JP6020371B2 - 車両用情報提供装置 - Google Patents

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本発明は、車両の乗員に対して情報を提供する車両用情報提供装置に関する。
従来、目の動きに基づいて運転者の視覚的活動性を測定し、この測定結果に基づいて、運転者に対し注意警告を提供する装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特許第4603264号公報
しかし、上記特許文献1に記載の技術は、自車両周辺の状況を考慮した測定を行っていないため、運転者が自車両周辺の状況に応じて適切な安全確認を行ったか否かを判断することができないという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、運転者が周辺の状況に応じて適切な安全確認を行ったか否かを判断することができる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の車両用情報提供装置は、周辺状況取得手段と、確認物体判断手段と、確認画像表示手段と、視線方向検出手段と、視線移動判断手段とを備える。
そして本発明の車両用情報提供装置では、まず周辺状況取得手段が、当該車両用情報提供装置が搭載された車両である自車両の周辺状況を示す周辺状況情報を取得する。また確認物体判断手段が、周辺状況取得手段により取得された周辺状況情報に基づいて、自車両の周辺に自車両の運転者が確認する必要がある物体である確認物体があるか否かを判断する。その後に確認画像表示手段が、確認物体があると確認物体判断手段が判断した場合に、確認物体を確認するように運転者に指示する運転者確認画像を運転者に対して表示する。また視線方向検出手段が、運転者の視線の方向を検出する。そして視線移動判断手段が、 視線方向検出手段による検出結果に基づいて、運転者確認画像が表示されている位置に向けて運転者が視線を移動させたか否かを判断する。
このように構成された車両用情報提供装置は、自車両の周辺状況を示す周辺状況情報を取得することにより、自車両の周辺において運転者が確認する必要がある物体(確認物体)を特定することができ、特定した確認物体に応じた運転者確認画像を運転者に対して表示する。
そして、運転者が、表示された運転者確認画像を視認すると、運転者確認画像が示す確認物体を実際に確認しようとする可能性が高く、一方、運転者が、運転者確認画像を視認していなければ、運転者確認画像が示す確認物体を実際に確認しようとしない可能性が高いと考えられる。
したがって、本発明の車両用情報提供装置によれば、運転者確認画像が表示されている位置に向けて運転者が視線を移動させたか否かを判断することにより、運転者が周辺の状況に応じて適切な安全確認を行ったか否かを判断することができる。
車両用情報提供装置1の構成を示すブロック図である。 ウインドシールド内での表示画面領域DRの配置を示す図である。 情報提供処理を示すフローチャートである。 報知処理を示すフローチャートである。 運転者確認画像を示す図である。 自車両周辺の状況に対応した運転者確認画像を示す第1の説明図である。 自車両周辺の状況に対応した運転者確認画像を示す第2の説明図である。 自車両周辺の状況に対応した運転者確認画像を示す第3の説明図である。 自車両周辺の状況に対応した運転者確認画像を示す第4の説明図である。 別の実施形態の報知画像を示す図である。 別の実施形態の運転者確認画像を示す図である。 操作指示画像を説明する図である。 バック確認要求画像とサイド確認要求画像を説明する図である。
以下に本発明の実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態の車両用情報提供装置1は、自動運転が可能な車両に搭載され、図1に示すように、ヘッドアップディスプレイ(Head Up Display)装置2(以下、HUD装置2という)、運転席カメラ3、前方カメラ4、左後方カメラ5、右後方カメラ6、電子ミラー7、レーダ装置8、車速センサ9、ナビゲーション装置10および制御部11を備えている。
HUD装置2は、画像を表示するための表示光を、ウインドシールドの下方からウインドシールドに向けて照射する。これにより、運転者は、その投影された虚像を車両前方の実際の風景に重ねて視認することになる。なおHUD装置2は、ウインドシールドの下側に設けられた矩形状の表示画面領域DRに画像を表示する(図2を参照)。
