JP6023133B2 - 燃焼装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バーナを内蔵する燃焼筐と、燃焼筐内に燃焼用空気を供給するファンと、燃焼筐の上部前面に接続された横方向に長手の箱形の排気ダクトとを備え、排気ダクトの後面部に、バーナの燃焼排ガスが流入する横方向に細長い形状の流入口が形成され、排気ダクトの前面部の横方向中央部に設けられた流出口から燃焼排ガスが前方に排出されるようにした燃焼装置に関する。
燃焼筐及び排気ダクトを備える燃焼装置では、ヘルムホルツ型の共鳴を生ずる。その共鳴周波数fは、燃焼筐の内容積をV、排気経路の最小断面積をS、排気経路の長さをL、音速をCとして、
f=(C/2π){S/(V・L)}1/2…(1)
になる。そして、共鳴周波数がバーナの燃焼振動の周波数に近いと、共鳴による騒音を生ずる。従って、騒音を低減するには、共鳴周波数を燃焼振動周波数からずらすことが必要になる。
従来、上記の如く後面部に横方向に細長い形状の流入口が形成され、前面部の横方向中央部に流出口が設けられた排気ダクトを備える燃焼装置において、共鳴による騒音を低減するため、流入口の横方向中央部を覆う邪魔板を設けたものが知られている。このものでは、流入口の横方向中央部の燃焼排ガスが流入口の横方向両側部に迂回して排気ダクト内に流入してから、横方向中央部の流出口に流れることになる。これにより、上記(1)式のLが大きくなると共にSが小さくなり、共鳴周波数が燃焼振動周波数よりも小さくなって、共鳴による騒音が低減される。
然し、このものでは、流入口の実質的な面積が邪魔板により狭められるため、排気抵抗が大きくなり、所要量の燃焼用空気を供給するのに必要なファンの回転数が高くなり、ファン騒音が大きくなってしまう。
ところで、従来、後面部に円形の流入口が設けられると共に、横方向一方の端面に流出口が設けられた横長の排気ダクトを備える燃焼装置において、排気ダクト内を後側と前側の2つの排気通路部に仕切る仕切り板を設け、各排気通路部の横方向に直交する断面積は流入口の開口面積より小さくし、排気ダクトの横方向他方の端面を閉塞する端板部と仕切り板の横方向他方の端縁との間に後側と前側の排気通路部を連通する通気間隙を設けて、排気抵抗を増加させずに、共鳴周波数を小さくすることができるようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
本願発明者は、この仕切り板の技術を利用し、後面部に横方向に細長い形状の流入口が形成され、前面部の横方向中央部に流出口が設けられた排気ダクトを備える燃焼装置において、排気ダクト内に、流入口の前方に位置する前板部と、前板部の上下両縁から後方にのびて排気ダクトの後面部の流入口の上方部分及び下方部分に達する上下の板部とを有する横方向に長手の断面コ字状のカバーを設けたものを創作した。
このものでは、カバーで覆われる流入口の部分から流入する燃焼排ガスがカバー内で横方向一方と他方とに分流して、カバーの横方向両端部から横方向中央部の流出口に向けて流れることになり、上記(1)式のLが大きくなって、共鳴周波数が小さくなる。然し、これでは、排気抵抗を十分に減少できないことが判明した。
特開2012−112635号公報
本発明は、以上の点に鑑み、後面部に横方向に細長い形状の流入口が形成され、前面部の横方向中央部に流出口が設けられた排気ダクトを備える燃焼装置であって、排気抵抗を減少して、且つ、共鳴騒音を十分に低減できるようにしたものを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、バーナを内蔵する燃焼筐と、燃焼筐内に燃焼用空気を供給するファンと、燃焼筐の前面上部に接続された横方向に長手の箱形の排気ダクトとを備え、排気ダクトの後面部に、バーナの燃焼排ガスが流入する横方向に細長い形状の流入口が形成され、排気ダクトの前面部の横方向中央