JP2013186255A - バックライト制御装置、バックライト制御方法及びプログラム - Google Patents

バックライト制御装置、バックライト制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】高画質な画像表示を行う。
【解決手段】タイミングコントローラ24は、液晶パネル27において1フレームの画像データが表示されている期間内に、第1の明るさで第1の時間、バックライトを発光させるとともに、第1の明るさより暗い第2の明るさで第1の時間より長い第2の時間、バックライトを発光させるように制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像データを表示する表示装置に使用されるバックライトを制御する技術に関するものである。
従来、液晶表示装置は、バックライトを点灯しっぱなしにして、ホールド的な表示を行なっていた。しかしながら、ホールド的な表示を行うと、動画がぼやけて見えるので、TVのような動画を表示する装置では、バックライトの点灯を制御するものがある。例えば黒挿入といわれる技術が知られているが、黒挿入時間を長くして動画の切れをよくしようとすると、短い発光の60Hz表示をした場合はフリッカが発生するという問題がある。そこで、フリッカを防ぐために、1フレーム中に2度短い時間で発光表示すると、動いている像が2重に見えるという問題が発生する。
これに対して、特許文献1に開示される技術では、元画像データは明るく中間画像データは暗く発光させているため、上記問題が少し軽減されるが、中間画像データの作成ミスによる乱れた画像部分が見えてしまう。また、特許文献2に開示される技術では、必要な輝度に合わせて、バックライトの点灯時間を延ばすような制御を行っている。また、特許文献3に開示される技術では、必要な輝度に合わせて、中央に近い期間部分のバックライトの点灯時間を延ばすような制御を行っている。
特開2008−070838号公報 特開2002−215111号公報 特開2009−251069号公報
しかしながら、特許文献1に開示される技術のように、画像を明暗の2種類にすると、120Hz成分に加えて60Hz成分によってフリッカが発生する。そのため、明暗差を大きくつけると60Hz成分が増加してフリッカが強くなり、視聴者が見づらくなってしまう。従って、明暗差をつけることには限界がある。また、元画像データと中間画像データとの形状の違いにより、表示物の周辺部がチラチラして見えるという現象が発生してしまう。また、特許文献2及び3に開示される技術のように、画像を明るくするために点灯時間を延ばすと、動画ボケといわれる尾引きが強く発生する。
そこで、本発明の目的は、高画質な画像表示を行うことにある。
本発明のバックライト制御装置は、画像データを表示する表示装置に使用されるバックライトを制御するバックライト制御装置であって、前記表示装置において1フレームの画像データが表示されている期間内に、第1の明るさで第1の時間、バックライトを発光させるとともに、前記第1の明るさより暗い第2の明るさで前記第1の時間より長い第2の時間、バックライトを発光させるように制御する制御手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、高画質な画像表示が可能となる。
各種画像の見え方について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る表示装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるバックライトの発光状態を示す図である。 LEDに流れる電流の様子を示す図である。 本発明の第2の実施形態におけるバックライトスキャンの動作を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態における、明るく短い発光と、連続的に変化する暗い発光とを組み合わせた動作を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態における、連続的に変化する明るく短い時間の発光と、連続的に変化する暗く長い時間の発光とを組み合わせた動作を説明するための図である。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、図1を参照しながら、各種画像の見え方について説明する。図1(A)は、バックライトをインパルス発光した60Hz表示の見え方を示している。図1(B)は、バックライトをホールド発光及び黒挿入した60Hz表示の見え方を示している。図1(C)は、バックライトをホールド発光して明暗をつけた2段点灯表示の見え方を示している。図1(D)は、バックライトのインパルス発光による2度点灯表示の見え方を示している。図1(E)は、本発明の実施形態におけるバックライトの2段点灯表示の見え方を示している。
図1において、液晶パネルに表示されている物体は球状であり、フレーム毎に右から左へと移動していく物体である。図1の縦軸は時間を表わしており、60Hz表示の場合、16.67ms毎に画像が切り替わる。なお、図1において視線の動きを矢印で表している。視線の動きに沿って合成した画像(視聴者に見えている画像)を、一番下に示す。
