JP6020773B1 - 限度見本選定方法、限度見本選定装置、記憶媒体、および限度見本選定システム - Google Patents

限度見本選定方法、限度見本選定装置、記憶媒体、および限度見本選定システム Download PDF

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Abstract

実施形態の限度見本選定方法は、新品の設備の劣化傾向を取得し、経年使用後に修理された修理済設備の劣化傾向を取得し、前記新品の設備の劣化傾向と、前記修理済設備の劣化傾向とを比較することで、前記設備の再使用の基準としての、前記設備の再使用が可能な限界状態を示す限度見本を選定する。

Description

本発明は、限度見本選定方法、限度見本選定装置、記憶媒体、および限度見本選定システムに関する。
従来より、変圧器、高圧開閉器、および断路器(ジスコン)等の設備が、屋外に設置されている。これらの設備はゴム、樹脂属、ビニール、コンクリート、金属等の筐体を有しており、屋外で外気に晒されると、湿気や塩分等により金属の筐体の素材に変化が生じる。筐体の素材の変化によって設備は経時的に劣化し、設備の耐久性が損なわれる。
そのため、筐体の素材の劣化を防止する等の処理をあらかじめ施すようにしている。例えば、錆の発生を防止するため、設備の金属の筐体には防錆処理が施されている。具体的には、変圧器の金属の筐体には、塗装やめっき等の防錆加工が施されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、長年の使用により設備の筐体には劣化が生じる。ここでは金属の筐体に錆が生じた場合を説明するが、劣化は錆に限るものではない。長年使用された金属の筐体に施された塗装やめっきがはがれると、はがれた位置に錆が発生してしまう。作業員は、錆が発生した設備を回収し、錆の状態を確認する。錆の量が多く、腐食が進行している場合には、作業員は設備を廃棄している。一方、錆が少ない場合には、作業員は錆除去処理及び塗装処理を行い、設備を再使用している。設備を再使用することによって、設備の運用コストを低減することができる。
特開2010−4075号公報
しかしながら、設備を廃棄するか再使用するかを作業員が判断していたため、知識や経験が少ない作業員によって、再使用可能な設備が廃棄されてしまう場合があった。この場合、設備の運用コストが増大してしまう。
また、知識や経験が少ない作業員によって、廃棄すべき設備が再使用されてしまう場合があった。この場合、短期間で設備が故障し、公衆災害や停電が発生してしまう可能性があった。
本発明の限度見本選定方法は、新品の設備の劣化傾向を取得し、経年使用後に修理された修理済設備の劣化傾向を取得し、前記新品の設備の劣化傾向と、前記修理済設備の劣化傾向とを比較することで、前記設備の再使用の基準としての、前記設備の再使用が可能な限界状態を示す限度見本を選定する。
また、本発明の限度見本選定装置は、経年使用後に修理された複数の修理済設備の、修理前の画像を記憶する記憶部と、新品の設備の劣化傾向と、前記複数の修理済設備の劣化傾向とを入力するための入力部と、前記入力部によって入力された前記新品の設備の劣化傾向と、前記複数の修理済設備の劣化傾向とを比較することで、前記設備の再使用の基準としての、前記設備の再使用が可能な限界状態を示す限度見本を、前記記憶部に記憶された画像の中から選定する制御部と、を有する。
また、本発明の限度見本選定システムは、記憶媒体と、前記記憶媒体とネットワークを介して接続されたサーバと、前記サーバとネットワークを介して接続された端末とを含む限度見本選定システムであって、前記端末は、経年使用後に修理された複数の修理済設備の、修理前の画像を記憶する記憶部と、新品の設備の劣化傾向と、前記複数の修理済設備の劣化傾向とを入力するための入力部と、前記入力部によって入力された前記新品の設備の劣化傾向と、前記複数の修理済設備の劣化傾向とを比較することで、前記設備の再使用の基準としての、前記設備の再使用が可能な限界状態を示す限度見本を、前記記憶部に記憶された画像の中から選定する制御部と、を有し、前記サーバは、前記制御部によって選定された前記限度見本の画像データを受信し、前記記憶媒体に記憶する。
また、本発明のコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体は、設備の再使用の基準としての、前記設備の再使用が可能な限界状態を示す限度見本を記憶する第1の記憶領域と、前記設備の修理方法を記憶する第2の記憶領域と、を有する。
また、本発明のコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体は、設備の識別情報を記憶している第1の記憶領域と、経年使用後に修理された修理済設備の修理前の画像データを、前記識別情報と関連づけて記憶している第2の記憶領域と、前記修理済設備に対して行われた修理方法を指定する修理方法データを、前記識別情報と関連付けて記憶している第3の記憶領域と、を有する。
