JP6029295B2 - バックライト制御装置、バックライト制御方法及びプログラム - Google Patents

バックライト制御装置、バックライト制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像データを表示する表示装置に使用されるバックライトを制御する技術に関するものである。
従来、液晶表示装置に元画像データと中間画像データとを交互に同じ輝度で表示すると、中間画像データの作成は完全ではないため、中間画像データの乱れた部分が目立ってしまっていた。これに対し、特許文献1に開示される技術では、元画像データ用を明るく中間画像データ用を暗く発光させているため、乱れた部分を少し目立たなくしている。また、特許文献2に開示される技術では、元画像データを長く中間画像データを短くするような発光を行っている。
特開2008−070838号公報 特開2008−0083457号公報
しかしながら、中間画像データの乱れの問題とは別に、フリッカの発生という問題がある。上記従来例のように、画像を明暗の2種類にするとフリッカが発生するため、明暗差を大きくつけるとフリッカが強くなり、視聴者が見づらくなってしまう。そこで、明暗差をつけることには限界がある。また、元画像データと中間画像データとの形状の違いにより、表示物の周辺部がチラチラして見えるという現象が発生してしまう。さらに、別の問題として、元画像データを明るくするために長時間発光させると、動きのある表示部分において、中間画像データを生成したのにも関わらず、動画ボケといわれる尾引きをしたような画像に見えてしまう。
そこで、本発明の目的は、高画質な画像表示を行うことにある。
本発明のバックライト制御装置は、画像データを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された画像データに基づいて中間画像データを生成する生成手段と、前記入力手段により入力された前記画像データに基づく画像と、前記生成手段により生成された前記中間画像データに基づく中間画像とを順次表示させるために発光するバックライトと、前記画像データに基づく画像の表示のための前記バックライトの第1発光期間が前記中間画像データに基づく中間画像の表示のための前記バックライトの第2発光期間よりも短く、且つ、前記画像データに基づく画像の表示のための前記バックライトの第1発光強度が前記中間画像データに基づく中間画像の表示のための前記バックライトの第2発光強度よりも高くなり、且つ、前記第1発光期間と前記第2発光期間との間に前記バックライトの非発光の期間が存在するように、前記バックライトの発光を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、高画質な画像表示を行うことが可能となる。
各種画像の見え方について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る表示装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるバックライトの発光状態を示す図である。 LEDに流れる電流の様子を示す図である。 本発明の第2の実施形態におけるバックライトスキャンの動作を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態における、画像の明暗とバックライトの時間制御とを組み合わせた動作について説明するための図である。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、図1を参照しながら、各種画像の見え方について説明する。図1(A)は、インパルス発光した60Hz表示の見え方を示している。図1(B)は、バックライトをホールド発光及び黒挿入した60Hz表示の見え方を示している。図1(C)は、バックライトをホールド発光して明暗をつけた120Hz表示の見え方を示している。図1(D)は、バックライトをインパルス発光して明暗をつけた120Hz表示の見え方を示している。図1(E)は、本発明の実施形態におけるバックライト発光による120Hz表示の見え方を示している。
図1において、液晶パネルに表示されている物体は球状であり、フレーム毎に右から左へと移動していく物体である。図1の縦軸は時間を表しており、60Hz表示の場合、16.67ms毎に画像データが切り替わる。なお、図1において視線の動きを矢印で表している。視線の動きに沿って合成した画像データ(視聴者に見えている画像データ)を、一番下に示す。
