場合はS70の処理へ移る(S50)。
S40にて該当するレコードが構成関係テーブル18bにあると判定した場合、ポリシー生成プログラム11eは、そのレコードから関係を辿ってセンサ22のIDを取得する。具体的には、S40で取得したレコードのID(1)18b0に契約番号、ID(2)18b1に機器のIDが指定されているため、次にID(1)18b0にその機器のID、ID(2)18b1に部品のIDが指定されているレコードを検索する。該当するレコードが存在すると判定した場合、同様に次にID(1)18b0にその部品のID、ID(2)18b1にセンサ22のIDが指定されているレコードを検索する。なお、各レコードのIDが機器20か、部品か、センサ22かは、属性テーブル18aのID_TYPE18a1の値の先頭を参照し、それぞれDEVICE、PART、SENSORであることを確認する。これらの処理を繰り返し、S40にて取得したレコードから辿れる全てのセンサ22のIDを取得する(S60)。
S80では、ポリシーDB17の契約ポリシーテーブル17aにS60以前に取得した内容をもとにレコードを追加する。ここでいうポリシーとは、センサ値の履歴の保持場所を定義したものであり、契約ポリシーでは契約テーブル19aの内容に基づいて生成されたポリシーのことである。契約ポリシーテーブル17aの例を図9に記す。契約ポリシーテーブル17aは一つのレコードが一組の対象履歴の条件とその保管場所を表しており、契約ポリシーを識別するためのIDであるP_ID17a0、対応する契約番号を表すC_ID17a1、対象履歴の条件を表すTARGET17a2、履歴の保管場所を表すDATA_LOCATION17a3、保管期限の日時を表すVALID_DATE17a4、などを保持する。一つの契約に対して複数の契約ポリシーが対応する場合もある。例えば、図9の例では契約番号CONT001に対応する契約ポリシーとしてP_ID17a0がP101とP102の二つが存在する。P101は履歴DB141に保持する履歴に関する内容であり、TARGET17a2には対象履歴の条件として履歴のIDが複数指定されている。P102はテープ142に保持する履歴に関する内容であり、TARGET17a2にはP101と同じIDが指定されている。対象履歴が異常やその予兆を表す履歴の場合、TARGET17a2に「ABNORMAL」と指定するが、異常値の具体的な定義はポリシーDB17の異常値ポリシーテーブル17bにて保持する。図10に異常値ポリシーテーブル17bの例を記す。異常値ポリシーテーブル17bは一つのレコードが一つの異常値の定義(異常値ポリシー)を表し、異常値ポリシーを識別するA_ID17b0、異常値ポリシーが対象とする履歴の条件を表すTARGET17b1、値の境界条件を表すRANGE17b2、などを保持する。例えばA_ID17b0がAP101では、ID_TYPE18a1がSENSOR_OUTPUTに該当する全てのセンサ22のIDに対して、値が20未満の場合は、その値は異常値であることを示している。契約ポリシーテーブル17aではTARGET17a2にて「ABNORMAL」が指定されている場合、異常値ポリシーテーブル17bに定義されている全ての異常値ポリシーが適用対象となる。異常値ポリシーは保守事業者がアプリケーション40を通して登録する。
S80の処理の説明に戻る。ポリシー生成プログラム11eは、識別IDP_ID17a0を採番し、S01にて検出した契約レコードの契約番号C_IDを契約ポリシーテーブル17aのC_ID17a0に、S60にてセンサ22のIDを取得した場合はその内容をTARGET17a2に、S30で取得したDATA_LOCATION19b1の内容を契約ポリシーテーブル17aのTARGET17a2およびDATA_LOCATION17a3に指定する。VALID_DATE17a4にはS01にて検出したレコードのEND_DATE19a4を指定する。
S50にて該当するレコードがないと判定した場合は、ポリシー生成プログラム11eは、アプリケーション40を通じて新規の契約があるかを問い合わせ、あった場合にはS60以降のポリシー追加登録処理を実行する。S70で新規の契約がないと判定した場合には、ポリシー生成プログラム11eは処理を終了する(S09)。なお、S50において該当するレコードがないと判定された場合には、そのまま本処理フローを終了させてもよい。以上が、契約テーブル19aへの新規レコード追加時のポリシー生成プログラム11eの処理の流れである。
同様に、ポリシー生成プログラム11eは、構成関係テーブル18bへの新規レコード追加を監視し、契約テーブル19aに登録されている契約番号C_ID19a0をID(1)18b0とするレコードの追加を検出した場合には、前記S60で実施した関係するセンサ22のIDの検索を行い、検索した結果を契約ポリシーテーブル17aのTARGET17a2に追記する。構成関係テーブル18bのEND_DATE18b3に日時が登録されている場合は、その日時のタイミングで契約ポリシーテーブル17aのTARGET17a2から該当するIDを削除する。
以上の処理により、サーバ10の履歴DB141やテープ142に蓄積される大量の機器20のセンサ値の履歴の移行や削除を定めたポリシーに関し、保守事業者とその事業者と保守契約を結んだ機器使用者との間の契約内容に基づいて、その契約が表す保証範囲やサービスレベルに合ったポリシーを自動生成することが可能になる。これにより、保守事業者やサーバ10の運用者が契約内容の登録や変更があった場合に都度その内容を確認してポリシーを定義し登録する必要をなくすことができる。
次にデータ移行プログラム11aの動作について説明する。データ移行プログラム11aは、サーバ10の運用者が運用アプリケーション30を通じて履歴DB141の使用可能容量、および使用済み容量を把握し、残りの容量が逼迫するなど履歴DB141のセンサ値の履歴をテープ142に移行する必要がある場合、同様にテープ142の容量が逼迫する場合などに実行される。また、データ移行プログラム11aは、例えば一週間や一ヶ月に一度、定期的に、自動的に実行される場合も考えられる。図11はデータ移行プログラム11aのコマンドが実行された際の処理のフローチャート例を示したものである。以下、この図に沿って説明する。
