JP6017731B2 - 音声通信およびデータ通信を遂行するためのWi−Fiディスプレイ移送機構を使用するための方法およびシステム - Google Patents

音声通信およびデータ通信を遂行するためのWi−Fiディスプレイ移送機構を使用するための方法およびシステム Download PDF

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Description

本発明は、音声通信およびデータ通信を遂行するためのWi−Fiディスプレイ移送機構を使用するための方法およびシステムに関する。
モバイル技術およびワイヤレス技術は、過去数年の間に爆発的な発展をとげてきた。この発展は、より優れた通信、ハードウェア、およびより信頼できるプロトコルによって促進されている。ワイヤレスサービスプロバイダは現在、向上し続ける多数の機能およびサービスを自分の顧客に提供し、かつ情報、リソースおよび通信に対するかつてないレベルのアクセスをユーザに提供することができる。これらの拡張と歩調を合わせて、モバイル電子デバイス(たとえば、セルラーフォン、スマートフォン、タブレットなど)は、これまでよりも小型、より強力かつより機能豊富になってきている。これらのデバイスの多くは、現在、目覚ましい処理能力、大容量メモリ、および情報をワイヤレスに送受信するための無線/回路を有する。
ワイヤレス通信技術も、過去数年にわたって改善をとげてきた。ワイヤレスローカルエリアネットワークは、現在、多くの自宅およびオフィスにおいて有線ネットワークに取って代わっている。Bluetooth(登録商標)およびWiFiなど、短距離ワイヤレス技術は、互いと比較的短距離(たとえば、Bluetooth(登録商標)の場合、100メートル未満など)にあるモバイル電子デバイス(たとえば、セルラーフォン、腕時計、ヘッドフォン、遠隔制御装置など)間の高速通信を可能にする。
モバイルデバイス技術およびワイヤレス技術が引き続き改善し、人気が拡大するにつれて、短距離ワイヤレス技術は、ケーブルもしくはワイヤを使用してデバイスを一緒に接続する必要をなくすか、またはそれに取って代わることが期待されている。この進化の一環として、電子デバイス間で高速一方向ワイヤレス通信を可能にする、いくつかの新しい技術および規格(たとえば、Miracastなど)が出現し始めている。モバイルデバイスのユーザに新しく、改善された通信サービス、機能、および能力に対するアクセスを提供するための非従来型の方法でこれらの出現しつつある技術/規格を使用することは、モバイルデバイスの消費者にとって有益になる。
様々な実施形態は、Miracastインフラストラクチャを介して第1のモバイルデバイスと第2のモバイルデバイスとの間でワイヤレス通信リンクをネゴシエートするステップと、ワイヤレス通信リンクを介して第1のデバイスと第2のデバイスとの間でMiracastセッションを確立するステップと、第1のモバイルデバイス上で第1のプッシュツーセンド(push-to-send)ボタンの作動を検出するステップと、第1のプッシュツーセンドボタンの作動を検出することに応答して、第1のモバイルデバイスをソースデバイスとして構成するステップと、第1のプッシュツーセンドボタンの作動を検出することに応答して、音声またはビデオを取り込むために、第1のモバイルデバイスのマイクロフォンまたはカメラを活性化するステップと、第1のモバイルデバイスのマイクロフォンまたはカメラによって取り込まれた音声またはビデオを、ワイヤレス通信リンクを介して第1のモバイルデバイスから第2のモバイルデバイスに送信するステップとを含み得る、Miracastインフラストラクチャを介して情報を通信する方法を含む。
一実施形態では、本方法は、Miracastインフラストラクチャを介して第1のモバイルデバイスと第2のモバイルデバイスとの間でバックチャネルワイヤレス通信リンクを確立するステップと、第2のモバイルデバイス上の第2のプッシュツーセンドボタンの作動を検出するステップと、第2のプッシュツーセンドボタンの作動を検出することに応答して、音声またはビデオを取り込むために、第2のモバイルデバイスのマイクロフォンまたはカメラを活性化するステップと、第2のモバイルデバイスのマイクロフォンまたはカメラによって取り込まれた音声またはビデオを、ワイヤレス通信リンクを介して第2のモバイルデバイスから第1のモバイルデバイスに送信するステップと、バックチャネルワイヤレス通信リンクを介して第2のモバイルデバイスから音声データまたはビデオデータを第1のモバイルデバイス内で受信するステップとを含み得る。
さらなる実施形態では、Miracastインフラストラクチャを介して第1のモバイルデバイスと第2のモバイルデバイスとの間でワイヤレス通信リンクをネゴシエートするステップは、第2のモバイルデバイスがプッシュツーセンド受信可能であるかどうかを決定するステップを含む能力ネゴシエーション動作を実行するステップを含み得る。さらなる実施形態では、第2のモバイルデバイスがプッシュツーセンド受信可能であるかどうかを決定するステップは、プッシュツーセンドパラメータを含み得るM3通信メッセージ(RTP OPTIONS)を第1のモバイルデバイス内で生成するステップと、M3通信メッセージを第1のモバイルデバイスから第2のモバイルデバイスに送信するステップと、プッシュツーセンドパラメータを含み得るM3通信メッセージを第2のモバイルデバイス内で受信するステップと、プッシュツーセンド値をプッシュツーセンドパラメータに加えることによって、第2のモバイルデバイス内で受信されたM3通信メッセージを更新するステップと、更新されたM3通信メッセージを第2のモバイルデバイスから第1のモバイルデバイスに送信するステップとを含み得る。
さらなる実施形態では、本方法は、送信された音声またはビデオを第2のモバイルデバイス内で受信するステップと、受信された音声またはビデオを、バッファリング持続時間の間、第2のモバイルデバイスのバッファ内に記憶するステップと、第2のモバイルデバイスのバッファ内に記憶された音声またはビデオを取り出すステップと、取り出された音声またはビデオを第2のモバイルデバイスのスピーカまたは電子ディスプレイに出力するステップと、第2のモバイルデバイス上に出力された音声またはビデオの再生品質を決定するステップと、その再生品質に基づいて、第2のモバイルデバイス内のバッファリング持続時間を調整するステップとを含み得る。さらなる実施形態では、第1のモバイルデバイスのマイクロフォンまたはカメラによって取り込まれた音声またはビデオを、ワイヤレス通信リンクを介して第1のモバイルデバイスから第2のモバイルデバイスに送信するステップは、第1のモバイルデバイスから送信された音声またはビデオの通信範囲および音声またはビデオの品質を増大させるために、情報パケットを時間ダイバーシティで重複させるステップを含み得る。
さらなる実施形態では、バックチャネルワイヤレス通信リンクを介して第2のモバイルデバイスから音声またはビデオを第1のモバイルデバイス内で受信するステップは、全二重モードで通信するステップを含み得る。さらなる実施形態では、取り込まれた音声またはビデオを第1のモバイルデバイスから第2のモバイルデバイスに送信するステップは、半二重モードで通信するステップを含み得る。さらなる実施形態では、本方法は、第1のモバイルデバイスが第2のモバイルデバイスの通信範囲の外にあるときを検出するステップと、その第1のモバイルデバイスが第2のモバイルデバイスの通信範囲の外にあることを検出することに応答して、Miracastセッションまたはワイヤレス通信リンクを再確立するのに適した通信メッセージを第1のモバイルデバイスから第2のモバイルデバイスに送るステップとを含み得る。一実施形態では、Miracastセッションまたはワイヤレス通信リンクを再確立するのに適した通信メッセージを第1のモバイルデバイスから第2のモバイルデバイスに送るステップは、明示的なティアダウン要求が第1のモバイルデバイス内で受信されるまで繰り返し実行される。
さらなる実施形態では、本方法は、第1のモバイルデバイス内の低信号強度状態を検出するステップと、低信号強度状態を検出することに応答して、第1のモバイルデバイス内にテキストを取り込むステップと、取り込まれたテキストをリアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)チャネルを介してM3メッセージ内で第1のモバイルデバイスから第2のモバイルデバイスに送信するステップとを含み得る。
さらなる実施形態は、上記で論じた方法に対応する様々な動作を実施するためのプロセッサ実行可能命令で構成されたプロセッサを有するワイヤレス対応デバイスを含む。
さらなる実施形態は、上記で論じた方法動作に対応する機能を実施するための様々な手段を含むワイヤレス対応デバイスを含む。
さらなる実施形態は、上記で論じた方法に対応する様々な動作をワイヤレス対応デバイスのプロセッサに実施させるように構成されたプロセッサ実行可能命令を記憶した非一時的プロセッサ可読記憶媒体を含む。
さらなる実施形態は、Miracastインフラストラクチャを介して情報を通信するための通信システムを含む。本通信システムは、各々、プッシュツーセンドボタンに結合され得るデバイスプロセッサを有する第1のワイヤレス対応デバイスと第2のワイヤレス対応デバイスとを含み得る。第1のワイヤレス対応デバイスおよび/または第2のワイヤレス対応デバイスのプロセッサは、上記で論じた方法の機能のうちのいずれかまたはすべてを遂行するための動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成され得る。
本明細書に組み込まれ本明細書の一部を構成する添付の図面は、上で与えられた全般的な説明および以下で与えられる詳細な説明とともに、本発明の例示的な実施形態を示し、本発明の特徴を説明する役割を果たす。
様々な実施形態で使用するのに適した例示的な電気通信システムのネットワーク構成要素を示す通信システムブロック図である。 様々な実施形態とともに使用するのに適した様々なセンサー構成要素およびユーザインターフェース構成要素を含むモバイルデバイスの図である。 ある実施形態モバイルデバイス内に含まれ得る様々な論理構成要素および機能構成要素を示すブロック図である。 一実施形態による、音声、ビデオ、およびテキストコンテンツをワイヤレスに通信するのに適した例示的なMiracast通信システム内の様々な構成要素、動作、ならびに情報フローを示すブロック図である。 WiFiアドホックネットワークを介して、Miracast/Wi-Fiダイレクト規格のフレームワーク内で第1のピアツーピア(P2P)デバイスと第2のモバイルデバイスとの間で音声通信信号およびビデオコンテンツを通信する、ある実施形態システム方法を示すプロセス流れ図である。 WiFiアドホックネットワークを介して、Miracast/Wi-Fiダイレクト規格のフレームワーク内で音声通信信号、ビデオコンテンツ、およびデータメッセージを通信する、ある実施形態ソースデバイス方法を示すプロセス流れ図である。 WiFiアドホックネットワークを介して、Miracast/Wi-Fiダイレクト規格のフレームワーク内で音声通信信号およびビデオコンテンツを通信する別のシステム方法を示すプロセス流れ図である。 様々な実施形態とともに使用するのに適した、例示的なモバイルデバイスを示す図である。 様々な実施形態とともに使用するのに適した、例示的なラップトップコンピュータの図である。
様々な実施形態が、添付の図面を参照して詳細に説明される。可能な場合には常に、同じ参照番号が、同じ部分または同様の部分を指すために、図面全体を通じて使用される。特定の例および実装形態へと行われる言及は、説明を目的とし、本発明の範囲または特許請求の範囲を限定するものではない。
本出願で使用する「構成要素」、「モジュール」、「システム」などの用語は、限定はされないが、特定の動作もしくは機能を実行するように構成された、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアなどの、コンピュータ関連のエンティティを含むものとする。たとえば、構成要素は、プロセッサ上で動作しているプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得るが、それらに限定されない。実例として、コンピューティングデバイス上で動作しているアプリケーションとコンピューティングデバイスの両方は、構成要素と呼ばれる場合がある。1つまたは複数の構成要素は、プロセスおよび/もしくは実行スレッドの中に存在する場合があり、1つの構成要素は、1つのプロセッサもしくはコアに局在する場合があり、かつ/または2つ以上のプロセッサもしくはコアの間に分散する場合がある。加えて、これらの構成要素は、様々な命令および/またはデータ構造を記憶している様々な非一時的コンピュータ可読媒体から実行することができる。構成要素は、ローカルプロセスおよび/もしくはリモートプロセス、関数呼出しもしくはプロシージャ呼出し、電子信号、データパケット、メモリ読出し/書込み、ならびに他の知られているネットワーク、コンピュータ、プロセッサ、および/またはプロセス関連の通信方法によって通信することができる。
