JP6020552B2 - 画像表示装置及び光学装置 - Google Patents
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Description
同一の対象物に対して、左眼用画像における位置と、右眼用画像における位置との差を、視差という。画像内に存在する2つの対象物で、視差量が異なることにより、一方の対象物が他方の対象物に対して手前又は奥に存在するように見える。視差量は、視差の大きさである。
また、解像度の劣化を表示画像の縦方向と横方向とに分散させることで、高い画質を得る斜めレンチキュラーレンズ方式も知られている。
例えば、この図11に示す例においては、表示素子であるB12、G22、R32が、1つの画素(画素D)を形成する。又、他の表示素子についても同様である。各画素における表示素子の並び方向と各レンチキュラーレンズ511の方向とは平行である。図11の例では、斜め方向に1つの画素が配置される。
図11のように、レンチキュラーレンズ511を表示素子の配列に対して斜めに配置し、1つの画素を斜め方向に配置することにより、縦方向と横方向とで均等に解像度の劣化が生じる。すなわち、縦方向もしくは横方向のいずれか一方においてのみ解像度が下がることを防ぐことができる。縦方向と横方向との両方向で解像度の低下が生じる方が、縦方向もしくは横方向の一方のみで解像度の低下が生じた場合に比べて、視聴者において画質の劣化が少なく見える。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、斜めレンチキュラーレンズ方式におけるクロストークの発生を阻止することを目的とする。
図1は第1実施形態の一例としての立体画像表示装置1の構成を模式的に示す図、図2はその表示装置10の表示素子の配列の例を示す図である。
本立体画像表示装置(画像表示装置)1においては、表示面10aにレンズシート11を取り付けた表示装置10に対向するように視聴者が位置し、その表示面10aに表示対象物の立体表示用画像(立体画像)を表示させることにより、視聴者に表示対象物が立体的に視認される。
表示装置10は、例えば、液晶ディスプレイであり、表示制御部12からの制御に従って、その表示面10aに画像を表示する。すなわち、本立体画像表示装置1においては、この表示装置10に立体表示用画像が表示される。又、立体表示用画像には左眼用画像及び右眼用画像を含む。以下、表示装置10が液晶ディスプレイの例について示し、表示装置10を液晶ディスプレイ10と示す場合がある。
具体的には、各画素は複数の色画素を含む。色画素の例は、例えば、赤(R;Red),緑(G;Green)及び青(B;Blue)の光の三原色をなす色画素である。表示面10aにおいては、図2に例示するように、これらの色画素の表示素子が配列方向に所定の順序で繰り返し配置されている。又、配列方向に直行する方向には、同種類の表示素子が連続して配置されている。各表示素子の境界部分には、ブラックマトリクスを配置してもよい。そして、表示面10aにおいて、連続するR,G,Bの3つの色画素の表示素子によって一つの画素が表される。
本立体画像表示装置1においては、図2に例示するような表示面10aの表示素子の配列の縦方向に対して、斜め方向(非平行の方向)に並ぶ(連続する)R,G,Bの3つの色画素の表示素子によって一つの画素を表す。すなわち、斜め方向に1つの画素が配置される。図1や図2に示す例においては、便宜上、同一の画素を形成する色画素の表示素子に対して、同一のアルファベットを識別符号として付している。
図2中において、横方向(配列方向)をx方向、縦方向をy方向とした場合に、例えば、表示素子G22の位置を座標(m,n)と表した場合に、表示素子B12の位置は座標(m+1,n+1)で表される。同様に表示素子R32の位置は座標(m−1,n−1)で表される。
図3は第1実施形態の一例としての立体画像表示装置1の液晶ディスプレイ10の構成を模式的に例示する図である。
バックライト10gは、光源であり、液晶パネル10bに光を照射する。
液晶パネル10bは、バックライト10gから照射された光を、部分的に遮ったり透過させたりすることによって表示素子による表示を行なう。液晶パネル10bは、拡散板10c,偏光板10d,10e及び液晶セル10fをそなえる。
