JP2018045140A - 表示装置及び表示装置の制御方法 - Google Patents

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満 多田
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Abstract

【課題】本発明は、BLの発光領域毎に輝度を変えても、フリッカや動画ぼけの低減を維持できる表示装置を提供する事を目的とする。【解決手段】本発明の表示装置は、複数の発光領域を有し、前記複数の発光領域のそれぞれについて発光輝度を制御可能であり、各発光領域が1フレーム期間に発光期間と非発光期間を有する発光手段と、前記発光手段から照射された光を変調することにより、入力画像データに基づく画像を表示する表示手段と、前記発光手段の各発光領域の発光期間において、時間に対して発光輝度を単調増加させた後に単調減少させる制御手段と、を備えることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は表示装置及び表示装置の制御方法に関する。
液晶ディスプレイでは応答速度向上のため、バックライト(以下BL)のLED点灯をパネルの上から下に向けて順次走査して、BLを一定期間消灯するBL黒挿入(BLスキャン)が行われている。
パネル駆動の垂直同期周波数が、60Hzや50Hzのように遅い場合、BLスキャンを1垂直周期期間中に1回の点灯とするとフリッカが発生してしまう。このフリッカを抑えるために、1垂直周期期間中に複数回の点灯を行うと、動画ぼけ(重像)が発生することが知られている。
また、BLスキャンを行う際、BLが備える複数の発光領域の順次点灯を行うと、他の発光領域からの漏れ光により動画ぼけ改善効果が変化してしまうことも知られている。
従来技術として、BLの各発光領域に対応する光源を順次走査しながら点灯させる場合に、点灯させる光源の位置に応じて、点灯期間中の電流値を徐々に増加あるいは減少させる制御を行う技術がある。これによって、順次点灯による漏れ光の輝度段差が低減する(特許文献1)。
また、BL光源を順次走査しながら点灯させる場合、点灯させるタイミングと点灯期間中の電流値を変えることで、順次点灯による漏れ光の輝度段差を低減する技術がある(特許文献2)。
特開2013−140189号公報 特開2012−252170号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に開示の技術では、発光領域毎に明るさを変えた場合、面内の漏れ光の影響が変化し、漏れ光による輝度段差が発生し、フリッカ感の変化や動画ぼけの変化も発生してしまう。つまり、従来の技術では、BLの発光領域毎に輝度を変化させると、漏れ光によるフリッカや動画ぼけの状態に変化が発生し、画質の悪化が発生してしまっていた。
そこで本発明は、BLの発光領域毎に輝度を変えても、フリッカや動画ぼけの低減を維持できる表示装置を提供する事を目的とする。
本発明の第1態様は、
複数の発光領域を有し、前記複数の発光領域のそれぞれについて輝度を制御可能であり、各発光領域が1フレーム期間に発光期間と非発光期間を有する発光手段と、
前記発光手段から照射された光を変調することにより、入力画像データに基づく画像を表示する表示手段と、
前記発光手段の各発光領域の発光期間において、時間に対して輝度を単調増加させた後に単調減少させる制御手段と、
を備えることを特徴とする表示装置である。
本発明の第2態様は、
複数の発光領域を有し、前記複数の発光領域のそれぞれについて輝度を制御可能であり、各発光領域が1フレーム期間に発光期間と非発光期間を有する発光手段と、
前記発光手段から照射された光を変調することにより、入力画像データに基づく画像を表示する表示手段と、
を備える表示装置の制御方法であって、
前記発光手段の各発光領域の発光期間において、時間に対して輝度を単調増加させた後に単調減少させる制御ステップを有する
ことを特徴とする表示装置の制御方法である。
本発明の第3態様は、本発明に係る表示装置の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の表示装置によれば、BLの発光領域毎に輝度を変えても、フリッカや動画ぼけの低減を維持できる。
実施例1で画像中の明るい物体Oが移動する際の重像ぼけを示した模式図。 実施例1におけるフリッカ量を示した模式図。 実施例1に係る表示装置の構成の一例を示すブロック図。 実施例1に係る分割したBLの発光領域の模式図。 実施例1に係る光拡散分布Fを示す表。 実施例1に係るBL発光領域の光源の駆動電流の時間変化を示した模式図。 実施例1に係る輝度傾斜制御の方法を示す表。 実施例2に係る表示装置の構成の一例を示すブロック図。 実施例2に係る輝度傾斜制御の方法を示す表。 従来例で画像中の明るい物体Oが移動する際の重像ぼけを示す模式図。 従来例におけるフリッカ量を示した模式図。
