JP6023115B2 - フィラメントワインディング装置 - Google Patents

フィラメントワインディング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6023115B2
JP6023115B2 JP2014077415A JP2014077415A JP6023115B2 JP 6023115 B2 JP6023115 B2 JP 6023115B2 JP 2014077415 A JP2014077415 A JP 2014077415A JP 2014077415 A JP2014077415 A JP 2014077415A JP 6023115 B2 JP6023115 B2 JP 6023115B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
fiber bundle
liner
fiber
filament winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014077415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015199198A (ja
Inventor
健 八田
健 八田
谷川 元洋
元洋 谷川
大五郎 中村
大五郎 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2014077415A priority Critical patent/JP6023115B2/ja
Priority to US14/675,787 priority patent/US9486966B2/en
Publication of JP2015199198A publication Critical patent/JP2015199198A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6023115B2 publication Critical patent/JP6023115B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C70/00Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
    • B29C70/04Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts comprising reinforcements only, e.g. self-reinforcing plastics
    • B29C70/28Shaping operations therefor
    • B29C70/30Shaping by lay-up, i.e. applying fibres, tape or broadsheet on a mould, former or core; Shaping by spray-up, i.e. spraying of fibres on a mould, former or core
    • B29C70/32Shaping by lay-up, i.e. applying fibres, tape or broadsheet on a mould, former or core; Shaping by spray-up, i.e. spraying of fibres on a mould, former or core on a rotating mould, former or core
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C53/00Shaping by bending, folding, twisting, straightening or flattening; Apparatus therefor
    • B29C53/56Winding and joining, e.g. winding spirally
    • B29C53/562Winding and joining, e.g. winding spirally spirally
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C70/00Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
    • B29C70/04Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts comprising reinforcements only, e.g. self-reinforcing plastics
    • B29C70/06Fibrous reinforcements only
    • B29C70/08Fibrous reinforcements only comprising combinations of different forms of fibrous reinforcements incorporated in matrix material, forming one or more layers, and with or without non-reinforced layers
    • B29C70/086Fibrous reinforcements only comprising combinations of different forms of fibrous reinforcements incorporated in matrix material, forming one or more layers, and with or without non-reinforced layers and with one or more layers of pure plastics material, e.g. foam layers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2995/00Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds
