JP6018016B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP6018016B2
JP6018016B2 JP2013104764A JP2013104764A JP6018016B2 JP 6018016 B2 JP6018016 B2 JP 6018016B2 JP 2013104764 A JP2013104764 A JP 2013104764A JP 2013104764 A JP2013104764 A JP 2013104764A JP 6018016 B2 JP6018016 B2 JP 6018016B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
male terminal
spring member
female terminal
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013104764A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014225396A (ja
Inventor
小林 浩
浩 小林
隆人 中嶋
隆人 中嶋
暁斗 中野
暁斗 中野
泰弘 田中
泰弘 田中
晃三 古庄
晃三 古庄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Yazaki Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Yazaki Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013104764A priority Critical patent/JP6018016B2/ja
Publication of JP2014225396A publication Critical patent/JP2014225396A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6018016B2 publication Critical patent/JP6018016B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

本発明はコネクタに関し、より詳しくは、雄端子と雌端子とを高い接触圧で接触させるとともに、雄端子を雌端子に挿入するときの挿入抵抗を低減し、挿入の作業効率を高めることができるコネクタに関する。
従来技術について説明する。図9は従来のコネクタを示す図であり、雌端子に雄端子を挿入する前の状態を示す図である。図10は従来のコネクタを示す図であり、雌端子に雄端子を挿入した後の状態を示す図である。
従来、大電流用コネクタとして、図9,10に示されるように、中央部を予め括れさせた円筒状バネ5を有する雌端子6に雄端子7を挿入することにより、円筒状バネ5の括れた中央部で雄端子6と雌端子7とが電気的に接続されたコネクタ4が提案されている(例えば特許文献1参照)。
導通の安定性を確保し、発熱量の低減を図るためには、円筒状バネ5によって雄端子6と雌端子7とを強い力で安定的に接触させる必要がある。従って、従来のコネクタ4では、雄端子6を円筒状バネ5に挿入するときの挿入抵抗が大きく、挿入の作業効率が低いという問題があった。
特開2007−173198号公報
本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、雄端子と雌端子とを高い接触圧で接触させるとともに、雄端子を雌端子に挿入するときの挿入抵抗を低減し、挿入の作業効率を高めることができるコネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、以下の構成を採用した。
第1の発明は、
雄端子が雌端子内に挿入されることにより、当該雄端子と当該雌端子が電気的に接続されるコネクタであって、
第1ガイド部を有する雄端子と、
捩じられることにより中央部が括れる筒状のバネ部材、及び第2ガイド部を有する雌端子とを備え、
上記第1ガイド部と上記第2ガイド部とを合わせて上記雌端子に上記雄端子を挿入することで上記バネ部材が捩じられ、括れる上記中央部で上記雄端子と上記雌端子とが電気的に接続される、コネクタである。
第1の発明によれば、第1ガイド部と第2ガイド部とを合わせて雌端子に雄端子を挿入することでバネ部材が捩じられ、括れる中央部で雄端子と雌端子とが電気的に接続される。つまり、雄端子の挿入動作に連動して、筒状バネ部材を捩じる動作が発生し、雄端子と雌端子の接触圧力を得ることができる。よって、雄端子の挿入動作が始まってから完了する直前まで雄端子と雌端子の接触圧力をゼロまたは小さくし、挿入動作が完了する時点で接触圧力を大きくすることができる。これにより、雄端子と雌端子とを高い接触圧で接触させるとともに、雄端子を雌端子に挿入するときの挿入抵抗を低減し、挿入の作業効率を高めることができるコネクタが得られる。
