JP6019777B2 - AlN結晶基板およびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、クラックの発生がなく大口径化が可能なAlN結晶基板およびその製造方法に関する。
AlN(窒化アルミニウム)結晶は、6.2eVの広いエネルギバンドギャップ、約3.3WK-1cm-1の高い熱伝導率および高い電気抵抗を有しているため、光デバイスや電子デバイスなどの半導体デバイス用の基板材料として注目されている。このようなAlN結晶を成長させる方法として、昇華法が知られている。
また、AlN結晶基板は高価であるため、AlN結晶を成長させる下地基板としては、AlN結晶と化学組成が異なる異組成下地基板が用いられる。
昇華法においては、昇華法における高温雰囲気に耐久性がありかつAlN結晶との格子定数の不整合が小さい観点から、SiC下地基板が好適に用いられる。
たとえば、特開2008−13390号公報(特許文献1)は、SiC基板などの異種基板(上記異組成基板に相当。以下同じ)上に、異種基板の口径rに対して0.4r以上の厚さにAlN結晶を昇華法により成長させる工程と、異種基板から200μm以上離れたAlN結晶の領域からAlN結晶基板を形成する工程と、を含むAlN結晶基板の製造方法を開示する。
また、特開2011−26160号公報(特許文献2)は、内部に原料を収納する原料容器と、それに対向するように配置されたSiC基板などの種基板と、を少なくとも備えた窒化アルミニウム単結晶の製造装置を用い、昇華法により種基板上に窒化アルミニウム単結晶を堆積させる窒化アルミニウム単結晶の製造方法であって、原料として窒化アルミニウムを焼結して粉末粒子同士の合一化を図った焼結体を使用することを開示する。
特開2008−13390号公報 特開2011−26160号公報
特開2008−13390号公報(特許文献1)および特開2011−26160号公報(特許文献2)においては、AlN結晶を成長させるために用いられるSiC基板の熱膨張係数とAlN結晶の熱膨張係数との違いにより、SiC基板上に成長させるAlN結晶にクラックが発生しやすくまた大口径化が困難であるという問題点があった。特開2008−13390号公報(特許文献1)においては、AlN結晶を厚く成長させることによりクラックの発生を抑制することも開示されているが、SiC基板上のAlN結晶を厚く成長させるには、長時間の成長条件の調整が難しく、また、成長時間が長時間となるため、製造コストが増大するという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決することにより、クラックの発生がなく結晶性が高く大口径化が可能なAlN結晶基板およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、第1の局面に従えば、SiC下地基板のC原子面である主面上に、まず単結晶が成長する条件で次に多結晶が成長する条件で、第1のAlN結晶を成長させる工程と、第1のAlN結晶の結晶成長主面を平坦化する工程と、第1のAlN結晶からSiC下地基板を除去することにより第1のAlN結晶基板を形成する工程と、第1のAlN結晶基板のAl原子面である主面上に、第2のAlN結晶を成長させる工程と、第2のAlN結晶から第2のAlN結晶基板を形成する工程と、を含み、第2のAlN結晶を成長させる工程において、第1のAlN結晶基板より大口径のBN多結晶基板上に第1のAlN結晶基板をその第1の主面が露出するように配置し、第1のAlN結晶基板の第1の主面上には単結晶領域を成長させ、BN多結晶基板の露出している主面上には多結晶領域を成長させ、第1のAlN結晶基板はAl原子面である第1の主面を有する単結晶領域と第2の主面を有する多結晶領域とをみ、第2のAlN結晶基板はAl原子面である第1の主面を有する単結晶領域とその単結晶領域の外周側面に配置されている多結晶領域とを含むAlN結晶基板の製造方法である。
本発明は、第の局面に従えば、Al原子面である第1の主面を有する単結晶領域と、単結晶領域の外周側面に配置されている多結晶領域と、を含み、単結晶領域は、多結晶領域により保持されているAlN結晶基板である。
本発明によれば、クラックの発生がなく結晶性が高く大口径化が可能なAlN結晶基板およびその製造方法を提供することができる。
