JP6024160B2 - 流動物の導出補助具、当該導出補助具の充填容器への取り付け構造、並びに流動物供給キット - Google Patents

流動物の導出補助具、当該導出補助具の充填容器への取り付け構造、並びに流動物供給キット Download PDF

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Description

本発明は、流動物の導出補助具、当該導出補助具の充填容器への取り付け構造、並びに流動物供給キットに関する。
可撓性を有する袋状の容器本体部(「パウチ」とも呼ばれる。)に容器口部が固定され、容器本体部内に、液体飲料、ゼリー飲料等の流動性を有する内容物(以下「流動物」と呼ぶ場合もある。)が充填された容器が知られている。
このような充填容器においては、使用者が流動物の吸引時に容器本体部が閉塞して、容器本体内の流動物の吸引ができなるような場合があるため、上記容器口部に変えて取出装置を備えた充填容器が開示されている(特許文献1〜3等参照)。
特許文献1に記載の取出具は、容器口部に一体的に成形され、容器本体部の内部空間に延存するように設けられた導管部を有している。導管部はストローとして機能するものであり、その長さは、下側先端が袋状容器本体部の底部近くに位置するように設定されている。
特許文献2に記載の取出具は、筒状をなし容器本体部の外部へ突出した取出口部と取出口部に連通する通路が形成されて容器本体に密接に固定された挿入部とからなる容器口部と、挿入部から容器本体部内へ延設され棒状をなし剛性を有する補形部材とを含む。補形部材は、容器本体部の形態維持に寄与して容器本体の折れ曲がりを抑制し、容器本体部内からの流動物の吸出しが悪くなることを抑制する。
特許文献3に記載のパウチ用足付注出口は、パウチ(容器本体部)に固定される注出口本体(容器口部)と、注出口本体に接続された接続十字リブとを備える。接続十字リブは、容器本体部の流動物を注出口本体に口をつけて吸引する際に、容器本体部が閉塞し吸引途中に吸引不可能になることを抑制する。接続十字リブと注出口本体は、各々別々に成形されたいわゆる別体であり、両者は、例えば、凹凸嵌合により相互に着脱自在に接続されている。故に、内容物を飲み終わった後、接続十字リブを注出口本体から取り外すことができ(例えば、上記嵌合を解除でき)、廃棄の際にゴミの嵩を小さくできる。
実公平07−4230号公報 特開平11−105895号公報 特開平10−95445号公報
しかし、流動物の粘度が比較的低い場合は、流動物の吸い出し易さの観点から、引用文献1に記載の導管部、特許文献2に記載の補形部材、又は特許文献3に記載の接続十字リブ等の導出補助具を備えた導出補助具付きタイプの充填容器の方が好ましいが、粘度が比較的高い場合は、これらが無い導出補助具無しタイプの充填容器の方が流動物を吸い出し易く好ましい。また、流動物を口で吸い出す場合、補形部材や接続十字リブ等の導出補助具の有無の良否は個人差がある。
引用文献1〜2に記載の取出具では、容器口部と導出補助具とが一体化されているため、導出補助具の有無について、個人にあった使い分けをすることができない。
引用文献3のパウチ用足付注出口については、注出口本体から接続十字リブを取り外してから流動物を吸引することは可能であるかもしれないが、そのようなことは想定されていない。仮に、注出口本体から接続十字リブを取り外してから流動物を吸引すると、分離された接続十字リブが流動物中に浮遊することとなるので、接続十字リブが内容物の吸引を妨げる可能性がある。また、この場合は、容器本体部を丸めながら容器本体部から流動物を搾り出すことができない。充填容器を圧縮するための装置等を用いて流動物を充填容器から押し出す場合には、流動物を押し出しきれずに流動物が容器本体部内に残ってしまう。
また、食道や口腔等の外傷、疾患、又は手術等によって食物を口腔から胃に送り込むことが困難となった患者に栄養剤、流動食、又は薬剤など(一般に「経腸栄養剤」と呼ばれる。これらも「流動物」に包含される。)を投与する方法として経腸栄養療法が知られている。経腸栄養療法では、液状物を患者の体内に送り込むために可撓性を有するチューブ(一般に「経腸栄養療法用カテーテル」と呼ばれる。)が用いられる。経腸栄養療法を行う際には、カテーテルの一方の端部を患者の体内に挿入し、他方の端部に、流動物が充填された充填容器が接続されて、上記カテーテルを介して患者に流動物が供給される。しかし、患者のコンディションや、患者がその時に置かれている環境によっては、経口摂取が行われる場合もあるし、動式ポンプ等の供給手段を使用して患者に流動物を供給する経管栄養が場合もある。
このように、充填容器における導出補助具の有無の良否は、流動物の粘度、個人のコンディション、供給手段等に応じて様々である。そこで、本発明は、導出補助具無しタイプの充填容器の容器口部に装着することにより、当該充填容器を導出補助具付きタイプの充填容器にすることが可能な、流動物の導出補助具、当該導出補助具の充填容器への取り付け構造、並びに流動物供給キットを提供する。
本発明の流動物の導出補助具は、
可撓性シートで形成され流動物が充填された袋状の容器本体部と前記容器本体部の開口部に固着された容器口部とを含む充填容器に装着される流動物の導出補助具であって、
前記導出補助具は、ノズル付きキャップと閉塞抑制部材とを含み、
前記ノズル付きキャップは、
前記容器口部への装着を可能とする接続部位を有するキャップ部と、
