JP6016884B2 - 集束し交差する超音波を用いて組織を処理するための治療用プローブ - Google Patents

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Description

本発明は、複数の超音波トランスデューサ素子によって構成された超音波プローブを含み、高密度焦点式超音波(ハイフ)を放射することに適した装置の技術分野に関する。
本発明の主題は、集束超音波を用いた治療の分野で特に有利に適用され得る。
集束超音波治療が、熱的効果と音響空洞現象(l'activite de cavitation acoustique)との組み合せによって組織に生体損傷を与え得ること知られている。このような組織の損傷の形状は、使用される超音波プローブの放射面の形状に直接的に依存する。
例えば、従来の球面状のHIFU超音波トランスデューサの元来の幾何学的焦点は点状(ponctuelle)であるが、幾何収差が原因で、焦点領域は楕円形状を有している。また、トロイド形状(forme torique)のHIFUトランスデューサによれば、リング形状またはクラウン形状(forme d'anneau ou de couronne)の焦点領域が得られる。
超音波トランスデューサの形状に関わりなく、超音波トランスデューサの焦点を合わせれば合わせるほど、焦点領域における空間分解能および生体損傷が好適化される。このことにより、焦点領域に存在する組織に隣接する組織が保護されるのであるが、損傷の体積が減少し、結果として治療時間が長期化してしまう。
治療時間を短くするためには、各超音波パルスを印加することによる生体損傷の体積を増加させる必要がある。この目的で、種々の解決策が検討されている。例えば、超音波トランスデューサの開口を小さくすることよって焦点の体積を増加させることができる。しかし、そのようにすると、超音波の経路における音圧勾配も小さくなり、トランスデューサと焦点領域との中間における組織の領域がより大きな熱にさらされてしまう。
他の解決策では、動作周波数を低くすることにより焦点の体積を増加させる。しかし、超音波の周波数を低くすると、吸収されるエネルギーも小さくなり、結果として組織内に集まる熱も小さくなる。
超音波トランスデューサによって放射される音響出力を大きくすることも考えられる。しかし、そのようにすると、焦点領域とトランスデューサとの間に位置する組織の領域が、より大きな音響出力にさらされ、目標領域外で損傷が発生する可能性がある。
米国特許第5873845号明細書は、焦点領域が広がるように、超音波トランスデューサの前方に屈折レンズを配置するという他の解決策を提案している。この解決策はシンプルで経済的であるが、この解決策では限定的な効果しか得られず、放射された音響エネルギーの一部をレンズが吸収してしまう。
欧州特許第0214782号明細書には、球面状の幾何形状を有するトランスデューサから環状の焦点を得ることを可能とするレンズを備えた超音波トランスデューサに関する他の解決策が記載されている。この特殊な構成は、焦点領域をリングのサイズにまで広げることを可能とするが、複数の超音波ビームの交差部に由来する重複領域をトランスデューサの焦点面の向こう側におけるトランスデューサの中心軸上の位置に生じさせる。この文献は、二次損傷のリスクを排除する目的で、上記の重複領域における圧力場を低減させるシステムを提供している。
非特許文献55009820には、対称軸から離間した位置に曲率中心を有する凹曲線部分を、対称軸の周囲で回転させることによって得られる回転放射面を含む治療用(therapie)プローブが記載されている。この放射面は、一断面において、対称軸について対称である2つの凹曲線部分を有しており、凹曲線部分の各々は、曲率中心と当該凹曲線部分の中心とを通過する音響軸を有している。
このようなトランスデューサは、一方で、焦点面によって範囲が定められる超音波の焦点のリングをもたらし、他方で、複数の超音波ビームが交差する領域をもたらす。この文献から明らかであるように、第2の圧力のピークに対応する複数の超音波ビームが交差する領域は、焦点面の後方に位置している。
