JP6024578B2 - 車載カメラシステムおよび車載カメラシステムにおける撮像方法 - Google Patents

車載カメラシステムおよび車載カメラシステムにおける撮像方法 Download PDF

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本発明は、車輌の後方を撮像してその画像を出力する車載カメラシステムおよび車載カメラシステムにおける撮像方法に関する。
車輌を運転する際には、運転者の死角になる部分をカメラで撮像し、その画像を運転席に設けられたモニターに表示する車載カメラシステムが用いられている。特に車輌を駐車する際に、車輌の後方の死角を撮像するため、車輌の後部に車載カメラを設置することが多い。
ところで、信号の伝送や動作の制御、電源の供給などのために、カメラにはケーブルを接続する必要があるので、車輌の後方にカメラを設置すると、車輌の前部の運転席までケーブルを引き回すこととなり、設置の作業が容易ではない。このようなケーブルの引き回し作業をなくするため、カメラと表示装置との間で無線通信を行う技術も提案されている(たとえば特許文献1参照)。
特開2001−301538号公報
カメラにバッテリーと通信部とを搭載し、カメラと表示装置との間で無線通信を行うようにすれば、ケーブルを引き回す必要がないので設置の作業が容易である。しかしながら、このような構成で常に撮像を行って画像を送信していると、常にバッテリーの電力を消費するので、バッテリーがすぐに消耗してしまう。一方、手動でカメラを起動させるよう構成すると、必要なときにカメラの画像をすぐにみることができない。このように従来の技術では、車輌の後方の画像を必要なときにすぐにみられるよう提供するとバッテリーがすぐに消耗してしまうという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、バッテリーから電源電力を供給されたカメラで車輌の後方を撮像して無線で送信し、その画像を受信して出力する車載カメラシステムの、バッテリーの消耗を抑えつつ車輌の後方の画像を適切に提供することのできる技術を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本願発明は以下の装置、方法を提供するものである。
1)バッテリーからなる電源部(104)と、電源部(104)から電源電力が供給され、車輌の周囲の画像を撮像する撮像部(11)と、電源部(104)から電源電力が供給され、撮像部で撮像した画像を無線で送信する第1の通信部(103)と、車輌の停止を検出する停止検出部(108)と、車輌の速度と車輌のハンドルの切れ角とを算出する算出部(105)と、算出部が算出する車輌の速度と算出部が算出するハンドルの切れ角との所定の期間の履歴を記憶する記憶部(109)と、停止検出部の停止の検出に応じて第1の通信部の動作を開始させ、記憶部に記憶された所定の期間の速度の最大値が速度しきい値よりも小さく記憶部に記憶された所定の期間のハンドルの切れ角の最大値が切れ角しきい値よりも大きいときに撮像部の動作を開始させる制御部(105)とを備えることを特徴とする撮像信号送信装置。
2)撮像信号送信装置の制御部は、電源電力の供給を開始させることによって動作を開始させることを特徴とする1)に記載の撮像信号送信装置。
3)1)または2)に記載の撮像信号送信装置(1A)と、撮像信号送信装置から送信された画像を受信する第2の通信部(201)と、第2の通信部が受信した画像を出力する画像出力部(203)と、車輌のハザードランプの点灯を検出するハザード検出部(204)と、ハザード検出部のハザードランプの点灯の検出に応じて第2の通信部から撮像信号送信装置に撮像開始の指示を送らせる制御部(201)とを含む撮像信号受信装置とを備えた車載カメラシステムであって、撮像信号送信装置の制御部はさらに撮像信号受信装置の第2の通信部からの撮像開始の指示に応じて撮像部の動作を開始させることを特徴とする車載カメラシステム。
