JP6029734B2 - 使い捨て着用物品の吸収層の製造方法 - Google Patents
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フラッフ木材パルプ及び超吸収性ポリマー粒子の少なくとも一方から形成された吸収性材料を回転サクションドラムの外周面に設けられた中央に突起を有する凹状型に集積することによって、全体的にほぼ均一の厚さを有し、かつ、前後方部とそれらよりも幅狭の中間部とを有する吸液性コアを形成して、前記吸液性コアを搬送手段を介して機械方向へ搬送し、対向配置されたアンビルローラーの回転軸に向かって一定の力が負荷されるように設定されたプレスローラーを有するプレス工程において、前記吸液性コアを前記プレスローラーと前記アンビルローラーとの間に搬送してプレスすることによって、前記中間部に高密度領域を形成し、
フラッフ木材パルプ及び超吸収性ポリマー粒子の少なくとも一方から形成された吸収性材料を第2の回転サクションドラムの外周面に設けられた凹状型に集積することによって、全体的にほぼ均一の厚さを有する第2の吸液性コアを形成し、前記第2の吸液性コアを第2の搬送手段を介して搬送し、第2のプレスローラーとそれと対向配置された第2のアンビルローラーを有する第2のプレス工程において前記第2の吸液性コア全体をプレスして前記搬送手段によって搬送された前記吸液性コアに前記第2の吸液性コアを重ね合わせることによって前記吸収層を形成する。
以下、この発明の使い捨て着用物品として、例えば使い捨ておむつ10を例に挙げて説明する。図1〜3を参照すると、おむつ10は、縦軸Pと平行の縦方向Y及びそれに直交する、横軸Qと平行の横方向Xを有し、肌対向面及び非肌対向面と、前ウエスト域(前方域)11と、後ウエスト域(後方域)12と、前後ウエスト域11,12の間に位置するクロッチ域13とを備えるシャーシ14と、シャーシ14の肌対向面に位置し、クロッチ域13から前後ウエスト域11,12へ延びる、吸収層15を有する吸液性構造体16とを含む。
第1吸液性コア34の高密度領域47、中密度領域49及び低密度領域48における厚さ寸法は、厚さ計(PEACOK DIGITAL THICKNESS GAUGE JA−257)を用いて測定した。具体的には、第1吸液性コア34をおむつ10から取り出して、各領域ごとにカットして測定サンプルとし、10gf/cm2の荷重下で測定をした。
おむつ10から第1吸液性コア34を取り出して、各領域47,48,49ごとに、まず、上記厚さ寸法の測定方法によって、各領域の厚さ(mm)を求める。次に、各領域の厚さ寸法計測部位ごとに縦方向Yの長さ約2.0cm×横方向Xの長さ約2.0cmの大きさにカットして測定サンプルとし、それらの質量(g)を測定した。上記厚さ計によって、各サンプルの厚さ寸法(mm)を求め、密度(g/cm3)=質量(g)÷厚さ寸法(mm)÷面積(cm2)×10の式に各測定値を代入して、各領域47,48,49の密度を算出した。
図13を参照して、第1実施形態と相違する点についてのみ以下に説明する。
本実施形態においては、吸収層15は、下層の第1吸液性コア34と上層の第2吸液性コア35とから形成される2層構造であって、第2吸液性コア35には、その中央部において縦方向Yへ延びる細長の中央凹溝83と、一対のサイド凹溝84が形成されている。また、本実施形態の吸収層15は、前記製造方法以外に、その製造工程において、第1吸液性コア34の上面に第2吸液性コア35が重ねられた状態でプレスすることによって、高密度領域85と、低密度領域86および中密度領域87とを形成することができる。第1吸液性コア34と第2吸液性コア35とが重ねられた領域は、第1吸液性コア34のみの部分と第2吸液性コア35のみの部分よりも吸液性コアの質量が高くなるので、プレスローラーでプレスされたときに、前者は後者よりも高密度かつ高剛性となる。また、第1吸液性コア34と第2吸液性コア35が重ねられた領域のうち、第2吸液性コア35の中央凹溝83とサイド凹溝84、第1吸液性コア34の中央凹溝44とが位置する中央部15Cは、他の部位に比して第1プレスローラー67との圧接幅(又は圧接面積)が小さくなるので、より高密度かつ高剛性となる。これにより、吸収層15において、高密度領域85、中密度領域87及び低密度領域86を形成することができる。
