JP6021740B2 - 多段圧延機 - Google Patents
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Description
このような多段圧延機において、変形抵抗が大きな圧延材、例えば、ステンレス、チタン、チタン合金、高強度ハイテンなどを圧延することを考える。その場合、圧延時の変形抵抗が大きくなるため、圧延材に対する接触面積が小さい小径のワークロールを用いて圧延荷重を低減するなどの手法が採用される。
本発明は、上記問題点に鑑みて為されたものであって、小径ワークロールを備えた多段圧延機において、小径ワークロールの撓みを抑制する機構を備えた多段圧延機を提供することを目的とする。
本発明に係る多段圧延機は、圧延材を圧延する一対のワークロールと、中間ロール乃至はバックアップロールと、を有する多段圧延機において、上下方向において一方側が前記ワークロールに接すると共に他方側が中間ロール乃至はバックアップロールにも接するサポートロールと、前記サポートロールを支持するフレームとからなるサポートユニットを有しており、前記サポートロールは、軸芯方向に沿って複数分割された分割ロールで構成され、前記分割ロールはパスラインに沿って上流側及び下流側に配備されており、前記フレームには、各分割ロール毎の、前記パスラインに沿ったロール間距離を可変とする位置変更手段が設けられていることを特徴とする。
好ましくは、前記位置変更手段は、前記圧延材が平坦となるように前記分割ロール間の距離を可変とするとよい。
なお、以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[第1実施形態]
図1は、本発明の多段圧延機の第1実施形態を示したものである。なお、図1の多段圧延機1は4段型とされているが、本発明が適用される多段圧延機1の段数は4段に限定されない。6段、12段、20段などの多段圧延機でもよい。
バックアップロール3は、軸受ベアリング等を内蔵した軸支持部を介して、ミルハウジングに回転自在に支持されている。このバックアップロール3には、モータ等からなる駆動機構が接続されており、ワークロール2に回転力を伝達する。なお、ワークロール2とバックアップロール3とは上下方向に離間しており、互いは接していない。この非接触とされたワークロール2とバックアップロール3の間に、後述するサポートユニット12が嵌り込む構造とされている。
この多段圧延機1は、圧延材Wを右向きに送りつつ圧延を行なった後、圧延方向を左向きに切り替えて次の圧延を行うというように、圧延方向を正逆交互に切り替えながらリバース圧延できるようになっている。
また、多段圧延機1と巻出リール4との間には、巻出リール4から巻き出された圧延材Wの搬送方向を変更しつつ圧延材Wをワークロール2に送る巻出側のデフレクタロール6が設けられている。さらに、多段圧延機1と巻取リール5との間には、ワークロール2から巻き出された圧延材Wの搬送方向を変更しつつ圧延材Wを巻取リール5に送る巻取側のデフレクタロール6が設けられている。
接すると共に、バックアップロール3にも接するサポートロール10が備えられている。このサポートロール10はサポートロール10を支持するフレーム11に回転自在に取り付けられており、サポートロール10とフレーム11とでサポートユニット12を構成している。
なお、サポートロール10及びフレーム11を説明するに際しては、図2に示した方向を用いて説明を進める。後述する前後方向は、パスラインに沿った方向であり、左右方向(幅方向)は、パスラインに直交する方向である。
図2(a)、(b)に示すように、サポートロール10は、その軸心方向に複数分割された分割ロール(短尺ロールという)で構成されている。この実施形態では、サポートロール10は3つの短尺ロール14で構成されている。
前フレーム11a又は後フレーム11bには、前後方向(パスライン方向)に隣接する前短尺ロール14aと、後短尺ロール14bとの距離(ロール間距離という)を可変とする位置変更手段17を備えている。即ち、フレーム11には、パスラインに沿って上流側及び下流側に配備された短尺ロール14a、14bのロール間距離を可変する位置変更手段17が設けられている。
以下、フレーム11(前フレーム11a、後フレーム11b)及び位置変更手段17(油圧シリンダ17)についてさらに詳しく説明する。
詳しくは、3つの前短尺ロール14aのうち、右側に位置する前短尺ロール14aの右側には、L字型とされた前保持部材15aが設置され、右側に位置する前短尺ロール14aの左側には、T字型とされた前保持部材15bが設置されていて、前保持部材15a及び前保持部材15bによって右側に位置する前短尺ロール14aを回転自在に支持している。
また、3つの前短尺ロール14aのうち、左側に位置する前短尺ロール14aの右側には、上述した前保持部材15cが設置され、左側に位置する前短尺ロール14aの左側には、L字型とされた前保持部材15dが設置され、前保持部材15c及び前保持部材15dによって左側に位置する前短尺ロール14aを回転自在に支持している。
詳しくは、3つの後短尺ロール14bのうち、右側に位置する後短尺ロール14bの右