第2の発明は、第1の発明において、
上記第1ガイド部は、突起部であり、
上記第2ガイド部は、上記突起部と係合する溝孔であり、
上記溝孔は、上記雌端子の長さ方向に対して傾斜した方向に延びる傾斜部を有し、
上記雄端子を上記雌端子内に挿入するにつれて、上記突起部が上記傾斜部に沿ってスライドして上記バネ部材が捩じられることを特徴とする。
第2の発明によれば、第1のガイド部を突起部とし、第2のガイド部を、上記突起部と係合し傾斜部を有する溝孔としている。つまり、突起部と溝孔により溝カム機構が構成されている。これにより、雌端子内に雄端子を挿入する際、ユーザによる挿入力の一部がバネ部材を捩じる力に変換され、バネ部材が捩られて中央部が括れる。傾斜部の傾斜角度θ(傾斜部が雌端子の長さ方向に対してなす角度。0°<θ<90°)が小さい程、雄端子を挿入する時の挿入抵抗は小さくなる。よって、傾斜部の傾斜角度θを調節して、挿入抵抗を容易に小さくすることができる。また、溝カム機構を用いた比較的簡単な構成で、雄端子の挿入抵抗を小さくすることができる。
第3の発明は、第1の発明において、
上記雌端子は、上記バネ部材を収容し当該バネ部材の上記雄端子が挿入される側とは反対側の端部を固定する筒状の筐体をさらに有し、
上記第1ガイド部は、突起部であり、
上記第2ガイド部は、上記バネ部材に形成された溝孔および上記筐体に形成された溝孔であって上記突起部と係合し、
上記バネ部材に形成された溝孔は、上記雌端子の長さ方向に対して傾斜した方向に延びる傾斜部を有し、
上記筐体に形成された溝孔は、上記雌端子の長さ方向に延びており、
上記雄端子を上記雌端子内に挿入するにつれて、上記突起部が各上記溝孔に沿ってスライドして上記バネ部材が捩じられることを特徴とする。
第3の発明によれば、バネ部材に形成された溝孔および筐体に形成された溝孔に突起部が係合する。バネ部材に形成された溝孔は、雌端子の長さ方向に対して傾斜した方向に延びる傾斜部を有し、筐体に形成された溝孔は、雌端子の長さ方向に延びている。このため、雄端子を雌端子内に挿入するにつれて、突起部が各溝孔に沿ってスライドしてバネ部材が捩じられる。筐体に形成された溝孔とバネ部材に形成された溝孔とを協働させることで、バネ部材を容易かつ確実に捩じることができる。
第4の発明は、第1の発明において、
上記雌端子は、上記バネ部材の上記雄端子が挿入される側を収容保持する第1筐体と、上記バネ部材の上記雄端子が挿入される側とは反対側を収容保持する第2筐体の2つに分離された筐体をさらに有し、
上記第1ガイド部と上記第2ガイド部とを合わせて上記雌端子に上記雄端子を挿入することで上記バネ部材が捩じられ、上記バネ部材の上記雄端子が挿入される側が上記第1筐体と一体的に回転することを特徴とする。
第4の発明によれば、バネ部材の雄端子が挿入される側を第1筐体と一体的に回転させつつ、バネ部材を捩じることができる。
本発明によれば、雄端子と雌端子とを高い接触圧で接触させるとともに、雄端子を雌端子に挿入するときの挿入抵抗を低減し、挿入の作業効率を高めることができるコネクタを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るコネクタにおいて、雄端子の雌端子への挿入完了前の状態を示す図であり、(a)は雌端子の平面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は雄端子および雌端子を示す図 第1実施形態に係るコネクタを構成する部品を示す図であり、(a)は雌端子の筐体を示す斜視図、(b)は雌端子のバネ部材を示す斜視図、(c)は雄端子を示す斜視図 第1実施形態に係るコネクタにおいて、雄端子の雌端子への挿入完了後の状態を示す図であり、(a)は雌端子の平面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は雄端子および雌端子を示す図 第1実施形態に係るコネクタにおいて、雄端子の突起部と雌端子の溝孔とが係合する様子を示す図であり、(a)は雄端子の雌端子への挿入完了前の状態を示す図、(b)は雄端子の雌端子への挿入完了後の状態を示す図 第1実施形態に係るコネクタにおいて、雌端子の第2ガイド部の変形例を示す図 本発明の第2実施形態に係るコネクタにおいて、雄端子の雌端子への挿入完了前の状態を示す図であり、(a)は雌端子の平面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は雄端子および雌端子を示す図 第2実施形態に係るコネクタにおいて、雄端子の雌端子への挿入完了後の状態を示す図であり、(a)は雌端子の平面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は雄端子および雌端子を示す図 第2実施形態に係るコネクタにおいて、雄端子の突起部と雌端子の溝孔とが係合する様子を示す図であり、(a)は雄端子の雌端子への挿入完了前の状態を示す図、(b)は雄端子の雌端子への挿入完了後の状態を示す図 従来のコネクタを示す図であり、雌端子に雄端子を挿入する前の状態を示す図 従来のコネクタを示す図であり、雌端子に雄端子を挿入した後の状態を示す図