前記キャップ部の内部空間に連通しており前記容器本体部に充填された流動物を前記容器本体部外に流出させるうる貫通孔が形成されたノズルと、を含み、
前記閉塞抑制部材は、
前記容器口部内に配置された状態でその一部が前記容器口部から容器本体部内に突き出て前記可撓性シートに面する棒状体と、
前記棒状体の外表面のうちの前記容器本体内に突き出た領域から突出した突出部と、を含み、
前記閉塞抑制部材は、その長手方向にそって、
前記突出部を有した閉塞抑制領域と、
前記容器本体部内に配置された一方の端部の反対側の端部に配置された把持領域と、
前記閉塞抑制領域と前記把持領域との間に配置され、前記閉塞抑制部材の長手方向と直交する方向の最大長が、前記容器口部の最小内径より大きいか又は等しく且つ前記ノズルの最小内径よりも大きいことにより、前記閉塞抑制部材の上下方向の移動を制限する位置規制領域とを含み、
前記閉塞抑制部材は、前記容器口部内に挿入された状態で前記容器口部の内面との間に流動用間隙を形成する。
本発明の導出補助具の充填容器への取り付け構造は、
可撓性シートで形成され流動物が充填された袋状の容器本体部と前記容器本体部の開口部に固着された容器口部とを含む充填容器に対して前記充填容器内の流動物の導出を補助する導出補助具の、前記充填容器への取り付け構造であって、
前記導出補助具は、ノズル付きキャップと閉塞抑制部材とを含み、
前記ノズル付きキャップは、
前記容器口部への装着を可能とする接続部位を有するキャップ部と、
前記キャップ部の内部空間に連通しており前記容器本体部に充填された流動物を前記容器本体部外に流出させるうる貫通孔が形成されたノズルと、を含み、
前記閉塞抑制部材は、
前記容器口部内に配置された状態でその一部が前記容器口部から容器本体部内に突き出て前記可撓性シートに面する棒状体と、
前記棒状体の外表面のうちの前記容器本体内に突き出た領域から突出した突出部と、を含み、
前記閉塞抑制部材は、その長手方向にそって、
前記突出部を有した閉塞抑制領域と、
前記容器本体部内に配置された一方の端部の反対側の端部に配置された把持領域と、
前記閉塞抑制領域と前記把持領域との間に配置され、前記閉塞抑制部材の長手方向と直交する方向の最大長が、前記容器口部の最小内径より大きいか又は等しく且つ前記ノズルの最小内径よりも大きいことにより、前記閉塞抑制部材の上下方向の移動を制限する位置規制領域とを含み、
前記閉塞抑制部材は、前記容器口部内に挿入された状態で前記容器口部の内面との間に前記流動物が流れる流動用間隙を形成する。
本発明の流動物供給キットは、
可撓性シートで形成され流動物が充填された袋状の容器本体部と前記容器本体部の開口部に固着された容器口部とを含む充填容器と、前記充填容器内の前記流動物の導出を補助する導出補助具とを含む、流動物供給キットであって、
前記導出補助具は、ノズル付きキャップと閉塞抑制部材とを含み、
前記ノズル付きキャップは、
前記容器口部への装着を可能とする接続部位を有するキャップ部と、
前記キャップ部の内部空間に連通しており前記容器本体部に充填された流動物を前記容器本体部外に流出させるうる貫通孔が形成されたノズルと、を含み、
前記閉塞抑制部材は、
前記容器口部内に配置された状態でその一部が前記容器口部から容器本体部内に突き出て前記可撓性シートに面する棒状体と、
前記棒状体の外表面のうちの前記容器本体内に突き出た領域から突出した突出部と、を含み、
前記閉塞抑制部材は、その長手方向にそって、
前記突出部を有した閉塞抑制領域と、
前記容器本体部内に配置された一方の端部の反対側の端部に配置された把持領域と、
前記閉塞抑制領域と前記把持領域との間に配置され、前記閉塞抑制部材の長手方向と直交する方向の最大長が、前記容器口部の最小内径より大きいか又は等しく且つ前記ノズルの最小内径よりも大きいことにより、前記閉塞抑制部材の上下方向の移動を制限する位置規制領域とを含み、
前記閉塞抑制部材は、前記容器口部内に挿入された状態で前記容器口部の内面との間に前記流動物が流れる流動用間隙を形成する。
本発明では、導出補助具無しタイプの充填容器の容器口部に装着することにより、当該導出補助具無しタイプ充填容器を導出補助具付きタイプの充填容器にすることが可能であるので、流動物の供給に際し、充填容器中の流動物について、個人にあった供給方法を自由に採択できる。
図1は、充填容器の一例の部分正面図である。 図2は、図1に示された充填容器に、本発明の流動物の導出補助具の一例の閉塞抑制部材の一例を挿入する途中段階を示した概念図である。 図3は、図1に示された充填容器に、本発明の流動物の導出補助具の一例が装着された、流動物供給キットを示した正面図である。 図4は、図1に示された充填容器の容器口部に、本発明の流動物の導出補助具の一例が装着された状態を示した斜視図である。ただし、図の簡略化のために充填容器の容器本体部と流動物は省略し、容器口部42の外形形状について簡略化して表している。 図5Aは図4に示した本発明の流動物の導出補助具を構成する閉塞抑制部材の正面図、図5Bは閉塞抑制部材の側面図、図5Cは閉塞抑制部材の底面図である。 図6は、図4に示した本発明の流動物の導出補助具を構成するノズル付きキャップの斜視図である。 図7Aは、図4に示した本発明の流動物の導出補助具を構成するノズル付きキャップの正面図、図7Bは当該ノズル付きキャップの側面図、図7Cは当該ノズル付きキャップの上面図である。 図8は、図7Bに示した発明の流動物の導出補助具の一例の断面図である。 