図1(A)において、111は、インパルス的な発光により1フレーム内で見える物体の形状である。112は、インパルス的な発光により数フレームの合成で見える物体の形状である。図1(B)において、113は、ホールド的な発光により1フレーム内で見える物体の形状である。114は、ホールド的な発光により数フレームの合成で見える物体の形状である。図1(C)において、115は、ホールド的な明発光(明るい発光)により1フレーム内で見える物体の形状である。116は、ホールド的な暗発光(暗い発光)により1フレーム内で見える物体の形状である。117は、ホールド的な発光により数フレームの合成で見える物体の形状である。図1(D)において、118は、インパルス的な1度目の発光により1フレーム内で見える物体の形状である。119は、インパルス的な2度目の発光により1フレーム内で見える物体の形状である。120は、インパルス的な発光により数フレームの合成で見える物体の形状である。図1(E)において、121は、本実施形態におけるインパルス的な明発光により1フレーム内で見える物体の形状である。122は、本実施形態におけるホールド的な暗発光により1フレーム内で見える物体の形状である。123は、本実施形態における発光により数フレームの合成で見える物体の形状である。
図1(A)の例は、インパルス的な発光により、フレーム毎に第1発光期間だけを表示したものであるため、物体の見え方は111に示すように球状に近く、数フレーム合成して見える物体も112に示すように少し楕円に見えるが球状に近い。よって、物体の動きに対する見え方は最もよいものであるが、60Hzでインパルス的な発光表示をさせると、フリッカがひどく発生してしまうので、明るく表示させることができない。
図1(B)の例は、ホールド的な発光により、フレーム毎に第1発光期間だけを表示したものである。ホールド的な発光であるため、発光している時間は113のように長くなる。これを視線の動き方向に数フレーム合成すると、114に示すように、物体は楕円状に変形して見える。黒挿入をして、ホールド発光時間を半分にしているため、程度は多少よくなるが変形している。黒挿入時間をもっと長くすれば変形はよくなるが、それではインパルス的な発光になってしまうので、図1(A)の例と同様にフリッカがひどく発生してしまう。
そこで、フリッカを防ぐために、1フレーム内に2回の発光表示を行う例を以下に示す。図1(C)の例では、第1発光期間に対してホールド的な明発光によって見える物体の形が115である。第2発光期間に対してホールド的な暗発光によって見える物体の形が116である。それらを視線の動きに合わせて合成して見える物体の形が117であり、明るい楕円及び尾引きのように見える暗い楕円が視聴者には見える。
図1(D)の例は、物体が球状に見えるようにインパルス的な発光をさせたものである。図1(D)では、インパルス的な1回目の発光によって見える物体の形が118であり、インパルス的な発光なので球状に近く見える。また、2回目のインパルス的な発光によって見える形も球であるが、119に示すように、時間的に遅れて表示されるので視線の動きから外れてしまう。それらを視線の動きに合わせて合成して見える物体の形は、120に示すように球を2重にしたような形である。これは、2重ブレと呼ばれる、画質品位的によくない見え方である。
図1(E)は、本実施形態における物体の見え方の例を示している。図1(E)の例では、1度目のインパルス的な明発光によって見える物体の形が121であり、インパルス的な発光なので球状に近く見える。2度目のホールド的な暗発光によって見える物体の形が122であり、暗い楕円状になっている。それらを視線の動きに合わせて合成して見える物体の形は123のようになる。
この合成した形状は、明るい球状の画像に暗い楕円状の画像がつながっているものである。つまり、動いている形状と同じ形状が明るく見えて、後方に尾引きのような暗い画像がつながっているように見える。この123の見え方は、114や117のように形状が変わっているわけではないし、120のように2重に見えていることもない。暗い尾引きが見えるが、それは表示装置における物体の動きの見え方として、自然であり視聴者に許容されやすい見え方である。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る表示装置の構成を示す図である。なお、本実施形態に係る表示装置には、LEDを使用したバックライトスキャンによるバックライトが適用されている。なお、本実施形態に係る表示装置は、バックライト制御装置の適用例となる構成である。
図2において、21は、表示装置や視聴者の設定に合わせて画像信号(画像データ)の画質を調整する画質調整回路である。24は、パネルモジュール及びバックライトモジュールのタイミングを制御調整するタイミングコントローラである。25は、液晶パネル駆動用のソースドライバである。26は、液晶パネル駆動用のゲートドライバである。27は液晶パネルである。