偏光板10d,10eは、バックライト10gから照射された光のうち、特定の方向に振幅成分を持つ光(偏光)だけを通過させる偏光フィルタである。これらの偏光板10d,10eは、互いに異なる(例えば、互いに直交する)方向の振幅成分の光を通過させる。
液晶パネル10bには、後述するレンズシート11が、その平面110b側を偏光板10eに対向させて配置される。又、レンズシート11における平面110bには、後述する遮光部101が部分的に形成されている。
本第1実施形態においては、液晶ディスプレイ10が、例えば、23インチのモニタサイズであり、1600×900(ドット)程度の解像度をそなえる。このような一般的な液晶ディスプレイ10においては、R,G,Bの各表示素子のサイズは、水平方向(図2中の横方向)に0.418mm、垂直方向(図2の縦方向)に0.705mm程度である。
図4は第1実施形態の一例としての立体画像表示装置1の表示制御部12のハードウェア構成を模式的に示す図である。
オーディオコントローラ137は、スピーカ143が接続され、このスピーカ143に対する音声データの出力を制御する。
そして、このHDD138には、立体表示対象(表示対象)について予め作成された立体画像データが格納されている。すなわち、HDD138は、表示対象についての視差点毎の立体表示用画像を複数視点毎に格納する格納部として機能する。
CPU131は、HDD138やメモリ136に格納されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する処理装置である。
例えば、表示制御部12は、液晶ディスプレイ10の表示面を構成する複数の斜列表示素子群(表示素子)のうち、右眼用画像の表示に用いる特定の斜列表示素子群に右眼用画像を表示させる。同様に、表示制御部12は、液晶ディスプレイ10の表示面を構成する複数の斜列表示素子群(表示素子)のうち、左眼用画像の表示に用いる特定の斜列表示素子群に左眼用画像を表示させる。表示制御部12は、これらの制御を行なうことにより、液晶ディスプレイ10に立体画像を表示させる。
液晶ディスプレイ10に表示する画像は、例えば、HDD138やメモリ136,ブルーレイディスク等に記録されていてもよく、又、LANカード132やチューナ133を介して受信してもよく、種々変形して実施することができる。
なお、本実施形態において、コンピュータとは、ハードウェアとオペレーティングシステムとを含む概念であり、オペレーティングシステムの制御の下で動作するハードウェアを意味している。又、オペレーティングシステムが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウェアを動作させるような場合には、そのハードウェア自体がコンピュータに相当する。ハードウェアは、少なくとも、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取るための手段とをそなえており、本実施形態においては、立体画像表示装置1がコンピュータとしての機能を有しているのである。
レンズシート(レンズユニット)11は、レンチキュラーレンズであり、カマボコ状の複数の平凸面レンズ(レンズ)110を、各平凸面レンズ110の母線を平行に連続して並べたレンズアレイとして構成されている。
図5は表示装置10に対するレンズシート11の取り付けの例を示す図である。レンズシート11は、この図5に示すように、表示装置10の表示面10aの前方(視聴者側)の所定位置に固定して取り付けられる。液晶ディスプレイ10へのレンズシート11の取り付けは、例えば、図示しないフック等に固定することにより行なう。このようにレンズシート11を液晶ディスプレイ10の表示面10aから脱着自在に構成することにより、レンズシート11を液晶ディスプレイ10から取り外した状態で、当該液晶ディスプレイ10を一般的な2次元画像表示装置としても用いることができる。なお、レンズシート11を液晶ディスプレイ10の表示面10aに貼着してもよい。
各平凸面レンズ110は、同一の材質で形成されるとともに、凸レンズ110aの曲率や凸レンズ110aの頂部から平面110bまでの距離等、互いに同じ形状をそなえ、それぞれのf値が等しい。
すなわち、一の斜列表示素子群を構成する3つの表示素子から出力される光は、同じ平凸面レンズ110に入射される。又、液晶ディスプレイ10の表示面10aにおける各斜列表示素子群は、それぞれ一の平凸面レンズ110に対応する。以下、斜列表示素子群と、当該斜列表示素子群に対応する平凸面レンズ110との組み合わせを出力対という。平凸面レンズ110には、この出力対を構成する斜列表示素子群から出力される光が入射される。