図1(A)において、111は、インパルス的な発光により1フレーム内で見える物体の形状である。112は、インパルス的な発光により数フレームの合成で見える物体の形状である。図1(B)において、113は、ホールド的な発光により1フレーム内で見える物体の形状である。114は、ホールド的な発光により数フレームの合成で見える物体の形状である。図1(C)において、115は、ホールド的な明発光(明るい発光)により元画像データのフレーム内で見える物体の形状である。116は、ホールド的な暗発光(暗い発光)により中間画像データのフレーム内で見える物体の形状である。117は、ホールド的な発光により数フレームの合成で見える物体の形状である。図1(D)において、118は、インパルス的な明発光により元画像データのフレーム内で見える物体の形状である。119は、インパルス的な暗発光により中間画像データのフレーム内で見える物体の形状である。120は、インパルス的な発光により数フレームの合成で見える物体の形状である。図1(E)において、121は、本実施形態におけるインパルス的な明発光により元画像データのフレーム内で見える物体の形状である。122は、本実施形態におけるホールド的な暗発光により中間画像データのフレーム内で見える物体の形状である。123は、本実施形態における発光により数フレームの合成で見える物体の形状である。
図1(A)の例は、インパルス的な発光により、フレーム毎に元画像データだけを表示したものであるため、物体の見え方は111に示すように球状に近く、数フレーム合成して見える物体も112に示すように少し楕円に見えるが球状に近い。よって、物体の動きに対する見え方は最もよいものであるが、60Hzでインパルス的な発光表示をさせると、フリッカがひどく発生してしまうので、明るく表示させることができない。
図1(B)の例は、ホールド的な発光により、フレーム毎に元画像データだけを表示したものである。発光している時間は113のように長くなる。これを視線の動き方向に数フレーム合成すると、114に示すように物体は楕円状に変形して見える。黒挿入をして、ホールド発光時間を半分にしているため、程度は多少よくなるが変形している。黒挿入時間をもっと長くすれば変形はよくなるが、それではインパルス的な発光になってしまうので、図1(A)の例と同様にフリッカがひどく発生してしまう。
そこで、フリッカを防ぐために、中間画像データを生成して120Hz表示を行う例を以下に示す。図1(C)の例では、元画像データに対してホールド的な明発光によって見える物体の形が115である。中間画像データに対してホールド的な暗発光によって見える物体の形が116であり、中間画像データの生成ミスにより崩れた楕円になっている。それらを視線の動きに合わせて合成して見える物体の形が117であり、楕円と崩れた楕円とが交互に表示されるため、楕円の周囲がチラチラして見えることになる。
図1(D)の例は、物体が球状に見えるようにインパルス的な発光させたものである。図1(D)では、元画像データに対してインパルス的な明発光によって見える物体の形が118であり、インパルス的な発光なので球状に近く見える。また、中間画像データに対してインパルス的な暗発光によって見える物体の形が119であり、中間画像データの生成ミスにより崩れた球状になっている。それらを視線の動きに合わせて合成して見える物体の形は、120に示すように球状に近いものであるが、中間画像データの変換ミスにより、やはり球の周囲がチラチラして見えることになる。
図1(E)は、本実施形態における物体の見え方の例を示している。図1(E)の例では、元画像データに対してインパルス的な明るい発光によって見える物体の形が121であり、インパルス的な発光なので球状に近く見える。また、中間画像データに対してホールド的な暗い発光によって見える物体の形が122であり、中間画像データの生成ミスにより崩れた楕円状になっている。それらを視線の動きに合わせて合成して見える物体の形は123のようになる。
この合成した形状は、明るい球状の画像に暗い崩れた楕円がつながっているものである。つまり、動いている形状と同じ形状が明るく見えて、後方に尾引きのような暗い画像がつながっているように見える。この123の見え方は、114や117のように形状が変わっているわけではないし、117や120のように本体の周囲がチラチラすることもない。暗い尾引きが見えるが、それは表示装置における物体の動きの見え方として、自然であり視聴者に許容されやすい見え方である。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る表示装置の構成を示す図である。なお、本実施形態に係る表示装置には、LEDを使用したバックライトスキャンによるバックライトが適用されている。なお、本実施形態に係る表示装置は、バックライト制御装置の適用例となる構成である。