    • B29K2995/0037Other properties
    • B29K2995/0089Impact strength or toughness
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/712Containers; Packaging elements or accessories, Packages
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/712Containers; Packaging elements or accessories, Packages
    • B29L2031/7154Barrels, drums, tuns, vats

Description

本発明は、フィラメントワインディング装置に関する。
従来、高圧ガスタンクの製造方法として、フィラメントワインディング(Filament Winding)法(以下、「FW法」とも呼ぶ)が知られている。FW法とは、高圧ガスタンクのコアであるライナーに、予め熱硬化性樹脂を含浸させた繊維(「樹脂含浸繊維」とも呼ぶ)を巻き付け、熱硬化性樹脂を熱硬化させて高圧ガスタンクを製造する方法である。FW法を用いることにより、ライナーの表層に高強度の繊維強化樹脂層が形成された高圧ガスタンクの形成が可能となる。FW法による高圧ガスタンクの製造において、樹脂含浸繊維が束ねられた繊維束をライナーに巻回するフィラメントワインディング装置(以下、適宜、「FW装置」と略称する)が広く用いられている。例えば、特許文献1には、ライナーに対して相対的に移動可能で樹脂含浸繊維を案内するアイクチ案内を有し、ライナーに樹脂含浸繊維を順次巻き付ける巻取部を備えるFW装置が記載されている。このFW装置では、樹脂含浸繊維に適当な張力を与える張力ローラと、樹脂含浸繊維が張力ローラに与える反力を測定する荷重測定器と、を含むアイクチ案内によって、適当な張力が与えられた樹脂含浸繊維を順次ライナーに巻き付けられる。また、アイクチ案内は、引き込まれる複数本の樹脂含浸繊維のそれぞれに対して、繊維の長さ方向および長さ方向に垂直な幅方向に対して張力が加わる太鼓状の拡幅ローラと、拡幅ローラを通過した複数本の樹脂含浸繊維束の間隔を無くすように収束させる鼓状の収束ローラと、収束ローラを通過した複数本の樹脂含浸繊維束をライナーへ案内する揃え口と、から構成されている。
特開2007−190697号公報
ここで、上記特許文献1のアイクチ案内では、ライナーに対する相対的な移動等によって、ライナーへ向けて吐出される樹脂含浸繊維の長さ方向および幅方向に加わる適当な張力が変動し不十分となる可能性があった。そして、張力が不十分となった場合、ライナーに巻き付けられる樹脂含浸繊維の緩みや、捩れ、拡幅不足、偏り等の発生によってライナーへの樹脂含浸繊維の安定な巻き付けが不十分となり、高圧ガスタンクの性能低下を招く可能性があった。そのほか、従来のFW装置においては、その小型化や、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上などが望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、ライナーの外表面に繊維束を巻き付けるフィラメントワインディング装置が提供される。このフィラメントワインディング装置は、前記ライナーの軸心に沿って相対的に往復動しつつ、前記ライナーの円筒状の外周に沿って回転して、前記ライナーの外表面に前記繊維束をフープ状に巻き付けるフープ巻ユニットを備える。前記フープ巻ユニットは、前記往復動の過程において、前記ライナーの円筒状の外周に沿って回転し、ボビンから供給される前記繊維束を、前記ライナーの外表面に案内するアイクチ案内部を備える。前記アイクチ案内部は、前記繊維束の長手方向に垂直な幅方向に並列に配列された状態で供給される複数の前記繊維束の進行方向を、前記繊維束の幅方向を向くように方向変換させる第1の折り返し部を備える。この形態によれば、第1の折り返し部で、繊維束の進行方向を直前の繊維束の幅方向を向くように方向変換させることによって、装置の大型化を伴うことなく、繊維束の張力が変動して不十分となることを抑制し、繊維束に与える張力を高めることが可能である。
(2)上記形態のフィラメントワインディング装置において、前記アイクチ案内部は、さらに、前記第1の折り返し部で方向変換された後の前記複数の繊維束の進行方向を、前記第1の折り返し部への前記繊維束の進入方向とは逆向きの退出方向を向くように方向変換させる第2の折り返し部を備えるようにしてもよい。この形態によれば、第1の折り返し部で繊維束の進行方向を直前の繊維束の幅方向を向くように方向変換させた後、さらに、第2の折り返し部で第1の折り返し部への繊維束の進入方向とは逆向きの退出方向を向くように方向変換させることによって、装置の大型化を伴うことなく、繊維束の張力が変動して不十分となることを抑制する効果を高め、繊維束に与える張力を高めることが可能である。
(3)上記形態のフィラメントワインディング装置において、前記第1の折り返し部は、前記進入方向と、前記第1の折り返し部から前記第2の折り返し部へ向かう前記繊維束の折り返し方向と、の両方向に対して傾斜した第1のガイド端縁を有し、前記第2の折り返し部は、前記折り返し方向と、前記退出方向と、の両方向に対して傾斜した第2のガイド端縁を有するようにしてもよい。この形態によれば、繊維束の進行方向を、第1のガイド端縁で繊維束を折り返して進入方向から折り返し方向とし、第2のガイド端縁で繊維束を折り返して折り返し方向から退出方向とすることによって、繊維束の張力が変動して不十分となることを抑制する効果を高め、繊維束に与える張力を高めることが可能である。また、第1のガイド端縁および第2のガイド端縁で繊維束を折り返すことにより、繊維束の長手方向に対する張力だけでなく、繊維束の幅方向に対しても十分な張力を加えることができるので、繊維束の拡幅不良を抑制して、繊維束の拡幅を十分に行なうことが可能である。