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、第1実施形態に係るコネクタにおいて、雄端子の雌端子への挿入完了前の状態を示す図であり、(a)は雌端子の平面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は雄端子および雌端子を示す図である。図2は、第1実施形態に係るコネクタを構成する部品を示す図であり、(a)は雌端子の筐体を示す斜視図、(b)は雌端子のバネ部材を示す斜視図、(c)は雄端子を示す斜視図である。図3は、第1実施形態に係るコネクタにおいて、雄端子の雌端子への挿入完了後の状態を示す図であり、(a)は雌端子の平面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は雄端子および雌端子を示す図である。
図1乃至3に示されるように、第1実施形態に係るコネクタ1は、雄端子2が雌端子3内に挿入されることにより、雄端子2と雌端子3が電気的に接続されるコネクタである。図1(c)および図3(c)では、見易さを考慮して、雄端子2を破線で示している。
雄端子2は、雌ハウジング(図示せず)に保持され、雌端子3は雄ハウジング(図示せず)に保持される。雌ハウジングに雄ハウジングを挿入することにより、雌端子3に雄端子2が挿入される。雄ハウジングおよび雌ハウジングには、当該雄ハウジングと当該雌ハウジングとを挿入状態でロックするためのロック機構(図示せず)が設けられる。
以下の説明では、雌端子3において、雄端子2が挿入される側を雌端子3の「前側」、雄端子2が挿入される側とは反対側を雌端子3の「後側」と称する。また、雄端子2において、雌端子3に挿入される側を雄端子2の「前側」、雌端子3に挿入される側とは反対側を雄端子2の「後側」と称する。
雄端子2は、雌端子3に挿入される円柱状の被挿入部21を有する導電性部材である。被挿入部21の雄端子2の後側端部付近には、一対の突起部22が形成されている。この突起部22は、特許請求の範囲における第1ガイド部に相当する。突起部22は、被挿入部21の軸直角方向断面における直径の両端部に一つずつ形成されている。突起部22は、円柱状に形成されている。突起部22の直径の長さは、後述するバネ部材31の溝孔311の幅よりも小さく設定されている。雄端子2の材質は特に限定されるものではないが、例えば銅合金とすることができる。
雄端子2は、被挿入部21の後方に、一対の導体バレル23を有している。つまり、被挿入部21の後端部に導体バレル23が連設されている。導体バレル23は、被覆電線の端末で露出した導体(図示せず)にカシメにより圧着され、当該導体と電気的に接続される。
雌端子3は、捩じられることにより中央部が括れる筒状のバネ部材31と、バネ部材31を収容する筺体32と、筐体32の後方に設けられた一対の導体バレル33とを有する。つまり、筐体32の後側端部に導体バレル33が連設されている。導体バレル33は、被覆電線の端末で露出した導体(図示せず)にカシメにより圧着され、当該導体と電気的に接続される。
バネ部材31は、円筒状の弾性部材であり、周方向に捩じり可能な捩じり部313を有している。捩じり部313を捩じることにより、バネ部材31の中央部が括れる。バネ部材31は、括れた中央部で、雄端子2の被挿入部21の周面を弾性的に押圧する。図示例では、捩じり部313は、軸方向に延びるスリット312を周方向に複数本有している。複数のスリット312を形成することにより、捩じり部313は周方向に捩じり可能となっている。バネ部材31の材質は特に限定されるものではないが、例えば、銅合金とすることができる。
バネ部材31は、捩じり部313の後方に、円筒体314を有している。つまり、捩じり部313の後側端部に円筒体314が連設されている。円筒体314は、溝孔311を有している。雄端子2の突起部22と雌端子3の溝孔311とを合わせて雌端子3に雄端子2を挿入することでバネ部材31が捩じられ、バネ部材31の括れる中央部で雄端子2と雌端子3とが電気的に接続される。
