JP6025503B2 - 装甲車両 - Google Patents

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Description

本発明は、シートを備える装甲車両に関する。
従来、オペレータが着座するためのシートを備える装甲車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第5861569号明細書
しかしながら、装甲車両の下方で地雷が爆発した場合、車両下方からの爆風の衝撃によって、シートに着座したオペレータの脊椎が圧縮されてしまうおそれがある。
本発明は、上述の状況に鑑みてなされたものであり、オペレータの脊椎が圧縮されることを抑制可能な装甲車両を提供することを目的とする。
第1の態様に係る装甲車両は、走行体と、走行体に支持される車体と、車体に取り付けられるシートと、車体に加わる上方向の衝撃を検出する衝撃センサと、を備える。シートは、オペレータが着座するための座部と、座部上に配置され、オペレータの背中を支持するための背部と、を有する。背部は、衝撃センサによって所定値以上の衝撃が検出された場合に展開するエアバッグを含む。背部のうち上下方向中心よりも下側の部分は、エアバッグの展開によってシートの前方に向かって突出する。
第1の態様に係る装甲車両によれば、前方に下側部分を突出させることによって、オペレータの腰部を押すことができる。従って、車両下方から爆風による衝撃があった場合には、オペレータの座位姿勢を傾斜させることによって、オペレータの脊椎を寝かせることができる。そのため、爆風の衝撃によってシートに着座したオペレータの脊椎が圧縮されることを抑制することができる。
第2の態様に係る装甲車両は、第1の態様に係り、背部は、表面に凹部が形成された背部本体を有する。エアバッグの少なくとも一部は、凹部内に配置される。エアバッグは、シートの前方に向かって展開する。
第2の態様に係る装甲車両によれば、エアバッグ自身が前方に突出するため、簡便な構成によってオペレータの腰部を押すことができる。
第3の態様に係る装甲車両は、第2の態様に係り、エアバッグは、ガスが充填されることによって展開する袋体を有する。展開状態の袋体は、背部本体の左右方向における断面において、楕円形状を有する。展開状態の袋体の長軸は、断面において、背部本体の表面に沿っている。
第3の態様に係る装甲車両によれば、断面形状が円形である場合に比べて、オペレータの腰部のより広い範囲を安定的に押すことができる。
第4の態様に係る装甲車両は、第1の態様に係り、エアバッグは、背部本体の裏側に配置される。背部本体は、エアバッグの展開によってシートの前方に向かって突出するように変形する。
第4の態様に係る装甲車両によれば、背部の下側部分を前方に突出させることができるため、オペレータの脊椎が圧縮されることを抑制することができる。
第5の態様に係る装甲車両は、第1の態様に係り、エアバッグは、背部本体の裏側に配置される。背部本体は、エアバッグよりも上方に配置される軸を中心として回動可能である。背部本体は、エアバッグの展開によってシートの前方に向かって突出するように回動する。
第5の態様に係る装甲車両によれば、背部の下側部分を前方に突出させることができるため、オペレータの脊椎が圧縮されることを抑制することができる。
第6の態様に係る装甲車両は、第1乃至第5のいずれかの態様に係り、エアバッグは、背部本体の左右方向に延びるように配置されている。
第6の態様に係る装甲車両によれば、エアバッグの幅が狭い場合に比べて、オペレータの腰部のより広い範囲を安定的に押すことができる。
第7の態様に係る装甲車両は、第6の態様に係り、左右方向において、展開状態のエアバッグの幅は、背部本体の幅よりも大きい。
第7の態様に係る装甲車両によれば、エアバッグの幅がクッションの幅以下である場合に比べて、オペレータの腰部を全体的に押すことができる。
第8の態様に係る装甲車両は、第1乃至第7のいずれかの態様に係り、衝撃センサは、車体の上向きの加速度を検出する加速度センサを含む。エアバッグは、加速度センサによって所定値以上の加速度が検出された場合に展開する。
第8の態様に係る装甲車両によれば、車両下方からの地雷の爆風による衝撃があったことを簡便かつ迅速に検出することができる。
第9の態様に係る装甲車両は、第1乃至第8のいずれかの態様に係り、車体は、シートを支持する床板を有する。衝撃センサは、床板の変位を検出する変位センサを含む。エアバッグは、変位センサによって所定値以上の変位が検出された場合に展開する。
第9の態様に係る装甲車両によれば、車両下方からの地雷の爆風による衝撃があったことを簡便かつ迅速に検出することができる。
第10の態様に係る装甲車両は、第8の態様に係り、車体は、シートを支持する床板を有する。加速度センサは、床板上に配置される。
第10の態様に係る装甲車両によれば、車両下方からの衝撃があったことだけでなく、車両下方からの衝撃がオペレータに実際に影響を与える程度であるかどうかを判定することができる。