図9Aは、図1に示された充填容器の容器口部に、本発明の流動物の導出補助具の一例が装着され、閉塞抑制部材がノズル付キャップに接した状態を示した正面図であり、図9Bは、図9Aを矢印VIVに沿って見た断面図である。 図10Aは、図1に示された充填容器の容器口部に、本発明の流動物の導出補助具の一例が装着され、閉塞抑制部材がノズル付キャップに接した状態を示した正面図であり、図10Bは、図10Aを矢印Xに沿って見た断面図である。 図11は、図9Bを矢印XIに沿って見た切断部拡大端面図である。 図12Aは、図1に示された充填容器の容器口部に、本発明の流動物の導出補助具の一例が装着された、閉塞抑制部材がノズル付キャップに接した状態を示した状態を示した側面図であり、図12Bは、図12Aを矢印XIIに沿って見た断面図である。 図13Aは、図1に示された充填容器の容器口部に、本発明の流動物の導出補助具の一例が装着され、閉塞抑制部材の位置規制領域が容器口部の内面に接した状態を示した正面図であり、図13Bは、図13Aを矢印XIIIに沿って見た断面図である。 図14は、図12Bを矢印XIVに沿って見た切断部拡大端面図である。 図15は、図3に示した流動物供給キットの一例と、医療用送液回路との接続について説明する概念図である。但し、図15において、流動物供給キットについてはノズル付キャップのみを示し、充填容器および閉塞抑制部材は省略している。 図16は、閉塞抑制部材の他の一例の正面図である。
本発明の流動物の導出補助具(以下「本発明の導出補助具」または「導出補助具」と呼ぶ場合もある。)、本発明の導出補助具の充填容器への取り付け構造(以下「本発明の取り付け構造」又は「取り付け構造」と呼ぶ場合もある。)、又は本発明の流動物供給キット(以下「流動物供給キット」と呼ぶ場合もある。)において、前記棒状体のうちの前記位置規制領域に対応する部分であって前記最大長を有する部分の断面形状が長方形であると好ましい。この場合、前記位置規制領域の前記最大長を有する部分の4つの角が容器口部の内周面に接することで、閉塞抑制部材の下方向の移動(閉塞抑制部材の容器口部への挿入方向と同方向)を、安定して制限できる。
尚、本発明において、位置規制領域の「最大長」は、閉塞抑制部材の長手方向(閉塞抑制部材の容器口部への挿入方向と同方向)と直交する方向の長さ(以下「左右方向長」と呼ぶ場合もある。)のうちの最大長である。上記最大長を有する部分の閉塞抑制部材の断面形状が長方形である場合、「最大長」は、長方形の対角線の長さに等しい。
本発明の導出補助具、本発明の取り付け構造、又は本発明の流動物供給キットにおいて、前記棒状体のうちの前記位置規制領域に対応する部分は、前記閉塞抑制領域側に向かって、閉塞抑制部材の長手方向と直交する方向の長さ(左右方向長)が連続して小さくなった部分を含む。棒状体がこのような形態であると、容器口の内径が例えば下記(1)(2)の形態である場合に、容器口部内において閉塞抑制部材が安定して配置され、好ましい。
(1)前記閉塞抑制部材が前記容器口部に装着された状態のときに前記容器口部のうちの前記位置規制領域と長手方向が同位置となる部分の内径が、前記容器口部の長手方向に沿って一定である場合
(2)前記閉塞抑制部材が前記容器口部に装着された状態のときに前記容器口部の前記位置規制領域と長手方向が同位置となる部分のうちの少なくとも一部において、前記容器口部の内径が前記流動物の流出方向に向かって徐々に大きくなっている場合
尚、上記棒状体の「前記閉塞抑制部材の長手方向と直交する方向の長さ」は、棒状体の断面形状が長方形である場合、長方形の対角線の長さに等しい。
また、前記棒状体のうちの前記位置規制領域に対応する部分が、閉塞抑制領域側に向かって、左右方向長が連続して小さくなった部分を含む上記の好ましい形態においては、例えば、棒状体のうちの位置規制領域に対応する部分の左右方向長が閉塞抑制領域側に向かって一定である形態と比べて、容器口部内の流路用間隙を大きくすることができるので、好ましい。さらに、閉塞抑制部材を、内径が異なる種々の容器口部に対して使用できるので好ましい。
本発明の導出補助具、本発明の取り付け構造、又は本発明の流動物供給キットにおいて、前記容器口部の外周面にオネジが形成されており、前記ノズル付きキャップは、前記容器口部に装着された状態のときに、前記容器口部の内周面にその外周面が密着する第1筒状部と、前記第1筒状部と離間して前記第1筒状部の外側に配置され、前記オネジと螺合可能なメネジがその内周面に形成された第2筒状部と含む。この場合、前記ノズル付きキャップと前記容器口部との間の接続について高い液密性が得られる。また、閉塞抑制部材の容器口部への挿入方向の反対方向への移動が第1筒状部によって制限されることにより、ノズル内における流動物の流路を確保し易く、好ましい。
本発明の導出補助具、本発明の取り付け構造、又は本発明の流動物供給キットにおいて、前記ノズル付きキャップは、可撓性チューブと前記可撓性チューブの一方の端部に設けられたメス型コネクタとを含む医療用送液回路の前記メス型コネクタと係合可能な係合部を含む。この場合、医療用送液回路とノズル付きキャップとを強固に接続できるので、例えば、粘度の高い液状物を手動式ポンプ等を用いて容器本体部から押し出す際、医療用送液回路とノズル付きキャップとの接続が解除される不安が低減される。
以下、本発明の好適な導出補助具の一例、当該導出補助具の充填容器への取り付け構造の一例、並びに流動物供給キットの一例を、図面を用いて説明する。但し、本発明は以下の形態に限定されない。