まず、図1A〜図1G、図2、図10A〜図10G、図11を参照して、従来例と比較した場合の、実施例1に係る表示装置における動画応答性の改善原理について説明する。なお、以下の説明では表示装置として液晶表示装置を用いるものとして説明する。
[従来のBLスキャン駆動方法における動画ぼけとフリッカの説明]
一般にバックライト(BL)のLED光源から発せられた光は、BL構造内の拡散シート(不図示)や反射シート(不図示)を経由した透過あるいは反射を繰り返しながら、液晶パネルを透過してゆく。このためBLスキャンを行う際、BLが有する複数の発光領域のそれぞれの順次点灯を行うと、他の発光領域からの漏れ光により動画ぼけ改善効果が変化してしまうことが知られている。まず、一般的な従来の方法で、BLの発光領域を表示画面に対して上下2領域に分割してBLスキャンを行った場合の、動画ぼけとフリッカについて説明する。
最初に、動画ぼけについて説明する。図10A〜図10Gは、従来のBLスキャンを行った場合に、BLの漏れ光により発生する動画ぼけを示した模式図である。表示画面には、明るい物体Oが左から右に移動する動画像が表示されている。図10Aは期間t1,t2,t3の3つのフレームの液晶ラインA(複数の液晶素子によって形成されるマトリクスのライン)の入力画像データに基づく画像の一例を示す図である。図10Aは、暗い背景に明るい物体Oが画面の左側から右側に向かって動く動画像の各フレームの液晶ラインAの例を示している。
図10Bは明るい物体Oをディスプレイに表示させた場合の液晶の透過率の一例を示す図である。図10Bの縦軸は透過率を示し、横軸は空間位置(液晶素子の水平方向(左右方向)の位置)を示す。透過率は画像の輝度に対応する。
図10Cは入力される画像データの垂直同期信号の一例を示す図である。期間t1、t2、t3がそれぞれ1フレーム期間であり、垂直同期信号は1フレーム期間毎に1回入力される。
図10DはBL(液晶ラインAに対応するBL)の点灯状態の一例を示す図である。図10Dの縦軸は時間を示し、横軸は各時刻におけるBLの瞬間輝度を示す。図10Dの例では、画面上領域と下領域のそれぞれについて、1フレーム内のBLの点灯期間として、1回の点灯期間が設定されている。そして、図10Dは画面上領域及び画面下領域のBL各々が単体で発光した場合と、画面下領域のBL輝度が上領域に漏れて拡散した場合の画面上領域の3つの状態を示す。なお、以下では上領域のBLを「上領域BL」、下領域のBLを「下領域BL」と呼ぶ。
図10Eは、分割した上領域BLの上述の期間t1,t2,t3の3つのフレームの液晶ラインAの表示画像(画面上に表示された画像)の一例を示す図である。図10Eの縦軸は時間を示し、横軸は空間位置を示す。図10Eの例では、BL(液晶ラインAに対応するBL)の点灯期間に入力画像データに基づく画像が表示され、BLの非点灯期間(消灯期間)に黒画像が表示されている。即ち、入力画像データに基づく画像と黒画像とが交互に表示されている。具体的には、入力画像データに基づく画像が2回表示(上領域BLの表示と、下領域BLの漏れ輝度による表示)されており、それぞれの表示輝度は互いに異なる。なお、図10Eでは、明るい物体Oの領域のみを示し、背景の領域は省略している。
図10Fは視聴者が明るい物体Oの動きを目で追った場合に、視聴者の目の網膜に入力される輝度の積分値、即ち視聴者が知覚する画像(液晶ラインAの画像)の一例を示す図である。
図10Gは、図10Fの積分値の分布(輝度分布)を示す図である。このように、従来の方法では、図10Gに示すように、明るい物体Oの端部に輝度が一定の領域である重像部1201が発生する。またこの重像部1201は明るい物体Oの左右で非対称な明るさとなる。図10Gの符号1202は輝度が一定な平坦部を示す。
次に、従来の方法で、フリッカ感がどの程度発生するかを説明する。図11は、BLスキャンを行った場合に、BLの漏れ光により発生するフリッカ感を示した模式図である。図11は図10A〜図10GのBL分割領域の画面上領域のBL点灯を示している。この図11の例では、各BL分割領域は、点灯期間が1フレーム期間の25%で発光している。そして、それぞれの分割領域の輝度を1、下領域BLの上領域BLへの漏れ輝度を0.5とする。
図11の輝度平均値AVG(符号1300)は、上領域BLの1フレーム期間中の輝度平均値である。S1(符号1301)は、上領域BLが点灯した時の、輝度平均値AVGよりも高い輝度面積である。
S2(符号1302)は、上領域BLが点灯した時の、輝度平均値AVGよりも低い輝度面積である。
S3(符号1303)は、下領域BLが点灯した時の、輝度平均値AVGよりも高い輝度面積である。
S4(符号1304)は、下領域BLが点灯した時の、輝度平均値AVGよりも低い輝度面積である。
フリッカ量は、1フレーム期間中の輝度変化に対して、式(1)を用いて算出する事ができる。