なお、出力光の結像位置は、例えば、平凸面レンズ110の焦点距離や、液晶ディスプレイ10の表示面10aと平凸面レンズ110との距離等に応じて規定される。従って、視聴者の位置や姿勢等に基づいて、これらの焦点距離等を、出力光が視聴者の眼の位置に結像するよう、予め最適な値に設定しておく。これらの焦点距離の設定手法等は既知の種々の手法により実現され、その詳細な説明は省略する。
また、レンズシート11において、各平凸面レンズ110は、当該平凸面レンズ110と出力対を成す斜列表示素子群を構成する表示素子とは異なる他の表示素子からの出力光(不要画素成分)が、当該平凸面レンズ110から出力されることを阻止する遮光部101をそなえる。
以下、不要画素成分を出力する、当該平凸面レンズ110と出力対を成す斜列表示素子群を構成する表示素子とは異なる他の表示素子を不要成分出力素子という場合がある。
不要成分出力素子は、当該平凸面レンズ110の出力対を成す斜列表示素子群と、縦もしくは横方向において隣接する表示素子であり、当該平凸面レンズ110の平面110bと対向(重合)する表示素子である。以下、不要成分出力素子における、当該平凸面レンズ110と重合する領域を遮光対象領域という。
遮光部101は、例えば、黒色ポリエチレン等の遮光性の高い材質をフィルム状に構成した遮光フィルム(黒色ポリエチレン製遮光フィルム)であり、平凸面レンズ110の平面110bに貼着される。
以下に、図7及び図8を参照しながら、遮光対象領域について説明する。
図7に示すように、矩形形状を有する表示素子の横方向の長さをAとし、その縦方向の長さをBとする。又、平凸面レンズ110の幅をCとする。各表示素子は液晶ディスプレイ10の表示面10aの全面においてそれぞれ同一の寸法形状を有する。
そして、この図7に示す例において、一の画素を成す斜列表示素子群(R32,G22,B12)と出力対をなす(対応する)平凸面レンズ110については、表示素子G12,B22からそれぞれ出力される光が不要画素成分である。
これらの遮光対象領域T1,T2は、互いに相似(合同)な直角三角形状である。従って、「辺β1の長さ=辺α1の長さ」,「辺β2の長さ=辺α2の長さ」及び「辺β3の長さ=辺α3の長さ」である。
図8に示すように、遮光対象領域である三角形T1,T2において、縦方向に沿う辺と対角線とが成す角度は(90−γ)である。このため
tan(90−γ)=A/B、及び、tanγ=B/A
が成立する。
辺β3の長さ(Z)=[C/2]/tan(90−γ)+[C/2]/tan(γ)
= C×[A×A+B×B]/AB・・・(式1)
となる。
このように、遮光部101が形成されたレンズシート11が本願の光学装置として機能する。
この状態において、表示制御部12が、液晶ディスプレイ10に立体画像を表示させる。具体的には、表示する立体画像の一の画素に対応させて、液晶ディスプレイ10の表示面10aにおける、斜列表示素子群を成す3つの表示素子の輝度値等をそれぞれ制御することにより、液晶ディスプレイ10に立体画像を表示させる。
ただし、レンズシート11において、平凸面レンズ110には、当該平凸面レンズ110の出力対ではない不要成分出力素子から出力された光は、遮光部101により、その平面110bへの進入が阻止される。
本立体画像表示装置1において、画像再生アプリケーション(再生アプリ)が起動されると、(ステップS10)、画像再生アプリケーション(表示制御装置12)は、先ず、当該立体画像表示装置1がレンズ式の立体画像表示装置1であるか否かを確認する(ステップS20)。この確認は、例えば、本立体画像表示装置1の表示制御装置13のメモリ136やHDD138等に格納されている機種ID等を確認することにより行なう。
この判断の結果、レンズシート11が表示装置10に取り付けられていない場合には(ステップS30のNOルート参照)、2D表示を行なう(ステップS80)。すなわち、左眼用画像と右眼用画像とで同じ画像を表示装置10に表示させる。又、この際、表示装置10に、立体画像表示を行なうことができない旨を示すダイアログボックスを表示させてもよい。
そして、表示制御部12は、右眼用の視差画像及び左眼用の視差画像(3D映像コンテンツ)を、表示素子を用いて表示させることにより、3D表示を行ない(ステップS70)。処理を終了する。