本明細書で使用する「モバイルデバイス」という用語は、セルラー電話、スマートフォン、腕時計、リストディスプレイ、パーソナルマルチメディアプレーヤまたはモバイルマルチメディアプレーヤ、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラブック、パームトップコンピュータ、ワイヤレス電子メール受信機、マルチメディアインターネット対応セルラー電話、ワイヤレスゲームコントローラ、ならびに、情報をワイヤレスに送受信するためのプログラマブルプロセッサおよび回路を含む他の同様のパーソナル電子デバイスのうちの、任意の1つもしくはすべてを指す場合がある。様々な実施形態は、スマートフォンなど、モバイルデバイス内で特に有用であるが、これらの実施形態は、一般に、情報をワイヤレスに送受信するための通信回路を有する任意のワイヤレス対応デバイス内で有用である。
「ワイヤレス対応デバイス」という用語は、Wi-Fiのような短波ワイヤレス技術を介して情報をワイヤレスに送受信するための無線周波(RF)無線または回路を含む、任意の電子デバイスを指すために本明細書では使用され、したがって、多くの市販のモバイルデバイス、医療用デバイス、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、スマートテレビジョン、セットトップボックス、カメラ、プロジェクタ、および他の同様の電子デバイスを包含し得る。Wi-Fi規格およびWi-Fi技術の詳細は、通信技術に関する詳細について参照によって本明細書に組み込まれる、電気電子技術者協会(IEEE)802.11規格において述べられている。
ワイヤレス技術が引き続き改善し、人気が拡大するにつれて、短距離ワイヤレス技術は、ワイヤまたはケーブルを使用してデバイスを一緒に接続する必要をなくすか、またはそれに取って代わることが期待されている。Miracastは、ユーザが、ワイヤまたはケーブルを使用せずに、音声およびビデオコンテンツを第1のワイヤレス対応デバイス(たとえば、タブレット、スマートフォンなど)から第2のワイヤレス対応デバイス(たとえば、テレビジョン)にワイヤレスに送信することを可能にするピアツーピアワイヤレススクリーンキャスト技術/規格である。たとえば、Miracast技術は、タブレットデバイスが、一般に、そのタブレットデバイスおよびテレビジョンデバイスの中に含まれたWi-Fi無線を使用して表示するために、そのタブレットの電子ディスプレイ上でワイヤレス対応テレビジョンに表示されることになるコンテンツ(たとえば、YouTube(登録商標)ビデオストリーム)を中継することを可能にし得る。既存の解決策を使用して、テレビジョンスクリーン上にレンダリングされるコンテンツは、タブレットの電子ディスプレイ上にレンダリングされるものをミラーリングする。
Miracastは、2つのワイヤレス対応デバイス間の直接高速ワイヤレス接続を形成するプロセスを簡素化することによって、コンテンツを共有するために、ケーブルまたはワイヤ(たとえば、HDMI(登録商標)ケーブル、USBケーブルなど)を使用してデバイスを接続する必要を取り除く。たとえば、Miracastは、適切に構成されたワイヤレス対応デバイスが、通信範囲内の他の適切に構成されたワイヤレス対応デバイスを識別して、それらの識別されたデバイスに対する通信リンクを確立して、コンテンツのワイヤレス送信を調整することを、すべて、ワイヤレス対応デバイスのユーザからの相互作用をほとんどまたはまったく伴わずに可能にする。Miracastは、デバイスが、インターネットまたは中間ネットワーク構成要素(たとえば、ワイヤレスアクセスポイントなど)に対する接続なしに、直接通信することを可能にする。
Miracast接続は、中間ネットワーク構成要素(たとえば、サーバ、ワイヤレスアクセスポイントなど)の必要なしに、直接ピアツーピアWi-Fi接続を可能にするWi-Fiダイレクトを介して形成され得る。このように、デバイスは直接通信するという点で、MiracastはBluetooth(登録商標)と同様である。しかしながら、Bluetooth(登録商標)と異なり、Miracastプロトコル/規格は、大量の情報(たとえば、圧縮ビデオファイル)の通信に好適であり、Wi-Fi通信リンクを介して動作し、一方向(すなわち、順方向だけ)である。
Miracastプロトコル/規格は、一般に、情報の一方向の移送だけをサポートするため、Miracastを介して通信するワイヤレス対応デバイスは、一般に、「ソースデバイス」(すなわち、送信機もしくはコンテンツのソース)または「シンクデバイス」(すなわち、受信機もしくはコンテンツの消費者)のいずれかとして動作するための能力を有するが、ソースとシンクデバイスの両方として同時に動作することはできない。
様々な実施形態は、半二重形式または全二重形式のいずれかでMiracast/Wi-Fiダイレクト規格のフレームワーク内でWiFiアドホックネットワークを介して音声通信信号、ビデオコンテンツ、およびデータメッセージを送受信するように構成された方法、システム、ならびにデバイスを含む。様々な実施形態は、緊急時など、インターネットまたはセルラー通信ネットワークに対する接続が利用可能でないとき、Miracast/Wi-Fiダイレクト規格を介して通信するように構成されたモバイルデバイスを含み得る。
一般に、セルラー通信ネットワークは、特定のセル内の総ワイヤレスデバイス数のごく一部からのアクセス要求だけに対応するように設計される。すなわち、セルラー通信ネットワークは、モバイルデバイスユーザの小さなサブセットだけが任意の所与の時点でネットワークに対するアクセスを試みることになるという想定に基づいて設計されている。緊急時には、心配している人々がその家族への連絡または救助(たとえば、警察、911)の要請を試みると、携帯電話呼出しの数が急増することがよくある。電力グリッドが影響を受ける場合、セルラーネットワークはバッテリベースステーションまたはバックアップステーションに戻り、緊急事態の影響を受けた加入者に利用可能なリソースの数を低減せざるをえなくなる場合がある。地震およびハリケーンなど、自然災害の場合、かなりの数の携帯電話基地局は、長時間にわたって使用不可能になる可能性がある。これらの要因および他の要因はしばしば、結合して、緊急時にセルラーネットワークに過負荷をかけ、呼出しが通じ得るまで、サービス停止および/または長い待ち時間を引き起こす。
緊急時の間のセルラー通信ネットワークを介した通信に関連する困難に加えて、3Gまたは他の電気通信ネットワークによって提供されるような広域ネットワーク(WAN)カバレッジは、一部のロケーションで(たとえば、山中、建物内などで)頼りにならないか、または不十分になる可能性がある。したがって、緊急時もしくは呼出し件数が高い間に、ネットワークに対するアクセスの優先順位付けあるいはネットワークアクセスの管理または改善を試みる解決策は、地形、キャリアプランニング(carrier planning)、ネットワーク故障などによるそのようなネットワークの一貫しない信頼性により、常にモバイルデバイス間の音声通信、ビデオ通信、もしくはデータ通信を可能にするのに適するか、または十分であるとは限らない。
さらに、セルラーネットワークが利用不能(unable)であるとき、モバイルデバイスユーザは、しばしば、呼出しを行うため、または電子メッセージ(SMSもしくは電子メール)を送るために、ネットワークへの不成功なアクセスの試みを繰り返すことになる。これらの繰り返される試みは、モバイルデバイスのバッテリを消耗し、他のモバイルデバイスとの衝突を引き起こし、さらには、セルラーネットワークの過負荷につながる可能性がある。電力が長時間にわたって停止するか、またはバッテリの充電が不可能なロケーションに個人が閉じ込められた状況において、バッテリ消耗の増大は問題になり得る。これは、モバイルデバイスのバッテリ電力の枯渇につながり、セルラーネットワークが回復したとき、そのユーザを通信能力がない状態に残す可能性がある。
様々な実施形態は、ネットワーク輻輳を低減し、緊急時または劣悪なネットワークカバレッジの間に通信を可能にし、モバイルデバイスがインテリジェントバッテリ使用決定を行うことを可能にし得る、電気通信インフラストラクチャがない場合に、音声、ビデオ、およびデータを通信するためにワイヤレスアドホックネットワークを形成または使用するように構成されたモバイルデバイスを含む。
ネットワーク内の個々のノードはネットワーク内の他のノードに対するデータの経路指定および転送に参加することができるため、ワイヤレスアドホックネットワークは先在するインフラストラクチャ(たとえば、ルータ、アクセスポイントなど)に依存しない分散型ワイヤレスネットワークである。しかしながら、既存のワイヤレスアドホックネットワーク技術は、データ(たとえば、インスタントメッセージなど)を通信するためだけに適しており、信頼性が低いか、もしくは効率的でなく、かつ/または音声信号もしくは大量のビデオコンテンツの通信をサポートしない。さらに、既存の解決策は所有権を主張でき、インターネットもしくはデータ接続を必要とし、かつ/または(たとえば、認証、クライアントソフトウェアに対するアクセスなどのために)中間サーバに対する接続を必要とする。
様々な実施形態は、モバイルデバイスのいずれもがインターネット、電気通信ネットワーク、または中間サーバもしくは中間構成要素に対するアクセスを有することを必要とせずに、直接的な高速ピアツーピア通信リンクを介して、音声信号、ビデオ、およびデータメッセージを通信するように構成されたモバイルデバイスを含む。したがって、様々な実施形態は、セルラーサービスを制限させるかもしくは圧倒させる緊急時または他の事象の間など、WANカバレッジが利用可能でないときに音声通信を可能にする。
一実施形態では、ワイヤレス対応モバイルデバイスは、セルラーサービスを制限、輻輳、あるいは利用不可能にさせる緊急時または他の事象の存在を検出することに応答して、Miracast/Wi-Fiダイレクト規格によって画定されたフレームワーク内のWiFiネットワークを介して、音声通信信号、ビデオコンテンツ、および/もしくはデータメッセージを送ること、ならびに/または受信することに適した通信リンクを確立するためのプロセスを自動的に開始するように構成され得る。このようにして、ワイヤレス対応モバイルデバイスは、デバイスのいずれもがインターネット、電気通信ネットワーク、ワイヤレスアクセスポイント、サーバ、または任意の他の中間構成要素に対するアクセスを有することを必要とせずに、極めて近接した他のワイヤレス対応デバイスと直接通信することができる。
一実施形態では、第1のワイヤレス対応モバイルデバイスは、第2のワイヤレス対応モバイルデバイスとMiracastセッションを確立し、第1のワイヤレス対応モバイルデバイスが、第1のワイヤレス対応モバイルデバイスのスピーカおよび電子ディスプレイに出力されたコンテンツが第2のワイヤレス対応モバイルデバイスのスピーカならびに電子ディスプレイ上にも表示されるように、自らをソースデバイスとして確立するMiracastミラーリングモードに入り、Miracast特徴を介したプッシュツーセンドが活性化されるべきであることを示すユーザ入力を検出し、そのようなユーザ入力に応答して、音声通信、画像、ならびに/またはビデオコンテンツを取り込むためにマイクロフォンおよび/もしくはカメラを活性化し、第1のワイヤレス対応モバイルデバイスのスピーカおよび電子ディスプレイに出力されたコンテンツを送信する代わりに、取り込まれた音声通信、画像、ならびに/またはビデオコンテンツを、Miracastリンクを介して第2のワイヤレス対応モバイルデバイスに送信するように構成され得る。
一実施形態では、全二重音声通信は、音声通信信号を第2のワイヤレス対応モバイルデバイスから第1のワイヤレス対応モバイルデバイスに通信するために、ユーザ入力バックチャネル(UIBC)の使用によって、Miracast/Wi-Fiディスプレイ規格内で指定されたフレームワーク内でWi-Fiアドホックネットワークを介して第1のワイヤレス対応モバイルデバイスと第2のワイヤレス対応モバイルデバイスとの間で遂行され得る。
一実施形態では、第1のワイヤレス対応モバイルデバイスと第2のワイヤレス対応モバイルデバイスの両方がMiracast特徴を介したプッシュツーセンドが活性化されるべきであることを示すユーザ入力を検出するとき、Wi-Fiネットワーク内のグループ所有者は、そのシステムの様々なプッシュツーセンドオプション、ポリシー、および規則を評価して、少なくとも最初にソースデバイスとして動作するために、第1のワイヤレス対応モバイルデバイスおよび第2のワイヤレス対応モバイルデバイスのうちの1つを選択することができる。一実施形態では、グループ所有者は、Miracast特徴を介してプッシュツーセンドが活性化されるべきであることを示すユーザ入力を初めに検出したワイヤレス対応モバイルデバイスをソースデバイスとして選択することができる。