(実施形態1)
本実施形態の流動物の導出補助具(以下「導出補助具」と略称する場合もある。)は、例えば、図1に示されるような充填容器4に装着されて使用される。
図1に示されるように、充填容器4は、流動物が充填された袋状の容器本体部41と、容器本体部41の開口部に固着された容器口部42とを含む。容器本体部41は可撓性シートで形成されている。容器口部42の外周面には、後述するノズル付キャップ2との接続手段の一例として、オネジ42aが形成されている。容器口部42は、ノズル付キャップ2が装着されたときに、ノズル付キャップ2内に挿入される挿入部42bと、1対の可撓性シートに挟まれて容器本体部41に液密に固定される接着部42cとを含む。
図4に示される本実施形態の導出補助具1は、ノズル付きキャップ2と閉塞抑制部材3とを含む。尚、図4において、充填容器4に装着された状態の導出補助具1と容器口部42との位置関係が容易に理解できるよう、図1に示された容器口部42の外形形状について簡略化しており、容器口部42を円筒状で表している。
図2は、充填容器4に閉塞抑制部材3の一例を挿入する途中段階を示しており、図3は、充填容器4に閉塞抑制部材3が挿入された後、ノズル付きキャップ2が容器口部42に装着された様子を示している。本実施形態の導出補助具1が適用可能であり、及び当該導出補助具1の充填容器4への取り付け構造を構成する容器口部42の内径は、後述する導出補助具1の閉塞抑制部材3を容器口部42内に保持できる限り特に制限はない。しかし、閉塞抑制部材3を、摩擦係合により容器口部42内に保持し易いという理由から、容器口部42の内径は、長手方向に沿って一定であると好ましく、長手方向に沿った少なくとも一部において容器本体部41内に充填された流動物の上流側から下流側に向かって徐々に大きくなっている(流動物の流出方向に向かって徐々に大きくなっている)と好ましい。尚、図3及び図4等において、参照符号100は、ノズル付きキャップ2の中心軸であり、これは容器口部42と閉塞抑制部材3の中心軸でもある。以下、説明の便宜のため、本願において、中心軸100方向において、紙面上側(流動物の流れの上流側)を「上」又は「上側」、紙面下側(流動物の流れの下流側)を「下」又は「下側」と呼ぶ(以下、図5〜図10、12、13、15についても同様)。
図5A〜Dに示されるように、閉塞抑制部材3の全体形状は略棒状である。閉塞抑制部材3は、棒状体31と突出部32とを含む。棒状体31の長手方向の長さは、容器口部3のそれよりも長いので、棒状体3は、容器口部3内に配置された状態でその一部が容器口部3から容器本体部41内に突き出て可撓性シートに面している。
閉塞抑制部材3は、把持領域3aと位置規制領域3bと閉塞抑制領域3cとを、閉塞抑制部材3の容器口部42への挿入開始側の反対側から長手方向にそってこの順に含む。図5A〜Dに示されるように、本実施形態では、棒状体3は、細長い板状であり、位置規制領域3bと閉塞抑制領域3cとを含む領域を、棒状体の長手方向と直交する方向に切断したときに見える切断面が、いずれも長方形である。この場合、位置規制領域3bおよび閉塞抑制領域3cは、その形状が単純で製造が容易であり好ましい。位置規制領域3bの左右方向長のうちの、少なくとも最大長を有する部分の4つの角が容器口部42の内周面に接して容器口部42と摩擦係合することで、閉塞抑制部材3の下方向(下流側方向)への移動が制限される。この場合の位置規制領域3bの「最大長」は、図5Dに示される長方形断面の角を結ぶ対角線Lの長さに等しい。
また、本実施形態では、位置規制領域3bの長手方向方向のいずれかの箇所において、左右方向長が、後述するノズル付きキャップ2の第1筒状部の外径よりも大きいことにより、閉塞抑制部材3の上方向(上流側方向)の移動が制限される。
棒状体31のうちの位置規制領域3bに対応する部分は、把持領域3a側端から閉塞抑制領域3c側に向かってその閉塞抑制部材3の左右方向長が連続して小さくなる部分Pを含む。この場合、例えば、容器口部42の内腔の平面形状が真円であり、(1)閉塞抑制部材3が容器口部内に挿入された状態で、容器口部42のうちの位置規制領域3bと長手方向が同位置の部分の内径が長手方向に沿って一定である場合や、(2)前記閉塞抑制部材が前記容器口部に装着された状態のときに前記容器口部の前記位置規制領域と長手方向が同位置となる部分のうちの少なくとも一部において、前記容器口部の内径が前記流動物の流出方向に向かって徐々に大きくなっている場合に、容器口部42内に閉塞抑制部材2が安定的に保持され、且つ、容器口部内の流路用間隙を大きく確保できる。また、この場合、部分Pのいずれかの箇所が容器口部42の内面と摩擦係合しうるので、容器口部42の内径の寸法精度について高精度である必要がなく、好ましい。
図4及び図5に示されるように、閉塞抑制領域3cは、閉塞抑制領域3cが容器口部3内に配置された状態で、棒状体3のうちの容器口部3から容器本体部41内に突き出た一部31cと2つの突出部32とを含む。2つの突出部32は、突出部32が設けられた棒状体31の表面から、例えば、各々、直角に立設されている。このように、棒状体31のうちの容器口部42から容器本体部41内に突き出た一部31cに突出部32が設けられていると、棒状体3のうちの容器口部42から容器本体部41内に突き出た一部31cおよび突出部32のうちの一方又は双方によって、向かい合う1対の可撓性シート同士が密着することが抑制される。可撓性シート同士の密着を効果的に抑制する観点から、図5Cに示されるように、例えば、閉塞抑制領域3cをその長手方向と直交する方向に切断したときに見える切断面は、十字であると好ましい。