4)車輌の停止を検出する停止検出ステップ(S606)と、車輌の速度と車輌のハンドルの切れ角とを算出する算出ステップと、算出ステップで算出した車輌の速度と算出ステップで算出したハンドルの切れ角との所定の期間の履歴を記憶部に記憶させる記憶ステップ(S601、S602)と、停止検出ステップで停止を検出し、記憶ステップで記憶された所定の期間の速度の最大値が速度しきい値よりも小さく、記憶ステップで記憶された所定の期間のハンドルの切れ角の最大値が切れ角しきい値よりも大きいときに、車輌の周囲の画像を撮像した画像を出力する撮像画像出力ステップ(S605)とを備えることを特徴とする車載カメラシステムにおける撮像方法。
5)撮像方法はさらに車輌のハザードランプの点灯を検出するハザード検出ステップ(S704)を含み、撮像画像出力ステップは更に停止検出ステップで停止を検出し、ハザード検出ステップでハザードランプの点灯を検出したときに車輌の周囲の画像を撮像した画像を出力することを特徴とする4)に記載の撮像方法。
本発明によれば、バッテリーの消耗を抑えつつ車輌の後方の画像を適切に提供することができる。
本発明の車載カメラシステムの第1実施例における撮像信号送信装置のブロック構成図である。 本発明の車載カメラシステムの第1実施例における撮像信号受信装置のブロック構成図である。 本発明の第1および第2実施例の車載カメラシステムを登載した車輌を示す側面図である。 車輌の駐車時の運転操作の第1の例を示す模式図である。 車輌の駐車時の運転操作の第2の例を示す模式図である。 本発明の車載カメラシステムの第1実施例における撮像信号送信装置の制御の概要を示すフローチャートである。 本発明の車載カメラシステムの第1実施例における撮像信号受信装置の制御の概要を示すフローチャートである。 本発明の車載カメラシステムの第2実施例における撮像信号送信装置のブロック構成図である。 本発明の車載カメラシステムの第2実施例における撮像信号受信装置のブロック構成図である。 本発明の車載カメラシステムの第2実施例における制御の概要を示すフローチャートである。
以下、本発明の車載カメラシステムの一実施形態について、実施例に基づき添付図面を参照して説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。また既に説明したものと同一部分ならびに同一事項には同一符号、番号を付し、重複する説明は
省略する。
本実施形態の車載カメラシステムは、撮像信号送信装置と撮像信号受信装置とから構成される。
[第1実施例]
[撮像信号送信装置の構成]
図1は撮像信号送信装置1Aのブロック構成図である。送信ユニット10の電源部104はバッテリーであり、たとえばリチウムイオン充電池である。電力供給部106は、電源部104から供給された電力を、信号処理部102と通信部103との電源電力として供給するとともに、電力出力部107からカメラ11へも電源電力として供給する。送信ユニット10のその他の各部へは、電源部104から直接電源電力を供給するものとする。電力出力部107から電源電力を供給されたカメラ11は撮像を行う。カメラ11はさらに、たとえばシリアルデジタルインタフェースの規格であるITU−R(International Telecommunication Union Radiocommunications Sector) BT656で定められた形式で、撮像した画像データを出力する。カメラ11は出力した画像データを送信ユニット10の画像入力部101へへ送る。画像入力部101は、カメラ11から送られた画像データを信号処理部102へ送る。信号処理部102は、電力供給部106から電源電力を供給されると、画像データをたとえばJPEG(Joint Picture Expert Group)やMPEG(Motion Picture Expert Group)−4などの方式で画像圧縮し、通信部103へ送る。通信部103は、電力供給部106から電源電力を供給されると、後述の受信ユニット20の通信部201との通信を確立する。そして送信のタイミングに合わせて、圧縮された画像データをたとえばIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11gで定められた無線の方式で送信する。通信部103はまた、後述する受信ユニット20からの制御信号を受信し、制御部105へ送る。
制御部105はCPU(Central Processing Unit)などで構成され、後述する受信ユニット20からの制御信号に応じて電力供給部106を制御する。制御部105の制御の詳細については後述する。
