JP6030479B2 - 音声出力装置 - Google Patents

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本発明は、携帯電話端末や固定電話端末等の音声出力装置に関するものである。
補聴器の利用者が電話の受話音等を聞き取りやすく技術として、特許文献1及び特許文献2のような技術がある。
特許文献1は、補聴器装用時の耳に受話器を近付けると、補聴器へ音声伝達するためのテレコイル(磁気誘導)を受話器側に実装する従来からの技術に対し、磁気誘導コイルを一体化して実装した圧電型受話器を開示している。
特許文献2は、Bluetooth(登録商標)等による近接無線通信で補聴器へ音声伝達する電話装置を開示している。
特許第3138893号公報 特許第4332802号公報
特許文献1のようにテレコイルを用いる場合には、補聴器と受話器との双方にテレコイルが設けられていることが必要である。
しかし、補聴器の小型化や性能の向上により、耳穴式や耳かけ式の小型の補聴器には、テレコイルが付いていない例が多い。したがって、特許文献1の手法は、利用できる場合が限られてしまうという問題があった。
また、特許文献2のようにBluetooth等を利用する接続では、携帯電話側と補聴器側に電波伝送のための消費電力が加わる。常時装用する補聴器には、消費電力の増加は望ましくないので、特許文献2の手法は、現実には、使用し難いという問題があった。
さらに、上記特許文献1及び特許文献2のいずれの手法も、補聴器を装用していることが前提である。しかし、電話の着信等は、補聴器を装用していないときに着信することもある。そのような場合には、先ず補聴器を装用する必要があり、利便性が低かった。
一方、受話音を、例えば、大音量とする等、難聴者にとって聞き取りやすい音響特性で音声出力させれば、難聴者は、容易に聞き取ることができる。
しかし、例えば、大音量に設定された携帯電話端末等を、難聴者が補聴器を装用した状態で誤って使用してしまうと、補聴器から出力される音量が大きすぎてしまうという問題があった。この場合、補聴器装用状態であるか、未装用状態であるかによって、音量の調節を行う等の操作が必要であり、従来の携帯電話端末等は、利用者にとって使い難いものであった。
本発明の課題は、補聴器を装用しているか否かに応じて、出力する音声の音響特性を自動的に切り替えて、利用者にとって聞き取りやすい音声出力を行える音声出力装置を提供することである。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
(1)本発明は、音声を出力する音声出力部(104)と、前記音声出力部から出力する音声の音響特性について、少なくとも2つ以上の音響特性の設定を記憶する記憶部(514)と、前記記憶部に記憶された音響特性を用いて前記音声出力部を駆動する駆動回路部(552)と、補聴器を検出する検出部(512)と、前記検出部の検出結果に応じて、前記駆動回路部が用いる音響特性を変更するように制御する制御部(511)と、を備える音声出力装置(100)を提案している。
この発明によれば、音声出力部は、音声を出力する。記憶部は、音声出力部から出力する音声の音響特性について、少なくとも2つ以上の音響特性の設定を記憶する。駆動回路部は、記憶部に記憶された音響特性を用いて音声出力部を駆動する。検出部は、補聴器を検出する。制御部は、検出部の検出結果に応じて、駆動回路部が用いる音響特性を変更するように制御する。したがって、音声出力装置は、補聴器を装用しているか否かに応じて、出力する音声の音響特性を自動的に切り替えて、利用者にとって聞き取りやすい音声出力を行える。
(2)本発明は、(1)の音声出力装置において、前記検出部(512)は、検出対象の補聴器から検出される磁気により補聴器を検出すること、を特徴とする音声出力装置(100)を提案している。
この発明によれば、検出部は、検出対象の補聴器から検出される磁気により補聴器を検出する。したがって、簡単な構造で精度よく補聴器の検出を行える。
(3)本発明は、(2)に記載の音声出力装置において、前記検出部(512)は、検出対象の補聴器に予め取り付けた磁気発生手段(701L,701R)が発生する磁気を検出することにより補聴器を検出すること、を特徴とする音声出力装置(100)を提案している。
この発明によれば、検出部は、検出対象の補聴器に予め取り付けた磁気発生手段が発生する磁気を検出することにより補聴器を検出する。したがって、補聴器の検出をより確実に行うことができる。