本発明によれば、オペレータの脊椎が圧縮されることを抑制可能な装甲車両を提供することができる。
装甲車両の側面図 運転室の内部構成を示す側面図 シートの上面図(収容状態) 図3のA−A断面図 シートの上面図(展開状態) 図5のB−B断面図 シートの断面図 シートの断面図 シートの断面図 シートの断面図
以下、実施形態に係る装甲車両ついて、図面を参照しながら説明する。以下の説明では、装甲車両の下方で地雷が爆発することによって、下方からの爆風による衝撃力が装甲車両にかかるケースが想定されている。
また、以下の説明において、「上」「下」「左」「右」「前」「後」とは、シートを基準とする用語である。
[第1実施形態]
(装甲車両100の全体構成)
装甲車両100の全体構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、装甲車両100の側面図である。装甲車両100は、走行体10と、車体20と、シート30と、を備える。
走行体10は、複数の車輪組立体10aを有する。複数の車輪組立体10aは、車輪とタイヤとインホイールモータによって構成される。装甲車両100は、インホイールモータによって車輪が回転駆動されることによって走行する。
車体20は、走行体10上に支持される。車体20内には、運転室20Sが形成されている。運転室20Sの内部構成については後述する。
シート30は、車体20の運転室20S内に取り付けられる。シート30は、床板20a上に配置される。シート30には、オペレータPが着座する。本実施形態において、シート30は前向きに配置されているが、横向き又は後ろ向きに配置されていてもよい。
(運転室20Sの内部構成)
次に、運転室20Sの内部構成について、図面を参照しながら説明する。図2は、運転室20Sの内部構成を示す側面図である。
車体20は、床板21と、支持フレーム22と、を有する。床板21は、運転室20Sの底面を構成する。支持フレーム22は、床板21上に固定される。支持フレーム22は、シート30を上下動可能に支持している。
シート30は、床板21上において支持フレーム22によって支持される。シート30は、オペレータPが着座するための座部31と、オペレータPの背中を支持するための背部32と、オペレータPの頭を支持するためのヘッドレスト33と、を有する。背部32は、座部31の後端部上に配置される。背部32には、エアバッグ32aが内蔵されている。シート30の構成については後述する。
図2に示すように、運転室20S内には、加速度センサ40と、変位センサ50と、コントローラ60と、が配置される。
加速度センサ40は、車体20に加わる上向きの加速度を検出する。加速度センサ40は、検出された加速度をコントローラ60に送信する。本実施形態において、加速度センサ40は、シート30の下方において、床板21上に取り付けられている。
変位センサ50は、床板21との距離を計測することによって、床板21の変位を検出する。変位センサ50は、検出された変位をコントローラ60に送信する。本実施形態において、変位センサ50は、シート30の座部31に内蔵された非接触測位センサである。
コントローラ60は、加速度センサ40と変位センサ50とエアバッグ32aとに接続されている。コントローラ60は、加速度センサ40から車体20に加わる上向きの加速度を取得する。コントローラ60は、変位センサ50から床板21の変位を取得する。コントローラ60は、所定値以上の加速度が検出されたか否かと所定値以上の変位が検出されたか否かを判定する。コントローラ60は、所定値以上の加速度及び変位が検出されたと判定した場合、エアバッグ32a(具体的には、インフレータ)に電流を流す。このように、コントローラ60は、所定値以上の加速度及び変位が検出されたことをもって、地雷の爆風による上向きの衝撃が車体20に加わったことを検知して、エアバッグ32aを展開させる。
なお、加速度センサ40及び変位センサ50は、本実施形態に係る“衝撃センサ”を構成している。
(シート30の構成)
次に、シート30の構成について、図面を参照しながら説明する。図3は、シート30の上面図である。図4は、図3のA−A断面図である。図5は、シート30の上面図である。図6は、図5のB−B断面図である。図3及び図4では、収容状態のエアバッグ32aが図示され、図5及び図6では、展開状態のエアバッグ32aが図示されている。上述の通り、エアバッグ32aは、地雷の衝撃が検知された場合に展開するため、図3及び図4のシート30は地雷の衝撃を受ける前の状態であり、図5及び図6のシート30は地雷の衝撃を受けた後の状態である。なお、図6では、シート30の左右方向における断面、すなわち、シート30の左右方向に垂直な断面が図示されている。
座部31は、図4に示すように、クッション31aとフレーム31bによって構成される。
背部32は、図4に示すように、上下方向の中心Xよりも下側の部分である下側部分321と、上下方向の中心Xよりも上側の部分である上側部分322と、を含む。背部32は、エアバッグ32aとクッション32bとフレーム32cによって構成される。クッション32bは、柔軟性を有する材料によって構成される。クッション32bは、表面32dに形成された凹部32eを有する。フレーム32cは、クッション32bの裏側を全体的に支持する。