加速度センサ108は、車輌の加速度を検出し、加速度データを制御部105へ送る。制御部105は、この加速度データから、車輌の前進、後退、停止を検出することができる。
記憶部109は、後述のように車輌の速度およびハンドルの切れ角を記憶する。
[撮像信号受信装置の構成]
図2は第1実施例の車載カメラシステムにおける撮像信号受信装置2Aのブロック構成図であり、受信ユニット20の通信部201は、送信ユニット10の通信部103から無線通信で送られた画像データを受信する。通信部201はまた、後述のように制御部204で生成された制御信号を送信ユニット10へ送信する。
信号処理部202は、通信部201が受信した画像データを復号し、画像出力部203へ送る。画像出力部203は、信号処理部202から送られた画像データを出力する。画像出力部203にはモニター21が接続されており、受信ユニット20から出力された画像データが、モニター21に表示される。これにより、モニター21には、カメラ11で撮像した車輌の後方の画像が表示される。また、受信ユニット20とモニター21とは、図示しないが車輌本体のバッテリーから電源電力の供給を受けている。
受信ユニット20はまた、加速度センサ205と方位センサ206とを備えている。加速度センサ205と方位センサ206の出力は制御部204へ送られる。加速度センサ205と方位センサ206の詳細については後述する。
受信ユニット20にはシフトレバー位置入力部207とハザードスイッチ入力部208が設けられている。シフトレバー位置入力部207には後述のようにシフトレバーの位置に応じた信号が入力される。シフトレバー位置入力部207から入力されたシフトレバーの位置の出力は、制御部204へ送られる。ハザードスイッチ入力部208へは、ハザードスイッチの信号が入力される。ハザードスイッチ入力部208へ入力された信号は、制御部204へ送られる。
[車輌の構成]
図3は、第1実施例の車載カメラシステムを搭載した車輌の例を示す側面図である。車輌3Aは、リアハッチバック31と、運転者が車輌3Aを運転するための運転席32とを備えている。
車輌3Aの運転席32の近傍には、車輌3Aを前後進させるためのシフトレバー33と、アクセルペダル34と、操舵を行うハンドル35が設けられている。シフトレバー33には図示しないがシフトレバー33の操作位置を検出して操作位置データを出力するシフトレバー位置検出器が設けられ、アクセルペダル34には図示しないがアクセルペダル34の角度を検出して角度データを出力するアクセルペダル角度検出器が設けられている。
シフトレバー位置検出器が出力する操作位置データと、アクセルペダル角度検出器が出力する角度データとは、図示しない駆動制御部に送られる。駆動制御部は、シフトレバー33の操作位置とアクセルペダル34の角度とに応じて、図示しない変速機を操作したり、速度信号を図示しないエンジンへ出力して車輌3Aを走行させる。シフトレバー位置検出器の出力はまた、前述のように受信ユニット20のシフトレバー位置入力部207へ送られる。
車輌3Aには車輌3Aの後方を撮像するため、カメラ11が取り付けられている。カメラ11は、リアハッチバック31上部の位置のカメラ11aや、ナンバープレートの近傍の位置のカメラ11bなどのように、車輌3Aに取り付けやすい任意の位置に取り付けることができる。また、カメラ11とともに送信ユニット10が取り付けられている。
車輌3Aの運転席32の近傍には、モニター21とが取り付けられている。また、受信ユニット20は、モニター21の近傍や運転席32の下部などに設けられている。また、車輌3Aにはハザードランプ36が設けられており、運転席32の近傍に設けられたハザードスイッチ(図示しない)を運転者が操作することによって、ハザードランプ36が点滅を行う。
[駐車時の運転操作の第1の例]
ここで車輌を駐車場に駐車するときの車輌の運転操作の第1の例について説明する。図4は車輌を駐車場に駐車するときの車輌の運転操作の第1の例を示す概念図である。図4は、車輌3Aを運転して駐車場の駐車スペース41に駐車する運転操作を示している。駐車スペース41は、両脇の白線と、後部の車止めから構成されている。
車輌3Aが駐車スペース41に接近した状態を図4a)に示す。この状態から運転者はハンドルを大きく右に切って車輌3Aを前進させ、図4b)に示すようにバックができる位置に停車させる。