まずコマンドが実行されたら、データ移行プログラム11aはポリシーDB17の契約ポリシーテーブル17a、及び異常値ポリシーテーブル17bの内容を読み込む。ここで、異常値ポリシーテーブル17bについて追加で説明する。図10の2行目の例が示すレコードでは、TARGET17b1に異常値ポリシーのIDである「A_ID=AP101」が指定されている。このレコードは、異常値ポリシーに関連付けて登録されるもので、「A_ID=AP101」の異常値ポリシーにて定義された履歴との「関連度」が、RANGE17b2で指定した値の条件を満たす履歴(図の例では関連度が0.5以上)についてはそれも異常値ポリシーに該当した履歴と同様の処理(この例では履歴DB141に保持する)を行うことを意味する。関連度は異常値ポリシーにて定義した逸脱センサ値が検出され、図1にて前記した機器保守業務の(3)もしくは(4)にて検出した逸脱センサ値と類似した過去のセンサ値の履歴を保守事業者が検索する際に、他センサ22や前後のセンサ値として検索される可能性を意味する。関連度は、「センサ間の関連」と「期間の関連」のどちらか、もしくはこれら二つによって定義される。センサ間の関連は、例えば、異常値ポリシーにて定義した逸脱センサ値(SENSOR_OUTPUTのセンサ値が20未満)と関連度が高いセンサ値として、「エンジンオイルの量」を表すセンサ値があるとする。この場合、エンジンオイルの量を表すセンサ値について異常値ポリシーに定義されていなくとも、それらの間の関連度が高い場合には、エンジンオイルの量を表すセンサ値についても履歴DB141に保持することとする。これにより、保守作業者が、エンジン出力が20未満となる異常を検出してその原因究明を行う場合、エンジン出力が20未満となった過去のセンサ値と合せてそのときのエンジンオイルの量も履歴DB141に保持されているため、これらの履歴を参照して過去と異常検出時との比較を行うことができる。また、期間の関連については、例えば同様に、SENSOR_OUTPUTのセンサ値が20未満の異常の予兆として、20以上の値ではあるが、ある特定の値の推移パターンをとる可能性がある場合、20未満の値をセンシングした期間だけでなく、それ以前の(正常値の)期間についても履歴DB141に保持しておくことで、保守事業者は異常検出時の比較を行うことができる。関連度については、より詳しく後述する。
データ移行プログラム11aは前記の契約ポリシーテーブル17a、異常値ポリシーテーブル17bの読み込みのほか、サーバ10の内部ファイルに保持されている移行実行ログを読み込む。このログには以前実行された履歴DB141の移行に関する情報が保持されており、この中から前回実行時の日時を取得し保持しておく(S101)。
データ移行プログラム11aは、S101で読みこんだ内容から、異常値ポリシーを抽出する(S102)。以下、S104からS119までの処理をS102にて抽出した異常値ポリシーに対して実行する(S103)。
処理対象の異常値ポリシーについて、そのポリシーに該当する履歴を履歴DB141の履歴テーブル141aから検索する。例えば、ID_TYPE18a1がSENSOR_OUTPUTに該当するIDのVALUEが20未満の履歴を検索する。なお、検索対象は、ADD_DATE141a3がS101で取得した前回移行実行時の日時以降の履歴である。該当する履歴をIDと期間の組み合わせで分類する、つまり該当した複数の履歴のIDが同一で、TIMESTAMP141a1が連続している場合はそれらを一つのID・期間に分類する。例えば、図12の履歴テーブル141aの例では、異常値ポリシーに該当する履歴情報は2番目、3番目、5番目、8番目のレコードであるが、2番目と3番目のレコードは一つの期間とする。従って、この例では異常値ポリシーに該当するIDと期間の組合せは3つとなる(S104)。
S104にて該当する履歴が履歴テーブル141aに存在する場合はS106の処理へ、ない場合はS119の処理へ移り、次の異常値ポリシーを処理対象とした処理を行う(S105)。
ポリシーに該当する履歴が存在する場合、データ移行プログラム11aは、処理対象の異常値ポリシーのA_IDがTARGET17b1に「A_ID=」と指定されているポリシーをS101にて読み込んだ異常値ポリシーテーブル17bの内容から抽出する。以下、このポリシーのことを「関連ポリシー」と記す(S106)。S106にて該当する関連ポリシーが一つでもある場合はS108の処理へ移る。ない場合はS119の処理へ移り、次の異常値ポリシーを処理対象とした処理を行う(S107)。以下、S109からS117までの処理をS106にて抽出した関連ポリシーに対して実行する(S108)。
次に、データ移行プログラム11aは、処理対象の関連ポリシーのRANGE17b2を取得する(S109)。
次いで、データ移行プログラム11aは、S104で取得した異常値ポリシーに該当するIDと期間の組合せの数だけ、以下S111からS112もしくはS116までの処理を各ID・期間の組合せに対して実行する(S110)。
データ移行プログラム11aは、処理対象のID・期間に対して、関連度DB16(関連度情報保持部)に保持される関連度テーブル16aを参照し、S109にて取得した関連ポリシーの条件に該当する関連度IDを取得する。図13に関連度テーブル16aの例を記す。まずこの図を用いて関連度テーブル16aについて説明する。
関連度テーブル16aは、センサ間および期間ごとに関連度を定義したものであり、一つのレコードが一つのセンサ間の関係と期間の組合せを表す。関連度テーブル16aは、一つのセンサ間の関係と期間の組合せを一意に特定する関連度ID(R_ID)16a0、センサ間の一つのIDを保持するID(1)16a1、もう一つのセンサのIDを保持するID(2)16a2、期間の種類を表すPERIOD16a3、関連度の値を意味するRELATED_DEGREE16a4、などを保持する。
