JP6019649B2 - 電源装置 - Google Patents

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JP6019649B2
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Description

本発明は、蓄電素子を収納容器に構成してなる電源装置に関する。
二次電池は、一次電池の置きかえ用途はもとより、携帯電話、IT機器などの電子機器の電源として広く普及している。とりわけ、リチウムイオン電池に代表される非水電解質二次電池は、高エネルギー密度であることから、電気自動車や産業用大型電気機器への応用も進められており、この場合、更なる高電圧を得るために、複数の非水電解質二次電池をスタックして1個の電源を構成することも行われている(例えば、特許文献1、図1を参照)。
図10は、従来の技術による、複数の単電池から構成された電源装置の模式的な構成を示す分解斜視図である。図10に示すように、電源装置100は、組電池110と、開口121を有する開口箱状の収納容器120と、蓋部130とから構成される。
組電池110は、外形六面体の単電池111を、それぞれ正面と背面が対向するように複数配列したスタックである。各単電池111は、それぞれの異極の電極112同士がバスバー113で接続されており、これにより各単電池111は直列接続され、全体として高電圧の組電池を形成する。
組電池110は収納容器120に収納され、収納容器120の開口121は蓋部130により封止される。組電池110全体の正極の電極端子112aと負極の電極端子112bが、蓋部130の上面130a上に設けられた正極端子131a及び負極端子131bにそれぞれ電気的に接続されており、これにより組電池110の電力が電源装置100の電力として取り出される。
特開2002−134078号公報
従来の技術による電源装置の構成は以上のようなものであるが、上記従来の技術においては、以下のような問題があった。
すなわち、電源装置の使用範囲の拡大に反して、電源装置が使用される外部環境における電源装置の配置と、電源装置上における電極端子その他電気系統の配置との関係は、十分考慮されているとは言えなかった。具体的には、電源装置と協働する機器からの漏水や外部からの水滴の侵入等に対して、電源装置の電極端子その他電気系統の配置を考慮する必要があるという技術的課題を本願発明者は見いだした。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、外部からの水分の侵入等を考慮し、防滴性に優れた電源装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、
一方の底面に電極端子を有する柱状の蓄電素子と、
少なくとも前記蓄電素子を収納する、前記蓄電素子の周囲を取り囲む側面を有するとともに、少なくとも一端に開口が形成された角筒部を有する収納容器とを備え、
前記蓄電素子の前記電極端子は前記収納容器の前記一端の前記開口側に配置されており、
前記収納容器は、前記角筒部の前記開口より上方の前記側面である上面にのみ位置し、前記開口に沿って且つ前記上面よりも背高に延出して形成された壁部を有する、
電源装置である。
又、本発明の第2の側面は、
前記壁部は、前記角筒部の、前記上面を形成する部位の一部が、前記開口から離れる向きに屈曲することにより形成されている、
本発明の第1の側面の電源装置である。
又、本発明の第3の側面は、
前記収納容器は、前記角筒部の前記開口の一部を塞ぐ蓋部を備え、
前記壁部は前記蓋部の一部が前記開口から平行に延出することにより形成されており、
前記蓋部の残りの一部は、前記角筒部の前記上面を覆っている、
本発明の第の側面の電源装置である。
又、本発明の第4の側面は、
前記収納容器は、
前記角筒部の前記上面に平行な第2の板部及び前記第2の板部から屈曲してなる第1の板部を有するアングル部材とを有し、
前記アングル部材の第2の板部の表面が前記上面に積層されており、
前記アングル部材の第1の板部が前記壁部として形成されている、
本発明の第の側面の電源装置である。
又、本発明の第5の側面は、
前記蓄電素子に関する動作を行う電子デバイスを更に備え、
前記電子デバイスは、前記蓄電素子の前記電極端子が位置する側面と同一面に配置されている、
本発明の第1から第4のいずれかの側面の電源装置である。
又、本発明の第6の側面は、
前記収納容器は、前記角筒部の他端を封止する封止体を有し、
前記封止体の一方の主面は前記蓄電素子の、前記電極端子が配置されていない他方の底面と対向している、
本発明の第1から第5のいずれかの第1の側面の電源装置である。
又、本発明の第7の側面は、
前記収納容器及び前記蓄電素子を二組有し、