また、本発明のコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体は、経年使用後に修理された複数の修理済設備の修理前の画像と、新品の設備の劣化傾向と、前記複数の修理済設備の劣化傾向と、を作業員に入力させるための入力画面を表示部に表示する手順と、前記入力画面から入力された前記新品の設備の劣化傾向と、前記複数の修理済設備の劣化傾向とに基づいて、前記設備の再使用の基準としての、前記設備の再使用が可能な限界状態を示す限度見本を、前記入力画面から入力された前記複数の修理済設備の修理前の画像の中から選定する手順と、選定された前記限度見本を、前記表示部に表示する手順と、をコンピュータに実行させるプログラムを記憶する。
また、本発明の限度見本選定装置は、経年使用後に修理された複数の修理済変圧器の、修理前の画像を記憶する記憶部と、新品の変圧器の錆による劣化傾向と、前記複数の修理済変圧器の錆による劣化傾向とを入力するための入力部と、前記入力部によって入力された前記新品の変圧器の劣化傾向に基づいて、前記修理済変圧器の錆の割合の上限値を算出し、前記錆の割合が前記上限値を超えない複数の修理済変圧器のうち、前記錆の割合が最も大きい修理済変圧器の修理前の画像を前記記憶部に記憶された画像の中から特定し、前記特定された修理済変圧器の修理前の画像を、前記変圧器の再使用の基準としての、前記変圧器の再使用が可能な限界状態を示す限度見本として選定する制御部と、を有する。
本発明によれば、知識や経験が少ない作業員であっても、設備を廃棄するか再使用するかを適切に判断することができる。
設備のリサイクルシステムの概略を示す図である。 設備のリサイクルシステムのブロック図である。 現場10の作業員14によって実施される、使用済変圧器11を廃棄するかどうかの判断方法を示すフローチャートである。 資材センター20の作業員26によって実施される、使用済変圧器11を廃棄するかどうかの判断方法を示すフローチャートである。 第1の実施形態における、限度見本の選定方法を示すフローチャートである。 使用済変圧器の筐体の表面の画像を示す図である。 記憶部315内のデータの階層構造を示す図である。 加速試験の結果(変圧器の劣化傾向)を示す図である。 劣化傾向および修理方法の入力画面を示す図である。 限度見本および修理方法の登録結果を示す画面である。 第2の実施形態における、限度見本の選定方法を示すフローチャートである。
以下、実施形態の限度見本選定方法、限度見本選定装置、記憶媒体、および限度見本選定システムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、設備のリサイクルシステムの概略を示す図である。屋外の現場10には、変圧器11、断路器(ジスコン)12、高圧開閉器13等の電力設備が設置されている。その他、電力設備としては、高圧碍子、低圧碍子、地中線用防護管、計器類、およびブレーカー等が設置されている。以下、屋外に設置される設備として電力設備を例に挙げて説明するが、本実施形態は電力設備に限定されるものではなく、例えばガス設備、水道設備、通信設備などの電力設備以外の設備に対しても適用可能である。
現場10の作業員14は、耐用消却や公衆支障要請に応じる等の理由により電力設備が回収された場合、修理して再使用するかどうかを判断する。修理して再使用すると判断した場合、現場10の作業員14は、回収した使用済電力設備を資材センター20へ搬送する。修理して再使用しないと判断した場合、現場10の作業員14は、回収した使用済電力設備を廃棄する。修理して再使用するかどうかの具体的な判断方法については後述する。
資材センター20には、端末21、劣化物除去装置22、機能修復装置23、修理品質点検装置24、および印刷装置25が設けられている。資材センター20の作業員26は、現場10から搬送されてきた電力設備の状態(例えば、錆の程度)を確認し、修理して再使用するかどうかを、後述する限度見本を用いて判断する。限度見本は、電力設備の再使用の基準としての、電力設備の再使用が可能な限界状態を示す画像である。限度見本は、印刷装置25によって紙に印刷される。限度見本を用いて電力設備を修理して再使用するかどうかの具体的な判断方法については後述する。
修理して再使用すると判断された場合、資材センター20の作業員26は、回収された電力設備を修理する。修理された電力設備は、現場10に搬送される。その後、修理された電力設備は現場に設置されて再使用される。電力設備の修理としては、例えば、劣化物除去装置22を用いた錆除去処理や、機能修復装置23、修理品質点検装置24を用いた塗装処理が含まれる。
管理センター30には、端末31、撮像装置32、および加速試験装置が設けられている。管理センター30の作業員34は、加速試験装置33による加速試験の結果に基づき、限度見本を選定する。加速試験の具体的な内容や、限度見本の具体的な選定方法については後述する。
サーバ40は、データベース41へのデータの書き込み、およびデータベース41からのデータの読み出しを行う。データベース41は、選定された限度見本を記憶する記憶媒体である。資材センター20の端末21、管理センター30の端末31、およびサーバ40は、ネットワーク100に接続されている。また、サーバ40は、ネットワーク110を介してデータベース41と接続されている。ネットワーク100及び110は、インターネット、LAN(Local Area Network)、公衆回線、および携帯電話網等のいずれかを含む。
