JP6024266B2 - Dnaの抽出方法 - Google Patents

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本発明は、DNAの抽出方法に関する。
シリカ粒子等の核酸結合性固相担体とカオトロピック剤を用いて、生体材料からより簡
便に核酸を抽出する方法が、Boomらにより報告された(非特許文献1参照)。このBoomら
の方法を含め、シリカ等の核酸結合性固相担体とカオトロピック剤を用いて核酸を担体に
吸着させ、抽出する方法は、主に、(1)カオトロピック剤存在下、核酸結合性固相担体
に核酸を吸着させる工程(吸着工程)、(2)非特異的に結合した夾雑物及びカオトロピ
ック剤を除くため、洗浄液にて核酸の吸着した担体を洗浄する工程(洗浄工程)、および
(3)水または低塩濃度緩衝液にて核酸を担体から溶出させる工程(溶出工程)の3工程
からなる。ここで(2)の洗浄液としては、カオトロピック剤を溶かし込み、さらに、核
酸の担体からの溶出を防ぐため、従来から、水溶性有機溶媒、特にエタノールを50〜8
0%程度の割合で含有する水または低塩濃度緩衝液が用いられている。
しかしながら、この水溶性有機溶媒が(3)の工程に残留した場合、抽出液を酵素処理
する際に酵素反応が阻害されるため、通常、エタノールを含む水溶液での洗浄後は、必要
に応じて100%エタノール、あるいは、さらに揮発性の高いアセトン等で洗浄し、その
後、乾燥させて、有機溶媒を系から完全に取り除く操作が行われている。この乾燥は時間
を要するのみでなく、乾燥時間が不十分であればエタノールの残留につながり、過度の場
合には、核酸が乾燥しすぎて固化するため、溶出が困難になり、結果的に核酸回収量の低
下や再現性の低下に繋がることが知られている。このように有機溶媒の使用は、その乾燥
の程度を見極めにくいのみならず、エタノールやアセトンといった有機溶媒は引火性及び
揮発性を有するため、特に操作の自動化を考えた場合には、出火等の危険性も考えられる
そこで、核酸を担体に吸着させた後、(2)の洗浄工程で、エタノール等の有機溶媒を
全く含まない水または低塩濃度緩衝液で担体を洗浄し、(3)の溶出工程で、50〜70
℃で、水または低塩濃度緩衝液で核酸を溶出することによって、リボ核酸(RNA)を抽
出する方法が開発された(特許文献1参照)。
特開平11−146783号公開公報
J.Clin.Microbiol.,vol.28 No.3, p.495-503 (1990)
本発明は、新規なデオキシリボ核酸(DNA)の抽出方法を提供することを目的とする
これまで、Boom法において核酸を担体に吸着させた後、(2)の洗浄工程で、エタノー
ル等の有機溶媒を事実上含まない水または低塩濃度緩衝液で担体を洗浄すると、デオキシ
リボ核酸(DNA)は、リボ核酸(RNA)より先に担体から遊離するため、(3)の溶
出工程で、50〜70℃で、水または低塩濃度水溶液で核酸を溶出することによって、D
NAの混入が無くRNAを単離できると考えられていた(特開平11−146783号公
開公報)。しかしながら、本発明者は、(3)の溶出工程で、80℃以上で、水または低
塩濃度水溶液で核酸を溶出することによって、DNAが抽出できることを見出し、本発明
の完成に至った。
本発明の一実施形態は、DNAを含む試料に、カオトロピック物質を含有する溶解液お
よび核酸結合性固相担体を混合して、DNAを前記担体上に吸着させる工程と、前記DN
Aを吸着させた前記担体を有機溶媒を含まない洗浄液で洗浄する工程と、前記担体に吸着
したDNAを70℃より高い温度で溶出液中に溶出させる工程と、を含むDNAの抽出方
法である。前記洗浄液は、水または低塩濃度水溶液であってもよいが、前記低塩濃度水溶
液の塩濃度が100mM以下であることが好ましい。また、前記溶出液は、水または低塩
濃度水溶液であってもよいが、前記低塩濃度水溶液の塩濃度が100mM以下であること
が好ましい。前記担体に吸着したDNAは、100℃未満で溶出させてもよい。前記溶解
液は、3〜7Mのグアニジン塩、0〜5%の非イオン性界面活性剤、0〜0.2mMのE
DTA、0〜0.2Mの還元剤を含有する中性溶解液であってもよい。前記担体は、磁性
粒子であってもよい。
本発明によって、新規なDNAの抽出方法を提供することが可能になった。
本発明の一実施例において、溶出したDNA収量と溶出温度との相関を示すグラフである。
実施の形態及び実施例に特に説明がない場合には、M. R. Green & J. Sambrook (Ed.