前記のセンサ間の関係とは、前記の構成関係テーブル18bにて定義されるセンサ間のことであり、サーバ10で管理する機器20に取り付けられたセンサ22とセンサ22との組合せを意味する。一般に、同一の機器20や部品、同一型式に取り付けられたセンサ間は関係が強いと、また、同一の場所や同一の使用者に使用されている機器20のセンサ間は関係が強いと考える。逆に、型式が異なる機器20で別の使用者や場所で使用されている機器20のセンサ間は関係が弱いと考える。また、前記の期間とは、異常値ポリシーのRANGE17b2に該当する履歴の期間との相対的な関係を表すものである。図14にセンサ値と期間との関係の例を示す。「PT」は、異常値ポリシーの条件に該当する期間であり、図14の例では時刻t3からt4までの期間が該当する。「FT」は異常値ポリシーの条件に該当する期間PTの直前の期間であり、図14では時刻t2からt3までの期間が該当する。「FT」よりさらに前の期間が「F2T」であり、図14では時刻t1からt2までの期間が該当する。同様に、PTの直後の期間が「LT」であり、図14では時刻t4からt5までの期間が該当する。「LT」よりさらに後の期間が「L2T」であり、図14では時刻t5からt6までの期間が該当する。FnT、LnTのnの数(nは自然数)や、各FnT、LnTの期間の長さは予めサーバ10にて所定の数や長さに設定しておく。
図13の関連度テーブル16aの説明に戻ると、関連度ID(R_ID)16a0がR001である1番目のレコードの例では、S001OとS002VとがそれぞれID(1)16a1、ID(2)16a2に定義されており、PERIOD16a3はPTとなっている。これは、例えばセンサS001Oで異常値ポリシーに該当する期間が存在する場合、その履歴とそれと同じ日時の期間内に該当するセンサS002Vの履歴との関連度は「0.7」であることを意味する。これは逆の場合も成り立ち、センサS001Vで異常値ポリシーに該当する期間が存在する場合、その履歴とそれと同じ日時の期間PT内に該当するセンサS001Oの履歴との関連度も「0.7」である。また、関連度IDがR002のレコードでは、PERIODが「FT」となっている。これは、例えばセンサS001Oで異常値ポリシーに該当する期間が存在する場合、その履歴と、その期間の前の期間FT内に該当するセンサS002Vの履歴との関連度は「0.56」であることを意味する。逆の場合も同様に、センサS001Vで異常値ポリシーに該当する期間が存在する場合、その履歴と、その期間の前の期間FT内に該当するセンサS001Oの履歴との関連度も「0.56」である。なお、関連度テーブル16aにないセンサ間や期間の場合の関連度は0である。この関連度テーブル16aへのレコードの追加・更新・削除は、保守事業者がアプリケーション40を通じて、もしくはサーバ10運用者が運用アプリケーション30を通じて、原因究明や結果推定の作業の際によく検索されるセンサ値の内容を基に関連度を決定するなどして行うことができる。
図11のデータ移行プログラム11aの処理の説明に戻る。データ移行プログラム11aは、処理対象のIDが関連度テーブル16aのID(1)16a1もしくはID(2)16a2のいずれかと一致し、かつ関連度RELATED_DEGREE16a4がS109にて取得した条件に該当する関連度IDを検索する(S111)。
S111の処理にて該当する関連度IDがある場合はS113の処理へ、ない場合は処理S117へ移り、異常値ポリシーに該当したID・期間の組合せを処理対象として同一の処理を実施する(S112)。以下、S114からS115までの処理を、S111の検索に該当した各関連度ID、およびそれに該当する関連度テーブル16aのレコードを処理対象として実施する(S113)。
S104で検索した異常値ポリシーに該当する期間PTを基に、関連度テーブル16aの処理対象のレコードのPERIOD16a3の具体的な開始・終了日時を取得する。PERIOD16a3の値がPTの場合はS104の異常値ポリシーの期間と同一であるが、FnT、LnTの場合は予め定義されたFnT、LnTの値を基に開始・終了日時を算出する(S114)。
次に、データ移行プログラム11aは、処理対象の関連度テーブル16aのレコードのID(1)16a1もしくはID(2)16a2に定義されている、異常値ポリシーに該当したIDではないもう一つのIDと、S114で取得した期間とを検索条件として履歴テーブル141aを検索する。検索対象はS104と同様、ADD_DATE141a3がS101で取得した前回移行実行時の日時以降のレコードである(S115)。S114、S115の処理により、関連ポリシーに該当する履歴が取得できることになる。
S115の処理を行ったら、データ移行プログラム11aは、次の関連度IDを処理対象としてS114、S115の処理を行う(S116)。
さらに、全ての関連度IDに対してS116までの処理を行ったら、データ移行プログラム11aは、次の異常値ポリシーに該当するID・期間を処理対象としてS101からS116までの処理を行う(S117)。
全てのID・期間に対してS117までの処理を行ったら、データ移行プログラム11aは、次の関連ポリシーを処理対象としてS109からS117までの処理を行う(S118)。
全ての関連ポリシーに対してS118までの処理を行ったら、データ移行プログラム11aは、次の異常値ポリシーを処理対象としてS104からS118までの処理を行う(S119)。
全ての異常値ポリシーに対してS119までの処理を行ったら、データ移行プログラム11aは、契約ポリシーテーブル17aの内容に従ってデータの移行、削除を行う。異常値ポリシー・関連ポリシーについては、S104、およびS115で該当した履歴を契約ポリシーテーブル17aのTARGET17a2「ABNORMAL」に該当する履歴とする。移行・削除対象の履歴は、ADD_DATE141a3がS101で取得した前回移行実行時の日時以降の全てのレコードである。処理実行日時がVALID_DATE17a4を過ぎている場合は、対象となる履歴を履歴DB141やテープ142から削除する。正常終了したら、データ移行プログラム11aは、移行実行ログにデータ移行プログラム11aのコマンドを受け付けた日時を追記する(S120)。以上がデータ移行プログラム11aの処理の流れである。
なお、上記の例ではセンサ間の構成と、期間との組合せごとに関連度テーブル16aを定義するとしたが、期間の間の関連が明白に低い場合はセンサ間の構成のみで定義する、としてもよい。逆に、センサ間の関連が明白に低い場合は期間のみで定義する、としてもよい。