前記封止体の前記一方の主面は、前記二組の一方の前記蓄電素子の前記他方の底面と対向しており、
前記封止体の他方の主面は、前記二組の他方の前記蓄電素子の前記他方の底面と対向している、
本発明の第6の側面の電源装置である。
又、本発明の第8の側面は、
前記封止体は、
放熱機能を有するとともに、前記蓄電素子の前記他方の底面と直接又は間接的に接触している、
本発明の第6又は第7の側面の電源装置である。
又、本発明の第9の側面は、
前記封止体は、その内部に設けられた、冷却媒体を通過させる流路を有し、
前記収納容器の前記上面側には、
前記流路に接続されるとともに前記封止体に前記冷却媒体を循環させる循環配管が配置可能である、
本発明の第の側面の電源装置である。
以上のような本発明によれば、電源装置において、防滴性を向上させることが可能になるという効果を有する。
本発明の実施の形態1に係る電源装置の構成を示す斜視図 本発明の実施の形態1に係る電源装置の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態1に係る電源装置の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態1に係る電源装置の構成を示す要部断面図 本発明の実施の形態2に係る電源装置の構成を示す要部断面図 本発明の実施の形態3に係る電源装置の構成を示す要部断面図 本発明の実施の形態4に係る電源装置の構成を示す斜視図 本発明の実施の形態4に係る電源装置の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態に係る電源装置の他の構成例を示す斜視図 従来の技術による電源装置の構成を示す分解斜視図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る電源装置1の構成を示す斜視図であり、図2は、前方右側から見た分解斜視図であり、図3は、後方左側から見た分解斜視図である。
図1〜図3に示すように、本実施の形態1の電源装置1は、主に、組電池30と、組電池30の収納容器を構成する蓋部10、容器本体20及び封止板24とから構成される。
容器本体20は、スチール等の金属製の、外形角筒状の部材であって、正面形状において矩形の開口20xを正面として、その内部に組電池30を収納する。又、容器本体20の上面22上の開口20xに隣接した位置には遮蔽壁23が設けられている。
次に、組電池30は、金属製の外装を有する外形六面体の単電池31を、横2行縦4列に配置してなるスタックである。単電池31は、正負それぞれの電極端子31aが設けられた外形矩形の上面31b並びに底面31e、上面31b及び底面31eの長辺側に連なる一対の側面である主面31c、上面31b及び底面31eの短辺側に連なる一対の側面である側面31dを有する。
このような単電池31は、上面31b及び底面31eを一対の底面、主面31c及び側面31dを側面として有する角柱と見ることができ、容器本体20内においては、言わば横倒し状態となって、それぞれの主面31c同士が対向して、配列されている。
次に、封止板24は、アルミニウム等の伝熱性の高い金属又は合成樹脂等を材料とする板状の部材であって、容器本体20の、正面としての開口20xに対する裏面である開口20yを封止するとともに、組電池30からの熱を電源装置1から外部へ放出するラジエータの役割を果たす。なお、封止板24と容器本体20とは、図示しないネジ、ボルト等の慣用、周知の機械的手段により固定される。
図3に示すように、封止板24と組電池30を構成する各単電池31の底面31eとの間には、伝熱性シリコンゴム製の熱伝導シート32がそれぞれ設けられており、組電池30からの熱は熱伝導シート32を経て封止体24から放熱される。
次に蓋部10は、容器本体20と同様金属製の部材であって、開口20xに対応した平面形状を有し、組電池30を収納した状態で容器本体20を封止するための部材である。蓋部10は、基材となる蓋部材10aの主面上に開口11a〜11cが設けられており、図1に示すように、組電池30のそれぞれの単電池31の電極端子31aは、これらの開口11a〜11cから外に露出している。
又、蓋部10の表面において、電極端子31a同士はバスバー等の接続部材によりそれぞれ電気的に接続され、全体として高電圧の組電池を形成する。さらに、蓋部10の表面には、組電池30に対する充放電を管理するための管理回路、リレー回路等を含めた電子デバイス(図示省略)が実装される。
更に、蓋部10の蓋部材10aの両側端及び容器本体20の両側面21には、貫通孔12bが開口されたタブ12a及び貫通孔21bが開口されたタブ21aがそれぞれ設けられており、組電池30が容器本体20に収納された状態で、タブ12a及び21a同士も対向している。このそれぞれのタブの貫通孔12b及び21bにボルト13を挿入し、締結することにより、容器本体20は密閉され、組電池30は、それぞれの単電池31の上面31b及び底面31eがタブ12a及び21aの締結圧により拘束される。