(4)本発明は、(2)に記載の音声出力装置において、前記検出部(512)は、検出対象の補聴器自体が音声を出力するために備えるコイル及び/又は磁石が発生する磁気を検出することにより補聴器を検出すること、を特徴とする音声出力装置(100)を提案している。
この発明によれば、検出部は、検出対象の補聴器自体が音声を出力するために備えるコイル及び/又は磁石が発生する磁気を検出することにより補聴器を検出する。したがって、補聴器側に特別な構造を追加することなく、補聴器の検出を行うことができる。
(5)本発明は、(2)から(4)までのいずれか1項に記載の音声出力装置において、前記制御部は、前記検出部が検出する磁気の大きさ及び/又は磁力線の方向に基づいて、前記検出部が検出した補聴器が左右どちらの耳に使用されている補聴器であるのかを判断すること、を特徴とする音声出力装置を提案している。
この発明によれば、制御部は、検出部が検出する磁気の大きさ及び/又は磁力線の方向に基づいて、検出部が検出した補聴器が左右どちらの耳に使用されている補聴器であるのかを判断する。したがって、音声出力装置は、左右の補聴器毎に最適な音響特性となるように自動的に設定を変更可能であり、利用者がより自然な音声を聞き取ることができる音響特性で音声出力を行える。
(6)本発明は、(5)に記載の音声出力装置において、当該音声出力装置に作用する加速度を検出する加速度センサ(516)を備え、前記制御部(511)は、前記加速度センサが検出する加速度の大きさ及び/又は加速度の方向を加味して、前記検出部が検出した補聴器が左右どちらの耳に使用されている補聴器であるのかを判断すること、を特徴とする音声出力装置(100)を提案している。
この発明によれば、加速度センサは、音声出力装置に作用する加速度を検出する。制御部は、加速度センサが検出する加速度の大きさ及び/又は加速度の方向を加味して、検出部が検出した補聴器が左右どちらの耳に使用されている補聴器であるのかを判断する。したがって、音声出力装置は、より精度よく、左右の補聴器を区別して検出できる。
(7)本発明は、(1)から(6)までのいずれか1項に記載の音声出力装置において、前記制御部(511)は、前記駆動回路部(552)が用いる音響特性を変更するときに、変更前の音響特性を用いたときの出力と変更後の音響特性を用いたときの出力との差が所定値を越える場合には、急激な音響特性の変化が生じないように制御を行うこと、を特徴とする音声出力装置(100)を提案している。
この発明によれば、制御部は、駆動回路部が用いる音響特性を変更するときに、変更前の音響特性を用いたときの出力と変更後の音響特性を用いたときの出力との差が所定値を越える場合には、急激な音響特性の変化が生じないように制御を行う。したがって、音声出力装置は、急激な音量変化で利用者に違和感を与えたり、利用者を驚かせたりすることがない、滑らかな音響特性の変化をさせることができる。
本発明によれば、音声出力装置は、補聴器を装用しているか否かに応じて、出力する音声の音響特性を自動的に切り替えて、利用者にとって聞き取りやすい音声出力を行える。また、音声出力装置は、音響特性の切り替えを自動的に行うことから、利用者にとって利便性の高い利用環境を提供できる。
本発明による音声出力装置である携帯電話端末100の第1実施形態を示す図である。 第1実施形態の携帯電話端末100の内部構成の概略を示すブロック図である。 第1実施形態の携帯電話端末100が補聴器601から生じる磁界を検出する状態を示す概略図である。 設定部515が音響特性の設定入力を受け付けるときの表示部における表示例を示す図である。 補聴器装用状態と補聴器未装用状態とを併せて示したオージオグラムである。 第2実施形態の携帯電話端末100が補聴器に貼り付けた磁石701L,701Rから生じる磁界を検出する状態を示す概略図である。 第3実施形態の携帯電話端末100の内部構成の概略を示すブロック図である。 第3実施形態の携帯電話端末100が重力加速度の方向を検出する状態を示す概略図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
(第1実施形態)
図1は、本発明による音声出力装置である携帯電話端末100の第1実施形態を示す図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
以下の説明では、図1中で見えている側の面を表面と呼び、見えていない側の面を裏面と呼ぶ。
また、図1中には、それぞれが直交するX軸、Y軸、Z軸の直交座標を示した。