次に運転者は、車輌3Aの後部の安全を確認しながら、車輌3Aをゆっくりバックさせる。このとき運転者は、車輌の後部や左右を目視したり、バックミラーやルームミラーを使って、周囲の安全を確認したり、車輌の位置を確認して、ゆっくりとバックさせる。運転者は必要に応じ、ハンドルを操作して位置を修正したり、いったんバックをやめて車輌を前進させたりしながら、図4c)のように駐車スペース41の近くまで移動する。
駐車スペース41付近まで移動したら、運転者はさらにアクセルペダル34とハンドル35とを操作して、図4d)に示すように、駐車スペース41にちょうど収まる位置までバックさせ、停止する。
最後に運転者はシフトレバーをパーキングの位置に入れパーキングブレーキをかけ、駐車を完了する。
[駐車時の運転操作の第2の例]
次に、車輌を駐車場に駐車するときの車輌の運転操作の第2の例について図5を用いて説明する。
車輌3Aが駐車スペース41を通り過ぎ、いったん停車した状態を図5a)に示す。この状態で運転者はまずハザードスイッチを操作して、ハザードランプ36を点灯(点滅)させる。次に運転者はハンドルを大きく左に切って車輌3Aをバックさせ、図4b)に示すように停車スペース41に接近する。
運転者は、車輌3Aの後部の安全を確認しながら、さらに車輌3Aをバックさせる。このとき運転者は、車輌の後部や左右を目視したり、バックミラーやルームミラーを使って、周囲の安全を確認したり、車輌の位置を確認して、ゆっくりとバックさせる。運転者は必要に応じ、ハンドルを操作して位置を修正したり、いったんバックをやめて車輌を前進させたりしながら、図5c)のように駐車位置の近くまで移動する。
駐車位置付近まで移動したら、運転者はさらにアクセルペダル34とハンドル35とを操作して、図5d)に示すように、駐車スペース41にちょうど収まる位置までバックさせ、停止する。
最後に運転者はシフトレバーをパーキングの位置に入れパーキングブレーキをかけ、ハザードランプ36を消灯してエンジンを切り、駐車を完了する。
本出願人の調査によれば、駐車を行うとき、第1の例もしくは第2の例に示すような運転操作を行うことが多いので、これらの操作に応じて後方の画像を表示することが好適である。
[カメラの制御の手順]
図4に示す駐車時の運転操作のうち、図4b)の状態では、車輌3Aの運転者が次にバックをはじめるので、後方の画像の表示が望ましい。
送信ユニット10の制御部105は、図6のフローチャートに従い制御を行う。制御部105は、常に加速度センサ108で検出する前後進方向の加速度を積分して速度を算出し、算出した速度を記憶部109に記憶する(ステップS601)。速度はFIFO(First In First Out)で所定の期間、たとえば5秒間の速度が記憶されているものとする。
また、制御部105は、加速度センサ108の検出する左右方向の加速度を、前後進方向の速度で除算することにより、車輌3Aのハンドルの切れ角(回転半径)を算出する。算出したハンドルの切れ角は、速度と同じくFIFOで記憶部109に記憶される(ステップS602)。なおハンドルの切れ角は、方位センサ206の検出する方位の変化率と、速度とから算出してもよい。
そして制御部105は、加速度センサ108の出力から、車輌3Aがバックしているかどうかを判断する(ステップS603)。バックしていると判断したら、制御部105は、電力供給部106から通信部103へ電源電力を供給して通信部103を起動させ、受信ユニット20との通信を確立する(ステップS604)。そして電力出力部107から電源電力を供給してカメラ11を起動させ、さらに電力供給部106から信号処理部102に電源電力を供給して信号処理部102を起動させる。これにより、カメラ11で後部の画像を撮像し、信号処理部102で圧縮を行い、通信部103から圧縮した画像信号を送信する(ステップS605)。受信ユニット20は車輌3Aの後部の画像を受信して、モニター21に表示させることができる。
制御部105がバックしていないと判断した場合(ステップS603でNO)、次に加速度センサ108の出力から停止しているかどうかを判断する(ステップS606)。停止していると判断した場合、やはり通信部103を起動させ、受信ユニット20との通信を確立する(ステップ S607)。