溝孔311について、より具体的に説明する。溝孔311は、突起部22と係合する溝孔である。溝孔311は、雌端子2の長さ方向に対して傾斜した方向に延びる傾斜部316を有している(図4参照)。図4は、雄端子2の突起部22が雌端子3の溝孔311および溝孔321と係合する様子を示す図であり、(a)は雄端子2の雌端子3への挿入完了前の状態を示す図、(b)は雄端子2の雌端子3への挿入完了後の状態を示す図である。雄端子2を雌端子3内に挿入するにつれて、図4に示されるように、突起部22が傾斜部316に沿ってスライドする。また、溝孔311は、突起部22を保持する突起保持部317をさらに有している。突起保持部317は、傾斜部316の挿入方向終端位置から延出している。突起部22が突起保持部317まで到達すると、突起部22は突起保持部317により、その位置が保持される。
筺体32は、バネ部材31を収容し、バネ部材31の後側端部315のみを内部に固定する。筺体32の内径は、バネ部材31の外径よりもやや大きく、筺体32の内部でバネ部材31を捩じることができるようになっている。筺体32の内部にバネ部材31の後側端部を固定する方法は特に限定されず、例えば接着剤等により固定することができる。筐体32の材質は特に限定されるものではないが、例えば、銅合金とすることができる。
筺体32は、前側に溝孔321を有している。溝孔321は、筺体32の長さ方向に沿って直線状に形成された溝孔である。溝孔321の幅と、バネ部材31の溝孔311の幅は、略同じに設定されている。つまり、図4に示されるように、溝孔321および溝孔311の幅は、突起部22の直径の長さよりも大きく設定されている。図4(a)に示されるように、雄端子2を雌端子3に挿入する前の状態で、溝孔321の開口部と、溝孔311の開口部は、互いの位置が略一致している。図4(a)に示されるように筺体32の溝孔321およびバネ部材31の溝孔311に突起部22を合わせて雌端子3に雄端子2を挿入することで、図4(b)に示されるようにバネ部材31が捩じられ、バネ部材31の中央部が括れる。括れる中央部でバネ部材31が雄端子2を押圧する。これにより、雄端子2と雌端子3とが電気的に接続される。
次に、雌端子3に雄端子2を接続する手順について説明する。
まず、図1(c)に示されるように、ユーザが、雌端子3に雄端子2の前側端部を挿入する。このとき、図4(a)に示されるように、雄端子2の突起部22を、溝孔321の開口部および溝孔311の開口部に位置合わせする。
次いで、雄端子2の突起部22を、溝孔321および溝孔311に押し込みつつ、雄端子2を雌端子3に深く挿入する。雄端子2を雌端子3内に挿入するにつれて、突起部22が溝孔311の傾斜部316および溝孔321に沿ってスライドし、バネ部材31の中央部の括れが次第に大きくなる。突起部22が突起保持部317に到達する直前まで、括れ部分の内径は雄端子2の被挿入部21の外径よりも大きい。よって、雄端子2を雌端子3内に容易に挿入することができる。
突起部22が突起保持部317の最深部に到達した時点で、挿入作業を終了する(図4(b)参照)。突起部22が突起保持部317に到達すると、バネ部材31の括れ部分の内径が雄端子2の被挿入部21の外径以下となる。よって、雄端子2の周面がバネ部材31の括れ部分によって弾性的に押圧され、雄端子2が雌端子3に強固に固定されるとともに、雄端子2と雌端子3とが電気的に接続される。
また、突起部22が突起保持部317に到達すると、突起部22は突起保持部317により、その位置が保持される。バネ部材31は、その弾性によって捩じれを元の状態に復元しようとするが、捩じれを復元しようとする力(捩じれ復元力)は、バネ部材31の周方向に発生する。突起保持部317および溝孔321はバネ部材31の長さ方向に伸びているため、捩じれ復元力が突起保持部317の側壁面および溝孔321の側壁面に対して直角に作用する。従って、バネ部材31の捩じれは復元せず、突起部22の位置は突起保持部317により保持される。
以上が、雌端子3に雄端子2を接続する手順である。
なお、上記したように、雄端子2は、雌ハウジング(図示せず)に保持され、雌端子3は雄ハウジング(図示せず)に保持される。雄ハウジングおよび雌ハウジングには、当該雄ハウジングと当該雌ハウジングとを挿入状態でロックするためのロック機構が設けられる。よって、ロック機構をロック状態とすることによっても、バネ部材31の捩じれの復元が阻止される。
なお、図5に示されるように、突起保持部317の側壁面に切欠部318を形成し、この切欠部318に突起部22が嵌り込むようにしてもよい。図5は、突起保持部317の変形例を示す図である。このように構成すれば、切欠部318で突起部22をより確実に保持することができる。なお、図5では、溝孔321の図示を省略している。