フリッカ量=(S1+S2)÷(S1+S2+S3+S4)・・・式(1)

図11の例に対して、式(1)を用いてフリッカ量を計算すると、0.49となる。このフリッカ量は、表示装置におけるフリッカの度合いを示す。より具体的には、フリッカ量は、1フレーム期間中の輝度平均値AVGに対して、明るく感じる輝度の割合がどれくらいかを示した数値である。このフリッカ量は、値が大きいほどフリッカ感が大きくなり、値が小さいほどフリッカ感は小さくなる。
<実施例1>
[実施例1における動画ぼけとフリッカ改善効果の説明]
実施例1に係る液晶表示装置における動画ぼけとフリッカの現れ方について説明する。BLの分割領域は、図10A〜図10Gと同様に表示画面に対して上下2領域分割とする。
まず、動画ぼけについて説明する。図1A〜図1Gは、本実施例を適用したBLスキャンを行った場合に、BLの漏れ光により発生する動画ぼけを示した模式図である。表示画面には、図10A〜図10Gと同様の明るい物体Oが左から右に移動する動画像が表示されている。図1Aは、期間t1,t2,t3の3つのフレームの液晶ラインA(複数の液晶素子によって形成されるマトリクスのライン)の入力画像の一例を示す図である。図1Aは、暗い背景に明るい物体Oが画面の左側から右側に向かって動く画像の例を示している。
図1Bは明るい物体Oを液晶表示装置に表示させた場合の液晶の透過率の一例を示す図である。図1Bの縦軸は透過率を示し、横軸は空間位置(液晶素子の水平方向(左右方向)の位置)を示す。透過率は画像の輝度に対応する。
図1Cは入力される画像データの垂直同期信号の一例を示す図である。期間t1、t2、t3がそれぞれ1フレーム期間であり、垂直同期信号は1フレーム期間毎に1回入力される。
図1Dは、BL(液晶ラインAに対応するBL)の点灯状態の一例を示す図である。図1Dの縦軸は時間を示し、横軸は各時刻におけるBLの瞬間輝度を示す。図1Dの例では、上領域BLとした領域BLのそれぞれについて、1フレーム内のBLの点灯期間として、1つの点灯期間が設定されている。図1Dは、画面上領域及び画面下領域のBL各々が単体で発光した場合と、画面下領域のBL輝度が上領域に漏れて拡散した場合の画面上領域の3つの状態を示す。
本実施例は、BLの点灯期間において、経過時間に対する輝度の変化に、減少と増加の傾斜を設けることを特徴とする。図1Eは、分割した上領域BLの上述した期間t1,t2,t3の3つのフレームの液晶ラインAの表示画像(画面上に表示された画像)の一例を示す図である。図1Eの縦軸は時間を示し、横軸は空間位置を示す。図1Eの例では、BL(液晶ラインAに対応するBL)の点灯期間に入力画像データに基づく画像が表示され、BLの非点灯期間(消灯期間)に黒画像が表示されている。即ち、入力画像データに基づく画像と黒画像とが交互に表示されている。具体的には、入力画像データに基づく画像が2回表示(上領域BLの表示と、下領域BLの漏れ輝度による表示)されており、それぞれの表示輝度は互いに異なる。なお、図1Eでは、明るい物体Oの領域のみを示し、背景の領域は省略している。
図1Fは視聴者が明るい物体Oの動きを目で追った場合に、視聴者の目の網膜に入力される輝度の積分値、即ち視聴者が知覚する画像(液晶ラインAの画像)の一例を示す図である。
図1Gは、図1Fの積分値の分布(輝度分布)を示す図である。本実施例では図1Gに示すように、BLの経過時間に対する輝度の変化に、減少と増加の傾斜をつけるため、明るい物体Oの端部に輝度が徐々に変化する傾斜領域1401ができる。図1Gの符号1402は輝度が一定な平坦部を示す。
次に、本実施例で、フリッカ感がどの程度発生するかを説明する。図2は、本実施例を適用したBLスキャンを行った場合に、BLの漏れ光により発生するフリッカ感を示した模式図である。図2は、図1A〜図1GのBL分割領域の画面上領域のBL点灯を示している。この図2の例では、BL分割領域それぞれについて、点灯期間が1フレーム期間の50%である。そして、それぞれの分割領域の最大輝度を1、下領域BLの上領域BLへの漏れ輝度を0.5とする。
図2のAVG(符号1500)は、上領域BLの1フレーム期間中の輝度平均値である。
S1(符号1501)は、上領域BLが点灯した時の、輝度平均値AVGよりも高い輝度面積である。
S2(符号1502)は、上領域BLが点灯した時の、輝度平均値AVGよりも低い輝度面積である。
S3(符号1503)は、下領域BLが点灯した時の、輝度平均値AVGよりも高い輝度面積である。
S4(符号1504)は、下領域BLが点灯した時の、輝度平均値AVGよりも低い輝度面積である。
フリッカ量は1フレーム期間中の輝度変化に対し、上述した式(1)を用いて算出する事ができる。図2の例に対して計算すると、フリッカ量は0.32となる。本実施例では、BLの点灯制御する駆動波形は経過時間とともに減少と増加の傾斜が設けられる。本実施例では、図1Dや図2で示すように、BL102の各発光領域の発光期間において、時間に対して発光輝度が単調増加した後に、単調減少するという制御が行われる。より詳しくは、BL102の各発光領域の発光期間において、時間に対する発光輝度の変化の割合が略一定になるように発光輝度が増加し、同じ割合で発光輝度が減少するものとする。なお、本実施例では発光輝度の時間変化として、直線的に変化する単調増加・単調減少を例として説明したが、発光輝度が必ずしも直線的に変化しなくてもよい。例えば、発光輝度の増加・減少の過程に、短い時間、発光輝度が一定となってもよい。また、発光輝度が増加する過程に、短い時間、輝度が減少してもよいし、発光輝度の減少の過程に、短い時間、輝度が増加してもよい。上述の短い時間とは、例えば発光輝度の増加・減少の周期に対して十分短い時間とする。また、発光輝度が、曲線的に時間変化してもよい。このような輝度制御を行うと、輝度平均値AVGに対して、輝度が高くなる期間が少なくなり、フリッカ量を低減する事ができる。
動画ぼけについて、従来の例と本実施例を比較する。まず、明るい物体Oの端部の輝度変化を比べると、従来の例は明るい物体Oの端部に輝度が一定の領域(重像部1201)が発生するが、本実施例では輝度が一定な領域がほとんどない。つまり、本実施例を適用すると、重像を低減することができる。また、輝度が一定な平坦部を従来の例の平坦部1202と本実施例の平坦部1402で比較すると、本実施例の方が、物体端部まで輝度が高くなるような特性となる。つまり、動画ぼけが発生しない領域が広くなる為、動画ぼけが発生する領域が低減する。