運転席カメラ3は、運転席に座っている乗員(すなわち運転者)の顔を連続して撮影する。なお以下、運転席カメラ3が撮影することにより取得された画像データを顔画像データという。
前方カメラ4は、運転者がウインドシールド越しに視認可能な自車両前方の風景を連続して撮影する。なお以下、前方カメラ4が撮影することにより取得された画像データを前景画像データという。
左後方カメラ5は、車両の左端部に設置されており、車両の左後方の状況を撮影する。
右後方カメラ6は、車両の右端部に設置されており、車両の右後方の状況を撮影する。
電子ミラー7は、ダッシュボードの左側と右側に設置された表示装置である(図2を参照)。左側に設置された電子ミラー7は、左後方カメラ5により撮影された画像を表示し、右側に設置された電子ミラー7は、右後方カメラ6により撮影された画像を表示する。
レーダ装置8は、レーダ波を車両の後方に向けて送信し、反射したレーダ波を受信することにより、車両の後方に位置する車両(以下、後方車両という)の位置と、自車両と後方車両との相対速度とを検出する。
車速センサ9は、自車両の走行速度を検出する。
ナビゲーション装置10は、道路地図データおよび各種情報を記録した地図記憶媒体から道路地図データを取得するとともに、GPS(Global Positioning System)アンテナ(不図示)を介して受信したGPS信号等に基づいて車両の現在位置を検出するように構成されている。そしてナビゲーション装置10は、車両の現在地を表示画面ND(図2を参照)に表示するための制御、および、現在地から目的地までの経路を案内するための制御などを実行するように構成されている。
ナビゲーション装置10の表示画面ND上にはタッチパネルが設置されている。このため運転者は、表示画面NDを指で押す操作を行うことにより、各種指示を入力することができる。
制御部11は、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されている。そして制御部11は、カメラ3,4,5,6、レーダ装置8、車速センサ9およびナビゲーション装置10からの入力に基づいて各種処理を実行し、HUD装置2、電子ミラー7およびナビゲーション装置10を制御する。
このように構成された車両用情報提供装置1において、制御部11は、後述する情報提供処理と報知処理を実行する。
まず、制御部11が実行する情報提供処理の手順を説明する。情報提供処理は、車両用情報提供装置1の動作中に繰り返し実行される処理である。
この情報提供処理が実行されると、制御部11は、図3に示すように、まずS10にて、車速センサ9で検出した走行速度(以下、自車両走行速度という)に基づいて、自車両走行速度を示す現在速度画像VPを(図6(b)を参照)をHUD装置2に表示させる。本実施形態の現在速度画像VPは、自車両の走行速度を数字と単位で示す画像である。
次にS20にて、自車両の周辺状況を検出する。具体的には、前方カメラ4が撮影した前景画像データを用いて、画像認識処理(例えばパターンマッチング)を行うことにより、例えば道路標識、電光掲示板、道路上の障害物、左折専用レーン、右折専用レーン、横断歩道および信号機を検出する。また、車速センサ9で検出した自車両走行速度と、レーダ装置8で検出した後方車両の位置および相対速度とに基づいて、自車両に接近してくる後方車両(以下、接近後方車両ともいう)を検出する。
そしてS30にて、S20での検出結果に基づいて、運転者確認表示条件が成立しているか否かを判断する。本実施形態の運転者確認表示条件は、S20において、道路標識、電光掲示板、道路上の障害物、左折専用レーン、右折専用レーン、横断歩道、信号機および接近後方車両の少なくとも1つを検出することである。
ここで、運転者確認表示条件が成立していない場合には(S30:NO)、S80に移行する。一方、運転者確認表示条件が成立している場合には(S30:YES)、S40にて、S20での検出結果に応じて予め設定されている運転者確認画像(図6〜図9を参照)を表示する。
その後S50にて、運転席カメラ3が撮影した顔画像データを用いて、運転者の視線方向を検出する。S50では例えば、顔画像データから運転者の眼を抽出し、抽出した眼について画像認識処理(例えばパターンマッチング)を行うことにより、運転者の視線方向を検出する。