このように、第1実施形態の一例としての立体画像表示装置1によれば、レンズシート11において、平凸面レンズ110には、当該平凸面レンズ110の出力対ではない不要成分出力素子から出力された光は、遮光部101により、その平面110bへの進入が阻止される。これにより、クロストークの発生を阻止することができる。
図10は第2実施形態の一例としての立体画像表示装置1の構成を模式的に示す図である。
第2実施形態の一例としての立体画像表示装置1は、第1実施形態の平凸面レンズ110に形成された矩形形状を有する遮光部101に代えて、図10に示すように、遮光対象領域と同様の形状を有する遮光部101aをそなえるものであり、その他の部分は第1実施形態の立体画像表示装置1と同様に構成されている。
このように、第2実施形態の一例としての立体画像表示装置1によれば、上述した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる他、遮光部101aが、平凸面レンズ110と出力対を成す斜列表示素子群からの、当該平凸面レンズ110に入力される光の進入を阻止することがない。これにより、平凸面レンズ110と出力対を成す斜列表示素子群の各表示素子から出力される光の輝度低下等が生じることがない。
そして、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した各実施形態においては、表示装置10が液晶ディスプレイである例を示しているが、これに限定されるものではなく、例えば、プラズマディスプレイ等、液晶ディスプレイ以外の表示装置であってもよく、適宜変形して実施することができる。
上記各実施形態において、遮光部101,101aは、液晶ディスプレイ10の表示面10aの遮光対象領域に対応して設けられるが、遮光部101,101aは、これらの遮光対象領域を必ずしも完全に覆う必要はない。すなわち、遮光部101,101aが遮光対象領域の少なくとも一部を覆うように配置し、この遮光対象領域の一部から出力される光が平凸面レンズ110に入射されることを阻止してもよい。これにより、クロストークを小さくすることができるという効果を奏するとができる。
(付記1)
表示素子を配列方向及び当該配列方向と直行する方向に並べることにより、前記表示素子をマトリクス状に配置した表示部と、
前記表示部において、前記配列方向に対して傾斜した方向に連続する複数の表示素子による斜列表示素子群に対応させて、当該斜列表示素子群に沿って配置され、前記斜列表示素子群を成す各表示素子からの出力光を結像させるレンズを複数並べて配置したレンズユニットと、
前記レンズに対応する前記斜列表示素子群を成す表示素子以外の表示素子である不要成分出力素子からの出力光が、当該レンズから出射することを阻止する遮光部とをそなえることを特徴とする、画像表示装置。
(付記2)
前記遮光部が、前記表示部と前記レンズとの間に配置され、前記不要成分出力素子からの出力光が前記レンズへ入射されることを阻止することを特徴とする、付記1記載の画像表示装置。
(付記3)
前記遮光部が、前記不要成分出力素子における当該レンズと対向する領域である遮光対象領域に対応して形成されることを特徴とする、付記1又は2記載の画像表示装置。
(付記4)
前記遮光部が、前記遮光対象領域を包含する領域として形成されることを特徴とする、付記3記載の画像表示装置。
(付記5)
前記遮光部が、前記遮光対象領域と同一形状を有することを特徴とする、付記3記載の画像表示装置。
(付記6)
表示素子を配列方向及び当該配列方向と直行する方向に並べることにより、前記表示素子をマトリクス状に配置した表示部に取り付けられる光学装置であって、
前記表示部において、前記配列方向に対して傾斜した方向に連続する複数の表示素子による斜列表示素子群に対応させて、当該斜列表示素子群に沿って配置され、前記斜列表示素子群を成す各表示素子からの出力光を結像させるレンズを複数並べて配置したレンズユニットと、
前記レンズに対応する前記斜列表示素子群を成す表示素子以外の表示素子である不要成分出力素子からの出力光が、当該レンズから出射することを阻止する遮光部とをそなえることを特徴とする、光学装置。
(付記7)
前記遮光部が、前記表示部と前記レンズとの間に配置され、前記不要成分出力素子からの出力光が前記レンズへ入射されることを阻止することを特徴とする、付記6記載の光学装置。
(付記8)