以上の処理により、サーバ10の履歴DB141に蓄積される大量の機器20のセンサ値の履歴について、DBの容量や検索性能の観点からDBからテープ142への移行や削除が必要な場合においても、機器20の異常やその予兆を表す逸脱センサ値を検出した際の原因分析や引き起こされる結果の推定に将来使用する可能性のある正常値の履歴も逸脱センサ値と合せてDBに残したまま、テープ142へのデータ移行を行うことが可能になる。これにより、センサ22から収集した全てのセンサ値の履歴をDBに保持することなく、異常・予兆の検出時にも迅速に過去の類似センサ値の検索と合せて、その周辺の他のセンサ22や前後の期間のセンサ値の迅速な検索が可能になり、原因究明、結果推定による対策の検討が迅速に行える。特に、稼働率保証・ペナルティありの保守契約の対象機器に逸脱センサ値が発生した場合、関連ポリシーにより履歴DB141には対象機器だけでなく対象機器と関連のある機器のセンサ値の履歴が保持されているため、その原因究明、結果推定にそれらの履歴を活用することが可能になる。
<実施例2>
次に、本発明の他の実施形態について、関連図面を参照して説明する。実施例1では、関連度テーブル16aの更新は保守事業者もしくはサーバ10運用者が行うとしたが、実施例2として、関連度テーブル16aの関連度RELATED_DEGREE16a4の見直しをサーバ10自身が自動的に行う例について記す。本実施例で記載の内容以外の部分については、実施例1と同一である。
本実施例におけるサーバ10の各プログラムの動作について説明する。本実施例では、保守事業者で動作するアプリケーション40からの参照回数により関連度テーブル16aの関連度RELATED_DEGREE16a4の値を見直し、更新する構成が採用されている。そのために、サーバ10では履歴管理プログラム11b(参照履歴管理部)がアプリケーション40からの参照回数をカウントする。また、関連度管理プログラム11cが定期的もしくはサーバ10運用者からの運用アプリケーション30を通じたコマンド実行により、上記参照回数を基に関連度RELATED_DEGREE16a4の値を更新する。
最初に履歴管理プログラム11bの動作について説明する。図15は履歴管理プログラム11bが実行する処理のフローチャート例を示したものである。以下、この図に沿って説明する。
まずコマンドが実行されたら、履歴管理プログラム11bは、契約ポリシーテーブル17a、異常値ポリシーテーブル17bの内容を読み込み、そこに定義されている異常値ポリシーを抽出しメモリ11に読み込む(S151)。
その後、履歴管理プログラム11bは、アプリケーション40から履歴DB141への参照要求のリクエスト受信を待機する(S152)。
アプリケーション40から履歴DB141への参照要求のリクエストを受信したら、履歴管理プログラム11bは、リクエストに含まれる検索条件に該当する履歴を履歴テーブル141aから検索する(S153)。履歴管理プログラム11bは、検索結果として得られた履歴をアプリケーション40に返信する(S154)。
次に、履歴管理プログラム11bは、アプリケーション40に返信した履歴の中に、S151で読み込んだ異常値ポリシーに該当する履歴が含まれているかを確認する。該当する履歴がある場合は、その履歴の内容を取得し、図11のデータ移行処理におけるS104と同様に、IDと期間の組合せを抽出する(S155)。抽出したら、履歴管理プログラム11bはS157の処理へ移る。該当する履歴がない場合は、履歴管理プログラム11bは、S152の処理に戻る(S156)。
S156で、異常値ポリシーに該当する履歴が返信に含まれる場合、履歴管理プログラム11bは、それ以外の履歴が返信の中にあるかを確認する(S157)。ある場合、履歴管理プログラム11bは、S159の処理へ移る。ない場合、履歴管理プログラム11bは、S152の処理に戻る(S158)。
以下、S155で抽出したIDと期間の各組合せに対し、S160からS165までの処理を繰り返す(S159)。
まず、履歴管理プログラム11bは、処理対象のID・期間の組合せについて、PT以外の期間(LnT、FnT)の具体的な開始・終了日時を予め定義された内容を基に算出する(S160)。以下、S157で取得した異常値ポリシーに該当しない他の履歴に対して、それぞれS162からS164までの処理を行う(S161)。
履歴管理プログラム11bは、処理対象の履歴のTIMESTAMP141a1を取得し、その日時がS160で算出したどの期間に該当するかを判定する(S162)。なお、S160で算出したどの期間にも該当しない場合は、この履歴に対する処理を終了し次の履歴の処理に移る。同様に、履歴管理プログラム11bは、処理対象の履歴のIDを取得する(S163)。
履歴管理プログラム11bは、S162で該当した期間(PERIOD)、S163で取得したID、およびS155で抽出した異常値ポリシーに該当する履歴のIDを基に、関連度テーブル16a中の該当するレコードを検索する。IDはそれぞれID(1)16a1、ID(2)16a2のどちらに該当してもよい。該当するレコードがない場合は、関連度IDを採番して関連度テーブル16aにレコードを追加する。その場合の関連度RELATED_DEGREE16a4の値は0とする。履歴管理プログラム11bは、該当したレコードの関連度ID、および追加した関連度IDをメモリ11に保持する。ただしすでにメモリ11のリストに関連度IDが格納されている場合は、その関連度IDは追加しない(S164)。
S164の処理を行ったら、履歴管理プログラム11bは、次の履歴を処理対象としてS162からS164までの処理を行う(S165)。
次いで、履歴管理プログラム11bは、全ての履歴に対してS165までの処理を行ったら、次の異常値ポリシーに該当するID・期間を処理対象として、S160からS165までの処理を行う(S166)。
さらに、履歴管理プログラム11bは、全てのID・期間の組合せに対してS166までの処理を行ったら、S164にてメモリ11に保持されている関連度IDのリストを取得し、リストに含まれる各関連度IDに対して、参照履歴DB15が保持する参照回数テーブル15aに該当する関連度IDがあるかを確認する。参照回数テーブル15aの例を図16に示す。参照回数テーブル15aは関連度IDごとにアプリケーション40の参照回数をカウントしたもので、関連度IDを表すR_ID15a0、参照回数を表すREF_COUNT15a1を保持する。該当する関連度IDがこのテーブルにある場合は、REF_COUNT15a1の値をインクリメントする。該当する関連度IDがない場合は参照回数テーブル15aに関連度IDを追加し、REF_COUNT15a1を「1」とする。リスト中の全ての関連度IDについて参照回数テーブル15aへの更新/追加処理を行ったら、S152へ戻り再び待機状態とする(S167)。以上が履歴管理プログラム11bの処理の流れである。