(4)上記形態のフィラメントワインディング装置において、前記第1のガイド端縁は、半径100mm〜半径300mmのいずれかで湾曲した凹形状を有し、前記第2のガイド端縁は、半径100mm〜半径300mmのいずれかで湾曲した凹形状を有するようにしてもよい。この形態によれば、例えば、並列に供給される複数の繊維束のそれぞれを拡幅させるとともに、各繊維束の間隔が拡がらないように収束させて、ライナーの外表面に案内することにより、繊維束を効率良くライナーに巻き付けることが可能である。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、アイクチ、アイクチを備えるフープ巻ユニット、フープ巻ユニットを備えるフィラメントワインディング装置等の形態で実現することができる。
本発明の一実施形態としてのフィラメントワインディング装置を用いて製造される最終製品としての高圧ガスタンクについて中心軸を通る切断面で切断したときの概略断面図である。 本発明の一実施形態としてのフィラメントワインディング装置の概略構成を示す説明図である。 フープ巻ユニットの要部概略構成を拡大して示す説明図である。 図3のアイクチ案内部を含む周辺領域を拡大して示す説明図である。 繊維束が巻かれたタンクを示す説明図である。 アイクチ案内部の折り返し部を拡大して示す説明図である。 比較例としてのアイクチ案内部を示す説明図である。 変形例のアイクチ案内部の折り返し部を拡大して示す説明図である。 他の変形例のアイクチ案内部の折り返し部を拡大して示す説明図である。
以下で説明する本発明の一実施形態としてのフィラメントワインディング装置(FW装置)は、最終製品としての高圧ガスタンクを製造する際に使用され、高圧ガスタンクのコアであるライナーに樹脂含浸繊維束を巻き付ける装置である。
図1は、本発明の一実施形態としてのフィラメントワインディング装置を用いて製造される最終製品としての高圧ガスタンク50について、中心軸CXを通る切断面で切断したときの概略断面図である。本実施形態において、高圧ガスタンク50は、高圧水素を貯蔵する高圧水素タンクを例とする。
高圧ガスタンク50は、口金13を備えるライナー10と、繊維強化樹脂層21とを備えている。ライナー10は、中央部分に形成された略円筒状の胴体部11と、胴体部11の両端から連続して形成された略半球状のドーム部12とを備える。ライナー10は、高強度のアルミニウム材やステンレス材や、水素に対するガスバリア性を有する樹脂材を用いて形成された容器である。口金13は、ドーム部12の先端に設けられており、金属で形成されている。口金13は、ライナー10へガスを収容する際の配管としての役割を担う。繊維強化樹脂層21は、タンクの強度を上げるために設けられている。繊維強化樹脂層21を構成する繊維は、カーボン繊維に、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を予め含浸した樹脂含浸繊維である。カーボン繊維の素材としては、例えば、レーヨン系カーボン繊維や、ポリアクリロニトリル(PAN)系カーボン繊維や、ピッチ系カーボン繊維を用いることができる。
図2は、本発明の一実施形態としてのフィラメントワインディング装置100の概略構成を示す説明図である。なお、図2には、説明を容易にするために、相互に直交するXYZ軸が図示されている。以降の図についても同様である。
FW装置100は、ヘリカル巻ユニット200と、フープ巻ユニット500と、制御部600と、記憶部610と、データ取得部400と、基台300とを備えている。
制御部600は、FW装置100の各装置を制御するための制御ユニットである。制御部600は、各装置の制御に使用されるCPU、RAM、ROMを備える。制御部600は、FW装置100の各装置を制御することにより、所望の位置に、所望の張力で樹脂含浸繊維束をライナー10に巻き付けることができる。記憶部610は、FW装置100の各装置を制御するために用いられる種々の制御データを格納する。
ヘリカル巻ユニット200とフープ巻ユニット500とは、基台300に取り付けられている。基台300は、第1のレール302と、第2のレール304と、支持台310とを備えている。第1のレール302は、基台300の長手方向(X軸方向)に延伸する一対の溝である。支持台310は、図示しない駆動機構を制御部600が制御することによって、基台300の長手方向(X軸方向)に沿って第1のレール302上を移動できる。支持台310が第1のレール302上を移動することにより、ヘリカル巻ユニット200に対して支持台310に支持されたライナー10が相対的に移動できる。
また、第2のレール304は、基台300の長手方向(X軸方向)に延伸する一対の溝である。フープ巻ユニット500は、図示しない駆動機構を制御部600が制御することによって、基台300の長手方向(X軸方向)に沿って第2のレール304上を移動できる。
支持台310は、ライナー10を支持する装置である。支持台310は、移動台312と、支持柱314と、チャック316と、シャフト318と、を備える。チャック316は、ライナー10の口金13を保持する。シャフト318は、チャック316と支持柱314とを固定する。シャフト318は、ライナー10の中心軸CXを中心として回転させる駆動機構(図示せず)に接続されている。本実施形態において、シャフト318の中心軸AXと、ライナー10の中心軸CXとは一致する。