エアバッグ32aは、クッション32bの左右方向に延びるように配置される。図3に示すように、左右方向において、収容状態のエアバッグ32aの幅Waは、クッション32bの幅Wbと同等である。図5に示すように、左右方向において、展開状態のエアバッグ32aの幅Wa’は、クッション32bの幅Wbよりも大きい。
また、エアバッグ32aは、図4に示すように、固定プレート201と、インフレータ202と、袋体203と、を有する。固定プレート201は、凹部32e内に配置される。固定プレート201には、インフレータ202と袋体203の一部とが固定される。インフレータ202は、袋体203内に配置される。インフレータ202と座部31との距離La(図4参照)は、150mm以上200mm以下であることが好ましい。インフレータ202は、コントローラ60から入力される電流によって火薬を爆発させることでガスを発生させる。袋体203は、薄く折りたたまれた状態でクッション32b上に収容されている。袋体203は、インフレータ202から発生するガスが充填されることによって展開する。以上のようにして、背部32の下側部分321は、エアバッグ32aの展開によってシート30の前方に向かって突出する。
ここで、図6に示すように、展開状態の袋体203は、左右方向における断面において、楕円形状を有する。この袋体203の長軸mは、クッション32bの表面32dに沿って配置されている。また、袋体203の短軸nは、クッション32bの表面32dに垂直に配置されている。長軸mの長さLmは、200mm以上250mm以下であることが好ましい。短軸nの長さLnは、150mm以上200mm以下であることが好ましい。
(作用及び効果)
(1)シート30は、座部31と背部32とを有する。背部32は、衝撃センサによって所定値以上の衝撃が検出された場合に展開するエアバッグ32aを含む。背部32のうち下側部分321は、エアバッグ32aの展開によってシート30の前方に向かって突出する。
このように、前方に下側部分321を突出させることによって、オペレータPの腰部を押すことができる。従って、車両下方から爆風による衝撃があった場合には、オペレータPの座位姿勢を傾斜させることによって、オペレータPの脊椎を寝かせることができる。そのため、爆風の衝撃によってシート30に着座したオペレータPの脊椎が圧縮されることを抑制することができる。
(2)エアバッグ32aの袋体203の一部は、クッション32bに形成された凹部32e内に配置される。エアバッグ32aは、座部の上方に向かって展開する。
このように、エアバッグ32a自身が前方に突出するため、簡便な構成によってオペレータPの腰部を押すことができる。
(3)展開状態の袋体203は、左右方向における断面において、楕円形状を有する。袋体203の長軸mは、クッション32b(背部本体の一例)の表面32dに沿って配置されている。
従って、断面形状が円形である場合に比べて、オペレータPの腰部のより広い範囲を安定的に押すことができる。
(4)エアバッグ32aは、クッション32bの左右方向に延びるように配置されている。従って、エアバッグ32aの幅が狭い場合に比べて、オペレータPの腰部のより広い範囲を安定的に押すことができる。
(5)展開状態のエアバッグ32aの幅Wa’は、クッション32bの幅Wbよりも大きい。従って、エアバッグ32aの幅Wa’がクッション32bの幅Wb以下である場合に比べて、オペレータPの腰部を全体的に押すことができる。
(6)加速度センサ40及び変位センサ50が設置され、エアバッグ32aは、加速度センサ40及び変位センサ50によって所定値以上の加速度及び変位が検出された場合に展開する。
従って、加速度センサ40及び変位センサ50の両方を衝撃センサとして用いることによって、車両下方から爆風による衝撃があったことを精度良く検出することができる。
(7)加速度センサ40は、床板21上に配置されている。そのため、車両下方からの衝撃があったことだけでなく、車両下方からの衝撃がオペレータPに実際に影響を与える程度であるかどうかを判定することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態に係る装甲車両の構成について、図面を参照しながら説明する。第2実施形態の第1実施形態との相違点は、クッション32bが前方に突出するように変形する点である。そのため、以下においては、当該相違点について主に説明する。
(シート30Aの構成)
第2実施形態に係るシート30Aの構成について、図面を参照しながら説明する。図7及び図8は、シート30Aの断面図である。図7では、収容状態のエアバッグ32aが図示され、図8では、展開状態のエアバッグ32aが図示されている。
背部32は、図7及び図8に示すように、エアバッグ32aとクッション32bとフレーム32cによって構成される。エアバッグ32aは、クッション32bの裏側に配置される。クッション32bは、柔軟性を有する材料によって構成される。フレーム32cは、クッション32bの裏側を全体的に支持する。