31は、LEDを明るく光らせるときの電流を定めるための第1電流設定値である。32は、LEDを暗く光らせるときの電流を定めるための第2電流設定値である。33は、上記2種類の電流設定値を切り替えるアナログセレクタである。34は、LEDのON−OFFを切り替えるアナログスイッチアレイである。35は、LEDを駆動するドライバである。36は、左方上下に並ぶLEDである。37は、右方上下に並ぶLEDである。38は、左右のLEDの光を筋状に導く導光板である。
次に、本実施形態に係る表示装置の動作を概略的に説明する。画質調整回路21は、入力された画像信号(YpbPr信号)に対し、液晶パネル27の特性や視聴者の好みをパラメータとして画質調整を行うことにより、最適な画質に対応するRGB信号を出力する。
タイミングコントローラ24は、液晶パネル27のソースドライバ25に対して、RGB信号から電圧を指示するデジタル値に変換した階調データを与え、ゲートドライバ26に対して、60Hzでスキャンするようなタイミング信号を与える。そして、ゲートドライバ26とソースドライバ25とによって液晶パネル27のソース電極とゲート電極とが駆動され、図示していない共通電極も併せて駆動されることにより、画面に画像が表示される。
次に、本実施形態に係る表示装置におけるバックライトモジュールの動作について説明する。タイミングコントローラ24は、内部のDAコンバータを用いて、第1電流設定値31及び第2電流設定値32に相当する電圧値を出力する。例えば、LED36及び37の明発光時の電流値が20mAであれば、第1電流設定値31を2Vとする。一方、暗発光時の電流が4mAであれば、第2電流設定値32を0.4Vとする。
タイミングコントローラ24は、1フレーム周期内の前半部と後半部とを切り替えるための信号をアナログセレクタ33に対して出力する。なお、後半部は1フレーム周期の半分より長い場合もある。アナログセレクタ33は、タイミングコントローラ24から入力した上記信号を用いて、第1電流設定値31と第2電流設定値32とを切り替えて出力する。ここでは、前半部に第1電流設定値31が出力され、後半部に第2電流設定値32が出力される。
タイミングコントローラ24は、アナログスイッチアレイ34に対してスキャン動作の制御を行う。スキャン動作とは、アナログセレクタ33の出力値を上側のアナログスイッチがONしてからOFFにする動作を下側のアナログスイッチに順にシフトさせる制御である。また、タイミングコントローラ24は、この各アナログスイッチがONしている時間を、第1発光期間と第2発光期間とでは異なる時間になるように制御する。即ち、第1発光期間におけるON時間を短くし、第2発光期間におけるON時間を長くする。
アナログスイッチアレイ34によりON、OFF制御された各電流設定値は、LEDドライバ35によって電流値(20mA又は4mA)に変換されて、左方LED36及び右方LED37に供給される。電流が供給された左方LED36及び右方LED37は、その電流値(20mA又は4mA)に応じて明発光又は暗発光する。左方LED36及び右方LED37の光は、導光板38によって横筋状に導光され、導光板38の前面は帯状に光る。これにより、液晶パネル27上の画像がバックライトによってスキャンしているように発光表示される。
図3は、本実施形態におけるバックライトの発光状態を示す図である。即ち、図3(A)は、時間経過に伴って発光状態が遷移する様子を示している。図3(B)は、中央付近のラインにおける時間と輝度との関係を示している。
図3(A)において、41は、第1発光期間の前半のバックライト状態である。42は、第1発光期間の後半のバックライト状態である。43は、第2発光期間の前半のバックライト状態である。44は、第2発光期間の後半のバックライト状態である。45は、明るく短い時間の発光である。46は、暗く長い時間の発光である。図3(B)において、47は、第1発光期間における中央付近のラインの輝度変化である。48は、第2発光期間における中央付近のラインの輝度変化である。
図3(A)において、バックライト状態は、41から42、42から43、43から44、そして44から41へと繰り返すように遷移する。このとき、明るく短い時間の発光45が上から下までスキャンし、その後を追うように、暗く長い時間の発光46が上から下までスキャンすることを繰り返すことになる。なお、発光45は、第1の明るさで第1の時間発光される例であり、発光46は、第1の明るさより暗い第2の明るさで、第1の時間より長い第2の時間発光される例である。
液晶パネルとの関係では、第1発光期間を表示しているときが41の少し前から42の少し後までであり、明るく細いラインが上から下までスキャンする間である。第2発光期間を表示しているときが46の少し前から47の少し後までであり、暗くて太いラインが上から下までスキャンする間である。
あるラインに注目してみれば、第1発光期間のときは47のように高い輝度で短時間発光される。第2発光期間のときは48のように低い輝度で長時間発光される。このようなバックライト発光パターンによって、図1(E)に示したような動きのある物体が見えるようになる。
図4は、LED36、37に流れる電流の様子を示す図である。図4の横軸は、LED36、37のナンバを上から下まで(1から11まで)振ったものである。説明しやすくするために、LED36、37の数をそれぞれ11個としたが、大画面のバックライトではもっと多くなる。なお、縦軸は電流値である。