部に設けられた流出口から燃焼排ガスが前方に排出されるようにした燃焼装置において、排気ダクト内に、流入口の前方に位置する前板部と、前板部の上下両縁から後方にのびて排気ダクトの後面部の流入口の上方部分及び下方部分に達する上下の板部とを有する横方向に長手の断面コ字状のカバーが設けられ、カバーの上下の板部に、多数の透孔が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、上記の如く、カバーで覆われる流入口の部分から流入する燃焼排ガスがカバー内で横方向一方と他方とに分流して、カバーの横方向両端部から横方向中央部の流出口に向けて流れることになり、上記(1)式のLが大きくなって、共鳴周波数が小さくなり、共鳴騒音を低減できる。また、カバー内から上下の板部に形成した多数の透孔を介して燃焼排ガスが流れるため、排気抵抗が減少する。更に、カバーの横方向両端部からの燃焼排ガスの左右方向の流れと、カバーの上下の板部の透孔からの燃焼排ガスの上下方向の流れとが流出口の手前で合流するため、排気経路の異なる4つの音波が合わさることになり、共鳴騒音を一層効果的に低減できる。
また、本発明においては、カバーの前板部にも多数の透孔が形成されることが望ましい。これによれば、排気抵抗を更に減少できると共に、燃焼ガスの上述した左右方向及び上下方向の流れに加えて前板部の透孔から燃焼ガスの流れが流出口の手前で合流して、排気経路の異なる5つの音波が合わさることになり、共鳴騒音の低減効果が更に向上する。
また、カバーの横方向中心位置は、前記流入口の横方向中心位置から横方向一方にずれていることが望ましい。これによれば、カバーの横方向一端を経由して流出口に達する排気経路の長さとカバーの横方向他端を経由して流出口に達する排気経路の長さとが異なることになり、両排気経路からの周波数の異なる2つの音波が干渉し合って、共鳴しにくくなる。
本発明の実施形態の燃焼装置を示す正面図。 図1のII−II線で切断した拡大断面図。 実施形態の燃焼装置に設けられた排気ダクトの分解状態の斜視図。 図3の排気ダクトの組立状態の切断平面図。
図1、図2を参照して、1は、本発明の実施形態の燃焼装置である給湯用熱源機の外装ハウジングを示している。外装ハウジング1は、前面を開放したハウジング本体11と、ハウジング本体11の前面を覆う前パネル12とで構成されている。
外装ハウジング1内には、図2に示す如く、燃焼筐2が設けられている。燃焼筐2内の下部にはバーナ3が配置され、中間部には、吸熱フィン41に通水パイプ42を挿通した顕熱回収型の主熱交換器4が配置され、上部には、吸熱パイプ51群で構成される潜熱回収型の副熱交換器5が配置されている。また、燃焼筐2内のバーナ3より下方の部分には、バーナ配置部に対し分布板61で仕切られた給気室6が設けられている。給気室6にはファン7が接続されており、このファン7によって給気室6に空気が供給される。給気室6には、バーナ3の混合管部31に臨むガスノズル32が配置されている。そして、給気室6内の空気の一部が混合管部31に燃焼用一次空気として供給されると共に、分布板61に形成した多数の分布孔(図示せず)を介してバーナ配置部に燃焼用二次空気として供給されるようにしている。
燃焼筐2の上部前面には、副熱交換器5を通過したバーナ3の燃焼排ガスが流入する横方向に長手の箱形の排気ダクト8が接続されている。図3、図4も参照して、排気ダクト8は、後面が開放されたダクト本体8aと、ダクト本体8aの後面を閉塞する、燃焼筐2の上部前面に固定されるベース板8bとで構成されている。排気ダクト8の後面部たるベース板8bには、燃焼排ガスが流入する横方向に細長い形状の流入口81が形成され、外装ハウジング1の前パネル12に形成した開口を通して前方に露出する排気ダクト8の前面部たるダクト本体8aの前面の横方向中央部には、燃焼排ガスを前方に排出する筒状の流出口82が設けられている。