フリッカについて、従来の例と本実施例を比較する。まず、従来の例のフリッカ量が0.49に対して、本実施例では0.32となった。つまり、本実施例は従来の例に比べてフリッカ量を低減する事ができる。上述したように本実施例を適用すると、従来の技術に比べ、フリッカ量を低減しつつ、動画ぼけ改善効果の変化を低減することが可能である。
これまで説明を行ったように、動画ぼけとフリッカを低減可能な原理を用いた、本実施例に係る表示装置の動作について詳細な動作を説明する。以下では、実施例1に係る表示装置及びその制御方法について説明する。図3は、本実施例に係る表示装置の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、本実施例に係る表示装置は、液晶パネル101、BL(バックライト)102を備える。本実施例に係る表示装置は、さらに制御値計算部103、輝度拡散プロファイルテーブル104、輝度変化推測部105、フリッカ量計算部106、動画応答性計算部107、発光制御部108を備える。
液晶パネル101は、BL102から照射された光を変調することにより、入力画像データに基づく画像を表示する。より具体的には、液晶パネル101は入力された画像データに応じて液晶の透過率を変化させる液晶パネルである。例えば、液晶パネル101に含まれる1つの画素が3つのRGB色に対応したサブ画素を有する。入力された画像データに応じて、液晶パネル101はBL102から出た光の透過率を変えて、画像表示を行う。なお、本実施例では液晶パネルを用いたが他の方式の透過パネルを用いても構わない。具体的には、表示素子としてMEMS(Micro Electro Mechanical System)シャッターを用いたMEMSシャッター方式の透過パネルが使用されてもよい。
BL102は、複数の発光領域を有し、複数の発光領域のそれぞれは発光輝度を制御可能である。各発光領域は、BLスキャンのために1フレーム期間に発光期間と非発光期間を有する。BL102は、液晶パネル101の背面に設けられる。各発光領域は複数の光源から構成されてもよい。本実施例では、光源としてLEDを用いるものとする。発光領域の発光期間は、対応する光源の点灯期間に相当する。また、非発光期間の光源の点灯状態には、光源が完全に消灯する状態だけでなく、光源が非常に暗く点灯する状態も含まれる。非常に暗い点灯状態とは、例えば発光期間中の光源の平均輝度に対して、十分暗い点灯状態である。本実施例では、説明を簡単にするため、1つの発光領域には1つの電流値が対応し、各発光領域の輝度が制御されるものとして説明する。各発光領域は発光制御部108から出力された電流値P_DCと、発光期間P_PWMに応じて駆動され、各発光領域に対応するLEDが独立に輝度制御される。なお、本実施例では光源としてLEDを用いるものとしたが、これに限らない。発光領域毎に輝度を制御可能であれば、例えば光源として冷陰極管などを用いても構わない。図4にBL102を発光領域毎に分割した模式図を示す。本実施例では、BL102を発光領域に分割する場合、m行、n列に分割するものとする。図4は、BL102を縦方向に4分割、横方向に5分割した例である。正面左上の発光領域は符号10201で示され、m=0,n=0に相当する。符号1021
5で示される右下の発光領域は、m=3,n=4とする。
制御値計算部103は、入力画像データに基づいて、発光手段の各発光領域の輝度制御値を算出する。輝度制御値とは、発光領域毎の輝度を制御する値である。
輝度拡散プロファイルテーブル104は、光拡散分布Fを保存したテーブルデータである。光拡散分布Fの詳細については後述する。
輝度変化推測部105は、輝度制御値と、各発光領域が発光した場合に該発光領域以外の発光領域に拡散する光の分布を示す光拡散分布と、に基づいて、各発光領域の発光輝度と周囲の発光領域からの漏れ光強度を算出する。輝度の時間変化量やその算出方法については後述する。
フリッカ量計算部106は、BL102の発光領域毎に、入力画像データに基づいて該
発光領域以外の発光領域からの漏れ光の影響を反映して、フリッカ量を算出する。より具体的には、フリッカ量計算部106は、各発光領域の発光輝度と周囲の発光領域からの漏れ光強度に基づいてフリッカ量を算出する。
動画応答性計算部107は、発光領域毎に、入力画像データに基づいて該発光領域以外の発光領域からの漏れ光の影響を反映して、動画ぼけ量を算出する。より具体的には、動画応答性計算部107は、各発光領域の発光輝度と周囲の発光領域からの漏れ光強度に基づいて動画ぼけ量を算出する。なお、動画ぼけ量とは表示装置における動画ぼけの度合いを示す値である。動画ぼけ量の詳細は後述する。
発光制御部108は、BL102の各発光領域の発光輝度を制御する。本実施例では上述したように、各発光領域の発光期間において、時間に対して発光輝度を単調増加させた後に単調減少させる。電流値P_DCは、発光領域に流す最大電流量を制御する電流制御値である。BL102を縦方向にm行、横方向にn列の発光領域に分割した場合の、m行、n列目の発光領域の電流値はP_DCmnとする。発光期間P_PWMは発光領域に電流を流す時間を制御する発光期間制御値であり、m行、n列目の発光領域の発光期間をP_PWMmnとする。
なお、本実施例に係る表示装置は不図示のCPUやRAM(Random Access Memory)などのワークメモリ、またCPUを動作させるためのプログラムを保存する不揮発性メモリ等を備えてもよい。その場合、表示装置の各機能は、不揮発性メモリに格納されたプログラムがワークメモリに展開され、これをCPUが実行することによって実現される。
[各BL発光領域の輝度制御値計算]
制御値計算部103は、各発光領域の輝度制御値bdを計算する。以下に、計算手順を示す。
(ステップ1)
まず入力された画像データを輝度値に変換する。例えば、RGB信号が入力された場合、下記の式(2)を用いて輝度値Yに変換する。