一実施形態では、第1のワイヤレス対応モバイルデバイスおよび/または第2のワイヤレス対応モバイルデバイスは、他のデバイスから受信された明示的なティアダウン要求が存在するときだけ、Miracastセッションを切断するように構成され得る。第1のワイヤレス対応デバイスおよび/もしくは第2のワイヤレス対応デバイスが互いの通信範囲から去るとき、または第1のワイヤレス対応デバイスおよび/もしくは第2のワイヤレス対応デバイスが低信号強度状態を経験して、通信が失敗するとき、これらのデバイスのうちのいずれかあるいは両方は、明示的なティアダウン要求が他のデバイスから受信されるまで、Miracastセッションの再確立を試みるための動作を実行することができる。一実施形態では、第1のワイヤレス対応デバイスおよび/または第2のワイヤレス対応デバイスは、信号強度状態を考慮に入れるために「キープアライブ」タイマを修正するように構成され得る。
一実施形態では、第1のワイヤレス対応デバイスおよび/または第2のワイヤレス対応デバイスは、伝送制御プロトコル(TCP)チャネルを介して、音声通信よりもはるかに少ないデータしか必要としないテキストペイロードを通信するために、低信号強度状態でテキスト専用モードに入るように構成され得る。一実施形態では、テキストペイロードは、リアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)チャネルを使用してM3メッセージとして通信され得る。一実施形態では、テキストペイロードは、あらかじめネゴシエート(たとえば、能力ネゴシエーションを介して)された低優先度データチャネルを介して通信され得る。
一実施形態では、第1のワイヤレス対応デバイスおよび/もしくは第2のワイヤレス対応デバイスは、ユーザ入力バックチャネル(UIBC)を介してテキストメッセージペイロードを搬送するのに適した、新しいリアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)メッセージ(たとえば、新しいMメッセージタイプ)を定義ならびに/または生成するように構成され得る。
さらなる実施形態では、第1のワイヤレス対応デバイスおよび/または第2のワイヤレス対応デバイスは、Miracastシステム内の様々な特徴を識別、選択、設定、もしくはネゴシエートするように、かつ/またはリアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)を使用してMメッセージを通信することによって、能力ネゴシエーション動作を実行するように構成され得る。たとえば、第1のワイヤレス対応デバイスおよび/または第2のワイヤレス対応デバイスは、データカプセル化タイプを選択して、TCPポートを構成または選択して、UIBCを有効または無効にするために、ユーザ入力バックチャネル(UIBC)能力ネゴシエーション動作を実行するように構成され得る。有効にされるとき、情報は、UIBC能力ネゴシエーション動作の間に識別されたTCPポートを使用して、UIBCを介して通信され得る。
さらなる実施形態では、第1のワイヤレス対応デバイスおよび/または第2のワイヤレス対応デバイスは、UIBCに加えて、またはその代わりに、ユーザ入力順方向チャネル(UIFC)をネゴシエートするように構成され得る。UIFCはUIBCの逆であり得、したがって、情報は、UIFCを介してソースデバイスからシンクデバイスに、かつUIBCを介してシンクデバイスからソースデバイスに通信され得る。様々な実施形態では、第1のワイヤレス対応デバイスおよび/または第2のワイヤレス対応デバイスは、低信号強度状態を検出することに応答してなど、UIBCチャネルおよびUIFCチャネルのうちの1つもしくは両方を使用して、テキストメッセージ、音声通信、および/またはビデオデータを通信するように構成され得る。
様々な実施形態は、その例が図1に示されている、様々な通信システムを利用することができる。図1に示す通信システム100は、固定電話線(たとえば、POTSネットワーク、図示せず)およびインターネット110を介してなど、モバイルデバイス102(たとえば、モバイルフォン)間で、かつ他のネットワーク宛先に音声呼出しならびにデータ呼出しを接続するために動作可能なネットワーク運用センター106に結合された複数のセルラー基地局104を概して含むセルラー電話ネットワーク108を含む。モバイルデバイス102とネットワーク108との間の通信は、4G、3G、CDMA、TDMA、および他のセルラー電話通信技術などの双方向ワイヤレス通信リンク112を介して遂行され得る。セルラー電話ネットワーク108はまた、インターネット110への接続を提供する、ネットワーク運用センター106に結合されるかまたはネットワーク運用センター106内の、1つもしくは複数のサーバ114を含むことも可能である。
モバイルデバイス102は、インターネット110への接続を提供するワイヤレスアクセスポイント116に対するワイヤレス通信リンク118を含むことも可能である。モバイルデバイス102は、Wi-Fiなど、短距離ワイヤレス技術を介して、他のモバイルデバイス102に対する直接ピアツーピア接続120を確立することができる。直接ピアツーピア接続120は、Wi-Fiダイレクト、Wi-Fi P2P、トンネリングダイレクトリンクセットアップ(TDLS:Tunneled Direct Link Setup)、および/またはMiracast技術もしくはMiracastプロトコルを使用することによって、ネットワーク構成要素あるいはネットワークデバイスへの何の介入もなしに、モバイルデバイス102間で直接確立され得る。直接ピアツーピア接続120は、接続されたモバイルデバイス102のいずれかが電気通信ネットワーク108に対する、インターネット110に対する、またはルータ、サーバ、もしくはワイヤレスアクセスポイント116などの中間構成要素に対する通信リンクを含むかどうかにかかわらず、2つ以上のモバイルデバイス102間で確立され得る。
図2は、スマートフォン202の形のある実施形態モバイルデバイス102の例示的な構成要素を示す。スマートフォン202は、スピーカ204と、ユーザ入力を受信するためのメニュー選択ボタン206と、音声を取り込むための、1つもしくは複数のマイクロフォン208と、電磁放射を送受信するためのアンテナ214と、画像およびビデオを取り込むための前面カメラ210と、ビデオコンテンツをレンダリングするため、および/またはユーザ入力を受信するための電子ディスプレイ212とを含み得る。スマートフォン202は、音声をサンプリングするためにマイクロフォン208を活性化する、画像またはビデオを取り込むためにカメラ210を活性化する、通信リンクを確立する、および/あるいは様々な実施形態の機能を遂行するための他の動作を実行するプロセスを開始するために、1つもしくは複数のユーザインターフェース要素216、218(たとえば、ボタン)を含むことも可能である。ユーザインターフェース要素216、218(たとえば、ボタン)は、ハードキーボタン、ソフトキーボタンとして、タッチキー、または音声および/もしくはビデオのサンプリングを開始するためのユーザ入力を受信する任意の他の方法として実装され得る。
参照しやすいように、ユーザインターフェース要素216、218は、本明細書で、「プッシュツートーク」ボタンまたは「プッシュツーセンド」ボタンと呼ぶ。しかしながら、「プッシュツートークボタン」および「プッシュツーセンドボタン」という句は、本明細書で、Miracast、Wi-Fiダイレクト、または他の同様の技術を使用して、音声のサンプリング、ビデオの取込みを開始するか、または音声信号、ビデオコンテンツ、もしくはデータメッセージの送信に適した通信リンクを確立するのに適した任意のユーザインターフェース要素(たとえば、ボタン)を説明するために、一般的に、かつ交換可能に使用されることを理解されたい。
図3は、ある実施形態モバイルデバイス102内に含まれ得る様々な論理的および機能的な構成要素/モジュールを示す。具体的には、図3は、モバイルデバイス102が、プッシュツートーク(PTT)事象検出300モジュールと、デバイス検出302モジュールと、サービス検出304モジュールと、デバイス選択306モジュールと、接続セットアップ308モジュールと、能力ネゴシエーション310モジュールと、コンテンツ保護セットアップ312モジュールと、セッション確立およびストリーミング314モジュールと、ユーザ入力バックチャネル(UIBC)セットアップ316モジュールと、ペイロード制御318モジュールと、セッションティアダウン320モジュールとを含み得ることを示す。
プッシュツートーク(PTT)事象検出モジュール300は、モバイルデバイスのプッシュツーセンドボタン216、218の作動など、プッシュツートーク機能またはプッシュツーセンド機能が活性化されるべきであることをモバイルデバイス102に知らせる様々な事象および状態を検出するように構成され得る。
デバイス検出モジュール302は、ワイヤレス対応モバイルデバイスのWi-Fiもしくは短距離ワイヤレス送受信機を活性化すること、Wi-Fi無線もしくは送受信機から検出信号をブロードキャストすること、および/またはそのモバイルデバイスの通信範囲内にある他のワイヤレス対応デバイスからブロードキャストされた検出信号を検出することを含めて、モバイルデバイス102の通信範囲内にある他のワイヤレス対応デバイスを検出するための様々な動作を実行するように構成され得る。
サービス検出モジュール304は、検出されたデバイスのサービス能力および/もしくはMiracast互換性を検出するように、かつ/または検出されたモバイルデバイスのうちの1つもしくは複数を用いて通信リンクが確立され得るかどうかを決定するように構成され得る。様々な実施形態では、これは、Wi-Fi P2P、Miracast、TDLS、および/またはWiFiダイレクトプロトコルを介して遂行され得る。
デバイス選択モジュール306は、通信リンクが接続されるべき、検出されたワイヤレス対応デバイスのうちの1つを識別および選択するように構成され得る。様々な実施形態では、デバイス選択モジュール306は、それらのうちのいずれかもしくはすべてがモバイルデバイス102のメモリ内に記憶され得る、ユーザ入力、ユーザ選好、ローカルポリシー、またはポリシー規則に基づいて、ワイヤレス対応デバイスを選択するように構成され得る。
接続セットアップモジュール308は、接続確立および/もしくは接続管理の方法または技術(たとえば、Wi-Fiダイレクト、TDLSなど)を選択し、選択された方法/技術を使用して、選択されたワイヤレス対応デバイスに対するデバイス間通信またはピアツーピア通信リンク(たとえば、WPA2シングルホップリンクなど)を確立し、それらのデバイス間に伝送制御プロトコル(TCP)接続を確立し、それらのデバイス間でセッションを作成および/または管理するのに適したリアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)制御ポートを確立するように構成され得る。
能力ネゴシエーションモジュール310は、デバイスのうちの1つもしくは複数がプッシュツーセンドまたはプッシュツートーク(PTT)受信可能であるかどうかを決定するのに適したパラメータを含み得る、Miracastセッション用のMiracastパラメータを決定するように構成され得る。コンテンツ保護セットアップモジュール312は、それらのデバイスが(たとえば、音声/ビデオストリーミングに関する)コンテンツ保護をサポートまたは要求するかどうかを決定し、たとえば、広帯域デジタルコンテンツ保護(HDCP)を使用して、リンクコンテンツ保護用のセッションキーを導出するように構成され得る。一実施形態では、コンテンツ保護セットアップモジュール312は、RTPセッションが開始または確立される前に、HDCPセッションキーを導出するように構成され得る。
セッション確立およびストリーミングモジュール314は、能力ネゴシエーション動作の後、かつ確立された通信リンク上でコンテンツを送受信するのに先立って、遂行され得るMiracastセッションをセットアップするように構成され得る。一実施形態では、コンテンツは、ムービングピクチャエキスパートグループ2トランスポートストリーム(MPEG2-TS:Moving Picture Experts group 2 Transport Stream)コーディングおよびIEEE 802.11 Wi-Fi技術またはプロトコルを使用してパケット化され得る。様々な実施形態では、コンテンツパケットは、リアルタイムプロトコル(RTP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、および/またはインターネットプロトコル(IP)カプセル化技術を使用してカプセル化され得る。
UIBCセットアップモジュール316は、接続されたワイヤレス対応デバイスとの間で制御およびデータ情報を送受信するのに適した通信チャネル(すなわち、UIBC)を確立するように構成され得る。たとえば、接続されたワイヤレス対応デバイス上で検出されたユーザ入力は、UIBCパケットヘッダを使用してパケット化されて、TCP/IPを介して、モバイルデバイス102に送信し戻されることが可能である。