図2は、設備のリサイクルシステムのブロック図である。資材センター20の端末21は、制御部210、入力部211、表示部212、通信部213、インターフェース214、および記憶部215が設けられているコンピュータである。
制御部210は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサと、プロセッサが実行するプログラムを格納するメモリとを備える。なお、制御部210は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアであってもよい。
入力部211は、例えばマウスやキーボード等の入力装置である。表示部212は、例えば液晶ディスプレイ等の表示装置である。通信部213は、ネットワーク100へ情報を送信したり、ネットワーク100からの情報を受信する通信装置である。インターフェース214は、印刷装置25へ印刷データを送信する。記憶部215は、例えばHDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体である。
管理センター30の端末31は、制御部310、入力部311、表示部312、通信部313、インターフェース314、および記憶部315が設けられているコンピュータである。制御部310は、CPU等のプロセッサと、プロセッサが実行するプログラムを格納するメモリとを備える。なお、制御部310は、LSIやASIC等のハードウェアであってもよい。
入力部311は、例えばマウスやキーボード等の入力装置である。表示部312は、例えば液晶ディスプレイ等の表示装置である。通信部313は、ネットワーク100へ情報を送信したり、ネットワーク100からの情報を受信する通信装置である。インターフェース314は、撮像装置32から画像データを受信する。記憶部315は、例えばHDD等の記憶媒体である。
サーバ40は、データベース41へのデータの書き込み、およびデータベース41からのデータの読み出しを行うコンピュータである。データベース41は、限度見本データ42と、修理方法データ43とを記憶する記憶媒体である。
図3は、現場10の作業員14によって実施される、使用済変圧器11を廃棄するかどうかの判断方法を示すフローチャートである。以下、電力設備として変圧器11を例に挙げて説明するが、これに限らない。例えば、断路器12や高圧開閉器13等、他の電力設備についても、同様の判断方法が実施される。
まず、現場10の作業員14は、回収する必要性のある使用済変圧器11を回収する(ステップS301)。作業員14は、回収した使用済変圧器11の外観および内部を点検する。そして、作業員14は、回収した使用済変圧器11の筐体に亀裂があるかどうかを判断する(ステップS302)。使用済変圧器11の筐体に亀裂がある場合(ステップS302:YES)、作業員14は、回収した使用済変圧器11を廃棄する(ステップS303)。
一方、使用済変圧器11の筐体に亀裂がない場合(ステップS302:NO)、作業員14は、回収した使用済変圧器11の筐体に著しく錆が発生しているかどうかを判断する(ステップS304)。使用済変圧器11の筐体に著しく錆が発生している場合(ステップS304:YES)、作業員14は、回収した使用済変圧器11を廃棄する(ステップS303)。
一方、使用済変圧器11の筐体に著しく錆が発生していない場合(ステップS304:NO)、作業員14は、回収した使用済変圧器11から絶縁油が漏れているかどうかを判断する(ステップS305)。使用済変圧器11から絶縁油が漏れている場合(ステップS305:YES)、作業員14は、回収した使用済変圧器11を廃棄する(ステップS303)。
一方、使用済変圧器11から絶縁油が漏れていない場合(ステップS305:NO)、作業員14は、回収した使用済変圧器11の内部の巻線に損傷があるかどうかを判断する(ステップS306)。使用済変圧器11の内部の巻線に損傷がある場合(ステップS306:YES)、作業員14は、回収した使用済変圧器11を廃棄する(ステップS303)。
一方、使用済変圧器11の内部の巻線に損傷がない場合(ステップS306:NO)、回収した使用済変圧器11を再使用できる可能性がある。このため、作業員14は、回収した使用済変圧器11を資材センター20に搬送する(ステップS307)。その後、図4のステップS401の処理に移行する。
図4は、資材センター20の作業員26によって実施される、使用済変圧器11を廃棄するかどうかの判断方法を示すフローチャートである。本フローチャートは、図3のステップS307において搬送された使用済変圧器11が、資材センター20において受け取られたことに応じて実行される。
資材センター20の作業員26は、端末21の入力部211を用いて、限度見本データ42および修理方法データ43をダウンロードする指示を入力する(ステップS401)。このダウンロードの指示に応じて、制御部210は、通信部を用いてサーバ40へダウンロードのリクエストを送信する。
サーバ40は、端末21から受信したリクエストに応じて、限度見本データ42および修理方法データ43をデータベース41から読み出す。そして、サーバ40は、読み出した限度見本データ42および修理方法データ43を端末21へ送信する。制御部210は、サーバ40から受信した限度見本データ42および修理方法データ43を、記憶部215に記憶させる。