Y=αR+βG+γB・・・・・式(2)

α、β、γはRGBそれぞれの信号値を輝度に変換する際の輝度換算係数である。
(ステップ2)
次に発光領域毎にBLの明るさを決定する。各発光領域に対応する画素について、ステップ1で計算したYの平均値YAGを算出し、該発光領域の明るさとする。m行、n列目の発光領域のBLの明るさはYAGmnとする。
(ステップ3)
ステップ3では、発光領域毎にBLの明るさを輝度制御値に変換する。各発光領域の輝度制御値bdとは発光領域の明るさを制御する情報である。またBLの輝度制御単位を縦方向にm行、横方向にn列に分割した場合、m行、n列目の発光領域の輝度制御値はbdmnとする。bdmnはm行×n列の大きさをもつ行列とする。また、この輝度制御値bdは0〜255までを範囲とする整数とし、値が大きいほどBL発光領域が明るく発光する。ステップ2で決定した発光領域毎の明るさYAGmn、最大輝度値Ymaxとした場合、下記の式(3)を用いて各発光領域の輝度制御値bdを計算する。

bdmn=YAGmn÷Ymax・・・・・式(3)
[拡散プロファイルデータ]
輝度拡散プロファイルテーブル104は、光拡散分布Fを保存したテーブルデータである。この光拡散分布FはBL発光領域毎に自己エリアが発光した場合にm行×n列の発光領域に対して、各発光領域に拡散する光の発光強度を示した分布である。光拡散分布Fは、発光する発光領域の位置を示す行番号, 列番号をm,n、拡散して行く先のエリア(発
光領域に対応)の行番号, 列番号をm’,n’としてFmnm’n’で表示される4次元
行列である。光拡散分布Fの各エリアには0から1までを範囲とする数値が記述されている。m,n=m’,n’のエリアの値を1として、値が大きいほど拡散される光の強度が強いということを示す。図5に例として、0行、0列目の発光領域が発光したときの光拡散分布Fを示す。発光している0行、0列目の発光領域の値は1とし、0行、0列の発光領域から遠ざかると拡散する光が暗くなるために値は小さくなる。
[拡散プロファイルによるBL輝度時間変化推移の計算詳細]
輝度変化推測部105は、制御値計算部103から出力された各発光領域の輝度制御値bdに応じて輝度の時間変化量を算出する。輝度の時間変化量は、発光領域毎に、当該発光領域の発光がその直上を照明する発光領域別輝度成分BDと、発光タイミング(時刻)が異なる周辺発光領域から漏れてくる光束による拡散光成分Kであらわされる。以下に、輝度の時間変化量の計算手順を示す。
(ステップ1)
まずステップ1では、発光領域毎に、該発光領域だけを発光させた場合に、全発光領域に拡散する光の発光強度を示す拡散光成分Kを計算する。m行、n列目の発光領域の拡散光成分はKmnとする。Kmnはm×n行の大きさをもつ行列とする。
各発光領域の輝度の直上成分BDは、輝度制御値bdmnで当該発光領域のみを単独で発光させた場合の、その直上のBL表面の輝度を示す。m行、n列目の発光領域の直上輝度成分はBDmnとする。BDmnはm×n行の大きさをもつ行列とする。
この拡散光成分Kは、各発光領域の輝度成分BDと、あらかじめ用意されている光拡散分布Fを掛け合わせて求められ、算出式は式(4)となる。

mnm’n’=Fmnm’n’・BDm’n’・・・式(4)

BDm’n’は、m’行、n’列目の発光領域が発光した時のBL表面の輝度を示す。Fmnm’n’は、m’行、n’列目の発光領域が発光した時のm行、n列目の発光領域に拡散する光のプロファイルを示す。Kmnm’n’は、m’行、n’列目の発光領域が発光した時のm行、n列目の発光領域の拡散光成分を示す。つまり、上記式(3)を用いて算出した拡散光成分Kは、ある一つの発光領域(m’行、n’列目の発光領域)が輝度制御値bdで発光した場合に、各発光領域に拡散する輝度を示した値となる。m×n個ある発光領域毎に拡散光成分Kmnを算出した後に、ステップ2へ進む。
(ステップ2)
次に、発光領域毎に周辺の発光領域から漏れてくる漏れ光強度SDmntが、拡散光成分Kを用いて算出される。漏れ光強度SDmntは、発光領域毎に、ステップ1で計算した拡散輝度情報Kmnm’n’を加算することで計算される。漏れ光強度SDmntの算出式は式(5)となる。m行、n列目の発光領域で、時刻tにおける漏れ光強度はSDmntとする。SDmntはm×n×t行の大きさをもつ行列とする。時刻tは1フレーム
期間に各発光領域が順次点灯制御される時刻を表し、1フレーム期間の始まりを0とし、1フレーム期間の最後をTとする。
Figure 2018045140