携帯電話端末100は、筐体110の表面側に、保護パネル101と、操作キー102と、マイク103と、音声出力部104とを備えた音声出力装置である。
保護パネル101は、表示画面上に設けられている。
本実施形態の保護パネル101は、タッチパネルとして構成されており、携帯電話端末100の各種情報を表示する表示部としての機能と、数字や文字入力、各種選択等を行うときに操作される操作部としての機能とを有している。
操作キー102は、タッチパネルを用いなくとも、操作入力を行えるように設けられた操作部材である。
マイク103は、通話時の音声を入力するマイクである。
音声出力部104は、通話時の受話音等の音声を出力する。音声出力部104には、従来から用いられている小型の電磁式スピーカを用いてもよいが、後述する磁気センサ513への影響がないように、圧電素子を用いた振動子の振動により音声を出力する音声出力部とすることが望ましい。
図2は、第1実施形態の携帯電話端末100の内部構成の概略を示すブロック図である。
携帯電話端末100は、上述した構成の他、制御部511と、検出部512と、磁気センサ513と、記憶部514と、設定部515と、通信部551と、駆動回路部552とを備えている。
制御部511は、検出部512の検出結果に応じて、利用者が補聴器を使用しているか否かの判断を行い、その判断結果に応じて、駆動回路部552が用いる音響特性を適切な特性に自動的に変更するように制御を行う。制御部511が行う制御の詳細については、後述する。
検出部512は、磁気センサ513を有しており、検出対象の補聴器から検出される磁気により利用者が使用(装用)している補聴器を検出する。
本実施形態では、磁気センサ513は、補聴器内の音声出力のための部位(スピーカードライバーとしてダイナミック型やマグネチック型、バランスドアーマチュア型等)が音声を出力するために備えるコイル及び/又は磁石が発生する磁気(磁界)を検出する。
本実施形態の磁気センサ513は、地磁気を計測し方位を測定するセンサとして、多くの携帯電話端末等に従来から内蔵されている磁気センサを利用している。なお、磁気センサ513としては、従来からある磁気センサを利用せずに、補聴器検出のために専用のセンサを設けてもよい。
近年のスマートフォン等に搭載されている磁気センサは、地磁気程度の非常に弱い磁界を検知可能である。したがって、補聴器内の音声出力のための部位(スピーカードライバーとしてダイナミック型やマグネチック型、バランスドアーマチュア型等)から発生している磁界も検出可能である。しかし、より検出精度を向上するために、磁気センサ513の配置位置としては、携帯電話端末100の使用時に補聴器に近くなる位置、すなわち、耳あて部分(音声出力部104)の近傍に配置することが好ましい。
図3は、第1実施形態の携帯電話端末100が補聴器601から生じる磁界を検出する状態を示す概略図である。
図3中において、破線は、補聴器601が発生する磁力線を示している。
発着信時に、磁気センサ513は、補聴器601が発生する磁界を検出する。具体的には、図1に示した、レシーバー面をXY軸とするZ軸方向の磁力の「方向」と「大きさ」を主に計測する。
発着信が行われたときには、制御部511から検出部512を呼び出し、検出部512は、磁気センサ513で検出した磁力の「方向」と「大きさ」の検出結果を制御部511へ伝える。磁力が地磁気より非常に大きい場合は、制御部511は、利用者Hが補聴器を装用していると判断する。
一方、磁力が地磁気程度の大きさの場合は、制御部511は、補聴器未装用と判断する。
また、補聴器内の音声出力のための部位(コイルや磁石等)から生じる磁界が弱い場合も有り得る。その場合は、補聴器内に挿入する電池を予め磁化させるとよい。そのようにすることによって、より強い磁界が発生するため、より精度よく補聴器装用を検出することが可能となる。
制御部511は、検出部512の検出結果に応じて利用者が補聴器を使用しているか否かを判断し、駆動回路部552が用いる音響特性を自動的に選択して、駆動回路部552へコマンドを送る。
具体的には、制御部511は、補聴器が検出された(補聴器を装用していると判断した)ときには、「補聴器装用モード」の設定を記憶部514から呼び出して、駆動回路部552へ指示する。
一方、制御部511は、補聴器が検出されなかった(補聴器未装用と判断した)ときには、「補聴器未装用モード」の設定を記憶部514から呼び出して、駆動回路部552へ指示する。
なお、携帯電話端末が、本実施形態の例とは異なり、折り畳み型携帯電話であって、開閉検知用に磁気センサを使用する場合は、誤切断動作を防止するために、折り畳み時に通話を切る動作設定をOFFとするとよい。