ヘリカル巻ユニット200は、ライナー10に樹脂含浸繊維を繊維束の形態でヘリカル状に巻き付ける装置である。ヘリカル巻とは、ライナー10の軸線方向に対して所定の角度で胴体部11および両端のドーム部12を覆うようにライナー10に繊維束を巻き付ける巻き方をいう。ライナー10に繊維束をヘリカル状に巻つけることにより、ライナー10の軸線方向(X軸方向)におけるライナー10の強度を増加させることができる。
ヘリカル巻ユニット200は、複数のホルダー206と、複数のボビン208と、テンション部210と、棚214と、ヘリカル巻ヘッド216を備える。図2に示すように、ホルダー206は、棚214に設けられており、ホルダー206には、樹脂含浸繊維の繊維束が巻かれたボビン208が備えられている。
棚214とヘリカル巻ヘッド216との間には、テンション部210が設けられており、テンション部210は、樹脂含浸繊維の繊維束に所定の張力を付与する。テンション部210により所定の張力が付与された樹脂含浸繊維の繊維束は、ヘリカル巻ヘッド216を介してライナー10に巻かれる。なお、本実施形態において、樹脂含浸繊維の繊維束は、ボビン208からテンション部210を経由してヘリカル巻ヘッド216に設置されているが、図の理解を容易とするため、その部分の繊維束は図示していない。
フープ巻ユニット500は、ライナー10に樹脂含浸繊維の繊維束をフープ状に巻き付ける装置である。フープ巻とは、ライナー10の軸線方向に対して略直角の角度で胴体部11を覆うようにライナー10に繊維を巻き付ける巻き方をいう。ライナー10に樹脂含浸繊維の繊維束をフープ状に巻き付けることにより、ライナー10の径方向(Y軸方向)におけるライナー10の強度を増加させることができる。
図3は、フープ巻ユニット500の要部概略構成を拡大して示す説明図である。フープ巻ユニット500は、フープ巻ヘッド502と、複数のホルダー504(504a〜504d)と、複数のボビン506(506a〜506d)と、複数のガイド部508(508a〜508d)と、アイクチ案内部510とを備える。なお、以下では、ヘリカル巻ユニット200側からフープ巻ユニット500を見た場合を基準して説明する(図2参照)。
フープ巻ヘッド502は、駆動機構(図示せず)によってシャフト318の中心軸AXに一致する中心軸FXを中心として、図3において反時計回り(左回り)に回転する円筒状の回転部である。複数のホルダー504は、フープ巻ヘッド502のX軸方向を向く円環面512上に円環の周に沿って設置されており、複数のガイド部508は、各ホルダー504に一つを対応させて、円環面512上に円環の外周に沿って各ホルダー504を囲むように設置されている。
各ホルダー504は、X軸方向に平行な軸心を中心としてボビン506を回転可能に固定する装置である。各ホルダー504に固定される各ボビン506には、樹脂含浸繊維の繊維束22(22a〜22d)が巻かれており、各ボビン506に巻かれている繊維束22は各ボビン506の回転に応じて各ボビン506から繰り出される。
各ガイド部508には、各ボビン506から繰り出された繊維束22(22a〜22d)を円環の外周に沿ってアイクチ案内部510へ導くための2つのガイドローラ部514(514a〜514d)が、円環の外周に沿って設置されている。
本実施形態では、1つのホルダー504およびボビン506と1つのガイド部508をセットとして、4つのセットがフープ巻ヘッド502の円環面512上に設けられている。各セットは、それぞれ、フープ巻ヘッド502の回転に伴って、中心軸FXを中心として反時計回りに回転する。なお、以下では、各セットの構成要素を区別する場合には、アイクチ案内部510から反時計回りのセットおよび構成要素の順に「第1」〜「第4」の接頭語を付し、符号の最後に「a」〜「d」を付して区別するものとする。例えば、ボビン506は、左下、左上、右上、右下の順で、第1のボビン506a、第2のボビン506b、第3のボビン506c、第4のボビン506dのように呼ぶ。
アイクチ案内部510は、後述するターンガイド部516が、第1のガイド部508aと第4のガイド部508dとの間で、円環面512側(ヘリカル巻ユニット200側)に向かって中心軸FXの方向(X軸方向)に沿って突出するように設けられている。
ここで、第1のボビン506aから繰り出された第1の繊維束22aは、第1のガイド部508aに円環の周に沿って配置された2つの第1のガイドローラ部514aを介して第2のガイド部508bへ導かれる。
第2のボビン506bから繰り出された第2の繊維束22bも、同様に、第2のガイド部508bに円環の周に沿って配置された2つの第2のガイドローラ部514bを介して第3のガイド部508cへ導かれる。ただし、第2のガイドローラ部514bは、軸線方向(x軸方向)に沿って2段に重ねられたローラ(図示せず)の構造を有しており、第1のガイド部508aから導かれる第1の繊維束22aも第2の繊維束22bに並列して第3のガイド部508cへ導かれる。
また、第3のボビン506cから繰り出された第3の繊維束22cも、同様に、第3のガイド部508cに円環の周に沿って配置された2つの第3のガイドローラ部514cを介して第4のガイド部508dの方向へ導かれる。ただし、第3のガイドローラ部514cは、軸線方向(X方向)に沿って3段に重ねられたローラ(図示せず)の構造を有しており、第2のガイド部508bから導かれる第1の繊維束22aおよび第2の繊維束22bも第3の繊維束22cに並列して第4のガイド部508dへ導かれる。
また、第4のボビン506dに巻かれた第4の繊維束22dは、第4のガイド部508dに配置された2つの第4のガイドローラ部514dを介してアイクチ案内部510へ導かれる。ただし、第4のガイドローラ部514dは、軸線方向(X方向)に沿って4段に重ねられたローラ(図示せず)の構造を有しており、第3のガイド部508cから導かれる第1〜第3の繊維束22a〜22cも第4の繊維束22dに並列してアイクチ案内部510へ導かれる。