次に、作業員26は、端末21の入力部211を用いて、限度見本と修理方法とを印刷する指示を入力する(ステップS402)。この印刷指示に応じて、制御部210は、インターフェース214を介して、限度見本データ42および修理方法データ43に基づく印刷データを印刷装置25へ送信する。
印刷装置25は、端末21から印刷データを受信したことに応じて、紙に限度見本の画像および修理方法を印刷する。なお、印刷装置25は、例えばインクジェットプリンタ、レーザービームプリンタ、およびサーマルプリンタ等、紙に画像を印刷できる装置であればよい。
出力された限度見本は、使用済変圧器11を修理して再使用するかどうかの判断の基準として用いられる画像である。具体的には、限度見本は、使用済変圧器の表面の錆の画像である。
なお、印刷装置25を用いて限度見本および修理方法を印刷する代わりに、表示部212に限度見本および修理方法を表示してもよい。また、印刷装置25を用いて限度見本および修理方法を印刷するとともに、表示部212に限度見本および修理方法を表示してもよい。限度見本および修理方法の表示は、表示部212がタブレットなどの携帯可能なディスプレイである場合に特に有効である。
次に、作業員26は、現場10から受け取った使用済変圧器11を用意する(ステップS403)。そして、作業員26は、使用済変圧器11の錆の割合R1と、限度見本の錆の割合R2とを比較する(ステップS404)。ここで、錆の割合は、変圧器の表面全体の面積に対する錆の面積の割合である。
次に、作業員26は、使用済変圧器11の錆の割合R1が、限度見本の錆の割合R2よりも大きいかどうかを判断する(ステップS405)。使用済変圧器11の錆の割合R1が、限度見本の錆の割合R2よりも大きい場合(ステップS405:YES)、作業員26は、使用済変圧器11を廃棄する(ステップS406)。
一方、使用済変圧器11の錆の割合R1が、限度見本の錆の割合R2以下である場合(ステップS405:NO)、作業員26は、印刷された修理方法に従って使用済変圧器11を修理する(ステップS407)。
例えば、作業員26は、まず使用済変圧器11の表面を清掃して汚れを除去する。次に、作業員26は、劣化物除去装置22を用いて、錆を研削する。その後、作業員26は、研削された範囲を、機能修復装置23を用いて塗装し、修理品質点検装置24を用いて動作確認する。修理方法が印刷された紙には、錆の研削量(除錆レベル)や、塗装量(塗装膜厚)が記載されている。
ステップS407において使用済変圧器11が修理された後、作業員26は、修理済変圧器11を現場10に搬送する(ステップS408)。現場10に搬送された修理済変圧器11は、作業員14によって現場10に設置されることにより、再使用される。このように、使用済変圧器を廃棄するのではなく、再使用することで、電力設備の運用コストを低減することができる。
図5は、第1の実施形態における、限度見本の選定方法を示すフローチャートである。本フローチャートは、管理センター30の作業員34によって実施される。作業員34は、まず新品の変圧器50を用意する(ステップS501)。次に、作業員34は、複数の使用済変圧器51〜55を用意する(ステップS502)。使用済変圧器51〜55は、まだ修理されていない変圧器である。
なお、本実施形態では、説明を容易にするために5つの使用済変圧器51〜55を用意することとした。しかし、より多くの使用済変圧器を用意する方が、より多くのデータを取得できるため好ましい。
次に、作業員34は、使用済変圧器51〜55の筐体の表面の画像データを取得する(ステップS503)。具体的には、作業員34は、使用済変圧器51〜55の筐体の表面を、撮像装置32を用いて撮像する。そして、作業員34は、撮像装置32を管理センター30の端末31に接続する。端末31の制御部310は、撮像装置32によって撮像された画像データP1〜P5を、記憶部315に記憶する。
図6は、使用済変圧器の筐体の表面の画像を示す図である。本実施形態では、使用済変圧器51〜55を撮像して得られた5つの画像データP1〜P5が、記憶部315に記憶されている。画像データP1〜P5は、それぞれ使用済変圧器51〜55の画像である。図6に示されるように、画像データP5の使用済変圧器55の錆の割合が最も大きく、画像データP1の使用済変圧器51の錆の割合が最も小さい。
次に、作業員34は、使用済変圧器51〜55を修理する(ステップS504)。これによって、修理済変圧器61〜65が得られる。修理には、前述したように錆除去処理や塗装処理が含まれる。修理済変圧器61〜65は、それぞれ修理された使用済変圧器51〜55に対応する。
その後、作業員34は、使用済変圧器51〜55に対して行った修理方法(例えば、除錆レベルや塗装膜厚)を、修理方法データM1〜M5として記憶部315に記憶する(ステップS505)。
修理方法データM1〜M5は、それぞれ使用済変圧器51〜55に対応する。また、修理方法データM1〜M5は、それぞれ画像データP1〜P5に対応する。なお、記憶部315は、画像データP1〜P5を、修理方法データM1〜M5にそれぞれ関連付けて記憶する。