LED36、37に流れる電流は、時間経過に伴ってT1〜T32まで遷移する。なお、T1〜T32のうち、図4において示していないT12〜T14及びT29〜T33は休止期間である。60Hzの画像信号である場合、1周期が16.67msに相当するため、各状態は約0.505ms程度になる。第1発光期間がT1〜T11までの間であり、第2発光期間がT15〜T28の間である。
T1において、最上段のLED(1)が明るく点灯される。T2に遷移すると、LED(1)が消灯され、LED(2)が明るく点灯される。順番に下方にスキャンするように遷移を続け、T11で最下段のLED(11)に達する。この後の休止期間では全LEDは消灯している。
T15においては、最上段のLED(1)が暗く点灯される。T16に遷移すると、LED(1)が点灯されたままでLED(2)も暗く点灯される。T17、T18になるまで点灯されるLEDを増やしながら遷移する。T19においてLED(1)が消灯され、LED(5)が暗く点灯される。T20以降は同様に1個消して1個つけるように遷移して、T28で最下段のLED(11)のみが点灯している状態になる。この後の休止期間では全LEDは消灯している。このようにLEDの電流値及びON時間を制御することにより、図3に示したようなバックライトの発光パターンが得られる。
なお、第1発光期間の発光期間の中心と第2発光期間の発光期間の中心とは、16.67msの周期の中でほぼ対称の位置にする必要がある。位置がずれると、60Hz成分を打ち消しきれずにフリッカが発生するからである。
本実施形態において、第1発光期間の発光期間の中心はT6、第2発光期間の発光期間の中心はT22である。1度目の発光期間の中心から2度目の発光期間の中心までの差が16遷移で約8.08ms、2度目の発光期間の中心から次フレームの1度目の発光期間の中心までの差は17遷移で約8.59msになっている。中心の時間差分が数%から十数%の差であれば、フリッカはほとんど感じられないため、フリッカ対策としては、ほぼ対称にするだけでよく正確に対称にする必要はない。
本発明は、上記実施形態に限ることはなく、発明の要素を同じとする他の実施形態においても構成することができる。例えば、第1発光期間の輝度と第2発光期間の輝度とは、同じ輝度にするのがフリッカの観点から望ましい。なお、ここでいう輝度とは、パルス的な繰り返し発光を長い時間で積分した輝度値(積分値)を意味する。
LEDの発光強度が電流値に比例する範囲では、第1の実施形態における第2発光期間用の電流値を4mAから5mAにすることで輝度が略等しくなる。または、第1発光期間の発光時間に対して第2発光期間の発光時間を5倍とすることで輝度が等しくなる。
第1発光期間の輝度:第2発光期間の輝度=1:1
しかしながら、フリッカの許容範囲内で第2発光期間の輝度を下げた方が、尾引きが少なくなるので望ましい。この輝度比率は表示輝度によって変わってくるが、おおむね以下の範囲である。
第1発光期間の輝度:第2発光期間の輝度=1:1〜4:1
第2発光期間の輝度が第1発光期間の4分の1以上
また、LEDのコストの観点から考えると、短い時間で明るく発光させるのはコスト高になるので、第1発光期間の輝度を第2発光期間の輝度より暗くした方がコストダウンになる。おおむね以下の範囲で実用的である。
第1発光期間の輝度:第2発光期間の輝度=1:1〜1:2
第2発光期間の輝度が第1発光期間の輝度の2倍以下
次に、第2発光期間の点灯回数は、第1発光期間の点灯回数と同じである必要はない。本実施形態において動いている物体の第2発光期間はぼやけるため、第1発光期間で1回発光される度に、第2発光期間で2回以上発光させても2重や3重に見えたりするような違和感は発生しない。
次に、バックライト方式であるが、第1の実施形態では、左右LED配置によるスキャン方式について述べたが、当然ながら直下型のLEDバックライトを用いたスキャン方式であってもよい。さらに直下型を用いれば、画像の輝度分布に応じて各LEDブロックを独立制御し、輝度分布を変えることが可能であるため、ダイナミックコントラストが向上する。この場合には、LED毎に、第1発光期間用の発光強度と第2発光期間用の発光強度との両方を制御することになる。
また、本発明はスキャン方式に限るものでもなく、全面を同時発光する方式においても、バックライト全面を同時に点滅させることにより、スキャン方式と同様に適用することができる。バックライト全面を光らせる光量と時間とを、第1の実施形態と同様に、第1発光期間時に明るく短い時間発光させ、第2発光期間時に暗く長い時間発光させればよい。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態では、LEDのような間欠的な発光を行うデバイスを用い、第2発光期間に対してデューティの小さい発光を行う場合について示す。なお、第2の実施形態に係る表示装置の構成は、図2に示した第1の実施形態に係る表示装置の構成と同様である。以下では、第1の実施形態と相違する点についてのみ説明するものとする。