), Molecular cloning, a laboratory manual (4th edition), Cold Spring Harbor Pres
s, Cold Spring Harbor, New York (2012); F. M. Ausubel, R. Brent, R. E. Kingston,
D. D. Moore, J.G. Seidman, J. A. Smith, K. Struhl (Ed.), Current Protocols in M
olecular Biology, John Wiley & Sons Ltd.などの標準的なプロトコール集に記載の方法
、あるいはそれを修飾したり、改変した方法を用いる。また、市販の試薬キットや測定装
置を用いる場合には、特に説明が無い場合、それらに添付のプロトコールを用いる。
なお、本発明の目的、特徴、利点、及びそのアイデアは、本明細書の記載により、当業
者には明らかであり、本明細書の記載から、当業者であれば、容易に本発明を再現できる
。以下に記載された発明の実施の形態及び具体的に実施例などは、本発明の好ましい実施
態様を示すものであり、例示又は説明のために示されているのであって、本発明をそれら
に限定するものではない。本明細書で開示されている本発明の意図並びに範囲内で、本明
細書の記載に基づき、様々な改変並びに修飾ができることは、当業者にとって明らかであ
る。
==DNA抽出用試薬など==
本発明にかかるデオキシリボ核酸(DNA)の抽出方法は、DNAを含む試料に、カオ
トロピック物質を含有する溶解液および核酸結合性固相担体を混合して、DNAを担体上
に吸着させる工程(吸着工程)と、DNAを吸着させた担体を有機溶媒を含まない洗浄液
で洗浄する工程(洗浄工程)と、担体に吸着したDNAを70℃より高い温度で溶出液中
に溶出させる工程(溶出工程)と、を含む。
DNAを抽出する試料は、DNAを含んでいれば特に限定されず、細胞や、組織などの
細胞塊などの生体試料、ウイルス、合成DNA、一旦単離したDNAに不純物や夾雑物が
混入した試料などであってもよい。
カオトロピック物質は、水溶液中でカオトロピックイオン(イオン半径の大きな1価の
陰イオン)を生じ、疎水性分子の水溶性を増加させる作用を有しており、DNAの固相担
体への吸着に寄与するものであれば、特に限定されない。具体的には、グアニジンチオシ
アン酸塩、グアニジン塩酸塩、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム、過塩素酸ナトリウム
等が挙げられるが、これらのうち、タンパク質変成作用の強いグアニジンチオシアン酸塩
またはグアニジン塩酸塩が好ましい。これらのカオトロピック物質の使用濃度は、各物質
により異なり、例えば、グアニジンチオシアン酸塩を使用する場合には、3〜5.5Mの
範囲で、グアニジン塩酸塩を使用する場合は、5M以上で使用するのが好ましい。
溶解液は、このようなカオトロピック物質を含有すれば特に限定されないが、細胞膜の
破壊あるいは細胞中に含まれるタンパク質を変性させる目的で界面活性剤を含有させても
よい。この界面活性剤としては、一般に細胞等からの核酸抽出に使用されるものであれば
特に限定されないが、具体的には、Triton−Xなどのトリトン系界面活性剤やTw
een20などのツイーン系界面活性剤のような非イオン性界面活性剤、N‐ラウロイル
サルコシンナトリウム(SDS)等の陰イオン性界面活性剤が挙げられるが、特に非イオ
ン性界面活性剤を、0.1〜2%の範囲となるように使用するのが好ましい。さらに、溶
解液には、2−メルカプトエタノールあるいはジチオスレイトール等の還元剤を含有させ
ることが好ましい。溶解液は、緩衝液であっても良いが、pH6〜8の中性であることが
好ましい。これらのことを考慮し、具体的には、3〜7Mのグアニジン塩、0〜5%の非
イオン性界面活性剤、0〜0.2mMのEDTA、0〜0.2Mの還元剤などを含有する
ことが好ましい。
核酸結合性固相担体は、カオトロピックイオンの存在下で、核酸を吸着すなわち可逆的
な物理的結合により保持することができる親水性表面を有する固体であれば、特に限定さ
れない。具体的には、二酸化珪素を含有する物質、例えば、シリカ、ガラス、珪藻土、あ
るいはこれらを化学的修飾により表面処理を施したものが好ましく、磁性体や超常磁性金