位置規制領域3bは、把持領域3aに隣接して、把持領域3aと位置規制領域3bの左右方向長が最大である箇所との間に配置されたショルダー部3b'を含んでいる。ショルダー部では、下から上に向かって(把持領域3aから位置規制領域3bの左右方向長さが最大である箇所に向かって)閉塞抑制部材3の左右方向長が徐々に大きくなっている。この場合、位置規制領域3b、把持領域3aおよび閉塞抑制領域3cのうちの相対的に細い把持領域3aの長さを短く設定できるので、閉塞抑制部材3の強度を高めることができる。また、本実施形態では、ショルダー部3b'が、後述するノズル付きキャップ2の第1筒状部の端面に当接することにより、閉塞抑制部材3の上方向の移動が制限される。
把持領域3aは、閉塞抑制部材3を容器口部42内に挿入する際に、操作者によって把持される部分であり、閉塞抑制部材3が容器口部42に装着された状態では、閉塞抑制部材3の容器本体部41内に配置された一方の端部の反対側の端部に位置する。
閉塞抑制部材3の把持領域3aにおける棒状体31の左右方向長さの最大長は、容器口部42の内径よりも小さい。閉塞抑制部材3が容器口部42に装着された状態で、後述するノズル付キャップのノズル内に把持領域3aが配置される場合は、把持領域3aの左右方向長さの最大長は当該ノズルの内径よりも小さい。容器口部42内およびノズル21内において、流動物のスムーズな流通のために広い流路を確保する観点から、閉塞抑制部材3の把持領域3aにおける棒状体31の左右方向長は、位置規制領域3bおよび閉塞抑制領域3cにおけるそれらよりも小さいと好ましい。尚、図5A〜Dに示した閉塞抑制部材3では、把持領域3aにおける棒状体31の閉塞抑制部材3の左右方向長はその長手方向に沿ってほぼ一定であるが、把持領域3aがノズル内に配置されていても、十分な流動用隙間が確保されるかぎり、これに限定されない。把持領域3aは、操作性向上の観点から、その外表面に、滑り止めのリブ31aを複数備えていると好ましい。
位置規制領域3bは、閉塞抑制領域3cと把持領域3aとの間に配置されている。位置規制領域3bは、閉塞抑制部材3が容器口部42に装着された状態で、閉塞抑制部材3の上下方向の移動を制限するよう機能する。次に、図9〜図14を用いて、位置規制領域3bによって、閉塞抑制部材3の上下方向の移動が制限されている様子を説明する。尚、図9〜図10、図12〜図13において、充填容器4に装着された状態の導出補助具1と容器口部42との位置関係が容易に理解できるよう、図1に示された容器口部42の外形形状について簡略化し容器口部42を円筒状で表している。図11は、図9Bを矢印XIに沿って見た切断部拡大端面図であり、図14は、図12Bを矢印XIVに沿って見た切断部拡大端面図である。ただし、図11および図14において、ノズル付きキャップ2は省略している。
図9〜10、図12〜13に示された容器口部42の内径はその長手方向に沿って一定である。図9〜図11に示されるように、閉塞抑制部材3の位置規制領域3bの最大長Lは、容器口部42の最小内径W1よりも大きいか又は等しい。そのため、導出補助具が装着された充填容器では、図9〜図11に示されるように、容器口部42の内周面に位置規制領域3bが摩擦係合することで、下方への移動が制限され、閉塞抑制部材3が容器本体部内に落下することが抑制されている。
一方、図13Bに示されるように、本実施形態では、閉塞抑制部材3のショルダー部3b′がノズル付キャップ2の第1筒状部22a(後で詳述する)の先端端面222aに当接することで、閉塞抑制部材3の上方への移動が規制されている。
次に、図4、図6〜図12を用いて、ノズル付きキャップ2について説明する。
図6は、本実施形態の導出補助具1を構成するノズル付キャップ2の斜視図であり、図7Aは正面図、図7Bは側面図、図7Cは上面図、図8は断面図である。図6〜図8において、一点鎖線100はノズル付キャップ2の中心軸である。
ノズル付きキャップ2は、容器口部42への装着を可能とする接続部位を有するキャップ部22と、キャップ部22の内部空間22eに連通しており容器本体部に充填された流動物を容器本体部外に流出させるうる貫通孔21aが形成されたノズル21とを含む。
キャップ部22は、第1筒状部22aと、第2筒状部22bと、第3筒状部22cを含む。第1筒状部22aは、ノズル付きキャップ2が容器口部42に装着された状態のときに、容器口部42の内周面にその外周面が密着する。第2筒状部22bは、第1筒状部22aと離間して第1筒状部22aの外側に配置されており、第1筒状部22aよりも軸100方向の長さが長い。第3筒状部22cは、第2筒状部22bと離間して第2筒状部22bの外側に配置されている。
第2筒状部22bの内周面には、容器口部42の外周面に形成されたオネジ42a(図1参照)と螺合可能なメネジ22dが形成されている。オネジ42aとメネジ22dとが螺合することによりノズル付きキャップ2が容器口部42に装着された状態のときに、容器口部42の少なくとも挿入部42b(図1参照)はノズル付きキャップ2の内部空間22e内に収容され、キャップ部22によって包囲される。
第1筒状部22aに形成された貫通孔221aは、ノズル2の貫通孔21a及び第2筒状部22bの貫通孔221bと各々連通している。貫通孔221a及び貫通孔221bは、キャップ部22の内部空間22eを構成している。