図15を参照して、以下において、第1実施形態と相違する点についてのみ説明する。本実施形態においては、吸収層15は、下層の第1吸液性コア34と上層の第2吸液性コア35とからなる2層構造であって、第1吸液性コア34には、その中央部において縦方向Yへ延びる一対の凹溝44a,44bからなる中央凹溝44が形成されている。吸収層15は、その中央部において凹溝44a,44bの横方向Xにおける両側及びその間に位置する、第2吸液性コア35と第1吸液性コア34とが重なり合う高剛性部88を有する。また、本実施形態の吸収層15は、前記製造方法以外に、その製造工程において、第1吸液性コア34の上面に第2吸液性コア35が重ねられた状態でそれらが同時にプレスされることによって、高密度領域85と、低密度領域86および中密度領域87を形成することができる。かかる態様では、凹溝44a,44b及び/又は高剛性部88の両側縁部位を屈曲起点として折れ曲がり易くなり、クロッチ域13の中央部13Cをより確実かつ規則的に略W字形状に折曲させることができる。
図16を参照して、以下において、第1実施形態と相違する点についてのみ説明する。本実施形態においては、吸収層15は、下層の第1吸液性コア34と上層の第2吸液性コア35とからなる2層構造であって、第1吸液性コア34の第1中央凹溝44は、その中央部において縦方向Yへ延びる幅広凹溝44aと、凹溝44aよりも幅狭であってその両側に位置する幅狭凹溝44b,44cとから形成されている。第2吸液性コア35は、中央部から前方部15A側の部位が後方部15Bの部位よりも幅狭になっており、幅狭凹溝44b,44cは第2吸液性コア35の両側縁の外方に位置する。吸収層15は、その中央部において幅狭凹溝44b,44cと幅広凹溝44aとの間において第2吸液性コア35と第1吸液性コア34とが重なって形成された高剛性部88を有する。また、本実施形態の吸収層15は、前記製造方法の他に、その製造工程において、第1吸液性コア34の上面に第2吸液性コア35が重ねられた状態でプレスすることによって、高密度領域85と、低密度領域86および中密度領域87とを形成することができる。かかる態様では、凹溝44a,44b及び44c又は高剛性部88の両側縁部位を屈曲起点として折れ曲がり易くなり、クロッチ域13の中央部13Cをより確実かつ規則的に略W字形状に折曲させることができる。かかる効果を有する限りにおいて、幅狭凹溝44b,44cの一部が第2吸液性コア35の両側縁と重なる位置に設けられていてもよい。
図17を参照して、以下において、第1実施形態と相違する点についてのみ説明する。本実施形態の吸収層15では、単一の吸液性コアのみから形成されており、その外形状は第1実施形態における第1吸液性コア34と第2吸液性コア35とを重ね合わせた状態におけるそれと同様であって、その中間部15Cにおいて縦方向Yへ延びる中央凹溝90を有する。吸収層15は、その中央部15Cから前後方部15A,15Bに向かって横方向Xの長さ寸法が大きく変化するものではないが、中間部15Cに中央凹溝90が形成されていることによって幅狭部位91が画成されている。