次に、関連度管理プログラム11cの動作について説明する。関連度管理プログラム11cは、前記の履歴管理プログラム11bが更新・作成した参照回数テーブル15aを基に、関連度テーブル16aの関連度RELATED_DEGREE16a4の値を更新するプログラムである。関連度管理プログラム11cは、サーバ10運用者が運用アプリケーション30を通してコマンドを実行することにより、もしくは定期的に動作する。図17は関連度管理プログラム11cが実行する処理のフローチャート例を示したものである。以下、この図に沿って説明する。
最初に、関連度管理プログラム11cは、サーバ10の内部ログとして保持する関連度更新ログの内容を取得し、前回更新日時を取得する。また、関連度管理プログラム11cは、関連度更新プログラムのコマンド実行を受け付けた日時(コマンド実行日時)も保持しておく(S201)。
次に、関連度管理プログラム11cは、参照回数テーブル15aの内容を取得し、REF_COUNT15a1が0以外の関連度IDであるR_IDを取得する(S202)。
以下、関連度管理プログラム11cは、S202で抽出したREF_COUNT15a1が0でない各関連度IDに対し、S204からS206までの処理を繰り返す(S203)。
次いで、関連度管理プログラム11cは、処理対象の関連度IDの参照回数REF_COUNT15a1を取得する。そして、S201で取得した前回更新日時とコマンド実行日時との差から、単位時間あたりの参照回数を算出する。例えば、関連度更新プログラム11cが毎週日曜0時に定期的に起動する場合、この間の参照回数が7回、単位時間を1日とすると、単位時間あたりの参照回数は1となる(S204)。
関連度管理プログラム11cは、S204で算出した単位時間あたりの参照回数を基に、関連度DB16が保持する関連度更新マスタ16bの該当する内容を取得する。関連度更新マスタ16bの例を図18に示す。本マスタは単位時間あたりの参照回数に基づく関連度の更新値を保持するもので、単位時間あたりの参照回数REF_COUNT16b0、更新値UPDATE_VALUE16b1、などを保持する。例えば単位時間あたりの参照回数が1の場合、図18の例だと更新値は「-0.2」となる(S205)。
次に、関連度管理プログラム11cは、S205で取得した更新値を基に、関連度テーブル16aの該当する関連度IDの関連度RELATED_DEGREE16a4の値を更新する。例えば、関連度テーブル16aの関連度の値が0.7で更新値が-0.2の場合、更新後の値は0.5となる。更新完了できたら、関連度管理プログラム11cは、参照回数テーブル15aの該当する関連度のREF_COUNT15a1を0に更新する(S206)。
関連度管理プログラム11cは、S206の処理を行ったら、次の関連度IDを処理対象としてS204からS206までの処理を行う(S207)。
さらに、関連度管理プログラム11cは、全ての関連度IDに対してS207までの処理を行ったら、関連度更新ログの前回更新日時をコマンド実行日時の値に更新し(S208)、処理を終了する。以上が関連度管理プログラム11cの処理の流れである。
以上の処理により、逸脱センサ値と他の期間・センサとの間の関連度を、アプリケーション40からの参照頻度に合せて見直し、更新することが可能になる。これにより、アプリケーション40を利用する保守事業者が原因究明・結果推定時によく参照する過去の履歴の傾向にあわせて、検索される傾向のある関係の履歴は履歴DB141に残したままにするなど、検索される可能性の高い履歴をDBに残すデータ移行が可能になる。
<実施例3>
次に、本発明の実施例3について説明する。実施例2では、関連度更新プログラム11cはサーバ10運用者からのコマンド実行をトリガーとして動作するとしたが、実施例3として、関連度更新プログラム11cの実行を構成関係テーブル18bの変更をトリガーとして行う例について記す。本実施例で記載の内容以外の部分については、実施例2と同一である。
まず、本実施例におけるサーバ10の各プログラムの動作について説明する。本実施例では、保守事業者がアプリケーション40を通して機器20の追加・配置、撤去、機器20の部品の交換など、機器構成の変更のリクエストをサーバ10に対して実施する。サーバ10はこのリクエストを受信したら、機器構成管理プログラム11dによりリクエストに対応する処理を実行する。図19はこのときの機器構成管理プログラム11dの処理のフローチャート例を示したものである。以下、この図に沿って説明する。
まず、機器構成管理プログラム11dは、アプリケーション40から、機器構成の変更要求に関するリクエストを受信する(S301)。リクエストを受信したら、機器構成管理プログラム11dは、その内容を参照して機器等の削除なのか、追加なのか、交換なのかを判定する。機器構成管理プログラム11dは、削除の場合はS303、追加の場合はS311、交換の場合はS321の処理を行う(S302)。なお、使用場所や使用者が変更になった場合は、機器構成管理プログラム11dは、「交換」ではなく「削除」と「追加」を実施し、部品やセンサ22の変更の場合は「交換」を実施する。これはアプリケーション40にて判断する。
機器等(機器だけでなく場所、使用者、部品、センサ22など機器構成マスタ18で管理するID全てが対象)の削除の場合、機器構成管理プログラム11dは、S301で受信したリクエストに含まれる削除対象のIDを取得し、各IDに対してそれぞれS304からS308までの処理を実施する(S303)。
まず、機器構成管理プログラム11dは、リクエストで指定のIDが、属性も削除するのか、単に構成から削除するのみか、をリクエストの内容から取得する。前者の場合、削除対象のIDに該当するレコードを属性テーブル18aから削除する。後者の場合は何もせず次の処理へ移る(S304)。