側にはL字型とされた後保持部材16aが設置され、右側に位置する後短尺ロール14bの左側にはT字型とされた後保持部材16bが設置され、後保持部材16a及び後保持部材16bによって最も右側に位置する後短尺ロール14bを回転自在に支持している。
同様に、油圧シリンダ17b及び油圧シリンダ17cを伸長することで、中間の前短尺ロール14aと後短尺ロール14bとは離反し、ロール間距離が大きなものとなる。油圧シリンダ17b及び油圧シリンダ17cを縮退させることで、中間の前短尺ロール14aと中間の前短尺ロール14bとは近接し、ロール間距離が小さなものとなる。
リンダ17c及び油圧シリンダ17dを縮退させることで、左側の前短尺ロール14aと前短尺ロール14bとは近接し、ロール間距離が小さなものとなる。
以上のように、油圧シリンダ17a〜17dを作動させることによって、前後方向に隣接する短尺ロール14間のロール間距離を、軸芯方向にそれぞれ独立して調整することができる。例えば、圧延材Wの圧延中などに油圧シリンダ17a〜17dを作動させて、前短尺ロール14aと後短尺ロール14bとのロール間距離を縮めると、ワークロール2は圧延材W側に押し出され、ワークロール2間の垂直方向の間隔が縮まる。これにより、圧下量が増加し、圧延材Wの平坦度を変更することができる。一方、油圧シリンダ17a〜17dを作動させて、前短尺ロール14aと後短尺ロール14bとのロール間距離を広げると、ワークロール2は圧延材Wから離れる方向に動く。これにより、ワークロール2間の垂直方向の間隔が広がり、圧下量が減少し、圧延材Wの平坦度を変更することができる。
図3に示すように、サポートロール10の上部分(前短尺ロール14a及び後短尺ロール14bの上部分)は、フレーム11の上面(保持部材15、16の上面)より突出状に張り出している。また、サポートロール10の下部分(前短尺ロール14a及び後短尺ロール14bの下部分)は、フレーム11の上面(保持部材15、16の上面)より突出状に張り出している。
[第2実施形態]
次に、本発明の多段圧延機1の第2実施形態、詳しくは、第1実施形態で述べたサポートユニット12の変形例を第2実施形態として述べる。
また、後フレーム11bは、後短尺ロール14bの右側に配置されたL字型の後保持部
材16aと、後短尺ロール14bの左側に配置されたL字型の後保持部材16bとから構成されている。後短尺ロール14bは、後保持部材16aと後保持部材16bとに亘って配置された回転軸18により回転自在となっている。
これによれば、左側、中央、右側に配置された前短尺ロール14aや後短尺ロール14bを独立して前後方向に移動させることができ、非常に感度の高い形状制御を行うことができる。
2 ワークロール
3 バックアップロール
4 巻出リール
5 巻取リール
6 デフレクタロール
7 中間ロール
10 サポートロール
11 フレーム
11a 前フレーム
11b 後フレーム
12 サポートユニット
14 分割ロール(短尺ロール)
15 保持部材
15a 前保持部材
15b 前保持部材
15c 前保持部材
15d 前保持部材
16 保持部材
16a 後保持部材
16b 後保持部材
16c 後保持部材
16d 後保持部材
17 位置変更手段
17a 油圧シリンダ
17b 油圧シリンダ
17c 油圧シリンダ
17d 油圧シリンダ
18 回転軸
19 回転軸
W 圧延材
Claims (3)
- 圧延材を圧延する一対のワークロールと、中間ロール乃至はバックアップロールと、を有する多段圧延機において、
上下方向において一方側が前記ワークロールに接すると共に他方側が中間ロール乃至はバックアップロールにも接するサポートロールと、前記サポートロールを支持するフレームとからなるサポートユニットを有しており、
前記サポートロールは、軸芯方向に沿って複数分割された分割ロールで構成され、前記分割ロールはパスラインに沿って上流側及び下流側に配備されており、前記フレームには、各分割ロール毎の、前記パスラインに沿ったロール間距離を可変とする位置変更手段が設けられていることを特徴とする多段圧延機。 - 前記位置変更手段は、前記ワークロールで圧延された圧延材の形状に基づいて前記ロール間距離を可変とすることを特徴とする請求項1に記載の多段圧延機。
- 前記位置変更手段は、前記圧延材が平坦となるように前記ロール間距離を可変とすることを特徴とする請求項2に記載の多段圧延機。
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JP2013117090A JP6021740B2 (ja) | 2013-06-03 | 2013-06-03 | 多段圧延機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62158509A (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-14 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 圧延機 |
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