ただし、時刻tに発光しない発光領域の拡散輝度情報Kmnm’n’は0として計算さ
れる。つまりm×n個あるBL発光領域毎に、各時刻の漏れ光強度SDmntが算出される。このように輝度変化推測部105では発光領域毎に、全発光領域が発光することにより直上を照明する発光領域別輝度成分BDと、発光時刻が異なる周辺発光領域から漏れてくる光束SDmntが算出される。
[フリッカ量計算詳細]
フリッカ量計算部106は、輝度変化推測部105から出力された発光領域別輝度成分BDと漏れ光強度SDmntに応じてフリッカ量FLを算出する。フリッカ量FLは、発光領域毎に当該発光領域の時間に対する輝度変化からフリッカの程度を表した数値である。算出式は式(6)、式(7)となる。
Figure 2018045140

Figure 2018045140

m行、n列目の発光領域のフリッカ量はFLmnとする。FLmnはm×n行の大きさをもつ行列とする。LAVGは、m行、n列目の発光領域の発光領域別輝度成分BDと、漏れ光強度SDmntの時刻0〜Tの総強度を時間Tで割った平均強度である。FLは、発光領域毎に、時間変化する輝度の強度変化において、1フレーム期間Tの総強度に対する平均強度LAVGを越えた強度の割合である。フリッカ量FLは値が大きくなればフリッカ量が大きい事を示し、逆に値が小さくなればフリッカ量が小さいことを示す。
[動画応答性計算詳細]
動画応答性計算部107は、輝度変化推測部105から出力された発光領域別輝度成分BDと漏れ光強度SDmntに応じて動画ぼけ量GLを算出する。動画ぼけ量GLは発光領域毎に当該発光領域の時間に対する輝度変化から動画ぼけの程度を表した数値である。動画ぼけ量GLは式(8)を用いて算出される。
Figure 2018045140

m行、n列目の発光領域の動画ぼけ量はGLmnで表される。GLmnはm×n行の大きさをもつ行列とする。BLスキャン時は、発光領域別輝度成分BDと、発光領域別拡散光成分Kの発光タイミングが異なるため、動画ぼけが原理的に発生してしまう。式(6)では、この発光タイミングが異なる事による動画ぼけ量GLを、発光領域別輝度成分BD
に対する、BLエリア別拡散光成分SDの割合を計算する事で算出できる。つまり、動画ぼけ量GLは値が大きくなれば、動画ぼけが小さい事が示され、逆に値が小さくなれば動画ぼけが大きいことが示される。
[BL点灯制御の計算詳細]
発光制御部108は、フリッカ量計算部106からのフリッカ量FLと、動画応答性計算部107からの動画ぼけ量GLに応じて、BL102の各発光領域の駆動電流の時間変化を表す駆動電流波形を制御する。より具体的には、発光制御部108は、フリッカ量FLと、動画ぼけ量GLに応じて、各発光領域の発光期間と最大発光輝度を変化させる。まず、基準となる駆動電流波形(以下、「基準電流波形」という)について説明する。図6は、基準電流波形を示した模式図である。基準電流波形10801は各BL制御領域に流す電流値の時間変化を示す。b_dcは基準電流波形のピーク電流値、b_pwmは基準電流波形の最大発光期間である。このように、b_pwm/2の時間をかけて、徐々に電流値がピーク電流b_dc値まで上昇した後、b_pwm/2の時間をかけて電流値が0になる駆動電流波形を基準とする。発光制御部108では、発光領域毎に輝度制御値bdに応じた基準電流波形を、相似形で変化させるためのピーク電流値P_DCや、発光期間P_PWMを用いて決定する。
次にピーク電流値P_DCと、発光期間P_PWMの計算手順を示す。
(ステップ1)
まず、電流波形の形状を決定する。図7に、フリッカ量計算部106からのフリッカ量FLと、動画応答性計算部107からの動画ぼけ量GLを用いて電流波形形状を補正するマトリクス表を示す。フリッカ量FLと動画ぼけ量GLに応じて、基準電流波形のピーク電流値b_dcに対する補正後のピーク電流値b_dc’の変化比率Aと、最大発光期間b_pwmに対する補正後の最大発光期間b_pwm’の変化比率Bが決定される。図7の例では、GL/FLで表される比が大きいほど、変化比率Aが大きく、かつ変化比率Bが小さくなっている。すなわち、GL/FLが大きいほど、発光領域の駆動電流波形は、最大電流量が大きくなり(最大輝度が高くなり)、発光期間が短くなるように制御される。
(ステップ2)
ステップ2では、輝度係数Cが算出される。輝度係数Cは、制御値計算部103から入力された輝度制御値bdに、ステップ1で算出した変化比率A、Bを適用した場合に輝度が変化しないようにする係数である。下記に示す算出式(9)を用いて、輝度係数Cが算出される。

mn=(Amn×b_dc×Bmn×b_pwm÷2)÷BDmn・・・式(9)

mnは、m行、n列目の発光領域の輝度係数Cを表す。Cmnはm×n行の大きさをもつ行列とする。
(ステップ3)
発光領域毎にピーク電流値P_DCは式(10)を用い、発光期間P_PWMは式(11)を用いて計算される。