以上説明したように、第1〜第4のボビン506a〜506dから繰り出された繊維束22a〜22dは、第1〜第4のガイドローラ部514a〜514dによってフープ巻ヘッド502の円環の周方向(以下、「単に「周方向」と略す」に沿ってアイクチ案内部510へ導かれる。
図4は、図3のアイクチ案内部510を含む周辺領域を拡大して示す説明図である。ただし、図4は、アイクチ案内部510の構成を解りやすくするため、図3の状態からフープ巻ヘッド502を反時計回りに90度回転させた状態で示している。アイクチ案内部510は、案内シャフト518と、緩み抑制シャフト520と、ターンガイド部516と、を備えている。第4のガイド部508dの第4のガイドローラ部514dから周方向に沿って繰り出された繊維束22(22a〜22d)は、案内シャフト518および緩み抑制シャフト520を介してターンガイド部516に導かれ、後述するように、180度折り返されて、ライナー10へ向けて繰り出される。
アイクチ案内部510は、フープ巻ヘッド502の回転に伴って中心軸FXを中心としてアイクチ案内部510が反時計回りに回転する(図3参照)。また、ライナー10は、支持台310に備えられた駆動機構(図示せず)によってアイクチ案内部510の回転とは反対の時計回りに回転する。これにより、フープ巻ヘッド502の円環面512に配置された第1〜第4のボビン506a〜506dの繊維束22a〜22dを、アイクチ案内部510を介してライナー10へ並列に案内し、ライナー10に巻き付けることができる。
また、フープ巻ユニット500は、図示しない駆動機構を制御部600が制御することによって、基台300の長手方向(X軸方向)に沿って第2のレール304上を移動できる。このため、繊維束22をライナー10へ巻き付ける位置を調節することができる。
以上説明したように、フープ巻ユニット500は、ライナー10の胴体部11に樹脂含浸繊維の繊維束22をフープ状に巻き付けることができる。
図5は、ライナー10に繊維束22が巻かれたタンク50を示す説明図である。胴体部11は、フープ巻ユニット500によりフープ巻が施されている。これにより、タンク50の径方向の強度を増加させることができる。胴体部11およびドーム部12は、ヘリカル巻ユニット200によりヘリカル巻が施されている。これにより、タンク50の中心軸CX方向の強度を増加させることができる。図5におけるタンク50は、ヘリカル巻が施された後に、フープ巻が施された外観となっている。しかし、本実施形態において、フープ巻とヘリカル巻との順序は問わない。また、ヘリカル巻およびフープ巻を交互に複数回行なうようにしてもよい。
図6は、アイクチ案内部510のターンガイド部516を拡大して示す説明図である。ターンガイド部516は、X軸方向が長手方向の略矩形状のガイド穴532が設けられたガイド穴板530と、ガイド穴板530上にX軸方向に沿って設けられた第1のガイド板534および第2のガイド板538と、を備えている。
第1のガイド板534には、緩み抑制シャフト520からターンガイド部516に並列に重なり合わずに供給される繊維束22(22a〜22d)の進路上のガイド穴532の位置において、ターンガイド部516に供給される繊維束の進行方向(以下、「進入方向」とも呼ぶ)に対して、傾斜した第1のガイド端縁536が設けられている。第1のガイド端縁536は、ターンガイド部516に供給される繊維束22の進行方向(進入方向)に対して反時計回りに45度傾斜した直線状の基準辺に対して、半径100mm〜半径300mmの範囲のうちの適宜設定した半径で湾曲させた凹形状の辺を有するように形成されている。ガイド穴板530のガイド穴532及び第1のガイド板534の第1のガイド端縁536は、第1の傾斜ガイド522を構成する。
第2のガイド板538には、第1のガイド端縁536の位置からX軸方向にずれたガイド穴532の位置において、ターンガイド部516に供給される繊維束22の進行方向(進入方向(図6の上から下へ向かう方向))に対して第1のガイド端縁536とは反対向きに傾斜した第2のガイド端縁540が設けられている。第2のガイド端縁540は、第1のガイド端縁536の基準辺の傾斜とは反対向き、すなわち、ターンガイド部516に供給される繊維束22の進行方向(進入方向)に対して時計回りに45度傾斜した直線状の基準辺に対して、半径100mm〜半径300mmの範囲のうちの適宜設定した半径で湾曲させた凹形状の辺を有するように形成されている。ガイド穴板530のガイド穴532及び第2のガイド板538の第2のガイド端縁540は、第2の傾斜ガイド524を構成する。
第1の傾斜ガイド522では、緩み抑制シャフト520から周方向に沿ってターンガイド部516に供給される繊維束22a〜22dが、それぞれ、第1のガイド板534の第1のガイド端縁536でガイド穴532側に約90度折り返されて、第1のガイド板534及び第2のガイド板538に沿ってガイド穴532をX軸方向に移動する。なお、第1のガイド端縁536で折り返された繊維束22a〜22dの移動方向を「折り返し方向」と呼ぶこととすると、第1のガイド端縁536は、繊維束22a〜22dの進入方向および折り返し方向の両方向に対して傾斜した辺である、と言える。
そして、第1のガイド端縁536で繊維束22a〜22dが折り返される際には、繊維束22a〜22dには、それぞれ、繊維束の進行方向(「繊維流れの方向」)だけでなく、これに垂直な繊維束の幅方向に対しても張力が加わる。これにより、繊維束22a〜22dは、第1のガイド端縁536での折り返しにより拡幅が行われる。また、第1のガイド端縁536の湾曲形状によって、折り返しによる拡幅に伴って発生する繊維束の間隔の拡がりが抑制される。
第2の傾斜ガイド524では、第1の傾斜ガイド522から第2のガイド板538の第2のガイド端縁540まで移動したてきた繊維束22a〜22dが、それぞれ、第2のガイド端縁540でガイド穴532側から反対側に約90度折り返されて、第1の傾斜ガイド522で折り返される前の繊維束の進行方向とは逆方向を向いて移動する。なお、第2のガイド端縁540で折り返された繊維束22a〜22dの移動方向を「退出方向」と呼ぶこととすれば、第2のガイド端縁540は、繊維束22a〜22dの折り返し方向および退出方向の両方向に対して傾斜した辺である、と言える。