以上説明したように、第1実施形態によれば、突起部22を溝孔311および溝孔321と合わせて雌端子3に雄端子2を挿入することでバネ部材31が捩じられ、括れる中央部で雄端子2と雌端子3とが電気的に接続される。つまり、雄端子2の挿入動作に連動して、バネ部材31を捩じる動作が発生し、雄端子2と雌端子3の接触圧力を得ることができる。よって、雄端子2の挿入動作が始まってから完了する直前まで雄端子2と雌端子3の接触圧力をゼロまたは小さくし、挿入動作が完了する時点で接触圧力を大きくすることができる。これにより、雄端子2と雌端子3とを高い接触圧で接触させるとともに、雄端子2を雌端子3に挿入するときの挿入抵抗を低減し、挿入の作業効率を高めることができるコネクタ1が得られる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図6は、本発明の第2実施形態に係るコネクタにおいて、雄端子の雌端子への挿入完了前の状態を示す図であり、(a)は雌端子の平面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は雄端子および雌端子を示す図である。図7は、第2実施形態に係るコネクタにおいて、雄端子の雌端子への挿入完了後の状態を示す図であり、(a)は雌端子の平面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は雄端子および雌端子を示す図である。
以下の説明では、第1実施形態と同様の構成については同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
第2実施形態に係るコネクタ10が第1実施形態と異なる主な点は、筐体の構成である。
第2実施形態における筐体34は、バネ部材31の雄端子2が挿入される側(前側)を収容保持する第1筐体34Aと、バネ部材31の雄端子2が挿入される側とは反対側(後側)を収容保持する第2筐体34Bの2つに分離されている。バネ部材31の後側端部315は、第2筐体34Bの内周面に固定される。バネ部材31の円筒体314は、第1筐体34Aの内周面に固定される。固定する方法は特に限定されないが、例えば接着剤等で固定することができる。図6,7に示される例では、筐体34には突起部22が係合する溝孔は形成されていない。
バネ部材31の構成は、第1実施形態と同様である。突起部24とバネ部材31の溝孔311とを合わせて雌端子3に雄端子2を挿入することでバネ部材31が捩じられ、バネ部材31の前側が第1筐体34Aと一体的に回転する。
雄端子2の突起部24の突出長さは、第1実施形態よりも短く設定されている。具体的には、雄端子2の突起部24の突出長さは、バネ部材31の溝孔311の深さよりもやや短く設定されている。
次に、雌端子3に雄端子2を接続する手順について説明する。
まず、図6(c)に示されるように、ユーザが、雌端子3に雄端子2の前側端部を挿入する。このとき、図8(a)に示されるように、雄端子2の突起部24を、溝孔311の開口部に位置合わせする。図8は、第2実施形態に係るコネクタ10において、雄端子2の突起部24とバネ部材31の溝孔311とが係合する様子を示す図であり、(a)は雄端子2の雌端子3への挿入完了前の状態を示す図、(b)は雄端子2の雌端子3への挿入完了後の状態を示す図である。
次いで、雄端子2の突起部24を、溝孔311に押し込みつつ、雄端子2を雌端子3に挿入する。雄端子2を雌端子3内に挿入するにつれて、突起部24が溝孔311の傾斜部316に沿ってスライドし、バネ部材31の中央部の括れが次第に大きくなる。突起部24が突起保持部317に到達する直前まで、括れ部分の内径は雄端子2の被挿入部21の外径よりも大きい。よって、雄端子2を雌端子3内に容易に挿入することができる。
突起部24が突起保持部317の最深部に到達した時点で、挿入作業を終了する(図8(b)参照)。突起部24が突起保持部317に到達すると、バネ部材31の括れ部分の内径が雄端子2の被挿入部21の外径以下となる。よって、雄端子2の周面がバネ部材31の括れ部分によって弾性的に押圧され、雄端子2が雌端子3に強固に固定されるとともに、雄端子2と雌端子3とが電気的に接続される。
また、突起部22が突起保持部317に到達すると、突起部24は突起保持部317により、その位置が保持される。
以上が、雌端子3に雄端子2を接続する手順である。
なお、雄端子2は、雌ハウジング(図示せず)に保持され、雌端子3は雄ハウジング(図示せず)に保持される。雄ハウジングおよび雌ハウジングには、当該雄ハウジングと当該雌ハウジングとを挿入状態でロックするためのロック機構が設けられる。よって、ロック機構をロック状態とすることによって、バネ部材31の捩じれの復元が阻止される。