さらにS60にて、S50で検出した視線方向とに基づいて、運転者が、S40で表示された運転者確認画像を確認したか否かを判定する。その後S70にて、S60での判定結果を記憶し、S80に移行する。
そしてS80に移行すると、S70で記憶された判定結果を用いて、運転者が運転者確認画像を確認していないことを示す予め設定された報知条件が成立したか否かを判断する。本実施形態における報知条件は、例えば、予め設定された判定回数(例えば5回)連続して、運転者が運転者確認画像を確認していないことである。
ここで、報知条件が成立した場合には(S80:YES)、S90にて、報知処理フラグをセットし、情報提供処理を一旦終了する。一方、報知条件が成立した場合には(S80:NO)、S100にて、報知処理フラグをクリアし、情報提供処理を一旦終了する。
次に、制御部11が実行する報知処理の手順を説明する。報知処理は、車両用情報提供装置1の動作中に繰り返し実行される処理である。
この報知処理が実行されると、制御部11は、図4に示すように、まずS210にて、報知処理フラグがセットされているか否かを判断する。ここで、報知処理フラグがクリアされている場合には(S210:NO)、報知処理を一旦終了する。一方、報知処理フラグがセットされている場合には(S210:YES)、S220にて、運転者による運転者確認画像の確認が不十分である旨を示す報知画像をHUD装置2に表示させ、報知処理を一旦終了する。
次に、運転者確認画像の内容を説明する。
運転者確認画像は、図5に示すように、検出物画像CP1と、自車両画像CP2と、接近方向指示画像CP3と、視線方向指示画像CP4と、相対速度画像CP5を含む。
検出物画像CP1は、S20で検出された物体(以下、検出物ともいう)を示す画像である。
自車両画像CP2は、自車両を上方から見た形状を簡略化した画像である。
接近方向指示画像CP3は、自車両画像CP2の周囲を覆うようにしてオーバル状に形成された画像である。オーバル状に形成された接近方向指示画像CP3は、自車両の前方、後方、右側方、左側方、右前方、左前方、右後方および左後方のそれぞれを示す8つの方向指示画像に分割されている。8つの方向指示画像のうちの少なくとも1つを強調表示することにより、自車両を基点とした接近後方車両の現在位置の方向が示される。
視線方向指示画像CP4は、人間の両目を簡略化して示した画像であり、円形状に形成された2個の白目画像が水平方向に沿って整列するように配置されている。そして、2個の白目画像それぞれの内部に黒目画像が配置されている。視線方向指示画像CP4は、白目画像内における黒目画像の位置により、運転者に対して視線方向を指示する。例えば、図5の視線方向指示画像CP4は、運転者に対して左前方に視線を向けるように指示している。
相対速度画像CP5は、接近後方車両との相対速度を示す画像である。相対速度画像CP5は、複数(本実施形態では13)の矩形状画像RP01,RP02,RP03,RP04,RP05,RP06,RP07,RP08,RP09,RP10,RP11,RP12,RP13を含む。
矩形状画像RP01〜RP13は、矩形状に形成された画像である。そして、左から右に向かって矩形状画像RP01,RP02,RP03,RP04,RP05,RP06,RP07,RP08,RP09,RP10,RP11,RP12,RP13の順に水平方向に沿って整列するように配置されている。
矩形状画像RP01〜RP13はそれぞれ個別に強調表示可能に構成されている。そして相対速度画像CP5は、相対速度が大きくなるほど強調表示される矩形状画像の数が多くなるようにして、相対速度を表示する。
なお相対速度画像CP5は、視線方向指示画像CP4の直下に配置される。これは、視線方向指示画像CP4と相対速度画像CP5が一体として、顔を模した画像となるようにすることを意図している。すなわち、視線方向指示画像CP4が人の両目を表しており、相対速度画像CP5が人の口を表している。
次に、S20で検出された検出物に応じて表示される運転者確認画像を説明する。
まず図6(a)に示すように、自車両MCの左前方において、制限速度を示す道路標識を検出した場合には、図6(b)に示すように、検出物画像CP1は、制限速度を道路標識の形式で示し、視線方向指示画像CP4は、運転者に対して左前方に視線を向けるように指示する。