本発明にかかるAlN結晶基板の製造方法により第1のAlN結晶基板を製造する一例を示す概略断面図である。 本発明にかかるAlN結晶基板の製造方法により第2のAlN結晶基板を製造する一例を示す概略断面図である。 本発明にかかるAlN結晶基板の製造方法により第2のAlN結晶基板を製造する別の例を示す概略断面図である。 本発明にかかるAlN結晶基板の製造方法に用いられる昇華方法の一方式を示す概略断面図である。 本発明にかかるAlN結晶基板の製造方法に用いられる昇華方法の別の方式を示す概略断面図である。 本発明にかかるAlN結晶基板により第1のAlN結晶基板を製造する別の例において得られる第1のAlN結晶の一例を示す概略図である。ここで(A)は概略平面図を示し、(B)はVIB−VIBにおける概略断面図を示す。 本発明にかかるAlN結晶基板により第1のAlN結晶基板を製造する別の例において得られる第1のAlN結晶基板の一例を示す概略図である。 本発明にかかるAlN結晶基板の製造方法により得られた第2のAlN結晶基板のX線回折により測定された(0002)面についてのロッキングカーブにおける半値全幅を示すグラフである。
<AlN結晶基板の製造方法>
[実施形態1]
図1を参照して、本発明の一実施形態であるAlN結晶基板の製造方法は、SiC下地基板1sのC原子面である主面1c上に、まず単結晶が成長する条件で次に多結晶が成長する条件で、第1のAlN結晶10を成長させる工程と、第1のAlN結晶10の結晶成長主面10gを平坦化する工程と、第1のAlN結晶10からSiC下地基板1sを除去することにより第1のAlN結晶基板10sを形成する工程と、を含む。第1のAlN結晶10は、SiC下地基板1sとの界面側にAl原子面である界面10iを有する単結晶領域10mと、結晶成長主面10g側に多結晶領域10pと、を含む。第1のAlN結晶基板10sは、Al原子面である第1の主面10aを有する単結晶領域10mと、第2の主面10bを有する多結晶領域10pと、を含む。本実施形態のAlN結晶基板の製造方法によれば、クラックの発生がなく結晶性が高く大口径化が可能な第1のAlN結晶基板10sが得られる。
(第1のAlN結晶を成長させる工程)
図1(A)を参照して、本実施形態のAlN結晶基板の製造方法は、SiC下地基板1sのC原子面である主面1c上に、まず単結晶が成長する条件で次に多結晶が成長する条件で、第1のAlN結晶10を成長させる工程を含む。かかる工程により得られる第1のAlN結晶10は、単結晶領域10mおよび多結晶領域10pを有しているため、SiC下地基板1sと第1のAlN結晶10との間の熱膨張係数の違いにより発生する応力を低減することができ、クラックを発生させることなく結晶性が高い第1のAlN結晶10が得られる。ここで、多結晶領域10pの厚さをより大きくすることにより、上記応力をより低減することができ、また、単結晶領域10mをより強く保持することができるため、クラックの発生をより抑制することができる。
第1のAlN結晶10を成長させる方法は、単結晶および多結晶のいずれの結晶をも成長させることできる方法であれば特に制限はなく、昇華法、HVPE(ハイドライド気相成長)法、MBE(分子線エピタキシ)法、MOCVD(有機金属化学気相堆積)法などの気相法、融液法などの液相法などが好適に用いられるが、生産性が高い観点から、昇華法がより好適に用いられる。
本工程において、SiC下地基板1sのC原子面である主面1c上に、まず単結晶が成長する条件で、第1のAlN結晶10が成長する。ここで、SiC下地基板およびAlN結晶はいずれも<0001>方向に極性を有する六方晶系の結晶構造を有する。このため、SiC下地基板1sのC原子面である主面1c上に、第1のAlN結晶10の一部として単結晶領域10mを成長させると、SiC下地基板1sの主面1cとの界面10iにAl原子面を有する単結晶領域10mが得られる。第1のAlN結晶10の成長における単結晶領域10mの成長条件は、成長方法によってそれぞれ異なり、たとえば昇華法の場合は、窒素ガス雰囲気で成長圧力が10kPa以上90kPa以下かつ成長温度が1700℃以上2200℃以下が好適である。
このようにして、第1のAlN結晶10の一部として、SiC下地基板1sとの界面10i側に、Al原子面である界面10iを有する単結晶領域10mが形成される。第1のAlN結晶10の単結晶領域10mの厚さは、特に制限はないが、後述する第1のAlN結晶基板の形成の際に、第1のAlN結晶の単結晶領域において基板の主面を確実に形成する観点から50μm以上が好ましく、多結晶領域を小さくする観点から1000μm以下が好ましい。