属性も削除する場合、機器構成管理プログラム11dは、削除対象のIDがID(1)18b0もしくはID(2)18b1に指定されているレコードを構成関係テーブル18bからすべて削除する。構成から削除する場合は、削除対象のIDがID(1)18b0もしくはID(2)18b1に含まれるレコードのEND_DATE18b3に処理実行時の日時を登録する(S305)。
機器構成管理プログラム11dは、削除対象のIDがID(1)18b0もしくはID(2)18b1に指定されているレコードを関連度テーブル16aから全て削除する。関連度テーブル16aについては属性も削除する場合、構成から削除するのみの場合いずれの場合もレコードを削除する(S306)。
機器構成管理プログラム11dは、S306にて削除した関連度テーブル16aのレコードの関連度ID(R_ID)16a0に該当するレコードを、参照回数テーブル15aから削除する(S307)。
S307の処理を行ったら、機器構成管理プログラム11dは、次の削除対象IDを処理対象としてS303からS307までの処理を行う(S308)。全ての削除対象に対する処理を終えたら、機器構成管理プログラム11dは、関連度管理プログラム11cを起動し、関連度の更新を行う。
S302の処理に戻って、機器等の追加の場合、機器構成管理プログラム11dは、S301で受信したリクエストに含まれる追加対象のIDを取得し、各IDに対してそれぞれS312からS314までの処理を実施する(S311)。
まず、機器構成管理プログラム11dは、追加対象のIDを、リクエストに含まれるID_TYPEと合せて属性テーブル18aにレコード追加する。ただし既に属性テーブル18aに該当するIDが存在する場合は、何もせず次の処理へ移る(S312)。
次いで、機器構成管理プログラム11dは、リクエストに追加対象のIDのほか、そのIDと関連のあるIDも指定されている場合は構成関係テーブル18bにその指定の数だけレコードを追加する。START_DATE18b2はレコードを追加した日時を指定する。包含関係など関係が上下関係を意味する関係の場合、リクエストでは追加対象のIDの上位に位置するIDを指定する。追加対象のIDはID(2)18b1に登録し、関係のあるIDをID(1)18b0に登録する。同一型式など上下でない関係の場合はどちらのIDをID(1)18b0/ID(2)18b1に登録しても構わない(S313)。
次に、追加したIDのID_TYPE18a1がセンサ22を表す場合(「SENSOR_」で始まる文字列の場合)、機器構成管理プログラム11dは、関連度DB16が保持する関連度定義マスタ16cを基に関連度テーブル16aに追加対象のIDに対応するレコードを追加する。図20に関連度定義マスタ16cの例を示す。
関連度定義マスタ16cは、センサ間の関係または期間ごとに、関連度の初期値を定義したものである。一つのレコードが一つの関係または期間の値に振られる関連度の初期値を表し、そのレコードが関係(CONFIGURE)または期間(PERIOD)のどちらを対象としているかを表すTYPE16c0、TYPEの値を表すVALUE16c1、関連度の初期値を表すRELATED_DEGREE16c2、などを保持する。TYPEがPERIOD(期間)の場合、VALUE16c1にはPTもしくはLnT、FnTが指定される。TYPEがCONFIGURE(関係)の場合、VALUE16c1にはセンサ22間の距離が指定される。センサ22間の距離とは、機器構成から導き出されるセンサ22間の論理的な関係の近さ/遠さを意味し、例えば図21の例では、SENSOR AとSENSOR Bとは同一部品PART 01に取り付けられたセンサ22であるため、距離を「1」と定義する。SENSOR AとSENSOR Cの場合、部品は異なるが同じ機器20(EXCAVATOR a)に取り付けられたセンサ22であるため、距離を「2」と定義する。なお、同一センサの場合には距離は「0」である。このように、構成関係テーブル18bのレコードから図21のような機器の論理構成を生成し、これを基にセンサ22間の距離が算出できる。
以上のように、構成関係テーブル18bを基に、関連度定義マスタ16cで定義されているTYPE16c0「CONFIGURE」の全ての距離に該当するセンサ22を取得する。例えば関連度定義マスタ16cでは距離が「3」までのレコードが定義されている場合は、構成関係テーブル18bの内容を参照し(END_DATE18b3がNULL、もしくは処理実行時がSTART_DATE18b2とEND_DATE18b3の間の日時のレコードのみが対象)、機器20の論理構成を基に追加したセンサ22のIDと距離が3までに含まれる全てのセンサ22を取得する。そして、取得した全てのセンサ22に対して、関連度定義マスタ16cで定義されているTYPE16c0「PERIOD」の全ての期間の組合せをレコードとして関連度テーブル16aに追加する。例えば、追加対象としてセンサ22との距離が関連度定義マスタ16cでTYPE16c0「CONFIGURE」のVALUE16c1に該当するセンサ22が4個あり、TYPE16c0「PERIOD」のVALUE16c1がPT、LT、FT、L2T、F2Tの5つが定義されているとすると、関連度テーブル16aに追加するレコードは両者の組み合わせで20個となる。関連度テーブル16aの関連度RELATED_DEGREE16a4に登録する値は、関連度定義マスタ16cから取得した該当するTYPE16c0「CONFIGURE」と、TYPE16c0「PERIOD」の関連度の初期値を掛け合わせたものとする。例えば、図20の例だとCONFIGUREのVALUE16c1が2、PERIODのVALUE16c1がFTの場合、0.8×0.85=0.68が、関連度テーブル16aの関連度RELATED_DEGREE16a4に登録する値となる。この計算を関連度テーブル16aに追加する全てのレコードに対して実施し、関連度を算出して登録する。なお、追加したIDのID_TYPE18a1がセンサ22以外の場合、本処理は実施されない(S314)。
S314の処理を行ったら、機器構成管理プログラム11dは、次の追加対象IDを処理対象としてS312からS314までの処理を行う(S315)。全ての追加対象に対する処理を終えたら、機器構成管理プログラム11dは、関連度管理プログラム11cを起動し、関連度の更新を行う。