ペイロード制御モジュール318は、デバイスのチャネル状態および電力消費特性に基づいて送信パラメータを調整するように構成され得る。セッションティアダウンモジュール320は、Miracastセッションをティアダウンまたは終了するための様々な動作を実行するように構成され得る。
図4は、一実施形態による、音声、ビデオ、およびテキストコンテンツをワイヤレスに通信するのに適した例示的なMiracast通信システム400内の様々な動作および情報フローを示す。示されるMiracast通信システム400は、そのそれぞれがWi-Fi無線または通信回路を有するワイヤレス対応モバイルデバイス(たとえば、スマートフォンなど)であり得るソースデバイス402とシンクデバイス404とを含む。
ブロック412および414で、ソースデバイスおよびシンクデバイス402、404は、Wi-Fi P2P、Wi-Fiダイレクト、TDLS、または他の同様の技術を使用することによって、Wi-Fiを介してソースデバイス402とシンクデバイス404との間に直接リンクを確立するための様々な動作を実行することができる。ダイレクトリンクは、ソースデバイスおよびシンクデバイス402、404の間の中間物として機能するアクセスポイントまたはサーバなしに、ソースデバイス402とシンクデバイス404との間に確立され得る。
動作412および414の一環として、シンクデバイス404は、識別子メッセージまたは信号をブロードキャストするように構成され得、ソースデバイス402は、シンクデバイス404によってブロードキャストされた識別子を発見して、以前にソースデバイス402とシンクデバイス404との間にペアリングが確立されているかどうかを決定するように構成され得る。これは、ソースデバイス402がシンクデバイス404のメディアアクセス制御(MAC)アドレスの事前知識を有していたかどうかを決定するために、ソースデバイス402がメモリ内に記憶された情報にアクセスすることによって遂行され得る。ソースデバイス402が、シンクデバイス404とのペアリングが以前に確立されていると決定した場合、ソースデバイス402は、さらなる認証なしに、シンクデバイス404との通信リンクを自動的に確立することができる。さもなければ、ソースデバイス402は、シンクデバイス404を認証するための様々な認証動作を実行して、音声、ビデオ、またはテキストを認証されたシンクデバイス404に移送するのに適した直接通信リンクを確立することができる。
やはり、動作412および414の一環として、ソースデバイス402およびシンクデバイス404は、「能力ネゴシエーション」動作、または図3を参照して上で論じた動作のうちのいずれかもしくはすべてを実行することができる。たとえば、動作412および414で、ソースデバイスおよびシンクデバイス402、404は、シンクデバイス404がプッシュツートーク(PTT)受信可能であるかどうかを示すために「能力ネゴシエーション」動作を実行することができる。これは、MiracastプロトコルのM3メッセージを使用して遂行され得る。たとえば、ソースデバイス402は、「wfd-ptt-capability」パラメータを含むM3メッセージをシンクデバイス404に送ることができ、シンクデバイス404が、それがPTT互換性であると決定するとき、シンクデバイス404は「wfd-ptt-capability」パラメータに関する値を含むM3メッセージで応答することができる。たとえば、シンクデバイス404が、それがPTT可能でないと決定したとき、シンクデバイス404は、「wfd-ptt-capability」パラメータに関する「無効パラメータ」値を含むM3メッセージで応答することができる。
さらに、動作412および414における能力ネゴシエーションの一環として、ソースデバイスおよびシンクデバイス402、404は、順方向チャネルと逆方向チャネルの両方に関する様々な移送パラメータ(たとえば、UDPポートなど)をネゴシエートし、(たとえば、PTTボタンの作動を最初に検出したことなどに基づいて)通話する優先順位または権利を決定するための調停論理/規則に合意し、通信のために使用されるべきコーデックを決定し、使用されるべきバッファリングおよび誤り訂正方法または規則を決定することなどができる。
動作406で、ソースデバイス402は、音声サンプルを取り込むためにモバイルデバイスのマイクロフォンを活性化し、画像またはビデオを取り込むためにモバイルデバイスのカメラを活性化し、コンテンツをメモリから取り出すか、またはシンクデバイス404に送信されるべきコンテンツを生成することができる。一実施形態では、ソースデバイス402は、ソースデバイス402内のプッシュツートークボタンの作動を検出することに応答して、マイクロフォンまたはカメラを活性化するように構成され得る。
動作408および410で、ソースデバイス402は、取り込まれた音声、ビデオ、または取り出された/生成されたコンテンツ(すなわち、ペイロード)をMiracast通信リンク上でシンクデバイス404に送信するのに適したフォーマットで構成および符号化して、符号化された情報をシンクデバイス404に送ることができる。動作416で、シンクデバイス404は、ペイロードを抽出するために、ソースデバイス402から送られた情報を受信して、復号することができる。動作418で、シンクデバイス404は、受信された情報をシンクデバイス404上にレンダリングすることができる。コンテンツをレンダリングすることは、受信された音声情報をシンクデバイス404のスピーカを介して出力すること、または受信された画像もしくはテキストメッセージをシンクデバイス404の電子ディスプレイ上に表示することを含み得る。
一実施形態では、シンクデバイス404がシンクデバイス404上でプッシュツートークボタンが作動されたことを検出することに応答して、ソースデバイスおよびシンクデバイス402、404は役割を交換することができる。すなわち、ユーザがシンクデバイス404上のPTTボタンを押下するとき、シンクデバイス404は、音声、ビデオ、および/もしくはデータ通信を取り込んで、既存の通信リンクを介して、かつ/あるいはデバイス402、404間のMiracastセッションをティアダウンまたは終了せずに、このときシンクデバイスである元のソースデバイス402に送り返すソースモバイルデバイスになるためにモードを変更することができる。
図5は、ピアツーピアWiFiアドホックネットワークを介して、Miracast/Wi-Fiダイレクト規格のフレームワーク内で第1のモバイルデバイス502と第2のモバイルデバイス504との間で音声通信信号およびビデオコンテンツを通信する実施形態方法500を示す。動作506で、第1のモバイルデバイス502は、デバイス上のPTTボタンが作動または押下されていることを決定することができる。動作508aで、第1のモバイルデバイス502は、第1のモバイルデバイス502が、Miracast/Wi-Fiダイレクト規格のフレームワーク内で音声通信信号、ビデオコンテンツ、またはデータメッセージを送るためのソースデバイスとして動作することになることを第2のモバイルデバイスに知らせるために、リアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)メッセージを第2のモバイルデバイス504に送ることができる。RTSPメッセージは、既存のMiracastインフラストラクチャを再使用する既存のMiracastプロトコルに対する拡張であり得る。動作508bで、第2のモバイルデバイス504は、第2のモバイルデバイス504が、Miracastインフラストラクチャを介して音声通信信号、ビデオコンテンツ、またはデータメッセージを受信するためのシンクデバイスとして動作することができることを示す、応答もしく肯定応答メッセージを第1のモバイルデバイス502に送ることができる。
動作508aおよび508bの一環として、第1のモバイルデバイスおよび第2のモバイルデバイス502、504は、能力ネゴシエーション動作を実行することができる。一実施形態では、能力ネゴシエーションは、順方向通信リンク、逆方向通信リンク、または両方に関する通信ポートをネゴシエートすることを含み得る。一実施形態では、第1のモバイルデバイスおよび第2のモバイルデバイス502、504は、デバイス502、504間の順方向および逆方向通信チャネル/リンクの両方について同じコーデックを使用することを合意することができる。一実施形態では、順方向および逆方向通信リンクの両方に関してMiracastミラーリング動作を遂行するために、同じコーデックが使用され得る。
動作510で、第1のモバイルデバイス502は、ソースデバイスとして自らを確立および構成するために、Wi-Fiダイレクトソース作動動作を実行することができる。動作512で、第2のモバイルデバイス504は、自らをシンクデバイスとして確立および構成するために、Wi-Fiダイレクトソース作動動作を実行することができる。動作514で、第1のモバイルデバイスおよび第2のモバイルデバイス502、504は、Wi-Fiダイレクト通信リンクをネゴシエートすることができる。ブロック516で、第1のモバイルデバイス502は、音声を取り込むためにデバイスのマイクロフォンを活性化することができる。動作516で、マイクロフォンを活性化することに加えて、またはその代わりに、第1のモバイルデバイス502は、ビデオコンテンツを取り込むために、そのカメラを活性化することができる。
動作518で、第1のモバイルデバイス502は、取り込まれた音声および/またはビデオを第2のモバイルデバイス504に送信し始めることができ、これはMiracastミラーリングによって遂行され得る。動作520で、第1のモバイルデバイス502は、デバイス上のPTTボタンが放されていることを決定し、応答して、マイクロフォン/カメラを非活性化し、音声/ビデオ送信を終了することができる。
一実施形態では、第2のモバイルデバイス504は、第2のモバイルデバイス504上のPTTボタンの作動を検出し、応答して、音声および/またはビデオコンテンツを取り込んで、セッションの開始時に、かつ/または能力ネゴシエーション動作中に(すなわち、動作508aおよび508bで)ネゴシエートされたポートを使用して、第1のモバイルデバイス502に送るように構成され得る。第1のモバイルデバイス502は、バックチャネル(たとえば、UIBCチャネルなど)を介して第2のモバイルデバイス504から送られた音声/ビデオコンテンツを受信、復号、およびレンダリングするために音声/ビデオ送信を終了するように構成され得る。したがって、一実施形態では、第1のモバイルデバイスおよび第2のモバイルデバイス502、504は、バックチャネル通信用の追加のポートをネゴシエートして、WFD/Miracastシステムを介して、双方向すなわち二方向通信を遂行することによって、全二重通信を実行することができる。
図6は、WiFiアドホックネットワークを介して、Miracast/Wi-Fiダイレクト規格のフレームワーク内で音声通信信号、ビデオコンテンツ、およびデータメッセージを通信する実施形態ソースデバイス方法600を示す。ブロック602で、ワイヤレス対応ソースモバイルデバイスのプロセッサは、Miracast/Wi-Fiディスプレイインフラストラクチャを介してワイヤレス対応シンクモバイルデバイスとワイヤレス通信リンクをネゴシエートすることができる。一実施形態では、ソースモバイルデバイスプロセッサは、ソースモバイルデバイスがシンクモバイルデバイスの通信範囲内にあることを検出することに応答して、ワイヤレス通信リンクをネゴシエートすることができる。別の実施形態では、ソースモバイルデバイスプロセッサは、ソースモバイルデバイスのPTTボタンが作動または押下されていると決定することに応答して、ワイヤレス通信リンクをネゴシエートすることができる。
ブロック604で、ソースモバイルデバイスプロセッサは、シンクモバイルデバイスとMiracast/Wi-Fiディスプレイセッションを確立することができる。ブロック606で、ソースモバイルデバイスプロセッサは、音声通信信号またはビデオコンテンツを取り込むために、ソースモバイルデバイスのマイクロフォンまたはカメラを活性化することができる。一実施形態では、ソースモバイルデバイスプロセッサは、ソースモバイルデバイスのPTTボタンが作動または押下されていると決定することに応答して、マイクロフォン/カメラを活性化するように構成され得る。ブロック608で、ソースモバイルデバイスプロセッサは、取り込まれたビデオ通信信号またはビデオコンテンツをシンクデバイスに送信することができる。一実施形態では、ソースモバイルデバイスがソースモバイルデバイスのPTTボタンが放されていると決定するまで、ソースモバイルデバイスプロセッサは、ブロック606および608の動作を実行こと(すなわち、音声またはビデオコンテンツを取り込むこと、ならびに送信すること)ができる。