そして、第2のガイド端縁540で繊維束22a〜22dが折り返される際にも、同様に、繊維束の幅方向に対して張力が加わって繊維束の拡幅が行われる。また、第2のガイド端縁540の湾曲形状によって、折り返しにより発生する繊維束の間隔の拡がりが抑制され、中央で纏まって並列するように収束される。
第2の傾斜ガイド524で折り返された繊維束22a〜22dは、進路上のガイド穴板530の端部に設けられたライナー案内部526で纏められてライナー10へ向けて繰り出される。
以上説明したように、本実施形態のアイクチ案内部510では、供給される繊維束22a〜22dを第1の傾斜ガイド522および第2の傾斜ガイド524で逆方向へ折り返す構造(「ターンガイド構造」とも呼ぶ)のターンガイド部516において、繊維束22a〜22dが折り返される際にそれぞれの拡幅が行われる。従って、第1の傾斜ガイド522が第1の折り返し部に相当し、第2の傾斜ガイド524が第2の折り返し部に相当する。
ここで、図7は、比較例としてのアイクチ案内部510Rを示す説明図である。比較例のアイクチ案内部510Rは、並列する繊維束22a〜22dの進行方向に沿って、1列に並んで順に配置された3つのローラ542,544,546およびライナー案内部548を備える。繊維束22a〜22dは、第1のローラ542の下側外周、第2のローラ544の上側外周、第3のローラ546の下側外周にそれぞれ接触し、ライナー案内部548を通って吐出され、ライナー(図示せず)へ案内される。第1および第2のローラ542,554は、繊維束22a〜22dの進行方向に垂直な回転軸方向に沿って中央が凸状に湾曲した太鼓状の拡幅ローラであり、繊維束22a〜22dに加わる進行方向に沿った張力に基づいて発生する張力であって、進行方向に垂直な幅方向に沿った張力によって、繊維束22a〜22dのそれぞれを拡幅させる。第3のローラ546は、繊維束22a〜22dの進行方向に垂直な回転軸方向に沿って中央が凹状に湾曲し鼓状の収束ローラであり、繊維束22a〜22dが中央に纏まって並列するように収束させる。
上記比較例のアイクチ案内部510Rの構造の場合、3つのローラを通過する際に繊維束22a〜22dの進行方向で発生する張力は、ライナーに対して繊維束22a〜22dを巻き付ける際のアイクチ案内部510の回転や移動の状態等に依存して変動し易い。このため、ライナーへ巻きつけられる繊維束に緩みや、捩れ、偏り、等が発生する可能性があり、また、繊維束の拡幅のための張力が十分に加わらず、十分に拡幅されない可能性がある。この結果、ライナーへの繊維束の安定した巻き付けが不可となり、製造した高圧ガスタンクの性能向上を図れず、強度や品質、寸法精度の高い高圧ガスタンクの生産が不可となる可能性がある。
一方、本実施形態のアイクチ案内部510では、上記したように、ターンガイド部516の第1の傾斜ガイド(第1の折り返し部)522の第1のガイド端縁536および第2の傾斜ガイド(第2の折り返し部)524の第2のガイド端縁540で、繊維束22a〜22dが折り返される。これにより、第1のガイド端縁536および第2のガイド端縁において繊維束22a〜22dに加わる張力の変動を抑制し、ライナー10へ巻き付けられる繊維束の緩みや、捩れ、偏り、繊維束間のばらつき、等の発生を抑制することが可能となる。また、繊維束の拡幅のための張力を十分に確保することが可能となる。従って、本実施形態のFW装置では、ライナーに対して繊維束をフープ状に安定して巻き付けることが可能となり、製造した高圧ガスタンクの性能向上を図ることができ、強度や品質、寸法精度の高い高圧ガスタンクを生産することが可能となる。
図8は、変形例のアイクチ案内部510Bのターンガイド部516Bを拡大して示す説明図である。第1のガイド板534および第2のガイド板538を、それぞれ、不図示の駆動機構によってX軸方向にスライド可能な構造とし、第1のガイド端縁536および第2のガイド端縁540の位置を調整することにより、繊維束に加わる張力を調整可能とし、繊維束の拡幅量を調整可能としても良い。また、図9は、他の変形例のアイクチ案内部510Cのターンガイド部516Cを拡大して示す説明図である。図9に示すように、第1のガイド板534および第2のガイド板538を、それぞれ、不図示の駆動機構によってそれぞれの回転軸534aおよび回転軸538aを中心として回動可能な構造とし、第1のガイド端縁536および第2のガイド端縁540の位置を調整することにより、繊維束に加わる張力を調整可能とし、繊維束の拡幅量を調整可能としても良い。また、スライドおよび回転の両方が可能な構造とするようにしてもよい。
なお、樹脂含浸繊維の繊維束は、環境温度によっては張力による拡幅が困難な場合がある。例えば、通常、含浸された樹脂は、温度が低い状態、例えば、常温状態では、粘性が高くなるため、繊維束に加える張力による拡幅が困難となる傾向にある。そこで、ターンガイド部にヒータ等の加熱機構を備える構成とすれば、繊維束の拡幅能力を向上させることが可能である。
また、上記実施形態のフープ巻ユニット500では、フープ巻ヘッドの円環面上に設けられた4つのホルダー504(504a〜504d)に固定された4つのボビン506(506a〜506d)から繰り出される繊維束22(22a〜22d)をライナー10にフープ状に巻き付ける場合を例に説明した。しかしながらこれに限定されるものではなく、複数のホルダーに固定された複数のボビンから繰り出される繊維束をライナーにフープ状に巻き付ける場合に適用可能である。また、1つのホルダーに固定されたボビンから繰り出される繊維束をライナーにフープ状に巻き付ける場合にも適用可能である。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…ライナー
11…胴体部
12…ドーム部
13…口金
21…繊維強化樹脂層
22…繊維束