エアバッグ32aは、図7に示すように、固定プレート201と、インフレータ202と、袋体203と、を有する。固定プレート201は、フレーム32cに取り付けられる。固定プレート201の内側には、インフレータ202と袋体203の一部とが固定される。インフレータ202は、袋体203内に配置される。袋体203は、薄く折りたたまれた状態でクッション32bの裏面32fに接着されている。
図8に示すように、袋体203が展開すると、クッション32bは、袋体203に裏側から押されることによって、シート30の前方に向かって突出するように変形する。これにより、背部32の下側部分321は、エアバッグ32aの展開によって前方に突出する。展開状態の袋体203は、左右方向における断面において、半楕円形を有する。
なお、図7に示すように、袋体203のうち裏面32fに接着される範囲Raは、100mm程度であればよい。また、フレーム32cに平行な方向における袋体203の幅Lbは、250mm以上350mm以下であることが好ましい。図8に示すように、袋体203の長軸方向における長さLcは、200mm以上250mm以下であることが好ましい。また、袋体203の展開によるクッション32bの突出幅Ldは、150mm以上200mm以下であることが好ましい。
(作用及び効果)
エアバッグ32aは、クッション32b(背部本体の一例)の裏側に配置される。クッション32bは、袋体203に裏側から押されることによって、シート30の前方に向かって突出するように変形する。
これによって、背部32のうち下側部分321を前方に突出させることができるため、オペレータPの脊椎が圧縮されることを抑制することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態に係る装甲車両の構成について、図面を参照しながら説明する。第3実施形態の第1実施形態との相違点は、クッション32bが前方に突出するように回動する点である。そのため、以下においては、当該相違点について主に説明する。
(シート30Bの構成)
第3実施形態に係るシート30Bの構成について、図面を参照しながら説明する。図9及び図10は、シート30Bの断面図である。図9では、収容状態のエアバッグ32aが図示され、図10では、展開状態のエアバッグ32aが図示されている。
背部32は、図9及び図10に示すように、エアバッグ32aとクッション32bとフレーム32cとヒンジ32gによって構成される。エアバッグ32aは、クッション32bの裏側に配置される。フレーム32cは、クッション32bの裏側を全体的に支持する。ヒンジ32gは、フレーム32cの上端に取り付けられる。ヒンジ32gは、軸AXを中心として回動可能にフレーム32cを支持する。なお、軸AXは、必ずしもフレーム32cの上端に配置される必要はなく、エアバッグ32aよりも上方に配置されていればよい。クッション32bは、フレーム32cとともに、軸AXを中心として回動可能である。
エアバッグ32aは、図9に示すように、固定プレート201と、インフレータ202と、袋体203と、を有する。固定プレート201の上端部は、ヒンジ32gに取り付けられる。固定プレート201の内側には、インフレータ202と袋体203の一部とが固定される。インフレータ202は、袋体203内に配置される。袋体203は、薄く折りたたまれた状態で固定プレート201とクッション32bの間に挟まれている。展開状態の袋体203は、左右方向における断面において、楕円形を有する。
図10に示すように、袋体203が展開すると、クッション32bは、袋体203に裏側から押されることによって、シート30の前方に向かって突出するように回動する。これにより、背部32の下側部分321は、エアバッグ32aの展開によって前方に突出する。展開状態の袋体203の好適なサイズは、第1実施形態に記載した通りである。
なお、図9に示すように、インフレータ202と座部31との距離La'は、100mm以上200mm以下であることが好ましい。また、図10に示すように、クッション32bの下端部の元の位置からの直線距離Leは、150mm以上200mm以下であることが好ましい。
(作用及び効果)
エアバッグ32aは、クッション32b(背部本体の一例)の裏側に配置される。クッション32bは、袋体203に裏側から押されることによって、シート30の前方に向かって突出するように回動する。
これによって、背部32のうち下側部分321を前方に突出させることができるため、オペレータPの脊椎が圧縮されることを抑制することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)上記実施形態において、走行体10は、複数の車輪組立体10aを有することとしたが、これに限られるものではない。走行体10は、一対の履帯を有していてもよい。この場合、装甲車両100は、一対の履帯それぞれを独立して回転させることによって移動可能である。