図5は、本発明の第2の実施形態におけるバックライトスキャンの動作を説明するための図である。図5(A)は、時間経過に伴う発光状態の遷移を示している。図5(B)は、中央付近のラインにおける時間と輝度との関係を示している。図5(C)は、視聴者の網膜上の位置と見える明るさとの関係を示している。
図5(A)において、241は第1発光期間の前半のバックライト状態である。242は第1発光期間の後半のバックライト状態である。243は第2発光期間の前半のバックライト状態である。244は第2発光期間の後半のバックライト状態である。245は明るく短い時間の発光である。246は明るく数が多い発光である。図5(B)において、247は、第1発光期間における中央付近のラインの輝度変化である。248は、第2発光期間における中央付近のラインの輝度変化である。図5(C)において、249は、第1発光期間の網膜における投影された明るさの分布である。250は、第2発光期間の網膜における投影された明るさの分布である。
図5(A)において、バックライト状態は、241から242、242から243、243から244、そして244から241へと繰り返すように遷移する。このとき、明るく短い発光245が上から下までスキャンし、その後を追うように明るく数の多い発光246が上から下までスキャンすることを繰り返すことになる。
液晶パネルとの関係では、第1発光期間が241の少し前から242の少し後までであり、明るく細いラインが上から下までスキャンする間である。第2発光期間が246の少し前から247の少し後までであり、明るく細い複数のラインが上から下までスキャンする間である。
あるラインに注目してみれば、第1発光期間のときは247に示すように高い輝度で短時間発光させる。第2発光期間のときも同じ輝度であるが、非常に短時間で多数回発光させる。左右方向に動きのある物体を目で追っているとき、網膜上では液晶パネル27の画素が流れて見えている。245のようなインパルス的な発光であれば、画素が一瞬だけ光るので、249に示すように、そのときの画素が写っている網膜上の位置のみに見える。246に示すような複数回の発光では、そのときの画素の位置が複数回存在するため、250に示すように視覚上平均化されて横に広がって見える。
このようなバックライト発光パターンを、液晶パネル27の第1発光期間及び第2発光期間の表示状態と組み合わせることにより、図1(E)に示したような動きのある物体が見えるようになる。
第2の実施形態においては、LEDの発光強度の制御をすることなしに、時間方向だけの制御においても、第2発光期間における発光のデューティ比を極端に小さくすることにより同様の効果を出すことが可能である。同様に、第1発光期間に対してデューティが高い間欠的な発光を行ったとしても、視覚上は平均されるため、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、バックライトの明るさを時間経過に伴って変化させる場合について示す。なお、第3の実施形態に係る表示装置の構成は、図2に示した第1の実施形態に係る表示装置の構成と同様である。以下では、第1の実施形態と相違する点についてのみ説明するものとする。
図6は、本発明の第3の実施形態における、明るく短い発光と、連続的に変化する暗い発光とを組み合わせた動作を説明するための図である。図6において、横軸は時間経過を示し、縦軸は輝度を示している。
図6において、221は第1フレーム目の明るく短い時間の発光である。222は第1フレーム目の変化する暗く長い時間の発光である。223は第2フレーム目の明るく短い時間の発光である。224は第2フレーム目の変化する暗く長い時間の発光である。
第3の実施形態では、暗い発光を222、224のように三角パルス状にしている。明るい発光221と223との中間の位置にある輝度成分がフリッカを防ぐ効果が高いため、ここの輝度を高くして、フリッカの発生を防いでいる。また、223の周辺部の輝度を低くすることにより、尾引きの濃さを少なくすることができる。但し、あまり急峻な三角形にすると、動画像が2重になるので、明るい発光221に対して、十分長い期間をとる必要がある。なお、連続的に変化させることができるのは、暗く長い時間の発光に限るものではなく、明るく短い時間の発光も連続的に変化させてもよい。
図7は、本発明の第3の実施形態における、連続的に変化する明るく短い時間の発光と、連続的に変化する暗く長い時間の発光とを組み合わせた動作を説明するための図である。図7において、横軸は時間経過を示し、縦軸は輝度を示す。
図7において、231は第1フレーム目の連続的に変化する明るく短い時間の発光である。232は第1フレーム目の連続的に変化する暗く長い時間の発光である。233は第2フレーム目の連続的に変化する明るく短い時間の発光である。234は第2フレーム目の連続的に変化する暗い長い時間の発光である。
本実施形態では、明るい発光及び暗い発光とも連続的に変化させている。連続的に変化させた方がLEDに流れる電流変化が緩やかになるため、電源への負担が少なくなる。特に全面を同時に制御させる場合には、電源回路のコストダウンになる。
このように連続的に変化させた場合でも、231のように明るく発光している時間を短くし、232のように暗く発光している時間を長くすることにより、変化させなかった場合とほぼ同じような図1(E)の123に近い物体の画像が得られる。