第1筒状部22a、第2筒状部22bおよび第3筒状部22cは、これらの上方に配置された台座22fによって一体化されている。台座22fの中央に、上方に向かって突出したノズル21が設けられている。ノズル21の先端側の外周面は、キャップ部22に近づくほど外径が大きくなるテーパ面(円錐台面)を有している。
台座22fの外周面には、中心軸100に対して対称位置に、一対の係合爪22gが中心軸100に対して放射方向に突出して形成されている。
次に、図15を用いて、図3に示した流動物供給キットの一例と、医療用送液回路との接続について説明する。但し、図15において、流動物供給キットについてはノズル付キャップのみを示し、充填容器および閉塞抑制部材は省略している。
医療用送液回路8は、可撓性チューブ81と可撓性チューブ81の一方の端部に設けられたメス型コネクタ82とを含む。メス型コネクタ82は、ハンドル83とハンドル83に外挿入されたアダプタ84とからなる。アダプタ84は、相対的にハンドル83より軟質な材料から形成されている。ハンドル83は、ノズル付キャップ2の係合爪22gと係合可能な係合壁83aを有する。ノズル付キャップ2のノズル21の外周面上にアダプタ84を被せるように矢印102の向きにアダプタ110をノズル21に外挿する。次いで、メス型コネクタ82を矢印102の向きに押し付けながら、ハンドル83を回転させて、係合爪22gと係合壁83aとを係合させる。
アダプタ84の挿入部84aは、可撓性及び弾性を有するので、ノズル付キャップ2のノズル21の外周面の形状に応じて変形し、その弾性回復力によりノズル21の外周面に密着する。一方、ハンドル83は高い剛性を有するので、2本の指がハンドル83に対してその直径方向に印加する把持力がアダプタ84の挿入部84aとノズル21との間の摩擦力を増大させることはない。
メス型コネクタ82のノズル付キャップ2からの分離は上記の動作を逆に行うことで可能である。即ち、ノズル付キャップ2対してハンドル83を矢印102の向きに押しながら、ノズル付キャップ2に対してハンドル83を中心軸100の周りに反時計方向に回転させる。これにより、ノズル付キャップ2の係合爪22gと係合壁83aとの係合が解除される。次いで、アダプタ84からノズル21を抜き取る。
尚、ノズル付きキャップ2とメス型コネクタ82との係合構造は、上記のものに限定されず、上記係合構造は、従来から公知のいずれの係合構造であってもよい。
ノズル付きキャップ2、閉塞抑制部材3、及び容器口部の材料は、可撓性チューブ81よりも高い剛性と硬度を有する材料であること以外特に制限はないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリブタジエン(PBD)、ABS樹脂等を用いることができるが、移送チューブ41との接続が容易であるという理由から、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル(PVC)、又はABS樹脂が好ましい。
メス型コネクタ2のハンドル83は、可撓性チューブ81よりも高い剛性と硬度を有する材料であること以外特に制限はないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリブタジエン(PBD)、ABS樹脂等を用いることができるが、移送チューブ41との接続が容易であるという理由から、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル(PVC)、又はABS樹脂が好ましい。
容器本体部を構成する可撓性シートの材料について、特に制限はなく、従来から公知の材料のいずれの材料であってもよい。
以上、図1〜図15を用いて、本発明の導出補助具の一例、当該導出補助具の充填容器への取り付け構造の一例、並びに流動物供給キットの一例について説明したが、これらは例示にすぎず、種々の変更が可能である。
図5A〜Cを用いて説明した閉塞抑制部材3では、位置規制領域3bと閉塞抑制領域3cとを含む領域を、棒状体の長手方向(閉塞抑制部材の容器口部への挿入方向と同方向)と直交する方向に切断したときに見える切断面が長方形であるが、図16に示されるように、位置規制領域3bに対応する棒状体31の一部のみについて、棒状体の長手方向と直交する方向に切断したときに見える切断面が長方形であってもよい。
棒状体の長手方向(閉塞抑制部材の容器口部への挿入方向と同方向)と直交する方向に切断したときに見える切断面は、閉塞抑制部材3が、容器口部42内に適切に保持される限り、平行四辺形等であってもよい。
また、閉塞抑制領域3cによって可撓性シート同士の密着を抑制できれば、突出部32の数について限定されるものではなく、例えば、突出部32の突出部32が形成された棒状体の表面に対する角度が90°なくてもよい。
図13Bに示されるように、実施形態1では、閉塞抑制部材3のショルダー部3b′がノズル付キャップ2の第1筒状部22a(後で詳述する)の先端端面に当接することで、閉塞抑制部材3の上方への移動が規制されている。しかし、ノズル付キャップと容器口部との間の液密が他の手段によって担保されるのであれば、ノズル付キャップ2が第1筒状部22aを備えていなくてもよい。ノズル付キャップ2が第1筒状部22aを備えていなくても、最大長Lがノズル21の基端部における内径W2(図8参照)よりも大きいので、ノズル付キャップ2によって、閉塞抑制部材3の上側(ノズル側)への移動が制限される。