図2において、21は、表示装置や視聴者設定に合わせて画像信号(画像データ)の画質を調整する画質調整回路である。22は、元画像データのフレーム間に1フレーム以上の中間画像データを作成するフレーム周波数変換回路である。23は、フレーム画像データを一時記憶するフレームメモリである。24は、パネルモジュール及びバックライトモジュールのタイミングを制御調整するタイミングコントローラである。25は、液晶パネル駆動用のソースドライバである。26は、液晶パネル駆動用のゲートドライバである。27は、液晶パネルである。
31は、LEDを明るく光らせるときの電流を定めるための第1電流設定値である。32は、LEDを暗く光らせるときの電流を定めるための第2電流設定値である。33は、上記2種類の電流設定値を切り替えるアナログセレクタである。34は、LEDのON、OFFを切り替えるアナログスイッチアレイである。35は、LEDを駆動するドライバである。36は、左方上下に並ぶLEDである。37は、右方上下に並ぶLEDである。38は、左右のLEDの光を筋状に導く導光板である。
次に、本実施形態に係る表示装置の動作を概略的に説明する。画質調整回路21は、入力された画像信号(YpbPr信号)に対し、液晶パネル27の特性や視聴者の好みをパラメータとして画質調整を行うことにより、最適の画像に対応するRGB信号を出力する。
次にフレーム周波数変換回路22は、フレームメモリ23を一時記憶領域として使用し、2フレーム分の元画像データから公知のベクトル推測により中間画像データを生成する。この中間画像データは、周波数60Hzから120Hzに上げるときは2フレーム間に1枚生成されるが、仮に240Hzに上げるときは2フレーム間に3枚生成されることになる。
次に、120Hzに上げられたRGB信号はタイミングコントローラ24に入力される。このとき、入力しているRGB信号が元画像データの信号であるか、中間画像データの信号であるかを示す信号も同時にタイミングコントローラ24に入力される。
次に、タイミングコントローラ24は、液晶パネル27のソースドライバ25に対して、RGB信号から電圧を指示するデジタル値に変換した階調データを与え、ゲートドライバ26に対して、60Hzでスキャンするようなタイミング信号を与える。そして、ゲートドライバとソースドライバによって液晶パネル27のソース電極とゲート電極とが駆動され、図示していない共通電極も合わせて駆動されることで、画面に画像データが表示される。
次に、本実施形態に係る表示装置におけるバックライトモジュールの動作について、説明する。タイミングコントローラ24は、内部のDAコンバータを用いて、第1電流設定値31及び第2電流設定値32に相当する電圧値を出力する。例えば、LED36及び37の明発光時の電流値が20mAであれば、第1電流設定値31を2Vとする。一方、暗発光時の電流が4mAであれば、第2電流設定値31を0.4Vとする。
フレーム周波数変換回路22は、元画像データと中間画像データとのうちの何れを出力しているかを示す信号を出力する。アナログセレクタ33は、フレーム周波数変換回路22から当該信号を入力することにより、第1電流設定値31と第2電流設定値32とを切り替えて出力する。ここでは、元画像データが表示されている期間に第1電流設定値が出力され、中間画像データが表示されている期間に第2電流設定値が出力される。
タイミングコントローラ24は、アナログスイッチアレイ34に対してスキャン動作の制御を行う。スキャン動作とは、アナログセレクタ33の出力値を上側のアナログスイッチがONしてからOFFにする動作を下側のアナログスイッチに順にシフトさせる制御である。また、タイミングコントローラ24は、この各アナログスイッチがONしている時間を、元画像データと中間画像データとでは異なる時間になるように制御する、即ち、元画像データにおけるON時間を短くし、中間画像データにおけるON時間を長くする。
アナログスイッチアレイ34によりON、OFF制御された各電流設定値は、LEDドライバ35によって電流値(20mA又は4mA)に変換されて、左方LED36及び右方LED37に供給される。電流が供給された左方LED36及び右方LED37は、その電流値(20mA又は4mA)に応じて明発光又は暗発光する。左方LED36及び右方LED37の光は、導光板38によって横筋状に導光され、導光板38の前面は帯状に光る。これにより、液晶パネル27上の画像がバックライトによってスキャンしているように発光表示される。
図3は、本実施形態におけるバックライトの発光状態を示す図である。即ち、図3(A)は、時間経過に伴って発光状態が遷移する様子を示している。図3(B)は、中央付近のラインにおける時間と輝度との関係を示している。