また、耳から携帯電話端末100を離して磁気センサ513で検知する磁気が弱くなった場合、制御部511は、検出部512による検出結果に応じ、利用者が補聴器を使用している判断結果のまま一定時間(例えば15秒間)は保持し、モードが「補聴器未装用モード」に切り替わるまでのカウントダウンを画面表示するように制御を行う。このようにすることにより、自動で判断された設定を利用者が画面表示を見て確認することが可能となる。
記憶部514は、駆動回路部552の動作設定(音響特性)を記憶する。
記憶部514は、補聴器装用状態で聞き取りやすい音を出力する「補聴器装用モード」と、補聴器未装用状態の難聴者に聞き取りやすい音を出力する「補聴器未装用モード」との少なくとも2つの音響特性の設定を記憶する。
「補聴器装用モード」は、補聴器を装用している場合に適する音響特性で音声出力部104から音声を出力させる。すなわち、「補聴器装用モード」で出力される音声は、通常の聴力を有する人が聞き取りやすい音響特性(音量、周波数特性)の通常の音声である。
一方、「補聴器未装用モード」は、補聴器を未装用の難聴者が聞き取りやすい音声を出力させるモードである。この「補聴器未装用モード」では、音源の音声データに対して駆動回路部552により音声処理を行う。また、「補聴器未装用モード」として保存されるのは、左右のうちよく使う耳側の音響設定とするとよい。「補聴器未装用モード」における具体的な音声処理については、後述する。
設定部515は、駆動回路部552における音声処理に関して、画面表示及び操作入力の受け付けを行う。
設定部515は、「補聴器装用モード」と「補聴器未装用モード」のそれぞれについて、音量設定やイコライジング、ダイナミックレンジ圧縮等の音響特性の詳細な設定を受け付ける。どのような音響特性が利用者にとって適切であるのかは、利用者によって異なるので、設定部515では、利用者からの操作入力にしたがって、各モードでの音声処理についてのカスタマイズが可能となっている。カスタマイズされた「補聴器装用モード」又は「補聴器未装用モード」の設定内容は、記憶部514に記憶される。
図4は、設定部515が音響特性の設定入力を受け付けるときの表示部における表示例を示す図である。
設定部515は、例えば、上下キーに10段階の音量の設定ができ、その内、下5段階では、補聴器装用モードとなり、上5段階では、補聴器未装用モードとなって、それぞれのモード内での音量設定を受け付けるように表示と操作入力の受け付けを行う。また、設定部515は、左右キーによって、右キーを押せば右耳の音響特性の設定を呼び出し、左キーでは左耳用の設定を呼び出すことを行ってもよい。なお、図4中の操作キーは、表示部に表示されたものであり、タッチパネル操作によって、実現される操作部であるが、実際の操作部材にこれらの機能を割り当ててもよい。
また、設定部515は、「補聴器装用モード」と「補聴器未装用モード」とを強制的に切り替える利用者の操作入力の受け付けも行う。利用者の操作入力による設定部515への各モードの強制的な設定が行われた場合は、その設定を優先する。この場合、制御部511は、検出部512の動作を終了させ、設定部515から指示されたモード設定を記憶部514から呼び出し、駆動回路部552に指示する。
通信部551は、通話を管理する回路である。通信部551からは、音声信号が駆動回路部552へと出力される。
駆動回路部552は、音声出力部104を駆動する信号を生成する回路である。駆動回路部552は、イコライザ部(EQ)554と、ダイナミックレンジ圧縮部(DRC)555と、アウトプットパワーコントローラ(OPC)556と、アンプ(AMP)557とを備えている。
イコライザ部(EQ)554は、周波数イコライジングを行う。イコライザ部554は、通信部551から得た音声信号に、必要な場合に周波数イコライジングを行って、ダイナミックレンジ圧縮部555へ送る。イコライザ部554の具体的な動作については、後述する。
ダイナミックレンジ圧縮部(DRC)555は、DRC(ダイナミックレンジコンプレション)機能により、聞きやすい音の作成を行う。ダイナミックレンジ圧縮部555は、イコライザ部554から得た音声信号に、必要な場合にダイナミックレンジの圧縮処理を行い、アウトプットパワーコントローラ556へ送る。ダイナミックレンジ圧縮部555の具体的な動作については、後述する。
