JP6027863B2 - グロープラグおよびグロープラグの製造方法 - Google Patents
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Description
A.第1実施形態:
B.第2実施形態:
C.第3実施形態:
D.第4実施形態:
E.第5実施形態:
F.変形例:
図1は、本発明の一実施形態としてのグロープラグ100の断面の構成を示す説明図である。以下では、図1におけるグロープラグ100の下方をグロープラグ100の先端側とし、上方を後端側として説明する。
図5は、第2実施形態としての中軸40bの断面の複数の例を示す説明図である。図1から図4に示した第1実施形態との違いは、中軸40bの断面において、さらに、凸部46が形成されている点と、凹部45と凸部46の数が同じであるという点だけであり、他の構成は第1実施形態と同じである。中軸40bの断面がこのような形状であっても、中軸40bの固有振動数がエンジンの振動数と一致しにくくなるので、中軸40bがエンジンの振動によって共振するのを抑制することができる。なお、これらの凹部45や凸部46は、柱状の部材に対してプレス加工や曲げ加工等を施すことによって形成される。
図6は、第3実施形態における中軸40cの一部を示す説明図である。図6(A)は、中軸40cの側面を示しており、図6(B)は、中軸40cの軸線Oに垂直な断面を示している。図1から図4に示した第1実施形態との違いは、中軸40に凹部45が形成されていない代わりに、中軸40cの断面が軸線Oに沿った方向に連続的に変化しているという点だけであり、他の構成は第1実施形態と同じである。
図7は、第4実施形態における中軸40dの一部を示す説明図である。図7(A)は、中軸40dの側面を示しており、図7(B)は、中軸40dの軸線Oに垂直な断面を示している。図6に示した第3実施形態との違いは、楕円形における長径と短径の長さの比が連続的に変化することに代えて、四角形における少なくとも2辺の長さの比が連続的に変化しているという点だけであり、他の構成は第3実施形態と同じである。中軸40dがこのような形状であっても、中軸40dの固有振動数がエンジンの振動数と一致しにくくなるので、中軸40cがエンジンの振動によって共振するのを抑制することができる。
図8は、第5実施形態における中軸40eの一部を示す説明図である。図1から図4に示した第1実施形態との違いは、中軸40eに凹部45が形成されていない代わりに、中軸40eの少なくとも一部が90度だけ捩れた形状であるという点だけであり、他の構成は第1実施形態と同じである。中軸40eがこのような形状であっても、中軸40eの固有振動数がエンジンの振動数と一致しにくくなるので、中軸40eがエンジンの振動によって共振するのを抑制することができる。
なお、この発明は上記の実施形態や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態では、セラミックヒータ30と中軸40は、連結筒50によって接続されている。これに対して、変形例では、セラミックヒータ30と中軸40とが連結筒50を介さずに直接接続されていてもよい。
上記実施形態では、ヒータ部として、セラミックヒータ30が中軸40に接続されている。これに対して、変形例では、ヒータ部として、金属製のシース管内に発熱コイルが配置されたメタルヒータが、中軸40に接続されていてもよい。
上記実施形態では、中軸40の先端部41と後端部42の両方が、柱状の部材が折り畳まれることによって形成されている。これに対して、変形例では、中軸40の先端部41または後端部42の一方のみが、柱状の部材が折り畳まれることによって形成されていてもよい。
上記実施形態では、中軸40dの断面において、四角形における辺の長さの比が連続的に変化している。これに対して、変形例では、三角形や五角形等における少なくとも2辺の長さの比が連続的に変化していてもよい。すなわち、中軸の断面において、多角形における少なくとも2辺の長さの比が連続的に変化していればよい。
上記第5実施形態では、中軸40eの少なくとも一部が90度だけ捩れた形状である。これに対して、変形例では、中軸40の少なくとも一部が45度だけ捩れた形状であってもよい。すなわち、中軸40の少なくとも一部は、捩れた形状であればよい。また、変形例では、中軸40は、複数の棒状の部材が束ねられた状態で捩れた形状であってもよく、螺旋状に捩れた形状であってもよい。