図7は、記憶部315内のデータの階層構造を示す図である。記憶部315は、メインフォルダF0内に、それぞれの使用済変圧器51〜55に対応するサブフォルダF1〜F5とを有する。サブフォルダF1〜F5は、それぞれ図9のNo.1〜No.5に対応する識別情報である。
サブフォルダF1には、使用済変圧器51の画像データP1および修理方法データM1が格納されている。サブフォルダF2には、使用済変圧器52の画像データP2および修理方法データM2が格納されている。サブフォルダF3〜F5についても同様に、画像データおよび修理方法データが格納されている。このように、各サブフォルダF1〜F5には、画像データを記憶する記憶領域と、修理方法データが記憶される記憶領域とが設けられている。
本実施形態では、サブフォルダF1〜F5を使用済変圧器の識別情報とし、画像データおよび修理方法データを識別情報と関連付けて記憶したが、これに限らない。例えば、サブフォルダを用いてデータを整理する代わりに、使用済変圧器の識別情報と、画像データP1〜P5と、修理方法データM1〜M5とを関連付けたリンク情報が用いられてもよい。
次に、作業員34は、新品の変圧器50と修理済変圧器61〜65とを、加速試験装置33にセットする(ステップS506)。その後、作業員34は、加速試験装置33を動作させて加速試験を実行する(ステップS507)。加速試験装置33は、セットされた変圧器に対して劣化加速処理(例えば、錆を加速的に発生させる処理)を行う装置である。
加速試験において、加速試験装置33は、塩水噴射工程、乾燥工程、および湿潤工程の3つの工程を繰り返す。塩水噴射工程において、加速試験装置33は、新品の変圧器50および修理済変圧器61〜65に塩水を2時間噴射し続ける。このとき、加速試験装置33の内部温度は35℃に維持されている。また、例えば、塩水の噴射量は1.5[mL/h]であり、塩水の濃度は50[g/L]である。
塩水噴射工程が終了すると、加速試験装置33は乾燥工程を4時間行う。乾燥工程において、加速試験装置33の内部温度は60℃に維持され、相対湿度(%rh)は20〜30%未満に維持されている。
乾燥工程が終了すると、加速試験装置33は湿潤工程を2時間行う。湿潤工程において、加速試験装置33の内部温度は50℃に維持され、湿度は98%以上に維持されている。湿潤工程が終了すると、加速試験装置33は塩水噴射工程に戻って再度塩水を噴射する。
加速試験装置33は、塩水噴射工程、乾燥工程、および湿潤工程を2000時間以上繰り返し行う。以上の加速試験によって、新品の変圧器50および修理済変圧器61〜65に錆が加速的に発生する。これによって、作業員34は、これらの変圧器の錆による劣化傾向を調査することができる。
図8は、加速試験の結果(変圧器の劣化傾向)を示す図である。図8の横軸は加速試験の経過時間を示し、縦軸は変圧器に発生した錆の割合を示す。曲線C0は、新品の変圧器50の錆の割合の変化を示す曲線である。曲線C1〜C5は、それぞれ、修理済変圧器61〜65の錆の割合の変化を示す曲線である。
加速試験が終了すると、作業員34は、新品の変圧器50の劣化傾向(曲線C0)と、経年使用後に修理された修理済変圧器61〜65の劣化傾向(曲線C1〜C5)とを取得する(ステップS508)。そして、作業員34は、新品の変圧器50の劣化傾向と、修理済変圧器61〜65の劣化傾向とを比較することで、使用済変圧器の再使用の基準となる限度見本を選定する(ステップS509)。限度見本の選定方法について、以下具体的に説明する。
図8に示されるように、加速試験が終了したとき、新品の変圧器50の錆の割合はR0まで増加している。加速試験終了時の修理済変圧器の錆の割合がR0と同等である場合、この修理済変圧器の錆に対する耐久性能は、新品の変圧器とほぼ同等であるといえる。
そこで、本実施形態においては、錆の割合(劣化傾向)が上限値UL未満の修理済変圧器を、再使用可能な修理済変圧器とみなす。ここで、UL=R0+ΔRである。ΔRは、修理にかかるコストや修理済変圧器の耐久性能等を総合的に考慮して適宜設定される値である。ΔRは、例えば10[%]とすればよい。
まず、作業員34は、錆の割合が上限値UL未満の修理済変圧器を抽出する。図8に示される例においては、加速試験終了時における曲線C1〜C3の値が、上限値UL未満であることがわかる。したがって、作業員34は、修理済変圧器61〜63を抽出する。
次に、作業員34は、抽出された修理済変圧器61〜63のうち、錆の割合が最も大きい修理済変圧器を特定する。図8に示される例においては、曲線C1〜C3のうち、曲線C3の錆の割合が最も大きい。したがって、作業員34は、曲線C3に対応する修理済変圧器63を特定する。
次に、作業員34は、特定された修理済変圧器63の修理前の画像データP3を、限度見本として選定する。具体的には、端末31の制御部310は、限度見本の候補として図6に示される画像データP1〜P5を表示部312に表示する。作業員34は、端末31の入力部311を用いて、画像データP3を限度見本として選定する指示を入力する。
限度見本の選定指示に応じて、制御部310は、選定された画像データP3を記憶部315から読み出す。そして、制御部310は、画像データP3に対応する修理方法データM3を記憶部315から読み出す。その後、制御部310は、読み出した画像データP3および修理方法データM3を、通信部313を用いてサーバ40へと送信する。