本工程において、上記の単結晶が成長する条件の次に多結晶の成長条件で、第1のAlN結晶10が成長される。第1のAlN結晶10の成長における多結晶領域10pの成長条件は、成長方法によってそれぞれ異なり、たとえば昇華法の場合は、窒素ガス雰囲気で成長圧力が10kPa以上90kPa以下かつ成長温度が1750℃以上2250℃が好適である。
図4および5を参照して、昇華法においては、るつぼ110内の下部にAlN原料5を配置し、るつぼ110内の上部にるつぼ蓋110cに貼り合わせた基板を配置して、その基板上にAlN結晶を成長させるフェイス−ダウン方式(図4)と、つぼ110内の上部にAlN原料5を配置し、るつぼ110内の下部にるつぼ蓋110cに載置した基板を配置して、その基板上にAlN結晶を成長させるフェイス−アップ方式(図5)とがある。AlN原料の保持の簡便性などの観点から、フェイス−アップ方式に比べてフェイス−ダウン方式が簡便であるため、第1のAlN結晶10の成長においては、フェイス−ダウン方式が好適に採用される。
このようにして、図1(A)に示すように、第1のAlN結晶10の一部である単結晶領域10mの結晶成長主面10mg上に、第1のAlN結晶10の一部である多結晶領域10pが形成される。第1のAlN結晶10の多結晶領域10pの厚さは、特に制限はないが、単結晶領域10mを強く保持する観点から50μm以上が好ましく、結晶の成長時間を短縮する観点から10mm以下が好ましい。なお、形成された多結晶領域10pの結晶成長主面10gは、第1のAlN結晶10の結晶成長主面10gに相当し、通常、マイクロメータなどにより測定される高低差が10μm以上500μm以下程度の凹凸を有している。
すなわち、本工程により得られる第1のAlN結晶10は、SiC下地基板1sとの界面10i側にAl原子面である界面10iを有する単結晶領域10mと、結晶成長主面10g側に多結晶領域10pと、を含む。
(第1のAlN結晶の結晶成長主面を平坦化する工程)
図1(A)を参照して、本実施形態のAlN結晶基板の製造方法は、第1のAlN結晶10の結晶成長主面10gを平坦化する工程を含む。成長した第1のAlN結晶10における凹凸を有する結晶成長主面10gをSiC下地基板1sの裏面に平行な面となるように平坦化する。これにより、結晶成長主面10gに平行となるようにSiC下地基板1sのSi面を削ることができる。
ここで、第1のAlN結晶10の結晶成長主面10gを平坦化する方法は、特に制限はなく、研削、研磨(機械的研磨、化学機械的研磨(CMP)など)、エッチングなどの方法が好適に用いられ、平坦性を高くする観点から研削と研磨とを組み合わせた方法がより好適に用いられる。
(第1のAlN結晶基板を形成する工程)
図1(B)を参照して、本実施形態のAlN結晶基板の製造方法は、第1のAlN結晶10からSiC下地基板1sを除去することにより第1のAlN結晶基板10sを形成する工程を含む。結晶成長主面10gが平坦化された第1のAlN結晶10からSiC下地基板1sを除去することにより、Al原子面である第1の主面10aを有する単結晶領域10mと、第2の主面10bを有する多結晶領域10pと、を含む第1のAlN結晶基板10sが得られる。
第1のAlN結晶10からSiC下地基板1sを除去する方法は、特に制限はなく、切削、研削、エッチングなどの方法が好適に用いられる。また、第1のAlN結晶基板10sの単結晶領域10m側の第1の主面10aの結晶性を高くする観点から、SiC下地基板1sを除去する際に、SiC下地基板1sおよび第1のAlN結晶10の単結晶領域10mの一部を除去することが好ましい。
さらに、第1のAlN結晶基板10sの単結晶領域10m側の第1の主面10aは、平坦性を高くしてその上に結晶性の高いAlN結晶を成長させる観点から、研削、研磨、エッチングなどにより平坦化することが好ましい。
図1(C)を参照して、上記の工程により得られる第1のAlN結晶基板10sは、Al原子面である第1の主面10aを有する単結晶領域10mと、第2の主面10bを有する多結晶領域10pと、を含むため、単結晶領域10mは多結晶領域10pにより保持され、単結晶領域10m側の第1の主面10a上にクラックを発生させることなく結晶性が高いAlN結晶を成長させることができる。
[実施形態2]