アウトプットパワーコントローラ(OPC)556は、出力の制限を行う。アウトプットパワーコントローラ556のこの機能は、ダイナミックレンジ圧縮部555の3バンドDRCの結果出力を加算するときに、不都合となる過大出力が発生することを防ぐ機能である。本機能により過大出力で聴覚機能を損傷する事を防止できる。
アンプ(AMP)557は、アウトプットパワーコントローラ556から得た音声信号を増幅して、音声出力部104へ送る増幅部である。このアンプ557としては、例えば、新日本無線社製の、NJW1263を用いることができる。アンプ557は、補聴器未装用モード時には、補聴器装用モード時よりも増幅率を高める。
次に、補聴器未装用モードについて説明する。上述したように、本実施形態の携帯電話端末100は、補聴器装用モードの他、補聴器装用モードよりも著しく音量の大きな補聴器未装用モードを備えている。補聴器装用モードは、補聴器を装用した難聴者、及び、聴覚機能が正常な利用者に適した音声伝達を行えるモードである。一方の補聴器未装用モードは、補聴器装用モードでは音声が聞き取りにくい、補聴器を装用していない難聴者にとって聞き取りやすい音声伝達を行うモードである。
補聴器装用モード時には、駆動回路部552は、アンプ557による信号の増幅率を低く抑えて、音声出力部104を駆動させる。また、補聴器装用モード時には、駆動回路部552は、イコライザ部554及びダイナミックレンジ圧縮部555を機能させない。
これに対して、補聴器未装用モード時には、駆動回路部552は、アンプ557による信号の増幅率を大きくし、イコライザ部554及びダイナミックレンジ圧縮部555を機能させる。
補聴器未装用モード時には、イコライザ部554は、EQ機能による難聴者の聞こえ対策と、EQ機能による音漏れ対策とを行っている。
図5は、補聴器装用状態と補聴器未装用状態とを併せて示したオージオグラムである。
この図5の例は、ハーフゲイン法で補聴のためのゲインを与えた補聴器の場合であるが、聞き取りやすい音量には、周波数によって差があることがわかる。
難聴者は、様々な聞こえの周波数特性を持つため、各々の聞こえ特性に合わせた高度な周波数イコライジング(例:10バンドEQ機能)を施す事により、より聞こえやすい音声伝達が可能となる。よって、この難聴者用のイコライジングは、利用者個々に合わせた設定値とすることが望ましい。
また、音声出力部104に圧電素子からなる振動子を用いる場合には、圧電素子は、2〜4KHzの周波数帯の出力が大きい特性をもっている。必要以上に出力されているこれらの帯域をイコライジング処理で抑制することで周波数特性を向上させながら、音漏れとして耳に付きやすい2〜4kHzの周波数帯域の出力を抑制することができる。
次に、補聴器未装用モード時のダイナミックレンジ圧縮について説明する。
難聴者は、小さい音が聞こえづらく、反面大きな音は健聴者と変わらない程度に聞こえる特性を持つ場合が多い。つまり、単に大音量にしても逆にうるさく不快に感じてしまう場合がある。そこで、本実施形態では、ダイナミックレンジ圧縮部555により小さい音を大きくし、大きい音は小さい音よりも増幅しないダイナミックレンジ圧縮処理を行う。ダイナミックレンジ圧縮処理は、例えば周波数帯域毎に(例えば低域、中域、高域に三分割して)、それぞれ異なるダイナミックレンジ圧縮を行うことで、様々な難聴の聞こえのタイプに対応できる。本実施形態では、先に示した図2に示すように、低域用ダイナミックレンジ圧縮部555aと、中域用ダイナミックレンジ圧縮部555bと、高域用ダイナミックレンジ圧縮部555cとの3つのダイナミックレンジ圧縮部が設けられている。
上述したように、制御部511は、補聴器未装用モードと補聴器装用モードとを切り替える。しかし、この切り替え時に、急激に音量等の変化が生じることは好ましくない。そこで、本実施形態の制御部511は、補聴器未装用モードの最小音量時の総ゲインと、補聴器装用モードの最大音量時の総ゲインの差が、例えば6dBを超える場合、利用者が滑らかな音量変化と感じるように、これが6dB以下の差となるように段階的ゲインを設定する1ステップ以上の中間的出力を挿入する。このとき、画面表示にも中間設定である旨の表示を行うとよい。
以上説明したように、第1実施形態によれば、携帯電話端末100は、補聴器内の音声出力のための部位が備えるコイル及び/又は磁石が発生する磁気を検出することにより、補聴器の装用がされているか否かを判断する。そして、補聴器が装用されているか否かに応じて、出力する音声の音響特性を自動的に切り替える。よって、携帯電話端末100は、利用者が特別な操作を行わなくとも、利用者にとって聞き取りやすい音声出力を行うことができる。
(第2実施形態)