図3(A)において、41は、元画像データの前半表示時のバックライト状態である。42は、元画像データの後半表示時のバックライト状態である。43は、中間画像データの前半表示時のバックライト状態である。44は、中間画像データの後半表示時のバックライト状態である。45は、明るく短い時間の発光である。46は、暗く長い時間の発光である。図3(B)において、47は、元画像データの表示時における中央付近のラインの輝度変化である。48は、中間画像データの表示時における中央付近のラインの輝度変化である。なお、発光45は、第1の明るさで第1の時間発光される例であり、発光46は、第1の明るさより暗い第2の明るさで、第1の時間より長い第2の時間発光される例である。
図3(A)において、バックライト状態は、41から42、42から43、43から44、そして44から41へと繰り返すように遷移する。このとき、明るく短い時間の発光45が上から下までスキャンし、その後を追うように、暗く長い時間の発光46が上から下までスキャンすることを繰り返すことになる。
液晶パネルとの関係では、元画像データを表示しているときが41の少し前から42の少し後までであり、明るく細いラインが上から下までスキャンする間である。中間画像データを表示しているときが46の少し前から47の少し後までであり、暗くて太いラインが上から下までスキャンする間である。
あるラインに注目してみれば、元画像データのときは47のように高い輝度で短時間発光される。中間画像データのときは48のように低い輝度で長時間発光させる。このようなバックライト発光パターンを、液晶パネル27における元画像データ及び中間画像データの表示状態と組み合わせることにより、図1(E)に示したような動きのある物体が見えるようになる。
図4は、LED36、37に流れる電流の様子を示す図である。図4の横軸は、LED36、37のナンバを上から下まで(1から11まで)振ったものである。説明しやすくするために、LED36、37の数をそれぞれ11個としたが、大画面のバックライトではもっと多くなる。なお、縦軸は電流値である。
LED36、37に流れる電流は、時間経過に伴ってM1、M2〜M11、S1、S2からS14まで遷移する。M11とS1との間及びS14とM1との間には休止期間が存在するため、60Hzの画像信号の場合、1周期が16.67msに相当し、各状態は約0.6ms程度になる。なお、元画像データが表示されるのがM1〜M11の間であり、中間画像データが表示されるのがS1〜S14の間である。
M1において、最上段のLED(1)が明るく点灯される。M2に遷移すると、LED(1)が消灯され、LED(2)が明るく点灯される。順番に下方にスキャンするように遷移を続け、M11で最下段のLED(11)に達する。この後の休止期間では全LEDは消灯している。
S1においては、最上段のLED(1)が暗く点灯される。S2に遷移すると、LED(1)が点灯されたままでLED(2)も暗く点灯される。S3、S4になるまで点灯するLEDを増やしながら遷移する。S5においてLED(1)が消灯され、LED(5)が暗く点灯される。S6以降は同様に1個消して1個つけるように遷移して、S14で最下段のLEDのみが点灯している状態になる。この後の休止期間では全LEDは消灯している。このようにLEDの電流値及びON時間を制御することにより、図3に示したようなバックライトの発光パターンが得られる。
なお、元画像データの発光期間の中心と中間画像データの発光期間の中心とは各フレーム内でほぼ同じ位相にしておく必要がある。位相がずれると、120Hz周期にもかかわらず、全体として60Hz周期の成分が増えてしまい、フリッカが発生するからである。
本発明は、上記実施形態に限ることはなく、発明の要素を同じとする他の実施形態においても構成することができる。例えば、元画像データの輝度と中間画像データの輝度とは、同じ輝度にするのがフリッカの観点から望ましい。なお、ここでいう輝度とは、パルス的な繰り返し発光を長い時間で積分した輝度値を意味する。
LEDの発光強度が電流値に比例する範囲では、第1の実施形態における中間画像データ用の電流値を4mAから5mAにすることで輝度が等しくなる。または、元画像データの発光時間に対して中間画像データの発光時間を5倍とすることで輝度が略等しくなる。
元画像データの輝度:中間画像データの輝度=1:1
しかしながら、フリッカの許容範囲内で中間画像データの輝度を下げた方が、尾引きが少なくなるので望ましい。この輝度比率は表示輝度によって変わってくるが、おおむね以下の範囲である。
元画像データの輝度:中間画像データの輝度=1:1の輝度〜4:1の輝度
中間画像データの輝度が元画像データの輝度の4分の1以上
また、LEDのコストの観点から考えると、短い時間で明るく発光させるのはコスト高になるので、元画像データの輝度を中間画像データの輝度より暗くした方がコストダウンになる。おおむね以下の範囲で実用的である。
元画像データの輝度:中間画像データの輝度=1:1〜1:2
