JP6018966B2 - コンパクト容器 - Google Patents
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Description
本発明に係るコンパクト容器は、内容物が収容される収容部および前記収容部を開閉する蓋部を有する容器本体と、前記容器本体に、径方向に移動可能に外嵌された操作枠体と、を備え、前記容器本体の外周縁部には、前記収容部と前記蓋部とを固定可能な3つ以上の固定部が、周方向に間隔をあけて配置され、前記固定部には、前記収容部および前記蓋部に各別に設けられ、容器軸方向に前記操作枠体を挟み込むとともに互いに磁着可能な一対の磁着体が備えられ、前記操作枠体は、前記蓋部を閉止姿勢に保持する保持位置と、その保持を解除する解除位置と、の間を、前記一対の磁着体間の離間間隔を調整しながら径方向に移動させられ、前記保持位置に位置する前記操作枠体は、容器軸と同軸に配置されるとともに、前記3つ以上の固定部それぞれにおける前記離間間隔を、互いに同等にし、前記解除位置に位置する前記操作枠体は、前記保持位置から径方向に、周方向に隣り合う一対の前記固定部側に向けて移動させられているとともに、これらの両固定部における前記離間間隔を、前記両固定部以外の前記固定部における前記離間間隔よりも小さくすることを特徴とする。
蓋部を開けて収容部を開放するときには、操作枠体を径方向に、周方向に隣り合う一対の固定部側に向けて移動させ、保持位置から解除位置に移動させる。このとき、3つ以上の固定部のうち、径方向に沿った移動側に位置する両固定部における一対の磁着体間の離間間隔が、これらの両固定部以外の固定部における一対の磁着体間の離間間隔よりも小さくなり、両固定部の固定強度を確保しつつ、両固定部以外の固定部の固定強度を、両固定部の固定強度よりも弱くすることができる。したがって、蓋部のうち、径方向に沿った反移動側に位置する部分を、容器軸方向に沿った収容部に対する蓋部側である上側に向けて移動させることで、蓋部を、前記両固定部を通過する回動軸回りに回動させ、収容部を開放することができる。
以上より、このコンパクト容器によれば、蓋部の回動の中心となる一対の固定部を適宜選択し、これらの両固定部側に向けて操作枠体を保持位置から解除位置に移動させることで、蓋部を多様な方向に開閉することが可能になり、操作性を向上させることができる。
操作枠体を第1方向に移動させると、第1方向のどちら側に移動させた場合であっても、第1方向に沿った移動側に位置する2つの固定部における一対の磁着体間の離間間隔が、第1方向に沿った反移動側に位置する2つの固定部における一対の磁着体間の離間間隔よりも小さくなり、反移動側の両固定部の固定強度を、移動側の両固定部の固定強度よりも弱くすることができる。したがって、蓋部のうち、反移動側に位置する部分を上側に向けて移動させることで、蓋部を、移動側の両固定部を通り第2方向に延在する回動軸回りに回動させることができる。これにより、操作枠体を移動させる第1方向の向きを適宜変更することで、蓋部を第1方向の両側から開けることができる。
また、操作枠体を第2方向に移動させると、第2方向のどちら側に移動させた場合であっても、第2方向に沿った移動側に位置する2つの固定部における一対の磁着体間の離間間隔が、第2方向に沿った反移動側に位置する2つの固定部における一対の磁着体間の離間間隔よりも小さくなり、反移動側の両固定部の固定強度を、移動側の両固定部の固定強度よりも弱くすることができる。したがって、操作枠体を第1方向に移動させたときと同様に、蓋部のうち、反移動側に位置する部分を上側に向けて移動させることで、蓋部を、移動側の両固定部を通り第1方向に延在する回動軸回りに回動させることができる。これにより、操作枠体を移動させる第2方向の向きを適宜変更することで、蓋部を第2方向の両側からも開けることができる。
以上より、このコンパクト容器によれば、操作枠体を、容器本体に、第1方向および第2方向の両方向に移動可能に外嵌することで、蓋部を、単に第1方向の片側や第2方向の片側のみから開閉可能にするのではなく、第1方向の両側および第2方向の両側から開閉可能にすることができるので、蓋部を多様な方向に開閉させつつ、このコンパクト容器の構造が複雑になるのを抑えることができる。
また、蓋部を第2方向から開けるため、操作枠体を保持位置から解除位置に向けて第2方向に移動させて蓋部を回動軸回りに回動させるときも同様に、第2方向の移動側に位置する両固定部の各上磁着体を、この上磁着体の表面を操作枠体の表面に当接させながら操作枠体上で第2方向の移動側に向けて倒れ込ませることで、蓋部を回動軸回りに円滑に回動させることができる。