また図6(c)に示すように、自車両MCの左前方において、高速道路の出口までの距離を示す案内標識を検出した場合には、図6(d)に示すように、検出物画像CP1は、出口までの距離を示し、視線方向指示画像CP4は、運転者に対して左前方に視線を向けるように指示する。
また図7(a)に示すように、自車両MCの左前方において、通行止を知らせる電光掲示板を検出した場合には、図7(b)に示すように、検出物画像CP1は、通行止を道路標識の形式で示し、視線方向指示画像CP4は、運転者に対して左前方に視線を向けるように指示する。
また図7(c)に示すように、自車両MCの前方において障害物を検出した場合には、図7(d)に示すように、検出物画像CP1は、障害物を簡略化して示し、視線方向指示画像CP4は、運転者に対して前方に視線を向けるように指示する。
また図8(a)に示すように、自車両MCの後方から接近している車両を検出した場合には、図8(b)に示すように、検出物画像CP1は、自車両の後方に車両が存在することを示す画像であり、接近方向指示画像CP3は、車両の接近方向を示す方向指示画像を強調表示する。図8(b)の接近方向指示画像CP3は、自車両の後方と右後方からの車両接近を示している。また、視線方向指示画像CP4は、運転者に対して上前方、すなわちバックミラーBM(図2を参照)に視線を向けるように指示する。
また図8(c)に示すように、自車両MCの前方において、左折専用レーンを示す白線を検出した場合には、図8(d)に示すように、検出物画像CP1は、左折の白線を示し、視線方向指示画像CP4は、運転者に対して前方に視線を向けるように指示する。
また図9(a)に示すように、自車両MCの前方において、横断歩道を示す白線と信号機を検出した場合には、図9(b)に示すように、検出物画像CP1は、横断歩道と信号機を示し、視線方向指示画像CP4は、運転者に対して前方に視線を向けるように指示する。
このように構成された車両用情報提供装置1では、前方カメラ4とレーダ装置8が、自車両の周辺状況を示す周辺状況情報を取得する。また、前方カメラ4とレーダ装置8により取得された周辺状況情報に基づいて、自車両の周辺に自車両の運転者が確認する必要がある確認物体(本実施形態では、道路標識、電光掲示板、道路上の障害物、左折専用レーン、右折専用レーン、横断歩道、信号機および接近後方車両)があるか否かを判断する(S20,S30)。その後に、確認物体があると判断した場合に(S30:YES)、確認物体を確認するように運転者に指示する運転者確認画像を運転者に対して表示する(S40)。また、運転者の視線の方向を検出する(S50)。そして、視線方向の検出結果に基づいて、運転者確認画像が表示されている位置に向けて運転者が視線を移動させたか否かを判断する(S60)。
このように車両用情報提供装置1は、自車両の周辺状況を示す周辺状況情報を取得することにより、自車両の周辺において運転者が確認する必要がある物体(確認物体)を特定することができ、特定した確認物体に応じた運転者確認画像を運転者に対して表示する。
そして、運転者が、表示された運転者確認画像を視認すると、運転者確認画像が示す確認物体を実際に確認しようとする可能性が高く、一方、運転者が、運転者確認画像を視認していなければ、運転者確認画像が示す確認物体を実際に確認しようとしない可能性が高いと考えられる。
したがって、車両用情報提供装置1によれば、運転者確認画像が表示されている位置に向けて運転者が視線を移動させたか否かを判断することにより、運転者が周辺の状況に応じて適切な安全確認を行ったか否かを判断することができる。
また車両用情報提供装置1は、確認物体が道路標識である場合には(図6(a)を参照)、運転者確認画像を構成する検出物画像CP1として、道路標識を模した画像を表示する(図6(b)を参照)。これにより車両用情報提供装置1は、確認すべき物体が道路標識である場合において、運転者に、確認すべき物体を直感的に特定させ易くすることができる。
また車両用情報提供装置1は、運転者確認画像を構成する視線方向指示画像CP4と相対速度画像CP5を、顔を模した形状となるように配置して表示する。これにより、運転者が運転者確認画像を視認する頻度を向上させることができる。人間は、人の顔に注意を喚起され易いためである。