第2実施形態によれば、バネ部材31の前側を第1筐体34Aと一体的に回転させつつ、バネ部材31を捩じることができる。
なお、図示例では、第1筐体34Aに、突起部24が係合する溝孔は形成されていないが、第1筐体34Aに、突起部24が係合する溝孔(図示せず)を形成してもよい。第1筐体34Aに形成される溝孔は、バネ部材31に形成される溝孔311と同じ形状とし、溝孔311の位置と一致させればよい。この場合、突起部22の突出長さを、溝孔311の深さと第1筐体34Aに形成した溝孔の深さの和程度に設定する。これにより、突起部24を各溝孔に沿ってスライドさせることができる。
以上、第1実施形態、第2実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、雄端子2に溝孔(図示せず)を形成し、雌端子3に当該溝孔と係合し当該溝孔に沿ってスライドする突起部(図示せず)を形成してもよい。
本発明は、雄端子と雌端子とを高い接触圧で接触させるとともに、雄端子を雌端子に挿入するときの挿入抵抗を低減し、挿入の作業効率を高めることができるコネクタ等に利用可能である。
1、10 コネクタ
2 雄端子
21 被挿入部
22、24 突起部
23 導体バレル
3 雌端子
31 バネ部材
311 溝孔
312 スリット
313 捩じり部
314 円筒体
315 バネ部材の後側端部
316 傾斜部
317 突起保持部
318 切欠部
32、34 筐体
321 溝孔
33 導体バレル
34A 第1筐体
34B 第2筐体

Claims (4)

  1. 雄端子が雌端子内に挿入されることにより、当該雄端子と当該雌端子が電気的に接続されるコネクタであって、
    第1ガイド部を有する雄端子と、
    捩じられることにより中央部が括れる筒状のバネ部材、及び第2ガイド部を有する雌端子とを備え、
    前記第1ガイド部と前記第2ガイド部とを合わせて前記雌端子に前記雄端子を挿入することで前記バネ部材が捩じられ、括れる前記中央部で前記雄端子と前記雌端子とが電気的に接続される、
    コネクタ。
  2. 前記第1ガイド部は、突起部であり、
    前記第2ガイド部は、前記突起部と係合する溝孔であり、
    前記溝孔は、前記雌端子の長さ方向に対して傾斜した方向に延びる傾斜部を有し、
    前記雄端子を前記雌端子内に挿入するにつれて、前記突起部が前記傾斜部に沿ってスライドして前記バネ部材が捩じられる、
    請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記雌端子は、前記バネ部材を収容し当該バネ部材の前記雄端子が挿入される側とは反対側の端部を固定する筒状の筐体をさらに有し、
    前記第1ガイド部は、突起部であり、
    前記第2ガイド部は、前記バネ部材に形成された溝孔および前記筐体に形成された溝孔であって前記突起部と係合し、
    前記バネ部材に形成された溝孔は、前記雌端子の長さ方向に対して傾斜した方向に延びる傾斜部を有し、
    前記筐体に形成された溝孔は、前記雌端子の長さ方向に延びており、
    前記雄端子を前記雌端子内に挿入するにつれて、前記突起部が各前記溝孔に沿ってスライドして前記バネ部材が捩じられる、
    請求項1に記載のコネクタ。
  4. 前記雌端子は、前記バネ部材の前記雄端子が挿入される側を収容保持する第1筐体と、前記バネ部材の前記雄端子が挿入される側とは反対側を収容保持する第2筐体の2つに分離された筐体をさらに有し、
    前記第1ガイド部と前記第2ガイド部とを合わせて前記雌端子に前記雄端子を挿入することで前記バネ部材が捩じられ、前記バネ部材の前記雄端子が挿入される側が前記第1筐体と一体的に回転する、
    請求項1に記載のコネクタ。
JP2013104764A 2013-05-17 2013-05-17 コネクタ Active JP6018016B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013104764A JP6018016B2 (ja) 2013-05-17 2013-05-17 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013104764A JP6018016B2 (ja) 2013-05-17 2013-05-17 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014225396A JP2014225396A (ja) 2014-12-04
JP6018016B2 true JP6018016B2 (ja) 2016-11-02

Family