(B)上記実施形態において、シート30は、運転室20S内に配置されることとしたが、これに限られるものではない。シート30は、車体20に取り付けられていればよく、運転室20S以外の機器室などに配置されていてもよい。また、シート30は、車体20の内部に収容されていなくてもよく、外に露出した状態で配置されていてもよい。
(C)上記実施形態では、衝撃センサの一例として、加速度センサ40及び変位センサ50について説明したが、これに限られるものではない。加速度センサ40及び変位センサ50の一方のみを衝撃センサとして用いてもよいし、複数の加速度センサ40や複数の変位センサ50を衝撃センサとして用いてもよい。
(D)上記実施形態では、加速度センサ40は、床板21上に配置されることとしたが、これに限られるものではない。加速度センサ40は、シート30に加わる上向きの加速度を検出できる場所に配置されていればよく、シート30自体に取り付けられていてもよい。
(E)上記実施形態では、変位センサ50は、シート30の座部31に内蔵された非接触測位センサであることとしたが、これに限られるものではない。変位センサ50は、床板21の変位を検出できる場所に配置されていればよく、また、床板21と接触するタイプのセンサであってもよい。
(F)上記実施形態では、装甲車両100は、インホイールモータによって車輪が回転駆動されることによって走行することとしたが、これに限られるものではない。装甲車両100は、エンジンによって車輪が回転駆動されることによって走行するように構成されていてもよい。この場合、装甲車両100は、変速機や左右一対の駆動軸などを備えていてもよい。
10 走行体
20 車体
21 床板
20S 運転室
30 シート
31 座部
32 背部
321 下側部分
32a エアバッグ
32b クッション
32c フレーム
40 加速度センサ
50 変位センサ
60 コントローラ
201 固定プレート
202 袋体
203 インフレータ

Claims (10)

  1. 走行体と、
    前記走行体に支持される車体と、
    前記車体に取り付けられるシートと、
    前記車体に加わる上方向の衝撃を検出する衝撃センサと、
    を備え、
    前記シートは、オペレータが着座するための座部と、前記座部上に配置され、オペレータの背中を支持するための背部と、を有し、
    前記背部は、前記衝撃センサによって所定値以上の衝撃が検出された場合に展開するエアバッグを含み、
    前記背部のうち上下方向中心よりも下側の部分は、前記エアバッグの展開によって前記シートの前方に向かって突出する、
    装甲車両。
  2. 前記背部は、表面に凹部が形成された背部本体を有し、
    前記エアバッグの少なくとも一部は、前記凹部内に配置され、
    前記エアバッグは、前記シートの前方に向かって展開する、
    請求項1に記載の装甲車両。
  3. 前記エアバッグは、ガスが充填されることによって展開する袋体を有し、
    展開状態の前記袋体は、前記背部本体の左右方向における断面において、楕円形状を有し、
    展開状態の前記袋体の長軸は、前記断面において、前記背部本体の表面に沿っている、
    請求項2に記載の装甲車両。
  4. 前記背部は、柔軟性を有する材料によって構成される背部本体を有し、
    前記エアバッグは、前記背部本体の裏側に配置されており、
    前記背部本体は、前記エアバッグの展開によって前記シートの前方に向かって突出するように変形する、
    請求項1に記載の装甲車両。
  5. 前記背部は、柔軟性を有する材料によって構成される背部本体を有し、
    前記エアバッグは、前記背部本体の裏側に配置されており、
    前記背部本体は、前記エアバッグよりも上方に配置される軸を中心として回動可能であり、
    前記背部本体は、前記エアバッグの展開によって前記シートの前方に向かって突出するように回動する、
    請求項1に記載の装甲車両。
  6. 前記エアバッグは、前記背部本体の左右方向に延びるように配置されている、
    請求項乃至5のいずれかに記載の装甲車両。
  7. 前記左右方向において、展開状態の前記エアバッグの幅は、前記背部本体の幅よりも大きい、
    請求項6に記載の装甲車両。
  8. 前記衝撃センサは、前記車体の上向きの加速度を検出する加速度センサを含み、
    前記エアバッグは、前記加速度センサによって所定値以上の加速度が検出された場合に展開する、
    請求項1乃至7のいずれかに記載の装甲車両。
  9. 前記車体は、前記シートを支持する床板を有し、
    前記衝撃センサは、前記床板の変位を検出する変位センサを含み、
    前記エアバッグは、前記変位センサによって所定値以上の変位が検出された場合に展開する、
    請求項1乃至8のいずれかに記載の装甲車両。
  10. 前記車体は、前記シートを支持する床板を有し、
    前記加速度センサは、前記床板上に配置される、
    請求項8に記載の装甲車両。
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