米国特許出願公開第2009/230823号明細書には、個別に駆動させられ得る一連の超音波トランスミッタを含む球面状の放射面を有するトランスデューサを含む治療用プローブが記載されている。一群のトランスデューサは、共通の焦点に向かうように方向づけられる。トランスデューサが共焦点型であれば、複数の音響トランスデューサの軸は、一点に集まる。
本発明は、超音波で処理する必要のない隣接する生体領域を保護しつつも生体損傷の体積を比較的大きくすることに適した新たな治療用プローブを提案することにより、種々の従来技術の欠点を解消することを目的とする。
上記の目的を達成するために、集束する超音波を用いて組織を処理するための治療用プローブは、放射面に分布する(repartis)複数の超音波源によって構成され、焦点面において拡がる第1の焦点領域に超音波を集束させるトランスデューサを含み、放射面は、一断面において、有限長を有し、対称面または対称軸について対称である2つの凹曲線部分を有し、凹曲線部分の各々は、当該凹曲線部分の曲率中心と当該凹曲線部分の中心とを通過する音響軸を有し、放射面は、凹曲線部分の一方を対称軸の周囲で回転させることによって、または曲線部分の両方を該曲線部分を含む断面に垂直な方向に平行移動させることによって得られるものである、こととする。
本発明では、
・断面において、2つの凹曲線部分は、重複することなく互いに交差する第1の円および第2の円の各弧に沿い、凹曲線部分の一方は、第2の円の内側に位置する第1の円の弧に沿い、2つの凹曲線部分の他方は、第1の円の内側に位置する第2の円の弧に沿い、
・曲線部分の各々は、第1の焦点領域と放射面との間における対称軸または対称面と交差する音響軸を有し、これらの音響軸は、放射面の複数のビームが交差して第1の焦点領域と放射面との間であって焦点面から離間した位置に第2の焦点領域が形成されるように、第1の焦点領域において1mmから50mmの範囲の離間距離だけ互いに離間し、
・放射面は、対称軸または対称面の両側で延びる対称な部分が10mmから120mmの範囲の内側距離だけ互いに離間した内縁を有し、第2の焦点領域を放射面から離間させている。
また、本発明に係る治療用プローブは、下記の追加の特徴の1および/または複数の組み合わせをさらに有していてもよい。
・放射面は、対称軸または対称面の両側で延びる対称な部分が30mmから300mmの範囲の外側距離だけ互いに離間した外縁を含む。
・放射面における内縁は、超音波イメージングプローブを取り付けるための溝の範囲を定める(le bord interne delimite dans la face d'emission, un logement pour le montage d'une sonde d'imagerie ultrasonore)。
・凹曲線部分の各々は凹状の円の弧の部分である。
・第1の焦点領域がクラウン形状を有するように、放射面は、凹曲線部分の一方を対称軸の周囲で回転させることにより得られるトロイド形状を有する。
・放射面は、対称軸について対称に切り取られている(est tronquee)。
・第1の焦点領域が二重線形状(une forme lineaire double)を有するように、放射面は、曲線部分の両方を、有限長にわたって当該曲線部分を含む断面に垂直な方向に平行移動させることによって得られる筒状の幾何形状を有する。
本発明はまた、集束する超音波を放射することによって組織を処理するための治療用装置であって、超音波が第1の焦点領域において集束し、第1の焦点領域と放射面との間に位置する第2の焦点領域が得られるように、制御回路の一部である信号発生器によって送信された信号によって駆動される超音波源を有する治療用プローブを含む治療用装置に関する。
種々の他の特徴は、添付の図面を参照しながら以下の明細書から明らかとなり、これらは本発明の非限定的実施形態を示す。
図1は、本発明に係る治療用プローブのブロックダイアグラムである。 図2は、本発明に係るトロイド状の治療用プローブの斜視図である。 図2Aは、図2に示す本発明に係るトロイド状の治療用プローブの横断立面図である。 図3は、切り取られたトロイド状の治療用プローブの斜視図である。 図4は、2つの筒状部分からなる治療用プローブの斜視図である。 図5は、図4に示す治療用プローブの横断立面図である。