図7は、WiFiアドホックネットワークを介して、Miracast/Wi-Fiダイレクト規格のフレームワーク内で音声通信信号およびビデオコンテンツを通信する実施形態システム方法700を示す。ブロック702で、ワイヤレス対応ソースモバイルデバイスのプロセッサは、Miracast/Wi-Fiディスプレイインフラストラクチャを介して、ワイヤレス対応シンクモバイルデバイスとワイヤレス通信リンクをネゴシエートすることができる。ブロック704で、ソースモバイルデバイスプロセッサは、シンクモバイルデバイスとMiracast/Wi-Fiディスプレイセッションを確立することができる。ブロック706で、ソースモバイルデバイスプロセッサは、音声通信信号および/またはビデオコンテンツを取り込んで、シンクモバイルデバイスに送信することができ、シンクモバイルデバイスは、そのコンテンツを受信して、シンクモバイルデバイスのスピーカおよび/または電子ディスプレイ上にレンダリングすることができる。動作708で、シンクモバイルデバイスプロセッサは、シンクモバイルデバイス上でPTTボタンが作動または押下されていることを決定することができる。ブロック710で、シンクモバイルデバイスプロセッサは、シンクモバイルデバイスが音声通信信号および/またはビデオコンテンツをソースモバイルデバイスに送ることになること示す通信メッセージをソースモバイルデバイスに送ることができる。
ブロック712で、ソースモバイルデバイスは、肯定応答通信信号またはメッセージをシンクモバイルデバイスに送り、ソースモバイルデバイス上で受信動作を開始すること(したがって、効果的にシンクデバイスになること)ができる。ブロック714で、シンクモバイルデバイスは、音声通信信号および/またはビデオコンテンツを取り込んで、ソースモバイルデバイスに送ること(したがって、効果的にソースデバイスになること)ができる。ブロック716で、ソースモバイルデバイスは、シンクモバイルデバイスから送信されたコンテンツを受信して、出力/レンダリングすることができる。
ブロック718で、シングモバイルデバイスプロセッサは、シンクモバイルデバイスのユーザがPTTボタンを放したことを検出するなど、音声/ビデオ送信を終了するためのユーザ入力を検出することができる。ブロック720で、シンクモバイルデバイスプロセッサはRTSPメッセージをソースモバイルデバイスに送ることができ、ソースモバイルデバイスプロセッサは、RTSPメッセージがソースデバイス内で受信されていることを示す肯定応答通信信号/メッセージを送ることができる。オプションのブロック722で、ソースモバイルデバイスおよびシンクモバイルデバイスのプロセッサは、一般的なMiracastセッションに切り替えるか、または一般的なMiracastミラーリング動作を実行することができる。706〜722の動作は、ソースモバイルデバイスおよびシンクモバイルデバイスが互いの通信範囲から去るまで、モバイルデバイスユーザが接続もしくは通信を終了するまで、またはモバイルデバイスのうちの1つもしくは両方が電気通信ネットワークに対する接続を確立するまで繰り返されてよい。
テキストは、音声データよりもTCPを使用して通信するためにかなり小さなペイロードしか必要としないので、ピアツーピア通信用の音声専用モードをサポートするモバイルデバイスは、低信号強度状態で特に有用であり得るテキスト専用モードをサポートするように構成されることも可能である。テキスト専用モードメッセージは、RTSPを使用してM3メッセージとして送られることが可能である。代替的には、テキストデータ送信をサポートするために新しいデータチャネルが先行してネゴシエートされ得る。この新しいチャネルは、信頼性が高く、音声/ビデオのリアルタイム性質との何らかの干渉を最小限に抑えるための低い優先順位を有するように構成され得る。
一実施形態では、第1のワイヤレス対応モバイルデバイスおよび/または第2のワイヤレス対応モバイルデバイスは、低信号強度状態を検出することに応答して、テキストペイロードを通信するためにテキスト専用モードに入るように構成され得る。そのようなテキストペイロード内に含まれたテキストは、(たとえば、ユーザがテキストメッセージをタイプすることによって)キーボードから取り込まれたテキスト、および/あるいは発話、または何らかの別の形のユーザインプットもしくは通信を処理検出する発話認識アルゴリズムによって生成されたテキストを含み得る。たとえば、第1のワイヤレス対応モバイルデバイスは、低信号強度状態を検出し、応答して、デバイスのマイクロフォンから取り込まれた音声を語またはテキストに変換するために転写ソフトウェアを活性化し、音声通信信号の代わりに、Miracast/WiFiディスプレイインフラストラクチャを介して語/テキストを第2のワイヤレス対応モバイルデバイスに送信するように構成され得る。第2のワイヤレス対応モバイルデバイスは、テキストペイロードを受信し、受信されたテキストを第2のデバイスの電子ディスプレイ上にレンダリングするように構成され得る。第2のワイヤレス対応モバイルデバイスは、テキストペイロードを受信し、受信されたテキストから音声を生成し、生成された音声を第2のワイヤレス対応モバイルデバイスの電子ディスプレイのスピーカに出力するように構成され得る。
様々な実施形態は、その例が図8および図9に示される、RF無線を有する任意の商用コンピューティングデバイスを使用して実装され得る。典型的なモバイルコンピューティングデバイス800は、図8に示された構成要素を共通に有する。たとえば、モバイルコンピューティングデバイス800は、内部メモリ804および、抵抗検知タッチスクリーン、容量検知タッチスクリーン、赤外線検知タッチスクリーン、音響/圧電性検知タッチスクリーンなどのタッチ面入力デバイス/ディスプレイ806に結合されたプロセッサ802を含み得る。コンピューティングデバイス800は、プロセッサ802に結合されたワイヤレスデータリンクおよび/または携帯電話送受信機810に接続された、電磁放射を送受信するための1つもしくは複数の無線/アンテナ808を有する場合がある。無線は、Bluetooth(登録商標)無線、Wi-Fi無線、ANT無線などを含み得る。コンピューティングデバイス800は、一般に、その1つまたは複数がプッシュツートークボタンであり得るユーザ入力を受信するための物理的なボタン812a、812bも含み得る。
パーソナルコンピュータおよびラップトップコンピュータを含む、他の形のコンピューティングデバイスは、様々な実施形態を実装するために使用され得る。そのようなコンピューティングデバイスは、通常、例示的なパーソナルラップトップコンピュータ900を示す図9に示された構成要素を含む。そのようなパーソナルコンピュータ900は、一般に、揮発性メモリ904、およびディスクドライブ906などの大容量不揮発性メモリに結合されたプロセッサ902を含む。コンピュータ900はまた、プロセッサ902に結合されたコンパクトディスク(CD)および/またはDVDドライブ908を含み得る。コンピュータデバイス900はまた、プロセッサ902をネットワークに結合するためのネットワーク接続回路などの、データ接続を確立するか、または外部メモリデバイスを受け入れるための、プロセッサ902に結合された、いくつかのコネクタポートを含み得る。コンピューティングデバイス900は、プロセッサ902に結合されたワイヤレスデータリンクに接続された電磁放射を送受信するための無線/アンテナ910を有し得る。コンピュータの技術分野ではよく知られているように、コンピュータ900はさらに、キーボード918、マウスまたはタッチパッドなどのポインティングデバイス917、およびディスプレイ912に結合される場合がある。コンピュータ900はまた、プロセッサ902に結合されたプッシュツートークボタン920を含み得る。
プロセッサ802、902は、本明細書で説明する様々な実施形態の機能を含む、様々な機能を実行するようにソフトウェア命令(アプリケーション)によって構成され得る、任意のプログラマブルマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、または1つもしくは複数の多重プロセッサチップであり得る。1つのプロセッサをワイヤレス通信機能専用とし、1つのプロセッサを他のアプリケーションの実行専用とするなど、複数のプロセッサが設けられ得る。典型的には、ソフトウェアアプリケーションは、アクセスされて、プロセッサ802、902内にロードされる前に、内部メモリ内に記憶され得る。いくつかのデバイス内で、プロセッサ802、902は、アプリケーションソフトウェア命令を記憶するのに十分な内部メモリを含み得る。いくつかのモバイルデバイス内で、セキュアなメモリが、プロセッサ802、902に結合された別のメモリチップ内にある場合がある。内部メモリは、揮発性メモリ、もしくはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、または両方の混合物であり得る。本明細書の説明のため、メモリへの一般的な言及は、内部メモリと、デバイスに差し込まれるリムーバブルメモリと、プロセッサ802、902自体の中のメモリとを含む、プロセッサによってアクセス可能なすべてのメモリを指す。
上記の方法の説明およびプロセスフロー図は、単に説明のための例として提供され、様々な実施形態のブロックが提示された順序で実施されなければならないことを要求または暗示するものではない。当業者によって諒解されるように、上記の実施形態におけるブロックの順序は、任意の順序で実行され得る。「その後」、「次いで」、「次に」などの単語は、ブロックの順序を限定するものではなく、これらの単語は、方法の説明を通して読者を案内するために使用されるにすぎない。さらに、たとえば、冠詞「a」、「an」または「the」を使用する単数形での請求要素へのいかなる言及も、その要素を単数形に限定するものとして解釈されるべきではない。
本明細書で開示する実施形態に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムブロックは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその両方の組合せとして実装され得る。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、概して、それらの機能に関して前述された。そのような機能がハードウェアとして実装されるかソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例およびシステム全体に課される設計制約に応じて決まる。当業者は、説明されている機能を特定のアプリケーションごとに可変方式で実施することができるが、そのような実施態様決定は、本発明の範囲を逸脱させるものとして解釈してはならない。
本明細書で開示した実施形態に関して説明した様々な例示的論理、論理ブロック、モジュール、および回路を実装するために使用されるハードウェアは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明した機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装もしくは実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代替的に、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラまたは状態マシンであってもよい。また、プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装されることも可能である。代替的に、いくつかのステップまたは方法は、所与の機能に固有の回路によって実行される場合がある。
1つまたは複数の例示的な態様では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せに実装することができる。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つもしくは複数の命令またはコードとして、非一時的コンピュータ可読媒体あるいは非一時的プロセッサ可読記憶媒体上に記憶され得る。本明細書で開示する方法またはアルゴリズムのステップは、非一時的コンピュータ可読記憶媒体またはプロセッサ可読記憶媒体上に存在し得るプロセッサ実行可能ソフトウェアモジュール内で実施され得る。非一時的コンピュータ可読記憶媒体またはプロセッサ可読記憶媒体は、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスされ得る任意の記憶媒体であってよい。限定ではなく例として、そのような非一時的コンピュータ可読媒体またはプロセッサ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、FLASHメモリ、CD-ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶デバイス、または、命令もしくはデータ構造の形式で所望のプログラムコードを記憶するために使用され得るとともに、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含み得る。本明細書において使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常データを磁気的に再生するが、ディスク(disc)はデータをレーザーにより光学的に再生する。上記の組合せも、非一時的コンピュータ可読媒体およびプロセッサ可読記憶媒体の範囲内に含まれる。加えて、方法またはアルゴリズムの動作は、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る、非一時的プロセッサ可読媒体および/またはコンピュータ可読媒体上のコードならびに/あるいは命令の、1つもしくは任意の組合せまたはセットとして存在し得る。