以上説明した実施形態において、前方カメラ4とレーダ装置8は本発明における周辺状況取得手段、S20,S30の処理は本発明における確認物体判断手段、S40の処理は本発明における確認画像表示手段、S50の処理は本発明における視線方向検出手段、S60の処理は本発明における視線移動判断手段である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態では、運転者による運転者確認画像の確認が不十分である旨を示す報知画像をHUD装置2に表示させることにより、休憩への誘導と動機付けを行うようにしたものを示した。しかし、休憩への誘導と動機付けを行う方法は、これに限定されるものではない。例えば、図10に示す報知を行うことにより、休憩への誘導と動機付けを行うことができる。
具体的には、まず図10(a)に示すように、割引クーポンのアイコン表示(図10(b)を参照)までのタイミングを示す表示タイミング画像DP1を、ウインドシールドの表示画面領域DR内に表示する。図10(a)の表示タイミング画像DP1は、「17M」という文字を表示しており、17分後にアイコン表示が行われることを示している。
そして、表示タイミング画像DP1の表示から17分が経過すると、図10(b)に示すように、割引クーポンアイコン画像DP2をウインドシールドの表示画面領域DR内に表示する。割引クーポンアイコン画像DP2は、割引クーポンを発行する店舗のロゴマークを示す店舗画像DP21と、自車両が走行している道路の制限速度を示す制限速度画像DP22と、接近後方車両との相対速度を示す相対速度画像DP23を含む。なお、店舗画像DP21と制限速度画像DP22と相対速度画像DP23は、一体として顔を模した画像となるようにすることを意図して配置されている。すなわち、店舗画像DP21と制限速度画像DP22が人の両目を表しており、相対速度画像DP23が人の口を表している。
また、割引クーポンアイコン画像DP2が表示された直後に、図10(c)に示すように、ナビゲーション装置10の表示画面ND内に、互いに異なる店舗を示す複数(図10(c)では6個)のロゴマークLM1,LM2,LM3,LM4,LM5,LM6を表示する。
そして、運転者が、表示画面NDを指で押す操作を行うことにより、表示画面NDに表示されている複数のロゴマークLM1〜LM6の中から、割引クーポンアイコン画像DP2の店舗画像DP21と同じロゴマーク(図10(c)ではロゴマークLM1)を選択する。これにより、割引クーポンを獲得したことを示す特典画像DP3を表示画面領域DR内に表示するとともに、割引クーポンの割引内容を示す割引内容画像DP4をナビゲーション装置10の表示画面ND内に表示する。さらに、ナビゲーション装置10は、運転者が選択したロゴマークLM1に対応する店舗を自車両の経由地に設定する。
なお、図10に示す表示は、運転者の状態を検出して居眠りの兆候があると予測した場合に行ってもよいし、居眠りを起こし易いエリアを走行中に行ってもよいし、居眠りを起こしやすいエリアに進入する前に行ってもよいし、定期的に行ってもよい。
また、図10に示す表示において、運転者の状態(例えば、疲労度)に応じて、割引クーポンの割引内容を変化させるようにしてもよい。例えば、疲労または眠気の度合いが大きいほど、割引率を高くするようにしてもよい。これにより、疲労または眠気の度合いが大きい運転者を休憩へ誘導させることが容易になり、運転者の疲労または眠気回復を図ることができる。また、疲労または眠気の度合いに応じて割引クーポンアイコン画像DP2の表示タイミングを変更するようにしてもよい。
また、図10に示す表示において、割引クーポンの代わりに、普及しているポイントカードグループのポイントを付与するようにしてもよい。これにより、ポイントを取得することの利用価値が向上し、上記アイコン表示が行われることに対する運転者の期待を高めることができる。
また、図10に示す表示において、自車両が走行している道路で渋滞が発生する可能性がある場合に、店舗画像DP21の表示を行い、渋滞回避のために、店舗画像DP21に示す店舗で休憩させるようにしてもよい。これにより、渋滞を回避できる可能性を高めることができる。
また上記実施形態では、自車両の後方から接近している車両を検出した場合に、図8(b)に示すように、検出物画像CP1と接近方向指示画像CP3と視線方向指示画像CP4により、運転者がミラーに視線を向けるようにするものを示した。しかし、運転者がミラーに視線を向けるようにする方法は、これに限定されるものではない。例えば、図11に示す表示を行うことにより、運転者がミラーに視線を向けるようにすることができる。