22a〜22d…第1〜第4の繊維束
50P…タンク
50…高圧ガスタンク
100…フィラメントワインディング装置
200…ヘリカル巻ユニット
206…ホルダー
208…ボビン
210…テンション部
214…棚
216…ヘリカル巻ヘッド
300…基台
302…第1のレール
304…第2のレール
310…支持台
312…移動台
314…支持柱
316…チャック
318…シャフト
400…データ取得部
500…フープ巻ユニット
502…フープ巻ヘッド
504…ホルダー
506…ボビン
506a〜506d…第1〜第4のボビン
508…ガイド部
508a〜508d…第1〜第4のガイド部
510…アイクチ案内部
510B…アイクチ案内部
510C…アイクチ案内部
510R…アイクチ案内部
512…円環面
514…ガイドローラ部
514a〜514d…第1〜第4のガイドローラ部
516…ターンガイド部
516B…ターンガイド部
516C…ターンガイド部
518…案内シャフト
520…緩み抑制シャフト
522…第1の傾斜ガイド
524…第2の傾斜ガイド
526…ライナー案内部
530…ガイド穴板
532…ガイド穴
534…第1のガイド板
534a…回転軸
536…第1のガイド端縁
538…第2のガイド板
538a…回転軸
540…第2のガイド端縁
542…第1のローラ
544…第2のローラ
546…第3のローラ
548…ライナー案内部
600…制御部
610…記憶部
CX…中心軸
AX…中心軸
FX…中心軸

Claims (4)

  1. ライナーの外表面に繊維束を巻き付けるフィラメントワインディング装置であって、
    前記ライナーの軸心に沿って相対的に往復動しつつ、前記ライナーの円筒状の外周に沿って回転して、前記ライナーの外表面に前記繊維束をフープ状に巻き付けるフープ巻ユニットを備え、
    前記フープ巻ユニットは、
    前記往復動の過程において、前記ライナーの円筒状の外周に沿って回転し、ボビンから供給される前記繊維束を、前記ライナーの外表面に案内するアイクチ案内部を備え、
    前記アイクチ案内部は、前記繊維束の長手方向に垂直な配列方向に並列に配列された状態で供給される複数の前記繊維束の進行方向を方向変換させる第1の折り返し部を備え、
    前記第1の折り返し部は、前記複数の繊維束の進行方向を、方向変換される前の前記繊維束の前記配列方向を向くように方向変換させる
    ことを特徴とするフィラメントワインディング装置。
  2. 請求項1に記載のフィラメントワインディング装置であって、
    前記アイクチ案内部は、さらに、
    前記第1の折り返し部で方向変換された後の前記複数の繊維束の進行方向を、前記第1の折り返し部への前記繊維束の進入方向とは逆向きの退出方向を向くように方向変換させる第2の折り返し部を備える
    ことを特徴とするフィラメントワインディング装置。
  3. 請求項2に記載のフィラメントワインディング装置であって、
    前記第1の折り返し部は、前記進入方向と、前記第1の折り返し部から前記第2の折り返し部へ向かう前記繊維束の折り返し方向と、の両方向に対して傾斜した第1のガイド端縁を有し、
    前記第2の折り返し部は、前記折り返し方向と、前記退出方向と、の両方向に対して傾斜した第2のガイド端縁を有する
    ことを特徴とするフィラメントワインディング装置。
  4. 請求項3に記載のフィラメントワインディング装置であって、
    前記第1のガイド端縁は、半径100mm〜半径300mmのいずれかで湾曲した凹形状を有し、
    前記第2のガイド端縁は、半径100mm〜半径300mmのいずれかで湾曲した凹形状を有する
    ことを特徴とするフィラメントワインディング装置。
JP2014077415A 2014-04-04 2014-04-04 フィラメントワインディング装置 Active JP6023115B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014077415A JP6023115B2 (ja) 2014-04-04 2014-04-04 フィラメントワインディング装置
US14/675,787 US9486966B2 (en) 2014-04-04 2015-04-01 Filament winding apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014077415A JP6023115B2 (ja) 2014-04-04 2014-04-04 フィラメントワインディング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015199198A JP2015199198A (ja) 2015-11-12
JP6023115B2 true JP6023115B2 (ja) 2016-11-09

Family

ID=54208978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014077415A Active JP6023115B2 (ja) 2014-04-04 2014-04-04 フィラメントワインディング装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9486966B2 (ja)
JP (1) JP6023115B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6881138B2 (ja) * 2017-08-07 2021-06-02 村田機械株式会社 フィラメントワインディング装置
WO2019065031A1 (ja) * 2017-09-26 2019-04-04 村田機械株式会社 フィラメントワインディング装置、及び、フィラメントワインディング装置における糸掛け方法