開示した実施形態の上記の説明は、いかなる当業者も本発明を作成または使用することを可能にするために提供される。これらの実施形態への様々な修正が当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義された一般原理は、本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく他の実施形態に適用され得る。したがって、本発明は、本明細書に示された実施形態に限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲ならびに本明細書で開示された原理および新規の特徴に矛盾しない最大の範囲を与えられるものである。
100 通信システム
102 モバイルデバイス
104 セルラー基地局
106 ネットワーク運用センター
108 セルラー電話ネットワーク、ネットワーク
110 インターネット
112 双方向ワイヤレス通信リンク
114 サーバ
116 ワイヤレスアクセスポイント
118 ワイヤレス通信リンク
120 直接ピアツーピア接続
202 スマートフォン
204 スピーカ
206 メニュー選択ボタン
208 マイクロフォン
210 前面カメラ、カメラ
212 電子ディスプレイ
214 アンテナ
216 ユーザインターフェース要素、プッシュツーセンドボタン
218 ユーザインターフェース要素、プッシュツーセンドボタン
300 プッシュツートーク(PTT)事象検出モジュール
302 デバイス検出モジュール
304 サービス検出モジュール
306 デバイス選択モジュール
308 接続セットアップモジュール
310 能力ネゴシエーションモジュール
312 コンテンツ保護セットアップモジュール
314 セッション確立およびストリーミングモジュール
316 ユーザ入力バックチャネル(UIBC)セットアップモジュール
318 ペイロード制御モジュール
320 セッションティアダウンモジュール
400 Miracast通信システム
402 ソースデバイス
404 シンクデバイス
502 第1のモバイルデバイス
504 第2のモバイルデバイス
800 モバイルコンピューティングデバイス、コンピューティングデバイス
802 プロセッサ
804 内部メモリ
806 タッチ面入力デバイス/ディスプレイ
808 無線/アンテナ
810 ワイヤレスデータリンクおよび/または携帯電話送受信機
812a 物理的なボタン
812b 物理的なボタン
900 パーソナルラップトップコンピュータ
902 プロセッサ
904 揮発性メモリ
906 ディスクドライブ
908 コンパクトディスク(CD)および/またはDVDドライブ
910 無線/アンテナ
912 ディスプレイ
917 ポインティングデバイス
918 キーボード
920 プッシュツートークボタン

Claims (45)

  1. Miracastインフラストラクチャを介して情報を通信する方法であって、
    前記Miracastインフラストラクチャを介して第1のモバイルデバイスと第2のモバイルデバイスとの間でワイヤレス通信リンクをネゴシエートするステップであって、前記第2のモバイルデバイスがプッシュツーセンド受信可能であるかどうかを決定するステップを含む能力ネゴシエーション動作を実行するステップを含む、ネゴシエートするステップと、
    前記第2のモバイルデバイスがプッシュツーセンド受信可能であると決定することに応答して、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第1のモバイルデバイスと前記第2のモバイルデバイスとの間でMiracastセッションを確立するステップと、
    前記第1のモバイルデバイス上で第1のプッシュツーセンドボタンの作動を検出するステップと、
    前記第1のプッシュツーセンドボタンの前記作動を前記検出することに応答して、前記第1のモバイルデバイスをソースデバイスとして構成するステップと、
    前記第1のプッシュツーセンドボタンの前記作動を前記検出することに応答して、音声またはビデオを取り込むために前記第1のモバイルデバイスのマイクロフォンまたはカメラを活性化するステップと、
    前記第1のモバイルデバイスの前記マイクロフォンまたは前記カメラによって取り込まれた前記音声または前記ビデオを、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第1のモバイルデバイスから前記第2のモバイルデバイスに送信するステップと
    を含む、方法。
  2. 前記Miracastインフラストラクチャを介して前記第1のモバイルデバイスと前記第2のモバイルデバイスとの間でバックチャネルワイヤレス通信リンクを確立するステップと、
    前記第2のモバイルデバイス上の第2のプッシュツーセンドボタンの作動を検出するステップと、
    前記第2のプッシュツーセンドボタンの前記作動を検出することに応答して、前記第2のモバイルデバイス内に音声またはビデオを取り込むために前記第2のモバイルデバイスのマイクロフォンまたはカメラを活性化するステップと、
    前記第2のモバイルデバイスの前記マイクロフォンまたは前記カメラによって取り込まれた前記音声または前記ビデオを、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスから前記第1のモバイルデバイスに送信するステップと、
    前記バックチャネルワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスから音声データまたはビデオデータを前記第1のモバイルデバイス内で受信するステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2のモバイルデバイスがプッシュツーセンド受信可能であるかどうかを前記決定するステップが、
    プッシュツーセンドパラメータを含むM3通信メッセージを前記第1のモバイルデバイス内で生成するステップと、
    前記M3通信メッセージを前記第1のモバイルデバイスから前記第2のモバイルデバイスに送信するステップと、
    前記プッシュツーセンドパラメータを含む前記M3通信メッセージを前記第2のモバイルデバイス内で受信するステップと、
    プッシュツーセンド値を前記プッシュツーセンドパラメータに加えることによって、前記第2のモバイルデバイス内で前記受信されたM3通信メッセージを更新するステップと、
    前記更新されたM3通信メッセージを前記第2のモバイルデバイスから前記第1のモバイルデバイスに送信するステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記送信された音声またはビデオを前記第2のモバイルデバイス内で受信するステップと、
    前記受信された音声またはビデオを、バッファリング持続時間の間、前記第2のモバイルデバイスのバッファ内に記憶するステップと、
    前記第2のモバイルデバイスの前記バッファ内に記憶された前記音声または前記ビデオを取り出すステップと、
    前記取り出された音声またはビデオを前記第2のモバイルデバイスのスピーカまたは電子ディスプレイに出力するステップと、
    前記第2のモバイルデバイス上に前記出力された音声またはビデオの再生品質を決定するステップと、
    前記再生品質に基づいて、前記第2のモバイルデバイス内の前記バッファリング持続時間を調整するステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1のモバイルデバイスの前記マイクロフォンまたは前記カメラによって取り込まれた前記音声または前記ビデオを、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第1のモバイルデバイスから前記第2のモバイルデバイスに前記送信するステップが、前記第1のモバイルデバイスから送信された音声またはビデオの通信範囲および前記音声または前記ビデオの品質を増大させるために、情報パケットを時間ダイバーシティで重複させるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記バックチャネルワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスから前記音声データまたは前記ビデオデータを前記第1のモバイルデバイス内で前記受信するステップが、全二重モードで通信するステップを含む、請求項2に記載の方法。
  7. 前記第1のモバイルデバイスの前記マイクロフォンまたは前記カメラによって取り込まれた前記音声または前記ビデオを、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第1のモバイルデバイスから前記第2のモバイルデバイスに送信するステップが、半二重モードで通信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第1のモバイルデバイスが前記第2のモバイルデバイスの通信範囲の外にあるときを検出するステップと、
    前記第1のモバイルデバイスが前記第2のモバイルデバイスの通信範囲の外にあることを検出することに応答して、前記Miracastセッションまたは前記ワイヤレス通信リンクを再確立するのに適した通信メッセージを前記第1のモバイルデバイスから前記第2のモバイルデバイスに送るステップと
    をさらに含み、
    前記Miracastセッションまたは前記ワイヤレス通信リンクを再確立するのに適した前記通信メッセージを前記第1のモバイルデバイスから前記第2のモバイルデバイスに前記送るステップが、明示的なティアダウン要求が前記第1のモバイルデバイス内で受信されるまで繰り返し実行される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1のモバイルデバイス内の低信号強度状態を検出するステップと、
    前記低信号強度状態を検出することに応答して、前記第1のモバイルデバイス内にテキストを取り込むステップと、
    前記取り込まれたテキストをリアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)チャネルを介してM3メッセージ内で前記1のモバイルデバイスから前記第2のモバイルデバイスに送信するステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. Miracastインフラストラクチャを介して情報を通信するための通信システムであって、
    第1の送受信機と、第1のプッシュツーセンドボタンと、前記第1の送受信機および前記第1のプッシュツーセンドボタンに結合された第1のデバイスプロセッサとを含む第1のモバイルデバイスと、
    第2の送受信機と、前記第2の送受信機に結合された第2のデバイスプロセッサとを含む第2のモバイルデバイスと
    を含み、
    前記第1のデバイスプロセッサが、
    前記Miracastインフラストラクチャを介して前記第2のモバイルデバイスに対するワイヤレス通信リンクをネゴシエートすることであって、前記第2のモバイルデバイスがプッシュツーセンド受信可能であるかどうかを決定することを含む能力ネゴシエーション動作を実行するステップを含む、ネゴシエートすることと、
    前記第2のモバイルデバイスがプッシュツーセンド受信可能であると決定することに応答して、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスとMiracastセッションを確立することと、
    前記第1のプッシュツーセンドボタンの作動を検出することと、
    前記第1のプッシュツーセンドボタンの前記作動を前記検出することに応答して、音声またはビデオを取り込むためにマイクロフォンまたはカメラを活性化することと、
    前記取り込まれた音声またはビデオを、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスに送信することと
    を含む動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成される、通信システム。
  11. 前記第1のデバイスプロセッサが、
    前記Miracastインフラストラクチャを介して前記第2のモバイルデバイスに対するバックチャネルワイヤレス通信リンクを確立することと、