第2実施形態の携帯電話端末100は、検出部512が行う補聴器の検出の手法が異なる他は、第1実施形態と同様である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第1実施形態では、検出部512は、補聴器自体、又は、補聴器に用いられる電池から発生する磁気を検出することにより、補聴器を検出する例を示した。しかし、補聴器内の音声出力のための部位(コイルや磁石等)から生じる磁界が弱い場合や、補聴器内に挿入する電池を磁化できない場合もあり得る。
そこで、第2実施形態の検出部512は、検出対象の補聴器に予め取り付けた磁気発生手段、例えば小型の永久磁石が発生する磁気を検出することにより、補聴器を検出する。補聴器に小型の永久磁石を貼付けることにより、さらに強力な磁界を発生させることができ、さらに精度よく補聴器の装用を検出できる。
補聴器に貼り付ける磁石は、幅1mm×高さ0.5mm程度の小型磁石で市販されているもので充分である。小型であっても磁石による磁力は地磁気より強力なため、近年のスマートフォンに搭載されている磁気センサや折り畳み型携帯電話機の開閉検知に使用される磁気センサを流用することでも検知可能である。
また、左右の耳に補聴器を装用している利用者において、左の補聴器と右の補聴器とで、増幅率等の音声処理内容が異なる場合がある。そのような場合には、第1実施形態のように単純に「補聴器装用モード」を設定しても、適切な音声を出力できるとは限らない。例えば、「補聴器装用モード」として左の補聴器に最適化された設定がされている場合に、利用者が右の補聴器に携帯電話端末100を近づけたとすると、聞き取りにくい音声が出力されてしまうおそれがあった。
そこで、第2実施形態の検出部512は、携帯電話端末100が左の補聴器に近づいているのか、右の補聴器に近づいているのかを判断可能としている。
具体的には、左の補聴器に貼り付ける磁石と、右の補聴器に貼り付ける磁石とで、表側を向く極がそれぞれ異なるように、磁石を左右それぞれの補聴器に貼り付ける。磁石の補聴器への貼り付けは、例えば、両面テープ等を用いることができる。そして、制御部511は、検出部512により検出した磁気の磁力線の向きにより、左の補聴器を検出しているのか、右の補聴器を検出しているのかを判断する。
図6は、第2実施形態の携帯電話端末100が補聴器に貼り付けた磁石701L,701Rから生じる磁界を検出する状態を示す概略図である。
図6に示すように、左右を識別させるため左右の補聴器には極を逆にして磁石701L,701Rを貼り付ける。そうすることで音声出力装置を耳に当接させた際に磁気センサを通る磁力線は地磁気より強力であり、左右の補聴器装用耳で磁力の方向が反対方向になる。なお、携帯電話端末100の磁気センサ513の配置位置としては、携帯電話端末100の使用時に補聴器に貼り付けた磁石に近くなる位置、すなわち、耳あて部分(音声出力部104)の近傍に配置することが好ましい。
図6の例では、右の補聴器にS極を表として磁石701Rを貼り付け、左の補聴器にN極を表として磁石701Lを貼り付けている。これにより、検出部512が検出する磁気の磁力線の向きは、右の補聴器に近づいた場合と左の補聴器に近づいた場合とで逆向きとなる。これにより、制御部511は、検出部512により検出した補聴器が左のものか右のものかを判断可能である。なお、上記極性の配置例は、一例であって、表側の極性がそれぞれ逆に配置されていればよい。
記憶部514には、「補聴器未装用モード」の他に、「左の補聴器装用モード」及び「右の補聴器装用モード」が記憶されている。「左の補聴器装用モード」及び「右の補聴器装用モード」は、それぞれ、左の補聴器及び右の補聴器を使用している状態で最適な音響特性の音声を出力できるように、予め設定部515を用いて設定されている。
補聴器では、通常の会話による音声等が適切に聞き取れるように調整されている。しかし、利用者の難聴の程度によっては、例えば片方の耳については補聴器のみでは、十分に聞き取れないという場合もある。そのような場合には、補聴器だけでは補えない分を補うような音響特性となるように、一方の耳の補聴器について、他方の耳の設定とは異なる設定とすることが有効である。
制御部511は、左の補聴器と判断したときには、「左の補聴器装用モード」を記憶部514から呼び出して、駆動回路部552へ指示する。一方、右の補聴器と判断したときには、制御部511は、「右の補聴器装用モード」を記憶部514から呼び出して、駆動回路部552へ指示する。