ID=52123929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013104764A Active JP6018016B2 (ja) 2013-05-17 2013-05-17 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6018016B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109256637A (zh) * 2017-07-13 2019-01-22 泰科电子(上海)有限公司 插座连接器和插拔插头连接器的方法
JP7014113B2 (ja) * 2018-09-25 2022-02-01 トヨタ自動車株式会社 端子構造
CN110581391A (zh) * 2019-09-19 2019-12-17 上海航天科工电器研究院有限公司 一种快锁活塞式浮动电源连接器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007173198A (ja) * 2005-11-25 2007-07-05 Hitachi Cable Ltd 電気コンタクト及びメス端子
CN102823072B (zh) * 2010-03-24 2015-04-15 日本发条株式会社 连接器
JP5649009B2 (ja) * 2012-03-12 2015-01-07 古河電気工業株式会社 コネクタ端子用接触ばね、並びに、雌端子、端子接続構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014225396A (ja) 2014-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10468786B2 (en) Electrical connection device, a method of manufacturing an electrical cable and a manufactured electrical coaxial cable
JP2872697B2 (ja) 電気コネクタ用端子
WO2015002111A1 (ja) メス端子アセンブリ
JP2013004347A (ja) シールドコネクタ
US10992087B2 (en) Contact member for electrical connector
US11764508B2 (en) Connection terminal and a connection assembly
WO2014038617A1 (ja) 端子
JP2013187171A (ja) 雌端子、及び接続構造
JP6018016B2 (ja) コネクタ
US8172625B2 (en) Spherical terminal with guide groove
JP2020057493A (ja) シールド電線の端子接続構造
TW200941849A (en) Right-angle connector
WO2014203758A1 (ja) コネクタ
WO2015053295A1 (ja) メス端子
US10148028B1 (en) Terminal for round pin-shaped electrical contact
EP1911129A1 (en) Male electrical terminal
CN109980370B (zh) 连接器
EP3624275B1 (en) Connection terminal
JP2011165328A (ja) コネクタ
JP6131110B2 (ja) 雌端子及びコネクタ
JP2013114911A (ja) ソケット端子
EP2854228B1 (en) Electrical terminal and method of stitching an electrical terminal in a substrate material
JP7318500B2 (ja) 電気コネクタ及び電気コネクタの製造方法
US20240162631A1 (en) Connector Terminal, Connector Housing and Connector
JP2016024892A (ja) メス端子及び端子接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160929

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6018016

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250