そして制御部105は、記憶部109に記憶されている速度を読み出し、停止するまでの所定の期間の最大速度が所定の速度しきい値よりも低いかどうかを確認する(ステップS608)。所定の速度しきい値は駐車場でゆっくりと前進する上限の速度であり、たとえば時速20kmとする。最大速度が速度しきい値よりも低い場合、次に制御部105は記憶部109に記憶されているハンドルの切れ角を読み出し、停止するまでの所定の期間の最大切れ角が所定の切れ角しきい値よりも大きいかどうかを確認する(ステップS609)。所定の切れ角しきい値とは駐車場でハンドルを大きく切ったときの下限の切れ角である。
最大切れ角が所定の切れ角しきい値よりも大きい場合、次に制御部105はバックが行われる確率が高いと判断し、ステップS605へ進み撮像と送信を開始する。前述の運転操作の第1の例に示すように、駐車の際は、ハンドルを大きく切ってゆっくり前進していったん停車することが多い。したがって、停車した直前の前進速度がゆっくりでハンドルの切れ角が大きければ、次にバックを行う確率が高いと判断できる。このタイミングでカメラの画像を表示すれば、早期に安全を確認することができる。またカメラの起動に時間がかかっても、バックする前には表示を行うことができる。
ステップS608で最大速度が速度しきい値以上の場合(ステップS608でNO)、またステップS609で最大切れ角が切れ角しきい値以下の場合(ステップS609でNO)、制御部105は受信ユニット20からのカメラの起動指示があるかどうかを確認する(ステップS610)。受信ユニット20でカメラの起動指示を行う手順については後述する。受信ユニット20からの起動指示があった場合は、制御部105はステップS605へ進み撮像と送信を開始する。起動指示がない場合はステップS603へ戻る。このように、停止したときに通信を確立するよう構成すれば、不要な通信による電力の消費を抑制するとともに、必要なときはすぐにカメラ11の画像を表示することができる。
一方、受信ユニット20の制御部204は、図7のフローチャートに従い制御を行う。制御部204は、シフトレバー位置入力部207に入力された信号がバックであるかどうかを確認し(ステップS701)、バックであった場合は送信ユニット10に起動の指示を行う(ステップS702)。バックでない場合、制御部204は、シフトレバー位置入力部207に入力された信号が停止であるかどうかを確認する(ステップS703)。停止であった場合、次に制御部204はハザードスイッチ入力部208の信号を見て、ハザードランプ36が点灯しているかどうかを確認する(ステップS704)。ハザードランプ36が点灯している場合はステップS702へ進み、送信ユニット10に送信開始の指示を行う。ステップS703で停止でない場合、またはステップS704でハザードランプが点灯していない場合は、ステップS701へ戻る。
前述の運転操作の第2の例に示すように、駐車の際、ハザードランプ36を点灯させて周囲に駐車の合図をすることもよく行われている。したがって、停車した際にハザードランプ36が点灯していれば、次にバックを行う確率が高いと判断できる。このタイミングでカメラの画像を表示すれば、早期に安全を確認することができる。またカメラの起動に時間がかかっても、バックする前には表示を行うことができる。
なお、最大速度の確認(ステップS606)、最大切れ角の確認(ステップS607)を、送信ユニット10ではなく受信ユニット20で行ってもよい。その場合、受信ユニット20の加速度センサ205から制御部204が速度を算出し、あるいは車輌から速度を取得して受信ユニット20に設けた記憶部(図示しない)に記憶する。また、受信ユニット20の加速度センサ205から切れ角を算出し、同じく受信ユニット20に設けた記憶部に記憶する。そして停止した時に最大速度が速度しきい値以下で最大切れ角が切れ角しきい値以上のときは、受信ユニット20の通信部201からカメラの起動の指示を行う。
[第2実施例]
次に、撮像信号送信装置と撮像信号受信装置との間の通信を有線で行い、撮像信号送信装置の電源電力を車両のバッテリーから供給する車載カメラシステムにおいて、カメラの画像を表示するタイミングを制御する例を、第2実施例として説明する。