また、第2実施形態においても、第1実施形態の場合と同様に、「補聴器未装用モード」と「左の補聴器装用モード」と「右の補聴器装用モード」との切り替え時に、急激に音量の変化等が生じることは好ましくない。そこで、第2実施形態の制御部511においても、第1実施形態の場合と同様に、音量変化が滑らかになるように、段階的ゲインを設定する1ステップ以上の中間的出力を挿入するとよい。
なお、両耳の補聴器の特性が同じ場合は、左右を判定する必要はない。また、片耳だけ補聴器を使用している場合についても、左右を判定する必要はない。したがって、そのような場合には、磁気の検出のみの第1実施形態のような形態とするとよい。
以上説明したように、第2実施形態によれば、携帯電話端末100は、左右の補聴器を区別して検出可能であり、自動的にそれぞれに最適な音響特性の音声を出力する。よって、利用者は、より自然な音声を聞き取ることができる。
(第3実施形態)
図7は、第3実施形態の携帯電話端末100の内部構成の概略を示すブロック図である。
第3実施形態の携帯電話端末100は、検出部512に加速度センサ516が追加され、これに伴って検出部512が行う補聴器の検出の手法が異なる他は、第1実施形態と同様である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
加速度センサ516は、携帯電話端末100に作用する加速度を検出する。加速度センサ516は、携帯電話端末100が大きく動いていないときには、重力加速度の方向、すなわち、重力が作用する方向を検出することができる。よって、制御部511は、加速度センサ516から得た情報により、携帯電話端末100がどのような向きを向いているのかを検出することが可能となる。
なお、加速度センサ516のサンプリング周波数が高い場合は、静的な重力加速度を安定して検出するために、手ぶれによる高周波成分を低減させるローパスフィルタを通して安定させることが好ましい。
図8は、第3実施形態の携帯電話端末100が重力加速度の方向を検出する状態を示す概略図である。
発着信時に、加速度センサ516は、携帯電話端末100に作用している加速度を検出する。具体的には、図1に示した、レシーバー面をXY軸とするX軸方向の加速度の「方向」と「大きさ」を主に計測し、制御部511に伝える。なお、これと同時に、第1実施形態と同様に、磁気センサ513は、補聴器が発生する磁界の検出を行い、制御部511に伝える。
図8に示すように、携帯電話端末100を左耳にかざす場合と右耳にかざす場合とでは、X軸における加速度の方向が反対になっている。
この加速度の向き及び磁気検出の結果に基づいて、制御部511は、補聴器を装用しているか否か、及び、携帯電話端末100が左耳にあてがわれているのか、右耳にあてがわれているのかを判断する。
なお、この図8に示す例では、利用者が頭を起こしている状態にあることを前提としている。
ここで、左右判定は、磁気センサ513と加速度センサ516の計測値から特別大きい値の測定値を左右判定に用いることによりさらに精度が向上する。例えば、加速度センサ516が検出した加速度のX軸値が絶対値3.0m/s以上(参考:重力加速度は9.8m/s)あった場合、信憑性のある値と考えられる。また、磁気センサ513が検出した磁気のZ軸の値が、地磁気の数十μテスラ台を超える百μテスラ以上から、そのセンサの測定範囲までの磁力を検出した場合、信憑性のある値と判断できる。
なお、磁気センサ513と加速度センサ516との両方を用いて左右判定を行う場合は、誤動作の少ない検出部品での検出結果を優先させるとよい。一般的には、地磁気検出用の磁気センサ513は、測定範囲外の強磁界に近付けると誤動作を起こす可能性があるため、加速度センサ516の方が誤動作は少ない。
制御部511は、検出部512の検出結果に応じて、第1実施形態と同様に「補聴器未装用モード」と「補聴器装用モード」とを切り替えてもよいし、第2実施形態と同様に、「補聴器未装用モード」と「左の補聴器装用モード」と「右の補聴器装用モード」とを切り替えてもよい。
なお、制御部511がどのように動作するのかは、利用者が自らの補聴器の装用状況に応じて設定部515により設定した設定内容によって、適宜変更される。
以上説明したように、第3実施形態によれば、携帯電話端末100の制御部511は、検出部512の磁気センサ513に加えて加速度センサ516を用いて補聴器を使用しているか否か、及び、左右のどちら側に携帯電話端末100をあてがっているのかを判断する。よって、本実施形態の携帯電話端末100は、より精度の高い判断が可能である。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