S302に戻って、機器等の交換の場合、機器構成管理プログラム11dは、S301で受信したリクエストに含まれる交換後のIDを取得し、各IDに対してそれぞれS322からS324までの処理を実施する(S321)。
交換の場合、機器構成管理プログラム11dは、リクエストで指定の交換前IDは属性テーブル18aからの削除は行わず、構成を他のIDに交換するのみである。交換後のIDを属性テーブル18aに追加するが、既に交換後のIDが属性テーブル18aに存在する場合は追加しない。追加する場合、リクエストに含まれるID_TYPEと合せて追加する。ただし、交換前のIDのID_TYPE18a1とリクエストに含まれる交換後のIDのID_TYPEが一致しない場合は交換不可とし、エラーとして処理を終了する(S322)。
次いで、機器構成管理プログラム11dは、交換前のIDが構成関係テーブル18bのID(1)18b0もしくはID(2)18b1に指定されているレコードを検索し、該当するレコードについてはEND_DATE18b3に処理実行時の日時を登録する。そして、そのレコードを基に、交換前のIDを交換後のIDとし(ただしもう一方のIDは引き継ぐ)、START_DATE18b2を処理実行時の日時とする(ただしEND_DATE18b3はNULL)レコードを追加する(S323)。
関連度テーブル16aについては、交換前のIDがID(1)18b0もしくはID(2)18b1に指定されているレコードを検索し、該当するレコードについては交換後のIDに更新する(S324)。
S324の処理を行ったら、機器構成管理プログラム11dは、次の追加対象IDを処理対象としてS322からS324までの処理を行う(S325)。全ての追加対象に対する処理を終えたら、関連度管理プログラム11cを起動し、関連度の更新を行う。以上が機器構成管理プログラム11dの処理の流れである。
なお、上記の例ではS314において関連度定義マスタ16cから取得した距離の初期値とセンサ22間の構成の初期値とを掛け合わせて関連度を算出するとしたが、あらかじめ定義した距離の初期値とセンサ22間の構成の初期値を含む算出式により算出することとしてもよい。また、実施例1にて記載したように、期間の間の関連が明白に低い場合はセンサ22間の構成のみで算出する、としてもよい。逆に、センサ22間の関連が明白に低い場合は期間のみで算出する、としてもよい。
以上の処理により、関連度に大きく変化が生じる可能性がある機器構成の変化(機器の使用場所や使用者の変更、もしくは部品やセンサの交換)が生じた場合をトリガーとして、関連度の見直し・修正を自動で行うことが可能になる。これにより、機器構成の変更に連動して関連度の修正を即座に行うことが可能になり、ひいては機器構成の変更の前後で逸脱センサ値と合せて検索される可能性の高い正常センサ値の対象が変わる場合でも、その正常センサ値をDBに残すデータ移行が可能になる。
以上、本発明を実施するための形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、前記のように本実施例ではDBからの履歴の移行先としてテープを想定したが、他の記憶媒体、もしくは移行せずに履歴を削除する場合においても対応が可能である。
また、以上の実施形態では、サーバ10が履歴や機器構成情報などを一元管理するとして説明したが、情報や機能を分散して保持するなどの場合でも、サーバ1が仮想的に一元管理するなど自由に利用・参照可能であれば、実際の情報・機能の所在場所はどこでも構わない。
1 情報管理システム
10 サーバ
20 機器
30 運用アプリケーション
40 アプリケーション
50 通信ネットワーク
11 メモリ
11a データ移行プログラム
11b 履歴管理プログラム
11c 関連度管理プログラム
11d 機器構成管理プログラム
11e ポリシー生成プログラム
12 CPU
13 通信部
14 履歴管理庫
15 参照履歴DB
16 関連度DB
17 ポリシーDB
18 機器構成マスタ
19 契約DB
21 コントローラ
22 センサ
141 履歴DB
142 テープ

Claims (10)

  1. 複数の機器の稼動状態を数値データで示す情報である稼働情報を前記機器から収集して保持し、前記稼働情報を活用したサービスを提供する情報利用装置によって参照させる情報管理装置であって、
    前記機器に関して前記情報利用装置によって提供されるサービスレベルについて規定された契約に関する情報である契約情報を保持する契約情報保持部と、
    各前記機器について保持されている前記契約情報に記録されている契約種別と、前記契約情報保持部にあらかじめ保持されている、前記契約種別ごとの前記稼働情報の格納場所の数と格納する前記稼動情報の種類とに関する情報である格納場所情報とから、各前記稼働情報について、何カ所の格納場所にどの種類の前記稼動情報を格納するかを規定した情報である管理ポリシー情報を生成する管理ポリシー生成部と、を有し、
    前記管理ポリシー生成部は、前記記録されている契約種別が、
    前記稼動情報を複数の前記格納場所に格納する種別であるか、
    前記稼動情報を前記複数の格納場所のうちの一部に格納すると共に、前記一部の格納場所以外の格納場所には、前記稼動情報のうちその数値データが異常またはその予兆を示す種類の前記稼動情報のみを格納する種別であるか、又は、
    前記稼動情報を前記複数の格納場所のうちの一部に格納すると共に、前記一部の格納場所以外の格納場所には前記稼動情報を格納しない種別であるか、を判定する
    ことを特徴とする情報管理装置。
  2. 請求項1に記載の情報管理装置であって、
    各前記機器から収集された前記稼働情報を各前記機器に対応させて時系列に保持している稼働情報履歴保持部と、
    各前記機器に対応する前記稼働情報を前記稼働情報履歴保持部から取得し、各前記機器に対応する前記管理ポリシー情報に基づいて各前記機器に関する前記稼働情報を管理する稼動情報管理部と、を有し、
    前記稼動情報管理部は、前記稼働情報履歴保持部から各前記機器に対応する前記稼働情報を取得し、各前記機器に対応する前記管理ポリシー情報を参照して各前記機器に対応する前記稼働情報について規定されている前記格納場所情報に従って、前記稼働情報の格納場所を再配置する、