以上の構成において、組電池30は本発明の蓄電素子に相当し、蓋部10、容器本体20及び封止板24の組合せは本発明の収納容器に相当する。又、封止板24は本発明の封止体に相当し、遮蔽壁23は本発明の遮蔽壁に相当する。
以上のような構成を備えた本実施の形態1の電源装置1は、容器本体20に設けられた遮蔽壁23を備えたことを特徴とする。
以下、図4を併せて参照して、さらに詳細に説明する。ただし、図4は、電源装置1の、単電池31の側面31dに平行な向きに沿った要部断面図である。
図4に示すように、遮蔽壁23は、容器本体20の上面22を構成する部材が延伸し更に開口20xに平行な向きに屈曲することにより形成されている。
又、容器本体20の部材の裏面が露出してなる遮蔽壁23の主面23aは開口20xの位置と一致している。したがって、遮蔽壁23は蓋部10と容器本体20との接合面C1より容器本体20の上面22寄りに位置することとなる。
このような構成を有する本実施の形態1の電源装置1は、収納容器において、遮蔽壁23により容器本体20の上面22と蓋部10との接合面C1を含めた蓋部10とが隔てられている。
したがって、各図中に示すように、上面22を上側にして電源装置1を電気自動車その他の負荷に組み込んだ構成とした場合において、外部からの当該負荷への水分の侵入、又は負荷内の結露等が生じたとき、上面22に滴下又は滞留した水分は、遮蔽壁23によって遮蔽され、電極端子31aや電子デバイスが配置された蓋部10側への漏出、滴下は低減される。
このように、本実施の形態1の電源装置1においては、遮蔽壁23を開口20xに隣接して設けた容器本体20を備えたことにより、上面22からの水滴等の移動を低減して、防滴性を向上させることが可能となる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る電源装置1は、蓋部10側から遮蔽壁を形成したことを特徴とする。
図5は、本実施の形態2の電源装置1の要部断面図である。図5に示すように、本実施の形態2の電源装置1は、容器本体20が開口20x及び20yの双方とも同一形状の端面を有する角筒形状を有する一方、蓋部10の上端は、開口20xに沿って、容器本体20の上面22上を屈曲点14aにて往復して屈曲し、さらに屈曲点14bにて上面22と平行な方向に屈曲した後、封止板24に向かって延伸してなる構成を有する。
これにより、収納容器においては、蓋部10の変形による遮蔽壁14及び遮蔽壁14との間に継ぎ目無く形成された、容器本体20の上面22、及び容器本体20と蓋部10及び封止板24のそれぞれとの接合面C1及びC2を覆う被覆部15が設けられる。
上記の構成において、遮蔽壁14は実施の形態1の遮蔽壁23と同様、電源装置1の上面22からの水滴等の漏出を低減する効果を有する。又、被覆部15が容器本体20の上面22に加えて、蓋部10と容器本体20との接合面C1、及び封止板20と容器本体20の接合面C2を覆うことで、これら接合面からの水滴等の侵入の恐れも低減することが可能となっている。
又、蓋部10は容器本体20より薄く、加工しやすい材料により作成されるため、遮蔽壁14及び被覆部15の作成を容易且つ安価に実現することが可能となる。
なお、上記の説明においては、被覆部15は収納容器の上面全てを覆うものとして説明を行ったが、少なくとも蓋部10と容器本体20との接合面C1を被覆する程度の寸法、大きさであればよい。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る電源装置1は、収納容器とは別部材を用いて遮蔽壁を形成したことを特徴とする。
図6は、本実施の形態3の電源装置1の要部断面図である。図6に示すように、本実施の形態2の電源装置1においては、容器本体20は開口20x及び20yの双方とも同一形状の端面を有する角筒形状を有し、蓋部10も実施の形態1と同様の外形平板状の形状を有する。一方で、容器本体20の上面22に重なるように設けられた断面L字形状のアングル部材40が備えられている。
アングル部材40は、蓋部10の表面と面一になるよう延伸した第1の板部40aと、第1の板部40aから容器本体20の上面22に平行な方向に屈曲し、封止板24の縁端まで延伸する第2の板部40bとから構成される。
これにより、収納容器においては、第1の板部40aが遮蔽壁として、又第2の板部40bが容器本体20の上面22及び、蓋部10と容器本体20との接合面C1、及び封止板24と容器本体20の接合面C2を覆う被覆部として機能することになる。