従来の車載カメラシステムは、シフトレバーがバックになったときにカメラの画像を表示していた。しかしシフトレバーがバックになったときはすぐに車輌がバックできる状態である。本来は車輌が動く前に安全を確認することが望ましい。
また、シフトレバーがバックになったときはバックランプが点灯するので、車輌の周囲に人がいた場合、驚かすことにもなりかねない。
そこで本実施例の車載カメラシステムは、シフトレバーをバックにする前に、車載カメラの画像を表示して、早期に車輌の周囲の安全を確認できるようにするものである。
[第2実施例の撮像信号送信装置の構成]
図8は第2実施例における撮像信号送信装置である車載カメラ80のブロック構成図である。車載カメラ80では、車輌3Aのバッテリーから、車載カメラ80の電源入力部801に、電源電力が供給される。車載カメラ80はカメラ部802を備えており、電力入力801から電源電力を供給されたカメラ部802は撮像を行う。画像出力部803は、カメラ部802が撮像した画像を、車輌3Aの内部を引き回したケーブルをとおして出力する。
[第2実施例における撮像信号受信装置の構成]
図9は第2実施例の車載カメラシステムにおける撮像信号受信装置9Aのブロック構成図であり、受信ユニット90の画像入力部901は、車載カメラ80の画像出力部803からケーブルを通して出力された画像データを入力する。画像入力部901から入力された画像は、画像切替部902を通り、画像出力部903へと送られる。画像切替部902は、制御部904の指示に応じて、画像入力部901に入力された画像出力部903へと出力する。制御部904は、常に加速度センサ205で検出する前後進方向の加速度を積分して速度を算出し、算出した速度をFIFO方式で記憶部905に記憶する。
また、制御部904は、ハンドルの切れ角を、速度と同じくFIFOで記憶部905に記憶する。ハンドルの切れ角は、方位センサ206の検出する方位の変化率と、速度とから算出してもよい。
[第2実施例におけるカメラの制御の手順]
受信ユニット90の制御部904は、図10のフローチャートに従い制御を行う。制御部904は、常に加速度センサ205で検出する前後進方向の加速度を積分して速度を算出し、算出した速度を記憶部905に記憶する(ステップS1001)。速度はFIFOで所定の期間、たとえば5秒間の速度が記憶されているものとする。
また、制御部904は、加速度センサ205の検出する左右方向の加速度を、前後進方向の速度で除算することにより、車輌3Aのハンドルの切れ角を算出し、FIFOで記憶部109に記憶する(ステップS1002)。
次に制御部904は、シフトレバー位置入力部207へ入力された信号から、ギアがバックになっているかどうかを判断する(ステップS1003)。バックになっていると判断したら、制御部904は、画像切替部902に指示を送り、画像出力部903から、車載カメラ80の画像を出力させる(ステップS1004)。これにより、受信ユニット90は車輌3Aの後部の画像を、モニター21に表示させることができる。
制御部904がバックでないと判断した場合(ステップS1003でNO)、次に制御部904は、加速度センサ205の出力から、停止しているかどうかを判断する(ステップS1005)。停止していると判断した場合、制御部904は、記憶部905に記憶されている速度を読み出し、停止するまでの所定の期間の最大速度が所定の速度しきい値よりも低いかどうかを確認する(ステップS1006)。最大速度が速度しきい値よりも低い場合、次に制御部904は記憶部905に記憶されているハンドルの切れ角を読み出し、停止するまでの所定の期間の最大切れ角が所定の切れ角しきい値よりも大きいかどうかを確認する(ステップS1007)。
最大切れ角が所定の切れ角しきい値よりも大きい場合、制御部904は次にバックが行われる確率が高いと判断し、ステップS1004へ進み、車載カメラ80の画像を出力する。
ステップS1005で最大速度が速度しきい値以上の場合、またステップS1006で最大切れ角が切れ角しきい値以下の場合、制御部904は、ハザードスイッチ入力部208へ入力された信号から、ハザードランプが点灯しているかどうかを確認する(ステップS1008)。ハザードランプが点灯している場合はステップS1004へ進み、車載カメラ80の画像を出力する。ステップS1005で停止でない場合、またはステップS1008でハザードランプが点灯していない場合は、ステップS1003へ戻る。