P_DCmn=Amn×b_dc×Cmn・・・式(10)

P_PWMmn=Bmn×b_pwm×Cmn・・・式(11)

算出したピーク電流値P_DCと発光期間P_PWMはBL102へ出力される。この
ように、BLの漏れ光によるフリッカ量と動画ぼけ量を検出し、BL発光領域の発光形状を制御することで、フリッカ量を低減した動画ぼけ改善効果の変化を低減することが可能となる。
本実施例では、図7に示すマトリクス表のように、フリッカ量と動画ぼけ量を、それぞれ「大きい」、「小さい」とのその中間の3通りに分類し3×3のマトリクス表を使用した。しかし、フリッカ量と動画ぼけ量は、より多段階に分類されてもよい。あるいは、フリッカ量及び動画ぼけ量と変化比率A、Bが数式によって対応付けられてもよい。これによって、より精度よくフリッカ、動画ぼけを低減することが可能となる。
<実施例2>
実施例2では、外光の明るさに応じて、BLスキャンの効果を変化させる制御を行う場合について説明を行う。図8は実施例2に係る表示装置の構成の一例を示すブロック図である。実施例1との違いは、発光制御部108が制御部201に置き換わったことである。以下では、実施例1との差異についてのみ説明する。
[BL点灯制御の計算詳細]
制御部201は、フリッカ量計算部106からのフリッカ量FLと、動画応答性計算部107からの動画ぼけ量GL、外光の明るさに応じて、BL102の発光領域の駆動電流波形を制御する。そして、制御部201は、本実施例に係る表示装置を照らす外光の明るさを判断する。例えば、制御部201は、外光の明るさに関する情報を取得するものとする。明るさに関する情報を得る方法は、例えば表示装置が照度計などのセンサーを備えてもよいし、外部から明るさに関する情報が入力されてもよい。本実施例では、制御部201は、外光の明るさに関する情報に基づいて、外光が明るい、または暗いという2通りの判断を下すものとする。また、実施例1の発光制御部108と同様に、制御部201は、発光領域毎に輝度制御値bdに応じた基準電流波形を相似形で変化させるピーク電流値P_DCや、発光期間P_PWMを算出する。以下では、実施例1の発光制御部108で行う計算手順との違いについてのみ説明する。
図9A、図9Bは、フリッカ量計算部106からのフリッカ量FLと、動画応答性計算部107からの動画ぼけ量GLを用いて駆動電流波形の形状を決定するためのマトリクス表である。図9Aは、制御部201が外光は暗いと判断した場合に参照されるマトリクス表である。図9Bは、制御部201が外光は明るいと判断した場合に参照されるマトリクス表である。
図9Aと図9Bのマトリクス表を比較すると、図9Bの方が図9Aよりも、変化比率Aが小さく、かつ変化比率Bが大きくなっている。すなわち、制御部201が外光は明るいと判断した場合に、外光は暗いと判断した場合よりも、最大発光輝度が小さく、かつ発光期間が長くなるように駆動電流波形が制御される。このようにマトリクス表を使い分けることで、図9Bのマトリクス表は、図9Aに対して、フリッカ量が小さくなるような駆動電流波形を実現する。一般的に、外光が明るいと視覚特性としてフリッカが視認されやすくなることが知られている。つまり、図9Bに示したマトリクス表を用いることで、外光が明るい場合、フリッカ量が小さくなるような制御が可能となり、フリッカ感を低減する事ができる。このように、外光に応じて電流波形を制御する事で、よりフリッカ感を低減することが可能となる。
本実施例では、外光の明るさを2通りに分類し、マトリクス表についても分類に対応する2種類を使用した。しかし、外光の明るさは、より多段階に分類されてもよい。あるいは、外光の明るさを数値化し、明るさ、フリッカ量と動画ぼけ量を数式によって変化比率A、Bと対応付けてもよい。これによって、より精密に外光の明るさの影響を反映したフ
リッカ低減が実現される。
なお、実施例1〜2はあくまで一例であり、本発明の要旨の範囲内で実施例1〜2の構成を適宜変形したり変更したりすることにより得られる構成も、本発明に含まれる。実施例1〜2の構成を適宜組み合わせて得られる構成も、本発明に含まれる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
なお、実施例1〜2の装置の各機能部は、個別のハードウェアであってもよいし、そうでなくてもよい。2つ以上の機能部の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の複数の機能のそれぞれが、個別のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の2つ以上の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。また、各機能部は、ハードウェアによって実現されてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、装置が、プロセッサと、制御プログラムが格納されたメモリとを有していてもよい。そして、装置が有する少なくとも一部の機能部の機能が、プロセッサがメモリから制御プログラムを読み出して実行することにより実現されてもよい。
101 液晶パネル
102 バックライト
108 発光制御部

Claims (15)