前記遮光部が、前記不要成分出力素子における当該レンズと対向する領域である遮光対象領域に対応して形成されることを特徴とする、付記6又は7記載の光学装置。
(付記9)
前記遮光部が、前記遮光対象領域を包含する領域として形成されることを特徴とする、付記8記載の光学装置。
(付記10)
前記遮光部が、前記遮光対象領域と同一形状を有することを特徴とする、付記8記載の光学装置。
10 液晶ディスプレイ,表示装置
10a 表示面
10b 液晶パネル
10c 拡散板
10d,10e 偏光板
10f 液晶セル
10g バックライト
11 レンズシート(レンズユニット)
12 表示制御部
101,101a 遮光部
110 平凸面レンズ
110a 凸レンズ
110b 平面
131 CPU
132 LANカード
133 チューナ
134 グラフィック・アクセラレータ
135 チップセット
136 メモリ
137 オーディオコントローラ
138 HDD
139 ブルーレイディスクドライブ
140 キーボードコントローラ
142 外部アンテナ
143 スピーカ
144 キーボード
145 マウス
Claims (6)
- 表示素子を配列方向及び当該配列方向と直行する方向に並べることにより、前記表示素子をマトリクス状に配置した表示部と、
前記表示部において、前記配列方向に対して傾斜した方向に連続する複数の表示素子による斜列表示素子群に対応させて、当該斜列画素群に沿って配置され、前記斜列表示素子群を成す各表示素子からの出力光を結像させるレンズを複数並べて配置したレンズユニットと、
前記レンズに対応する前記斜列表示素子群を成す表示素子以外の表示素子である不要成分出力素子からの出力光が、当該レンズから出射することを阻止する遮光部とをそなえ、
前記遮光部が、前記複数の表示素子の内、前記配列方向に対して傾斜した方向に連続する複数の表示素子による斜列表示素子群に対応させて形成され、前記不要成分出力素子における当該レンズと対向する領域である遮光対象領域と同一形状を有することを特徴とする、画像表示装置。 - 前記遮光部が、前記表示部と前記レンズとの間に配置され、前記不要成分出力素子からの出力光が前記レンズへ入射されることを阻止することを特徴とする、請求項1記載の画像表示装置。
- 前記表示素子が矩形形状を有し、
前記レンズが、平凸面レンズであって、母線方向と直交する方向に幅Cを有し、
前記遮光部が、前記平凸面レンズにおける母線方向に式Z=(C×[A×A+B×B]/AB:ただし、AおよびBは、前記表示素子の横方向および縦方向長さ)で求められる長さZと同じ寸法をそなえ、且つ、前記平凸面レンズの幅方向に当該平凸面レンズの幅Cと同じ寸法をそなえる矩形領域として形成されることを特徴とする、請求項1又は2記載の画像表示装置。 - 表示素子を配列方向及び当該配列方向と直行する方向に並べることにより、前記表示素子をマトリクス状に配置した表示部に取り付けられる光学装置であって、
前記表示部において、前記配列方向に対して傾斜した方向に連続する複数の表示素子による斜列表示素子群に対応させて、当該斜列画素群に沿って配置され、前記斜列表示素子群を成す各表示素子からの出力光を結像させるレンズを複数並べて配置したレンズユニットと、
前記レンズに対応する前記斜列表示素子群を成す表示素子以外の表示素子である不要成分出力素子からの出力光が、当該レンズから出射することを阻止する遮光部とをそなえ、
前記遮光部が、前記複数の表示素子の内、前記配列方向に対して傾斜した方向に連続する複数の表示素子による斜列表示素子群に対応させて形成され、前記不要成分出力素子における当該レンズと対向する領域である遮光対象領域と同一形状を有することを特徴とする、光学装置。 - 前記遮光部が、前記表示部と前記レンズとの間に配置され、前記不要成分出力素子からの出力光が前記レンズへ入射されることを阻止することを特徴とする、請求項4記載の光学装置。
- 前記表示素子が矩形形状を有し、
前記レンズが、平凸面レンズであって、母線方向と直交する方向に幅Cを有し、
前記遮光部が、前記平凸面レンズにおける母線方向に式Z=(C×[A×A+B×B]/AB:ただし、AおよびBは、前記表示素子の横方向および縦方向長さ)で求められる長さZと同じ寸法をそなえ、且つ、前記平凸面レンズの幅方向に当該平凸面レンズの幅Cと同じ寸法をそなえる矩形領域として形成されることを特徴とする、請求項4又は5記載の光学装置。
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