中間画像データの輝度が元画像データの輝度の2倍以下
次に、中間画像データのフレーム数は元画像のフレーム数と同じである必要はない。より滑らかに表示するためには、中間画像データのフレーム数を増やしたほうが望ましいが、動いている物体の中間画像データはぼやける。そのため、中間画像データのフレーム数が多いと、尾引きが増えてしまうので、中間画像データのフレーム数を増やしすぎないことが肝要である。おおむね以下の範囲で実用的である。
元画像データのフレーム数:中間画像データのフレーム数=1:1〜1:3
次に、バックライト方式であるが、第1の実施形態では、左右LED配置によるスキャン方式について述べたが、当然ながら直下型のLEDバックライトを用いたスキャン方式であってもよい。さらに直下型を用いれば、画像データの輝度分布に応じて各LEDブロックを独立制御し、輝度分布を変えることが可能であるため、ダイナミックコントラストが向上する。この場合には、LED毎に、元画像データ用の発光強度と中間画像データ用の発光強度との両方を制御することになる。
また、本発明はスキャン方式に限るものでもなく、全面を同時発光する方式においても、バックライト全面を同時に点滅させることにより、スキャン方式と同様に適用することができる。バックライト全面を光らせる光量と時間とを、第1の実施形態と同様に、元画像データ時に明るく短い時間発光させ、中間画像データ時に暗く長い時間発光させればよい。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態では、LEDのような間欠的な発光を行うデバイスを用い、中間画像データに対してデューティ比の小さい発光を行う場合について示す。なお、第2の実施形態に係る表示装置の構成は、図2に示した第1の実施形態に係る表示装置の構成と同様である。以下では、第1の実施形態と相違する点についてのみ説明するものとする。
図5は、本発明の第2の実施形態におけるバックライトスキャンの動作を説明するための図である。図5(A)は、時間経過に伴う発光状態の遷移を示している。図5(B)は、中央付近のラインにおける時間と輝度との関係を示している。図5(C)は、視聴者の網膜上の位置と見える明るさとの関係を示している。
図5(A)において、241は元画像データの前半表示時のバックライト状態である。242は元画像データの後半表示時のバックライト状態である。243は、中間画像データの前半表示時のバックライト状態である。244は中間画像データの後半表示時のバックライト状態である。245は明るく短い時間の発光である。246は明るく数の多い発光である。図5(B)において、247は元画像データの表示時における中央付近のラインの輝度変化である。248は中間画像データの表示時における中央付近のラインの輝度変化である。249は元画像データの表示時の網膜における投影された明るさの分布である。250は元画像データの表示時の網膜における投影された明るさの分布である。
図5(A)において、バックライト状態は、241から242、242から243、243から244、そして244から241へと繰り返すように遷移する。このとき、明るく短い時間の発光245が上から下までスキャンし、その後を追うように明るく数の多い発光246が上から下までスキャンすることを繰り返すことになる。
液晶パネルとの関係では、元画像データが表示されている期間が241の少し前から242の少し後までであり、明るく細いラインが上から下までスキャンする間である。中間画像データが表示されている期間が246の少し前から247の少し後までであり、明るく細い複数のラインが上から下までスキャンする間である。
あるラインに注目してみれば、元画像データの表示時には247に示すように高い輝度で短時間発光させる。中間画像データの表示時も同じ輝度であるが、非常に短時間で多数回発光させる。左右方向に動きのある物体を目で追っているとき、網膜上では液晶パネル27の画素が流れて見えている。245のようなインパルス的な発光であれば、画素が一瞬だけ光るので、249に示すように、そのときの画素が写っている網膜上の位置のみに見える。246に示すような複数回の発光では、そのときの画素の位置が複数回存在するため、250に示すように視覚上平均化されて横に広がって見える。
このようなバックライト発光パターンを、液晶パネル27の元画像データ及び中間画像データの表示状態と組み合わせることにより、図1(E)に示したような動きのある物体が見えるようになる。