医療用送液回路は、メス型コネクタおよび可撓性チューブ以外に、可撓性チューブを押圧して可撓性チューブ内を流れる流動物の流量調整を可能とする流量調整器や可撓性チューブ41を流れる流動物の流量を可視化する点滴筒等の従来の医療用送液回路が備える部品をさらに備えていてもよい。
図15に示した、メス型コネクタ82のアダプタ84はハンドル83よりも軟質な材料から形成されているが、メス型コネクタ82は、その全体がハンドル83と同様に硬質な材料から形成されており、アダプタ84とハンドル83とが一体成形されていてもよい。この場合は、ノズル付きキャップのノズル21の長手方向の長さは図7等に示したそれよりも短くてもよい。
本発明は、経腸栄養療法の分野において有用である。
1 導出補助具
2 ノズル付キャップ
22a 第1筒状部
22b 第2筒状部
3 閉塞抑制部材
3a 把持領域
3b 位置規制領域
3b ショルダー部
3c 閉塞抑制領域
31 棒状体
32 突出部
4 充填容器
41 容器本体部
42 容器口部
42a オネジ
42b 挿入部
42c 接着部
81 可撓性チューブ
82 メス型コネクタ
8 医療用送液回路
22g 係合爪(係合部)

Claims (19)

  1. 可撓性シートで形成され流動物が充填された袋状の容器本体部と前記容器本体部の開口部に固着された容器口部とを含む充填容器に装着される前記流動物の導出補助具であって、
    前記導出補助具は、ノズル付きキャップと閉塞抑制部材とを含み、
    前記ノズル付きキャップは、
    前記容器口部への着脱を可能とする接続部位を有するキャップ部と、
    前記キャップ部の内部空間に連通しており前記容器本体部に充填された前記流動物を前記容器本体部外に流出させるうる貫通孔が形成されたノズルと、を含み、
    前記閉塞抑制部材は、
    前記容器口部内に配置された状態でその一部が前記容器口部から容器本体部内に突き出て前記可撓性シートに面する棒状体と、
    前記棒状体の外表面のうちの前記容器本体内に突き出た領域から突出した突出部と、を含み、
    前記閉塞抑制部材は、その長手方向にそって、
    前記突出部を有した閉塞抑制領域と、
    前記容器本体部内に配置された一方の端部の反対側の端部に配置された把持領域と、
    前記閉塞抑制領域と前記把持領域との間に配置され、前記閉塞抑制部材の長手方向と直交する方向の最大長が、前記容器口部の最小内径より大きいか又は等しく且つ前記ノズルの最小内径よりも大きいことにより前記容器口部の内面と摩擦係合して、前記閉塞抑制部材の上下方向の移動を制限する位置規制領域とを含み、
    前記閉塞抑制部材は、前記容器口部内に挿入された状態で前記容器口部の内面との間に前記流動物が流れる流動用間隙を形成し、
    前記位置規制領域が前記容器口部の内面と摩擦係合した状態で、前記把持領域の一部が、前記容器口部から前記充填容器の外に突き出ている、流動物の導出補助具。
  2. 前記棒状体のうちの前記位置規制領域に対応する部分であって前記最大長さを有する部分の断面形状が長方形である請求項1に記載の流動物の導出補助具。
  3. 前記棒状体のうちの前記位置規制領域に対応する部分は、
    前記閉塞抑制領域側に向かって、前記閉塞抑制部材の長手方向と直交する方向の長さが連続して小さくなった部分を含む請求項2に記載の流動物の導出補助具。
  4. 前記ノズル付きキャップは、
    前記容器口部へ、螺合により着脱自在に装着される、請求項1〜3のいずれかの項に記載の流動物の導出補助具。
  5. 前記容器口部の外周面にオネジが形成されており、
    前記ノズル付きキャップは、
    前記容器口部に装着された状態のときに、
    前記容器口部の内周面に密着する第1筒状部と、
    前記第1筒状部と離間して前記第1筒状部の外側に配置され、前記オネジと螺合可能なメネジがその内周面に形成された第2筒状部と含む、請求項1〜のいずれかの項に記載の流動物の導出補助具。
  6. 前記位置規制領域が、前記第1筒状部の端面に当接することにより、前記閉塞抑制部材の挿入方向とは反対方向への移動が制限される、請求項5に記載の流動物の導出補助具。
  7. 前記ノズル付きキャップは、可撓性チューブと前記可撓性チューブの一方の端部に設けられたメス型コネクタとを含む医療用送液回路の前記メス型コネクタと係合可能な係合部を含む、請求項1〜のいずれかの項に記載の流動物の導出補助具。
  8. 可撓性シートで形成され流動物が充填された袋状の容器本体部と前記容器本体部の開口部に固着された容器口部とを含む充填容器に対して前記充填容器内の前記流動物の導出を補助する導出補助具の、前記充填容器への取り付け構造であって、
    前記導出補助具は、ノズル付きキャップと閉塞抑制部材とを含み、
    前記ノズル付きキャップは、
    前記容器口部への着脱を可能とする接続部位を有するキャップ部と、
    前記キャップ部の内部空間に連通しており前記容器本体部に充填された前記流動物を前記容器本体部外に流出させるうる貫通孔が形成されたノズルと、を含み、
    前記閉塞抑制部材は、
    前記容器口部内に配置された状態でその一部が前記容器口部から容器本体部内に突き出て前記可撓性シートに面する棒状体と、
    前記棒状体の外表面のうちの前記容器本体内に突き出た領域から突出した突出部と、を含み、
    前記閉塞抑制部材は、その長手方向にそって、
    前記突出部を有した閉塞抑制領域と、