図1からより明らかとなるように、本発明の主題は、一般的な意味で、高密度焦点式超音波(ハイフ)を用いて生体の組織を処理することに適した治療用装置Iの一部である治療用プローブ1に関する。具体的に、治療用プローブ1は、1または複数の超音波源3、例えばピエゾ素子等、を含むトランスデューサ2を含んでいる。超音波源3は、同軸ケーブル5によって、増幅段6を介して、超音波源3を駆動させる信号を送信する制御回路7に接続されている。制御回路7の実現は当業者の技術的知識の一部であるため、制御回路7の詳細な説明は割愛する。典型的には、制御回路7は、増幅段6を介して超音波源に接続される制御信号発生器を含んでいる。
トランスデューサ2は、第1の焦点領域Z1において集束する超音波を放射する表面8を有しており、第1の焦点領域Z1の幾何形状は、超音波トランスデューサの放射面の形状に依存する。
図1から図3に示す例では、第1の焦点領域Z1は、焦点面Pfにおいて拡がるリング形状またはクラウン形状をなしており、図4に示す例では、第1の焦点領域Z1は、焦点面Pfにおいて延びる二重線形状を有している。
図1から図3に示す例示的実施形態では、超音波トランスデューサ2の放射面8は、焦点面Pfに曲率中心Cを有する有限長の凹曲線部分s1を、対称軸Sの周囲で回転させることによって得られる回転面である。曲率中心Cは、対称軸Sに関して上記曲線部分s1の反対側に位置している。曲率中心Cおよび凹曲線部分s1の中心を通過する音響軸または焦点軸は、焦点面Pfと放射面8との間で対称軸Sと交差する。上記放射面8の幾何形状は、交差トロイド形状(geometrie torique croisee)であると考えることができる。
図2および図2Aから明らかであるように、断面(plan de profil)Ppにおいて、放射面8は、対称軸Sについて対称である2つの凹曲線部分s1を有している。放射面8の凹部分s1の各々は、放射面8からみて対称軸Sの向こう側に位置する第1の焦点領域Z1の一地点で超音波を集束させる。すなわち、図2の右側に位置する曲線部分s1は、第1の焦点領域Z1における左側で超音波を集束させ、逆もまた同様である。
図2および図2Aに示されているように、断面Ppにおいて、放射面8は、中心Cを有する第1の円E1の弧と、第1の円E1の中心とは異なる別の中心Cを有する第2の円E2の弧とに沿う2つの凹曲線部分s1を含んでいる。第1の円E1および第2の円E2は、重複することなく互いに交差している。2つの凹曲線部分s1の一方(図2および図2Aの左方)は、第2の円E2の内側に位置する第1の円E1の弧に沿っている。同様に、2つの凹部分s1の他方(図2および図2Aの右方)は、第1の円E1の内側に位置する第2の円E2の弧に沿っている。
先の記載は、第1の焦点領域Z1が離間径(diametre d'ecartement)Deの環形状を有することを示している。1つの有利な特徴によれば、2つの対称な曲線部分s1の音響軸は、焦点面Pfにおいて、1mmから50mmの範囲の離間径Deだけ互いに離間している。
なお、放射面8における2つの部分が対称軸Sについて対称に位置するという上記の条件下では、対応する音響軸は、第1の焦点領域Z1と放射面8との間に位置する共通の交差点(point d'intersection commun)Iにおいて、対称軸Sに交差する。放射面8の複数のビームは、第1の焦点領域Z1と放射面8との間に位置する第2の焦点領域Z2を形成するように交差している。複数の超音波ビームの重複領域である第2の焦点領域Z2は、2つの特徴的な寸法、すなわち、径φと長さhとを有している(図2)。
図1により具体的に示されている別の特徴によれば、放射面8は、対称軸Sを中心とした切り欠きまたは開口10を有している。放射面8は、切り欠き10の範囲を定める内縁81を有している。内縁81における対称軸Sについて対称な部分は、10mmから120mmの範囲の内側距離Diだけ互いに離間している。すなわち、2つの曲線部分の内縁81における対称軸Sについて対称な部分は内側距離Diだけ互いに離間しているため、第2の焦点領域Z2を放射面8から離間させることに加え、長さhを変化させつつ径φを変化させることが可能となる。
図2に明示しているように、第2の焦点領域Z2は焦点面Pfの下方に位置しているため、トランスデューサの焦点面Pfとトランスデューサの放射面8との間に音響エネルギーを取り込む(ramener)ことが可能となる。有利には、超音波の重複領域である第2の焦点領域Z2は、大きな生体損傷を形成することに使用される。