11…ネジ溝部
12…軸孔
20…外筒
21…軸孔
23…テーパ部
30…セラミックヒータ
31…基体
32…抵抗発熱体
32a…電極取出部
32b…電極取出部
40…中軸
40b…中軸
40c…中軸
40d…中軸
40e…中軸
40e1…中軸
41…先端部
42…後端部
44…径小部
45…凹部
46…凸部
50…連結筒
60…封止部材
70…絶縁部材
80…接続端子
100…グロープラグ
Claims (13)
- 軸線に沿って延び、通電によって発熱するヒータ部と、
前記軸線に沿って延び、直接または他の部材を介して前記ヒータ部の後端側に接続された中軸と
を備えるグロープラグであって、
前記中軸の少なくとも一部における前記軸線に垂直な断面には、凹部が形成されていることを特徴とする、
グロープラグ。 - 請求項1に記載のグロープラグであって、
前記中軸の少なくとも一部における前記断面は、線対称であることを特徴とする、
グロープラグ。 - 請求項2に記載のグロープラグであって、
前記断面において、前記線対称の対称軸は、1本のみであることを特徴とする、
グロープラグ。 - 請求項3に記載のグロープラグであって、
前記中軸の少なくとも一部における前記断面の輪郭線は、直線と曲線とによって構成されており、
前記凹部は、2本の前記直線によって形成されているとともに、前記曲線に対向する位置に形成されていることを特徴とする、
グロープラグ。 - 請求項1から請求項3に記載のグロープラグであって、
前記中軸の少なくとも一部における前記断面には、さらに、凸部が形成されており、
前記断面における前記凹部と前記凸部の数は、同じであることを特徴とする、
グロープラグ。 - 軸線に沿って延び、通電によって発熱するヒータ部と、
前記軸線に沿って延び、直接または他の部材を介して前記ヒータ部の後端側に接続された中軸と
を備えるグロープラグであって、
前記中軸の少なくとも一部における前記軸線に垂直な断面は、前記軸線に沿った方向に連続的に変化しており、
前記連続的な変化は、相似形ではない形状に変化することであることを特徴とする、
グロープラグ。 - 請求項6に記載のグロープラグであって、
前記中軸の少なくとも一部における前記断面は、楕円形であり、
前記連続的な変化は、前記楕円形における長径と短径の長さの比が連続的に変化することであることを特徴とする、
グロープラグ。 - 請求項6に記載のグロープラグであって、
前記中軸の少なくとも一部における前記断面は、多角形であり、
前記連続的な変化は、前記多角形における少なくとも2辺の長さの比が連続的に変化することであることを特徴とする、
グロープラグ。 - 軸線に沿って延び、通電によって発熱するヒータ部と、
前記軸線に沿って延び、直接または他の部材を介して前記ヒータ部の後端側に接続された中軸と
を備えるグロープラグであって、
前記中軸の少なくとも一部は、捩れた形状であることを特徴とする、
グロープラグ。 - 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のグロープラグであって、
前記中軸の先端部と後端部の少なくとも一方は、柱状の部材が折り畳まれることによって形成されていることを特徴とする、
グロープラグ。 - 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のグロープラグであって、
前記ヒータ部は、セラミックヒータであることを特徴とする、
グロープラグ。 - 軸線に沿って延び、通電によって発熱するヒータ部と、前記軸線に沿って延び、直接または他の部材を介して前記ヒータ部の後端側に接続された中軸とを備えるグロープラグの製造方法であって、
(a)柱状の部材を準備する工程と、
(b)前記部材の少なくとも一部に対して凹部を形成することによって前記中軸を作製する工程と
を備えることを特徴とする、
グロープラグの製造方法。 - 請求項12に記載のグロープラグの製造方法であって、さらに、
(c)前記部材の先端部と後端部の少なくとも一方を折り畳むことによって、前記中軸を作製する工程を備えることを特徴とする、
グロープラグの製造方法。
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