具体的には、自車両に接近してくる後方車両を検出すると、自車両と後方車両との相対速度に基づいて、自車両が接近後方車両をサイドミラーで確認する必要があるタイミングを予測する。そして図11(a)に示すように、自車両が接近後方車両をサイドミラーで確認するまでのタイミングを示す表示タイミング画像DP6と、後方車両の接近方向を示す方向指示画像DP7を、ウインドシールドの表示画面領域DR内に表示する。図11(a)の表示タイミング画像DP6は、「20S」という文字を表示しており、20秒後に接近後方車両の確認が必要であることを示している。また、図11(a)の方向指示画像DP7は、右後方から車両が接近していることを示している。
そして、表示タイミング画像DP6の表示から20秒が経過すると、図11(b)に示すように、右側の電子ミラー7の表示画面内に、1文字を示す文字画像DP8を表示する。図11(b)の文字画像DP8は、「B」という文字を表示しており、図10(b)の店舗画像DP21に対応する店舗の名前の一部分を構成する文字である。
そして、運転者が、右側の電子ミラー7に視線を向けて文字画像DP8を確認しステアリングスイッチを押すと、電子ミラー7に表示された文字を運転者が取得したとみなして、図11(c)に示すように、文字画像DP8と同一の文字を示す文字画像DP9をナビゲーション装置10の表示画面ND内に表示する。
その後、表示画面ND内に表示された文字を手掛かりとして、思い付いた店舗名を運転者が発話すると、車両用情報提供装置1が音声認識で、運転者が発話した内容を確認し、店舗画像DP21に対応する店舗の名前を発話したと判断した場合に、店舗画像DP21に対応する店舗の割引クーポンを獲得したことを示す特典画像(不図示)を表示画面領域DR内に表示するとともに、割引クーポンの割引内容を示す割引内容画像(不図示)をナビゲーション装置10の表示画面ND内に表示する。なお、右側の電子ミラー7に文字画像DP8が表示されてから、運転者が発話した名前が正解するまでの時間が短いほど、割引クーポンの割引内容が運転者にとって良いものとなる。
このように、運転者確認画像として、予め設定された複数の文字からなる文字列(図11では「ABC」)のうちの一部を示す文字画像DP8(図11では「B」)を表示することにより、運転者は、文字画像DP8を手掛かりとして上記文字列を特定しようと考えるため、文字画像DP8が表示される方向に視線を向けようする。したがって、文字画像DP8を右側の電子ミラー7に表示することにより、運転者が右側の電子ミラー7に視線を向けようと考え易くなり、その結果、右側の電子ミラー7の確認が必要なときに運転者が右側の電子ミラー7に視線を向ける頻度を向上させることができる。
また上記実施形態では、運転者の視線方向を検出することにより、運転者が運転者確認画像を確認したか否かを判定するものを示した。しかし、運転者が運転者確認画像を確認したか否かを判定する方法は、これに限定されるものではない。例えば、検出物画像CP1が表示された直後に運転者がステアリングスイッチを操作した場合に、運転者が運転者確認画像を確認したと判断するようにしてもよい。そして、検出物画像CP1が表示された直後に運転者にステアリングスイッチを操作させるために、図12に示すように、運転者確認画像が、操作指示画像CP6を含むようにするとよい。図12の操作指示画像CP6は、「押」という文字を表示している。これにより、運転者は、運転者確認画像を確認した後にステアリングスイッチを押す必要があるということを認識することができる。
また上記実施形態では、S220にて、運転者による運転者確認画像の確認が不十分である旨を示す報知画像をHUD装置2に表示させるものを示したが、運転者確認画像の確認が不十分である場合の処理はこれに限定されるものではない。例えば、オーディオを停止させたり、エアコンをオフにしたりしてもよい。
また、運転者による運転者確認画像の確認が不十分であると車両用情報提供装置1が判断した場合において、運転者の疲労度を予測し、この予測結果に応じた処理を実行するようにしてもよい。疲労度の予測結果に応じた処理としては、例えば、HUD装置2、ナビゲーション装置10およびメータ(不図示)の少なくとも1つによる表示(文字、色、アイコン)、アプリケーションおよび車載機器の少なくとも1つの起動または停止、音または音声での警告などが挙げられる。また、疲労度の予測結果に応じた処理として、近くのサービスエリアを紹介するととともに、ナビゲーション装置10の経由地を近くのサービスエリアに設定し、経路案内を開始するようにしてもよい。