図2を参照して、本発明の別の実施形態であるAlN結晶基板の製造方法は、上記の実施形態1の製造方法に、かかる製造方法により得られた第1のAlN結晶基板10sのAl原子面である第1の主面10a上に、第2のAlN結晶20を成長させる工程と、第2のAlN結晶20から第2のAlN結晶基板20sを形成する工程と、をさらに含む。第2のAlN結晶20は、Al原子面である結晶成長主面20gを有する単結晶領域20mを含む。第2のAlN結晶基板20sは、Al原子面である第1の主面20aを有する単結晶領域20mを含む。本実施形態のAlN結晶基板の製造方法によれば、クラックの発生がなく結晶性が高く大口径化が可能な第2のAlN結晶基板20sが得られる。
(第2のAlN結晶を成長させる工程)
図2(A)を参照して、本実施形態のAlN結晶基板の製造方法は、実施形態1の製造方法により得られた第1のAlN結晶基板10sのAl原子面である第1の主面10a上に、第2のAlN結晶20を成長させる工程を含む。
第2のAlN結晶20を成長させる方法は、特に制限はなく、昇華法、HVPE法、MBE法、MOCVD法などの気相法、融液法などの液相法などが好適に用いられるが、生産性が高い観点から、昇華法がより好適に用いられる。
本工程において、第1のAlN結晶基板10sのAl原子面である第1の主面10a上に、第2のAlN結晶20が成長する。ここで、AlN結晶は、<0001>方向に極性を有する六方晶系の結晶構造を有する。このため、第1のAlN結晶基板10sの単結晶領域10m側のAl原子面である主面1c上に、第2のAlN結晶20を成長させると、Al原子面である結晶成長主面20gを有する単結晶領域20mが得られる。
第2のAlN結晶20の結晶成長条件は、成長方法によってそれぞれ異なるが、結晶性の高い単結晶領域を形成しやすい観点から、たとえば昇華法の場合は、窒素ガス雰囲気で成長圧力が10kPa以上90kPa以下かつ成長温度が1800℃以上2300℃以下が好適である。
図4および5を参照して、上述のように、昇華法においては、フェイス−ダウン方式(図4)と、フェイス−アップ方式(図5)とがある。第1のAlN結晶基板10sをるつぼの蓋110c(一般にカーボンにより形成されている)に貼り合わせることが困難であるため、第2のAlN結晶20の成長においては、フェイス−ダウン方式に比べてフェイス−アップ方式が好適に採用される。
このようにして、Al原子面である結晶成長主面20gを有する単結晶領域20mを含む第2のAlN結晶20が得られる。
(第2のAlN結晶基板を形成する工程)
図2(B)を参照して、実施形態のAlN結晶基板の製造方法は、第2のAlN結晶20から第2のAlN結晶基板20sを形成する工程を含む。
第2のAlN結晶20から第2のAlN結晶基板20s形成する方法は、特に制限はなく、スライス加工、切削、研削、エッチングなどの方法が好適に用いられる。さらに、第2のAlN結晶基板20sの単結晶領域20mの第1の主面20aは、平坦性を高くしてその上に結晶性の高いAlN結晶を成長させる観点から、研削、研磨、エッチングなどにより平坦化することが好ましい。
このようにして、Al原子面である第1の主面20aを有する単結晶領域20mを含む第2のAlN結晶基板20sが得られる。
上記の工程により得られる第2のAlN結晶基板20sは、Al原子面である第1の主面20aを有する単結晶領域20mを含むため、単結晶領域20mの第1の主面20a上にクラックを発生させることなく結晶性が高いAlN結晶を成長させることができる。
(第2のAlN結晶の成長工程において、第1のAlN結晶基板とそれより大口径のBN多結晶基板を用いる場合)
図3を参照して、本実施形態のAlN結晶基板の製造方法は、第2のAlN結晶20を成長させる工程において、第1のAlN結晶基板10sより大口径のBN多結晶基板111ps上に第1のAlN結晶基板10sをその第1の主面10aが露出するように配置することができる。かかる配置により、第1のAlN結晶基板10sの第1の主面10a上には単結晶領域20mを成長させ、BN多結晶基板111psの露出している主面111pa上には多結晶領域20pを成長させることができる。
したがって、上述のように、Al原子面である結晶成長主面20gを有する単結晶領域20mと、単結晶領域20mの外周側面20moに配置されている多結晶領域20pと、を含む第2のAlN結晶20が得られる。かかる第2のAlN結晶20から、Al原子面である第1の主面20aを有する単結晶領域20mと、単結晶領域20mの外周側面20moに配置されている多結晶領域20pと、を含む第2のAlN結晶基板20sが得られる。