すなわち、第1の板部40aは実施の形態1の遮蔽壁23と同様、電源装置1の上面22からの水滴等の漏出を低減する効果を有する。又、第2の板部40bが容器本体20の上面22に加えて、蓋部10と容器本体20との接合面C1、及び封止板24と容器本体20の接合面C2を覆うことで、これら接合面からの水滴等の侵入の恐れも低減することが可能となっている。
又、アングル部材40は容器本体20より薄く、加工しやすい材料により作成することが可能であり、又、容器本体20及び蓋部10のいずれよりも単純な形状を有する、より安価な構成として本発明を実現することが可能となる。
なお、上記の説明においては、第2の板部40bは、収納容器の上面全てを覆うものとして説明を行ったが、少なくとも蓋部10と容器本体20との接合面C1を被覆する程度の寸法、大きさであればよい。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4に係る電源装置は、二つの組電池を組み合わせてなる構成としたことを特徴とする。
図7は、本実施の形態4の電源装置2の斜視図であり、図8は同分解斜視図である。ただし、図1〜4と同一又は相当する構成については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
本実施の形態4の電源装置2は、図7に示すように、一対の容器本体20、一対の組電池30を有し、実施の形態1〜3の封止板24に相当する1個のヒートシンク50を共有している。具体的には、図8に示すように、ヒートシンク50を中心に、組電池30、容器本体20、蓋部10、蓋部10上に実装される電子デバイス60、電子デバイス60を覆うカバー70が対称に配置され、それぞれの組電池30の(単電池31の底面に設けられた)熱伝導シート32が、枠部材34を間に挟んでヒートシンク50の両面にそれぞれ接触することにより、一対の組電池30からの廃熱が伝達される。
又、ヒートシンク50はその内部に流路が設けられ、冷却水、不凍液等の冷却媒体が通過可能となっており、熱伝導シート32から伝達された熱は、流路内を通過する冷却媒体に担持されて、電源装置2の外に取り出される。
流路の両端はヒートシンク50の上縁に位置する注入端50a、排出端50bとして、収納容器20の上面22側に露出しており、これら注入端50a、排出端50bが図示しない循環用の配管に接続され、外部で更に熱交換されることにより廃熱サイクルを完成している。
又、図7に示す、収納容器20の上面22は、ヒートシンク50の注入端50a及び注入端50bが接続される循環用の配管が引き回しされるスペースとして用いられる。
又、カバー70から露出した取付部2a及び2bは、電源装置2を電気自動車等の外部負荷に取り付けるための機構である。
以上の構成を有する本実施の形態4の電源装置2においては、組電池30を冷却するためのヒートシンク50に接続される循環用の配管、及び当該配管とヒートシンク50との接続端が、容器本体20の上面22にレイアウトされている。したがって、メンテナンス不良等の原因で循環経路から冷却媒体の流出が生じた場合、流出した熱媒体は容器本体20の上面22から拡散する恐れがある。
これに対し、本実施の形態4においては、上記各実施の形態1〜3の遮蔽壁23を蓋部10寄りに形成した構成を有することにより、拡散した冷却媒体が、電子デバイス60及び電極端子2a及び2bが位置する装置の側面まで流動してくることを回避して、電源装置の信頼性を高めることが可能となっている。
以上のように、本発明の実施の形態の電源装置によれば、組電池30を収納する収納容器において、容器本体20の上面22と組電池30の電極が配置された側面としての蓋部10との間に遮蔽壁23等を設けた構成したことにより、上面22からの水滴等の移動を低減して、防滴性を向上させることが可能となる。
しかしながら、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
上記の説明においては、本発明の遮蔽部は、蓋部10と容器本体20の上面22との間に設けられた遮蔽壁として実施されるものとしたが、本発明の遮蔽部は、蓄電素子の電極が位置する側の側面に達しないように、上面22上における流体の挙動を規制することができれば、任意の形状を有する構成であってよい。
したがって、図8に示すように、容器本体20の上面22上に、蓋部10と平行に延伸し、その両端が蓋部10と直交する容器本体20の側面21に達するように設けられた溝部25として実現してもよい。この場合、上面20上に滴下又は結露した水滴等は、溝部25内を伝って側面21上を滴下するため、上記各実施の形態同様の防滴性の効果を奏する。
又、上記の各実施の形態は、それぞれ独立したものとして示したが、各実施の形態の構成は、その全部又は一部の特徴を任意に組み合わせて実施してもよい。