(変形形態)
(1)各実施形態において、携帯電話端末100は、補聴器未装用モード時には、増幅率を大幅に高める他、イコライジング、及び、ダイナミックレンジの圧縮処理を行う例を挙げて説明した。しかし、補聴器未装用モード時の音声処理は、一例を示したに過ぎず、様々な処理形態とすることができる。例えば、単純に音量を大きくするだけとしてもよい。
(2)各実施形態において、音声出力装置は、携帯電話端末である例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、固定電話や無線機等、他の種類の音声出力装置であってもよい。
(3)第3実施形態において、磁気センサ513及び加速度センサ516を検出部512の一部として構成した例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、各センサを検出部から切り離して別々に構成してもよい。
(4)各実施形態において、検出部は、磁気を検出することによって補聴器を検出する例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、検出部は、可視光や赤外光等を検出する光センサや、振動を検出する振動センサや、電磁波を検出する電磁波センサや、音を検出する音センサ等、他の種類のセンサからの検出結果を用いて補聴器を検出してもよい。また、検出部は、補聴器にICタグを装着して、これを読み取ることにより、補聴器を検出してもよい。
なお、各実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
100 携帯電話端末
101 保護パネル
102 操作キー
103 マイク
104 音声出力部
110 筐体
511 制御部
512 検出部
513 磁気センサ
514 記憶部
515 設定部
516 加速度センサ
551 通信部
552 駆動回路部
554 イコライザ部
555 ダイナミックレンジ圧縮部
555a 低域用ダイナミックレンジ圧縮部
555b 中域用ダイナミックレンジ圧縮部
555c 高域用ダイナミックレンジ圧縮部
556 アウトプットパワーコントローラ
557 アンプ
601 補聴器
701L 磁石
701R 磁石

Claims (3)

  1. 音声を出力する音声出力部と、
    前記音声出力部から出力する音声の音響特性について、少なくとも2つ以上の音響特性の設定を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された音響特性を用いて前記音声出力部を駆動する駆動回路部と、
    検出対象の補聴器から検出される磁気により補聴器を検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果に応じて、前記駆動回路部が用いる音響特性を変更するように制御する制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記検出部が検出する磁気の大きさ及び/又は磁力線の方向に基づいて、前記検出部が検出した補聴器が左右どちらの耳に使用されている補聴器であるのかを判断することを特徴とする音声出力装置。
  2. 請求項に記載の音声出力装置において、
    当該音声出力装置に作用する加速度を検出する加速度センサを備え、
    前記制御部は、前記加速度センサが検出する加速度の大きさ及び/又は加速度の方向を加味して、前記検出部が検出した補聴器が左右どちらの耳に使用されている補聴器であるのかを判断することを特徴とする音声出力装置。
  3. 音声を出力する音声出力部と、前記音声出力部から出力する音声の音響特性について、少なくとも2つ以上の音響特性の設定を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された音響特性を用いて前記音声出力部を駆動する駆動回路部と、検出対象の補聴器から検出される磁気により補聴器を検出する検出部と、前記検出部の検出結果に応じて、前記駆動回路部が用いる音響特性を変更するように制御する制御部と、を備えた音声出力装置における音声出力方法であって、
    前記制御部は、前記検出部が検出する磁気の大きさ及び/又は磁力線の方向に基づいて、前記検出部が検出した補聴器が左右どちらの耳に使用されている補聴器であるのかを判断することを特徴とする音声出力方法
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