このようにして得られる第2のAlN結晶基板20sは、Al原子面である第1の主面20aを有する単結晶領域20mと、単結晶領域20mの外周側面20moに配置されている多結晶領域20pと、を含むため、単結晶領域20mは多結晶領域20pにより保持され、単結晶領域20m側の第1の主面20a上にクラックを発生させることなく結晶性が高いAlN結晶を成長させることができる。
<AlN結晶基板>
[実施形態3]
図1(C)を参照して、本発明のさらに別の実施形態であるAlN結晶基板は、上記の実施形態1の製造方法により得られた第1のAlN結晶基板10sであって、Al原子面である第1の主面10aを有する単結晶領域10mと、第2の主面10bを有する多結晶領域10pとを含み、単結晶領域10mは、多結晶領域10pにより保持されている。
本実施形態の第1のAlN結晶基板10sは、Al原子面である第1の主面10aを有する単結晶領域10mと、第2の主面10bを有する多結晶領域10pとを含み、単結晶領域10mは多結晶領域10pにより保持されているため、単結晶領域10m側の第1の主面10a上にクラックを発生させることなく結晶性が高いAlN結晶を成長させることができる。
ここで、第1のAlN結晶基板10sの単結晶領域10mの厚さは、特に制限はないが、第1の主面10a上に結晶性の高いAlN結晶を成長させる観点から50μm以上が好ましく、多結晶領域10pを小さくする観点から1000μm以下が好ましい。また、第1のAlN結晶基板10sの多結晶領域10pの厚さは、特に制限はないが、単結晶領域10mを強く保持する観点から100μm以上が好ましく、結晶の成長時間を短縮する観点から10mm以下が好ましい。
[実施形態4]
図3(B)を参照して、本発明のさらに別の実施形態であるAlN結晶基板は、上記の実施形態2の製造方法により得られた第2のAlN結晶基板20sであって、Al原子面である第1の主面20aを有する単結晶領域20mと、単結晶領域20mの外周側面20moに配置されている多結晶領域20pとを含み、単結晶領域20mは多結晶領域20pにより保持されている。
本実施形態の第2のAlN結晶基板20sは、Al原子面である第1の主面20aを有する単結晶領域20mと、単結晶領域20mの外周側面20moに配置されている多結晶領域20pとを含み、単結晶領域20mは多結晶領域20pにより保持されているため、第1の主面20a上にクラックを発生させることなく結晶性が高いAlN結晶を成長させることができる。
参考例1)
1.第1のAlN結晶の成長
図1(A)を参照して、直径15mm、厚さ350μmでC原子面である主面1cが、CMP(化学機械的研磨)により、AFM(原子間力顕微鏡)により測定されるRMS(二乗平均平方根)粗さが1.0nm以下まで鏡面化された4H−SiC下地基板1sを準備した。この4H−SiC下地基板1sの主面1c上に、第1のAlN結晶10を成長させた。
図4を参照して、第1のAlN結晶10の成長は、結晶成長炉100内に加熱体120を介在させて配置されたるつぼ110内の下部にAlN原料5を配置し、るつぼ110内の上部にるつぼ蓋110cにカーボン系接着剤で貼り合わせたSiC下地基板1sを配置して、SiC下地基板1sの主面1c上に結晶成長させるフェイス−ダウン方式の昇華法により行なった。ここで、結晶成長炉100内において、るつぼ110の内部は、るつぼ110の通気口110eならびに加熱体120の上部通気口120aおよび下部通気口120bを経由して、るつぼ11の外部と通気していた。
第1のAlN結晶10の成長は、るつぼの下部温度を2000℃、るつぼの上部温度を1800℃とし、結晶成長炉100内の全圧が50kPaとなるように窒素ガスを200sccm(1sccmは、標準状態の気体を1分間に1cm3流す流量をいう。以下同じ。)流して、10時間行ない、その後るつぼの上部温度を1850℃としてさらに90時間行なった。
これにより、図1(A)を参照して、4H−SiC下地基板1s上に厚さ5mmの第1のAlN結晶10を成長させた。第1のAlN結晶10の結晶成長主面10gは、SEM(走査型電子顕微鏡)で観察したところ、多結晶領域10pが形成されていた。
2.第1のAlN結晶の結晶成長主面の平坦化
得られた第1のAlN結晶10の結晶成長主面10gは、凹凸を有する面であり、その高低差は、マイクロメータにより測定したところ、50μm〜100μm程度であった。そのため、上記のSiC下地基板1s上に形成された第1のAlN結晶10の結晶成長主面10g側を研削機により200μmの深さまで削り込み、結晶成長主面10gをその高低差が5μmまで平坦化した。さらに、結晶成長主面10gを、ダイヤモンドスラリーを用いた研磨により、AFMにより測定されるRMS粗さが3.0nm以下まで鏡面化した。