又、上記の説明においては、本発明の蓄電素子は、リチウムイオン二次電池に代表される単電池であるとしたが、電気化学反応により充放電可能な電池であれば、ニッケル水素電池その他各種の二次電池を用いてもよい。又、一次電池であってもよい。さらに電気二重層キャパシタのように、電気を直接電荷として蓄積する方式の素子であってもよい。要するに、本発明の蓄電素子は電気を蓄積可能な素子であれば、その具体的な方式によって限定されるものではない。
又、上記の説明においては、容器本体20の外形は矩形であるとしたが、円形、多角形等任意の形状であってよく、容器本体20の底面形状もこれに対応した任意の形状であってよい。又、蓋部10及び容器本体20は同種の金属製としたが、互いに異なる材質で製造されたものであってもよい。又、樹脂その他の材料により作成されたものであってもよい。
又、組電池30を構成する単電池31は金属製の外形六面体としたが、円筒形状等の形状であってもよい。又、組電池30は8つの単電池から構成される、縦2列横4列のスタックであるとしたが、縦横共に任意の数の組合せからなるスタックであるとしてもよい。要するに、本発明の電源装置は、蓄電素子の、個数、形状その他の具体的な構成によって限定されるものではない。
要するに、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内であれば、以上説明したものを含め、上記実施の形態に種々の変更を加えたものとして実施してもよい。
以上のような本発明は、電源装置において、防滴性を向上させることが可能になるという効果を有し、例えば二次電池を用いた電源装置において有用である。
1、2 電源装置
2a,2b 電極端子
10 蓋部
10a 蓋部材
12a,21a タブ
12b,21b 貫通孔
14 遮蔽壁
14a、14b 屈曲点
15 板部
20 収納容器
20x,20y 開口
21 側面
22 上面
23 遮蔽壁
23a 主面
24 封止板
30 組電池
31 単電池
31b 上面
31c 主面
32 熱伝導シート
40 アングル部材
50 ヒートシンク
60 電子デバイス
70 カバー

Claims (9)

  1. 一方の底面に電極端子を有する柱状の蓄電素子と、
    少なくとも前記蓄電素子を収納する、前記蓄電素子の周囲を取り囲む側面を有するとともに、少なくとも一端に開口が形成された角筒部を有する収納容器とを備え、
    前記蓄電素子の前記電極端子は前記収納容器の前記一端の前記開口側に配置されており、
    前記収納容器は、前記角筒部の前記開口より上方の前記側面である上面にのみ位置し、前記開口に沿って且つ前記上面よりも背高に延出して形成された壁部を有する、
    電源装置。
  2. 前記壁部は、前記角筒部の、前記上面を形成する部位の一部が、前記開口から離れる向きに屈曲することにより形成されている、
    請求項に記載の電源装置。
  3. 前記収納容器は、前記角筒部の前記開口の一部を塞ぐ蓋部を備え、
    前記壁部は前記蓋部の一部が前記開口から平行に延出することにより形成されており、
    前記蓋部の残りの一部は、前記角筒部の前記上面を覆っている、
    請求項に記載の電源装置。
  4. 前記収納容器は、
    前記角筒部の前記上面に平行な第2の板部及び前記第2の板部から屈曲してなる第1の板部を有するアングル部材とを有し、
    前記アングル部材の第2の板部の表面が前記上面に積層されており、
    前記アングル部材の第1の板部が前記壁部として形成されている、
    請求項に記載の電源装置。
  5. 前記蓄電素子に関する動作を行う電子デバイスを更に備え、
    前記電子デバイスは、前記蓄電素子の前記電極端子が位置する側面と同一面に配置されている、
    請求項1から4のいずれかに記載の電源装置。
  6. 前記収納容器は、前記角筒部の他端を封止する封止体を有し、
    前記封止体の一方の主面は前記蓄電素子の、前記電極端子が配置されていない他方の底面と対向している、
    請求項1から5のいずれかに記載の電源装置。
  7. 前記収納容器及び前記蓄電素子を二組有し、
    前記封止体の前記一方の主面は、前記二組の一方の前記蓄電素子の前記他方の底面と対向しており、
    前記封止体の他方の主面は、前記二組の他方の前記蓄電素子の前記他方の底面と対向している、
    請求項に記載の電源装置。
  8. 前記封止体は、
    放熱機能を有するとともに、前記蓄電素子の前記他方の底面と直接又は間接的に接触している、
    請求項6又は7に記載の電源装置。
  9. 前記封止体は、その内部に設けられた、冷却媒体を通過させる流路を有し、
    前記収納容器の前記上面側には、
    前記流路に接続されるとともに前記封止体に前記冷却媒体を循環させる循環配管が配置可能である、
    請求項に記載の電源装置。
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