また、運転者が運転者確認画像を確認した場合に運転者に対してポイントを付与するようにしてもよい。付与されたポイント数に応じて保険料、商品およびサービスの割引を行うなどして、ポイントビジネスと連携させることが可能である。また、運転者が運転者確認画像を確認することによりポイントが付与された場合に、その旨を、HUD装置2、ナビゲーション装置10およびメータ(不図示)により表示するようにしてもよい。
また、運転者が運転者確認画像を確認した場合に、その旨を、画像表示または音声出力により報知するようにしてもよい。
また上記実施形態では、カメラ3で撮影した画像を用いて画像認識処理を行うことにより、道路標識または電光掲示板などを検出するものを示した。しかし、道路標識または電光掲示板などが示す情報を取得する方法はこれに限定されるものではない。例えば、自車両の前方にレーダ波を照射するレーザーレーダにより取得された画像を用いて画像認識処理を行うことにより道路標識または電光掲示板などを検出するようにしてもよい。また、地図データを記憶する地図データベースを自車両に搭載し、地図データベースを参照することにより、道路標識または電光掲示板などが示す情報を取得するようにしてもよい。また、車両の走行経路付近に設置された路上機との間で無線通信を行う路車間通信機能、または自車両の周辺に存在する他車両との間で無線通信を行う車車間通信機能を有する無線通信機を自車両に搭載し、路車間通信または車車間通信を行うことにより、道路標識または電光掲示板などが示す情報を取得するようにしてもよい。
また、図8(a)に示すように自車両MCの後方から車両が接近している場合において、バックミラーまたはサイドミラーで確認できる程度に後方車両が接近しているときには、図13に示すように、バックミラーでの確認を要求するバック確認要求画像CP7、またはサイドミラーでの確認を要求するサイド確認要求画像CP8を表示するようにしてもよい。これにより、接近後方車両が映っているミラーへ運転者の視線を案内することができる。
1…車両用情報提供装置、2…HUD装置、3…運転席カメラ、8…レーダ装置、11…制御部

Claims (3)

  1. 車両に搭載され、前記車両の乗員に対して情報を提供する車両用情報提供装置(1)であって、
    当該車両用情報提供装置が搭載された車両である自車両の周辺状況を示す周辺状況情報を取得する周辺状況取得手段(4,8)と、
    前記周辺状況取得手段により取得された前記周辺状況情報に基づいて、前記自車両の周辺に前記自車両の運転者が確認する必要がある物体である確認物体があるか否かを判断する確認物体判断手段(S20,S30)と、
    前記確認物体があると前記確認物体判断手段が判断した場合に、前記確認物体を確認するように前記運転者に指示する運転者確認画像を前記運転者に対して表示する確認画像表示手段(S40)と、
    前記運転者の視線の方向を検出する視線方向検出手段(S50)と、
    前記視線方向検出手段による検出結果に基づいて、前記運転者確認画像が表示されている位置に向けて前記運転者が視線を移動させたか否かを判断する視線移動判断手段(S60)とを備え、
    前記確認画像表示手段は、前記運転者確認画像として、予め設定された複数の文字からなる文字列のうちの一部を示す画像を表示する
    ことを特徴とする車両用情報提供装置。
  2. 前記確認画像表示手段は、
    前記確認物体が道路標識である場合には、前記運転者確認画像として、前記道路標識を模した画像を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用情報提供装置。
  3. 前記確認画像表示手段は、
    前記運転者確認画像を構成する複数の画像のうちの少なくとも一部を、顔を模した形状となるように配置して表示する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項2の何れか1項に記載の車両用情報提供装置。
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