    前記容器本体部内に配置された一方の端部の反対側の端部に配置された把持領域と、
    前記閉塞抑制領域と前記把持領域との間に配置され、前記閉塞抑制部材の長手方向と直交する方向の最大長が、前記容器口部の最小内径より大きいか又は等しく且つ前記ノズルの最小内径よりも大きいことにより前記容器口部の内面と摩擦係合して、前記閉塞抑制部材の上下方向の移動を制限する位置規制領域とを含み、
    前記閉塞抑制部材は、前記容器口部内に挿入された状態で前記容器口部の内面との間に前記流動物が流れる流動用間隙を形成し、
    前記位置規制領域が前記容器口部の内面と摩擦係合した状態で、前記把持領域の一部が、前記容器口部から前記充填容器の外に突き出ている、導出補助具の充填容器への取り付け構造。
  9. 前記棒状体のうちの前記位置規制領域に対応する部分であって前記最大長を有する部分の断面形状が長方形である請求項に記載の導出補助具の充填容器への取り付け構造。
  10. 前記棒状体のうちの前記位置規制領域に対応する部分は、
    前記閉塞抑制領域側に向かって、前記閉塞抑制部材の長手方向と直交する方向の長さが連続して小さくなった部分を含む請求項に記載の導出補助具の充填容器への取り付け構造。
  11. 前記容器口部の外周面にオネジが形成されており、
    前記ノズル付きキャップは、
    前記容器口部に装着された状態のときに、
    前記容器口部の内周面に密着する第1筒状部と、
    前記第1筒状部と離間して前記第1筒状部の外側に配置され、前記オネジと螺合可能なメネジがその内周面に形成された第2筒状部と含む、請求項8〜10のいずれかの項に記載の導出補助具の充填容器への取り付け構造。
  12. 前記位置規制領域が、前記第1筒状部の端面に当接することにより、前記閉塞抑制部材の挿入方向とは反対方向への移動が制限される、請求項11に記載の導出補助具の充填容器への取り付け構造。
  13. 前記ノズル付きキャップは、可撓性チューブと前記可撓性チューブの一方の端部に設けられたメス型コネクタとを含む医療用送液回路の前記メス型コネクタと係合可能な係合部を含む、請求項8〜12のいずれかの項に記載の導出補助具の充填容器への取り付け構造。
  14. 可撓性シートで形成され流動物が充填された袋状の容器本体部と前記容器本体部の開口部に固着された容器口部とを含む充填容器と、前記充填容器内の前記流動物の導出を補助する導出補助具とを含む、流動物供給キットであって、
    前記導出補助具は、ノズル付きキャップと閉塞抑制部材とを含み、
    前記ノズル付きキャップは、
    前記容器口部への着脱を可能とする接続部位を有するキャップ部と、
    前記キャップ部の内部空間に連通しており前記容器本体部に充填された前記流動物を前記容器本体部外に流出させるうる貫通孔が形成されたノズルと、を含み、
    前記閉塞抑制部材は、
    前記容器口部内に配置された状態でその一部が前記容器口部から容器本体部内に突き出て前記可撓性シートに面する棒状体と、
    前記棒状体の外表面のうちの前記容器本体内に突き出た領域から突出した突出部と、を含み、
    前記閉塞抑制部材は、その長手方向にそって、
    前記突出部を有した閉塞抑制領域と、
    前記容器本体部内に配置された一方の端部の反対側の端部に配置された把持領域と、
    前記閉塞抑制領域と前記把持領域との間に配置され、前記閉塞抑制部材の長手方向と直交する方向の最大長が、前記容器口部の最小内径より大きいか又は等しく且つ前記ノズルの最小内径よりも大きいことにより前記容器口部の内面と摩擦係合して、前記閉塞抑制部材の上下方向の移動を制限する位置規制領域とを含み、
    前記閉塞抑制部材は、前記容器口部内に挿入された状態で前記容器口部の内面との間に前記流動物が流れる流動用間隙を形成し、
    前記位置規制領域が前記容器口部の内面と摩擦係合した状態で、前記把持領域の一部が、前記容器口部から前記充填容器の外に突き出ている流動物供給キット。
  15. 前記棒状体のうちの前記位置規制領域に対応する部分であって前記最大長を有する部分の断面形状が長方形である請求項14に記載の流動物供給キット。
  16. 前記棒状体のうちの前記位置規制領域に対応する部分は、
    前記閉塞抑制領域側に向かって前記閉塞抑制部材の長手方向と直交する方向の長さが連続して小さくなった部分含む、請求項15に記載の流動物供給キット。
  17. 前記容器口部の外周面にオネジが形成されており、
    前記ノズル付きキャップは、
    前記容器口部に装着された状態のときに、
    前記容器口部の内周面に密着する第1筒状部と、
    前記第1筒状部と離間して前記第1筒状部の外側に配置され、前記オネジと螺合可能なメネジがその内周面に形成された第2筒状部と含む、請求項14〜16のいずれかの項に記載の流動物供給キット。
  18. 前記位置規制領域が、前記第1筒状部の端面に当接することにより、前記閉塞抑制部材の挿入方向とは反対方向への移動が制限される、請求項17に記載の流動物供給キット。
  19. 前記ノズル付きキャップは、可撓性チューブと前記可撓性チューブの一方の端部に設けられたメス型コネクタとを含む医療用送液回路の前記メス型コネクタと係合可能な係合部を含む、請求項14〜18のいずれかの項に記載の流動物供給キット。
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