上述した実施形態においては、動画像を表示する場合にコストがかかり妨害感のある中間画像データを使用しなくても、2重ブレの少ない画像をフリッカフリーで表示させることができる。このように、中間画像データを使用していないため、高画質な動画像表示を行うことができる。また、明るい球状の画像に暗い楕円状の画像がつながっている状態は、視聴者にとっては動画像の見え方として自然な見え方に見えるため、視聴者に違和感を与えることはない。
なお、本発明は、TV受像機、デューナ別体型モニタ又はPC用モニタ等、バックライトを使用したディスプレイであれば、幅広く使用することができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
21:画質調整回路、24:タイミングコントローラ、25:ソースドライバ、26:ゲートドライバ、27:液晶パネル、31:第1電流設定値、32:第2電流設定値、33:アナログセレクタ、34:アナログスイッチアレイ、35、36:LED、38:導光板

Claims (12)

  1. 画像データを表示する表示装置に使用されるバックライトを制御するバックライト制御装置であって、
    前記表示装置において1フレームの画像データが表示されている期間内に、第1の明るさで第1の時間、バックライトを発光させるとともに、前記第1の明るさより暗い第2の明るさで前記第1の時間より長い第2の時間、バックライトを発光させるように制御する制御手段を有することを特徴とするバックライト制御装置。
  2. 前記第1の時間内における前記第1の明るさの発光による輝度と、前記第2の時間内における前記第2の明るさの発光による輝度とは略等しいことを特徴とする請求項1に記載のバックライト制御装置。
  3. 前記第2の時間内における前記第2の明るさの発光による輝度は、前記第1の時間内における前記第1の明るさの発光による輝度の4分の1以上であることを特徴とする請求項1に記載のバックライト制御装置。
  4. 前記第2の時間内における前記第2の明るさの発光による輝度は、前記第1の時間内における前記第1の明るさの発光による輝度の2倍以下であることを特徴とする請求項1に記載のバックライト制御装置。
  5. 前記第1の明るさでバックライトが1回発光される度に、前記第2の明るさでバックライトが2回以上発光されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のバックライト制御装置。
  6. 前記制御手段は、バックライトをスキャン方式で制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のバックライト制御装置。
  7. 前記制御手段は、直下型のバックライトにおける各ブロックを独立制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のバックライト制御装置。
  8. 前記制御手段は、バックライト全面を同時に点滅させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のバックライト制御装置。
  9. 前記制御手段は、前記第1の明るさの発光時と前記第2の明るさの発光時とのうちの少なくとも何れか一方において、間欠的に発光させるように制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のバックライト制御装置。
  10. 前記制御手段は、前記1の明るさの発光時と前記第2の明るさの発光時とのうちの少なくとも何れか一方において、連続的な輝度変化を行うように制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のバックライト制御装置。
  11. 画像データを表示する表示装置に使用されるバックライトを制御するバックライト制御装置によって実行されるバックライト制御方法であって、
    前記表示装置において1フレームの画像データが表示されている期間内に、第1の明るさで第1の時間、バックライトを発光させるとともに、前記第1の明るさより暗い第2の明るさで前記第1の時間より長い第2の時間、バックライトを発光させるように制御する制御ステップを有することを特徴とするバックライト制御方法。
  12. 画像データを表示する表示装置に使用されるバックライトを制御するバックライト制御装置によって実行されるバックライト制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記表示装置において1フレームの画像データが表示されている期間内に、第1の明るさで第1の時間、バックライトを発光させるとともに、前記第1の明るさより暗い第2の明るさで前記第1の時間より長い第2の時間、バックライトを発光させるように制御する制御ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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