フラッフ木材パルプ及び超吸収性ポリマー粒子の少なくとも一方から形成された吸収性材料を回転サクションドラムの外周面に設けられた中央に突起を有する凹状型に集積することによって、全体的にほぼ均一の厚さを有し、かつ、前後方部とそれらよりも幅狭の中間部とを有する吸液性コアを形成して、前記吸液性コアを搬送手段を介して機械方向へ搬送し、対向配置されたアンビルローラーの回転軸に向かって一定の力が負荷されるように設定されたプレスローラーを有するプレス工程において、前記吸液性コアを前記プレスローラーと前記アンビルローラーとの間に搬送してプレスすることによって、前記中間部に高密度領域を形成し、フラッフ木材パルプ及び超吸収性ポリマー粒子の少なくとも一方から形成された吸収性材料を第2の回転サクションドラムの外周面に設けられた凹状型に集積することによって、全体的にほぼ均一の厚さを有する第2の吸液性コアを形成し、前記第2の吸液性コアを第2の搬送手段を介して搬送し、第2のプレスローラーとそれと対向配置された第2のアンビルローラーを有する第2のプレス工程において前記第2の吸液性コア全体をプレスして前記搬送手段によって搬送された前記吸液性コアに前記第2の吸液性コアを重ね合わせることによって前記吸収層を形成する。
(1)前記プレス工程の前記機械方向の下流側に、外周面の前記機械方向と直交する方向の中央部に突出部が形成された第3のプレスローラーと、前記第3のプレスローラーと対向配置された第3のアンビルローラーとからなる第3のプレス工程を設け、前記第3のプレスローラーの周速度を前記搬送手段の搬送速度に同期させることによって、前記第3のプレスローラーの前記突出部で前記吸液性コアの前記中間部のみを圧接する。
11 前方域(前ウエスト域)
12 後方域(後ウエスト域)
15 吸収層
15A 前方部
15B 後方部
15C 中間部
34 第1吸液性コア
34A 前方部
34B 後方部
34C 中間部
35 第2吸液性コア
35A 前方部
35B 後方部
35C 中間部
41 クロッチ弾性要素
44 中央凹溝
47 高密度領域
48 低密度領域
49 中密度領域
55 搬送ベルト(搬送手段)
56 回転サクションドラム
57 第2回転サクションドラム
59 第2搬送ベルト(第2搬送手段)
60 凹状型
60a 突起
66 プレスステーション(プレス工程)
67 プレスローラー
68 アンビルローラー
71 凹状型
73 第2プレスステーション(第2のプレス工程)
79 第3プレスステーション
80 第3プレスローラー(第3のプレス工程)
81 第3アンビルローラー
82 突出部
83 中央凹溝
84 サイド凹溝
Claims (2)
- 使い捨て着用物品の吸収層の製造方法であって、
フラッフ木材パルプ及び超吸収性ポリマー粒子の少なくとも一方から形成された吸収性材料を回転サクションドラムの外周面に設けられた中央に突起を有する凹状型に集積することによって、全体的にほぼ均一の厚さを有し、かつ、前後方部とそれらよりも幅狭の中間部とを有する吸液性コアを形成して、前記吸液性コアを搬送手段を介して機械方向へ搬送し、対向配置されたアンビルローラーの回転軸に向かって一定の力が負荷されるように設定されたプレスローラーを有するプレス工程において、前記吸液性コアを前記プレスローラーと前記アンビルローラーとの間に搬送してプレスすることによって、前記中間部に高密度領域を形成し、
フラッフ木材パルプ及び超吸収性ポリマー粒子の少なくとも一方から形成された吸収性材料を第2の回転サクションドラムの外周面に設けられた凹状型に集積することによって、全体的にほぼ均一の厚さを有する第2の吸液性コアを形成し、前記第2の吸液性コアを第2の搬送手段を介して搬送し、第2のプレスローラーとそれと対向配置された第2のアンビルローラーを有する第2のプレス工程において前記第2の吸液性コア全体をプレスして前記搬送手段によって搬送された前記吸液性コアに前記第2の吸液性コアを重ね合わせることによって前記吸収層を形成する前記製造方法。 - 前記プレス工程の前記機械方向の下流側に、外周面の前記機械方向と直交する方向の中央部に突出部が形成された第3のプレスローラーと、前記第3のプレスローラーと対向配置された第3のアンビルローラーとからなる第3のプレス工程を設け、前記第3のプレスローラーの周速度を前記搬送手段の搬送速度に同期させることによって、前記第3のプレスローラーの前記突出部で前記吸液性コアの前記中間部のみを圧接する請求項1に記載の製造方法。
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