以上より、このコンパクト容器によれば、上磁着体の表面が、下側に向けて凸となる凸球面状に形成されていることで、蓋部を第1方向および第2方向のいずれの方向から開けるときにも、蓋部を回動軸回りに円滑に回動させることが可能になり、操作性をより向上させることができる。
また、蓋部を第2方向から開けるため、操作枠体を保持位置から解除位置に向けて第2方向に移動させるときに、第2方向の反移動側に位置する両固定部の各上磁着体の表面を、配置凹部の第2外側壁面に当接させながら、操作枠体が第2方向に移動することで、上磁着体の上昇移動が第2外側壁面により案内されて上磁着体が徐々に上昇し、一対の磁着体間の離間間隔が円滑に調整される。その後、蓋部を回動軸回りに回動させ、第2方向の移動側に位置する両固定部の各上磁着体を、操作枠体上で第2方向の移動側に向けて倒れ込ませると、上磁着体の表面が呈する凸球面状が、配置凹部の第2外側壁面が呈する凹曲面状に沿うように上磁着体が倒れ込む。これにより、上磁着体が第2外側壁面により支持されて、蓋部を開放姿勢に安定して保持することができる。
以上より、このコンパクト容器によれば、第1外側壁面および第2外側壁面がそれぞれ、下側に向けて凹となる凹曲面状に形成されていることで、蓋部を第1方向および第2方向のいずれの方向から開けるときにも、蓋部を円滑に開けるとともに蓋部を開放姿勢に安定して保持することが可能になり、操作性をより一層向上させることができる。
図1および図2に示すように、コンパクト容器10は、容器本体11と、容器本体11に、径方向に移動可能に外嵌された操作枠体12と、を備えている。
周壁部16の外周面には、周溝16bが形成されている。周溝16bは、周壁部16の全周にわたって延在している。
なお図示の例では、中皿17は、複数(4つ)の中皿片17aにより構成されていて、中皿片17aには、前記収容空間S2が各別に1つずつ形成されている。
蓋本体18は、容器軸O方向を向く板状の頂壁部20と、頂壁部20の外周縁部に配設された環状の側壁部21と、を備えている。頂壁部20および側壁部21は、平面視矩形状に形成されている。
図1に示すように、連結部30は、第1方向D1または第2方向D2に直線状に延在している。連結部30には、径方向の外側に突出する操作片30aが設けられている。
このとき、移動側に位置する両固定部23の各上磁着体25を、この上磁着体25の表面を操作枠体12の表面に当接させながら操作枠体12上で移動側に向けて倒れ込ませることで、蓋部14を回動軸回りに円滑に回動させることができる。またこのとき、上磁着体25の表面が呈する凸球面状が、配置凹部31の第1外側壁面33aが呈する凹曲面状に沿うように上磁着体25が倒れ込み、上磁着体25が配置凹部31の第1外側壁面33aにより支持されて、蓋部14を開放姿勢に安定して保持することができる。さらにこのとき、上磁着体25が第1内側壁面33cに当接することで、上磁着体25が配置凹部31から第1方向D1に抜け出るのを規制することができる。
このとき、移動側に位置する両固定部23の各上磁着体25を、この上磁着体25の表面を操作枠体12の表面に当接させながら操作枠体12上で移動側に向けて倒れ込ませることで、蓋部14を回動軸回りに円滑に回動させることができる。またこのとき、上磁着体25の表面が呈する凸球面状が、配置凹部31の第2外側壁面33bが呈する凹曲面状に沿うように上磁着体25が倒れ込み、上磁着体25が配置凹部31の第2外側壁面33bにより支持されて、蓋部14を開放姿勢に安定して保持することができる。さらにこのとき、上磁着体25が第2内側壁面33dに当接することで、上磁着体25が配置凹部31から第2方向D2に抜け出るのを規制することができる。
例えば鏡体22、操作片30aおよび外郭部27はなくてもよい。
11 容器本体
12 操作枠体
13 収容部
14 蓋部
23 固定部
24、25 磁着体
25a 表面
33a 第1外側壁面
33b 第2外側壁面
33c 第1内側壁面
33d 第2内側壁面
D1 第1方向
D2 第2方向
O 容器軸
Claims (5)
- 内容物が収容される収容部および前記収容部を開閉する蓋部を有する容器本体と、
前記容器本体に、径方向に移動可能に外嵌された操作枠体と、を備え、
前記容器本体の外周縁部には、前記収容部と前記蓋部とを固定可能な3つ以上の固定部が、周方向に間隔をあけて配置され、
前記固定部には、前記収容部および前記蓋部に各別に設けられ、容器軸方向に前記操作枠体を挟み込むとともに互いに磁着可能な一対の磁着体が備えられ、
前記操作枠体は、前記蓋部を閉止姿勢に保持する保持位置と、その保持を解除する解除位置と、の間を、前記一対の磁着体間の離間間隔を調整しながら径方向に移動させられ、
前記保持位置に位置する前記操作枠体は、容器軸と同軸に配置されるとともに、前記3つ以上の固定部それぞれにおける前記離間間隔を、互いに同等にし、