サーバ40は、端末31から受信した画像データP3を、限度見本データ42としてデータベース41に記憶する。また、サーバ40は、端末31から受信した修理方法データM3を、修理方法データ43としてデータベース41に記憶する。以上の処理によって、データベース41への限度見本データ42および修理方法データ43の登録が完了する(ステップS510)。
修理方法データ43には、除錆レベルについてのデータと、塗装膜厚についてのデータが含まれる。除錆レベルは、A、B、およびCの3段階のレベルを有する。除錆レベルAは、金属地金が露出するまで錆を研削し、錆を完全に除去するレベルである。除錆レベルBは、錆が若干残る程度まで錆を研削するレベルである。除錆レベルCは、錆を全く除去しないレベルである。
除錆レベルAの場合は、錆を完全に除去できる一方、金属地金が露出するまで錆が研削されることによって、変圧器の表面の防錆用のめっき層が破壊されてしまう。それとは逆に、除錆レベルCの場合は、めっき層が破壊されない一方、多くの錆が残ったままとなってしまう。このため、錆の状態に応じて適切な除錆レベルを選択することが望ましい。
また、塗装膜厚として、10[μm]〜90[μm]の値が設定される。塗装膜厚が薄すぎると、塗装が剥げ易い。それとは逆に、塗装膜厚が厚すぎると、塗装が部分的に膨れ上がって破れてしまう。このため、錆の状態に応じて適切な塗装膜厚を選択することが望ましい。
図4のステップS407において、資材センター20の作業員26は、データベース41に登録された修理方法データ43(例えば、除錆レベル:B、塗装膜厚:35[μm])を、印刷装置25を用いて紙に印刷して確認する。そして、作業員26は、印刷された修理方法に従って使用済変圧器を修理する。これによって、本来であれば破棄される使用済変圧器を再使用することができ、電力設備の運用コストを更に低減することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、管理センター30の作業員34が限度見本を選定したが、第2の実施形態では、管理センター30の端末31が自動的に限度見本を選定する。以下、第2の実施形態について詳細に説明する。
図9は、劣化傾向および修理方法の入力画面を示す図である。管理センター30の作業員34は、端末31の入力部311を用いて入力画面90の表示を指示する。入力画面90の表示の指示に応じて、端末31の制御部310は、表示部312に入力画面90を表示する。
作業員34は、入力部311に含まれるマウスを操作して、入力画面90上のポインタ91を動かす。また、作業員34は、入力部311に含まれるキーボードを用いて、劣化傾向入力領域92a〜92f、および修理方法入力領域93b〜93fおよび94b〜94fに入力する。本実施形態において、劣化傾向は錆の割合とし、修理方法は除錆方法および塗装膜厚としている。
錆画像登録キー95b〜95fは、修理前の使用済変圧器の錆の画像を登録するためのキーである。作業員34は、入力部311に含まれるマウスを操作して、錆画像登録キー95b〜95fをクリックし、No.1〜5のそれぞれの修理済変圧器の修理前の画像を登録する。以上の入力が完了すると、作業員34はOkキー96をクリックする。
Okキー96がクリックされたことに応じて、端末31の制御部310は、限度見本及び修理方法を選定する。限度見本及び修理方法の具体的な選定方法については後述する。制御部310は、限度見本及び修理方法を選定すると、選定された限度見本及び修理方法をサーバ40へと送信する。送信された限度見本及び修理方法は、データベース41に登録される。
図10は、限度見本および修理方法の登録結果を示す画面である。限度見本及び修理方法がデータベース41に登録されると、制御部310は、図10に示される登録完了画面97を表示部312に表示する。図10に示されるように、限度見本の画像と、修理方法(除錆方法:Bランク、塗装膜厚:35[μm])が表示される。作業員34がOkキー98をクリックすると、図10の画面は閉じられる。
図11は、第2の実施形態における、限度見本の選定方法を示すフローチャートである。本フローチャートによる処理は、端末31の制御部310によって実行される。また、本フローチャートを実行するためのプログラムは、記憶部315に記憶されている。
まず、端末31の制御部310は、図9に示されるように、表示部312に劣化傾向および修理方法の入力画面90を表示する(ステップS1101)。次に、制御部310は、Okキー96がクリックされるまで待機する(ステップS1102)。
Okキー96がクリックされた場合(ステップS1102:YES)、制御部310は、入力画面90の全項目(錆の割合、除錆方法、塗装膜厚、および修理前の画像(錆画像))が入力されたかどうかを判定する(ステップS1103)。全ての項目が入力されていない場合(ステップS1103:NO)、制御部310は、未入力項目がある旨のエラーメッセージを表示して(ステップS1104)、ステップS1102の処理に戻る。