属酸化物等との複合体がより好ましい。化学的修飾により表面処理を施す場合は、核酸と
の可逆的な結合を妨げない程度に、適度な陽性電荷を帯びさせてもよい。
また、これらの核酸結合性固相の形態としては、粒子、フィルター、バッグ、ディッシ
ュ、反応容器等が具体的に挙げられるが、特に限定されない。これらのうち、吸着と溶出
の効率を考慮すると粒子の形態がより好ましい。その場合の粒径は特に限定されないが、
0.05〜500μmであってもよく、好ましくは1〜100μmであり、特に好ましく
は1〜10μmである。
洗浄液は、エタノールやイソプロピルアルコール等の有機溶媒およびカオトロピック物
質を事実上含まないものが用いられ、水または低塩濃度水溶液であることが好ましく、低
塩濃度水溶液の場合、緩衝液であることが好ましい。低塩濃度水溶液の塩濃度は、100
mM以下が好ましく、50mM以下がより好ましく、15mM以下が最も好ましい。また
、低塩濃度水溶液の下限は特に無いが、0.1mM以上であることが好ましく、1mM以
上であることがさらに好ましく、10mM以上であることが最も好ましい。また、この溶
液はTriton、Tween、SDSなどの界面活性剤を含有しても良く、pHは特に
限定されない。緩衝液にするための塩は特に限定されないが、トリス、ヘペス、ピペス、
リン酸などの塩が好ましく用いられる。
溶出液も、特に限定されないが、水または低塩濃度水溶液が好ましく、エタノールやイ
ソプロピルアルコール等の有機溶媒およびカオトロピック物質を事実上含まないものがよ
り好ましい。低塩濃度水溶液の場合、緩衝液であることが好ましい。低塩濃度水溶液の塩
濃度は、100mM以下が好ましく、50mM以下がより好ましく、15mM以下が最も
好ましい。低塩濃度水溶液の下限は特に無いが、0.1mM以上であることが好ましく、
1mM以上であることがさらに好ましく、10mM以上であることが最も好ましい。緩衝
液にするための塩は特に限定されないが、トリス、ヘペス、ピペス、リン酸などの塩が好
ましく用いられ、TE緩衝液(10mMトリス塩酸緩衝液、1mM EDTA、pH8.
0)が最も好ましい。なお、洗浄液と溶出液は、同じであっても異なっていても良い。
==DNA抽出方法==
具体的には、以下の様にしてDNAを抽出すれば良い。
まず、溶解工程として、適量の溶解液に、DNAを抽出する試料及び核酸結合性固相担
体を混合し、ホモジェナイザーやボルテックス・ミキサーなどによって試料を破砕し、D
NAを担体に吸着させる。
次に、洗浄工程として、非特異的に担体に吸着した夾雑物を除去するため、DNAが吸
着した担体を、適量の溶解液で洗浄することが好ましい。洗浄回数は特に限定されないが
、1回〜数回洗浄すればよい。
ここでいう洗浄とは、DNAの結合した担体を洗浄液と接触させ、再び分離することに
より、担体から、DNA以外の非特異的に結合した物質を除去する操作である。具体的な
分離方法は、使用する担体の形態により異なるが、担体がビーズなどの粒子形態である場
合には、遠心分離、ろ過分離及びカラム操作等を用いることができる。担体が磁性体を含
む場合は、磁石等を用いて、簡便に担体を洗浄することができる。
そして、溶出工程として、DNAが吸着した担体に、適量の溶出液を加え、ボルテック
ス・ミキサーなどによって混合し、DNAを担体から溶出させる。この際、溶出液を加熱
することにより、DNA抽出を促進する。加熱温度は特に限定されないが、70℃より高
ければ良く、80℃以上が好ましく、95℃以上がより好ましい。加熱温度の上限は特に
限定されないが、200℃未満であることが好ましく、150℃未満であることがより好
ましく、125℃未満であることがさらに好ましく、110℃未満であることがさらに好
ましいが、特に2本鎖DNAを単離したい時には100℃未満であることが好ましい。加
熱方法として、予め加熱した溶出液に担体を加えても良く、溶出液に担体を加えた後で加
熱しても良い。加熱時間は特に限定されないが、30秒〜10分間程度が好ましい。
なお、RNAの混入を防ぐため、適量の溶出液を加えた後、一旦70℃以下に加熱して
RNAを溶出し、溶出液を除去し、担体を洗浄液により洗浄した後、新たに適量の溶出液
を加え、70℃より高温に加熱することによって、DNAを担体から溶出させてもよい。
あるいは、RNAを除去するために、DNA抽出工程のどこかの工程に、RNaseを