    前記バックチャネルワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスから音声データまたはビデオデータを受信することと
    をさらに含む動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成され、
    前記第2のデバイスプロセッサが、
    前記第2のモバイルデバイスの第2のプッシュツーセンドボタンの作動を検出することと、
    前記第2のプッシュツーセンドボタンの前記作動を前記検出することに応答して、前記音声データまたは前記ビデオデータを取り込むために前記第2のモバイルデバイスのマイクロフォンまたはカメラを活性化することと、
    前記ワイヤレス通信リンクを介して前記音声データまたは前記ビデオデータを前記第2のモバイルデバイスから第1のモバイルデバイスに送信することと
    をさらに含む動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成される
    請求項10に記載の通信システム。
  12. 前記第1のデバイスプロセッサが、前記第2のモバイルデバイスがプッシュツートーク受信可能であるかどうかを前記決定することが、プッシュツーセンドパラメータを含むM3通信メッセージを生成することと、前記M3通信メッセージを前記第2のモバイルデバイスに送信することとを含むような動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成され、
    前記第2のデバイスプロセッサが、
    前記M3通信メッセージを受信することと、
    プッシュツーセンド値を前記プッシュツーセンドパラメータに加えることによって、前記受信されたM3通信メッセージを更新することと、
    前記更新されたM3通信メッセージを前記第1のモバイルデバイスに送信することと
    をさらに含む動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成される、請求項10に記載の通信システム。
  13. 前記第2のデバイスプロセッサが、
    前記ワイヤレス通信リンクを介して送信された前記音声または前記ビデオを受信することと、
    前記受信された音声またはビデオを、バッファリング持続時間の間、前記第2のモバイルデバイスのバッファ内に記憶することと、
    前記バッファ内に記憶された前記音声または前記ビデオを取り出すことと、
    前記取り出された音声またはビデオをスピーカまたは電子ディスプレイに出力することと、
    前記出力された音声またはビデオの再生品質を決定することと、
    前記再生品質に基づいて、前記バッファリング持続時間を調整することと
    をさらに含む動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成される、請求項10に記載の通信システム。
  14. 前記第1のデバイスプロセッサが、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記音声または前記ビデオを前記第2のモバイルデバイスに前記送信することが、
    前記取り込まれた音声またはビデオの送信の通信範囲および前記音声または前記ビデオの品質を増大させるために、情報パケットを時間ダイバーシティで重複させること
    を含むような動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成される、請求項10に記載の通信システム。
  15. 前記第1のデバイスプロセッサが、前記バックチャネルワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスから前記音声データまたは前記ビデオデータを前記受信することが、全二重モードで通信することを含むような動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成される、請求項11に記載の通信システム。
  16. 前記第1のデバイスプロセッサが、前記取り込まれた音声またはビデオを前記第1のモバイルデバイスから前記第2のモバイルデバイスに前記送信することが、半二重モードで通信することを含むような動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成される、請求項10に記載の通信システム。
  17. 前記第1のデバイスプロセッサが、
    前記第1のモバイルデバイスが前記第2のモバイルデバイスの通信範囲の外にあるかどうかを決定することと、
    前記第1のモバイルデバイスが前記第2のモバイルデバイスの通信範囲の外にあることを前記検出することに応答して、前記Miracastセッションまたは前記ワイヤレス通信リンクを再確立するのに適した通信メッセージを前記第2のモバイルデバイスに送ることと
    をさらに含む動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成され、
    前記第1のデバイスプロセッサが、前記Miracastセッションまたは前記ワイヤレス通信リンクを再確立するのに適した前記通信メッセージを前記第2のモバイルデバイスに前記送ることが、明示的なティアダウン要求が受信されるまで前記通信メッセージを繰り返し送ることを含むような動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成される、請求項10に記載の通信システム。
  18. 前記第1のデバイスプロセッサが、
    低信号強度状態を検出することと、
    前記低信号強度状態を前記検出することに応答して、テキストを取り込むことと、
    前記取り込まれたテキストを、リアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)チャネルを介してM3メッセージ内で前記第2のモバイルデバイスに送信することと
    をさらに含む動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成される、請求項10に記載の通信システム。
  19. 送受信機と、
    前記送受信機に結合され、
    Miracastインフラストラクチャを介して第2のモバイルデバイスに対するワイヤレス通信リンクをネゴシエートすることであって、前記第2のモバイルデバイスがプッシュツーセンド受信可能であるかどうかを決定することを含む能力ネゴシエーション動作を実行することを含む、ネゴシエートすることと、
    前記第2のモバイルデバイスがプッシュツーセンド受信可能であると決定することに応答して、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスとMiracastセッションを確立することと、
    プッシュツーセンドボタンの作動を検出することと、
    前記プッシュツーセンドボタンの前記作動を前記検出することに応答して、音声またはビデオを取り込むためにマイクロフォンまたはカメラを活性化することと、
    前記マイクロフォンまたは前記カメラによって取り込まれた前記音声または前記ビデオを、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスに送信することと
    を含む動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成されたプロセッサと
    を含むモバイルデバイス。
  20. 前記プロセッサが、
    前記Miracastインフラストラクチャを介して前記第2のモバイルデバイスに対するバックチャネルワイヤレス通信リンクを確立することと、
    前記バックチャネルワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスから送信された音声データまたはビデオデータを受信することと
    をさらに含む動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成される、請求項19に記載のモバイルデバイス。
  21. 前記プロセッサが、前記第2のモバイルデバイスがプッシュツーセンド受信可能であるかどうかを前記決定することが、
    プッシュツーセンドパラメータを含むM3通信メッセージを生成することと、
    前記M3通信メッセージを前記第2のモバイルデバイスに送信することと、
    前記プッシュツーセンドパラメータに加えられたプッシュツーセンド値を含む、更新されたM3通信メッセージを受信することと
    を含むような動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成される、請求項19に記載のモバイルデバイス。
  22. 前記プロセッサが、
    前記第2のモバイルデバイスから送信された前記音声または前記ビデオを受信することと、
    前記受信された音声またはビデオを、バッファリング持続時間の間、前記モバイルデバイスのバッファ内に記憶することと、
    前記バッファ内に記憶された前記音声または前記ビデオを取り出すことと、
    前記取り出された音声またはビデオを前記モバイルデバイスのスピーカまたは電子ディスプレイに出力することと、
    前記出力された音声またはビデオの再生品質を決定することと、
    前記再生品質に基づいて、前記バッファリング持続時間を調整することと
    をさらに含む動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成される、請求項19に記載のモバイルデバイス。
  23. 前記プロセッサが、前記マイクロフォンまたは前記カメラによって取り込まれた前記音声または前記ビデオを、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスに前記送信することが、モバイルデバイスから送信された音声またはビデオの通信範囲および前記音声または前記ビデオの品質を増大させるために、情報パケットを時間ダイバーシティで重複させることを含むような動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成される、請求項19に記載のモバイルデバイス。
  24. 前記プロセッサが、前記バックチャネルワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスから送信された前記音声データまたは前記ビデオデータを前記受信することが、全二重モードで通信することを含むような動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成される、請求項20に記載のモバイルデバイス。
  25. 前記プロセッサが、前記マイクロフォンまたは前記カメラによって取り込まれた前記音声または前記ビデオを、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスに前記送信することが、半二重モードで通信することを含むような動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成される、請求項19に記載のモバイルデバイス。
  26. 前記プロセッサが、
    前記モバイルデバイスが前記第2のモバイルデバイスの通信範囲の外にあるかどうかを検出することと、
    前記モバイルデバイスが前記第2のモバイルデバイスの通信範囲の外にあることを検出することに応答して、前記Miracastセッションまたは前記ワイヤレス通信リンクを再確立するのに適した通信メッセージを前記第2のモバイルデバイスに送ることと
    をさらに含む動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成され、
    前記Miracastセッションまたは前記ワイヤレス通信リンクを再確立するのに適した前記通信メッセージを前記第2のモバイルデバイスに前記送ることが、明示的なティアダウン要求が受信されるまで繰り返し実行される
    請求項19に記載のモバイルデバイス。
  27. 前記プロセッサが、
    低信号強度状態を検出することと、
    前記低信号強度状態を前記検出することに応答して、テキストを取り込むことと、
    前記取り込まれたテキストを、リアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)チャネルを介してM3メッセージ内で前記第2のモバイルデバイスに送信することと
    をさらに含む動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成される、請求項19に記載のモバイルデバイス。
  28. プロセッサ実行可能ソフトウェア命令が記憶された非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記プロセッサ実行可能ソフトウェア命令が、