3.SiC下地基板の除去による第1のAlN結晶基板の形成
図1(B)を参照して、結晶成長主面10gが平坦化および鏡面化された第1のAlN結晶10が形成されている厚さ350μmの4H−SiC下地基板1sを、研削機により4H−SiC下地基板1s側から360μmの深さまで削り込むことにより、完全に除去して、第1のAlN結晶基板10sを得た。こうして得られた第1のAlN結晶基板10sに現れた第1の主面10aを、ダイヤモンドスラリーを用いた研磨さらにCMPにより、AFMにより測定されるRMS粗さが1.0nm以下まで鏡面化した。ここで、研磨は、第1のAlN結晶10の4H−SiS下地基板1sとの界面10iから第1のAlN結晶10側に50μmの深さまで行なった。
得られた第1のAlN結晶基板10sの第1の主面10aは、光学顕微鏡により観察したところクラックの発生はなく、X線回折測定による評価を行なったところ単結晶領域10mが形成されていた。
参考例2)
直径2インチ(50.8mm)、厚さ350μmでC原子面である主面1cが、CMPにより、AFM(原子間力顕微鏡)により測定されるRMS(二乗平均平方根)粗さが1.0nm以下まで鏡面化された4H−SiC下地基板1sを用いたこと以外は、参考例1と同様にして、第1のAlN結晶基板を得た。こうして得られた第1のAlN結晶基板10sに現れた第1の主面10aを、ダイヤモンドスラリーを用いた研磨さらにCMPにより、AFMにより測定されるRMS粗さが0.9nm以下まで鏡面化した。
得られた第1のAlN結晶基板10sの第1の主面10aは、光学顕微鏡により観察したところクラックの発生はなく、X線回折測定による評価を行なったところ単結晶領域10mが形成されていた。
参考例3)
1.第1のAlN結晶の成長
参考例1と同じSiC下地基板を準備した。参考例1と同じフェイス−ダウン方式の昇華法により、第1のAlN結晶10を成長させた。第1のAlN結晶10の成長は、るつぼの下部温度を2000℃、るつぼの上部温度を1800℃とし、結晶成長炉100内の全圧が50kPaとなるように窒素ガスを200sccm流して、20時間行ない、その後るつぼの上部温度を1810℃としてさらに80時間行なった。
これにより、4H−SiC下地基板1s上に厚さ4.7mmの第1のAlN結晶10を成長させた。図6を参照して、第1のAlN結晶10の結晶成長主面10gは、SEM(走査型電子顕微鏡)で観察したところ、1つ以上の単結晶領域10mとそれを取り囲む多結晶領域10pが形成されていた。結晶成長主面10gにおける単結晶領域10mの総面積と多結晶領域10pの総面積との比は、10:90であった。
2.第1のAlN結晶の結晶成長主面の平坦化
得られた第1のAlN結晶10の結晶成長主面10gは、凹凸を有する面であり、その高低差は、50μm〜100μm程度であった。そのため、参考例1と同様の研削により、結晶成長主面10gをその高低差が20μmまで平坦化した。さらに、結晶成長主面10gを、参考例1と同様の研磨により、AFMにより測定されるRMS粗さが3.0nm以下まで鏡面化した。
3.SiC下地基板の除去による第1のAlN結晶基板の形成
結晶成長主面10gが平坦化および鏡面化された第1のAlN結晶10が形成されている厚さ350μmの4H−SiC下地基板1sを、参考例1と同様の研削により、完全に除去して、第1のAlN結晶基板10sを得た。こうして得られた第1のAlN結晶基板10sに現れた第1の主面10aを、参考例1と同様の研磨およびCMPにより、AFMにより測定されるRMS粗さが1.0nm以下まで鏡面化した。図7を参照して、得られた第1のAlN結晶基板10sの第1の主面10aは、光学顕微鏡により観察したところクラックの発生はなく、X線回折測定による評価を行なったところ単結晶領域10mが形成されていた。また、得られた第1のAlN結晶基板10sの第2の主面10bは、SEM(走査型電子顕微鏡)で観察したところ、1つ以上の単結晶領域10mとそれを取り囲む多結晶領域10pが形成されていた。第2の主面10bにおける単結晶領域10mの総面積と多結晶領域10pの総面積との比は、10:90であった。
参考例4)
参考例1と同様にして、参考例1と同様の第1のAlN結晶基板10sを得た。第1のAlN結晶基板10sの結晶成長主面10g側の主面は、参考例1と同様の研削および研磨により、参考例1と同様にRMS粗さが3.0nm以下まで鏡面化した。第1のAlN結晶10の第1の主面10aは、参考例1と同様の研削、研磨およびCMPにより、参考例1と同様にRMS粗さが1.0nm以下まで鏡面化した。