この技術は、焦点面Pfとトランスデューサ2との間に介在する生体構造を保護することを優先するべく、トランスデューサから離間した位置、具体的には焦点面Pfの向こう側に音響エネルギーを集めることを推奨する従来の手法とは一線を画する。本発明の利点は、焦点面Pfの下方に位置する複数のビームの重複領域を処理領域として用いつつ、焦点面の向こう側において複数の超音波ビームが交差することによって処理されるべき組織の幾何形状とは無関係であり先鋭で無秩序な幾何形状を有する二次損傷が引き起こされることを防止することにある。本発明は、第1の焦点領域Z1と第2の焦点領域Z2との組み合わせにより与えられる損傷の幾何形状を調整することを可能にする。
第2の焦点領域Z2の寸法φおよびhは、内縁81における対向する部分が離間する内側距離Diによっても調整できる。なお、この点に関し、有利には、内縁81は、超音波イメージングプローブを取り付けるための溝の範囲を定める。外側距離Dsは、第2の焦点領域Z2を焦点面Pfから離間させることを可能とする。つまり、第2の焦点領域Z2は、焦点面Pfに接していない。他の一実施形態では、第2の焦点領域Z2と第1の焦点領域Z1とが互いに区別されている、すなわち離間している。
さらに、第2の焦点領域Z2の寸法は、放射面8の縁を規定する外縁82における、対称軸Sについて対称な部分の間の外側距離Dsによっても調整できる。有利には、外縁82における対称軸の両側で延びる対称な部分は、30mmから300mmの範囲の外側距離Dsだけ互いに離間している。
図1および2に示す別の有利な実施形態では、凹曲線部分s1の各々は、凹状の円の弧の部分である。図1および2に示す例では、放射面8は、例えば、対称軸Sについて互いに同心状に設けられた一連の超音波トランスデューサ素子3を含む、完全な回転面である。当然ながら、図3に示すように、例えば5mmから250mmの範囲の長さを有する交差トロイドの一部にトランスデューサの範囲が制限されるように(afin que le transducteur se limite a une portion d'un tore croise)、放射面8を対称軸Sについて対称に切り取ることも考えられる。この例示的な実施形態では、トランスデューサ2は、各々がリング部分またはクラウン部分を構成するように対称軸Sについて互いに同心状に設けられた一連の超音波トランスデューサ素子3を有している。
図4および5は放射面8の他の実施形態を示し、この放射面8は、2つの対称な曲線部分s1を、2つの曲線部分s1を含む断面Ppに垂直な方向Xに平行移動させることによって得られるものである。この平行移動は、方向Xについて、放射面8の所望サイズに適合した限られた長さにわたって実行されるものである。図1および2に示す例では、放射面8は回転面であるのに対し、この他の実施形態では、放射面8は、擬似円筒形状、筒形状または2つの筒状部からなる形状を有している。ただし、図2と図5とで対比されるように、断面では、図4および5に示す放射面8は、図1および2に示す放射面8と同じ幾何的な特徴を有している。
曲線部分s1の各々は、凹形状と有限長とを有している。2つの曲線部分s1は、断面Ppに垂直な対称面A1について対称である。曲線部分s1の各々は、第1の焦点領域Z1と放射面8との間において対称面A1と交差する音響軸を有している。放射面8の曲線部分s1の各々は、放射面8からみて対称面A1の向こう側に位置する第1の焦点領域Z1における一地点において、超音波を集束させる。面タイプの対称の場合には、第1の焦点領域Z1は、二重線形状を有している。放射面8の各部分は、焦点面Pfにおいて方向Xに平行に延びる直線部分に沿って、対称面A1の向こう側で集束させる。
2つの対称な曲線部分s1の音響軸は、第1の焦点領域Z1において、上述の特徴と同様に内側距離Deだけ離間している。また、この変形例によれば、第1の焦点領域Z1と放射面8との間に位置する第2の焦点領域Z2が形成される。第2の焦点領域Z2は、図1および2に関して記載したものと同じ特徴を有している。
先の記載では、放射面8は、トランスデューサ2の一部として示されている。当然ながら、放射面8は、トランスデューサによって構成されていてもよいが、反射体、音響レンズ等の表面によって構成されていてもよいことは自明である。