第2の実施形態においては、LEDの発光強度の制御をすることなしに、時間方向だけの制御においても、中間画像データ表示時における発光のデューティ比を極端に小さくすることにより、同様の効果を出すことが可能である。同様に、元画像データ表示時における発光を高デューティの間欠的な発光としても、視覚上は平均されるので同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本発明の第3の実施形態では、CCFL(冷陰極管)のように明るさ制御が難しいランプを使って実施した場合について示す。なお、第3の実施形態に係る表示装置の構成は、図2に示した第1の実施形態に係る表示装置の構成と同様である。以下では、第1の実施形態と相違する点についてのみ説明するものとする。
図6は、本発明の第3の実施形態における、画像の明暗とバックライトの時間制御とを組み合わせた動作について説明するための図である。即ち、図6(A)は、液晶パネル27単体上の表示状態の遷移を示している。図6(B)は、バックライトを合わせた発光表示状態を示している。図6(C)は、時間経過とバックライトの光量との関係を示している。図6(D)は、時間経過と発光表示輝度との関係を示している。
図6(A)において、261は元画像データの第1のフレームである。262は中間画像データの第1のフレームである。263は元画像データの第2のフレームである。264は元画像データにおける動いている物体である。265は中間画像データにおける動いている物体である。図6(B)において、267はバックライトが消えているときの発光表示状態である。268はバックライトが短時間発光しているときの発光表示状態である。269はバックライトが長時間発光しているときの発光表示状態である。図6(C)において、271は元画像データ表示時のバックライト光量の時間経過である。272は中間画像データ表示時のバックライト光量の時間経過である。273は元画像データ表示時の輝度の時間経過である。272は中間画像データ表示時の輝度の時間経過である。
図6(A)の265に示すように、フレーム周波数変換回路22において元画像データより中間画像データの階調を低くしておく。図6(C)の271及び272に示すように、バックライトは明暗をつけずに均一の光量で点灯される。これにより、271に示す期間において、268に示すように元画像データが明るく短時間で発光表示され、273に示すようになる。272に示す期間において、269に示すように中間画像データが暗く長時間で発光表示され、274に示すようになる。結果として、図1と同じ特性が得られるため、光量調整ができないバックライトにおいても適用可能である。
上述した実施形態においては、動画像を表示する場合、画質の良い元画像データは動画ブレの少ない画として見え、画質のよくない中間画像データはぼやけて見える。従って、両者を合わせて見ると、くっきりとしながらも妨害感が少ない動画像表示を得ることができる。また、中間画像データは元画像データに近い輝度を持たせられるため、フリッカの発生も抑えられる。静止画データでは勿論、中間画像データが正しく生成されるため、高画質な画像表示を行うことができる。
なお、本発明は、TV受像機やデューナ別体型モニタ、PC用モニタ等、バックライトを使用したディスプレイであれば、幅広く使用することができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
21:画質調整回路、22:フレーム周波数変換回路、23:フレームメモリ、24:タイミングコントローラ、25:ゲートドライバ、26:ソースドライバ、27:液晶パネル、31:第1電流設定値、32:第2電流設定値、33:アナログセレクタ、34:アナログスイッチアレイ、35:ドライバ、36、37:LED、38:導光板

Claims (15)

  1. 画像データを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された画像データに基づいて中間画像データを生成する生成手段と、
    前記入力手段により入力された前記画像データに基づく画像と、前記生成手段により生成された前記中間画像データに基づく中間画像とを順次表示させるために発光するバックライトと、
    前記画像データに基づく画像の表示のための前記バックライトの第1発光期間が前記中間画像データに基づく中間画像の表示のための前記バックライトの第2発光期間よりも短く、且つ、前記画像データに基づく画像の表示のための前記バックライトの第1発光強度が前記中間画像データに基づく中間画像の表示のための前記バックライトの第2発光強度よりも高くなり、且つ、前記第1発光期間と前記第2発光期間との間に前記バックライトの非発光の期間が存在するように、前記バックライトの発光を制御する制御手段とを有することを特徴とするバックライト制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1発光期間と前記第1発光強度とに基づく第1輝度値と、前記第2発光期間と前記第2発光強度とに基づく第2輝度値との差が閾値未満になるように前記