一方、全ての項目が入力されている場合(ステップS1103:YES)、制御部310は、限度見本を選定する(ステップS1105)。具体的には、制御部310は、劣化傾向入力領域92aに入力された新品の変圧器の劣化傾向(錆の割合)R0に基づき、図8に示される上限値ULを算出する。なお、UL=R0+ΔRである。ΔRは、前述したように10[%]に設定されている。図9に示される例の場合、UL=30.5+10=40.5[%]である。
次に、制御部310は、劣化傾向(錆の割合)が上限値ULを超えない修理済変圧器を抽出する。図9の例では、制御部310は、上限値UL=40.5[%]を超えない修理済変圧器No.1(37.2[%])および修理済変圧器No.2(40.1[%])を抽出する。
その後、制御部310は、抽出された修理済変圧器No.1およびNo.2のうち、劣化傾向(錆の割合)が最も大きい修理済変圧器を特定する。図9の例では、修理済変圧器No.2の錆の割合(40.1[%])>修理済変圧器No.1の錆の割合(37.2[%])であることから、制御部310は、修理済変圧器No.2の修理前の画像を、限度見本として選定する。
次に、制御部310は、選定された限度見本と、限度見本に対応する修理方法(除錆方法:Bランク、塗装膜厚:35[μm])をサーバ40へ送信する。これによって、選定された限度見本と修理方法は、データベース41に登録される(ステップS1106)。その後、制御部310は、図10に示される登録完了画面97を表示部312に表示する(ステップS1107)。
次に、制御部310は、図10のOkキー98がクリックするまで待機する(ステップS1108)。Okキー98がクリックされると(ステップS1108:YES)、制御部310は、登録完了画面97を閉じる(ステップS1109)。
なお、図9の入力処理は、一部の権限を与えられた作業員のみが実行できるようにしてもよい。例えば、IDやパスワードによって作業員を認証し、権限を与えられた作業員以外には入力させないようにしてもよい。
以上で説明したように、第2の実施形態によれば、資材センター20の作業員26は、データベース41に登録された限度見本を利用することができる。これによって、知識や経験が少ない作業員であっても、電力設備(変圧器等)を廃棄するか再使用するかを適切に判断することができる。
また、第2の実施形態によれば、管理センター30の作業員34が限度見本や修理方法を選定する必要が無くなるので、作業員34の作業負荷を低減できる。
なお、屋外に設置される設備として電力設備を例に挙げて説明したが、本実施形態は電力設備に限定されるものではなく、例えばガス設備、水道設備、通信設備などの電力設備以外の設備に対しても適用可能である。また、電力設備として変圧器を例に説明したが、これに限られない。例えば、断路器、高圧開閉器、高圧碍子、低圧碍子、地中線用防護管、計器類、およびブレーカー等の電力設備について、本実施形態の限度見本選定方法が適用されてもよい。
以上で説明したように、作業員34または端末31は、新品の設備の劣化傾向と、修理済設備の劣化傾向を取得する。そして、作業員34または端末31は、新品の設備の劣化傾向と、修理済設備の劣化傾向とを比較することで、設備の再使用の基準としての、設備の再使用が可能な限界状態を示す限度見本を選定する。これによって、資材センター20の作業員26の知識や経験が少ない場合であっても、使用済設備を廃棄するか再使用するかを適切に判断することができる。
21 端末
31 端末
40 サーバ
41 データベース
42 限度見本データ
43 修理方法データ
210 制御部
215 記憶部
310 制御部
311 入力部
312 表示部
315 記憶部

Claims (16)

  1. 新品の設備に対して劣化加速処理を行うことにより、前記新品の設備の劣化傾向を取得し、
    経年使用後に修理された複数の修理済設備に対して劣化加速処理を行うことにより、複数の前記修理済設備の劣化傾向を取得し、
    前記新品の設備の劣化傾向に基づいて、前記修理済設備の劣化の上限値を算出し、
    前記劣化が前記上限値を超えない修理済設備のうち、前記劣化が最も大きい修理済設備を特定することで、前記設備の再使用の基準としての、前記設備の再使用が可能な限界状態を示す限度見本を選定する、
    限度見本選定方法。
  2. 前記選定された前記設備の再使用の基準としての限度見本と、前記限度見本に対応する修理方法とを、データベースに登録する、
    請求項1記載の限度見本選定方法。
  3. 経年使用後に修理された複数の修理済設備の、修理前の画像を記憶する記憶部と、
    新品の設備に対して劣化加速処理を行うことにより取得された前記新品の設備の劣化傾向と、経年使用後に修理された複数の修理済設備に対して劣化加速処理を行うことにより取得された前記複数の修理済設備の劣化傾向とを入力するための入力部と、
    前記入力部によって入力された前記新品の設備の劣化傾向に基づいて、前記修理済設備の劣化の上限値を算出し、前記劣化が前記上限値を超えない修理済設備のうち、前記劣化が最も大きい修理済設備を特定することで、前記設備の再使用の基準としての、前記設備の再使用が可能な限界状態を示す限度見本を、前記記憶部に記憶された画像の中から選定する制御部と、を有する、
    限度見本選定装置。