Claims (8)

  1. 集束する超音波を用いて組織を処理するための治療用プローブであって、
    放射面(8)に分布する複数の超音波源(3)によって構成され、焦点面(Pf)において拡がる第1の焦点領域(Z1)に超音波を集束させるトランスデューサ(2)を含み、前記放射面(8)は、一断面(Pp)において、有限長を有し、対称面(A1)または対称軸(S)について対称である2つの凹曲線部分(s1)を有し、凹曲線部分(s1)の各々は、前記凹曲線部分(s1)の曲率中心(C)と前記凹曲線部分(s1)の中心とを通過する音響軸(a)を有し、前記放射面(8)は、前記凹曲線部分(s1)の一方を前記対称軸(S)の周囲で回転させることによって、または曲線部分(s1)の両方を該曲線部分を含む前記断面(Pp)に垂直な方向(X)に平行移動させることによって得られるものであり、
    ・前記断面(Pp)において、前記2つの凹曲線部分(s1)は、重複することなく互いに交差する第1の円(E1)および第2の円(E2)の各弧に沿い、前記凹曲線部分(s1)の一方は、前記第2の円の内側に位置する前記第1の円の前記弧に沿い、前記2つの凹曲線部分(s1)の他方は、前記第1の円の内側に位置する前記第2の円の前記弧に沿い、
    ・曲線部分(s1)の各々は、前記第1の焦点領域(Z1)と前記放射面(8)との間における前記対称軸(S)または前記対称面(A1)と交差する音響軸(a)を有し、これらの音響軸(a)は、前記放射面(8)の複数のビームが交差して前記第1の焦点領域(Z1)と前記放射面(8)との間であって前記焦点面(Pf)から離間した位置に第2の焦点領域(Z2)が形成されるように、前記第1の焦点領域(Z1)において1mmから50mmの範囲の離間距離(De)だけ互いに離間し、
    ・前記放射面(8)は、前記対称軸(S)または前記対称面(A1)の両側で延びる対称な部分が10mmから120mmの範囲の内側距離(Di)だけ互いに離間した内縁(81)を含み、前記第2の焦点領域を前記放射面から離間させていることを特徴とする治療用プローブ。
  2. 前記放射面(8)は、前記対称軸または前記対称面の両側で延びる対称な部分が30mmから300mmの範囲の外側距離(Ds)だけ互いに離間した外縁を含むことを特徴とする、請求項1に記載の治療用プローブ。
  3. 前記放射面(8)における前記内縁(81)は、超音波イメージングプローブを取り付けるための溝の範囲を定めること特徴とする、請求項1に記載の治療用プローブ。
  4. 凹曲線部分(s1)の各々は、凹状の円の弧の部分であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の治療用プローブ。
  5. 前記第1の焦点領域(Z1)がクラウン形状を有するように、前記放射面(8)は、前記凹曲線部分(s1)の一方を前記対称軸(S)の周囲で回転させることにより得られるトロイド形状を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の治療用プローブ。
  6. 前記放射面(8)は、前記対称軸(S)について対称に切り取られていることを特徴とする、請求項5に記載の治療用プローブ。
  7. 前記第1の焦点領域(Z1)が二重線形状を有するように、前記放射面(8)は、曲線部分の両方を、有限長にわたって当該曲線部分を含む前記断面(Pp)に垂直な方向(X)に平行移動させることによって得られる筒状の幾何形状を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の治療用プローブ。
  8. 集束する超音波を放射することによって組織を処理するための治療用装置であって、超音波が第1の焦点領域(Z1)において集束し、前記第1の焦点領域(Z1)と前記放射面(8)との間に位置する第2の焦点領域(Z2)が得られるように、制御回路(7)の一部である信号発生器によって送信された信号によって駆動される超音波源(3)を有する請求項1〜7のいずれか1項に記載の治療用プローブを含む治療用装置。
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