ただし、第1のAlN結晶基板10sの第1の主面10aの研磨は、第1のAlN結晶10の4H−SiC下地基板1sとの界面10iから第1のAlN結晶10側に50μm研磨する毎に研磨を止めて、X線回折測定による評価により単結晶であるか多結晶であるかを調べた。結果を表1にまとめた。
Figure 0006019777
表1から明らかなように、第1のAlN結晶基板10sは、第1のAlN結晶10の4H−SiC下地基板1sとの界面10iから第1のAlN結晶10側に400μmまでの領域が単結晶領域10mであり、400μmを超える領域が多結晶領域10pであることがわかった。
(実施例5)
1.第2のAlN結晶の成長
図1を参照して、参考例1と同様にして、参考例1と同様の直径が15mmの第1のAlN結晶基板10sを得た。第1のAlN結晶基板10sの結晶成長主面10g側の主面は、参考例1と同様の研削および研磨により、参考例1と同様にRMS粗さが3.0nm以下まで鏡面化した。第1のAlN結晶10の第1の主面10aは、参考例1と同様の研削および研磨により、参考例1と同様にRMS粗さが1.0nm以下まで鏡面化した。
図2(A)を参照して、直径15mmで第1の主面10aが鏡面化された第1のAlN結晶基板10sの第1の主面10a上に、第2のAlN結晶20を成長させた。
図5を参照して、第2のAlN結晶20の成長は、結晶成長炉100内に加熱体120を介在させて配置されたるつぼ110内の上部にAlN原料5を配置し、るつぼ110内の下部にるつぼ蓋110c上に載置された直径が50mmのBN多結晶基板111ps上に載置された直径15mmmの第1のAlN結晶基板10sを配置して、第1のAlN結晶基板10sの第1の主面10a上に結晶成長させるフェイス−アップ方式の昇華法により行なった。ここで、結晶成長炉100内において、るつぼ110の内部は、るつぼ110の通気口110eならびに加熱体120の上部通気口120aおよび下部通気口120bを経由して、るつぼ11の外部と通気していた。
第2のAlN結晶10の成長は、るつぼの下部温度を1900℃、るつぼの上部温度を2100℃とし、結晶成長炉100内の全圧が90kPaとなるように窒素ガスを300sccm流して、20時間行なった。こうして、図2に示すように、クラックのない結晶成長主面20gを有する厚さが10mmの第2のAlN結晶20が得られた。
得られた第2のAlN結晶20は、直径15mmの第1のAlN結晶基板10sの第1の主面10a上に単結晶領域20mが形成され、その単結晶領域20mの外周側面には多結晶領域(図示せず)が形成されていたため、外周研削機を用いて多結晶領域を除去することにより、単結晶領域20mで形成される直径15mmで厚さ10mmの第2のAlN結晶20が得られた。
2.第2のAlN結晶基板の形成
図2(B)を参照して、厚さ10mmの第2のAlN結晶20から、第1の主面10aに平行に、厚さ500μmの第2のAlN結晶基板20sを12枚マルチワイヤソーを用いて切り出した。その後、研磨により両主面を鏡面化することにより、厚さ400μmの第2のAlN結晶基板20sが12枚得られた。
12枚の第2のAlN結晶基板20sについて、X線回折によりθ−2θおよびロッキングカーブを測定した。図8を参照して、第1のAlN結晶基板側よりも第2のAlN結晶の結晶成長主面側に位置する第2のAlN結晶基板ほど、(0002)面についてのロッキングカーブにおける半値全幅が小さくなり、結晶性が高くなっていた。また、θ−2θ測定から、いずれの第2のAlN結晶基板20sも単結晶であった。
(実施例6)
1.第2のAlN結晶の成長
図1を参照して、参考例1と同様にして、参考例1と同様の直径が15mmの第1のAlN結晶基板10sを得た。第1のAlN結晶基板10sの結晶成長主面側の主面は、参考例1と同様の研削および研磨により、参考例1と同様にRMS粗さが3.0nm以下まで鏡面化した。第1のAlN結晶10の第1の主面10aは、参考例1と同様の研削、研磨およびCMPにより、参考例1と同様にRMS粗さが1.0nm以下まで鏡面化した。
図3(A)を参照して、直径15mmで第1の主面10aが鏡面化された第1のAlN結晶基板10sの第1の主面10a上に、第2のAlN結晶20を成長させた。