  4. 前記制御部は、前記新品の設備の劣化傾向と、前記複数の修理済設備の劣化傾向とを入力するための第1の入力領域と、前記複数の修理済設備のそれぞれに対して行われた修理方法を入力するための第2の入力領域と、前記複数の修理済設備のそれぞれの修理前の画像を入力するための第3の入力領域とを表示部に表示する、
    請求項5記載の限度見本選定装置。
  5. 前記制御部は、前記設備の再使用の基準としての前記限度見本を選定したことに応じて、前記選定された限度見本の画像データと、前記限度見本に対応する修理方法を前記表示部に表示する、
    請求項6記載の限度見本選定装置。
  6. 前記制御部は、前記入力部によって入力された前記新品の設備の劣化傾向に基づいて、前記修理済設備の劣化の上限値を算出し、前記劣化が前記上限値を超えない複数の修理済設備のうち、前記劣化が最も大きい修理済設備の修理前の画像を前記記憶部に記憶された画像の中から特定し、前記特定された修理済設備の修理前の画像を、前記設備の再使用の基準としての、前記設備の再使用が可能な限界状態を示す限度見本として選定する、
    請求項5記載の限度見本選定装置。
  7. 記憶媒体と、前記記憶媒体とネットワークを介して接続されたサーバと、前記サーバとネットワークを介して接続された端末とを含む限度見本選定システムであって、
    前記端末は、
    経年使用後に修理された複数の修理済設備の、修理前の画像を記憶する記憶部と、
    新品の設備に対して劣化加速処理を行うことにより取得された前記新品の設備の劣化傾向と、経年使用後に修理された複数の修理済設備に対して劣化加速処理を行うことにより取得された前記複数の修理済設備の劣化傾向とを入力するための入力部と、
    前記入力部によって入力された前記新品の設備の劣化傾向に基づいて、前記修理済設備の劣化の上限値を算出し、前記劣化が前記上限値を超えない修理済設備のうち、前記劣化が最も大きい修理済設備を特定することで、前記設備の再使用の基準としての、前記設備の再使用が可能な限界状態を示す限度見本を、前記記憶部に記憶された画像の中から選定する制御部と、を有し、
    前記サーバは、前記制御部によって選定された前記限度見本の画像データを受信し、前記記憶媒体に記憶する、
    限度見本選定システム。
  8. 前記制御部は、前記新品の設備の劣化傾向と、前記複数の修理済設備の劣化傾向とを入力するための第1の入力領域と、前記複数の修理済設備のそれぞれに対して行われた修理方法を入力するための第2の入力領域と、前記複数の修理済設備のそれぞれの修理前の画像を入力するための第3の入力領域とを表示部に表示する、
    請求項9記載の限度見本選定システム。
  9. 前記制御部は、前記設備の再使用の基準としての前記限度見本を選定したことに応じて、前記選定された限度見本の画像と、前記限度見本に対応する修理方法とを前記表示部に表示する、
    請求項10記載の限度見本選定システム。
  10. 前記制御部は、前記入力部によって入力された前記新品の設備の劣化傾向に基づいて、前記修理済設備の劣化の上限値を算出し、前記劣化が前記上限値を超えない複数の修理済設備のうち、前記劣化が最も大きい修理済設備の修理前の画像を前記記憶部に記憶された画像の中から特定し、前記特定された修理済設備の修理前の画像を、前記設備の再使用の基準としての、前記設備の再使用が可能な限界状態を示す限度見本として選定する、
    請求項9記載の限度見本選定システム。
  11. 前記記憶媒体は、前記制御部によって選定された前記限度見本の画像データと、前記特定された修理済設備に行われた修理方法を指定する修理方法データとを記憶する、
    請求項12記載の限度見本選定システム。
  12. 経年使用後に修理された複数の修理済設備の修理前の画像と、新品の設備に対して劣化加速処理を行うことにより取得された前記新品の設備の劣化傾向と、経年使用後に修理された複数の修理済設備に対して劣化加速処理を行うことにより取得された前記複数の修理済設備の劣化傾向と、を作業員に入力させるための入力画面を表示部に表示する手順と、
    前記入力画面から入力された前記新品の設備の劣化傾向に基づいて、前記修理済設備の劣化の上限値を算出する手順と、
    前記劣化が前記上限値を超えない修理済設備のうち、前記劣化が最も大きい修理済設備を特定することで、前記設備の再使用の基準としての、前記設備の再使用が可能な限界状態を示す限度見本を、前記入力画面から入力された前記複数の修理済設備の修理前の画像の中から選定する手順と、
    選定された前記限度見本を、前記表示部に表示する手順と、
    をコンピュータに実行させるプログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体。
  13. 前記設備は電力設備である、
    請求項1記載の限度見本選定方法。
  14. 前記設備は電力設備である、
    請求項5記載の限度見本選定装置。
  15. 前記設備は電力設備である、
    請求項9記載の限度見本選定システム。
  16. 前記設備は電力設備である、
    請求項18記載のコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体。
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