    Miracastインフラストラクチャを介して第2のモバイルデバイスに対するワイヤレス通信リンクをネゴシエートすることであって、前記第2のモバイルデバイスがプッシュツーセンド受信可能であるかどうかを決定することを含む能力ネゴシエーション動作を実行するステップを含む、ネゴシエートすることと、
    前記第2のモバイルデバイスがプッシュツーセンド受信可能であると決定することに応答して、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスとMiracastセッションを確立することと、
    第1のモバイルデバイスのプッシュツーセンドボタンの作動を検出することと、
    前記プッシュツーセンドボタンの前記作動を前記検出することに応答して、音声またはビデオを取り込むために前記第1のモバイルデバイスのマイクロフォンまたはカメラを活性化することと、
    前記マイクロフォンまたは前記カメラによって取り込まれた前記音声または前記ビデオを、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスに送信することと
    を含む動作を、前記第1のモバイルデバイス内のプロセッサに実行させるように構成される、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  29. 前記記憶されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令が、
    前記Miracastインフラストラクチャを介して前記第2のモバイルデバイスに対するバックチャネルワイヤレス通信リンクを確立することと、
    前記バックチャネルワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスから送信された音声データまたはビデオデータを受信することと
    をさらに含む動作をプロセッサに実行させるように構成される、請求項28に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  30. 前記記憶されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令が、前記第2のモバイルデバイスがプッシュツーセンド受信可能であるかどうかを決定することが、
    プッシュツーセンドパラメータを含むM3通信メッセージを生成することと、
    前記M3通信メッセージを前記第2のモバイルデバイスに送信することと、
    前記プッシュツーセンドパラメータに加えられたプッシュツーセンド値を含む、更新されたM3通信メッセージを受信することと
    を含むような動作をプロセッサに実行させるように構成される、請求項28に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  31. 前記記憶されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令が、
    前記第2のモバイルデバイスから送信された前記音声または前記ビデオを受信することと、
    前記受信された音声またはビデオを、バッファリング持続時間の間、前記第1のモバイルデバイスのバッファ内に記憶することと、
    前記バッファ内に記憶された前記音声または前記ビデオを取り出すことと、
    前記取り出された音声またはビデオを前記第1のモバイルデバイスのスピーカまたは電子ディスプレイに出力することと、
    前記出力された音声またはビデオの再生品質を決定することと、
    前記再生品質に基づいて、前記バッファリング持続時間を調整することと
    をさらに含む動作をプロセッサに実行させるように構成される、請求項28に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  32. 前記記憶されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令が、前記マイクロフォンまたは前記カメラによって取り込まれた前記音声または前記ビデオを、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスに前記送信することが、前記第1のモバイルデバイスから送信された音声またはビデオの通信範囲および前記音声または前記ビデオの品質を増大させるために、情報パケットを時間ダイバーシティで重複させることを含むような動作をプロセッサに実行させるように構成される、請求項28に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  33. 前記記憶されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令が、前記バックチャネルワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスから送信された前記音声データまたは前記ビデオデータを前記受信することが、全二重モードで通信することを含むような動作をプロセッサに実行させるように構成される、請求項29に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  34. 前記記憶されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令が、前記マイクロフォンまたは前記カメラによって取り込まれた前記音声または前記ビデオを、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスに前記送信することが、半二重モードで通信することを含むような動作をプロセッサに実行させるように構成される、請求項28に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  35. 前記記憶されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令が、
    前記第1のモバイルデバイスが前記第2のモバイルデバイスの通信範囲の外にあるかどうかを検出することと、
    前記第1のモバイルデバイスが前記第2のモバイルデバイスの通信範囲の外にあることを検出することに応答して、前記Miracastセッションまたは前記ワイヤレス通信リンクを再確立するのに適した通信メッセージを前記第2のモバイルデバイスに送ることと
    をさらに含む動作をプロセッサに実行させるように構成され、
    前記Miracastセッションまたは前記ワイヤレス通信リンクを再確立するのに適した前記通信メッセージを前記第2のモバイルデバイスに前記送ることが、明示的なティアダウン要求が受信されるまで繰り返し実行される
    請求項28に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  36. 前記プロセッサが、
    低信号強度状態を検出することと、
    前記低信号強度状態を前記検出することに応答して、テキストを取り込むことと、
    前記取り込まれたテキストを、リアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)チャネルを介してM3メッセージ内で前記第2のモバイルデバイスに送信することと
    をさらに含む動作を実行するためのプロセッサ実行可能命令で構成される、請求項28に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  37. モバイルデバイスであって、
    Miracastインフラストラクチャを介して第2のモバイルデバイスに対するワイヤレス通信リンクをネゴシエートするための手段であって、前記第2のモバイルデバイスがプッシュツーセンド受信可能であるかどうかを決定することを含む能力ネゴシエーション動作を実行することを含む、ネゴシエートするための手段と、
    前記第2のモバイルデバイスがプッシュツーセンド受信可能であると決定することに応答して、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスとMiracastセッションを確立するための手段と、
    前記モバイルデバイスのプッシュツーセンドボタンの作動を検出するための手段と、
    前記プッシュツーセンドボタンの前記作動を前記検出することに応答して、音声またはビデオを取り込むためにマイクロフォンまたはカメラを活性化するための手段と、
    前記マイクロフォンまたは前記カメラによって取り込まれた前記音声または前記ビデオを、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスに送信するための送信機
    を含むモバイルデバイス。
  38. 前記Miracastインフラストラクチャを介して前記第2のモバイルデバイスに対するバックチャネルワイヤレス通信リンクを確立するための手段と、
    前記バックチャネルワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスから送信された音声データまたはビデオデータを受信するための手段と
    をさらに含む、請求項37に記載のモバイルデバイス。
  39. 前記第2のモバイルデバイスがプッシュツーセンド受信可能であるかどうかを前記決定するための手段が、
    プッシュツーセンドパラメータを含むM3通信メッセージを生成するための手段と、
    前記M3通信メッセージを前記第2のモバイルデバイスに送信するための手段と、
    前記プッシュツーセンドパラメータに加えられたプッシュツーセンド値を含む、更新されたM3通信メッセージを受信するための手段と
    を含む、請求項37に記載のモバイルデバイス。
  40. 前記第2のモバイルデバイスから送信された前記音声または前記ビデオを受信するための手段と、
    前記受信された音声またはビデオを、バッファリング持続時間の間、記憶するための手段と、
    前記記憶された音声またはビデオを取り出すための手段と、
    前記取り出された音声またはビデオを前記モバイルデバイスのスピーカまたは電子ディスプレイに出力するための手段と、
    前記出力された音声またはビデオの再生品質を決定するための手段と、
    前記再生品質に基づいて、前記バッファリング持続時間を調整するための手段と
    をさらに含む、請求項37に記載のモバイルデバイス。
  41. 前記マイクロフォンまたは前記カメラによって取り込まれた前記音声または前記ビデオを、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスに前記送信するための前記送信機、モバイルデバイスから送信された音声またはビデオの通信範囲および前記音声または前記ビデオの品質を増大させるために、情報パケットを時間ダイバーシティで重複させるための手段を含む、請求項37に記載のモバイルデバイス。
  42. 前記マイクロフォンまたは前記カメラによって取り込まれた前記音声または前記ビデオを、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスに前記送信するための前記送信機が、全二重モードで通信するための手段を含む、請求項37に記載のモバイルデバイス。
  43. 前記マイクロフォンまたは前記カメラによって前記取り込まれた音声またはビデオを、前記ワイヤレス通信リンクを介して前記第2のモバイルデバイスに前記送信するための前記送信機が、半二重モードで通信するための手段を含む、請求項37に記載のモバイルデバイス。
  44. 前記モバイルデバイスが前記第2のモバイルデバイスの通信範囲の外にあるかどうかを検出するための手段と、
    前記モバイルデバイスが前記第2のモバイルデバイスの通信範囲の外にあることを検出することに応答して、前記Miracastセッションまたは前記ワイヤレス通信リンクを再確立するのに適した通信メッセージを前記第2のモバイルデバイスに送るための手段と
    をさらに含み、
    前記Miracastセッションまたは前記ワイヤレス通信リンクを再確立するのに適した前記通信メッセージを前記第2のモバイルデバイスに前記送るための手段が、明示的なティアダウン要求が受信されるまで前記通信メッセージを繰り返し送るための手段を含む
    請求項37に記載のモバイルデバイス。
  45. 低信号強度状態を検出するための手段と、
    前記低信号強度状態を前記検出することに応答して、テキストを取り込むための手段と、
    前記取り込まれたテキストを、リアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)チャネルを介してM3メッセージ内で前記第2のモバイルデバイスに送信するための手段と
    をさらに含む、請求項37に記載のモバイルデバイス。
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