図5を参照して、第2のAlN結晶20の成長は、結晶成長炉100内に加熱体120を介在させて配置されたるつぼ110内の上部にAlN原料5を配置し、るつぼ110内の下部にるつぼ蓋110c上に載置された直径が3インチのBN多結晶基板111ps上に載置された直径15mmの第1のAlN結晶基板10sを配置して、第1のAlN結晶基板10sの第1の主面10a上に結晶成長させるフェイス−アップ方式の昇華法により行なった。ここで、結晶成長炉100内において、るつぼ110の内部は、るつぼ110の通気口110eならびに加熱体120の上部通気口120aおよび下部通気口120bを経由して、るつぼ11の外部と通気していた。
第2のAlN結晶20の成長は、るつぼの下部温度を1900℃、るつぼの上部温度を2100℃とし、結晶成長炉100内の全圧が90kPaとなるように窒素ガスを300sccm流して、20時間行なった。こうして、図2に示すように、クラックのない結晶成長主面20gを有する厚さが10mmの第2のAlN結晶20が得られた。
図3(A)を参照して、得られた第2のAlN結晶20は、直径15mmの第1のAlN結晶基板10sの第1の主面10a上に単結晶領域20mが形成され、BN多結晶基板111psの露出している主面111pa上に多結晶領域20pが形成されたため、その単結晶領域20mの外周側面には多結晶領域20pが形成された。外周研削機を用いて直径3インチに成形加工することにより、直径が15mmの単結晶領域20mと、単結晶領域の外周側面にで形成された多結晶領域20pとを含む直径3インチの第2のAlN結晶20が得られた。
2.第2のAlN結晶基板の形成
図2(B)を参照して、厚さ10mmの第2のAlN結晶20から、第1の主面10aに平行に、厚さ600μmの第2のAlN結晶基板20sを12枚マルチワイヤソーを用いて切り出した。その後、研磨により両主面を鏡面化することにより、厚さ400μmの第2のAlN結晶基板20sが12枚得られた。
こうして得られた直径3インチの第2のAlN結晶基板20sは、直径が3インチのウェハープロセス、たとえば、フォトリソグラフィープロセスに流すことができる。なお、参考例1において製造した第1のAlN結晶基板を複数個載置してもよい。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1s SiC下地基板、1c,111pa 主面、5 AlN原料、10 第1のAlN結晶、10a,20a,30a 第1の主面、10b 第2の主面、10g,10mg,20g,30g 結晶成長主面、10i 界面、10m,20m,30m 単結晶領域、20mo,30mo 外周側面、10p,20p,30p 多結晶領域、10s 第1のAlN結晶基板、20 第2のAlN結晶、20s 第2のAlN結晶基板、100 結晶成長炉、110 るつぼ、110c るつぼ蓋、110e 通気口、111ps BN多結晶基板、120 加熱体、120a 上部通気口、120b 下部通気口。

Claims (2)

  1. SiC下地基板のC原子面である主面上に、まず単結晶が成長する条件で次に多結晶が成長する条件で、第1のAlN結晶を成長させる工程と、
    前記第1のAlN結晶の結晶成長主面を平坦化する工程と、
    前記第1のAlN結晶から前記SiC下地基板を除去することにより第1のAlN結晶基板を形成する工程と、
    前記第1のAlN結晶基板のAl原子面である第1の主面上に、第2のAlN結晶を成長させる工程と、
    前記第2のAlN結晶から第2のAlN結晶基板を形成する工程と、を含み、
    前記第2のAlN結晶を成長させる工程において、前記第1のAlN結晶基板より大口径のBN多結晶基板上に前記第1のAlN結晶基板をその第1の主面が露出するように配置し、前記第1のAlN結晶基板の第1の主面上には単結晶領域を成長させ、前記BN多結晶基板の露出している主面上には多結晶領域を成長させ、
    前記第1のAlN結晶基板は、Al原子面である第1の主面を有する単結晶領域と、第2の主面を有する多結晶領域と、を含み、
    前記第2のAlN結晶基板は、Al原子面である第1の主面を有する単結晶領域と、その単結晶領域の外周側面に配置されている多結晶領域と、を含むAlN結晶基板の製造方法。
  2. l原子面である第1の主面を有する単結晶領域と、前記単結晶領域の外周側面に配置されている多結晶領域と、を含み、
    前記単結晶領域は、前記多結晶領域により保持されているAlN結晶基板。
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