添加しても良いが、効率よくRNAを分解するため、溶出液に含有させることが好ましく
、例えば、溶出液にRibonuclease Aを10〜20μg/mL含有させればよい。通常、R
Naseが含まれたままで、PCRなどの操作を行うことができるが、RNaseを除去
したい時には、吸着工程−洗浄工程−溶出工程を再度繰り返すか、その他公知の方法によ
って、DNAを精製してもよい。
このようにして溶出したDNAは、透析やエタノール沈殿法等の脱塩、濃縮操作を施す
ことなく、PCRなどの酵素反応に直接使用することができる。
1.5mLエッペンドルフ・マイクロチューブ(Eppendorf microcentrifuge tube)に
入った全血サンプル50μLに、375μLの溶解液(8Mグアニジン塩酸塩、50mM
エチレンジアミン四酢酸二水素二水和物(EDTA・2HO)、10%ポリオキシエ
チレンソルビタンモノラウレート(Tween20)]を加えて溶解した。得られた細胞
溶解液に、磁性シリカ粒子(NPK−101、東洋紡績社)を20μL添加し、室温で5
分間、ボルテックス・ミキサー(Vortex mixer)で撹拌した。その後、マイクロチューブ
を磁気スタンド(MGS−101、東洋紡績社)に設置して磁気シリカ粒子を集め、上清
を除去した。
次に、マイクロチューブを磁気スタンドから外し、450μLの洗浄液I(8Mグアニ
ジン塩酸塩)を加えて、十分混合した後、再度磁気スタンドに設置して、上清を除去する
ことにより、磁気ビーズを洗浄した。次に、同様にして450μLの洗浄液II(5mM
トリス塩酸緩衝液)で粒子を洗浄した。最後に、集めた粒子に50μLの溶出液(滅菌水
)を添加し、粒子を懸濁し、5分間、表1に示す温度に加熱した後、マイクロチューブを
磁気スタンドに設置して、上清を回収した。上清中のDNA量を吸光度によって測定した
。図1にその結果を示す。
比較例(従来方法)として、洗浄液IIの代わりに、70%エタノールで洗浄し、溶出
は、室温で5分間、ボルテックス・ミキサーで撹拌することにより行った。
表1には、各温度ごとに、比較例(コントロール)で抽出したDNA量に対する、本発
明の方法で抽出したDNA量の割合を回収率として示す。
このように、DNAが結合したシリカを、低塩濃度水溶液で洗浄しても、DNAはシリ
カに強固に結合したままであり、70℃より高い温度、好ましくは80℃以上に加熱する
ことによって、DNAを回収することができる。

Claims (8)

  1. デオキシリボ核酸(DNA)とリボ核酸(RNA)とを含む試料に、カオトロピック物質を含有する溶解液および核酸結合性固相担体を混合して、DNAを前記担体に吸着させる工程と、
    前記DNAを吸着させた前記担体を、有機溶媒を含まない第1の洗浄液で洗浄する工程と、
    前記担体に第1の溶出液を加え、70℃以下に加熱して前記担体に吸着したRNAを溶出させる工程と、
    前記第1の溶出液を除去し、前記担体を有機溶媒を含まない第2の洗浄液で洗浄する工程と、
    前記担体に吸着したDNAを70℃より高い温度で第2の溶出液中に溶出させる工程と、
    を含むDNAの抽出方法。
  2. 前記第1の洗浄液が、水または低塩濃度水溶液であることを特徴とする、請求項1に記載の抽出方法。
  3. 前記低塩濃度水溶液の塩濃度が100mM以下であることを特徴とする、請求項2に記載の抽出方法。
  4. 前記第2の溶出液が、水または低塩濃度水溶液であることを特徴とする、請求項1に記載の抽出方法。
  5. 前記低塩濃度水溶液の塩濃度が100mM以下であることを特徴とする、請求項4に記載の抽出方法。
  6. 前記担体に吸着したDNAを100℃未満で溶出させることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記溶解液が、3〜7Mのグアニジン塩、0〜5%の非イオン性界面活性剤、0〜0.2mMのEDTA、0〜0.2Mの還元剤を含有する中性溶解液であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記担体が、磁性粒子であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
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