  1. 複数の発光領域を有し、前記複数の発光領域のそれぞれについて発光輝度を制御可能であり、各発光領域が1フレーム期間に発光期間と非発光期間を有する発光手段と、
    前記発光手段から照射された光を変調することにより、入力画像データに基づく画像を表示する表示手段と、
    前記発光手段の各発光領域の発光期間において、時間に対して発光輝度を単調増加させた後に単調減少させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御手段は、前記発光手段の各発光領域の発光期間において、時間に対する発光輝度の変化の割合が略一定になるように前記発光輝度を増加させ、前記割合で前記発光輝度を減少させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記発光手段の発光領域毎に、前記入力画像データに基づいて該発光領域以外の発光領域からの漏れ光の影響を反映して、前記表示手段におけるフリッカの度合いを示すフリッカ量を算出する第1の算出手段と、
    前記発光領域毎に、前記入力画像データに基づいて該発光領域以外の発光領域からの漏れ光の影響を反映して、前記表示手段における動画ぼけの度合いを示す動画ぼけ量を算出する第2の算出手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記フリッカ量と前記動画ぼけ量とに基づいて、各発光領域の発光期間と最大発光輝度を変化させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記制御手段は、前記動画ぼけ量に対する前記フリッカ量の比が大きいほど、前記最大発光輝度を大きく、かつ前記発光期間を短くする
    ことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記入力画像データに基づいて、前記発光手段の各発光領域の輝度制御値を算出する第3の算出手段と、
    前記輝度制御値と、各発光領域が発光した場合に該発光領域以外の発光領域に拡散する光の分布を示す光拡散分布と、に基づいて、各発光領域の発光輝度と周囲の発光領域からの漏れ光強度を算出する第4の算出手段と、
    を更に備え、
    前記第1の算出手段は、各発光領域の発光輝度と前記漏れ光強度に基づいて前記フリッカ量を算出し、
    前記第2の算出手段は、各発光領域の発光輝度と前記漏れ光強度に基づいて前記動画ぼけ量を算出する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の表示装置。
  6. 前記制御手段は、前記表示装置を照らす外光の明るさを取得し、前記外光の明るさに応じて前記発光手段の各発光領域の発光輝度を制御する
    ことを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記制御手段は、前記外光が明るいと判断した場合に、前記外光が暗いと判断した場合よりも、前記最大発光輝度を小さく、かつ前記発光期間を長くする
    ことを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 複数の発光領域を有し、前記複数の発光領域のそれぞれについて発光輝度を制御可能であり、各発光領域が1フレーム期間に発光期間と非発光期間を有する発光手段と、
    前記発光手段から照射された光を変調することにより、入力画像データに基づく画像を表示する表示手段と、
    を備える表示装置の制御方法であって、
    前記発光手段の各発光領域の発光期間において、時間に対して発光輝度を単調増加させた後に単調減少させる制御ステップを有する
    ことを特徴とする表示装置の制御方法。
  9. 前記制御ステップでは、前記発光手段の各発光領域の発光期間において、時間に対する発光輝度の変化の割合が略一定になるように前記発光輝度が増加し、前記割合で前記発光輝度が減少する
    ことを特徴とする請求項8に記載の表示装置の制御方法。
  10. 前記発光手段の発光領域毎に、前記入力画像データに基づいて該発光領域以外の発光領域からの漏れ光の影響を反映して、前記表示手段におけるフリッカの度合いを示すフリッカ量を算出する第1の算出ステップと、
    前記発光領域毎に、前記入力画像データに基づいて該発光領域以外の発光領域からの漏れ光の影響を反映して、前記表示手段における動画ぼけの度合いを示す動画ぼけ量を算出する第2の算出ステップと、
    を有し、
    前記制御ステップでは、前記フリッカ量と前記動画ぼけ量とに基づいて、各発光領域の発光期間と最大発光輝度が変化する
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の表示装置の制御方法。
  11. 前記制御ステップでは、前記動画ぼけ量に対する前記フリッカ量の比が大きいほど、前記最大輝度が大きく、かつ前記発光期間が短くなるように制御される
    ことを特徴とする請求項10に記載の表示装置の制御方法。
  12. 前記入力画像データに基づいて、前記発光手段の各発光領域の輝度制御値を算出する第3の算出ステップと、
    前記輝度制御値と、各発光領域が発光した場合に該発光領域以外の発光領域に拡散する光の分布を示す光拡散分布と、に基づいて、各発光領域の発光輝度と周囲の発光領域からの漏れ光強度を算出する第4の算出ステップと、
    を更に有し、
    前記第1の算出ステップでは、各発光領域の発光輝度と前記漏れ光強度に基づいて前記フリッカ量が算出され、
    前記第2の算出ステップでは、各発光領域の発光輝度と前記漏れ光強度に基づいて前記動画ぼけ量が算出される
    ことを特徴とする請求項10または11に記載の表示装置の制御方法。
  13. 前記制御ステップでは、前記表示装置を照らす外光の明るさが取得され、前記外光の明るさに応じて前記発光手段の各発光領域の発光輝度が制御される
    ことを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載の表示装置の制御方法。
  14. 前記制御ステップでは、前記外光が明るいと判断された場合に、前記外光が暗いと判断された場合よりも、前記最大発光輝度が小さく、かつ前記発光期間が長くなるように制御される
    ことを特徴とする請求項13に記載の表示装置の制御方法。
  15. 請求項8〜14のいずれか1項に記載の表示装置の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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