また、排気ダクト8内には、流入口81の前方に位置する前板部83aと、前板部83aの上縁から後方にのびてベース板8bの流入口81の上方部分に達する上板部83bと、前板部83aの下縁から後方にのびてベース板8bの流入口81の下方部分に達する下板部83cとを有する横方向に長手の断面コ字状のカバー83が設けられている。カバー83の上下の板部83b、83cと前板部83aには多数の透孔83dが形成されている。
以上の構成によれば、カバー83で覆われる流入口81の部分から流入する燃焼排ガスがカバー83内で横方向一方と他方とに分流して、カバー83の横方向両端部から横方向中央部の流出口82に向けて流れることになる。そのため、上記(1)式のLが大きくなって、共鳴周波数が小さくなる。
また、カバー83内から上下の板部83b、83c及び前板部83aに形成した多数の透孔83dを介して燃焼排ガスが流れるため、排気抵抗が減少する。更に、カバー83の横方向両端部からの燃焼排ガスの左右方向の流れと、カバー83の上下の板部83b、83cの透孔83dからの燃焼排ガスの上下方向の流れと、カバー83の前板部83aからの燃焼排ガスの流れとが流出口の手前で合流するため、排気経路の異なる5つの音波が合わさることになり、共鳴騒音を一層効果的に低減できる。
尚、透孔83dは、共鳴音の周波数である低周波を通しにくい直径1〜4mm程度の比較的小径のものにすることが望ましい。これによれば、音響的な効果を損なうことなく、排気抵抗を減少させることができる。
また、本実施形態では、図4に明示する如く、カバー83の横方向中心位置Oは、流入口81の横方向中心位置O´から横方向一方(図4の左方)にずれている。これによれば、カバー83の横方向一端を経由して流出口82に達する排気経路の長さとカバー83の横方向他端を経由して流出口82に達する排気経路の長さとが異なることになり、両排気経路からの周波数の異なる2つの音波が干渉し合って、より一層共鳴しにくくなる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態では、カバー83の前板部83aにも透孔83dを形成しているが、前板部83aの透孔を省略しても、上記段落0012で記述したように排気抵抗を減少させて、且つ、共鳴騒音を低減するという効果が得られる。また、上記実施形態は、顕熱回収型の主熱交換器4と潜熱回収型の副熱熱交換器5とを有する熱源機に本発明を適用したものであるが、副熱交換器5は省略してもよく、また、熱源機以外の他の燃焼装置にも同様に本発明を適用できる。
2…燃焼筐、3…バーナ、7…ファン、8…排気ダクト、81…流入口、82…流出口、83…カバー、83a…前板部、83b…上板部、83c…下板部、83d…透孔。

Claims (3)

  1. バーナを内蔵する燃焼筐と、燃焼筐内に燃焼用空気を供給するファンと、燃焼筐の上部前面に接続された横方向に長手の箱形の排気ダクトとを備え、排気ダクトの後面部に、バーナの燃焼排ガスが流入する横方向に細長い形状の流入口が形成され、排気ダクトの前面部の横方向中央部に設けられた流出口から燃焼排ガスが前方に排出されるようにした燃焼装置において、
    排気ダクト内に、流入口の前方に位置する前板部と、前板部の上下両縁から後方にのびて排気ダクトの後面部の流入口の上方部分及び下方部分に達する上下の板部とを有する横方向に長手の断面コ字状のカバーが設けられ、カバーの上下の板部に、多数の透孔が形成されることを特徴とする燃焼装置。
  2. 前記カバーの前板部にも多数の透孔が形成されることを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
  3. 前記カバーの横方向中心位置は、前記流入口の横方向中心位置から横方向一方にずれていることを特徴とする請求項1又は2記載の燃焼装置。
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