前記解除位置に位置する前記操作枠体は、前記保持位置から径方向に、周方向に隣り合う一対の前記固定部側に向けて移動させられているとともに、これらの両固定部における前記離間間隔を、前記両固定部以外の前記固定部における前記離間間隔よりも小さくすることを特徴とするコンパクト容器。 - 請求項1記載のコンパクト容器であって、
前記操作枠体は、前記容器本体に、容器軸に直交するとともに互いに直交し合う第1方向および第2方向の両方向に移動可能に外嵌され、
前記固定部は、前記第1方向に延在する一対の第1辺部および前記第2方向に延在する一対の第2辺部により形成された矩形状における4つの角部分を構成するように、周方向に間隔をあけて4つ配設され、
前記解除位置に位置する前記操作枠体は、前記保持位置から前記第1方向または前記第2方向に、周方向に隣り合う一対の前記固定部側に向けて移動させられていることを特徴とするコンパクト容器。 - 請求項2記載のコンパクト容器であって、
前記操作枠体は、前記容器本体のうちの前記収容部に外嵌され、
前記一対の磁着体のうち、前記蓋部に設けられた上磁着体は、前記蓋部から、容器軸方向に沿う収容部側である下側に向けて突出し、
前記上磁着体において下側を向く表面は、前記操作枠体において、容器軸方向に沿う蓋部側である上側を向く表面に当接するとともに、下側に向けて凸となる凸球面状に形成されていることを特徴とするコンパクト容器。 - 請求項3記載のコンパクト容器であって、
前記操作枠体の表面には、前記上磁着体が配置された配置凹部が設けられ、
前記配置凹部の壁面には、前記第1方向の内側を向く第1外側壁面と、前記第2方向の内側を向く第2外側壁面と、が備えられ、
前記操作枠体が前記保持位置に位置する状態で、前記第1外側壁面は、前記上磁着体に前記第1方向の外側から対向するとともに、前記第2外側壁面は、前記上磁着体に前記第2方向の外側から対向し、
前記第1外側壁面および前記第2外側壁面はそれぞれ、下側に向けて凹となる凹曲面状に形成されていることを特徴とするコンパクト容器。 - 請求項4記載のコンパクト容器であって、
前記配置凹部の壁面には、前記第1方向の外側を向く第1内側壁面と、前記第2方向の外側を向く第2内側壁面と、が備えられ、
前記操作枠体が前記保持位置に位置する状態で、前記第1内側壁面は、前記上磁着体に前記第1方向の内側から対向するとともに、前記第2内側壁面は、前記上磁着体に前記第2方向の内側から対向することを特徴とするコンパクト容器。
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JP2013091249A JP6018966B2 (ja) | 2013-04-24 | 2013-04-24 | コンパクト容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013091249A JP6018966B2 (ja) | 2013-04-24 | 2013-04-24 | コンパクト容器 |
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JP2014212882A JP2014212882A (ja) | 2014-11-17 |
JP6018966B2 true JP6018966B2 (ja) | 2016-11-02 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013091249A Active JP6018966B2 (ja) | 2013-04-24 | 2013-04-24 | コンパクト容器 |
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JP (1) | JP6018966B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6318967Y2 (ja) * | 1984-10-08 | 1988-05-27 | ||
JPH0319293Y2 (ja) * | 1986-06-16 | 1991-04-24 | ||
FR2655248B1 (fr) * | 1989-12-01 | 1993-06-04 | Oreal | Boitier notamment pour produits de maquillage, comportant un dispositif de fermeture manóoeuvrable de l'exterieure a l'aide d'un poussoir. |
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