バックライトを制御することを特徴とする請求項1に記載のバックライト制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記第2発光期間と前記第2発光強度とに基づく第2輝度値が、前記第1発光期間と前記第1発光強度とに基づく第1輝度値の4分の1以上となるように前記バックライトを制御することを特徴とする請求項1に記載のバックライト制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記第2発光期間と前記第2発光強度とに基づく第2輝度値が、前記第1発光期間と前記第1発光強度とに基づく第1輝度値の2倍以下となるように前記バックライトを制御することを特徴とする請求項1に記載のバックライト制御装置。
  5. 前記生成手段は、前記入力手段により入力された2フレーム分の画像データに対して、1乃至2フレーム分の中間画像データを生成することを特徴とする請求項1に記載のバックライト制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記バックライトをスキャン方式で制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のバックライト制御装置。
  7. 前記制御手段は、直下型の前記バックライトにおける各ブロックを独立制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のバックライト制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記バックライトの全面を同時に発光させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のバックライト制御装置。
  9. 前記制御手段は、前記第1発光強度での発光時と前記第2発光強度での発光時とのうちの少なくとも何れか一方において、間欠的に発光させるように前記バックライトを制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のバックライト制御装置。
  10. 前記生成手段は、前記入力手段により入力された第1画像データと、前記第1画像データの次に前記入力手段により入力された第2画像データとから検出された動きベクトルに基づいて、前記第1画像データに基づく第1画像と前記第2画像データに基づく第2画像との間に表示させるべき中間画像に対応する中間画像データを生成することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載のバックライト制御装置。
  11. 画像データを入力する入力工程と、
    前記入力工程により入力された画像データに基づいて中間画像データを生成する生成工程と、
    前記入力工程により入力された前記画像データに基づく画像と、前記生成工程により生成された前記中間画像データに基づく中間画像とを順次表示させるために発光するバックライトを制御する制御工程であって、前記画像データに基づく画像の表示のための前記バックライトの第1発光期間が前記中間画像データに基づく中間画像の表示のための前記バックライトの第2発光期間よりも短く、且つ、前記画像データに基づく画像の表示のための前記バックライトの第1発光強度が前記中間画像データに基づく中間画像の表示のための前記バックライトの第2発光強度よりも高くなり、且つ、前記第1発光期間と前記第2発光期間との間に前記バックライトの非発光の期間が存在するように、前記バックライトの発光を制御する制御工程とを有することを特徴とするバックライト制御方法。
  12. 前記制御工程は、前記第1発光期間と前記第1発光強度とに基づく第1輝度値と、前記第2発光期間と前記第2発光強度とに基づく第2輝度値との差が閾値未満になるように前記バックライトを制御することを特徴とする請求項11に記載のバックライト制御方法。
  13. 前記制御工程は、前記第2発光期間と前記第2発光強度とに基づく第2輝度値が、前記第1発光期間と前記第1発光強度とに基づく第1輝度値の4分の1以上となるように前記バックライトを制御することを特徴とする請求項11に記載のバックライト制御方法。
  14. コンピュータに、請求項11乃至13の何れか1項に記載のバックライト制御方法を実行させるためのプログラム。
  15. 前記第1輝度値は、前記第1発光期間と前記第1発光強度との積分により定まる値であり、前記第2輝度値は、前記第2発光期間と前記第2発光強度との積分により定まる値であることを特徴とする請求項2に記載のバックライト制御装置。
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