JP6870600B2 (ja) * 2017-12-06 2021-05-12 トヨタ自動車株式会社 フィラメントワインディング装置
JP7097003B2 (ja) * 2018-11-15 2022-07-07 村田機械株式会社 フィラメントワインディング装置
US11220070B2 (en) 2019-08-06 2022-01-11 Goodrich Corporation Apparatus and method for making composite shafts
CN113334745A (zh) * 2021-06-07 2021-09-03 太原理工大学 一种高质量多束纤维环向缠绕方法
CN113334744A (zh) * 2021-06-07 2021-09-03 太原理工大学 一种压力容器的纤维缠绕装置及其生产方法
CN113334749B (zh) * 2021-06-07 2022-06-14 太原理工大学 一种变驱动多尺寸高效率多束纤维螺旋同步缠绕设备
CN113459354A (zh) * 2021-07-06 2021-10-01 哈尔滨理工大学 一种紫外光固化管道修复内衬软管及其缠绕式生产工艺
CN115214167B (zh) * 2022-09-20 2022-12-09 太原理工大学 多束纤维双层螺旋环向一体化缠绕制作储料容器的设备

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08276504A (ja) * 1995-04-04 1996-10-22 Sekisui Chem Co Ltd 繊維強化樹脂成形品の製造方法
JP2007190697A (ja) 2006-01-17 2007-08-02 Toyota Motor Corp フィラメントワインディング装置
JP4420250B2 (ja) * 2007-09-07 2010-02-24 村田機械株式会社 フィラメントワインディング装置
JP2011093276A (ja) 2009-11-02 2011-05-12 Toyota Motor Corp フィラメントワインディングシステム、圧力容器の製造システム、圧力容器の製造方法
JP5707738B2 (ja) 2010-05-27 2015-04-30 トヨタ自動車株式会社 高圧タンクの製造装置、高圧タンクの製造方法および繊維束の拡幅装置
WO2012066851A1 (ja) * 2010-11-16 2012-05-24 村田機械株式会社 フィラメントワインディング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015199198A (ja) 2015-11-12
US9486966B2 (en) 2016-11-08
US20150283753A1 (en) 2015-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6023115B2 (ja) フィラメントワインディング装置
US8113457B2 (en) Filament winding apparatus
JP6018119B2 (ja) タンクの製造方法、ヘリカル巻き装置、及び、フィラメントワインディング装置
JP5067533B2 (ja) フィラメントワインディング装置
JP5354481B2 (ja) フィラメントワインディング装置およびフィラメントワインディング方法
JP5656752B2 (ja) フィラメントワインディング方法、フィラメントワインディング装置及びタンク
KR101489331B1 (ko) 고압 가스 탱크의 제조 방법
JP5148734B2 (ja) 連続繊維束のガイド装置を備えた連続繊維束巻取機と同機によるボビンの製造方法、及び同製造方法により得られる炭素繊維ボビン
US20150290882A1 (en) Hoop winding device, filament winding apparatus and manufacturing method of tank
JP2007276193A (ja) フィラメントワインディング装置
JP2019195955A (ja) フィラメントワインディング装置、フィラメントワインディングの設計方法およびタンクの製造方法
JP5443116B2 (ja) 繊維強化プラスチック容器の製造方法及び製造装置
WO2015011755A1 (ja) 糸製造装置
JP5578305B2 (ja) フィラメントワインディング装置
JP2013078959A (ja) フィラメントワインディング装置
JP2016010904A (ja) 繊維構造体成形装置
JPWO2018135155A1 (ja) フィラメントワインディング法及びそれを用いるためのフィラメントワインディング装置
JP6026957B2 (ja) フィラメントワインディング方法、システム
JP2004148776A (ja) フィラメントワインディング装置
KR102252716B1 (ko) 필라멘트 와인딩 장치
WO2019068813A1 (en) PRESSURE CONTAINER AND METHOD OF FORMING EXTERNAL LAYER OF PRESSURIZED CONTAINER
JP5280164B2 (ja) 巻取機用ガイド装置、強化繊維束の巻き取り方法ならびに強化繊維束の巻体
JP2009226770A (ja) フィラメントワインディング装置
CN111873472A (zh) 一种缠绕箭杆的制作装置
WO2020195455A1 (ja) 強化繊維構造体および強化繊維構造体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161006

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6023115

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250