以上のように構成することにより、第2実施例の車載カメラシステムは、シフトレバーをバックに入れる前に車載カメラの画像を表示することができる。これにより、より早期に安全を確認することができる。画像の切替に時間がかかっても。バックする前に表示を行うことができる。また、バックランプが点灯する前に後部の画像を表示することができるので、車輌の周囲に人がいても驚かせることがない。
本実施形態の撮像信号受信装置を、ナビゲーションシステムと一体に構成し、ナビゲーションシステムの加速度センサや方位センサ、モニターを共用してもよい。
また、本実施形態の撮像信号受信装置を、スマートホン及びスマートホンにインストールされたアプリケーション・ソフトウェアで実現してもよい。その場合は、シフトレバー位置入力部やハザードスイッチ入力部を省いた構成として、ステップS610の撮像信号受信装置による起動指示を行わない。あるいは、起動指示を手動の操作で行うよう構成してもよい。
1A 撮像信号送信装置
10 送信ユニット
101 入力部
102 信号処理部
103 通信部
104 電源部
105 制御部
106 電力供給部
107 電力出力部
11 カメラ

Claims (5)

  1. バッテリーからなる電源部と、
    前記電源部から電源電力が供給され、車輌の周囲の画像を撮像する撮像部と、
    前記電源部から電源電力が供給され、前記撮像部で撮像した画像を無線で送信する第1の通信部と、
    車輌の停止を検出する停止検出部と、
    車輌の速度と車輌のハンドルの切れ角とを算出する算出部と、
    前記算出部が算出する車輌の速度と前記算出部が算出するハンドルの切れ角との所定の期間の履歴を記憶する記憶部と、
    前記停止検出部の停止の検出に応じて前記第1の通信部の動作を開始させ、前記記憶部に記憶された所定の期間の速度の最大値が速度しきい値よりも小さく前記記憶部に記憶された所定の期間のハンドルの切れ角の最大値が切れ角しきい値よりも大きいときに前記撮像部の動作を開始させる制御部と
    を備えることを特徴とする撮像信号送信装置。
  2. 前記撮像信号送信装置の制御部は、
    電源電力の供給を開始させることによって動作を開始させることを特徴とする請求項1に記載の撮像信号送信装置。
  3. 請求項1または2に記載の撮像信号送信装置と、
    前記撮像信号送信装置から送信された画像を受信する第2の通信部と、前記第2の通信部が受信した画像を出力する画像出力部と、車輌のハザードランプの点灯を検出するハザード検出部と、前記ハザード検出部のハザードランプの点灯の検出に応じて前記第2の通信部から前記撮像信号送信装置に撮像開始の指示を送らせる制御部とを含む撮像信号受信装置とを備えた車載カメラシステムであって、
    前記撮像信号送信装置の制御部はさらに
    前記撮像信号受信装置の前記第2の通信部からの撮像開始の指示に応じて前記撮像部の動作を開始させる
    ことを特徴とする車載カメラシステム。
  4. 車輌の停止を検出する停止検出ステップと、
    車輌の速度と車輌のハンドルの切れ角とを算出する算出ステップと、
    前記算出ステップで算出した車輌の速度と前記算出ステップで算出したハンドルの切れ角との所定の期間の履歴を記憶部に記憶させる記憶ステップと、
    前記停止検出ステップで停止を検出し、前記記憶ステップで記憶された所定の期間の速度の最大値が速度しきい値よりも小さく、前記記憶ステップで記憶された所定の期間のハンドルの切れ角の最大値が切れ角しきい値よりも大きいときに、車輌の周囲の画像を撮像した画像を出力する撮像画像出力ステップと
    を備えることを特徴とする車載カメラシステムにおける撮像方法。
  5. 前記撮像方法はさらに
    車輌のハザードランプの点灯を検出するハザード検出ステップを含み、
    前記撮像画像出力ステップは更に
    前記停止検出ステップで停止を検出し、前記ハザード検出ステップでハザードランプの点灯を検出したときに車輌の周囲の画像を撮像した画像を出力することを特徴とする請求項4に記載の撮像方法。
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