    ことを特徴とする情報管理装置。
  3. 請求項2に記載の情報管理装置であって、
    各前記機器の相互関係、又は前記数値データが前記判定条件を満たした時間の前後において所定の長さで設定された期間の相互関係の関連する度合いを示す情報である関連度情報を保持する関連度情報保持部を有し、
    前記稼働情報管理部は、各前記機器に対応して前記稼働情報履歴保持部に保持されている前記稼働情報を取得し、前記管理ポリシー情報を参照して前記判定条件を満たすか判定し、満たすと判定した稼働情報について、前記関連度情報保持部を参照して前記機器又は前記期間に関して所定の関連度を有する他の前記機器又は他の前記期間に関する稼働情報を、前記稼働情報とともに前記管理ポリシー情報に従った格納場所に再配置する
    ことを特徴とする情報管理装置。
  4. 請求項3に記載の情報管理装置であって、
    前記情報利用装置からの前記稼動情報の参照履歴を参照回数として記録している参照履歴管理部と、
    前記関連度情報保持部に保持されている、前記機器に対応する前記関連度情報を更新する関連度情報更新部と
    を有し、
    前記参照履歴管理部は、前記機器又は前記期間ごとに該当する前記稼動情報の参照頻度を集計し、
    前記関連度情報更新部は、前記機器又は前記期間ごとの前記参照頻度に対して関連付けて記録されている、前記関連度の値を前記参照頻度に応じて増減するための更新用数値データを参照して、前記関連度情報を更新する、
    ことを特徴とする情報管理装置。
  5. 請求項4に記載の情報管理装置であって、
    各前記機器についての属性を示す属性情報と、前記属性相互の関係を規定する機器構成情報とを含む情報である機器構成情報を保持する機器構成情報保持部を有し、
    前記関連度更新部は、前記機器構成情報保持部を継続的にモニタし、いずれかの前記機器に関する属性情報又は前記機器構成情報が変更されたと判定した場合、前記変更ありと判定された前記機器に関して前記関連度情報保持部に保持されている関連度情報を更新する、
    ことを特徴とする情報管理装置。
  6. 複数の機器の稼動状態を数値データで示す情報である稼働情報を前記機器から収集して保持し、前記稼働情報を活用したサービスを提供する情報利用装置によって参照させる情報管理方法であって、プロセッサとメモリとを備えるコンピュータが、
    前記機器に関して前記情報利用装置によって提供されるサービスレベルについて規定された契約に関する情報である契約情報を保持し、
    各前記機器について保持されている前記契約情報記録されている契約種別と、前記契約情報保持部にあらかじめ保持されている、前記契約種別ごとの前記稼働情報の格納場所の数と格納する前記稼動情報の種類とに関する情報である格納場所情報とから、各前記稼働情報について、何カ所の格納場所にどの種類の前記稼動情報をいずれの格納場所に格納するかを規定した情報である管理ポリシー情報を生成し、
    前記コンピュータは、前記記録されている契約種別が、
    前記稼動情報を複数の前記格納場所に格納する種別であるか、
    前記稼動情報を前記複数の格納場所のうちの一部に格納すると共に、前記一部の格納場所以外の格納場所には、前記稼動情報のうちその数値データが異常またはその予兆を示す種類の前記稼動情報のみを格納する種別であるか、又は、
    前記稼動情報を前記複数の格納場所のうちの一部に格納すると共に、前記一部の格納場所以外の格納場所には前記稼動情報を格納しない種別であるか、を判定する
    ことを特徴とする、
    情報管理方法。
  7. 請求項6に記載の情報管理方法であって、前記コンピュータが、
    各前記機器から収集された前記稼働情報を各前記機器に対応させて時系列に保持し、
    各前記機器に対応する前記稼働情報を取得し、各前記機器に対応する前記管理ポリシー情報に基づいて各前記機器に関する前記稼働情報を管理し、
    各前記機器に対応する前記稼働情報を取得し、各前記機器に対応する前記管理ポリシー情報を参照して各前記機器に対応する前記稼働情報について規定されている前記格納場所情報に従って、前記稼働情報の格納場所を再配置する、
    ことを特徴とする情報管理方法。
  8. 請求項7に記載の情報管理方法であって、前記コンピュータが、
    各前記機器の相互関係、又は前記数値データが前記判定条件を満たした時間の前後において所定の長さで設定された期間の相互関係の関連する度合いを示す情報である関連度情報を保持し、
    各前記機器に対応して保持されている前記稼働情報を取得し、前記管理ポリシー情報を参照して前記判定条件を満たすか判定し、満たすと判定した稼働情報について、前記関連度情報を参照して前記機器又は前記期間に関して所定の関連度を有する他の前記機器又は他の前記期間に関する稼働情報を、前記稼働情報とともに前記管理ポリシー情報に従った格納場所に再配置する、ことを特徴とする情報管理方法。
  9. 請求項8に記載の情報管理方法であって、前記コンピュータが、
    前記機器又は前記期間ごとに前記情報利用装置からの前記稼動情報の参照回数を記録し、該当する前記稼動情報の参照頻度を集計することによって前記情報利用装置からの前記稼動情報の参照履歴を管理し、
    前記機器に対応する前記関連度情報を、前記機器又は前記期間ごとの前記参照頻度に対して関連付けて記録されている、前記関連度の値を前記参照頻度に応じて増減するための更新用数値データを参照して更新する、
    ことを特徴とする情報管理方法。
  10. 請求項9に記載の情報管理方法であって、前記コンピュータが、
    各前記機器についての属性を示す属性情報と、前記属性相互の関係を規定する機器構成情報とを含む情報である機器構成情報を保持し、
    前記機器構成情報を継続的にモニタし、いずれかの前記機器に関する属性情報又は前記機器構成情報が変更されたと判定した場合、前記変更ありと判定された前記機器に関して保持されている関連度情報を更新する、
    ことを特徴とする情報管理方法。
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